JP5502462B2 - Control apparatus and program for arc welding robot - Google Patents
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Description
本発明はアーク溶接ロボットの制御装置及びプログラムに関するものである。 The present invention relates to an arc welding robot control apparatus and program.
アーク溶接ロボットにおいて、センシングを行うことにより、所望のトーチ姿勢を実現する手段としてはラインレーザセンサによる溶接線倣いがよく知られている。溶接線倣いでは、所望の狙い角、前進後退角を予め設定しておくと、倣いで得られる開先軌道及び開先情報に基づいて狙い位置とトーチ姿勢を開先に合わせてリアルタイムに調整できる技術が実現されている(特許文献1、特許文献2参照、以下、従来技術1という)。
As a means for realizing a desired torch posture by performing sensing in an arc welding robot, welding line copying by a line laser sensor is well known. In welding line copying, if the desired aiming angle and advance / retreat angle are set in advance, the aiming position and torch posture can be adjusted in real time according to the groove based on the groove trajectory and groove information obtained by copying. Technology has been realized (see
又、アーク溶接ロボットでは、アーク溶接用センサとしてタッチセンサを使用する従来技術(特許文献3参照)も広く知られている(以下、従来技術2という)。さらに、ラインレーザセンサにより、ワークの開先位置検出を行う技術も知られている(以下、従来技術3という)。なお、特許文献4は、出願時の技術水準を示す文献である。
Further, in the arc welding robot, a conventional technique (refer to Patent Document 3) using a touch sensor as an arc welding sensor is also widely known (hereinafter referred to as Conventional Technique 2). Furthermore, a technique for detecting a groove position of a workpiece by a line laser sensor is also known (hereinafter referred to as Conventional Technology 3).
ところで、溶接線倣いの従来技術1では、以下の2つの問題があり、この場合のアーク溶接では、位置倣いはもちろんのこと、トーチ姿勢制御も行えない。
(1) 溶接線倣いでは、特徴点をつなぎ合わせた溶接線軌道を得る必要があるが、前提としては、ある程度の溶接長が必要となるため、短ピッチ溶接には適用できない。なお、図13において、溶接トーチ100と前記溶接トーチ100に対してオフセットして取付けられたレーザセンサ110が、一対の金属板が重ね合わされて形成されたワークWの前記開先120に所定のピッチPiでアーク溶接を行う場合が示されている。前記オフセットは、倣いを行う場合のレーザセンサ110の先見距離Lとなる。先見距離Lは、溶接トーチ100の先端と溶接進行方向側に所定距離離間したツール座標系上のレーザポイント間の距離をいう。このような場合、配置された複数の溶接部位130において、各溶接部位130の溶接開始点と溶接終了点間のピッチPi(溶接長)が、溶接トーチ100とレーザセンサ110の先見距離Lよりも短いと、溶接線倣いのアーク溶接はできないことになる。
By the way, the
(1) In welding line copying, it is necessary to obtain a weld line trajectory in which feature points are connected. However, as a premise, a certain length of welding length is required, so that it cannot be applied to short pitch welding. In FIG. 13, the
(2) 図14に示すように、半径rがトーチ〜レーザ間の距離(先見距離L)の2〜3倍以下の円周溶接には適用できない。この理由は、倣いながら溶接を行おうとすると、レーザセンサ110の視野範囲から溶接開先が外れるためである。
(2) As shown in FIG. 14, the method cannot be applied to circumferential welding in which the radius r is 2 to 3 times or less the distance between the torch and the laser (look-ahead distance L). The reason for this is that if welding is performed while copying, the welding groove deviates from the visual field range of the
又、従来技術2では、上記(1)(2)のワークWに対して位置ずれを補正することができる。トーチ姿勢の補正については以下の第1の補正方法と、第2の補正方法の2種類に大別される。第1の補正方法は、トーチ姿勢については教示姿勢を保持するものである。第2の補正方法は、各点の位置ずれ量から溶接線の回転ずれを算出し、トーチ姿勢に反映するものである。
Further, in the
ところが、第1の補正方法では、ワークが回転ずれを起こした場合に、溶接対象のワークに対してトーチ姿勢が所望の角度にならない場合がある。
又、第2の補正方法では、ワークが回転ずれを起こした場合にも回転ずれに応じた姿勢に修正することができる。しかし、姿勢を求めるためにはロボット言語プログラミングによる数十行の計算が溶接線毎に必要となり、実用的ではない。
However, in the first correction method, the torch posture may not become a desired angle with respect to the workpiece to be welded when the workpiece is deviated in rotation.
In the second correction method, the posture can be corrected according to the rotational deviation even when the workpiece is rotationally displaced. However, in order to obtain the posture, calculation of several tens of lines by robot language programming is required for each weld line, which is not practical.
ワークの開先位置検出をラインレーザセンサにより行う従来技術3では、上記(1)(2)のワークに対して開先に対する二次元の位置ずれ補正を行うことができる。しかし、トーチ姿勢についてはタッチセンサを有する従来技術2と同様の問題がある。
In the
又、従来のラインレーザセンサによる開先位置検出で、溶接教示点とそこからずらした点の2点をそれぞれ教示した場合、当該2点でのそれぞれのセンシング結果を使い、溶接進行方向や開先に対する狙い角をその都度求めることを溶接教示点毎に行えば、所望のトーチ姿勢を求められる。しかし、従来は、1点毎にロボット言語プログラミングによる数十行の計算が必要となり、実用的ではない。 本発明の目的は、溶接線倣いが適用できないワークに対しても溶接トーチの少なくとも狙い角のトーチ姿勢の自動調整ができ、ロボット言語プログラミングが不要となり、1つの命令により、数値指定に基づいて所望のトーチ姿勢が得られるアーク溶接ロボットの制御装置及びプログラムを提供することにある。 In addition, when the groove position detection by the conventional line laser sensor teaches two points, the welding teaching point and the point shifted from that point, the respective sensing results at the two points are used to determine the welding progress direction and the groove. A desired torch posture can be obtained by obtaining the target angle for each welding teaching point. However, conventionally, calculation of several tens of lines by robot language programming is required for each point, which is not practical. The object of the present invention is that automatic adjustment of the torch attitude of at least the target angle of the welding torch can be automatically performed even on a workpiece to which welding line scanning is not applicable, and robot language programming is not required, and it is desired based on numerical designation by one command. It is an object to provide a control device and a program for an arc welding robot capable of obtaining a torch posture.
又、本発明の目的は、溶接線座標系を活用することにより、溶接区間へのアプローチ点や退避点のみならず、溶接線に対する狙いオフセットも数値で簡単に設定できるアーク溶接ロボットの制御装置及びプログラムを提供することにある。 Also, an object of the present invention is to provide a control apparatus for an arc welding robot that can easily set numerically not only the approach point and retreat point to the welding section but also the target offset with respect to the welding line by utilizing the welding line coordinate system. To provide a program.
又、本発明の目的は、基準となる位置からの相対ずれではなく、センシングしているワークに対する絶対位置・姿勢が直接求めることにより、基準となるワーク、いわゆるマスターワークが不要となり、マスターワークの管理の手間を低減できるアーク溶接ロボットの制御装置及びプログラムを提供することにある。 In addition, the object of the present invention is not the relative deviation from the reference position, but the absolute position / orientation with respect to the sensing workpiece is directly obtained. An object of the present invention is to provide a control device and program for an arc welding robot that can reduce the labor of management.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、溶接トーチとともにマニピュレータのアームに対して設けられ、第1センシング点及び第2センシング点におけるワークの開先位置のセンサ座標系上の座標及び前記開先に対する角度を検出結果として取得する位置センサと、前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角及び前進後退角を記憶する姿勢記憶手段と、第1・第2センシング点間の距離を記憶する距離記憶手段と、1つの指令に応じて、前記マニピュレータを駆動制御し、前記距離に基づいて前記位置センサを第1センシング点から第2センシング点に移動させる制御手段と、前記指令に応じて前記位置センサが取得した、第1、第2センシング点の検出結果に基づき、前記第1センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記第1センシング点における開先位置及び前記第2センシング点における開先位置を含む直線と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角及び前進後退角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段を備えることを特徴とするアーク溶接ロボットの制御装置を要旨とするものである。
In order to solve the above problems, the invention according to
請求項2の発明は、請求項1において、前記姿勢記憶手段は、教示時に入力された狙い角及び前進後退角を記憶することを特徴とする。
請求項3の発明は、溶接トーチとともにマニピュレータのアームに対して設けられ、第1センシング点及び第2センシング点におけるワークの開先位置のセンサ座標系上の座標及び前記開先に対する角度を検出結果として取得する位置センサを備えたアーク溶接ロボットの制御装置に使用されるプログラムであって、コンピュータを、前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角及び前進後退角を記憶する姿勢記憶手段と、第1・第2センシング点間の距離を記憶する距離記憶手段と、1つの指令に応じて、前記マニピュレータを駆動制御し、前記距離に基づいて前記位置センサを第1センシング点から第2センシング点に移動させる制御手段と、前記指令に応じて前記位置センサが取得した、第1、第2センシング点の検出結果に基づき、前記第1センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記第1センシング点における開先位置及び前記第2センシング点における開先位置を含む直線と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角及び前進後退角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段として機能させるためのプログラムを要旨とするものである。
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the posture storage unit stores a target angle and a forward / backward angle input at the time of teaching.
The invention according to
請求項4の発明は、溶接トーチとともにマニピュレータのアームに対して設けられ、センシング点におけるワークの開先位置のセンサ座標系上の座標及び前記開先に対する角度を検出結果として取得する位置センサと、前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角を記憶する姿勢記憶手段と、1つの指令に応じて前記位置センサが取得した、センシング点の検出結果に基づき溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき、前記センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記センサ座標系の1軸と一致するように前記狙い角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段を備えることを特徴とするアーク溶接ロボットの制御装置を要旨とするものである。
The invention of
請求項5の発明は、請求項4において、前記姿勢記憶手段は、教示時に入力された狙い角を記憶することを特徴とする。
請求項6の発明は、溶接トーチとともにマニピュレータのアームに対して設けられ、センシング点におけるワークの開先位置のセンサ座標系上の座標及び前記開先に対する角度を検出結果として取得する位置センサを備えたアーク溶接ロボットの制御装置に使用されるプログラムであって、コンピュータを、前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角を記憶する姿勢記憶手段と、1つの指令に応じて前記位置センサが取得した、2センシング点の検出結果に基づき、前記センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記センサ座標系の1軸と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段として機能させるためのプログラムを要旨とするものである。
According to a fifth aspect of the present invention, in the fourth aspect, the posture storage means stores a target angle input at the time of teaching.
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a position sensor which is provided for the arm of the manipulator together with the welding torch and obtains the coordinates on the sensor coordinate system of the groove position of the workpiece at the sensing point and the angle with respect to the groove as a detection result. A program used for the control device of the arc welding robot, wherein the position sensor means for storing a target angle with respect to the groove of the welding torch, and the position sensor acquired in accordance with one command, Based on the detection result of the two sensing points , the welding line coordinate system is calculated so that the coordinates of the groove position at the sensing point are set as the origin and one of the three axes coincides with one axis of the sensor coordinate system. Calculating the position / posture of the manipulator that is the target angle based on the weld line coordinate system, and calculating the position / posture of the manipulator Hazuki, a calculating means for calculating each axis angle of the manipulator and the inverse operation, it is an gist program for functioning as a storage means for storing said each axis angle according to the command.
請求項1、請求項4の発明によれば、溶接線倣いが適用できないワークに対しても溶接トーチの少なくとも狙い角のトーチ姿勢の自動調整ができ、ロボット言語プログラミングが不要となり、1つの命令により、数値指定に基づいて所望のトーチ姿勢が得られる。 According to the first and fourth aspects of the present invention, it is possible to automatically adjust the torch attitude of at least the target angle of the welding torch even for a workpiece to which welding line copying is not applicable, and robot language programming is not required, and one command can be used. The desired torch posture is obtained based on the numerical designation.
又、請求項1、請求項4の発明によれば、溶接線座標系を活用しているため、溶接区間へのアプローチ点や退避点のみならず、溶接線に対する狙いオフセットも数値で簡単に設定できる。
Further, according to the inventions of
又、請求項1、請求項4の発明によれば、基準となる位置からの相対ずれではなく、センシングしているワークに対する絶対位置・姿勢が直接求められるため、基準となるワーク、いわゆるマスターワークが不要となり、マスターワークの管理の手間を低減できる。 Further, according to the first and fourth aspects of the invention, since the absolute position / orientation with respect to the sensing workpiece is directly obtained, not the relative deviation from the reference position, the reference workpiece, so-called master workpiece This eliminates the need to manage the master work.
請求項2、請求項5の発明によれば、教示時に所望の溶接トーチの姿勢を設定することができる。
請求項3、請求項6の発明によれば、プログラムにより、請求項1、請求項4のアーク溶接のロボットの制御装置に記載の効果を容易に実現することができる。
According to the second and fifth aspects of the invention, a desired welding torch posture can be set during teaching.
According to the third and sixth aspects of the invention, the effects described in the arc welding robot control device of the first and fourth aspects can be easily realized by the program.
以下、本発明に係るアーク溶接ロボット(以下、溶接ロボットという)の制御装置を具体化した一実施形態を図1〜9を参照して説明する。
図1は溶接ロボットの制御装置10の構成を示すブロック図である。溶接ロボットの制御装置10は、ワーク(作業対象物)Wに対してアーク溶接を自動で行うように制御するものである。溶接ロボットの制御装置10は、溶接作業を行うマニピュレータM1と、マニピュレータM1を制御するロボット制御装置RCと、ワークWの形状を検出する位置センサとしてのレーザ変位センサLSとを備える。
Hereinafter, an embodiment in which a control device for an arc welding robot (hereinafter referred to as a welding robot) according to the present invention is embodied will be described with reference to FIGS.
FIG. 1 is a block diagram illustrating a configuration of a
又、ロボット制御装置RCには、可搬式操作部としてのティーチペンダントTPが接続されている。図1(a)に示すようにティーチペンダントTPにはテンキーや各種のキーからなるキーボード41及び液晶表示装置等からなるディスプレイ42が設けられている。前記キーボード41により各種の教示データがロボット制御装置RCに入力される。本実施形態のティーチペンダントTPは可搬式操作手段に相当する。
In addition, a teach pendant TP as a portable operation unit is connected to the robot controller RC. As shown in FIG. 1A, the teach pendant TP is provided with a
マニピュレータM1は、フロア等に固定されるベース部材12と、複数の軸を介して連結された複数のアーム13とを備える。最も先端側に位置するアーム13の先端部には、溶接トーチ14が設けられる。溶接トーチ14は、溶加材としてのワイヤ15を内装し、図示しない送給装置によって送り出されたワイヤ15の先端とワークWとの間にアークを発生させ、その熱でワイヤ15を溶着させることによりワークWに対してアーク溶接を施す。アーム13間には複数のモータ(図示しない)が配設されており、モータの駆動によって溶接トーチ14を前後左右に自在に移動できるように構成されている。なお、前後とは、溶接トーチ14が溶接線に沿って進行する方向を前とし、その180度反対方向を後ろとする。又、左右とは進行する方向を人が向いたときを基準として、左右という。
The manipulator M1 includes a
ロボット制御装置RCは、図3に示すようにコンピュータからなる。すなわち、ロボット制御装置RCはCPU(中央処理装置)20、マニピュレータM1を制御するための各種プログラムや、各種の開先形状に応じて用意された複数の画像解析プログラムを記憶する書換可能なEEPROM21や、作業メモリとなるRAM22、各種データを記憶する書換可能な不揮発性メモリからなる記憶部23を備える。CPU20は、制御手段、演算手段に相当する。記憶部23は、姿勢記憶手段、距離記憶手段、保存手段に相当する。
The robot controller RC is composed of a computer as shown in FIG. That is, the robot controller RC is a
記憶部23は、第1記憶領域23a、及び第2記憶領域23b等の記憶領域を有する。第1記憶領域23aはレーザ変位センサLSにて視野範囲FOV(図4参照)を測定して得られた距離情報(測距データ)を記憶するための領域である。第2記憶領域23bには、教示時にティーチペンダントTPのキーボード41にて入力された狙い角、前進後退角、第1センシング点と第2センシング点の距離、教示点の位置、及び教示位置において入力された位置決め命令、直線補間命令等の各種命令を含む教示データを記憶する。
The
ロボット制御装置RCは、前記モータを駆動制御することにより、予め設定された教示データの主軌道に沿って溶接トーチ14を動作させる。又、ロボット制御装置RCは、溶接電流及び溶接電圧といった溶接条件を溶接電源WPSに対して出力し、溶接電源WPSからパワーケーブルPKを通じて供給される電力によって溶接作業を行わせる。
The robot controller RC controls the motor to drive the
レーザ変位センサLSは、レーザの発光及び受光によりワークWまでの距離を測定する走査型のレーザ変位センサであり、溶接トーチ14に搭載される。レーザ変位センサLSは、レーザをワークWに向けて発光する発光部と、ワークWで反射したレーザを受光する受光部等(ともに図示しない)を備える。前記発光部で発光されたレーザは、ワークWで乱反射され、受光部で受光される。受光部は、例えばCCDラインセンサ(ラインレーザセンサ)により構成されており、視野範囲FOVにおけるレーザ変位センサLSからワークWまでの距離を測定するようにされている。
The laser displacement sensor LS is a scanning type laser displacement sensor that measures the distance to the workpiece W by light emission and light reception of a laser, and is mounted on the
又、ロボット制御装置RCは、レーザ変位センサLSを駆動制御し、測定されるレーザ変位センサLSとワークW間の距離(距離情報)に基づいて開先位置を検出する。
レーザ変位センサLSは、レーザ照射方向がツール座標系のいずれかの軸と平行となるようにセンサヘッドLSaが取り付けられている。図2(a)にはツールである溶接トーチ14が示されている。ここでツール座標系は図2(a)のように、溶接トーチ14の軸心にZ軸を一致させたものとして表わされる。そして、本実施形態では、図2(b)に示すように溶接トーチ14に対して、レーザ変位センサLSのセンサヘッドLSaはレーザ照射方向がZ−方向となるように、かつ、溶接トーチ14の溶接進行方向がツール座標系のX軸になるように設定され、レーザ変位センサLSが前記X軸に平行になるように取り付けされる。レーザ変位センサLS(すなわち、図2(b)に示すセンサヘッドLSa)は、溶接トーチ14の先端から溶接進行方向側に所定距離離間した位置にレーザ照射するようにされている。溶接トーチ14の先端と溶接進行方向側に所定距離離間したツール座標系上のレーザポイント間の距離をセンサの先見距離Tという。
Further, the robot control device RC drives and controls the laser displacement sensor LS, and detects the groove position based on the measured distance (distance information) between the laser displacement sensor LS and the workpiece W.
The laser displacement sensor LS is attached with a sensor head LSa so that the laser irradiation direction is parallel to any axis of the tool coordinate system. FIG. 2A shows a
又、ロボット制御装置RCには、溶接作業が行われる前に、溶接が行われる際のマニピュレータM1の動作及び溶接条件等を示す教示データがティーチペンダントTPを介して入力され記憶部23の第2記憶領域23bに記憶されている。なお、以下では、特に断らない限り、「教示する」とはティーチペンダントTPを使用して入力することをいう。
Further, before the welding operation is performed, teaching data indicating the operation of the manipulator M1 when welding is performed, welding conditions, and the like are input to the robot controller RC via the teach pendant TP. It is stored in the
(作用)
上記のように構成された溶接ロボットの制御装置10の作用を説明する。
まず、開先位置の検出を行うための教示方法について説明する。
(Function)
The operation of the welding
First, a teaching method for detecting a groove position will be described.
開先位置の検出を行うための教示は、教示点となるセンシング点に溶接トーチ14を位置させた状態で、位置決め命令又は直線補間命令を教示し、次に、「開先検出&ポーズ演算命令」、すなわち、開先検出とポーズ演算の処理命令を教示する。なお、開先検出は、開先位置検出と同義で使用する。
The teaching for detecting the groove position is that a positioning command or linear interpolation command is taught in a state where the
そして、上記のように「開先検出&ポーズ演算命令」があった場合、センシング点において、開先位置の検出、トーチ姿勢(狙い角、前進後退角)の算出、及び溶接線座標系の算出がそれぞれ行われる。 Then, when there is a “groove detection & pause calculation command” as described above, detection of the groove position, calculation of the torch posture (target angle, forward / backward angle), and calculation of the weld line coordinate system at the sensing point. Each is done.
(1.開先検出)
開先検出は、図4に示すように、センシング点A1と、センシング点A1から指定距離だけセンサ取付け方向(すなわち、溶接進行方向)に平行移動した点A2においてそれぞれ開先位置の検出を行う。センシング点A1は第1センシング点、A2は第2センシング点に相当する。図4において、FOVは、レーザ変位センサLSの視野範囲を示している。レーザ変位センサLSは、この視野範囲FOVの測距データに基づいて開先位置を検出する。
(1. Groove detection)
As shown in FIG. 4, in the groove detection, the groove position is detected at each of the sensing point A1 and a point A2 translated in the sensor mounting direction (ie, welding progress direction) from the sensing point A1 by a specified distance. The sensing point A1 corresponds to the first sensing point, and A2 corresponds to the second sensing point. In FIG. 4, FOV indicates the field of view of the laser displacement sensor LS. The laser displacement sensor LS detects the groove position based on the distance measurement data of the visual field range FOV.
点A2のマニピュレータM1の位置・姿勢は、センシング点A1の位置と指定距離、及びセンシング点A1における姿勢に基づいてCPU20により自動演算される。前記指定距離は、予めティーチペンダントTPで入力され、記憶部23の第2記憶領域23bに記憶されている。指定距離は、ワーク形状により、ロボット動作範囲内で指定できる。もちろん、先見距離Tより短い距離でもよい。
The position / orientation of the manipulator M1 at the point A2 is automatically calculated by the
なお、開先検出中、すなわちセンシング点A1,点A2のそれぞれに溶接トーチ14が位置しているとき、マニピュレータM1は停止している。
CPU20は、センシング点A1、及び点A2を変換行列TTCを使用して、センサ座標系に変換した後に、レーザ変位センサLSが出力した検出点座標分をシフトした点をA1’(サーチ1点目),A2’(サーチ2点目)とする。
Note that when the groove is being detected, that is, when the
CPU20, the sensing points A1, and using the transformation matrix T T C point A2, after converting to the sensor coordinate system, a point obtained by shifting the detected point coordinates fraction laser displacement sensor LS is output A1 '(first search Point), A2 ′ (second point of search).
この開先位置の検出は、例えば溶接開始点、及び溶接終了点を検出するためにそれぞれ行われることになる。
ここで、前記変換行列について説明する。
The detection of the groove position is performed to detect, for example, a welding start point and a welding end point.
Here, the conversion matrix will be described.
図7には、ツールとしての溶接トーチ14に関するツール座標系と、レーザ変位センサLS、センサ座標系及びメカニカルインターフェース座標系の関係を示している。なお、図7において、溶接トーチ14は出力フランジ40に対してブラケット50を介して取付けされている。レーザ変位センサLSで得られた開先位置に、指定したトーチ姿勢で移動できるロボットのポーズ(姿勢)を求めるためには、ツール座標系とセンサ座標系の前記変換行列TTCが必要となる。
FIG. 7 shows the relationship between the tool coordinate system related to the
図7において、マニピュレータM1が6軸ロボットを構成している場合、ロボットの第6軸の中心である出力フランジ40を原点とするメカニカルインターフェース座標系(XM,YM,ZM)から、センサ座標系(XC,YC,ZC)への変換行列は、J6TCである。又、メカニカルインターフェース座標系(XM,YM,ZM)から、ツール座標系(XT,YT,ZT)への変換行列は、J6TTである。ツール座標系からセンサ座標系の変換行列はTTCである。 In FIG. 7, when the manipulator M1 constitutes a six-axis robot, a sensor is obtained from a mechanical interface coordinate system (X M , Y M , Z M ) with the output flange 40 being the center of the sixth axis of the robot as the origin. coordinate system (X C, Y C, Z C) transformation matrix to is J6 T C. The transformation matrix from the mechanical interface coordinate system (X M , Y M , Z M ) to the tool coordinate system (X T , Y T , Z T ) is J6 T T. Transformation matrix from the tool coordinate system of the sensor coordinate system is a T T C.
このとき、ツール座標系から見たセンサ座標系への変換行列TTCは、以下のようになる。 At this time, the transformation matrix T T C from the tool coordinate system to the sensor coordinate system is as follows.
(2.溶接線座標系の演算)
CPU20は、溶接線座標系の演算を行う。具体的には、CPU20は、図6(a)に示すように溶接進行方向として、点A1’、点A2’を含む進行方向ベクトル
(2. Calculation of weld line coordinate system)
CPU20 performs the calculation of a weld line coordinate system. Specifically, as shown in FIG. 6A, the
なお、開先基準角の求め方は、公知であるため、簡単に説明するが、センシング点A1で測定した視野範囲FOVの測距データに基づいて特徴点を求め、特徴点をつなぎ合わせることにより、開先内の特徴線を得て、前記特徴線を開先基準角(開先法線ともいう)とする。 Since the method for obtaining the groove reference angle is well known, it will be briefly described. However, the feature point is obtained based on the distance measurement data of the visual field range FOV measured at the sensing point A1, and the feature points are joined together. Then, a feature line in the groove is obtained, and the feature line is set as a groove reference angle (also referred to as a groove normal).
(3.狙い角の反映)
CPU20は、センシング点A1において前記「開先検出&ポーズ演算命令」とともに教示データとして狙い角が教示される。図5に示すように狙い角は、溶接線座標系のY軸を基準(0度)として、Z軸左ネジ周りの角度で定義する。
(3. Reflection of aim angle)
The
上記教示された狙い角を反映させるため、θUAを所望の狙い角、すなわち、教示データとして入力した値とし、θSAをセンサ座標系のZC軸に対する開先法線の前記平面に投影されたX軸の角度としたとき、CPU20は、溶接トーチ14の姿勢を溶接線座標系Z軸周りに -(θUA -θSA -90) 度回転する。
In order to reflect the taught aim angle, θ UA is set to a desired aim angle, that is, a value input as teaching data, and θ SA is projected onto the plane of the groove normal to the Z C axis of the sensor coordinate system. The
(4.前進後退角の反映)
又、CPU20は、センシング点A1において前記「開先検出&ポーズ演算命令」とともに教示データとして前進後退角が教示される。上記教示された前進後退角を反映させるため、CPU20は、図6(b)に示すように、溶接線座標系Z軸と垂直な姿勢を基準(0度)とし、Y軸右ネジ周りの角度で前進後退角(前進角又は後退角)を定義する。
(4. Reflecting forward and backward angles)
Further, the
次にCPU20は、開先点A1’のツール座標系Z軸をZA軸とする。前記ZA軸を溶接線座標系XZ平面に投影した軸をZA’軸とする。ここで、θULを所望の前進後退角、すなわち、教示データとして入力した値とし、θSLを溶接線座標系X軸に対するZA’のY軸周りの角度としたとき、CPU20はトーチ姿勢を溶接線座標系Y軸周りに(θUL−θSL)度回転する。
Then CPU20 is a tool coordinate system Z-axis of the groove points A1 'and Z A axis. An axis obtained by projecting the Z A axis to the welding seam coordinate system XZ plane and Z A 'axis. Here, when θ UL is a desired advance / retreat angle, that is, a value input as teaching data, and θ SL is an angle around the Y axis of Z A ′ with respect to the X axis of the welding line coordinate system, the
上記のようにして前進後退角が反映される。
(プログラムの例)
次に、教示モードで教示が行われてCPU20が生成し、記憶部23に読み出し可能に記憶した教示作業プログラムの例を図8〜10を参照して説明する。なお、説明の便宜上、ワークWとして、一対の鉄板がL字状に配置された隅肉継手の場合を説明するが、継手の種類は限定されるものではない。
As described above, the advance / retreat angle is reflected.
(Program example)
Next, an example of a teaching work program that is taught in the teaching mode, generated by the
教示モードでは、図9に示すように作業者は、ティーチペンダントTPを操作し、マニピュレータM1を駆動制御することにより、溶接トーチ14を原位置G、ワークWの開先を検出するセンシング点A、センシング点B、及び前記原位置Gの順にそれぞれの位置を教示点として教示するとともに、各教示点において、必要な教示データを入力したものとする。なお、各教示点での教示したデータについては後述する。
In the teaching mode, as shown in FIG. 9, the operator operates the teach pendant TP and drives and controls the manipulator M1, thereby sensing the
センシング点AはワークWの開先における溶接開始点を検出するための溶接トーチ14の位置であり、この位置に溶接トーチ14を位置させた際、作業者は、位置決め命令(又は直線補間命令)及び「開先検出&ポーズ演算命令」をティーチペンダントTPのキーボード41を操作して入力する。センシング点BはワークWの開先における溶接終了点を検出するための溶接トーチ14の位置であり、この位置に溶接トーチ14を位置させた際、作業者は、位置決め命令(又は直線補間命令)及び「開先検出&ポーズ演算命令」をティーチペンダントTPのキーボード41を操作して入力する。
The sensing point A is the position of the
図8は、図9のワークWに対して上記のように教示モードで教示されてCPU20が生成した教示作業プログラムである。この教示作業プログラムに従って、CPU20は、マニピュレータM1を駆動制御する。
FIG. 8 is a teaching work program generated by the
図8に示すステップ1では、CPU20は位置決め命令により原位置Gに溶接トーチ14を位置決め動作させる(図9参照)。ステップ2ではCPU20は、位置決め命令(又は直線補間命令)により、図10に示すP1の位置を検出するためのセンシング点A(図4ではA1、図9ではA(A1)で示す)に移動する。
In
なお、図4は、開先検出のための説明図であり、後述する溶接終了点における開先検出の説明も行うために便宜上、合わせて図示している。溶接開始点の場合は、Aで表わし、溶接終了点の場合は、Bで区別している。なお、後記では、溶接開始点にP1を付与して説明することもある。 FIG. 4 is an explanatory diagram for detecting a groove, and is also shown for convenience in order to explain a groove detection at a welding end point described later. The welding start point is indicated by A, and the welding end point is distinguished by B. In the following description, P1 may be given to the welding start point for explanation.
ステップ3においては、センシング点A(A1)で、「開先検出&ポーズ演算命令」が教示されている。「開先検出&ポーズ演算命令」は、図8に示すように、例えば、[P1,前進角5度,狙い角135度,ユーザ座標系1]のように教示モードで教示データが入力されている。
In
ここで、CPU20は、前述した(1.開先検出)、(2.溶接線座標系の演算)、(3.狙い角の反映)、及び(4.前進後退角の反映)を行う。上記の処理により、CPU20は、開先点A1’,及び点A2’を取得し、溶接線座標系を取得し、狙い角及び前進後退角を反映させる。そして、CPU20は、算出された、開先点A1’における位置・姿勢(反映された狙い角、前進後退角を含む)を、溶接開始点P1のポーズ変数として記憶部23の所定記憶領域に保存(格納)する。同時に、CPU20は、取得した溶接線座標系を、記憶部23の図示しないユーザ座標系1の記憶領域に格納する。
Here, the
又、CPU20は、マニピュレータM1の位置・姿勢(前記反映された狙い角及び前進後退角)に基づき、公知の方法により逆演算して、溶接開始点(開先点A1’)におけるマニピュレータM1の各軸角度を求め、求めた各軸角度を、記憶部23の所定領域に保存する。
Further, the
ステップ4ではCPU20は、位置決め命令(又は直線補間命令)により、図10に示すようにP2の位置、すなわちセンシング点B(図4ではB1、図9ではB(B1)で示す)に移動する。
In
ステップ5では、図9に示すセンシング点B(B1)で、「開先検出&ポーズ演算命令」が教示されている。「開先検出&ポーズ演算命令」は、図8に示すように、例えば、[P2,前進角5度,狙い角135度,ユーザ座標系2]のように教示モードで教示データが入力されている。
In
ここで、CPU20は、前述した(1.開先検出)、(2.溶接線座標系の演算)、(3.狙い角の反映)、及び(4.前進後退角の反映)を行う。上記の処理により、CPU20は、開先点B1’,及び点B2’を取得し、溶接線座標系を取得し、狙い角及び前進後退角を反映させる。そして、CPU20は、算出された、開先点B1’における位置・姿勢(反映された狙い角、前進後退角を含む)を、溶接終了点P2のポーズ変数として記憶部23の所定記憶領域に保存(格納)する。同時に、CPU20は、取得した溶接線座標系を、記憶部23の図示しないユーザ座標系2の記憶領域に格納する。
Here, the
なお、溶接終了点の開先位置の検出時において、溶接開始点の開先位置の検出と同様にセンシング点B1、B2が得られ、センシング点B1は第1センシング点、B2(図4参照)は第2センシング点に相当する。 When detecting the groove position of the welding end point, the sensing points B1 and B2 are obtained in the same manner as the detection of the groove position of the welding start point, and the sensing point B1 is the first sensing point and B2 (see FIG. 4). Corresponds to the second sensing point.
又、CPU20は、マニピュレータM1の位置・姿勢(前記反映された狙い角及び前進後退角)に基づき、公知の方法により逆演算して、溶接終了点(開先点B1’)におけるマニピュレータM1の各軸角度を求め、求めた各軸角度を、記憶部23の所定領域に保存する。
Further, the
ステップ6〜8は、溶接開始点P1(開先点A1’)でのポーズ変数を元に、アプローチ点P11を計算して作成する処理である。
ステップ6では、変数代入命令[P11,P1]の命令により、溶接開始点P1(開先点A1’)のポーズ変数を、アプローチ点P11に代入する。ポーズ成分代入命令は、指定したポーズ変数の成分を指定座標系上で変更する命令である。すなわち、ステップ7では、例えば、ポーズ成分代入命令[P11 M1,X+=50mm,ユーザ座標系1]は、マニピュレータM1用のアプローチ点P11を、溶接開始点(開先点A1’)からユーザ座標系1のX軸方向に50mm平行移動した位置を設定する。
In
又、ステップ8では、例えば、ポーズ成分代入命令[P11 M1,Y−=50mm,ユーザ座標系1]となっているため、マニピュレータM1用のアプローチ点P11を、溶接開始点(開先点A1’)からユーザ座標系1のY軸方向に−50mm平行移動して設定する命令となる。なお、ステップ7、8の数値は例示であり、限定されるものではない。
Further, in
ステップ9〜11は、溶接終了点P2(開先点B1’)でのポーズ変数を元に、退避点P12を計算して作成する処理である。
ステップ9では、変数代入命令[P12,P2]の命令により、溶接終了点P2(開先点B1’)のポーズ変数を、退避点P12に代入する。
In
ステップ10,11の処理は、P2,P12及びユーザ座標系2がステップ7,8の処理のP1,P11及びユーザ座標系1と異なるだけであり、ステップ7,8の処理の説明中、それぞれを置き換えて読めばステップ10,11の処理となるため、説明を省略する。なお、ステップ10,11数値は例示であり、限定されるものではない。
The processes of
ステップ12では、アプローチ点P11に移動する位置決め命令により、CPU20は、溶接トーチ14をアプローチ点P11に位置決めする。
ステップ13では、直線補間命令により、教示された移動速度(例えば、7200cm/min)で、溶接開始点P1に直線補間する。このとき、CPU20は、ステップ3で記憶部23の所定記憶領域に格納したマニピュレータM1の各軸角度で、すなわち、反映された狙い角及び前進後退角で、溶接トーチ14は溶接開始点P1に位置させるようにマニピュレータM1を移動制御する。
In
In
ステップ14では、CPU20は、溶接開始命令(AS)により教示データである溶接電流(例えば200A)及び溶接電圧(例えば18.0V)、溶接速度(例えば、50cm/min)の命令を読込み、これらの溶接条件を溶接電源WPS及び図示しない図示しないワイヤ送給装置に対して出力する。溶接電源WPSは前記溶接電流、及び溶接電圧となるように電源制御するとともに図示しないワイヤ送給装置が、前記送り速度でワイヤ15を溶接トーチ14に送るように制御する。
In
続く、ステップ15の直線補間命令により、CPU20は溶接終了点P2に直線補間して、教示データである溶接速度(例えば50cm/min)でマニピュレータM1を駆動制御して溶接トーチ14を移動させる。このとき、CPU20は、ステップ5で、記憶部23の所定記憶領域に格納したマニピュレータM1の各軸角度で、すなわち、反映された狙い角及び前進後退角で、溶接トーチ14は溶接終了点P2まで位置させるようにマニピュレータM1を移動制御する。
Subsequently, in accordance with the linear interpolation command in
ステップ16では、CPU20は、溶接終了命令(AE)により教示データである溶接電流(例えば180A)及び溶接電圧(例えば17.0V)などの命令を読込み、これらの溶接条件を溶接電源WPS及び図示しない、図示しないワイヤ送給装置に対して出力する。溶接電源WPSは前記溶接電流、及び溶接電圧となるように電源制御するとともに図示しないワイヤ送給装置によるワイヤ15の送給を停止する。
In
ステップ17では、直線補間命令により、CPU20は退避点P12に直線補間して、教示データである動作速度(例えば7200cm/min)でマニピュレータM1を駆動制御して溶接トーチ14を移動させる。
In
ステップ18では、CPU20は位置決め命令により、原位置GにマニピュレータM1を駆動制御して溶接トーチ14を移動させる。
本実施形態の溶接ロボットの制御装置10によれば、下記の特徴がある。
In
The
(1) 本実施形態の制御装置10は、第1センシング点(A1,B1)及び第2センシング点(A2,B2)におけるワークWの開先位置のセンサ座標系上の座標及び開先に対する角度を検出結果として取得するレーザ変位センサLS(位置センサ)を備える。又、制御装置10は、溶接トーチ14の開先に対する狙い角及び前進後退角を記憶する記憶部23(姿勢記憶手段)を備えている。制御装置10は第1・第2センシング点間の距離(指定距離)を記憶する記憶部23(距離記憶手段)を備える。さらに、制御装置10は、開先検出&ポーズ演算命令(1つの指令)に応じて、マニピュレータM1を駆動制御し、前記距離に基づいてレーザ変位センサLS(位置センサ)を、第1センシング点(A1,B1)から第2センシング点(A2,B2)に移動させるCPU20(制御手段)を備えている。
(1) The
さらに、制御装置10は、前記指令に応じてレーザ変位センサLSが取得した、第1、第2センシング点の検出結果に基づき溶接線座標系を演算し、溶接線座標系に基づき狙い角及び前進後退角となるマニピュレータM1の位置・姿勢を演算し、マニピュレータM1の位置・姿勢に基づき、逆演算してマニピュレータM1の各軸角度を求めるCPU20(演算手段)を備える。そして、制御装置10は前記指令に応じて前記各軸角度を保存する記憶部23(保存手段)を備える。
Further, the
この結果、本実施形態によれば、第1・第2センシング点間の距離(指定距離)を先見距離Tよりも短く設定すれば、溶接線倣いが適用できないワークに対しても溶接トーチ14の狙い角、前進後退角のトーチ姿勢の自動調整ができ、ロボット言語プログラミングが不要となり、1つの命令により、数値指定に基づいて所望のトーチ姿勢が得られる。本実施形態によれば、溶接線座標系を活用しているため、溶接区間へのアプローチ点や退避点のみならず、溶接線に対する狙いオフセットも数値で簡単に設定できる。
As a result, according to the present embodiment, if the distance between the first and second sensing points (designated distance) is set to be shorter than the foresight distance T, the
又、本実施形態によれば、基準となる位置からの相対ずれではなく、センシングしているワークWに対する絶対位置・姿勢が直接求められるため、基準となるワーク、いわゆるマスターワークが不要となり、マスターワークの管理の手間を低減できる。 In addition, according to the present embodiment, since the absolute position / orientation with respect to the sensing workpiece W is directly obtained, not the relative deviation from the reference position, the reference workpiece, the so-called master workpiece is not required, and the master Work management can be reduced.
(2) 本実施形態の制御装置10では、記憶部23(姿勢記憶手段)が教示時に入力された狙い角及び前進後退角を記憶する。この結果、本実施形態によれば、教示時に所望の溶接トーチの姿勢を設定することができる。
(2) In the
(3) 本実施形態の教示作業プログラムは、ロボット制御装置RC(コンピュータ)を、溶接トーチ14の開先に対する狙い角及び前進後退角を記憶する姿勢記憶手段とし、ロボット制御装置RCを第1・第2センシング点間の距離(指定)を記憶する距離記憶手段とする。又、教示作業プログラムは、開先検出&ポーズ演算命令(1つの指令)に応じて、マニピュレータM1を駆動制御し、前記距離に基づいてレーザ変位センサLSを第1センシング点から第2センシング点に移動させる制御手段とする。又、教示作業プログラムは、開先検出&ポーズ演算命令に応じてレーザ変位センサLSが取得した、第1、第2センシング点の検出結果に基づき溶接線座標系を演算し、溶接線座標系に基づき狙い角及び前進後退角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、マニピュレータM1の位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段とする。さらに、教示作業プログラムは、ロボット制御装置RCを前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段として機能させる。
(3) The teaching work program of the present embodiment uses the robot control device RC (computer) as posture storage means for storing the aim angle and the advance / retreat angle with respect to the groove of the
この結果、上記(1)の効果を容易に実現できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を図11、12を参照して説明する。第2実施形態の制御装置10のハード構成は、第1実施形態と同一であるため、前記実施形態と同一構成については、同一符号を付して重複説明を省略し、ソフト的な構成の相違を中心に説明する。なお、本実施形態では、記憶部23は教示時に狙い角を記憶する姿勢記憶手段、及び保存手段に相当する。又、CPU20は、演算手段に相当する。
As a result, the effect (1) can be easily realized.
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described with reference to FIGS. Since the hardware configuration of the
まず、開先位置の検出を行うための教示方法について説明する。
開先位置の検出を行うための教示は、教示点となるセンシング点に溶接トーチ14を位置させた状態で、位置決め命令又は直線補間命令を教示し、次に、「開先検出&ポーズ演算命令」、すなわち、開先検出とポーズ演算の処理命令を教示する。そして、上記のように「開先検出&ポーズ演算命令」があった場合、センシング点において、開先位置の検出、トーチ姿勢(狙い角)の算出、及び溶接線座標系の算出がそれぞれ行われる。
First, a teaching method for detecting a groove position will be described.
The teaching for detecting the groove position is that a positioning command or linear interpolation command is taught in a state where the
(1.開先検出)
開先検出は、図11に示すように、センシング点A1において第1実施形態と同様に開先位置の検出を行う。なお、開先検出中は、すなわちセンシング点A1に溶接トーチ14が位置しているとき、マニピュレータM1は停止している。
(1. Groove detection)
In the groove detection, as shown in FIG. 11, the groove position is detected at the sensing point A1 as in the first embodiment. During the groove detection, that is, when the
CPU20は、センシング点A1を第1実施形態と同様に変換行列TTCを使用して、センサ座標系に変換した後に、レーザ変位センサLSが出力した検出点座標分をシフトした点をA1’とする。 CPU20 is a sensing point A1 by using the first embodiment as well as the transformation matrix T T C, after conversion to the sensor coordinate system, a point obtained by shifting the detected point coordinates fraction laser displacement sensor LS is output A1 ' And
この開先位置の検出は、例えば溶接開始点、及び溶接終了点を検出するためにそれぞれ行われることになる。
(2.溶接線座標系の演算)
CPU20は、溶接線座標系の演算を行う。具体的には、CPU20は、図12に示すように、溶接線座標系のZ軸として、センサ座標系のXC軸とする。従って、開先の延びる方向とは一致しない。
The detection of the groove position is performed to detect, for example, a welding start point and a welding end point.
(2. Calculation of weld line coordinate system)
CPU20 performs the calculation of a weld line coordinate system. Specifically,
又、CPU20は、溶接線座標系のX軸を、前記Z軸を法線とする平面に開先基準角を投影したものにする。又、CPU20は、溶接線座標系のY軸を右手系で決定する。
(3.狙い角の反映)
CPU20は、センシング点A1において前記「開先検出&ポーズ演算命令」とともに教示データとして狙い角が教示される。この狙い角の反映は、第1実施形態と同様にCPU20は行う。
Further, the
(3. Reflection of aim angle)
The
上記のように第2実施形態では、(1.開先検出)、(2.溶接線座標系の演算)及び(3.狙い角の反映)を行う。この処理は、例えば第1実施形態で説明した教示作業プログラム中、ステップ3、ステップ5の処理を、上記の処理に置き換えて行う。前記教示作業プログラムのステップ3、ステップ5を除く他のステップでは第1実施形態と同様に行う。なお、第2実施形態では、「開先検出&ポーズ演算命令」では、前進後退角は反映されないものとする。
As described above, in the second embodiment, (1. groove detection), (2. calculation of the weld line coordinate system) and (3. reflection of the target angle) are performed. This process is performed, for example, by replacing the processes of
すなわち、ステップ13では、直線補間命令により、教示された移動速度で、溶接開始点P1に直線補間する。このとき、CPU20は、ステップ3で記憶部23の所定記憶領域に格納したマニピュレータM1の各軸角度で、すなわち、反映された狙い角で、溶接トーチ14は溶接開始点P1に位置させるようにマニピュレータM1を移動制御する。
That is, in
又、ステップ15の直線補間命令により、CPU20は溶接終了点P2に直線補間して、教示された溶接速度でマニピュレータM1を駆動制御して溶接トーチ14を移動させる。このとき、CPU20は、ステップ5で、記憶部23の所定記憶領域に格納したマニピュレータM1の各軸角度で、すなわち、反映された狙い角、溶接トーチ14は溶接終了点P2まで位置させるようにマニピュレータM1を移動制御する。
Further, the
このように第2実施形態は、1回の検出動作で開先位置の検出と狙い角を指定できるようにした。第2実施形態の位置決め精度は第1実施形態と同等となるが、サーチ回数が1回のため第1実施形態よりタクトタイムを短縮できる。この場合、サーチ点数が1点のため、特に、ワークWの回転ずれが少ない場合には概ね所望どおりの狙い角となる。なお、進行方向が求められないため前進後退角は設定できないものとなる。 As described above, in the second embodiment, the detection of the groove position and the target angle can be designated by one detection operation. The positioning accuracy of the second embodiment is equivalent to that of the first embodiment, but the tact time can be shortened compared to the first embodiment because the number of searches is one. In this case, since the number of search points is 1, especially when the rotation deviation of the workpiece W is small, the target angle is almost as desired. In addition, since the advancing direction is not calculated | required, advancing / retreating angle cannot be set.
本実施形態では下記の特徴がある。
(4) 本実施形態の制御装置10は、センシング点A1におけるワークWの開先位置のセンサ座標系上の座標及び開先に対する角度を検出結果として取得するレーザ変位センサLS(位置センサ)を備える。制御装置10は、溶接トーチ14の開先に対する狙い角を記憶する記憶部23(姿勢記憶手段)を備える。又、制御装置10は、開先検出&ポーズ演算命令(1つの指令)に応じてレーザ変位センサLS(位置センサ)が取得した、センシング点A1の検出結果に基づき溶接線座標系を演算し、溶接線座標系に基づき狙い角となるマニピュレータM1の位置・姿勢を演算し、マニピュレータM1の位置・姿勢に基づき、逆演算してマニピュレータM1の各軸角度を求めるCPU20(演算手段)を備える。又、開先検出&ポーズ演算命令(1つの指令)に応じて前記各軸角度を保存する記憶部23(保存手段)を備える。この結果、本実施形態によれば、溶接線倣いが適用できないワークに対しても溶接トーチ14の狙い角のトーチ姿勢の自動調整ができ、ロボット言語プログラミングが不要となり、1つの命令により、数値指定に基づいて所望のトーチ姿勢が得られる。本実施形態によれば、溶接線座標系を活用しているため、溶接区間へのアプローチ点や退避点のみならず、溶接線に対する狙いオフセットも数値で簡単に設定できる。又、本実施形態によれば、基準となる位置からの相対ずれではなく、センシングしているワークWに対する絶対位置・姿勢が直接求められるため、基準となるワーク、いわゆるマスターワークが不要となり、マスターワークの管理の手間を低減できる。
This embodiment has the following features.
(4) The
(5) 本実施形態の制御装置10は、記憶部23(姿勢記憶手段)は、教示時に入力された狙い角を記憶する。この結果、第1実施形態の(2)と同様な効果を奏する。
(6) 本実施形態の教示作業プログラムは、コンピュータ(ロボット制御装置RC)を、溶接トーチ14の開先に対する狙い角を記憶する姿勢記憶手段としての機能させる。又、教示作業プログラムでは、コンピュータ(ロボット制御装置RC)を、開先検出&ポーズ演算命令(1つの指令)に応じて位置センサが取得した、センシング点A1の検出結果に基づき溶接線座標系を演算し、溶接線座標系に基づき狙い角となるマニピュレータM1の位置・姿勢を演算し、マニピュレータM1の位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段として機能させる。又、教示作業プログラムは、開先検出&ポーズ演算命令(1つの指令)に応じて前記各軸角度を保存する保存手段として機能させる。この結果、上記(4)の効果を容易に実現できる。
(5) In the
(6) The teaching work program of the present embodiment causes the computer (robot control device RC) to function as a posture storage unit that stores a target angle with respect to the groove of the
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、下記のように構成してもよい。
・ 前記実施形態のレーザ変位センサLSは、ラインレーザセンサを使用したが、レーザをミラーに当てて走査するスキャニング型のレーザ変位センサに代えてもよい。
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, You may comprise as follows.
The laser displacement sensor LS of the above embodiment uses a line laser sensor, but it may be replaced with a scanning type laser displacement sensor that scans by applying a laser to a mirror.
・ 前記実施形態では、図2(b)に示すように溶接トーチ14に対して、レーザ変位センサLSのセンサヘッドLSaはレーザ照射方向がZ−方向となるように、かつ、溶接トーチ14の溶接進行方向がツール座標系のX軸になるように設定され、レーザ変位センサLSが前記X軸に平行になるように取り付けした。取り付け方法が「数1」で表すことができれば、レーザ変位センサLSのセンサヘッドLSaは前記実施形態以外の方向に取り付けてもよい。例えば、レーザ照射方向がZ−方向となるように、かつ、溶接トーチ14の溶接進行方向がツール座標系のY軸になるように設定され、レーザ変位センサLSが前記Y軸に平行になるように取り付けてもよい。
In the embodiment, as shown in FIG. 2B, the sensor head LSa of the laser displacement sensor LS is welded to the
・ 図8で示すプログラムでは、アプローチ点、退避点を算出したが、アプローチ点、退避点の算出は省略してもよい。
・ 前記実施形態において、直線補間命令に代えて、円弧補間命令等の他の補間命令であってもよい。
In the program shown in FIG. 8, the approach point and the evacuation point are calculated, but the calculation of the approach point and the evacuation point may be omitted.
In the above embodiment, other interpolation commands such as a circular interpolation command may be used instead of the linear interpolation command.
・ 第1実施形態では、図4に示すサーチ2点目は、サーチ1点目から溶接方向に変位させているが、180度反対の反溶接方向に変位させてもよい。
・ 第1実施形態では、指定距離は、予めティーチペンダントTPで入力するようにしたが、予め変数としてプログラム等に書込みされ、記憶部23に記憶されていてもよい。
In the first embodiment, the second search point shown in FIG. 4 is displaced in the welding direction from the first search point, but may be displaced in the opposite anti-welding direction by 180 degrees.
In the first embodiment, the designated distance is input in advance with the teach pendant TP, but may be written in advance in a program or the like as a variable and stored in the
M1…マニピュレータ、LS…レーザ変位センサ(位置センサ)、
RC…ロボット制御装置(制御手段、演算手段、姿勢記憶手段、距離記憶手段、保存手段)、A,B,A1,B1…センシング点、W…ワーク、
10…制御装置、13…アーム、14…溶接トーチ。
M1 ... manipulator, LS ... laser displacement sensor (position sensor),
RC: Robot control device (control means, calculation means, posture storage means, distance storage means, storage means), A, B, A1, B1 ... sensing point, W ... work,
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角及び前進後退角を記憶する姿勢記憶手段と、
第1・第2センシング点間の距離を記憶する距離記憶手段と、1つの指令に応じて、前記マニピュレータを駆動制御し、前記距離に基づいて前記位置センサを第1センシング点から第2センシング点に移動させる制御手段と、
前記指令に応じて前記位置センサが取得した、第1、第2センシング点の検出結果に基づき、前記第1センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記第1センシング点における開先位置及び前記第2センシング点における開先位置を含む直線と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角及び前進後退角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、
前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段を備えることを特徴とするアーク溶接ロボットの制御装置。 A position sensor that is provided with respect to the arm of the manipulator together with the welding torch, and obtains the coordinates on the sensor coordinate system of the groove position of the workpiece at the first sensing point and the second sensing point and the angle with respect to the groove as a detection result;
Posture storage means for storing a target angle and a forward and backward angle with respect to the groove of the welding torch;
Distance storage means for storing the distance between the first and second sensing points, and driving control of the manipulator according to one command, and the position sensor is moved from the first sensing point to the second sensing point based on the distance. Control means to move to,
Based on the detection results of the first and second sensing points acquired by the position sensor in response to the command, the coordinates of the groove position at the first sensing point are set as the origin and one of three axes is A weld line coordinate system is calculated so as to coincide with a straight line including the groove position at the first sensing point and the groove position at the second sensing point, and the aim angle and the advance / retreat angle are obtained based on the weld line coordinate system. Calculating means for calculating the position / posture of the manipulator, and calculating each axis angle of the manipulator by performing reverse operation based on the position / posture of the manipulator;
A control device for an arc welding robot, comprising storage means for storing each axis angle in response to the command.
コンピュータを、
前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角及び前進後退角を記憶する姿勢記憶手段と、
第1・第2センシング点間の距離を記憶する距離記憶手段と、
1つの指令に応じて、前記マニピュレータを駆動制御し、前記距離に基づいて前記位置センサを第1センシング点から第2センシング点に移動させる制御手段と、
前記指令に応じて前記位置センサが取得した、第1、第2センシング点の検出結果に基づき、前記第1センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記第1センシング点における開先位置及び前記第2センシング点における開先位置を含む直線と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角及び前進後退角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、
前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段として機能させるためのプログラム。 A position sensor is provided for the arm of the manipulator together with the welding torch, and acquires a coordinate on the sensor coordinate system of the groove position of the workpiece at the first sensing point and the second sensing point and an angle with respect to the groove as a detection result. A program used for a control device of an arc welding robot,
Computer
Posture storage means for storing a target angle and a forward and backward angle with respect to the groove of the welding torch;
Distance storage means for storing the distance between the first and second sensing points;
Control means for driving and controlling the manipulator according to one command, and moving the position sensor from a first sensing point to a second sensing point based on the distance;
Based on the detection results of the first and second sensing points acquired by the position sensor in response to the command, the coordinates of the groove position at the first sensing point are set as the origin and one of three axes is A weld line coordinate system is calculated so as to coincide with a straight line including the groove position at the first sensing point and the groove position at the second sensing point, and the aim angle and the advance / retreat angle are obtained based on the weld line coordinate system. Calculating means for calculating the position / posture of the manipulator, and calculating each axis angle of the manipulator by performing reverse operation based on the position / posture of the manipulator;
A program for functioning as storage means for storing each axis angle in response to the command.
前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角を記憶する姿勢記憶手段と、
1つの指令に応じて前記位置センサが取得した、センシング点の検出結果に基づき、前記センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記センサ座標系の1軸と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、
前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段を備えることを特徴とするアーク溶接ロボットの制御装置。 A position sensor that is provided with respect to the arm of the manipulator together with the welding torch, and acquires a coordinate on the sensor coordinate system of the groove position of the workpiece at the sensing point and an angle with respect to the groove as a detection result;
Attitude storage means for storing a target angle for the groove of the welding torch;
Based on the sensing point detection result obtained by the position sensor in response to one command, the coordinates of the groove position at the sensing point are set as the origin, and one of the three axes is one axis of the sensor coordinate system. The welding line coordinate system is calculated so as to match, the position / orientation of the manipulator that is the target angle is calculated based on the welding line coordinate system, and the inverse operation is performed based on the position / orientation of the manipulator and the manipulator A calculation means for obtaining each axis angle;
A control device for an arc welding robot, comprising storage means for storing each axis angle in response to the command.
コンピュータを、
前記溶接トーチの前記開先に対する狙い角を記憶する姿勢記憶手段と、
1つの指令に応じて前記位置センサが取得した、前記センシング点の検出結果に基づき、前記センシング点における前記開先位置の座標を原点にするとともに3軸のうちの一つが前記センサ座標系の1軸と一致するように溶接線座標系を演算し、前記溶接線座標系に基づき前記狙い角となるマニピュレータの位置・姿勢を演算し、前記マニピュレータの位置・姿勢に基づき、逆演算して前記マニピュレータの各軸角度を求める演算手段と、
前記指令に応じて前記各軸角度を保存する保存手段として機能させるためのプログラム。 A control device for an arc welding robot, which is provided for a manipulator arm together with a welding torch, and includes a position sensor for obtaining a coordinate on a sensor coordinate system of a groove position of a workpiece at a sensing point and an angle with respect to the groove as a detection result. A program used for
Computer
Attitude storage means for storing a target angle for the groove of the welding torch;
Based on the detection result of the sensing point acquired by the position sensor in response to one command, the coordinate of the groove position at the sensing point is set as the origin, and one of the three axes is one of the sensor coordinate system. The welding line coordinate system is calculated so as to coincide with the axis, the position / posture of the manipulator serving as the target angle is calculated based on the welding line coordinate system, and the manipulator is inversely calculated based on the position / posture of the manipulator. Computing means for obtaining each axis angle;
A program for functioning as storage means for storing each axis angle in response to the command.
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