JP5473469B2 - 低温原子微小一次標準器 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2008年8月11日に出願された米国仮出願第61/087955号に関し、その利益を主張するものであり、その開示は参照することにより全体として本書に含まれる。
本出願は、本出願と同日付けで出願され、「PHYSICS PACKAGE DESIGN FOR A COLD ATOM PRIMARY FREQUENCY STANDARD」と題する米国特許出願第__号に関し、それは参照することにより本書に含まれる。
一次周波数標準器は、校正が不要で、長時間自律的に作動し、タイムロス(time loss)が最小限である原子時計である。そのような原子時計の1つは、レーザ冷却されたセシウムなどのアルカリ金属原子の膨張雲を使用する。通常、これらの一次周波数標準器は大きく、大量の電力を消費する。
米国仮出願第61/087955号
一次周波数標準器の寸法と消費電力の低減において、これまでいくつかの進歩がなされたが、それらのさらなる低減が、達成は困難であるものの、軍事および民間利用の両方において必要とされている。
以下で説明する一次周波数標準器の実施形態は、一次周波数標準器(「PFS」)の要求を満たすことが可能な性能を有する新しいタイプの原子時計を提供する。これらの実施形態には、時計パッケージ全体として、体積が約5cmまでで、1日当りのタイムロスを5ns未満とすることが可能なものもある。
本原子時計の1つの実施形態は、膨張する低温原子雲内のルビジウム−87(Rb−87)の6.8GHzの超微細基底状態の周波数スプリットに基づいている。この作動原理はNIST−Fl原子泉時計(米国一次周波数標準器)の精神の内で設計されているが、従来、NIST−Fl原子泉時計の重力方向に沿った軸の方向を維持するために必要であった、ジンバルの設置は必要としない。
原子時計のほかの実施形態において、原子時計の主要な構成要素は、Rb−87の原子を高真空条件下に保持する真空チャンバキャビティ、垂直共振器面発光レーザ(「VCSEL」)などの周波数安定化された単一レーザ光源、局部発振器(「LO」)、複数の磁場コイル、アンテナ、少なくとも1つの光検出器、および集積制御電子回路を含む、物理パッケージを含む。
原子時計の別の実施形態において、約1千万個のRb−87原子を捕獲し、封入し、雰囲気温度から約20μKまでレーザ冷却して、その結果、温度で10e7分の1、速度で3000分の1に減少するために、レーザビームの磁気光学トラップ(「MOT」)配置が使用される。この原子の内部基底状態エネルギー準位の間隔は、アルカリの基底状態超微細エネルギー準位スプリットに同調されたマイクロ波場を用いた時間領域ラムゼイ分光またはラビ分光を用いて、自由落下の間に検出される。クロック線幅は、ラムゼイパルスの間の時間またはラビパルスの長さに逆比例する。この低温でゆっくり運動するサンプル原子を使用して、ラムゼイパルスを時間的に大きく離間させる(約10から15ms)ことが可能であり、クロック線幅は70Hz未満と予測される。マイクロ波場は局部発振器から加えられ、LOは時計に短期間安定性を与える。LO周波数は、第2のラムゼイパルスの後、高い超微細状態内にある原子数を最大にする周波数にロックされる。時計の長期間安定性を決定する原子は、一般にはアラン偏差によって測定される。線幅が狭くMOT内に多数の原子があることによって、十分な信号対雑音比が実現され、この時計のアラン偏差(σ)のσは積分時間1時間で約10×10−14である。
本原子時計の別の実施形態において、高性能で高数量の製造に適するリングレーザジャイロスコープ(「RLG」)の製造技術が、物理パッケージを製作するために使用される。原子時計の実施形態は、原子をトラップし、冷却するために必要とされる、所定の6つのトラッピングビームを作るために、折り返し逆反射設計の単一VCSELを含む。物理パッケージの形状はこの設計に適合しており、物理パッケージの外側にフリット接合された高性能の特別仕様誘電体ミラーに、光ビームを自動位置合わせする。集積低雑音光ダイオードはクロック信号を読み出す。これによって、ジンバルに取り付けられたミラーおよび他の大きな光学機器の必要性、および費用のかかる手動位置合わせの必要性が除去され、高真空性能に適合する封止されたチャンバが提供される。1つの実施形態において、本原子時計は携帯型低温原子デバイスである。
さらに本原子時計の実施形態では、単一VCSELのみが全ての光ビームを供給するために使用される。従来のVCSELではなく外部共振器VCSELの技術が、より狭い線幅を作り出すために使用される。VCSEL技術は他の半導体レーザと比べて、小パッケージ(ほぼ0.2cmの大きさ)内でのエネルギー効率が高い(約30%を超える)ため、有利である。
さらに本原子時計の実施形態では、局部発振器は、6.8GHzにおいて十分な共振器のQを実現する微小電子機械システム(「MEMS」)共振器設計を有しており、それによって周波数精度6.834682GHzにおいて、3dB線幅0.1Hzの閉ループフィードバック発振器出力を可能とし、さらに温度に敏感でなく、電力消費は10mW未満である。共振器の品質因子(Q因子とも呼ばれる)は、共振器の振動のダンピング強度、または相対線幅に関する指標である。周波数同調された低出力コルピッツ型発振器などの、その他のLO技術を実装することも可能である。
本原子時計のいくつかの実施形態の利点として、長期間、自力運転するために、原子超微細遷移に対してVCSELレーザ周波数の周波数安定化を行うことが含まれる。高性能の自律制御ループおよび高精度VCSEL温度安定化技術、ならびにMEMSマイクロ製造された小型Rb−87蒸気セルを使用して、人が介在することなしに、VCSEL周波数が原子遷移にロックされ続けることになる。
本原子時計のいくつかの実施形態の別の利点として、最新技術の低温原子に比べ、必要とされる光出力を10分に1未満に減少することが含まれる。折り返された逆反射アーキテクチャを使用することにより、VCSELの光出力が有効に使用され、低電力運転が可能となる。
さらに以下で説明する原子時計の実施形態において、6.8GHz放射をRb−87原子内に結合するために、光学的に透明なMEMSアンテナ・サブアセンブリが使用され、原子が自由落下膨張する間のエネルギー準位間隔を検出する。この手法によって、コヒーレント分布トラッピング(CPT)共振に光学的に励起するためにVCSELを分離する必要性がなくなり、クロック周波数内の時間依存シュタルクシフトがなくなり、容易に小型化(マイクロ波共振器に比べ)され、原子近くに配置できて、電力低減が可能となる。
本原子時計の別の実施形態では、正確に取り付けられたアラインメント溝内で、大型の4分の1波長板と置き換えたナノ構造の回折要素(MEMS回折光学系など)が使用され、小型化が可能となり、手動位置合わせが不要になる。
さらに本原子時計の別の実施形態では、原子時計は、アルカリ金属原子を真空下に保持する真空チャンバキャビティ、真空チャンバキャビティ内でお互いに90°の角度で交差する3つの逆反射された光ビームを作るための、光ビームを単一レーザ光源から物理パッケージを通して導く光路およびミラーの配列、ならびに少なくとも1つの光検出器ポートを含む物理パッケージと、単一レーザ光源、および単一レーザ光源からの光を、アルカリ金属の所定の原子遷移に相当する周波数に周波数安定化するためのアルカリ金属を収納する蒸気セル、ならびに単一レーザ光源からの光ビームを蒸気セルおよび物理パッケージに配分するための分配ミラー、を備える微小光学ベンチと、磁場、具体的には磁気光学トラップのための傾斜場、および自由落下時に磁気状態をスプリットするための均一なバイアス場、を発生するための複数の磁場コイルと、アルカリ金属の所定の原子遷移に相当するマイクロ波信号を発生するための局部発振器と、マイクロ波信号を物理パッケージのアルカリ金属原子に結合するためのアンテナと、物理パッケージのアルカリ金属原子の蛍光放出を検出するための少なくとも1つの光検出器と、原子時計に電力を供給し、原子時計の運転を制御し、光検出器からの信号を処理するための制御電子回路と、を備える。
一次周波数標準器の別の実施形態では、正確な周波数標準を形成する方法が提供される。本方法は、磁場、およびお互いに90°の角度で交差する3つの逆反射された光ビームを作る逆反射された構成を有する単一レーザ光源からの光ビーム、を使用して形成された磁気光学トラップ中の受動的真空内に収納された、アルカリ金属原子の集団を冷却および装荷するステップと、磁気および光学トラップを消滅し、小さいバイアス磁場をかけて、アルカリ金属原子を高位エネルギー状態から低位エネルギー状態へ移動させるステップと、アルカリ金属原子の周波数スプリットを検出するために、局部発振器によって発生され、アンテナによってアルカリ金属原子に結合されたマイクロ波信号を使用して、時間領域のラムゼイ分光(本明細書ではラムゼイ呼び掛けとも呼ばれる)、またはラビ分光を行うステップと、アルカリ金属原子の蛍光放出を光検出器で測定して、高位基底エネルギー準位にあるアルカリ金属原子の割合を決定するステップと、原子基底状態共鳴に合致するLO周波数に相当するラムゼイ呼び掛けの後、局部発振器によって発生されたマイクロ波信号の周波数を、高位エネルギー準位にあるアルカリ金属原子の数を最大にする周波数に安定化するステップと、を含む。
ここで小型化された原子時計の実施形態の利点を検討する。以下に説明する原子時計の実施形態は、マイクロビーム時計とは異なり、小型化されかつ狭いクロック線幅を有する。多くのクロック周波数シフト誤差は線幅に対応するので、広い線幅を生ずる時計は比例してやはり大きい周波数シフト誤差を持つことになる。少量のRb−87のサンプルは連続的にリサイクルされ長寿命を実現するので、消費するものもない。小型化された原子時計の実施形態は、蒸気セル時計とは異なり、バッファガスを使用せず、予測できない周波数シフトを除去している。コヒーレント分布トラッピングを使用するビーム時計、または蒸気セル時計とは異なり、クロック周波数の測定は、例えばVCSELエージングによって起こされる時間依存のシュタルクシフトを免れており、それによって時間依存のクロック周波数が除去されている。
原子時計の1つの実施形態のブロック線図である。 Rb−87のエネルギー準位および周波数の線図である。 磁気光学トラップを使用する原子時計の1つの実施形態の概略図である。 正確な周波数標準器を形成する方法を示す1つの実施形態のフローチャートである。
種々の図面で同じ参照番号および名称は同じ要素を示す。
ここで原子時計の実施形態の基になる原理について説明する。そうするために、図1、原子時計8の1つの実施形態のブロック線図、および図2、アルカリ金属Rb−87のエネルギー準位および周波数の線図を参照する。
図1および2と関連してここで説明する実施形態は、Rb−87の超微細基底状態F=1とF=2との間の6.834682GHzの周波数スプリットに基づく(図2)。微小電子機械システム(「MEMS」)共振器、または電子コルピッツ型発振器などの局部発振器(「LO」)10は、6.8GHzの原子遷移に共振するように安定化される。図1に示すように、レーザ20はレーザビーム30を発生し、それはRb−87原子40を冷却するために使用される。Rb−87原子40はレーザ冷却され(以下でより詳細に記述するように)、低温原子の動きは遅いので、その結果大きな物理パッケージを必要とせずに、観測時間を長くしクロック線幅を非常に狭くできる。Rb−87原子40のバックグラウンド蒸気を、温度で10e7分の1、速度で3000分の1に減少して、約20μKまでレーザ冷却するために、近共振の「捕獲光子」が使用され(図2)、次いでその原子を磁気光学トラップ(「MOT」)内にトラップする。
MOT内における磁場および光場は、複雑なゼーマンおよびシュタルクシフトを作り出し、それによって超微細基底状態の間のエネルギー準位間隔を変化させ、クロック周波数を検出するために望ましくない条件となる。逆にMOTが消滅されると、エネルギー準位のシフトは消え、そして低温Rb−87原子40が何も外部場のない中で検出される。ひとたび消滅されると、Rb−87原子40はもはやトラップされず、自由に膨張できるが、それらの速度が低いためゆっくり膨張する。
局部発振器10を6.8GHz共振を超えて掃引し、光ダイオードなどの光検出器50で(蛍光検出によって)F=2内の原子分率をモニタすることによって、クロック共振が形成される。本原子時計の別の実施形態は、1つより多くの光検出器50を含む。マイクロ波周波数は、MEMSアンテナなどのアンテナ60を介して原子に分配される。本原子時計の別の実施形態は、コイル、マイクロ波ホーン、集積された導波管、などを使用してマイクロ波周波数を原子に分配する。蛍光はF=2内の原子数の指標であり、LO周波数が6.8GHzの超微細周波数と共振するときに最大化される。LO10は蛍光の最大値70(図1−1)にロックされる。制御電子回路80はクロックの機能を制御する。
ここで図2を参照すると、MOTはトラッピング周波数、および再ポンピング周波数の2つの周波数を必要とする。トラッピング遷移はサイクル遷移であり、Rb−87原子はF=1準位に漏れ出す前に、多く(50,000など)のトラッピング光子を散乱する。レーザ20はF=2準位を再生成する(「再ポンピング」)するために使用され、Rb−87原子はトラッピング光子の散乱を継続する。図1の実施形態に示すようなイオンポンプは、RLG製造およびUV管製造に使用された超高真空(「UHV」)洗浄および封入技術を使用するため、図2では不要である。
Rb−87原子のゆっくりした膨張の間に、6.8GHzの遷移が検出される。従来の時計では、原子が、無電磁場のドリフト領域Lで分離された、2つの同等で均一な(マイクロ波共振器によって形成された)振動場を通って移動するときに、空間領域内でラムゼイ分光が行われる。このクロックの線幅rはLに反比例する。マイクロビーム時計において、マイクロ波共振器を縮め、なおかつ共振器内の均一性を維持し、一方、無電磁場の短いドリフト領域を維持することは難しい。空間領域内で分光をする代わりに、時間領域分光が採用される。膨張する低温原子サンプルを時間領域ラムゼイ分光することにより、安定性および精度を犠牲にすることなく、時計の寸法が減少される。6.8GHzのLO10(図1)に接続されたアンテナ60(図1)を使用して、無電磁場ドリフト時間tで分離された2つのパルスが作られ、微小スケールに縮小したときの空間領域分光の欠陥が克服できる。場が消滅させられた後に第1のパルスが発生される。本発明の原子時計は、マイクロビーム時計よりもほぼ百分の一狭い線幅を有する。第2のマイクロ波パルスの後にF=2状態に存在する原子数は、マイクロ波放射がF=1、mF=0からF=2、mF=0への遷移に共振しているときに最大となる。別の方法として、また呼び掛け時間を短くするために、ラビ分光も使用できる。原子をF=1、mF=0からF=2、mF=0へ移すために、単一の共振パルスが使用される。クロック線幅の寸法は、ラムゼイパルスの間の時間、またはラビパルスの単一の時間幅に逆比例する。F=2内の原子数は、蛍光検出によって測定されることになる。原子がMOT内にトラップされ、放出され、検出される各点に対して、蛍光曲線が作図される。検出された後に、原子はバックグラウンドの蒸気に戻り、それは次のMOTサイクルの原子の源となる。Rb−87はリサイクルされるので、この原子時計8は寿命が長い。
連続的に作動するビーム時計とは異なり、図1に示す原子時計の実施形態は、ほぼ1〜10Hzの繰り返し率を有するパルスモードで作動する。パルス作動することによって、使用しないときは共振器を停止することができるので、低電力運転が実現できる。原子時計8の構成要素の中で、最大の電力消費装置は、トラッピングおよび再ポンピング周波数の両方を発生するために使用されるレーザ20(図1)であって、以下でさらに詳細に説明する。
運転性能は、
Figure 0005473469
で評価されるアラン偏差を測定することにより特徴付けられる。ここで、Δν=1/(t)は積分時間であり、ν=6.8GHz、Tはtおよび不感時間を含む全サイクル時間である。S/Nはサイクル当りの信号対雑音比である。tの値を用いると、5cmパッケージ(=70Hz)は、第2のマイクロ波パルスの後、Na=2.4×10のRb−87原子を有することになる。検出システムが原子ショット雑音制限と仮定すると、サイクル当りのS/Nは、S/N=Sqrt[Na]=1500となる。
本原子時計の実施形態は、繰り返し率を変えることによって、性能を低下させることなく広い温度範囲で作動可能である。雰囲気温度が高いときはRb−87原子40は、より迅速にMOT内に装荷されるが、バックグラウンドの衝突のために寿命は短い。雰囲気温度が低いときはRb−87原子40は、よりゆっくりとMOT内に装荷されるが、寿命は長い。低温雰囲気で運転されるときは、室温運転に比べサイクル/秒は少ないが、各サイクルのクロック共振は狭く、そして高温雰囲気での運転の場合はその逆になる。
図3は、磁気光学トラップ(「MOT」)を使用する原子時計100の1つの実施形態の概略図である。原子時計100は、(1)ルビジウムまたはセシウム(例えば、Rb−87)などのアルカリ金属原子130を受動的真空(ゲッタ材を用いる場合と用いない場合がある)内に保持する真空チャンバキャビティ120、光ビーム160を単一レーザ光源170から物理パッケージ110を通して導く光路140およびミラー150の配列、ならびに少なくとも1つの光検出器ポート180(例示された実施形態では2つ示されている)を含む物理パッケージ110と、(2)例えば、垂直共振器面発光レーザ(「VCSEL」)、分布帰還型レーザまたは端面発光レーザなどの半導体レーザの単一レーザ光源170、ルビジウムまたはセシウム(例えば、Rb−87)などのアルカリ金属を収納する蒸気セル192、ならびに光ビーム160を蒸気セル192および物理パッケージ110に分配するためのミラー194を含む微小光学ベンチ190と、(3)傾斜磁場を発生するための、反ヘルムホルツコイルなどの複数の磁場コイル200(本実施形態には2つ)と、(4)局部発振器(「LO」)10(図1参照)と、(5)アンテナ60(図1参照)と、(6)光検出器50(図1参照)(例示された実施形態で、1つは各光検出器ポート180のために使用される)と、(7)制御電子回路210とを含む。光路140とミラー150の配列によって、単一レーザ光源170から物理パッケージ110を通して光ビーム160が導かれ、真空チャンバキャビティ120内でお互いに90°の角度で交差する3つの逆反射された光ビームを作る。光ビームおよび磁場コイル200によって作られた磁場は組み合わされて、バックグラウンド蒸気からのアルカリ金属原子130(例えば、Rb−87原子)を減速、冷却、およびトラップするために使用され、そしてRb−87原子40(温度約20μKの光ビームが交差する中心で約1千万個の原子)をMOT内にトラップする。折り返された逆反射ビーム光路によって単一光源170が有効に使用される。ミラー150(例えば、誘電体ミラー)および光回折素子が、散乱光と寸法を最小限に抑えて、光ビームを案内し、偏極を制御するために、それぞれ使用される。アルカリ金属を収納する蒸気セル192は、単一レーザ光源170からの光ビーム160の周波数を、所定のアルカリ金属の原子遷移に安定化するために使用される。LO10は、所定のアルカリ金属の原子遷移に相当するマイクロ波信号を発生するために使用される。アンテナ60は、LO10からのマイクロ波信号を、物理パッケージ110のアルカリ金属原子130に与えるために使用される。光検出器50はアルカリ金属原子130(例えば、Rb−87原子)の蛍光を検出するために使用される。
図3に示す本発明の原子時計の例に必要とされる全ての光周波数は、単一レーザ光源(例えば、VCSEL)によって供給される。トラッピング周波数は780nmキャリア、再ポンピング周波数は6.8GHzでの側波帯であり、F=2蛍光検出はキャリア周波数のみを使用する。VCSELの場合、レーザ線幅はRbの自然線幅である約6MHz未満でなければならず、それは通常のVCSELよりも約十分の一狭い。VCSELは、約10mWより大きい光学的出力P、および約3MHz未満の線幅を有し、それは6.8GHzで周波数変調されることが可能である。VCSELは、微小光学ベンチ190上にあってアルカリ金属(例えば、外部CSACのようなRb蒸気セル)を収納している蒸気セル192を使用して、原子ラインに周波数を安定化される。最適な性能のためには、約1×10−7から約1×10−8トル未満の真空が必要とされる。
制御電子回路210は、典型的には低雑音小型電子回路であり、冷却、自由膨張、および測定の段階をシーケンス化すること、時計のLO10をRb−87原子の原子共鳴にロックすること、正確な温度制御と波長安定化をVCSELに実現すること、の3つの主要な機能を果たす。一般に制御電子回路210は、原子時計100に電力を供給し、原子時計100の運転を制御し、光検出器50からの信号を処理する働きをする。制御電子回路210は最適な運転のために、低レベルアナログ、RF、およびデジタルの回路を含むことになる。MOTのシーケンス化には、(1)VCSELを6.8GHzに周波数変調して、Rb−87原子を冷却およびトラップために必要な光周波数を供給すること、(2)膨張する前に、磁場コイル200で発生された磁場を消滅すること、(3)ラムゼイ呼び掛けに対して、再び6.8GHz変調をアンテナ60に導くこと、を伴う。LO10は、低雑音光検出技術を用いて原子時計の遷移にロックされて、蛍光信号を抽出し、それは積分器にフィードバックされる。積分器の出力はマイクロコントローラに供給され、LO10がほぼ共振線に同期してロックを維持するようにする。最終的に電子装置は、VCSELをmKまたはそれより低い安定性を有する正確な温度に維持しなければならない。本原子時計の実施形態は、ピーク検出および抵抗零位ブリッジによって、低電力の温度および波長制御を実現する。本原子時計の実施形態は、ASIC/ダイ実装を特定の個別部品と一体化して、一次標準を決定付ける寸法、性能、および電力の目標値に合致させる。
図4は、正確な周波数標準器を形成する方法400の1つの実施形態を示すフローチャートである。本方法400は、磁気光学トラップ中の受動的真空内に収納されたアルカリ金属原子の集団を冷却し、装荷するステップ(410)から始まる。磁気光学トラップは、磁場、およびお互いに90°の角度で交差する3つの逆反射された光ビームを作る逆反射された構成を有する単一レーザ光源からの光ビーム、を使用して形成される。磁場および磁気光学トラップが消滅させられ(420)、次いで小さいバイアス磁場がかけられ、アルカリ金属原子を高位エネルギー状態から低位エネルギー状態へ移動させる(430)。本方法400はさらに、局部発振器によって発生されアンテナによってアルカリ金属原子に結合されたマイクロ波信号を使用して、アルカリ金属原子の周波数スプリットを検出する時間領域のラムゼイ分光を行うステップ(440)を含む。アルカリ金属原子から放出された蛍光は光検出器で測定され(450)、高位エネルギー状態にあるアルカリ金属原子の割合が決定される。本方法400は最後に、局部発振器によって発生されるマイクロ波信号の周波数を、高位エネルギー状態内のアルカリ金属原子数を最大とする周波数に安定化するステップ(460)を含む。
添付する請求項で決定される原子時計の複数の実施形態をこれまで説明してきた。しかし、請求の範囲に記載されている本発明の精神および範囲から逸脱することなく、説明された実施形態の様々な変形が作られ得ることを理解されたい。1つの実施形態に示された特有の態様は、別の実施形態に示された態様と組み合わされ、または置き換えられることが可能である。したがって、別の実施形態は添付する請求項の範囲内にある。
8 原子時計
30 レーザビーム
40 Rb−87原子
70 蛍光の最大値
100 原子時計
110 物理パッケージ
120 真空チャンバキャビティ
130 アルカリ金属原子
140 光路
150 ミラー
160 光ビーム
170 単一レーザ光源
180 光検出器ポート
190 微小光学ベンチ
192 蒸気セル
194 ミラー
200 磁場コイル
210 制御電子回路

Claims (3)

  1. 原子時計において、
    物理パッケージ(110)であって、アルカリ金属原子(130)を受動的真空下に保持する真空チャンバキャビティ(120)、前記真空チャンバキャビティ内でお互いに90°の角度で交差する3つの逆反射された光ビームを作るために前記物理パッケージを通して光ビーム(160)を単一レーザ光源(170)から導く光路(140)およびミラー(150)の配列、ならびに少なくとも1つの光検出器ポート(180)を含む物理パッケージ(110)と、
    前記単一レーザ光源、前記単一レーザ光源からの前記光ビームをアルカリ金属の所定の原子遷移に相当する周波数に安定化するための前記アルカリ金属を収納する蒸気セル(192)、ならびに前記単一レーザ光源からの前記光ビームを前記蒸気セルおよび前記物理パッケージに分配するための分配ミラー(194)を備える微小光学ベンチ(190)と、
    磁場を発生するための複数の磁場コイル(200)であって、それにより、磁場および前記逆反射された光学ビームによって、前記物理パッケージの前記アルカリ金属原子に対する磁気光学トラップが作られる複数の磁場コイル(200)と、
    前記アルカリ金属の前記所定の原子遷移に相当するマイクロ波信号を発生するための局部発振器(10)と、
    前記マイクロ波信号を前記物理パッケージの前記アルカリ金属原子に結合するためのアンテナ(60)と、
    前記物理パッケージの前記アルカリ金属原子の蛍光放出を検出するための少なくとも1つの光検出器(50)と、
    原子時計に電力を供給し、前記原子時計の運転を制御し、前記光検出器からの信号を処理するための制御電子回路(210)と、
    を備える原子時計。
  2. 請求項1に記載の原子時計において、
    前記アルカリ金属はルビジウムまたはセシウムであり、
    前記単一レーザ光源は半導体レーザであり、
    前記磁場コイルは反ヘルムホルツコイルであり、
    前記光検出器は光ダイオードであり、
    前記マイクロ波信号は6.8GHzの周波数を有する、原子時計。
  3. 磁場、およびお互いに90°の角度で交差する3つの逆反射された光ビームを作る逆反射された構成を有する単一レーザ光源(170)からの光ビーム(160)を使用して形成された、受動的真空内に収納されたアルカリ金属原子の集団(130)を冷却し、磁気光学トラップ中に入れるステップ(410)と、
    前記磁場および前記磁気光学トラップを消滅し(420)、小さいバイアス磁場をかけて、前記アルカリ金属原子を高位エネルギー状態から低位エネルギー状態へ遷移させるステップ(430)と、
    前記アルカリ金属原子の周波数スプリットを検出するために、局部発振器(10)によって発生され、アンテナ(60)によって前記アルカリ金属原子に結合されたマイクロ波信号を使用して、分光を行うステップ(440)と、
    前記アルカリ金属原子の前記蛍光放出を光検出器(50)で測定して、前記高位基底エネルギー準位にある前記アルカリ金属原子の割合を決定するステップ(450)と、
    前記局部発振器によって発生された前記マイクロ波信号の前記周波数を、前記高位エネルギー準位にある前記アルカリ金属原子の数を最大にする周波数に安定化するステップ(460)と、
    を含む正確な周波数標準を形成する方法。
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