JP5596778B2 - ランダム・アクセス・ネットワークの実現可能なレート領域のオンライン計算のための装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ランダム・アクセス・ネットワークに関し、より正確には、このようなネットワークの実現可能なレート領域の計算に関する。
ここでの「ランダム・アクセス・ネットワーク」は、例えば、ALOHAやキャリア検知多重アクセス(CSMA:Carrier Sense Multiple Access)などのような、ランダム・アクセス(または、「コンテンション・ベースの(contention−based)」)媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)プロトコルに基づいてノードが動作するネットワークを意味する。従って、固定(通信)ネットワークの場合もあれば、無線(通信)ネットワークの場合もあり、特に、IEEE802.11ネットワーク(即ち、例えばWiFiタイプの無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network))である。
以下の説明において、リンクの「出力レート」は、このリンクの「スループット」に相当し、リンクの「最大出力レート」は、このリンクの「最大スループット」または「キャパシティ」に相当し、「バックログされたモードにおける送信」は、「最大入力レートでの送信」に相当するものとする。
当業者にとっては公知であるが、世界中の都市部または農村部に配置される上述したネットワークのうちの幾つか、特に、802.11マルチホップ無線メッシュ・ネットワークは、低コストのインターネット・アクセスおよび新しいコミュニティのアプリケーションを可能にする。
ランダム・アクセス・ネットワークは、無線媒体に対する送信のアービトレーションを行う単純な分散型の媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)プロトコルなどの利点を提供する。しかしながら、これらは、予測可能性の欠如、公平性の欠如、または、完全な枯渇などのよく知られたパフォーマンスの問題による制約を受ける。これらの問題は、ランダム・アクセスMACプロトコル(さらに、特にIEEE802.11のプロトコル)とプロトコル・スタックのより上位層とのシナジーが悪いことによる。幾つかの解決法が提案されているが、大抵のものは、MACプロトコルや、TCPのようなより上位層のレガシーな(旧来の)プロトコルの変更を必要とする。
これらの解決法は、スループット予測の解決法、キャパシティ推定の解決法、さらに、プロトコルの解決法の3つのカテゴリーに分類することができる。以下、IEEE802.11の解決法について焦点を当てるが、上述したように、本発明は、このタイプのネットワークに限定されるものではない。
802.11ランダム・アクセス・マルチホップ・ネットワークにおけるスループット予測のために幾つかのモデルが提案されている。これらの多くは、シングルホップ・ネットワークにおけるIEEE802.11のバイナリ指数バックオフ(binary exponential backoff)の効果を得るものである、G.Bianchi氏の文献「IEEE802.11分散協調機能のパフォーマンス分析(Performance analysis of the IEEE802.11 distributed coordination function)」、通信における選択領域についてのIEEEジャーナル(IEEE Journal on Selected Areas in Communications)、18(3):535−547、2000年3月、に記載されている第1の解決法、さらに、マルチホップ・ネットワークにおけるキャリア検知の効果を得るものである、R. Boorstyn氏らの文献「マルチホップCSMAパケット無線ネットワークにおけるスループット分析(Throughput Analysis in Multi−hop CSMA Packet Radio Networks)」、通信についてのIEEEトランザクション(IEEE Transactions on Communications)、35(3):267−274、1987年3月、の文献に記載されている第2の解決法に基づくものである。
これらのモデルは、干渉をモデル化する際の精度が異なり(純粋にジオメトリに基づいているか、実際の測定に裏付けられている)、さらに、予測パワーが異なる(シングルホップ・スループット予測またはマルチホップ・スループット予測)。これらのモデルは、2つの理由で運用可能なマルチホップ802.11ネットワークとしては実用的でない。まず、これらのモデルのうちの多くは、スループットのための閉形式表現を提供するものではなく、従って、最適なマルチホップ・スループットを予測するために定義された実現可能なレート領域の網羅的なサーチを行わなければならない。このサーチは、精度を潜在的に低下させる可能性を伴う非線形制約によって実現性が特徴付けられる場合を除けば、フローの数の増加に伴い、受け入れられないほど高価になることがある。第2に、全ての既存の測定ベースのモデルは、全てのリンクが特定のパターンでバックログして起動される別個の測定段階を必要とする(個々のノードの起動またはペアワイズ(pair−wise)・リンク起動)。結果として、これらは、O(N)測定またはO(L)測定を必要とし、各測定は、通常、必要な統計を収集するのに数秒必要とする。実際には、これにより、メッシュ・ネットワークのダウンタイムが延長され、測定と通常の動作との間での切り替えのための追加的な信号送信メカニズムを有することにより、ネットワーク動作が複雑となる。
近年では、N.Ahmed氏らの文献「RF干渉のオンライン推定(Online Estimation of RF Interference)」、Proc. ACM CoNEXT、マドリッド、スペイン、2008年12月、においては、クライアント−APの無線LANにおけるこれらの測定時間を大幅に低減することが可能な新しい技術が提案されているが、この新しい技術は、マルチホップ無線メッシュ・ネットワークには適用できるものではなく、広範なファームウエアの変更を必要とする。
本発明の目的は、ランダム・アクセス・ネットワークにおける(即ち、ランダム・アクセスMACプロトコルを使用した)実現可能なレート領域の決定(または計算)を可能にする方法およびその方法に関連する装置を提供することにある。この方法は、レガシーな(旧来の)プロトコルの変更が不要であり、広く利用可能なトラフィック・シェーパやレート・リミッタを用いて今日の配置構成で容易に実施することができる(または、組み込むことができる)。
より正確には、本発明は、ランダム・アクセスMACプロトコルを使用し、複数のノードとこれらのノード間のリンクとを含むネットワークにおける実現可能なレート領域をオンラインで計算することを意図した方法を提供する。実現可能なレート領域の計算により、アドミッション制御やネットワーク最適化のようなアプリケーションが可能となる。
ここで、「実現可能なレート領域(feasible rates region)」とは、所与の時間にランダム・アクセス・ネットワークによって同時に維持可能なレートのセット(集合)を意味する。実現可能なレート領域のより正式な定義は、固有のリンク・パケット損失レート(p)によってのみスケールダウンされる入力レートから生ずる全ての達成可能な出力レート(または、スループット)の集合である。固有のパケット損失レートは、リンクが単独でバックログされたモードで(即ち、最大入力レートで)送信する際に測定または推定される。固有のパケット損失レートpが零である特別の場合において、実現可能なレート領域は、対応する入力レートと等しい全ての出力レート(または、スループット)の集合である。
この方法は、
i)各リンクについて、このリンクが単独で最大入力レートで(即ち、バックログされたモードで)送信を行う際に、最大出力レート(または、最大スループットもしくは最大キャパシティ)に対応する一次端点を決定するステップと、
ii)これらの一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって二次端点を決定するステップであって、これらの一次端点および二次端点は、実現可能なレート領域の境界を形成する、このステップと、を含む。
本発明の方法は、別個に、または、組み合わされて考慮される追加的な特徴、特に、以下の特徴を含む。
ステップi)において、一次端点をオンラインで決定することができる。
ステップi)において、リンクの各一次端点は、このリンクが単独で最大入力レート(または、バックログされたモード)で送信を行う際に達成される最大出力レートに対応することがある。
最大出力レート(または、キャパシティ)を計算するために、まず、ネットワーク層ブロードキャスト・プローブによって、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)プロトコルが経験するパケット損失レートをオンラインで測定し、次に、チャンネル損失レートを生成するために、チャンネル損失レート推定器を使用して測定されたパケット損失レート内にクロス・トラフィックにより発生するコリジョンをフィルタ除去し、次に、チャンネル損失レートに最大出力レートを関連付けるキャパシティ表現を使用することができる。
最大出力レートは、最大ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP:User Datagram Protocol)出力レートとなることがある。
ステップii)において、
a)ペアの2つのリンク間の各干渉が他のペアのリンク間の干渉から独立しているものとみる、ペアワイズ(pair−wise)干渉、さらに、
b)ペアの2つのリンクが相互に排他的に干渉するか、または、干渉しない、バイナリ干渉を想定し、
一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって二次端点を決定することができる。
ステップii)において、各頂点が単方向リンクに対応し、ペアの頂点の間の各エッジが、このペアの頂点に対応するペアの単方向リンクの間の干渉に対応する、ネットワークのコンフリクト・グラフを作成することができ、コンフリクト・グラフの頂点の最大独立集合から二次端点を決定することができる。
コンフリクト・グラフ上での独立集合列挙アルゴリズムまたはコンフリクト・グラフのコンプリメント上での最大クリーク列挙アルゴリズムによって、頂点の各最大独立集合を決定することができる。
選択された干渉モデルは、バイナリ・リンク干渉比(LIR:Link Interference Ratio)干渉モデルとなることがある。
さらに、本発明は、ランダム・アクセスMACプロトコルを使用し、複数のノードと、ノードの間のリンクとを含むネットワークにおける実現可能なレート領域をオンラインで計算するように意図された装置を提供する。この装置は、
各リンクについて、リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に、最大出力レート(または、キャパシティ)に対応する一次端点を決定するように構成された第1の計算手段と、
これらの一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって二次端点を決定する第2の計算手段であって、これらの一次端点および二次端点は、実現可能なレート領域の境界を形成する、この第2の計算手段と、を含む。
この装置には、ノードによって提供されるチャンネル損失レート、ノード間の近隣関係、ルーティング行列、さらに、一次端点および二次端点から、ネットワークのための目標出力レートの集合を計算するように構成された第3の計算手段をさらに含めることができる。
この第3の計算手段は、ルーティング行列、さらに、一次端点および二次端点に基づいた制約を受ける目標出力レートの効用関数を最適化することによって、ネットワークの目標出力レートの集合を計算し、次に、計算した集合から、関連するノードがソースとなる出力レートの部分集合を選択し、選択された部分集合のこれらの出力レートに対応する最適化された入力レートを生成するように構成させることができる。
この装置には、生成され、最適化された入力レートに従って、関連するノードでのフローのレートを制限するように構成された制御手段をさらに含めることができる。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な明細書および添付の図面を検討することによって明確になるであろう。
本発明に従った例示的な実施の形態の装置を備えた5つのネットワーク機器(または、ノード)を含むネットワークの例を模式的且つ機能的に示す図である。 実現可能なレート領域の例を模式的に示す図である。
添付図面は、本発明を完全にするだけでなく、必要であれば、その定義に寄与するものである。
本発明の目的は、ランダム・アクセス・ネットワーク(WN)(即ち、ランダム・アクセスMACプロトコルを使用したネットワーク)における実現可能なレート領域をオンラインで計算するように意図された方法およびその方法に関連する装置(D)を提供することを目的とする。
以下の説明において、ネットワーク(WN)は無線タイプのものであり、より正確には、IEEE802.11ネットワーク(例えば、WiFiネットワーク)であることを想定する。しかしながら、本発明はこのタイプのネットワークに限定されるものではない。実際、本発明は、ランダム・アクセスMACプロトコルを使用するノード(または、ネットワーク機器)を含むどのようなタイプのネットワークにも関する。従って、ネットワークが固定ネットワークとなる場合もある。
さらに、以下の説明において、無線ネットワーク(WN:wireless network)は、マルチホップ・タイプのものであると考える。従って、図1に例示されているように、無線ネットワークは、無線ルータや、各無線ルータ間に接続され(またはリンクされ)、ノードを形成するアクセス・ポイントNEiを含む。しかしながら、本発明はこのタイプの無線ネットワークに限定されるものではない。実際、ネットワークは、シングルホップ・タイプの無線ネットワークに関する。即ち、ネットワークは、ユーザ(またはクライアント)に対して無線通信機器を提供し、ノードを形成する基地局(または、これに相当する無線ネットワーク機器)を含む。シングルホップ・タイプの無線ネットワークは、マルチホップ・タイプの無線ネットワークの特定の場合のものであると考えることができよう。
図示された例においては、ノード・インデックスiは、1〜5に変化するが、ノードNEiの数は、5より大きくてもよいし、小さくとも良い。
上述したように、本発明は、ネットワークWNにおける実現可能なレート領域をオンラインで計算するように意図された方法を提案する。
ここでの「実現可能なレート領域」は、所与の時間にネットワーク(WN)によって同時に維持可能な全てのレートの集合を意味する。
802.11MACプロトコルは、或る期間Tに渡って(負荷を表す)リンク入力レートxを(スループットを表す)リンク出力レートyにマッピングする関数f、y=f(T)(x)であるとみなすことができる。xに制約がない場合、さらに、ノードNEiが公称無線帯域幅で送信を行うことができる場合には、各リンクの出力レートは、一般的には、干渉および悪いチャンネル状態により、入力レートよりも小さい。これらの2つの原因は、MACバックオフおよび再送信遅延、またはバッファのオーバフロー、MACコリジョンもしくは悪い無線チャンネル状態から生ずるネットワーク層パケット損失として現れる。
上記に基づくと、実現可能なレート領域の正式な定義は、以下のように、固有のリンク・パケット損失レート・ベクトルp=(p,・・・,p,・・・,p)によってのみスケールダウンされる制約のある入力レート・ベクトルx(x,・・・,x,・・・,x)から生ずる全ての出力レート・ベクトルy=(y,・・・,y,・・・,y)の集合である。各リンクl=1,・・・,Lについて、y=(1−p)xであり、パケット・ロス損失p=(p,・・・,p,・・・,p)は、リンクが単独で最大入力レートで(または、バックログされたモードで)送信する場合に、最大出力レート(または、キャパシティ)と同様に測定される。固有パケット損失レートPが零である特別な場合には、実現可能なレート領域は、対応する入力レートと等しい全ての出力レートの集合である。
なお、上述した方法と同様に、L個のリンクのレート・ベクトルy=(y,・・・,y,・・・y)の代わりに固定されたルートを用いたS個のマルチホップ・フローのレート・ベクトルy=(y,・・・,y,・・・,y)にも実現可能なレート領域の定義が拡張される。リンクの固有パケット損失がこれらのフローのマルチホップ・ルートの固有パケット損失p=(p,・・・,p,・・・,p)に置き換えられるという差のみが存在する。各ルートsの損失レートpは、例えば、関係式
Figure 0005596778
によって、ルートs内の各リンクの測定されたチャンネル損失レートpに基づいて推定することができる。
本発明によれば、この方法は、少なくとも部分的には、本発明に従った少なくとも1つの装置Dによって実施することができる。
図1において模式的に示されているように、本発明に従った装置Dは、ネットワークWNのノードを形成する幾つかの(好ましくは、各々の)ネットワーク機器NEi内に位置させることができる。しかしながら、この装置Dもまた、ネットワーク・ノードNEiに結合されたネットワーク機器または要素であったり、管理機器など、ネットワークWNに結合されたネットワーク機器であったりする場合がある。
従って、装置Dは、少なくとも部分的には、ソフトウエア・モジュールからなるものでもよく、または、電子回路やハードウエア・モジュールからなるものでもよく、または、ハードウエア・モジュールおよびソフトウエア・モジュールを組み合わせたものであってもよい(この場合、装置Dは、さらに、ハードウエア・モジュールとソフトウエア・モジュールの間の相互作用を可能にするソフトウエア・インタフェースを含む)。
複数の装置Dが各ノードNEiに分配配置される場合には、これらの装置Dの各々がノードNEiのための実現可能なレート領域を決定する。ネットワーク全体、またはネットワークの一部に1つの装置Dのみが存在する場合には、この集中配置された装置が全てのネットワーク・ノードNEiまたはネットワークの一部に属する各ノードのための実現可能なレート領域を決定する。
本発明に従った方法は、実現可能なレート領域の境界を形成する一次端点および二次端点を決定することを目的とする2つの主ステップを含む。
実現可能なレート領域は、凸多面体によってモデル化することができる。この実現可能なレート領域は、K個の端点c[k]=(ck1,・・・,CKL)によって特徴付けられる。ここで、k=1〜Kであり、lは、2つのノードNEi(l=1〜L)の間のリンクを表す。凸包(または境界)を含む多面体内部に存在する出力レートy=(y,・・・,y)の集合はどのようなものでも実現可能である。
本発明によれば、以下に詳細に説明するように、この多面体の凸包(または境界)内の各ポイントc=(c,・・・,c)は、多面体境界(または、ネットワークの実現可能なレート領域の境界)を形成するK個の端点c[k]の線形な組み合わせとして決定される。従って各(非端)点c=(c,・・・,c)は、関係式
Figure 0005596778
によって表すことができる。
実現可能なレート領域の非常に単純で非限定的な例が図2に示されている。この例においては、リンクLの数は2であり、実現可能なレート領域の境界を形成する端点Kの数は4である。この例においては、c[1]=(c11,0)、c[2]=(0,c22)、c[3]=(c31,c32)、さらに、c[4]=(c41,c42)は、実現可能なレート領域の境界を形成する4つの端点であり、この実現可能なレート領域は、矩形領域(「独立領域」と呼ばれる)に含まれる。境界に属する非端点c=(c1,c2)は、K個の端点の線形な組み合わせであり、「時分割領域」は、リンクが干渉するが、相互に排他的な方法でスケジューリングされる実現可能なレート領域の一部である。従って、正規化された出力レートの合計は、1(unity)を超えない(y/c+y/c≦1)。本発明によれば、K個の端点によって形成される多面体に存在するいずれの出力レートy=(y,yl’)も実現可能である。
重要な点として、TDMAネットワークまたは時分割CDMAネットワークは、各端点がSINR定式によって容易に提供される凸面実現可能レート領域によって特徴付けることができる。しかしながら、どのようにこのようなモデルが802.11のようなランダム・アクセスMACプロトコルを使用したネットワークに適用されるかは明らかではない。TDMAネットワークおよびCDMAネットワークとは異なり、ランダム・アクセス・ネットワークにおいては、実現可能なレート領域は、必ずしも凸面ではなく、分析定式によって与えられるものではない。本発明に係る方法は、オンライン計算を可能にするために、凸面近似化を使用する。さらに、このモデルを現実の世界のランダム・アクセス・ネットワーク(この例では、802.11)に適用すると、2つのチャレンジに取り込むことが必要となる。これらのチャレンジは、(i)実現可能なレート領域の適切な特徴付けのための端点を定義すること、さらに、(ii)負担のない方法で、ネットワーク動作の間にこれらの端点を計算することである。
この方法の第1の主ステップ(i)は、2つのネットワーク・ノードNEi間で確立される各リンクlについて、この考慮されるリンクが単独で最大入力レートで(または、バックログされたモードで)送信を行う際に最大出力レートに対応する主端点を決定することからなる。
この第1のステップ(i)は、装置Dの第1の計算手段CM1によって実施される。上述したように、これは、分散型の方法、即ち、ノードNEiに関連付けられた各分散配置された装置Dで実施されることもあれば、集中型の方法、即ち、ネットワークWNの1つの集中配置された装置Dにおいて実施されることもある。
この方法の第2の主ステップ(ii)は、これらの一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって二次端点を決定することからなる。
第2の主ステップ(ii)は、装置Dの第2の計算手段CM2によって実施される。上述したように、これは、分散型の方法、即ち、ノードNEiに関連付けられた各分散配置された装置Dで実施されることもあれば、集中型の方法、即ち、ネットワークWNの1つの集中配置された装置Dにおいて実施されることもある。
決定された一次端点および二次端点は、一緒に、ネットワークの実現可能なレート領域の境界を形成する。
図2において示された実現可能なレート領域の非限定的な例においては、c[1]=(c11,0)およびc[2]=(0,c22)は、各リンクが単独で送信を行う際の(2つの)最大出力レート(または、キャパシティ)に対応する2つの一次端点であり、c[3]=(c31,c32)およびc[4]=(C41,c42)は、2つのリンクlが同時に送信を行う際の部分干渉をキャプチャする2つの二次端点である。
好ましくは、これらの一次端点および二次端点は、オンライン、即ち、ネットワーク動作の間に、負担のない方法で決定される(または、計算される)。
また、好ましくは、リンクlの各一次端点は、このリンクlが単独でバックログされたモードで送信する(即ち、最大入力レートで送信する)際に達成される最大出力レート(または、キャパシティ)に対応する。
一次端点のこの最後の定義は単純であるものの、ネットワーク動作の間、リンクlは、単独でも、バックログされたモードでも送信を行わないため、オンライン決定には、困難が伴う。従って、最大出力レート(または、キャパシティ)を計算するためにオンライン・キャパシティ推定処理を導入することができる。
無線リンク品質および干渉パターンは時間の経過に伴い変化するため、このオンライン・キャパシティ推定処理は、好ましくは、測定段階を含む。例えば、このオンライン・キャパシティ推定処理は、MACプロトコルが経験するパケット損失レートに最大出力レート(または、リンク最大スループットもしくはキャパシティ)を関連付けるキャパシティ表現を使用することからなる。
パケット損失レートは、負荷の小さなネットワーク層ブロードキャスト・プローブを用いてオンラインで測定することができる。しかしながら、干渉が存在する際には、チャンネル・エラーとコリジョンの双方による損失をこのパケット損失レートは含む。従って、このリンクのチャンネル損失レートにリンクの最大出力レート(または、最大スループットもしくはキャパシティ)を関連付けるキャパシティ表現を使用すると好ましい。この場合、ネットワーク層ブロードキャスト・プローブによってMACプロトコルが経験する(リンク)パケット損失レートをオンラインで測定することができ、次に、チャンネル損失レート推定器を使用して、チャンネル損失レートを生成するために、測定されたパケット損失レートにクロス・トラフィックによって生ずるコリジョンをフィルタ除去することができ、最後に、考慮されているリンクのこの最大スループットを決定するために、チャンネル損失レートに最大出力レートを関連付けるキャパシティ表現を使用することができる。
重要な点として、最大ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP:User Datagram Protocol)・スループットである最大出力レート(または、最大スループットもしくはキャパシティ)を決定することが好ましい。なぜならば、これにより精度を高めることができるからである。変形例においては、例えば、最大TCPスループットを使用することができるが、この場合には、実現可能なレート領域の推定の精度が低下する。
例えば、以下の定式(1)を用いてリンクlの最大UDPスループットTとチャンネル損失レートpの関係を表現することができる。
Figure 0005596778
ここで、Pは、UDPのペイロード・サイズであり、tidleおよびttxは、それぞれ、平均アイドル時間および送信時間であり、以下のように近似計算することができる。
Figure 0005596778
ここで、Hは、UDPヘッダ・サイズであり、Tnomは、公称スループットであり、ETXは、1/(1−p)であり、独立損失の確率がpであること想定したMAC再送信の予想数である。
Figure 0005596778
ここで、σは、802.11スロット期間であり、WおよびWは、それぞれ、最小および最大のコンテンション窓のサイズであり、mは、コンテンション窓のサイズが最大となり、Wと等しい、802.11バックオフ・ステージである。パラメータmは、802.11規格によって定義される整数である。さらに、
Figure 0005596778
は、任意の2つの802.11バックオフ・ステージaおよびbの間の合計平均バックオフ時間を表す関数である。ここでa≦bである。
定式(1)において、全ての量は、既知であるか、Pに依存する。Tnomは、J. Jun氏らの文献「IEEE802.11の理論上の最大スループットとその応用(Theoretical Maximum Throughput of IEEE802.11 and its Applications)」、Proc. International Symposium on Network Computing and Applications (NCA)、Cambridge、MA、USA、2003年4月、に記載されているように、802.11MACパラメータ、データ・パケット・サイズ、およびデータ・レートが与えられていると計算することができる。W、W、およびmは、802.11仕様書によって与えられている。ヘッダHおよびパケット・ペイロードPは既知であり、ETXはPに依存する。
上述したように、パケット損失レートPは、ネットワーク層ブロードキャスト・プローブ・パケットを使用するプロービング・システムによって測定することができる。ブロードキャスト・パケットはMAC再送信されず、MACプロトコルの経験するパケット損失レートを反映する。例えば、パケット損失レートpは、[1−(1−pDATA)(1−pACK)]によって計算することができる。ここでpDATAおよびpACKは、それぞれ、DATA(データ)およびACK(「受信確認」)のパケット損失レートである。これらのパケット損失レートは、プロービング窓に対する損失が生じたDATAおよびACKのブロードキャスト・プローブの割合として測定される。DATAおよびACKをエミュレートするブロードキャスト・プローブは、それぞれ、DATAおよびACKのパケットのデータ・レートおよびパケット・サイズで送信される。
ネットワーク動作の間、パケット損失は、チャンネルのエラーおよびコリジョンによるものであり、測定された損失レートpDATAおよびpACKは、リンクが単独で送信するのであればより大きくなる。最大UDPスループット表現を使用するために、チャンネル・エラーとコリジョンを区別することができなければならず、定式(1)を使用しなければならない。定式(1)で、pは、pDATAおよびpACKの推定されたチャンネル損失レートから計算される。従って、オンラインでの最大UDPスループット推定の問題は、コリジョンからのチャンネル損失を分離する問題に転換される。この問題に対する解決法は、クライアント−APの無線LANトラフィックのシナリオのために設計されているか、または、ファームウエアに対する低レベルでのアクセスを必要とする。これらの解決法は、特に、S.Raynchu氏らの文献「802.11における無線パケット損失の診断:弱い信号からのコリジョンの分離(Diagnosing Wireless Packet Losses in 802.11:Separating Collision from Weak Signal)」、Proc. IEEE INFOCOM、Phoenix、AZ、USA、2008年4月、およびK. Whitehouse氏らの文献「コリジョン検出および回復のためのキャプチャ効果の利用(Exploiting the capture effect for collision detection and recovery)」、EmNetS−11、2005年、に記載されている。
最大UDPスループットの推定には、当業者にとって公知などのような技術を使用することもできる。アドホック・プローブ(Ad Hoc Probe)は、このような技術である(この技術は、特に、L.−J. Chen氏らの文献「アドホック・プローブ:無線アドホック・ネットワークにおけるパス・キャパシティ・プロービング(Ad hoc probe:path capacity probing in wireless ad hoc networks)」、Proc. International Conference on Wireless Internet (WICON)、Budapest、Hungary、2005年7月、に記載されている。)。しかしながら、アドホック・プローブは、以下のa)、b)の理由でリンク最大UDPスループットを推定するのに適切ではない。
a)(アドホック・プローブの推定は、固有リンク・チャンネル損失を考慮していない最小分散(遅延)推定に基づいているため、)干渉がない場合には、公称スループットに近い高い値を推定する。
b)干渉がある場合には、最小遅延フィルタは、渋滞をフィルタ除去するが、ここでもまた、損失を考慮していない。
上述したように、第2の主ステップ(ii)の間、(第1の主ステップ(i)の間に決定された)一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることにより、二次端点を決定する。
例えば、この干渉モデルは、2つの単純化する想定に依存している。第1に、ペアの2つのリンク間の各干渉が他のペアのリンク間の干渉から独立しているものとする、ペアワイズ(pair−wise)の干渉を想定している。第2に、ペアの2つのリンクが相互に排他的に干渉するか、または、干渉しない、バイナリ干渉を想定している。図1に示す例(単純な2次元の場合)を参照すると、干渉モデルは時分割領域または独立領域をキャプチャする。
例えば、選択された干渉モデルは、バイナリ・リンク干渉比(LIR:Link Interference Ratio)干渉モデルとなることがある。リンク干渉比(LIR)は、J. Padhye氏らの文献「静的マルチホップ無線ネットワークにおけるリンク干渉の推定(Estimation of Link Interference in Static Multi−hop Wireless Networks)」、Proc. ACM Internet Measurement Conference (IMC)、Berkeley、CA、USA、2005年10月、において記載されているように、CSMAネットワークにおけるリンク・ペア間の干渉を測定する尺度であると考えることができよう。
LIRは、
Figure 0005596778
として定義される。ここで、c11、c22、c31、およびc32は、それぞれ、リンクがバックログされた送信を個別に、または、同時に行うときのUDPスループットである。LIR=1は、リンクが干渉しないことを示す。LIRが低いことは、干渉度が高いことを示す。
例えば、LIR閾値LIRthに基づいてバイナリ干渉モデルを使用することができる。2つのリンクのLIRがLIR閾値LIRthよりも大きい場合には、2つのリンクは、「干渉していない(non interfering)」ものと考えられ、これらの実現可能なレート領域は、一次端点(c11,0)および(0,c22)、さらに、それらの二次端点(c11,c22)によって形成される独立領域によってキャプチャされる。そうでなければ、2つのリンクは、「干渉している(interfering)」ものと考えられ、これらの実現可能なレート領域は、一次端点(c11,0)および(0,c22)のみによって形成される時分割領域である。
他の干渉モデル、特に、各リンクがそのノードのエンドポイントに隣接する全てのリンク、さらに、1ホップ近隣の全てのリンクに干渉する、2ホップ・ペアワイズのバイナリ干渉モデルを使用することもできる。このような他の干渉モデル(特に、S. Rangwala氏らの文献「マルチホップ無線メッシュ・ネットワークにおける渋滞制御の理解(Understanding congestion control in multi−hop wireless mesh network)」、Proc. ACM Mobicom、San Fransisco、CA、USA、2008年9月、に記載されている)は、LIR干渉モデルの場合よりもオンラインで(即ち、ネットワーク動作の間に)使用するのが容易である。無線メッシュ・テストベッドにおける広範な実験および測定は、LIR閾値LIRth=0.95を用いたバイナリLIR干渉モデルの適切な近似を提供することを示している。しかしながら、このホップベースの干渉モデルの他の変形を使用してペアワイズのバイナリ干渉モデルを実現することもできる。
各頂点が単方向リンクlに対応し、ペアの頂点の間の各エッジが、このペアの頂点に対応するペアの単方向リンクlの間の干渉に対応する、ネットワークWNのコンフリクト・グラフを作成することができ、さらに、このコンフリクト・グラフの頂点の最大独立集合から、二次端点を決定することができる。
重要な点として、ペアワイズのバイナリ干渉モデルは、コンフリクト・グラフの2つの頂点間にエッジが存在するかどうかを決定する。このモデルに基づいて、対応する各リンクが干渉する場合には、各頂点間にエッジを追加する。一般的に、異なるペアワイズのバイナリ干渉モデルは、同一のネットワークに対して異なるコンフリクト・グラフを作成する。
コンフリクト・グラフの各頂点の独立集合は、干渉なしで同時に送信を行うことができるリンクlの集合を示す。これらの独立集合は、コンフリクト・グラフ上で独立集合列挙アルゴリズムを使用して計算することができる。代替的には、独立集合は、コンフリクト・グラフのコンプリメントにおいてクリーク列挙アルゴリズムを使用して計算することができる(一般的には、頂点集合Vおよびエッジ集合E’を有するグラフG’=(V,E’)は、エッジ(v,v)がE’にあり、Eにない場合にのみ、同じ頂点集合Vおよび別のエッジ集合Eを有するグラフG=(V,E)のコンプリメントとよばれる。換言すれば、2つの頂点vおよびvは、これらがGにおいて隣接していない場合のみ、G’において隣接している。従って、コンフリクト・グラフのコンプリメントにおけるクリークは、コンフリクト・グラフの独立集合である。)。
重要な点として、ここでは、列挙アルゴリズムの演算量を低減するために、最大独立集合のみを使用する。しかしながら、より高精度な推定は、コンフリクト・グラフにおいて全ての独立集合を使用することであろう。
使用されるクリーク列挙アルゴリズムの例は、K. Makino氏らの文献「全ての最大クリークを列挙する新規なアルゴリズム(New algorithms for enumerating all maximal cliques)」、Proc. 9th Scandinavian Workshop on Algorithm Theory、Humelebaek、Denmark、2004年7月、に記載されている。
各最大独立集合m∈Mは、0−1 L×1ベクトルv[m」によって表される。ここで、単位要素は、この独立集合の各頂点に対応するリンクを表す。各ベクトルv[m]は、各単位エントリを対応するキャパシティで置き換えることにより、二次端点c(2)[m]にマッピングすることができる。これは、各列が一次端点c(1)[k]に対応するL×Lの対角行列C(1)を用いることによって行われる。次に、各二次端点は、以下に述べるように生成される。
(2)[m]=C(1)v[m]、 m=1,・・・,Mであり、Mは、コンフリクト・グラフにおける最大独立集合の数である。
図1に示されているように、装置Dは、さらに、第1の計算手段CM1および第2の計算手段CM2に結合された第3の計算手段CM3を含んでいてもよい。この第3の計算手段CM3は、各ノードNEiによって提供されるチャンネル損失レート、ノードNEi間の近隣関係、ルーティング行列、さらに、一次端点および二次端点からネットワークWNのための目標出力レートの集合を計算するように構成される。
ルート(ルーティング行列)、近隣情報(または関係)、およびチャンネル損失レートの推定値が、「クリック(Click)」を伴うSrcrなどのルーティング・プロトコルによって、ネットワークWN内に広められる。この情報は、各ノードNEiにより、そのSrcrトポロジー・データベースを更新するため、(例えば、R. Draves氏らの文献「マルチラジオ、マルチホップ無線メッシュ・ネットワークにおけるルーティング(Routing in multi−radio,mulit−hop wireless mesh networks)」,Proceedings of MobiCom、2004年、に記載されているような、ETTなどのリンク・コスト尺度を使用したDijkstraのルーティング・アルゴリズムを使用して)ルートを計算するため、さらに、第3の計算手段CM3において最適化アルゴリズムを実行するために使用される。
目標出力レートの集合は、ローカルで(即ち、分散型の方法で)分散配置された装置Dに関連付けられた各ノードNEiで計算されてもよく、集中型の方法で、即ち、ネットワークWNの単一の集中配置された装置Dで計算されてもよい。
例えば、目標出力レートy=(y,・・・,y)の集合は、ルーティング行列、さらに、一次端点および二次端点c[k]=(ck,・・・,ck)に基づく制約を受ける目標出力レートの効用関数U(y)を最適化することによって計算することができる。
効用関数U(y)の凸最適化の例を以下に示す。
Figure 0005596778
ここで、Sは、フローsの数であり、RlSは、フローsが(ルーティング行列に従った)リンクlを介してルーティングされるかどうかを示すバイナリ・ルーティング変数である。さらに、効用関数は以下のように与えられる。
Figure 0005596778
これは、公平性とスループットがトレードオフの関係にある広範囲の目的を提供する公知の族である
次に、ネットワーク出力レート・ベクトルy=(y,・・・,y)が与えられると、第3の計算手段CM3は、関連するノードNEiがソースとなるレートyの部分集合を選択し、選択された部分集合のこれらの出力レートに対応する最適化された入力レートXを生成する。例えば、各最適化された入力レートxは、x=y/(1−p)によって与えられる。ここで、pは、パス損失である。このパス損失pは、例えば、関係式
Figure 0005596778
によって、パスs内のチャンネル損失レートpに基づいて推定することができる。
図1に示されているように、装置Dは、第3の計算手段CM3によって生成される最適化された入力レートxに従った、関連するノードNEiのフローのレートを制限するように構成された制御手段CNMをさらに含んでいてもよい。この目的のため、制御手段(CNM)は、例えば、クリック帯域幅シェーパ(Click BandwidthShaper)を使用することがある。
本発明に従ったレート制御が調節される時間スケールは、(プロービング窓サイズおよび期間によって決定される)キャパシティ推定間隔および第1の計算手段CM1、第2の計算手段CM2、第3の計算手段CM3による計算時間に依存する。
キャパシティ推定期間は、ネットワーク層プロービング・システムによる制約を受ける。プロービング頻度は、負荷を小さくし続けるために、十分に低い(例えば、0.5秒毎)とよいが、満足な精度を得るためには、十分なプロービングを使用するとよい。安定したチャンネル損失レート、従って、安定したキャパシティ推定値を数分(通常、約100秒から800秒の間)で得ることができる。
計算時間は、第1の計算手段CM1、第2の計算手段CM2、および第3の計算手段CM3が実現可能レート領域の端点を計算し、最適化問題を解くのに必要な時間である。
本発明は、数分の時間スケールでメッシュ・ネットワークのためのオンラインでの最適化に基づくネットワーク層レート制御を提供し、これは、出力レート(またはスループット)を大幅に犠牲にすることなく、枯渇の問題など、このようなネットワークで発生する多くの一般的なパフォーマンスの問題を減少させ、公平性の目的を果たすものである。
さらに、上記の最適化方法に追加して、アドミッション制御のため(例えば、所与の時間に所与のレートのセット(集合)をネットワークによって維持できるかどうかを決定するため)に実現可能なレート領域のオンライン計算もまた、使用することができる。
本発明は、例示的な目的のみで上述した方法、装置、およびネットワーク機器の各実施
の形態に限定されるものではなく、以下の請求の範囲内で、当業者によって考慮される可
能性のある全ての代替的な実施の形態を包含するものである。
本発明は、以下の態様を含む。
(付記1)
ランダム・アクセスMACプロトコルを使用し、複数のノード(NEi)と、前記ノードの間のリンクとを含むネットワーク(WN)における実現可能なレート領域をネットワーク動作の間に計算する方法であって、前記実現可能なレート領域は、前記ネットワーク(WN)によって同時に維持可能なレートの集合であり、
i)各リンクについて、前記リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に、最大出力レートに対応する一次端点を決定するステップと、
ii)前記一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって二次端点を決定するステップであって、前記一次端点および前記二次端点は、実現可能なレート領域の境界を形成する、前記ステップと、を含むことを特徴とする、前記方法。
(付記2)
前記ステップi)において、前記一次端点をオンラインで決定することを特徴とする、付記1に記載の方法。
(付記3)
前記ステップi)において、リンクの各一次端点は、前記リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に達成される最大出力レートに対応することを特徴とする、付記1および2のいずれか一方に記載の方法。
(付記4)
ネットワーク層ブロードキャスト・プローブによって、MACプロトコルが経験するパケット損失レートをオンラインで測定し、次に、チャンネル損失レートを生成するために、チャンネル損失レート推定器を使用して前記測定されたパケット損失レート内にクロス・トラフィックにより発生するコリジョンをフィルタ除去し、次に、前記チャンネル損失レートに前記最大出力レートを関連付けるキャパシティ表現を使用することを特徴とする、付記3に記載の方法。
(付記5)
前記最大出力レートが最大ユーザ・データグラム・プロトコル出力レートであることを特徴とする、付記3および4のいずれか一方に記載の方法。
(付記6)
ステップii)において、
a)ペアの2つのリンク間の各干渉が他のペアのリンク間の干渉から独立しているものとみる、ペアワイズ(pair−wise)干渉、さらに、
b)ペアの2つのリンクが相互に排他的に干渉するか、または、干渉しない、バイナリ干渉を想定し、
前記一次端点と前記選択された干渉モデルを組み合わせることによって前記二次端点を決定することを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項に記載の方法。
(付記7)
ステップii)において、各頂点が単方向リンクに対応し、ペアの頂点の間の各エッジが、前記ペアの頂点に対応するペアの単方向リンクの間の干渉に対応する、前記ネットワーク(WN)のコンフリクト・グラフを作成し、前記コンフリクト・グラフの頂点の最大独立集合から前記二次端点を決定することを特徴とする、付記6に記載の方法。
(付記8)
前記コンフリクト・グラフ上での独立集合列挙アルゴリズムまたは前記コンフリクト・グラフのコンプリメント上での最大クリーク列挙アルゴリズムによって、頂点の各最大独立集合を決定することを特徴とする、付記7に記載の方法。
(付記9)
前記選択された干渉モデルは、バイナリ・リンク干渉比(Link Interference Ratio)干渉モデルであることを特徴とする、付記6〜8のいずれか1項に記載の方法。
(付記10)
ランダム・アクセスMACプロトコルを使用し、複数のノード(NEi)と、前記ノードの間のリンクとを含むネットワーク(WN)における実現可能なレート領域をネットワーク動作の間に計算する装置(D)であって、前記実現可能なレート領域は、前記ネットワーク(WN)によって同時に維持可能なレートの集合であり、
i)各リンクについて、前記リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に、最大出力レートに対応する一次端点を決定するように構成された第1の計算手段(CM1)と、
ii)前記一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって二次端点を決定する第2の計算手段(CM2)であって、前記一次端点および前記二次端点は、実現可能なレート領域の境界を形成する、前記第2の計算手段(CM2)と、を含むことを特徴とする、前記装置。
(付記11)
前記ノード(NEi)によって提供されるチャンネル損失レート、ノード(NEi)間の近隣関係、ルーティング行列、さらに、前記一次端点および前記二次端点から、前記ネットワーク(WN)のための目標出力レートの集合を計算するように構成された第3の計算手段(CM3)をさらに含むことを特徴とする、付記10に記載の装置。
(付記12)
前記ルーティング行列、さらに、前記一次端点および前記二次端点に基づいた制約を受ける前記目標出力レートの効用関数を最適化することによって、ネットワークの目標出力レートの前記集合を計算し、次に、前記計算した集合から、関連するノード(NEi)がソースとなる出力レートの部分集合を選択し、前記選択された部分集合の前記出力レートに対応する最適化された入力レートを生成するように前記第3の計算手段(CM3)が構成されることを特徴とする、付記11に記載の装置。
(付記13)
前記生成され、最適化された入力レートに従って、前記関連するノード(NEi)でのフローのレートを制限するように構成される制御手段(CNM)をさらに含むことを特徴とする、付記12に記載の装置。

Claims (13)

  1. ランダム・アクセスMACプロトコルを使用し、間にリンクを有する複数のノード含むネットワークにおける実現可能なレート領域をネットワーク動作の間に計算する方法であって、前記実現可能なレート領域は、前記ネットワークによって同時に維持可能なレートの集合であり、
    i)各リンクについて、前記リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に、最大出力レートに対応する一次端点を決定するステップと、
    ii)前記一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって、少なくとも2つのリンクが同時に送信を行う際の部分干渉をキャプチャする二次端点を決定するステップであって、前記一次端点および前記二次端点は、実現可能なレート領域の境界を形成する、前記ステップと、を含む前記方法。
  2. 前記ステップi)において、前記一次端点をオンラインで決定する請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップi)において、リンクの各一次端点は、前記リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に達成される最大出力レートに対応する請求項1および2のいずれか1に記載の方法。
  4. ネットワーク層ブロードキャスト・プローブによって、MACプロトコルが経験するパケット損失レートをオンラインで測定し、次に、チャンネル損失レートを生成するために、チャンネル損失レート推定器を使用して前記測定されたパケット損失レート内にクロス・トラフィックにより発生するコリジョンをフィルタ除去し、次に、前記チャンネル損失レートに前記最大出力レートを関連付けるキャパシティ表現を使用する請求項3に記載の方法。
  5. 前記最大出力レートが最大ユーザ・データグラム・プロトコル出力レートである請求項3および4のいずれか1に記載の方法。
  6. ステップii)において、
    a)ペアの2つのリンク間の各干渉が他のペアのリンク間の干渉から独立しているものとみる、ペアワイズ(pair−wise)干渉、さらに、
    b)ペアの2つのリンクが相互に排他的に干渉するか、または、干渉しない、バイナリ干渉を想定し、
    前記一次端点と前記選択された干渉モデルを組み合わせることによって前記二次端点を決定する請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. ステップii)において、各頂点が単方向リンクに対応し、ペアの頂点の間の各エッジが、前記ペアの頂点に対応するペアの単方向リンクの間の干渉に対応する、前記ネットワークのコンフリクト・グラフを作成し、前記コンフリクト・グラフの頂点の最大独立集合から前記二次端点を決定する請求項6に記載の方法。
  8. 前記コンフリクト・グラフ上での独立集合列挙アルゴリズムまたは前記コンフリクト・グラフのコンプリメント上での最大クリーク列挙アルゴリズムによって、頂点の各最大独立集合を決定する請求項7に記載の方法。
  9. 前記選択された干渉モデルは、バイナリ・リンク干渉比(Link Interference Ratio)干渉モデルである請求項6〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. ランダム・アクセスMACプロトコルを使用し、間にリンクを有する複数のノードを含むネットワークにおける実現可能なレート領域をネットワーク動作の間に計算する装置であって、前記実現可能なレート領域は、前記ネットワークによって同時に維持可能なレートの集合であり、
    i)各リンクについて、前記リンクが単独で最大入力レートで送信を行う際に、最大出力レートに対応する一次端点を決定するように構成された第1の手段と、
    ii)前記一次端点と選択された干渉モデルを組み合わせることによって、少なくとも2つのリンクが同時に送信を行う際の部分干渉をキャプチャする二次端点を決定するように構成された第2の手段であって、前記一次端点および前記二次端点は、実現可能なレート領域の境界を形成する、前記第2の手段と、を含む前記装置。
  11. 前記ノードによって提供されるチャンネル損失レート、ノード間の近隣関係、ルーティング行列、さらに、前記一次端点および前記二次端点から、前記ネットワークのための目標出力レートの集合を計算するように構成された第3の手段をさらに含む請求項10に記載の装置。
  12. 前記ルーティング行列、さらに、前記一次端点および前記二次端点に基づいた制約を受ける前記目標出力レートの効用関数を最適化することによって、ネットワークの目標出力レートの前記集合を計算し、次に、前記計算した集合から、関連するノードがソースとなる出力レートの部分集合を選択し、前記選択された部分集合の前記出力レートに対応する最適化された入力レートを生成するように前記第3の手段が構成される請求項11に記載の装置。
  13. 前記生成され、最適化された入力レートに従って、前記関連するノードでのフローのレートを制限するように構成される制御手段をさらに含む請求項12に記載の装置。
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