JP5486262B2 - Driving vehicle mission case - Google Patents
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Description
本発明は、走行車両のミッションケースの技術に関する。 The present invention relates to a transmission case technique for a traveling vehicle.
従来、複数の分割ケースを組み合わせて形成される走行車両のミッションケースにおいて、ミッションケースの内部の潤滑油が外部へ漏れないように構成したミッションケースの技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の技術において、ミッションケースを構成している複数の分割ケースは、そのケース合わせ面の内側(分割ケースの内面)に面取り加工が行われる。そして、面取り加工が行われた分割ケースの内面にシール剤を塗布することで、各分割ケースのケース合わせ面間をシールするように構成される。 2. Description of the Related Art Conventionally, a transmission case technique in which a lubricating oil inside a transmission case is prevented from leaking outside in a transmission case of a traveling vehicle formed by combining a plurality of divided cases is known. For example, in the technique described in Patent Document 1, chamfering is performed on the inner side of the case mating surface (the inner surface of the divided case) of the plurality of divided cases constituting the mission case. And it is comprised so that between the case joining surfaces of each division | segmentation case may be sealed by apply | coating a sealing agent to the inner surface of the division | segmentation case where the chamfering process was performed.
しかしながら、特許文献1に記載の技術において、前記分割ケースは、ケース合わせ面と面取り加工が行われた部分とにシール剤を塗布する必要があるので作業が煩雑となり、作業性が良くなかった。 However, in the technique described in Patent Document 1, since the divided case needs to apply a sealing agent to the case mating surface and the chamfered portion, the work becomes complicated and the workability is not good.
また、分割ケースを組み合わせた際に、そのケース合わせ面間に塗布されたシール剤がミッションケースの外側へはみ出す場合があった。この場合、ミッションケースは見た目に良くないだけでなく、はみ出したシール剤が他の部品に付着することがあった。したがって、はみ出したシール剤を拭き取る工程が必要となるので、作業性が良くないという点で不都合であった。また、はみ出したシール剤を拭き取ると、その分割ケースのケース合わせ面間のシール性が減少するという点で不都合であった。 Further, when the divided cases are combined, the sealant applied between the case mating surfaces sometimes protrudes outside the mission case. In this case, the transmission case is not only visually unsightly, but the protruding sealant may adhere to other parts. Therefore, a process of wiping off the protruding sealant is required, which is inconvenient in that workability is not good. Further, wiping off the protruding sealant is inconvenient in that the sealing performance between the case mating surfaces of the divided cases is reduced.
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされるものであり、その解決しようとする課題は、作業性の向上を図ることができるとともに、分割ケースのケース合わせ面間のシール性の向上を図ることができる、走行車両のミッションケースを提供するものである。 The present invention has been made in view of the above problems, and the problem to be solved is to improve workability and improve the sealing performance between the case-matching surfaces of the divided cases. It is intended to provide a traveling vehicle mission case that can achieve the above.
請求項1においては、走行車両(1)のミッションケース(3)において、該ミッションケース(3)は、複数の分割ケース(80・90)を組み合わせて形成し、隣接する前記両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)の外周側から、当該相互に隣接する前記両分割ケース(80・90)が離間する方向に段差部(87・97)を設けて、外側方へ向けて突設されるフランジ部(84・94)を構成し、両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)を当接させた場合、両フランジ部(84・94)の段差部(87・97)との間には一定の間隔が構成され、てこの原理を用いて、両分割ケース(80・90)を分割することができる部材を挿入可能な空間(α)を形成し、前記分割ケース(80・90)は、前記相互に隣接する両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)のうち、少なくともいずれか一方の前記ケース合わせ面における内周側に、シール剤(88)を注入するシール溝(85)を設けたものである。 According to claim 1, in the transmission case (3) of the traveling vehicle (1), the transmission case (3) is formed by combining a plurality of divided cases (80, 90), and the adjacent divided cases (80 A step portion (87/97) is provided in the direction in which the two split cases (80/90) adjacent to each other are separated from the outer peripheral side of the case alignment surface (83/93) of 90), and outward. When the flanges (84, 94) projecting toward each other are configured and the case mating surfaces (83, 93) of both split cases (80, 90) are brought into contact with each other, both flanges (84, 94) A constant space is formed between the stepped portions (87, 97), and a space (α) in which a member capable of dividing both divided cases (80, 90) can be inserted using the lever principle. The split case (80/90 Injects the sealing agent (88) into the inner peripheral side of at least one of the case mating surfaces (83, 93) of the two split cases (80, 90) adjacent to each other. A seal groove (85) is provided.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
請求項1においては、走行車両(1)のミッションケース(3)において、該ミッションケース(3)は、複数の分割ケース(80・90)を組み合わせて形成し、隣接する前記両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)の外周側から、当該相互に隣接する前記両分割ケース(80・90)が離間する方向に段差部(87・97)を設けて、外側方へ向けて突設されるフランジ部(84・94)を構成し、両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)を当接させた場合、両フランジ部(84・94)の段差部(87・97)との間には一定の間隔が構成され、てこの原理を用いて、両分割ケース(80・90)を分割することができる部材を挿入可能な空間(α)を形成したので、分割ケースのケース合わせ面間からはみ出したシール剤は、ミッションケースの表面上には出てこないので、ミッションケースの見た目がよいだけでなく、はみ出したシール剤を拭き取る工程が必要ない。したがって、作業性の向上を図ることができる。 According to claim 1, in the transmission case (3) of the traveling vehicle (1), the transmission case (3) is formed by combining a plurality of divided cases (80, 90), and the adjacent divided cases (80 A step portion (87/97) is provided in the direction in which the two split cases (80/90) adjacent to each other are separated from the outer peripheral side of the case alignment surface (83/93) of 90), and outward. When the flanges (84, 94) projecting toward each other are configured and the case mating surfaces (83, 93) of both split cases (80, 90) are brought into contact with each other, both flanges (84, 94) A constant space is formed between the stepped portions (87, 97), and a space (α) in which a member capable of dividing both divided cases (80, 90) can be inserted using the lever principle. Since it was formed, the case of the split case Sealant protruding from between the surfaces to is, does not come out on the surface of the transmission case, not only the good looks of the transmission case, there is no process to wipe off the protruding sealant is necessary. Therefore, workability can be improved.
また、はみ出したシール剤によって、分割ケースのケース合わせ面間をシールすることができるので、そのケース合わせ面間のシール性の向上を図ることができる。 Further, since the protruding sealant can seal between the case-matching surfaces of the divided cases, the sealing performance between the case-matching surfaces can be improved.
また、前記分割ケース(80・90)は、前記相互に隣接する両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)のうち、少なくともいずれか一方の前記ケース合わせ面における内周側に、シール剤(88)を注入するシール溝(85)を設けたので、シール剤を予め設定された分量を、予め設定された位置に注入(塗布)することができるので、分割ケースのケース合わせ面間のシール性の向上を図ることができる。 The split case (80/90) is an inner peripheral side of at least one of the case-matching surfaces among the case-matching surfaces (83/93) of the two split cases (80/90) adjacent to each other. Since the sealing groove (85) for injecting the sealing agent (88) is provided, the predetermined amount of the sealing agent can be injected (applied) to the preset position. The sealing performance between the mating surfaces can be improved.
本発明の一実施形態に係る作業車両のミッションケース3を管理機1に配置した例について説明する。なお、前記作業車両は、田植機等の移植機やトラクタや収穫機等にも適用可能であり、その適用対象は特に限定するものではない。また、以下において、図中における矢印Aの指す方向を前とし、前後方向を規定する。また、かかる前後方向と水平方向に直交する方向を左右方向と規定する。
The example which has arrange | positioned the
まず、管理機1の全体的な構成について説明する。図1に示すように、管理機1は、エンジン2を前部に、ミッションケース3を中央部に、作業機としてのロータリ耕耘装置4を後部に備える。
First, the overall configuration of the management machine 1 will be described. As shown in FIG. 1, the management machine 1 includes an
エンジン2は、エンジン台5上に載置固定されている。ミッションケース3は、エンジン台5の後部に固設されている。エンジン2の出力軸6にはプーリ34が固設され、変速装置30の入力軸7にはプーリ35が固設される。そして、プーリ34とプーリ35とにベルト13が巻き掛けられて、動力がエンジン2の出力軸6からミッションケース3の入力軸7にプーリ34・35及びベルト13を介して伝達可能とされている。プーリ34・35及びベルト13は、伝動ケース9により覆われている。
The
ミッションケース3は、側面視略逆V字状に構成されており、その前下部に車軸11が軸支され、この車軸11に車輪12が固設されている。車輪12は、動力が変速装置30から車軸11等を介して伝達されることによって、回転駆動可能とされている。また、ミッションケース3の後下部に耕耘爪軸16が軸支され、この耕耘爪軸16に複数本の耕耘爪17・17・・・が設けられている。耕耘爪17・17・・・は、動力が変速装置30から耕耘爪軸16等を介して伝達されることによって、回転駆動可能とされている。耕耘爪17・17・・・は耕耘カバー18により上方から覆われている。こうして、管理機1の後下部にロータリ耕耘装置4が構成されている。
The
ミッションケース3にはハンドル36が取り付けられている。ハンドル36は、前低後高の傾斜状に配置され、ミッションケース3から後上方に向かって延出される。ハンドル36の後部には、主クラッチレバー37が設けられている。ハンドル36の後部で主クラッチレバー37近傍にアクセルレバー38及びデフロックレバー39が設けられている。また、ミッションケース3には、変速レバー70が取り付けられている。変速レバー70は、ハンドル36よりも前方で前低後高の傾斜状に配置され、ミッションケース3から後上方に向かって延出される。
A
次に、ミッションケース3の内部に設けられる変速機構について、図2から図5を用いて説明する。
Next, the speed change mechanism provided inside the
ミッションケース3は、その内部に複数の軸をそれぞれ回転可能に軸支している。具体的には、図2及び図3に示すように、ミッションケース3には、入力軸7と、主変速軸31と、中間軸32と、走行出力軸33と、PTO軸15と、車軸11と、第1変速フォーク軸41と、第2変速フォーク軸42と、第3変速フォーク軸43と、が各々平行に左右水平方向に横架されている。図3に示すように、入力軸7と、主変速軸31と、走行出力軸33とは、それぞれの軸心位置が側面視で三角形の各頂点に位置するように配置されている。
The
図4に示すように、入力軸7はミッションケース3の内側から左外側方に突出されて、その一端側がミッションケース3の外側に位置するように配置されている。この入力軸7の一端側に、上述のようにプーリ35(図1)が固設されている。また、入力軸7上には第1変速ギヤ21が左右摺動可能かつ相対回転不能にスプライン嵌合されている。第1変速ギヤ21には、第1シフトフォーク22の先端が嵌合されている。第1シフトフォーク22の基部は、後述する第1変速フォーク軸41に固設されている。
As shown in FIG. 4, the
主変速軸31上には第2変速ギヤ23と、第3変速ギヤ24とがそれぞれ左右摺動可能かつ相対回転不能にスプライン嵌合されている。第2変速ギヤ23及び第3変速ギヤ24には、それぞれシフトフォーク25・26の先端が嵌合されている。そして、シフトフォーク25・26の基部は、それぞれ後述する変速フォーク軸42・43に固設されている。第2変速ギヤ23及び第3変速ギヤ24は、前記入力軸7上の第1変速ギヤ21と噛合可能とされている。これにより、入力軸7からの動力が主変速軸31に伝達可能とされている。
A
中間軸32には、ギヤ27が固設されるとともに、カウンタギヤ28がベアリングを介して回転自在に支持されている。また、中間軸32の一端部には、ギヤ部29が形成されている。ギヤ27は、入力軸7上の第1変速ギヤ21、及び主変速軸31上の第2変速ギヤ23と噛合可能とされている。これにより、入力軸7からの動力、及び主変速軸31からの動力が中間軸32に伝達可能とされている。カウンタギヤ28は、主変速軸31上の第3変速ギヤ24及び後述するPTO軸15に固設されたギヤ44(図5)と噛合可能とされている。これにより、主変速軸31からの動力がPTO軸15に伝達可能とされている。ギヤ部29は、後述する走行出力軸33上に固設されたギヤ55と噛合されている。これにより、中間軸32からの動力が走行出力軸33に伝達可能とされている。
A
走行出力軸33上には、ギヤ55と、スプロケット56とが固設されている。ギヤ55は、主変速軸31上の第2変速ギヤ23と噛合可能とされ、中間軸32のギヤ部29と噛合されている。これにより、中間軸32からの動力が走行出力軸33に伝達可能とされている。また、図2に示すように、スプロケット56は、車軸11上にデフ装置を介して設けられるスプロケット58とチェーン57を介して連結されている。これにより、走行出力軸33からの動力が車軸11に伝達可能とされている。
A
図5に示すように、PTO軸15上には、ギヤ44と、スプロケット45とが固設されている。スプロケット45は、耕耘爪軸16上のスプロケット19とチェーン14を介して連結されている。これにより、PTO軸15からの動力が耕耘爪軸16に伝達可能とされている。
As shown in FIG. 5, a
図3、図4及び図6に示すように、ミッションケース3内には各変速ギヤ21・23・24を入力軸7及び第1変速ギヤ21の軸方向、即ち左右方向に摺動させるための変速フォーク軸41・42・43が設けられている。変速フォーク軸41・42・43は、入力軸7及び第1変速ギヤ21と平行にミッションケース3の上部寄りに横架され、ミッションケース3の内側から左右外側方に突出されて、その両端部がミッションケース3の外側に位置するように配置されている。変速フォーク軸41・42・43は、それらの一端部において変速レバー70と係合可能とされており、変速レバー70との係合時に変速レバー70が操作されることによって、左右方向に摺動可能とされている。
As shown in FIGS. 3, 4, and 6, in the
変速フォーク軸41・42・43は、それらの軸心位置がそれぞれ側面視で略三角形の頂点の位置、即ち、それらの軸心の配列が側面視で三角形状となるような位置でミッションケース3から突出して配置されている。本実施形態においては、第1変速フォーク軸41の前方に第2変速フォーク軸42が配置され、第1変速フォーク軸41と第2変速フォーク軸42との間の下方に第3変速フォーク軸43が配置されている。
The
第1変速フォーク軸41は、第1シフトフォーク22を介して第1変速ギヤ21を摺動可能としている。第1変速フォーク軸41は、ミッションケース3に軸方向、即ち左右方向に摺動可能に横架されている。ミッションケース3内において、第1変速フォーク軸41の中途部に、第1シフトフォーク22の基部側が固設されている。
The first speed
また、第1変速フォーク軸41の左側端部が後述するミッションケース3の左上側部に形成された収納空間3a内に突出されている。第1変速フォーク軸41の側端部に複数のリング状のくびれ部41bが形成されている。該くびれ部41bには後述するデテント機構60の鋼球が係合可能としている。くびれ部41bは、本実施形態では3箇所形成され、中立位置と低速位置と正転作業位置でくびれ部41bとデテント用綱球62とが係合して変速位置を保持可能としている。
Further, the left end portion of the first speed
第2変速フォーク軸42は、第2シフトフォーク25を介して第2変速ギヤ23を摺動可能としている。第2変速フォーク軸42は、ミッションケース3に軸方向、即ち左右方向に摺動可能に横架されている。ミッションケース3内において、第2変速フォーク軸42の中途部に、第2変速ギヤ23を摺動させるための第2シフトフォーク25の基部側が固設されている。また、第2変速フォーク軸42の右側端部は、ミッションケース3の右側より外側に突出されており、その突出部分には、変速レバー70の図示せぬ係合突出部が係脱可能な係合溝42aが形成されている。
The second speed
係合溝42aは、第2変速フォーク軸42の一端に形成される変速レバー70との係合部であり、変速レバー70の係合突出部70dの左右方向の幅と同程度の大きさの溝である。係合溝42aに変速レバー70の係合突出部70dを係合させることで、変速レバー70を操作すると第2変速フォーク軸42が軸方向に摺動される。
The engaging
また、第2変速フォーク軸42の左側端部は前記収納空間3a内に突出され、第2変速フォーク軸42の左側軸上に複数のリング状のくびれ部42bが形成されている。該くびれ部42bにはデテント機構60のデテント用綱球62が係合可能としている。くびれ部42bは、本実施形態では3箇所形成され、移動高速位置、中立位置、移動後進位置でくびれ部42bとデテント用綱球62とが係合して変速位置を保持可能としている。
The left end portion of the second speed
第3変速フォーク軸43は、第3シフトフォーク26を介して第3変速ギヤ24を摺動可能としている。第3変速フォーク軸43は、ミッションケース3に軸方向、即ち左右方向に摺動可能に横架されている。ミッションケース3内において、第3変速フォーク軸43の中途部に、第3シフトフォーク26の基部側が固設されている。また、第3変速フォーク軸43の右側端部がミッションケース3の右側より外側に突出されており、その突出部分には、変速レバー70の係合突出部70dが係脱可能な係合溝43aが形成されている。
The third speed
係合溝43aは、第3変速フォーク軸43の一端に形成される変速レバー70との係合部であり、変速レバー70の係合突出部70dの左右方向の幅と同程度の大きさの溝である。係合溝43aに変速レバー70の係合突出部70dを係合させることで、変速レバー70を操作すると、第3変速フォーク軸43が軸方向に摺動される。
The
また、第3変速フォーク軸43の左側端部は前記収納空間3a内に突出され、第3変速フォーク軸43の左側軸上に複数のリング状のくびれ部43bが形成されている。該くびれ部43bにはデテント機構60のデテント用綱球62が係合可能としている。くびれ部43bは、本実施形態では2箇所形成され、低速位置、逆転作業位置でくびれ部43bとデテント用綱球62とが係合して変速位置を保持可能としている。
Further, the left end portion of the third speed
このような変速機構の構成により、変速レバー70を中立位置に操作すると、第2シフトフォーク25に係合された第2変速ギヤ23は第1変速ギヤ21と噛合しているが、第1変速ギヤ21はその他のギヤと噛合していない状態となっている。また、第2変速ギヤ23はギヤ27、カウンタギヤ28及びギヤ55とも噛合していない。よって、入力軸7に伝えられた動力は、車軸11にも耕耘爪軸16にも伝えられない中立の状態となっている。そして、この中立位置において、変速レバー70の係合突出部70dが係合溝42aと係合した状態から、レバーガイド溝73の縦溝に沿って変速レバー70を下方へ回動操作することで、第1変速フォーク軸41のガイド部材50への係合を可能としている。
With such a structure of the speed change mechanism, when the
変速レバー70を中立位置から移動高速位置に操作すると、第2変速フォーク軸42が左方へ摺動して、第2シフトフォーク25を介して第2変速ギヤ23が同時に左方へ摺動する。そして、第2変速ギヤ23は、走行出力軸33上のギヤ55と噛合して、移動高速位置となる。このとき、第1変速ギヤ21と、第2変速ギヤ23とは噛合した状態となっている。このような状態では、エンジン2からの動力は、入力軸7→第1変速ギヤ21→第2変速ギヤ23→ギヤ55→走行出力軸33→スプロケット56→チェーン57→スプロケット58→車軸11と順に伝えられることとなる。これにより、管理機1が高速走行可能となる。
When the
変速レバー70を中立位置から移動後進位置に操作すると、第2変速フォーク軸42が右方へ摺動して、第2シフトフォーク25を介して第2変速ギヤ23が同時に右方へ摺動する。そして、第2変速ギヤ23は、中間軸32上のギヤ27と噛合して、移動後進位置となる。このとき、第1変速ギヤ21と、第2変速ギヤ23とは噛合した状態となっている。このような状態では、エンジン2からの動力は、入力軸7→第1変速ギヤ21→第2変速ギヤ23→ギヤ27→中間軸32→ギヤ部29→ギヤ55→走行出力軸33→スプロケット56→チェーン57→スプロケット58→車軸11と順に伝えられることとなる。これにより、管理機1が後進走行可能となる。
When the
変速レバー70を中立位置から低速位置に操作すると、第1変速フォーク軸41が右方向へ摺動して、第1シフトフォーク22を介して第1変速ギヤ21も右方向へ摺動する。そして、第1変速ギヤ21は、中間軸32上のギヤ27と噛合し、低速位置となる。この低速位置では、変速レバー70の係合突出部70dがガイド部材50と係合した状態から、レバーガイド溝73の縦溝に沿って変速レバー70を下方へ操作することで、第3変速フォーク軸43の係合溝43aへの係合を可能としている。この低速位置では、エンジン2からの動力は、入力軸7→第1変速ギヤ21→ギヤ27→中間軸32→ギヤ部29→ギヤ55→走行出力軸33→スプロケット56→チェーン57→スプロケット58→車軸11と順に伝えられることとなる。これにより、管理機1が低速走行可能となる。
When the
また、この状態から変速レバー70を更に正転作業位置に操作すると、第1変速フォーク軸41が右方向へ摺動して、第1シフトフォーク22を介して第1変速ギヤ21が右方向へ摺動する。そして、第1変速ギヤ21は、ギヤ27と噛合した状態で、カウンタギヤ28とも噛合し、正転作業位置となる。この正転作業位置では、エンジン2からの動力が、前記低速位置と同様に、入力軸7から車軸11に伝達されると同時に、第1変速ギヤ21→カウンタギヤ28→ギヤ44→PTO軸15→スプロケット45→チェーン14→スプロケット19→耕耘爪軸16順に伝えられることとなる。これにより、管理機1が低速走行しながら耕耘作業を行うことが可能となる。
Further, when the
また、変速レバー70を逆転作業位置に操作すると、第3変速フォーク軸43が軸方向に摺動して、第3シフトフォーク26を介して第3変速ギヤ24が左方向に摺動する。そして、変速レバー70が下段のガイド溝76の左側(逆転モード)まで移動すると、第3シフトフォーク26を介して第3変速ギヤ24がカウンタギヤ28と噛合して逆転作業位置となる。この逆転作業位置では、エンジン2からの動力は、前記低速位置と同様に車軸11に動力が伝えられ、同時に、入力軸7→第1変速ギヤ21→第3変速ギヤ24→カウンタギヤ28→ギヤ44→PTO軸15→スプロケット45→チェーン14→スプロケット19→耕耘爪軸16と順に伝えられることとなる。これにより、耕耘爪軸16が逆転駆動されることとなる。
Further, when the
次に、前述したような変速機構を設けるミッションケース3の構成について、図6から図12を用いて、さらに詳細に説明する。
Next, the configuration of the
ミッションケース3は、その内部に、変速機構を構成している複数の軸を回転可能に軸支する中空の筐体である。ミッションケース3の内部には、前記複数の軸を円滑に回転させるためのミッションオイル(潤滑油)が貯溜されている。ミッションケース3は、複数の分割ケースを組み合わせて形成される。
The
なお、本実施形態において、ミッションケース3は、図6に示すように、左右に分割される2個の分割ケースにより形成されているが、これに限定されるものではない。即ち、3個以上の分割ケースにより形成されてもよい。以下の説明において、左右に分割された分割ケースのうち、左側の分割ケースを「左分割ケース80」と、右側の分割ケースを「右分割ケース90」と、称する。左分割ケース80と右分割ケース90は略左右対称に構成されるため、主に、左分割ケース80について説明する。
In the present embodiment, the
左分割ケース80は、右側を開放する側としている。図7に示すように、左分割ケース80は、左側部81と、立上部82と、を備える。
The
左側部81は、左分割ケース80の左側面(外側板)となる板状の部材である。左側部81は、側面視略逆V字状に形成される。左側部81の前下部には、車軸11が左分割ケース80(ミッションケース3)の外部へ向かって突出するための開口部72が、左側方へ向かって開口されている。左側部81の後下部には、耕耘爪軸16が左分割ケース80(ミッションケース3)の外部へ向かって突出するための開口部73が、左側方へ向かって開口されている。左側部81の上部には、変速フォーク軸41・42・43を軸支する変速フォーク軸支部74が設けられる。左側部81の上部であって変速フォーク軸支部74の下方には、入力軸7が左分割ケース80(ミッションケース3)の外部へ向かって突出するための開口部75が、左側方へ向かって開口される。また、その開口部75の近傍に、PTO軸15、中間軸32、主変速軸31、走行出力軸33を回転可能に軸支する各軸支部76・77・78・79が設けられる。
The left side portion 81 is a plate-like member that becomes the left side surface (outer plate) of the
立上部82は、左側部81の外周縁部から右側方(ミッションケース3の内側)へ向かって、左側部81に対して立ち上がり状に延出されている部材である。立上部82は、ケース合わせ面83と、フランジ部84と、シール溝85(図8参照)と、を備える。
The
ケース合わせ面83は、左分割ケース80を右分割ケース90と組み合わせてミッションケース3を形成する場合に、右分割ケース90のケース合わせ面93と互いに対向するように配置されて、当接される部位である。ケース合わせ面83は、立上部82の先端部(即ち、左分割ケース80の最右側部)に配置されて、当該ケース合わせ面83はミッションケース3を組み立てた状態で略垂直面となるように形成される。そして、左右分割ケース80・90を組み合わせた時、ミッションケース3の内部の潤滑油が漏れることのないように、ケース合わせ面83は、ケース合わせ面93と略密着して当接される(図9参照)。
The
ケース合わせ面83には、左右方向に貫通した複数のボルト孔86が開口されている。各ボルト孔86は、側面視でケース合わせ面83上で適宜の間隔を設けて配置され、右分割ケース90に設けられた複数のボルト孔と、左右方向に位置が合わせられる。
A plurality of bolt holes 86 penetrating in the left-right direction are opened in the
このような構成により、左分割ケース80と右分割ケース90とは、ケース合わせ面83とケース合わせ面93とを当接させて、各ボルト孔86と(右分割ケース90の)各ボルト孔とを介してボルト及びナット等によって締結固定して組み合わされる。即ち、左分割ケース80と右分割ケース90とが組み合わされて、ミッションケース3が形成されるように構成される。
With such a configuration, the
フランジ部84は、立上部82の先端面近傍の外周側面から外側方へ向かって突設される鍔状の部材である。図8(b)に示すように、フランジ部84は、断面視で略矩形に形成されて、立上部82の先端部に連設されている。フランジ部84の右側面は、略垂直面として形成され、ケース合わせ面83と略平行となるように配置される。また、図8(b)に示すように、フランジ部84の右側面は、ケース合わせ面83よりも左側方(右分割ケース90から離間する方向)に配置される。換言すれば、ケース合わせ面83の外周端部から左側方へ向けて所定の段差(以下の説明において、「段差部87」と称する。)を設けて、フランジ部84の基端部が設けられている。
The
このような構成により、左分割ケース80と右分割ケース90とがケース合わせ面83とケース合わせ面93とを当接させた場合、フランジ部84とフランジ部94との間には、一定の間隔が設けられる(即ち、フランジ部84とフランジ部94とは接触しない。)。換言すれば、フランジ部84及び段差部87と、(右分割ケース90の)フランジ部94及び段差部97とにより空間(以下の説明においては、空間(α)と称する、図10参照。)が区画形成されることとなる。
With such a configuration, when the
ここで、空間αには、マイナスドライバ100等の平板部材を挿入可能な構成とすることができる。具体的には、図10(a)に示すように、左分割ケース80の段差部87と、右分割ケース90の段差部97とを合わせた左右方向の長さ(図10(a)中の符号X)が、マイナスドライバ100の先端の厚さ(図10(a)中の符号Y)よりも若干長くなるように設定されるものである。
Here, it can be set as the structure which can insert flat plate members, such as the flat-
このような構成により、図10(b)に示すように、マイナスドライバ100の先端をフランジ部84とフランジ部94の間に挿入させて、当該マイナスドライバ100を左右方向へ回動させる(コジルようにする)ことによって、密着したミッションケース3を、てこの原理を用いて、比較的小さい力で、且つケース合わせ面83及びケース合わせ面93に傷を付けることなく、左分割ケース80と右分割ケース90とに分割することができる。その結果、ミッションケース3のメンテナンスを容易に行うことができ、作業性の向上を図ることができる。なお、本実施形態において、空間αはマイナスドライバ100の先端を挿入可能な構成としているが、これに限定されるものではない。即ち、空間αに介挿される部材はマイナスドライバ100以外の部材であってもよく、或いは空間αに挿入させる専用部材を設ける構成としてもよい。
With this configuration, as shown in FIG. 10B, the tip of the
また、本実施形態において、ミッションケース3、即ち、左分割ケース80及び右分割ケース90は、鋳造によって成型されている鋳物部材である。従来、図11(a)に示すように、左分割ケース800において、フランジ部840とケース合わせ面830とが同一平面上、即ち、同一部材(段差部がない状態)として形成されている場合には、金型に溶湯を注入するためのゲート位置は、有底状に形成される左分割ケース800を開放する側を上側へ向けた状態で、最上側部分となるフランジ部840(又はケース合わせ面830)に設けられていた。したがって、成型された左分割ケース800を金型から取り外すときにフランジ部840(又は前記ケース合わせ面830)にゲート跡840aが残っていた。よって、後加工によりゲート跡840aを除去作業する必要があり、作業性が良くなかった。また、例えば除去作業時に前記ケース合わせ面830に傷が付く場合があり、ミッションケースの内部の潤滑油が漏れる原因となっていた。
In the present embodiment, the
しかしながら、本発明の構成により、図11(b)に示すように、金型に溶湯を注入するためのゲート位置は、有底状に形成される左分割ケース80を開放する側を上側へ向けた状態で、最上側部分となるケース合わせ面83から段差部87の高さだけ下方に設けられる(即ち、ケース合わせ面83より若干低い高さとなる)フランジ部84に設けることができる。したがって、成型された左分割ケース80を金型から取り外すときにフランジ部84にゲート跡84aが残っていたとしても、後加工によりゲート跡を除去作業する必要がない。よって、作業性の向上を図ることができる。また、ゲート跡84aの除去作業をしたとしても、フランジ部84はケース合わせ面83と別部材(離れた位置)で形成されているので、当該除去作業時にケース合わせ面83に傷が付くことがない。よって、ミッションケース3の潤滑油が漏れる原因の発生を防止することができる。
However, according to the configuration of the present invention, as shown in FIG. 11 (b), the gate position for injecting the molten metal into the mold is directed upward with the side that opens the
シール溝85は、図8(a)及び(b)に示すように、左分割ケース80のケース合わせ面83に設けられている。なお、本実施形態において、シール溝85は、左分割ケース80のケース合わせ面83に設けられているが、これに限定されるものではない。即ち、互いに隣接する分割ケースのケース合わせ面の少なくともいずれか一方の前記ケース合わせ面に設ければよい。
As shown in FIGS. 8A and 8B, the
シール溝85は、ケース合わせ面83における内周側に設けられる溝部である。シール溝85は、ケース合わせ面83の周方向に、開放する側を上方へ向けた断面視で略凹状に切り欠いて形成される。図9(a)に示すように、シール溝85には、シール剤88が注入される。シール剤88は、左分割ケース80と右分割ケース90とを組み合わせて形成されるミッションケース3のケース合わせ面間(以下の説明においては、「組み合わせ当接部89」と称する。)をシールして、当該組み合わせ当接部89からミッションケース3の内部の潤滑油が漏れるのを防止するものである。
The
このような構成により、シール溝85は、予め設定した形状で形成することができるので、当該シール溝85に、所望する分量であって、且つ所望する場所にシール剤88を注入することができる。その結果、組み合わせ当接部89のシール性の向上を図ることができる。
With such a configuration, since the
なお、図9(a)に示すように、左分割ケース80のシール溝85にシール剤88が注入された状態で、当該左分割ケース80と右分割ケース90とを組み合わせると(即ち、ケース合わせ面83とケース合わせ面93とが当接されると)、シール溝85に注入されたシール剤88のうちの余剰分量(シール溝85から溢れたシール剤88の分量)がケース合わせ面83とケース合わせ面93とにより押圧されて、組み合わせ当接部89を介して、ミッションケース3の外側(図9(b)における紙面下側)及び内側(図9(b)における紙面上側)にはみ出ることとなる。なお、ミッションケース3の外側にはみ出たシール剤88を、「余剰シール剤88a」と称する。また、ミッションケース3の内側にはみ出たシール剤88を、「余剰シール剤88b」と称する。
As shown in FIG. 9A, when the
従来、図12(a)及び(b)に示すように、左分割ケース800及び右分割ケース900において、フランジ部840・940とケース合わせ面830・930とが同一平面上、即ち、同一部材(段差部がない状態)として形成されている場合には、シール剤880のうち、左分割ケース800と右分割ケース900における組み合わせ当接部890から余剰シール剤880aが外側(ミッションケース300の表面上)にはみ出る。したがって、余剰シール剤880aは、見た目に良くないだけでなく、他の部品に付着することがあった。したがって、ミッションケース300の表面上にはみ出した余剰シール剤880aを拭き取る工程が必要となるので、作業性が良くなかった。
Conventionally, as shown in FIGS. 12A and 12B, in the
しかしながら、本発明の構成により、図9(b)に示すように、左分割ケース80のフランジ部84及び段差部87と、右分割ケース90のフランジ部94及び段差部97と、により区画形成された空間αが設けられているので、余剰シール剤88aは、空間αの内部に収まる(空間αの外部へ出ない)ので、ミッションケース3の表面上にはみ出さない。したがって、ミッションケース3は、見た目によいだけでなく、空間αの内部の余剰シール剤88aは、他の部材に付着することがない。その結果、余剰シール剤88aを拭き取る工程は必要がなく、作業性の向上を図ることができる。さらに、余剰シール剤88aは拭き取られないので、組み合わせ当接部89は、余剰シール剤88aによってシールされることとなる。したがって、組み合わせ当接部89のシール性の向上を図ることができる。
However, according to the configuration of the present invention, as shown in FIG. 9B, the
1 管理機(走行車両)
3 ミッションケース
80 左分割ケース(分割ケース)
83 ケース合わせ面
87 段差部
84 フランジ部
88 シール剤
90 右分割ケース(分割ケース)
93 ケース合わせ面
97 段差部
94 フランジ部
1 management machine (traveling vehicle)
3
83 Case-matching
93
Claims (1)
隣接する前記両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)の外周側から、当該相互に隣接する前記両分割ケース(80・90)が離間する方向に段差部(87・97)を設けて、外側方へ向けて突設されるフランジ部(84・94)を構成し、
両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)を当接させた場合、両フランジ部(84・94)の段差部(87・97)との間には一定の間隔が構成され、てこの原理を用いて、両分割ケース(80・90)を分割することができる部材を挿入可能な空間(α)を形成し、
前記分割ケース(80・90)は、前記相互に隣接する両分割ケース(80・90)のケース合わせ面(83・93)のうち、少なくともいずれか一方の前記ケース合わせ面における内周側に、シール剤(88)を注入するシール溝(85)を設けた
ことを特徴とする走行車両のミッションケース。 In the mission case (3) of the traveling vehicle (1), the mission case (3) is formed by combining a plurality of divided cases (80, 90),
A stepped portion (87 · 97) is formed in a direction in which the two divided cases (80, 90) adjacent to each other are separated from the outer peripheral side of the case mating surfaces (83, 93) of the adjacent divided cases (80, 90). ) To form the flange portion (84, 94) projecting outward,
When the case mating surfaces (83, 93) of both split cases (80, 90) are brought into contact with each other, a certain distance is formed between the step portions (87, 97) of both flange portions (84, 94). Using the lever principle, a space (α) into which a member capable of dividing both divided cases (80, 90) can be inserted is formed,
The split case (80/90) is arranged on the inner peripheral side of at least one of the case mating surfaces among the case mating surfaces (83/93) of the two split cases (80/90) adjacent to each other. A mission case for a traveling vehicle, comprising a seal groove (85) for injecting a sealant (88).
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