JP5536825B2 - Tapered pile construction method and taper pile construction casing - Google Patents
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Description
本発明は、テーパー杭の施工方法およびテーパー杭施工用ケーシングに関し、場所打ちコンクリートによってテーパー杭をきわめて効率的にかつ容易に築造することができる。 The present invention relates to a method for constructing a taper pile and a casing for taper pile construction, and the taper pile can be constructed very efficiently and easily by cast-in-place concrete.
テーパー杭は、上端から下端に向かうほど外径が徐々に細くなるように形成される杭であり、主として建物の支持杭などとして用いられる。 Tapered piles are piles formed such that the outer diameter gradually decreases from the upper end toward the lower end, and are mainly used as support piles for buildings.
また、テーパー杭は全体が均一な太さの杭に比べて地盤に打ち込む楔と同様の効果があり、摩擦杭としての機能が高い。従って、先端が硬い地盤に達しなくても建物の支持杭などとして適するとされている(特許文献1参照)。 Moreover, the taper pile has the same effect as a wedge driven into the ground as compared with a pile of uniform thickness as a whole, and has a high function as a friction pile. Therefore, even if the tip does not reach a hard ground, it is said that it is suitable as a support pile of a building (see Patent Document 1).
ところで、従来、この種のテーパー杭は鋼管杭や既製コンクリート杭として工場生産されており、場所打ちコンクリートによるテーパー杭の施工実績はあまりない。 By the way, conventionally, this type of taper pile has been factory-produced as a steel pipe pile or a ready-made concrete pile, and there is not much construction results of taper piles by cast-in-place concrete.
例えば、特許文献1には、地盤中に杭頭部の径を大としたテーパー付きのソイルセメント柱を造成し、このソイルセメント柱内に鋼管を芯材として挿入することにより、ソイルセメントと鋼管とを一体結合としたテーパー杭について記載されている。
For example, in
また、特許文献2には、杭の上端から横方向荷重を大きく受ける部分までの拡頭部、この拡頭部に続く下しぼまりのテーパー部、さらにこのテーパー部に続く杭身部および杭先端の拡底部を有し、これらの部分が場所打ちコンクリートによって一体に形成された異形杭が記載されている。
そして、特許文献3には、上端側から下端側に向けて外径が徐々に縮径するように形成された複数のテーパー杭を地盤に所定のピッチで圧入または回転圧入して群杭を形成することにより、特に液状化層を含む建物基礎地盤の液状化を防止する、群杭による液状化対策構造が記載されている。
In
特許文献1に記載のテーパー杭の施工方法では、特に、杭孔の掘削に機械式あるいは油圧式の拡縮掘削ヘッドを装着したオーガー(図省略)を用い、掘削ヘッドを拡大した状態で掘削を開始し、その後掘削ヘッドを徐々に縮めながら所定の深度まで掘削することにより、孔壁にテーパーを有する杭孔を掘削する必要があり、専用の掘削機と当該掘削機を運転する熟練したオペレーターを手配する必要があった。
In the taper pile construction method described in
また、引用文献2に記載のテーパー杭の施工方法では、杭孔に泥水を循環させながら杭孔を掘削するため(リバース工法)、工事が大掛かりなものになりやすい。そして、引用文献3に記載のテーパー杭には鋼管杭が用いられているためコストの面で課題があった。
Moreover, in the construction method of the taper pile described in the cited
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであり、テーパー杭を場所打ちコンクリートによって効率的にかつ容易に築造できるテーパー杭の施工方法およびテーパー杭施工用ケーシングを提供することを目的とするものである。 The present invention has been made to solve the above problems, and an object thereof is to provide a taper pile construction method and a taper pile construction casing capable of efficiently and easily constructing a taper pile by cast-in-place concrete. It is what.
請求項1記載の発明は、ケーシング本体と当該ケーシング本体の側部に配置された偏心ケーシングと前記ケーシング本体の下端部に開放可能に取り付けられた底蓋とから構成され、前記偏心ケーシングは上端部の中心が前記ケーシング本体の中心に対して偏心し、下端方向に移行するにつれて前記ケーシング本体の中心に徐々に漸近するように形成されてなることを特徴とするテーパー杭施工用ケーシングの発明である。
The invention according to
請求項2記載の発明は、請求項1記載のテーパー杭施工用ケーシングによってテーパー杭を施工するテーパー杭の施工方法の発明であり、前記杭施工用ケーシングをその軸回りに回転させながら地盤に押し込む工程と、前記杭施工用ケーシング内にコンクリートまたはモルタルを投入する工程と、前記杭施工用ケーシングを引き抜くことにより形成される杭孔内に前記コンクリートまたはモルタルを吐出しながら前記杭施工用ケーシングを徐々に引き抜く工程とからなることを特徴とするテーパー杭の施工方法の発明である。
Invention of
請求項3記載の発明は、ケーシング本体と当該ケーシング本体の下端部に開放可能に取り付けられた底蓋とからなる杭施工用ケーシングをその下端部を支点に傾けて上端側を旋回させながら地盤に押し込む工程と、前記杭施工用ケーシング内にコンクリートまたはモルタルを投入する工程と、前記杭施工用ケーシングを引き抜くことにより形成される杭孔内に前記コンクリートまたはモルタルを吐出しながら前記杭施工用ケーシングを徐々に引き抜く工程とからなることを特徴とするテーパー杭の施工方法の発明である。
The invention according to
本発明は、いずれも場所打ちコンクリートによってテーパー杭を施工するに際し、孔壁にテーパーを有する杭孔を容易に形成できるようにしたものであり、特に軟弱地盤にテーパー杭を施工する場合に適している。 In the present invention, when a tapered pile is constructed by cast-in-place concrete, it is possible to easily form a pile hole having a taper in the hole wall, and particularly suitable for the construction of a tapered pile on soft ground. Yes.
すなわち、本発明によれば、杭施工用ケーシングを鉛直または斜めに少し傾けて立て付け、鉛直軸回りに回転または旋回させながら地盤に押し込むことにより孔壁にテーパーを有る杭孔を容易に形成することができる。 That is, according to the present invention, a pile construction casing having a taper is easily formed by pushing a casing for pile construction in a vertical or slightly inclined state and pushing it into the ground while rotating or turning around a vertical axis. be able to.
また、地盤より杭施工用ケーシングを徐々に引き抜きながら、その後に形成される杭孔にケーシング内のコンクリートまたはモルタルを吐出することにより、杭孔の形成とコンクリートまたはモルタルの打設を一連の連続した工程として行なうことで、テーパー杭をきわめて効率的に施工することができる。 In addition, while gradually pulling out the pile construction casing from the ground, by discharging concrete or mortar in the casing to the pile hole that is formed afterwards, a series of continuous formation of pile holes and concrete or mortar placement By performing as a process, the taper pile can be constructed very efficiently.
また、請求項1および2記載のテーパー杭施工用ケーシングによれば、テーパーケーシングと偏心ケーシングの長さを適宜変更することにより、杭頭付近にテーパーを部分的に有する拡頭杭や杭の全長にわたってテーパーを有する場所打ちコンクリート杭を容易に施工することができる。
Moreover, according to the casing for taper pile construction of
例えば、杭頭付近に部分的にテーパーを有する杭頭杭の場合、杭の長さにもよるが、杭の全長が9m〜10m程度の場合テーパーの長さは75cm〜100cm程度が望ましい。また、ケーシング本体に対する偏心ケーシングの上端部における偏心量αは水平に3〜5cm程度あればよい(図7(a)参照)。 For example, in the case of a pile head pile having a taper partially in the vicinity of the pile head, although depending on the length of the pile, the taper length of about 75 cm to 100 cm is desirable when the total length of the pile is about 9 m to 10 m. Further, the amount of eccentricity α at the upper end portion of the eccentric casing relative to the casing body may be about 3 to 5 cm horizontally (see FIG. 7 (a)).
また、ケーシング本体と偏心ケーシングの外径は同一でもよく、あるいはケーシング本体の方が偏心ケーシングより大きい径であってもよい。 The outer diameter of the casing body and the eccentric casing may be the same, or the casing body may be larger in diameter than the eccentric casing.
さらに、ケーシング本体とテーパーケーシングとの間、ケーシング本体と偏心ケーシングとの間に複数の補強リブを取り付けて補強してもよい(図3,7参照)。 Further, a plurality of reinforcing ribs may be attached between the casing body and the taper casing and between the casing body and the eccentric casing for reinforcement (see FIGS. 3 and 7).
また、請求項4記載のテーパー杭の施工方法の場合には、ケーシングの傾きを加減することによりテーパーの傾きを任意に設定することができ、通常はケーシングの上端部で鉛直軸に対して水平にα=3〜5cm程度傾ければよい。
Further, in the taper pile construction method according to
また、オーガーモーターを作動させてケーシンクを回転させながらリーダーを前後および左右に少し移動することにより、ケーシングを旋回させながら地盤に押し込むことができる。さらに、オーガーモーターの駆動軸に駆動軸の回転をケーシングの上端部に旋回運動として伝えるようなアタッチメントを取り付けてもよい。 Also, the casing can be pushed into the ground while turning the casing by slightly moving the leader back and forth and right and left while operating the auger motor to rotate the case sink. Furthermore, you may attach the attachment which transmits rotation of a drive shaft to the upper end part of a casing as a turning motion to the drive shaft of an auger motor.
また、いずれの杭施工用ケーシングも鉛直に延びるリーダーとリーダーにガイドされて昇降するオーガーモーターを備えた建設重機であれば、杭打ち機、アースオーガー等の既存の建設重機に設置して使用することができる。さらに、いずれの杭施工用ケーシングも既存の鋼管を用いて容易に製作することができる。 In addition, any pile construction casing is a construction heavy machine equipped with a vertically extending leader and an auger motor that is guided by the leader, and is installed and used on existing construction heavy equipment such as pile driving machines and earth augers. be able to. Furthermore, any pile construction casing can be easily manufactured using an existing steel pipe.
本発明によれば、特に孔壁にテーパーを有する杭孔を容易に掘削することが可能なことにより、テーパー杭を場所打ちコンクリートによって効率的にかつ容易に築造することができる。また、杭施工用ケーシングは繰返し使用することが可能なことによりめきわめて経済的である。 According to the present invention, it is possible to easily excavate a pile hole having a taper in the hole wall, and thus, it is possible to efficiently and easily build a tapered pile with cast-in-place concrete. Moreover, the casing for pile construction is extremely economical because it can be used repeatedly.
図1〜図5は、本発明の一実施形態を示し、図1〜3はテーパー杭の施工に用いられるテーパー杭施工用ケーシング(以下「ケーシング」)を図示し、図4,5はテーパー杭の施工手順を図示したものである。 1 to 5 show an embodiment of the present invention, FIGS. 1 to 3 show a taper pile construction casing (hereinafter referred to as “casing”) used for construction of a taper pile, and FIGS. 4 and 5 show taper piles. The construction procedure is illustrated.
図において、ケーシング1は、ケーシング本体2とケーシング本体2の上方に配置された大径ケーシング3およびテーパー付きケーシング4、さらにケーシング本体2の下端部に取り付けたられた底蓋5および複数の掘削ビット6をそれぞれ備えて構成されている。
In the figure, a
大径ケーシング3は、ケーシング本体2より一回り大きい円筒形に形成され、ケーシング本体2の上方位置にケーシング本体2と平面に見て同心円状に配置されている。
The large-
テーパー付きケーシング4は、上端部の外径がケーシング本体2の外径より太く、大径ケーシング3の外径と同一径に形成され、下方向に移行するに従ってケーシング本体2の外径に徐々に漸近し、下端部においてケーシング本体2の外径と一致するような断面形状に形成されている。
The
すなわち、テーパー付きケーシング4の外周面は上端部から下端方向に徐々に径が小径となるテーパー面状に形成されている。また、テーパー付きケーシング4は、大径ケーシング3の下側に大径ケーシング3と一体的に連続し、かつケーシング本体2と平面に見て同心円状に配置されている。
In other words, the outer peripheral surface of the
また、ケーシング本体2と大径ケーシング3およびテーパー付きケーシング4との間に複数の補強リブ3a,4aがそれぞれ放射状に取り付けられている(図3(a),(b)参照)。
A plurality of reinforcing
なお、ケーシング本体2と大径ケーシングは鋼管から形成され、テーパー付きケーシング4はテーパー付き鋼管から形成されている。また、補強リブ3a,4aはケーシングの管軸方向に連続する縦リブまたはケーシングの管軸直角方向に連続する横リブであってもよい。
The
底蓋5はケーシング本体2の外径とほぼ同径に形成され、ケーシング本体2下端部の周縁部に上下方向に回転自在に軸支することによりケーシング本体2の下方にのみ開き、ケーシング本体2の上方(内方)には開かないように取り付けられている。
The
掘削ビット6は、ケーシング本体2下端部の外周部にケーンシング本体2の円周方向に2〜4個、ほぼ等間隔に取り付けられている。また、掘削ビット6は、先端の刃先6aがケーシング本体2の下端部より下方に少し突出した状態に取り付けられている。
Two to four
このように構成されたケーシング1は、杭打ち機やアースオーガー等の建設重機で、鉛直に延びるリーダー7とリーダー7にガイドされて昇降するオーガーモーター8を備えた建設重機9に設置して使用される。
The
次にケーシング1を用いてテーパー杭を施工する方法について説明する(図4,5参照)。
Next, a method for constructing a taper pile using the
(1) 最初に、テーパー杭を施工する地点にケーシング1を建設重機9に設置して鉛直に立て付ける。この場合、ケーシング1は、建設重機9のリーダー7に沿わせてテーパー杭を施工する地点に鉛直に立て付ける。そして、ケーシング1の上端部をオーガーモーター8にヤットコ10を介して接続する。
(1) First, the
(2) 次に、オーガーモーター8を作動させてケーシング1を回転させながら地盤に徐々に押し込むことにより杭孔Aを形成する。杭孔Aの地上から一定深さの部分は大径ケーシング3によって均等に押し広げられることによりケーシング本体2の外径より大きく形成され、これより深い一定深さの部分は、テーパー付きケーシング4によって均等に押し広げられることにより上端部が広く、深くなるにつれて徐々に狭くなるテーパー付きの杭孔に形成される。
(2) Next, the pile hole A is formed by operating the
なお、ケーシング1によって掘削孔Aを形成する間、ケーシング1の下端部は底蓋5によって塞がれていることによりケーシング1内に掘削土が入り込むことはない。
While the excavation hole A is formed by the
(3) 次に、杭孔Aが所定の深さに達したら、ケーシング1の上端部をオーガーモーター8から一時切り離す。そして、ケーシング1内に補強筋Bを配筋し、続いてコンクリートCを充填する。
(3) Next, when the pile hole A reaches a predetermined depth, the upper end of the
なお、補強筋Bはかご状に組み立てられたものを配筋することにより配筋作業を効率的に行うことができる。また、コンクリートCには流動性の高いコンクリートまたはモルタルを用いることによりコンクリートの充填性がよくなり望ましい。 The reinforcing bar B can be efficiently arranged by arranging bars assembled in a basket shape. In addition, it is desirable to use concrete or mortar having high fluidity for the concrete C because the concrete filling property is improved.
(4) 次に、ケーシング1の上端部をオーガーモーター8にヤットコ10を介して再び接続する。そして、オーガーモーター8を作動させてケーシング1を回転させながら徐々に引き上げる。
(4) Next, the upper end portion of the
そうすると、ケーシング1内の補強筋BとコンクリートCの重みによって底蓋5が下方に開き、同時にケーシング1内の補強筋Bがケーシング本体2の下端部から杭孔A内に排出されて杭孔A内に鉛直に配筋される。また同時に、ケーシング1内のコンクリートCがケーシング本体2の下端部から杭孔A内に排出されて杭孔A内に充填される。
Then, the
なお、ケーシング1を引き抜く際に、ケーシング1を介してコンクリートCに振動を付与することによりコンクリートを杭孔A内に均一にかつ緻密に充填することができる。
In addition, when pulling out the
また、底蓋5は、例えば、ケーシング本体2の下端部に粘着テープ等により、コンクリートCの重みによって簡単に脱落するように取り付け、コンクリートCの打設時に杭孔A内にコンクリートCと共に埋設されるようにしてもよい。
The
以上の施工手順により、杭孔Aの形成、補強筋Bの配筋およびコンクリートCの打設を一連の連続した工程として、場所打ちコンクリートによってテーパー杭Dをきわめて効率的にかつ容易に施工することができる。また、ケーシング1は繰返しの利用が可能なことにより経済的に施工することができる。
With the above construction procedure, the taper pile D is constructed very efficiently and easily by cast-in-place concrete, with the formation of the pile hole A, the reinforcement bar B placement and the concrete C placement as a series of continuous processes. Can do. Moreover, the
図6〜図9は、同じく本発明の一実施形態を示し、図6,7はテーパー杭の施工に用いられる杭施工用ケーシング(以下「ケーシング」)を図示し、図8,9はテーパー杭の施工手順を図示したものである。図中、図1〜図5に図示する部材と同一部材で構成が同じものについては同一符号を付して説明を省略する。 FIGS. 6 to 9 also show an embodiment of the present invention, FIGS. 6 and 7 show a pile construction casing (hereinafter referred to as “casing”) used for construction of tapered piles, and FIGS. 8 and 9 show tapered piles. The construction procedure is illustrated. In the figure, the same members as those shown in FIGS. 1 to 5 having the same configuration are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
ケーシング11は、ケーシング本体2とケーシング本体2の上方に配置された偏心ケーシング12とケーシング本体2の下端部に取り付けたられた底蓋5および複数の掘削ビット6をそれぞれ備えて構成されている。
The
偏心ケーシング12は、上端部の中心がケーシング本体2の中心に対して水平にα=3〜5cm程度偏心し、下方向に移行するに従ってケーシング本体2の中心に徐々に漸近し、下端部においてケーシング本体2の中心と一致するような断面形状に形成されている。すなわち、偏心ケーシング12の外周面は上端から下端方向に徐々に径が小径となるテーパー面状に形成されている。
The center of the upper end of the
ケーシング本体2と偏心ケーシング12との間に複数の補強リブ12aが放射状に取り付けられている(図7(a),(b)参照)。補強リブ12aは縦リブまたは横リブであってもよい。
A plurality of reinforcing
なお、偏心ケーシング12は、例えば一定長さの鋼管をその管軸方向に斜めに切断し、その一方をケーシング本体2の側面部に溶接して取り付ける等の方法により形成することができる。このように形成されたケーシング11は、建設重機9に設置して使用される。
The
次に、ケーシング11を用いてテーパー杭を施工する方法について説明する(図7,8参照)。
Next, a method for constructing a tapered pile using the
(1)最初に、テーパー杭を施工する地点にケーシング11を建設重機9に設置して鉛直に立て付ける。この場合、ケーシング11は、建設重機9のリーダー7に沿わせてテーパー杭を施工する地点に鉛直に立て付ける。そして、ケーシング11の上端部をオーガーモーター8にヤットコ10を介して接続する。
(1) First, the
(2)次に、オーガーモーター8を作動させてケーシング11を回転させながら地中に押し込み杭孔Aを形成する。杭孔Aの地上に近い一定深さの部分は、回転する偏心ケーシング12によって均等に押し広げられることにより、上端部が広く、深くなるにつれて徐々に狭くなるテーパー付きの杭孔となる。
(2) Next, the
(3)杭孔Aが所定の深さに達したら、次に、ケーシング11の上端部をオーガーモーター8から一時切り離し、ケーシング11内に補強筋Bを配筋し、続いてコンクリートCを充填する。
(3) When the pile hole A reaches a predetermined depth, next, the upper end of the
(4)次に、ケーシング11の上端部をオーガーモーター8にヤットコ10を介して再び接続する。そして、オーガーモーター8を作動させてケーシング11を回転させながら徐々に引き上げる。そうすると、ケーシング11内の補強筋BとコンクリートCの重みによって底蓋5が下方に開き、同時にケーシング11内の補強筋Bがケーシング本体2の下端部から杭孔A内に排出されて杭孔A内に鉛直に配筋される。また同時に、ケーシング11内のコンクリートCがケーシング本体2の下端部から杭孔A内に排出されて杭孔A内に充填される。
(4) Next, the upper end portion of the
なお、ケーシング11を引き抜く際に、ケーシング11を介してコンクリートCに振動を付与することによりコンクリートを杭孔A内に均一にかつ緻密に充填することができる。
In addition, when pulling out the
以上の施工手順により、杭孔Aの形成、補強筋Bの配筋およびコンクリートCの打設を一連の連続した工程として、場所打ちコンクリートによって地表付近にテーパーを有するテーパー杭Dをきわめて効率的にかつ容易に施工することができる。 With the above construction procedure, the formation of the pile hole A, the reinforcement bar B placement and the concrete C placement is a series of continuous processes, and the taper pile D having a taper near the ground surface by cast-in-place concrete is very efficient. And it can be easily constructed.
図10〜図13は、同じく本発明の一実施形態を示し、図10,11はテーパー杭の施工に用いられる杭施工用ケーシング(以下「ケーシング」)を図示し、図12,13はテーパー杭の施工手順を図示したものである。図中、図1〜図5に図示する部材と同一部材で構成が同じものについては同一符号を付して説明を省略する。 FIGS. 10 to 13 also show an embodiment of the present invention, FIGS. 10 and 11 show a pile construction casing (hereinafter referred to as “casing”) used for construction of tapered piles, and FIGS. 12 and 13 show tapered piles. The construction procedure is illustrated. In the figure, the same members as those shown in FIGS. 1 to 5 having the same configuration are denoted by the same reference numerals and description thereof is omitted.
図において、ケーシング13は、ケーシング本体2の下端部に底蓋5と複数の掘削ビット6をそれぞれ取り付けることにより構成されている。
In the figure, the
また、ケーシング13は、杭打ち機やアースオーガー等の建設重機で、鉛直に延びるリーダー7とリーダー7にガイドされて昇降するオーガーモーター8を備えた建設重機9に設置して使用される。
The
このような構成において、次にケーシング13を用いてテーパー杭を施工する方法について説明する(図12,13参照)。
Next, a method for constructing a tapered pile using the
(1) 最初に、テーパー杭を施工する地点にケーシング13を建設重機9に設置して立て付ける。この場合、ケーシング13は、テーパー杭を施工する地点に建設重機9のリーダー7に沿わせ、かつ少し傾けた状態に立て付ける。そして、ケーシング13の上端部をオーガーモーター8にヤットコ10を介して接続する。
(1) First, install the
(2) 次に、オーガーモーター8を作動させてケーシング13を回転させながら地中に押し込み杭孔Aを形成する。この場合、オーガーモーター8を作動させてケーシンク13を回転させながら、リーダー7を前後および左右に少し移動することにより、ケーシング13を旋回させながら地盤に押し込むことができる。
(2) Next, the
その結果、ケーシング13は下端部を支点に少し傾いた状態で上端部が平面円形状に旋回するように地中に押し込まれる。また、ケーシング本体2の下端部に取り付けられた掘削ビット6によって地盤が掘削され、これに伴いケーシング13が地盤中に徐々に沈むことにより杭孔Aが形成される。
As a result, the
また、ケーシング13の周壁によって杭孔Aの孔壁が均等に押し広げられることにより、杭孔Aは上端部が広く深くなるにつれて徐々に狭くなるテーパー付きの杭孔に形成される。
Moreover, the hole wall of the pile hole A is uniformly expanded by the peripheral wall of the
なお、ケーシング13によって掘削孔Aを掘削する間、ケーシング13の下端部は底蓋5によって塞がれていることによりケーシング13内に掘削土が入り込むことはない。
During excavation of the excavation hole A by the
(3) 次に、杭孔Aが所定の深さに達したら、ケーシング13の上端部をオーガーモーター8から一時切り離し、かつケーシング13を鉛直に立て付ける。そして、ケーシング13内に補強筋Bを配筋し、続いてコンクリートCを充填する。
(3) Next, when the pile hole A reaches a predetermined depth, the upper end portion of the
(4) 次に、ケーシング13の上端部をオーガーモーター8にヤットコ10を介して再び接続する。そして、オーガーモーター8を作動させてケーシング13を回転させながら徐々に引き上げる。
(4) Next, the upper end portion of the
そうすると、ケーシング13内の補強筋BとコンクリートCの重みによって底蓋5が下方に開き、同時にケーシング13内の補強筋Bがケーシング本体2の下端部から杭孔A内に排出されて杭孔A内に鉛直に配筋される。また同時に、ケーシング13内のコンクリートCがケーシング本体2の下端部から杭孔A内に排出されて杭孔A内に充填される。
Then, the
なお、ケーシング13を引き抜く際に、ケーシング13を介してコンクリートCに振動を付与することによりコンクリートを杭孔A内に均一にかつ緻密に充填することができる。
Note that when the
以上の施工手順により、杭孔Aの掘削、補強筋Bの配筋およびコンクリートCの打設を一連の連続した工程として、場所打ちコンクリートによってテーパー杭Dをきわめて効率的にかつ容易に施工することができる。また、ケーシング13は繰返しの利用が可能なことにより経済的に施工することができる。
With the above construction procedure, excavation of the pile hole A, reinforcement reinforcement B and concrete C placement is a series of continuous processes, and taper pile D is constructed extremely efficiently and easily by cast-in-place concrete. Can do. The
本発明は、建物の支持杭などとして用いられるテーパー杭を場所打ちコンクリートによってきわめて効率的にかつ容易に施工することができる。 In the present invention, a taper pile used as a support pile of a building can be constructed very efficiently and easily by cast-in-place concrete.
1 ケーシング(テーパー杭施工用ケーシング)
2 ケーシング本体
3 大径ケーシング
3a 補強リブ
4 テーパー付きケーシング
4a 補強リブ
5 底蓋
6 掘削ビット
7 リーダー
8 オーガーモーター
9 建設重機
10 ヤットコ
11 ケーシング(テーパー杭施工用ケーシング)
12 偏心ケーシング
12a 補強リブ
13 ケーシング(テーパー杭施工用ケーシング)
A 掘削孔
B 補強鉄筋
C コンクリート
D テーパー杭
1 Casing (casing for taper pile construction)
2
12
A Drilling hole B Reinforcing bar C Concrete D Tapered pile
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