JP5507674B2 - 均等信号構成を有する磁気rfidカプラ - Google Patents

均等信号構成を有する磁気rfidカプラ Download PDF

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Description

本発明は、RFID技術に関し、詳細にはRFIDプリンタ/エンコーダや他の近距離場符号化用途での使用に適した磁気カプラ機構に関する。
アンテナは、電磁波を放射し受け取るための周知の機構である。アンテナは、様々な形状とサイズで入手可能であるが、それらのアンテナはすべて同じ基本原理に基づいて機能する。受信モードでは、アンテナは、伝搬電磁波を傍受し、次に伝搬電磁波はアンテナ内に電子信号を誘導する。次に、電子信号を、信号を解読する集積回路に取り込むことができる。送信モードでは、アンテナは、給電路を介して電子信号を受け取り、次に電子信号はアンテナの周囲に電界を誘導し、その結果、自由空間を伝搬する電磁波が生成される。アンテナの寸法などの特徴は、その動作周波数、放射パターン、損失、利得などを参照することにより得ることができる。アンテナは、典型的には、金属材料から作成され、様々な構成を有する。1つの既知の構成は、一端に入力信号をそれぞれ受け取る等しい長さの2つの導電体を有するダイポールアンテナである。典型的なダイポールアンテナの2つの導電体は、互いに位置合わせされた細長い導電体である。各導電体は、アンテナによって送信または受信されるターゲット波長の4分の1波長でよい。
アンテナは、自由空間と伝送線路との間で入電磁波と出電磁波を導くために、携帯電話などの無線装置に広く使用されている。アンテナは、無線周波数識別装置(RFID)用途にも使用される。
アンテナを含むRFID装置は、通常、インレイ(inlay)と呼ばれる。インレイは、アンテナならびにトランスポンダを含むことがあり、トランスポンダは、インレイに送信されアンテナによって受信された信号を解読し、アンテナによって送信される信号をアンテナに送るための集積回路である。インレイ・アンテナは、呼掛器と呼ばれることもあるトランシーバと特定のターゲット周波数で通信するように調整(すなわち、サイズ決め)されることがある。呼掛器は、典型的には、RFIDインレイと通信するためのアンテナを有する。インレイは、能動的でも受動的でもあり得る。能動的インレイは、バッテリなどのそれ自体の電源を有し、一方受動的インレイは、呼掛器などの外部電源から電力を受け取る。
終端伝送線路を使用する磁気カプラは、RFID対応ラベル、チケット、タグ、カードまたは他の媒体の符号化に使用することができる。米国特許第7,425,887号および第7,190,270号は、RFIDインレイとの通信のために単一伝送線路カプラを使用するRFIDプリンタ/エンコーダを開示す。
米国特許第7,425,887号 米国特許第7,190,270号 米国特許第7,348,885号
<技術的問題>
電磁結合は、RFIDタグを読み込みまたは符号化するために一般に使用される方法である。広く使用されているが、電磁結合は欠点がないわけではない。例えば、電磁結合は、一般に、RFIDインレイ・アンテナの幾何学形状に依存し、多くの場合、結合を達成するべくトランシーバとRFIDアンテナとの間で磁界を有効に放射するためにRFIDアンテナとトランシーバの最適な位置合わせを決定する複雑な工程が必要である。さらに、インレイ・アンテナの形状が変更されたときは工程を変更しなければならないことがある。
現在入手可能なRFID技術の欠点は、伝送線路内の電流分布が、全てのタイプのインレイ、特に小さなアンテナを有するインレイと、エンコーダの伝送線路内の電流の方向と整合しないアンテナを有するインレイとに最適でないことである。さらに、エンコーダの伝送線路内の信号外乱は、ダイポール型アンテナを有するインレイには最適でない。
あるいは、トランシーバをインレイと結合するために容量結合が使用されることがある。米国特許第7,348,885号は、基板と、基板の表面上のその表面の第1の領域内に配置された第1の複数の直列接続されたストリップ線路導体と、基板の表面上のその表面の第2の領域内に配置された第2の複数の直列接続されたストリップ線路導体とを有する容量型RFIDタグ・エンコーダを開示しており、このエンコーダは、第1の複数の直列接続ストリップ線路導体をRF信号で駆動し、第2の複数の直列接続ストリップ線路導体をRF信号の移相信号で駆動する。
<問題の解決>
本発明の目的は、信号外乱が改善された磁気カプラ機構を提供することである。
本発明の別の目的は、従来の技術を超える改良が得られる磁気カプラを動作させる方法を提供することである。
本発明による機構は、RFIDプリンタ/エンコーダの一部であることが好ましく、または他の近距離場符号化用途で使用されてもよい。
したがって、本発明の一態様によれば、RFIDプリンタ/エンコーダは、ターゲット波長を有する入力信号を提供する入力信号源(例えば、トランシーバ)を有するRFID磁気カプラ機構と、信号源に接続され、入力信号を受け取り入力信号を第1の信号と第2の信号に分割し、第2の信号を反転させて反転信号を提供する信号スプリッタと、絶縁体基板(長さに沿って延在する縦軸を有する長方形体でもよい)と、第1の信号を受け取りかつ基板の第1の面の上に配置された第1の細長い導電性パッチと、反転信号を受け取り、基板の第1の面の上に配置され、第1の導電性パッチと反対側にあり第1の導電性パッチから離間された第2の細長い導電性パッチとを有してもよく、第1と第2のパッチは、基板の縦軸に沿って縦方向に位置合わせされる。
本発明による磁気カプラ機構では、第1と第2の導電性パッチは、互いに縦方向に位置合わせされかつ基板の縦軸に沿って延在する長方形の離間された部材であることが好ましい。好ましい実施形態では、入力信号源とスプリッタが、基板の第1の面と反対側の第2の面上に配置され、第1の導電性パッチと第2の導電性パッチが、基板の第1の面と第2の面の間に延在するそれぞれのビアを介して第1の信号と反転信号を受け取る。
<発明の有利な効果>
本発明の一態様によれば、第1の信号と反転信号は、基板の中心の最も近くに配置されたパッチの近位端に送り込まれ、それにより、基板の縁の近くのパッチの近位端と反対側の遠位端に最大振幅の信号が現れる。好ましい実施形態では、各導電性パッチの長さは、ターゲット波長の4分の1と等しい。
本発明は、信号分割および移相を利用して均等な信号構成を有する磁気カプラ機構を達成する。本発明による磁気カプラ機構の電流方向は、相変わらず媒体経路を横切る方向に向けられ、したがって、一般に短ピッチ/近距離場用途に使用される標準4”長を有するインレイと位置合わせされてもよい。この信号構成の特性は、磁気カプラの中心から送られる4分の1波長経路が、電磁結合を生じるパッチの低特性インピーダンスにより、磁気カプラの端の方に最大振幅を有する正弦半波電流分布を有することである。これは、端で最小振幅レベルを示す2分の1ターゲット波長アンテナ・パッチを有する従来技術の磁気カプラ機構の電流信号外乱と異なる。
本発明の他の特徴と利点は、添付図面を参照する本発明の以下の説明から明らかになる。
本発明の第1の実施形態による磁気カプラ機構の上面図である。 本発明の第1の実施形態による磁気カプラ機構の下面図である。 本発明の第2の実施形態による磁気カプラ機構の上面図である。 本発明の第2の実施形態による磁気カプラ機構の下面図である。 図1A、図1B、図2Aおよび図2Bの機構の、図1Aと図2Aの線3−3に沿って矢印方向から見た断面図である。 本発明による方法の段階の説明図である。 本発明による方法を入力信号に適用した結果を示す図である。 本発明による磁気カプラ機構の導電性パッチに沿った電流分布を示す図である。 本発明による磁気カプラ機構と位置合わせされたダイポール・インレイ・アンテナを示す図である。 本発明による磁気カプラ機構と位置ずれしたダイポール・インレイ・アンテナ(図7に示されたものより小さい)を示す図である。
<例1>
図1Aは、本発明による磁気カプラ機構10の上面図を示し、磁気カプラ機構10は、RFIDプリンタ/エンコーダ用の磁気カプラ機構などの近距離場符号化用途で使用されることが好ましい。磁気カプラ機構10は、ダイポール・カプラが片面に配置された絶縁体基板13を有する。基板13は、長さと平行な縦軸を有する細長い長方形体でよい。ダイポール・カプラは、第1の細長い導電性パッチ12と、第1の導電性パッチ12から離間された第2の細長い導電性パッチ14とを有する。好ましい実施形態では、第1と第2の導電性パッチ12,14は、図1Aによって示されたようにそれぞれ概略長方形形状を有する細長いマイクロストリップである。第1の導電性パッチ12は、第1の端子端12’と、第1の端子端12’と反対側に配置された第2の端子端12”とを有する。また、第2の導電性パッチ14は、第1の端子端14’と、第1の端子端14’と反対側の第2の端子端14”とを有する。第1と第2の導電性パッチ12,14は、その第2の端12”、14”(すなわち、基板13の中心に近い近位端)が、互いに反対側に離間されて配置され、かつその第1の端12’,14’(すなわち、基板13の中心から遠くその端子縁の近くに配置されたパッチ12,14の遠位端)より互いに近くなるように、同じ方向に沿って縦方向に(すなわち、基板13の縦軸に沿って)位置合わせされる。図示された実施形態では、第1と第2の導電性パッチ12,14が、等しい長さのものであることに注意されたい。さらに、各導電性パッチ12,14の長さは、パッチ12,14が受信するターゲット信号の波長の4分の1と等しくなるように選択される。したがって、パッチの全長は、ターゲット信号の波長の2分の1である。本発明の一態様によれば、パッチ12,14は、終端された伝送線路である。したがって、各パッチ12,14の遠位端12’、14’は、それぞれの損失の大きい素子(例えば、抵抗素子9)に結合される。抵抗素子9は、同じ抵抗値を有することが好ましい。抵抗素子9は、基板13上にあってもよく、基板13の外にあってもよい。4分の1波長の終端伝送線路は、カプラ入力で整合状態となる実負荷での終端をある程度可能にし、したがって周波数依存が最小である。他方、許容可能な入力整合を有する開放伝送線路を考案することは難しい。さらに、整合が得られた場合でも、開放伝送線路に供給されたすべての電力が放射され、その結果分離問題が生じることになる。パッチ12,14の遠位端12’、14’が、パッチ12,14上の互いから最も離れた場所なので、2つの抵抗素子を有することが好ましいことに注意されたい。更に、4分の1波長の任意の倍数でパッチ12,14の次数(order)および周波数依存が高まるので、4分の1波長のパッチが好ましい。したがって、4分の1波長の基本パッチ長によって、最も広い入力整合が得られ、したがって最も広い帯域幅が得られる。
図1Bは、磁気カプラ機構10の上面と反対側の裏面の平面図を示す。1つの好ましい実施形態では、磁気カプラ機構10の裏面上の絶縁体基板13の一部分の上に適切なICトランシーバ16が配置されてもよい。トランシーバ16は、2つの導電性ノード18,20に電気的に結合される。具体的には、トランシーバ16は、導電性トレース21によってノード18に直接結合され、ノード18は、導電性伝送線路22によってノード20に電気的に結合される。本発明の一態様によれば、導電性伝送線路22は、ターゲット波長の2分の1である。
<例2>
類似の数字が類似の特徴を示す図2Aを参照すると、本発明の第2の実施形態では、パッチ12,14が、長方形ではなく細長い部材である。より正確に言うと、各パッチ12,14は、円弧状の近位端12”,14”と遠位端12’,14’とを有する。
図2Bを参照すると、第2の実施形態では、導電性伝送線路22は、蛇行部分22’を有する。蛇行部分22’を有することにより、半波長伝送線路をより小さなフットプリントで得ることができる。両方の実施形態において、トランシーバ16が他の場所にあってもよく、基板13上になくてもよいことに注意されたい。さらに、好ましい実施形態では、基板13は、本体の真中に共通アース平面を有する三層プリント回路基板(PCB)でもよい。
本発明の一態様によれば、ノード18と20との間に延在する半波長導電性伝送線路22は、電力分割器として働く。半波長伝送線路22のインピーダンスが、その端に接続された負荷と同じであり、その特性インピーダンスと関係ないことが分かる。したがって、半波長伝送線路22に見られるものは、あたかも半波長伝送線路22が存在しないかのように、(端に接続された)パッチ20の入力インピーダンスである。したがって、ウィルキンソンの4分の1波長電力分割器の周知の理論に基づいて、パッチ18,20の端での等しい負荷の対称性とその特性インピーダンスによって、等しい電力分割が得られることが容易に分かる。その結果、信号を等しい振幅を有する2つの信号に分割することができる。さらに、半波長伝送線路22は、2つの信号の一方を180度だけ移相(すなわち、反転)させる。導電性伝送線路22の形状が重要でない場合があることに注意されたい。しかしながら、導電性伝送線路22の電気的長さは重要なことがある。電気的長さは、幅と物理的長さの両方の関数である。導電性伝送線路22は、マイクロストリップ設計の共通ガイドラインに従っている限り他の形状に形成されてもよい。好ましい実施形態では、導電性伝送線路22の動作範囲は、UHF RFIDの周波数の範囲内であるように定義される。
次に図3を参照すると、ノード18は、第1の導電性ビア24を介して第1の導電性パッチ12の第2の端子端12”に電気的に接続され、ノード20は、第2の導電性ビア26を介して第2の導電性パッチ14の第2の端子端14”に電気的に接続される。好ましい実施形態では、各ビア24,26は、絶縁体基板13をその裏面から上面に貫通する。これにより、トランシーバ16によって送信された信号は、ビア24,26を介して第1の導電性パッチ12と第2の導電性パッチ14に送られる。本発明の一態様によれば、第1と第2の導電性パッチ12,14の第2の端12”,14”は、トランシーバ16などの入力源から入力信号を受け取る働きをする。ビア26は、EMシミュレーション・ツールで最適化することができる多くないある程度の電気的長さを追加してもよい。パッチ18,20、導電性トレース21、導電性伝送線路22、ビア24,26は、銅などの任意の適切な導電体から作成されてもよい。絶縁体基板13は、FR4やアルミナなどの任意の適切な重合体またはセラミック材料から作成されてもよい。
図4は、本発明によって実行される方法の段階を示す。これにより、入力信号が、例えばトランシーバ16によって提供されS10、次に、前述のように導電性伝送線路22によって第1と第2の信号に分割される。あるいは、ウィルキンソン電力分割器などの電力分割器を使用して入力信号を分割することができる。第1と第2の信号の一方、例えば第2の信号が、その振幅を変化させることなく導電性伝送線路22によって反転されることに注意されたい(S12)。すなわち、第2の信号は、導電性伝送線路22によって180度移相される。あるいは、反転回路を使用して反転信号を得ることができることに注意されたい。いずれの場合も、反転信号は、全ての瞬間に他の信号と反対の電圧極性を有する。その後で、反転信号は、磁気カプラ機構10の導電性パッチ18,20の一方に送られ、非反転信号は、他方の導電性パッチに送られる。したがって、例えば、第2の信号が反転されたとき、第1の信号は、ビア24を介して第1の導電性パッチ12の第2の端子端12”に送られ、反転信号は、ビア26を介して第2の導電性パッチ14の第2の端子端14”に送られる。その結果、本発明の一態様によれば、入力信号は、パッチ12および14の第2の端子端12”,14”の間で基板13の真中の方に呼掛器によって定義されたシステム・インピーダンスに送り込まれる。
図5は、本発明による方法の適用結果として入力信号に対する変化を示す。これにより、トランシーバ16などの信号源からの入力信号28が、第1の信号30と第2の信号32に分割される。次に、信号32は、第1の信号30に対して反転され(180度移相され)、これは、ボックス34によって記号化される。その後で、第1の信号30と反転信号36が、それぞれ導電性パッチ12,14の第2の端子端12”,14”に送られる。
図6は、第1の信号30と反転信号36を受け取ったときの導電性パッチ12,14に沿った電流分布を示す。各パッチ12,14によって送られた信号が、第1端12’,14’で最大値を有することに注意されたい。これにより、電流振幅は、正弦半波分布に従って第1端12’,14’で最大値を有する。パッチ12,14は、そこに流れる電流によって、磁界によって取り囲まれる。本発明の一態様による応用例では、インレイは、この反応近距離場内に位置決めされ活動化される。さらに、本発明による磁気カプラ機構の幾何学的長さは、結合特性を高める一般的なダイポール型インレイのほぼ半波長になる。
図7は、ダイポール型インレイのダイポールアンテナ17と位置合わせされた本発明による磁気カプラ機構を示す。そのような状況下では、本発明による磁気カプラ機構の均等な信号により、電流分布が対称的になり、これにより、平面波がインレイ・アンテナを活動化するときに遠距離場に生成される電流と類似の電流がインレイ・アンテナに誘導される。
図8は、アンテナ・インレイ17を示し、アンテナ・インレイ17は小さくてよく、本発明による磁気カプラ機構とそれほど最適に位置合わせされなくてもよい(位置ずれしていてもよい)。そのような状況下で、許容可能な結合を更に達成するために、遠位端12’,14’でのカプラ機構の電流最大値が利用される。図7と図8では、矢印がカプラ機構10に対するインレイ17の移動方向を示すことに注意されたい。
本発明によるアーキテクチャによって、信号が分割されない単純な半波長線路や他の整合伝送線路などの従来の磁気カプラ機構よりも高い結合強度が得られ、同時に、本発明による磁気カプラは、さらに、RFIDプリンタ/エンコーダのプリンタ・キャビティにおいて安定して入力整合を有する終端伝送線路ソリューションであることが分かる。従来技術の歩留まりが低い理由は、信号の移相がきわめて大きいので、インレイ内の誘導電流の方向が変化することである。したがって、磁気カプラの移相が大きいので、電流がインレイ全体に一方向に一貫して流れることがない。カプラの電流経路に対して最適でない向きを有するインレイの放射部品の方に強い結合を達成できない場合は、パッチ12および14の端子端12’,14’における最大振幅によって、小さいサイズを有するインレイの誘導ループの方により強力な結合が得られることに注意されたい。実際は、実験から、短いダイポール型インレイの非均等信号構成と比較して結合がより強力であることが分かった。
図6によって示された結果が、驚くべき予期しないものであると考えられることに注意されたい。すなわち、従来の理解によれば、2つのパッチが等しい長さのものであるが逆極性の信号を受信するとき、信号強度の打ち消しまたは少なくとも減少が予想される。しかしながら、本発明によるカプラ機構では、結合信号が、同じ幾何学的位置、すなわち基板13の中心にあるので、パッチ12,14に沿った2つの半信号の伝搬方向は、互いに反対であり、すなわち端子が配置された外側の遠位端12’,14’の方向である。従って、電流は、全ての瞬間にカプラの全長に沿って一方向に流れる。本発明による磁気カプラ機構の均等な信号構成の目的は、短いダイポール型インレイが幾何学的に対称であることと全く同じような電流振幅の対称性を達成することである。
本発明による磁気カプラ機構は、カプラをTPH(サーマル印刷ヘッド)上などのプリンタのドットラインの近くに固定できるようにサイズを最適化する。更に、マイクロストリップ・パッチ12,14は、カプラの電磁場を閉じ込めて短いピッチ/近距離場用途の分離を達成する。したがって、幾何学的および磁気的原理と共に、狭い空間に収容できる小さい磁気カプラを設計することができる。本発明による磁気カプラ機構は、RFIDプリンタ/エンコーダで使用することもでき、また近距離場でのインレイ符号化が媒体ロール上の短ピッチで必要されるインレイの近距離場符号化用の他の近距離場磁気エンコーダ用途でも使用することができる。さらに、磁気カプラが、ターゲット波長の約2分の1なので、極めて一般的な2分の1波長のインレイに結合することができ、それにより、磁気カプラ機構の結合特性が高まる。
本発明をその特定の実施形態に関して説明したが、多くの他の変形および修正ならびに他の用途が当業者に明らかになるであろう。したがって、本発明は、本明細書の特定の開示によって限定されず、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることが好ましい。
本発明は、RFID技術、および詳細にはRFIDプリンタ/エンコーダまたは他の近距離場符号化用途での使用に適した磁気カプラ機構に関する。
終端伝送線路を使用する磁気カプラは、RFID対応のラベル、チケット、タグ、カード、その他の媒体の符号化で使用することができる。
9 抵抗素子
10 磁気カプラ機構
12,14 導電性パッチ
12’,14’ 遠位端
12”,14” 近位端
13 絶縁体基板
16 トランシーバ
18,20 導電性ノード
21 導電性トレース
22 導電性伝送線路

Claims (12)

  1. RFID磁気カプラ機構であって、ターゲット波長を有する入力信号を提供する入力信号源と、前記信号源に結合されており、前記入力信号を受け取り、前記入力信号を第1の信号と第2の信号に分割するスプリッタであって、前記第2の信号を180度移相させるように構成されたスプリッタと、長さに沿って延在する縦軸を有する絶縁体基板と、前記第1の信号を受け取り、前記基板の第1の面の上に配置された第1の細長い導電性パッチと、前記反転信号を受け取り、前記基板の前記第1の面の上に前記第1の導電性パッチと反対側に前記第1の導電性パッチから離間されて配置された第2の細長い導電性パッチとを有し、前記第1の導電性パッチと前記第2の導電性パッチが、互いに縦方向に位置合わせされ、前記絶縁体基板の前記縦軸に沿って延在し、前記入力信号源と前記スプリッタが、前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面上に配置されたRFID磁気カプラ機構。
  2. 前記第1と第2の導電性パッチが、互いに縦方向に位置合わせされた長方形体である、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  3. 前記第1の導電性パッチと前記第2の導電性パッチが、前記基板の前記第1の面と前記第2の面との間に延在するそれぞれのビアを介して前記第1の信号と前記移相信号を受け取る、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  4. 前記入力信号源が、トランシーバである、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  5. 前記第1の導電性パッチと前記第2の導電性パッチが、前記ターゲット波長の4分の1域と等しい長さをそれぞれ有する細長い部材である、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  6. 前記第1の導電性パッチが、第1の端子端と第2の端子端を有し、前記第2の導電性パッチが、第1の端子端と第2の端子端とを有し、前記第1と第2のパッチの前記第1の端子端が、互いに前記第1と第2のパッチの前記第2の端より遠くにあり、前記第1の導電性パッチの前記第2の端子端が、第前記1の信号を受け取り、前記第2の導電性パッチの前記第2の端子端が、移相信号を受け取る、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  7. 前記スプリッタが、前記ターゲット波長の2分の1波長の導電性伝送線路を有する、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  8. 前記導電性パッチが、マイクロストリップ終端伝送線路を有する、請求項1に記載のRFID磁気カプラ機構。
  9. RFID磁気カプラ機構を動作させる方法であって、ターゲット波長を有する入力信号を提供する段階と、前記入力信号を第1の信号と第2の信号に分割する段階と、前記第2の信号を前記第1の信号に対して180度移相させて移相信号を得る段階と、前記第1の信号と前記移相信号を、絶縁体基板上に存在するそれぞれの導電性パッチに送る段階と、前記導電性パッチが、前記絶縁体基板の中心近くの近位端と、前記近位端と反対側の遠位端とをそれぞれ有する互いに縦方向に位置合わせされた2つの細長いパッチを有し、前記近位端の一方が、前記第1の信号を受け取り、他方の近位端が、前記移相信号を受け取る、とともに各近位端が、前記絶縁体基板を貫通するビアから信号を受け取る方法。
  10. 前記パッチが長方形である、請求項に記載の方法。
  11. 請求項1に記載のRFIDカプラ機構を含むRFIDプリンタ/エンコーダ。
  12. インレイの近距離符号化における請求項1に記載のRFID機構の使用。
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