JP5480763B2 - 復号システム、汎用端末、高信頼端末、鍵生成装置、復号方法、プログラム - Google Patents
復号システム、汎用端末、高信頼端末、鍵生成装置、復号方法、プログラム Download PDFInfo
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p=s・H(D)
のように求めればよい。高信頼端末の乱数生成部は、1以上q−1以下の乱数xを生成する。楕円スカラー倍部は、暗号鍵pを、乱数xを用いて楕円スカラー倍した値をマスク鍵p’とし、汎用端末に送信する。汎用端末のペアリング部は、マスク鍵p’と暗号文Cに対する暗号化セッション鍵Rから、マスクセッション鍵k’を、
k’=e(p’,R)
のように求める。送信部は、マスクセッション鍵k’と暗号文Cとを高信頼端末に送信する。高信頼端末のセッション鍵算出部は、マスクセッション鍵k’から、乱数xの逆元を用いてセッション鍵kを求める。復号部は、暗号文Cを、セッション鍵kを用いて復号して平文Mを求め、高信頼端末上に表示する。
p=s・H(D)
のようにpを求め、乱数xを用いて楕円スカラー倍した値をマスク鍵p’とすればよい。そして、マスク鍵p’と乱数xの逆元を求めるための情報を高信頼端末に送信する。高信頼端末のマスク鍵送信部は、マスク鍵p’を汎用端末に送信する。汎用端末のペアリング部は、マスク鍵p’と暗号文Cに対する暗号化セッション鍵Rから、マスクセッション鍵k’を、
k’=e(p’,R)
のように求める。送信部は、マスクセッション鍵k’と暗号文Cとを高信頼端末に送信する。高信頼端末のセッション鍵算出部は、マスクセッション鍵k’から、乱数xの逆元を用いてセッション鍵kを求める。復号部は、暗号文Cを、セッション鍵kを用いて復号して平文Mを求め、高信頼端末上に表示する。
p=s・H(D)
のように求めればよい。なお、ステップS210とステップS320のデータの授受は、1回のネットワークを介した接続で行ってもよいし、一度切断した上で鍵生成装置300から高信頼端末200に接続してもよい。接続しなおす場合であれば、鍵生成装置300の記録部390は、高信頼端末200を特定する情報と高信頼端末のアドレスや電話番号とを対応つけて記録しておく。そして、高信頼端末200を特定する情報に対応したアドレスまたは電話番号を用いて暗号鍵pを送信すれば成りすましを防止できる。
k’=e(p’,R)
のように求める(S110)。送信部120は、マスクセッション鍵k’と暗号文Cとを高信頼端末200に送信する(S120)。
k=k’−x
のようにセッション鍵kを求めればよい。復号部250は、暗号文Cを、セッション鍵kを用いて
M=Dec(k,C)
のように復号して平文Mを求め、高信頼端末200上に表示する(S250)。
p=s・H(D)
のようにpを求め、乱数xを用いて楕円スカラー倍した値をマスク鍵p’とすればよい。そして、マスク鍵p’と乱数xの逆元を求めるための情報を高信頼端末400に送信する(S540)。高信頼端末400のマスク鍵送信部430は、マスク鍵p’を汎用端末100に送信する(S430)。
k’=e(p’,R)
のように求める(S110)。送信部120は、マスクセッション鍵k’と暗号文Cとを高信頼端末400に送信する(S120)。高信頼端末400のセッション鍵算出部240は、マスクセッション鍵k’から、乱数xの逆元を用いてセッション鍵kを求める(S240)。復号部250は、暗号文Cを、セッション鍵kを用いて復号して平文Mを求め、高信頼端末400上に表示する(S250)。
次に、本発明で高信頼端末の計算量がどの程度軽減できるかを評価してみる。従来のペアリングを高信頼端末で行う場合、高信頼端末では1回のペアリング演算がある。実施例1の高信頼端末では1回の楕円スカラー倍演算(S230)、1回の拡大体べき乗(S240)がある。実施例2の高信頼端末では、1回の拡大体べき乗(S240)がある。計算量の比は、
ペアリング:楕円スカラー倍演算:拡大体べき乗≒10:5:1
である。したがって、高信頼端末の演算量の比は、
従来:実施例1:実施例2≒10:6:1
となる。このように従来の方法に比べ計算資源が乏しい高信頼端末の計算量が減るので、応答性の向上が図れる。
上述の各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
120 送信部
190、290、390、490、590 記録部
200、400 高信頼端末 210 特定データ送信部
220、530 乱数生成部 230、540 楕円スカラー倍部
240 セッション鍵算出部 250 復号部
300、500 鍵生成装置 310 秘密鍵生成部
320 暗号鍵生成部 430 マスク鍵送信部
900 送信元装置 1000 ネットワーク
Claims (8)
- 汎用端末と高信頼端末と鍵生成装置とを備え、前記汎用端末が記録する暗号文Cを復号する復号システムであって、
qは素数、eは楕円曲線上のペアリングとし、
前記鍵生成装置は、
1以上q−1以下の整数であるマスター秘密鍵sを選択する秘密鍵生成部と、
1以上q−1以下の乱数xを生成する乱数生成部と、
前記高信頼端末を特定するデータDと前記マスター秘密鍵sを用いて生成される暗号鍵pを前記乱数xで楕円スカラー倍した値であるマスク鍵p’を求め、前記マスク鍵p’と前記乱数xの逆元を求めるための情報を前記高信頼端末に送信する楕円スカラー倍部と
を備え、
前記高信頼端末は、
前記高信頼端末を特定するデータDを前記鍵生成装置に送信する特定データ送信部と、
前記マスク鍵p’を前記汎用端末に送信するマスク鍵送信部と、
前記汎用端末から受け取ったマスクセッション鍵k’から、前記乱数xの逆元を用いてセッション鍵kを求めるセッション鍵算出部と、
前記汎用端末から受け取った前記暗号文Cを、前記セッション鍵kを用いて復号して平文Mを求める復号部と
を備え、
前記汎用端末は、
前記マスク鍵p’と前記暗号文Cに対する暗号化セッション鍵Rから、前記マスクセッション鍵k’を、
k’=e(p’,R)
のように求めるペアリング部と、
前記マスクセッション鍵k’と前記暗号文Cとを前記高信頼端末に送信する送信部と
を備える
復号システム。 - 請求項1記載の復号システムを構成する汎用端末。
- 請求項1記載の復号システムを構成する高信頼端末。
- 請求項1記載の復号システムを構成する鍵生成装置。
- 汎用端末と高信頼端末と鍵生成装置とを用いて、前記汎用端末が記録する暗号文Cを復号する復号方法であって、
qは素数、eは楕円曲線上のペアリングとし、
前記高信頼端末が、
前記高信頼端末を特定するデータDを前記鍵生成装置に送信する特定データ送信ステップと、
前記鍵生成装置が、
1以上q−1以下の整数であるマスター秘密鍵sを選択する秘密鍵生成ステップと、
1以上q−1以下の乱数xを生成する乱数生成ステップと、
前記高信頼端末を特定するデータDと前記マスター秘密鍵sを用いて生成される暗号鍵pを前記乱数xで楕円スカラー倍した値であるマスク鍵p’を求め、前記マスク鍵p’と前記乱数xの逆元を求めるための情報を前記高信頼端末に送信する楕円スカラー倍ステップと、
前記高信頼端末が、
前記マスク鍵p’を前記汎用端末に送信するマスク鍵送信ステップと、
前記汎用端末が、
前記マスク鍵p’と前記暗号文Cに対する暗号化セッション鍵Rから、前記マスクセッション鍵k’を、
k’=e(p’,R)
のように求めるペアリングステップと、
前記マスクセッション鍵k’と前記暗号文Cとを前記高信頼端末に送信する送信ステップと、
前記高信頼端末が、
前記汎用端末から受け取ったマスクセッション鍵k’から、前記乱数xの逆元を用いてセッション鍵kを求めるセッション鍵算出ステップと、
前記汎用端末から受け取った前記暗号文Cを、前記セッション鍵kを用いて復号して平文Mを求める復号ステップと、
を有する復号方法。 - 請求項2記載の汎用端末としてコンピュータを機能させるプログラム。
- 請求項3記載の高信頼端末としてコンピュータを機能させるプログラム。
- 請求項4記載の鍵生成装置としてコンピュータを機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010210745A JP5480763B2 (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | 復号システム、汎用端末、高信頼端末、鍵生成装置、復号方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010210745A JP5480763B2 (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | 復号システム、汎用端末、高信頼端末、鍵生成装置、復号方法、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012070054A JP2012070054A (ja) | 2012-04-05 |
JP5480763B2 true JP5480763B2 (ja) | 2014-04-23 |
Family
ID=46166828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010210745A Active JP5480763B2 (ja) | 2010-09-21 | 2010-09-21 | 復号システム、汎用端末、高信頼端末、鍵生成装置、復号方法、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP5480763B2 (ja) |
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JP3864249B2 (ja) * | 2002-06-04 | 2006-12-27 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 暗号通信システム、その端末装置及びサーバ |
FR2877453A1 (fr) * | 2004-11-04 | 2006-05-05 | France Telecom | Procede de delegation securisee de calcul d'une application bilineaire |
JP4869824B2 (ja) * | 2006-08-08 | 2012-02-08 | 三菱電機株式会社 | 受信者装置及び送信者装置及び暗号通信システム及びプログラム |
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-
2010
- 2010-09-21 JP JP2010210745A patent/JP5480763B2/ja active Active
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