JP5585824B2 - 磁気共鳴イメージング装置、作動方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する磁気共鳴イメージング装置である。
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する、磁気共鳴イメージング装置である。
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップを有する血流動態解析方法である。
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップを有する血流動態解析方法である。
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理、を計算機に実行させるプログラムである。
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理、を計算機に実行させるプログラムである。
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴イメージング装置100の概略図である。
受信コイル6は、被検体14の頭部14aに取り付けられている。受信コイル5は、頭部14aからの磁気共鳴信号を受信する。
被検体14から収集した磁気共鳴信号の信号強度を表す強度画像を作成する。
動脈検出手段116は、絞込み手段115により絞り込まれた後の動脈候補領域Ra(後述する図16参照)の中から、動脈を検出する。
ステップST1では、造影剤を用いて、被検体14の頭部14aの撮影が行われる。オペレータ15は、撮影の前に、被検体14の撮影領域(頭部14a)にスライスを設定する。
第1の形態では、スライスSL1〜SLnが設定されている。各スライスは、オペレータ15がスライス位置、スライス枚数、およびスライス厚などの情報を入力することによって設定される。スライスSL1〜SLnの枚数は、例えば、12枚である。
図4(a)は、被検体14の頭部14aに設定されたn枚のスライスSL1〜SLnを示す図、図4(b)は、スライスSL1〜SLnにおける強度画像を、収集順序に従って時系列に並べて示す図である。
図5の上側には、スライスSLgにおけるm枚の強度画像CI1〜CImが示されており、図5の下側には、信号強度の時間変化を表す信号強度変化プロファイルの一例が概略的に示されている。
(1)スライスSL1の位置(x1,y1)の信号強度変化プロファイルS1(x1,y1)
(2)スライスSLgの位置(xi,yj+1)の信号強度変化プロファイルSg(xi,yj+1)
(3)スライスSLgの位置(xi,yj)の信号強度変化プロファイルSg(xi,yj)
(4)スライスSLgの位置(xi,yj−1)の信号強度変化プロファイルSg(xi,yj−1)
(5)スライスSLnの位置(xz,yz)の信号強度変化プロファイルSg(xz,yz)
図7の上側には、スライスSL1〜SLnが示されており、図7の下側には、スライスSLgの位置(xi,yj)の信号強度変化プロファイルSg(xi,yj)と、スライスSLgの位置(xp,yq)の信号強度変化プロファイルSg(xp,yq)が示されている。
動脈候補領域Raを決定した後、ステップST3に進む。
ステップST31では、灌流パラメータ画像作成手段114a(図1参照)が、ステップST1において作成された信号強度変化プロファイルS1(x1,y1)〜Sn(xz,yz)(図6参照)に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成する。第1の形態では、灌流パラメータとして、ピーク時間TTPを求める。ピーク時間TTPの一例が、図7に示されている。ピーク時間TTPは、信号強度がピーク値(ここでは、最小値)になるときの時間を表す灌流パラメータである。灌流パラメータ画像作成手段114aは、各信号強度変化プロファイルについて、ピーク時間TTPを求める。信号強度変化プロファイルは、各スライスSL1〜SLnの各座標ごとに作成されているので、ピーク時間TTPは、各スライスSL1〜SLnの各座標ごとに求められる。したがって、各スライスSL1〜SLnごとに、ピーク時間TTPを表す画像(以下、「TTP画像」と呼ぶ)のデータが得られる(図9参照)。
図9(a)はスライスSL1〜SLnを概略的に示す図、図9(b)はTTP画像A1〜Anを概略的に示す図、図9(c)は、実際のTTP画像の一例を示す図である。TTP画像A1〜Anを求めた後、ステップST32に進む。
平滑化は、例えば、移動平均法を使用することができる。図11の下側には、実際の平滑化されたTTP画像の一例が示されている。平滑化されたTTP画像(以下、「平滑化画像」と呼ぶ)A1′〜An′を求めた後、ステップST34に進む。
SUB(x,y)=TTP′(x,y)−TTPmean ・・・(1)
ただし、TTP′(x,y):平滑化画像A1′〜An′の座標(x,y)に
おけるピクセル値
TTPmean:ピーク時間平均値
SUB(xi,yj)=TTP′(xi,yj)−TTPmean ・・・(2)
算出される。SUB(x,y)の値を算出した後、ステップST35に進む。
ヒストグラムの横軸は、ピクセル値SUB(x,y)であり、縦軸は、同じピクセル値SUB(x,y)を有するピクセルの個数Nである。
図14(a)は、各スライスSL1〜SLnごとに決定された病変部候補領域Rp(斜線の領域)を示す概略図、図14(b)は、実際に決定された病変部候補領域Rpの一例を示す図である。
Pth=Peak+Δt ・・・(3)
ここで、Peak:ピクセルの個数Nがピーク値になるときのピクセル値SUB(x,y)
Δp:過去のデータ等を参考にして事前に決定された値
図16の上側には、スライスSL1〜SLnが示されており、図16の下側には、スライスSLgの位置(xi,yj)の信号強度変化プロファイルSg(xi,yj)と、スライスSLgの位置(xr,ys)の信号強度変化プロファイルSg(xr,ys)が示されている。
図17には、動脈として検出された位置を黒丸で示してある。図17では、スライスSL1では、座標(xt,yu)のみが動脈の位置として検出されており、スライスSLgでは、座標(xi,yj+1)〜(xi+1,yj−1)が動脈の位置として検出されており、スライスSLnでは、座標(xv,yw)のみが動脈の位置として検出されている。また、図17には、動脈として検出された位置における信号強度プロファイルのうち、3つの信号強度プロファイルS1(xt,yu)、Sg(xi,yj)、およびSn(xv,yw)のみが示されている。
動脈の位置を検出した後、ステップST6に進む。
図18には、ステップST5において動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルS1(xt,yu)〜Sn(xv,yw)が上から順に並べて示されており、一番下には、信号強度変化プロファイルS1(xt,yu)〜Sn(xv,yw)に基づいて求められた動脈入力関数Faが示されている。ただし、説明の便宜上、信号強度変化プロファイルS1(xt,yu)〜Sn(xv,yw)については、信号強度変化プロファイルS1(xt,yu)、Sg(xi,yj)、およびSn(xv,yw)のみが示されている。
図19は、第2の形態のMRI装置200の概略図である。
ステップST1およびST2は、第1の形態と同じであるので、説明は省略する。ステップST2において動脈候補領域を決定した後、ステップST3に進む。
ステップST31では、灌流パラメータ画像作成手段214a(図19参照)が、ステップST1において作成された信号強度変化プロファイルS1(x1,y1)〜Sn(xz,yz)(図6参照)に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成する。第2の形態では、灌流パラメータとして、ピーク時間TTPの他に、到達時間BATも求める。到達時間BATの一例が図7に示されている。到達時間BATは、造影剤が到達した時間を表す灌流パラメータである。灌流パラメータ画像作成手段214aは、各信号強度変化プロファイルについて、ピーク時間TTPおよび到達時間BATを求める。到達時間BATを求める方法としては、信号強度プロファイルに基づいて、造影剤が到達する前の信号強度を表すベースラインを求め、信号強度がベースラインよりも所定の値だけ下がったときの時間を、到達時間BATとして決定する方法などが考えられられる。ただし、図7に示す信号強度プロファイルSg(xp,yq)のように、信号強度の最小値Sminが、しきい値Sthよりも大きい場合は、造影剤が到達する前の信号強度を表すベースラインの誤差が大きくなりやすい。したがって、ベースラインの誤差が大きくなりやすい場合は、ピーク時間TTPよりも所定の時間Δtcだけ前の時間を到達時間BATとするように予め決めておけばよい。
図21(a)はスライスSL1〜SLnを概略的に示す図、図21(b)はTTP画像A1〜Anを概略的に示す図、図21(c)は、BAT画像B1〜Bnを概略的に示す図である。TTP画像A1〜AnおよびBAT画像B1〜Bnを求めた後、ステップST32に進む。
TTP画像A1〜AnとBAT画像B1〜Bnとの差分を求めることにより、差分画像C1〜Cnが得られる。差分画像C1〜Cnを求めた後、ステップST33に進む。
平滑化は、例えば、移動平均法を使用することができる。平滑化された差分画像(以下、「平滑化差分画像」と呼ぶ)C1′〜Cn′を求めた後、ステップST34に進む。
図24は、第3の形態のMRI装置300の概略図である。
図25は、MRI装置300の処理フローを示す図である。
ステップST31では、重心位置決定手段314a(図1参照)が、各スライスSL1〜SLnごとに、重心位置を決定する(図27参照)。
図27(a)は、各スライスSL1〜SLnにおける重心位置Gを概略的に示す図、図27(b)は、実際に決定された重心位置Gの一例を示す図である。
図28(a)は、各スライスSL1〜SLnにおける静脈洞候補領域Rvを概略的に示す図、図28(b)は、実際に決定された静脈洞候補領域Rvの一例を示す図である。
動脈候補領域Raから、病変部候補領域Rpに重なる部分Roverを除外することによって、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞を、動脈候補領域Raから除外することができる。図30には、絞り込まれた後の動脈候補領域Raの範囲はドットで示されている。動脈候補領域Raから、静脈洞候補領域Rvに重なる部分Roverを除外した後、ステップST5に進む。
第3の形態では、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞を含む可能性が高い静脈洞候補領域Rvを求め、動脈候補領域Raと静脈洞候補領域Rvとの重なる部分Roverは、動脈候補領域Raから除外している。したがって、推定誤差の小さい動脈入力関数Faを求めることができ、CBF画像、CBV画像、MTT画像など、動脈入力関数Faに基づいて作成される灌流パラメータ画像の信頼性を高めることができる。
3 テーブル
4 クレードル
5 造影剤注入装置
6 受信コイル
7 シーケンサ
8 送信器
9 勾配磁場電源
10 受信器
11 中央処理装置
12 入力装置
13 表示装置
14 被検体
15 オペレータ
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 送信コイル
100、200、300 MRI装置
111 強度画像作成手段
112 信号強度変化プロファイル作成手段
113 動脈候補領域決定手段
114 病変部候補領域特定手段
114a 灌流パラメータ画像作成手段
114b 平均値算出手段
114c 平滑化手段
114d 差分手段
114e 決定手段
115 絞込み手段
116 動脈検出手段
117 動脈入力関数算出手段
Claims (15)
- 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する病変部候補領域特定手段と、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
を有し、
前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間であり、
前記病変部候補領域特定手段は、
前記ピーク時間の平均値を求める平均値算出手段と、
前記ピーク時間を表す画像データを平滑化する平滑化手段と、
平滑化された前記画像データと、前記ピーク時間の平均値との差分を求める差分手段と、
前記差分に基づいて、前記病変部候補領域を決定する決定手段と、
を有する磁気共鳴イメージング装置。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する病変部候補領域特定手段と、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
を有し、
前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間と前記撮影領域に造影剤が到達する到達時間であり、
前記病変部候補領域特定手段は、
前記ピーク時間を表す画像データと、前記到達時間を表す画像データとの差分を求める差分手段と、
前記差分を表す画像データを平滑化する平滑化手段と、
平滑化された前記画像データに基づいて、前記病変部候補領域を決定する決定手段と
を有する磁気共鳴イメージング装置。 - 磁気共鳴信号の信号強度を表す強度画像を作成する強度画像作成手段と、
前記強度画像に基づいて、信号強度の時間変化を表す信号強度変化プロファイルを作成する信号強度変化プロファイル作成手段と、
をさらに有する、請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記信号強度変化プロファイルに基づいて、前記撮影領域の中から、動脈が存在する候補となる動脈候補領域を決定する動脈候補領域決定手段と、
前記動脈候補領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈が存在する領域を絞り込む絞込み手段と
をさらに有し、
前記動脈検出手段は、前記絞込み手段により絞り込まれた領域の中から、動脈を検出する、
請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記動脈検出手段により動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルに基づいて動脈入力関数を算出する動脈入力関数算出手段を有する、請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
- 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する病変部候補領域特定手段と、
前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する静脈洞候補領域特定手段と、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域および前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
を有し、
前記静脈洞候補領域特定手段は、
撮影断面の重心位置を決定する重心位置決定手段と、
前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する静脈洞候補領域決定手段と、
を有する磁気共鳴イメージング装置。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する静脈洞候補領域特定手段と、
前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
を有し、
前記静脈洞候補領域特定手段は、強度画像に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するものであり、
撮影断面の重心位置を決定する重心位置決定手段と、
前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する静脈洞候補領域決定手段と、
を有する磁気共鳴イメージング装置。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定するステップと、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップと
を有し、
前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間であり、
前記病変部候補領域を特定するステップは、
前記ピーク時間の平均値を求めるステップと、
前記ピーク時間を表す画像データを平滑化するステップと、
平滑化された前記画像データと、前記ピーク時間の平均値との差分を求めるステップと、
前記差分に基づいて、前記病変部候補領域を決定するステップと、
を有する作動方法。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定するステップと、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップと
を有し、
前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間と前記撮影領域に造影剤が到達する到達時間であり、
前記病変部候補領域を特定するステップは、
前記ピーク時間を表す画像データと、前記到達時間を表す画像データとの差分を求めるステップと、
前記差分を表す画像データを平滑化するステップと、
平滑化された前記画像データに基づいて、前記病変部候補領域を決定するステップと
を有する作動方法。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定するステップと、
前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するステップと、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域および前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップと
を有し、
前記静脈洞候補領域を特定するステップは、
撮影断面の重心位置を決定するステップと、
前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定するステップと、
を有する作動方法。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するステップと、
前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップと
を有し、
前記静脈洞候補領域を特定するステップは、強度画像に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するものであり、
撮影断面の重心位置を決定するステップと、
前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定するステップと
を有する作動方法。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する処理と、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と
を計算機に実行させるプログラムであり、
前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間であり、
前記病変部候補領域を特定する処理は、
前記ピーク時間の平均値を求める処理と、
前記ピーク時間を表す画像データを平滑化する処理と、
平滑化された前記画像データと、前記ピーク時間の平均値との差分を求める処理と、
前記差分に基づいて、前記病変部候補領域を決定する処理と
を含むプログラム。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する処理と、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と
を計算機に実行させるプログラムであり、
前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間と前記撮影領域に造影剤が到達する到達時間であり、
前記病変部候補領域を特定する処理は、
前記ピーク時間を表す画像データと、前記到達時間を表す画像データとの差分を求める処理と、
前記差分を表す画像データを平滑化する処理と、
平滑化された前記画像データに基づいて、前記病変部候補領域を決定する処理と
を含むプログラム。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する処理と、
前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する処理と、
前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域および前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と
を計算機に実行させるプログラムであり、
前記静脈洞候補領域を特定する処理は、
撮影断面の重心位置を決定する処理と、
前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する処理と
を含むプログラム。 - 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する処理と、
前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と
を計算機に実行させるプログラムであり、
撮影断面の重心位置を決定する処理と、
前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する処理と
を含むプログラム。
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