以下に本発明に係るペアアクセサリーをペアペンダント、ペアストラップに用いた場合について説明するが、本発明に係るペアアクセサリーは、その他ペアネックレス、ペアブレスレット、その他の装飾品に用いることができるものである。尚、以下の説明において、大きい方のアクセサリーを大アクセサリーとし、小さい方のアクセサリーを小アクセサリーとして説明するが、互いに持ち合う人間同士の関係によって、男性用アクセサリー及び女性用アクセサリー、親用アクセサリー及び子用アクセサリー、或は夫用アクセサリー及び妻用アクセサリー等と言うこともできることから、呼び方に限定はない。要するにペアとなるアクセサリーであれば足りる。
図1乃至図5は、本発明に係るペアアクセサリーをペアペンダントに実施した場合の1実施例を示す。本実施例1に係るペアアクセサリー1は、本の形態を模した大アクセサリー2と、本の表紙を模した小アクセサリー3と、この小アクセサリー3と大アクセサリー2の合体手段8とから成る。大アクセサリー2はさらに、大アクセサリー本体4と、この大アクセサリー本体4の上端部に設けた吊下げ紐5とから成り、小アクセサリー3は、小アクセサリー本体6と、この小アクセサリー本体6の上端部に設けた吊下げ用リング6aとから成る。そして、合体手段8は、大アクセサリー2の大アクセサリー本体4と小アクセサリー3の小アクセサリー本体6を互いに合体分離することができるが、合体させた場合には、通常の使用では大アクセサリー本体4から小アクセサリー3或は小アクセサリー本体6が容易に分離できないように構成されている。
この合体手段8は、大アクセサリー本体4の表面中央部に設けたところの小アクセサリー本体6を収容させる収容部4aと、大アクセサリー本体4の一側端部にヒンジ手段9を介して収容部4aの前面を覆って開閉可能に取り付けられた蓋体10と、この蓋体10と前記大アクセサリー本体4との間に設けたヒンジ手段9と磁力吸着手段11から成る固定手段12とで構成されている。
収容部4aは、平面から見た小アクセサリー本体6をそのまま収容できる大きさと形状を有しているが、吊下げ紐5も同時に収容できる大きさと形状にしても良い。この場合には大アクセサリー本体4に小アクセサリー3が収容できることになる。尚、この収容部4aの形状と構造は実施例1のものに限定されない。それは小アクセサリーや小アクセサリー本体の形態によってさまざまに異なる。
ヒンジ手段9は、大アクセサリー本体4の一側部中央部より突設した連結片4bと、蓋体10の一側端部より連結片4bの分だけ離して突設した一対の連結片10a、10aと、この連結片10a、10aと連結片4bとを連結するヒンジピン13、とで構成されている。尚、連結片は大アクセサリー本体4の側に2個、蓋体10の側に1個設けるようにしても良いし、互いに1個ずつとしても良い。その連結片の突設の仕方や数に限定はない。
固定手段12を構成する磁力吸着手段11は、実施例1では、蓋体10の開放側の一側部上下に所定間隔を空けて取り付けた磁性片10b、10bと、大アクセサリー本体4の一側上面の、ヒンジ手段9を介して前記蓋体10を閉じた際に前記磁性片10b、10bと重なる位置に設けた磁石4c、4cとで構成されている。この磁力吸着手段11は、大アクセサリー本体4側の磁石4c、4cを蓋体10の方へ取り付け、大アクセサリー本体4の方へ蓋体10側の磁性片10b、10bを取り付けるようにしても良いし、両方とも互いに極性の異なる磁石を用いても良い。
大アクセサリー本体4及び小アクセサリー本体6は、好ましくはダイキャスト鋳物であるが、このものに限定されない。例えば、合成樹脂成形品、合成樹脂の成形品に金属メッキを施したもの、その他の金属製の鋳物、機械加工製のもの等が考えられる。要するにペンダントとして用いられるものであれば良い。
蓋体10の表面と、小アクセサリー本体6の表面には、同じ図柄の意匠6bと10cが施されており、この意匠6bと10cが互いに関連する図柄を持つことで、大アクセサリー2と小アクセサリー3が互いにペアアクセサリーであることが解るようになっている。尚、この意匠6bと10cの形状、模様、色彩等に限定はない。
したがって、この実施例1のペアアクセサリー1は、大アクセサリー本体4の収容部4aに小アクセサリー本体6が収容された状態で吊下げ紐5と共に販売され、例えば、恋人同士の例えば男性が大アクセサリー2の吊下げ用リング4dに通した吊下げ紐5を用いて首から吊り下げることにより大ペンダントとして身に付け、小アクセサリー3は、大アクセサリー本体4より小アクセサリー本体6を取り出して、吊下げ用リング6aへ吊下げ紐7を通して例えば女性が小ペンダントとして身につけるものである。大アクセサリー2の吊下げ紐5は、最初より吊下げ用リング4dへ取り付けられていることが好ましいが、小アクセサリー3の吊下げ紐7は、小アクセサリー本体6とは別となっており、好ましくは、大アクセサリー2の吊下げ紐5と同じ構造、形態、材質のものが同時に販売されることになる。尚、小アクセサリー3の吊下げ紐7を小アクセサリー本体6の吊下げ用リング6aへ取り付けた状態で大アクセサリー本体4の収容部4aへ収容させておくこともできる。また、吊下げ紐は図面ではチェーンで示してあるが、チェーンに限定されない。それは金属製のチェーンを始めとしてさまざまな繊維製、樹脂製、ゴム製等のものがあり、その材料、形態、構造について限定はない。要するにペアアクセサリーを首から吊り下げることができれば良い。
本発明は、大アクセサリー2と小アクセサリー3はそれぞれ独立したペンダントのアクセサリーとして、別々に身につけることができるが、大アクセサリー2から小アクセサリー3を分離させても、大アクセサリー2や小アクセサリー3が各々独立したペンダントのアクセサリーとして、装飾性を持っている。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー3を渡す人が現れる期待のある場合等に大アクセサリー2の大アクセサリー本体4の収容部4aへ小アクセサリー3の小アクセサリー本体6を収容させた状態でペンダントとして身につけて持ち歩いても、蓋体10が収容部4aの上面を覆い、蓋体10は固定手段12を構成するヒンジ手段9と磁力吸着手段11で大アクセサリー本体4へ固定されているので、小アクセサリー3が大アクセサリー2より容易に分離してしまうことがないところに特徴がある。
このように、大アクセサリー2の大アクセサリー本体4の中に小アクセサリー3の小アクセサリー本体6を収容させ、或は吊下げ紐7付きの小アクセサリー3そのものを吊下げ紐7と共に大アクセサリー本体4の中へ収容させて、親しい人間同士の一方がペンダントとして身に付けることにより、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
尚、本発明の対象であるペアアクセサリーは、上述したように実施例1の本を模したもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例1に係るヒンジ手段9と磁力吸着手段11から成る固定手段12を用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
図6乃至図10は、ペアパンダントに用いるペアアクセサリーの他の実施例を示す。本実施例2に係るペアアクセサリー15は、十字架の形をした大アクセサリー16と、同じく十字架の形をした小アクセサリー17と、この小アクセサリー17と大アクセサリー16の合体手段18とから成る。大アクセサリー16はさらに、大アクセサリー本体19と、この大アクセサリー本体19の上端部に設けた吊下げ用リング19cとから成り、小アクセサリー17は、とくに図10に示したように、小アクセサリー本体21と、この小アクセサリー本体21の上端部に設けた吊下げ用孔21aとから成る。そして、合体手段18は、大アクセサリー16の大アクセサリー本体19と小アクセサリー17の小アクセサリー本体21を互いに合体分離することができるが、合体後は通常の使用では大アクセサリー本体19より小アクセサリー17或は小アクセサリー本体21が容易に分離できないように構成されている。
小アクセサリー本体21にはその表面に複数のダイヤモンド、或は模造ダイヤモンド等から成る装飾部材21bが取り付けられている。この装飾部材21bには特に限定はなく、他の宝石、ガラス細工、その他のものに代えることができる。
合体手段18は、大アクセサリー本体19の表面中央部に設けたところの小アクセサリー本体21を収容させる十字架状の収容部19aと、大アクセサリー本体19の一側端部にヒンジ手段23を介して収容部19aの前面を覆って開閉可能に取り付けられたところの十字架状の窓部24aを設けた蓋体24と、この蓋体24と前記大アクセサリー本体19との間に設けたヒンジ手段23とフック手段25から成る固定手段26とで構成されている。そして、小アクセサリー17や小アクセサリー本体21を大アクセサリー本体19の収容部19aへ収容した状態で、窓部24aを介して外部より見ることができる。尚、窓部24aの大きさは、小アクセサリー本体21より小小さく形成してある。
収容部19aは、平面から見た小アクセサリー本体21をそのまま収容できる大きさを有する形状をしているが、小アクセサリー本体21用の吊下げ紐22も同時に収容できる大きさと形状にしても良い。この場合には大アクセサリー本体19に小アクセサリー17が収容できることになる。
固定手段26を構成するヒンジ手段23は、大アクセサリー本体19の下端部の両側部より突設した一対の連結片19b、19bと、蓋体24の下端部の中央部より突設した連結片24bと、この連結片19b、19bと連結片24bとを連結するヒンジピン27、とで構成されている。尚、連結片は大アクセサリー本体19の側に1個、蓋体24の側に2個設けるようにしても良いし、互いに1個ずつとしても良い。その連結片の突設の仕方や数に限定はない。
固定手段26を構成するフック手段25は、実施例では、とくに図9に示したように、蓋体24の先端側下部に設けた係止片24cと、大アクセサリー本体19の上端部上面の、ヒンジ手段23を介して前記蓋体24を閉じた際に前記係止片24cと係合する位置に設けた係合凹部19dとで構成されている。この固定手段26を構成するフック手段25は、大アクセサリー本体19側の係合凹部19dを蓋体24の方へ取り付け、大アクセサリー本体19の方へ係止片を設けるようにしても良い。また、大アクセサリー本体19の側に磁性片或は磁石を取付け、蓋体24の側に前記磁石或は磁性片を取り付けることにより、実施例1に記載した磁力吸着手段としても良い。
大アクセサリー本体19及び小アクセサリー本体21は、好ましくはダイキャスト鋳物であるが、このものに限定されない。例えば、合成樹脂成形製、合成樹脂の成形品に金属メッキを施したもの、その他の金属製の鋳物、機械加工製のもの等が考えられる。要するにペンダントとして用いられるものであれば良い。
大アクセサリー本体19、収容部19a及び窓部24aと小アクセサリー本体21が共に十字架状を呈しており、大アクセサリー本体19、蓋体24、及びその窓部24aと小アクセサリー本体21とが互いに相似形状乃至類似していることで、大アクセサリー16と小アクセサリー17が互いにペアアクセサリーであることが解るようになっている。
したがって、この実施例2のペアアクセサリー15は、大アクセサリー本体19の収容部19aに、小アクセサリー本体21が収容された形で吊下げ紐20と共に販売され、例えば、恋人同士の例えば男性が大アクセサリー16の吊下げ用リング19cに通した吊下げ紐20を用いて首から吊り下げることにより大ペンダントとして身に付け、小アクセサリー17は、大アクセサリー本体19の収容部19aより小アクセサリー本体21を取り出して、吊下げ用孔21aへ吊下げ紐22を通して例えば女性が小ペンダントとして身につけるものである。大アクセサリー16の吊下げ紐20は、最初より吊下げ用リング19cへ取り付けられていることが好ましいが、小アクセサリー17の吊下げ紐22は、小アクセサリー本体21とは別となっており、好ましくは、大アクセサリー16の吊下げ紐20と同じ構造、形態、材質のものが同時に販売されることになる。尚、小アクセサリー17の吊下げ紐22を小アクセサリー本体21の吊下げ用孔21aへ取り付けた状態で大アクセサリー本体19の収容部19a内へ収容させておくこともできる。この吊下げ用孔21aには、吊下げ用リング19cを予め取り付けておいても良く、吊下げ用リング19cを小アクセサリー本体21へ一体的に設けておいても良い。また、大アクセサリー本体19の収容部19a内に収容されている小アクセサリー本体21の装飾部材21bは、蓋体24に設けた十字架状の窓部24aを介して、その装飾部材21bを外部から見ることができるので、大アクセサリー16の装飾性を高めることとなる。尚、吊下げ紐20、22は図面ではチェーンで示してあるが、チェーンに限定されない。それは金属製のチェーンを始めとしてさまざまな繊維製、樹脂製、ゴム製等のものがあり、その形態と材料および構成に限定はない。
本発明は、大アクセサリー16と小アクセサリー17がそれぞれ独立したペンダントのアクセサリーとして、別々に身につけることができるが、大アクセサリー16から小アクセサリー17或は小アクセサリー本体21を分離させても、大アクセサリー16や小アクセサリー17が各々独立したペンダントのアクセサリーとして、装飾性を持っている。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー17を渡す人が現れる期待のある場合等に大アクセサリー16の大アクセサリー本体19の収容部19aへ小アクセサリー17の小アクセサリー本体21を収容させた状態でペンダントとして身につけて持ち歩いても、蓋体24が収容部19aの上面を覆い、蓋体24は固定手段26を構成するフック手段25で大アクセサリー本体19へ係止されているので、小アクセサリー17或は小アクセサリー本体21が大アクセサリー16より容易に分離してしまうことがない。
このように、大アクセサリー本体19の収容部19aの中に小アクセサリー17の小アクセサリー本体21を収容させ、或は吊下げ紐22付きの小アクセサリー17そのものを吊下げ紐22と共に大アクセサリー本体19の収容部19aの中へ収容させてペンダントとして身に付けることにより、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
尚、本発明の対象であるペアアクセサリーは、上述したように実施例2の十字架状のもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例2に係る固定手段26を構成するヒンジ手段23とフック手段25を用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
図11乃至図15は、ペアペンダントに用いるペアアクセサリーのさらに他の実施例を示す。本実施例3に係るペアアクセサリー30は、平面略矩形状を呈した大アクセサリー31と、平面十字架状を呈した小アクセサリー32と、この小アクセサリー32と大アクセサリー31の合体手段33とから成る。大アクセサリー31はさらに、大アクセサリー本体34と、この大アクセサリー本体34の上端部に設けた吊下げ用リング34cとから成り、小アクセサリー32は、小アクセサリー本体35と、この小アクセサリー本体35の上端部に設けた吊下げ用孔35aとから成る。そして、合体手段33は、大アクセサリー31の大アクセサリー本体34と小アクセサリー32の小アクセサリー本体35を互いに合体分離することができるが、合体後は通常の使用では大アクセサリー本体34から小アクセサリー32或は小アクセサリー本体35が容易に分離できないように構成されている。
小アクセサリー本体35の表面には、複数の装飾部材35bが取り付けられている。この装飾部材35bについてはとくに限定はなく、ダイヤモンド、模造ダイヤモンド、その他の宝石、ガラス細工、その他のものであっても良い。
この合体手段33は、大アクセサリー本体34の表面中央部に設けたところの小アクセサリー本体35を収容させる収容部34aと、この収容部34aの前面を覆って取り付けられたところの正面中央部に十字架状の窓部38aを設けた蓋体38と、この蓋体38と前記大アクセサリー本体34へ取り付けるため4本の取付ネジ39aから成るネジ着手段39bから成る固定手段39とで構成されている。尚、取付ネジ39aは、大アクセサリー本体34の四角に設けた貫通取付孔34bを介して蓋体38に設けた雌ネジ孔38bと螺合して、蓋体38を大アクセサリー本体34へ固着するものである。さらに、小アクセサリー32や小アクセサリー本体35は、大アクセサリー31の大アクセサリー本体34の収容部34aへ収容させた状態で窓部38aを介して外部より見ることができる構成となっている。尚、窓部38aの大きさは、小アクセサリー本体35よりも小さく形成してある。
収容部34aは、平面から見た小アクセサリー本体35をそのまま収容できる大きさを有する十字架形状をしているが、吊下げ紐37も同時に収容できる形状にしても良い。この場合には大アクセサリー本体34に小アクセサリー32が収容できることになる。尚、この収容部の形状と構造は実施例3のものに限定されない。それは小アクセサリーや小アクセサリー本体の形態によってさまざまに異なる。
ネジ着手段39bから成る固定手段39は、実施例3では、大アクセサリー本体34を通して取付ネジ39aで蓋体38を、大アクセサリー本体34へ固着させるものが示してあるが、蓋体38の側より取付ネジ39aで当該蓋体38を大アクセサリー本体34へ固着させるようにしても良い。
大アクセサリー本体34及び小アクセサリー本体35は、好ましくはダイキャスト鋳物であるが、このものに限定されない。例えば、合成樹脂成形製、合成樹脂の成形品に金属メッキを施したもの、その他の金属製の鋳物、機械加工製のもの等が考えられる。要するにペンダントとして用いられるものであれば良い。
蓋体38の中央部に設けた十字架状の窓部38aは、小アクセサリー本体35と略同じ形態であり、この窓部38aと小アクセサリー本体35の形態が似ていることで、大アクセサリー31と小アクセサリー32が互いに相似形のペアアクセサリーであることが解るようになっている。
したがって、この実施例3のペアアクセサリー30は、大アクセサリー本体34の収容部34aに小アクセサリー本体35が収容された形で吊下げ紐36と共に販売され、例えば、恋人同士の例えば男性が大アクセサリー31の吊下げ用リング34cに通した吊下げ紐36を用いて首から吊り下げることにより大ペンダントとして身に付け、小アクセサリー32は、大アクセサリー本体34の収容部34aより小アクセサリー本体35を取り出して、図15に示したように、吊下げ用孔35aへ吊下げ紐37を通して例えば女性が小ペンダントとして身につけるものである。大アクセサリー31の吊下げ紐36は、最初より吊下げ用リング34cへ取り付けられていることが好ましいが、小アクセサリー32の吊下げ紐37は、小アクセサリー本体35とは別となっており、好ましくは、大アクセサリー31の吊下げ紐36と同じ構造、形態、材質のものが同時に販売されることになる。尚、小アクセサリー32の吊下げ紐37を小アクセサリー本体35の吊下げ用孔35aへ取り付けた状態で大アクセサリー本体34の収容部34aへ収容させておくこともできる。さらに、吊下げ紐36、37は図面ではチェーンで示してあるが、チェーンに限定されない。それは金属製のチェーンを始めとしてさまざまな繊維製、樹脂製、ゴム製等のものがあり、その材料、形態、構造について限定はない。要するにペアアクセサリーを首から吊り下げることができれば良い。
本発明に係るペアアクセサリー30も大アクセサリー31と小アクセサリー32がそれぞれ独立したペンダントのアクセサリーとして、別々に身につけることができるが、大アクセサリー31から小アクセサリー32を分離させても、大アクセサリー31や小アクセサリー32が各々独立したペアペンダントのアクセサリーとして、装飾性を持っている。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー32を渡す人が現れる期待のある場合等に大アクセサリー31の大アクセサリー本体34の収容部34aへ小アクセサリー32の小アクセサリー本体35を収容させた状態でペンダントとして身につけて持ち歩いても、蓋体38が収容部34aの上面を覆い、蓋体38は固定手段39であるネジ着手段39bで大アクセサリー本体34へ固着されているので、小アクセサリー32が大アクセサリー本体34より容易に分離してしまうことがない。
このように、大アクセサリー本体34の収容部34aの中に小アクセサリー32の小アクセサリー本体35を収容させ、或は吊下げ紐37付きの小アクセサリー32そのものを吊下げ紐37と共に大アクセサリー本体34の収容部34aの中へ収容させてペンダントとして身に付けることにより、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
尚、実施例3に係る本発明の対象であるペアアクセサリーは、上述したような形態のもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例3に係る固定手段39としてのネジ着手段39bを用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
図16乃至図19は、ペアペンダントの用いるペアアクセサリーのさらに他の実施例を示す。本実施例4に係るペアアクセサリー40は、丸筒状を呈した大アクセサリー41と、丸棒状を呈した小アクセサリー42と、この小アクセサリー42と大アクセサリー41の合体手段43とから成る。大アクセサリー41はさらに、大アクセサリー本体44と、この大アクセサリー本体44の上端部に取り付けた後述する蓋体49に取り付けた吊下げ用リング49bとから成り、小アクセサリー42は、小アクセサリー本体45と、この小アクセサリー本体45の上端部に設けた吊下げ用孔45aとから成る。そして、合体手段43は、大アクセサリー41の大アクセサリー本体44と小アクセサリー42の小アクセサリー本体45を互いに合体分離することができるが、合体させての通常の身に付けての使用では大アクセサリー本体44から小アクセサリー42或は小アクセサリー本体45が容易に分離できないように構成されている。
この合体手段43は、大アクセサリー本体44の中心部軸方向へ設けたところの小アクセサリー本体45を収容させる上端部と前面部開放の収容部44aと、大アクセサリー本体44の上端部に設けた雌ネジ部44bへその雄ネジ部49aをネジ着させて収容部44aの上端部に取り付けられた蓋体49とから成り、雄ネジ部49aと雌ネジ部44bとでネジ着手段48aから成る固定手段48を構成している。
尚、蓋体49は、大アクセサリー本体44の外側にネジ着させるように構成しても良い。この場合には、蓋体49の側に雌ネジ部が、大アクセサリー本体44の側に雄ネジ部が設けられることになる。
収容部44aは、平面から見た小アクセサリー本体45をそのまま収容できる大きさと形状を有しているが、小アクセサリー本体45の吊下げ紐47も同時に収容できる大きさと形状にしても良い。この場合には大アクセサリー本体44に小アクセサリー42が収容できることになる。尚、この収容部44aの形状と構造は実施例4のものに限定されない。それは小アクセサリーや小アクセサリー本体の形態によってさまざまに異なる。さらに、収容部44aには、とくに図17に示したように、突条部44dが設けられている。この突条部44dは、小アクセサリー本体45を収容部44aへ収容させる際に、当該小アクセサリー本体45に設けた凹溝45cと係合して、小アクセサリー本体45が正しい位置で収容部44aへ収容されるようにするものである。もっともここのところは、収容部44aと小アクセサリー本体45の形状を変形させて当該小アクセサリー本体45が収容部44aへ正しい姿勢で収容されるようにしても良い。
収容部44aは前面側を開放させており、この開放させた窓部44cを介して収容部44a内へ収容させた小アクセサリー本体45の装飾部材45bを外部より見ることができようになっている。尚、窓部44cの大きさは、小アクセサリー本体45より小さくなっている。
大アクセサリー本体44及び小アクセサリー本体45は、好ましくはダイキャスト鋳物であるが、このものに限定されない。例えば、合成樹脂成形製、合成樹脂の成形品に金属メッキを施したもの、その他の金属製の鋳物、機械加工製のもの等が考えられる。要するにペンダントとして用いられるものであれば良い。
大アクセサリー本体44と小アクセサリー本体45は、外観上共に径の異なる丸筒或は丸棒状のものであり、このことにより、大アクセサリー41と小アクセサリー42が互いにペアアクセサリーであることが解るようになっている。
したがって、この実施例4のペアアクセサリー40は、大アクセサリー本体44の収容部44a内に小アクセサリー本体45が収容された形で吊下げ紐46と共に販売され、例えば、恋人同士の男性が大アクセサリー41側の蓋体49に取り付けた吊下げ用リング49bに通した吊下げ紐46を用いて首から吊り下げることにより大ペンダントとして身に付け、小アクセサリー42は、大アクセサリー本体44より蓋体49を外して小アクセサリー本体45を収容部44aから取り出して、吊下げ用孔45aへ吊下げ紐47を通して女性小ペンダントとして身につけるものである。大アクセサリー41の吊下げ紐46は、最初より吊下げ用リング49bへ取り付けられていることが好ましいが、小アクセサリー42の吊下げ紐47は、小アクセサリー本体45とは別となっており、好ましくは、大アクセサリー41の吊下げ紐46と同じ構造、形態、材質のものが同時に販売されることになる。尚、小アクセサリー42の吊下げ紐47を小アクセサリー本体45の吊下げ用孔45aへ取り付けた状態で大アクセサリー本体44の収容部44aへ収容させておくこともできる。或は別々でも良い。尚、吊下げ紐46、47は図面ではチェーンで示してあるが、チェーンに限定されない。それは金属製のチェーンを始めとしてさまざまな繊維製、樹脂製、ゴム製等のものがあり、その材料、形態、構造について限定はない。要するにペアアクセサリーを首から吊り下げることができれば良い。
本発明は、大アクセサリー41と小アクセサリー42がそれぞれ独立したペンダントのアクセサリーとして、別々に身につけることができるが、大アクセサリー41から小アクセサリー42を分離させても、大アクセサリー41や小アクセサリー42が各々独立したペンダントのアクセサリーとして、装飾性を持つものである。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー42を渡す人が現れる期待のある場合等に、大アクセサリー41の大アクセサリー本体44の収容部44aへ小アクセサリー42の小アクセサリー本体45を収容させた状態でペンダントとして身につけて持ち歩いても、蓋体49が収容部44aから小アクセサリー本体45が落下しないように上部を覆い、蓋体49は固定手段48であるネジ着手段48aで大アクセサリー本体44へネジ着されていることと、さらに、窓部44cの大きさは、小アクセサリー本体45よりも小さいことから、小アクセサリー本体45が大アクセサリー本体44より容易に分離してしまうことがないものである。
このように、大アクセサリー41の大アクセサリー本体44の収容部44aの中に小アクセサリー42の小アクセサリー本体45を収容させ、或は吊下げ紐47付きの小アクセサリー42そのものを吊下げ紐47と共に大アクセサリー本体44の中へ収容させてペンダントとして身に付けることによっても、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
尚、実施例4に係る本発明の対象であるペアアクセサリーは、上述したように実施例4の丸棒状のもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例4に係る固定手段48としてのネジ着手段48aを用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
図20乃至図24は、ペアペンダントに用いるペアアクセサリーのさらに他の実施例を示す。本実施例5に係るペアアクセサリー50は、上下端部閉塞の角筒状を呈した大アクセサリー51と、角棒状を呈した小アクセサリー52と、この小アクセサリー52と大アクセサリー51の合体手段53とから成る。大アクセサリー51はさらに、大アクセサリー本体54と、この大アクセサリー本体54の上端部に設けた吊下げ用リング54aとから成り、小アクセサリー52は、とくに図22と図24に示したように、小アクセサリー本体55と、この小アクセサリー本体55の上端部に設けた吊下げ用孔55aとから成る。そして、合体手段53は、大アクセサリー51の大アクセサリー本体54と小アクセサリー52の小アクセサリー本体55を互いに合体分離することができるが、通常の使用では容易に分離できないように構成されている。
この合体手段53は、大アクセサリー本体54の表面中央部に設けたところの小アクセサリー本体55を収容させる上面用開放の収容部54bと、この収容部54bの下端部に取り付けたコイルスプリングや板バネから成る弾性手段58で構成した固定手段59とで構成されている。
収容部54bは、平面から見た小アクセサリー本体55をそのまま収容できる大きさを有する形状をしており、その収容部54bの形状と構造は実施例5のものに限定されない。それは小アクセサリーや小アクセサリー本体の形態によってさまざまに異なる。
小アクセサリー本体55の表面には、複数の装飾部材55bが取り付けられており、この小アクセサリー本体55を収容部54bへ収容させた時に、収容部54bの窓部54cを介して装飾部材55bが外部より見えるように構成されている。
大アクセサリー本体54及び小アクセサリー本体55は、好ましくはダイキャスト鋳物であるが、このものに限定されない。例えば、合成樹脂成形製、合成樹脂の成形品に金属メッキを施したもの、その他の金属製の鋳物、機械加工製のもの等が考えられる。要するにペンダントとして用いられるものであれば良い。
大アクセサリー本体54と小アクセサリー本体55の形状が角筒状と角棒状という相似形の形態を持つので、大アクセサリー51と小アクセサリー52が互いにペアペンダントであることが解るようになっている。
したがって、この実施例5のペアアクセサリー50は、大アクセサリー本体54の収容部54bに小アクセサリー本体55が収容された形で吊下げ紐56と共に販売され、例えば、恋人同士の男性が大アクセサリー51の吊下げ用リング54aに通した吊下げ紐56を用いて首から吊り下げることにより大ペンダントとして身に付け、小アクセサリー52は、とくに図22と図24に示したように、大アクセサリー本体54の収容部54bより小アクセサリー本体55を取り出して、その吊下げ用孔55aへ吊下げ紐57を通して女性が小ペンダントとして身につけるものである。大アクセサリー51の吊下げ紐56は、最初より吊下げ用リング54aへ取り付けられていることが好ましいが、小アクセサリー52の吊下げ紐57は、小アクセサリー本体55とは別となっており、好ましくは、大アクセサリー51の吊下げ紐56と同じ構造、形態、材質のものが同時に販売されることになる。尚、小アクセサリー52の吊下げ紐57を小アクセサリー本体55の吊下げ用孔55aへ通した状態で大アクセサリー本体54の収容部54bへ収容させておくこともできる。また、吊下げ紐56、57は図面ではチェーンで示してあるが、チェーンに限定されない。それは金属製のチェーンを始めとしてさまざまな繊維製、樹脂製、ゴム製等のものがあり、その材料、形態、構造について限定はない。要するにペアアクセサリーをそれぞれ首から吊り下げることができれば良い。
実施例5のものも、大アクセサリー51と小アクセサリー52がそれぞれ独立したペンダントのアクセサリーとして、別々に身につけることができるが、大アクセサリー51から小アクセサリー52を分離させても、大アクセサリー51や小アクセサリー52が各々独立したアクセサリーとして装飾性を持つものである。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー52を渡す人が現れる期待のある場合等に、大アクセサリー51の大アクセサリー本体54の収容部54bへ小アクセサリー52の小アクセサリー本体55を収容させた状態でペンダントとして身につけて持ち歩いても、小アクセサリー52が弾性手段58の弾力により収容部54bの上端部側へ押圧されているので、小アクセサリー52が大アクセサリー51より容易に分離してしまうことがないところに特徴がある。
尚、大アクセサリー本体54の後部側上部には、とくに図21と図24に示したように、貫通孔54dが設けられているが、この貫通孔54dは、小アクセサリー本体55を収容部54bより取り外す際に用いるもので、この貫通孔54dより針金60を差し入れて、小アクセサリー本体55を裏側から押して、収容部54bより取り外すものである。
このように、大アクセサリー51の大アクセサリー本体54の中に小アクセサリー52の小アクセサリー本体55を収容させ、或は吊下げ紐57付きの小アクセサリー52そのものを吊下げ紐57と共に大アクセサリー本体54の中へ収容させてペンダントとして身に付けることにより、より一層の親密さの度合いを深めることが期待できるものである。
尚、本実施例5のペアアクセサリーは、角筒状や角棒状のもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例5に係る固定手段59に弾性手段58を用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
図25乃至図28は、ペアペンダントに用いるペアアクセサリーのさらに他の実施例を示し、本実施例6に係るペアアクセサリー65は、ハート状を呈した大アクセサリー66と、同じくハート状を呈した小アクセサリー67と、この小アクセサリー67と大アクセサリー66の合体手段68とから成る。大アクセサリー66はさらに、大アクセサリー本体69と、この大アクセサリー本体69の上端部に設けた吊下げ用リング69aとから成り、小アクセサリー67は、とくに図27と図28に示したように、小アクセサリー本体70と、この小アクセサリー本体70の上端部に設けた吊下げ用リング70aとから成る。そして、合体手段68は、大アクセサリー66の大アクセサリー本体69と小アクセサリー67の小アクセサリー本体70を互いに合体分離することができるが、通常の使用では容易に分離できないように構成されている。
合体手段68は、大アクセサリー本体69の表面のやや上部に設けたところの雌ネジ部69bとこの雌ネジ部69bに小アクセサリー本体70の吊下げ用リング70aを通して取付ネジ75で固定させるネジ着手段76と、大アクセサリー本体69と小アクセサリー本体70の下部を結束するリング状の結束手段73からなる固定手段74とで構成されている。尚、大アクセサリー本体69には結束手段73を取り付ける際に用いられる切欠69c、69cが設けられている。
大アクセサリー本体69及び小アクセサリー本体70は、好ましくはダイキャスト鋳物であるが、このものに限定されない。例えば、合成樹脂成形製、合成樹脂の成形品に金属メッキを施したもの、その他の金属製の鋳物、プレスその他の機械加工製のもの等が考えられる。要するにペンダントとして用いられるものであれば良い。
大アクセサリー本体69と小アクセサリー本体70は大小の違いはあるが同じハート形状であるので、大アクセサリー本体69と小アクセサリー本体70が互いにペアアクセサリーであることが解るようになっている。
したがって、この実施例6のペアアクセサリー65は、大アクセサリー本体69に小アクセサリー本体70が重ね合わされた状態で吊下げ紐71と共に販売され、例えば、恋人同士の男性が大アクセサリー66の大アクセサリー本体69に設けた吊下げ用リング69aに通した吊下げ紐71を用いて首から吊り下げることにより大ペンダントとして身に付け、小アクセサリー67は、大アクセサリー本体69より小アクセサリー本体70を分離して、吊下げ用リング70aへ吊下げ紐72を通して女性が小ペンダントとして身につけるものである。大アクセサリー66の吊下げ紐71は、最初より吊下げ用リング69aへ取り付けられていることが好ましいが、小アクセサリー67の吊下げ紐72は、小アクセサリー本体70とは別となっており、好ましくは、大アクセサリー66の吊下げ紐71と同じ構造、形態、材質のものが同時に販売されることになる。尚、吊下げ紐71,72は図面ではチェーンで示してあるが、チェーンに限定されない。それは金属製のチェーンを始めとしてさまざまな繊維製、樹脂製、ゴム製等のものがあり、その材料、形態、構造について限定はない。要するにペアアクセサリーを首から吊り下げることができれば良い。
実施例6に係るペアアクセサリーは、大アクセサリー66と小アクセサリー67がそれぞれ独立したアクセサリーであり、別々に身につけることができるが、大アクセサリー66から小アクセサリー67を分離させても、大アクセサリー66や小アクセサリー67が各々独立したアクセサリーとして、装飾性を持っている。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー67を渡す人が現れる期待のある場合等に大アクセサリー66の大アクセサリー本体69へ小アクセサリー本体70を重ねて固定手段74で固定させ合体させて状態でペンダントとして身につけて持ち歩いても、固定手段74であるネジ着手段76と結束手段73で大アクセサリー本体69へ固着されているので、小アクセサリー67が大アクセサリー66より容易に分離してしまうことがないところに特徴がある。
このように、大アクセサリー66の大アクセサリー本体69と小アクセサリー67の小アクセサリー本体70を重ねて合体させて身に付けることにより、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
尚、実施例6のハート状のもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例6に係る固定手段74としての結束手段73とネジ着手段76を用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
さらに、以上の実施例1〜6においては、いずれも大アクセサリー本体と小アクセサリー本体、或は大アクセサリー本体と小アクセサリーとが互いに合体された状態で販売されることを前提としているが、これは販売の一形態であって、このものに限定されない。それは大アクセサリーは大アクセサリーで、小アクセサリーは小アクセサリーでそれぞれ吊下げ紐を取り付けた状態で販売されても良く、ペアアクセサリーの形態、構造、組合せ方によって、任意に選択できる事項である。
図29乃至図32は、ペアペンダントに用いるペアアクセサリーのさらに他の実施例を示し、この実施例7に係るペアアクセサリー80は、合体手段81における固定手段82に特徴を有している。
図面によれば、ペアアクセサリー80は、全体として十字架形状を呈しており、大型の十字架形状を呈した大アクセサリー本体84とこの大アクセサリー本体84の上端部に設けた吊下げ用リング84bとから成る大アクセサリー84Aと、小型の十字架形状を呈した小アクセサリー本体87とこの小アクセサリー本体87の上端部に設けた吊下げ用リング87aとから成る小アクセサリー87Aとで構成されている。合体手段81は、大アクセサリー本体84に設けた小アクセサリー本体87の形態に合せた溝状の収容部84aと、固定手段82とから成り、この固定手段82は、収容部84aの下端部に設けた係止凹部84cと、小アクセサリー本体87の下端部に設けた係止凸部87bとからなる凹凸係合手段89と、磁力吸着手段83とで構成されている。そして、この磁力吸着手段83は、収容部84aの略中央部の表面に取り付けた磁石83aと、小アクセサリー本体87の裏面にこの小アクセサリー本体87を収容部84a内へ収容させた時に磁石83aと当接する位置に取り付けた磁性片83bとで構成されている。
さらに、大アクセサリー本体84と小アクセサリー本体87は、いずれもその上端部に吊下げ用リング84bと87aを有し、大アクセサリー本体84側の吊下げ用リング84bは、収容部84aの底面84dとその上面が面一となるように形成されており、小アクセサリー本体87側の吊下げ用リング87aは、その下端面が小アクセサリー本体87の下面側と面一となるように形成されている。そして、小アクセサリー本体87を収容部84a内へ収容させた時に、吊下げ用リング84bと87aは互いに軸心を共通にして重なり合うようにその取り付け位置関係が定められている。この際に、吊下げ用リング84bと87aの互いに重なり合う面側を平らに構成することが望ましい。しかし、その断面形状に限定はない。
さらに、小アクセサリー本体87には、十字架のクロス位置に宝石、或は模造宝石などから成る装飾部材86が取り付けられているが、この装飾部材86についても実施例に限定されない。他のさまざまな装飾部材を取り付けることができる。
また、磁力吸着手段83は、収容部84a側と小アクセサリー本体87側の相方に互いに吸着し合う磁石を用いることができ、磁石83aと磁性片83bの取付箇所を上記したものと逆にしても良い。このように、磁力吸着手段83を用いると、この磁力吸着手段83単独で固定手段とすることも可能である。
この実施例7に係るペアアクセサリー80は、発売時には、図29に示したように、大アクセサリー本体84と小アクセサリー本体87が合体され、互いに重なり合った吊下げ用リング84bと87aに大アクセサリー本体84用の吊下げ紐85が係止具85aを介して取り付けられており、小アクセサリー本体87用の吊下げ紐88は別になっているが、大アクセサリー本体84と小アクセサリー本体87を分離する際には、大アクセサリー本体84用の吊下げ紐85の係止具85aを外して大アクセサリー本体84と小アクセサリー本体87を分離させ、大アクセサリー本体84には、大アクセサリー本体84用の吊下げ紐85を係止具85aを介して取り付け、小アクセサリー本体87には、小アクセサリー本体87用の吊下げ紐88を係止具88aを介して取り付け、各々を恋人同士や夫婦、親子といったカップルが首より吊り下げて身につけることにより、ペアペンダント79となるものである。尚、図29の各吊下げ紐85と88に指示記号85b、88bで示したものは連結具である。
もっとも、ここのところは、最初から、大アクセサリー本体84の吊下げ用リング84bへ吊下げ紐85を取り付け、小アクセサリー本体87の吊下げ用リング87aへ吊下げ紐88を取り付けてペアにしたペアペンダントとして図示してないケースへ入れて販売しても良いし、大アクセサリー本体84へ小アクセサリー本体87を合体させた状態で各吊下げ紐85と88をそれぞれ別々に組み合わせてケースに入れて販売しても良く、その販売の仕方に限定はない。
図33乃至図47は、本発明に係るペアアクセサリーのさらに他の実施例を示す。この実施例8に係るペアアクセサリーは、形態は各々異なるが、合体手段の固定手段を凹凸係合手段のみとした点で共通しているので、一括して説明する。
まず、図33乃至図35に示したものは、実施例7のものと少し形態の異なる十字架状のペアアクセサリー80Aであるが、このペアアクセサリー80Aは、大型の十字架形状を呈した大アクセサリー本体90とこの大アクセサリー本体90の上端部に設けた吊下げ用リング90cとから成る大アクセサリー90Aと、小型の十字架形状を呈した小アクセサリー本体91とこの小アクセサリー本体91の上端部に設けた吊下げ用リング91bとから成る小アクセサリー91Aとで構成されている。固定手段93は、収容部90aに設けた係止凹部90bと、小アクセサリー本体91に設けた係止凸部91aと、から成る凹凸係合手段94であり、吊下げ用リング90cと91bは、大アクセサリー本体90に設けた収容部90aへ小アクセサリー本体91を収容させた際に、軸心を共通にして重なり合うように設けられている。
次に、図36乃至図38に示したものは、全体の形状が丸棒状のペアアクセサリー80Bである。図面によれば、ペアアクセサリー80Bは、大型の丸棒状を呈した大アクセサリー本体95とこの大アクセサリー本体95の上端部に設けた吊下げ用リング95cとから成る大アクセサリーと95Aと、小型の角棒状を呈した小アクセサリー本体96とこの小アクセサリー本体96の上端部に設けた吊下げ用リング96bとから成る小アクセサリー96Aとで構成されている。固定手段98は収容部95aに設けた係止凹部95bと、小アクセサリー本体96に設けた係止凸部96aから成る凹凸係合手段99であり、吊下げ用リング95cと96bは、大アクセサリー本体95に設けた収容部95aへ小アクセサリー本体96を収容させた際に、互いに軸心を共通にして重なり合う位置に設けられている。
さらに、図39と図41に示したものは、全体が角棒状のペアアクセサリー80Cであり、このペアアクセサリー80Cは、大型の角棒状を呈した大アクセサリー本体100とこの大アクセサリー本体100の上端部に設けた吊下げ用リング100cとから成る大アクセサリー100Aと、小型の角棒状を呈した小アクセサリー本体101とこの小アクセサリー本体101の上端部に設けた吊下げ用リング101bとから成る小アクセサリー101Aとで構成されている。合体手段102は大アクセサリー本体100に設けた収容部100aである。固定手段103は収容部100aに設けた係止凹部100bと、小アクセサリー本体101に設けた係止凸部101aから成る凹凸係合手段104であり、吊下げ用リング100cと101bは、大アクセサリー本体100と小アクセサリー本体101には、大アクセサリー本体100に設けた収容部100aへ小アクセサリー本体101を収容させた際に、軸心を共通にして重なり合う位置に設けられている。
さらに、図42乃至図44に示したペアアクセサリー80Dは、大型のハートの形を縁取った大アクセサリー本体105とこの大アクセサリー本体105の上端部に設けた吊下げ用リング105gとから成る大アクセサリー105Aと、小型のハート状の形を縁取った小アクセサリー本体106とこの小アクセサリー本体106の上端部に設けた吊下げ用リング106fとから成る小アクセサリー106Aとで構成されている。合体手段107は、大アクセサリー本体105に設けた収容部105aである。この収容部15aは、小アクセサリー本体106の前端部106aと後端部106bと翼を模した部分の各両端部106c、106dを収容させる4つの先端収容部105b、後端収容部105c、両端収容部105d及び105eから構成されている。固定手段108はその後端収容部105cに設けた係止凹部105fと、小アクセサリー本体106の後端部106bに設けた係止凸部106eから成る凹凸嵌合手段109で構成されている。吊下げ用リング105gと106fは、大アクセサリー本体105に設けた収容部105aへ小アクセサリー本体106を収容させた際に、軸心を共通にして重なり合う位置に設けられている。
そして、図45乃至図47に示したペアアクセサリー80Eは、大小のハート形状を呈した大アクセサリー110Aと小アクセサリー111Aを組み合わせたもので、大アクセサリー110Aは、大型のハート形状を呈した大アクセサリー本体110とこの大アクセサリー本体110の上端部に設けた吊下げ用リング110cとから成り、小アクセサリー111Aは、小型のハート形状を呈した小アクセサリー本体111とこの小アクセサリー本体111の上端部に設けた吊下げ用リング111bとから成るものである。合体手段112は大アクセサリー本体110に設けた収容部110aで構成され、固定手段113は収容部110aの下端部に設けた係止凹部110bと、小アクセサリー本体111に設けた係止凸部111aから成る凹凸係合手段114で構成されている。吊下げ用リング110cと111bは、大アクセサリー本体110に設けた収容部110aへ小アクセサリー本体111を収容させた際に、軸心を共通にして重なり合う位置に設けられている。
次ぎに、実施例7と8に係る各大アクセサリーと各小アクセサリーは、それぞれ独立したアクセサリーであり、別々に身につけることができるが、各大アクセサリー本体から各小アクセサリーを分離させても、各大アクセサリーや各小アクセサリーが各々独立したアクセサリーとして、装飾性を持っていることは言うまでもない。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリーを渡す人が現れる期待のある場合等に大アクセサリーの大アクセサリー本体へ小アクセサリー本体を合体させて固定手段で固定させた状態で吊下げ紐を取り付けてペンダントとして首に掛けて持ち歩いても、各小アクセサリー本体は各固定手段で大アクセサリー本体へ固定されているので、小アクセサリー本体が大アクセサリー本体より容易に分離してしまうことがない。
このように、大アクセサリーの大アクセサリー本体と小アクセサリーの小アクセサリー本体を重ねて合体させて身に付けることにより、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
また、実施例7と8に係るペアアクセサリーは、上述したように実施例に示したもの以外にさまざまな形態のものが考えられる。このようなさまざまな形態のペアアクセサリーに、本実施例7と8に係る固定手段を用いたものが、本発明の中に含まれることになる。
さらに、以上の実施例7と8においては、いずれも大アクセサリー本体と小アクセサリー本体が互いに合体された状態で販売されることを前提としているが、これは販売の一形態であって、このものに限定されない。それは大アクセサリーは大アクセサリーで、小アクセサリーは小アクセサリーでそれぞれ吊下げ紐を取り付けた状態で販売されても良い。それはペアアクセサリーの形態、構造、組合せ方によって、任意に選択できる事項である。
そして、実施例1〜8に示されたもの以外にさまざまな構造や形態のものがあり、各実施例のものに限定されない。各実施例の合体手段についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でこれらを他の実施例のものに組み合わせて利用できるものである。
実施例7と8の各収容部84a、90a、95a、100a、105a、及び110aは、いずれも上端側を開放させてあり、このように構成すると各係止凹部84c、90b、95b、100b、105f、110bへ各係止凸部87b、91a、96a、101a、106aを係合させることが容易であるが、この部分を閉じてしまっても、とくに問題は生じない。この場合でも各係止凹部84c、90b、95b、100b、105f、110bと係止凸部87b、91a、96a、101a、106aの係合は容易である。
実施例7と8の各大アクセサリー本体84、90、95、100、105、110と各小アクセサリー本体87、91、96、101、106、111の合体時の凹凸係合手段89、94、99、104、109、114による係合は、通常の状態では容易には分離しないが、落としたりして強い衝撃が加わると分離する場合もあるが、各吊下げ用リング84b、90c、95c、100c、105c、111c、87a、91b、96b、101b、106f、111bが係止具85a、88aによって連結されているため、紛失してしまう恐れはない。
また、この場合には小アクセサリー本体87、91、96、101、106、111側の吊下げ用リング84b、90c、95c、100c、105c、111c、87a、91b、96b、101b、106f、111bの設置位置は、各収容部84a、90a、95a、100a、105a、110aの底部と面一にはならないが、この場合には大アクセサリー本体84、90、95、100、105、110の吊下げ用リング84b、90c、95c、100c、105c、111cの位置を少し上側へ上げてやれば良いであろう。
さらに、実施例8のものには、実施例7のような磁力吸着手段や装飾部材はないが、これらを設けることは任意である。
図48乃至図50は、本発明に係るペアアクセサリーを携帯電話機のペアストラップとして用いた場合を示す。この実施例9に係る十字架状を呈したペアアクセサリー115は、大型の十字架形状を呈した大アクセサリー本体116とこの大アクセサリー本体116の上端部に設けた吊下げ用リング116cとから成る大アクセサリー116Aと、小型の十字架形状を呈した小アクセサリー本体117とこの小アクセサリー本体117の上端部に設けた吊下げ用リング117bとから成る小アクセサリー117Aとで構成されている。
図48に示したように、携帯電話機へ取り付けられる大アクセサリー本体116用のストラップ118の係止リング118aに、連結具119を介して吊り下げられており、隣接して小アクセサリー本体117用のストラップ120が表示されている。図49には、ストラップ118とストラップ120には、それぞれペアアクセサリー115を構成する大アクセサリー116Aと小アクセサリー117Aがそれぞれの係止リング118aと120aを連結具119と121を介して吊り下げられて、ペアストラップ122を形成したものが示されている。尚、係止リング118aと120aは取付具118bと120bを介してストラップ118と120へ取り付けられている。
合体手段123は、大アクセサリー本体116に設けた小アクセサリー本体117を収容させる十字架溝形状の収容部116aである。固定手段124は収容部116aに設けた係止凹部116bと、小アクセサリー本体117に設けた係止凸部117aと、から成る凹凸係合手段125であり、大吊下げ用リング116cと117bは、大アクセサリー本体116に設けた収容部116aへ小アクセサリー本体117を収容させた際に、軸心を共通にして重なり合うように設けられている。
この実施例9に係るものも、大アクセサリー本体116と小アクセサリー本体117は、それぞれストラップ118と120に取り付けられることにより、独立した男性用と女性用のペアストラップ122となるものであり、別々に携帯電話機へ取り付けることができるが、大アクセサリー本体116から小アクセサリー本体117を分離させても、それぞれが独立したペアストラップ122のアクセサリーとして、装飾性を持っていることは言うまでもない。ストラップ118と120の形態は1例であって実施例のものに限定されない。大アクセサリー本体116と小アクセサリー本体117の取り付け方も実施例のものに限定されない。要するにペアアクセサリーを取り付けたストラップであれば足りる。
また、恋人同士や夫婦のように親密な人間関係にある間柄では、例えば、男性が遠くに離れたところに居たり、長期に出張したりする場合、或は近い将来小アクセサリー本体117を渡す人が現れる期待のある場合等に大アクセサリー本体116を合体させて、固定手段124で固定させた状態で携帯電話機にストラップ118へ取り付けて持ち歩いても、小アクセサリー本体117は各固定手段124で大アクセサリー本体116へ固定されているので、小アクセサリー本体117が大アクセサリー本体116より容易に分離してしまうことがない。
このように、大アクセサリー本体116と小アクセサリー本体117を重ねて合体させてストラップ118へ取り付けたり、別々に分離して各ストラップ118、120へ取り付けることにより、より一層の親密さを深めることが期待できるものである。
尚、この実施例9のペアストラップ122に用いるペアアクセサリー115については、十字架状のものを示したが、このペアアクセサリー115は、上述した各実施例に示したさまざまな形態のペアアクセサリーや、その他の形態のペアアクセサリーを用いることができるものである。
その他、実施例1から実施例9に係る各ペアアクセサリーは、これを一対のネックレスやブレスレットへ取り付けて、ペアネックレス或はペアブレスレットとすることができる。
この場合にも本願発明と同じ目的と効果を達成することができるものであり、本願発明に係るペアアクセサリーを取り付けるものは、その他の親しい者同士がペアで持ち歩くことのできるさまざま見飾品その他のものに用いることができるものである。