JP5533496B2 - 表示体 - Google Patents

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Description

本発明は、表示体、特に、光の入射方向や観察方向によって異なる表示を行うことが可能な表示体に関する。
従来から、情報表示体として、ポスターや看板等の安価で重要な情報表示体がある。しかしながら、ポスターや看板等には、一種類の画像しか表示できないという欠点がある。
これに対し、近年では、多種類の画像を表示可能な情報表示体として、バックライトを持たない、反射型の液晶表示装置や電気泳動表示装置を用いた、電子看板が開発されている。
このような電子看板は、消費電力が小さいという利点と、明るい場所で見やすいという利点を有するが、暗い場所では、明度やコントラストが不十分であり、外部照明を利用することになる。
さらに、多種類の画像を表示可能な情報表示体としては、発光型のディスプレイとして、バックライトを有する透過型液晶表示装置や、自発光の有機ELやプラズマディスプレイ等が実用化されている。
そして、上記の透過型液晶表示装置やディスプレイに、例えば、図21中に示すレンチキュラーレンズ24(特許文献1参照)を組み合わせて、専用眼鏡を必要とせずに、立体的な表示が可能な3Dディスプレイが開発されている。なお、図21は、従来技術の表示体を示す図である。また、図21中では、表示光を、符号Vにより示し、観察者の目を、符号「E」により示している。
また、上記のレンチキュラーレンズ以外に、上記の透過型液晶表示装置やディスプレイに、例えば、図22中に示すパララックスバリア26(特許文献2参照)を組み合わせて、専用眼鏡を必要とせずに、立体的な表示が可能な3Dディスプレイが開発されている。なお、図22は、従来技術の表示体を示す図である。また、図22中では、表示光を、符号Vにより示し、観察者の目を、符号「E」により示している。
特公昭58−6934号公報 特許第3005659号公報
しかしながら、上述したレンチキュラーレンズには、曲面形状を精度よく作製することが困難であるという問題と、収差があるという問題と、凹凸部にゴミが溜まりやすいという問題がある。
また、上述したパララックスバリアには、光を遮断するために無効光が多くて暗いという問題がある。
本発明では、高精度の作製が容易であり、収差が少なく、表面が汚れにくく、複数画像を表示可能な表示体や、立体表示を行うことが可能な表示体、カラー画像表示を行うことが可能な表示体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、少なくとも情報を表示するための複数の画素または当該画素を構成する複数の画素要素を配列した表示面を有する表示体であって、
前記表示面の面上に配置された透明構造体を備え、
前記透明構造体は、前記表示面に沿って配列された複数の微小ミラーを有し、
前記各微小ミラーは、隣り合う前記画素間またはその付近から突出するように配列され、且つ、隣り合う前記画素に面した両面で光反射性であるとともに前記表示面に接する部分から表示体の表面に至るまでの全面が光反射性であり、
前記各微小ミラーのピッチは、前記画素のピッチまたは前記画素要素のピッチの整数倍であることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記各微小ミラーは、金属ミラーであることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した発明であって、前記各微小ミラーは、前記透明構造体内部への入射光を透明構造体と空気との界面で反射する空気ミラーであることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項4に記載した発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て線状に形成され、且つ前記画素二列分のピッチで配列され、
複数の第一画素により形成された第一画素列と複数の第二画素により形成された第二画素列が、前記各微小ミラーの配列方向に沿って交互に配置され、
前記表示面と直交する方向に対して前記各微小ミラーの配列方向へ傾斜した第一方向から前記第一画素から放射された直接光及び第一画素から放射され前記微小ミラーで反射された1回反射光の両方からなる第一画像が観察され、前記表示面と直交する方向に対して前記第一方向と反対側へ傾斜した第二方向から前記第二画素から放射された直接光及び第二画素から放射され前記微小ミラーで反射された1回反射光の両方からなる第二画像が観察されることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項5に記載した発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記表示面は、反射型表示面であり、
前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て線状に形成され、且つ前記画素二列分のピッチで配列され、
複数の第一画素により形成された第一画素列と複数の第二画素により形成された第二画素列が、前記各微小ミラーの配列方向に沿って交互に配置され、
前記表示面と直交する方向に対して前記各微小ミラーの配列方向へ傾斜した第一方向から表示面へ光が入射した場合に、前記第一画素からなる第一画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向に対して前記第一方向と反対側へ傾斜した第二方向から表示面へ光が入射した場合に、前記第二画素からなる第二画像が前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項に記載した発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記表示面は、反射型表示面であり、
前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て格子状に形成され、且つ前記画素二行二列分のピッチで配列され、
前記各微小ミラーが形成する格子状の領域内において、第一画素、第二画素、第三画素及び第四画素が、前記表示面と直交する方向から見て規則的に配置され、
前記表示面と直交する方向よりも右下方から表示面へ光が入射した場合に、前記第一画素からなる第一画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向よりも左下方から表示面へ光が入射した場合に、前記第二画素からなる第二画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向よりも右上方から表示面へ光が入射した場合に、前記第三画素からなる第三画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向よりも左上方から表示面へ光が入射した場合に、前記第四画素からなる第四画像が前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項に記載した発明は、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記表示面は、反射型表示面であり、
前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て格子状に形成され、且つ前記画素二行二列分のピッチで配列され、
前記各微小ミラーが形成する格子状の領域内において、色の異なる複数の前記画素要素が、前記表示面と直交する方向から見て規則的に配置され、
前記表示面と直交する方向よりも右下方、左下方、右上方及び左上方から表示面へ前記画素要素に応じた色の光がそれぞれ入射した場合に、色の異なる複数の前記画素要素をモノクロ表示した複数色のモノクロ画像からなるカラー画像が、前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項に記載した発明は、請求項に記載した発明であって、前記各微小ミラーが形成する格子状の領域内において、赤色のモノクロ画像をモノクロ表示する赤色画素要素、緑色のモノクロ画像をモノクロ表示する緑色画素要素、青色のモノクロ画像をモノクロ表示する青色画素要素、白色のモノクロ画像をモノクロ表示する白色画素要素が、前記表示面と直交する方向から見て規則的に配置され、
前記表示面と直交する方向よりも右下方から表示面へ赤色の照射光が入射し、前記表示面と直交する方向よりも左下方から表示面へ緑色の照射光が入射し、前記表示面と直交する方向よりも右上方から表示面へ青色の照射光が入射し、前記表示面と直交する方向よりも左上方から表示面へ白色の照射光が入射した場合に、前記赤色のモノクロ画像、前記緑色のモノクロ画像、前記青色のモノクロ画像及び前記白色のモノクロ画像からなるカラー画像が、前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項に記載した発明は、請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記各微小ミラーは、隣り合う前記画素間またはその付近から垂直に突出していることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記各微小ミラーは、隣り合う前記画素間またはその付近から前記表示面と直交する方向から傾斜して突出していることを特徴とするものである。
次に、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、請求項1から請求項1のうちいずれか1項に記載した発明であって、前記透明構造体は、複数の直方体を並べて形成され、
前記各微小ミラーは、前記各直方体の前記表示面と直交する2つの側の全面に形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、高精度の作製が容易であり、収差が少なく、表面が汚れにくく、複数画像を表示可能な表示体や、立体表示を行うことが可能な表示体、カラー画像表示を行うことが可能な表示体を提供することが可能となる。
本発明の第一実施形態における表示体の概略構成を示す図である。 本発明の第一実施形態における表示体の詳細な構成を示す図である。 表示体への光の照射方法を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例における表示体の概略構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第一実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第二実施形態における表示体の概略構成を示す図である。 本発明の第三実施形態における表示体の概略構成を示す図である。 表示体への光の照射方法を示す図である。 本発明の第四実施形態における表示体の概略構成を示す図である。 本発明の第四実施形態における表示体の詳細な構成を示す図である。 表示体への光の照射方法を示す図である。 本発明の第四実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第四実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第四実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第四実施形態の変形例における表示体の詳細な構成を示す図である。 本発明の第五実施形態における表示体の概略構成を示す図である。 表示体への光の照射方法を示す図である。 従来技術の表示体を示す図である。 従来技術の表示体を示す図である。
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1及び図2を用いて、本実施形態の表示体1の構成を説明する。なお、図1は、本実施形態における表示体1の概略構成を示す図である。また、図2は、本実施形態における表示体1の詳細な構成を示す図である。
図1及び図2中に示すように、本実施形態の表示体1は、表示面4と、透明構造体6を備えている。
表示面4は、複数の画素2(第一画素2a、第二画素2b)を配列して形成されている。
複数の画素2は、少なくとも情報(画像等)を表示するための構成であり、第一画素2aと、第二画素2bから形成されている。なお、図1中では、第一画素2aを示す領域に符号「a」を付し、第二画素2bを示す領域に符号「b」を付している。
透明構造体6は、表示面4の面(図1(a)及び(b)中では、下側の面)上に配置されている。
ここで、特に図示しないが、透明構造体6の表面に、反射防止膜などの光学構造を形成してもよい。
また、透明構造体6は、表示面4に沿って配列された複数の微小ミラー10を有している。
具体的には、透明構造体6の内部に、隣り合う画素2間またはその付近から突出するように配置した複数個の微小ミラー10を、表示面4と直交する方向から見て線状に形成し、さらに、画素2二列分のピッチで配列する(図2(a)、(b)参照)。なお、図2(b)は、図2(a)のB線矢視図である。この構成は、透明構造体6を、複数個の透明直方体12により形成し、各微小ミラー10を、透明直方体12の側面のうち、対向する二つの面に配置して実現する。
ここで、本実施形態では、一例として、微小ミラー10を、金属ミラーとした場合について説明する。
また、透明構造体6は、複数の透明直方体12(請求項に記載した「直方体」に対応)を並べて形成されている。具体的には、隣り合う透明直方体12同士を、微小ミラー10を間に挟んで互いに近接させて、透明構造体6を形成している。ここで、本実施形態では、透明直方体12を、対向する面同士が平行な直方体とする。
また、微小ミラー10は、各透明直方体12の表示面4と直交する面に、光を反射する反射面が形成されている。すなわち、各微小ミラー10は、各透明直方体12の表示面4と直交する面に形成されている。
ここで、透明直方体12としては、例えば、ガラス、アクリル、エポキシ、ポリカーボネート、ゼオノア等の樹脂を用いる。
また、透明直方体12の製法としては、例えば、射出成型、レーザ加工、切削・研磨等を用いる。この場合、ミラーに用いる金属としては、例えば、Al、Ag、Ni、Ta、Nb等を用いることが可能であり、成膜法としては、例えば、真空蒸着やスパッタ等を用いることができる。
また、微小ミラー10のピッチは、画素2のピッチの整数倍となっている。ここで、「画素2のピッチ」とは、ピクセルのピッチと同意義である。
また、図1(c)中に示すように、複数の第一画素2aは、第一画素列8aを形成しており、複数の第二画素2bは、第二画素列8bを形成している。なお、図1(c)は、図1(a)のC線矢視図である。
第一画素列8aと第二画素列8bは、各微小ミラー10の配列方向に沿って、交互に配置されている。
(表示面4に表示された画像の見え方)
図1(a)中に示すように、表示面4の右方(角度α’)から観察した場合、tanα=p/h付近では、第一画素2aからの直接光(角度α)及び微小ミラー10における1回の反射光(角度α)のみが見えるため、観察者からは、第一画素2aからなる第一画像のみが観察される。これは、nsinα’=nsinαの関係を前提とする。なお、図1(a)中には、観察者の目を、符号「E」により示している。また、図1(a)中には、第一画像を形成する表示光を、符号Vにより示している。
ここで、上記の「p」は、画素2の幅であり、上記の「h」は、微小ミラー10の幅である。また、上記の「n」は、空気の屈折率であり、上記の「n」は、透明構造体6の屈折率である。
また、図1(b)中に示すように、表示面4の左方から観察した場合、第二画素2bからの直接光及び微小ミラー10における1回の反射光が見えるため、観察者からは、第二画素2bからなる第二画像のみが観察される。なお、図1(b)中には、図1(a)と同様、観察者の目を、符号「E」により示している。また、図1(b)中には、第二画像を形成する表示光を、符号Vにより示している。
また、特に図示しないが、表示面4の正面、すなわち、表示面と直交する方向から表示面4を観察すると、観察者からは、第一画像と第二画像とを合成した画像が観察される。
なお、上述した「表示面4の右方」とは、表示面4と直交する方向に対して、各微小ミラー10の配列方向へ傾斜した方向である、「第一方向」に対応する。
また、上述した「表示面4の左方」とは、表示面4と直交する方向に対して、第一方向と反対側へ傾斜した第二方向に対応する。
なお、図1中に示すように、本実施形態の表示体1では、第一画像と第二画像との間に、画像の非表示領域は存在していない。
(表示体1への光の照射方法)
以下、図1及び図2を参照しつつ、図3を用いて、表示体1への光の照射方法について説明する。なお、図3は、表示体1への光の照射方法を示す図である。
本実施形態の表示体1が、例えば、通路の壁に貼ってある場合、表示体1の右方から来る観察者には、上述した第一画像のみが見え、表示体1の左方から来る観察者には、上述した第二画像のみが見えることとなる。
このような用途では、表示面4が反射型表示体の場合、反射型表示体は光源を持たないため、入射光と表示光の両方が重要であり、照射光14の入射方向や、観察者による観察方向を想定する必要がある。
したがって、表示面4が反射型表示体の場合、第一画素2aも第二画素2bも同等に光を受ける必要があるため、照射光14は、図3(a)や(b)中に示すように、上〜正面〜下を含む面内の、いずれかの方向から照射することが好適である。また、図3(c)中に示すように、複数の光源16を用いて、左右対称の位置から、照射光14を照射してもよい。
一方、表示面4が発光型表示体の場合、照射光14は不要である。なお、透過型液晶も含めた発光型表示体では、表示光が重要であり、観察方向を想定する必要がある。
なお、本実施形態の表示体1を、例えば、90[°]回転させて設置することにより、上から見た場合と下から見た場合で異なる画像を表示することも可能である。
(作用)
以下、図1から図3を参照して、本実施形態の作用について記載する。
本実施形態の表示体1では、表示面4として印刷物を用いた場合、観察者による観察方向や照射光14の照射方向によって、異なる画像を観察することが可能なポスターを形成することが可能となる。
また、表示面4として電子看板を用いた場合、観察者による観察方向や照射光14の照射方向によって、異なる画像を観察することが可能な電子看板を形成することが可能となる。
また、表示面4として発光型表示体を用いた場合、観察者による観察方向や照射光14の照射方向によって、異なる画像を観察することが可能な発光型ディスプレイを形成することが可能となる。
ここで、表示面4が有する画素2が粗い場合、透明直方体12は、表示面4上に並べるか、透明接着剤・粘着剤や、透明な両面テープで貼り合わせればよい。
一方、表示面4が有する画素2が細かい場合、透明直方体12同士を透明な接着剤等で貼り合わせ、表面を研磨したものを、表示体1の前面板として用いることも可能である。
(第一実施形態の効果)
以下、本実施形態の効果を列挙する。
(1)本実施形態の表示体1は、透明構造体6及び微小ミラー10が、共に、平面で構成されているため、曲面を作製する場合と比較して、高い面精度を容易に得ることが可能となるため、高精度の作製が容易となる。
(2)本実施形態の表示体1は、上述した従来技術のように、レンズを組み合わせる構成ではないため、収差を少なくすることが可能となる。
(3)本実施形態の表示体1は、表面が平面であることにより、ゴミが溜まりにくくなり、表面が汚れにくいため、汚れによる明度の低下を減少させることが可能となる。
(変形例)
以下、本実施形態の変形例を列挙する。
(1)本実施形態の表示体1では、第一画像と第二画像との間に、画像の非表示領域は存在していないが、これに限定するものではなく、例えば、図4中に示すように、第一画像と第二画像との間に、非表示領域が存在してもよい。なお、図4は、本実施形態の変形例における表示体1の概略構成を示す図である。また、図4中には、図1(a)と同様、観察者の目を、符号「E」により示している。さらに、図4中には、図1(a)と同様、第一画像を形成する表示光を、符号Vにより示している。
ここで、例えば、画素2の幅pのうちの両側pが非表示領域の場合、すなわち、表示面4の幅がp−2pであり、非表示の幅が2pの場合、(p−p)/h<=tanα<=(p+p)/hの条件下において、観察者には、第一画像のみが見えることとなる。
(2)本実施形態の表示体1では、各透明直方体12の表示面4と直交する面、すなわち、表示面4と垂直(90[°])に、反射面が形成されているが、これに限定するものではない。すなわち、上記の「垂直方向」は、厳密に90[°]である必要は無く、反射面により第一画像と第二画像の表示が区別できる角度であれば良い。
(3)本実施形態の表示体1では、隣り合う透明直方体12を、微小ミラー10を間に挟んで互いに近接させて、透明構造体6を形成したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、図5中に示すように、予め、表示面4上に、透明直方体12を所定の間隔で配置するためのスペーサ18を複数個形成しておき、隣り合うスペーサ18の間に透明直方体12を配置して、透明構造体6を形成してもよい。なお、図5は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。
(4)本実施形態の表示体1では、微小ミラー10を、金属ミラーとしたが、これに限定するものではなく、微小ミラー10を、図6中に示すように、空気ミラーとしてもよい。なお、図6は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。また、図6(b)は、図6(a)のB線矢視図である。
ここで、空気ミラーとは、高屈折率物が空気に接している面で内部反射する構造、すなわち、透明構造体6内部への入射光を、透明構造体6と空気との界面で反射するミラーである。特に、入射角θがn<nsinθの場合、空気ミラーは、全反射ミラーとなる。なお、上記の「n」は、空気の屈折率であり、上記の「n」は、透明直方体12の屈折率である。
また、微小ミラー10を空気ミラーとした場合、隣り合う透明直方体12の間には、空気の層が必要であるが、その幅が透明直方体12の幅に比べて十分に小さければ、表示への悪影響はない。この場合、例えば、図7中に示すように、予め、表示面4に、透明直方体12を所定の位置するためのスペーサ18を形成しておき、スペーサ18の間に透明直方体12を配置してもよい。なお、図7は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。
また、例えば、図8中に示すように、透明直方体12は、空気の層を確実に設けるための突起20を有していてもよい。なお、図8は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。
(5)本実施形態の表示体1では、透明直方体12を、対向する面同士が平行な直方体としたが、これに限定するものではない。すなわち、透明直方体12は完全な直方体に限定するものではなく、対面が完全に平行である必要はない。これは、例えば、表示面4が大きい場合、各画素2の表示光の視野角が異なるため、表示体1の位置によって見え方が変わってしまう。それを防止するため、透明直方体12の側面は、表示面4に垂直とはいえ、前面側の幅がやや狭いような補正を加えてもよい。
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1から図8を参照しつつ、図9を用いて、本実施形態の表示体1の構成を説明する。なお、図9は、本実施形態における表示体1の概略構成を示す図である。
図9中に示すように、本実施形態の表示体1は、複数の画素2と、表示面4と、透明構造体6を備えている。なお、以下の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、記載を省略する場合がある。
複数の画素2は、右目用画素2Rと、左目用画素2Lから形成されている。なお、図9中では、右目用画素2Rを示す領域に符号「r」を付し、左目用画素2Lを示す領域に符号「l」を付している。
表示面4は、反射型表示面であり、複数の画素2(右目用画素2R、左目用画素2L)を配列して形成されている。
また、図9(c)中に示すように、複数の右目用画素2Rは、右目用画素列8Rを形成しており、複数の左目用画素2Lは、左目用画素列8Lを形成している。なお、図9(c)は、図9(a)のC線矢視図である。
右目用画素列8Rと左目用画素列8Lは、各微小ミラー10の配列方向に沿って、交互に配置されている。
本実施形態の微小ミラー10は、上述した第一実施形態と比較して、その幅h(図9中では上下方向への長さ)が大きくなるように形成されている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(表示面4に表示された画像の見え方)
図9(a)中に示すように、表示面4の右方(角度α’)から観察した場合、tanα=p/h付近では、右目用画素2Rからの直接光(角度α)及び微小ミラー10における1回の反射光(角度α)のみが見えるため、観察者からは、右目用画素2Rからなる右目用画像のみが観察される。なお、図9(a)中には、図1(a)と同様、観察者の目を、符号「E」により示している。また、図9(a)中には、図1(a)と同様、右目用画像を形成する表示光を、符号Vにより示している。
また、図9(b)中に示すように、表示面4の左方から観察した場合、左目用画素2Lからの直接光及び微小ミラー10における1回の反射光が見えるため、観察者からは、左目用画素2Lからなる左目用画像のみが観察される。なお、図9(b)中には、図1(a)と同様、観察者の目を、符号「E」により示している。また、図9(b)中には、図1(b)と同様、左目用画像を形成する表示光を、符号Vにより示している。
そして、特に図示しないが、表示面4の正面の所定の位置、すなわち、表示面4と直交する方向における所定の位置から表示面4を観察すると、観察者からは、右目用画像と左目用画像とを合成した立体画像が観察される。
なお、上述した「右目用画像」は、観察者が右目で見るため(右目用)の画像であり、請求項及び上述した第一実施形態に記載の「第一画像」に対応している。同様に、上述した「左目用画像」は、観察者が左目で見るため(左目用)の画像であり、請求項及び上述した第一実施形態に記載の「第二画像」に対応している。
(表示体1への光の照射方法)
以下、図1から図9を参照して、表示体1への光の照射方法について説明する。
本実施形態においても、上述した第一実施形態と同様、表示面4が反射型表示体の場合、右目用画素2Rも左目用画素2Lも同等に光を受ける必要があるため、照射光14は、図3(a)や(b)中に示すように、上〜正面〜下を含む面内の、いずれかの方向から照射することが好適である。また、図3(c)中に示すように、複数の光源16を用いて、左右対称の位置から、照射光14を照射してもよい。
一方、表示面4が発光型表示体の場合、照射光14は不要である。なお、透過型液晶も含めた発光型表示体では、表示光が重要であり、観察方向を想定する必要がある。
(作用)
以下、図1から図9を参照して、本実施形態の作用について記載する。
本実施形態の表示体1では、微小ミラー10の幅hを、上述した第一実施形態と比較して大きく形成しているため、わずかな視野角の差で、右目用画像と左目用画像を表示することが可能となる。
このため、表示面4の正面の所定の位置、すなわち、表示面4と直交する方向における所定の位置から表示面4を観察すると、観察者の右目と前記左目との視差により形成された、右目用画像と左目用画像とを合成した立体画像を、観察者に認識させることが可能となる。
(第二実施形態の効果)
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)本実施形態の表示体1は、透明構造体6及び微小ミラー10が、共に、平面で構成されているため、曲面を作製する場合と比較して、高い面精度を容易に得ることが可能となるため、高精度の作製が容易となる。
(変形例)
以下、本実施形態の変形例を記載する。
(1)本実施形態の表示体1では、微小ミラー10が、表示面4と垂直方向に、反射面を有しているが、これに限定するものではない。すなわち、観察者から右目用画像と左目用画像とを合成した立体画像が見える位置に向かって、各微小ミラー10が、表示面4と直交する方向から傾斜していても良い。
これは、本実施形態の表示体1では、全ての微小ミラー10が表示面4に対して垂直であると、微小ミラー10の幅hが大きいため、微小ミラー10を立体画像として見るための位置から遠い部分の画素2が視認できないためである。
そのため、微小ミラー10の傾きは、立体画像として見える位置から遠いほど大きい方が好適である。特に、図9中に示す構成では、微小ミラー10は、立体画像として見える位置を中心として、各微小ミラー10が略中心を向くように傾いていることが好適である。
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1から図9を参照しつつ、図10を用いて、本実施形態の表示体1の構成を説明する。なお、図10は、本実施形態における表示体1の概略構成を示す図である。
図10中に示すように、本実施形態の表示体1は、複数の画素2と、表示面4と、透明構造体6を備えている。なお、以下の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、記載を省略する場合がある。
複数の画素2は、第一画素2aと、第二画素2bから形成されている。なお、図10中では、第一画素2aを示す領域に符号「a」を付し、第二画素2bを示す領域に符号「b」を付している。
表示面4は、反射型表示面であり、複数の画素2(第一画素2a、第二画素2b)を配列して形成されている。
透明構造体6は、表示面4の前面(図10(a)及び(b)中では、下側の面)に配置されている。
また、透明構造体6は、表示面4において、隣り合う画素2間またはその付近から垂直方向に突出した複数の微小ミラー10を有している。
また、図10(c)中に示すように、複数の第一画素2aは、第一画素列8aを形成しており、複数の第二画素2bは、第二画素列8bを形成している。なお、図10(c)は、図10(a)のC線矢視図である。
第一画素列8aと第二画素列8bは、各微小ミラー10の配列方向に沿って交互に配置されている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(表示面4に表示された画像の見え方)
図10(a)中に示すように、表示面4の右方(角度α’)から、光源16が照射した照射光14が入射した場合、第一画素2aのみが直接光(角度α)及び微小ミラー10における1回の反射光(角度α)で照射されるため、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、第一画素2aからなる第一画像のみが観察される。これは、nsinα’=nsinαの関係を前提とする。
ここで、上記の「n」は、空気の屈折率であり、上記の「n」は、透明構造体6の屈折率である。
また、図10(b)中に示すように、表示面4の左方から、光源16が照射した照射光14が入射した場合、第二画素2bのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射されるため、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、第二画素2bからなる第二画像のみが観察される。
(表示体1への光の照射方法)
本実施形態における表示体1への光の照射方法は、図11中に示すように、表示面4の右方または左方のいずれかから、光源16が照射した照射光14を入射させて行う。なお、図11は、表示体1への光の照射方法を示す図である。
(作用)
以下、図1から図11を参照して、本実施形態の作用について記載する。
本実施形態の表示体1では、照射光14の方向によって、観察者には、異なる表示画像が見える。
(第三実施形態の効果)
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)本実施形態の表示体1は、透明構造体6及び微小ミラー10が、共に、平面で構成されているため、曲面を作製する場合と比較して、高い面精度を容易に得ることが可能となるため、高精度の作製が容易となる。
(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1から図11を参照しつつ、図12及び図13を用いて、本実施形態の表示体1の構成を説明する。なお、図12は、本実施形態における表示体1の概略構成を示す図である。また、図12(b)は、図12(a)のB線矢視図であり、図12(c)及び(d)は、図12(b)のC線矢視図である。同様に、図12(a)及び(e)は、図12(b)のA線矢視図である。
また、図13は、本実施形態における表示体1の詳細な構成を示す図である。また、図13(b)は、図13(a)のB線矢視図である。
図12及び図13中に示すように、本実施形態の表示体1は、表示面4と、透明構造体6を備えている。なお、以下の説明では、上述した第一実施形態と同様の構成については、記載を省略する場合がある。
表示面4は、反射型表示面であり、複数の画素2(第一画素2a、第二画素2b、第三画素2c、第四画素2d)を配列して形成されている。
複数の画素2は、第一画素2aと、第二画素2bと、第三画素2cと、第四画素2dから形成されている。なお、図12及び図13中では、第一画素2aを示す領域に符号「a」を付し、第二画素2bを示す領域に符号「b」を付している。同様に、図12及び図13中では、第三画素2cを示す領域に符号「c」を付し、第四画素2dを示す領域に符号「d」を付している。
第一画素2a、第二画素2b、第三画素2c及び第四画素2dは、表示面4と直交する方向から見て、規則的に配列されて正方形のブロックを形成している。このブロックは、各微小ミラー10が形成する格子状の領域内で形成されている。
本実施形態では、各微小ミラー10が、表示面4と直交する方向から見て、格子状に形成されているとともに、画素2二行二列分のピッチで配列されている。
具体的には、透明構造体6の内部に、表示面4から垂直に突出させた複数個の微小ミラー10を格子状に形成する(図13(a)、(b)参照)。この構成は、透明構造体6を、複数個の透明直方体12により形成し、各微小ミラー10を、透明直方体12の全ての側面に配置して実現する。なお、本実施形態では、隣り合う透明直方体12を、微小ミラー10を間に挟んで互いに近接させて、透明構造体6を形成する。
ここで、本実施形態では、一例として、微小ミラー10を、金属ミラーとした場合について説明する。
また、各微小ミラー10が形成する格子状の領域内において形成されている正方形のブロックは、その左上に第一画素2a、右上に第二画素2b、左下に第三画素2c、右下に第四画素2dが、それぞれ、規則的に配列されて形成されている。
その他の構成は、上述した第一実施形態と同様である。
(表示面4に表示された画像の見え方)
図12(a)及び図12(c)中に示すように、表示面4の右下方から、光源16が照射した照射光14が入射した場合、第一画素2aのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射されるため、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、第一画素2aからなる第一画像のみが観察される。
また、図12(c)及び図12(e)中に示すように、表示面4の左下方から、光源16が照射した照射光14が入射した場合、第二画素2bのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射されるため、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、第二画素2bからなる第二画像のみが観察される。
また、図12(a)及び図12(d)中に示すように、表示面4の右上方から、光源16が照射した照射光14が入射した場合、第三画素2cのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射されるため、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、第三画素2cからなる第三画像のみが観察される。
また、図12(d)及び図12(e)中に示すように、表示面4の左上方から、光源16が照射した照射光14が入射した場合、第四画素2dのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射されるため、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、第四画素2dからなる第四画像のみが観察される。
(表示体1への光の照射方法)
本実施形態における表示体1への光の照射方法は、図14中に示すように、表示面4の右下方、左下方、右上方及び左上方のいずれかから、光源16が照射した照射光14を入射させて行う。なお、図14は、表示体1への光の照射方法を示す図である。
(作用)
以下、図1から図14を参照して、本実施形態の作用について記載する。
本実施形態の表示体1では、照射光14の方向によって、観察者には、異なる表示画像が見える。
(第四実施形態の効果)
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)本実施形態の表示体1は、透明構造体6及び微小ミラー10が、共に、平面で構成されているため、曲面を作製する場合と比較して、高い面精度を容易に得ることが可能となるため、高精度の作製が容易となる。
(変形例)
以下、本実施形態の変形例を列挙する。
(1)本実施形態の表示体1では、隣り合う透明直方体12を、微小ミラー10を間に挟んで互いに近接させて、透明構造体6を形成したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、図15中に示すように、予め、表示面4上に、透明直方体12を所定の間隔で配置するためのスペーサ18を複数個形成しておき、隣り合うスペーサ18の間に透明直方体12を配置して、透明構造体6を形成してもよい。なお、図15は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。
(2)本実施形態の表示体1では、微小ミラー10を、金属ミラーとしたが、これに限定するものではなく、微小ミラー10を、図16中に示すように、空気ミラーとしてもよい。なお、図16は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。また、図16(b)は、図16(a)のB線矢視図である。
ここで、空気ミラーとは、高屈折率物が空気に接している面で内部反射する構造、すなわち、透明構造体6内部への入射光を、透明構造体6と空気との界面で反射するミラーである。特に、入射角θがn<nsinθの場合、空気ミラーは、全反射ミラーとなる。なお、上記の「n」は、空気の屈折率であり、上記の「n」は、透明直方体12の屈折率である。
また、微小ミラー10を空気ミラーとした場合、隣り合う透明直方体12の間には、空気の層が必要であるが、その幅が透明直方体12の幅に比べて十分に小さければ、表示への悪影響はない。この場合、例えば、図17中に示すように、予め、表示面4に、透明直方体12を所定の位置するためのスペーサ18を形成しておき、スペーサ18の間に透明直方体12を配置してもよい。なお、図17は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。
また、例えば、図18中に示すように、透明直方体12は、空気の層を確実に設けるための突起20を有していてもよい。なお、図18は、本実施形態の変形例における表示体1の詳細な構成を示す図である。
(第五実施形態)
以下、本発明の第五実施形態(以下、「本実施形態」と記載する)について、図面を参照しつつ説明する。
(構成)
まず、図1から図18を参照しつつ、図19を用いて、本実施形態の表示体1の構成を説明する。なお、図19は、本実施形態における表示体1の概略構成を示す図である。また、図19(b)は、図19(a)のB線矢視図であり、図19(c)及び(d)は、図19(b)のC線矢視図である。同様に、図19(a)及び(e)は、図19(b)のA線矢視図である。
図19中に示すように、本実施形態の表示体1は、表示面4と、透明構造体6を備えている。なお、以下の説明では、上述した第五実施形態と同様の構成については、記載を省略する場合がある。
表示面4は、反射型表示面であり、画素を構成する複数の画素要素22を配列して形成されている。
画素要素22は、カラー画像のサブピクセルであり、複数の画素要素22は、赤色画素要素22Rと、緑色画素要素22Gと、青色画素要素22Bと、白色画素要素22Wから形成されている。なお、図19中では、赤色画素要素22Rを示す領域に符号「r」を付し、緑色画素要素22Gを示す領域に符号「g」を付している。同様に、図19中では、青色画素要素22Bを示す領域に符号「b」を付し、白色画素要素22Wを示す領域に符号「w」を付している。
赤色画素要素22R、緑色画素要素22G、青色画素要素22B及び白色画素要素22Wは、表示面4と直交する方向から見て、規則的に配列されて正方形のブロックを形成している。このブロックは、各微小ミラー10が形成する格子状の領域内で形成されている。
本実施形態では、各微小ミラー10が、表示面4と直交する方向から見て、格子状に形成されているとともに、画素2二行二列分のピッチで配列されている。
また、各微小ミラー10が形成する格子状の領域内において形成されている正方形のブロックは、その左上に赤色画素要素22R、右上に緑色画素要素22G、左下に青色画素要素22B、右下に白色画素要素22Wが、それぞれ、規則的に配列されて形成されている。
また、微小ミラー10のピッチは、画素要素22のピッチの整数倍となっている。ここで、「画素要素のピッチ」とは、サブピクセルのピッチと同意義である。
その他の構成は、上述した第五実施形態と同様である。
(表示面4に表示された画像の見え方)
図19(a)及び図19(c)中に示すように、表示面4の右下方から、光源16が照射した赤色照射光14Rが入射した場合、赤色画素要素22Rのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射される。
また、図19(c)及び図19(e)中に示すように、表示面4の左下方から、光源16が照射した緑色照射光14Gが入射した場合、緑色画素要素22Gのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射される。
また、図19(a)及び図19(d)中に示すように、表示面4の右上方から、光源16が照射した青色照射光14Bが入射した場合、青色画素要素22Bのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射される。
また、図19(d)及び図19(e)中に示すように、表示面4の左上方から、光源16が照射した白色照射光14Wが入射した場合、白色画素要素22Wのみが直接光及び微小ミラー10における1回の反射光で照射される。
したがって、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者からは、赤色画素要素22Rからなる赤色のモノクロ画像(モノクロ表示)と、緑色画素要素22Gからなる緑色のモノクロ画像(モノクロ表示)と、青色画素要素22Bからなる青色のモノクロ画像(モノクロ表示)と、白色画素要素22Wからなる白色のモノクロ画像(モノクロ表示)から構成されるカラー画像が観察される。
(表示体1への光の照射方法)
本実施形態における表示体1への光の照射方法は、図20中に示すように、表示面4の右下方から赤色照射光14R、左下方から緑色照射光14Gを入射させて行う。さらに、表示面4の右上方から青色照射光14B、左上方から白色照射光14Wを入射させて行う。なお、図20は、表示体1への光の照射方法を示す図である。
ここで、表示体1への、赤色照射光14R、緑色照射光14G、青色照射光14B及び白色照射光14Wの入射は、同時に行う。
(作用)
以下、図1から図20を参照して、本実施形態の作用について記載する。
本実施形態の表示体1では、表示面4の正面、すなわち、表示面4と直交する方向から表示面4を観察する観察者に、赤色、緑色、青色及び白色から構成される、カラー画像を見せることが可能となる。
(第五実施形態の効果)
以下、本実施形態の効果を記載する。
(1)本実施形態の表示体1は、透明構造体6及び微小ミラー10が、共に、平面で構成されているため、曲面を作製する場合と比較して、高い面精度を容易に得ることが可能となるため、高精度の作製が容易となる。
(変形例)
以下、本実施形態の変形例を列挙する。
(1)本実施形態の表示体1では、正方形のブロックを、ブロックの左上に配置した赤色画素要素22Rと、ブロックの右上に配置した緑色画素要素22Gと、ブロックの左下に配置した青色画素要素22Bと、ブロックの右下に配置した白色画素要素22Wから形成したが、これに限定するものではない。すなわち、例えば、赤色画素要素22Rをブロックの右上に配置し、緑色画素要素22Gをブロックの左上に配置し、青色画素要素22Bをブロックの右下に配置し、白色画素要素22Wをブロックの左下に配置してもよい。
(2)本実施形態の表示体1では、正方形のブロックを、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、白色(W)から形成、すなわち、「RGBW」から形成したが、これに限定するものではない。すなわち、正方形のブロックを、例えば、「RRGB」、「RGGB」、「RGBB」、「RGCM」、「GBMY」、「BRYC」、「RCMY」、「CMYW」等から形成してもよい。ここで、上記の「C」はシアン、「M」はマゼンタ、「Y」はイエローである。
(実施例)
図1から図20を参照して、上述した各実施形態にて示した表示体1を製造し、その構成の評価を行った結果について説明する。
(第一実施例)
上述した第一実施形態と同様の構成を有する表示体1を、以下の手順で作製した。
まず、表示面4として、紙に印刷したポスターを用いた。
そして、第一画像と第二画像を交互に表示し、画素2間のピッチを2[mm]とした。
次に、微小ミラー10として、Alを透明直方体12の両側面に100[nm]真空蒸着したものを用いた。
一方、透明直方体12として、アクリルの直方体を射出成型によって形成した。
ここで、透明直方体12は、幅を4[mm]、厚さを4[mm]、屈折率を1.5とした。
そして、透明直方体12を、ポスター(表示面4)の表面に位置合せしながら、透明な両面テープで固定し、微小ミラー10付きの透明構造体6を形成した。
上記のように作製した表示体1の正面から、図3中に示すように光を照射した場合、観察者からは、右側α’=42[°]方向から見て、第一画像のみが観察され、左側α’=42[°]方向から見て、第二画像のみが観察された。そして、観察者からは、正面から見ると、第一画像と第二画像を合成した画像が観察された。
(第二実施例)
微小ミラー10を金属ミラーとせずに空気ミラーとした点以外は、上述した第一実施例と同様の方法を用いて、表示体1を作製した。
そして、作製した表示体1の正面から光を照射した場合、上述した第一実施例と同様、観察者からは、右側α’=42[°]方向から見て、第一画像のみが観察され、左側α’=42[°]方向から見て、第二画像のみが観察された。また、上述した第一実施例と同様、観察者からは、正面から見ると、第一画像と第二画像を合成した画像が観察された。
(第三実施例)
上述した第二実施形態と同様の構成を有する表示体1を、以下の手順で作製した。
まず、表示面4としては、有機ELディスプレイを用いた。
そして、第一画像と第二画像を交互に表示し、画素2間のピッチを0.5[mm]とした。
一方、透明直方体12として、アクリルの直方体を射出成型によって形成した。
ここで、透明直方体12は、幅を23[mm]、厚さを0.98[mm]、屈折率を1.5とした。
また、表示面4である有機ELディスプレイの表面には、二画素ごとに、幅20[μm]、高さ20[μm]のスペーサ18を形成した。そして、透明直方体12を、スペーサ18間に立てて並べ、微小ミラー10付きの透明構造体6を形成した。
上記のように作製した表示体1を、正面から1[m]離れて両眼で観察した場合、観察者からは、右目で第一画像が見え、左目で第二画像が観察者された。したがって、第一画像として右目用画像を表示し、第二画像として左目用画像を表示することにより、観察者に立体画像を観測させることが可能となった。
(第四実施例)
上述した第三実施形態と同様の構成を有する表示体1を、以下の手順で作製した。
まず、表示面4としては、紙に印刷したポスターを用いた。
そして、第一画像と第二画像を交互に表示し、画素2間のピッチを2[mm]とした。
次に、微小ミラー10として、Alを透明直方体12の両側面に100[nm]真空蒸着したものを用いた。
一方、透明直方体12として、アクリルの直方体を射出成型によって形成した。
ここで、透明直方体12は、幅を4[mm]、厚さを4[mm]、屈折率を1.5とした。
そして、透明直方体12を、ポスター(表示面4)の表面に位置合せしながら、透明な両面テープで固定し、微小ミラー10付きの透明構造体6を形成した。
上記のように作製した表示体1に対し、図11中に示すように、右側α’=42[°]方向から光を照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、第一画像のみが観察された。一方、左側α’=42[°]方向から光を照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、第二画像のみが観察された。
(第五実施例)
上述した第四実施形態と同様の構成を有する表示体1を、以下の手順で作製した。
まず、表示面4としては、紙に印刷したポスターを用いた。
そして、第一画像、第二画像、第三画像、第四画像を、それぞれ、正方形をなす四画素単位で表示し、画素2間のピッチを2[mm]とした。
次に、微小ミラー10として、Alを透明直方体12の両側面に100[nm]真空蒸着したものを用いた。
一方、図13中に示すような透明直方体12として、アクリルの直方体を射出成型によって形成した。
ここで、透明直方体12は、幅を4[mm]、厚さを3[mm]、屈折率を1.5とした。
そして、透明直方体12を、ポスター(表示面4)の表面に位置合せしながら、透明な両面テープで固定し、微小ミラー10付きの透明構造体6を形成した。
上記のように作製した表示体1に対し、図14中に示すように、右下α’=56[°]方向から光を照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、第一画像のみが観察された。また、左下α’=56[°]方向から光を照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、第二画像のみが観察された。さらに、右上α’=56[°]方向から光を照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、第三画像のみが観察された。また、左上α’=56[°]方向から光を照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、第四画像のみが観察された。
(第六実施例)
上述した第五実施形態と同様の構成を有する表示体1を、以下の手順で作製した。
まず、表示面4としては、電気泳動型の電子看板を用いた。
そして、赤色のモノクロ画像、緑色のモノクロ画像、青色のモノクロ画像、白色のモノクロ画像を、それぞれ形成するサブピクセルをモノクロ表示し、サブピクセル間のピッチを2[mm]とした。
次に、微小ミラー10として、Alを透明直方体12の四つの側面に100[nm]真空蒸着したものを用いた。
一方、図13中に示すような透明直方体12として、アクリルの直方体を射出成型によって形成した。
ここで、透明直方体12は、幅を4[mm]、厚さを3[mm]、屈折率を1.5とした。
そして、透明直方体12を、ポスター(表示面4)の表面に位置合せしながら、透明な両面テープで固定し、微小ミラー10付きの透明構造体6を形成した。
上記のように作製した表示体1に対し、図20中に示すように、右下α’=56[°]方向から赤色照射光14R、左下α’=56[°]方向から緑色照射光14G、右上α’=56[°]方向から青色照射光14B、左上α’=56[°]方向から白色照射光14Wを、全て、同時に照射した場合、観察者からは、表示体1の正面から見て、赤色、緑色、青色及び白色から構成される、カラー画像が観察された。
1 表示体
2 画素(第一画素2a、第二画素2b、右目用画素2R、左目用画素2L、第三画素2c、第四画素2d)
4 表示面
6 透明構造体
8 画素列(第一画素列8a、第二画素列8b、右目用画素列8R、左目用画素列8L)
10 微小ミラー
12 透明直方体
14 照射光
16 光源
18 スペーサ
20 突起
22 画素要素(赤色画素要素22R、緑色画素要素22G、青色画素要素22B、白色画素要素22W)
24 レンチキュラーレンズ
26 パララックスバリア
V 表示光
h 微小ミラー10の幅
E 観察者の目

Claims (11)

  1. 少なくとも情報を表示するための複数の画素または当該画素を構成する複数の画素要素を配列した表示面を有する表示体であって、
    前記表示面の面上に配置された透明構造体を備え、
    前記透明構造体は、前記表示面に沿って配列された複数の微小ミラーを有し、
    前記各微小ミラーは、隣り合う前記画素間またはその付近から突出するように配列され、且つ、隣り合う前記画素に面した両面で光反射性であるとともに前記表示面に接する部分から表示体の表面に至るまでの全面が光反射性であり、
    前記各微小ミラーのピッチは、前記画素のピッチまたは前記画素要素のピッチの整数倍であることを特徴とする表示体。
  2. 前記各微小ミラーは、金属ミラーであることを特徴とする請求項1に記載した表示体。
  3. 前記各微小ミラーは、前記透明構造体内部への入射光を透明構造体と空気との界面で反射する空気ミラーであることを特徴とする請求項1に記載した表示体。
  4. 前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て線状に形成され、且つ前記画素二列分のピッチで配列され、
    複数の第一画素により形成された第一画素列と複数の第二画素により形成された第二画素列が、前記各微小ミラーの配列方向に沿って交互に配置され、
    前記表示面と直交する方向に対して前記各微小ミラーの配列方向へ傾斜した第一方向から前記第一画素から放射された直接光及び第一画素から放射され前記微小ミラーで反射された1回反射光の両方からなる第一画像が観察され、前記表示面と直交する方向に対して前記第一方向と反対側へ傾斜した第二方向から前記第二画素から放射された直接光及び第二画素から放射され前記微小ミラーで反射された1回反射光の両方からなる第二画像が観察されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した表示体。
  5. 前記表示面は、反射型表示面であり、
    前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て線状に形成され、且つ前記画素二列分のピッチで配列され、
    複数の第一画素により形成された第一画素列と複数の第二画素により形成された第二画素列が、前記各微小ミラーの配列方向に沿って交互に配置され、
    前記表示面と直交する方向に対して前記各微小ミラーの配列方向へ傾斜した第一方向から表示面へ光が入射した場合に、前記第一画素からなる第一画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向に対して前記第一方向と反対側へ傾斜した第二方向から表示面へ光が入射した場合に、前記第二画素からなる第二画像が前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した表示体。
  6. 前記表示面は、反射型表示面であり、
    前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て格子状に形成され、且つ前記画素二行二列分のピッチで配列され、
    前記各微小ミラーが形成する格子状の領域内において、第一画素、第二画素、第三画素及び第四画素が、前記表示面と直交する方向から見て規則的に配置され、
    前記表示面と直交する方向よりも右下方から表示面へ光が入射した場合に、前記第一画素からなる第一画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向よりも左下方から表示面へ光が入射した場合に、前記第二画素からなる第二画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向よりも右上方から表示面へ光が入射した場合に、前記第三画素からなる第三画像が前記表示面と直交する方向から観察され、前記表示面と直交する方向よりも左上方から表示面へ光が入射した場合に、前記第四画素からなる第四画像が前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した表示体。
  7. 前記表示面は、反射型表示面であり、
    前記各微小ミラーは、前記表示面と直交する方向から見て格子状に形成され、且つ前記画素二行二列分のピッチで配列され、
    前記各微小ミラーが形成する格子状の領域内において、色の異なる複数の前記画素要素が、前記表示面と直交する方向から見て規則的に配置され、
    前記表示面と直交する方向よりも右下方、左下方、右上方及び左上方から表示面へ前記画素要素に応じた色の光がそれぞれ入射した場合に、色の異なる複数の前記画素要素をモノクロ表示した複数色のモノクロ画像からなるカラー画像が、前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載した表示体。
  8. 前記各微小ミラーが形成する格子状の領域内において、赤色のモノクロ画像をモノクロ表示する赤色画素要素、緑色のモノクロ画像をモノクロ表示する緑色画素要素、青色のモノクロ画像をモノクロ表示する青色画素要素、白色のモノクロ画像をモノクロ表示する白色画素要素が、前記表示面と直交する方向から見て規則的に配置され、
    前記表示面と直交する方向よりも右下方から表示面へ赤色の照射光が入射し、前記表示面と直交する方向よりも左下方から表示面へ緑色の照射光が入射し、前記表示面と直交する方向よりも右上方から表示面へ青色の照射光が入射し、前記表示面と直交する方向よりも左上方から表示面へ白色の照射光が入射した場合に、前記赤色のモノクロ画像、前記緑色のモノクロ画像、前記青色のモノクロ画像及び前記白色のモノクロ画像からなるカラー画像が、前記表示面と直交する方向から観察されることを特徴とする請求項に記載した表示体。
  9. 前記各微小ミラーは、隣り合う前記画素間またはその付近から垂直に突出していることを特徴とする請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載した表示体。
  10. 前記各微小ミラーは、隣り合う前記画素間またはその付近から前記表示面と直交する方向から傾斜して突出していることを特徴とする請求項1から請求項のうちいずれか1項に記載した表示体。
  11. 前記透明構造体は、複数の直方体を並べて形成され、
    前記各微小ミラーは、前記各直方体の前記表示面と直交する2つの側の全面に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載した表示体。
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