JP5481864B2 - Electronic keyboard instrument - Google Patents
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Description
本発明は、一部の操作子の機能をロック(無効化)できる電子鍵盤楽器に関する。 The present invention relates to an electronic keyboard instrument that can lock (invalidate) the functions of some operators.
電子鍵盤楽器においては、鍵盤の他に、各種パラメータを設定するための様々な操作子が設けられている。また、電子鍵盤楽器の筐体をなるべく小型にするため、これらの各種操作子は鍵盤の近傍にも配置されることが多い。しかし、電子鍵盤楽器をステージ演奏などに使用する場合には、本番中にユーザが誤ってこれらの操作子に触れてしまうと、ユーザが意図しない変化が楽音に生じてしまうという不具合が生じ得る。そのため、特にステージ演奏などに使用される電子鍵盤楽器においては、一部の操作子の機能をロックする(無効にする)機能が設けられている。これにより、セッティング時においては、全ての操作子の機能をアンロック(有効)にして必要なセッティングを行い、本番時には、操作が必要な操作子以外をロックしておくと、誤操作によって不具合が生じる可能性を低減させることができる。 In the electronic keyboard instrument, in addition to the keyboard, various operators for setting various parameters are provided. In order to make the casing of the electronic keyboard instrument as small as possible, these various controls are often arranged near the keyboard. However, when an electronic keyboard instrument is used for stage performances and the like, if the user accidentally touches these controls during the performance, there may be a problem that a change unintended by the user occurs in the musical sound. For this reason, an electronic keyboard instrument particularly used for stage performances is provided with a function of locking (invalidating) the functions of some operators. As a result, when setting, all the controls are unlocked (enabled) and necessary settings are made. In actual operation, if the controls other than those that require operation are locked, malfunctions will occur. The possibility can be reduced.
例えば、特許文献1においては、電子鍵盤楽器において「ホイールロック」、「パネルロック」、「エクスプレッションペダルロック」、「フットスイッチロック」などのロックタイプを指定してロック/アンロック状態を指定する技術が開示されている。具体的には、ユーザがロックタイプを選択するための所定のアップダウンスイッチを操作すると、「ホイールロック」、「パネルロック」などのロックタイプの名称(文字列)がLCD(液晶表示装置)に表示される。そして、所望のタイプに対応する文字列が表示されているときにユーザがロックスイッチを操作すると、そのタイプに係る操作子のロック/アンロック状態がトグルで切り替えられる。
For example, in
ところで、同時にロック/アンロック設定される一群の操作子を本明細書では「グループ」と呼ぶことにする(引用文献1の「タイプ」が「グループ」に相当する)。様々な操作子の機能に応じて、従来よりもグループを細分化し、細分化したグループ毎にロック/アンロック状態を設定できるようにする需要があるが、この需要に応えた場合に、引用文献1の技術においては、以下のような問題が生じる。
By the way, a group of operators that are simultaneously set to be locked / unlocked are referred to as “groups” in this specification (“type” in cited
まず、引用文献1の技術によれば、「ホイールロック」、「パネルロック」などの文字列、すなわちグループ名称によってロック/アンロックの対象となるグループをユーザが認識することになるが、グループが細分化され、グループ名称も増加してくると、あるグループ名称が、パネル上の何れの範囲に相当するのか一見して解りづらくなるという問題が生じる。また、引用文献1の技術によれば、ロック/アンロックの設定をグループ毎(タイプ毎)に実行する必要があったため、ロック/アンロック操作の対象となるグループが増加すると、操作が煩雑になるという問題があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ロック/アンロックの対象となるグループを細分化した場合においても高い操作性を確保できる電子鍵盤楽器を提供することを目的としている。
First, according to the technique of the cited
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and an object thereof is to provide an electronic keyboard instrument that can ensure high operability even when a group to be locked / unlocked is subdivided.
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載の電子鍵盤楽器にあっては、電子鍵盤楽器の筐体(操作パネル1a)と、前記筐体の上面前端部に鍵を配列してなる鍵盤部(101)と、前記筐体の上面に設けられたロック操作子(ロックボタン130)と、前記筐体の上面に設けられた複数の操作子であって、該操作子の一または複数からなるグループを複数構成し、前記ロック操作子の操作に応じて、機能が無効にされ得る一般操作子(102a等)と、前記筐体の上面に設けられた画像表示器(タッチパネル8)と、前記画像表示器に対して、前記各グループを指標するグループ指標画像(グループ・ボタン66−102〜66−128)を、前記筐体の上面における前記各グループの配置状態に対応させつつ配置する、グループ指標画像表示手段(CPU10,SP4)と、前記グループ指標画像に対するユーザ操作に基づいて、前記グループの中から一または複数のグループを選択するグループ選択手段(SP32,SP34)と、前記ロック操作子(ロックスイッチ)が操作されると、前記選択されたグループに属する一般操作子の機能を無効にする無効化手段(SP82,SP68,SP70)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の電子鍵盤楽器において、前記選択されているグループに属する一般操作子のうち、機能を無効化しない操作子を選択する操作子選択手段(一般操作子自体、または操作子対応ボタン74−102a等)をさらに有し、前記無効化手段(SP82,SP68,SP70)は、前記ロック操作子が操作されると、前記選択されているグループに属する一般操作子のうち、前記操作子選択手段によって選択されていない一般操作子に対して(操作子除外フラグが“0”(LOCK非除外)である一般操作子に対して)機能を無効にするものであることを特徴とする。
また、請求項3記載の電子鍵盤楽器にあっては、電子鍵盤楽器の筐体(操作パネル1a)と、前記筐体の上面前端部に鍵を配列してなる鍵盤部(101)と、前記筐体の上面に設けられたロック操作子(ロックボタン130)と、前記筐体の上面に設けられた複数の操作子であって、該操作子の一または複数からなるグループを複数構成し、前記ロック操作子の操作に応じて、機能が無効にされ得る一般操作子(102a等)と、前記各一般操作子が何れのグループに属するかを記憶する所属グループ記憶手段(210)と、前記各グループのそれぞれについて、ロックを有効化したグループであるか否かを記憶するグループ状態記憶手段(220)と、前記ロック操作子(ロックスイッチ)が操作されると、前記ロックを有効化したグループに属する一般操作子の機能を無効にする無効化手段(SP172)と、何れかの前記一般操作子が、所定の特殊態様(シフトボタン132と同時に押下)で操作されたか否かを判定する特殊操作検出手段(SP168)と、前記特殊操作検出手段(SP168)の判定結果が肯定的であり、かつ、操作された前記一般操作子の属するグループがロックを有効化していないグループである場合に、当該グループについてロックを有効化させるように前記グループ状態記憶手段(220)の内容を更新する更新手段(SP174)と、新たな一のグループを構成すべき一般操作子、または既存のグループがユーザによって選択されると、該一般操作子または前記既存のグループに属する一般操作子を選択状態にする操作子選択手段(SP161〜SP165)と、該操作子選択手段(SP161〜SP165)によって選択された一般操作子について既存のグループへの割当を解除するとともに新たなグループに割り当てる割当手段(SP108,SP110)と、前記新たなグループのグループ名称をユーザの操作によって指定するグループ名称指定手段(SP112)とを有することを特徴とする。
In order to solve the above problems, the present invention is characterized by having the following configuration. The parentheses are examples.
The electronic keyboard instrument according to
Furthermore, in the configuration according to
The electronic keyboard instrument according to claim 3, wherein a casing (
このように、筐体の上面における各グループの配置状態に対応させつつ、画像表示器に対してグループ指標画像を表示させる構成によれば、ユーザは、操作すべきグループ指標画像を迅速に認識することができる。
また、ロック操作子が操作されると、選択されたグループに属する一般操作子の機能を一度に無効にする構成によれば、高い操作性を確保することができる。
As described above, according to the configuration in which the group index image is displayed on the image display while corresponding to the arrangement state of each group on the upper surface of the housing, the user quickly recognizes the group index image to be operated. be able to.
In addition, when the lock operator is operated, according to the configuration in which the functions of the general operators belonging to the selected group are disabled at a time, high operability can be ensured.
1.第1実施例
1.1.第1実施例のハードウエア構成
次に、本発明の第1実施例の電子鍵盤楽器1のハードウエア構成を図1を参照し説明する。
電子鍵盤楽器1の内部において2はシリアルインタフェースであり、外部機器との間でシリアルデータを入出力する。4は表示器群であり、電子鍵盤楽器1の操作パネル上に設けられたLED等から構成されている。6は操作子群であり、該操作パネル上の鍵盤、ホイール、ノブ、フェーダ、ボタン等から構成される。なお、一部のボタンにはLEDが内蔵されており、LEDの点灯または消灯によってオンオフ状態等を表示する。8はタッチパネル型の画像表示器であり、長方形状のドットマトリクス型LCDディスプレイと、該LCDディスプレイの上面に貼付された同形のタッチセンサとから構成されている。
1. First embodiment
1.1. Next, the hardware configuration of the
In the
10はCPUであり、ROM12に記憶されたプログラムに基づいて、バス16を介して他の構成要素を制御する。なお、ROM12には、後述する図6〜図9に示すプログラム等が記憶される。18はMIDIインタフェースであり、MIDI信号を入出力する。22は波形取込インタフェースであり、外部から入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。24はフラッシュメモリであり、電子鍵盤楽器1における各種パラメータ、特に後述するロックフラグ等が記憶される。26は音源・エフェクト部であり、バス16を介して供給されたMIDI信号に基づいて楽音信号を合成する。28はサウンドシステムであり、該楽音信号を発音する。30はRAMであり、CPU10のワークメモリとして用いられる。
A
1.2.電子鍵盤楽器1のパネル構成
次に、電子鍵盤楽器1の筐体において、その上面に位置する操作パネル1aの構成を図2,図3を参照し説明する。
図2において、101は鍵盤部であり、電子鍵盤楽器1の上面前端部において複数の鍵を左右方向に配列して構成されている。鍵盤部101以外の部分においては、各種操作子によって複数のグループが形成されている。操作パネル1a上でロックすることが可能である操作子は、それぞれ何れか一のグループに属しており、同時に複数のグループに属している操作子は無い。電子鍵盤楽器1の機能のうち、関連する機能で使われる操作子群、パネル上でまとまって(相互に隣接するように)配置されている操作子群、ロックの設定と解除とを同時に行いたいという需要が生じる操作子群などが一のグループを構成する。102はオクターブシフト・グループであり、鍵盤部101の各鍵に対応させる音高を「1」オクターブ低くシフトするダウンボタン102aと、「1」オクターブ高くシフトするアップボタン102bとから構成されている。104はホイール/リボン・グループであり、音高その他のパラメータを変化させるホイール操作子104a,104bおよびリボンコントローラ104cから構成されている。
1.2. Panel Configuration of Electronic Keyboard
In FIG. 2, reference numeral 101 denotes a keyboard portion, which is configured by arranging a plurality of keys in the left-right direction at the upper front end portion of the
107はノブコントロール・グループであり、演奏中のボイスの音色やアルペジオ再生に関する各種パラメータを増減するノブ107e〜107hと、これらのノブの機能を選択する選択ボタン107a〜107dとから構成されている。108はフェーダ・グループであり、サウンドシステム28における全体の音量や各パートの音量等を増減する複数のフェーダから構成されている。109はリモート/アルペジオ・グループであり、リモートモード(遠隔操作)のオン/オフ状態、リモートモードにおいて遠隔操作されるパラメータ、およびアルペジオの自動生成のオン/オフ状態を切り換えるボタン109a〜109cから構成されている。
Reference numeral 107 denotes a knob control group, which includes
110はエフェクトボタン・グループであり、音源・エフェクト部26内で実行される各種エフェクト処理のオン/オフ状態を切り換えるボタン110a〜110cから構成されている。112はシーケンサ・グループであり、シーケンスデータ等の再生開始、録音開始、再生または録音の停止、早送り、巻き戻し等を制御する複数ののボタンから構成されている。114はモード設定グループであり、各種の楽音モードを設定する複数のボタンから構成されている。
Reference numeral 110 denotes an effect button group, which includes
次に、図3においてタッチパネル8は、図示のように電子鍵盤楽器1の筐体のほぼ中央部の後端側に装着されており、タッチパネル8はそれ単独でタッチパネル・グループ115を構成する。116はファンクション・グループであり、各楽音モードによって特定される機能の有効/無効状態を設定する複数のボタンから構成されている。120aはJOGダイアルであり、タッチパネル8内のカーソル位置に表示される数値の値を増減する。なお、JOGダイアル120aは、それ単独でダイアル・グループ120を構成する。122はカーソル操作・グループであり、タッチパネル8のカーソルに位置に表示されている数値を「1」づつインクリメント/デクリメントするボタン、カーソルを上下左右方向に移動させるボタン等から構成されている。
Next, in FIG. 3, the touch panel 8 is attached to the rear end side of the substantially central portion of the casing of the
124はバンク・グループであり、ボイス/パフォーマンスバンクを切り替える複数のボタンから構成されている。126はボイス/パフォーマンス・グループであり、ボイス/パフォーマンスを切り替える複数のボタンから構成されている。128はサーチ/トラック/ミュート・グループであり、パフォーマンスカテゴリ、ボイスカテゴリの選択、ソング/パターンのトラック選択、ミュート設定の範囲選択等を行う複数のボタンから構成されている。
以上、本実施例における各種操作子の機能の概要を説明したが、上述した操作子のうち、タッチパネル8以外の操作子の機能は、「MOTIF ES 取扱説明書」(ヤマハ株式会社,2003年)に記載されているものと同様である。
A bank group 124 is composed of a plurality of buttons for switching voice / performance banks. A voice /
The outline of the functions of the various controls in the present embodiment has been described above. Among the controls described above, the functions of the controls other than the touch panel 8 are described in “MOTIF ES Instruction Manual” (Yamaha Corporation, 2003). It is the same as that described in.
次に、130はロックボタンであり、押下される毎に、少なくとも一部の操作子の機能をロックする(無効にする)モードであるロック・モード、および全ての操作子の機能をアンロック(有効にする)アンロック・モードを交互に選択する。なお、ロックボタン130は、上述した何れのグループにも属することはなく、ロックボタン130自体はロックされることもない。一方、ロックボタン130以外の操作子は、後述する処理によってロックすることが可能である。このように、ロックすることが可能である操作子を本明細書では「一般操作子」と呼ぶ。本実施例においては、ロックボタン130は、操作パネル1aの右上隅に配置されている。このように、ロックボタン130は、ロックの対象となる一般操作子から離れた場所、一般操作子の操作時に間違えて操作しにくい場所、操作パネル1aを一望したときに簡単に発見できる場所、あるいは一般操作子と簡単に区別がつく場所に配置することが望ましい。
Next, reference numeral 130 denotes a lock button, and each time it is pressed, a lock mode, which is a mode for locking (invalidating) at least some of the functions of the controls, and unlocking all the functions of the controls ( (Enable) Alternately select unlock mode. Note that the lock button 130 does not belong to any of the above-described groups, and the lock button 130 itself is not locked. On the other hand, operators other than the lock button 130 can be locked by a process described later. In this specification, an operator that can be locked is called a “general operator”. In this embodiment, the lock button 130 is disposed in the upper right corner of the
1.3.第1実施例のデータ構成
本実施例においては、ロック状態を規定する各種パラメータがフラッシュメモリ24に記憶される。そこで、これらパラメータの詳細を図4を参照し説明する。
図4において50は現モードレジスタであり、現在の動作モードとして、アンロック・モード(UNLOCK)、ロック・モード(LOCK)、またはロック設定モード(LOCK SETTING)のうち何れかを記憶する。ここで、「アンロック・モード(UNLOCK)」とは、一般操作子(各グループ102〜128に属する操作子)の全てがロックされていない(有効である)動作モードであり、「ロック・モード(LOCK)」とは、一般操作子のうち少なくとも一部がロックされる(無効である)動作モードである。また、「ロック設定モード(LOCK SETTING)」とは、上記ロック・モード(LOCK)においてロックされる操作子を、ユーザの操作に基づいて設定する動作モードである。
1.3. Data Configuration of First Embodiment In this embodiment, various parameters that define the lock state are stored in the
In FIG. 4,
52はロックフラグ群であり、上述した各グループ102〜128に各々対応するグループ・フラグ52−102〜52−128と、これら各グループに属する操作子に各々対応する操作子除外フラグ52−102a,52−102b,……とから構成される。従って、グループ・フラグ52−102〜128の数は、グループ102〜128の数と同数だけ設けられるが、図4においては、オクターブシフト・グループ102およびホイール/リボン・グループ104に対応するグループ・フラグ52−102,52−104のみを図示する。また、操作子除外フラグについては、グループ102,104内のダウン/アップボタン102a,102b、ホイール操作子104a,104bおよびリボンコントローラ104cに対応する操作子除外フラグ52−102a,52−102b,52−104a,52−104b,52−104cのみを図示する。
ここで、グループ・フラグ52−102,52−104等は、“1”(LOCK 有効)または“0”(LOCK 無効)の何れかの値を有する。「“1”(LOCK 有効)」とは、当該グループに属する操作子は、ロック・モード(LOCK)においては原則としてロックされることを示し、「“0”(LOCK 無効)」とは、当該グループに属する操作子はロックされないことを示す。また、操作子除外フラグ52−102a,52−102b等は、“1”(LOCK 除外)“0”(LOCK 非除外)の何れかの値を有する。ここで、「“1”(LOCK 除外)」とは、当該操作子の属するグループに対するグループ・フラグの値にかかわらず当該操作子はロックされないことを示し、「“0”(LOCK 非除外)」とは、当該操作子は、当該操作子の属するグループに対するグループ・フラグおよび動作モードに基づいてロックされることを示す。 Here, the group flags 52-102, 52-104, etc. have a value of “1” (LOCK valid) or “0” (LOCK invalid). ““ 1 ”(LOCK valid)” indicates that the controls belonging to the group are locked in principle in the lock mode (LOCK). ““ 0 ”(LOCK invalid)” Indicates that the controls belonging to the group are not locked. The operator exclusion flags 52-102a, 52-102b, etc. have any value of “1” (LOCK exclusion) and “0” (LOCK non-exclusion). Here, “1” (excluding LOCK) indicates that the operator is not locked regardless of the value of the group flag for the group to which the operator belongs, and ““ 0 ”(LOCK not excluded)”. Indicates that the operator is locked based on the group flag and the operation mode for the group to which the operator belongs.
ここで、図4におけるホイール/リボン・グループの設定状態を例として、グループ・フラグおよび操作子除外フラグの設定方法を説明しておく。図4においては、ホイール/リボン・グループ104に係るグループ・フラグ52−104が“1”(LOCK 有効)であって、ホイール操作子104a,104bに係る操作子除外フラグ52−104a,52−104bが“0”(LOCK 非除外)になっている。一方、リボンコントローラ104cに係る操作子除外フラグ52−104cは“1”(LOCK 除外)に設定されている。かかる設定状態においては、リボンコントローラ104cは常に有効であり、ユーザはリボンコントローラ104cを操作することによって、対応する効果処理を楽音信号に及ぼすことが可能になる。
Here, the setting method of the group flag and the operator exclusion flag will be described using the setting state of the wheel / ribbon group in FIG. 4 as an example. In FIG. 4, the group flag 52-104 relating to the wheel /
このように、操作子除外フラグは、ある特定の操作子について、(その操作子の属するグループのロック/アンロック状態にかかわらず)アンロック状態を保持すべき場合に“1”(LOCK 除外)に設定するとよい。一方、操作子除外フラグ52−104a,52−104bについては“0”(LOCK 非除外)に設定されたことにより、ホイール操作子104a,104bは、現在の動作モード(現モードレジスタ50の内容)がロック・モード(LOCK)であればロック状態になるとともに、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)であればアンロック状態になる。
As described above, the operation element exclusion flag is “1” (lock exclusion) when a specific operation element should be kept in an unlocked state (regardless of the lock / unlock state of the group to which the operation element belongs). It is good to set to. On the other hand, since the operation element exclusion flags 52-104a and 52-104b are set to “0” (LOCK non-exclusion), the
1.4.ユーザインタフェース
1.4.1.設定画面60,70の詳細
次に、本実施例におけるユーザインタフェースについて説明する。電子鍵盤楽器の電源が投入されると、タッチパネル8には、所定の基本画面(図示せず)が表示される。この基本画面においてユーザが所定の操作を行うと、動作モードがロック設定モード(LOCK SETTING)に設定されるとともに、タッチパネル8には図5(a)に示すロック設定画面60が表示される。ロック設定画面60の内部に表示している66−102〜66−128はグループ・ボタンであり、上述した各グループ102〜128のそれぞれに一対一で対応しており、それぞれが対応するグループを指標するグループ指標画像であるとともに、当該グループのロックの状態をオンまたはオフに切り替えるためのボタンである。
1.4. User interface
1.4.1. Details of Setting Screens 60 and 70 Next, the user interface in the present embodiment will be described. When the power of the electronic keyboard instrument is turned on, a predetermined basic screen (not shown) is displayed on the touch panel 8. When the user performs a predetermined operation on this basic screen, the operation mode is set to the lock setting mode (LOCK SETTING), and the
各グループ・ボタン66−102〜66−128は、操作パネル1a上における各グループ102〜128の配置位置に対応した位置に表示される。例えば、図2においてオクターブシフト・グループ102はホイール/リボン・グループ104よりも奥側(図上では上側)に位置しているが、ロック設定画面60においてオクターブシフト・グループ102に対応するグループ・ボタン66−102は、ホイール/リボン・グループ104に対応するグループ・ボタン66−104よりも奥側(上側)に位置している。他のグループについても同様であり、操作パネル1a上の任意のグループA,Bについて、グループAがグループBよりも奥側(上側)に位置する場合には、ロック設定画面60においてグループAに対応するグループ・ボタン66−Aは、グループBに対応するグループ・ボタン66−Bよりも必ず奥側(上側)に位置するように配置される。
The group buttons 66-102 to 66-128 are displayed at positions corresponding to the arrangement positions of the groups 102 to 128 on the
また、図2においてオクターブシフト・グループ102はフェーダ・グループ108よりも左側に位置しているが、ロック設定画面60においてもオクターブシフト・グループ102に対応するグループ・ボタン66−102は、フェーダ・グループ108に対応するグループ・ボタン66−108よりも左側に位置している。他のグループについても同様であり、操作パネル1a上の任意のグループA,Bについて、グループAがグループBよりも左側に位置する場合には、ロック設定画面60においてグループAに対応するグループ・ボタン66−Aは、グループBに対応するグループ・ボタン66−Bよりも必ず左側に位置するように配置される。
In FIG. 2, the octave shift group 102 is located on the left side of the
以上のように、ロック設定画面60において各グループ・ボタン66−102〜66−128は、操作パネル1a上における各グループ102〜128の配置位置に対応した位置に表示されるから、ユーザは、ロック/アンロック設定しようとするグループX(Xは102〜128)と、対応するグループ・ボタン66−Xとの関係を一見して、かつ直感的に把握することができる。これにより、各グループの名称を必ずしも正確に把握しておく必要がなくなり、かつ、多数のグループ・ボタンの中で目的とするボタンの凡その位置を予め予測することができるため、ロック/アンロック設定を行う際の操作性を高めることができる。
As described above, since the group buttons 66-102 to 66-128 are displayed at positions corresponding to the arrangement positions of the groups 102 to 128 on the
次に、ロック設定画面60における操作/表示内容の詳細を説明する。ユーザは、グループ・ボタン66−102〜66−128を押下する毎に、対応するグループのグループ・フラグの値(“1”(LOCK 有効)または“0”(LOCK 無効))をトグルで切り替えることができる。また、グループ・フラグの値が“0”(LOCK 無効)である場合には、対応するグループ・ボタンの画像が上方に突出したような「オフ状態」になる。図5(a)に例示した全てのグループ・ボタン66−102〜66−128は、“0”(LOCK 無効)に対応する「オフ状態」である。一方、グループ・フラグの値が“1”(LOCK 有効)である場合には、対応するグループ・ボタンの画像は下方に押し込まれたような「オン状態」になる。例えば図5(b)に示すグループ・ボタン66−108,66−110は「オン状態」である。
Next, details of operation / display contents on the
このように、グループ・ボタンの画像のオン/オフ状態によって、ユーザは対応するグループ・フラグの値を直ちに視認することができる。ここで、あるグループに属する操作子除外フラグのうち、少なくとも一のフラグが“1”(LOCK 除外)になっている場合には、対応するグループ・ボタンには、「※」状のマーク(一部除外マーク)が表示される。図5(b)の例にあっては、グループ・ボタン66−108,66−112において一部除外マーク68が表示されている。これにより、ユーザは、このようなグループ・ボタンを目視することによって、少なくとも一部の操作子についてロックが除外される旨を、直ちに認識することができる。なお、一部除外マーク68は、グループ・フラグが“0”(LOCK 無効)であるグループ・ボタン(図5(b)の例にあっては「オフ状態」のグループ・ボタン66−112)にも表示される。
In this way, the user can immediately recognize the value of the corresponding group flag depending on the on / off state of the group button image. Here, when at least one of the control member exclusion flags belonging to a certain group is “1” (LOCK exclusion), the corresponding group button is marked with a “*” mark (one). Part exclusion mark) is displayed. In the example of FIG. 5B, a
また、ロック設定画面60の右上部分において61はALLボタンであり、グループ・ボタン66−102〜66−128全体のオン/オフ状態を切り替えるためのボタンである。すなわち、グループ・ボタン66−102〜66−128のうち少なくとも一部がオフ状態(“0”(LOCK 無効))であるときにALLボタン61が押下されると、全てのグループ・ボタン66−102〜66−128がオン状態にされ、これに伴って全てのグループ・フラグ52−102〜52−128が“1”(LOCK 有効)に設定される。一方、グループ・ボタン66−102〜66−128の全てがオン状態(“1”(LOCK 有効))であるときにALLボタン61が押下されると、全てのグループ・ボタン66−102〜66−128がオフ状態にされ、これに伴って全てのグループ・フラグ52−102〜52−128が“0”(LOCK 無効)に設定される。
In the upper right part of the
また、ロック設定画面60の右下部分において64はOKボタンであり、これが押下されると、タッチパネル8の表示は基本画面(電子鍵盤楽器1の電源投入時に表示される画面)に戻る。また、62はシフト・ボタンであり、このシフト・ボタン62を押下すると同時に何れか一のグループ・ボタン66−102〜66−128を押下すると、対応するグループ内における操作子除外フラグを設定するための画面、すなわち図5(c)に示すようなロック除外設定画面70がタッチパネル8に表示される。なお、図5(c)は、シフト・ボタン62とグループ・ボタン66−102とが同時に押下された際に表示される(オクターブシフト・グループ102に対応する)設定画面70の例を示す。なお、操作子除外フラグを設定する方法は、ロック除外設定画面70上で操作する方法と、操作パネル1a上の操作子(図2,3参照)を操作する方法とがある。ここでは、前者の設定方法について説明し、後者の設定方法については後述する。
In the lower right portion of the
ロック除外設定画面70の上部において71はグループ名称表示部であり、設定対象となるグループ名(図示の例では「オクターブシフト」)を表示する。73はフィールド部であり、ここには設定対象となるグループに属する全ての操作子に各々対応する「操作子対応ボタン」が表示される。図2において説明したように、オクターブシフト・グループ102に属する操作子は、ダウン/アップボタン102a,102bのみであるから、オクターブシフト・グループ102に対応して表示されるフィールド部73には、両ボタン102a,102bに対応する「操作子対応ボタン」として、ダウンボタン74−102aと、アップボタン74−102bとが表示される。ユーザは、これら操作子対応ボタンを押下する毎に、対応する操作子に係る操作子除外フラグの値(“1”(LOCK 除外)または“0”(LOCK 非除外))をトグルで切り替えることができる。
In the upper part of the lock
また、操作子除外フラグの値が“0”(LOCK 非除外)である場合には、対応する操作子対応ボタンの画像が上方に突出したような「オフ状態」になり、“1”(LOCK 除外)である場合には、対応する操作子対応ボタンは下方に押し込まれたような「オン状態」になる。図示の例にあっては、ダウンボタン74−102aはオフ状態であるから、操作子除外フラグ52−102aは“0”(LOCK 非除外)になり、アップボタン102bはオン状態であるから、操作子除外フラグ52−102bは“1”(LOCK 除外)になる。また、ロック除外設定画面70において72はALL・OFFボタンであり、これが押下されると、フィールド部73内の全ての操作子対応ボタンがオフ状態に設定され、これに伴って対応するグループ内の操作子除外フラグが全て“0”(LOCK 非除外)に設定される。76はOKボタンであり、これが押下されると、タッチパネル8の表示はロック設定画面60(図5(a))に戻る。
In addition, when the value of the operation element exclusion flag is “0” (LOCK non-exclusion), the image of the corresponding operation element corresponding button protrudes upward, and “1” (LOCK In the case of “excluded”, the corresponding operation button corresponding button is turned “on” as if pressed down. In the illustrated example, since the down button 74-102a is in the off state, the operation element exclusion flag 52-102a is "0" (LOCK not excluded), and the up
1.4.2.一般操作子による操作子除外フラグの設定
動作モードがロック設定モード(LOCK SETTING)に設定されている状態、すなわちタッチパネル8に上記ロック設定画面60またはロック除外設定画面70が表示されている状態にあっては、操作パネル1a上の一般操作子(ロックすることが可能である操作子)は、対応する操作子除外フラグの設定を行う操作子として機能する。すなわち、ユーザが何れかの操作子を押下する毎に、対応する操作子除外フラグの値(“1”(LOCK 除外)または“0”(LOCK 非除外))がトグルで切り替えられる。また、操作子のうちLEDが内蔵されているものにおいては、操作子除外フラグが“1”(LOCK 除外)であるときに当該LEDが点灯する。
1.4.2. Setting of the operator exclusion flag by the general operator The operation mode is set to the lock setting mode (LOCK SETTING), that is, the
例えば、図2において、動作モードがロック設定モード(LOCK SETTING)であるときにダウンボタン102aを押下すると、押下する毎に操作子除外フラグ52−102aの値が“1”(LOCK 除外)または“0”(LOCK 非除外)にがトグルで切り替えられ、“1”である場合には、ダウンボタン102aに内蔵されているLEDが点灯状態になる。このように、ロック設定モードにおいては、操作パネル1a上に物理的に存在する任意の一般操作子(上記例ではダウンボタン102a)の機能と、これに対応してロック除外設定画面70内に表示される操作子対応ボタン(上記例ではダウンボタン74−102a)の機能とは同様になる。
For example, in FIG. 2, when the
物理的な一般操作子は、操作パネル1a上に常に存在するため、これを用いると、対応する操作子除外フラグの値の変更をワンタッチで実現でき、該フラグを設定するにあたって高い操作性を実現することができる点で有利である。但し、設定された操作子除外フラグの値は内蔵LEDによって表示されるため、内蔵LEDを持たない一般操作子は、その一般操作子のみでは操作子除外フラグの値を表示できなくなる。
一方、ロック除外設定画面70に画像として表示される操作子対応ボタン(74−102a,74−102b等)は、その画像の態様によってオン/オフ状態を区別できるため、ユーザが操作子除外フラグの値を容易に確認できる点で有利である。但し、目的の操作子対応ボタンをタッチパネル8に表示するためには、対応するグループに係るロック除外設定画面70をタッチパネル8に表示させる操作(シフト・ボタン62と、対応するグループ・ボタンとの同時押下)が必要になるため、操作がやや煩雑になる。
このように、操作子除外フラグを設定するために物理的な一般操作子を操作する方法と、ロック除外設定画面70内の操作子対応ボタンを操作する方法とには一長一短があるため、その時々にユーザにとって都合の良い方法を採用するとよい。
Since a physical general operation element is always present on the
On the other hand, the operator corresponding buttons (74-102a, 74-102b, etc.) displayed as an image on the lock
As described above, since there are advantages and disadvantages between the method of operating the physical general operator to set the operator exclusion flag and the method of operating the operator corresponding button in the lock
1.5.第1実施例の動作
1.5.1.ロック設定モードにおける動作
次に、第1実施例の動作を説明する。
まず、基本画面(電子鍵盤楽器1の電源投入時に表示される画面)において、動作モードをロック設定モードに変更する操作が検出されると、図6に示すロック設定モード・メインルーチンが起動される。図6において処理がステップSP2に進むと、所定の初期設定が実行されるとともに、動作モード(現モードレジスタ50の内容)がロック設定モード(LOCK SETTING)に変更される。次に、処理がステップSP4に進むと、上述したロック設定画面60がタッチパネル8に表示される。
1.5. Operation of the first embodiment
1.5.1. Operation in Lock Setting Mode Next, the operation of the first embodiment will be described.
First, when an operation for changing the operation mode to the lock setting mode is detected on the basic screen (screen displayed when the
次に、処理がステップSP6に進むと、グループ選択処理が実行される。すなわち、ロック設定画面60上でグループ・ボタン66−102〜66−128の何れかが押下されたか否かが判定され、何れかのグループ・ボタンが押下された場合には、当該押下されたグループ・ボタンに対応するグループに対して、図7(a)に示すグループ選択イベント処理サブルーチンが呼び出される。本サブルーチンにおいて処理がステップSP32に進むと、当該対応するグループのグループ・フラグが反転される。この反転によってグループ・フラグを“1”(LOCK 有効)に設定した場合は、当該グループをロックの対象として選択したことに相当し、グループ・フラグを“0”(LOCK 無効)に設定した場合は、当該グループをロックの対象から除外したことに相当する。次に、処理がステップSP34に進むと、反転後のグループ・フラグの値に応じて、グループ・ボタンの画像がオン状態(“1”(LOCK 有効)のとき)またはオフ状態(“0”(LOCK 無効)のとき)に変更され、本サブルーチンの処理が終了する。なお、本ルーチンは、何れか一のグループ・ボタンが押下される毎に、一回づつ実行され、対応する一のグループ・フラグのみが反転される。従って、複数のグループ・ボタンの押下イベントが発生した場合には、その押下イベントが発生したグループ・ボタンの数と同数回、本ルーチンが実行され、これら複数のグループに係るグループ・フラグがそれぞれ反転されるとともに、これらグループ・ボタンの画像もそれぞれ更新される。
Next, when the process proceeds to step SP6, a group selection process is executed. That is, it is determined whether any of the group buttons 66-102 to 66-128 is pressed on the
図6に戻り、次に処理がステップSP8に進むと、ALLボタン処理が実行される。すなわち、ロック設定画面60上でALLボタン61が押下されたか否かが判定され、押下された場合には、ALLボタン・イベント処理サブルーチン(図7(b))が呼び出される。本サブルーチンにおいて処理がステップSP42に進むと、全てのグループ・フラグ52−102〜52−128が“1”(LOCK 有効)に設定されているか否かが判定される。ここで、少なくとも何れか一のグループにおいてグループ・フラグが“0”(LOCK 無効)に設定されていた場合には「NO」と判定され、処理はステップSP46に進む。
Returning to FIG. 6, when the process proceeds to step SP8, the ALL button process is executed. That is, it is determined whether or not the ALL
ステップSP46においては、現在“0”(LOCK 無効)である全てのグループ・フラグに係るグループに対して、上述したグループ選択イベント処理サブルーチン(図7(a))が呼び出される。すなわち、グループ・フラグが“0”(LOCK 無効)であるグループの数と同数回だけ、該ルーチンが呼び出される。これにより、これらグループに対するグループ・フラグが、順次“1”(LOCK 有効)に反転されるとともに(ステップSP32)、そのグループ・ボタンがオン状態に変更される(ステップSP34)。この結果、全てのグループ・フラグ52−102〜52−128が“1”(LOCK 有効)になり、全てのグループ・ボタン66−102〜66−128がオン状態になる。 In step SP46, the above-described group selection event processing subroutine (FIG. 7 (a)) is called for the groups related to all the group flags that are currently “0” (LOCK invalid). That is, the routine is called as many times as the number of groups whose group flag is “0” (LOCK invalid). As a result, the group flags for these groups are sequentially reversed to “1” (LOCK valid) (step SP32), and the group button is changed to the ON state (step SP34). As a result, all the group flags 52-102 to 52-128 are set to “1” (LOCK valid), and all the group buttons 66-102 to 66-128 are turned on.
一方、ALLボタン・イベント処理サブルーチン(図7(b))が呼び出された時点で全てのグループ・フラグが“1”(LOCK 有効)であれば、ステップSP42において「YES」と判定され処理はステップSP44に進む。ここでは、全てのグループに対して、上述したグループ選択イベント処理サブルーチン(図7(a))が呼び出される。これにより、全てのグループ・フラグが“0”(LOCK 無効)に反転されるとともに(ステップSP32)、全てのグループ・ボタンがオフ状態に変更される(ステップSP34)。以上のようなALLボタン・イベント処理(図7(b))により、結局、全てのグループ・フラグが“1”(LOCK 有効)または“0”(LOCK 無効)に統一されるとともに、グループ・ボタンのオン/オフ状態も統一され、本サブルーチンの処理が終了する。 On the other hand, if all the group flags are “1” (LOCK valid) when the ALL button / event processing subroutine (FIG. 7B) is called, “YES” is determined in step SP42, and the processing is step. Proceed to SP44. Here, the above-described group selection event processing subroutine (FIG. 7A) is called for all groups. As a result, all the group flags are inverted to “0” (LOCK invalid) (step SP32), and all the group buttons are changed to the off state (step SP34). All button event processing (Fig. 7 (b)) as described above will eventually unify all group flags to "1" (LOCK enabled) or "0" (LOCK disabled), and group buttons The on / off states are also unified, and the processing of this subroutine ends.
図6に戻り、次に処理がステップSP10に進むと、除外操作子選択処理が実行される。すなわち、ロック除外設定画面70上で操作子対応ボタン(74−102a,74−102b等)の何れかが押下されたか否かが判定され、何れかの操作子対応ボタンが押下された場合には、対応する操作子に対して、図7(c)に示す除外操作子選択イベント処理サブルーチンに示す除外操作子選択イベント処理サブルーチン(図7(c))が呼び出される。本サブルーチンにおいて処理がステップSP52に進むと、当該操作子に対応する操作子除外フラグが反転される。次に、処理がステップSP54に進むと、反転後の操作子除外フラグの値に応じて、操作子対応ボタンの画像がオン状態(“1”(LOCK 除外)のとき)またはオフ状態(“0”(LOCK 非除外)のとき)に変更され、本サブルーチンの処理が終了する。なお、上述したように、ロック除外設定画面70のみならず、物理的な一般操作子を操作することによっても操作子除外フラグの値を変更することは可能であるが、一般操作子を操作する場合の処理については、後述する図8において説明する。
Returning to FIG. 6, when the process proceeds to step SP10 next, an exclusion operator selection process is executed. That is, it is determined whether any one of the operation button corresponding buttons (74-102a, 74-102b, etc.) is pressed on the lock
図6に戻り、次に処理がステップSP12に進むと、ロック設定画面60またはロック除外設定画面70に対するその他の処理が実行される。例えば、ロック設定画面60においてシフト・ボタン62と何れかのグループ・ボタンとが同時押下されると、タッチパネル8の表示画面は対応するロック除外設定画面70に切り替わり、ロック除外設定画面70においてOKボタン76が押下されると、表示画面はロック設定画面60に戻るが、これらの処理はステップSP12において実行される。
Returning to FIG. 6, when the process proceeds to step SP12, other processes for the
次に、処理がステップSP14に進むと、ロック設定モード(LOCK SETTING)を終了させる指示が有ったか否か、すなわちロック設定画面60においてOKボタン64が押下されたか否かが判定される。ここで「NO」と判定される限り、処理はステップSP6に戻り、上述したステップSP6〜SP12の処理が繰り返され、ユーザの操作に応じて各グループ・フラグ,操作子除外フラグの値および設定画面60,70の表示状態等が逐次変化してゆく。そして、OKボタン64の押下が検出されると、ステップSP14において「YES」と判定され処理はステップSP16に進む。
Next, when the process proceeds to step SP14, it is determined whether or not there is an instruction to end the lock setting mode (LOCK SETTING), that is, whether or not the
ステップSP16においては、所定の終了処理が実行されるとともに、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)に変更される。次に、処理がステップSP18に進むと、上述した基本画面(電子鍵盤楽器1の電源投入時に表示される画面)がタッチパネル8に表示され、本ルーチンの処理が終了する。
In step SP16, a predetermined end process is executed and the operation mode is changed to the unlock mode (UNLOCK). Next, when the process proceeds to step SP18, the above-described basic screen (the screen displayed when the
1.5.2.一般操作子に対するイベント処理(全モード共通)
次に、一般操作子(上記各グループ102〜128に属する操作子)に対する操作イベントが発生した際の処理を図8(a)を参照し説明する。なお、本ルーチンは、全ての動作モード(LOCK SETTING,LOCK,UNLOCK)において共通して呼び出されるルーチンである。
図8(a)において処理がステップSP60に進むと、現在の動作モードが判定され、その結果に応じて処理が分岐される。まず、現在の動作モードがロック設定モード(LOCK SETTING)であった場合は、処理はステップSP62に進み、当該操作子に係る操作子除外フラグが反転される。次に、処理がステップSP64に進むと、反転後の操作子除外フラグに応じて、表示内容の更新が行われる。すなわち、当該操作子がLEDを内蔵している操作子であって操作子除外フラグが“1”(LOCK 除外)であれば当該LEDは点灯される一方、“0”(LOCK 非除外)であれば当該LEDは消灯される。また、ステップSP64においては、タッチパネル8に表示されている設定画面60,70の内容も必要に応じて更新される。例えば、ロック設定画面60が表示されている場合には、操作子除外フラグの更新に応じて一部除外マーク68の表示/消去が行われる。また、対応するロック除外設定画面70がタッチパネル8に表示されてる場合には、操作された一般操作子に対応する操作子対応ボタンのオン/オフ状態が変更される。以上のステップにより、ロック設定モードにおける処理が終了する。
1.5.2. Event processing for general controls (common to all modes)
Next, processing when an operation event occurs for a general operation element (operation elements belonging to the groups 102 to 128) will be described with reference to FIG. This routine is a routine that is called in common in all operation modes (LOCK SETTING, LOCK, UNLOCK).
When the process proceeds to step SP60 in FIG. 8A, the current operation mode is determined, and the process branches according to the result. First, when the current operation mode is the lock setting mode (LOCK SETTING), the process proceeds to step SP62, and the operator exclusion flag associated with the operator is inverted. Next, when the process proceeds to step SP64, the display content is updated according to the reversed operation element exclusion flag. That is, if the operator is an operator with a built-in LED and the operator exclusion flag is “1” (LOCK excluded), the LED is lit, while it is “0” (LOCK not excluded). In this case, the LED is turned off. In step SP64, the contents of the setting screens 60 and 70 displayed on the touch panel 8 are also updated as necessary. For example, when the
また、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)である場合には、処理はステップSP60を介してステップSP66に進む。ここでは、操作された一般操作子に係る機能を実行する「通常処理」が実行される。例えば、操作された一般操作子がダウンボタン102aまたはアップボタン102bであった場合には、鍵盤部101の各鍵に対応させる音高が「1」オクターブ低く、または「1」オクターブ高くシフトする等の処理が実行され、アンロック・モードにおける処理が終了する。
When the operation mode is the unlock mode (UNLOCK), the process proceeds to step SP66 via step SP60. Here, a “normal process” for executing a function related to the operated general operator is executed. For example, when the operated general operation element is the
また、動作モードがロック・モード(LOCK)である場合には、処理はステップSP60を介してステップSP68に進む。ここでは、操作された一般操作子に係る操作子除外フラグが“1”(LOCK 除外)であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP66に進み、アンロック・モードの場合と同様に通常処理が実行される。一方、ステップSP68において「NO」と判定されると、処理はステップSP70に進み、操作された一般操作子が属するグループに係る、グループ・フラグが“1”(LOCK 有効)であるか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP66に進み、アンロック・モードの場合と同様に通常処理が実行される。一方、ステップSP70において「YES」と判定されると、特に実質的な処理が行われることなくロック・モードにおける処理が終了する。これにより、ロック・モードにおいては、誤操作等によってユーザが意図しない変化が楽音に生じてしまうという不具合を防止することができる。 When the operation mode is the lock mode (LOCK), the process proceeds to step SP68 via step SP60. Here, it is determined whether or not the operator exclusion flag relating to the operated general operator is “1” (LOCK exclusion). If "YES" is determined here, the process proceeds to a step SP66, and the normal process is executed as in the unlock mode. On the other hand, if “NO” is determined in step SP68, the process proceeds to step SP70, and whether or not the group flag related to the group to which the operated general operator belongs is “1” (LOCK valid). Determined. If "NO" is determined here, the process proceeds to step SP66, and the normal process is executed as in the unlock mode. On the other hand, if “YES” is determined in step SP70, the process in the lock mode is terminated without performing any substantial process. Thus, in the lock mode, it is possible to prevent a problem that a change unintended by the user due to an erroneous operation or the like occurs in the musical sound.
1.5.3.ロックボタン130に対するイベント処理(全モード共通)
次に、ロックボタン130に対する操作イベントが発生した際の処理を図8(b)を参照し説明する。なお、本ルーチンは、全ての動作モード(LOCK SETTING,LOCK,UNLOCK)において共通して呼び出されるルーチンである。
図8(b)において処理がステップSP80に進むと、現在の動作モードが判定され、その結果に応じて処理が分岐される。まず、現在の動作モードがロック設定モード(LOCK SETTING)であった場合は、特に実質的な処理が行われることなく本ルーチンが終了する。また、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)であった場合には、処理はステップSP80を介してステップSP82に進む。ここでは、動作モード(現モードレジスタ50の内容)がロック・モード(LOCK)に変更される。これにより、複数のグループのうち、グループ・フラグに“1”(LOCK 有効)が設定されているグループに属する一般操作子のうち、操作子除外フラグに“0”(LOCK 非除外)が設定されている一般操作子をロックの対象として、ロックを開始する。すなわち、上述した図8(a)のステップSP60において、動作モードがロック・モード(LOCK)であると判断される状態を設定し、当該ロックの対象とされている一般操作子が操作されたときに、その操作に応じて実行すべき通常処理を、実行しないように制御する(ロックの対象とされている一般操作子の機能を無効にする)。なお、操作子除外フラグを省略した構成も考えられ、その場合には、グループ・フラグに“1”(LOCK 有効)が設定されているグループに属する全ての一般操作子についてロックを開始する。次に、処理がステップSP84に進むと、ロックボタン130に内蔵されているLEDが点灯状態にされ本ルーチンの処理が終了する。
1.5.3. Event processing for lock button 130 (common to all modes)
Next, processing when an operation event for the lock button 130 occurs will be described with reference to FIG. This routine is a routine that is called in common in all operation modes (LOCK SETTING, LOCK, UNLOCK).
When the process proceeds to step SP80 in FIG. 8B, the current operation mode is determined, and the process branches according to the result. First, when the current operation mode is the lock setting mode (LOCK SETTING), this routine ends without performing any substantial process. If the operation mode is the unlock mode (UNLOCK), the process proceeds to step SP82 via step SP80. Here, the operation mode (the contents of the current mode register 50) is changed to the lock mode (LOCK). As a result, among the multiple groups, among the general operators that belong to the group for which the group flag is set to “1” (LOCK enabled), the operator exclusion flag is set to “0” (LOCK not excluded). The lock is started with the general operator being locked. That is, when the operation mode is determined to be the lock mode (LOCK) in step SP60 of FIG. 8A described above, and the general operator that is the target of the lock is operated. In addition, control is performed so that normal processing to be executed in accordance with the operation is not executed (the function of the general operator that is a lock target is disabled). A configuration in which the operation element exclusion flag is omitted is also conceivable. In this case, locking is started for all general operation elements belonging to a group in which “1” (LOCK valid) is set in the group flag. Next, when the process proceeds to step SP84, the LED built in the lock button 130 is turned on, and the process of this routine ends.
また、動作モードがロック・モード(LOCK)であった場合には、処理はステップSP80を介してステップSP86に進む。ここでは、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)に変更される。これにより、それまでに行われていたロックの制御を終了する。すなわち、図8(a)のステップSP60において、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)であると判断される状態を設定し、全ての一般操作子について、その操作時に、その操作子が実行すべき通常処理を実行するように制御する(全ての一般操作子の機能を有効にする)。次に、処理がステップSP84に進むと、ロックボタン130に内蔵されているLEDが消灯状態にされ本ルーチンの処理が終了する。 If the operation mode is the lock mode (LOCK), the process proceeds to step SP86 via step SP80. Here, the operation mode is changed to the unlock mode (UNLOCK). Thereby, the control of the lock performed so far is terminated. That is, in step SP60 of FIG. 8 (a), a state is determined in which the operation mode is determined to be the unlock mode (UNLOCK), and the operation element is executed at the time of operation for all general operators. Control to execute the normal process (to enable the function of all general operators). Next, when the process proceeds to step SP84, the LED built in the lock button 130 is turned off and the process of this routine ends.
1.6.第1実施例の効果
次に、本実施例において得られる効果/利点について説明しておく。まず、本実施例においては、ロック設定モードにおいて、様々なグループ・フラグおよび操作子除外フラグを設定し、実際にロックを行うか否か(ロック/アンロックの選択)は、ロックボタン130によって選択される。すなわち、実際のコンサートの現場において、グループ・フラグおよび操作子除外フラグの設定状態が如何に複雑であるかにかかわらず、調整時のセッティング(アンロック・モード)と、本番時のセッティング(ロック・モード)とをワンタッチで切り替えることができ、ユーザとってきわめて高い操作性を実現することができる。
1.6. Next, effects / advantages obtained in the present embodiment will be described. First, in this embodiment, in the lock setting mode, various group flags and manipulator exclusion flags are set, and whether or not the lock is actually performed (selection of lock / unlock) is selected by the lock button 130. Is done. In other words, regardless of how complex the group flag and operator exclusion flag settings are in the actual concert site, adjustment settings (unlock mode) and actual settings (lock Mode) can be switched with one touch, and extremely high operability can be realized for the user.
また、上述したように、ロック設定画面60において各グループ・ボタン66−102〜66−128は、操作パネル1a上における各グループ102〜128の配置位置に対応した位置に表示されるから、ユーザは、ロック/アンロック設定しようとするグループXと、対応するグループ・ボタン66−Xとの関係を一見して、かつ直感的に把握でき、ロック/アンロック設定を行う際の操作性を高めることができる。
Further, as described above, the group buttons 66-102 to 66-128 are displayed on the
2.第2実施例
2.1.第2実施例のハードウエア構成
次に、本発明の第2実施例の電子鍵盤楽器200のハードウエア構成を説明する。
まず、図10において、電子鍵盤楽器200には、第1実施例におけるタッチパネル8に代えて、表示器32が設けられている。また、図11において、右上隅のロックボタン130の手前側には、シフトボタン132が設けられている。上述した以外の点において、電子鍵盤楽器200のハードウエア構成は第1実施例の電子鍵盤楽器1の構成と同様である。なお、シフトボタン132は、ロックボタン130と同様に、ロックすることが不可能な操作子であり、「一般操作子」には含まれない。
2. Second embodiment
2.1. Hardware Configuration of Second Embodiment Next, the hardware configuration of the electronic keyboard instrument 200 of the second embodiment of the present invention will be described.
First, in FIG. 10, the electronic keyboard instrument 200 is provided with a
2.2.第2実施例のデータ構成
次に、本実施例において、フラッシュメモリ24に記憶される各種パラメータの内容を図12を参照し説明する。
図12において50は現モードレジスタであり、現在の動作モードとして、アンロック・モード(UNLOCK)、ロック・モード(LOCK)、またはグループ設定モード(GROUP SETTING)のうち何れかを記憶する。すなわち、本実施例においては、第1実施例の「ロック設定モード(LOCK SETTING)」に代えて、「グループ設定モード(GROUP SETTING)」が設けられることになる。210は操作子テーブルであり、各一般操作子とグループとの関係等を記憶する。上述した第1実施例においては、各一般操作子が属するグループは固定されていたが、本実施例においては、各一般操作子が属するグループをユーザが任意に設定することが可能になっている。上述したグループ設定モード(GROUP SETTING)は、このグループを設定するための動作モードであり、操作子テーブル210には、その設定内容等が記憶される。
2.2. Data Configuration of Second Embodiment Next, contents of various parameters stored in the
In FIG. 12,
操作子テーブル210内において212は操作子ID欄であり、各一般操作子に対する一意な識別番号である操作子IDを記憶する。ここでは、操作子IDとして、各一般操作子の図中の符号を採用している。214はグループ番号欄であり、各一般操作子の属するグループを一意に特定するグループ番号を記憶する。本実施例においても、一般操作子はそれぞれ何れか一のグループに属しており、同時に複数のグループに属している操作子は無い。従って、グループ番号欄214には一のグループ番号のみが記憶される。また、216は操作子フラグ欄であり、各一般操作子が「選択状態」である場合に“1”、非選択状態である場合に“0”になる操作子フラグを記憶する。上述したように本実施例においては、ユーザによってグループを任意に設定することができる。ユーザが新たなグループを作成しようとするとき、そのグループに属する一または複数の一般操作子を選択する必要があり、この操作子フラグは選択された一般操作子を特定するためのフラグである。
In the operator table 210,
また、220はグループテーブルであり、各グループに関するパラメータを記憶するものである。グループテーブル220内において222はグループ番号欄であり、当該グループのグループ番号を記憶する。224はグループ名称欄であり、当該グループのグループ名称である文字列を記憶する。226はグループ・フラグ欄であり、当該グループのグループ・フラグを記憶する。グループ・フラグは、第1実施例のものと同様に、“1”(LOCK 有効)または“0”(LOCK 無効)の何れかの値を有する。「“1”(LOCK 有効)」とは、当該グループに属する操作子は、ロック・モード(LOCK)においてロックされることを示し、「“0”(LOCK 無効)」とは、当該グループに属する操作子はロック・モード(LOCK)においてロックされないことを示す。
Reference numeral 220 denotes a group table, which stores parameters relating to each group. In the group table 220, 222 is a group number column, which stores the group number of the group.
なお、本実施例においては、第1実施例における「操作子除外フラグ」に相当するものは、設けられていない。上述した第1実施例においては、あるグループのグループ・フラグの値にかかわらず該グループに属する一部の操作子のみをアンロック状態に保つために操作子除外フラグが必要であったが、本実施例においては、その一部の操作子のみを別のグループに分割してグループ・フラグを“0”(LOCK 無効)に設定すればよいためである。 In the present embodiment, there is no component corresponding to the “operator exclusion flag” in the first embodiment. In the first embodiment described above, the operator exclusion flag is necessary to keep only some of the operators belonging to the group in the unlocked state regardless of the value of the group flag of the group. This is because, in the embodiment, only a part of the operators may be divided into another group and the group flag may be set to “0” (LOCK invalid).
2.3.第2実施例の動作
2.3.1.グループ設定モードにおける動作
次に、第2実施例の動作を説明する。
まず、基本画面(電子鍵盤楽器200の電源投入時に表示される画面)において、動作モードをグループ設定モードに変更する操作が検出されると、図13に示すグループ設定モード・メインルーチンが起動される。図13において処理がステップSP102に進むと、所定の初期設定が実行されるとともに、動作モード(現モードレジスタ50の内容)がグループ設定モード(GROUP SETTING)に変更される。次に、処理がステップSP104に進むと、グループ設定モードに移行した旨が表示器32に表示される。
2.3. Operation of the second embodiment
2.3.1. Operation in Group Setting Mode Next, the operation of the second embodiment will be described.
First, when an operation for changing the operation mode to the group setting mode is detected on the basic screen (the screen displayed when the electronic keyboard instrument 200 is turned on), the group setting mode main routine shown in FIG. 13 is started. . In FIG. 13, when the process proceeds to step SP102, predetermined initial setting is executed, and the operation mode (the contents of the current mode register 50) is changed to the group setting mode (GROUP SETTING). Next, when the process proceeds to step SP104, the
次に、処理がステップSP106に進むと、ロックボタン130が押下されたか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP114に進み、グループ設定モードを終了させるための所定の終了操作が実行されたか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP106に戻り、以後はステップSP106,SP114のループが繰り返される。 Next, when the process proceeds to step SP106, it is determined whether or not the lock button 130 has been pressed. If “NO” is determined here, the process proceeds to step SP114 to determine whether or not a predetermined end operation for ending the group setting mode has been executed. If "NO" is determined here, the process returns to step SP106, and thereafter the loop of steps SP106 and SP114 is repeated.
このステップSP106,SP114のループが繰り返されているときに一般操作子が操作されると、当該一般操作子に対応する操作子フラグの内容が変更される。なお、その詳細は後述する。ステップSP106,SP114のループが繰り返されている際にロックボタン130が押下されると、ステップSP106において「YES」と判定され、処理はステップSP107に進む。ここでは、選択中の一般操作子(操作子フラグが“1”である操作子)が少なくとも一つ存在するか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、ステップSP106,SP114のループが再び繰り返される。 If the general operator is operated while the loop of steps SP106 and SP114 is repeated, the contents of the operator flag corresponding to the general operator are changed. Details thereof will be described later. If the lock button 130 is pressed while the loop of steps SP106 and SP114 is repeated, “YES” is determined in step SP106, and the process proceeds to step SP107. Here, it is determined whether or not there is at least one general operation element being selected (an operation element whose operation element flag is “1”). If "NO" is determined here, the loop of steps SP106 and SP114 is repeated again.
一方、選択中の一般操作子が存在した場合はステップSP107において「YES」と判定され、処理はステップSP108に進む。ステップSP108においては、選択中の一般操作子の既存のグループが解除される。次に、処理がステップSP110に進むと、新たなグループが生成され、当該グループに係る新たなグループ番号が決定される。このグループ番号は、新たなグループを一意に特定するものであるため、既存のグループ番号とは重複しない値に定められる。そして、この新たなグループ番号が、選択中の操作子に対するグループ番号欄214(図12参照)に書き込まれ、また、グループテーブル220においては、この新たなグループに対応するレコード(行)が追加される。次に、処理がステップSP112に進むと、グループ名称を入力するように促すメッセージが表示器32に表示され、ユーザによってグループ名称(文字列)が入力される。
On the other hand, if there is a selected general operation element, “YES” is determined in step SP107, and the process proceeds to step SP108. In step SP108, the existing group of the selected general operator is canceled. Next, when the process proceeds to step SP110, a new group is generated, and a new group number related to the group is determined. Since this group number uniquely identifies a new group, it is set to a value that does not overlap with an existing group number. Then, this new group number is written in the group number column 214 (see FIG. 12) for the selected operator, and in the group table 220, a record (row) corresponding to this new group is added. The Next, when the process proceeds to step SP112, a message prompting the user to input a group name is displayed on the
以上の操作が完了すると、ステップSP106,SP114のループが再び繰り返される。そして、ユーザによって所定の終了操作が行われると、ステップSP114において「YES」と判定され、ステップSP116において所定の終了処理が実行される。そして、処理がステップSP118に進むと、所定の終了処理が実行されるとともに、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)に変更される。次に、処理がステップSP118に進むと、上述した基本画面(電子鍵盤楽器200の電源投入時に表示される画面)が表示器32に表示され、本ルーチンの処理が終了する。
When the above operation is completed, the loop of steps SP106 and SP114 is repeated again. When a predetermined end operation is performed by the user, “YES” is determined in step SP114, and a predetermined end process is executed in step SP116. When the process proceeds to step SP118, a predetermined end process is executed, and the operation mode is changed to the unlock mode (UNLOCK). Next, when the process proceeds to step SP118, the above-described basic screen (the screen displayed when the electronic keyboard instrument 200 is turned on) is displayed on the
2.3.2.一般操作子に対するイベント処理(全モード共通)
次に、一般操作子に対する操作イベントが発生した際の処理を図14を参照し説明するが、ここで一般操作子に対する操作態様について説明しておく。本実施例において一般操作子の操作態様には、「通常操作」と「特殊操作」とがある。「通常操作」とは、一般操作子のみを所定の通常の操作で一回操作する操作態様を指す。例えば、一般操作子がボタンであれば、所定時間t1の押下時間内で当該ボタンを一回押下するとともに、当該ボタンがリリースされた後、所定時間t2以内に同一のボタンを押下しない態様を指す。また、通常操作以外の操作態様を「特殊操作」という。例えば、一般操作子がボタンであれば、
(A)当該ボタンとシフトボタン132とを同時に押下する態様、
(B)上記所定時間t1を超えて当該ボタンを長押しをする態様、および
(C)上記所定時間t2以内に当該ボタンを再び押下するダブルクリック態様
などが特殊操作に該当する。本実施例においては「通常操作」または「特殊操作(A)」の操作イベントが発生したときに図14のルーチンが起動される。但し、特殊操作(A)に代えて、上記特殊操作(B),(C)、あるいは他の特殊操作を適用してもよい。
2.3.2. Event processing for general controls (common to all modes)
Next, a process when an operation event for the general operator occurs will be described with reference to FIG. 14. Here, an operation mode for the general operator will be described. In this embodiment, the operation modes of the general operation element include “normal operation” and “special operation”. “Normal operation” refers to an operation mode in which only a general operation element is operated once in a predetermined normal operation. For example, if the general operation element is a button, the button is pressed once within the pressing time of the predetermined time t1, and the same button is not pressed within the predetermined time t2 after the button is released. . An operation mode other than the normal operation is referred to as “special operation”. For example, if the general operator is a button,
(A) A mode in which the button and the
(B) A mode in which the button is pressed for longer than the predetermined time t1, and (C) a double click mode in which the button is pressed again within the predetermined time t2 correspond to special operations. In the present embodiment, the routine of FIG. 14 is started when an operation event of “normal operation” or “special operation (A)” occurs. However, instead of the special operation (A), the special operations (B) and (C) or other special operations may be applied.
図14において処理がステップSP160に進むと、現在の動作モードが判定され、その結果に応じて処理が分岐される。まず、現在の動作モードがグループ設定モード(GROUP SETTING)であった場合は、処理はステップSP161に進み、特殊操作(A)の操作であるか否か(シフトボタン132が同時に押下されているか否か)が判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP165に進み、当該一般操作子の操作子フラグ(図12の操作子フラグ欄216参照)が反転され、本ルーチンの処理が終了する。すなわち、当該操作子フラグが“0”(非選択中)であれば“1”(選択中)に変更される一方、“1”(選択中)であれば、“0”(非選択中)に変更される。
In FIG. 14, when the process proceeds to step SP160, the current operation mode is determined, and the process branches according to the result. First, when the current operation mode is the group setting mode (GROUP SETTING), the process proceeds to step SP161, whether or not the operation is a special operation (A) (whether or not the
また、一般操作子とともにシフトボタン132が同時に押下されていれば、ステップSP161において「YES」と判定され、処理はステップSP162に進む。ここでは、操作された一般操作子と同一グループに属する一般操作子が検索される。次に、処理がステップSP164に進むと、グループ内の全ての操作子について、操作子フラグの変更処理が行われ、本ルーチンの処理が終了する。このステップSP164の変更処理においては、グループ内の全ての操作子フラグのうち、少なくとも一つ“0”(非選択中)の操作子フラグが存在すれば、全ての操作子フラグが“1”(選択中)に変更される。また、当該グループ内の全ての操作子フラグが“1”(選択中)であった場合には、これら全ての操作子フラグが“0”(非選択中)に変更される。
If the
以上のように、グループ設定モードにおいては、ユーザが任意の一般操作子を操作してゆくことにより、これら一般操作子の操作子フラグを「選択状態」または「非選択状態」にしてゆくことができる。また、シフトボタン132を押下しながら、一般操作子を操作すると、当該一般操作子と同一のグループに属する全ての一般操作子について、操作子フラグを変更してゆくことができる。このようにして、新たなグループを構成すべき一般操作子の選択が終了し、ユーザがロックボタン130を押下すると、上述したように、これら選択された一般操作子に対して、新たなグループが構成される(図13,ステップSP106〜SP112)。
As described above, in the group setting mode, when the user operates any general operation element, the operation element flags of these general operation elements may be set to “selected state” or “non-selected state”. it can. Further, if the general operator is operated while pressing the
次に、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)である場合には、処理はステップSP160を介してステップSP166に進む。ここでは、操作された一般操作子に係る機能を実行する「通常処理」が実行される。その内容は、第1実施例のものと同様であり、例えば、操作された一般操作子がダウンボタン102aまたはアップボタン102bであった場合には、鍵盤部101の各鍵に対応させる音高が「1」オクターブ低く、または「1」オクターブ高くシフトする等の処理が実行され、アンロック・モードにおける処理が終了する。
Next, when the operation mode is the unlock mode (UNLOCK), the process proceeds to step SP166 via step SP160. Here, a “normal process” for executing a function related to the operated general operator is executed. The contents are the same as those in the first embodiment. For example, when the operated general operation element is the
また、動作モードがロック・モード(LOCK)である場合には、処理はステップSP160を介してステップSP167に進む。ここでは、操作された一般操作子の属するグループが検索される。次に、処理がステップSP168に進むと、操作態様が特殊操作(A)であるか否か、すなわちシフトボタン132が同時に押下されているか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP172に進む。ステップSP172においては、第1実施例の場合と同様に、操作された一般操作子が属するグループに係る、グループ・フラグが“1”(LOCK 有効)であるか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP166に進み、アンロック・モードの場合と同様に通常処理が実行される。一方、ステップSP172において「YES」と判定されると、特に実質的な処理が行われることなくロック・モードにおける処理が終了する。これにより、ロック・モードにおいては、誤操作等によってユーザが意図しない変化が楽音に生じてしまうという不具合を防止することができる。
When the operation mode is the lock mode (LOCK), the process proceeds to step SP167 via step SP160. Here, the group to which the operated general operator belongs is searched. Next, when the process proceeds to step SP168, it is determined whether or not the operation mode is a special operation (A), that is, whether or not the
また、ロック・モード(LOCK)において、ユーザがシフトボタン132を押下しつつ一般操作子を操作した場合には、ステップSP168において「YES」と判定され、処理がステップSP174に進む。ここでは、操作された一般操作子が属するグループに係る、グループ・フラグが反転され、本ルーチンの処理が終了する。このように、本実施例のロック・モード(LOCK)においては、ユーザがシフトボタン132を押下しながら任意の一般操作子を操作すると、当該一般操作子が属するグループに係る、グループ・フラグを反転すること(すなわち、ロック/アンロック状態を反転すること)ができる。従って、例えば、動作モードがロック・モード(LOCK)に設定されている本番時においても、シフトボタン132を押下しつつ、何れかの一般操作子を操作することによって、当該一般操作子の属するグループのロック/アンロック状態を反転することができるから、本実施例はきわめて柔軟に各グループのロック/アンロック状態を変更することができる。
In the lock mode (LOCK), if the user operates the general operator while pressing the
2.3.3.ロックボタン130に対するイベント処理(全モード共通)
次に、ロックボタン130に対する操作イベントが発生した際の処理を図15を参照し説明する。なお、本ルーチンは、全ての動作モード(GROUP SETTING,LOCK,UNLOCK)において共通して呼び出されるルーチンである。
図15においてロック・モード(LOCK)およびアンロック・モード(UNLOCK)における動作は、第1実施例のもの(図8(b))と同様である。すなわち、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)であった場合には、ステップSP182,SP184が実行され、動作モードがロック・モード(LOCK)に変更されるとともにロックボタン130の内蔵LEDが点灯される。また、動作モードがロック・モード(LOCK)であった場合には、ステップSP186,SP188が実行され、動作モードがアンロック・モード(UNLOCK)に変更されるとともにロックボタン130の内蔵LEDが消灯される。
次に、動作モードがグループ設定モード(GROUP SETTING)であった場合は、処理はステップSP181に進み、ロックボタン130に対する操作イベントが生じた旨が、RAM30の所定領域に記憶される。なお、この記憶結果は、上述したステップSP106(図13)における判定処理に用いられる。
2.3.3. Event processing for lock button 130 (common to all modes)
Next, processing when an operation event for the lock button 130 occurs will be described with reference to FIG. This routine is a routine that is called in common in all operation modes (GROUP SETTING, LOCK, UNLOCK).
In FIG. 15, the operations in the lock mode (LOCK) and the unlock mode (UNLOCK) are the same as those in the first embodiment (FIG. 8 (b)). That is, when the operation mode is the unlock mode (UNLOCK), steps SP182 and SP184 are executed, the operation mode is changed to the lock mode (LOCK), and the built-in LED of the lock button 130 is lit. The If the operation mode is the lock mode (LOCK), steps SP186 and SP188 are executed, the operation mode is changed to the unlock mode (UNLOCK), and the built-in LED of the lock button 130 is turned off. The
Next, when the operation mode is the group setting mode (GROUP SETTING), the process proceeds to step SP181, and the fact that an operation event for the lock button 130 has occurred is stored in a predetermined area of the
2.3.4.デフォルト状態への復帰
本実施例においては、ユーザによってグループを任意に設定することができるが、ユーザが所定の操作を行うことにより、操作子テーブル210およびグループテーブル220をデフォルト状態に復帰させることができる。ここで、「デフォルト状態」とは、第1実施例と同一のグループ構成およびグループ名を設定した状態である。
2.3.4. Returning to the Default State In this embodiment, the group can be arbitrarily set by the user, but when the user performs a predetermined operation, the operator table 210 and the group table 220 can be returned to the default state. it can. Here, the “default state” is a state in which the same group configuration and group name as in the first embodiment are set.
2.4.第2実施例の効果
次に、本実施例において得られる効果/利点について説明しておく。まず、本実施例のグループ設定モード(GROUP SETTING)においては、ロック/アンロックの対象となるグループをユーザが任意に定めることができるため(SP161〜165)、ユーザの要望あるいは演奏する楽曲に応じて最適なグループ分けを行うことができる。
また、ロック・モード(LOCK)において、シフトボタン132を押下しつつ一般操作子を操作すると該一般操作子の属するグループのロック/アンロック状態を反転することができるから、例えばコンサートの本番時において、ロックされていた一般操作子を急に使用する必要が生じた場合においても、迅速に対応することができる。
2.4. Effects of Second Embodiment Next, the effects / advantages obtained in this embodiment will be described. First, in the group setting mode (GROUP SETTING) of the present embodiment, the user can arbitrarily determine a group to be locked / unlocked (SP161 to 165). Optimal grouping.
In the lock mode (LOCK), if the general operation element is operated while pressing the
また、ロック・モード(LOCK)において様々なグループ・フラグを一度設定しておくと、動作モードがロック・モード(LOCK)になる度にそのグループ・フラグの状態が反映される。すなわち、実際のコンサートの現場において、グループ分けやグループ・フラグの設定状態が如何に複雑であるかにかかわらず、調整時のセッティング(アンロック・モード)と、本番時のセッティング(ロック・モード)とをワンタッチで切り替えることができ、ユーザとってきわめて高い操作性を実現することができる。 If various group flags are set once in the lock mode (LOCK), the state of the group flag is reflected every time the operation mode becomes the lock mode (LOCK). In other words, regardless of how complicated the grouping and group flag settings are in the actual concert site, adjustment settings (unlock mode) and actual settings (lock mode) Can be switched with one touch, and extremely high operability can be realized for the user.
3.変形例
本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)第1実施例のロック設定画面60にあっては、各グループ・ボタン66−102〜66−128は、操作パネル1a上の各グループ102〜128の配置位置に対応した位置に表示されていた。ここで、第1実施例における対応関係は、「操作パネル1a上の任意のグループAがグループBよりも奥側(上側)に位置する場合には、ロック設定画面60においてグループ・ボタン66−Aはボタン66−Bよりも必ず奥側(上側)に位置するように配置される」点、および「グループAがグループBよりも左側に位置する場合には、ロック設定画面60においてグループ・ボタン66−Aはボタン66−Bよりも必ず左側に位置するように配置される」というものであったが、ロック設定画面と、操作パネル1a上の各グループとの対応関係はこれに限られるものではない。
3. Modifications The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible as follows, for example.
(1) On the
例えば、図2,図3において直線L3を境界として操作パネル1a上の領域を左右に分割し、ロック設定画面を図9(a)に示すように構成してもよい。図9(a)においてロック設定画面80の右上端部には、ALLボタン61(図5(a))と同一の機能を有するALLボタン81が設けられ、その下方において左領域80aには、操作パネル1a上で直線L3よりも左側に属するグループに対応するグループ・ボタン86−107,86−109,……が上下方向に沿って配列されている。また、ALLボタン81の下方の右領域80bには、操作パネル1a上で直線L3よりも右側に属するグループに対応するグループ・ボタン86−102,86−126,……が上下方向に沿って配列されている。
For example, in FIG. 2 and FIG. 3, the area on the
このように、直線L3を中心として、操作パネル1a上のグループを左右に分割し、それぞれ左領域80aおよび右領域80b内に対応するグループ・ボタンを配列することも、「各グループ・ボタンを操作パネル1a上のグループ102〜128の配置位置に対応する位置に表示する」ことの一態様である。本変形例においては、実際にロックを有効または無効にしようとするグループが操作パネル1a上で直線L3の左右の何れに含まれるかによって、ロック設定画面80上で対応するグループ・ボタンが左右領域80a,80bの何れに属するかをユーザは予め知ることができるため、目的とするグループ・ボタンをロック設定画面80内で発見するまでの時間を短くすることができ、操作性を高めることが可能である。
As described above, the group on the
(2)また、図2,図3において直線L2,L4を境界として操作パネル1a上の領域を「左」、「中」、「右」の「3」領域に分割し、ロック設定画面を図9(g)に示すように構成してもよい。図9(g)においてロック設定画面90の右上端部には、ALLボタン61(図5(a))と同一の機能を有するALLボタン91が設けられ、その下方において左領域90aには、操作パネル1a上で直線L1,L2に挟まれた部分に属するグループに対応するグループ・ボタン96−107,96−108,……が上下方向に沿って配列されている。また、ALLボタン91の下方の中領域90bには、操作パネル1a上で直線L2,L4に挟まれた部分に属するグループに対応するグループ・ボタン96−109,96−110,……が上下方向に沿って配列されている。さらに、ALLボタン91の下方の右領域90cには、操作パネル1a上で直線L4,L5に挟まれた部分に属するグループに対応するグループ・ボタン96−102,96−126,……が上下方向に沿って配列されている。
(2) Also, in FIG. 2 and FIG. 3, the area on the
このように、直線L2,L4によって操作パネル1a上のグループを「3」領域に分割し、それぞれ左領域90a、中領域90bおよび右領域90c内に対応するグループ・ボタンを配列することも、「各グループ・ボタンを操作パネル1a上のグループ102〜128の配置位置に対応する位置に表示する」ことの一態様である。
In this way, the group on the
(3)上記第1実施例においては、タッチパネル8に対する操作によってグループ・フラグおよび操作子除外フラグの設定を行ったが、タッチパネル8に代えて通常のドットマトリクスディスプレイを使用して設定画面60,70等を表示させ、設定画面60,70上のボタン等の操作は、カーソル操作・グループ122に属する操作子を用いて実行するようにしてもよい。 (3) In the first embodiment, the group flag and the operator exclusion flag are set by operating the touch panel 8. However, instead of the touch panel 8, a normal dot matrix display is used to set the setting screens 60 and 70. Etc., and the operation of the buttons on the setting screens 60 and 70 may be executed using the cursor operation / operator belonging to the group 122.
(4)上記第1実施例においては、あるグループのロックが有効であるか否か(グループ・フラグが“1”:LOCK 有効であるか否か)はロック設定画面60上のグループ・ボタンの表示態様(オン/オフ状態)によって表示されていた。しかし、操作パネル1a上のLEDを用いて、ロックが有効であるか否かを表示してもよい。すなわち、ロックが有効であるグループについては、当該グループに属する全ての操作子に含まれるLEDを点灯させるようにしてもよい。
(4) In the first embodiment, whether or not the lock of a certain group is valid (the group flag is “1”: whether or not LOCK is valid) is determined by the group button on the
(5)また、上記第1実施例においては、各グループは、順次隣接する複数の操作子によって構成されているから、各グループを、相互に交わらない各々一の閉曲線で囲むことができる。そこで、操作パネル1a上で各グループを囲む線を印刷等によって描画し、さらにこれらの線に沿って各グループ毎に「1」個づつ、専用のLEDを配置し、あるグループのロックが有効であるか否かは、当該専用のLEDの点灯/消灯状態によって表示するようにしてもよい。
(5) Further, in the first embodiment, each group is composed of a plurality of adjacent operators, so that each group can be surrounded by a single closed curve that does not cross each other. Therefore, lines surrounding each group are drawn on the
(6)上記第1実施例においては、操作子除外フラグの操作を行うための「操作子選択手段」として、ロック除外設定画面70内の操作子対応ボタン(74−102a,74−102b等)と、操作パネル1a上の物理的な一般操作子とを例示したが、「操作子選択手段」はこれに限定されるものではなく、例えばカーソル操作・グループ122の操作子を「操作子選択手段」として一般操作子を選択するようにしてもよい。
(6) In the first embodiment, as the “operator selection means” for operating the operator exclusion flag, the operator corresponding buttons (74-102a, 74-102b, etc.) in the lock
(7)上記第1実施例においては、図4に示す各グループ・フラグ52−102,52−104,……と、各操作子除外フラグ52−102a,52−102b,52−104a,……とは全く独立してそれらの値を設定できたが、あるグループ・フラグが“0”(LOCK 無効)に設定された場合には、そのグループに属する全ての一般操作子について操作子除外フラグを“0”(LOCK 非除外)に設定するようにしてもよい。 (7) In the first embodiment, each group flag 52-102, 52-104,... Shown in FIG. 4 and each operator exclusion flag 52-102a, 52-102b, 52-104a,. These values can be set completely independently of each other, but when a certain group flag is set to “0” (LOCK disabled), the operator exclusion flag is set for all general operators belonging to that group. It may be set to “0” (LOCK not excluded).
(8)また、上記第1実施例においては、現モードレジスタ50、各グループ・フラグおよび操作子除外フラグをフラッシュメモリ24に記憶させたが、これらをRAM30に記憶させてもよい。これにより、電子鍵盤楽器1の電源がオフになる毎にグループ・フラグおよび操作子除外フラグを全て“0”にクリアすることができる。
(8) In the first embodiment, the
(9)上記第1実施例においては、動作モードをロック・モード(LOCK)にして演奏中にある操作子のロックを解除することは非常に困難であった。すなわち、ロックを解除するためには、動作モードをロック設定モード(LOCK SETTING)に変更しなければならず、これによって一般操作子が通常動作(図8(a)のステップSP66の処理)を行うことが不可能になるためである。かかる問題を解消するため、動作モードがロック・モード(LOCK)であるとき、ロックされている操作子に対してある特殊な操作(例えば所定時間内の二度押し、三度押しなど)を行うと、当該操作子の操作子除外フラグが“1”(LOCK 除外)になるようにしてもよい。また、ロック・モード(LOCK)においても、何らかの特殊な操作を行うことによってロック設定画面60を表示するようにし、該設定画面60においてグループ・フラグの値を変更できるようにしてもよい。
(9) In the first embodiment, it has been very difficult to unlock the operation unit during performance with the operation mode set to the lock mode (LOCK). That is, in order to release the lock, the operation mode must be changed to the lock setting mode (LOCK SETTING), and the general operator performs normal operation (the process of step SP66 in FIG. 8A). This is because it becomes impossible. In order to solve this problem, when the operation mode is the lock mode (LOCK), a special operation (for example, pressing twice or three times within a predetermined time) is performed on the locked operator. Then, the operator exclusion flag of the operator may be set to “1” (LOCK exclusion). In the lock mode (LOCK), the
このように、グループ・フラグまたは操作子除外フラグの変更が実現すると、以降は図8(a)のステップSP68またはSP70を介して処理がステップSP66に進むようになり、当該一般操作子の操作に対して通常処理(SP66)が実行されるようになる。このように、本変形例によれば、例えば演奏の本番中にロック状態の設定を急遽変更する必要が生じた場合であっても、ユーザは対処できるようになる。 As described above, when the change of the group flag or the operator exclusion flag is realized, the process proceeds to step SP66 through step SP68 or SP70 in FIG. 8A, and the operation of the general operator is performed. On the other hand, normal processing (SP66) is executed. As described above, according to the present modification, for example, even when it is necessary to suddenly change the setting of the lock state during the performance of the performance, the user can cope with it.
(10)また、上記第1,第2実施例においては、一のロックボタン130を用いてロック/アンロック・モードをトグルで切り替えたが、これに代えて、動作モードをロック・モードにする専用のボタンと、動作モードをアンロック・モードにする専用のボタンとを用いてもよい。 (10) In the first and second embodiments, the lock / unlock mode is toggled by using the single lock button 130. Instead, the operation mode is set to the lock mode. A dedicated button and a dedicated button for setting the operation mode to the unlock mode may be used.
(11)また、上記第2実施例においては、現モードレジスタ50、操作子テーブル210およびグループテーブル220をフラッシュメモリ24に記憶させたが、これらをRAM30に記憶させてもよい。これにより、電子鍵盤楽器200の電源がオフになる毎に設定内容は消去されるが、次の電源オン時には、上述したデフォルトの状態(第1実施例と同一のグループ構成およびグループ名)になるように操作子テーブル210およびグループテーブル220を設定するようにしてもよい。
(11) In the second embodiment, the
(12)また、上記第2実施例のロック・モード(LOCK)において、特殊操作(A)が行われた場合(ユーザがシフトボタン132を押下しつつ一般操作子を操作した場合)には、操作された一般操作子が属するグループに係る、グループ・フラグが無条件に反転された(SP174)。しかし、ステップSP174の処理は、「グループ・フラグがアンロック状態であった場合にはこれをロック状態に変更する一方、グループ・フラグがロック状態であった場合にはグループ・フラグを変更しない」という処理であってもよい。すなわち、ステップSP174の処理は、少なくともアンロック状態をロック状態に変更できればよく、ロック状態をアンロック状態に変更する操作方法は別途規定してもよい。 (12) Also, when the special operation (A) is performed in the lock mode (LOCK) of the second embodiment (when the user operates the general operator while pressing the shift button 132), The group flag related to the group to which the operated general operator belongs is unconditionally inverted (SP174). However, the processing of step SP174 is “if the group flag is unlocked, it is changed to the locked state, while if the group flag is locked, the group flag is not changed”. It may be a process. That is, the process of step SP174 only needs to change at least the unlocked state to the locked state, and an operation method for changing the locked state to the unlocked state may be separately defined.
1:電子鍵盤楽器、1a:操作パネル、2:シリアルインタフェース、4:表示器群、6:操作子群、8:タッチパネル、10:CPU、12:ROM、16:バス、18:MIDIインタフェース、22:波形取込インタフェース、24:フラッシュメモリ、26:音源・エフェクト部、28:サウンドシステム、30:RAM、50:現モードレジスタ、52:ロックフラグ群、52−102〜52−128:グループ・フラグ、52−102a,52−102b,……:操作子除外フラグ、60:ロック設定画面、61:ALLボタン、62:シフト・ボタン、64:OKボタン、66−102〜66−128:グループ・ボタン、68:一部除外マーク、70:ロック除外設定画面、71:グループ名称表示部、72:ALL・OFFボタン、73:フィールド部、74−102a:ダウンボタン、74−102b:アップボタン、76:OKボタン、80:ロック設定画面、80a,80b:左右領域、81:ALLボタン、86−107,86−109,……:グループ・ボタン、90:ロック設定画面、90a,90b,90c:左,中,右領域、91:ALLボタン、96−102,96−126,……:グループ・ボタン、101:鍵盤部、102:オクターブシフト・グループ、102a,102b:ダウン/アップボタン、104:ホイール/リボン・グループ、104a,104b:ホイール操作子、104c:リボンコントローラ、107:ノブコントロール・グループ、108:フェーダ・グループ、109:リモート/アルペジオ・グループ、110:エフェクトボタン・グループ、112:シーケンサ・グループ、114:モード設定グループ、115:タッチパネル・グループ、116:ファンクション・グループ、120:ダイアル・グループ、120a:JOGダイアル、122:カーソル操作・グループ、124:バンク・グループ、126:ボイス/パフォーマンス・グループ、128:サーチ/トラック/ミュート・グループ、130:ロックボタン、132:シフトボタン、200:電子鍵盤楽器、200a:操作パネル、210:操作子テーブル(所属グループ記憶手段)、212:操作子ID欄、214:グループ番号欄、216:操作子フラグ欄、220:グループテーブル(グループ状態記憶手段)、222:グループ番号欄、224:グループ名称欄、226:グループ・フラグ欄。 1: electronic keyboard instrument, 1a: operation panel, 2: serial interface, 4: display group, 6: operator group, 8: touch panel, 10: CPU, 12: ROM, 16: bus, 18: MIDI interface, 22 : Waveform capture interface, 24: Flash memory, 26: Sound source / effect unit, 28: Sound system, 30: RAM, 50: Current mode register, 52: Lock flag group, 52-102 to 52-128: Group flag , 52-102a, 52-102b, ...: Manipulator exclusion flag, 60: Lock setting screen, 61: ALL button, 62: Shift button, 64: OK button, 66-102 to 66-128: Group button 68: Partial exclusion mark, 70: Lock exclusion setting screen, 71: Group name display section, 72: ALL / OF Button, 73: field portion, 74-102a: down button, 74-102b: up button, 76: OK button, 80: lock setting screen, 80a, 80b: left and right area, 81: ALL button, 86-107, 86- 109, ...: Group button, 90: Lock setting screen, 90a, 90b, 90c: Left, middle, right area, 91: ALL button, 96-102, 96-126, ...: Group button, 101: Keyboard part, 102: Octave shift group, 102a, 102b: Down / Up button, 104: Wheel / ribbon group, 104a, 104b: Wheel operator, 104c: Ribbon controller, 107: Knob control group, 108: Fader Group, 109: Remote / Arpeggio Group, 11 : Effect button group, 112: Sequencer group, 114: Mode setting group, 115: Touch panel group, 116: Function group, 120: Dial group, 120a: JOG dial, 122: Cursor operation group, 124: Bank Group, 126: Voice / Performance Group, 128: Search / Track / Mute Group, 130: Lock Button, 132: Shift Button, 200: Electronic Keyboard Instrument, 200a: Operation Panel, 210: Operator Table (Affiliation) Group storage means), 212: operator ID column, 214: group number column, 216: operator flag column, 220: group table (group status storage unit), 222: group number column, 224: group name column, 226: Loop flag column.
Claims (3)
前記筐体の上面前端部に鍵を配列してなる鍵盤部と、
前記筐体の上面に設けられたロック操作子と、
前記筐体の上面に設けられた複数の操作子であって、該操作子の一または複数からなるグループを複数構成し、前記ロック操作子の操作に応じて、機能が無効にされ得る一般操作子と、
前記筐体の上面に設けられた画像表示器と、
前記画像表示器に対して、前記各グループを指標するグループ指標画像を、前記筐体の上面における前記各グループの配置状態に対応させつつ配置する、グループ指標画像表示手段と、
前記グループ指標画像に対するユーザ操作に基づいて、前記グループの中から一または複数のグループを選択するグループ選択手段と、
前記ロック操作子が操作されると、前記選択されたグループに属する一般操作子の機能を無効にする無効化手段と
を有することを特徴とする電子鍵盤楽器。 An electronic keyboard instrument housing;
A keyboard portion in which keys are arranged on the front end portion of the upper surface of the housing;
A lock operator provided on the upper surface of the housing;
A plurality of operating elements provided on the upper surface of the housing, wherein a plurality of groups of one or more of the operating elements are configured, and a general operation whose function can be disabled according to the operation of the lock operating element With the child,
An image display provided on the upper surface of the housing;
Group index image display means for arranging, on the image display, a group index image for indexing each group in correspondence with an arrangement state of each group on the upper surface of the housing;
Group selecting means for selecting one or more groups from the group based on a user operation on the group index image;
An electronic keyboard instrument, comprising: a disabling unit that disables a function of a general operator belonging to the selected group when the lock operator is operated.
をさらに有し、
前記無効化手段は、前記ロック操作子が操作されると、前記選択されているグループに属する一般操作子のうち、前記操作子選択手段によって選択されていない一般操作子に対して機能を無効にするものである
ことを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器。 An operator selection means for selecting an operator that does not invalidate the function among the general operators belonging to the selected group;
When the lock operator is operated, the invalidating means invalidates a function for general operators not selected by the operator selecting means among the general operators belonging to the selected group. The electronic keyboard instrument according to claim 1, wherein:
前記筐体の上面前端部に鍵を配列してなる鍵盤部と、
前記筐体の上面に設けられたロック操作子と、
前記筐体の上面に設けられた複数の操作子であって、該操作子の一または複数からなるグループを複数構成し、前記ロック操作子の操作に応じて、機能が無効にされ得る一般操作子と、
前記各一般操作子が何れのグループに属するかを記憶する所属グループ記憶手段と、
前記各グループのそれぞれについて、ロックを有効化したグループであるか否かを記憶するグループ状態記憶手段と、
前記ロック操作子が操作されると、前記ロックを有効化したグループに属する一般操作子の機能を無効にする無効化手段と、
何れかの前記一般操作子が、所定の特殊態様で操作されたか否かを判定する特殊操作検出手段と、
前記特殊操作検出手段の判定結果が肯定的であり、かつ、操作された前記一般操作子の属するグループがロックを有効化していないグループである場合に、当該グループについてロックを有効化させるように前記グループ状態記憶手段の内容を更新する更新手段と、
新たな一のグループを構成すべき一般操作子、または既存のグループがユーザによって選択されると、該一般操作子または前記既存のグループに属する一般操作子を選択状態にする操作子選択手段と、
該操作子選択手段によって選択された一般操作子について既存のグループへの割当を解除するとともに新たなグループに割り当てる割当手段と、
前記新たなグループのグループ名称をユーザの操作によって指定するグループ名称指定手段と
を有することを特徴とする電子鍵盤楽器。 An electronic keyboard instrument housing;
A keyboard portion in which keys are arranged on the front end portion of the upper surface of the housing;
A lock operator provided on the upper surface of the housing;
A plurality of operating elements provided on the upper surface of the housing, wherein a plurality of groups of one or more of the operating elements are configured, and a general operation whose function can be disabled according to the operation of the lock operating element With the child,
Belonging group storage means for storing which group each of the general operators belongs to;
For each of the groups, group status storage means for storing whether or not the group is a lock-enabled group;
When the lock operator is operated, disabling means for disabling the function of the general operator belonging to the group that has enabled the lock;
Special operation detecting means for determining whether any of the general operating elements is operated in a predetermined special mode;
When the determination result of the special operation detection means is affirmative and the group to which the operated general operator belongs is a group that does not enable lock, the lock is enabled for the group. Updating means for updating the contents of the group state storage means ;
When a general operator that should form a new group or an existing group is selected by the user, an operator selection unit that selects the general operator or the general operator belonging to the existing group;
Assigning means for releasing the assignment to the existing group and assigning to the new group the general operator selected by the operator selecting means;
An electronic keyboard instrument, comprising: a group name designating unit for designating a group name of the new group by a user operation .
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