JP5556936B2 - Image decoding apparatus, image decoding method, and image decoding program, and receiving apparatus, receiving method, and receiving program - Google Patents
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Description
本発明は、画像復号技術に関し、特に画面内復号技術に関する。 The present invention relates to an image decoding technique, and more particularly to an intra-screen decoding technique.
動画像符号化の国際標準であるMPEG−4 AVCでは、一画面内で処理を完結させ
る画面内符号化の方式としてイントラ予測と呼ばれる方式を採用している。イントラ予測
は、処理対象となるブロックに隣接した既復号サンプル値を、指定された予測方向に複製
することにより処理対象ブロックの予測画像を作り出すものである。MPEG−4 AV
Cでは図1(a)、(b)に示す9種類の予測方向が定義されており、各ブロックにおい
て予測方向を示すイントラ予測モードのモード番号を伝送することにより、適切な予測方
向を指定する構成をとる。
MPEG-4 AVC, which is an international standard for moving picture coding, employs a method called intra prediction as a method of intra-screen coding that completes processing within one screen. Intra prediction is to create a predicted image of a processing target block by duplicating a decoded sample value adjacent to the processing target block in a designated prediction direction. MPEG-4 AV
In C, nine types of prediction directions shown in FIGS. 1A and 1B are defined, and an appropriate prediction direction is designated by transmitting the mode number of the intra prediction mode indicating the prediction direction in each block. Take the configuration.
予測方向の定義数を拡張することにより予測画像品質を高めることができる。図2(a
)の符号201は、17種類の予測方向の定義例を示したものであり、図2(b)の符号
202は、34種類の予測方向の定義例を示したものである。しかしながら予測方向の定
義数の増加はイントラ予測モードの伝送情報量の増加につながる。予測方向の定義数が増
加するにつれ、全発生符号量のうちイントラ予測モードの占める割合が増加するため、効
率的な伝送方法の必要性が高まる。
The predicted image quality can be improved by extending the number of defined prediction directions. FIG.
The
特許文献1には、伝送する画面内予測モードの総数を減らすことにより、画面内予測モ
ードの符号量を削減する手段が記載されている。特許文献1の方法は、複数のブロックの
画面内予測モードを所定の統合単位分走査して、統合単位内のすべての画面内予測モード
が同一である場合に統合単位で一つの画面内予測モードを伝送することにより、伝送する
画面内予測モードを減らすものである。
一般に、イントラ予測では、画像の符号化対象ブロックに隣接するブロックのイントラ
予測モードと同一のイントラ予測モードが符号化対象ブロックにおいても選択される可能
性が高いと仮定したイントラ予測モードの発生確率モデルを前提にイントラ予測モードを
符号化している。しかし、現実的にはブロック毎にイントラ予測モードの発生分布は異な
るため、すべてのブロックに対し常に同一の確率モデルを設定した符号化ではイントラ予
測モードのさらなる効率的な符号化を達成することは難しい。
In general, in intra prediction, an intra prediction mode occurrence probability model that assumes that the same intra prediction mode as the intra prediction mode of the block adjacent to the encoding target block of the image is likely to be selected in the encoding target block. The intra prediction mode is encoded on the assumption of In reality, however, the intra-prediction mode generation distribution varies from block to block, so that encoding with the same probability model set for all blocks always achieves more efficient encoding of the intra-prediction mode. difficult.
特許文献1の方法は、各ブロックの画面内予測モードの発生頻度を考慮したものではな
いから、上述の課題は依然として解決されない。
Since the method of
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、イントラ予測モード
の発生符号量を削減し、符号化効率をより一層向上させることのできる画像復号技術を提
供することにある。
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide an image decoding technique capable of reducing the amount of generated codes in the intra prediction mode and further improving the encoding efficiency.
符号化ストリームからブロック単位で画面内予測モードを特定するための情報を復号し、復号された画面内予測モードを特定するための情報を用いて、画像信号を復号する画像復号装置であって、復号済みブロックの画面内予測モードを記憶する画面内予測モード記憶部と、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記画面内予測モード記憶部から取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出する予測方向情報導出手段と、前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成する復号木作成部と、前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号する復号部とを備え、前記復号木作成部は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換えることを特徴とする画像復号装置を提供する。
符号化ストリームからブロック単位で画面内予測モードを特定するための情報を復号し、復号された画面内予測モードを特定するための情報を用いて、画像信号を復号する画像復号方法であって、復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップとを備え、前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換えることを特徴とする画像復号方法を提供する。
符号化ストリームからブロック単位で画面内予測モードを特定するための情報を復号し、復号された画面内予測モードを特定するための情報を用いて、画像信号を復号する画像復号プログラムであって、復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップとをコンピュータに実行させ、前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換えることを特徴とする画像復号プログラムを提供する。
符号化ストリームからブロック単位で画面内予測モードを特定するための情報を復号し、復号された画面内予測モードを特定するための情報を用いて、画像信号を復号する受信装置であって、動画像が符号化された符号化データを受信する受信部と、前記符号化データをパケット処理して前記符号化ストリームを生成するパケット処理部と、復号済みブロックの画面内予測モードを記憶する画面内予測モード記憶部と、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記画面内予測モード記憶部から取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出する予測方向情報導出手段と、前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成する復号木作成部と、前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号する復号部とを備え、前記復号木作成部は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換えることを特徴とする受信装置を提供する。
符号化ストリームからブロック単位で画面内予測モードを特定するための情報を復号し、復号された画面内予測モードを特定するための情報を用いて、画像信号を復号する受信方法であって、動画像が符号化された符号化データを受信する受信ステップと、前記符号化データをパケット処理して前記符号化ストリームを生成するパケット処理ステップと、復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップとを備え、前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換えることを特徴とする受信方法を提供する。
符号化ストリームからブロック単位で画面内予測モードを特定するための情報を復号し、復号された画面内予測モードを特定するための情報を用いて、画像信号を復号する受信プログラムであって、動画像が符号化された符号化データを受信する受信ステップと、前記符号化データをパケット処理して前記符号化ストリームを生成するパケット処理ステップと、復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップとをコンピュータに実行させ、前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換えることを特徴とする受信プログラムを提供する。
An image decoding apparatus that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using information for specifying the decoded intra prediction mode, An intra-screen prediction mode storage unit that stores an intra-screen prediction mode of a decoded block, and an intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for an intra-screen prediction process of a decoding target block are acquired from the intra-screen prediction mode storage unit, Prediction direction information deriving means for deriving information indicating the degree of difference in prediction direction of the obtained intra-screen prediction mode, and intra-screen prediction of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of difference in prediction direction and mode, based on the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, determines a priority prediction modes which are candidates of intra prediction mode of the current block, A decoding tree creation unit that creates a decoding tree in which a code string having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode; and an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree and a decoding unit for decoding the information for identifying the decryption tree creating unit has a predetermined upper limit value of information indicating the degree of the prediction direction differences, information indicating the degree of the prediction direction of the difference Is larger than the upper limit value, an image decoding apparatus is provided in which a value of information indicating the degree of difference in the prediction direction is replaced with the upper limit value.
An image decoding method that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using information for specifying the decoded intra prediction mode, With reference to the memory storing the intra-screen prediction mode of the decoded block, the intra-screen prediction mode of the plurality of reference blocks used for the intra-screen prediction process of the decoding target block is acquired from the memory, and the acquired intra-screen prediction mode Deriving information indicating the degree of prediction direction difference, intra-screen prediction modes of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of prediction direction difference, and the degree of prediction direction difference. based on the information indicating to determine the priority prediction modes which are candidates of intra prediction mode of the current block, the other with respect to the determined priority prediction mode A step of creating a decoding tree to which a code string having a code length shorter than that of a prediction mode is assigned, and a step of decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree, In the step of creating a decoding tree, when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is larger than the upper limit value, the prediction direction An image decoding method is provided in which a value of information indicating the degree of difference is replaced with the upper limit value.
An image decoding program that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using information for specifying the decoded intra prediction mode, With reference to the memory storing the intra-screen prediction mode of the decoded block, the intra-screen prediction mode of the plurality of reference blocks used for the intra-screen prediction process of the decoding target block is acquired from the memory, and the acquired intra-screen prediction mode Deriving information indicating the degree of prediction direction difference, intra-screen prediction modes of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of prediction direction difference, and the degree of prediction direction difference. based on the information indicating the decoding target block screen determines the candidate to become preferential prediction mode of the prediction mode, versus its determined priority prediction mode Generating a decoding tree to which a code string having a code length shorter than that of the other prediction modes is assigned, and decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree. cause the computer to execute, in the step of creating the decoding tree has a predetermined upper limit value of information indicating the degree of the prediction direction differences, information indicating the degree of the prediction direction of the difference is larger than the upper limit In this case, an image decoding program is provided in which a value of information indicating a degree of difference in the prediction direction is replaced with the upper limit value.
A receiving device that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using the decoded information for specifying an intra prediction mode, A receiving unit that receives encoded data in which an image is encoded; a packet processing unit that packet-processes the encoded data to generate the encoded stream; and an in-screen prediction mode that stores an intra-screen prediction mode of a decoded block The prediction mode storage unit and the in-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for the in-screen prediction process of the decoding target block are acquired from the in-screen prediction mode storage unit, and the difference in the prediction direction of the acquired in-screen prediction mode Prediction direction information deriving means for deriving information indicating the degree, and intra-screen prediction modes of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of difference in the prediction direction. And a prediction prediction mode that is a candidate for the intra-screen prediction mode of the decoding target block, based on the information indicating the degree of difference in the prediction direction, and another prediction for the determined priority prediction mode A decoding tree creation unit that creates a decoding tree to which a code string having a code length shorter than the mode is assigned, and a decoding unit that decodes information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree The decoding tree creation unit has a predetermined upper limit value of information indicating a degree of difference in the prediction direction, and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is greater than the upper limit value, the prediction There is provided a receiving apparatus characterized in that a value of information indicating a degree of difference in direction is replaced with the upper limit value.
A receiving method for decoding an image signal by decoding information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream and using the decoded information for specifying an intra prediction mode, A reception step for receiving encoded data in which an image is encoded; a packet processing step for packet processing of the encoded data to generate the encoded stream; and a memory for storing an intra-screen prediction mode of a decoded block With reference to the above, the intra prediction modes of a plurality of reference blocks used for the intra prediction process of the decoding target block are acquired from the memory, and information indicating the degree of difference in the prediction direction of the acquired intra prediction modes is derived. The prediction mode of the plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of difference between the step and the prediction direction, and the phase of the prediction direction A priority prediction mode that is a candidate for an intra-screen prediction mode of the decoding target block based on the information indicating the degree of decoding, and a code having a shorter code length than the other prediction modes with respect to the determined priority prediction mode A step of creating a decoding tree to which a sequence is assigned; and a step of decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree, wherein the step of creating the decoding tree includes: A value of information indicating the degree of difference in the prediction direction when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is greater than the upper limit value Is replaced with the upper limit value.
A receiving program that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using the decoded information for specifying an intra prediction mode. A reception step for receiving encoded data in which an image is encoded; a packet processing step for packet processing of the encoded data to generate the encoded stream; and a memory for storing an intra-screen prediction mode of a decoded block With reference to the above, the intra prediction modes of a plurality of reference blocks used for the intra prediction process of the decoding target block are acquired from the memory, and information indicating the degree of difference in the prediction direction of the acquired intra prediction modes is derived. A step, an intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating a degree of difference in the prediction direction, and the prediction method A priority prediction mode that is a candidate for the intra prediction mode of the decoding target block based on the information indicating the degree of difference between the decoding target blocks, and a code length shorter than the other prediction modes for the determined priority prediction mode Generating a decoding tree to which the code string is assigned and causing the computer to execute a step of decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree, thereby generating the decoding tree In the step of performing, when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is larger than the upper limit value, the degree of difference in the prediction direction A receiving program is provided in which the value of information indicating the above is replaced with the upper limit value.
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒
体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効で
ある。
It should be noted that any combination of the above-described constituent elements and a conversion of the expression of the present invention between a method, an apparatus, a system, a recording medium, a computer program, etc. are also effective as an aspect of the present invention.
本発明によれば、イントラ予測モードの発生符号量を削減し、符号化効率を向上させる
ことができる。
According to the present invention, it is possible to reduce the amount of generated codes in the intra prediction mode and improve the encoding efficiency.
まず、本発明の実施の形態の前提となる技術を説明する。 First, a technique that is a premise of the embodiment of the present invention will be described.
以下の説明において、「処理対象ブロック」とは、画像符号化装置による符号化処理の
場合は、符号化対象ブロックのことであり、画像復号装置による復号処理の場合は、復号
対象ブロックのことである。「既処理ブロック」とは、画像符号化装置による符号化処理
の場合は、符号化済みの復号されたブロックのことであり、画像復号装置による復号処理
の場合は、復号済みのブロックのことである。以下、断りのない限り、この意味で用いる
。
In the following description, “processing target block” refers to an encoding target block in the case of encoding processing by an image encoding device, and refers to a decoding target block in the case of decoding processing by an image decoding device. is there. “Processed block” refers to a decoded block that has been encoded in the case of encoding processing by the image encoding device, and a decoded block in the case of decoding processing by the image decoding device. is there. Hereinafter, unless otherwise noted, this meaning is used.
[符号化木]
図3は、図1の9パターンのイントラ予測モードを符号化するための符号化木を説明す
る図である。MPEG−4 AVCにおけるイントラ予測モードの伝送方法は、図3(a
)の符号301に示す符号化木に従う。図中、内部節点(円)は符号を、葉(四角)はイ
ントラ予測のモード番号を割り当てる。葉のうち符号302は優先予測モードである。優
先予測モードについては後述する。例えば、優先予測モードに対しては“1”が、モード
7に対しては符号“0111”が割り当てられる。
[Encoding tree]
FIG. 3 is a diagram illustrating a coding tree for coding the nine patterns of intra prediction modes in FIG. The transmission method in the intra prediction mode in MPEG-4 AVC is shown in FIG.
). In the figure, an internal node (circle) is assigned a code, and a leaf (square) is assigned an intra prediction mode number. Of the leaves,
図4は、図3の符号化木に従いイントラ予測モードを伝送するための符号化構文を説明
する図である。図4(a)、(b)に示すprev_intra_pred_flagは
優先予測モードかどうかを特定する構文要素、rem_intra_pred_mode
はモード番号を表す構文要素である。復号時にはまず1ビットのprev_intra_
pred_flagを符号化系列から読み出し、prev_intra_pred_fl
agが1であるときにはイントラ予測モードを優先予測モードと設定し次の構文へ移る。
そうでないときはさらに3ビットのprev_intra_pred_flagの読み出
しを行い、イントラ予測モードをrem_intra_pred_modeが示す予測モ
ードとして設定する。
FIG. 4 is a diagram illustrating an encoding syntax for transmitting an intra prediction mode according to the encoding tree of FIG. The prev_intra_pred_flag shown in FIGS. 4A and 4B is a syntax element that specifies whether the mode is the priority prediction mode, rem_intra_pred_mode.
Is a syntax element that represents a mode number. When decoding, first 1-bit prev_intra_
read pred_flag from the encoded sequence, prev_intra_pred_fl
When ag is 1, the intra prediction mode is set as the priority prediction mode, and the process proceeds to the next syntax.
Otherwise, 3-bit prev_intra_pred_flag is read, and the intra prediction mode is set as the prediction mode indicated by rem_intra_pred_mode.
図2の17パターンのイントラ予測モードを符号化するためには、図3(b)の符号3
03で示す符号化木に従い、同様の伝送方法を用いることができる。
In order to encode the 17 patterns of intra prediction modes in FIG. 2,
A similar transmission method can be used according to the coding tree indicated by 03.
[優先予測モード]
優先予測モードを決定するために、処理対象ブロックに隣接する既処理隣接ブロックを
参照する。既処理隣接ブロックは、処理対象ブロックの左側に隣接しかつ最も上側に位置
するブロック(「参照ブロックA」と呼ぶ)と、処理対象ブロックの上側に隣接しかつ最
も左側に位置するブロック(「参照ブロックB」と呼ぶ)とする。
[Priority prediction mode]
In order to determine the priority prediction mode, an already processed adjacent block adjacent to the processing target block is referred to. The already processed adjacent block is adjacent to the left side of the processing target block and located on the uppermost side (referred to as “reference block A”), and adjacent to the upper side of the processing target block and positioned on the leftmost side (see “Reference”). It is referred to as “Block B”.
既処理隣接参照ブロックの例について図18を用いて説明する。図中の処理対象ブロッ
ク1801に対し空間的に上側または/および左側に位置するブロック(符号1802か
ら1811)はすべて既処理であり、そうでないブロック(符号1812から1815)
は未処理となる。処理対象ブロック1801の左側に隣接するブロックはブロック180
7とブロック1809の2つであるが、そのうち上側に位置するブロック1807を参照
ブロックAとする。また処理対象ブロック1801の上側に隣接するブロックはブロック
1803のみであり、このブロック1803を参照ブロックBとする。
An example of the processed adjacent reference block will be described with reference to FIG. All blocks (
Is unprocessed. The block adjacent to the left side of the
7 and
参照ブロックA、参照ブロックBのイントラ予測モード番号をそれぞれmodeIdx
A,modeIdxBとするとき、処理対象ブロックの優先予測モードのインデックスm
pmIdxを以下の式で表す。
mpmIdx=min(modeIdxA,modeIdxB)
すなわち優先予測モードは参照ブロックのイントラ予測モードのどちらかと一致する。
Each of the intra prediction mode numbers of the reference block A and the reference block B is modeIdx.
When A, modeIdxB, the index m of the priority prediction mode of the processing target block
pmIdx is represented by the following formula.
mpmIdx = min (modeIdxA, modeIdxB)
That is, the priority prediction mode matches one of the intra prediction modes of the reference block.
[優先予測モードと符号化木の関係]
図3の符号化木は、優先予測モードに対しては1ビットの符号を、そうでないモードに
は一様に1+3=4ビットの符号を割り当てるものであり、次の確率モデルに従うもので
ある。
p(mpm)≧0.5, ただしmpmは優先モードを表す。
p(m)=0.0625=(1−p(mpm))/8, ただしm≠mpm
[Relationship between priority prediction mode and coding tree]
The coding tree in FIG. 3 is such that a 1-bit code is assigned to the priority prediction mode, and a 1 + 3 = 4 bit code is uniformly assigned to the other modes, and follows the following probability model.
p (mpm) ≧ 0.5, where mpm represents the priority mode.
p (m) = 0.0625 = (1−p (mpm)) / 8, where m ≠ mpm
しかしながら実際のイントラ予測モードの発生頻度の統計をとると優先予測モードの発
生確率は平均p(mpm)=0.2程度であり、図3の符号化木は必ずしも現実のイント
ラ予測モードの発生分布に即したものであるとは言えない。
However, taking statistics of the frequency of occurrence of the actual intra prediction mode, the occurrence probability of the priority prediction mode is an average p (mpm) = 0.2, and the coding tree in FIG. It cannot be said that it is in conformity with.
図3の符号化木を用いた場合の統計上の優先予測モードの発生確率に従う平均発生符号
量の期待値bitsfactは、bitsfact=3.4(=0.2×1+0.8×4
)(ビット)である。一方、p(mpm)=0.2と仮定して最適な符号化木を設計した
場合の平均発生符号量の期待値bitsoptを算出すると、bitsopt=3.2(
ビット)であり、平均発生符号量の見積もりからも図3の符号化木が最適ではないことが
分かる。
The expected value bits fact of the average generated code amount according to the statistical probability of occurrence of the priority prediction mode when the coding tree of FIG. 3 is used is bits fact = 3.4 (= 0.2 × 1 + 0.8 × 4).
) (Bit). On the other hand, when the expected value bits opt of the average generated code amount when an optimal coding tree is designed on the assumption that p (mpm) = 0.2, bits opt = 3.2 (
3), it can be seen from the estimation of the average generated code amount that the coding tree in FIG. 3 is not optimal.
上記手法は隣接ブロックのイントラ予測モードと一致するイントラ予測モードの大域的
な発生確率に基づく確率モデルを設定するものである。現実的には各ブロックにおいてイ
ントラ予測モードの発生分布は異なり、それぞれに適切な確率モデルが設定できると考え
られる。しかしながら上記手法はすべてのブロックに対し常に同一の確率モデルを設定す
るためにやはり効率的な符号化がなされているとは言えない。
The above method sets a probability model based on the global occurrence probability of an intra prediction mode that matches the intra prediction mode of an adjacent block. Actually, each block has a different distribution of intra prediction modes, and an appropriate probability model can be set for each block. However, in the above method, since the same probability model is always set for all blocks, it cannot be said that efficient coding is performed.
適切な確率モデルを設定することのみを考慮するのであれば、例えば全ての参照ブロッ
クのイントラ予測モードを取得し、そのすべての組合せに対してそれぞれ異なる適切な確
率モデルを設定することも可能である。しかしながら複数の予測モードの組合せの数は予
測モード数に対し指数関数的に増加するため、そのような手法は処理の複雑化と言う観点
からは現実的な解とは言えない。
If only setting an appropriate probability model is considered, for example, it is possible to acquire intra prediction modes of all reference blocks and set different appropriate probability models for all combinations thereof. . However, since the number of combinations of a plurality of prediction modes increases exponentially with respect to the number of prediction modes, such a method is not a realistic solution from the viewpoint of complicated processing.
ところでイントラ予測は既復号サンプル値を指定された予測方向に複製するものであり
、予測方向に沿う周波数成分はすべて失われる一方、予測方向に直交する方向の周波数成
分は保存される。そのため、特徴的な周波数成分を有する画像に対しては、その周波数成
分をできる限り反映できるイントラ予測モードを選択することが適切である。言い換える
と画像とイントラ予測モードとの間に相関があると言え、イントラ予測モードの選択に際
し、以下の性質を利用できる。
By the way, intra prediction replicates a decoded sample value in a designated prediction direction, and all frequency components along the prediction direction are lost, while frequency components in a direction orthogonal to the prediction direction are preserved. Therefore, for an image having a characteristic frequency component, it is appropriate to select an intra prediction mode that can reflect the frequency component as much as possible. In other words, it can be said that there is a correlation between the image and the intra prediction mode, and the following properties can be used when selecting the intra prediction mode.
(1)予測方向が近いイントラ予測は、類似した予測画像を導出する。対象画像が微小
な変化を伴うときは、微小な変化を表現するイントラ予測モードが適切となり、方向が近
いイントラ予測モードの発生確率は高くなる。
(1) Intra prediction with a close prediction direction derives a similar prediction image. When the target image is accompanied by a minute change, the intra prediction mode that expresses the minute change is appropriate, and the probability of occurrence of the intra prediction mode that is close in direction is high.
(2)隣接ブロックのイントラ予測の予測方向が互いに近い場合、隣接ブロック間の画
像相関が高いと考えられる。そのとき、処理対象ブロックの画像も隣接ブロックとの相関
が高い可能性が高く、処理対象ブロックのイントラ予測の予測方向は、隣接ブロックの予
測方向の周辺方向に特に集中しやすい。
(2) When the prediction directions of intra prediction of adjacent blocks are close to each other, it is considered that the image correlation between adjacent blocks is high. At that time, the image of the processing target block is likely to have a high correlation with the adjacent block, and the prediction direction of the intra prediction of the processing target block is particularly likely to be concentrated in the peripheral direction of the prediction direction of the adjacent block.
(3)隣接ブロックのイントラ予測の予測方向が互いに遠い場合、隣接ブロック間の画
像相関が低いと考えられる。そのときは、隣接ブロックのイントラ予測の予測方向が互い
に近い場合に比べ、処理対象ブロックの画像と隣接ブロックとの相関が低くなる傾向にあ
り、処理対象ブロックのイントラ予測の予測方向は、隣接ブロックの予測方向の周辺方向
へ集中しにくくなる。
(3) When the prediction directions of intra prediction of adjacent blocks are far from each other, it is considered that the image correlation between adjacent blocks is low. At that time, the correlation between the image of the processing target block and the adjacent block tends to be lower than the case where the prediction directions of the intra prediction of the adjacent block are close to each other, and the prediction direction of the intra prediction of the processing target block is It becomes difficult to concentrate in the peripheral direction of the predicted direction.
本実施の形態では、この性質に鑑み、確率モデルに応じた符号化木を複数用意し、参照
ブロックのイントラ予測モードの予測方向差に応じて確率モデルの切り替えを行うことに
より、符号化木の増加に伴う符号化処理の複雑化を制限した上で、イントラ予測モードの
発生符号量削減を実現し、符号化効率を向上させる。
In this embodiment, in view of this property, by preparing a plurality of coding trees according to the probability model and switching the probability model according to the prediction direction difference of the intra prediction mode of the reference block, the coding tree is obtained. In addition to limiting the complexity of the encoding process accompanying the increase, the amount of generated code in the intra prediction mode can be reduced, and the encoding efficiency can be improved.
[符号化装置]
本発明を実施する好適な画像符号化装置について図面を参照して説明する。図5は実施
の形態に係る画像符号化装置の構成を示すブロック図である。実施の形態の画像符号化装
置は、減算部501と、直交変換・量子化部502と、逆量子化・逆変換部503と、加
算部504と、復号画像メモリ505と、イントラ予測部506と、テクスチャ情報符号
化部507と、イントラ予測モード符号化部508と、イントラ予測モード選択部509
とを備える。本発明の実施の形態は画面内予測に注目したものであるため、画面間予測に
関連する構成要素については図示せず、説明を省略する。
[Encoding device]
A preferred image encoding apparatus for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 5 is a block diagram showing a configuration of the image coding apparatus according to the embodiment. The image coding apparatus according to the embodiment includes a
With. Since the embodiment of the present invention focuses on intra-screen prediction, components related to inter-screen prediction are not shown and description thereof is omitted.
イントラ予測モード選択部509は、画像のブロック毎に最適なイントラ予測モードを
選択し、選択されたイントラ予測モードをイントラ予測部506と、イントラ予測モード
符号化部508に与える。
The intra prediction
イントラ予測モード符号化部508は、入力されたイントラ予測モードを可変長符号化
してイントラ予測モードビットストリームを出力する。イントラ予測モード符号化部50
8の詳細な構成と動作については後述する。
The intra prediction
The detailed configuration and operation of 8 will be described later.
イントラ予測部506は、入力されたイントラ予測モードと、復号画像メモリ505に
記憶した隣接ブロックの既復号画像を用いてイントラ予測画像を生成し、生成したイント
ラ予測画像を減算部501へ与える。
The
減算部501は、符号化対象の原画像からイントラ予測画像を減ずることにより差分画
像を生成し、生成した差分信号を直交変換・量子化部502に与える。
The
直交変換・量子化部502は、差分画像に対し直交変換・量子化をしてテクスチャ情報
を生成し、生成したテクスチャ情報を逆量子化・逆変換部503とテクスチャ情報符号化
部507に与える。
The orthogonal transform /
テクスチャ情報符号化部507は、テクスチャ情報をエントロピー符号化してテクスチ
ャ情報ビットストリームを出力する。
The texture
逆量子化・逆変換部503は、直交変換・量子化部502から受け取ったテクスチャ情
報に対し逆量子化・逆直交変換をして復号差分信号を生成し、生成した復号差分信号を加
算部504に与える。
The inverse quantization /
加算部504は、イントラ予測画像と復号差分信号を加算して復号画像を生成し、生成
した復号画像を復号画像メモリ505に格納する。
The adding
[復号装置]
本発明を実施する好適な画像復号装置について図面を参照して説明する。図8は実施の
形態に係る画像復号装置の構成を示すブロック図である。実施の形態の画像復号装置は、
テクスチャ情報復号部801と、逆量子化・逆変換部802と、イントラ予測モード復号
部803と、加算部804と、復号画像メモリ805と、イントラ予測部806とを備え
る。本発明の実施の形態は画面内予測に注目したものであるため、画面間予測に関連する
構成要素は図示せず、説明を省略する。
[Decoding device]
A preferred image decoding apparatus for implementing the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 8 is a block diagram showing the configuration of the image decoding apparatus according to the embodiment. The image decoding apparatus according to the embodiment
A texture
図8の画像復号装置の復号処理は、図5の画像符号化装置の内部に設けられている復号
処理に対応するものであるから、図8の逆量子化・逆変換部802、加算部804、復号
画像メモリ805、およびイントラ予測部806の各構成は、図5の画像符号化装置の逆
量子化・逆変換部503、加算部504、復号画像メモリ505、およびイントラ予測部
506の各構成とそれぞれ対応する機能を有する。
The decoding process of the image decoding apparatus in FIG. 8 corresponds to the decoding process provided in the image encoding apparatus in FIG. 5, so the inverse quantization /
イントラ予測モード復号部803は、入力されたイントラ予測モードビットストリーム
をエントロピー復号してイントラ予測モードを生成し、生成したイントラ予測モードをイ
ントラ予測部806に与える。イントラ予測モード復号部803の詳細な構成と動作につ
いては後述する。
The intra prediction
イントラ予測部806は、入力されたイントラ予測モードと、復号画像メモリ805に
記憶した隣接ブロックの既復号画像を用いてイントラ予測画像を生成し、生成したイント
ラ予測画像を加算部804へ与える。
The
テクスチャ情報復号部801は、テクスチャ情報をエントロピー復号してテクスチャ情
報を生成する。生成したテクスチャ情報を逆量子化・逆変換部802に与える。
The texture
逆量子化・逆変換部802は、テクスチャ情報復号部801から受け取ったテクスチャ
情報に対し逆量子化・逆直交変換をして復号差分信号を生成し、生成した復号差分信号を
加算部804に与える。
The inverse quantization /
加算部804は、イントラ予測画像と復号差分信号を加算して復号画像を生成し、生成
した復号画像を復号画像メモリ805に格納し、出力する。
The
本発明の実施の形態に係るイントラ予測モード符号化及び復号処理は、図5の動画像符
号化装置のイントラ予測モード符号化部508及び図8の動画像復号装置のイントラ予測
モード復号部803において実施される。以下、実施の形態に係るイントラ予測モード符
号化及び復号処理の詳細を説明する。
The intra prediction mode encoding and decoding processing according to the embodiment of the present invention is performed by the intra prediction
[符号化ブロック]
実施の形態では、図18で示されるように、画面を矩形ブロックにて階層的に分割する
とともに、各ブロックに対し所定の処理順による逐次処理を行う。分割する各ブロックを
符号化ブロックとよぶ。図18のブロック1817は、実施の形態において分割の最大単
位であり、これを最大符号化ブロックとよぶ。図18のブロック1816は、実施の形態
において分割の最小単位であり、これを最小符号化ブロックとよぶ。以下最小符号化ブロ
ックを4×4画素、最大符号化ブロックを16×16画素として説明を行う。
[Encoding block]
In the embodiment, as shown in FIG. 18, the screen is hierarchically divided into rectangular blocks, and each block is sequentially processed in a predetermined processing order. Each block to be divided is called a coding block. A
[予測ブロック]
符号化ブロックのうち、イントラ予測を行う単位を予測ブロックと呼ぶ。予測ブロック
は最小符号化ブロック以上、最大符号化ブロック以下のいずれかの大きさを持つ。図18
ではブロック1802、1803、および1804が16×16ブロック、ブロック18
05、1810、1811、および1801が8×8ブロック、ブロック1806、18
07、1808、1809が4×4ブロックである。ブロック1812、1813、18
14、1815は未処理ブロックであり、符号化ブロックサイズが確定していない。符号
化手順においては最適な予測ブロックサイズを決定し、予測ブロックサイズを伝送する。
復号手順においてはビットストリームより予測ブロックサイズを取得する。以下、予測ブ
ロックを処理単位として説明を行う。
[Predicted block]
Of the encoded blocks, a unit for performing intra prediction is called a prediction block. The prediction block has a size of not less than the minimum coding block and not more than the maximum coding block. FIG.
Now blocks 1802, 1803 and 1804 are 16 × 16 blocks, block 18
05, 1810, 1811, and 1801 are 8 × 8 blocks, blocks 1806, 18
07, 1808, and 1809 are 4 × 4 blocks.
14 and 1815 are unprocessed blocks, and the encoding block size is not fixed. In the encoding procedure, an optimal prediction block size is determined and the prediction block size is transmitted.
In the decoding procedure, the predicted block size is obtained from the bit stream. Hereinafter, the prediction block is described as a processing unit.
[予測ブロックサイズとイントラ予測モード]
予測ブロックのサイズに応じて、イントラ予測モードの構成を切り替える。4×4ブロ
ックでは図2(a)の符号201に示す17パターンのイントラ予測モードを定義し、8
×8ブロックと16×16ブロックに対しては、図2(b)の符号202に示す34パタ
ーンのイントラ予測モードを定義する。これは、小さいサイズの予測ブロックに対して過
剰なパターン数のイントラ予測モードを定義しても、発生符号量の増加に見合うだけの品
質向上が得られないためである。
[Predicted block size and intra prediction mode]
The intra prediction mode configuration is switched according to the size of the prediction block. The 4 × 4 block defines 17 patterns of intra prediction modes indicated by
For the × 8 block and the 16 × 16 block, 34 patterns of intra prediction modes indicated by
[参照ブロックと参照イントラ予測モード]
参照ブロックは、処理対象ブロックの左側に隣接しかつ最も上側に位置するブロックで
あるブロックAと、処理対象ブロックの上側に隣接しかつ最も左側に位置するブロックで
あるブロックBである。ブロックAの予測モードをrefModeA、ブロックBの予測
モードをrefModeBとする。各参照ブロックのイントラ予測モードを「参照イント
ラ予測モード」と呼ぶ。参照ブロックが存在しないときの参照イントラ予測モードは直流
予測モード(「平均値モード」ともいう)に設定する。
[Reference block and reference intra prediction mode]
The reference block is a block A that is adjacent to the left side of the processing target block and located on the uppermost side, and a block B that is adjacent to the upper side of the processing target block and is positioned on the leftmost side. The prediction mode of block A is refModeA, and the prediction mode of block B is refModeB. The intra prediction mode of each reference block is referred to as “reference intra prediction mode”. The reference intra prediction mode when no reference block exists is set to a DC prediction mode (also referred to as “average value mode”).
(第1の実施例)
[符号化手順]
本発明の実施の形態に係るイントラ予測モードの符号化方法の第1の実施例を説明する
。図6は図5のイントラ予測モード符号化部508の第1の実施例の詳細な構成のブロッ
ク図である。第1の実施例のイントラ予測モード符号化部508は、イントラ予測モード
メモリ601、参照モード決定部602、優先モード決定部603、予測方向差算出部6
04、符号化木選択部605、及び可変長符号化部606を備える。以下、図7のフロー
チャートも参照しながら、イントラ予測モードの符号化手順を説明する。
(First embodiment)
[Encoding procedure]
The 1st Example of the encoding method of the intra prediction mode which concerns on embodiment of this invention is demonstrated. FIG. 6 is a block diagram of a detailed configuration of the first exemplary embodiment of the intra prediction
04, a coding
イントラ予測モードメモリ601には、イントラ予測モード選択部509から入力され
るイントラ予測モードが格納されて記憶される。
The intra
参照モード決定部602は、イントラ予測モードメモリ601から符号化対象ブロック
に隣接する符号化済みの参照ブロックのイントラ予測モードを取得し、参照イントラ予測
モードを決定する(ステップS701)。参照イントラ予測モード決定手順の詳細につい
ては後述する。
The reference
予測方向差算出部604は、参照モード決定部602から参照イントラ予測モードを取
得し、予測方向差を算出する(ステップS702)。予測方向差算出手順の詳細について
は後述する。
The prediction direction
優先モード決定部603は、予測方向差算出部604から予測方向差を取得し、また参
照モード決定部602から参照イントラ予測モードを取得する。優先モード決定部603
は、取得した予測方向差と参照イントラ予測モードを元に優先モードを決定する(ステッ
プS703)。優先モード決定手順の詳細については後述する。
The priority
Determines the priority mode based on the obtained prediction direction difference and the reference intra prediction mode (step S703). Details of the priority mode determination procedure will be described later.
符号化木選択部605は、予測方向差算出部604から予測方向差を取得し、予測方向
差に応じて符号化木を決定する(ステップS704)。符号化木選択手順の詳細について
は後述する。
The coding
可変長符号化部606は、符号化対象ブロックのイントラ予測モードの入力を受け、ま
た優先モード決定部603から優先モードを、符号化木選択部605から符号化木を取得
する。可変長符号化部606は、符号化対象ブロックのイントラ予測モードに対して優先
モードと符号化木を用いて可変長符号化を行う(ステップS705)。可変長符号化部6
06は、生成したビット系列を出力し、一連のイントラ予測モードの符号化処理を終了す
る。
The variable
In 06, the generated bit sequence is output, and the series of intra prediction mode encoding processing ends.
[参照イントラ予測モード決定手順]
図7のステップS701の参照イントラ予測モード決定手順の詳細を図11のフローチ
ャートを参照して説明する。
[Reference Intra Prediction Mode Determination Procedure]
The details of the reference intra prediction mode determination procedure in step S701 in FIG. 7 will be described with reference to the flowchart in FIG.
図6の参照モード決定部602は、イントラ予測モードメモリ601から符号化対象ブ
ロックに隣接する参照ブロックのイントラ予測モードを取得する。
The reference
符号化対象ブロックの左に隣接する参照ブロックAのイントラ予測モードと符号化対象
ブロックのイントラ予測モードのパターン数を比較する(ステップS1101)。
The number of patterns of the intra prediction mode of the reference block A adjacent to the left of the encoding target block and the intra prediction mode of the encoding target block are compared (step S1101).
符号化対象ブロックのイントラ予測モードのパターン数が参照ブロックAのイントラ予
測モードのパターン数以上である場合、参照ブロックAのイントラ予測モードをそのまま
「参照モードA」とする(ステップS1102)。
When the number of intra prediction mode patterns of the encoding target block is equal to or greater than the number of intra prediction mode patterns of the reference block A, the intra prediction mode of the reference block A is set to “reference mode A” as it is (step S1102).
符号化対象ブロックのイントラ予測モードのパターン数が参照ブロックAのイントラ予
測モードのパターン数より小さい場合、参照モードの変換を行う(ステップS1103)
。参照モードの変換については後述する。
When the number of intra prediction mode patterns of the block to be encoded is smaller than the number of intra prediction mode patterns of the reference block A, reference mode conversion is performed (step S1103).
. The conversion of the reference mode will be described later.
符号化対象ブロックの上に隣接する参照ブロックBのイントラ予測モードと符号化対象
ブロックのイントラ予測モードのパターン数を比較する(ステップS1104)。
The number of patterns of the intra prediction mode of the reference block B adjacent on the encoding target block and the intra prediction mode of the encoding target block are compared (step S1104).
符号化対象ブロックのイントラ予測モードのパターン数が参照ブロックBのイントラ予
測モードのパターン数以上である場合、参照ブロックBのイントラ予測モードをそのまま
「参照モードB」とする(ステップS1105)。
When the number of intra prediction mode patterns of the block to be encoded is equal to or greater than the number of intra prediction mode patterns of the reference block B, the intra prediction mode of the reference block B is set to “reference mode B” as it is (step S1105).
符号化対象ブロックのイントラ予測モードのパターン数が参照ブロックBのイントラ予
測モードのパターン数より小さい場合、参照モードの変換を行う(ステップS1106)
。
When the number of intra prediction mode patterns of the encoding target block is smaller than the number of intra prediction mode patterns of the reference block B, reference mode conversion is performed (step S1106).
.
参照モードの変換について説明する。参照モードの変換を実施するのは図19で示すよ
うに、符号化対象ブロック1901に比べて、参照ブロックA1902、参照ブロックB
1901のサイズが大きい場合である。ここで、符号化対象ブロック1901は4×4画
素ブロックであり、参照ブロックA1902と参照ブロックB1903は8×8画素ブロ
ックである。符号化対象ブロック1901に対しては図2(a)の符号201で示す17
パターンのイントラ予測モードが定義されている。参照ブロックA1902と参照ブロッ
クB1903に対しては図2(b)の符号202に示す34パターンのイントラ予測モー
ドが定義されている。
Reference mode conversion will be described. As shown in FIG. 19, the reference mode conversion is performed in comparison with the
This is a case where the size of 1901 is large. Here, the
A pattern intra prediction mode is defined. For the
このように、符号化対象ブロックのイントラ予測モードのパターン数が参照ブロックの
イントラ予測モードのパターン数より小さい場合、符号化対象ブロックのイントラ予測モ
ードを符号化するにあたって、参照ブロックのイントラ予測モードのパターンを何らかの
形で符号化対象ブロックのイントラ予測モードのパターンに縮退させる必要がある。参照
モード変換は、パターン数の多い参照ブロックのイントラ予測モードを、パターン数の少
ない符号化対象ブロックのイントラ予測モードに変換する処理である。
In this way, when the number of intra prediction mode patterns of the encoding target block is smaller than the number of patterns of the intra prediction mode of the reference block, the intra prediction mode of the reference block is encoded when the intra prediction mode of the encoding target block is encoded. It is necessary to degenerate the pattern into an intra prediction mode pattern of the encoding target block in some form. The reference mode conversion is a process of converting an intra prediction mode of a reference block having a large number of patterns into an intra prediction mode of an encoding target block having a small number of patterns.
図15を参照して、イントラ予測モードの変換処理を説明する。図15の符号1501
は、34パターンのイントラ予測モードの予測方向を横軸上の点で示したものである。図
15の符号1502は、17パターンのイントラ予測モードの予測方向を横軸上の点で示
したものである。図15の符号1502の破線で表される点の位置は、34パターンのイ
ントラ予測モードには含まれるが、17パターンのイントラ予測モードには含まれない予
測方向である。
With reference to FIG. 15, the conversion process of intra prediction mode is demonstrated.
Shows the prediction direction of the 34 patterns of intra prediction modes as a point on the horizontal axis.
符号1501で示す34パターンのイントラ予測モードにおいて、参照モードAの予測
方向が符号1503に示す位置であり、参照モードBの予測方向が符号1504に示す位
置であるとする。このとき、符号1502で示す17パターンのイントラ予測モードでは
、参照モードA、Bの予測方向に対応する点(破線で表される点)には予測モードが存在
しない。そこで、17パターンのイントラ予測モードにおいて、参照モードA、Bの予測
方向に対応する点に隣接する点(符号1505、1506)を代わりに変換後の予測モー
ドとして選択する。
In the 34 patterns of intra prediction modes indicated by
[予測方向差算出手順]
図7のステップS702の予測方向差算出手順の詳細を図12のフローチャートを参照
して説明する。
[Prediction direction difference calculation procedure]
Details of the prediction direction difference calculation procedure in step S702 of FIG. 7 will be described with reference to the flowchart of FIG.
予測方向差算出部604は、参照モード決定部602から参照モードA、Bを取得し、
参照モードAと参照モードBを比較する(ステップS1201)。
The prediction direction
Reference mode A and reference mode B are compared (step S1201).
参照モードA、Bがともに平均値モードのときは、予測方向差として両方が平均値モー
ドであることを示す特殊値−2を設定する(ステップS1202)。
When both the reference modes A and B are in the average value mode, a special value −2 indicating that both are in the average value mode is set as the prediction direction difference (step S1202).
参照モードA、Bのどちらかが平均値モードのときは、片方が平均値モードであること
を示す特殊値−1を設定する(ステップS1203)。
When one of the reference modes A and B is the average value mode, a special value -1 indicating that one of the reference modes A and B is the average value mode is set (step S1203).
参照モードA、Bがともに平均値モードでないときは、参照モードA、Bそれぞれに対
し、図13の予測モードと予測方向番号を対応づけたテーブルを参照することにより予測
方向番号を決定する。
When both the reference modes A and B are not the average value mode, the prediction direction number is determined by referring to the table in which the prediction mode and the prediction direction number in FIG.
図13は、イントラ予測モードの番号と予測方向番号を対応づけたテーブルである。イ
ントラ予測モードの番号は、図1や図2で示すように、方位の順につけられたものではな
いため、そのままでは予測方向差を算出するために用いることができない。そこで、予測
モード番号に、方位の順につけられた予測方向番号を対応づけたテーブルを用意して。予
測方向差を算出するときは、予測方向番号を用いることにする。
FIG. 13 is a table in which intra prediction mode numbers are associated with prediction direction numbers. As shown in FIG. 1 and FIG. 2, the intra prediction mode numbers are not assigned in the order of azimuth, and cannot be used for calculating the prediction direction difference as they are. Therefore, a table is prepared in which the prediction mode number is associated with the prediction direction number assigned in the direction of the direction. When calculating the prediction direction difference, the prediction direction number is used.
参照モードA、参照モードBの予測方向番号をそれぞれdirA、dirBとし、以下
の計算式により参照モードAと参照モードBの予測方向の違いの程度を示す予測方向差D
iffDirを算出する(ステップS1204)。
DiffDir=min(16−abs(dirA−dirB),abs(dirA−
dirB))
ここで、abs()は引数の絶対値を計算する関数であり、min()は2つの引数の
最小値を選択する関数である。
Prediction direction numbers D and A for the reference mode A and the reference mode B are assumed to be dirA and dirB, respectively.
IfDir is calculated (step S1204).
DiffDir = min (16−abs (dirA−dirB), abs (dirA−
dirB))
Here, abs () is a function for calculating the absolute value of the argument, and min () is a function for selecting the minimum value of the two arguments.
次に予測方向差DiffDirを所定の上限値と比較し、予測方向差DiffDirが
上限値を超えるなら、予測方向差DiffDirを上限値に置き換える(ステップS12
05)。たとえば、17パターンのイントラ予測モードの場合、予測方向差の最大値は8
であり、上限値をたとえば4に設定しておき、予測方向差が4を超える場合は、4に丸め
る。
Next, the prediction direction difference DiffDir is compared with a predetermined upper limit value. If the prediction direction difference DiffDir exceeds the upper limit value, the prediction direction difference DiffDir is replaced with the upper limit value (step S12).
05). For example, in the case of 17 patterns of intra prediction modes, the maximum value of the prediction direction difference is 8
The upper limit value is set to 4, for example, and when the prediction direction difference exceeds 4, it is rounded to 4.
[優先モード決定手順]
図7のステップS703の優先モード決定手順の詳細を説明する。
[Priority mode determination procedure]
Details of the priority mode determination procedure in step S703 of FIG. 7 will be described.
優先モード決定部603は、予測方向差算出部604から予測方向差を取得し、また参
照モード決定部602から参照モードを取得する。優先モード決定部603は、図14に
示す予測方向差に優先予測モードと符号化木を対応づけたテーブルを参照し、優先モード
の数と優先モードのモード番号を決定する。
The priority
図14は、予測方向差に対応づけて、優先モード数、優先モード番号、符号化木番号を
対応づけたものである。図14は、17パターンのイントラ予測モードを用いる場合であ
り、予測方向差は0から8までの値と、特殊値の−1、−2を取る。予測方向差が大きく
なるほど、優先モード数は増える。優先モード数を増やすために、優先モードとして参照
モードA、B以外に、参照モードA、Bに隣接するモードや平均値モードを利用する。
FIG. 14 associates the number of priority modes, the priority mode number, and the coding tree number with the prediction direction difference. FIG. 14 shows a case where 17 patterns of intra prediction modes are used, and the prediction direction difference takes values from 0 to 8 and special values −1 and −2. As the prediction direction difference increases, the number of priority modes increases. In order to increase the number of priority modes, in addition to reference modes A and B, modes adjacent to reference modes A and B and average value modes are used as priority modes.
以下図16の例を用いながら、各予測方向差に対する優先モードを説明する。 The priority mode for each prediction direction difference will be described below using the example of FIG.
[予測方向差が0のとき]
参照モードA、参照モードBがともに平均値モードでなく、予測方向が一致する場合で
ある。図14に示すテーブルより、この場合、優先モードの数は3つであり、第1優先モ
ードを参照モードAおよび参照モードBと同一のモード、第2優先モード、第3優先モー
ドをそれぞれ第1優先モードに隣接する方向の予測モードとする。図16の符号1601
は予測方向差が0のときの優先モードの概念図である。第1優先モードの予測方向は符号
1602の点、第2優先モードの予測方向は符号1603の点、第3優先モードの予測方
向は符号1604の点であり、互いに隣接している。
[When the prediction direction difference is 0]
This is a case where both the reference mode A and the reference mode B are not the average value mode and the prediction directions match. From the table shown in FIG. 14, in this case, the number of priority modes is three, and the first priority mode is the same as the reference mode A and the reference mode B, the second priority mode, and the third priority mode are the first. The prediction mode is set in the direction adjacent to the priority mode.
These are conceptual diagrams of priority modes when the prediction direction difference is zero. The prediction direction of the first priority mode is
[予測方向差が1のとき]
参照モードAの予測方向と参照モードBの予測方向が互いに隣接している場合である。
図14に示すテーブルより、この場合、優先モードの数は4つであり、第1優先モードを
参照モードA、第2優先モードを参照モードB、第3優先モード、第4優先モードをそれ
ぞれ第1優先モード、第2優先モードに隣接する方向の予測モードとする。図16の符号
1605は予測方向差が1のときの優先モードの概念図である。第1優先モードは符号1
606、第2優先モードは符号1607、第3優先モードは符号1608、第4優先モー
ドは符号1609でそれぞれ表される予測方向である。
[When the prediction direction difference is 1]
This is a case where the prediction direction of the reference mode A and the prediction direction of the reference mode B are adjacent to each other.
From the table shown in FIG. 14, in this case, the number of priority modes is four, the first priority mode is the reference mode A, the second priority mode is the reference mode B, the third priority mode, and the fourth priority mode are the first. The prediction mode is set to a direction adjacent to the first priority mode and the second priority mode.
606, the second priority mode is represented by
[予測方向差が2のとき]
参照モードAの予測方向と参照モードBの予測方向に挟まれる別の予測方向が存在する
場合である。図14に示すテーブルより、この場合、優先モードの数は5つであり、第1
優先モードを参照モードA、第2優先モードを参照モードB、第3優先モードを第1優先
モードと第2優先モードに挟まれた予測方向を示す予測モード、第4優先モード、第5優
先モードをそれぞれ第1優先モード、第2優先モードに隣接し第3優先モードでない予測
方向の予測モードとする。図16の符号1610は予測方向差が2のときの優先モードの
概念図である。第1優先モードは符号1611、第2優先モードは符号1612、第3優
先モードは符号1613、第4優先モードは符号1614、第5優先モードは符号161
5でそれぞれ表される予測方向である。
[When the prediction direction difference is 2]
This is a case where there is another prediction direction between the prediction direction of the reference mode A and the prediction direction of the reference mode B. From the table shown in FIG. 14, in this case, the number of priority modes is five.
The priority mode is the reference mode A, the second priority mode is the reference mode B, the third priority mode is the prediction mode indicating the prediction direction sandwiched between the first priority mode and the second priority mode, the fourth priority mode, and the fifth priority mode. Are the prediction modes in the prediction direction that are adjacent to the first priority mode and the second priority mode and are not in the third priority mode, respectively.
5 are prediction directions represented by 5 respectively.
[予測方向差が3以上のとき]
同様の手順に従うため予測方向差が3以上のときの説明を省略する。
[When the prediction direction difference is 3 or more]
Since the same procedure is followed, the description when the prediction direction difference is 3 or more is omitted.
[予測方向差が−2のとき(参照モードがどちらも平均値モードのとき)]
参照モードA、参照モードBがともに平均値モードの場合である。図14に示すテーブ
ルより、この場合、優先モードの数は1つであり、第1優先モードを平均値モードとする
。
[When prediction direction difference is -2 (when both reference modes are in average value mode)]
This is a case where both the reference mode A and the reference mode B are in the average value mode. From the table shown in FIG. 14, in this case, the number of priority modes is one, and the first priority mode is the average value mode.
[予測方向差が−1のとき(参照モードのどちらか一方のみが平均値モードのとき)]
参照モードA、参照モードBのどちらか一方のみが平均値モードの場合である。図14
に示すテーブルより、この場合、優先モードの数は4つであり、第1優先モードを参照モ
ードA、第2優先モードを参照モードB、第3優先モード、第4優先モードをそれぞれ第
1優先モードと第2優先モードのうち平均値モードでない方の予測モードの予測方向に隣
接する方向の予測モードとする。
[When the prediction direction difference is -1 (when only one of the reference modes is the average value mode)]
This is a case where only one of the reference mode A and the reference mode B is the average value mode. FIG.
From this table, the number of priority modes is four in this case. The first priority mode is reference mode A, the second priority mode is reference mode B, the third priority mode, and the fourth priority mode are first priority. The prediction mode in the direction adjacent to the prediction direction of the prediction mode that is not the average value mode among the mode and the second priority mode is used.
[符号化木選択手順]
図7のステップS704の符号化木選択手順の詳細を説明する。ここでは17パターン
のイントラ予測モードを例とする。
[Encoding tree selection procedure]
Details of the coding tree selection procedure in step S704 of FIG. 7 will be described. Here, 17 patterns of intra prediction modes are taken as an example.
符号化木選択部605は、予測方向差算出部604から予測方向差を取得する。図14
に示すテーブルを参照し、符号化木を選択する。図14のテーブルでは、優先モード数に
符号化木の番号が対応づけられている。
The coding
The coding tree is selected with reference to the table shown in FIG. In the table of FIG. 14, the number of the coding tree is associated with the number of priority modes.
図17は符号化木の例である。符号1701は符号化木番号0の符号化木(「符号化木
0」という)、符号1702は符号化木番号1の符号化木(「符号化木1」という)、符
号1703は符号化木番号2の符号化木(「符号化木2」という)である。他の符号化木
は省略する。各符号化木は、優先モードを示す葉と、予測モード番号を示す葉のどちらか
に分類され、優先モードを示す葉に対しては、優先モード決定手順で決定した優先モード
を適応的に割り当てる。一方予測モード番号を示す葉に対しては、処理対象の予測モード
の予測モード番号を(優先モードを除いた変換を行った上で)固定的に割り当てる。いず
れの符号化木においても優先モードには他の予測モードよりも短い符号長の符号が割り当
てられるため、符号化対象ブロックのイントラ予測モードがいずれかの優先モードに該当
すれば、発生符号量は小さくなる。
FIG. 17 is an example of a coding tree.
以下図17を用いて、予測方向差に応じた符号化木の選択について説明をする。 Hereinafter, the selection of a coding tree according to the prediction direction difference will be described with reference to FIG.
[予測方向差が0のとき]
図14を参照して、符号化木0を選択する。符号化木0は3つの葉が優先モードとして
設定される。優先モード決定手順より、第1優先モードは参照モードAおよび参照モード
Bと同一のモード、第2優先モード、第3優先モードはそれぞれ第1優先モードに隣接す
る予測方向の予測モードである。
[When the prediction direction difference is 0]
Referring to FIG. 14,
[予測方向差が1のとき]
図14を参照して、符号化木1を選択する。符号化木1は4つの葉が優先モードとして
設定される。優先モード決定手順より、第1優先モードは参照モードA、第2優先モード
は参照モードB、第3優先モード、第4優先モードはそれぞれ第1優先モード、第2優先
モードに隣接方向の予測モードである。
[When the prediction direction difference is 1]
Referring to FIG. 14, the
[予測方向差が2のとき]
図14を参照して、符号化木2を選択する。符号化木2は5つの葉が優先モードとして
設定される。優先モード決定手順より、第1優先モードは参照モードA、第2優先モード
は参照モードB、第3優先モードは第1優先モードと第2優先モードに挟まれた予測方向
は示す予測モード、第4優先モード、第5優先モードはそれぞれ第1優先モード、第2優
先モードに隣接し第3優先モードでない予測方向の予測モードである。
[When the prediction direction difference is 2]
Referring to FIG. 14, the
[予測方向差が3以上のとき]
同様の手順に従うため説明を省略する。
[When the prediction direction difference is 3 or more]
The description is omitted to follow the same procedure.
[予測方向差が−2のとき]
図14を参照して、符号化木9を選択する。
[When the prediction direction difference is -2]
Referring to FIG. 14, the
[予測方向差が−1のとき]
図14を参照して、符号化木10を選択する。
[When the prediction direction difference is -1]
Referring to FIG. 14, the
以上述べたように、本実施の形態の画像符号化装置では、参照ブロックの画面内予測モ
ードに加えて、参照ブロックの画面内予測モードの予測方向に隣接する方向を示す予測モ
ードを優先予測モードとして用いる。そして、優先予測モード数の異なる複数の符号化木
をあらかじめ用意しておき、参照ブロックの画面内予測モードの予測方向の差を元に符号
化木を切り替えることにより、符号化対象ブロックの画面内予測モードの符号化効率を向
上させることができる。
As described above, in the image coding apparatus according to the present embodiment, in addition to the intra prediction mode of the reference block, the prediction mode indicating the direction adjacent to the prediction direction of the intra prediction mode of the reference block is set to the priority prediction mode. Used as A plurality of coding trees having different numbers of priority prediction modes are prepared in advance, and the coding trees are switched based on the difference in the prediction direction of the prediction mode of the reference block in the screen. The encoding efficiency of the prediction mode can be improved.
予測方向差が小さいほど優先予測モード数の少ない符号化木が選択され、優先予測モー
ドに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた符号化木を用いて符号
化対象ブロックのイントラ予測モードが符号化される。
A coding tree having a smaller number of priority prediction modes is selected as the prediction direction difference is smaller, and a block to be coded using a coding tree in which a code string having a shorter code length than the other prediction modes is assigned to the priority prediction mode. Intra prediction mode is encoded.
複数の参照ブロックが互いに近い予測方向を示す場合は、参照ブロック間の画像相関が
高く、処理対象ブロックと参照ブロックとの画像相関も高い可能性が高い。そのとき、処
理対象ブロックの予測方向が参照ブロックの予測方向の近傍に特に集中しやすい。一方、
複数の参照ブロックの示す予測方向が互いに離れている場合は、参照ブロック間の画像相
関が低く、処理対象ブロックと参照ブロックとの画像相関も低い可能性が高い。そのとき
、処理対象ブロックの予測方向の、参照ブロックの予測方向の近傍への集中度は、複数の
参照ブロックが近い予測方向を示す場合と比べて低くなる。
When a plurality of reference blocks indicate prediction directions close to each other, the image correlation between the reference blocks is high, and there is a high possibility that the image correlation between the processing target block and the reference block is high. At that time, the prediction direction of the processing target block tends to concentrate particularly in the vicinity of the prediction direction of the reference block. on the other hand,
When the prediction directions indicated by the plurality of reference blocks are separated from each other, the image correlation between the reference blocks is low, and there is a high possibility that the image correlation between the processing target block and the reference block is low. At that time, the degree of concentration of the prediction direction of the processing target block in the vicinity of the prediction direction of the reference block is lower than that in the case where a plurality of reference blocks indicate the near prediction direction.
本実施の形態のイントラ予測モードの符号化処理では、複数の参照ブロックの予測モー
ドの予測方向差を元に符号化木を切り替える構成を取ることにより、各処理対象ブロック
の予測モードの発生確率を的確に推定し、画面内予測モードの発生符号量を減らすことが
できる。
In the intra prediction mode encoding process according to the present embodiment, the prediction mode occurrence probability of each processing target block is determined by adopting a configuration in which the encoding tree is switched based on the prediction direction difference between the prediction modes of a plurality of reference blocks. It is possible to accurately estimate and reduce the amount of generated codes in the intra prediction mode.
[復号手順]
本発明の実施の形態に係るイントラ予測モードの復号方法の第1の実施例を説明する。
図9は図8のイントラ予測モード復号部803の第1の実施例の詳細な構成のブロック図
である。第1の実施例のイントラ予測モード復号部803は、イントラ予測モードメモリ
901、参照モード決定部902、優先モード決定部903、予測方向差算出部904、
復号木選択部905、及び可変長復号部906を備える。
[Decryption procedure]
A first example of the decoding method in the intra prediction mode according to the embodiment of the present invention will be described.
FIG. 9 is a block diagram of a detailed configuration of the first exemplary embodiment of the intra prediction
A decoding
図9のイントラ予測モード復号部803におけるイントラ予測モード復号処理は、図6
のイントラ予測モード符号化部508におけるイントラ予測モード符号化処理に対応する
ものであるから、図9のイントラ予測モードメモリ901、参照モード決定部902、優
先モード決定部903、予測方向差算出部904、及び復号木選択部905の各構成は、
図6のイントラ予測モードメモリ601、参照モード決定部602、優先モード決定部6
03、予測方向差算出部604、及び符号化木選択部605の各構成とそれぞれ対応する
機能を有する。
The intra prediction mode decoding process in the intra prediction
9 corresponds to the intra-prediction mode encoding process in the intra-prediction
Intra
03, the prediction direction
以下、図10のフローチャートも参照しながら、イントラ予測モードの復号手順を説明
する。
Hereinafter, the decoding procedure in the intra prediction mode will be described with reference to the flowchart of FIG.
参照モード決定部902は、イントラ予測モードメモリ901から復号対象ブロックに
隣接する復号済みの参照ブロックのイントラ予測モードを取得し、参照イントラ予測モー
ドを決定する(ステップS1001)。参照イントラ予測モード決定手順は、図6の参照
モード決定部602における参照イントラ予測モード決定手順と同様、図11のフローチ
ャートで示す手続きに従うため、詳細な説明を省略する。
The reference
予測方向差算出部904は、参照モード決定部902から参照イントラ予測モードを取
得し、予測方向差を算出する(ステップS1002)。予測方向差算出手順は、図6の予
測方向差算出部604における予測方向算出手順と同様、図12のフローチャートで示す
手続きに従うため、詳細な説明を省略する。
The prediction direction
優先モード決定部903は、予測方向差算出部904から予測方向差を取得し、また参
照モード決定部902から参照イントラ予測モードを取得する。優先モード決定部903
は、取得した予測方向差と参照イントラ予測モードを元に優先モードを決定する(ステッ
プS1003)。優先モード決定手順は、図6の優先モード決定部603における優先モ
ード決定手順と同様の手続きに従うため、詳細な説明を省略する。
The priority
Determines the priority mode based on the obtained prediction direction difference and the reference intra prediction mode (step S1003). The priority mode determination procedure follows the same procedure as the priority mode determination procedure in the priority
復号木選択部905は、予測方向差算出部904から予測方向差を取得し、予測方向差
に応じて復号木を決定する(ステップS1004)。復号木選択手順は、図6の符号化木
選択部605における符号化木選択手順と同様の手続きに従うため、詳細説明を省略する
。ただし、「符号化木」は「復号木」と読み替える。
The decoding
可変長復号部906は、イントラ予測モードのビットストリームの入力を受け、また優
先モード決定部903から優先モードを、復号木選択部905から復号木を取得する。可
変長復号部906は、復号対象ブロックのイントラ予測モードに対して優先モードと復号
木を用いて可変長復号を行う(ステップS1005)。可変長復号部906は、復号した
イントラ予測モードをイントラ予測モードメモリ901に記憶するとともに、外部に出力
し、一連のイントラ予測モードの復号処理を終了する。
The variable
(第2の実施例)
[符号化手順]
本発明に係る実施の形態によるイントラ予測モードの符号化方法の第2の実施例につい
て説明する。図20は図5のイントラ予測モード符号化部508の第2の実施例の詳細な
構成のブロック図である。第2の実施例のイントラ予測モード符号化部508は、イント
ラ予測モードメモリ2601、優先予測モードリスト作成部2602、優先予測モード判
定フラグ算出部2603、優先予測モード判定フラグ符号化部2604、優先予測モード
インデックス算出部2605、優先予測モードインデックス符号化部2606、非優先予
測モードインデックス算出部2607、非優先予測モードインデックス符号化部2608
、優先予測モード判定部2609、及び予測方向差算出部2610を備える。以下、図2
1のフローチャートも参照しながら、イントラ予測モードの符号化手順を説明する。
(Second embodiment)
[Encoding procedure]
A second example of the intra prediction mode encoding method according to the embodiment of the present invention will be described. FIG. 20 is a block diagram of a detailed configuration of the second example of the intra prediction
, A priority prediction
The encoding procedure in the intra prediction mode will be described with reference to the flowchart of FIG.
予測方向差算出部2610は、イントラ予測モードメモリ2601から隣接ブロックの
イントラ予測モードrefModeAとrefModeBを取得し、refModeAと
refModeBの予測方向差diffDirを算出する(ステップS2701)。予測
方向差算出手順の詳細については後述する。
The prediction direction
優先予測モードリスト作成部2602は、予測方向差算出部2610から予測方向差d
iffDirを取得し、イントラ予測モードメモリ2601から隣接ブロックのイントラ
予測モードrefModeAとrefModeBを取得する。優先予測モードリスト作成
部2602は、diffDir、refModeA、及びrefModeBを元に優先予
測モードリストmpmListを作成し、優先予測モードリストサイズmpmlists
izeを決定する(ステップS2702)。優先予測モードリスト作成手順の詳細につい
ては後述する。また、対象イントラ予測モードをイントラ予測モードメモリ2601に記
憶する。
The priority prediction mode
IfDir is acquired, and the intra prediction modes refModeA and refModeB of the adjacent blocks are acquired from the intra
size is determined (step S2702). Details of the procedure for creating the priority prediction mode list will be described later. Further, the target intra prediction mode is stored in the intra
優先予測モード判定フラグ算出部2603は、対象予測モードと優先予測モードリスト
mpmListを取得し、優先予測モード判定フラグmpmFlagを算出する。また、
優先予測モードインデックス算出部2605は、優先予測モードインデックスmpmIn
dexを算出し(ステップS2703)、優先予測モード判定フラグ符号化部2604は
、優先予測モード判定フラグmpmFlagを符号化する(ステップS2704)。優先
予測モード判定フラグ、優先予測モードインデックス算出手順の詳細については後述する
。
The priority prediction mode determination
The priority prediction mode
Dex is calculated (step S2703), and the priority prediction mode determination
優先予測モード判定部2609は、優先予測モード判定フラグmpmFlagを判定す
る(ステップS2705)。
The priority prediction
優先予測モード判定フラグmpmFlagがtrueである場合は、優先予測モードイ
ンデックス符号化部2606は、優先予測モードインデックスmpmIndexを符号化
し(ステップS2706)、処理を終了する。優先予測モードインデックス符号化手順の
詳細については後述する。
When the priority prediction mode determination flag mpmFlag is true, the priority prediction mode
優先予測モード判定フラグmpmFlagがfalseである場合は、非優先予測モー
ドインデックス算出部2607は、非優先予測モードインデックスremModeInd
exを算出し(ステップS2707)、非優先予測モードインデックス符号化部2608
は、算出した非優先予測モードremModeIndexの符号化を行う(ステップS2
708)。非優先予測モードインデックス算出手順、および非優先予測モード符号化手順
の詳細については後述する。
When the priority prediction mode determination flag mpmFlag is false, the non-priority prediction mode
ex is calculated (step S2707), and the non-priority prediction mode
Performs encoding of the calculated non-priority prediction mode remModeIndex (step S2).
708). Details of the non-priority prediction mode index calculation procedure and the non-priority prediction mode encoding procedure will be described later.
[予測方向差算出手順]
図21のステップS2701の予測方向差算出手順の詳細を図30のフローチャートを
参照して説明する。
[Prediction direction difference calculation procedure]
Details of the prediction direction difference calculation procedure in step S2701 of FIG. 21 will be described with reference to the flowchart of FIG.
予測方向差算出部2610は、イントラ予測モードメモリ2601から隣接ブロックの
イントラ予測モードrefModeAとrefModeBを取得する。refModeA
とrefModeBの値がともに2(平均値モード)であるかどうかを判定する(ステッ
プS3201)。
The prediction direction
And refModeB are both determined to be 2 (average value mode) (step S3201).
refModeAとrefModeBの値がともに2(平均値モード)である場合は、
予測方向差diffDirを−2と設定する(ステップS3202)。−2はrefMo
deAとrefModeBの値がともに2(平均値モード)であることを示す特殊値であ
る。
When the values of refModeA and refModeB are both 2 (average value mode)
The prediction direction difference diffDir is set to −2 (step S3202). -2 is refMo
It is a special value indicating that the values of deA and refModeB are both 2 (average value mode).
refModeAとrefModeBの値が少なくともどちらかが2(平均値モード)
でない場合は、さらにrefModeAとrefModeBのどちらかが2(平均値モー
ド)であるかどうかを判定する(ステップS3203)。refModeAとrefMo
deBのどちらかが2(平均値モード)である場合は、予測方向差diffDirを−1
と設定する(S3205)。−1はrefModeAとrefModeBの値のどちらか
が2(平均値モード)であることを示す特殊値である。
At least one of the values of refModeA and refModeB is 2 (average value mode)
If not, it is further determined whether either refModeA or refModeB is 2 (average value mode) (step S3203). refModeA and refMo
When either deB is 2 (average value mode), the prediction direction difference diffDir is set to -1.
Is set (S3205). -1 is a special value indicating that one of the values of refModeA and refModeB is 2 (average value mode).
refModeAとrefModeBの値がともに2(平均値モード)でない場合は、
refModeAとrefModeBの予測方向の差を算出する(ステップS3204)
。対象ブロックが4×4ブロックである場合は、図13の表を参照することにより、予測
方向番号を決定する。refModeAの予測方向番号をdirA、refModeBの
予測方向番号をdirBとし、以下の計算式により予測方向差diffDirを算出する
。
DiffDir=min(16−abs(dirA−dirB),abs(dirA−
dirB))
対象ブロックが8×8、16×16ブロックである場合も4×4ブロックの場合と同様、
の方法で予測方向番号を決定し、以下の計算式により予測方向差diffDirを算出す
る。
DiffDir=min(33−abs(dirA−dirB),abs(dirA−
dirB))
When the values of refModeA and refModeB are not both 2 (average value mode)
The difference between the prediction directions of refModeA and refModeB is calculated (step S3204).
. When the target block is a 4 × 4 block, the prediction direction number is determined by referring to the table of FIG. The prediction direction difference diffDir is calculated by the following formula, where the prediction direction number of refModeA is dirA and the prediction direction number of refModeB is dirB.
DiffDir = min (16−abs (dirA−dirB), abs (dirA−
dirB))
When the target block is 8x8, 16x16 block, as in the case of 4x4 block,
The prediction direction number is determined by this method, and the prediction direction difference diffDir is calculated by the following calculation formula.
DiffDir = min (33−abs (dirA−dirB), abs (dirA−
dirB))
[優先予測モードリスト作成手順]
図21のステップS2702の優先予測モードリスト作成手順の詳細を図31のフロー
チャートを参照して説明する。
[Procedure for creating a priority prediction mode list]
Details of the priority prediction mode list creation procedure in step S2702 of FIG. 21 will be described with reference to the flowchart of FIG.
優先予測モードリスト作成部2602は、予測方向差算出部2610から予測方向差d
iffDirを取得し、イントラ予測モードメモリ2601から隣接ブロックのイントラ
予測モードrefModeAとrefModeBを取得し、予測方向差diffDirの
値を判定する(ステップS3901)。
The priority prediction mode
iffDir is acquired, intra prediction modes refModeA and refModeB of adjacent blocks are acquired from the intra
予測方向差diffDirの値が−2のとき、すなわちrefModeAとrefMo
deBがともに平均値モードのときは(ステップS3902)、図32の符号4001に
示すように、mpmlistsizeを2とする。さらにmpmList[0]をref
ModeA、mpmList[1]を0(垂直方向予測モード)とする。mpmList
[1]を0(垂直方向予測モード)とするのは、垂直方向予測モードの発生頻度は平均的
に高いことと、平均的には、平均値モードのみを優先予測モードとするほど平均値モード
の発生頻度が高くないことによる。
When the value of the prediction direction difference diffDir is −2, that is, refModeA and refMo
When both deBs are in the average value mode (step S3902), mpmlistsize is set to 2 as indicated by
ModeA and mpmList [1] are set to 0 (vertical prediction mode). mpmList
[1] is set to 0 (vertical prediction mode) because the occurrence frequency of the vertical prediction mode is high on average and, on average, the average value mode is set to only the average value mode as the priority prediction mode. The frequency of occurrence is not high.
予測方向差diffDirの値が−1のとき、すなわちrefModeAとrefMo
deBのどちらか一方が平均値モードのときは(ステップS3903)、図32の符号4
002に示すように、mpmlistsizeを4とする。さらに、mpmList[0
]をmin(refModeA,refModeB)、mpmList[1]をmax(
refModeA,refModeB)、mpmList[2]をleft(dirMo
de)、mpmList[3]をright(dirMode)とする。ただし、dir
ModeはrefModeAとrefModeBのうち平均値モードでない方の予測モー
ドとし、left(dirMode)は、dirModeの左方向に隣接する予測モード
、right(dirMode)は、dirModeの右方向に隣接する予測モードとす
る。
When the value of the prediction direction difference diffDir is -1, that is, refModeA and refMo
When either one of the deBs is in the average value mode (step S3903),
As shown in 002, mpmlistsize is set to 4. In addition, mpmList [0
] For min (refModeA, refModeB), and mpmList [1] for max (
refModeA, refModeB), mpmList [2] is left (dirMo
de), mpmList [3] is set to right (dirMode). However, dir
Mode is the prediction mode that is not the average mode of refModeA and refModeB, left (dirMode) is the prediction mode adjacent to the left direction of dirMode, and right (dirMode) is the prediction mode adjacent to the right direction of dirMode. .
予測方向差diffDirの値が0のときは(ステップS3904)、すなわちref
ModeAとrefModeBが同一であり、かつどちらも平均値モードでいときは、図
32の符号4003に示すように、mpmlistsizeを3とする。さらに、mpm
List[0]をrefModeA、mpmList[1]をleft(refMode
A)、mpmList[2]をright(refModeA)とする。ただし、lef
t(refModeA)は、refModeAの左方向に隣接する予測モード、righ
t(refModeA)は、refModeAの右方向に隣接する予測モードとする。
When the value of the prediction direction difference diffDir is 0 (step S3904), that is, ref
When ModeA and refModeB are the same and both are in the average value mode, as shown by
List [0] is refModeA, mpmList [1] is left (refMode
A), mpMlist [2] is set to right (refModeA). However, ref
t (refModeA) is a prediction mode adjacent to the left direction of refModeA, right
t (refModeA) is a prediction mode adjacent to the right direction of refModeA.
予測方向差diffDirの値が1のときは(ステップS3905)、すなわちref
ModeAとrefModeBが隣接するときは、図32の符号4004に示すように、
mpmlistsizeを4とする。さらに、mpmList[0]をmin(refM
odeA,refModeB)、mpmList[1]をmax(refModeA,r
efModeB)、mpmList[2]をleft(leftMode)、mpmLi
st[3]をright(rightMode)とする。ただし、leftModeはr
efModeAとrefModeBのうち左方向の予測モード、rightModeはr
efModeAとrefModeBのうち右方向の予測モードとし、left(left
Mode)は、leftModeの左方向に隣接する予測モード、right(righ
tMode)は、rightModeの右方向に隣接する予測モードとする。
When the value of the prediction direction difference diffDir is 1 (step S3905), that is, ref
When ModeA and refModeB are adjacent, as indicated by
Set mpmlistsize to 4. Furthermore, mpmList [0] is changed to min (refM
odeA, refModeB), mpmList [1] is set to max (refModeA, r
efModeB), mpmList [2] is left (leftMode), mpmLi
Let st [3] be right (rightMode). However, leftMode is r
Of efModeA and refModeB, the prediction mode in the left direction, rightMode is r
The right prediction mode of efModeA and refModeB is set to left (left
Mode) is a prediction mode adjacent to the left direction of leftMode, right (right)
tMode) is a prediction mode adjacent to the right mode of rightMode.
予測方向差diffDirの値が2のときは(ステップS3906)、図32の符号4
005に示すように、mpmlistsizeを5とする。さらに、mpmList[0
]をmin(refModeA,refModeB,interMode)、mpmLi
st[1]をmedian(refModeA,refModeB,interMode
)、mpmList[2]をmax(refModeA,refModeB,inter
Mode)、mpmList[3]をleft(leftMode)、mpmList[
4]をright(rightMode)とする。ただし、interModeはref
ModeA,refModeBの間に挟まれる予測モード、median(refMod
eA,refModeB,interMode)はrefModeA,refModeB
,interModeの中間値、leftModeはrefModeAとrefMode
Bのうち左方向の予測モード、rightModeはrefModeAとrefMode
Bのうち右方向の予測モードとし、left(leftMode)は、leftMode
の左方向に隣接する予測モード、right(rightMode)は、rightMo
deの右方向に隣接する予測モードとする。
When the value of the prediction direction difference diffDir is 2 (step S3906),
As shown in 005, mpmlistsize is set to 5. In addition, mpmList [0
] Min (refModeA, refModeB, interMode), mpmLi
st [1] is median (refModeA, refModeB, interMode
), MpmList [2] is set to max (refModeA, refModeB, inter
Mode), mpmList [3] to left (leftMode), mpmList [
4] is set to right (rightMode). However, interMode is ref
Prediction mode sandwiched between Mode A and refMode B, median (refMode
eA, refModeB, interMode) is refModeA, refModeB
, InterMode intermediate value, leftMode is refModeA and refMode
B left prediction mode, rightMode is refModeA and refMode
B is set to the right prediction mode, and left (leftMode) is leftMode
Prediction mode, right (rightMode) adjacent to the left direction, is rightMo
The prediction mode is adjacent to the right of de.
上記の条件のいずれにも該当しないとき(ステップS3907)、すなわち予測方向差
diffDirの値が3以上のときは、予測方向差diffDirに加え、対象ブロック
のブロックサイズを参照する。
When none of the above conditions is satisfied (step S3907), that is, when the value of the prediction direction difference diffDir is 3 or more, the block size of the target block is referred to in addition to the prediction direction difference diffDir.
ブロックサイズが4×4のときは、図32の符号4006に示すように、mpmlis
tsizeを5とする。さらに、mpmList[0]をmin(refModeA,r
efModeB)、mpmList[1]をmax(refModeA,refMode
B)、mpmList[2]をmin(left(refModeA),right(r
efModeA))、mpmList[3]をmin(left(refModeB),
right(refModeB))、mpmList[4]を平均値モードとした後、m
pmListを昇順にソートする。
When the block size is 4 × 4, as shown by
Let tsize be 5. Further, mpmList [0] is changed to min (refModeA, r
efModeB), mpmList [1] is set to max (refModeA, refMode).
B), mpmList [2] is changed to min (left (refModeA), right (r
efModeA)), mpmList [3] to min (left (refModeB),
right (refModeB)) and mpmList [4] are set to the average value mode, m
Sort pmList in ascending order.
ブロックサイズが4×4でないときは、図32の符号4007に示すように、mpml
istsizeを7とする。さらに、mpmList[0]をmin(refModeA
,refModeB)、mpmList[1]をmax(refModeA,refMo
deB)、mpmList[2]をleft(refModeA)、mpmList[3
]をright(refModeA)、mpmList[4]をleft(refMod
eB)、mpmList[5]をright(refModeB)、mpmList[6
]を平均値モードとした後、mpmListを昇順にソートする。
When the block size is not 4 × 4, as shown by
Let issize be 7. Further, mpmList [0] is changed to min (refModeA
, RefModeB), mpmList [1] max (refModeA, refMo
deB), mpmList [2] to left (refModeA), mpmList [3
] To right (refModeA) and mpmList [4] to left (refMode)
eB), mpmList [5] to right (refModeB), mpmList [6
] In the average value mode, mpmList is sorted in ascending order.
ステップS3907において、参照予測モードに隣接する予測モードに加え平均値モー
ドを優先予測モードリストに加える理由は以下のとおりである。ステップS3907は、
予測方向の差が3以上のときである。refModeAとrefModeBとの方向差が
離れているときは、参照ブロックA、参照ブロックBの画像相関が低いと推定する。その
とき、予測方向差が近い場合と比べ、refModeA、refModeBの近傍への集
中度が減少し、平均的には平均値モードの発生頻度が高まるためである。
In step S3907, the reason why the average value mode is added to the priority prediction mode list in addition to the prediction mode adjacent to the reference prediction mode is as follows. Step S3907
This is when the difference in prediction direction is 3 or more. When the direction difference between refModeA and refModeB is far, it is estimated that the image correlation between the reference block A and the reference block B is low. At this time, the degree of concentration in the vicinity of refModeA and refModeB decreases compared to the case where the prediction direction differences are close, and the average value mode frequency increases on average.
[優先予測モード判定フラグ、優先予測モードインデックス算出手順]
図21のステップS2703の優先予測モード判定フラグと優先予測モードインデック
ス算出手順の詳細を図25のフローチャートを参照して説明する。
[Priority prediction mode determination flag, priority prediction mode index calculation procedure]
Details of the priority prediction mode determination flag and the priority prediction mode index calculation procedure in step S2703 of FIG. 21 will be described with reference to the flowchart of FIG.
本手順においては、mpmListを昇順に走査することにより処理を進める。優先予
測モード判定フラグ算出部2603、及び優先予測モードインデックス算出部2605は
、優先予測モード判定フラグmpmFlagと、優先予測モードインデックスmpmIn
dexをそれぞれfalse、0で初期化する。mpmListを走査するための変数i
を0で初期化する(ステップS3201)。
In this procedure, the process proceeds by scanning mpmlist in ascending order. The priority prediction mode determination
dex is initialized with false and 0, respectively. Variable i for scanning mpmList
Is initialized with 0 (step S3201).
変数iがmpmListSize未満であるなら(ステップS3202)、すなわちま
だmpmListのすべての要素を走査し終えていないなら、mpmList[i]とc
urrModeIndexを比較する(ステップS3203)。mpmList[i]と
currModeIndexが等しい場合は、対象予測モードが優先予測モードリストの
i番目の要素と等しいことを示し、mpmFlagをtrueに、mpmIndexをi
にそれぞれ設定し(ステップS3204)、図21のステップS2704へ進む。mpm
List[i]とcurrModeIndexが異なる場合は、iを一つ増やし(ステッ
プS3205)、走査を継続する。
If the variable i is less than mpmListSize (step S3202), that is, if all elements of mpmList have not been scanned yet, mpmList [i] and c
The urrModeIndex is compared (step S3203). When mpmList [i] and currModeIndex are equal, it indicates that the target prediction mode is equal to the i-th element of the priority prediction mode list, and mpmFlag is set to true and mpmIndex is set to i.
(Step S3204), and the process proceeds to step S2704 in FIG. mpm
If List [i] and currModeIndex are different, i is incremented by 1 (step S3205), and scanning is continued.
ステップS3202において、変数iがmpmListSize以上であるとき、すな
わち、mpmListのすべての要素を走査し終えたときに、優先予測モード判定フラグ
、優先予測モードインデックス算出手順を終了し、図21のステップS2704へ進む。
このときは対象予測モードが優先予測モードリストに含まれないことを示し、mpmFl
agとmpmIndexの再設定は行われない。すなわち、mpmFlag=false
、mpmIndex=0となる。
In step S3202, when the variable i is greater than or equal to mpmListSize, that is, when all elements of mpmList have been scanned, the priority prediction mode determination flag and priority prediction mode index calculation procedure ends, and the process proceeds to step S2704 in FIG. move on.
This indicates that the target prediction mode is not included in the priority prediction mode list, and mpmFl
The ag and mpmIndex are not reset. That is, mpmFlag = false
, MpmIndex = 0.
[優先予測モードインデックス符号化手順]
図21のステップS2706の優先予測モードインデックス符号化手順の詳細を図33
のフローチャートを参照して説明する。
[Priority prediction mode index encoding procedure]
FIG. 33 shows details of the priority prediction mode index encoding procedure in step S2706 of FIG.
This will be described with reference to the flowchart of FIG.
優先予測モードインデックス符号化部2606は、優先予測モードリスト作成部260
2からmpmlistとmpmlistsizeを取得する。
The priority prediction mode
2. Obtain mpmlist and mpmlistsize from 2.
優先予測モードインデックス符号化部2606は、mpmlistsizeを元に優先
予測モードインデックスmpmIndexの符号化に使用する符号化木の選択を行う(ス
テップS4101)。
The priority prediction mode
図34に選択候補となる符号化木を示す。図34の符号4201はmpmlistsi
zeが2のときの符号化木である。図34の符号4202はmpmlistsizeが3
のときの符号化木である。図34の符号4203はmpmlistsizeが4のときの
符号化木である。図34の符号4204はmpmlistsizeが5のときの符号化木
である。図34の符号4205はmpmlistsizeが7のときの符号化木である。
優先予測モード符号化木では、優先予測モードの優先順位が高い(モード番号が小さい)
ものほど短い符号長の符号列が割り当てられている。
FIG. 34 shows a coding tree as a selection candidate.
This is an encoding tree when ze is 2.
This is the coding tree for.
In the priority prediction mode coding tree, the priority of the priority prediction mode is high (mode number is small).
A code string having a shorter code length is assigned.
優先予測モードインデックス符号化部2606は、選択した符号化木を用いて、mpm
Indexの符号化を行い(ステップS4102)、処理を終了する。
The priority prediction mode
Index encoding is performed (step S4102), and the process ends.
[非優先予測モードインデックス算出手順]
図21のステップS2707の非優先予測モードインデックス算出手順の詳細を図26
のフローチャートを参照して説明する。
[Non-priority prediction mode index calculation procedure]
Details of the non-priority prediction mode index calculation procedure in step S2707 of FIG.
This will be described with reference to the flowchart of FIG.
本手順においては、mpmListをインデックスの降順に走査することにより処理を
進める。非優先予測モードインデックス算出部2607は、非優先予測モードインデック
スremModeIndexを対象予測モードcurrModeIndexで初期化し、
mpmListを走査するための変数iをmpmListSize−1で初期化し(ステ
ップS3301)、mpmListを値の昇順にソートする(ステップS3302)。
In this procedure, the process proceeds by scanning mpmList in descending order of the index. The non-priority prediction mode
A variable i for scanning mpmList is initialized with mpmListSize-1 (step S3301), and mpmList is sorted in ascending order of values (step S3302).
変数iが0以上であるなら(ステップS3303)、すなわちまだmpmListのす
べての要素を走査し終えていないなら、remModeIndexとmpmList[i
]を比較する(ステップS3304)。remModeIndexがmpmList[i
]より大きいなら、remModeIndexの値から1を減ずる(ステップS3305
)。変数iの値から1を減じて(ステップS3306)、走査を継続する。
If the variable i is greater than or equal to 0 (step S3303), that is, if all the elements of mpmList have not been scanned yet, remModeIndex and mpmList [i
] Are compared (step S3304). remModeIndex is mpmList [i
], 1 is subtracted from the value of remModeIndex (step S3305).
). 1 is subtracted from the value of the variable i (step S3306), and scanning is continued.
ステップS3303において、変数iが0未満であるとき、すなわちmpmListの
すべての要素を走査し終えたときに、非優先予測モードインデックス算出手順を終了し、
図21のステップS2708へ進む。
In step S3303, when the variable i is less than 0, that is, when all the elements of mpmList have been scanned, the non-priority prediction mode index calculation procedure is terminated,
The process proceeds to step S2708 in FIG.
[非優先予測モードインデックス符号化手順]
図21のステップS2708の非優先予測モードインデックス符号化手順の詳細を図2
7のフローチャートを参照して説明する。
[Non-priority prediction mode index encoding procedure]
Details of the non-priority prediction mode index encoding procedure in step S2708 of FIG. 21 are shown in FIG.
This will be described with reference to the flowchart of FIG.
非優先予測モードインデックス符号化部2608は、対象ブロックサイズを判定する(
ステップS3401)。
The non-priority prediction mode
Step S3401).
対象ブロックが4×4ブロックであるとき、非優先予測モードインデックス符号化部2
608は、remModeIndexとmpmListSize−1の値を比較する(ス
テップS3402)。remModeIndexがmpmListSize−1よりも小
さいときは、remModeIndexを3ビットで符号化し、処理を終了する(ステッ
プS3403)。そうでないときは、すなわちremModeIndexがmpmLis
tSize−1以上であるときは、remModeIndexにmpmListSize
−1を足し(ステップS3404)、remModeIndexの上位3ビットを符号化
する(ステップS3405)。さらに、remModeIndexの最下位1ビットを符
号化し(ステップS3406)、処理を終了する。
When the target block is a 4 × 4 block, the non-priority prediction mode
In step S <b> 3402, the value of remModeIndex is compared with the value of
When tSize-1 or more, remModeIndex is set to mpmListSize.
-1 is added (step S3404), and the upper 3 bits of remModeIndex are encoded (step S3405). Further, the least significant bit of remModeIndex is encoded (step S3406), and the process is terminated.
対象ブロックが4×4ブロックであるとき、17パターンのイントラ予測が定義されて
いる。本実施例においては、優先予測モードの数mpmListSizeは少なくとも2
であるため、非優先予測モードインデックスremModeIndexは[0,14]の
いずれかの値に変換されている。よって、非優先予測モードインデックスremMode
Indexに対し、固定長符号化を行う場合は、4ビットの符号語に変換を行うことにな
る。しかしながら優先予測モードの数mpmListSizeが大きくなるに従い、非優
先予測モードインデックスが取り得る候補は減るため、すべてのremModeInde
xを4ビットで表現するのは冗長となる。よって本手順においては、remModeIn
dexを3ビットもしくは4ビットの符号語に変換し、可変長符号化を行う。
When the target block is a 4 × 4 block, 17 patterns of intra prediction are defined. In the present embodiment, the number mpmListSize of the priority prediction mode is at least 2.
Therefore, the non-priority prediction mode index remModeIndex is converted to any value of [0, 14]. Therefore, the non-priority prediction mode index remMode
When fixed-length encoding is performed on an Index, conversion to a 4-bit code word is performed. However, as the number of priority prediction modes mpmListSize increases, the number of candidates that the non-priority prediction mode index can take decreases, so all remModeInde
Expressing x with 4 bits is redundant. Therefore, in this procedure, remModeIn
Dex is converted into a 3-bit or 4-bit codeword, and variable length coding is performed.
対象ブロックが8×8ブロックまたは16×16ブロックであるときは、非優先予測モ
ードインデックス符号化部2608は、remModeIndexとmpmListSi
ze−1の値を比較する(ステップS3407)。remModeIndexがmpmL
istSize−2よりも小さいときは、remModeIndexを4ビットで符号化
し、処理を終了する(ステップS3408)。そうでないときは、すなわちremMod
eIndexがmpmListSize−2以上であるときは、remModeInde
xにmpmListSize−2を足し(ステップS3409)、remModeInd
exの上位4ビットを符号化する(ステップS3410)。さらに、remModeIn
dexの最下位1ビットを符号化し(ステップS3411)、処理を終了する。
When the target block is an 8 × 8 block or a 16 × 16 block, the non-priority prediction mode
The values of ze-1 are compared (step S3407). remModeIndex is mpmL
If it is smaller than istSize-2, remModeIndex is encoded with 4 bits, and the process ends (step S3408). If not, ie remMod
When eIndex is greater than or equal to mpmListSize-2, remModeInde
Add mpmListSize-2 to x (step S3409), remModeInd
The upper 4 bits of ex are encoded (step S3410). In addition, remModeIn
The least significant 1 bit of dex is encoded (step S3411), and the process ends.
対象ブロックが8×8ブロックまたは16×16ブロックであるとき、34パターンの
イントラ予測が定義されている。本実施例においては、優先予測モードの数mpmLis
tSizeは少なくとも2であるため、非優先予測モードインデックスremModeI
ndexは[0,31]のいずれかの値に変換されている。よって、非優先予測モードイ
ンデックスremModeIndexに対し、固定長符号化を行う場合は、5ビットの符
号語に変換を行うことになる。4×4ブロックであるときと同様、すべてのremMod
eIndexを5ビットで表現するのは冗長となる。よって本手順においては、remM
odeIndexを4ビットもしくは5ビットの符号語に変換し、可変長符号化を行う。
When the target block is an 8 × 8 block or a 16 × 16 block, 34 patterns of intra prediction are defined. In this embodiment, the number of priority prediction modes mpmLis
Since tSize is at least 2, the non-priority prediction mode index remModeI
ndex is converted to any value of [0, 31]. Therefore, when fixed-length encoding is performed on the non-priority prediction mode index remModeIndex, conversion to a 5-bit codeword is performed. All remMods as if they were 4x4 blocks
Expressing eIndex with 5 bits is redundant. Therefore, in this procedure, remM
The odeIndex is converted into a 4-bit or 5-bit codeword, and variable length coding is performed.
[復号手順]
本発明に係る実施の形態によるイントラ予測モードの復号方法の第2の実施例について
説明する。図22は図8のイントラ予測モード復号部803の第2の実施例の詳細な構成
のブロック図である。第2の実施例のイントラ予測モード復号部803は、イントラ予測
モードメモリ2901、優先予測モードリスト作成部2902、優先予測モード判定フラ
グ復号部2903、優先予測モードインデックス復号部2904、優先予測モード算出部
2905、非優先予測モードインデックス復号部2906、非優先予測モード算出部29
07、及び予測方向差算出部2908を備える。
[Decryption procedure]
A second example of the intra prediction mode decoding method according to the embodiment of the present invention will be described. FIG. 22 is a block diagram of a detailed configuration of the second example of the intra prediction
07 and a prediction direction
図22のイントラ予測モード復号部803におけるイントラ予測モード復号処理は、図
20のイントラ予測モード符号化部508におけるイントラ予測モード符号化処理に対応
するものであるから、図22のイントラ予測モードメモリ2901、優先予測モードリス
ト作成部2902、及び予測方向差算出部2908の各構成は、図20のイントラ予測モ
ードメモリ2601、優先予測モードリスト作成部2602、及び予測方向差算出部26
10の各構成とそれぞれ同一の機能を有する。
Since the intra prediction mode decoding process in the intra prediction
Each of the ten components has the same function.
以下、図23のフローチャートも参照しながら、イントラ予測モードの復号手順を説明
する。
Hereinafter, the decoding procedure in the intra prediction mode will be described with reference to the flowchart of FIG.
予測方向差算出部2908は、イントラ予測モードメモリ2901から隣接ブロックの
イントラ予測モードrefModeAとrefModeBを取得し、予測方向差diff
Dirを算出する(ステップS3001)。予測方向差算出手順については、図20の予
測方向差算出部2610と同様、図30に示す手続きに従うため、詳細説明を省略する。
The prediction direction
Dir is calculated (step S3001). The prediction direction difference calculation procedure follows the procedure shown in FIG. 30 as in the case of the prediction direction
優先予測モードリスト作成部2902は、イントラ予測モードメモリ2901から隣接
ブロックのイントラ予測モードrefModeAとrefModeBを取得し、また予測
方向差算出部2908から予測方向差diffDirを取得する。優先予測モードリスト
作成部2902は、取得したrefModeAとrefModeB、及びdiffDir
を元に優先予測モードリストmpmListを作成し、また優先予測モードリストのサイ
ズmpmListSizeを決定する(ステップS3002)。優先予測モードリスト作
成手順は図20の優先予測モードリスト作成部2602における優先予測モードリスト作
成手順と同様、図31のフローチャートで示す手続きに従うため、詳細説明を省略する。
The priority prediction mode
The priority prediction mode list mpmList is created based on the above, and the size mpmListSize of the priority prediction mode list is determined (step S3002). Similar to the priority prediction mode list creation procedure in the priority prediction mode
優先予測モード判定フラグ復号部2903は、符号化系列から1ビット読み込み、優先
予測モード判定フラグmpmFlagを復号し(ステップS3003)、優先予測モード
判定フラグmpmFlagの値を判定する(ステップS3004)。
The priority prediction mode determination
優先予測モード判定フラグmpmFlagがtrueである場合は、優先予測モードイ
ンデックス復号部2904は、優先予測モードインデックスmpmIndexを復号する
(ステップS3005)。優先予測モードインデックス復号手順の詳細は後述する。さら
に、優先予測モード算出部2905は、優先予測モードリストmpmListのmpmI
ndex番目の要素mpmList[mpmIndex]を対象予測モードcurrMo
deIndexとする(ステップS3006)。対象予測モードcurrModeInd
exをイントラ予測モードメモリ2901に格納し、処理を終了する。
If the priority prediction mode determination flag mpmFlag is true, the priority prediction mode
The ndex-th element mpmList [mpmIndex] is used as the target prediction mode currMo.
It is deIndex (step S3006). Target prediction mode currModeInd
ex is stored in the intra
優先予測モード判定フラグmpmFlagがfalseである場合は、非優先予測モー
ドインデックス復号部2906は、非優先予測モードインデックスremModeInd
exを復号し(ステップS3007)、非優先予測モード算出部2907は、算出したr
emModeIndexを元に対象予測モードcurrModeIndexを算出する(
ステップS3008)。対象予測モードcurrModeIndexをイントラ予測モー
ドメモリ2901に格納し、処理を終了する。非優先予測モードインデックスの復号手順
、および対象予測モード算出手順については後述する。
When the priority prediction mode determination flag mpmFlag is false, the non-priority prediction mode
ex is decoded (step S3007), and the non-priority prediction
The target prediction mode currModeIndex is calculated based on emModeIndex (
Step S3008). The target prediction mode currModeIndex is stored in the intra
[優先予測モードインデックス復号手順]
図23のステップS3005の優先予測モードインデックス復号手順の詳細を図24の
フローチャートを参照して説明する。
[Priority prediction mode index decoding procedure]
Details of the priority prediction mode index decoding procedure in step S3005 of FIG. 23 will be described with reference to the flowchart of FIG.
優先予測モードインデックス復号部2904は、優先予測モードリスト作成部2902
からmpmlistとmpmlistsizeを取得する。
The priority prediction mode
To obtain mpmlist and mpmlistsize.
優先予測モードインデックス復号部2904は、mpmlistsizeを元に優先予
測モードインデックスmpmIndexの復号に使用する復号木の選択を行う(ステップ
S3101)。
The priority prediction mode
図34に選択候補となる復号木を示す。図34の符号4201はmpmlistsiz
eが2のときの復号木である。図34の符号4202はmpmlistsizeが3のと
きの復号木である。図34の符号4203はmpmlistsizeが4のときの復号木
である。図34の符号4204はmpmlistsizeが5のときの復号木である。図
34の符号4205はmpmlistsizeが7のときの復号である。
FIG. 34 shows a decoding tree as a selection candidate.
This is a decoding tree when e is 2.
優先予測モードインデックス復号部2904は、選択した復号木を用いて、mpmIn
dexの復号を行い(ステップS3102)、処理を終了する。
The priority prediction mode
Dex is decoded (step S3102), and the process ends.
[非優先予測モードインデックス復号手順]
図23のステップS3007の非優先予測モードインデックス復号手順の詳細を図28
のフローチャートを参照して説明する。
[Non-priority prediction mode index decoding procedure]
Details of the non-priority prediction mode index decoding procedure in step S3007 of FIG.
This will be described with reference to the flowchart of FIG.
非優先予測モードインデックス復号部2906は、対象ブロックサイズを判定する(ス
テップS3501)。
The non-priority prediction mode
対象ブロックが4×4ブロックであるとき、3ビットの固定長復号を行い、remMo
deIndexとする(ステップS3502)。remModeIndexの値を判定す
る(ステップS3503)。remModeIndexがmpmListSize−1よ
り小さいときは、remModeIndexを確定し、処理を終了する。そうでないとき
は、remModeIndexを1ビット右シフトした上(ステップS3504)、さら
に符号化系列から1ビットを読み込み、remModeIndexに足しこむ(ステップ
S3505)。remModeIndexからmpmListSize−1を減じ、最終
的なremModeIndexと決定し(ステップS3506)、処理を終了する。
When the target block is a 4 × 4 block, 3-bit fixed length decoding is performed, and remMo
deIndex is set (step S3502). The value of remModeIndex is determined (step S3503). When remModeIndex is smaller than mpmListSize-1, remModeIndex is determined and the process ends. Otherwise, remModeIndex is shifted right by 1 bit (step S3504), and 1 bit is further read from the encoded sequence and added to remModeIndex (step S3505). The value of pmListSize-1 is subtracted from remModeIndex to determine the final remModeIndex (step S3506), and the process ends.
対象ブロックが8×8ブロックまたは16×16ブロックであるとき、4ビットの固定
長復号を行い、remModeIndexとする(ステップS3507)。remMod
eIndexの値を判定する(ステップS3508)。remModeIndexがmp
mListSize−2より小さいときは、remModeIndexを確定し、処理を
終了する。そうでないときは、remModeIndexを1ビット右シフトした上(ス
テップS3509)、さらに符号化系列から1ビットを読み込み、remModeInd
exに足しこむ(ステップS3510)。remModeIndexからmpmList
Size−2を減じ、最終的なremModeIndexと決定し(ステップS3511
)、処理を終了する。
When the target block is an 8 × 8 block or a 16 × 16 block, 4-bit fixed-length decoding is performed to obtain remModeIndex (step S3507). remMod
The value of eIndex is determined (step S3508). remModeIndex is mp
When it is smaller than mListSize-2, remModeIndex is determined and the process is terminated. Otherwise, remModeIndex is shifted right by 1 bit (step S3509), and 1 bit is read from the encoded sequence, and remModeInd
Add to ex (step S3510). remModeIndex to mpmList
Size-2 is subtracted to determine the final remModeIndex (step S3511).
), The process is terminated.
[非優先予測モード算出手順]
図23のステップS3008の予測モード算出手順の詳細を図29のフローチャートを
参照して説明する。
[Non-priority prediction mode calculation procedure]
Details of the prediction mode calculation procedure in step S3008 in FIG. 23 will be described with reference to the flowchart in FIG.
本手順においては、mpmListをインデックスの昇順に走査することにより処理を
進める。非優先予測モード算出部2907は、対象予測モードcurrModeInde
xを非優先予測モードインデックスremModeIndexで初期化し、mpmLis
tを走査するための変数iを0で初期化し(ステップS3601)、mpmListを値
の昇順にソートする(ステップS3602)。
In this procedure, the process proceeds by scanning mpmList in ascending order of the index. The non-priority prediction
Initialize x with the non-priority prediction mode index remModeIndex and mpmLis
A variable i for scanning t is initialized with 0 (step S3601), and mpmList is sorted in ascending order of values (step S3602).
変数iがmpmListSize未満であるなら(ステップS3603)、すなわちま
だmpmListのすべての要素を走査していないのであれば、currModeInd
exとmpmList[i]を比較する(ステップS3604)。currModeIn
dexがmpmList[i]以上であれば、currModeIndexの値に1を加
える(ステップS3605)。変数iの値に1を加えて(ステップS3606)、走査を
継続する。
If the variable i is less than mpmListSize (step S3603), that is, if not all elements of mpmList have been scanned yet, currModeInd.
Ex and mpmList [i] are compared (step S3604). currModeIn
If dex is greater than or equal to mpmList [i], 1 is added to the value of currModeIndex (step S3605). 1 is added to the value of the variable i (step S3606), and scanning is continued.
ステップS3603において、iがmpmListSize以上になったとき、すなわ
ちmpmListのすべての要素を走査し終えたときに処理を終了する。
In step S3603, when i becomes greater than or equal to mpmListSize, that is, when all elements of mpmList have been scanned, the process ends.
以上述べた第1の実施例の画像符号化装置および画像復号装置は、以下の作用効果を奏
する。
The image encoding device and image decoding device of the first embodiment described above have the following operational effects.
(1)複数の既処理画面予測モードの予測方向差による符号化木の切り替えを行う。画
面内予測モードの示す予測方向は対象画像との相関性を有するために、画面内予測モード
の予測方向差から、複数の参照ブロックの復号画像間の相関性を推定し、その相関性に基
づいた適切な確率モデルの設定が可能となり、対象画像の予測モードの発生符号量を削減
できる。
(1) The coding tree is switched based on the prediction direction difference between the plurality of processed screen prediction modes. Since the prediction direction indicated by the intra prediction mode has a correlation with the target image, the correlation between the decoded images of a plurality of reference blocks is estimated from the prediction direction difference of the intra prediction mode, and based on the correlation Therefore, it is possible to set an appropriate probability model and reduce the amount of generated codes in the prediction mode of the target image.
(2)予測方向差が小さいときは、複数の参照ブロックの復号画像間の相関性が高く、
処理対象ブロックも参照ブロックとの相関性が高いと推定される。発生するイントラ予測
モードは、参照予測モードと一致するモードの示す予測方向周辺に集中するため、参照予
測モードの予測方向と近い予測方向を示す画面内予測モードの符号長を短くすることによ
り、全体的な発生符号量を削減できる。
(2) When the prediction direction difference is small, the correlation between decoded images of a plurality of reference blocks is high,
It is estimated that the processing target block is also highly correlated with the reference block. Since the generated intra prediction modes are concentrated around the prediction direction indicated by the mode that matches the reference prediction mode, the entire intra prediction mode is reduced by shortening the code length of the intra prediction mode indicating the prediction direction close to the prediction direction of the reference prediction mode. The amount of generated codes can be reduced.
(3)予測方向差が大きいときは、複数の参照ブロックの復号画像間の相関性が低く、
処理対象ブロックも参照ブロックとの相関は、予測方向差が近い時と比べ低くなると推定
される。この場合、各予測モードの符号長の偏りを少なくすることにより、発生符号量を
削減できる。
(3) When the prediction direction difference is large, the correlation between decoded images of a plurality of reference blocks is low,
It is estimated that the correlation between the processing target block and the reference block is lower than when the prediction direction difference is close. In this case, the amount of generated codes can be reduced by reducing the deviation of the code length of each prediction mode.
(4)複数の既処理ブロックの画面予測モードの予測方向差による符号化木の切り替え
を行うため、作成する符号化木の数は高々画面内予測モードで取り得る予測方向の半分と
なる。複数の予測モードのすべての組合せを考慮する構成と比べ大幅に複雑度を削減する
ことができる。
(4) Since coding trees are switched based on the prediction direction difference between the screen prediction modes of a plurality of processed blocks, the number of coding trees to be created is at most half of the prediction directions that can be taken in the intra prediction mode. Compared to a configuration that considers all combinations of a plurality of prediction modes, the complexity can be greatly reduced.
第2の実施例の画像符号化装置および画像復号装置は、以下の作用効果を奏する。 The image encoding device and the image decoding device of the second embodiment have the following operational effects.
(1)複数の既処理画面予測モードの予測方向差により、優先予測モードの符号化木の
切り替えを行う。画面内予測モードの示す予測方向は対象画像との相関性を有するために
、画面内予測モードの予測方向差から、複数の参照ブロックの復号画像間の相関性を推定
し、その相関性に基づいた適切な確率モデルの設定が可能となり、発生符号量を削減でき
る。
(1) The coding tree of the priority prediction mode is switched based on the prediction direction difference between the plurality of processed screen prediction modes. Since the prediction direction indicated by the intra prediction mode has a correlation with the target image, the correlation between the decoded images of a plurality of reference blocks is estimated from the prediction direction difference of the intra prediction mode, and based on the correlation Therefore, an appropriate probability model can be set, and the amount of generated codes can be reduced.
(2)予測方向差が小さいときは、複数の参照ブロックの復号画像間の相関性が高く、
処理対象ブロックも参照ブロックとの相関性が高いと推定される。発生するイントラ予測
モードは、参照予測モードと一致するモードの示す予測方向周辺に集中するため、参照予
測モードの予測方向と隣接する予測方向を示す画面内予測モードを優先予測モードに設定
することにより、全体的な発生符号量を削減できる。
(2) When the prediction direction difference is small, the correlation between decoded images of a plurality of reference blocks is high,
It is estimated that the processing target block is also highly correlated with the reference block. Since the generated intra prediction modes are concentrated around the prediction direction indicated by the mode that matches the reference prediction mode, the intra prediction mode indicating the prediction direction adjacent to the prediction direction of the reference prediction mode is set as the priority prediction mode. Thus, the overall generated code amount can be reduced.
(3)予測方向差が大きいときは、複数の参照ブロックの復号画像間の相関性が低く、
処理対象ブロックも参照ブロックとの相関は、予測方向差が近い時と比べ低くなると推定
される。この場合、参照予測モードの予測方向と隣接する予測方向に加え、平均値モード
を優先予測モードに設定することにより、発生符号量を削減できる。
さらに、優先予測モードの符号化木の切り替えにおいて、予測方向差に加え、対象ブロ
ックのブロックサイズを用いる。定義されるイントラ予測モードが異なれば、イントラ予
測モードの発生分布も異なるものとなる。定義されるイントラ予測モードがブロックサイ
ズに依存する構成においては、対象ブロックのブロックサイズを用いることにより、より
適切な符号化木の選択が可能となり、発生符号量を削減できる。
(3) When the prediction direction difference is large, the correlation between decoded images of a plurality of reference blocks is low,
It is estimated that the correlation between the processing target block and the reference block is lower than when the prediction direction difference is close. In this case, the amount of generated codes can be reduced by setting the average value mode to the priority prediction mode in addition to the prediction direction adjacent to the prediction direction of the reference prediction mode.
Furthermore, in switching the coding tree in the priority prediction mode, the block size of the target block is used in addition to the prediction direction difference. If the defined intra prediction modes are different, the distribution of intra prediction modes is also different. In a configuration in which the defined intra prediction mode depends on the block size, a more appropriate coding tree can be selected by using the block size of the target block, and the generated code amount can be reduced.
(4)複数の既処理画面予測モードの予測方向差による符号化木の切り替えを行うため
、作成する符号化木の数は高々画面内予測モードで取り得る予測方向の半分となる。すべ
ての組合せを実施する構成と比べ大幅に複雑度を削減することができる。
(4) Since coding trees are switched based on a prediction direction difference between a plurality of processed screen prediction modes, the number of coding trees to be created is at most half of the prediction directions that can be taken in the intra prediction mode. Compared to a configuration in which all combinations are implemented, the complexity can be greatly reduced.
以上述べた実施の形態の動画像符号化装置が出力する動画像の符号化ストリームは、実
施の形態で用いられた符号化方法に応じて復号することができるように特定のデータフォ
ーマットを有しており、動画像符号化装置に対応する動画像復号装置がこの特定のデータ
フォーマットの符号化ストリームを復号することができる。
The moving image encoded stream output from the moving image encoding apparatus of the embodiment described above has a specific data format so that it can be decoded according to the encoding method used in the embodiment. Therefore, the moving picture decoding apparatus corresponding to the moving picture encoding apparatus can decode the encoded stream of this specific data format.
動画像符号化装置と動画像復号装置の間で符号化ストリームをやりとりするために、有
線または無線のネットワークが用いられる場合、符号化ストリームを通信路の伝送形態に
適したデータ形式に変換して伝送してもよい。その場合、動画像符号化装置が出力する符
号化ストリームを通信路の伝送形態に適したデータ形式の符号化データに変換してネット
ワークに送信する動画像送信装置と、ネットワークから符号化データを受信して符号化ス
トリームに復元して動画像復号装置に供給する動画像受信装置とが設けられる。
When a wired or wireless network is used to exchange an encoded stream between a moving image encoding device and a moving image decoding device, the encoded stream is converted into a data format suitable for the transmission form of the communication path. It may be transmitted. In that case, a video transmission apparatus that converts the encoded stream output from the video encoding apparatus into encoded data in a data format suitable for the transmission form of the communication channel and transmits the encoded data to the network, and receives the encoded data from the network Then, a moving image receiving apparatus that restores the encoded stream and supplies the encoded stream to the moving image decoding apparatus is provided.
動画像送信装置は、動画像符号化装置が出力する符号化ストリームをバッファするメモ
リと、符号化ストリームをパケット化するパケット処理部と、パケット化された符号化デ
ータをネットワークを介して送信する送信部とを含む。動画像受信装置は、パケット化さ
れた符号化データをネットワークを介して受信する受信部と、受信された符号化データを
バッファするメモリと、符号化データをパケット処理して符号化ストリームを生成し、動
画像復号装置に提供するパケット処理部とを含む。
The moving image transmitting apparatus is a memory that buffers the encoded stream output from the moving image encoding apparatus, a packet processing unit that packetizes the encoded stream, and transmission that transmits the packetized encoded data via the network. Part. The moving image receiving apparatus generates a coded stream by packetizing the received data, a receiving unit that receives the packetized coded data via a network, a memory that buffers the received coded data, and packet processing. And a packet processing unit provided to the video decoding device.
以上の符号化及び復号に関する処理は、ハードウェアを用いた伝送、蓄積、受信装置と
して実現することができるのは勿論のこと、ROM(リード・オンリ・メモリ)やフラッ
シュメモリ等に記憶されているファームウェアや、コンピュータ等のソフトウェアによっ
ても実現することができる。そのファームウェアプログラム、ソフトウェアプログラムを
コンピュータ等で読み取り可能な記録媒体に記録して提供することも、有線あるいは無線
のネットワークを通してサーバから提供することも、地上波あるいは衛星ディジタル放送
のデータ放送として提供することも可能である。
The above processing relating to encoding and decoding can be realized as a transmission, storage, and reception device using hardware, and is stored in a ROM (Read Only Memory), a flash memory, or the like. It can also be realized by firmware or software such as a computer. The firmware program and software program can be recorded on a computer-readable recording medium, provided from a server through a wired or wireless network, or provided as a data broadcast of terrestrial or satellite digital broadcasting Is also possible.
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。実施の形態は例示であり、それらの各構
成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例
も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
The present invention has been described based on the embodiments. The embodiments are exemplifications, and it will be understood by those skilled in the art that various modifications can be made to combinations of the respective constituent elements and processing processes, and such modifications are within the scope of the present invention. .
501 減算部、 502 直交変換・量子化部、 503 逆量子化・逆変換部、
504 加算部、 505 復号画像メモリ、 506 イントラ予測部、 507 テ
クスチャ情報符号化部、 508 イントラ予測モード符号化部、 509 イントラ予
測モード選択部、 601 イントラ予測モードメモリ、 602 参照モード決定部、
603 優先モード決定部、 604 予測方向差算出部、 605 符号化木選択部
、 606 可変長符号化部、 801 テクスチャ情報復号部、 802 逆量子化・
逆変換部、 803 イントラ予測モード復号部、 804 加算部、 805 復号画
像メモリ、 806 イントラ予測部、 901 イントラ予測モードメモリ、 902
参照モード決定部、 903 優先モード決定部、 904 予測方向差算出部、 9
05 復号木選択部、 906 可変長復号部、 2601 イントラ予測モードメモリ
、 2602 優先予測モードリスト作成部、 2603 優先予測モード判定フラグ算
出部、 2604 優先予測モード判定フラグ符号化部、 2605 優先予測モードイ
ンデックス算出部、 2606 優先予測モードインデックス符号化部、 2607 非
優先予測モードインデックス算出部、 2608 非優先予測モードインデックス符号化
部、 2609 優先予測モード判定部、 2610 予測方向差算出部、 2901
イントラ予測モードメモリ、 2902 優先予測モードリスト作成部、 2903 優
先予測モード判定フラグ復号部、 2904 優先予測モードインデックス復号部、 2
905 優先予測モード算出部、 2906 非優先予測モードインデックス復号部、
2907 非優先予測モード算出部、 2908 予測方向差算出部。
501 subtraction unit, 502 orthogonal transform / quantization unit, 503 inverse quantization / inverse transform unit,
504 addition unit, 505 decoded image memory, 506 intra prediction unit, 507 texture information encoding unit, 508 intra prediction mode encoding unit, 509 intra prediction mode selection unit, 601 intra prediction mode memory, 602 reference mode determination unit,
603 priority mode determination unit, 604 prediction direction difference calculation unit, 605 coding tree selection unit, 606 variable length coding unit, 801 texture information decoding unit, 802 dequantization /
Inverse transformation unit, 803 intra prediction mode decoding unit, 804 addition unit, 805 decoded image memory, 806 intra prediction unit, 901 intra prediction mode memory, 902
A reference mode determination unit, 903 a priority mode determination unit, 904 a prediction direction difference calculation unit, 9
05 decoding tree selection unit, 906 variable length decoding unit, 2601 intra prediction mode memory, 2602 priority prediction mode list creation unit, 2603 priority prediction mode determination flag calculation unit, 2604 priority prediction mode determination flag encoding unit, 2605 priority prediction mode index Calculation unit, 2606 priority prediction mode index encoding unit, 2607 non-priority prediction mode index calculation unit, 2608 non-priority prediction mode index encoding unit, 2609 priority prediction mode determination unit, 2610 prediction direction difference calculation unit, 2901
Intra prediction mode memory, 2902 priority prediction mode list creation unit, 2903 priority prediction mode determination flag decoding unit, 2904 priority prediction mode index decoding unit, 2
905 priority prediction mode calculation unit, 2906 non-priority prediction mode index decoding unit,
2907 non-priority prediction mode calculation unit, 2908 prediction direction difference calculation unit.
Claims (6)
復号済みブロックの画面内予測モードを記憶する画面内予測モード記憶部と、
復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記画面内予測モード記憶部から取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出する予測方向情報導出手段と、
前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成する復号木作成部と、
前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号する復号部と
を備え、
前記復号木作成部は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換える、
ことを特徴とする画像復号装置。 An image decoding apparatus that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using information for specifying the decoded intra prediction mode,
An intra-screen prediction mode storage unit for storing the intra-screen prediction mode of the decoded block;
Intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for intra-screen prediction processing of a decoding target block is acquired from the intra-screen prediction mode storage unit, and information indicating the degree of difference in prediction direction of the acquired intra-screen prediction mode is derived. Prediction direction information deriving means to perform,
A plurality of reference blocks intra prediction mode used for the derivation of the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, based on the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, the intra prediction mode of the current block A decoding tree creating unit that creates a decoding tree in which a code sequence having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode;
A decoding unit that decodes information for specifying an intra-screen prediction mode of the block to be decoded according to the decoding tree,
Said decoding tree creating unit has a predetermined upper limit value of information indicating the degree of the prediction direction of the difference, if the information indicating the degree of prediction directions of the differences is larger than the upper limit, the prediction direction Replace the value of information indicating the degree of difference with the upper limit value,
An image decoding apparatus characterized by that.
復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、
前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、
前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップと
を備え、
前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換える、
ことを特徴とする画像復号方法。 An image decoding method that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using information for specifying the decoded intra prediction mode,
With reference to the memory storing the intra-screen prediction mode of the decoded block, the intra-screen prediction mode of the plurality of reference blocks used for the intra-screen prediction process of the decoding target block is acquired from the memory, and the acquired intra-screen prediction mode Deriving information indicating the degree of difference in the prediction direction of
A plurality of reference blocks intra prediction mode used for the derivation of the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, based on the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, the intra prediction mode of the current block Creating a decoding tree in which a code sequence having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode;
Decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree, and
In the step of creating the decoding tree, when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is larger than the upper limit value, the prediction Replacing the value of information indicating the degree of difference in direction with the upper limit,
An image decoding method characterized by the above.
復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、
前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、
前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップと
をコンピュータに実行させ、
前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換える、
ことを特徴とする画像復号プログラム。 An image decoding program that decodes information for specifying an intra prediction mode in block units from an encoded stream, and decodes an image signal using information for specifying the decoded intra prediction mode,
With reference to the memory storing the intra-screen prediction mode of the decoded block, the intra-screen prediction mode of the plurality of reference blocks used for the intra-screen prediction process of the decoding target block is acquired from the memory, and the acquired intra-screen prediction mode Deriving information indicating the degree of difference in the prediction direction of
A plurality of reference blocks intra prediction mode used for the derivation of the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, based on the information indicating the degree of the prediction direction of the difference, the intra prediction mode of the current block Creating a decoding tree in which a code sequence having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode;
Causing the computer to execute a step of decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree,
In the step of creating the decoding tree, when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is larger than the upper limit value, the prediction Replacing the value of information indicating the degree of difference in direction with the upper limit,
An image decoding program characterized by the above.
動画像が符号化された符号化データを受信する受信部と、A receiving unit that receives encoded data in which a moving image is encoded;
前記符号化データをパケット処理して前記符号化ストリームを生成するパケット処理部と、A packet processing unit that packet-processes the encoded data to generate the encoded stream;
復号済みブロックの画面内予測モードを記憶する画面内予測モード記憶部と、 An intra-screen prediction mode storage unit for storing the intra-screen prediction mode of the decoded block;
復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記画面内予測モード記憶部から取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出する予測方向情報導出手段と、 Intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for intra-screen prediction processing of a decoding target block is acquired from the intra-screen prediction mode storage unit, and information indicating the degree of difference in prediction direction of the acquired intra-screen prediction mode is derived. Prediction direction information deriving means to perform,
前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成する復号木作成部と、 Based on the intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of prediction direction difference and the information indicating the degree of prediction direction difference, the intra-screen prediction mode of the decoding target block A decoding tree creating unit that creates a decoding tree in which a code sequence having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode;
前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号する復号部と A decoding unit that decodes information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree;
を備え、With
前記復号木作成部は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換える、 The decoding tree creation unit has a predetermined upper limit value of information indicating the degree of difference in the prediction direction, and when the information indicating the degree of difference in the prediction direction is greater than the upper limit value, Replace the value of information indicating the degree of difference with the upper limit value,
ことを特徴とする受信装置。A receiving apparatus.
動画像が符号化された符号化データを受信する受信ステップと、A reception step of receiving encoded data in which a moving image is encoded;
前記符号化データをパケット処理して前記符号化ストリームを生成するパケット処理ステップと、A packet processing step of packet-processing the encoded data to generate the encoded stream;
復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、 With reference to the memory storing the intra-screen prediction mode of the decoded block, the intra-screen prediction mode of the plurality of reference blocks used for the intra-screen prediction process of the decoding target block is acquired from the memory, and the acquired intra-screen prediction mode Deriving information indicating the degree of difference in the prediction direction of
前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、 Based on the intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of prediction direction difference and the information indicating the degree of prediction direction difference, the intra-screen prediction mode of the decoding target block Creating a decoding tree in which a code sequence having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode;
前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップと Decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree;
を備え、With
前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換える、 In the step of creating the decoding tree, when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is larger than the upper limit value, the prediction Replacing the value of information indicating the degree of difference in direction with the upper limit,
ことを特徴とする受信方法。And a receiving method.
動画像が符号化された符号化データを受信する受信ステップと、A reception step of receiving encoded data in which a moving image is encoded;
前記符号化データをパケット処理して前記符号化ストリームを生成するパケット処理ステップと、A packet processing step of packet-processing the encoded data to generate the encoded stream;
復号済みブロックの画面内予測モードを記憶するメモリを参照して、復号対象ブロックの画面内予測処理に用いる複数の参照ブロックの画面内予測モードを前記メモリから取得し、その取得した画面内予測モードの予測方向の相違の程度を示す情報を導出するステップと、 With reference to the memory storing the intra-screen prediction mode of the decoded block, the intra-screen prediction mode of the plurality of reference blocks used for the intra-screen prediction process of the decoding target block is acquired from the memory, and the acquired intra-screen prediction mode Deriving information indicating the degree of difference in the prediction direction of
前記予測方向の相違の程度を示す情報の導出に用いた複数の参照ブロックの画面内予測モードと、前記予測方向の相違の程度を示す情報とに基づいて、前記復号対象ブロックの画面内予測モードの候補となる優先予測モードを決定し、その決定した優先予測モードに対して他の予測モードよりも短い符号長の符号列を割り当てた復号木を作成するステップと、 Based on the intra-screen prediction mode of a plurality of reference blocks used for deriving information indicating the degree of prediction direction difference and the information indicating the degree of prediction direction difference, the intra-screen prediction mode of the decoding target block Creating a decoding tree in which a code sequence having a shorter code length than other prediction modes is assigned to the determined priority prediction mode;
前記復号木にしたがって前記復号対象ブロックの画面内予測モードを特定するための情報を復号するステップと Decoding information for specifying an intra-screen prediction mode of the decoding target block according to the decoding tree;
をコンピュータに実行させ、To the computer,
前記復号木を作成するステップにおいて、前記予測方向の相違の程度を示す情報の所定の上限値を有し、前記予測方向の相違の程度を示す情報が前記上限値よりも大きい場合は、前記予測方向の相違の程度を示す情報の値を前記上限値に置き換える、 In the step of creating the decoding tree, when the information indicating the degree of difference in the prediction direction has a predetermined upper limit value and the information indicating the degree of difference in the prediction direction is larger than the upper limit value, the prediction Replacing the value of information indicating the degree of difference in direction with the upper limit,
ことを特徴とする受信プログラム。A receiving program characterized by the above.
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