JP5505148B2 - 二重化制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、制御系モジュールのみによるシングル運転から、待機系モジュールの復帰により二重化運転に移行する際に、前記制御系モジュールのアプリケーションが書き込み読み出ししているファイルを前記待機系モジュールのファイルに等値化する二重化制御システムに関するものである。
二重化制御システムでは、二つの全く同じ構成のCPUモジュール上で同様の処理を並列に動作させる。一方のCPUモジュールは外部機器に対する信号出力を行う。このときのCPUモジュールの動作モードを制御系動作モードと呼び、このモードで動作するCPUモジュールを制御系モジュールと呼ぶ。
また、もう一方のCPUモジュールは、外部機器に対する信号出力を行わない。このときのCPUモジュールの動作モードを待機系動作モードと呼び、このモードで動作するCPUモジュールを待機系モジュールと呼ぶ。
二重化運転状態において制御系モジュールが異常状態となった場合は、待機系モジュールの動作モードが制御系動作モードに移行されて新たな制御系モジュールとなり、システムはシングル運転状態へ移行される。
シングル運転状態から二重化運転状態への移行時に、新たなCPUモジュールを追加すると、そのCPUモジュールは待機系動作モードで動作する待機系モジュールとなる。このとき、制御系モジュールから待機系モジュールへ必要なデータが等値化される。等値化されるデータには、メモリと制御系モジュールのアプリケーションが書き込み,読み込みしている全ファイルがある。
本発明は、シングル運転状態から二重化運転状態へ移行する際の、制御系モジュールから待機系モジュールへのファイルの等値化の仕組みを提供する。図8は、従来の二重化制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。
制御系モジュール10は、ファイル二重化制御部11、制御系ファイル12、アプリケーション13を備える。ファイル二重化制御部11は、等値化部11A、書き込み部11B,読み込み部11Cを具備する。待機系モジュール20は、ファイル二重化制御部21及び待機系ファイル22を備える。ファイル二重化制御部21は、等値化部21Aを具備する。
この構成例では、二重化運転移行時に、制御系モジュール10のアプリケーション13から制御系のファイル12へ書き込みを禁止した状態で、制御系ファイル12の内容を待機系モジュール20の待機系ファイル22に書き込んで等値化する。
制御系ファイル12の読み書きを行うアプリケーション13は、読み込み時は、読み込み部11Bに対して読み込み要求データを送信する。読み込み要求データには、ファイル名と読み込み範囲の情報が含まれる。読み込み範囲は、ファイルを読み込む位置(ファイルの先頭からの読み込み開始オフセット〜読み込み終了オフセット)を示す。
アプリケーション13は、書き込み時は、書き込み部11Bに対して書き込み要求データを送信する。書き込み要求データには、ファイル名と書き込みデータと書き込み範囲の情報が含まれる。書き込み範囲は、ファイルを書き込む位置(ファイルの先頭からの書き込み開始オフセット〜書き込み終了オフセット)を示す。
制御系モジュール10のファイル二重化制御部11は、二重化運転への移行処理時に、アプリケーション12から制御系ファイル12への書き込みを禁止して、等値化部11Aへファイル等値化要求を行う。書き込み部11Cは、書き込み禁止のファイルへの書き込み要求は拒否する。
制御系モジュール10の等値化部11Aは、ファイル二重化制御部11からのファイル等値化要求受信時に、制御系ファイル12のコピー要求を待機系モジュール20の等値化部21Aへ行う。
待機系モジュール20の等値化部21Aは、制御系モジュール10の等値化部11Aから受信した等値化要求に基づいて、制御系ファイル12の内容を待機系ファイル22にコピーする。
図9は、従来の二重化制御システムの他の構成例を示す機能ブロック図である。図8の構成例との相違は、アプリケーション13の制御系ファイル12へのファイル書き込みを禁止せずにファイルを等値化する構成である。
この手法では、二重化運転移行時のファイル等値化中は、アプリケーション12からの制御系ファイル12への書き込み要求を、ファイル二重化制御部11に形成した書き込み要求キュー11Dに保存し、実際には制御系ファイル12には書き込まない。等値化完了後に書き込み要求キュー11Dに溜まっているファイル書き込み要求データを、制御系ファイル12及び待機計ファイル22に書き込む。
以下、図8の従来技術と異なる処理について記述する。読み込み部11Cは、ファイル読み込み要求受信時に制御系ファイル12から読み込み範囲のデータを読み込み、そのデータをアプリケーション13に通知する。ただし、二重化運転移行処理中は以下の手順でアプリケーション13に渡すデータを作成する。
最初に、制御系ファイル12から読み込み範囲に含まれるデータを読み込む。次に、書き込み要求キュー11Dに溜まっているファイル書き込み要求データを全て参照し、各書き込み要求が該当ファイルの読み込み範囲内であるかを判断し、該当する場合は制御系ファイル12から読み込んだデータに対して、ファイル書き込み要求データを反映する。
書き込み部11Bは、ファイル書き込み要求受信時に対象の制御系ファイル12の書き込み範囲に書き込みデータを書き込む。ただし、該当ファイルが書き込み禁止の場合は、ファイルには書き込まず、書き込み要求データを書き込み要求キュー11Dに保存する。即ち、書き込み要求キュー11Dは、ファイル書き込み禁止中の制御系ファイル12への書き込み要求データを保存する。
特開2005−182217号公報
従来構成の二重化制御システムでは、次のような問題がある。
図8に示す従来構成では、制御系ファイル12への書き込みを禁止して、ファイルを等値化する。従って、ファイル書き込み禁止中は、アプリケーション13が独自にファイルに書き込むデータをバッファリングしなければならない。更に、ファイル書き込み禁止期間は、等値化するファイルサイズに比例してバッファサイズが無制限に増加するため、アプリケーション13は用意するバッファのサイズを決定することができない。
図9に示す従来構成では、制御系ファイル12への書き込みを禁止せずにファイルを等値化することができる。しかしながら、ファイル読み込み要求時は、読み込んだファイルデータに対して書き込み要求キュー11Dの内容を全て反映しなければならないため、ファイル読み込み性能が悪化する。
本発明の目的は、ファイル等値化処理中にアプリケーションからのファイル書き込みを禁止せず、且つファイル等値化処理中のアプリケーションのファイル読み込み性能をほとんど劣化させることがない二重化制御システムを実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明は次の通りの構成になっている。
(1)制御系モジュールのみによるシングル運転から、待機系モジュールの復帰により二重化運転に移行する際に、前記制御系モジュールのアプリケーションが書き込み読み出ししているファイルを前記待機系モジュールのファイルに等値化する二重化制御システムにおいて、
原則として書き込み禁止処理した前記制御系モジュールのファイルを前記待機系モジュールのファイルにコピーしている期間中に、前記アプリケーションが制御系モジュールのファイルに書き込み要求したデータを保持する1次バッファを前記制御系モジュールに生成し、
前記ファイルのコピー処理の終了後、前記1次バッファへの書き込みを禁止すると共に、この1次バッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記し、
前記1次バッファのデータ追記の期間中に、前記アプリケーションが制御系モジュールのファイルに書き込み要求したデータを保持する2次バッファを前記制御系モジュールに生成し、
以下同様に、書き込み禁止された(N−1)次バッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記している期間中に、前記アプリケーションが制御系モジュールのファイルに書き込み要求したデータを保持するN次バッファを前記制御系モジュールに順次生成し、
前記N次バッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記している期間中に、前記アプリケーションよりの書き込み要求が発生しない時に、全ファイルの等値化処理を終了することを特徴とする二重化制御システム。
(2)前記制御系モジュールのファイルを前記待機系モジュールへ等値化する速度は、前記アプリケーションによる制御系モジュールのファイルへの書き込み速度よりも速くされていることを特徴とする(1)に記載の二重化制御システム。
(3)前記制御系モジュールに生成されたバッファは、そのデータが前記待機系モジュールのファイルと前記制御系モジュールのファイルに追記された後、順次削除されることを特徴とする(1)または(2)に記載の二重化制御システム。
(4)前記制御系モジュールに生成されたバッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記するのに要する時間が、前記アプリケーションの動作上許容されるファイル書き込み禁止時間よりも短かくなった場合には、前記アプリケーションの前記バッファへの書き込みを禁止し、そのバッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の二重化制御システム。
(5)前記アプリケーションは、制御系モジュールのファイルのデータを読み込む際に、全ての読み込み範囲が前記ファイルに含まれていない場合には、前記1次バッファからN次バッファを順次探索し、読み込み範囲が含まれるバッファよりデータを取得して読み込み済みデータに結合することを特徴とする(1)乃至(4)のいずれかに記載の二重化制御システム。
本発明によれば、次のような効果を期待することができる。
(1)アプリケーションにファイル書き込みを禁止することなく、制御系モジュールのファイルを待機系モジュールに等値化することができる。
(2)ファイルの等値化中であっても、アプリケーションは最新のファイルデータを取得することができ、通常のファイル読み込みと比較してアクセス速度の劣化はほとんどない。これにより、アプリケーションはファイルの二重化を考慮することなくファイルの読み書きを行うことができる。
本発明を適用した二重化制御システムの一実施例を示す機能ブロック図である。 ファイル等値化処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル書き込み処理の流れを説明するフローチャートである。 ファイル読み込み処理の流れを説明するフローチャートである。 書き込みバッファによる等値化処理の流れを説明するタイムチャートである。 図2に示すファイル等値化処理における書き込みバッファの追記処理の他の流れを説明するフローチャートである。 図4に示すファイル書き込み処理の他の流れを説明するフローチャートである。 従来の二重化制御システムの構成例を示す機能ブロック図である。 従来の二重化制御システムの他の構成例を示す機能ブロック図である。
以下本発明を、図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明を適用した二重化制御システムの一実施例を示す機能ブロック図である。図8で説明した従来構成と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
図1は、図8に示す従来構成の機能を拡張したものである。以下、図8の構成に対して追加した要素と、変更した処理について述べる。尚、本発明では、アプリケーションによるファイル書き込みを、追記書き込みに限定するものとする。
追記書き込みとは、新たな書き込みデータをファイルの終端に追加する処理であり、ファイルに一度書き込んだデータは後から変更しないものとする。この処理は、例えば、データロギング等で採用されている。
図8の構成に追加された要素は、制御系モジュール10のファイル二重化制御部11内に、等値化制御部101、書き込み制御部102、読み込み制御部103、書き込みバッファ104を形成した構成である。
アプリケーション13は、図8と同様に制御系ファイル12の読み書きを行うが、読み込み時には、読み込み制御部103に対して読み込み要求データを送信する。書き込み時には、書き込み制御部102に対して書き込み要求データを送信する。ここで、書き込みするデータは追記のみとする。読み込み要求データ、書き込み要求データは、図8の従来技術と同様である。
ファイル二重化制御部11は、二重化運転行移行処理時には、制御系ファイル12の書き込みを禁止して、等値化部11Aと等値化制御部101に対してファイル等値化要求を行う。等値化制御部101は、ファイル等値化要求受信時に、待機系ファイル22及び制御系ファイル12のデータに対し、書き込みバッファ104に保持されたデータを追記する。
書き込みバッファ104のデータの制御系ファイル12と待機系ファイル22への追記は、1次バッファ→2次バッファ・・・N次バッファの順に行う。また、制御系ファイル12への追記は等値化制御部101が行い、待機系ファイル22への追記は待機系モジュール20の等値化部21Aへ等値化制御部101がファイル書き込み要求を行う。このとき、該当バッファは書き込み禁止とする。書き込み要求に基づく処理の終了後は、該当バッファを削除する。
書き込み制御部102は、書き込み要求データ受信時に、制御系ファイル12の書き込み可能な領域を探索し、その領域に書き込みデータを追記する。探索順は、制御系ファイル→1次バッファ→2次バッファ・・・N次バッファである。
全ての領域が書き込み禁止の場合は、新しいバッファを作成する。ここで、バッファへの書き込み速度は、等値化制御部によるファイル等値化速度以下とする。また、ファイル書き込み時は、書き込み部11Bに書き込み要求データを送信する。
読み込み制御部103は、読み込み要求データ受信時に、要求に含まれる読み込み範囲のデータを、制御系ファイル12と書き込みバッファ104から探索し、アプリケーション13に通知する。探索方法は、制御系ファイル12→1次バッファ→2次バッファ・・・N次バッファの順に、夫々のデータサイズを基に読み込み範囲に該当するかを判断する。
このとき、データ範囲が制御系ファイル12と複数のバッファに跨る場合は、夫々から取得したデータを結合する。また、ファイル読み込み時は、読み込み部11Cに読み込み要求データを送信する。
書き込みバッファ104は、制御系ファイル12への書き込み内容を保持するバッファ群である。バッファは複数存在可能であり、生成順に1次バッファ、2次バッファ・・・Nバッファとする。各バッファが保持するデータの例は以下の通りである。
(a)ファイル名:書き込みデータを追記するファイル名
(b)書き込み範囲:書き込みデータをファイルに書き込む位置
(c)書き込みデータ:ファイルに追記するデータ
以下、図2乃至図4のフローチャート及び図5のタイムチャートにより、処理の流れを説明する。図2乃至図4において、本発明特有の処理ステップは太線のブロックで表記する。
図2は、ファイル等値化処理の流れを説明するフローチャートである。図2(A)は、ファイル等値化処理の基本的な流れを示す。図2(B)は、図2(A)における本発明特有の処理ステップS5の詳細フローを示す。
図2(A)において、ステップS1で等値化処理が開始されると、ステップS2でファイル等値化制御部11は制御系ファイル12への書き込みを禁止する。ステップS3でファイル等値化制御部11は、等値化部11Aにファイル等値化要求を行う。
ステップS4で等値化部11Aは、制御系ファイル12の内容を待機系モジュールの待機系ファイル22へ追記する。次に、ステップS5で書き込みバッファ104のデータを待機系ファイル22及び制御系ファイル12に追記する。
ステップS6でファイル等値化制御部11は、制御系ファイル12への書き込み禁止を解除し、ステップS7でファイル等値化処理を終了する。ステップS5の書き込みバッファの詳細は、図2(B)に示される。
図2(B)において、ステップS51で書き込みバッファの追記処理が開始されると、ステップS52でファイル二重化制御部11は等値化制御部101へファイル等値化要求を行う。ステップS53で等値化制御部101は、等値化するバッファを選択し、これを書き込み禁止にする。
ステップS54で等値化制御部101は、待機系モジュール20の等値化部21Aに等値化するバッファデータの書き込み要求をする。ステップS55で待機系モジュール20の等値化部21Aは、待機系ファイル22にバッファデータを追記する。
次に、ステップS56で、等値化制御部101は、制御系ファイル12にバッファデータを追記する。そして、等値化制御部101は、ステップS57で追記処理済みのバッファを削除する。
ステップS58のチェックで全バッファの追記処理が完了した場合には、ステップS59で書き込みバッファの追記処理を終了する。ステップS58のチェックで全バッファの追記が未完了であれば、ステップS53に戻り同一処理を繰り返す。
図3は、ファイル書き込み処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS1でファイル書き込み処理が開始されると、ステップS2でアプリケーション13が書き込み制御部102に書き込み要求データを送信する。
ステップS3のチェックで、制御系ファイル12が書込み禁止でない場合には、ステップS4に進み、書き込み制御部102は書き込み部11Bに書き込み要求データを送信する。ステップS5で書き込み部11Bは、制御系ファイル12に書き込みデータを追記し、ステップS6で書き込み処理を終了する。
ステップS3のチェックで、書き込み禁止である場合には、ステップS7のチェックに進み、書き込み可能なバッファが存在する場合には、ステップS8で書き込み制御部102は書き込み可能なバッファに書き込みデータを追記する。ステップS7のチェックで書き込み可能なバッファが存在しない場合には、ステップS9で書き込み制御部102は、書き込み可能なバッファを生成し、ステップS8に進む。
図4は、ファイル読み込み処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS1でファイル読み込み処理が開始されると、ステップS2でアプリケーション13は読み込み制御部103に読み込み要求データを送信する。
ステップS3のチェックで読み込み範囲が制御系ファイル12に含まれる場合には、ステップS4で読み込み制御部103は、読み込み部11Cに読み込み要求データ送信する。ステップS5で読み込み部11Cは、制御系ファイル12から読み込み範囲のファイルデータを読み込む。
ステップS6のチェックで読み込み範囲全ての読み込みが完了していれば、ステップS7で読み込み制御部103はアプリケーション13に読み込みデータを通知し、ステップS8でファイル読み込み処理を終了する。
ステップS3のチェックで読み込み範囲が制御系ファイル12に含まれない場合には、ステップS9で読み込み制御部103は、読み込み範囲が含まれるバッファを探索する。ステップS10で読み込み制御部103は探索したバッファからバッファデータを読み込んでステップS6に進む。ステップS6のチェックで読み込み範囲全ての読み込みが完了していない場合には、ステップS9に戻り、同一処理を繰り返す。
図5は、書き込みバッファによる等値化処理の流れを説明するタイムチャートである。アプリケーション13は、ファイル書き込み周期1秒、1周期の書き込み量1MBでファイル書き込みを行うものとし、二重化運転移行処理前に既に1000MBの制御系ファイル12が存在するとする。また、ファイル二重化制御部11によるファイル等値化速度は、10MB/secとする。
本発明によれば、等値化対象が、制御系ファイル→1次バッファ→2次バッファ→3次バッファと移行するに従い、等値化データのサイズが順次小さくなり、それに伴い等値化所要時間も減少していく。
1次バッファにはファイルの等値化所要時間100秒(1000MB/10MB/sec)の間にアプリケーション13から書き込み要求のあった100MB(1MB/秒*100秒)のデータが蓄積される。
次に2次バッファには、1次バッファの等値化所要時間10秒(100MB/10MB/sec)の間に、アプリケーションから書き込み要求のあった10MB(1MB/秒*10秒)のデータが蓄積される。
このようにバッファデータのサイズは徐々に減少していき、最終的に3次バッファの等値化中はアプリケーションからの書き込み要求がないため、3次バッファの等値化後に制御系と待機系のファイルは完全に同一となり、全等値化処理を終了する。
以上説明した実施例では、N次バッファの等値化中におけるアプリケーションからのファイル書き込み要求がなくなるまでファイル等値化が完了しないため、等値化が完了するまでに多くの時間を要してしまう場合がある。
そこで、アプリケーション13が一定時間であればファイル書き込み禁止を許容できる場合は、その時間内のみファイル及びバッファへの書き込みを禁止することで、ファイル等値化の時間を削減することがでる。
図6は、図2に示すファイル等値化処理における書き込みバッファの追記処理(図2(B))の他の流れを説明するフローチャートである。図2(B)に追加されるステップは、ステップS60、S61、S62である。
追加ステップS60、S61は、ステップS53とステップS54の間に挿入される。追加ステップS60のチェックでは、各バッファをファイルへ追記する前に、そのバッファの追記所要時間がアプリケーション13の書き込み禁止許容時間より短いか否かを判断する。追記所要時間は、バッファデータサイズ/追記速度で求まる。追記速度は、制御系モジュールと待機系モジュール間のデータ転送方法や機器の処理能力によって一意に決まる。
追加ステップS60のチェックで、バッファの追記所要時間がアプリケーション13の書き込み禁止許容時間より短い場合には、追加ステップS61に進み、全書き込みを禁止後、ステップS54に進み、そのバッファの追記処理を行う。追加ステップS60のチェックで、追記所要時間が書き込み禁止許容時間より長い場合には全書き込みを禁止せず、ステップS54からバッファの追記処理を行う。
その後、ステップS58とステップS59の間に挿入された追加ステップS61により全書き込み禁止を解除する。尚、ここでいう全書き込み禁止とは、制御系ファイルと全てのバッファへの書き込みを禁止することである。
図7は、図4に示すファイル書き込み処理の他の流れを説明するフローチャートである。図4に追加されるステップは、ステップS10及びステップS11である。追加ステップS10は、ステップS2とステップS3の間に挿入される。
追加ステップS10のチェックで、アプリケーション13からの書き込み要求データ受信時に、全書き込みが禁止されている場合は、追加ステップS11でアプリケーション13に書き込み拒否を通知し、ステップS6でファイル書き込み処理を終了するする。追加ステップS10のチェックで、全書き込みが禁止されていない場合は、ステップS3に進み図4と同様に処理する。
このように、所定の条件下でアプリケーション13の制御系ファイル12及びバッファ104への書き込みを禁止する処理によって、ファイル等値化処理中のファイル書き込み禁止時間を、アプリケーションの許容時間内に収めることができる。
10 制御系モジュール
11 ファイル二重化制御部
11A 等値化部
11B 書き込み部
11C 読み込み部
12 制御系ファイル
13 アプリケーション
20 待機系モジュール
21 ファイル二重化制御部
21A 等値化部
22 待機系ファイル
101 等値化制御部
102 書き込み制御部
103 読み込み制御部
104 書き込みバッファ

Claims (5)

  1. 制御系モジュールのみによるシングル運転から、待機系モジュールの復帰により二重化運転に移行する際に、前記制御系モジュールのアプリケーションが書き込み読み出ししているファイルを前記待機系モジュールのファイルに等値化する二重化制御システムにおいて、
    原則として書き込み禁止処理した前記制御系モジュールのファイルを前記待機系モジュールのファイルにコピーしている期間中に、前記アプリケーションが制御系モジュールのファイルに書き込み要求したデータを保持する1次バッファを前記制御系モジュールに生成し、
    前記ファイルのコピー処理の終了後、前記1次バッファへの書き込みを禁止すると共に、この1次バッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記し、
    前記1次バッファのデータ追記の期間中に、前記アプリケーションが制御系モジュールのファイルに書き込み要求したデータを保持する2次バッファを前記制御系モジュールに生成し、
    以下同様に、書き込み禁止された(N−1)次バッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記している期間中に、前記アプリケーションが制御系モジュールのファイルに書き込み要求したデータを保持するN次バッファを前記制御系モジュールに順次生成し、
    前記N次バッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記している期間中に、前記アプリケーションよりの書き込み要求が発生しない時に、全ファイルの等値化処理を終了することを特徴とする二重化制御システム。
  2. 前記制御系モジュールのファイルを前記待機系モジュールへ等値化する速度は、前記アプリケーションによる制御系モジュールのファイルへの書き込み速度よりも速くされていることを特徴とする請求項1に記載の二重化制御システム。
  3. 前記制御系モジュールに生成されたバッファは、そのデータが前記待機系モジュールのファイルと前記制御系モジュールのファイルに追記された後、順次削除されることを特徴とする請求項1または2に記載の二重化制御システム。
  4. 前記制御系モジュールに生成されたバッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記するのに要する時間が、前記アプリケーションの動作上許容されるファイル書き込み禁止時間よりも短かくなった場合には、前記アプリケーションの前記バッファへの書き込みを禁止し、そのバッファのデータを前記待機系モジュールのファイルに追記することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の二重化制御システム。
  5. 前記アプリケーションは、制御系モジュールのファイルのデータを読み込む際に、全ての読み込み範囲が前記ファイルに含まれていない場合には、前記1次バッファからN次バッファを順次探索し、読み込み範囲が含まれるバッファよりデータを取得して読み込み済みデータに結合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の二重化制御システム。
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