JP5532982B2 - ストレージ装置、ストレージ装置のコントローラおよびストレージ装置の記憶領域割当方法 - Google Patents
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Description
図2は、実施例2に係るRAID装置2の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、RAID装置2は、RAIDコントローラ20、30およびストレージディスク、所謂ストレージとして機能するディスクDを有する。RAIDコントローラ20、30は、それぞれディスクDと接続する。なお、RAID装置2は、2台のRAIDコントローラを持つ小規模なRAID装置を例に示すが、4台の中規模のRAID装置、8台の大規模のRAID装置も同様である。
次に、実施例2に係る記憶領域割当の処理手順を、図6を参照して説明する。図6は、実施例2に係る記憶領域割当の処理手順を示すフローチャートである。なお、仮想ボリューム制御部211は、ホストコンピュータ9から新規データの書き込み要求を検出したものとする。
上記実施例2によれば、RAID装置2は、RAIDグループGに割り当てられた記憶領域の容量をRAIDグループG毎に管理するリストテーブル214bを有するようにした。そして、RAID装置2のRAIDグループ決定部213aは、リストテーブル214bによって管理されたRAIDグループG毎の容量のうち他のRAIDグループGより小さい容量のRAIDグループGを選択する。そして、RAIDグループ決定部213aは、選択したRAIDグループG内の全てのディスクDが正常であるRAIDグループGを決定するようにした。さらに、記憶領域割当部213bは、新規データのデータサイズに応じて、RAIDグループ決定部213aによって決定されたRAIDグループG内に存在するディスクDの記憶領域を仮想ボリューム212に割り当てる。
図7は、実施例3に係るRAID装置3の構成を示す機能ブロック図である。なお、図2に示すRAID装置2と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。実施例2と実施例3とが異なるところは、RAID制御部215に障害ディスク検出部215aを追加し、リビルド制御部216に復元先RAIDグループ決定部216aおよびデータ復元部216bを追加した点にある。さらに、記憶部214にRAIDグループ復元管理テーブル214cを追加した点にある。
次に、実施例3に係るデータ復元の処理手順を、図10を参照して説明する。図10は、実施例3に係るデータ復元の処理手順を示すフローチャートである。なお、RAID装置3では、運用中にRAIDグループG0のディスクD12が故障したものとする。
上記実施例3によれば、復元先RAIDグループ決定部216aは、ディスクDに障害が発生した場合に、障害が発生したディスクDが所属するグループGを障害グループとする。そして、復元先RAIDグループ決定部216aは、この障害グループ内のディスクDに記憶されたデータの復元先を、当該障害グループ以外のRAIDグループGに決定するようにした。そして、データ復元部216bは、復元先RAIDグループ決定部216aによって決定されたRAIDグループGに、障害グループ内のディスクDに記憶されたデータを復元するようにした。
図11は、実施例4に係るRAID装置4の構成を示す機能ブロック図である。なお、図7に示すRAID装置3と同一の構成については同一符号を示すことで、その重複する構成及び動作の説明については省略する。実施例3と実施例4とが異なるところは、RAID制御部215に障害ディスク復元検出部215bを追加した点にある。
次に、実施例4に係るデータ再復元の処理手順を、図13を参照して説明する。図13は、実施例4に係るデータ再復元の処理手順を示すフローチャートである。なお、RAID装置4では、運用中にRAIDグループG0のディスクD12が故障し、RAIDグループG0内のデータをRAIDグループG0以外のRAIDグループに復元したものとする。
上記実施例4によれば、復元先RAIDグループ決定部216aは、ディスクDに障害が発生した場合に、障害が発生したディスクDが所属するグループGを障害グループとする。そして、復元先RAIDグループ決定部216aは、この障害グループ内のディスクDに記憶されたデータの復元先を、当該障害グループ以外のRAIDグループGに決定する。そして、データ復元部216bは、復元先RAIDグループ決定部216aによって決定されたRAIDグループGに、障害グループ内のディスクDに記憶されたデータを復元する。さらに、データ復元部216bは、障害グループが復旧した場合に、障害グループを復旧グループとして、当該復旧グループに、障害グループ内のディスクDに記憶されていたデータを再度復元するようにした。
なお、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、仮想ボリューム制御部211とシンプロビジョニング制御部213とを1つの部として統合しても良い。一方、実施例4に係るRAID装置4において、復元先RAIDグループ決定部216aを、復元先のRAIDグループを決定する復元先RAIDグループ決定部と、再復元先のRAIDグループを決定する再復元先RAIDグループ決定部とに分散しても良い。この場合、データ復元部216bを、復元先にデータを復元するデータ復元部と、再復元先にデータを復元するデータ再復元部とに分散しても良い。また、記憶部214をRAID装置2〜4の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしても良い。
アクセス対象となる仮想ボリュームに対する新規データの書き込み要求を検出すると、複数の物理媒体で構成する複数のストレージグループのうち、障害が発生した物理媒体を含むストレージグループ以外のストレージグループを、記憶領域を割り当てるグループとして決定するストレージグループ決定部と、
前記新規データのデータサイズに応じて、前記ストレージグループ決定部によって決定されたストレージグループ内に存在する物理媒体の記憶領域を前記仮想ボリュームに割り当てる記憶領域割当部と
を有することを特徴とするストレージ装置。
前記ストレージグループに割り当てられた記憶領域の容量を前記ストレージグループ毎に管理する記憶領域容量管理部を有し、
前記記憶領域容量管理部によって管理されたストレージグループ毎の容量のうち他のストレージグループより小さい容量のストレージグループであって当該ストレージグループ内の全ての物理媒体が正常であるストレージグループを決定することを特徴とする付記1に記載のストレージ装置。
前記復元先グループ決定部によって決定されたストレージグループに、前記障害グループ内の物理媒体に記憶されたデータを復元するデータ復元部とを有することを特徴とする付記1または付記2に記載のストレージ装置。
前記障害グループが復旧した場合に、前記障害グループを復旧グループとして、当該復旧グループに、前記障害グループ内の物理媒体に記憶されていたデータを再度復元することを特徴とする付記3に記載のストレージ装置。
前記新規データのデータサイズに応じて、前記ストレージグループ決定部によって決定されたストレージグループ内に存在する物理媒体の記憶領域を前記仮想ボリュームに割り当てる記憶領域割当部と
を有することを特徴とするストレージ装置のコントローラ。
前記新規データのデータサイズに応じて、前記ストレージグループ決定ステップによって決定されたストレージグループ内に存在する物理媒体の記憶領域を前記仮想ボリュームに割り当てる記憶領域割当ステップと
を含むことを特徴とするストレージ装置の記憶領域割当方法。
2、3、4 RAID装置
9 ホストコンピュータ
11 ストレージグループ決定部
12 記憶領域割当部
212 仮想ボリューム
20、30 RAIDコントローラ
210 制御部
211 仮想ボリューム制御部
213 シンプロビジョニング制御部
213a RAIDグループ決定部
213b 記憶領域割当部
214 記憶部
214a RAID管理テーブル
214b リストテーブル
214c RAIDグループ復元管理テーブル
215 RAID制御部
215a 障害ディスク検出部
215b 障害ディスク復元検出部
216 リビルド制御部
216a 復元先RAIDグループ決定部
216b データ復元部
Claims (5)
- データを記憶する記憶領域を備えた複数の物理媒体と、
アクセス対象となる仮想ボリュームに対する新規データの書き込み要求を検出すると、複数の物理媒体で構成する複数のストレージグループのうち、障害が発生した物理媒体を含むストレージグループ以外のストレージグループであって、前記仮想ボリュームに割り当て済みの容量が他のストレージグループよりも小さいストレージグループを、記憶領域を割り当てるグループとして決定するストレージグループ決定部と、
前記新規データのデータサイズに応じて、前記ストレージグループ決定部によって決定されたストレージグループ内に存在する物理媒体の記憶領域を前記仮想ボリュームに割り当てる記憶領域割当部と
を有することを特徴とするストレージ装置。 - 前記物理媒体に障害が発生した場合に、障害が発生した物理媒体を含むストレージグループを障害グループとして、当該障害グループ内の物理媒体に記憶されたデータの復元先を、前記障害グループ以外のストレージグループに決定する復元先グループ決定部と、
前記復元先グループ決定部によって決定されたストレージグループに、前記障害グループ内の物理媒体に記憶されたデータを復元するデータ復元部とを有することを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。 - 前記データ復元部は、
前記障害グループが復旧した場合に、前記障害グループを復旧グループとして、当該復旧グループに、前記障害グループ内の物理媒体に記憶されていたデータを再度復元することを特徴とする請求項2に記載のストレージ装置。 - アクセス対象となる仮想ボリュームに対する新規データの書き込み要求を検出すると、複数の物理媒体で構成する複数のストレージグループのうち、障害が発生した物理媒体を含むストレージグループ以外のストレージグループであって、前記仮想ボリュームに割り当て済みの容量が他のストレージグループよりも小さいストレージグループを、記憶領域を割り当てるグループとして決定するストレージグループ決定部と、
前記新規データのデータサイズに応じて、前記ストレージグループ決定部によって決定されたストレージグループ内に存在する物理媒体の記憶領域を前記仮想ボリュームに割り当てる記憶領域割当部と
を有することを特徴とするストレージ装置のコントローラ。 - アクセス対象となる仮想ボリュームに対する新規データの書き込み要求を検出すると、複数の物理媒体で構成する複数のストレージグループのうち、障害が発生した物理媒体を含むストレージグループ以外のストレージグループであって、前記仮想ボリュームに割り当て済みの容量が他のストレージグループよりも小さいストレージグループを、記憶領域を割り当てるグループとして決定するストレージグループ決定ステップと、
前記新規データのデータサイズに応じて、前記ストレージグループ決定ステップによって決定されたストレージグループ内に存在する物理媒体の記憶領域を前記仮想ボリュームに割り当てる記憶領域割当ステップと
を含むことを特徴とするストレージ装置の記憶領域割当方法。
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