JP5465162B2 - 移動通信網および無線基地局 - Google Patents

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Description

本発明は、通信電力が相違する複数種の無線基地局を含む移動通信網において各無線基地局を制御する技術に関する。
通信電力が相違する複数種の無線基地局(例えばマクロ基地局とピコ基地局)を階層的に設置した移動通信網(heterogeneous network)では、通信電力の大きいマクロ基地局が通信電力の小さいピコ基地局と比較してセルサーチやハンドオーバの段階で移動端末の接続先として選択され易い。したがって、通信負荷がマクロ基地局に集中する傾向がある。以上のような通信負荷の集中を緩和するために、例えば非特許文献1には、ピコ基地局が形成するセル(ピコセル)を拡張する技術(range extension)が開示されている。
Aamod Khandekar et al.,"LTE-Advanced:Heterogeneous Networks", Proc. 2010 European Wireless Conference, p.978-p.982, April 2010
非特許文献1のように各ピコセルを拡張する技術によれば、移動端末の接続先としてピコ基地局が選択される機会は確かに増加する。しかし、複数のピコ基地局についてピコセルが同等に拡張されるから、多数の移動端末が集中する位置のピコ基地局ほど移動端末の接続数が増加する。そして、ピコ基地局同士の接続端末数に不均衡が発生すると、移動端末の接続が集中したピコ基地局にて通信速度(スループット)が低下するという問題がある。以上の事情を考慮して、本発明は、通信電力が相違する複数種の無線基地局を含む移動通信網において特定の無線基地局に対する端末接続の集中を緩和して通信効率を向上させることを目的とする。
本発明の第1態様に係る移動通信網は、各無線基地局から受信する電波の特性を示す受信電波特性値を測定または算定して各受信電波特性値に応じた無線基地局を選択する移動端末との間で各々が無線通信可能な複数の無線基地局を具備する移動通信網であって、複数の無線基地局は、第1セル(例えばマクロセルCm)を形成する第1無線基地局(例えばマクロ基地局22)と、第1セルよりも面積が小さい第2セル(例えばピコセルCp)を各々が第1セル内に形成する複数の第2無線基地局(例えばピコ基地局24)とを含み、複数の第2無線基地局の各々は、当該第2無線基地局の通信負荷指標を測定または算定する負荷測定部(例えば負荷測定部42)と、移動端末が当該第2無線基地局から受信する電波の受信電波特性値を当該移動端末にて変更するための補正値を通信負荷指標に応じて可変に設定する要素であって、通信負荷指標が第1閾値(例えば閾値L_th1)を下回る場合に補正値を増加させ、第1閾値よりも大きい第2閾値(例えば閾値L_th2)を通信負荷指標が上回る場合に補正値を減少させる補正値設定部(例えば補正値設定部44)と、補正値設定部により設定された補正値を移動端末に通知する補正値通知部(例えば補正値通知部46)とを含む。
第1態様の移動通信網では、各第2無線基地局が形成する第2セルの実質的な面積(すなわち第2無線基地局の実質的な通信電力)がその第2無線基地局の通信負荷に応じて調整されるから、特定の第2無線基地局に対する端末接続の集中が緩和されるという利点がある。第1態様の具体例は例えば第1実施形態として後述される。なお、本発明は、第1態様の移動通信網において第2無線基地局として採用される無線基地局(例えばピコ基地局24)としても特定され得る。
本発明の第2態様に係る移動通信網は、各無線基地局から受信する電波の特性を示す受信電波特性値を測定または算定して各受信電波特性値に応じた無線基地局を選択する移動端末との間で各々が無線通信可能な複数の無線基地局を具備する移動通信網であって、複数の無線基地局は、第1セル(例えばマクロセルCm)を形成する第1無線基地局(例えばマクロ基地局22)と、第1セルよりも面積が小さい第2セル(例えばピコセルCp)を各々が第1セル内に形成する複数の第2無線基地局(例えばピコ基地局24)とを含み、複数の第2無線基地局の各々は、第1無線基地局と無線通信する無線通信部(例えば無線通信装置246)と、無線通信部による第1無線基地局からの受信電力を測定する電力測定部(例えば電力測定部52)と、移動端末が当該第2無線基地局から受信する電波の受信電波特性値を当該移動端末にて変更するための補正値を、電力測定部が測定した受信電力に応じて可変に設定する補正値設定部(例えば補正値設定部54)と、補正値設定部が設定した補正値を移動端末に通知する補正値通知部(例えば補正値通知部56)とを含む。
第2態様の移動通信網では、各第2無線基地局が形成する第2セルの実質的な面積がその第2無線基地局と第1無線基地局との距離に応じて調整されるから、第1無線基地局に対する端末接続の集中や特定の第2無線基地局に対する端末接続の集中が緩和されるという利点がある。第2態様の具体例は例えば第2実施形態として後述される。なお、本発明は、第2態様の移動通信網において第2無線基地局として採用される無線基地局(例えばピコ基地局24)としても特定され得る。
本発明の第3態様に係る移動通信網は、各無線基地局から受信する電波の特性を示す受信電波特性値を測定または算定して各受信電波特性値に応じた無線基地局を選択する移動端末との間で各々が無線通信可能な複数の無線基地局を具備する移動通信網であって、複数の無線基地局は、第1セルを形成する第1無線基地局と、第1セルよりも面積が小さい第2セルを各々が第1セル内に形成する複数の第2無線基地局とを含み、第1無線基地局は、当該第1無線基地局と複数の第2無線基地局との通信速度の総計を推定する速度推定部(例えば速度推定部62)と、移動端末が各第2無線基地局から受信する電波の受信電波特性値を当該移動端末にて変更するための補正値を、当該第1無線基地局と複数の第2無線基地局との通信速度の総計が速度推定部による推定値から上昇するように第2無線基地局毎に可変に設定する補正値設定部(例えば補正値設定部64)と、補正値設定部が各第2無線基地局について設定した各補正値を、当該第2無線基地局を介して移動端末に通知する補正値通知部(例えば補正値通知部66)とを含む。
第3態様の移動通信網では、通信速度の総計が上昇するように補正値が第2無線基地局毎に個別に設定されるから、第1無線基地局と複数の第2無線基地局とを含む全体的な通信効率を向上させながら、第1無線基地局に対する端末接続の集中や特定の第2無線基地局に対する端末接続の集中が緩和されるという利点がある。第3態様の具体例は例えば第3実施形態として後述される。なお、本発明は、第3態様の移動通信網において第1無線基地局として採用される無線基地局(例えばマクロ基地局22)としても特定され得る。
本発明の第1実施形態に係る無線通信システムのブロック図である。 無線通信システムにおける移動端末のブロック図である。 無線通信システムにおける補正値とセルの実質的な範囲との関係の説明図である。 無線通信システムにおける無線基地局(マクロ基地局,ピコ基地局)のブロック図である。 無線通信システムにおけるピコ基地局の機能に着目したブロック図である。 ピコ基地局が補正値を設定する動作のフローチャートである。 第2実施形態のピコ基地局の機能的なブロック図である。 第3実施形態のマクロ基地局の機能的なブロック図である。 第3実施形態のマクロ基地局の動作のフローチャートである。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態の無線通信システム100のブロック図である。無線通信システム100は、移動通信網12と複数の移動端末14とを具備する。移動通信網12は、音声通話やデータ通信等の無線通信サービスを各移動端末14に提供する通信網であり、相互に接続された複数の無線基地局20を含む。各無線基地局20は、自身が形成するセルC(Cm,Cp)内に在圏する移動端末14と無線通信する。なお、各無線基地局20は、UMTSでのNB(Node B)やUMTS(Universal Mobile Telecommunications System) LTE(Long Term Evolution)でのe-Node Bであり得る。
移動端末14は、例えば携帯電話機(UMTS LTEでのUE(User Equipment))であり、移動通信網12の各無線基地局20を介して他の通信装置(他の移動端末14やサーバ装置)と通信する。なお、無線基地局20と移動端末14との間の無線通信の方式は任意であるが、例えば下り方向にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Acceess)が採用され、上り方向にはSC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用される。
移動通信網12の複数の無線基地局20は、通信電力が相違するマクロ基地局22とピコ基地局24とに区別される。各マクロ基地局22には複数のピコ基地局24が接続される。なお、図1では便宜的に1個のマクロ基地局22のみを図示したが、実際には相互に接続された多数のマクロ基地局22が配置されて各々に複数のピコ基地局24が接続される。無線通信システム100がLTEに準拠する場合、マクロ基地局22同士の接続およびマクロ基地局22とピコ基地局24との接続には例えばX2インターフェイスが採用される。ただし、RNC(Radio Network Controller)を介して各無線基地局20が通信してもよい。
マクロ基地局22はピコ基地局24と比較して通信電力(最大送信電力)が大きい。したがって、マクロ基地局22が形成するセルC(以下「マクロセルCm」という)の面積はピコ基地局24が形成するセルC(以下「ピコセルCp」という)の面積を上回る。例えば、マクロセルCmは半径数百メートルから数十キロメートル程度の範囲であり、ピコセルCpは半径数メートルから数十メートル程度の範囲である。図1に示すように、各マクロ基地局22のマクロセルCmの内側には複数のピコ基地局24が設置される。したがって、マクロセルCm内には複数のピコセルCpが形成される。以上の説明から理解されるように、移動通信網12は、通信電力が相違する複数種の無線基地局20が階層的に配置された通信網(heterogeneous network)である。
図2は、各移動端末14のブロック図である。移動端末14は、無線通信装置142と演算処理装置144とを具備する。なお、音声や画像を出力する出力装置や利用者からの指示を受付ける入力装置等の図示は便宜的に省略されている。
無線通信装置142は、移動端末14自身が在圏するセルCを形成する無線基地局20(マクロ基地局22またはピコ基地局24)と無線通信する通信機器であり、無線基地局20から電波を受信して電気信号に変換する受信回路と、音声信号等の電気信号を電波に変換して送信する送信回路とを含む。また、第1実施形態の無線通信装置142は、移動端末14自身が在圏するピコセルCpを形成するピコ基地局24から補正値A(詳細は後述)を受信する。
演算処理装置144は、記憶回路(図示略)に格納されたプログラムを実行することで複数の機能(特性値測定部32,特性値補正部34,基地局選択部36)を実現する。なお、演算処理装置144の各機能を複数の集積回路に分散した構成や、専用の電子回路(DSP(Digital Signal Processor)が各機能を実現する構成も採用され得る。
特性値測定部32は、無線通信装置142が各無線基地局20から受信した電波の特性値(以下「受信電波特性値」という)R0を測定または算定する。受信電波特性値R0の典型例は受信電力であるが、例えば信号対干渉比(SIR(Signal-to-Interference Ratio)や信号対雑音比(SNR(Signal-to-Noise Ratio))も受信電波特性値R0として利用され得る。
特性値補正部34は、特性値測定部32が各ピコ基地局24について特定した受信電波特性値R0を、無線通信装置142がそのピコ基地局24から受信した補正値Aに応じて補正することで受信電波特性値Rを算定する。具体的には、ピコ基地局24の受信電波特性値R0と補正値Aとの加算値が補正後の受信電波特性値R(R=R0+A)として算定される。すなわち、第1実施形態の補正値Aは、受信電波特性値Rに対するオフセット値を意味する。他方、特性値補正部34は、特性値測定部32がマクロ基地局22について測定した受信電波特性値R0を補正せずに受信電波特性値Rとして確定する。
基地局選択部36は、移動端末14と通信可能な複数の無線基地局20のうち実際に移動端末14が接続すべき無線基地局20(マクロ基地局22またはピコ基地局24)を、各無線基地局20の受信電波特性値Rに応じて選択する。基地局選択部36による無線基地局20の選択は、例えばセルサーチやハンドオーバの段階で実行される。
具体的には、基地局選択部36は、移動端末14と通信可能な複数の無線基地局20のうち、特性値補正部34による処理後の受信電波特性値Rが最大となる無線基地局20を選択する。すなわち、補正値Aによる補正後のピコ基地局24の受信電波特性値R(=R0+A)が最大となる場合にはそのピコ基地局24が移動端末14の接続先として選択され、マクロ基地局22の受信電波特性値R(=R0)が最大となる場合にはそのマクロ基地局22が移動端末14の接続先として選択される。以上の説明から理解されるように、特性値補正部34による受信電波特性値Rの補正(補正値Aの加算)は、ピコ基地局24が形成するピコセルCpを実質的に拡張する(すなわちピコ基地局24の通信電力を実質的に上昇させる)ように作用する。すなわち、図3に示すように、補正値Aが大きいピコ基地局24のピコセルCpほど実質的な面積は拡大する。
例えば、ピコ基地局24の補正前の受信電波特性値R0がマクロ基地局22の受信電波特性値R0を下回る場合でも、補正値Aによる補正後のピコ基地局24の受信電波特性値Rがマクロ基地局22の受信電波特性値Rを上回る場合にはピコ基地局24が移動端末14の接続先として選択される。また、補正前の受信電波特性値R0が相等しい複数のピコ基地局24が移動端末14と通信可能な場合には、補正値Aが最大のピコ基地局24が移動端末14の接続先として選択される。すなわち、図3に示すように、補正値Aが大きいピコ基地局24ほど移動端末14の接続先として選択され易い。
図4は、マクロ基地局22のブロック図である。各マクロ基地局22は、基地局間通信装置222と演算処理装置224と無線通信装置226とを具備する。基地局間通信装置222は、移動通信網12内の他の無線基地局20(マクロ基地局22またはピコ基地局24)と通信する。無線通信装置226は、マクロ基地局22自身が形成するマクロセルCm内に在圏する移動端末14と無線通信する通信機器であり、移動端末14から電波を受信して電気信号に変換する受信回路と、移動端末14に提供すべき情報を電波に変換して送信する送信回路とを含む。演算処理装置224は、無線基地局20の全体的な動作を制御する。
図5は、ピコ基地局24のブロック図である。各ピコ基地局24は、基地局間通信装置242と演算処理装置244と無線通信装置246とを具備する。基地局間通信装置242は、ピコ基地局24自身が接続されたマクロ基地局22と通信する。無線通信装置246は、ピコ基地局24自身が形成するピコセルCp内に在圏する移動端末14と無線通信する通信機器であり、無線通信装置226と同様に、移動端末14から電波を受信して電気信号に変換する受信回路と、移動端末14に提供すべき情報を電波に変換して送信する送信回路とを含む。
演算処理装置244は、ピコ基地局24の全体的な動作を制御する。第1実施形態の演算処理装置244は、記憶回路(図示略)に格納されたプログラムを実行することで複数の機能(負荷測定部42,補正値設定部44,補正値通知部46)を実現する。なお、演算処理装置244の各機能を複数の集積回路に分散した構成や、専用の電子回路(DSP)が各機能を実現する構成も採用され得る。
負荷測定部42は、ピコ基地局24自身の通信負荷を示す指標値(以下「通信負荷指標」という)Lを測定または算定する。第1実施形態の通信負荷指標Lは通信トラフィックを示す。例えば、ピコ基地局24が形成するピコセルCp内の移動端末14からの発呼数とピコセルCp内の移動端末14に対する着呼数との単位時間内の合計値、あるいはピコ基地局24が単位時間内で中継するパケットの総数が、通信トラヒックとして通信負荷指標Lで表現される。
補正値設定部44は、負荷測定部42が測定した通信負荷指標Lに応じてピコ基地局24自身の補正値Aを可変に設定する。具体的には、補正値設定部44は、通信負荷指標Lが示す通信負荷が大きいほど補正値Aを小さい数値に設定する。例えば、通信負荷指標Lの数値毎に補正値Aの数値が登録されたテーブルを参照して現在の通信負荷指標Lに対応する補正値Aを決定してもよいし、通信負荷指標Lを変数とする所定の数式の演算で補正値Aを算定してもよい。通信負荷指標Lはピコ基地局24毎に相違するから、補正値Aはピコ基地局24毎に相異なる数値に設定され得る。補正値通知部46は、ピコ基地局24自身が形成するピコセルCp内に在圏する各移動端末14に対し、補正値設定部44が設定した補正値Aを無線通信装置246から通知する。前述の通り、補正値Aは各移動端末14にて無線基地局20の選択に利用される。
図6は、各ピコ基地局24の演算処理装置244が補正値Aを設定および通知する動作のフローチャートである。例えば所定の周期で発生する割込を契機として図6の処理が実行され、処理毎に補正値Aが更新される。図6の処理が開始すると、負荷測定部42は、ピコ基地局24自身の現在の通信負荷指標Lを測定または算定する(S10)。補正値設定部44は、以下に詳述するように、ピコ基地局24自身の通信負荷指標Lが所定の範囲内(L_th1≦L≦L_th2)の数値に近付くように補正値Aを更新する(S11〜S14)。
補正値設定部44は、負荷測定部42が測定した通信負荷指標Lが所定の閾値L_th1を下回るか否かを判定する(S11)。通信負荷指標Lが閾値L_th1を下回る場合(S11:YES)、補正値設定部44は、現段階の補正値Aに所定値Δ1を加算した数値を更新後の補正値A(A=A+Δ1)として算定する(S12)。補正値通知部46は、更新後の補正値Aを無線通信装置246からピコセルCp内の各移動端末14に通知して図6の処理を終了する(S15)。以上の動作の結果、通信負荷が小さい(通信負荷指標Lが閾値L_th1を下回る)ピコ基地局24は、補正値Aが増加することで移動端末14の接続先として選択され易くなる。
他方、通信負荷指標Lが所定の閾値L_th1を上回る場合(S11:NO)、補正値設定部44は、通信負荷指標Lが所定の閾値L_th2を上回るか否かを判定する(S13)。閾値L_th2は、閾値L_th1を上回る所定値である。通信負荷指標Lが閾値L_th2を上回る場合(S13:YES)、補正値設定部44は、現段階の補正値Aから所定値Δ2を減算した数値を更新後の補正値A(A=A−Δ2)として算定する(S14)。所定値Δ2は、例えば所定値Δ1と等しい数値に設定される。補正値通知部46は、更新後の補正値AをピコセルCp内の各移動端末14に通知して図6の処理を終了する(S15)。したがって、通信負荷が大きい(通信負荷指標Lが閾値L_th2を上回る)ピコ基地局24は、補正値Aが減少することで移動端末14の接続先として選択され難くなる。
他方、通信負荷指標Lが閾値L_th1と閾値L_th2との間の範囲内にある場合(S13:NO)、補正値通知部46は、現段階の補正値A(すなわち前回の処理時と同じ補正値A)を各移動端末14に通知して図6の処理を終了する(S15)。以上の説明から理解されるように、各ピコ基地局24から移動端末14に通知される補正値Aはピコ基地局24毎の通信状況(通信負荷指標L)に応じて刻々と変化する。すなわち、通信負荷が小さいピコ基地局24ほど、ピコセルCpが実質的に拡張して移動端末14に選択され易くなる。
以上に説明したように、第1実施形態では、各ピコ基地局24のピコセルCpが実質的に拡張されるから、ピコセルCpを拡張しないシステムと比較して、マクロ基地局22に対する端末接続の集中を緩和する(すなわち、端末接続数をマクロ基地局22とピコ基地局24とで均等化する)ことが可能である。また、補正値Aをピコ基地局24毎に設定することで各ピコセルCpの実質的な面積がピコ基地局24毎の通信負荷に応じて個別に調整されるから、特定のピコ基地局24に対する端末接続の集中が緩和される(すなわち、端末接続数が各ピコ基地局24間で均等化される)という利点がある。
第1実施形態のバリエーションとして、例えば通信負荷指標Lを1種類の閾値L_thのみと比較し、通信負荷指標Lが閾値L_thを下回る場合には補正値Aを増加させるとともに閾値L_thを上回る場合には補正値Aを減少させることも想定され得る。しかし、このバリエーションでは、通信負荷の変動に応じて補正値Aが過度に頻繁に変化する(すなわちピコセルCpの実質的な面積が頻繁に変化する)から、移動端末14の接続先を変更する頻度が増加するという問題がある。第1実施形態では、通信負荷指標Lが閾値L_th1から閾値L_th2までの範囲内にある場合には補正値Aが変化しないから、各ピコセルCpの実質的な面積の変動は抑制される。したがって、第1実施形態によれば、単一の閾値L_thのみを利用するバリエーションと比較して移動端末14とピコ基地局24との通信が安定化されるという利点がある。
<B:第2実施形態>
本発明の第2実施形態を以下に説明する。なお、以下に例示する各態様において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上の説明で参照した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図7は、第2実施形態におけるピコ基地局24のブロック図である。図7に示すように、各ピコ基地局24の演算処理装置244は、記憶回路内のプログラムを実行することで電力測定部52と補正値設定部54と補正値通知部56として機能する。なお、演算処理装置244の各機能を複数の集積回路に分散した構成や、専用の電子回路(DSP)が各機能を実現する構成も採用され得る。
ピコ基地局24の無線通信装置246は、移動端末14と無線通信する機能に加えて、自身のピコセルCpを含むマクロセルCmを形成するマクロ基地局22から電波を受信する機能を備える。電力測定部52は、無線通信装置246がマクロ基地局22から受信した電波の電力(受信電力)Pを測定する。ピコ基地局24とマクロ基地局22との距離が大きいほど受信電力Pは減少する。すなわち、受信電力Pは、ピコ基地局24とマクロ基地局22との距離の指標として機能する。
補正値設定部54は、電力測定部52が測定した受信電力Pに応じてピコ基地局24自身の補正値Aを可変に設定する。具体的には、補正値設定部54は、受信電力Pが大きいほど(すなわちピコ基地局24とマクロ基地局22との距離が小さいほど)補正値Aを大きい数値に設定する。例えば、受信電力Pの数値毎に補正値Aの数値が登録されたテーブルを参照して受信電力Pに対応する補正値Aを決定してもよいし、受信電力Pを変数とする所定の数式の演算で補正値Aを算定してもよい。受信電力Pはマクロ基地局22との距離(ピコ基地局24の設置位置)に応じてピコ基地局24毎に相違するから、補正値Aはピコ基地局24毎に相異なる数値に設定される。補正値通知部56は、第1実施形態の補正値通知部46と同様に、ピコ基地局24自身が形成するピコセルCp内に在圏する各移動端末14に対し、補正値設定部54が設定した補正値Aを無線通信装置246から通知する。
移動端末14の動作は第1実施形態と同様である。すなわち、基地局選択部36は、移動端末14と通信可能な複数の無線基地局20のうち、特性値補正部34による処理後の受信電波特性値Rが最大となる無線基地局20(マクロ基地局22またはピコ基地局24)を選択する。以上の説明から理解されるように、マクロ基地局22からの受信電力Pが大きいピコ基地局24(すなわちマクロ基地局22との距離が小さいピコ基地局24)ほど、補正値Aが大きい数値に設定されてピコセルCpが実質的に拡張される。
マクロ基地局22に近いピコ基地局24のピコセルCp内には受信電力Pの高い電波がマクロ基地局22から到達するから、ピコ基地局24の受信電波特性値R0を補正しないシステムでは、移動端末14がピコセルCp内に位置する場合でもマクロ基地局22が接続先として選択される可能性が高い。第2実施形態によれば、マクロ基地局22との距離が小さいピコ基地局24ほど、補正値Aが大きい数値に設定されてピコセルCpが実質的に拡張されるから、マクロ基地局22に対する端末接続の集中を緩和する(すなわち、端末接続数をマクロ基地局22とピコ基地局24とで均等化する)ことが可能である。なお、マクロ基地局22からの受信電力Pが小さい位置のピコ基地局24については補正値Aが小さい数値に設定されるが、マクロ基地局22から充分に離れた位置のピコ基地局24は、ピコセルCpの実質的な面積をそれほど拡張しなくても移動端末14により選択される可能性は高い。
<C:第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態では、各ピコ基地局24が自身の補正値Aを設定して各移動端末14に通知した。第3実施形態では、マクロ基地局22が、自身のマクロセルCm内にピコセルCpを形成する複数のピコ基地局24の各々について補正値Aを設定する。
図8は、第3実施形態におけるマクロ基地局22のブロック図である。図8に示すように、マクロ基地局22の演算処理装置224は、記憶回路(図示略)に格納されたプログラムを実行することで複数の機能(速度推定部62,補正値設定部64,補正値通知部66)を実現する。なお、図8に図示された演算処理装置224の各機能を複数の集積回路に分散した構成や、専用の電子回路(DSP)が各機能を実現する構成も採用され得る。
速度推定部62は、総通信速度Tを測定する。総通信速度Tは、マクロ基地局22とそのマクロセルCm内の複数のピコ基地局24との全体的な通信効率の指標であり、マクロセルCm内の複数のピコ基地局24の各々の通信速度(スループット)とマクロ基地局22自身の通信速度との総計に相当する。例えば、各ピコ基地局24での単位時間毎の情報転送量が通信速度としてマクロ基地局22に通知され、速度推定部62は、マクロ基地局22自身の通信速度と各ピコ基地局24から通知される通信速度との合計値を総通信速度Tとして算定する。
補正値設定部64は、マクロ基地局22が形成するマクロセルCm内の各ピコ基地局24の補正値Aを総通信速度Tに応じて可変に設定する。具体的には、補正値設定部64は、総通信速度Tが上昇するようにピコ基地局24毎に補正値Aを個別に算定する。補正値通知部66は、各ピコ基地局24について補正値設定部64が設定した補正値Aを、基地局間通信装置222を介してそのピコ基地局24に通知する。各ピコ基地局24は、マクロ基地局22から通知された補正値Aを自身のピコセルCp内の各移動端末14に通知する。
図9は、マクロ基地局22が各ピコ基地局24の補正値Aを設定および通知する動作のフローチャートである。例えば所定の周期で発生する割込を契機として図9の処理が実行される。マクロ基地局22に対応する複数(N個)のピコ基地局24の補正値A(1)〜A(N)が図9の処理毎に適宜に更新される。図9の処理が開始すると、速度推定部62は、マクロセルCm内のN個のピコ基地局24の各々から通信速度を取得して現段階の総通信速度T(0)を測定する(S20)。
補正値設定部64は、N個のピコ基地局24のうち第n番目(n=1〜N)の1個のピコ基地局24(以下「対象基地局24(n)」という)を選択する(S21)。マクロセルCm内のN個のピコ基地局24の各々を対象基地局24(n)として、以下のステップS22からステップS26の処理(以下「補正値設定処理」という)が順次に実行される(S27:NO)。
補正値設定処理が開始すると、補正値設定部64は、対象基地局24(n)の現段階の補正値A(n)を変化量Δ1だけ増加させる(S22)。そして、速度推定部62は、対象基地局24(n)の補正値A(n)を変化量Δ1だけ増加させた場合の総通信速度T(n)を推定する(S23)。総通信速度T(n)の推定の方法は任意であるが、例えば、補正値Aを変化量Δ1だけ変化させた場合に想定される総通信速度T(n)の変化量をピコ基地局24毎に統計的または実験的に事前に得ておけばよい。すなわち、速度推定部62は、前回の補正値設定処理のステップS23で算定した総通信速度T(n-1)(第1回目の補正値設定処理ではステップS20の総通信速度T(0))を、対象基地局24(n)について用意された変化量だけ変化させることで、現段階の総通信速度T(n)を算定する。
補正値設定部64は、ステップS23で算定した総通信速度T(n)が、前回の補正値設定処理のステップS23で算定した総通信速度T(n-1)(すなわち、対象基地局24(n)の補正値A(n)を増加させない場合の総通信速度)を上回るか否かを判定する(S24)。なお、第1回目の補正値設定処理では、直前のステップS23で算定した総通信速度T(1)がステップS20の総通信速度T(0)を上回るか否かがステップS24で判定される。ステップS24の判定の結果が肯定である場合(T(n)>T(n-1))、補正値通知部66は、ステップS22で変化させた補正値A(n)を基地局間通信装置222から対象基地局24(n)に通知する(S26)。すなわち、補正値A(n)の増加の結果として総通信速度Tの上昇が見込まれる場合には、その増加後の数値が対象基地局24(n)の補正値A(n)として確定される。
他方、ステップS24の判定の結果が否定である場合(T(n)≦T(n-1))、補正値設定部64は、ステップS22で増加させた補正値A(n)を変化量Δ2だけ減少させる(S25)。変化量Δ2は、例えば変化量Δ1と等しい数値に設定される。すなわち、補正値A(n)を増加させた結果として総通信速度Tの低下が見込まれる場合(S24:NO)、ステップS22での補正値A(n)の増加が取り消される。補正値通知部66は、ステップS25の処理後の補正値A(n)を基地局間通信装置222から対象基地局24(n)に通知する(S26)。
マクロ基地局22のマクロセルCm内に配置されたN個のピコ基地局24の各々について以上の補正値設定処理を実行した時点で図9の処理が終了する(S27:YES)。以上の説明から理解されるように、総通信速度Tが上昇するように各ピコ基地局24の補正値A(1)〜A(N)の各々が図9の処理毎に順次に更新される。補正値A(n)を各ピコ基地局24から受信した移動端末14の動作は第1実施形態と同様である。
第3実施形態では、各ピコ基地局24のピコセルCpが補正値Aに応じて実質的に拡張されるから、第1実施形態と同様に、ピコセルCpを拡張しない構成と比較してマクロ基地局22に対する端末接続の集中を緩和することが可能である。また、補正値A(n)がピコ基地局24毎に個別に調整されるから、特定のピコ基地局24に対する端末接続の集中が緩和される(すなわち、端末接続数が各ピコ基地局24間で均等化される)という利点がある。特に第3実施形態では、総通信速度Tが上昇するように各ピコ基地局24の補正値A(n)が設定されるから、1個のマクロ基地局22とこれに対応するN個のピコ基地局24との全体にわたる通信効率を向上させることが可能である。
<D:変形例>
以上の形態には様々な変形が加えられる。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は適宜に併合され得る。
(1)変形例1
第1実施形態における通信負荷指標Lの内容はピコ基地局24の通信トラフィックに限定されない。例えば、ピコ基地局24に接続している移動端末14の総数(接続端末数)を通信負荷指標Lとしてもよいし、ピコ基地局24で利用可能なリソースのうち実際に移動端末14との通信で使用されている割合(リソース利用率)を通信負荷指標Lとしてもよい。リソースは、例えばOFDMAにおける周波数リソースブロックやCDMAにおける下りリンクのチャネライゼーションコードである。
(2)変形例2
以上に例示した各形態は適宜に併合され得る。例えば、第1実施形態で例示した通信負荷指標Lと第2実施形態で例示した受信電力Pとの双方(例えば通信負荷指標Lと受信電力Pとの加重和)に応じて補正値Aが可変に設定される。
(3)変形例3
補正値Aを適用した受信電波特性値R0の補正の方法は適宜に変更される。例えば、受信電波特性値R0に補正値Aを乗算することで補正後の受信電波特性値Rを算定する構成や、受信電波特性値R0と補正値Aとを変数とする所定の数式の演算で補正後の受信電波特性値Rを算定する構成が採用され得る。受信電波特性値R0の補正の方法に応じた適切な方法で補正値Aが算定される。
(4)変形例4
前述の各形態では、面積が小さいセルCを形成する無線基地局20としてピコ基地局24を例示したが、マクロセルCm内にセルCを形成する無線基地局20の種類は任意である。例えば、半径数十メートルから数百メートル程度のセル(マイクロセル)Cを形成するマイクロ基地局や、半径数メートル程度のセル(フェムトセル)を形成するフェムト基地局を、以上の各形態におけるピコ基地局24の代わりに採用してもよい。また、通信電力が相違する3種類以上の無線基地局20を含む構成も採用され得る。以上の説明から理解されるように、移動通信網12は、第1セルを形成する無線基地局20(例えば実施形態のマクロ基地局22)と、第1セルよりも面積が小さい第2セルを形成する無線基地局20(例えば実施形態のピコ基地局24)とを含む通信網(換言すると、通信電力が相違する複数種の無線基地局20を含む通信網)として包括される。
100……無線通信システム、12……移動通信網、14……移動端末、142,226……無線通信装置、144,224,244……演算処理装置、20……無線基地局、22……マクロ基地局、222,242……基地局間通信装置、24……ピコ基地局、246……無線通信装置、32……特性値測定部、34……特性値補正部、36……基地局選択部、42……負荷測定部、44,54,64……補正値設定部、46,56,66……補正値通知部、52……電力測定部、62……速度推定部。

Claims (2)

  1. 各無線基地局から受信する電波の特性を示す受信電波特性値を測定または算定して各受信電波特性値に応じた無線基地局を選択する移動端末との間で各々が無線通信可能な複数の無線基地局を具備する移動通信網であって、
    前記複数の無線基地局は、第1セルを形成する第1無線基地局と、前記第1セルよりも面積が小さい第2セルを各々が前記第1セル内に形成する複数の第2無線基地局とを含み、
    前記第1無線基地局は、
    当該第1無線基地局と前記複数の第2無線基地局との総通信速度を推定する速度推定部と、
    前記移動端末が前記各第2無線基地局から受信する電波の受信電波特性値を当該移動端末にて変更するための補正値を、当該第1無線基地局と前記複数の第2無線基地局との総通信速度が前記速度推定部による推定値から上昇するように前記第2無線基地局毎に可変に設定する補正値設定部と、
    前記補正値設定部が前記各第2無線基地局について設定した各補正値を、当該第2無線基地局を介して前記移動端末に通知する補正値通知部とを含み、
    前記補正値設定部は、前記複数の第2無線基地局の各々について、当該第2無線基地局の補正値を所定値だけ増加させた場合の総通信速度の推定値が、当該増加前の総通信速度を上回る場合に当該増加を確定し、当該増加前の総通信速度を下回る場合に当該増加を取消す
    移動通信網。
  2. 各無線基地局から受信する電波の特性を示す受信電波特性値を測定または算定して各受信電波特性値に応じた無線基地局を選択する移動端末との間で各々が無線通信可能な第1セルを形成するとともに、第1セルよりも面積が小さい第2セルを各々が前記第1セル内に形成する複数の小電力無線基地局の各々と通信する無線基地局であって、
    当該無線基地局と前記複数の小電力無線基地局との総通信速度を推定する速度推定部と、
    前記移動端末が前記各小電力無線基地局から受信する電波の受信電波特性値を当該移動端末にて変更するための補正値を、当該無線基地局と前記複数の小電力無線基地局との総通信速度が前記速度推定部による推定値から上昇するように前記小電力無線基地局毎に可変に設定する補正値設定部と、
    前記補正値設定部が前記各小電力無線基地局について設定した各補正値を、当該小電力無線基地局を介して前記移動端末に通知する補正値通知部とを具備し、
    前記補正値設定部は、前記複数の小電力無線基地局の各々について、当該小電力無線基地局の補正値を所定値だけ増加させた場合の総通信速度の推定値が、当該増加前の総通信速度を上回る場合に当該増加を確定し、当該増加前の総通信速度を下回る場合に当該増加を取消す
    無線基地局。


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