JP5516251B2 - ソフトウェア導入状況管理装置、ソフトウェア導入状況管理方法およびプログラム - Google Patents

ソフトウェア導入状況管理装置、ソフトウェア導入状況管理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明はソフトウェア導入状況管理装置、ソフトウェア導入状況管理方法およびプログラムに関し、特に複雑な検索条件に対して効率的な検索を可能とするソフトウェア導入状況管理装置等に関する。
業務で日常的に使用されるパーソナルコンピュータに導入されているソフトウェアも、企業にとっては重要な「資産」である。特に、ネットワークに接続されて使用されるコンピュータは、そのセキュリティが重要視される。このため、企業内のネットワークでは共通のセキュリティポリシーが策定され、ネットワークに接続される全てのコンピュータはこのセキュリティポリシーに定められた条件を満たすことが求められる。
企業内でネットワークに接続されて使用されるコンピュータは、ハードウェアおよびソフトウェアにおける「標準的な構成」が決められ、多くの場合はそこで定められた通りのソフトウェアが導入(インストール)される。しかしながら、業務の内容や使用者の好みに応じて、標準とは異なるソフトウェアが導入される場合もある。また、同じソフトウェアの同じバージョンを導入しているコンピュータであっても、セキュリティ上の問題点(セキュリティホール)修正などのためのパッチ(修正プログラム)が全て正しく導入されているとは限らない。
そのため、セキュリティポリシーに基づくコンピュータ資産管理では、各々のコンピュータごとに、導入されているソフトウェアやパッチについて正確に把握できる装置もしくは方法などが必要とされている。多くの場合、各々のコンピュータにおけるソフトウェアの導入状況について収集してこれを1つのコンピュータに集約してデータベース化し、ユーザ(ネットワーク管理者)がこの情報を検索して利用できるようにしている。
このようなコンピュータを、ここでは特にソフトウェア導入状況管理装置という。ソフトウェア導入状況管理装置は、特に「パッチ未適用」や「禁止ソフトウェアの導入」などのようなセキュリティ上の禁止事項について、容易に検出できるものでなければならない。
これに関連する技術文献として、以下の各々がある。その中でも特許文献1には、バイナリデータによってソフトウェアの導入状況を管理して、脆弱性のあるソフトウェアを検出するという技術が記載されている。特許文献2には、マトリックス形式でソフトウェアの機能を管理し、このソフトウェアの変更に伴う影響を確認するという技術が記載されている。
特開2005−038428号公報 特開2008−123432号公報
ソフトウェア導入状況管理装置から、その管理対象である各コンピュータ(以後「管理対象装置」という)のソフトウェア導入状況を検索しようとする場合の検索条件は、単に「特定のソフトウェアが導入されている」コンピュータについて検索するなどのような簡単な検索条件では済まされないことが多い。
セキュリティポリシーでは、たとえば「特定のアプリケーション」がインストールされているだけではなく、その「特定のアプリケーション」に対して「特定のパッチ」が導入されていることが必須とされることが普通である。さらに、1つのアプリケーションに対して数種類ものパッチが必要とされる場合も多くある。
このような検索を、通常のデータベースに対して行おうとすると、複雑な検索条件をSQLクエリとして実行させることになるので、検索効率が良好ではないという問題がある。セキュリティポリシーは近年ますます複雑化する傾向があるので、この検索効率を向上させることが望まれている。
しかしながら、前述した特許文献1および2では、この問題を解決していない。特許文献1に記載の技術では、1種類のソフトウェアについての導入状況しか管理できない。また、特許文献2に記載の技術では、ソフトウェアの「機能」についての管理のみで、複数種類のソフトウェアの組み合わせについて管理するものではない。
本発明の目的は、ソフトウェアの導入状況についての複雑な検索条件、特に複数種類のソフトウェアの組み合わせに対して、該当する管理対象装置を効率的に検索することを可能とするソフトウェア導入状況管理装置、ソフトウェア導入状況管理方法およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア導入状況管理装置は、内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置であって、管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報として受信するソフトウェア情報受信部と、ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成すると共に結合後ソフトウェア一覧情報と管理対象装置ごとのソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を作成するソフトウェア情報結合部と、結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報から各々の管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスを作成するソフトウェア情報管理部と、ユーザからの命令に従ってソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置を検索してその検索結果を外部に向けて出力するソフトウェア情報検索部とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア導入状況管理方法は、内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置にあって、管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報としてソフトウェア情報受信部が受信し、ソフトウェア一覧情報をソフトウェア情報結合部が結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成し、結合後ソフトウェア一覧情報と管理対象装置ごとのソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報をソフトウェア情報結合部が作成し、結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報から各々の管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスをソフトウェア情報管理部が作成し、ユーザからの命令に従ってソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置をソフトウェア情報検索部が検索し、その検索結果をソフトウェア情報検索部が外部に向けて出力することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るソフトウェア導入状況管理プログラムは、内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置にあって、ソフトウェア導入状況管理装置が備えているコンピュータに、管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報として受信する手順、ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成する手順、結合後ソフトウェア一覧情報と管理対象装置ごとのソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を作成する手順、結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報から各々の管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスを作成する手順、ユーザからの命令に従ってソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置を検索する手順、およびその検索結果を外部に向けて出力する手順を実行させることを特徴とする。
本発明は、上述したように管理対象装置とソフトウェア一覧との間の対応を2値データを要素とするマトリクス形式とするように構成したので、複雑な検索条件に対しても飛躍的に検索効率を向上させることが可能となる。これによって、ソフトウェアの導入状況についての複雑な検索条件、特に複数種類のソフトウェアの組み合わせに対して、該当する管理対象装置を効率的に検索することが可能であるという、優れた特徴を持つソフトウェア導入状況管理装置、ソフトウェア導入状況管理方法およびプログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア管理システムの構成について示す説明図である。 図1で示した管理対象装置の動作について示すフローチャートである。 図1に示したソフトウェア一覧のデータ内容の一例を示す説明図である。 図1で示したソフトウェア管理装置のソフトウェア導入情報マトリクス作成に関する動作について示すフローチャートである。 図1に示した結合後ソフトウェア一覧のデータ内容の一例を示す説明図である。 図1に示したソフトウェアマッピング一覧のデータ内容の一例を示す説明図である。 図1に示したソフトウェア導入情報マトリクスのデータ内容の一例を示す説明図である。 図7で示したソフトウェア導入情報マトリクスに対して、ソフトウェア情報検索部が行う管理対象装置の検索の例を示す説明図である。 図9は、ソフトウェア情報検索部が行う管理対象装置の検索の動作を表すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るソフトウェア管理システムの構成を示す説明図である。 図10で示したマスクデータ、結合後ソフトウェア一覧およびソフトウェア導入情報マトリクスの例について示す説明図である。 図11に示したソフトウェア導入情報マトリクスとマスクデータとの間の論理積によって求められる論理積マトリクスについて示す説明図である。 図10で示したソフトウェア情報検索部が行う管理対象装置の検索の動作を表すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るソフトウェア管理システムの構成を示す説明図である。 図14に示したソフトウェアマッピング一覧のデータ内容の一例を示す説明図である。図15(a)は初期状態のソフトウェアマッピング一覧を示し、図15(b)は、特定のソフトウェアについて無効フラグが「1」になった状態を示す。 図14に示したソフトウェア管理装置のソフトウェア導入情報マトリクス作成に関する動作について示すフローチャートである。 図16のステップS706およびステップS710に示した、ソフトウェア導入情報マトリクスの行を削除もしくは追加される動作について示す説明図である。図17(a)は特定のソフトウェアIDの行で値が全て「0」になった状態、図17(b)はこれに対応して行われたステップS706の動作によって特定のソフトウェアIDの行が削除された状態を、図17(c)はそのソフトウェアが再インストールされたのに対応して行われたステップS710の動作によって特定のソフトウェアIDの行が追加された状態を各々示す。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係るソフトウェア管理装置10は、内部ネットワーク30を介して単数または複数の管理対象装置20と相互に接続され、管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置である。このソフトウェア管理装置10は、管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報(ソフトウェア一覧211)として受信するソフトウェア情報受信部101と、ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報(結合後ソフトウェア一覧112)を作成すると共に結合後ソフトウェア一覧情報と管理対象装置ごとのソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報(ソフトウェアマッピング一覧111)を作成するソフトウェア情報結合部102と、結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報から各々の管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクス113を作成するソフトウェア情報管理部103と、ユーザからの命令に従ってソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置を検索してその検索結果を外部に向けて出力するソフトウェア情報検索部104とを有する。
また、ソフトウェア情報受信部101が、管理対象装置の各々から導入されたソフトウェアに対して行われた変更内容を示すソフトウェア変更情報212を受信する機能を有すると共に、ソフトウェア情報結合部102が、ソフトウェア変更情報に示された変更内容に応じて結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報を更新する機能を有し、さらにソフトウェア情報管理部103が、結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報の更新に伴ってソフトウェア導入情報マトリクスを更新する機能を有する。
この構成を備えることにより、ソフトウェア管理装置10は複雑な検索条件に対しても該当する管理対象装置を効率的に検索することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るソフトウェア管理システム1の構成について示す説明図である。ソフトウェア管理システム1は、ソフトウェア管理装置10と、単数または複数の管理対象装置20a、20b、…、20n(以後これらを総称して管理対象装置20という)とがネットワーク30を介して相互に接続されて構成される。
ソフトウェア管理装置10は、一般的なコンピュータ装置としての構成を備える。即ち、ソフトウェア管理装置10は、コンピュータプログラムを実行する主体となる主演算制御手段(CPU: Central Processing Unit)11と、データを記憶する記憶手段12と、他のコンピュータ装置との間でデータ通信を行う通信手段13と、ユーザからの操作を受け付け、またユーザに処理結果を提示する入出力手段14とを備える。
管理対象装置20も一般的なコンピュータ装置としての構成を備える。即ち、管理対象装置20は、主演算制御手段21と、記憶手段22と、通信手段23とを備える。これら各機能手段の機能は、ソフトウェア管理装置10の同名の機能手段と各々同一である。
ソフトウェア管理装置10の主演算制御手段11では、ソフトウェア情報受信部101、ソフトウェア情報結合部102、ソフトウェア情報管理部103、およびソフトウェア情報検索部104が、各々コンピュータプログラムとして後述するそれぞれの機能を実行されるように構成されている。ソフトウェア管理装置10の記憶手段12には、ソフトウェアマッピング一覧111、結合後ソフトウェア一覧112、ソフトウェア導入情報マトリクス113の各々が記憶される。これらについても後述する。
各々の管理対象装置20の主演算制御手段21では、ソフトウェア情報収集部201、ソフトウェア変更情報生成部202、およびソフトウェア情報送信部203が、各々コンピュータプログラムとして後述するそれぞれの機能を実行されるように構成されている。管理対象装置20の記憶手段22には、ソフトウェア一覧211、ソフトウェア変更情報212の各々が記憶される。これらについても後述する。
まず、各々の管理対象装置20で、ソフトウェア情報収集部201は自らにインストールされている他のソフトウェアについての情報を収集して、ソフトウェア一覧211を作成する。ソフトウェア変更情報生成部202は、ソフトウェア一覧211と現時点で収集したソフトウェアについての情報との相違点であるソフトウェア変更情報212を作成する。ソフトウェア情報送信部203は、作成されたソフトウェア一覧211もしくはソフトウェア変更情報212を、ソフトウェア管理装置10に送信する。
ソフトウェア管理装置10では、ソフトウェア情報受信部101が管理対象装置20からソフトウェア一覧211およびソフトウェア変更情報212を受信する。ソフトウェア情報結合部102は、各々の管理対象装置20から受信したソフトウェア一覧211をOS別に結合して、結合後ソフトウェア一覧112を作成すると共に、各々の管理対象装置20のソフトウェア一覧211と結合後ソフトウェア一覧112の各々のソフトウェアを関連づけるデータであるソフトウェアマッピング一覧111を作成する。また、ソフトウェア変更情報212の内容に応じて、結合後ソフトウェア一覧112およびソフトウェアマッピング一覧111を更新する機能も持つ。
ソフトウェア情報管理部103は、ソフトウェアマッピング一覧111および結合後ソフトウェア一覧112から、ソフトウェア導入情報マトリクス113を作成および更新する。ソフトウェア情報検索部104は、ソフトウェア導入情報マトリクス113を参照して、各々の管理対象装置20に導入されているソフトウェアを検索する。
(管理対象装置での動作)
図2は、図1で示した管理対象装置20の動作について示すフローチャートである。まず、各々の管理対象装置20で、ソフトウェア情報収集部201が自らにインストールされている他のソフトウェアについての情報を収集して(ステップS301)、そこからソフトウェア一覧211を作成する(ステップS302)。これに続いてソフトウェア情報送信部203が、ソフトウェア一覧211が初めて作成されたものか否かを判断し(ステップS303)、初めて作成されたものであればこれをソフトウェア管理装置10に送信して(ステップS304)処理を終了する。
ステップS303で、ソフトウェア一覧211が初めて作成されたものでなければ、ソフトウェア変更情報生成部202が、ステップS301で収集したソフトウェア情報とソフトウェア一覧211との違いを判断し、ソフトウェア変更情報212を作成する(ステップS305)。そして、ソフトウェア情報送信部203がこれをソフトウェア管理装置10に送信して(ステップS306)処理を終了する。
図3は、図1に示したソフトウェア一覧211のデータ内容の一例を示す説明図である。ソフトウェア一覧211は、管理対象装置20にインストールされている各々のソフトウェアに対して一意に与えられるソフトウェアID211aと、これに対応するソフトウェア名211bとの対応関係を示すものである。
ソフトウェア変更情報212も、ソフトウェア一覧211とデータ形式は同一であり、ただ変更(インストール/アンインストール/バージョンアップなど)されたソフトウェアについてのみ、ソフトウェアID211aとソフトウェア名211bとを示すものである。
図3に示した例では、管理対象装置20には全部でNa種類のソフトウェアがインストールされていて(Naは2以上の自然数)、ソフトウェア一覧211はそれらの各々に1〜NaのソフトウェアID211aと、SW01〜SWNaのソフトウェア名211bで対応関係を示している。
(ソフトウェア導入情報マトリクス作成に関する動作)
図4は、図1で示したソフトウェア管理装置10のソフトウェア導入情報マトリクス113作成に関する動作について示すフローチャートである。ソフトウェア管理装置10では、まずソフトウェア情報受信部101が管理対象装置20からソフトウェア一覧211およびソフトウェア変更情報212を受信し(ステップS401)、ソフトウェア情報結合部102が各々の管理対象装置20から受信したソフトウェア一覧211およびソフトウェア変更情報212のデータを、同一のOSを持つ管理対象装置20ごとに結合して、結合後ソフトウェア一覧112を作成もしくは更新する(ステップS402)。
ソフトウェア情報結合部102はこれに続いて、結合後ソフトウェア一覧112を基にしてソフトウェアマッピング一覧111を作成もしくは更新する(ステップS403)。最後に、受信したソフトウェア一覧211を基にして、ソフトウェア情報管理部103がソフトウェア導入情報マトリクス113を作成もしくは更新して(ステップS404)処理を終了する。
図5は、図1に示した結合後ソフトウェア一覧112のデータ内容の一例を示す説明図である。結合後ソフトウェア一覧112は、全ての管理対象装置20について、前述したソフトウェアID112aとソフトウェア名112bとの間で対応関係を示している。これらは全て、全ての管理対象装置20から受信したソフトウェア一覧211に含まれるソフトウェアについて示すものである。従って、ソフトウェアID112aとソフトウェア名112bのいずれについても、重複する内容は含まれない。
図6は、図1に示したソフトウェアマッピング一覧111のデータ内容の一例を示す説明図である。ソフトウェアマッピング一覧111は、各レコードに対して一意に与えられるマッピングID111aと、これに対応するデータである管理対象名111b、マッピング元ソフトウェアID111c、およびマッピング先ソフトウェアID111dを含む。
管理対象名111bは、ソフトウェア一覧211の送信元である管理対象装置20のマシン名もしくはIPアドレスなど、ソフトウェア管理システム1内で管理対象装置20を一意に示しうる名称である。マッピング元ソフトウェアID111cは、管理対象装置20のソフトウェア一覧211でのソフトウェアID211aである。マッピング先ソフトウェアID111dは、結合後ソフトウェア一覧112でのソフトウェアID112aである。
図6に示した例では、図1に示した管理対象装置20のうちの2台である管理対象装置20aおよび20nで、各々の管理対象名111bは「マシンA」「マシンN」である。そしてマッピング元ソフトウェアID111cおよびマッピング先ソフトウェアID111dは、マシンAの送信したソフトウェア一覧211のソフトウェアID211a=「1」〜「Na」が、結合後ソフトウェア一覧112ではソフトウェアID112a=「V1」〜「VNa」としてマッピングされていることを示している。同様に、マシンNの送信したソフトウェア一覧211のソフトウェアID211a=「1」〜「Nn」が、結合後ソフトウェア一覧112ではソフトウェアID112a=「V’1」〜「Vn」としてマッピングされていることを示している。
図7は、図1に示したソフトウェア導入情報マトリクス113のデータ内容の一例を示す説明図である。ソフトウェア導入情報マトリクス113は、ソフトウェアマッピング一覧111に示された各々のソフトウェアについて、各々の管理対象装置20に導入されているかいないかを示す2次元マトリクスである。より具体的には、このマトリクスの行はソフトウェアID112a、列は管理対象名111bである。そして各々の要素の値は、ソフトウェアID112aで示されるソフトウェアが管理対象名111bで示される管理対象装置20に導入されていれば「1」、いなければ「0」の値で示される。
図7に示した例では、図6にも示した「マシンA」「マシンN」の各々について、ソフトウェアID112a=「V1」のソフトウェアが、「マシンA」には導入されているが、「マシンN」には導入されていない。
(管理対象装置を検索する際の動作)
図8は、図7で示したソフトウェア導入情報マトリクス113に対して、ソフトウェア情報検索部104が行う管理対象装置20の検索の例を示す説明図である。図9は、ソフトウェア情報検索部104が行う管理対象装置20の検索の動作を表すフローチャートである。
ソフトウェア情報検索部104は、入出力手段14を介してユーザ(ソフトウェア管理者)から、特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置20について検索する命令を受けると、ソフトウェア導入情報マトリクス113から、そのソフトウェアに該当するソフトウェアID112aに対応する行を取得する(ステップS451)。
これで取得された行は、N台の管理対象装置20の各々に対して、Nビットのビット列として表現される。ソフトウェア情報検索部104は、このビット列に対して、数値が「1」であるビットに対応する管理対象名111bを取得し(ステップS452)、これを入出力手段14を介してユーザに提示する(ステップS453)。なお、検索命令の入力および検索結果の出力は、入出力手段14を介して行うものに限定されるものではなく、たとえばネットワーク30を介して接続された他のコンピュータを介して行うものであってもよい。
図8〜9に示した例では、ソフトウェア情報検索部104は、ソフトウェアID112a=「Vk」のソフトウェアが導入されている管理対象装置20について検索する。その結果として、管理対象名111b=「マシンA」および「マシンB」が、ビットの数値が「1」であるので、これらの「マシンA」および「マシンB」を検索結果として得る。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係るソフトウェア導入状況管理方法は、内部ネットワークに接続された単数または複数の管理対象装置20と相互に接続され、管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置10にあって、管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報としてソフトウェア情報受信部が受信し(図4・ステップS401)、ソフトウェア一覧情報をソフトウェア情報結合部が結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成し(図4・ステップS402)、結合後ソフトウェア一覧情報と管理対象装置ごとのソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報をソフトウェア情報結合部が作成し(図4・ステップS403)、結合後ソフトウェア一覧情報およびソフトウェアマッピング一覧情報から各々の管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスをソフトウェア情報管理部が作成し(図4・ステップS404)、ユーザからの命令に従ってソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置をソフトウェア情報検索部が検索し(図9・ステップS451〜452)、その検索結果をソフトウェア情報検索部が外部に向けて出力する(図9・ステップS453)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータであるソフトウェア導入状況管理装置10に実行させるようにしてもよい。本プログラムは、非一時的な記録媒体、例えば、DVD、CD、フラッシュメモリ等に記録されてもよい。その場合、本プログラムは、記録媒体からコンピュータによって読み出され、実行される。
この動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態では、コンピュータで最も容易に扱うことのできる2値データを要素とするソフトウェア導入情報マトリクスによって、管理対象装置ごとに導入されたソフトウェアの種類を行列データ化している。従って、複雑な検索条件に対しても短時間で容易に検索することが可能である。特に、ユーザ(ネットワーク管理者)が日常的な管理業務で頻繁に検索する「特定のアプリケーション」もしくは「特定のパッチ」が導入されている管理対象装置を検索するなどのような検索条件に対して、短時間で容易に検索できる環境を提供することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係るソフトウェア管理装置510は、第1の実施形態で説明した構成に加えて、ソフトウェア情報検索部504が、管理対象装置に対する管理ポリシーに応じて予め用意されたマスクデータ514とソフトウェア導入情報マトリクスとの間で論理積を行って算出した論理積マトリクス513から特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置を検索してその検索結果を出力する機能を有するように構成した。
この構成によっても、第1の実施形態の効果が得られることに加えて、検索条件をマスクデータとして予め設定しておくことにより、条件に適合する管理対象装置をさらに容易に検索することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係るソフトウェア管理システム501の構成を示す説明図である。ソフトウェア管理システム501は、ソフトウェア管理装置510と単数または複数の管理対象装置20とがネットワーク30を介して相互に接続されて構成される。管理対象装置20およびネットワーク30は、前述した第1の実施形態と同一である。
ソフトウェア管理装置510は、第1の実施形態のソフトウェア管理装置10と比べて、ハードウェア的には全く同一の構成を有する。そしてソフトウェア的にも、主演算制御手段11で動作するソフトウェア情報検索部104がソフトウェア情報検索部504に置換され、記憶手段12にマスクデータ514がさらに追加記憶され、ソフトウェア情報検索部504がソフトウェア導入情報マトリクス113とマスクデータ514から論理積マトリクス513を作成して記憶手段12上に記憶させるという点以外は、第1の実施形態のソフトウェア管理装置10と同一である。従って、第1の実施形態のソフトウェア管理装置10と同一である構成要素については、同一の名称および参照番号で図10に示す。
即ち、第1および第2の実施形態では、ソフトウェア管理装置10(510)が管理対象装置20からソフトウェア一覧211およびソフトウェア変更情報212を受信し、これに基づいて結合後ソフトウェア一覧112、ソフトウェアマッピング一覧111、およびソフトウェア導入情報マトリクス113を作成するまでの動作は全く同一である。
相違点は、そこからソフトウェア情報検索部504が論理積マトリクス513を作成し、そしてそこから特定のソフトウェアが導入されている管理対象装置20について検索する動作のみである。以下、この動作について説明する。
図11は、図10で示したマスクデータ514の例について示す説明図である。図11では、本実施形態における結合後ソフトウェア一覧112およびソフトウェア導入情報マトリクス113の例も同時に示している。ソフトウェアID112a=「1」〜「5」の各々に対応するソフトウェア名112bはそれぞれ「アプリケーション1」「アプリケーション2」「パッチ1」「パッチ2」「パッチ3」である。「パッチ1」および「パッチ3」は「アプリケーション1」に対するアップデートモジュールであり、セキュリティポリシー上これら3つは同時に適用されていなければならないものとする。
そこで、「アプリケーション1」「パッチ1」「パッチ3」に対応するソフトウェアID112a=「1」「3」「5」に対応するビット、即ち1桁目・3桁目・5桁目の値を「1」とし、その他のビットの値を「0」としたマスクデータ514を、予め記憶手段12に記憶しておくものとする。
図12は、ソフトウェア情報検索部504が図11に示したソフトウェア導入情報マトリクス113とマスクデータ514との間の論理積によって求める論理積マトリクス513について示す説明図である。図13は、図10で示したソフトウェア情報検索部504が行う管理対象装置の検索の動作を表すフローチャートである。
ソフトウェア情報検索部504は、入出力手段14を介してユーザ(ソフトウェア管理者)から、マスクデータ514に示されるセキュリティポリシーを満たした管理対象装置20について検索する命令を受けると、ソフトウェア導入情報マトリクス113とマスクデータ514との間の論理積である論理積マトリクス513を求めて記憶手段12上に記憶させる(ステップS551)。
そして、ソフトウェア情報検索部504は、求めた論理積マトリクス513とマスクデータ514とを比較して全ビットについて一致する管理対象名111bを取得し(ステップS552)、これを入出力手段14を介してユーザに提示する(ステップS553)。
図12〜13に示した例では、管理対象名111b=「マシンA」および「マシンC」で、全ビットについて両者が一致したので、これらの「マシンA」および「マシンC」を検索結果として得る。
本実施形態では、管理ポリシーに応じてマスクデータ514を予め用意して、これを検索に利用するように構成したので、管理対象が導入ソフトウェアに関する特定のセキュリティポリシーを満たしているか否かを、ビット演算と比較演算という手間の少ない演算によって実施することが可能となる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係るソフトウェア管理装置610は、第1の実施形態で説明した構成に加えて、ソフトウェアマッピング一覧情報(ソフトウェアマッピング一覧611)が、導入されたソフトウェアが無効であるか否かを示す2値データである無効フラグ611eをデータとして含み、ソフトウェア情報管理部603が、ソフトウェア導入情報マトリクス113で全ての管理対象装置で導入されていないソフトウェアがある場合には該ソフトウェアに対応する行を削除する機能を有すると共に、ソフトウェア情報結合部602がソフトウェアマッピング一覧情報で導入されていないソフトウェアに対応する無効フラグを無効状態を示す値に変更する機能を有するように構成した。
この構成によっても、第1の実施形態の効果が得られることに加えて、対象ソフトウェアが全ての管理対象装置でアンインストールされた場合、またこのソフトウェアが再インストールされた場合の処理にかかる手間をより軽減することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図14は、本発明の第3の実施形態に係るソフトウェア管理システム601の構成を示す説明図である。ソフトウェア管理システム601は、ソフトウェア管理装置610と単数または複数の管理対象装置20とがネットワーク30を介して相互に接続されて構成される。管理対象装置20およびネットワーク30は、前述した第1の実施形態と同一である。
ソフトウェア管理装置610は、第1の実施形態のソフトウェア管理装置10と比べて、ハードウェア的には全く同一の構成を有する。そしてソフトウェア的にも、主演算制御手段11で動作するソフトウェア情報結合部102およびソフトウェア情報管理部103が各々ソフトウェア情報結合部602およびソフトウェア情報管理部603に置換されている点と、記憶手段12に記憶されたソフトウェアマッピング一覧111がソフトウェアマッピング一覧611に置換されている点以外は、第1の実施形態のソフトウェア管理装置10と同一である。従って、第1の実施形態のソフトウェア管理装置10と同一である構成要素については、同一の名称および参照番号で図14に示す。
即ち、第1および第3の実施形態では、ソフトウェア管理装置10(610)が管理対象装置20からソフトウェア一覧211およびソフトウェア変更情報212を受信し、これに基づいて結合後ソフトウェア一覧112およびソフトウェアマッピング一覧611を作成するまでの動作は全く同一である。また、ソフトウェア導入情報マトリクス113からソフトウェア情報検索部104が各々の管理対象装置20に導入されているソフトウェアを検索する動作も全く同一である。
相違点は、ソフトウェア情報結合部602およびソフトウェア情報管理部603がソフトウェア導入情報マトリクス113およびソフトウェアマッピング一覧611を更新する際の動作のみである。以下、この動作について説明する。
図15は、図14に示したソフトウェアマッピング一覧611のデータ内容の一例を示す説明図である。ソフトウェアマッピング一覧611は、第1の実施形態のマッピングID111a、管理対象名111b、マッピング元ソフトウェアID111c、およびマッピング先ソフトウェアID111dに加えて、さらに無効フラグ611eを含む。無効フラグ611eは、そのソフトウェアについてのマッピングが有効であれば「0」、無効であれば「1」を示す2値データである。図15(a)は初期状態のソフトウェアマッピング一覧611を示し、無効フラグ611eの値はこの状態では全て「0」である。図15(b)については後述する。
図16は、図14に示したソフトウェア管理装置610のソフトウェア導入情報マトリクス113作成に関する動作について示すフローチャートである。図16のフローチャートは、ステップS404までは図4に示した第1の実施形態と全く同一であるので、同一の参照番号を付けている。ソフトウェア情報管理部603は、図4に示したステップS404と同一の動作でソフトウェア導入情報マトリクス113を作成した後、ソフトウェア情報管理部603がソフトウェア導入情報マトリクス113に「特定のソフトウェアID112aについて、全ての管理対象名111bにおいて値が0である」行が存在するか否かを判断する(ステップS705)。
ステップS705に該当する行が存在すれば、ソフトウェア情報管理部603がソフトウェア導入情報マトリクス113からその行を削除し(ステップS706)、かつソフトウェア情報結合部602がソフトウェアマッピング一覧611でこれに該当するマッピング先ソフトウェアID111d(ソフトウェアID112a)に対応する無効フラグ611eを「1」、即ち「無効」にする(ステップS707)。結合後ソフトウェア一覧112での、ソフトウェアID112aに該当する記録はそのまま変更しない。ステップS705に該当する行が存在しなければ、そのままステップS708以降に進む。
この動作は、全ての管理対象装置20において、該ソフトウェアがアンインストールされ、そのソフトウェアがソフトウェア管理システム601の中から一切なくなったことを意味する。ただし、そうなった場合も、そのソフトウェアがいずれかの管理対象装置20に再インストールされる可能性は否定できない。
そこで本実施形態では、ソフトウェア情報管理部603が新たにインストールされたソフトウェアを検出したら、まずこれに対応して無効フラグ611eを「1」である記録がソフトウェアマッピング一覧611に存在するか否か、即ち以前導入されていたけど無効になったソフトウェアの再インストールであるか否かを判断する(ステップS708)。
ステップS708で該当する記録が存在すれば、ソフトウェア情報結合部602が該当するマッピング先ソフトウェアID111d(ソフトウェアID112a)に対応する無効フラグ611eを「0」、即ち「有効」にする(ステップS709)。そして、ソフトウェア情報管理部603がソフトウェア導入情報マトリクス113の末尾に、これに対応する行を新たに追加する(ステップS710)。ステップS708に該当する記録が存在しなければ、そのまま処理を終了する。
図17は、図16のステップS706およびステップS710に示した、ソフトウェア導入情報マトリクス113の行を削除もしくは追加される動作について示す説明図である。図17(a)はソフトウェアID112a=「Vk」の行で値が全て「0」になった状態、図17(b)はこれに対応して行われたステップS706の動作によってソフトウェアID112a=「Vk」の行が削除された状態を、図17(c)はそのソフトウェアが再インストールされたのに対応して行われたステップS710の動作によってソフトウェアID112a=「Vk」の行が追加された状態を各々示す。
また図15(b)は、図17(b)に対応するステップS707の動作で、ソフトウェアID112a=「Vk」に対応するマッピング先ソフトウェアID111d=「Vk」の行(マッピングID111a=「Na」)の無効フラグ611eが「1」になった状態を示す。無効になったソフトウェアについてのデータは、無効フラグ611eが「1」になるが、このデータ自体は削除されない。
これによって、新たなソフトウェアを最初に導入した時よりも少ない手間で、一度ソフトウェア管理システム601の中から一切なくなったソフトウェアについての記録を、そのソフトウェアが再インストールされた時に復活させることが可能となる。特に、結合後ソフトウェア一覧112は一切変更されず、またソフトウェアマッピング一覧611も無効フラグ611eの1ビットが変更されるだけである。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した各々の実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) 内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、前記管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置であって、
前記管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報として受信するソフトウェア情報受信部と、
前記ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成すると共に前記結合後ソフトウェア一覧情報と前記管理対象装置ごとの前記ソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を作成するソフトウェア情報結合部と、
前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報から各々の前記管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスを作成するソフトウェア情報管理部と、
ユーザからの命令に従って前記ソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置を検索してその検索結果を外部に向けて出力するソフトウェア情報検索部とを有することを特徴とするソフトウェア導入状況管理装置。
(付記2) 前記ソフトウェア情報受信部が、前記管理対象装置の各々から導入された前記ソフトウェアに対して行われた変更内容を示すソフトウェア変更情報を受信する機能を有すると共に、
前記ソフトウェア情報結合部が、前記ソフトウェア変更情報に示された変更内容に応じて前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報を更新する機能を有し、
前記ソフトウェア情報管理部が、前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報の更新に伴って前記ソフトウェア導入情報マトリクスを更新する機能を有することを特徴とする、付記1に記載のソフトウェア導入状況管理装置。
(付記3) 前記ソフトウェア情報検索部が、前記管理対象装置に対する管理ポリシーに応じて予め用意されたマスクデータと前記ソフトウェア導入情報マトリクスとの間で論理積を行って算出した論理積マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置を検索してその検索結果を出力する機能を有することを特徴とする、付記1に記載のソフトウェア導入状況管理装置。
(付記4) 前記ソフトウェアマッピング一覧情報が、導入されたソフトウェアが無効であるか否かを示す2値データである無効フラグをデータとして含み、
前記ソフトウェア情報管理部が、前記ソフトウェア導入情報マトリクスで全ての前記管理対象装置で導入されていないソフトウェアがある場合には該ソフトウェアに対応する行を削除する機能を有すると共に、
前記ソフトウェア情報結合部が前記ソフトウェアマッピング一覧情報で前記導入されていないソフトウェアに対応する前記無効フラグを無効状態を示す値に変更する機能を有することを特徴とする、付記1に記載のソフトウェア導入状況管理装置。
(付記5) 内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、前記管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置にあって、
前記管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報としてソフトウェア情報受信部が受信し、
前記ソフトウェア一覧情報をソフトウェア情報結合部が結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成し、
前記結合後ソフトウェア一覧情報と前記管理対象装置ごとの前記ソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を前記ソフトウェア情報結合部が作成し、
前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報から各々の前記管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスをソフトウェア情報管理部が作成し、
ユーザからの命令に従って前記ソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置をソフトウェア情報検索部が検索し、
その検索結果を前記ソフトウェア情報検索部が外部に向けて出力することを特徴とするソフトウェア導入状況管理方法。
(付記6) 内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、前記管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置にあって、
前記ソフトウェア導入状況管理装置が備えているコンピュータに、
前記管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報として受信する手順、
前記ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成する手順、
前記結合後ソフトウェア一覧情報と前記管理対象装置ごとの前記ソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を作成する手順、
前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報から各々の前記管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスを作成する手順、
ユーザからの命令に従って前記ソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置を検索する手順、
およびその検索結果を外部に向けて出力する手順
を実行させることを特徴とするソフトウェア導入状況管理プログラム。
企業内ネットワークにおけるソフトウェア管理の用途に利用できる。
1、501、601 ソフトウェア管理システム
10、510、610 ソフトウェア管理装置
11、21 主演算制御手段
12、22 記憶手段
13、23 通信手段
14 入出力手段
20、20a、20b、…、20n 管理対象装置
30 ネットワーク
101 ソフトウェア情報受信部
102、602 ソフトウェア情報結合部
103、603 ソフトウェア情報管理部
104、504 ソフトウェア情報検索部
111、611 ソフトウェアマッピング一覧
111a マッピングID
111b 管理対象名
111c マッピング元ソフトウェアID
111d マッピング先ソフトウェアID
112 結合後ソフトウェア一覧
112a、211a ソフトウェアID
112b、211b ソフトウェア名
113 ソフトウェア導入情報マトリクス
201 ソフトウェア情報収集部
202 ソフトウェア変更情報生成部
203 ソフトウェア情報送信部
211 ソフトウェア一覧
212 ソフトウェア変更情報
513 論理積マトリクス
514 マスクデータ
611e 無効フラグ

Claims (6)

  1. 内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、前記管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置であって、
    前記管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報として受信するソフトウェア情報受信部と、
    前記ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成すると共に前記結合後ソフトウェア一覧情報と前記管理対象装置ごとの前記ソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を作成するソフトウェア情報結合部と、
    前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報から各々の前記管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスを作成するソフトウェア情報管理部と、
    ユーザからの命令に従って前記ソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置を検索してその検索結果を外部に向けて出力するソフトウェア情報検索部とを有することを特徴とするソフトウェア導入状況管理装置。
  2. 前記ソフトウェア情報受信部が、前記管理対象装置の各々から導入された前記ソフトウェアに対して行われた変更内容を示すソフトウェア変更情報を受信する機能を有すると共に、
    前記ソフトウェア情報結合部が、前記ソフトウェア変更情報に示された変更内容に応じて前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報を更新する機能を有し、
    前記ソフトウェア情報管理部が、前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報の更新に伴って前記ソフトウェア導入情報マトリクスを更新する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載のソフトウェア導入状況管理装置。
  3. 前記ソフトウェア情報検索部が、前記管理対象装置に対する管理ポリシーに応じて予め用意されたマスクデータと前記ソフトウェア導入情報マトリクスとの間で論理積を行って算出した論理積マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置を検索してその検索結果を出力する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載のソフトウェア導入状況管理装置。
  4. 前記ソフトウェアマッピング一覧情報が、導入されたソフトウェアが無効であるか否かを示す2値データである無効フラグをデータとして含み、
    前記ソフトウェア情報管理部が、前記ソフトウェア導入情報マトリクスで全ての前記管理対象装置で導入されていないソフトウェアがある場合には該ソフトウェアに対応する行を削除する機能を有すると共に、
    前記ソフトウェア情報結合部が前記ソフトウェアマッピング一覧情報で前記導入されていないソフトウェアに対応する前記無効フラグを無効状態を示す値に変更する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載のソフトウェア導入状況管理装置。
  5. 内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、前記管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置にあって、
    前記管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報としてソフトウェア情報受信部が受信し、
    前記ソフトウェア一覧情報をソフトウェア情報結合部が結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成し、
    前記結合後ソフトウェア一覧情報と前記管理対象装置ごとの前記ソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を前記ソフトウェア情報結合部が作成し、
    前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報から各々の前記管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスをソフトウェア情報管理部が作成し、
    ユーザからの命令に従って前記ソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置をソフトウェア情報検索部が検索し、
    その検索結果を前記ソフトウェア情報検索部が外部に向けて出力することを特徴とするソフトウェア導入状況管理方法。
  6. 内部ネットワークを介して単数または複数の管理対象装置と相互に接続され、前記管理対象装置の各々に導入されたソフトウェアの導入状況を検索可能に記憶するソフトウェア導入状況管理装置にあって、
    前記ソフトウェア導入状況管理装置が備えているコンピュータに、
    前記管理対象装置の各々から出力されたソフトウェアの一覧をソフトウェア一覧情報として受信する手順、
    前記ソフトウェア一覧情報を結合して結合後ソフトウェア一覧情報を作成する手順、
    前記結合後ソフトウェア一覧情報と前記管理対象装置ごとの前記ソフトウェア一覧情報との対応を示すソフトウェアマッピング一覧情報を作成する手順、
    前記結合後ソフトウェア一覧情報および前記ソフトウェアマッピング一覧情報から各々の前記管理対象装置と導入されたソフトウェアとの対応を2値データを要素とする2次元マトリクス(行列)形式で表現したソフトウェア導入情報マトリクスを作成する手順、
    ユーザからの命令に従って前記ソフトウェア導入情報マトリクスから特定のソフトウェアが導入されている前記管理対象装置を検索する手順、
    およびその検索結果を外部に向けて出力する手順
    を実行させることを特徴とするソフトウェア導入状況管理プログラム。
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