JP5588292B2 - インフルエンサー抽出装置、インフルエンサー抽出方法およびプログラム - Google Patents

インフルエンサー抽出装置、インフルエンサー抽出方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ソーシャル・メディア内のインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置、インフルエンサー抽出方法およびプログラムに関する。
近年、テレビCM等の広告に替わるマーケティング手法として、インフルエンサーを活用して商品情報を発信、および消費者の間にクチコミを促すインフルエンサー・マーケティングが注目されている。ここで、インフルエンサーとは、人々の消費行動に影響を与えるユーザを指し、ブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、口コミサイト、Twitter(登録商標)等のソーシャル・メディアにおいては、他のユーザに対して強い影響力を持つ人がインフルエンサーに該当する。
インフルエンサー・マーケティングにおいて、複数のユーザの中から、最適なインフルエンサーを抽出することが重要である。そこで、インフルエンサーの抽出方法として、共通の関心を共有するコミュニティのユーザの中から、ユーザ間のリンク関係と予め登録されているユーザ情報に基づいて、インフルエンサーを抽出する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2010−515160号
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、リンクによるユーザの繋がりに基づいてインフルエンサーを抽出するので、ユーザがどのユーザに対し書き込み情報を発信しているかわからないという問題点があった。また、ソーシャル・メディアに発信された書き込み情報(クチコミ)が、ユーザからユーザへと広がることが考慮されていないため、ソーシャル・メディアに広く伝搬されている書き込み情報を発信し、ソーシャル・メディア内のユーザに影響力のあるユーザをインフルエンサーとして抽出できないという問題点があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ソーシャル・メディアにおいて、ユーザ間の書き込み情報の広がりを数値化することにより、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出するインフルエンサー抽出装置、インフルエンサー抽出方法およびプログラムを提供することを目的とする。また、数値化されたユーザ間の書き込み情報の広がりとともに、数値化されたユーザの発信力を利用して、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
(1)本発明は、ソーシャル・メディア内のユーザの中からインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置であって、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する情報取得手段(例えば、図1の情報取得部110に相当)と、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、前記ソーシャル・メディアから取得するユーザ情報取得手段(例えば、図1のユーザ情報取得部120に相当)と、前記情報取得手段で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、前記書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する伝搬経路解析手段(例えば、図1の伝搬経路解析部140に相当)と、前記取得された書き込み情報について、前記作成された伝搬経路情報と、前記ユーザ情報取得手段で取得されたユーザの数のうち、前記伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、前記取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する伝搬度解析手段(例えば、図1の伝搬度解析部150に相当)と、前記伝搬度解析手段で算出された各伝搬度を前記取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする影響力決定手段(例えば、図1の影響力決定部160に相当)と、前記影響力決定手段で算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する抽出手段(例えば、図1の抽出部170に相当)と、を備えることを特徴とするインフルエンサー抽出装置を提案している。
この発明によれば、この発明によれば、情報取得手段は、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する。ユーザ情報取得手段は、ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、ソーシャル・メディアから取得する。伝搬経路解析手段は、情報取得手段で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する。伝搬度解析手段は、取得された書き込み情報について、作成された伝搬経路情報と、ユーザ情報取得手段で取得されたユーザの数のうち、伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する。影響力決定手段は、算出された各伝搬度を取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする。抽出手段は、影響力解析手段で算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する。したがって、ソーシャル・メディアにおいて、書き込み情報が伝搬する経路である伝搬経路と伝搬経路に含まれるユーザのリンク関係とから、書き込み情報の伝搬度を算出し、伝搬度が高く、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
(2)本発明は、(1)のインフルエンサー抽出装置について、前記ユーザ情報取得手段が、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、前記ソーシャル・メディアに発信した情報の全発信数、他のユーザにより再発信された情報の再発信数、および所定期間に発信した情報の期間発信数を、前記ソーシャル・メディアから取得し、前記ユーザ情報取得手段で取得された全発信数、再発信数、および期間発信数に基づいて、前記ユーザそれぞれの発信力を算出する発信力解析手段(例えば、図4の発信力解析部180に相当)を備え、前記伝搬度解析手段が、前記取得された書き込み情報について、前記作成された伝搬経路情報と、前記ユーザ情報取得手段で取得されたユーザの数のうち、前記伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数と、当該伝搬経路に含まれるユーザについて前記発信力解析手段で解析された発信力と、に基づいて、前記伝搬度を算出することを特徴とするインフルエンサー抽出装置を提案している。
この発明によれば、ユーザ情報取得手段が、ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、ソーシャル・メディアに発信した情報の全発信数、他のユーザにより再発信された情報の再発信数、および所定期間に発信した情報の期間発信数を、ソーシャル・メディアから取得する。発信力解析手段が、ユーザ情報取得手段で取得された全発信数、再発信数、および期間発信数に基づいて、ユーザそれぞれの発信力を算出する。伝搬度解析手段が、取得された書き込み情報について、作成された伝搬経路情報と、ユーザ情報取得手段で取得されたユーザの数のうち、伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数と、伝搬経路に含まれるユーザについて発信力解析手段で解析された発信力と、に基づいて、伝搬度を算出する。したがって、ソーシャル・メディアにおいて、書き込み情報が伝搬する経路である伝搬経路と、伝搬経路に含まれるユーザのリンク関係および発信力とから、書き込み情報の伝搬度を算出し、伝搬度が高く、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力のあるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
(3)本発明は、(1)または(2)のインフルエンサー装置について、前記伝搬度解析手段は、前記伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に基づいて、各段階における前記取得された書き込み情報の伝搬度を算出することを特徴とするインフルエンサー抽出装置を提案している。
この発明によれば、伝搬度解析手段は、伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に基づいて、各段階における取得された書き込み情報の伝搬度を算出する。したがって、伝搬の段階毎の書き込み情報の伝搬度を算出することができる。
(4)本発明は、(1)から(3)のインフルエンサー装置について、前記情報取得手段が取得した情報を記憶する書き込み情報記憶手段と、前記ユーザ情報記憶手段が取得された情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、を備え、前記情報取得手段で取得された情報に代わって、前記書き込み情報記憶手段に記憶されている情報を用い、前記ユーザ情報記憶手段で取得された情報に代わって、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている情報を用いることを特徴とするインフルエンサー抽出装置を提案している。
この発明によれば、書き込み情報記憶手段は、情報取得手段で取得された情報を記憶する。ユーザ情報記憶手段は、ユーザ情報取得手段で取得された情報を記憶する。情報取得手段で取得された情報に代わって、書き込み情報記憶手段に記憶されている情報を用い、ユーザ情報取得手段で取得された情報に代わって、ユーザ情報記憶手段に記憶されている情報を用いる。したがって、予め、ソーシャル・メディアから書き込み情報およびソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについてリンク関係にあるユーザの数を取得しておくことができる。
(5)本発明は、(1)から(3)のインフルエンサー装置について、前記情報取得手段は、前記ソーシャル・メディアにおいて再発信された書き込み情報のうち、所定の条件に合致する書き込み情報を取得することを特徴とするインフルエンサー抽出装置を提案している。
この発明によれば、情報取得手段は、ソーシャル・メディアにおいて再発信された書き込み情報のうち、所定の条件に合致する書き込み情報を取得する。したがって、所定の条件におけるインフルエンサーを抽出することができる。
(6)本発明は、(4)のインフルエンサー装置について、前記書き込み情報記憶手段から、所定の条件に合致する書き込み情報を取得することを特徴とする検索手段を備えることを特徴とするインフルエンサー抽出装置を提案している。
この発明によれば、検索手段は、書き込み情報記憶手段から、所定の条件に合致する書き込み情報を取得する。したがって、所定の条件におけるインフルエンサーを抽出することができる。
(7)本発明は、ソーシャル・メディア内のユーザの中からインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置におけるインフルエンサー抽出方法であって、前記インフルエンサー抽出装置が、情報取得手段、ユーザ情報取得手段、伝搬経路解析手段、伝搬度解析手段、影響力決定手段、および抽出手段を備え、前記情報取得手段が、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する第1のステップ(例えば、図3のステップS1に相当)と、前記ユーザ情報取得手段が、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、前記ソーシャル・メディアから取得する第2のステップ(例えば、図3のステップS2に相当)と、前記伝搬経路解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する第3のステップ(例えば、図3のステップS3に相当)と、前記伝搬度解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報について、前記第3のステップで作成された伝搬経路情報と、前記第2のステップで取得されたユーザの数のうち、前記第3のステップで解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する第4のステップ(例えば、図3のステップS4、S5に相当)と、前記影響力決定手段が、前記第4のステップで算出された各伝搬度を前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする第5のステップ(例えば、図3のステップS6に相当)と、前記抽出手段が、前記第5のステップで算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する第6のステップ(例えば、図3のステップS7に相当)と、を含むことを特徴とするインフルエンサー抽出方法を提案している。
この発明によれば、まず、第1のステップにおいて、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する。次に、第2のステップにおいて、ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、ソーシャル・メディアから取得する。次に、第3のステップにおいて、伝搬経路解析手段が、第1のステップで取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する。次に、第4のステップにおいて、伝搬度解析手段が、第1のステップで取得された書き込み情報について、第3のステップで作成された伝搬経路情報と、第2のステップで取得されたユーザの数のうち、第3のステップで解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、第1のステップで取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する。次に、第5のステップにおいて、影響力決定手段が、第4のステップで算出された各伝搬度を第1のステップで取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする。次に、第6のステップにおいて、抽出手段が、第5のステップで算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する。したがって、ソーシャル・メディアにおいて、書き込み情報が伝搬する経路である伝搬経路と伝搬経路に含まれるユーザのリンク関係とから、書き込み情報の伝搬度を算出し、伝搬度が高く、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
(8)本発明は、ソーシャル・メディア内のユーザの中からインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置におけるインフルエンサー抽出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記インフルエンサー抽出装置が、情報取得手段、ユーザ情報取得手段、伝搬経路解析手段、伝搬度解析手段、影響力決定手段、および抽出手段を備え、前記情報取得手段が、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する第1のステップ(例えば、図3のステップS1に相当)と、前記ユーザ情報取得手段が、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、前記ソーシャル・メディアから取得する第2のステップ(例えば、図3のステップS2に相当)と、前記伝搬経路解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する第3のステップ(例えば、図3のステップS3に相当)と、前記伝搬度解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報について、前記第3のステップで作成された伝搬経路情報と、前記第2のステップで取得されたユーザの数のうち、前記第3のステップで解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する第4のステップ(例えば、図3のステップS4、S5に相当)と、前記影響力決定手段が、前記第4のステップで算出された各伝搬度を前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする第5のステップ(例えば、図3のステップS6に相当)と、前記抽出手段が、前記第5のステップで算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する第6のステップ(例えば、図3のステップS7に相当)と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、まず、第1のステップにおいて、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する。次に、第2のステップにおいて、ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、ソーシャル・メディアから取得する。次に、第3のステップにおいて、伝搬経路解析手段が、第1のステップで取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する。次に、第4のステップにおいて、伝搬度解析手段が、第1のステップで取得された書き込み情報について、第3のステップで作成された伝搬経路情報と、第2のステップで取得されたユーザの数のうち、第3のステップで解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、第1のステップで取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する。次に、第5のステップにおいて、影響力決定手段が、第4のステップで算出された各伝搬度を第1のステップで取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする。次に、第6のステップにおいて、抽出手段が、第5のステップで算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する。したがって、ソーシャル・メディアにおいて、書き込み情報が伝搬する経路である伝搬経路と伝搬経路に含まれるユーザのリンク関係とから、書き込み情報の伝搬度を算出し、伝搬度が高く、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
本発明によれば、ソーシャル・メディアにおいて、ユーザ間の書き込み情報の広がりを数値化することにより、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。また、数値化されたユーザ間の書き込み情報の広がりとともに、数値化されたユーザの発信力を利用して、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
第1の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置の構成図である。 第1の実施形態に係るユーザ関係解析部により解析された伝搬経路および作成される伝搬経路情報の一例を示す図である。 第1の実施形態に係るインフルエンサー抽出処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置の構成図である。 伝搬度解析事例を説明する図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含むさまざまなバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1から図3を用いて、本発明の第1の実施形態について説明する。
<インフルエンサー抽出装置の構成>
図1は、本実施形態に係るインフルエンサー抽出装置100の構成図である。本実施形態に係るインフルエンサー抽出装置100は、ソーシャル・メディア10内の各ユーザが発信した書き込み情報の伝搬度を各ユーザの他のユーザに対する影響力として、影響力のあるユーザをインフルエンサーとして抽出する装置である。ここで、ソーシャル・メディアとは、例えば、ブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、口コミサイト、Twitter(登録商標)等である。インフルエンサー抽出装置100は、図1に示すように、情報取得部110、ユーザ情報取得部120、影響力解析部130、および抽出部170を備える。
情報取得部110は、ソーシャル・メディア10からユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する。ここで、再発信関係とは、書き込み情報を発信したユーザと、その書き込み情報を再発信したユーザとの繋がり、および書き込み情報と、その書き込み情報の内容を再掲した新たな書き込み情報との繋がりであって、例えば、Twitterのリツイートで繋がっているユーザおよびツイートである。また、再発信とは、あるユーザにより発信された書き込み情報の内容を再掲した新たな書き込み情報を発信することを意味する。
再発信関係情報は、あるユーザにより発信された書き込み情報が他のユーザにより再発信された際に、書き込み情報に付加される情報であって、例えば、再発信の書き込み情報の情報ID、書き込み情報を再発信したユーザのユーザID、再発信の基となった書き込み情報の情報ID、および再発信の基となった書き込み情報を発信したユーザのユーザIDを含み、本実施形態において、再発信関係情報にはこれらの情報が含まれるとして説明する。
情報取得部110は、ソーシャル・メディア10から書き込み情報を取得する際に、書き込み情報が発信された期間や書き込み情報の内容に含まれるキーワードを条件にソーシャル・メディア10の書き込み情報を検索し、検索された書き込み情報を取得してもよい。それにより、所定の期間におけるインフルエンサーや、所定のキーワードについてのインフルエンサーを抽出することができる。
ユーザ情報取得部120は、ソーシャル・メディア10から、ソーシャル・メディア内の各ユーザについて、各ユーザとリンク関係にあるユーザの数(以下、リンク数という)を取得する。リンク関係にあるユーザとは、例えば、Twitterにおいては、フォロワーとなっているユーザである。なお、情報取得部110で取得した書き込み情報を発信または再発信したユーザのユーザIDに基づいて、情報取得部110で取得した書き込み情報を発信または再発信したユーザのリンク数のみを取得してもよい。
影響力解析部130は、情報取得部110で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報と、ユーザ情報取得部120で取得された各ユーザのリンク数とに基づいて、ユーザの影響力を算出する。影響力解析部130は、伝搬経路解析部140、伝搬度解析部150、および影響力決定部160を備える。
伝搬経路解析部140は、情報取得部110で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析する。なお、書きこみ情報はユーザからユーザへと伝搬するので、伝経路はユーザ間の繋がりにより構成される。次に、伝搬経路解析部140は、解析した伝搬経路に基づいて、伝搬経路情報を作成する。図2に示す具体例を用いて、伝搬経路の解析および伝搬経路から作成される伝搬経路情報について説明する。
図2(a)には、情報取得部110で取得した再発信関係情報を示す。なお、説明の便宜上、ユーザIDの欄にはユーザ名を示す。まず、伝搬経路解析部140は、再発信により繋がっている書き込み情報群、すなわち、内容が共通する書き込み情報群を判断する。図2(a)に示した再発信関係情報からは、情報ID=info10,info100,Info110,Info120、および情報ID=info20,info200,Info210の2つのグループが判断される。
次に、伝搬経路解析部140は、各書き込み情報群について、再発信で繋がっているユーザの関係に基づいて伝搬経路を解析する。情報ID=info10,info100,Info110,Info120を含む書き込み情報群については、ユーザAが発信した情報をユーザBが再発信し、ユーザBが発信した情報をユーザCおよびユーザDが再発信していることから、ユーザAが発信した書き込み情報info10の内容が伝搬する伝搬経路は、図2(b)(1)に示すような経路であると、伝搬経路解析部140により解析される。同様に、情報ID=info20,info200,Info210の書き込み情報群については、ユーザEが発信した書き込み情報info20の内容が伝搬する伝搬経路は、図2(b)(2)に示すような経路であると、伝搬経路解析部140により解析される。
図2(c)に、伝搬経路情報の一例を示す。図2(c)に示す伝搬経路情報は、図2(b)(1)の伝搬経路に基づいて作成された伝搬経路情報である。図2(c)に示すように、ユーザAとユーザBとが対応付けられ、ユーザBとユーザCおよびユーザDとが対応付けられて記憶される。なお、伝搬経路情報は、内容が共通する書き込み情報群毎に作成される。
伝搬度解析部150は、伝搬経路解析部140で作成された伝搬経路情報と、ユーザ情報取得部120で取得された伝搬経路に含まれるユーザそれぞれのリンク数とに基づいて、書き込み情報毎に伝搬度を算出する。ここで、伝搬度とは、情報が広がる度合いを意味し、本実施形態においては、あるユーザにより発信された情報を他のユーザが再発信することで広がることを利用して、算出する。
具体的には、まず、伝搬度解析部150は、伝搬経路に含まれるユーザについて、ユーザが発信または再発信した書き込み情報を再発信したユーザの数を再発信数として算出する。次に、伝搬度解析部150は、伝搬経路における各段階における伝搬度Snを、以下の式(1)を用いて算出する。なお、式(1)には、伝搬経路の4段階目までの伝搬度の式を示す。
次に、伝搬度解析部150は、書き込み情報の伝搬経路毎に、上述した式(1)を用いて算出した各段階における伝搬度を合計することにより、伝搬経路毎の伝搬度を算出する。そして、伝搬度解析部150は、各伝搬経路の伝搬度を合計することにより、書き込み情報の伝搬度を算出する。
影響力決定部160は、伝搬度解析部150で算出された書き込み情報の伝搬度それぞれを、それぞれを発信したユーザの影響力とする。書き込み情報の伝搬度は、その書き込み情報を発信したユーザの影響力とみなすことができるからである。
抽出部170は、影響力決定部160で決定された影響力が高いユーザを、インフルエンサーとして抽出する。なお、抽出部170は、影響力が最も高いユーザをインフルエンサーとしてもよいし、影響力が所定の値以上のユーザをインフルエンサーとして抽出してもよい。
図3は、本実施形態に係るインフルエンサー抽出処理のフローチャートである。
まず、ステップS1において、情報取得部110は、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を、ソーシャル・メディア10から取得する。
次に、ステップS2において、ユーザ情報取得部120は、ソーシャル・メディア10から、ソーシャル・メディア内の各ユーザについて、リンク数を取得する。
次に、ステップS3において、伝搬経路解析部140は、情報取得部110で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、解析した伝搬経路に基づいて、伝搬経路情報を作成する。
次に、ステップS4において、伝搬度解析部150は、ステップS3で作成された伝搬経路情報と、ステップS2で取得されたリンク数とに基づいて、伝搬度を算出する。
次に、ステップS5において、伝搬度解析部150は、ステップS1で取得した全ての書き込み情報の伝搬度を算出したか否かを判断する。全ての書き込み情報の伝搬度を算出した(YES)場合には、ステップS6へ処理を進め、全ての書き込み情報の伝搬度を算出していない(NO)場合には、ステップS4へ処理を戻す。
次に、ステップS6において、影響力決定部160は、ステップS4で算出された書き込み情報の伝搬度それぞれを発信したユーザの影響力とする。
次に、ステップS7において、抽出部170は、ステップS6で決定された影響力のうち、影響力のあるユーザをインフルエンサーとして抽出する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ソーシャル・メディアにおいて、ユーザ間の書き込み情報の広がりを、情報の再発信によるユーザ関係を示す伝搬経路情報とユーザのリンク関係を数値化したリンク数とから伝搬度として算出し、伝搬度が高く、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力があるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
<第2の実施形態>
図4を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、本実施形態におけるインフルエンサー抽出装置101は、ユーザの発信力を反映した書き込み情報の伝搬度を各ユーザの他のユーザに対する影響力として、影響力の最も大きなユーザをインフルエンサーとして抽出する装置である。
図4は、第2の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置101の構成図である。インフルエンサー抽出装置101は、図4に示すように、情報取得部110、ユーザ情報取得部121、影響力解析部131、伝搬経路解析部140、発信力解析部180、伝搬度解析部151、影響力決定部160、および抽出部170を備える。なお、第1の実施形態と同一の符号を付す構成要素については、同一の機能を有することから、その詳細な説明は省略する。
ユーザ情報取得部121は、ソーシャル・メディア10から、ソーシャル・メディア内の各ユーザについて、各ユーザがソーシャル・メディアに発信した情報の全発信数、他のユーザにより再発信された情報の再発信数、および所定期間に発信した情報の期間発信数を取得する。なお、情報取得部110で取得した書き込み情報を発信または再発信したユーザのユーザIDに基づいて、情報取得部110で取得した書き込み情報を発信または再発信したユーザのみ全発信数、再発信数および期間発信数を取得してもよい。
発信力解析部180は、ユーザが書き込み情報を発信する力を数値化した発信力を算出する。発信力は、ユーザが書き込み情報を所定期間内において発信している程度と、発信した書き込み情報が他のユーザに再発信されている程度から算出され、具体的には、ユーザ情報取得部121で取得した全発信数、再発信数、および期間発信数と、以下の式(2)を用いて、各ユーザそれぞれの発信力Xを算出する。なお、情報取得部110で取得した書き込み情報を発信または再発信したユーザの発信力Xのみを算出してもよい。
影響力解析部131は、情報取得部110で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報と、ユーザ情報取得部121で取得された各ユーザのリンク数と、発信力解析部180で算出された各ユーザの発信力Xに基づいて、ユーザの影響力を算出する。
伝搬度解析部151は、伝搬経路解析部140で作成された伝搬経路情報と、ユーザ情報取得部121で取得されたリンク数と、発信力解析部180で算出された各ユーザの発信力Xに基づいて、書き込み情報毎に伝搬度を算出する。具体的には、まず、伝搬度解析部151は、伝搬経路に含まれるユーザについて、ユーザが発信または再発信した書き込み情報を再発信したユーザの数を再発信数として算出する。次に、伝搬度解析部151は、伝搬経路における各段階における伝搬度Snを、上述した(1)式にユーザの発信力を反映させた式(3)を用いて算出する。なお、式(3)には、伝搬経路の4段階目までの伝搬度の式を示す。
次に、伝搬度解析部151は、書き込み情報の伝搬経路毎に、上述した式(3)を用いて算出した各段階における伝搬度を合計することにより、伝搬経路毎の伝搬度を算出する。そして、伝搬度解析部151は、各伝搬経路の伝搬度を合計することにより、書き込み情報の伝搬度を算出する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ソーシャル・メディアにおいて、ユーザ間の書き込み情報の広がりを、書き込み情報の再発信によるユーザ関係を示す伝搬経路情報、およびユーザのリンク関係を示すリンク数とともに、ユーザが書き込み情報を発信する力を示す発信力を用いて伝搬度を算出し、伝搬度が高く、ユーザ間に広く伝搬されている書き込み情報を発信し、影響力のあるユーザをインフルエンサーとして抽出することができる。
<伝搬度解析事例>
上述した第1の実施形態および第2の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置100、101により書き込み情報の伝搬度を算出した場合の一例を、図5を用いて説明する。図5(a)には、伝搬経路解析部140で解析された伝搬経路を示す。また、図5(b)には、図5(a)に示す伝搬経路に含まれる各ユーザの情報を示す。
図5(a)に示すように、「ユーザH」が発信した書き込み情報は、伝搬経路の第1段階では、「ユーザI」、「ユーザJ」、および「ユーザK」に、第2段階では、「ユーザL」、「ユーザM」に、第3段階では、「ユーザN」、「ユーザO」に、第4段階では「ユーザP」よって再発信されて、伝搬される。
最初に、第1の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置100を用いて、図5における「ユーザH」が最初に発信した書き込み情報の伝搬度、および図5に示す伝搬経路において2番目に影響力のあるインフルエンサーを抽出する場合について説明する。
第2段階のインフルエンサーは、「ユーザH」が発信した書き込み情報を再発信した「ユーザI」、「ユーザJ」、「ユーザK」のうち、最も高い伝搬度の書き込み情報を発信したユーザが図5に示す伝搬経路において2番目に影響力のあるインフルエンサーとなる。まず、「ユーザI」、「ユーザJ」、「ユーザK」それぞれを経由した伝搬経路について、上述した式(1)に図5(b)に示す値を代入し、各段階における伝搬度Snを算出する。「ユーザI」を経由した伝搬経路の各段階における伝搬度Snの計算式および計算結果を以下の式(4)に示す。
同様にして、「ユーザJ」、「ユーザK」を経由した伝搬経路の各段階における伝搬度Snを算出する。そして、各段階における伝搬度Snを合計して算出する各ユーザが発信した書き込み情報の伝搬度、すなわち各ユーザの影響力の計算式および計算結果を以下の式(5)に示す。
式(5)に示す計算結果より、2番目に影響力のあるインフルエンサーは、伝搬度が最も高い「ユーザJ」であることがわかる。この結果から、リンク関係にあるユーザの数が多く、かつ再発信するユーザの数が多いユーザが高い影響力を有することがわかる。また、「ユーザH」が最初に発信した書き込み情報の伝搬度は、式(6)に示すように、式(4)で算出した各伝搬経路における書き込み情報の伝搬度を足し合わせて、「4.513394」と算出することができる。
次に、第2の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置101を用いて、図5における「ユーザH」が最初に発信した書き込み情報の伝搬度、および図5に示す伝搬経路において2番目に影響力のあるインフルエンサーを抽出する場合について説明する。
まず、図5に示す伝搬経路に含まれるユーザそれぞれの発信力Xを、図5(b)に示す値を上述した式(2)に代入して算出する。各ユーザの発信力Xの計算式および計算結果を以下の式(7)に示す。
次に、「ユーザI」、「ユーザJ」、「ユーザK」それぞれを経由した伝搬経路について、上述した式(3)に、図5(b)に示す値および式(7)で算出された各ユーザの発信力Xを代入し、各段階における伝搬度Snを算出する。「ユーザI」を経由した伝搬経路の各段階における伝搬度Snの計算式および計算結果を以下の式(8)に示す。
同様にして、「ユーザJ」、「ユーザK」を経由した伝搬経路の各段階における伝搬度Snを算出する。そして、各段階における伝搬度Snを合計して算出する各ユーザが発信した書き込み情報の伝搬度、すなわち各ユーザの影響力の計算式および計算結果を以下の式(9)に示す。
式(9)に示す計算結果より、2番目に影響力のあるインフルエンサーは、「ユーザJ」であることがわかる。これは、第1の実施形態に係るインフルエンサー抽出装置100を用いた場合と同様の結果である。また、「ユーザH」が最初に発信した書き込み情報の伝搬度は、式(10)に示すように、式(9)で算出した各伝搬経路における書き込み情報の伝搬度を足し合わせて、「1.653」と算出することができる。
以上によれば、情報が伝搬される度合いを示す伝搬度を算出することにより、情報の伝搬において影響力を持っているインフルエンサーを抽出することができることが分かる。また、情報の伝搬度を比較することにより、最も広く伝搬された情報を特定することができる。
なお、インフルエンサー抽出装置の処理をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを機器に読み込ませ、実行することによって本発明のインフルエンサー抽出装置を実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。更に、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
(変形形態)
上述した実施形態において、ソーシャル・メディアから直接取得した、書き込み情報や、各ユーザのリンク数、全発信数、再発信数、および期間発信数を用いているが、ソーシャル・メディアから取得した書き込み情報を記憶する書き込み情報記憶部や、各ユーザのリンク数、全発信数、再発信数、および期間発信数を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶部を、インフルエンサー抽出装置100、101に備え、書き込み情報記憶部およびユーザ情報記憶部に記憶されている情報を用いてもよい。また、書き込み情報記憶部およびユーザ情報記憶部から情報を取得する際に、所定の条件、例えばキーワードにより検索を行い、検索された情報を取得してもよい。
10 ソーシャル・メディア
100 インフルエンサー抽出装置
110 情報取得部
120 伝搬経路解析部
130 ユーザ情報取得部
140 伝搬度解析部
150 抽出部

Claims (8)

  1. ソーシャル・メディア内のユーザの中からインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置であって、
    ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する情報取得手段と、
    前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、前記ソーシャル・メディアから取得するユーザ情報取得手段と、
    前記情報取得手段で取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、前記書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する伝搬経路解析手段と、
    前記取得された書き込み情報について、前記作成された伝搬経路情報と、前記ユーザ情報取得手段で取得されたユーザの数のうち、前記伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、前記取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する伝搬度解析手段と、
    前記伝搬度解析手段で算出された各伝搬度を前記取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする影響力決定手段と、
    前記影響力決定手段で算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する抽出手段と、
    を備えることを特徴とするインフルエンサー抽出装置。
  2. 前記ユーザ情報取得手段が、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、前記ソーシャル・メディアに発信した情報の全発信数、他のユーザにより再発信された情報の再発信数、および所定期間に発信した情報の期間発信数を、前記ソーシャル・メディアから取得し、
    前記ユーザ情報取得手段で取得された全発信数、再発信数、および期間発信数に基づいて、前記ユーザそれぞれの発信力を算出する発信力解析手段を備え、
    前記伝搬度解析手段が、前記取得された書き込み情報について、前記作成された伝搬経路情報と、前記ユーザ情報取得手段で取得されたユーザの数のうち、前記伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数と、当該伝搬経路に含まれるユーザについて前記発信力解析手段で解析された発信力と、に基づいて、前記伝搬度を算出することを特徴とする請求項1に記載のインフルエンサー抽出装置。
  3. 前記伝搬度解析手段は、前記伝搬経路解析手段で解析された伝搬経路に基づいて、各段階における前記取得された書き込み情報の伝搬度を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインフルエンサー抽出装置。
  4. 前記情報取得手段で取得された情報を記憶する書き込み情報記憶手段と、
    前記ユーザ情報取得手段で取得された情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    を備え、
    前記情報取得手段で取得された情報に代わって、前記書き込み情報記憶手段に記憶されている情報を用い、
    前記ユーザ情報取得手段で取得された情報に代わって、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている情報を用いることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のインフルエンサー抽出装置。
  5. 前記情報取得手段は、前記ソーシャル・メディアにおいて再発信された書き込み情報のうち、所定の条件に合致する書き込み情報を取得することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のインフルエンサー抽出装置。
  6. 前記書き込み情報記憶手段から、所定の条件に合致する書き込み情報を取得することを特徴とする検索手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のインフルエンサー抽出装置。
  7. ソーシャル・メディア内のユーザの中からインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置におけるインフルエンサー抽出方法であって、
    前記インフルエンサー抽出装置が、情報取得手段、ユーザ情報取得手段、伝搬経路解析手段、伝搬度解析手段、影響力決定手段、および抽出手段を備え、
    前記情報取得手段が、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する第1のステップと、
    前記ユーザ情報取得手段が、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、前記ソーシャル・メディアから取得する第2のステップと、
    前記伝搬経路解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する第3のステップと、
    前記伝搬度解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報について、前記第3のステップで作成された伝搬経路情報と、前記第2のステップで取得されたユーザの数のうち、前記第3のステップで解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する第4のステップと、
    前記影響力決定手段が、前記第4のステップで算出された各伝搬度を前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする第5のステップと、
    前記抽出手段が、前記第5のステップで算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する第6のステップと、
    を含むことを特徴とするインフルエンサー抽出方法。
  8. ソーシャル・メディア内のユーザの中からインフルエンサーを抽出するインフルエンサー抽出装置におけるインフルエンサー抽出方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記インフルエンサー抽出装置が、情報取得手段、ユーザ情報取得手段、伝搬経路解析手段、伝搬度解析手段、影響力決定手段、および抽出手段を備え、
    前記情報取得手段が、ソーシャル・メディアから、ユーザ間および書き込み情報間の再発信関係を特定する再発信関係情報を含む書き込み情報を取得する第1のステップと、
    前記ユーザ情報取得手段が、前記ソーシャル・メディア内のユーザそれぞれについて、リンク関係にあるユーザの数を、前記ソーシャル・メディアから取得する第2のステップと、
    前記伝搬経路解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報に含まれる再発信関係情報に基づいて、書き込み情報が伝搬する伝搬経路を解析し、伝搬経路情報を作成する第3のステップと、
    前記伝搬度解析手段が、前記第1のステップで取得された書き込み情報について、前記第3のステップで作成された伝搬経路情報と、前記第2のステップで取得されたユーザの数のうち、前記第3のステップで解析された伝搬経路に含まれるユーザとリンク関係にあるユーザの数とに基づいて、前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれの広がりの度合いを示す伝搬度を算出する第4のステップと、
    前記影響力決定手段が、前記第4のステップで算出された各伝搬度を前記第1のステップで取得された書き込み情報それぞれを発信または再発信したユーザの影響力とする第5のステップと、
    前記抽出手段が、前記第5のステップで算出された影響力が高いユーザをインフルエンサーとして抽出する第6のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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