JP5576758B2 - ガイドチューブ装置および内視鏡システム - Google Patents
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Description
一般的に、内視鏡には距離センサは備えられていないので、挿入部の外周面に取付けるガイドチューブ(チューブ本体)に距離センサを設け、挿入部にガイドチューブを、いわゆる後付けで取付け、ガイドチューブと内視鏡とにより内視鏡システムとして使用する方法が検討されている。
このガイドチューブには、挿入部が挿通可能なチャンネルが形成されていて、チャンネルに挿入部が挿通された状態で、ガイドチューブの基端側に設けられた凸部が内視鏡の挿入部の基端側に形成された係合溝に係合することで、ガイドチューブが内視鏡に取付けられる。
特許文献1のガイドチューブでは、ガイドチューブを内視鏡に取付けたときに、マイクロホンおよび温度センサは、挿入部に設けられた湾曲部の基端側に位置するように設定されている。
挿入部から離間した場所には、スピーカおよびTVモニタが配置されていて、マイクロホンはスピーカに、温度センサはTVモニタにそれぞれ接続されている。
一方で、実写用ガラス筒によってレーザー光が先端部に誘導され、先端部から照射されたレーザー光は照射面に光スポットを形成する。実写用ガラス筒は観察用光ファイバから所定の距離だけ離間して配置されているので、光ファイバの先端部と照射面との距離の大小によって、観察視野内における光スポットの観測位置が変化する。
このとき、観察視野内で距離が測定された位置(光スポットが形成された部分)を認識しながら、内視鏡による観察を行うことができる。
挿入部およびガイドチューブを一体に移動させれば、距離を測定する位置を変えることができる。しかし、その場合には、観察視野が移動してしまい、測定対象物を観察しにくくなるという問題がある。
本発明のガイドチューブ装置は、可撓性を有する材料で形成されるとともに可視光線を観察可能な内視鏡の挿入部を挿通するためのチャンネルが設けられ、基端側を前記挿入部に取付けたときに、前記挿入部に設けられた湾曲部より先端側に位置するチューブ先端部を有するチューブ本体と、測定対象物の被照射領域に可視光線を照射し前記測定対象物において前記被照射領域に隣接する部分に対して前記被照射領域が反射する可視光線の明るさおよび色彩の少なくとも一つを前記内視鏡により視認可能に異ならせる発光部、および、所定の受信方向からの可視光線を検出する受信部を有し、前記被照射領域における前記発光部からの距離、温度、および振動状態の少なくとも一つを測定する測定部と、前記発光部および前記受信部の前記チューブ先端部に対する向きを調節する向き調節部と、を備え、前記発光部および前記受信部は、前記チューブ先端部に接続されていることを特徴としている。
以下、本発明に係る内視鏡システムの第1実施形態を、図1から図9を参照しながら説明する。内視鏡システムは、管路内などに挿入されて、管路内を観察するとともに測定対象物までの距離を測定する装置である。
図1に示すように、本内視鏡システム1は、前方を観察可能な長尺の挿入部2が設けられた内視鏡3と、挿入部2が挿通可能なチャンネル4が設けられたガイドチューブ装置5と、を備えている。
図3に示すように、挿入部2は、白色の可視光線を前方に照射する発光ダイオードを有する照明ユニット11、および可視光線を検出するCCD12aを有する観察ユニット12が先端部に設けられ挿入部2の先端に配置された先端硬質部13と、先端硬質部13の基端側に接続され湾曲可能な内視鏡湾曲部(湾曲部)14と、内視鏡湾曲部14の基端側に接続された可撓性を有する可撓管部15(図2参照)と、を有している。観察ユニット12は挿入部2の先端面にレンズ12bを有していて、レンズ12bは、挿入部2の前方の所定の視野角θ1内の測定対象物Wから反射された可視光線による像をCCD12aの受光面上に結像させる。このとき、視野角θ1に対応して撮像される測定対象物W上の範囲が、表示部10で表示される観察視野となる。
図2および図3に示すように、内視鏡本体9は、ケーシング23と、ケーシング23に内蔵され照明ユニット11を制御する照明制御部24、CCD12aが取得した映像などを処理する映像処理部25、内視鏡本体9全体としての制御処理を行う処理部26、および挿入部2や表示部10などに電力を供給する電源部27とを有している。処理部26は、照明制御部24および映像処理部25と電気的に接続されている。一方で、照明制御部24、映像処理部25は、接続ケーブル31および内視鏡操作部8を介して、照明ユニット11、観察ユニット12にそれぞれ接続されている。
ケーシング23の外面には、処理部26および電源部27に電気的に接続されたコネクタ32と、ガイドチューブ装置5の先端側を所定の位置に係止する係止部33とが取付けられている。
配線37をコネクタ32に接続することで、表示部10は電源部27から所定の電力を供給されるとともに、映像処理部25から送信された映像などをLCD36に表示することができる。
チューブ本体40には、チューブ本体40の長手方向に沿って前述のチャンネル4が形成されている。チューブ本体40は、チャンネル4の軸線C回りに変形しにくい材料で形成されている。チューブ接続部41は、チャンネル4の軸線C回りの所定の向きで内視鏡操作部8に取付けられるように構成されている。すなわち、ガイドチューブ装置5のチャンネル4に内視鏡3の挿入部2を挿通させて、内視鏡操作部8にチューブ接続部41を取付けたときに、挿入部2とチューブ本体40との周方向の位置関係は一定になるように構成されている。
チューブ本体40のチャンネル4に内視鏡3の挿入部2を挿通した状態でチューブ接続部41を内視鏡操作部8に取付けたときに、チューブ先端部42は、挿入部2に設けられた内視鏡湾曲部14より先端側に位置するように設定されている。
距離測定部47は、赤色のレーザー光L1を前方に照射する発光部51と、通信制御部46からの信号に基づいて発光部51を制御する光制御部52と、赤色の可視光線を検出する受光部(受信部)53と、受光部53で検出したレーザー光L1の信号を増幅する戻光検出部54と、発光部51から測定対象物Wまでの距離を算出する距離算出部55とを有している。
通信制御部46、光制御部52、戻光検出部54および距離算出部55は、チューブ先端部42に配置されていて、発光部51および受光部53は後述する接続部材44に配置されている。
発光部51が測定対象物Wにレーザー光L1を照射する、測定対象物Wの表面の一部である被照射領域W1は、観察ユニット12の視野角θ1内に位置するように調節される。
測定対象物Wの表面において、被照射領域W1、および被照射領域W1に隣接する隣接領域W2は、照明ユニット11により白色の可視光線で照明される。発光部51は、赤色のレーザー光L1を被照射領域W1に照射することで、隣接領域W2に対して被照射領域W1が反射する可視光線の色彩を使用者が内視鏡3のLCD36に表示された映像などにより視認可能となるように異ならせることができる。
距離算出部55は、発光部51でレーザー光L1が照射された時から、被照射領域W1で反射されたレーザー光L1が受光部53で受光される時までの時間差に基づいて、発光部51から測定対象物Wの被照射領域W1までの距離を算出し、その結果を信号として通信制御部46に送信する。
接続部材44は、ゴムなどの弾性を有する材料で形成されている。接続部材44の基端はチューブ先端部42の先端に接続されていて、接続部材44はチューブ先端部42に揺動可能に接続されている。接続部材44には、先端側から基端側に延びる、言い換えればチャンネル4の軸線Cに平行に延びる貫通孔44aが形成されている。貫通孔44aは、チューブ本体40のチャンネル4に連通している。貫通孔44aの内径は、チャンネル4の内径に等しいかチャンネル4の内径より大きくなるように設定されている。
接続部材44の先端面には、前述の発光部51および受光部53が貫通孔44aを間に挟むように配置されている。
長さ調節機構61〜64の構成は同一であるので、ここでは、長さ調節機構61についてのみ説明する。
なお、後述するように、挿入部2の外周面と鉄芯61bの先端との挿入部2の長手方向の摩擦を低減させるために、鉄芯61bの先端部を半球状に形成したり、鉄芯61bの先端面に樹脂などをコーティングしたりすることが好ましい。
また、本実施形態では、長さ調節機構61の鉄芯61bおよび長さ調節機構63の鉄芯63bの突出量を調節することで、図7に示すLCD30に表示される被照射領域W1が方向Eに移動するように構成されている。
突出長さ制御部65は、対向する位置に配置された長さ調節機構61および長さ調節機構63、長さ調節機構62および長さ調節機構64をそれぞれ組みにして、各本体部のソレノイドに所定の電流を流し、それぞれの鉄芯が本体部から突出する長さを調節する。
突出長さ制御部65は、不図示のメモリを有している。このメモリには、組となる長さ調節機構のそれぞれに流す電流値と、その電流値に対応して鉄芯の突出量が変化し、接続部材44の先端面の法線がチャンネル4の軸線Cに対して傾く角度の関係を表すテーブルなどが記憶されている。
カバー部材66に形成される空間の大きさは、カバー部材66が発光部51、受光部53、接続部材44および長さ調節機構61〜64を覆うとともに、後述するようにカバー部材66内で接続部材44が揺動したときに、接続部材44がカバー部材66の内面に接触しない大きさに設定されている。
図3に示す電線58は、図4に示す保護部材75内を通して、基端が通信制御部71および電力供給部72に接続されている。
通信制御部71は、通信制御部46と同様に信号の重畳、分離処理を行う。
コネクタ32に配線74を接続することで、内視鏡3にガイドチューブ装置5が接続される。これにより、内視鏡3の内視鏡操作部8を操作することで、ガイドチューブ装置5を操作できるようになる。
まず、使用者は、ガイドチューブ装置5のチャンネル4に内視鏡3の挿入部2を挿通させるとともに、固定治具73を内視鏡操作部8に装着することによりチューブ接続部41を挿入部2に取付ける。そして、コネクタ32に配線74を接続する。
この操作により、内視鏡本体9の電源部27はガイドチューブ装置5の電力供給部72に所定の電力を供給するとともに、ガイドチューブ装置5の通信制御部71と内視鏡3の処理部26との間で信号を送受信することができるようになる。
このとき、表示部10のLCD36には、観察ユニット12で検出された反射された赤色のレーザー光L1も含む可視光線による映像、および、発光部51からレーザー光L1が反射された位置までの距離が表示される。前述の距離は、所定の時間間隔ごとに測定値が更新される。
使用者は、LCD30に表示される映像および距離を見て挿入部2の前方の状況を確認しながら、挿入部2およびガイドチューブ装置5を管路内に挿入していく。
内視鏡操作部8を操作して、図7における被照射領域W1を移動させたい方向Eと、被照射領域W1を位置Pまで移動させるのに必要な接続部材44の先端面の傾き角度を入力すると、入力した情報は内視鏡操作部8で信号に変換されて通信制御部71、46を介して突出長さ制御部65に送られる。突出長さ制御部65は、受信した信号から傾き角度を認識し、メモリに記憶されたテーブルから傾き角度に対応する電流値を求め、長さ調節機構61、63のそれぞれに所定の値の電流を流す。
内視鏡3のレンズ12bに歪曲収差がある場合には、観察視野における中央部の距離を測定することで、LCD36により歪曲収差の少ない中央部の距離を確認しながらその近傍の映像を確認することができる。
また、測定対象物Wに対する挿入部2の位置は固定したままで、向き調節部48により被照射領域W1から受光部53に向かう方向が受信方向Dとなるように、発光部51および受光部53のチューブ先端部42に対する向きを調節することで、距離を測定している被照射領域W1を内視鏡3の観察視野内で確認しながら、被照射領域W1を移動することができる。
したがって、観察視野を固定して観察を容易に行いながら、観察視野内の様々な位置での距離を測定することができる。
また、発光部51および受光部53は、接続部材44の先端面に貫通孔44aを挟むように配置されている。このため、チャンネル4の軸線Cに平行に見たときに、接続部材44の中央部に貫通孔44aが形成されることになる。管路内において径方向のほぼ中央から挿入部2で観察することで、管路の全周にわたり観察しやすくすることができる。
このように構成しても、接続部材44の貫通孔44aの内面に互いに対向するように配置された長さ調節機構および弾性部材により、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図10から図12を参照しながら説明するが、前記実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図10および図11に示すように、本実施形態の内視鏡システム80は、前記第1実施形態の内視鏡システム1のガイドチューブ装置5に代えてガイドチューブ装置81を備えている。ガイドチューブ装置81は、ガイドチューブ装置5の向き調節部48に代えて向き調節部82を有している。
また、チューブ先端部42には、内部に所定の大きさの空間が形成された保護部材86が取付けられている。
接続部材85には、板厚方向に貫通する貫通孔85aが形成されている。接続部材85は、貫通孔85aがチャンネル4の前方に位置するように配置され、貫通孔85aの内径はチャンネル4の内径より大きく設定されている。チャンネル4の先端から突出した挿入部2は、接続部材85の貫通孔85aに挿通されている。
接続部材85の先端側の面には、発光部51および受光部53が貫通孔85aを挟むように配置されている。
長さ調節機構91〜94は、接続部材85の基端側に、チャンネル4の軸線C周りに等角度ごとに配置されている。
長さ調節機構91〜94の構成は同一であるので、ここでは、長さ調節機構91についてのみ説明する。
本体部91aは、保護部材86を挟んでチューブ先端部42に接続されている。
ソレノイドに流す電流値を変化させることで、鉄芯91bが本体部91aから突出する長さを調節することができる。本実施形態では、内視鏡操作部8による操作を行っていない初期状態においては、接続部材85の先端面の法線はチャンネル4の軸線Cに平行になっている。
長さ調節機構92、93、94は、本体部91aおよび鉄芯91bと同じ構成の本体部92aおよび鉄芯92b、本体部93aおよび鉄芯93b、本体部94aおよび鉄芯94bをそれぞれ有している(本体部92a、鉄芯62b、本体部94aおよび鉄芯94bは、不図示。)。
接続部材85の基端側の面において、長さ調節機構91〜94の鉄芯91b〜94bの先端が接続される位置は互いに異なっていて、鉄芯91b〜94bの先端は、チャンネル4の軸線C周りに等角度ごとにずれた位置に接続されている。
保護部材86における発光部51および受光部53の前方にあたる部分には、開口86a、86bが形成されている。開口86a、86bには、レーザー光L1および反射光が透過可能な透明部材87、88が取付けられている。
内視鏡操作部8を操作して、図12に示すように、突出長さ制御部65により長さ調節機構91の鉄芯91bの突出量を増加させるとともに長さ調節機構93の鉄芯93bの突出量を減少させることで、接続部材85が移動してチャンネル4の軸線Cに対して接続部材85の先端面の法線M2が傾き、移動した後の被照射領域W1に対する距離が測定される。
接続部材85の基端側の面において、長さ調節機構91〜94の鉄芯91b〜94bの先端が接続される位置は互いに異なっているので、鉄芯91b〜94bの突出量を相対的に変化させることで、チャンネル4の軸線Cに対して接続部材85の先端面の法線M2を傾けることができる。
さらに、長さ調節機構91〜94はチューブ先端部42および接続部材85にそれぞれ接続され、挿入部2は接続部材85の貫通孔85aに挿通されているので、前記第1実施形態の内視鏡システム1に比べて、内視鏡3の挿入部2に外力を与えることを抑えて長さ調節機構91〜94の鉄芯91b〜94bの突出量を変化させることができる。
たとえば、前記第1実施形態および第2実施形態では、発光部51が赤色のレーザー光L1を照射し、被照射領域W1と隣接領域W2との色彩を異ならせることで、使用者が被照射領域W1と隣接領域W2とを視認可能となるように構成した。しかし、発光部が所定の照度以上の白色の可視光線を照射して隣接領域W2より被照射領域W1の明るさを異ならせることで、使用者が被照射領域W1と隣接領域W2とを視認可能となるように構成してもよい。
このとき、たとえば、被照射領域W1および隣接領域W2を白色光で100lxの照度で照明したときに、被照射領域W1を照射する白色の可視光線の単独の照度を150lx以上とすることが好ましい。
なお、非可視光線は赤外線に限ることなく、紫外線でもよい。
また、たとえば特許第3920907号公報に記載されているように、測定部が、測定対象物の被照射領域に可視光線などのレーザー光を照射し、被照射領域で反射される音波を測定することで被照射領域に生じている傷を検出するように構成してもよい。
しかし、発光部が赤外線を照射し、内視鏡3のCCDが赤外線を検出可能なものであり、発光部は、自身が照射する赤外線により被照射領域と隣接領域とが内視鏡により視認可能となるように赤外線の強度を異ならせるように構成してもよい。同様に、発光部が紫外線を照射し、CCDが紫外線を検出可能なものであり、発光部は、自身が照射する紫外線により被照射領域と隣接領域とが内視鏡により視認可能となるように紫外線の強度を異ならせるように構成してもよい。
前記第1実施形態および第2実施形態では、対向する位置に配置された二対の長さ調節機構61〜64を備えたが、長さ調節機構は少なくとも一対備えられていればよい。
前記第1実施形態および第2実施形態では、距離測定部47としてTOF型の距離センサを用いた。しかし、これに限ることなく、三角測量方式や位相差検出方式などの距離センサを用いてもよい。
2 挿入部
3 内視鏡
4 チャンネル
5 ガイドチューブ装置
14 内視鏡湾曲部(湾曲部)
40 チューブ本体
42 チューブ先端部
44、85 接続部材
44a、85a 貫通孔
47 距離測定部(測定部)
48、82 向き調節部
51 発光部
53 受光部(受信部)
61〜64、91〜94 長さ調節機構
61a〜64a、91a〜94a 本体部
61b〜64b、91b〜94b 鉄芯(突出部)
65 突出長さ制御部
75 保護部材
85a 貫通孔
D 受信方向
W 測定対象物
W1 被照射領域
Claims (8)
- 可撓性を有する材料で形成されるとともに可視光線を観察可能な内視鏡の挿入部を挿通するためのチャンネルが設けられ、基端側を前記挿入部に取付けたときに、前記挿入部に設けられた湾曲部より先端側に位置するチューブ先端部を有するチューブ本体と、
測定対象物の被照射領域に可視光線を照射し前記測定対象物において前記被照射領域に隣接する部分に対して前記被照射領域が反射する可視光線の明るさおよび色彩の少なくとも一つを前記内視鏡により視認可能に異ならせる発光部、および、所定の受信方向からの可視光線を検出する受信部を有し、前記被照射領域における前記発光部からの距離、温度、および振動状態の少なくとも一つを測定する測定部と、
前記発光部および前記受信部の前記チューブ先端部に対する向きを調節する向き調節部と、
を備え、
前記発光部および前記受信部は、前記チューブ先端部に接続されていることを特徴とするガイドチューブ装置。 - 可撓性を有する材料で形成されるとともに非可視光線を観察可能な撮像素子を有する内視鏡の挿入部を挿通するためのチャンネルが設けられ、基端側を前記挿入部に取付けたときに、前記挿入部に設けられた湾曲部より先端側に位置するチューブ先端部を有するチューブ本体と、
測定対象物の被照射領域に非可視光線を照射し前記測定対象物において前記被照射領域に隣接する部分に対して前記被照射領域が非可視光線の強度を前記内視鏡により視認可能に異ならせる発光部、および、所定の受信方向からの非可視光線を検出する受信部を有し、前記被照射領域における温度を測定する測定部と、
前記発光部および前記受信部の前記チューブ先端部に対する向きを調節する向き調節部と、
を備え、
前記発光部および前記受信部は、前記チューブ先端部に接続されていることを特徴とするガイドチューブ装置。 - 前記発光部が照射する照射方向は前方に設定され、
前記受信方向は前方から前記受信部に向かう方向に設定され、
前記向き調節部は、
前記チャンネルの軸線に交差する方向に延びる板状に形成され、板厚方向に貫通する貫通孔が形成されるとともに、先端側の面に前記発光部および前記受信部が配置された接続部材と、
前記チューブ先端部に接続された本体部、および前記本体部から前方に突出し先端が前記接続部材の基端側の面に接続され前記本体部から突出する長さを調節可能な突出部を有する一対の長さ調節機構と、
前記突出部が前記本体部から突出する長さを制御する突出長さ制御部と、
を有し、
前記接続部材の基端側の面における一対の前記長さ調節機構の前記突出部の先端が接続される位置は互いに異なることを特徴とする請求項1または2に記載のガイドチューブ装置。 - 前記チューブ先端部に設けられ、内部に空間が形成されるとともに、前記空間に前記発光部、前記受信部、前記接続部材、および一対の前記長さ調節機構を収容する保護部材を備えることを特徴とする請求項3に記載のガイドチューブ装置。
- 前記発光部が照射する照射方向は前方に設定され、
前記受信方向は前方から前記受信部に向かう方向に設定され、
前記向き調節部は、
先端側から基端側に延びて形成され前記チャンネルに連通する貫通孔が設けられ、先端面に前記発光部および前記受信部が配置されるとともに、前記基端側が前記チューブ先端部に揺動可能に接続された接続部材と、
前記接続部材の前記先端側において前記貫通孔の内面に配置された本体部、および前記チャンネルの先端から突出した前記挿入部に対し前記チャンネルの軸線に交差する方向に前記本体部から突出して当接し、前記本体部から突出する長さを調節可能な突出部を有する一対の長さ調節機構と、
一対の前記長さ調節機構において、前記突出部が前記本体部から突出する長さを制御する突出長さ制御部と、
を有し、
一対の前記長さ調節機構は前記貫通孔の内面における対向する位置に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載のガイドチューブ装置。 - 前記チューブ先端部に設けられ、前記発光部、前記受信部、前記接続部材および前記長さ調節機構を覆うとともに、前記発光部および前記受信部の前方に開口が形成されたカバー部材を備えることを特徴とする請求項5に記載のガイドチューブ装置。
- 前記発光部および前記受信部は、前記接続部材の先端面に前記貫通孔を挟むように配置されていることを特徴とする請求項3または5に記載のガイドチューブ装置。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載のガイドチューブ装置と、
前記内視鏡と、
を備えること特徴とする内視鏡システム。
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