JP5514839B2 - スペクトルの利用可能なチャネルを使用したデータのローカルブロードキャスト - Google Patents

スペクトルの利用可能なチャネルを使用したデータのローカルブロードキャスト Download PDF

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Description

本出願は、その各々の内容全体が参照により本明細書に組み込まれる、2009年2月3日に出願された米国仮出願第61/148,872号、2009年7月2日に出願された米国仮出願第61/222,845号、および2009年7月31日に出願された米国仮出願第61/230,602号の利益を主張する。
本開示は、ブロードキャストネットワーク上でのデータの送信に関する。
現在、ワイヤレスHDMI(高精細度マルチメディアインターフェース)など、マルチメディアデータのワイヤレスディスプレイのためのいくつかのソリューションが開発中である。これらのソリューションの主な意図は、特定の構成要素(たとえば、セットトップボックス、デジタル多用途ディスク(DVD)プレーヤ、コンピューティングデバイス)とディスプレイデバイスとの間のHDMIケーブルを交換することである。
2008年11月4日に連邦通信委員会(FCC)によって採択され、2008年11月14日にFCC Order 08-260として公開された「Second Report and Order and Memorandum Opinion and Order」
いくつかのプロバイダは、非圧縮ビデオの送信のためのプロプライエタリ方法を使用するソリューションを開発している。他のソリューションは、家庭用電子デバイス(たとえば、ゲーム機またはDVDプレーヤ)をターゲットにし、ホスト側とクライアント側の両方で専用ハードウェアを必要とし得る。そのような専用デバイスの電力消費量は極めて高くなり得る。さらに、いくつかのソリューションにおける非圧縮ビデオの送信は、より高い分解能のデータ送信をサポートするための拡張機能を制限し得る。
概して、本開示は、スペクトルの1つまたは複数の利用可能なチャネルを使用してアプリケーション用のデータを送信するための技法に関する。いくつかの技法は、スペクトルの識別された利用可能なチャネルを利用した、1つまたは複数のデバイス(たとえば、モバイルまたはハンドヘルドデバイス)から外部デバイスへの、様々なサービス/アプリケーション用のデータのワイヤレス送信を可能にすることができる。たとえば、モバイルデバイスは、テレビジョン帯域スペクトル上の利用可能なチャネルを使用してディスプレイデバイスにいくつかのマルチメディアデータを送信することができる。
例示的な方法は、データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換するステップと、スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップと、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で、変換されたデータを送信するステップとを含む。
例示的な通信デバイスは、変換ユニットと、チャネル識別器と、デジタル送信機とを含む。変換ユニットは、データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換するように構成される。チャネル識別器は、スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するように構成される。デジタル送信機は、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で、変換されたデータを送信するように構成される。
例示的なコンピュータ可読記憶媒体は、データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換することと、スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することと、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で、変換されたデータを送信することとを1つまたは複数のプロセッサに行わせるための命令で符号化される。
本開示で説明する技法は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサによって様々な技法を実装または実行することができる。本明細書で使用するプロセッサは、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、あるいは他の等価な集積またはディスクリート論理回路を指すことができる。ソフトウェアは1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。本技法を実行する命令を含むソフトウェアは、最初にコンピュータ可読媒体に記憶され、プロセッサによってロードして実行され得る。
したがって、本開示は、本開示で説明する様々な技法のいずれかをプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータ可読記憶マルチメディアをも企図する。場合によっては、コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム記憶製品の一部をなすことができ、コンピュータプログラム記憶製品は、製造業者に販売でき、および/またはデバイス中で使用され得る。コンピュータプログラム製品はコンピュータ可読媒体を含むことがあり、場合によってはパッケージング材料を含むこともある。
1つまたは複数の態様の詳細を添付の図面および以下の説明に記載する。他の特徴、目的、および利点は、説明および図面、ならびに特許請求の範囲から明らかになるであろう。
ワイヤレスネットワークを介してデータ受信機に通信可能に結合されている通信デバイスの一例を示すブロック図である。 ワイヤレスネットワークを介して1つまたは複数のマルチメディア受信機と1つまたは複数のマルチメディア出力デバイスとに通信可能に結合されているマルチメディア通信デバイスの一例を示すブロック図である。 ワイヤレスネットワークを介して1つまたは複数のデジタルTV受信機と1つまたは複数のディスプレイデバイスとに通信可能に結合されているマルチメディア通信デバイスの一例を示すブロック図である。 図2および/または図3に示したマルチメディア通信デバイスとして使用され得るモバイルマルチメディア通信デバイスの一例を示すブロック図である。 図4に示したモバイルマルチメディア通信デバイスなど、モバイルマルチメディア通信デバイス内に実装され得る、チャネル識別器と連携する、デジタルTVプロセッサおよび変調器/送信機の一例を示すブロック図である。 図4に示したモバイルマルチメディア通信デバイスなどのモバイルマルチメディア通信デバイス内に実装され得る、チャネル識別器と連携する、デジタルTVプロセッサおよび変調器/送信機の別の例を示すブロック図である。 1つのマルチメディア通信デバイスはデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベースに結合されたマスタデバイスとして働き、残りのマルチメディア通信デバイスはクライアントデバイスとして働く、複数のマルチメディア通信デバイスの一例を示すブロック図である。 デジタルTVブロードキャストスペクトルの未使用部分において識別されたチャネルを介してメディアデータをローカルにブロードキャストするために、図1〜図4に示したマルチメディア通信デバイスのうちの1つまたは複数など、マルチメディア通信デバイスによって実行され得る方法の一例を示す流れ図である。 スペクトルセンサと、場合によってはデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベースから受信した情報とを使用して、利用可能なチャネルを識別するために、図1〜図4に示したマルチメディア通信デバイスのうちの1つまたは複数など、マルチメディア通信デバイスによって実行され得る方法の一例を示す流れ図である。
図1は、ワイヤレスネットワークを介してデータ受信機に通信可能に結合されている通信デバイスの一例を示すブロック図である。通信デバイス1は、データ受信機9にデータ(たとえば、マルチメディア)を送信し、および/またはデータ受信機9からデータを受信することが可能である。場合によっては、データは、オーディオデータ、ビデオデータ、テキストデータ、音声データ、およびグラフィックスデータのうちの少なくとも1つを含む、マルチメディアデータを含み得る。図1の例では、通信デバイス1は、ワイヤレスネットワーク7を介して1つのデータ受信機9のみにデータを送信するものとして示されているが、通信デバイス1は、場合によっては、ワイヤレスネットワーク7を介して、データ受信機9を含む1つまたは複数のデータ受信機にデータを送信またはブロードキャストすることも可能であり得る。
場合によっては、ワイヤレスネットワーク7は、以下でより詳細に説明するように、ほんのいくつかの例を挙げれば、Advanced Television Systems Committee(ATSC)フォーマット、Digital Video Broadcasting(DVB)フォーマット、Terrestrial Digital Multimedia Broadcasting(T-DMB)フォーマット、Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial(ISDB-T)フォーマット、または(国際規格ISO/IEC13818-1によって与えられた)Moving Picture Experts Group Transport Stream(MPEG-TS)フォーマットなど、デジタルブロードキャストフォーマットのためのスペクトル上での通信のサポートを提供するネットワークを含み得る。(DVB規格は、国際的に受け入れられている、デジタルテレビジョンのためのオープン規格のスイートであり、European Telecommunications Standards Institute(ETSI)と、European Committee for Electrotechnical Standardization(CENELEC)と、European Broadcasting Union(EBU)とのJoint Technical Committee(JTC)によって公開されている。DMBは、モバイルデバイスにマルチメディアデータを送信するためのデジタル無線伝送技術である。)デジタルブロードキャストフォーマットは、具体的なまたは特定の宛先が送信データ中で与えられないかまたは送信データによって指定されないブロードキャストフォーマットであり得る。たとえば、デジタルブロードキャストフォーマットは、ブロードキャストされるデータパケットまたはユニットのヘッダが宛先アドレスを含まないフォーマットを含み得る。
通信デバイス1は、指定されたロケーションにおいてデータを送信もしくは受信する固定デバイスか、またはモバイルデバイスを含み得る。通信デバイス1は、スタンドアロンデバイスを含むか、またはより大きいシステムの一部とすることができる。たとえば、通信デバイス1は、(ワイヤレスモバイルハンドセットなどの)ワイヤレスマルチメディア通信デバイス、デジタルカメラ、デジタルTV、ビデオカメラ、テレビ電話、デジタルマルチメディアプレーヤ、携帯情報端末(PDA)、ビデオゲーム機、パーソナルコンピュータもしくはラップトップデバイス、または他のビデオデバイスを含むか、あるいはそれらの一部とすることができる。上述のデバイスの一部または全部において使用され得る1つまたは複数の集積回路、またはチップ内に、通信デバイス1を含めることもできる。
図1に示すように、通信デバイス1は、チャネル識別器5に結合されたデジタルデータ変換ユニット/送信機3を含み得る。図1ではデジタルデータ変換ユニット/送信機3およびチャネル識別器5は通信デバイス1内に含まれるものとして示されているが、必ずしもすべての場合においてこれらの構成要素3、5の一方または両方が通信デバイス1内に含まれる必要があるわけではない。たとえば、場合によっては、これらの構成要素3、5は、通信デバイス1に結合された別個のまたは周辺のデバイス内に含まれ得る。したがって、デジタルデータ変換ユニット/送信機3およびチャネル識別器5は1つまたは複数のデバイスの一部であり、デバイスのうちの1つは通信デバイス1であり得る。図1では、例示のみのために、この例では、これらの構成要素3、5は通信デバイス1の一部であると仮定する。
通信デバイス1は、データを受信し、処理し、生成することが可能である。たとえば、通信デバイス1は、ATSC、DVB、またはT-DMBを含む、セルラー、ローカルワイヤレス、またはブロードキャストフォーマットを含むデータを、多くの可能な無線またはアクセスネットワークのいずれかを介して受信し得る。場合によっては、通信デバイス1は、ワイヤードインターフェースを介してあるいは1つまたは複数の組込みインターフェースを介してデータを受信し得る。データはまた、カメラまたは他のカムコーダ適用例のための画像/ビデオセンサを介して非圧縮フォーマットにおいて生成され得る。いくつかの例では、データは、オーディオデータ、ビデオデータ、グラフィックスデータ、テキストデータ、音声データ、またはメタデータのうちの1つまたは複数を含み得る。
通信デバイス1は、さらに、ワイヤレスネットワーク7を通して、データ受信機9など、1つまたは複数の他のデバイスにデータをブロードキャストすることが可能である。デジタルデータ変換ユニット/送信機3は、データを特定のデジタルブロードキャストフォーマットに変換することが可能である。たとえば、デジタルデータ変換ユニット/送信機3は、特定のデジタルブロードキャストフォーマット(たとえば、ATSC、DVB、T-DMB)に準拠するデータを符号化し、符号化されたデータを変調することが可能であり得る。
チャネル識別器5は、スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することが可能であり、デバイス1は、少なくとも1つの利用可能なチャネルの識別に関与し得る。たとえば、少なくとも1つの利用可能なチャネルの識別は通信デバイス1によって開始され得る。場合によっては、チャネル識別器は、デジタルテレビジョンブロードキャストスペクトルなどのブロードキャストスペクトルの未使用のおよび/または無許可の部分において少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することができる。場合によっては、少なくとも1つの利用可能なチャネルはテレビジョン帯域ホワイトスペースを含み得る。2008年11月4日に連邦通信委員会(Federal Communications Commission)(FCC)によって採択され、2008年11月14日にFCC Order 08-260として公開された「Second Report and Order and Memorandum Opinion and Order」において指定されているように、「ホワイトスペース」は、許可サービスによって現在使用されておらず、したがって無許可の無線送信機によって使用され得る、ブロードキャストテレビジョンスペクトルの未使用の部分またはロケーションを含み得る。
場合によっては、利用可能なチャネルは、現在占有されていないチャネルを含み得る。一例では、利用可能なチャネルは、認可または許可されたユーザ(たとえば、FCCによって許可されたユーザ)によって現在使用されていないチャネルを含み得る。一例では、利用可能なチャネルは、許可ユーザまたは無許可ユーザ(たとえば、他のホワイトスペースチャネルユーザ)のいずれによっても現在使用されていないチャネルを含み得る。場合によっては、利用可能なチャネルは、ユーザが別の許可ユーザから2次許可を獲得したときに使用し得るチャネルを含み得る。
いくつかの状況では、チャネル識別器5は、通信デバイス1上で実行されるアプリケーションまたはサービスの特定の要件または必要に基づいてデータブロードキャストのために必要とされ得る複数の利用可能なチャネルを識別することができる。一例では、利用可能なチャネルは、通信デバイス1と同じ地理的位置にいるかまたはその近くにいる認可ユーザによって現在使用されておらず、通信デバイス1による使用について許容できるチャネルである。
1つまたは複数の利用可能なチャネルが識別されると、変換ユニット/送信機3は、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で、ワイヤレスネットワーク7を介して、変換(たとえば、符号化、変調)されたデータをデータ受信機9に送信することができる。場合によっては、通信デバイス1は、通信デバイス1上でローカルに動作している1つまたは複数のサービスあるいはアプリケーションの実行に基づいて、上記で説明したアクションのうちの1つまたは複数を自動的にまたはユーザ入力を介して実行する。場合によっては、データ受信機9は、通信デバイス1からの受信ブロードキャストデータを復調および/または復号するための機能を含み得る。場合によっては、変換ユニット/送信機3は、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で、ワイヤレスネットワーク7を介して、(データ受信機9を含む)複数のデータ受信機にデータをブロードキャストすることができる。
上記で説明したように、チャネル識別器5は、特定のデジタルブロードキャストフォーマットのためのブロードキャストスペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することが可能である。一例では、チャネル識別器5は、ブロードキャストスペクトル内で、1つまたは複数のチャネル範囲あるいは帯域内の信号情報を感知することによって、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するために使用されるスペクトルセンサを含み得る。一例では、チャネル識別器5は、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するためにデータベース(たとえば、図5に示すものなど、デジタルTV帯域データベース)にアクセスし得る。
図2は、ワイヤレスネットワーク10を介して1つまたは複数の通信受信機12A〜12Nと1つまたは複数のマルチメディア出力デバイス14A〜14Nとに通信可能に結合されている、チャネル識別器8を含み得る、マルチメディア通信デバイス4の一例を示すブロック図である。マルチメディア通信デバイス4は、1つまたは複数の受信機12A〜12Nにデータ(たとえば、マルチメディア)を送信し、および/または1つまたは複数の受信機12A〜12Nからデータを受信することが可能である。場合によっては、データは、オーディオデータ、ビデオデータ、テキストデータ、音声データ、およびグラフィックスデータのうちの少なくとも1つを含む、マルチメディアデータを含み得る。
場合によっては、ワイヤレスネットワーク10は、以下でより詳細に説明するように、ほんのいくつかの例を挙げれば、Advanced Television Systems Committee(ATSC)、Digital Video Broadcasting(DVB)、またはTerrestrial Digital Multimedia Broadcasting(T-DMB)フォーマットなど、デジタルブロードキャストフォーマットのためのブロードキャストスペクトル上での通信のサポートを提供するネットワークを含み得る。(DVB規格は、国際的に受け入れられている、デジタルテレビジョンのためのオープン規格のスイートであり、European Telecommunications Standards Institute(ETSI)と、European Committee for Electrotechnical Standardization(CENELEC)と、European Broadcasting Union(EBU)とのJoint Technical Committee(JTC)によって公開されている。DMBは、モバイルデバイスにマルチメディアデータを送信するためのデジタル無線伝送技術である。)
マルチメディア通信デバイス4は、指定されたロケーションにおいてデータを送信もしくは受信する固定デバイスか、またはモバイルデバイスを含み得る。マルチメディア通信デバイス4は、スタンドアロンデバイスを含むか、またはより大きいシステムの一部とすることができる。たとえば、マルチメディア通信デバイス4は、(ワイヤレスモバイルハンドセットなどの)ワイヤレスマルチメディア通信デバイス、デジタルカメラ、デジタルTV、ビデオカメラ、テレビ電話、デジタルマルチメディアプレーヤ、携帯情報端末(PDA)、ビデオゲーム機、パーソナルコンピュータもしくはラップトップデバイス、または他のビデオデバイスを含むか、あるいはそれらの一部とすることができる。上述のデバイスの一部または全部において使用され得る1つまたは複数の集積回路、またはチップ内に、マルチメディア通信デバイス4を含めることもできる。
図2に示すように、マルチメディア通信デバイス4は、マルチメディアチャネル識別器8に結合されたデジタルマルチメディア変換ユニット/送信機6を含み得る。図2ではデジタルマルチメディア変換ユニット/送信機6およびマルチメディアチャネル識別器8はマルチメディア通信デバイス4内に含まれるものとして示されているが、必ずしもすべての場合においてこれらの構成要素6、8の一方または両方がマルチメディア通信デバイス4内に含まれる必要があるわけではない。たとえば、場合によっては、これらの構成要素6、8は、マルチメディア通信デバイス4に結合された別個のまたは周辺のデバイス内に含まれ得る。したがって、デジタルマルチメディア変換ユニット/送信機6およびマルチメディアチャネル識別器8は1つまたは複数のデバイスの一部であり、デバイスのうちの1つはマルチメディア通信デバイス4であり得る。図2では、例示のみのために、この例では、これらの構成要素6、8はマルチメディア通信デバイス4の一部であると仮定する。
マルチメディア通信デバイス4は、マルチメディアデータを受信し、処理し、生成することが可能である。たとえば、通信デバイス4は、ATSC、DVB、またはT-DMBを含む、セルラー、ローカルワイヤレス、またはブロードキャストフォーマットを含むマルチメディアデータを、多くの可能な無線またはアクセスネットワークのいずれかを介して受信し得る。マルチメディアデータはまた、カメラまたは他のカムコーダ適用例のための画像/ビデオセンサを介して非圧縮フォーマットにおいて生成され得る。いくつかの例では、マルチメディアデータは、オーディオデータ、ビデオデータ、グラフィックスデータ、テキストデータ、音声データ、またはメタデータのうちの1つまたは複数を含み得る。
マルチメディア通信デバイス4は、さらに、ワイヤレスネットワーク10を通して、マルチメディア出力デバイス14A〜14Nなど、1つまたは複数の他のデバイスにマルチメディアデータをブロードキャストすることが可能である。デジタルマルチメディア変換ユニット/送信機6は、マルチメディアデータを特定のデジタルブロードキャストフォーマットに変換することが可能である。たとえば、デジタルマルチメディア変換ユニット/送信機6は、特定のデジタルブロードキャストフォーマット(たとえば、ATSC、DVB、T-DMB)に準拠するマルチメディアデータを符号化し、符号化されたマルチメディアデータを変調することが可能であり得る。
マルチメディアチャネル識別器8は、スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することが可能であり、その識別はマルチメディア通信デバイス4によって開始される。場合によっては、マルチメディアチャネル識別器8は、マルチメディア通信デバイス4上で実行されるアプリケーションまたはサービスの特定の要件または必要に基づいてマルチメディアブロードキャストのために必要とされ得る複数の利用可能なチャネルを識別することができる。一例では、利用可能なチャネルは、マルチメディア通信デバイス4と同じ地理的位置にいるかまたはその近くにいる認可ユーザによって現在使用されておらず、マルチメディア通信デバイス4による使用について許容できるチャネルである。
1つまたは複数の利用可能なチャネルが識別されると、変換ユニット/送信機6は、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で、ワイヤレスネットワーク10を介して、変換(たとえば、符号化、変調)されたデータをマルチメディア出力デバイス14A〜14Nのうちの1つまたは複数に送信することができる。場合によっては、マルチメディア通信デバイス4は、マルチメディア通信デバイス4上でローカルに動作している1つまたは複数のサービスあるいはアプリケーションの実行に基づいて、上記で説明したアクションのうちの1つまたは複数を自動的にまたはユーザ入力を介して実行する。
たとえば、一例では、アプリケーションは、ワイヤレスネットワーク10を介して、指定されたマルチメディアコンテンツをマルチメディア出力デバイス14Aのみにブロードキャストすることを決定し得る。マルチメディア受信機12Aは、ブロードキャストデータを受信することができ、マルチメディア通信デバイス4からデータがブロードキャストされている適切なチャネルにマルチメディア受信機12Aを同調させるチューナーを含むことができる。次いで、マルチメディア受信機12Aは、受信データを処理のために(たとえば、表示のために)マルチメディア出力デバイス14Aに与える。
別の例では、アプリケーションは、指定されたマルチメディアコンテンツをマルチメディア出力デバイス14A〜14Nのうちの複数に並列にブロードキャストする(たとえば、ビデオデータを複数のディスプレイデバイスに同時に送信する)ことを決定し得る。この場合、マルチメディア受信機12A〜12Nは、ブロードキャストデータをそれぞれ受信することができ、また、マルチメディア通信デバイス4からデータがブロードキャストされている適切なチャネル(たとえば、周波数または周波数帯域)にマルチメディア受信機を同調させるチューナーをそれぞれ含むことができる。次いで、各マルチメディア受信機12A〜12Nは、受信データを処理のためにその対応するマルチメディア出力デバイス14A〜14Nに与える。
場合によっては、マルチメディア受信機12A〜12Nは、マルチメディア通信デバイス4からの受信ブロードキャストデータを復調および/または復号するための機能を含み得る。場合によっては、マルチメディア出力デバイス14A〜14Nがそのような機能を含み得る。マルチメディア出力デバイス14A〜14Nのうちの1つまたは複数は、それぞれ、その対応するマルチメディア受信機12A〜12Nに関する外部デバイスを含み得る。場合によっては、マルチメディア出力デバイス14A〜14Nのうちの1つまたは複数は、それぞれ、その対応するマルチメディア受信機12A〜12Nの一部であるか、またはその対応するマルチメディア受信機12A〜12N内に一体化され得る。
上記で説明したように、マルチメディアチャネル識別器8は、特定のデジタルブロードキャストフォーマットのためのブロードキャストスペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することが可能である。一例では、マルチメディアチャネル識別器8は、ブロードキャストスペクトル内で、1つまたは複数のチャネル範囲あるいは帯域内の信号情報を感知することによって、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するために使用されるスペクトルセンサを含み得る。一例では、マルチメディアチャネル識別器8は、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するためにデータベース(たとえば、図5に示すものなど、デジタルTV帯域データベース)にアクセスし得る。
たとえば、マルチメディア通信デバイス4はジオロケーション機能を含み得、それにより、マルチメディア通信デバイス4は、(たとえば、Global Positioning System(GPS)または他の同様の構成要素、パイロット信号または他のロケーション技法を使用することによって)その地理的ロケーションを判断することが可能になる。この例では、マルチメディア通信デバイス4は、そのようなロケーション情報をデジタルTV帯域データベースに与えることができる。デジタルTV帯域データベースは、ロケーションに基づいてチャネル情報でポピュレートでき、マルチメディア通信デバイス4によって現在占有されている地理的領域内で利用可能なチャネルのリストをマルチメディア通信デバイス4に与えることが可能であり得る。
マルチメディア通信デバイス4からマルチメディア出力デバイス14A〜14Nのうちの1つまたは複数へのマルチメディアデータのブロードキャストは、いくつかの利点を与えることができる。たとえば、マルチメディア通信デバイス4からマルチメディア出力デバイス14A〜14Nへの(たとえば、そのようなデバイスが、1つの家屋または建築物中など、近傍に配置されているときの)ローカルブロードキャストは、分散送信機ネットワークと同様に生成され得るが、潜在的に問題がより少なくなる。ブロードキャストは短距離に制限され得るので、潜在的な見通し線タイプの伝搬の場合でさえ、同期問題を回避することができる。
また、マルチメディア通信デバイス4がモバイルデバイスであり、マルチメディア出力デバイス14A〜14Nが1つまたは複数のテレビジョンデバイスを含む場合、通信デバイス4は、好都合なことに、HDMI、VGA、または他のオーディオビジュアルケーブルを使用することなどによって通信デバイス4を出力デバイス14A〜14Nに物理的に結合する必要なしに、モバイルマルチメディアコンテンツを1つまたは複数のテレビジョンデバイスに拡張することが可能である。さらに、通信デバイス4は、デジタルTVコンテンツを(たとえば、複数のTV受像機を有する1つの世帯内の)複数のテレビジョンデバイスに同時にブロードキャストすることが可能である。
したがって、1つのシナリオでは、ユーザは、マルチメディア通信デバイス4を利用して、他のコロケート(collocate)されたまたはコレート(collate)されていないマルチメディア出力デバイス14A〜14Nにマルチメディアデータをブロードキャストすることができる。たとえば、ユーザは、マルチメディア通信デバイス4を他のデバイスに結合するためにユーザの自宅においてワイヤレスネットワークをセットアップすることができる。マルチメディア通信デバイス4は、一例では、パーソナルまたはラップトップコンピュータを含み得る。ユーザは、マルチメディア通信デバイス4によって処理されたマルチメディアデータ(たとえば、個人的プレゼンテーション、テレビ番組または映画、ウェブコンテンツ、ストリーミングビデオ、デジタル写真)を(たとえば、自宅の1つまたは複数の部屋にある)1つまたは複数のテレビジョンに送信することを望むことがある。マルチメディア通信デバイス4は、そのようなマルチメディアデータをこれらの1つまたは複数のテレビジョンにブロードキャストするために1つまたは複数の利用可能なチャネルを識別することができ、ワイヤまたは他の物理接続を使用する必要なしに、コンテンツをコンピュータからテレビジョン(たとえば、大型スクリーンおよび/または高精細度テレビジョン)に拡張するための好都合な方法を提供することができる。
図3は、ワイヤレスネットワーク22を介して1つまたは複数のデジタルTV受信機24A〜24Nと1つまたは複数のディスプレイデバイス26A〜26Nとに通信可能に結合されている、デジタルTVチャネル識別器20を含み得るマルチメディア通信デバイス16の一例を示すブロック図である。図3において、マルチメディア通信デバイス16のデジタルTVチャネル識別器20は、図2に示すマルチメディア通信デバイス4のマルチメディアチャネル識別器8など、マルチメディアチャネル識別器の一例である。ディスプレイデバイス26A〜26Nは、図2に示すマルチメディア出力デバイス14A〜14Nなど、マルチメディア出力デバイスの例である。
図3に示すように、マルチメディア通信デバイス16は、デジタルTVチャネル識別器20に結合されたデジタルTV変換ユニット/送信機18を含む。図3ではデジタルTV変換ユニット/送信機18およびデジタルTVチャネル識別器20はマルチメディア通信デバイス16内に含まれるものとして示されているが、必ずしもすべての場合においてこれらの構成要素18、20の一方または両方がマルチメディア通信デバイス16内に含まれる必要があるわけではない。たとえば、場合によっては、これらの構成要素18、20は、マルチメディア通信デバイス16に結合された別個のまたは周辺のデバイス内に含まれ得る。したがって、デジタルTV変換ユニット/送信機18およびデジタルTVチャネル識別器20は1つまたは複数のデバイスの一部であり、デバイスのうちの1つはマルチメディア通信デバイス16であり得る。図3では、例示のみのために、この例では、これらの構成要素18、20はマルチメディア通信デバイス16の一部であると仮定する。
マルチメディア通信デバイス16は、マルチメディアデータを受信し、処理し、生成することが可能である。マルチメディア通信デバイス16は、さらに、ワイヤレスネットワーク22を通して、ディスプレイデバイス26A〜26Nなど、1つまたは複数の他のデバイスにマルチメディアデータをブロードキャストすることが可能である。デジタルTV変換ユニット/送信機18は、マルチメディアデータをデジタルブロードキャストフォーマットに変換する(たとえば、特定のデジタルブロードキャストTVフォーマット(たとえば、ATSC)に準拠するマルチメディアデータを符号化し、符号化されたマルチメディアデータを変調する)ことが可能である。
デジタルTVチャネル識別器20は、特定のデジタルブロードキャストTVフォーマットのためにブロードキャストTVスペクトルの未使用部分において少なくとも1つの利用可能なTVチャネルを識別することが可能であり、そのような識別はマルチメディア通信デバイス16によって開始される。場合によっては、デジタルTVチャネル識別器20は、マルチメディア通信デバイス16上で実行されるアプリケーションまたはサービスの特定の要件または必要に基づいてマルチメディアブロードキャストのために必要とされ得る複数の利用可能なチャネルを識別することができる。
1つまたは複数の利用可能なチャネルが識別されると、変換ユニット/送信機18は、少なくとも1つの識別された利用可能なチャネルを使用して、ワイヤレスネットワーク22を介して、変換されたデータ(たとえば、符号化され、変調されたマルチメディアデータ)をディスプレイデバイス26A〜26Nのうちの1つまたは複数に送信することができる。場合によっては、マルチメディア通信デバイス16は、マルチメディア通信デバイス16上でローカルに動作している1つまたは複数のサービスあるいはアプリケーションの実行に基づいて、上記で説明した動作のうちの1つまたは複数を自動的にまたはユーザ入力を介して開始する。
図4は、図2に示すマルチメディア通信デバイス4および/または図3に示すマルチメディア通信デバイス16として使用され得るモバイルマルチメディア通信デバイス30の一例を示すブロック図である。モバイルマルチメディア通信デバイス30は、ワイヤレス通信デバイスまたはハンドセットなど、モバイルデバイスを含む。
図4の例に示すように、モバイルマルチメディア通信デバイス30は様々な構成要素を含む。たとえば、この特定の例では、モバイルマルチメディア通信デバイス30は、1つまたは複数のマルチメディアプロセッサ32と、ディスプレイプロセッサ34と、オーディオ出力プロセッサ36と、組込みディスプレイ38と、組込みスピーカー40と、デジタルTV変換ユニット/送信機42と、チャネル識別器44とを含む。マルチメディアプロセッサ32は、1つまたは複数のビデオプロセッサと、1つまたは複数のオーディオプロセッサと、1つまたは複数のグラフィックスプロセッサとを含み得る。マルチメディアプロセッサ32内に含まれるプロセッサの各々は1つまたは複数のデコーダを含み得る。
マルチメディアプロセッサ32は、ディスプレイプロセッサ34とオーディオ出力プロセッサ36の両方に結合される。マルチメディアプロセッサ32内に含まれるビデオおよび/またはグラフィックスプロセッサは、画像および/またはグラフィックスマルチメディアデータを生成することができ、そのマルチメディアデータは、ディスプレイプロセッサ34に供給され、さらに処理され、組込みディスプレイ38上に表示される。たとえば、ディスプレイプロセッサ34は、画像および/またはグラフィックスデータに対して、スケーリング、回転、色変換、クロッピング、または他のレンダリング演算など、1つまたは複数の演算を実行し得る。マルチメディアプロセッサ32内に含まれるオーディオプロセッサはオーディオマルチメディアデータを生成することができ、そのオーディオマルチメディアデータは、オーディオ出力プロセッサ36に供給され、さらに処理され、組込みスピーカー40に出力される。したがって、モバイルマルチメディア通信デバイス30のユーザは、組込みディスプレイ38および組込みスピーカー40を介してマルチメディアデータの表現を閲覧および聴取することが可能である。
出力マルチメディアデータを組込みディスプレイ38に与えることに加えて、ディスプレイプロセッサ34は、その出力をデジタルTV変換ユニット/送信機42に与えることもできる。さらに、オーディオ出力プロセッサ36は、その出力をデジタルTV変換ユニット/送信機42に与えることができる。その結果、デジタルTV変換ユニット/送信機42はマルチメディアデータの複数のストリームを処理することが可能である。場合によっては、ディスプレイプロセッサ34および/またはオーディオ出力プロセッサ36は、対応する出力マルチメディアデータを1つまたは複数のバッファに記憶することができ、次いで、デジタルTV変換ユニット/送信機42は、そのバッファにアクセスしてデータを取り出す。デジタルTV変換ユニット/送信機42は、図5を参照しながら以下でより詳細に説明するように、特定のデジタルブロードキャスト形式にマルチメディアデータを変換し(たとえば、データを符号化し、変調し)、変換されたデータを1つまたは複数の識別された利用可能なチャネル中でワイヤレスネットワークを介して別のデバイスに送信するための様々な構成要素を含み得る。
場合によっては、デジタルTV変換ユニット/送信機42は、ディスプレイプロセッサ34およびオーディオ出力プロセッサ36からのマルチメディアデータの複数の受信ストリームを、複数のブロードキャストチャネルにわたって送信され得る個々の単一のプログラムトランスポートストリームに変換および/またはカプセル化することができる。場合によっては、マルチメディアデータの複数のストリームは、同じトランスポートストリーム中でカプセル化され、単一チャネル中で送信され得る。1つのマルチメディアストリームは、マルチメディアデータに関する補足マルチメディア情報またはメタデータを含むピクチャインピクチャ(PIP)データパスとして送信され得る。メタデータは、たとえば、テキスト、通知メッセージ、プログラムガイド情報、またはメニュー情報のうちの1つまたは複数を含み得る。場合によっては、デジタルTV変換ユニット/送信機42はマルチメディアプロセッサ32からデータを直接受信し得る。これらの場合、デジタルTV変換ユニット/送信機42は、マルチメディアプロセッサから直接受信されたデータを、送信され得るトランスポートストリームに変換および/またはカプセル化することができる。
モバイルマルチメディア通信デバイス30が、ワイヤレスネットワークを介して1つまたは複数のストリーム中でマルチメディアデータをリモートデバイスにブロードキャストするかまたは別様に送信することが可能になるために、モバイルマルチメディア通信デバイス30は、モバイルマルチメディア通信デバイス30によって開始されたとき、スペクトルの未使用部分において1つまたは複数の利用可能なチャネルを識別する。チャネル識別器44は、これらの1つまたは複数の利用可能なチャネルを識別することが可能である。
チャネル識別プロセスに関して以下でさらに詳細に説明するように、チャネル識別器44は、1つまたは複数の方法で利用可能なチャネルを識別することができる。たとえば、チャネル識別器44は、図5または図6に示すスペクトルセンサなど、1つまたは複数の周波数帯域において利用可能なチャネルを動的に感知することが可能なスペクトルセンサを利用することができる。スペクトルセンサは、データ送信のためにスペクトル内で利用可能なチャネルの品質を判断するために、感知信号に対していくつかの品質値(たとえば、干渉レベル、信号対雑音比)を割り当てることが可能であり得る。感知アルゴリズムは、周期的に実行され得、また、処理される特定のビデオストリームのフォーマットに基づき得る。
チャネル識別器44は、スペクトル感知と連携して、または独立して、ジオロケーション機能を利用することもできる。ジオロケーションは、一例では、GPSセンサを含み得る、(図5に示すものなどの)ジオロケーションセンサを使用することによってモバイルマルチメディア通信デバイス30の地理的座標を判断するためのモバイルマルチメディア通信デバイス30の機能を指す。チャネル識別器44は、ワイヤレス通信を介して利用可能なチャネルのリストを得るために外部デジタルチャネルデータベース(たとえば、図5に示すものなどのデジタルTV帯域データベース)に問い合わせることができる。一般に、そのような外部データベースは、1つまたは複数の外部デバイスまたはソースによって維持され得るが、モバイルマルチメディア通信デバイス30など、様々なデバイスからの要求およびデータフローに基づいて更新され得る。
一例では、チャネル識別器44は、ネットワーク(たとえば、ワイヤレスネットワーク)接続を介するなどして、モバイルマルチメディア通信デバイス30のロケーションに関するジオロケーション座標を外部デジタルチャネルデータベースに送信することができる。次いで、チャネル識別器44は、ジオロケーション座標によって示された、モバイルマルチメディア通信デバイス30のロケーションに関連する地理的領域について利用可能なチャネルのリストを外部データベースから受信することができる。次いで、チャネル識別器44は、識別されたチャネルのうちの1つまたは複数を使用のために選択し、モバイルマルチメディア通信デバイス30によるこれらの周波数チャネルの意図された使用に関するデータを外部データベースに返信することができる。したがって、外部データベースは、それに応じて、モバイルマルチメディア通信デバイス30からの受信データに基づいて更新され得る。
場合によっては、外部データベースは、更新された後、モバイルマルチメディア通信デバイス30が、選択されたチャネルがもはや必要でないかまたは使用されていないことを示す後続のメッセージを外部データベースに送信するまで、そのチャネルは、モバイルマルチメディア通信デバイス30によって使用されていることを示し得る。他の場合には、外部データベースは、定義された時間期間の間のみデバイス30のために選択されたチャネルを予約することができる。これらの場合、デバイス30は、その定義された時間期間内に、デバイス30が選択されたチャネルを依然として使用していることを示すメッセージを外部データベースに送信する必要があり得、その場合、外部データベースは、デバイス30による使用のために第2の時間期間の間に選択されたチャネルの予約を更新する。
場合によっては、チャネル識別器44は、たとえば、実行中にマルチメディアプロセッサ32のうちの1つまたは複数によって示される、モバイルマルチメディア通信デバイス30上で実行されているサービスまたはアプリケーションの帯域幅の要求または必要に基づいて利用可能なチャネルの1つまたは複数を使用のために選択することができる。たとえば、特定のマルチメディアアプリケーションは、それぞれ高い帯域幅要求を有する複数のブロードキャストストリームを必要とし得る。この状況では、チャネル識別器44は、これらの複数のブロードキャストストリームの帯域幅要件に適応するために、送信のために複数の異なる利用可能なチャネルを割り振ることができる。
場合によっては、チャネル識別器44は、複数のソースから受信された情報に基づいて1つまたは複数の利用可能なチャネルを識別することができる。たとえば、チャネル識別器44がスペクトルセンサとジオロケーション機能の両方を利用する場合、チャネル識別器44は、どのチャネルが使用のために利用可能であり得るかを判断するとき、これらの両方のソースからのチャネル情報を処理する必要があり得る。場合によっては、チャネル識別器44は、1つまたは複数のチャネルを選択するとき、これらの複数のソースによって与えられ得る競合するチャネル情報を管理する必要があり得る。以下でより詳細に説明する図9に、モバイルマルチメディア通信デバイス30などのデバイスが、ある場合に複数のソースからのチャネル情報をどのように処理し得るかの一例を与える。
チャネル識別器44によって1つまたは複数の利用可能な送信チャネルが識別されると、デジタルTV変換ユニット/送信機42は、識別された送信チャネルを使用して、ネットワークを介して外部デバイスにマルチメディアコンテンツまたはデータをブロードキャストするかまたは別様に送信することができる。モバイルマルチメディア通信デバイス30は、そのような外部デバイスとブロードキャスト送信を直接開始することができる。
図5は、モバイルマルチメディア通信デバイス30A内に実装され得る、チャネル識別器44Aと連携する、デジタルTV変換ユニット/送信機42Aの一例を示すブロック図である。図5において、デジタルTV変換ユニット/送信機42Aは、図4に示すデジタルTV変換ユニット/送信機42の一例であり、チャネル識別器44Aは、図4に示すチャネル識別器44の一例であり得る。図5の例では、モバイルマルチメディア通信デバイス30Aは、特定のデジタルブロードキャストフォーマット、ATSCに従ってマルチメディアデータをブロードキャストすることが可能である。モバイルマルチメディア通信デバイス30Aは、高精細度またはフラットパネルテレビジョンなど、ATSC対応外部デバイスへの低電力送信を可能にし得る。この場合、ATSC対応デバイスは、図2に示すマルチメディア出力デバイス14A〜14Nのうちの1つを含み得る。
図5に示すように、デジタルTV変換ユニット/送信機42Aは、ビデオおよび/またはオーディオエンコーダ50A、トランスポートエンコーダ/マルチプレクサ52A、誤り訂正エンコーダ54A、ATSC変調器56A、無線周波数(RF)デュプレクサ/スイッチ58A、および送信機59Aなど、様々な構成要素を含み得る。これらの構成要素は、ATSC規格を使用して送信スペクトル上でのデータ送信をサポートするのを助ける。ATSC規格は、ビデオ符号化、オーディオ符号化、トランスポートストリーム、および変調のためのレイヤを与えるマルチレイヤ規格である。一例では、RFデュプレクサ/スイッチ58Aは極超短波(UHF)デュプレクサ/スイッチを含み得る。デュプレクサは、信号が、感知目的のために受信され、通信目的のために送信されることを可能にし得る。
ビデオ/オーディオエンコーダ50Aは、ビデオおよび/またはオーディオデータを1つまたは複数のストリームに符号化するために、1つまたは複数のビデオエンコーダおよび1つまたは複数のオーディオエンコーダを含み得る。たとえば、ビデオ/オーディオエンコーダ50Aは、ビデオデータを符号化するためにMoving Picture Experts Group-2(MPEG-2)エンコーダまたは(Telecommunication Standardization Sector、ITU-Tからの)H.264エンコーダを含み得る。ビデオ/オーディオエンコーダ50Aは、オーディオデータを符号化するためにDolby Digital(Dolby AC-3)エンコーダを含むこともできる。ATSCストリームは、1つまたは複数のビデオプログラムと、1つまたは複数のオーディオプログラムとを含み得る。使用されるどんなビデオエンコーダも、標準画質ビデオのためにメインプロファイルを実装するか、または高品位解像度ビデオのためにハイプロファイルを実装することができる。
トランスポート(たとえば、MPEG-2 Transport Stream、またはTS)エンコーダ/マルチプレクサ52Aは、ビデオ/オーディオエンコーダ50Aから符号化データストリームを受信し、これらのデータストリームをブロードキャストのために1つまたは複数のパケット化エレメンタリーストリーム(PES)などにアセンブルすることが可能である。次いで、これらのPESを個々のプログラムトランスポートストリームにパケット化することができる。トランスポートエンコーダ/マルチプレクサ52Aは、場合によっては、誤り訂正符号化機能を実行し得る誤り訂正エンコーダ54A(たとえば、リードソロモンエンコーダ)に出力トランスポートストリームを供給することができる。
ATSC変調器56Aは、トランスポートストリームをブロードキャスト用に変調することが可能である。場合によっては、ATSC変調器56Aは、ブロードキャスト送信のために8残留側波帯(8 vestigial side band)(8VSB)変調を利用することができる。次いで、RFデュプレクサ/スイッチ58Aは、トランスポートストリームを二重化するか、またはトランスポートストリームのためのスイッチとして働くことができる。送信機59Aは、チャネル識別器44Aによって識別された1つまたは複数の利用可能なチャネルを使用して1つまたは複数のトランスポートストリームを1つまたは複数の外部デバイスにブロードキャストすることが可能である。
チャネル識別器44Aは、データベースマネージャ62と、チャネル選択器64Aと、随意のチャネル選択ユーザインターフェース(UI)66Aと、スペクトルセンサ70Aとを含む。チャネル識別器44AとデジタルTV変換ユニット/送信機42Aの両方は、1つまたは複数のバッファを含み得るメモリ60Aに結合される。チャネル識別器44AおよびデジタルTV変換ユニット/送信機42Aは、情報を直接交換するか、またはメモリ60Aを介した情報の記憶および取出しを通して情報を間接的に交換することもできる。
チャネル識別器44Aはスペクトルセンサ70Aを含む。前述のように、スペクトルセンサ70Aなどのスペクトルセンサは、ATSCなど、特定のデジタルTVフォーマットのブロードキャストスペクトル内で1つまたは複数の周波数帯域中の信号を感知することが可能である。スペクトルセンサ70Aは、スペクトル内で1つまたは複数の使用チャネルを占有するブロードキャストデータを識別する能力に基づいてチャネル利用可能性および信号強度を判断することができる。次いで、スペクトルセンサ70Aは、現在未使用であるかまたは利用可能であるチャネルに関する情報をチャネル選択器64Aに与えることができる。たとえば、スペクトルセンサ70Aは、外部の別のデバイスによって特定のチャネル上でブロードキャストされているデータを検出しなかった場合、このチャネルが利用可能であると検出することができる。
図5に示すように、チャネル選択器64Aは、ネットワーク72およびデータベースマネージャ62を介してデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベースから情報を受信することもできる。デジタルTV帯域データベース74は、モバイルマルチメディア通信デバイス30Aの外部に配置され、ATSCスペクトル内など、特定のデジタルTVフォーマットのブロードキャストスペクトル内で現在使用中であるかまたは利用可能であるチャネルに関する情報を含む。一般に、デジタルTV帯域データベース74は、チャネルが使用に供されるかまたは他のデバイスによる使用のために解放されるときに動的に更新される。場合によっては、デジタルTV帯域データベース74は、地理的ロケーション/領域によって、または周波数帯域(たとえば、低VHF、高VHF、UHF)によって編成され得る。
チャネル識別器44AがデジタルTV帯域データベース74からチャネル利用可能性情報を得るために、チャネル識別器44Aは、場合によっては、ジオロケーション情報をデジタルTV帯域データベース74に入力として与えることができる。チャネル識別器44Aは、特定の時点におけるモバイルマルチメディア通信デバイス30Aの地理的ロケーションを示し得るジオロケーション情報または座標をジオロケーションセンサ73から得ることができる。ジオロケーションセンサ73は、場合によってはGPSセンサを含み得る。
ジオロケーションセンサ73からジオロケーション情報を受信すると、チャネル選択器64Aは、そのような情報を、入力として、データベースマネージャ62を介してデジタルTV帯域データベース74に与えることができる。データベースマネージャ62は、デジタルTV帯域データベース74へのインターフェースを提供することができる。場合によっては、データベースマネージャ62は、デジタルTV帯域データベース74の選択されたコンテンツが取り出されるとき、その選択されたコンテンツのローカルコピーを記憶することができる。さらに、データベースマネージャ62は、ジオロケーション情報など、チャネル選択器64AによってデジタルTV帯域データベース74に与えられた選択情報を記憶することができる。
モバイルマルチメディア通信デバイス30Aに関係するジオロケーション情報を送信すると、チャネル選択器64Aは、デジタルTV帯域データベース74内に記載されていると提示された1つまたは複数の利用可能なチャネルのセットをデジタルTV帯域データベース74から受信し得る。利用可能なチャネルのセットは、モバイルマルチメディア通信デバイス30Aによって現在占有されているとジオロケーションセンサ73によって示された地理的領域またはロケーションにおいて利用可能であるチャネルであり得る。
スペクトルセンサ70AおよびデジタルTV帯域データベース74の一方または両方から利用可能なチャネル情報を受信すると、チャネル選択器64Aは、1つまたは複数の利用可能なチャネルを自動的に選択するかまたはチャネル選択UI66Aを介したユーザ入力を介して選択することができる。チャネル選択UIは、利用可能なチャネルをグラフィカルユーザインターフェース内に提示し、サービスまたはアプリケーションのユーザは、これらの利用可能なチャネルのうちの1つまたは複数を選択することができる。
場合によっては、チャネル選択器64Aは、モバイルマルチメディア通信デバイス30Aによるブロードキャスト送信のために使用すべき利用可能なチャネルのうちの1つまたは複数を自動的に選択または識別することができる。たとえば、チャネル選択器64Aは、マルチメディアプロセッサ32(図4)のうちの1つまたは複数によって与えられた情報を利用して、利用可能なチャネルのうち、ブロードキャスト送信のために識別すべき1つまたは複数を判断することができる。場合によっては、チャネル選択器64Aは、実行中のサービスまたはアプリケーションの要求または必要に基づいて複数のチャネルを選択することができる。これらのサービスまたはアプリケーションに関連する1つまたは複数のトランスポートストリームを、送信機59Aによって、識別されたチャネルの1つまたは複数の上でブロードキャストすることができる。
図6は、モバイルマルチメディア通信デバイス30B内に実装され得る、チャネル識別器44Bと連携する、デジタルTV変換ユニット/送信機42Bの別の例を示すブロック図である。図6において、デジタルTV変換ユニット/送信機42Bは、図4に示すデジタルTV変換ユニット/送信機42の一例であり、チャネル識別器44Bは、図4に示すチャネル識別器44の一例であり得る。デジタルTV変換ユニット/送信機42Bおよびチャネル識別器44Bはそれぞれ、情報を記憶し、メモリデバイス60Bから情報を取り出すことができる。デジタルTV変換ユニット/送信機42Aと同様に、デジタルTV変換ユニット/送信機42Bは、1つまたは複数のビデオ/オーディオエンコーダ50Bと、トランスポートエンコーダ/マルチプレクサ52Bと、誤り訂正エンコーダ54Bと、ATSC変調器56Bと、RFデュプレクサ/スイッチ58Bと、送信機59Bとを含む。
図6のチャネル識別器44Bは、チャネル識別器44BがデジタルTV帯域データベースにインターフェースするデータベースマネージャを含まないという点で、図5のチャネル識別器44Aとは異なる。図6では、チャネル識別器44Bはスペクトルセンサ70Bのみを含む。図6の例ではジオロケーション機能が実装されないので、モバイルマルチメディア通信デバイス30Bはジオロケーションセンサを含まない。チャネル選択器64Bは、スペクトルセンサ70Bから受信された入力に基づいてブロードキャスト送信のために1つまたは複数の利用可能なチャネルを識別する。チャネル選択器64Bは、チャネル選択UI66Bを介して、利用可能なチャネルのリストからのチャネルのユーザ選択を受信することもできる。利用可能なチャネルのリストは、スペクトルセンサ70Bによって与えられた感知信号情報に基づいてチャネル選択UI66B上に提示され得る。
図7は、1つのマルチメディア通信デバイスはデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベース80に結合されたマスタデバイス82として働き、残りのマルチメディア通信デバイスはクライアントデバイス(たとえば、クライアントデバイス88および94)として働く、複数のマルチメディア通信デバイスの一例を示すブロック図である。マスタデバイス82、クライアントデバイス88、およびクライアントデバイス94はそれぞれ、場合によっては、1つまたは複数のブロードキャストストリーム中でマルチメディアデータをリモートマルチメディア出力デバイスにブロードキャストすることが可能である、マルチメディア通信デバイス4(図2)などのマルチメディア通信デバイスを含み得る。ただし、以下で説明するように、マスタデバイス82は、クライアントデバイス88および94がそのようなブロードキャスト送信を実行する能力を制御することができる。
図7の例では、クライアントデバイス88およびクライアントデバイス94はそれぞれ、動作の周波数チャネルとともにクライアントデバイス88および94の送信がマスタデバイス82の制御下にあり得る、クライアントモードで動作し得る。一般に、クライアントデバイス88および94は、マスタデバイス82からイネーブル信号または制御信号を受信するまでは、ブロードキャスト送信を開始するためにネットワークを開始しない。
マスタデバイス82は、マスタデバイス82がイネーブル信号を受信することなしに送信する能力を有する、マスタモードで動作し得る。マスタデバイス82は、それ自体でチャネルを選択し、クライアントデバイス88および94にイネーブル信号または制御信号を送信することによってネットワークを開始することが可能である。
図7に示すように、マスタデバイス82はデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベース80に結合される。マスタデバイス82は、そのデジタルTVチャネル識別器86を使用して、マルチメディアデータのブロードキャスト送信のための1つまたは複数の利用可能なチャネルを識別することが可能であり得る。デジタルTV変換ユニット/送信機84は、マルチメディアデータをデジタルブロードキャストフォーマットに変換し(たとえば、マルチメディアデータを符号化し、そのようなデータを変調し)、1つまたは複数のデータストリーム中でデータを1つまたは複数のマルチメディア出力デバイスに送信することが可能である。マスタデバイス82はジオロケーションセンサを含むことができ、デジタルTVチャネル識別器86は、デジタルTV帯域データベース80によって与えられたチャネル情報に基づいて利用可能なチャネルを識別することができる。場合によっては、デジタルTVチャネル識別器86は、利用可能なチャネルを識別するとき、スペクトルセンサからの信号情報を利用することもできる。(代替例では、複数のマスタデバイスが使用されるとき、1つのマスタデバイスがジオロケーション機能を実行する間、別のマスタデバイスはスペクトル感知機能を実行することができる。)
クライアントデバイス88は、デジタルTV変換ユニット/送信機90、ならびにデジタルTVチャネル識別器92を含む。同様に、クライアントデバイス94は、デジタルTV変換ユニット/送信機96とデジタルTVチャネル識別器98とを含む。クライアントデバイス88および94は、図7の例ではデジタルTV帯域データベース80に結合されず、ジオロケーションセンサを含まないことがある。クライアントデバイス88および94は、利用可能なブロードキャストチャネルを感知するためにスペクトルセンサを含み得る。ただし、1つまたは複数のマルチメディア出力デバイスへのブロードキャスト送信を開始するより前に、クライアントデバイス88および94は、最初にマスタデバイス82からイネーブル信号または制御信号を得る必要があることがある。
さらに、場合によっては、マスタデバイス82は、クライアントデバイス88および94が使用し得るとデジタルTVチャネル識別器86が判断した、識別された利用可能なチャネルのリストを、クライアントデバイス88および94に与えることができる。クライアントデバイス88および94は、ブロードキャスト送信を開始するとき、マスタデバイス82によって識別されたチャネルを使用するように構成され得る。これらの場合、マスタデバイス82ならびにクライアントデバイス88および94は、比較的近い、または同様のジオロケーション領域中に位置し得る。
クライアントデバイス88および/または94がそれら自体のスペクトル感知機能を含む場合、これらのデバイスは、ブロードキャストマルチメディア伝送のために利用可能なチャネルを識別するとき、場合によってはそれら自体のスペクトルセンサによって与えられた信号情報とともに、マスタ82によって与えられたチャネル情報を利用することができる。いくつかの例では、マスタデバイス82ならびにクライアントデバイス88および/または94は、クライアントデバイス88および/または94からデータをブロードキャストするとき、選択すべき利用可能なチャネルを判断するためにネゴシエーション動作を実行することができる。
たとえば、クライアントデバイス88および/または94は、いくつかの帯域幅要件または必要を有するサービスまたはアプリケーションを実行し、クライアントデバイス88および/または94からこれらのサービスまたはアプリケーションのデータをブロードキャストするとき、どの利用可能なチャネルが使用に最も適切であり得るかを判断するためにマスタデバイス82とネゴシエートすることができる。
図8は、デジタルTVブロードキャストスペクトルなどのスペクトルの識別されたチャネルを介してメディアデータをブロードキャストするために、図1〜図4に示した通信デバイスのうちの1つまたは複数など、通信デバイスによって実行され得る方法の一例を示す流れ図である。図8についての以下で説明では、例示のみのために、図8の方法は、図4に示すモバイルマルチメディア通信デバイス30によって実行され得ると仮定する。
デバイス30は、(たとえば、図4のデジタルTV変換ユニット/送信機42中に含まれるものなどの変換ユニットを使用して)データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換し得る(100)。通信デバイスは、マルチメディア機能を有するマルチメディア通信デバイスを含み、データは、オーディオデータ、ビデオデータ、テキストデータ、音声データ、およびグラフィックスデータのうちの少なくとも1つを含む、マルチメディアデータを含み得る。いくつかの例では、デジタルブロードキャストフォーマットは、ATSCフォーマット、T-DMB(Terrestrial Digital Multimedia Broadcasting)フォーマット、またはDVB(Digital Video Broadcasting)フォーマットとすることができるが、様々な他のデジタルフォーマットを利用することもできる。デバイス30は、マルチメディアデータを変換するとき、1つまたは複数の変調器/デュプレクサ/スイッチとともに、1つまたは複数のビデオおよび/またはオーディオエンコーダ(たとえば、図5に示すビデオ/オーディオエンコーダ50Aまたは図6に示すビデオ/オーディオエンコーダ50B)および/またはマルチプレクサを使用することができる。マルチメディアデータを変換するステップは、デジタルブロードキャストフォーマットに準拠するようにマルチメディアデータを符号化するステップと、符号化されたマルチメディアデータを変調するステップとを含み得る。
マルチメディアデータがビデオまたはグラフィックスデータを含む場合、デバイス30は、組込みディスプレイ38(図4)またはデバイス30の外部にあるディスプレイなど、ディスプレイ上にビデオまたはグラフィックスデータを表示することができる。マルチメディアデータがオーディオデータを含む場合、デバイス30は、組込みスピーカー40(図4)またはデバイス30の外部にあるスピーカーなど、1つまたは複数のスピーカーにオーディオデータを与えることができる。
デバイス30は、(たとえば、図4のチャネル識別器44などのチャネル識別器を使用して)スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別し得る(104)。そのような識別は、場合によっては、デバイスによって開始され得る。たとえば、デバイス30は、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するために、スペクトルセンサ(たとえば、図5のスペクトルセンサ70Aまたは図6のスペクトルセンサ70B)、および/またはデジタルTV帯域データベース(たとえば、図5のデジタルTV帯域データベース74)からアクセスされた情報を使用することができる。場合によっては、デバイス30は、ブロードキャストテレビジョンスペクトルなど、ブロードキャストスペクトルの未使用部分において少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することができる。場合によっては、少なくとも1つの利用可能なチャネルはテレビジョン帯域ホワイトスペースを含み得る。デジタルブロードキャストフォーマットは、ほんのいくつかの非限定的な例を挙げれば、ATSC(Advanced Television Systems Committee)フォーマット、T-DMB(Terrestrial Digital Multimedia Broadcasting)フォーマット、DVB(Digital Video Broadcasting)フォーマット、またはMoving Picture Experts Group Transport Stream(MPEG-TS)フォーマットを含み得る。
いくつかの例では、少なくとも1つの利用可能なチャネルが(たとえば、許可ユーザによって)占有された場合、デバイス30は、データの後続の送信および/またはブロードキャストのための少なくとも1つの他の利用可能なチャネルを識別するためにチャネル識別器を利用することができる。場合によっては、デバイス30は、少なくとも1つの利用可能なチャネルが依然として利用可能であるかまたはある時間期間にわたって占有されているかを周期的に判断するためにチャネル識別器を使用することができる。デバイス30は、そのような判断を行うとき、場合によっては、スペクトルセンサを使用しおよび/またはジオロケーションデータベースにアクセスすることができる。
一例では、デバイス30は、デバイス30の地理的座標を判断するためにジオロケーションセンサ(たとえば、図5のジオロケーションセンサ73)を含み得る。次いで、デバイス30は、地理的座標をデジタルTV帯域データベースに入力として与えることができる。
デバイス30がスペクトルセンサを利用するとき、デバイス30は、スペクトルセンサによって感知された1つまたは複数のチャネルに関連する1つまたは複数の品質値を割り当てることができる。品質値は、雑音レベル、(たとえば、外来信号または無認可/無許可ユーザからの)干渉、あるいは他のファクタに基づき得る。たとえば、デバイス30は、スペクトルセンサを利用して、定義された周波数レンジまたは帯域内でそれぞれ個々に感知されたチャネルについて、それらのチャネルに関連し得る干渉レベルまたは信号対雑音比など、いくつかの品質値を得ることができる。デバイス30は、これらの品質値によって与えられたメタ情報を利用して、各チャネルの品質(たとえば、低品質、中品質、高品質)を査定することができる。たとえば、利用可能なチャネルの品質値が、そのチャネルが少量の干渉とともに高い信号対雑音比を有し得ることを示す場合、デバイス30は、そのチャネルが高品質チャネルであり得ると判断することができる。一方、利用可能なチャネルの品質値が、そのチャネルが低い信号対雑音比を有するかまたは多量の干渉を有し得ることを示す場合、デバイス30は、そのチャネルが低品質チャネルであり得ると判断することができる。
デバイス30は、図9の例などに示すように、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するために、1つまたは複数の品質値を、デジタルTV帯域データベースによって与えられた利用可能なチャネル情報と相関させることができる。たとえば、1つのシナリオでは、相関させるステップは、デジタルTV帯域データベースによって与えられたチャネル情報が、チャネルが利用可能であることを示すとき、およびチャネルに関連する品質値の1つがある品質しきい値を超えたとき、チャネルが利用可能であると判断するステップを含み得る。
デバイス30が少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別した後、デバイス30は、(たとえば、図5の送信機59Aまたは図6の送信機59Bを介して)その少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で(たとえば、1つまたは複数の別の外部デバイスに)変換されたデータを送信し得る(106)。たとえば、デバイス30は、デバイス30の要求時に、テレビジョンデバイスなど、1つまたは複数の外部マルチメディア出力デバイスへのブロードキャスト送信を開始することができる。一例では、デバイス30はマスタデバイス(たとえば、図7のマスタデバイス82)を含み得る。この例では、デバイス30は、少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別する情報を、1つまたは複数の別個のクライアントデバイス(たとえば、図7のクライアントデバイス88および/または94)に送信することができる。
図9は、利用可能なチャネルを識別するために、図1〜図4に示したマルチメディア通信デバイスのうちの1つまたは複数など、マルチメディア通信デバイスによって実行され得る方法の一例を示す流れ図である。場合によっては、デバイスは、スペクトルセンサとデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベースから受信した情報とを使用して利用可能なチャネルを識別することができる。場合によっては、デバイスは、スペクトルセンサのみを使用して利用可能なチャネルを識別することができる。図9についての以下で説明では、例示のみのために、図9の方法は、図4に示すモバイルマルチメディア通信デバイス30によって実行されると仮定する。
場合によっては、モバイルマルチメディア通信デバイス30は、図5の例に示すデジタルTV帯域(ジオロケーション)データベース74など、ジオロケーションデータベースから特定のチャネルのチャネル情報を受信し得る(120)。チャネルは、ATSCなど、デジタルTVフォーマット用のブロードキャストスペクトルの周波数帯域におけるチャネルを含み得る。モバイルマルチメディア通信デバイス30は、ジオロケーションセンサ(たとえば、図5のジオロケーションセンサ73)を利用して、デバイス30のジオロケーション情報をジオロケーションデータベースに入力として与えることができ、したがって、ジオロケーションデータベースはデバイス30のロケーションに基づいてチャネルのチャネル情報をデバイス30に戻す。ただし、いくつかの実施形態では、図6の例などに示すように、ジオロケーションデータベースが使用されないかまたはアクセスされないときは、デバイス30はジオロケーションデータベースからチャネル情報を受信することができない。
デバイス30は、さらに、図5に示すスペクトルセンサ70Aなど、スペクトルセンサから同じチャネルの信号情報を受信し得る(122)。この例では、デバイス30は、ジオロケーションデータベースとスペクトルセンサの両方からチャネルのチャネル情報を受信する。
デバイス30がジオロケーションデータベースと通信する場合、デバイス30は、最初に、ジオロケーションデータベースによって与えられたチャネル情報がチャネルが利用不可能であることを示しているかどうかを判断し得る(126)。たとえば、ジオロケーションデータベースは、チャネルが現在、別の認可サービスプロバイダまたはユーザによって使用されていることを示し得る。この場合、デバイス30は、チャネルが利用可能であることをスペクトルセンサが示しているか否かにかかわらず、ブロードキャスト送信のために利用可能である別のチャネルを探し、使用することを判断し得る(124)。
しかしながら、チャネルが利用可能であることをジオロケーションデータベースが示している場合、デバイス30は、スペクトルセンサによって与えられたチャネル情報が、チャネルが占有されているかまたは低い品質レベルを有し得ることを示しているかを判断し得る(128)。場合によっては、ジオロケーションデータベースは最新の状態に完成されていないことがあり、その場合、チャネルが占有されていないことをジオロケーションデータベースが示していても、チャネルは占有されていることがある。チャネルが占有されているかもしれないことをスペクトルセンサが示す場合、デバイス30は、そのチャネルを無視し、利用可能である別のチャネルを探すことを判断し得る(124)。
スペクトルセンサは、利用可能なチャネルを識別したが、そのチャネルは利用可能であり得るが1つまたは複数の判断された品質値に基づくと低い品質レベル(たとえば、高い雑音レベル、多量の干渉)を有するであろうことを示すか、またはメタ情報から判断した場合、デバイス30は、そのチャネルを無視し、ブロードキャスト送信のために別の利用可能なチャネルを探すことを判断し得る(124)。品質値は、雑音レベル、(たとえば、外来信号または無認可/無許可ユーザからの)干渉、あるいは他のファクタに基づき得る。品質値は、信号対雑音比、信号対干渉比、測定された雑音フロア、または他のメトリックなど、1つまたは複数のメトリックに基づき得る。(デバイス30がジオロケーションデータベースと通信する場合、デバイス30は、別の利用可能なチャネルを探すときにジオロケーションデータベースからチャネル情報を再び受信することができる。他の場合には、デバイス30は、別の利用可能なチャネルを探すためにスペクトルセンサからしかチャネル情報を受信することができない。)
しかしながら、チャネルが利用可能であり得、また、品質値によって示された、中から高の品質レベルを有することをスペクトルセンサが示す場合、デバイス30は、マルチメディアデータのブロードキャスト送信のためにそのチャネルを選択し得る(130)。場合によっては、デバイス30は、(たとえば、処理された品質値に基づいて)チャネルが中品質レベルしか有しないかもしれないと判断したとき、デバイス30は、そのチャネルを使用のために選択するが、チャネルの品質レベルが(高ではなく)中であるので、チャネルを使用するブロードキャスト通信の送信電力を増加させ得る。
いくつかの例では、デバイス30は、1つまたは複数のチャネルの利用可能性に関してジオロケーションデータベースによって与えられた情報のみに依拠し得る。これらの例では、デバイス30がスペクトルセンサを含む場合でも、デバイス30は、スペクトルセンサを無効化するかまたはセンサによって与えられたチャネル情報を無視し、ジオロケーションデータベースによって与えられた情報のみに基づいて利用可能なチャネルを選択することができる。
いくつかの例では、デバイス30などの通信デバイスは、マルチメディアデータのブロードキャストのために使用され得る複数の利用可能なチャネルを識別するために、1つまたは複数のサービスまたはアプリケーションの実行中に図9に示す方法を複数回実行し得る。たとえば、特定のアプリケーションが、高い帯域幅要件を有し、複数の送信チャネルの使用を必要とすることがある。デバイス30は、テレビジョンなどの外部デバイスにマルチメディアデータをブロードキャストするためにアプリケーションによって使用され得る複数の利用可能な送信チャネルを識別するために、図9に示す方法を1回または複数回実行し得る。
本開示で説明した技術は、汎用マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、または他の等価な論理デバイスのうちの1つまたは複数の内で実装され得る。したがって、本明細書で使用する「プロセッサ」または「コントローラ」という用語は、前述の構造、または本明細書に記載の技法の実装に好適な他の構造のうちのいずれか1つまたは複数を指すことがある。
本明細書で説明した様々な構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の好適な組合せによって実現され得る。図では、様々な構成要素は別々のユニットまたはモジュールとして示されている。しかしながら、これらの図を参照しながら説明した様々な構成要素のすべてまたはいくつかは、共通のハードウェア、ファームウェア、および/またはソフトウェア内の複合ユニットまたはモジュールに統合され得る。したがって、構成要素、ユニットまたはモジュールとしての特徴の表現は、説明しやすいように特定の機能的特徴を強調するものであり、別々のハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェア構成要素によるそのような特徴の実現を必ずしも必要としない。場合によっては、様々なユニットを、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラマブルプロセスとして実装することができる。
モジュール、デバイス、または構成要素として本明細書で説明したいずれの特徴も、集積論理デバイスにおいて一緒に実装するか、またはディスクリートであるが相互運用可能な論理デバイスとして別々に実装することができる。様々な態様では、そのような構成要素は、少なくとも部分的に、集積回路チップまたはチップセットなど、まとめて集積回路デバイスと呼ばれ得る1つまたは複数の集積回路デバイスとして形成することができる。そのような回路は、単一の集積回路チップデバイス中、または複数の相互運用可能な集積回路チップデバイス中に設けられ得、様々な画像、ディスプレイ、オーディオ、または他のマルチマルチメディアアプリケーションおよびデバイスのいずれかにおいて使用され得る。いくつかの態様では、たとえば、そのような構成要素は、ワイヤレス通信デバイスハンドセット(たとえば、携帯電話ハンドセット)などのモバイルデバイスの一部をなすことができる。
ソフトウェアで実装した場合、本技法は、少なくとも部分的に、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、上記で説明した方法の1つまたは複数を実行する命令をもつコードを含むコンピュータ可読データ記憶媒体によって実現され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、パッケージング材料を含み得る、コンピュータプログラム製品の一部をなすことができる。コンピュータ可読媒体は、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM)などのランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、埋込みダイナミックランダムアクセスメモリ(eDRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、フラッシュメモリ、磁気または光学データ記憶媒体を含み得る。利用される任意のソフトウェアは、1つまたは複数のDSP、汎用マイクロプロセッサ、ASIC、FPGA、あるいは他の等価な集積またはディスクリート論理回路など、1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。
本開示では様々な態様について説明した。これらおよび他の態様は以下の特許請求の範囲内に入る。
1 通信デバイス
3 デジタルデータ変換ユニット/送信機
4 マルチメディア通信デバイス
5,44,44A,44B チャネル識別器
6 デジタルマルチメディア変換ユニット/送信機
7,10,22 ワイヤレスネットワーク
8 マルチメディアチャネル識別器
9 データ受信機
12A,12N 通信受信機
12A,12N マルチメディア受信機
14A,14N マルチメディア出力デバイス
16 マルチメディア通信デバイス
18,42,42A,42B,84,90,96 デジタルTV変換ユニット/送信機
20,86,92,98 デジタルTVチャネル識別器
24A,24N デジタルTV受信機
26A,26N ディスプレイデバイス
30,30A,30B モバイルマルチメディア通信デバイス
32 マルチメディアプロセッサ
34 ディスプレイプロセッサ
36 オーディオ出力プロセッサ
38 組込みディスプレイ
40 組込みスピーカー
50A,50B ビデオ/オーディオエンコーダ
52A,52B トランスポートエンコーダ/マルチプレクサ
54A,54B 誤り訂正エンコーダ
56A,56B ATSC変調器
58A,58B RFデュプレクサ/スイッチ
59A,59B 送信機
60A メモリ
60B メモリデバイス
62 データベースマネージャ
64A,64B チャネル選択器
66A,66B チャネル選択UI
70A,70B スペクトルセンサ
72 ネットワーク
73 ジオロケーションセンサ
74,80 デジタルTV帯域(ジオロケーション)データベース
82 マスタデバイス
88,94 クライアントデバイス

Claims (37)

  1. データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換するステップと、
    スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップと
    前記少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で前記変換されたデータを送信するステップとを含み
    前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップは、
    通信デバイスの地理的座標を判断するステップと、
    デジタルテレビジョン(TV)帯域データベースにアクセスするステップと、
    前記地理的座標を前記デジタルTV帯域データベースに入力として与えるステップと、
    スペクトルセンサを使用するステップと、
    前記スペクトルセンサによって感知された1つまたは複数のチャネルに関連する1つまたは複数の品質値を割り当てるステップと、
    前記デジタルTV帯域データベースによって与えられたチャネル情報が、チャネルが利用可能であることを示し、かつ前記チャネルに関連する前記品質値の1つが品質しきい値を超えたとき、前記チャネルが利用可能であると判断するステップとを含む、
    データを送信するための方法。
  2. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップが、ブロードキャストテレビジョンスペクトルの未使用部分において前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップが、テレビジョン帯域ホワイトスペースを識別するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記デジタルブロードキャストフォーマットが、ATSC(Advanced Television Systems Committee)フォーマット、T-DMB(Terrestrial Digital Multimedia Broadcasting)フォーマット、DVB(Digital Video Broadcasting)フォーマット、Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial(ISDB-T)フォーマット、またはMoving Picture Experts Group Transport Stream(MPEG-TS)フォーマットを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するステップが、通信デバイスによって開始される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記通信デバイスが、マルチメディア機能を有するマルチメディア通信デバイスを含み、
    前記データが、オーディオデータ、ビデオデータ、テキストデータ、音声データ、およびグラフィックスデータのうちの少なくとも1つを含む、マルチメディアデータを含む
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記マルチメディアデータを変換するステップが、前記デジタルブロードキャストフォーマットに準拠するように前記マルチメディアデータを符号化するステップと、前記符号化されたマルチメディアデータを変調するステップとを含み、
    前記変換されたデータを送信するステップが、前記少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で前記マルチメディア通信デバイスから1つまたは複数の外部デバイスに前記変換されたデータを送信するステップを含む
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記マルチメディアデータがビデオまたはグラフィックスデータを含むとき、前記方法が、前記マルチメディア通信デバイスのディスプレイ上に前記ビデオまたはグラフィックスデータを表示するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  9. 前記マルチメディアデータがオーディオデータを含むとき、前記方法が、前記オーディオデータを1つまたは複数のスピーカーに与えるステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが別のユーザによって占有された場合、少なくとも1つの他の利用可能なチャネルを識別するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが依然として利用可能であるかまたは別のユーザによって占有されたかを周期的に判断するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
  12. データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換することと、
    スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することと、
    前記少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で前記変換されたデータを送信することとを1つまたは複数のプロセッサに行わせるための命令を含み、
    前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別することは、
    通信デバイスの地理的座標を判断することと、
    デジタルテレビジョン(TV)帯域データベースにアクセスすることと、
    前記地理的座標を前記デジタルTV帯域データベースに入力として与えることと、
    スペクトルセンサを使用することと、
    前記スペクトルセンサによって感知された1つまたは複数のチャネルに関連する1つまたは複数の品質値を割り当てることと、
    前記デジタルTV帯域データベースによって与えられたチャネル情報が、チャネルが利用可能であることを示し、かつ前記チャネルに関連する前記品質値の1つが品質しきい値を超えたとき、前記チャネルが利用可能であると判断することとを含む、
    コンピュータ可読記憶媒体。
  13. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための前記命令が、ブロードキャストテレビジョンスペクトルの未使用部分において前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための命令を含む、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  14. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための前記命令が、テレビジョン帯域ホワイトスペースを識別するための命令を含む、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  15. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルの前記識別が、通信デバイスによって開始される、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  16. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが別のユーザによって占有された場合、少なくとも1つの他の利用可能なチャネルを識別するための命令をさらに含む、請求項12に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  17. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが依然として利用可能であるかまたは別のユーザによって占有されたかを周期的に判断するための命令をさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  18. データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換するように構成された変換ユニットと、
    スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するように構成されたチャネル識別器と、
    前記少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で前記変換されたデータを送信するように構成されたデジタル送信機と
    通信デバイスの地理的座標を判断するように構成されたジオロケーションセンサと、
    スペクトルセンサとを含み、
    前記チャネル識別器は、
    デジタルテレビジョン(TV)帯域データベースにアクセスし、
    前記地理的座標を前記デジタルTV帯域データベースに入力として与え、
    前記スペクトルセンサを使用し、
    前記スペクトルセンサによって感知された1つまたは複数のチャネルに関連する1つまたは複数の品質値を割り当て、
    前記デジタルTV帯域データベースによって与えられたチャネル情報が、チャネルが利用可能であることを示し、かつ前記チャネルに関連する前記品質値の1つが品質しきい値を超えたとき、前記チャネルが利用可能であると判断するように構成されている、
    通信デバイス。
  19. 前記チャネル識別器が、ブロードキャストテレビジョンスペクトルの未使用部分において前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するように構成された、請求項18に記載の通信デバイス。
  20. 前記チャネル識別器が、テレビジョン帯域ホワイトスペースを識別することによって前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するように構成された、請求項18に記載の通信デバイス。
  21. 前記デジタルブロードキャストフォーマットが、ATSC(Advanced Television Systems Committee)フォーマット、T-DMB(Terrestrial Digital Multimedia Broadcasting)フォーマット、DVB(Digital Video Broadcasting)フォーマット、Integrated Services Digital Broadcasting Terrestrial(ISDB-T)フォーマット、またはMoving Picture Experts Group Transport Stream(MPEG-TS)フォーマットを含む、請求項18に記載の通信デバイス。
  22. 前記チャネル識別器が、前記通信デバイスによって開始されたとき、前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するように構成された、請求項18に記載の通信デバイス。
  23. 前記通信デバイスが、マルチメディア機能を有するマルチメディア通信デバイスを含み、
    前記データが、オーディオデータ、ビデオデータ、テキストデータ、音声データ、およびグラフィックスデータのうちの少なくとも1つを含む、マルチメディアデータを含む
    請求項18に記載の通信デバイス。
  24. 前記変換ユニットが、前記デジタルブロードキャストフォーマットに準拠するように前記マルチメディアデータを符号化するように構成されたデジタルマルチメディアエンコーダを含み、前記変換ユニットが、前記符号化されたマルチメディアデータを変調するように構成されたデジタルマルチメディア変調器をさらに含み、
    前記デジタル送信機が、少なくとも、前記少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で前記マルチメディア通信デバイスから1つまたは複数の外部デバイスに前記変換されたデータを送信することによって、前記変換されたデータを送信するように構成された
    請求項23に記載の通信デバイス。
  25. 前記マルチメディアデータがビデオまたはグラフィックスデータを含むとき、前記マルチメディア通信デバイスが、前記ビデオまたはグラフィックスデータを表示するためのディスプレイデバイスをさらに含む、請求項23に記載の通信デバイス。
  26. 前記マルチメディアデータがオーディオデータを含むとき、前記マルチメディア通信デバイスが、前記オーディオデータを出力するための1つまたは複数のスピーカーをさらに含む、請求項23に記載の通信デバイス。
  27. 前記チャネル識別器は、前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが別のユーザによって占有された場合、少なくとも1つの他の利用可能なチャネルを識別するようにさらに構成された、請求項18に記載の通信デバイス。
  28. 前記チャネル識別器は、前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが依然として利用可能であるかまたは別のユーザによって占有されたかを周期的に判断するようにさらに構成された、請求項27に記載の通信デバイス。
  29. 前記通信デバイスがマスタデバイスを含み、前記デジタル送信機が、前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別する情報を前記マスタデバイス以外のデバイスに送信するようにさらに構成された、請求項18に記載の通信デバイス。
  30. 前記通信デバイスがワイヤレス通信デバイスハンドセットを含む、請求項18に記載の通信デバイス。
  31. 前記通信デバイスが、1つまたは複数の集積回路デバイスを含む、請求項18に記載の通信デバイス。
  32. データをデジタルブロードキャストフォーマットに変換するための手段と、
    スペクトルの少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための手段と、
    前記少なくとも1つの識別された利用可能なチャネル中で前記変換されたデータを送信するための手段と
    通信デバイスの地理的座標を判断するための手段と、
    スペクトルを感知するための手段とを含み、
    前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための手段
    通信デバイスの地理的座標を判断するための手段と、
    デジタルテレビジョン(TV)帯域データベースにアクセスするための手段と、
    前記地理的座標を前記デジタルTV帯域データベースに入力として与えるための手段と、
    前記スペクトルを感知するための手段を使用するための手段と、
    前記スペクトルを感知するための手段によって感知された1つまたは複数のチャネルに関連する1つまたは複数の品質値を割り当てるための手段と、
    前記デジタルTV帯域データベースによって与えられたチャネル情報が、チャネルが利用可能であることを示し、かつ前記チャネルに関連する前記品質値の1つが品質しきい値を超えたとき、前記チャネルが利用可能であると判断するための手段とをさらに含む、
    通信デバイス。
  33. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための前記手段が、ブロードキャストテレビジョンスペクトルの未使用部分において前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための手段を含む、請求項32に記載の通信デバイス。
  34. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための前記手段が、テレビジョン帯域ホワイトスペースを識別するための手段を含む、請求項32に記載の通信デバイス。
  35. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための前記手段が、前記通信デバイスによって開始されたとき、前記少なくとも1つの利用可能なチャネルを識別するための手段を含む、請求項32に記載の通信デバイス。
  36. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが別のユーザによって占有された場合、少なくとも1つの他の利用可能なチャネルを識別するための手段をさらに含む、請求項32に記載の通信デバイス。
  37. 前記少なくとも1つの利用可能なチャネルが依然として利用可能であるかまたは別のユーザによって占有されたかを周期的に判断するための手段をさらに含む、請求項36に記載の通信デバイス。
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