JP5585824B2 - 磁気共鳴イメージング装置、作動方法、およびプログラム - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、作動方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置、血流動態解析方法、およびプログラムに関する。
造影MR灌流画像処理において、動脈入力関数を求める方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-130141号公報
動脈入力関数は、灌流画像処理において、脳血流量(Cerebral Blood Flow)CBFや、脳血液量(Cerebral Blood Volume)CBVなどの定量性を向上させるために使用される重要な関数である。したがって、動脈入力関数を求める場合、動脈入力関数を求めるのに適した動脈を特定することが重要となる。動脈を特定する方法として、医師や技師が手動で特定する方法があるが、医師や技師の手間を省くという観点から、動脈を自動で検出する方法が提案されている。動脈を自動で検出する方法として、例えば、造影剤到達時間や信号強度変化の大きさなどを基準にして動脈を検出する方法があるが、従来の方法では、動脈入力関数を求めるのに適していない血管(例えば、静脈や、病変部の動脈)が誤抽出されることがある。誤抽出された血管に基づいて得られた動脈入力関数を使用して脳血流量CBFや脳血液量CBVを算出すると、定量性が低下するという問題がある。したがって、動脈入力関数を求めるのに適した動脈を検出できることが望まれている。
第1の観点の発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する磁気共鳴イメージング装置である。
第2の観点の発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する、磁気共鳴イメージング装置である。
第3の観点の発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する血流動態解析方法であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップを有する血流動態解析方法である。
第4の観点の発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する血流動態解析方法であって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップを有する血流動態解析方法である。
第5の観点の発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理、を計算機に実行させるプログラムである。
第6の観点の発明は、造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、
前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定し、前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理、を計算機に実行させるプログラムである。
病変部候補領域又は静脈洞候補領域を除外するので、動脈入力関数を求めるのにより適した動脈を検出することができる。
本発明の第1の形態の磁気共鳴イメージング装置100の概略図である。 MRI装置100の処理フローを示す図である。 設定されたスライスの一例である。 強度画像の動態画像の説明図である。 スライスSLgにおける信号強度の時間変化を示す図である。 各スライスSL1〜SLnごとに得られる各位置(x,y)の信号強度変化プロファイルを概略的に示す図である。 動脈候補領域の説明図である。 病変部候補領域を特定するときに実行されるフローを示す図である。 TTP画像の説明図である。 ピーク時間TTPの平均値TTPmeanを算出するときの説明図である。 TTP画像A1〜Anのデータを平滑化するときの説明図である。 平滑化画像A1′〜An′をピーク時間平均値TTPmeanで減算するときの説明図である。 ピクセル値SUB(x,y)のヒストグラムの概略図である。 病変部候補領域の説明図である。 動脈候補領域Raと病変部候補領域Rpとの位置関係を概略的に示す図である。 絞り込まれた後の動脈候補領域Raを示す図である。 検出された動脈の位置を概略的に示す図である。 動脈入力関数Faを算出するときの説明図である。 第2の形態のMRI装置200の概略図である。 病変部候補領域を特定するときに実行されるフローを示す図である。 TTP画像およびBAT画像の概略図である。 差分を求めるときの説明図である。 差分画像C1〜Cnのデータを平滑化するときの説明図である。 第3の形態のMRI装置300の概略図である。 MRI装置300の処理フローを示す図である。 静脈洞候補領域を特定するときに実行されるフローを示す図である。 重心位置を示す図である。 静脈洞候補領域を示す図である。 動脈候補領域Raと静脈洞候補領域Rvとの位置関係を概略的に示す図である。 絞り込まれた後の動脈候補領域Raを示す図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を詳細に説明するが、本発明は、以下の形態に限定されることはない。
(1)第1の形態
図1は、本発明の第1の形態の磁気共鳴イメージング装置100の概略図である。
磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ。MRI:Magnetic Resonance Imaging)100は、磁場発生装置2と、テーブル3と、クレードル4と、造影剤注入装置5と、受信コイル6などを有している。
磁場発生装置2は、被検体14が収容されるボア21と、超伝導コイル22と、勾配コイル23と、送信コイル24とを有している。超伝導コイル22は静磁場B0を印加し、勾配コイル23は勾配磁場を印加し、送信コイル24はRFパルスを送信する。尚、超伝導コイル22の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
クレードル4は、テーブル3からボア21に移動できるように構成されている。クレードル4によって、被検体14はボア21に搬送される。
造影剤注入装置5は、被検体14に造影剤を注入する。
受信コイル6は、被検体14の頭部14aに取り付けられている。受信コイル5は、頭部14aからの磁気共鳴信号を受信する。
MRI装置100は、更に、シーケンサ7、送信器8、勾配磁場電源9、受信器10、中央処理装置11、入力装置12、および表示装置13を有している。
シーケンサ7は、中央処理装置11の制御を受けて、パルスシーケンスを実行するための情報を送信器8および勾配磁場電源9に送る。具体的には、シーケンサ7は、中央処理装置11の制御を受けて、RFパルスの情報(中心周波数、バンド幅など)を送信器8に送り、勾配磁場の情報(勾配磁場の強度など)を勾配磁場電源9に送る。
送信器8は、シーケンサ7から送られた情報に基づいて、RFコイル24を駆動する駆動信号を出力する。
勾配磁場電源9は、シーケンサ7から送られた情報に基づいて、勾配コイル23を駆動する駆動信号を出力する。
受信器10は、受信コイル6で受信された磁気共鳴信号を信号処理し、中央処理装置11に伝送する。
中央処理装置11は、シーケンサ7および表示装置13に必要な情報を伝送したり、受信器10から受け取った信号に基づいて画像を再構成するなど、MRI装置100の各種の動作を実現するように、MRI装置100の各部の動作を制御する。中央処理装置11は、例えばコンピュータ(computer)によって構成される。中央処理装置11は、強度画像作成手段111〜動脈入力関数算出手段117を有している。
強度画像作成手段111は、磁気共鳴信号の信号強度を表す強度画像を作成する。
被検体14から収集した磁気共鳴信号の信号強度を表す強度画像を作成する。
信号強度変化プロファイル作成手段112は、信号強度の時間変化を表す信号強度変化プロファイルを作成する。
動脈候補領域決定手段113は、信号強度変化プロファイル作成手段112により作成された信号強度変化プロファイルに基づいて、動脈が存在する候補となる動脈候補領域を決定する。
病変部候補領域特定手段114は、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する。病変部候補領域特定手段114は、灌流パラメータ画像作成手段114a〜決定手段114eを有している。
灌流パラメータ画像作成手段114aは、信号強度変化プロファイルに基づいて、TTP画像A1〜Anのデータを作成する(後述する図9参照)。
平均値算出手段114bが、TTP画像A1〜Anの各ピクセルが表すピーク時間TTPの平均値TTPmeanを算出する(後述する図10参照)。
平滑化手段114cが、TTP画像A1〜Anのデータを平滑化する(後述する図11参照)。
差分手段114dは、平滑化画像A1′〜An′の各ピクセルが表すピーク時間から、ピーク時間TTPの平均値TTPmeanを減算する(後述する図12参照)。
決定手段114eは、減算後の平滑化画像A1’’〜An’’ (後述する図12参照)に基づいて、病変部の候補となる病変部候補領域を決定する。
絞込み手段115は、動脈候補領域Raの範囲を絞り込む。
動脈検出手段116は、絞込み手段115により絞り込まれた後の動脈候補領域Ra(後述する図16参照)の中から、動脈を検出する。
動脈入力関数算出手段117は、動脈検出手段116により動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルに基づいて、動脈入力関数Fa(後述する図18参照)を算出する。
中央処理装置11は、強度画像作成手段111〜動脈入力関数算出手段117の一例であり、所定のプログラムを実行することにより、これらの手段として機能する。
入力装置12は、オペレータ15の操作に応じて、種々の命令を中央処理装置11に入力する。表示装置13は種々の情報を表示する。
MRI装置100は、上記のように構成されている。次に、MRI装置100の動作について説明する。
図2は、MRI装置100の処理フローを示す図である。
ステップST1では、造影剤を用いて、被検体14の頭部14aの撮影が行われる。オペレータ15は、撮影の前に、被検体14の撮影領域(頭部14a)にスライスを設定する。
図3は、設定されたスライスの一例である。
第1の形態では、スライスSL1〜SLnが設定されている。各スライスは、オペレータ15がスライス位置、スライス枚数、およびスライス厚などの情報を入力することによって設定される。スライスSL1〜SLnの枚数は、例えば、12枚である。
スライスSL1〜SLnを設定した後、被検体14に造影剤を注入し、スキャンを実行する。第1の形態では、PWI(Perfusion Weighted Imaging)のMRI画像を得るためのスキャン(例えば、EPI(Echo Planar Imaging)のスキャン)が実行される。このスキャンにより収集された磁気共鳴信号は、受信器10によってA/D(Analog/Digital)変換などの処理が行われ、中央処理装置11に伝送される。
中央処理装置11では、強度画像作成手段111(図1参照)が、受信器10から受け取った信号に基づいて、磁気共鳴信号の信号強度を表す強度画像の動態画像を作成する(図4参照)。
図4は、強度画像の動態画像の説明図である。
図4(a)は、被検体14の頭部14aに設定されたn枚のスライスSL1〜SLnを示す図、図4(b)は、スライスSL1〜SLnにおける強度画像を、収集順序に従って時系列に並べて示す図である。
第1の形態では、各スライスごとに、m枚の強度画像が得られるので、全部でn×m枚の強度画像が得られる。図4(b)では、スライスSLgの一部の強度画像について、符号CI、CIα、CIで示されている。
図4(c)は、スライスSL1〜SLnのうちのスライスSgにおけるm枚の強度画像CI〜CIを示す図である。
強度画像CI〜CIは時間軸tの方向に並んでおり、強度画像CI〜CIの各ピクセルの位置は、x軸およびy軸で表される。また、強度画像CI〜CIの各ピクセルが表す信号強度は、「D(x,y)」(ただし、k=1〜m)で表されている。図4(c)には、代表して、スライスSLgの位置(x,yj−1)、(x,y)、および(x,yj+1)における信号強度(例えば、D(x,yj−1))が示されている。
信号強度変化プロファイル作成手段112(図1参照)は、強度画像CI〜CIに基づいて、スライスSLgの各位置(x,y)ごとに、信号強度の時間変化を表す信号強度変化プロファイルを作成する(図5参照)。
図5は、スライスSLgにおける信号強度の時間変化を示す図である。
図5の上側には、スライスSLgにおけるm枚の強度画像CI〜CIが示されており、図5の下側には、信号強度の時間変化を表す信号強度変化プロファイルの一例が概略的に示されている。
図5では、代表して、スライスSLgの位置(x,yj+1)、(x,y)、および(x,yj−1)における信号強度変化プロファイルSg(x,yj+1)、Sg(x,y)、およびSg(x,yj−1)が概略的に示されている。信号強度変化プロファイルの横軸は、時間tであり、縦軸は、信号強度を表している。尚、信号強度変化プロファイル作成手段112は、スライスSLgの他の位置(x,y)の信号強度変化プロファイルも作成し、更に、スライスSLg以外の他のスライスについても、各位置(x,y)の信号強度変化プロファイルを作成する。したがって、各スライスSL1〜SLnごとに、各位置(x,y)の信号強度変化プロファイルが得られる(図6参照)。
図6は、各スライスSL1〜SLnごとに得られる各位置(x,y)の信号強度変化プロファイルを概略的に示す図である。
図6では、説明の便宜上、以下の5つの信号強度変化プロファイルのみが示されている。
(1)スライスSL1の位置(x,y)の信号強度変化プロファイルS1(x,y
(2)スライスSLgの位置(x,yj+1)の信号強度変化プロファイルSg(x,yj+1
(3)スライスSLgの位置(x,y)の信号強度変化プロファイルSg(x,y
(4)スライスSLgの位置(x,yj−1)の信号強度変化プロファイルSg(x,yj−1
(5)スライスSLnの位置(x,y)の信号強度変化プロファイルSg(x,y
しかし、信号強度変化プロファイル作成手段112は、実際には、スライスS1〜Snの各位置(x,y)の信号強度変化プロファイルを求める。信号強度変化プロファイルを求めた後、ステップST2に進む。
ステップST2では、動脈候補領域決定手段(図1参照)113が、ステップST1で作成された信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sg(x,y)に基づいて、動脈が存在する候補となる動脈候補領域を決定する(図7参照)。
図7は、動脈候補領域の説明図である。
図7の上側には、スライスSL1〜SLnが示されており、図7の下側には、スライスSLgの位置(x,y)の信号強度変化プロファイルSg(x,y)と、スライスSLgの位置(x,y)の信号強度変化プロファイルSg(x,y)が示されている。
動脈では、造影剤の影響によって、ある時刻において信号強度が急激に低下する。したがって、各信号強度変化プロファイルごとに、信号強度が急激に低下したか否かを判断することによって、動脈が存在する候補となる動脈候補領域Raを決定することができる(図7には、動脈候補領域Raの範囲はドットで示されている)。信号強度が急激に低下したか否かを判断する方法としては、各信号強度変化プロファイルの信号強度の最小値Sminを、信号強度のしきい値Sthと比較する方法が考えられる。例えば、信号強度変化プロファイルSg(x,y)を参照すると、信号強度の最小値Sminは、しきい値Sthよりも小さい。したがって、信号強度変化プロファイルSg(x,y)は、信号強度が急激に小さくなっていると考えることができるので、動脈における信号強度の時間変化を表している可能性が高いと考えられる。一方、信号強度変化プロファイルSg(x,y)を参照すると、信号強度の最小値Sminは、しきい値Sthよりも大きいので、動脈以外の組織における信号強度の時間変化を表している可能性が高いと考えられる。したがって、信号強度変化プロファイルごとに、信号強度の最小値Sminがしきい値Sthよりも小さくなるか否かを判断することによって、動脈候補領域を決定することができる。しきい値Sthの決定方法としては、各信号強度変化プロファイルについて信号強度の最小値Sminを求め、求めた信号強度の最小値Sminの平均値Mを、しきい値Sthとする方法や、平均値Mに係数α(例えば、α=1.2)を乗じた値α・Mを、しきい値Sthとする方法などが考えられる。
尚、被検体14の外側には動脈は存在しないので、動脈候補領域Raを決定する場合には、被検体14の外側を事前に動脈候補領域Raから除外しておいてもよい。また、上記の説明では、造影剤の影響によって、ある時刻において信号強度が急激に低下するプロファイルが示されている。しかし、測定法によっては、逆に、信号強度が急激に上昇するプロファイルになることがある。この場合は、信号強度の最大値Smaxを求め、しきい値と比較すればよい。
動脈候補領域Raを決定した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、病変部候補領域特定手段114(図1参照)が、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する。以下に、病変部候補領域を特定するときに実行されるフローについて説明する。
図8は、病変部候補領域を特定するときに実行されるフローを示す図である。
ステップST31では、灌流パラメータ画像作成手段114a(図1参照)が、ステップST1において作成された信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)(図6参照)に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成する。第1の形態では、灌流パラメータとして、ピーク時間TTPを求める。ピーク時間TTPの一例が、図7に示されている。ピーク時間TTPは、信号強度がピーク値(ここでは、最小値)になるときの時間を表す灌流パラメータである。灌流パラメータ画像作成手段114aは、各信号強度変化プロファイルについて、ピーク時間TTPを求める。信号強度変化プロファイルは、各スライスSL1〜SLnの各座標ごとに作成されているので、ピーク時間TTPは、各スライスSL1〜SLnの各座標ごとに求められる。したがって、各スライスSL1〜SLnごとに、ピーク時間TTPを表す画像(以下、「TTP画像」と呼ぶ)のデータが得られる(図9参照)。
図9は、TTP画像の説明図である。
図9(a)はスライスSL1〜SLnを概略的に示す図、図9(b)はTTP画像A1〜Anを概略的に示す図、図9(c)は、実際のTTP画像の一例を示す図である。TTP画像A1〜Anを求めた後、ステップST32に進む。
ステップST32では、平均値算出手段114b(図1参照)が、ピーク時間TTPの平均値TTPmeanを算出する。ピーク時間TTPの平均値(以下、「ピーク時間平均値」と呼ぶ)TTPmeanを算出する場合、TTP画像A1〜Anの各画像ごとに、ピーク時間平均値TTPmeanを算出してもよいし(図10(a)参照)、全てのTTP画像A1〜Anに対して、ただ1つのピーク時間平均値TTPmeanを算出してもよい(図10(b)参照)。ここでは、図10(b)に示すように、全てのTTP画像A1〜Anに対して、ただ1つのピーク時間平均値TTPmeanを算出するとする。ピーク時間平均値TTPmeanを算出した後、ステップST33に進む。
ステップST33では、平滑化手段114c(図1参照)が、TTP画像A1〜Anのデータを平滑化する(図11参照)。
図11は、TTP画像A1〜Anのデータを平滑化するときの説明図である。
平滑化は、例えば、移動平均法を使用することができる。図11の下側には、実際の平滑化されたTTP画像の一例が示されている。平滑化されたTTP画像(以下、「平滑化画像」と呼ぶ)A1′〜An′を求めた後、ステップST34に進む。
ステップST34では、差分手段114d(図1参照)が、平滑化画像A1′〜An′の各ピクセルが表すピーク時間から、ステップST32で算出されたピーク時間平均値TTPmeanを減算する(図12参照)。
図12は、平滑化画像A1′〜An′をピーク時間平均値TTPmeanで減算するときの説明図である。
平滑化画像A1′〜An′の各ピクセルが表すピーク時間から、ピーク時間平均値TTPmeanを減算することにより、減算後の平滑化画像A1’’〜An’’が得られる。減算後の平滑化画像A1’’〜An’’の各々の座標(x,y)におけるピクセル値を、SUB(x,y)とすると、ピクセル値SUB(x,y)は、以下の式(1)で表される。
SUB(x,y)=TTP′(x,y)−TTPmean ・・・(1)
ただし、TTP′(x,y):平滑化画像A1′〜An′の座標(x,y)に
おけるピクセル値
TTPmean:ピーク時間平均値
したがって、例えば、減算後の平滑化画像Ag’’の座標(x,y)におけるピクセル値SUB(x,y)は、平滑化画像Ag′の座標(x,y)におけるピクセル値TTP′(x,y)を用いて、以下の式(2)で表される。
SUB(x,y)=TTP′(x,y)−TTPmean ・・・(2)
式(2)は、減算後の平滑化画像Ag’’の座標(x,y)におけるピクセル値SUB(x,y)を表しているが、他のピクセル値についても、式(1)によって
算出される。SUB(x,y)の値を算出した後、ステップST35に進む。
ステップST35では、決定手段114e(図1参照)が、減算後の平滑化画像A1’’〜An’’に基づいて、病変部の候補となる病変部候補領域を決定する。以下に、病変部候補領域の決定方法について説明する。
決定手段114eは、先ず、減算後の平滑化画像A1’’〜An’’の各ピクセルのピクセル値SUB(x,y)を用いて、ピクセル値SUB(x,y)のヒストグラムを求める(図13参照)。
図13は、ピクセル値SUB(x,y)のヒストグラムの概略図である。
ヒストグラムの横軸は、ピクセル値SUB(x,y)であり、縦軸は、同じピクセル値SUB(x,y)を有するピクセルの個数Nである。
一般的に、病変部では、ピクセル値SUB(x,y)が大きい値になる傾向がある。したがって、ピクセル値SUB(x,y)が大きい値であるか否かを判断するしきい値Pthを求めることによって、各スライスSL1〜SLnごとに、ピクセル値SUB(x,y)がしきい値Pth以上の値になる領域を、病変部候補領域として決定することができる(図14参照)。
図14は、病変部候補領域の説明図である。
図14(a)は、各スライスSL1〜SLnごとに決定された病変部候補領域Rp(斜線の領域)を示す概略図、図14(b)は、実際に決定された病変部候補領域Rpの一例を示す図である。
ピクセル値SUB(x,y)がしきい値Pth以上の値になる領域を特定することにより、病変部候補領域Rpを決定することができる。
尚、図13に示すしきい値Pthが小さすぎると、病変部候補領域Rpの中に含まれる健常部の割合が大きくなりすぎてしまい、一方、しきい値Pthが大きすぎると、実際は病変部にも関わらず、病変部候補領域Rpから除外される可能性が大きくなる。したがって、できるだけ実際の病変部のみが病変部候補領域Rpとして決定されるように、しきい値Pthを設定する必要がある。このようにしきい値Pthを設定する方法としては、例えば、以下の式に従って、しきい値Pthを設定する方法がある。
Pth=Peak+Δt ・・・(3)
ここで、Peak:ピクセルの個数Nがピーク値になるときのピクセル値SUB(x,y)
Δp:過去のデータ等を参考にして事前に決定された値
式(3)のPeakは、ヒストグラムから求めることができる値であり、Δpは、過去のデータ等を参考にして事前に決定された値である。したがって、式(3)から、しきい値Pthを算出することができる。式(3)を用いることによって、できるだけ実際の病変部のみが病変部候補領域Rpとして決定されるように、しきい値Pthを設定することができる。
上記のようにして、動脈候補領域Raおよび病変部候補領域Rpを求めることができる。図15に、動脈候補領域Raと病変部候補領域Rpとの位置関係を概略的に示す。病変部候補領域Rpを決定した後、ステップST4に進む。
ステップST4では、絞込み手段115(図1参照)が、動脈候補領域Raの範囲を絞り込む。一般的に、病変部に含まれる動脈の信号強度変化プロファイルは、後述する動脈入力関数を求めるのには適していないので、動脈候補領域Raのうち、病変部候補領域Rpに重なる部分Rover(図15参照)は、動脈候補領域Raから除外することが望ましい。そこで、絞込み手段115は、病変部候補領域Rpに重なる部分Roverを、動脈候補領域Raから除外する。これによって、動脈候補領域Raの範囲を絞り込むことができる(図16参照)。
図16は、絞り込まれた後の動脈候補領域Raを示す図である。
図16の上側には、スライスSL1〜SLnが示されており、図16の下側には、スライスSLgの位置(x,y)の信号強度変化プロファイルSg(x,y)と、スライスSLgの位置(x,y)の信号強度変化プロファイルSg(x,y)が示されている。
動脈候補領域Raから、病変部候補領域Rpに重なる部分Roverを除外することによって、病変部に含まれる恐れがある動脈を、動脈候補領域Raから除外することができる。図16には、絞り込まれた後の動脈候補領域Raの範囲はドットで示されている。動脈候補領域Raから、病変部候補領域Rpに重なる部分Roverを除外した後、ステップST5に進む。
ステップST5では、動脈検出手段116(図1参照)が、絞り込まれた後の動脈候補領域Ra(図16参照)の中から、動脈を検出する。動脈の場合、信号強度プロファイルの信号強度の最小値Sminが小さくなる傾向があるので、信号強度のしきい値Sth1を決めておき、信号強度の最小値Sminがしきい値Sth1より小さいか否かを判断することによって、動脈を検出することができる。例えば、信号強度変化プロファイルSg(x,y)を参照すると、信号強度の最小値Sminは、しきい値Sth1よりも小さい。したがって、信号強度変化プロファイルSg(x,y)は、動脈における信号強度の時間変化を表して可能性が高いと考えられる。一方、信号強度変化プロファイルSg(x,y)を参照すると、信号強度の最小値Sminは、しきい値Sth1よりも大きい。したがって、信号強度変化プロファイルSg(x,y)は、信号強度変化プロファイルSg(x,y)よりも、動脈における信号強度の時間変化を表している可能性は低いと考えられる。したがって、絞り込まれた後の動脈候補領域Raに含まれる信号強度変化プロファイルごとに、信号強度の最小値Sminがしきい値Sth1よりも小さくなるか否かを判断することによって、動脈を検出することができる。尚、しきい値Sth1の決定方法としては、絞り込まれた後の動脈候補領域Raに含まれる信号強度変化プロファイルの信号強度の最小値Sminを求め、求めた信号強度の最小値Sminの平均値Mを、しきい値Sth1とする方法や、平均値Mに係数α(例えば、α=1.2)を乗じた値α・Mを、しきい値Sth1とする方法などが考えられる。
図17は、検出された動脈の位置を概略的に示す図である。
図17には、動脈として検出された位置を黒丸で示してある。図17では、スライスSL1では、座標(x,y)のみが動脈の位置として検出されており、スライスSLgでは、座標(x,yj+1)〜(xi+1,yj−1)が動脈の位置として検出されており、スライスSLnでは、座標(x,y)のみが動脈の位置として検出されている。また、図17には、動脈として検出された位置における信号強度プロファイルのうち、3つの信号強度プロファイルS1(x,y)、Sg(x,y)、およびSn(x,y)のみが示されている。
動脈の位置を検出した後、ステップST6に進む。
ステップST6では、動脈入力関数算出手段117(図1参照)が、ステップST5において動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)に基づいて、動脈入力関数Faを算出する(図18参照)。
図18は、動脈入力関数Faを算出するときの説明図である。
図18には、ステップST5において動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)が上から順に並べて示されており、一番下には、信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)に基づいて求められた動脈入力関数Faが示されている。ただし、説明の便宜上、信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)については、信号強度変化プロファイルS1(x,y)、Sg(x,y)、およびSn(x,y)のみが示されている。
動脈入力関数Faの信号強度DX(k=1〜m)は、ステップST5において動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)の各々の信号強度D(x,y)の平均値として求められる。例えば、動脈入力関数Faの信号強度DXは、信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)の信号強度D(x,y)〜D(x,y)の平均値として求められる。また、動脈入力関数Faの信号強度DXαは、信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)の信号強度Dα(x,y)〜Dα(x,y)の平均値として求められる。
上記のようにして、動脈入力関数Faが算出される。尚、動脈入力関数Faの算出方法は、図18に示す方法に限定されることはなく、例えば、信号強度プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)のうちのいずれかの信号強度プロファイルを、動脈入力関数Faとしてもよい。また、上記の説明では、n枚のスライスSL1〜SLnに対して一つの動脈入力関数Faのみを算出しているが、例えば、各スライスごとに動脈入力関数Faを算出してもよい。動脈入力関数Faを算出した後、動脈入力関数Faを用いて、CBF(Cerebral Blood Flow)画像、CBV(Cerebral Blood Volume)画像、MTT(Mean Transit Time)画像などの灌流パラメータ画像を作成し、フローを終了する。
第1の形態では、病変部の候補となる病変部候補領域Rpを求め、動脈候補領域Raと病変部候補領域Rpとの重なる部分Roverは、動脈候補領域Raから除外している。したがって、推定誤差の小さい動脈入力関数Faを求めることができ、CBF画像、CBV画像、MTT画像など、動脈入力関数Faに基づいて作成される灌流パラメータ画像の信頼性を高めることができる。
尚、第1の形態では、灌流パラメータとして、ピーク時間TTPを求めている。しかし、ピーク時間TTPとは別の灌流パラメータを求めてもよい。
また、第1の形態では、ステップST33(図8参照)において、TTP画像を平滑化している。しかし、病変部候補領域Rpを決定することができるのであれば、必ずしもTTP画像を平滑化する必要はない。
(2)第2の形態
図19は、第2の形態のMRI装置200の概略図である。
第2の形態のMRI装置200は、第1の形態のMRI装置100の病変部候補領域特定手段114とは異なる病変部候補領域特定手段214を有しているが、その他の構成は、第1の形態と同じである。したがって、第2の形態の説明に当たっては、病変部候補特定手段214について主に説明する。
病変部候補領域特定手段214は、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する。病変部候補領域特定手段214は、灌流パラメータ画像作成手段214a〜決定手段214dを有している。
灌流パラメータ画像作成手段214aは、信号強度変化プロファイルに基づいて、TTP画像A1〜Anのデータ、およびBAT画像B1〜Bnのデータを作成する(後述する図21参照)。
差分手段214bは、TTP画像A1〜Anのデータと、BAT画像B1〜Bnのデータとの差分を求める(後述する図22参照)。
平滑化手段214cは、差分画像C1〜Cnのデータを平滑化する(後述する図23参照)。
決定手段214dが、平滑化差分画像C1′〜Cn′(後述する図23参照)に基づいて、病変部候補領域を決定する。
次に、MRI装置200の処理フローについて、図2を参照しながら説明する。
ステップST1およびST2は、第1の形態と同じであるので、説明は省略する。ステップST2において動脈候補領域を決定した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、病変部候補領域特定手段214(図19参照)が、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する。以下に、病変部候補領域を特定するときに実行されるフローについて説明する。
図20は、病変部候補領域を特定するときに実行されるフローを示す図である。
ステップST31では、灌流パラメータ画像作成手段214a(図19参照)が、ステップST1において作成された信号強度変化プロファイルS1(x,y)〜Sn(x,y)(図6参照)に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成する。第2の形態では、灌流パラメータとして、ピーク時間TTPの他に、到達時間BATも求める。到達時間BATの一例が図7に示されている。到達時間BATは、造影剤が到達した時間を表す灌流パラメータである。灌流パラメータ画像作成手段214aは、各信号強度変化プロファイルについて、ピーク時間TTPおよび到達時間BATを求める。到達時間BATを求める方法としては、信号強度プロファイルに基づいて、造影剤が到達する前の信号強度を表すベースラインを求め、信号強度がベースラインよりも所定の値だけ下がったときの時間を、到達時間BATとして決定する方法などが考えられられる。ただし、図7に示す信号強度プロファイルSg(x,y)のように、信号強度の最小値Sminが、しきい値Sthよりも大きい場合は、造影剤が到達する前の信号強度を表すベースラインの誤差が大きくなりやすい。したがって、ベースラインの誤差が大きくなりやすい場合は、ピーク時間TTPよりも所定の時間Δtcだけ前の時間を到達時間BATとするように予め決めておけばよい。
ピーク時間TTPおよび到達時間BATは、各スライスSL1〜SLnの各座標ごとに求められる。したがって、各スライスSL1〜SLnごとに、ピーク時間TTPを表すTTP画像のデータと、到達時間BATを表すBAT画像のデータとが得られる(図21参照)。
図21は、TTP画像およびBAT画像の概略図である。
図21(a)はスライスSL1〜SLnを概略的に示す図、図21(b)はTTP画像A1〜Anを概略的に示す図、図21(c)は、BAT画像B1〜Bnを概略的に示す図である。TTP画像A1〜AnおよびBAT画像B1〜Bnを求めた後、ステップST32に進む。
ステップST32では、差分手段(図19参照)214bが、TTP画像A1〜Anのデータと、BAT画像B1〜Bnのデータとの差分を求める(図22参照)。
図22は、差分を求めるときの説明図である。
TTP画像A1〜AnとBAT画像B1〜Bnとの差分を求めることにより、差分画像C1〜Cnが得られる。差分画像C1〜Cnを求めた後、ステップST33に進む。
ステップST33では、平滑化手段214c(図19参照)が、差分画像C1〜Cnのデータを平滑化する(図23参照)。
図23は、差分画像C1〜Cnのデータを平滑化するときの説明図である。
平滑化は、例えば、移動平均法を使用することができる。平滑化された差分画像(以下、「平滑化差分画像」と呼ぶ)C1′〜Cn′を求めた後、ステップST34に進む。
ステップST34では、決定手段214d(図19参照)が、平滑化差分画像C1′〜Cn′に基づいて、病変部候補領域を決定する。一般的に、病変部では、平滑化差分画像C1′〜Cn′のピクセル値SUB(x,y)が大きくなる傾向がある。したがって、例えば、ピクセル値SUB(x,y)のしきい値Pthを決めておき、ピクセル値SUB(x,y)がしきい値Pth以上になる領域を求めることによって、病変部候補領域を決定することができる。病変部候補領域は、例えば、図14に示す領域Rpとして決定することができる。
病変候補領域Rpを決定した後、ステップST4(図2参照)に進む。ステップST4〜ST6は、第1の形態と同様であるので、説明は省略する。
第2の形態では、2つの灌流パラメータ(ピーク時間TTPおよび到達時間BAT)に基づいて、病変部候補領域Rpを求めている。このように、病変部候補領域Rpは、複数の灌流パラメータに基づいて決定してもよい。第2の形態でも、第1の形態と同様に、動脈候補領域Raと病変部候補領域Rpとの重なる部分Roverは、動脈候補領域Raから除外されるので、推定誤差の小さい動脈入力関数Faを求めることができ、CBF画像、CBV画像、MTT画像など、動脈入力関数Faに基づいて作成される灌流パラメータ画像の信頼性を高めることができる。
(3)第3の形態
図24は、第3の形態のMRI装置300の概略図である。
第3の形態のMRI装置300は、病変部候補領域特定手段の代わりに、静脈洞候補領域特定手段314を有しているが、その他の構成は、第1の形態と同じである。したがって、第3の形態の説明に当たっては、静脈洞候補特定手段314について主に説明する。
静脈洞候補特定手段314は、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する。静脈洞候補特定手段314は、重心位置決定手段314aおよび静脈洞候補領域決定手段314bを有している。
重心位置決定手段314aは、各スライスSL1〜SLnごとに、重心位置を決定する(後述する図27参照)。
静脈洞候補領域決定手段314bは、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞が存在する領域を、静脈洞候補領域として決定する(後述する図28参照)。
次に、MRI装置300の処理フローについて説明する。
図25は、MRI装置300の処理フローを示す図である。
ステップST1およびST2は、第1の形態と同じであるので、説明は省略する。ステップST2において動脈候補領域Ra(図7参照)を決定した後、ステップST3に進む。
ステップST3では、静脈洞候補領域特定手段314(図24参照)が、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する。以下に、静脈洞候補領域を特定するときに実行されるフローについて説明する。
図26は、静脈洞候補領域を特定するときに実行されるフローを示す図である。
ステップST31では、重心位置決定手段314a(図1参照)が、各スライスSL1〜SLnごとに、重心位置を決定する(図27参照)。
図27は、重心位置を示す図である。
図27(a)は、各スライスSL1〜SLnにおける重心位置Gを概略的に示す図、図27(b)は、実際に決定された重心位置Gの一例を示す図である。
重心位置Gは、例えば、強度画像に基づいて決定することができる。重心位置Gを特定した後、ステップST32に進む。
ステップST32では、静脈洞候補領域決定手段314b(図24参照)が、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞が存在する領域を、静脈洞候補領域として決定する。一般的に、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞は、後頭部側の領域に位置しているので、静脈洞候補領域決定手段314bは、重心位置を基準にして、後頭部側の領域を、静脈洞候補領域として決定する(図28参照)。
図28は、静脈洞候補領域を示す図である。
図28(a)は、各スライスSL1〜SLnにおける静脈洞候補領域Rvを概略的に示す図、図28(b)は、実際に決定された静脈洞候補領域Rvの一例を示す図である。
図28は、静脈洞候補領域Rvの頂角θは、例えば、θ=120°とすることができる。上記のようにして、動脈候補領域Raおよび静脈洞候補領域Rvを求めることができる。図29に、動脈候補領域Raと静脈洞候補領域Rvとの位置関係を概略的に示す。静脈洞候補領域Rvを決定したら、ステップST4(図25参照)に進む。
ステップST4では、絞込み手段115(図24参照)が、動脈候補領域Raの範囲を絞り込む。ステップST32で決定された静脈洞候補領域Rvには、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞が存在している可能性が高いので、動脈候補領域Raのうち、静脈洞候補領域Rvに重なる部分Rover(図29参照)は、動脈候補領域Raから除外することが望ましい。そこで、絞込み手段115は、静脈洞候補領域Rvに重なる部分Roverを、動脈候補領域Raから除外する。これによって、動脈候補領域Raの範囲を絞り込むことができる(図30参照)。
図30は、絞り込まれた後の動脈候補領域Raを示す図である。
動脈候補領域Raから、病変部候補領域Rpに重なる部分Roverを除外することによって、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞を、動脈候補領域Raから除外することができる。図30には、絞り込まれた後の動脈候補領域Raの範囲はドットで示されている。動脈候補領域Raから、静脈洞候補領域Rvに重なる部分Roverを除外した後、ステップST5に進む。
ステップST5およびST6は、第1の形態と同じであるので、説明は省略する。
第3の形態では、動脈と紛らわしい信号強度変化プロファイルを示す静脈洞を含む可能性が高い静脈洞候補領域Rvを求め、動脈候補領域Raと静脈洞候補領域Rvとの重なる部分Roverは、動脈候補領域Raから除外している。したがって、推定誤差の小さい動脈入力関数Faを求めることができ、CBF画像、CBV画像、MTT画像など、動脈入力関数Faに基づいて作成される灌流パラメータ画像の信頼性を高めることができる。
尚、第3の形態では、ステップST33(図20参照)において、差分画像を平滑化している。しかし、静脈洞候補領域Rvを決定することができるのであれば、必ずしも差分画像を平滑化する必要はない。
また、第1および第2の形態では、病変部候補領域Rpを求め、第3の形態では、静脈洞候補領域Rvを求めている。しかし、病変部候補領域Rpと静脈洞候補領域Rvとの両方の領域を求めてもよい。動脈候補領域Raから、病変部候補領域Rpと静脈洞候補領域Rvとの両方の領域を除外することによって、動脈候補領域Raを更に絞り込むことができ、推定誤差のより小さい動脈入力関数Faを算出することができる。
2 磁場発生装置
3 テーブル
4 クレードル
5 造影剤注入装置
6 受信コイル
7 シーケンサ
8 送信器
9 勾配磁場電源
10 受信器
11 中央処理装置
12 入力装置
13 表示装置
14 被検体
15 オペレータ
21 ボア
22 超伝導コイル
23 勾配コイル
24 送信コイル
100、200、300 MRI装置
111 強度画像作成手段
112 信号強度変化プロファイル作成手段
113 動脈候補領域決定手段
114 病変部候補領域特定手段
114a 灌流パラメータ画像作成手段
114b 平均値算出手段
114c 平滑化手段
114d 差分手段
114e 決定手段
115 絞込み手段
116 動脈検出手段
117 動脈入力関数算出手段

Claims (15)

  1. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する病変部候補領域特定手段と、

    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
    を有し、
    前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間であり、
    前記病変部候補領域特定手段は、
    前記ピーク時間の平均値を求める平均値算出手段と、
    前記ピーク時間を表す画像データを平滑化する平滑化手段と、
    平滑化された前記画像データと、前記ピーク時間の平均値との差分を求める差分手段と、
    前記差分に基づいて、前記病変部候補領域を決定する決定手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  2. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する病変部候補領域特定手段と、

    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
    を有し、
    前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間と前記撮影領域に造影剤が到達する到達時間であり、

    前記病変部候補領域特定手段は、
    前記ピーク時間を表す画像データと、前記到達時間を表す画像データとの差分を求める差分手段と、
    前記差分を表す画像データを平滑化する平滑化手段と、
    平滑化された前記画像データに基づいて、前記病変部候補領域を決定する決定手段と
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  3. 磁気共鳴信号の信号強度を表す強度画像を作成する強度画像作成手段と、
    前記強度画像に基づいて、信号強度の時間変化を表す信号強度変化プロファイルを作成する信号強度変化プロファイル作成手段と、

    さらに有する、請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記信号強度変化プロファイルに基づいて、前記撮影領域の中から、動脈が存在する候補となる動脈候補領域を決定する動脈候補領域決定手段と、

    前記動脈候補領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈が存在する領域を絞り込む絞込み手段と
    をさらに有し、
    前記動脈検出手段は、前記絞込み手段により絞り込まれた領域の中から、動脈を検出する、
    請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記動脈検出手段により動脈の位置として検出された各座標における信号強度プロファイルに基づいて動脈入力関数を算出する動脈入力関数算出手段を有する、請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する病変部候補領域特定手段と、

    前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する静脈洞候補領域特定手段と、
    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域および前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と

    を有し、
    前記静脈洞候補領域特定手段は、
    撮影断面の重心位置を決定する重心位置決定手段と、
    前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する静脈洞候補領域決定手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  7. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する静脈洞候補領域特定手段と、

    前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する動脈検出手段と
    を有し、
    前記静脈洞候補領域特定手段は、強度画像に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するものであり、

    撮影断面の重心位置を決定する重心位置決定手段と、
    前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する静脈洞候補領域決定手段と、
    を有する磁気共鳴イメージング装置。
  8. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定するステップと、

    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップ
    を有し、
    前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間であり、
    前記病変部候補領域を特定するステップは、
    前記ピーク時間の平均値を求めるステップと、
    前記ピーク時間を表す画像データを平滑化するステップと、
    平滑化された前記画像データと、前記ピーク時間の平均値との差分を求めるステップと、
    前記差分に基づいて、前記病変部候補領域を決定するステップと、
    を有する作動方法。
  9. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定するステップと、

    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップと
    を有し、
    前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間と前記撮影領域に造影剤が到達する到達時間であり、

    前記病変部候補領域を特定するステップは、
    前記ピーク時間を表す画像データと、前記到達時間を表す画像データとの差分を求めるステップと、
    前記差分を表す画像データを平滑化するステップと、
    平滑化された前記画像データに基づいて、前記病変部候補領域を決定するステップと
    を有する作動方法。
  10. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定するステップと、

    前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するステップと、
    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域および前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップと

    を有し、
    前記静脈洞候補領域を特定するステップは、
    撮影断面の重心位置を決定するステップと、
    前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定するステップと、
    を有する作動方法。
  11. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記被検体の血流の動態を解析する装置の作動方法であって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するステップと、

    前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出するステップ
    を有し、
    前記静脈洞候補領域を特定するステップは、強度画像に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定するものであり、

    撮影断面の重心位置を決定するステップと、
    前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定するステップと
    を有する作動方法
  12. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する処理と、

    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と
    を計算機に実行させるプログラムであり、
    前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間であり、
    前記病変部候補領域を特定する処理は、
    前記ピーク時間の平均値を求める処理と、
    前記ピーク時間を表す画像データを平滑化する処理と、
    平滑化された前記画像データと、前記ピーク時間の平均値との差分を求める処理と、
    前記差分に基づいて、前記病変部候補領域を決定する処理と
    を含むプログラム。
  13. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、灌流パラメータの画像データを作成し、前記灌流パラメータの画像データに基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する処理と、

    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と
    を計算機に実行させるプログラムであり、
    前記灌流パラメータは、造影剤の濃度がピークになるときのピーク時間と前記撮影領域に造影剤が到達する到達時間であり、

    前記病変部候補領域を特定する処理は、
    前記ピーク時間を表す画像データと、前記到達時間を表す画像データとの差分を求める処理と、
    前記差分を表す画像データを平滑化する処理と、
    平滑化された前記画像データに基づいて、前記病変部候補領域を決定する処理と
    を含むプログラム。
  14. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、病変部の候補となる病変部候補領域を特定する処理と、

    前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する処理と、
    前記撮影領域のうち、前記病変部候補領域および前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理と

    を計算機に実行させるプログラムであり、
    前記静脈洞候補領域を特定する処理は、
    撮影断面の重心位置を決定する処理と、
    前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する処理と
    を含むプログラム。
  15. 造影剤が注入された被検体の撮影領域から収集した磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の画像を得る磁気共鳴イメージング装置のプログラムであって、

    前記磁気共鳴信号に基づいて、前記撮影領域の中から、静脈洞の候補となる静脈洞候補領域を特定する処理と、
    前記撮影領域のうち、前記静脈洞候補領域を除く領域の中から、動脈を検出する処理
    を計算機に実行させるプログラムであり、
    撮影断面の重心位置を決定する処理と、
    前記重心位置に基づいて、前記静脈洞候補領域を決定する処理と
    を含むプログラム。
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