JP5450669B2 - 通信システムにおけるスリープモード動作を制御するための方法及び装置 - Google Patents

通信システムにおけるスリープモード動作を制御するための方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信システムに関し、特に、移動局のスリープモード動作を制御するための方法及び装置に関する。
一般的に、通信システムは、大容量データを送受信するための高速のサービスをユーザに提供するための形態で発展している。例えば、これらの通信システムは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)標準802.16e通信システムを含む。IEEE標準802.16e通信システムにおける正常モードは、移動局(Mobile Station:以下、“MS”と称する。)と基地局(Base Station:以下、“BS”と称する。)間の通信を常に保持する状態を意味する。
IEEE標準802.16e通信システムにおいて、MSは、データがBSから受信されるか否かを確認するためにダウンリンク(Downlink:以下、“DL”と称する。)を監視する。BSがMSに送信するデータがない場合にも、MSは、DLを監視するので、MSの電力消費が発生する。
IEEE802.16e通信システムにおいて、MSは、データがBSから受信されるか否かを確認するためにDLを監視する。BSがMSに送信するデータがない場合にも、MSがDLを監視するのでMSの電力消費を不必要に発生させる。
一方、IEEE標準802.16e通信システムは、MSの移動性を考慮するシステムであるので、MSの電力消費は、システムの全体性能に重要な要因として作用し、また、MSの移動性に影響を及ぼす。MSの電力消費を最小化させるために、MSとBS間のスリープモード及びスリープモードに対応するアウェイクモードが提案された。
図1は、通信システムにおけるスリープモード動作を行うための従来の方法を示す図である。
図1を参照すると、アウェイクモードに存在するMS100は、ステップ101で、スリープモードへの遷移のために、スリープモード遷移要請(MOBile_SLeeP-REQuest:以下、“MOB_SLP−REQ”と称する。)メッセージをBS110に送信する。MOB_SLP−REQメッセージを受信したBS110は、BS110及びMS100の状況を考慮してMS100のスリープモードへのモード遷移を許諾するか否かを判定し、この判定の結果に基づいて、ステップ103で、スリープモード遷移応答(MOBile_SLeeP-ReSPonse:以下、“MOB_SLP−RSP”と称する。)メッセージをMS100に送信する。MOB_SLP−RSPメッセージは、リスニングウィンドを示すリスニングウィンドパラメータを含む。スリープモードのリスニングウィンドにおいて、BS110がMS100に送信するデータがある場合に、BS110は、リスニングウィンドの間にMS100の識別子(ID)を含むトラフィック指示(MOLBile_TRaFfic-INDication:以下、“MOB_TRF−IND”と称する。)メッセージをMS100に送信する。
一方、MS100のスリープモード要請(スリープモードへの遷移又は解除)に応答する代わりに、BS110は、まず、非要求方式(unsolicited manner)でスリープモード要請をMS100に送信することができる。すなわち、BS110は、MS100のMOB_SLP−REQメッセージを受信せずMOB_SLP−RSPメッセージをまず送信することによりスリープモードへの進入又は終了をMS100に送信する。
MOB_SLP−RSPメッセージをBS110から受信したMS100は、MOB_SLP−RSPメッセージに従ってスリープモード動作を開始する。この際に、MS100は、MOB_SLP−RSPメッセージに含まれているリスニングウィンドパラメータを考慮してスリープモード動作を実行する。MS100がスリープモードで動作する間にBS110に送信するデータがある場合に、MS100は、スリープモードからアウェイクモードに即座に遷移し得る。
BS110がMS100に送信するデータが存在しない場合に、BS110は、ステップ105で、スリープモードのリスニングウィンドでMS100の識別子を有しないMOB_TRF−INDメッセージを送信する。MOB_TRF−INDメッセージは、MS100に対応しないので、MS100に対する否定指示を含む。MS100は、MOB_TRF−INDメッセージをデコーディングした後に、MS100の識別子が含まれていない際にスリープモードを継続して保持する。
BS110がMS100に送信するデータがある場合に、すなわち、MS100のためのプロトコルデータユニット(以下、“PDU”と称する。)がネットワークから提供された場合に、BS110は、ステップ107で、MS100の識別子を含むMOB_TRF−INDメッセージを送信する。MOB_TRF−INDメッセージがMS100に対応するので、MS100に対する肯定指示となる。MS100は、MOB_TRF−INDメッセージをデコーディングした後に、MS100の識別子が含まれていることを確認し、アウェイクモードに遷移し、BS110からデータを受信する。
MS100とBS110間のデータ送受信が終了した後に、MS100及びBS110は、スリープモードにさらに遷移するために追加のMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージをやり取りすることにより、不必要なメッセージの送信、アップリンク(Uplink:以下、“UL”と称する。)及びDLリソースの浪費、及び電力消費を引き起こす。また、MS100は、追加のMOB_SLP−REQメッセージをBS110に送信するための帯域幅の割り当てを受けるために、帯域幅要請(BandWidth-REQuest:以下、“BW−REQ”と称する。)メッセージをBS110に送信することにより帯域幅レンジングを実行しなければならないので、MS100がスリープモードへの遷移をするための時間が遅延する問題が発生する。
一方、MOB_SLP−REQメッセージは、電力節約クラスタイプ(Power_Saving_Class_Type)フィールド及びトラフィックトリガ発生フラグ(Traffic_Triggered_Wakening_Flag:以下、“TTWF”と称する。)フィールドを含む。Power_Saving_Class_Typeフィールドは、下記で説明するタイプの中の1つを定義するために使用される。
1)タイプ1は、従来のスリープモード動作に対応するクラスを示す。このようなクラスタイプにおいて、MSは、リスニングウィンドでデータ送受信が発生するか、又は肯定指示を有するMOB_TRF−INDメッセージを受信する際にアウェイクモードに遷移する。
2)タイプ2は、固定されたスリープウィンドを有する。このようなクラスタイプにおいて、MSは、リスニングウィンドでデータ送受信を実行し、固定されたスリープウィンドの後に次のスケジューリングされたリスニングウィンドでデータ送受信を実行する。
3)タイプ3は、タイプ1及びタイプ2において、MSは、モード遷移要請メッセージを受信しない限り、継続してスリープモードを保持するのに比べて、タイプ3は、1回のスリープモード動作、すなわち、1回のスリープウィンドの後に自動でスリープモードを終了するクラスを意味する。タイプ3は、管理メッセージ又はマルチキャストトラフィックのために使用される。
TTWFフィールドは、電力節約クラスタイプ1だけに適用される。特に、TTWFは、データがリスニングウィンドで発生しても、MSがスリープモードを保持することを希望する場合に使用される。
例えば、TTWF=0である場合に、MSは、リスニングウィンドの間にデータを送受信した後に、リスニングウィンドが終了される時点、すなわち、スリープウィンドが始まる時点でさらにスリープモードに遷移する。(i)BSがリスニングウィンドの間に対応する電力節約クラスのためのメディアアクセス制御(MAC)サービスデータユニット(SDU)の送信を希望する場合、(ii)MSが対応する電力節約クラスのための接続に対してBW−REQメッセージを送信する場合、又は(iii)MSが肯定指示、すなわち、MSの識別子を有するMOB_TRF−INDメッセージをBSから受信する場合に、MSは、スリープモードを終了し、アウェイクモードに遷移する。他の場合に、MSは、MOB_SLP−REQメッセージとMOB_SLP−RSPメッセージとの交換(transaction)を通してスリープモードを終了することもできる。
他方、TTWF=1である場合に、MSがリスニングウィンドの間にパケットデータユニット(PDU)をBSから受信するか、スリープモードの終了を示す管理メッセージ、例えば、MOB_SLP−RSPメッセージを受信するか、又はダウンリンクスリープ制御拡張サブヘッダ(DL Sleep Control Extended Subheader)を受信する際に、MSは、このスリープモードを終了し、このアウェイクモードに遷移する。また、MSは、MS内で送信するデータが発生するか、又はMSがスリープモードの終了を示す管理メッセージ、すなわち、MOB_SLP−REQメッセージ、BW−REQメッセージ、又はULスリープ制御ヘッダをBSに送信する場合にも、このスリープモードを終了し、このアウェイクモードに遷移する。言い換えれば、TTWF=1である場合に、MSは、トラフィックデータ又は関連する管理メッセージがリスニングウィンドの間に発生する際にアウェイクモードに遷移する。
上述したように、IEEE標準802.16e通信システムのスリープモード動作において、電力節約クラスタイプ1は、MSがTTWFに従ってリスニングウィンドでMAC SDUをBSから受信する場合に、スリープモードを保持するか又は非活性化させるために使用される。しかしながら、従来では、MSがスリープモードを保持しようとする場合に、リスニングウィンドの終了の後にスリープモードにさらに遷移しようとする時点が明確に提案されていない。また、TTWF値は、MSとBSとが送受信するMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージに初期に予め設定されている。しかしながら、ある場合には、このスリープモード動作を実行する間にTTWFの値を変更しなければならず、TTWFの値を変更するための具体的な動作が必要である。
また、MS及びBSが相互にスリープモード要請を同時に送信する際に、すなわち、MSがMOB_SLP−REQメッセージを同時に送信する際に、BSは、MOB_SLP−REQメッセージを認識する前にMOB_SLP−RSPメッセージを非要求方式で送信し、MSは、基地局から受信したMOB_SLP−RSPメッセージがMOB_SLP−REQメッセージに対する応答であるか又は非要求方式で送信されたかを判定することができず、これにより、MSとBS間でスリープモード関連パラメータの不一致を引き起こすことがあり、これは、このスリープモードの誤動作につながり得る。従来のIEEE標準802.16eスリープモード動作がこのような不一致を考慮していないために、MSは、MOB_SLP−RSPメッセージに含まれ、対応する電力節約クラスの活性化又は非活性化が承認されるか否かを示す‘Sleep_Approved’フィールドだけに基づいて、BSがその要請を承認したものと誤解し得る。これを防止するために、MSは、MOB_SLP−RSPメッセージ内に含まれたすべてのパラメータを自身が要請した値と一致するか否かを一つ一つ検証しなければならない。
また、MOB_TRF−INDメッセージを用いてDLトラフィックが存在するか否かを示すためにMSとBS間で交渉される場合、すなわち、MOB_SLP−REQ/RSPメッセージに含まれ、電力節約クラスタイプ1でBSがリスニングウィンドごとに少なくとも1つのMOB_TRF−INDメッセージをMSに送信することを示す‘TRF−IND_required’フィールドが1に設定される場合に、BSは、MSのリスニングウィンドの間にMOB_TRF−INDメッセージを送信しなければならない。したがって、BSは、リスニングウィンドの間に目ざまっているMSに送信するDLトラフィックがない場合にも、MOB_TRF−INDメッセージを送信することによりリソースの浪費をもたらす。また、BSがMOB_TRF−INDメッセージを送信しない際に、MSは、BSがMOB_TRF−INDメッセージを送信しなかったか、又はBSがMOB_TRF−INDメッセージを送信したにもかかわらず、MSがMOB_TRF−INDメッセージを受信することができなかったかを判定することができない。この場合に、MSは、スリープモードから目覚め、MOB_TRF−INDメッセージを受信することができなかったものと判定する。
したがって、通信システムにおける電力消費を減少させるために移動局のスリープモード動作を制御するための方法及び装置に対する必要性が高まっている。
本発明の目的は、少なくとも上述した問題点及び/又は不都合に取り組み、少なくとも以下の便宜を提供することにある。すなわち、本発明の目的は、通信システムにおけるスリープモード動作を制御するための方法及び装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、通信システムにおけるリソースの浪費を減少させるためのスリープモード動作制御方法及び装置を提供することにある。
本発明のまた他の目的は、通信システムにおけるMSの電力消費を減少させるためのスリープモード動作制御方法及び装置を提供することにある。
上記のような目的を達成するために、本発明の一態様によれば、通信システムにおける移動局(MS)のスリープモードを制御する方法であって、上記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作する。上記方法は、上記リスニングウィンドの間に移動局と基地局間でデータの送信がある場合に、所定のタイマーを駆動するステップと、上記リスニングウィンドの間に、アップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)、ダウンリンク(DL)データ、及びリソース割り当てを示すMAP情報エレメント(IE)の中の少なくとも1つを受信すると、上記タイマーを再駆動するステップと、上記タイマーが満了するまで上記リスニングウィンドを保持するステップと、上記タイマーが満了する場合に上記スリープウィンドに遷移するステップとを有することを特徴とする。
本発明の他の態様によれば、通信システムにおける基地局(BS)が移動局(MS)のスリープモードを制御する方法であって、上記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作する。上記方法は、上記リスニングウィンドの間に上記移動局と上記基地局間でデータの送信がある場合に所定のタイマーを駆動するステップと、上記リスニングウィンドの間に、アップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)、ダウンリンク(DL)データ、及びリソース割り当てを示すMAP情報エレメント(IE)の中の少なくとも1つを上記移動局に送信すると、上記タイマーを再駆動するステップと、上記タイマーが満了するまで上記移動局が上記リスニングウィンドを保持しているか否かを判定するステップと、上記タイマーが満了する場合に、上記移動局が上記スリープウィンドに遷移したか否かを判定するステップとを有することを特徴とする。
本発明のさらに他の態様によれば、通信システムにおけるスリープモードを制御する移動局(MS)内の装置であって、上記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作する。上記装置は、上記リスニングウィンドの間に上記移動局と基地局(BS)間でデータの送信がある場合に、所定のタイマーを駆動し、上記リスニングウィンドの間にアップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)、ダウンリンク(DL)データ、及びリソース割り当てを示すMAP情報エレメント(IE)の中の少なくとも1つを上記基地局から受信すると、上記タイマーを再駆動する制御器と、上記タイマーが満了するまで上記リスニングウィンドを保持し、上記タイマーが満了する場合に上記スリープウィンドに遷移する送受信器とを有することを特徴とする。
本発明のさらなる他の態様によれば、通信システムにおける移動局(MS)のスリープモードを制御する基地局(BS)内の装置であって、上記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作する。上記装置は、上記リスニングウィンドの間に上記移動局と基地局間でデータの送信がある場合に、所定のタイマーを駆動し、上記リスニングウィンドの間にアップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)、ダウンリンク(DL)データ、及びリソース割り当てを示すMAP情報エレメント(IE)の中の少なくとも1つを上記移動局に送信すると、上記タイマーを再駆動し、上記タイマーが満了するまで上記移動局が上記リスニングウィンドを保持しているか否かを判定し、上記タイマーが満了する場合に、上記移動局が上記スリープウィンドに遷移したか否かを判定する制御器と、上記制御器の制御の下に、上記移動局とデータ及びメッセージを交換する送受信器とを有することを特徴とする。
本発明の実施形態は、通信システムにおける電力消費の減少のためのスリープモード動作を制御する方法を提案する。MSとBS間のスリープモード動作は、このタイマーを動作させることにより制御され、これにより、電力消費を低減させることができるという長所を有する。
本発明の実施形態の上述した及び他の様相、特徴、及び利点は、以下の添付図面が併用された後述の詳細な説明から、より一層明らかになるだろう。
通信システムにおけるスリープモード動作を実行するための従来の方法を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおけるBSがデータを送信するための動作を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおけるMSがデータを送信するための動作を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおけるMSのスリープモード関連動作を示す図である。 本発明の実施形態による通信システムにおけるBSのスリープモード関連動作を示す図である。
本発明の他の目的、効果、及び際立った特徴は、添付図面が併用され本発明の実施の形態を開示する後述の詳細な説明から、当業者に明らかになるだろう。
図面中、同一の図面参照符号は、同一の構成要素、特性、及び構造を意味することが分かるはずである。
添付の図面を参照した下記の説明は、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるような本発明の実施形態の包括的な理解を助けるために提供するものであり、この理解を助けるための様々な特定の詳細を含むが、唯一つの実施形態に過ぎない。従って、本発明の範囲及び趣旨を逸脱することなく、ここに説明する実施形態の様々な変更及び修正が可能あるということは、当該技術分野における通常の知識を有する者には明らかである。また、明瞭性と簡潔性の観点から、当業者に良く知られている機能や構成に関する具体的な説明は、省略する。
次の説明及び請求項に使用する用語及び単語は、辞典的意味に限定されるものではなく、発明者により本発明の理解を明確且つ一貫性があるようにするために使用する。従って、特許請求の範囲とこれと均等なものに基づいて定義されるものであり、本発明の実施形態の説明が単に実例を提供するためのものであって、本発明の目的を限定するものでないことは、本発明の技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
英文明細書に記載の“a”、“an”、及び“the”、すなわち単数形は、コンテキスト中に特記で明示されない限り、複数形を含むことは、当業者にはわかることである。したがって、例えば、“コンポーネント表面(a component surface)”との記載は、一つ又は複数の表面を含む。
本発明の望ましい実施形態は、通信システムにおけるスリープモード動作を制御するための方法及び装置を提案する。IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)標準802.16e通信システム及びこれに基づく通信システムを参照してスリープモード動作制御方法を説明するが、このスリープモード動作制御方法は、他の通信システムにも適用され得る。また、本明細書では、通信システムにおける1つのMS及びBSがスリープモード動作を制御するための方法について説明する。しかしながら、複数のMSが通信システムに存在する場合にも、このスリープモード動作制御方法が適用可能であることはもちろんである。
MS及びBSは、スリープモードへのモード遷移のために、まず、スリープモード遷移要請(MOBile_SLeeP-REQuest:以下、“MOB_SLP−REQ”と称する。)メッセージとスリープモード遷移応答(MOBile_SLeeP-ReSPonse:以下、“MOB_SLP−RSP”と称する。)メッセージを交換する。このスリープモードは、スリープウィンド及びリスニングウィンドを含む。スリープモード進入時点、スリープウィンドの長さ、及びリスニングウィンドの長さは、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージを送受信する際に決定される。MSとBS間のデータ送受信又は待機状態により電力を消費する状態は、アウェイク状態として定義され、MSが電力消費の減少のためにBSとデータを送受信しない状態は、スリープ状態として定義される。このアウェイク状態及びこのスリープ状態は、すべてスリープモードに対応する。すなわち、このスリープモードは、リスニングウィンドに対応するアウェイク状態及びスリープウィンド(すなわち、リスニングウィンドを除く他のウィンド)に対応するスリープ状態に区分される。
MSは、BSと予め交渉されたリスニングウィンドで目覚めることができる。しかしながら、この予め交渉されたリスニングウィンドが複数のフレームを含むスーパーフレーム構成で1番目のフレームに含まれていない場合に、MSは、この予め交渉されたリスニングウィンドだけでなく1番目のフレームでも目覚め得る。
同様に、スーパーフレーム構造を使用する通信システムの場合に、MSがスリープ状態に遷移する動作単位及びリスニングウィンドを示す単位は、スーパーフレームを構成する。すなわち、MSは、スーパーフレームの1番目のフレームでスリープ状態に遷移し得る。同様に、MSは、他のスーパーフレームの1番目のフレームでリスニングウィンドから目覚め得る。MSがスーパーフレームの1番目のフレームでスリープ状態に遷移しないとしても、リスニングウィンドで目覚める時点は、他のスーパーフレームの1番目のフレームとならなければならない。
本発明の実施形態は、スリープモードに進入し、スリープウィンドに滞在しているMSがリスニングウィンドでアウェイク状態に遷移し、トラフィック指示(MOLBile_TRaFfic-INDication:以下、“MOB_TRF−IND”と称する。)メッセージをBSから受信した後にMSとBS間のデータ送受信が行われない際に、MSがさらにスリープ状態に遷移する動作を提案する。
本明細書では、MSとBS間のデータ送受信は、BSがMOB_TRF−INDメッセージをMSに送信した後にデータをMSに送信することにより行われると仮定する。しかしながら、電力消耗の減少のためのデータ送信方法は、MOB_TRF−INDメッセージを送信せずデータ送受信を実行する場合にも適用可能である。
以下、スリープモード及びアウェイクモードの動作をサポートするためのメッセージについてより詳細に説明する。
MOB_SLP−REQメッセージは、アウェイクモードに滞在しているMSがスリープモードへの遷移を希望する場合にBSに送信される。MOB_SLP−REQメッセージは、MSがスリープモードに遷移するために要求されるパラメータ、すなわち、情報エレメント(以下、“IE”と称する。)を含み、MOB_SLP−REQメッセージのフォーマットの一例は、下記表1に示す。
Figure 0005450669
表1に示すように、MOB_SLP−REQメッセージは、下記で説明するIEの中の少なくとも1つを含み得る。
‘管理メッセージタイプ(Management Message Type)’は、送信されるメッセージのタイプを示す情報であり、管理メッセージタイプ=50は、MOB_SLP−REQメッセージであることを示す。‘クラスの個数(Number of Classes)’は、MOB_SLP−REQメッセージに含まれる電力節約クラス(power saving class)の数を示す。‘定義(Definition)’は、新たな電力節約クラス又は既存の電力節約クラスの定義を示す。‘動作(Operation)’は、電力節約クラスの活性化又は非活性化を示す。‘電力節約クラス識別子(Power_Saving_Class_ID)’は、現在の動作を示す電力節約クラスを識別するための識別子を示す。‘開始フレーム番号(start_frame_number)’は、対応する電力節約クラスを活性化させる時点、すなわち、1番目のスリープウィンドに対する開始フレーム番号を示す。‘電力節約クラスタイプ(Power_Saving_Class_Type)’は、対応する電力節約クラスのタイプを示す。この電力節約クラスのタイプについて後述する。
1)タイプ1は、従来のスリープモード動作に対応するクラスを示す。このようなクラスタイプにおいて、MSは、データ送受信がリスニングウィンドで発生するか、又は肯定指示を有するMOB_TRF−INDメッセージを受信する際に、アウェイクモードに遷移する。
2)タイプ2は、固定されたスリープウィンドを有する。タイプ2のクラスタイプにおいて、MSは、リスニングウィンドでのデータ送受信を実行し、また、固定されたスリープウィンドの後に次のスケジューリングされたリスニングウィンドでのデータ送受信を実行する。
3)タイプ3は、タイプ1及びタイプ2がモード遷移要請メッセージを受信しない限り継続してスリープモードを保持するのに比べて、タイプ3は、1回のスリープモード動作、すなわち、1回のスリープウィンドの後に自動でスリープモードを終了するクラスを意味する。タイプ3は、管理メッセージ又はマルチキャストトラフィックのために使用される。
また、‘Direction’は、アップリンク(UL)又はダウンリンク(DL)を示す。‘Traffic_Triggered_Wakening_Flag(TTWF)’は、Power_Saving_Class_Typeが示す対応する電力節約クラスのタイプを意味するタイプ1のみに適用される。すなわち、TTWFは、MSがタイプ1の電力節約クラスでタイプ2のようにスリープモードを保持し、リスニングウィンドの間にデータ送受信を行おうとする場合に使用される。
‘初期スリープ期間(Initial-sleep Window)’は、スリープウィンドの初期長さを示し、‘リスニングウィンド’は、リスニングウィンドの割り当てられた期間を示す。このスリープウィンドの長さは、このリスニングウィンドが終了する度に2倍ずつ増加し、このスリープウィンドの最大長さは、2つのパラメータ‘最終スリープウィンドベース(final-sleep window base)’及び‘最終スリープウィンド指数(final-sleep window exponent)’に基づいて決定され、‘(final-sleep window base)*2^(final-sleep window exponent)’として定義される。また、‘スリープ接続識別子の個数(Number_of_Sleep_CIDs)’は、この電力節約クラスに対応するユニキャスト接続識別子(Connection IDs:CIDs)の数を示す。
MOB_SLP−RSPメッセージは、BS及びMSの状況を考慮してMSのスリープモードへのモード遷移を許諾するか否かを示すためにBSからMSに送信されるか、又は非要求指示を示すためにBSからMSに送信される。MOB_SLP−RSPメッセージは、MSがスリープモードで動作するために必要とするパラメータ、すなわち、IEを含み、MOB_SLP−RSPメッセージのフォーマットの一例は、下記表2に示す。
Figure 0005450669
MOB_SLP−RSPメッセージは、MSの基本CIDに基づいて送信され、次のようなIEの中の少なくとも1つを含み得る。
‘管理メッセージタイプ(Management Message Type)’は、送信されるメッセージのタイプを示す情報であり、管理メッセージタイプ=51は、MOB_SLP−RSPメッセージであることを示す。‘データの長さ(Length_of_Data)’は、電力節約クラスのバイト数を示す。‘スリープ承認(Sleep_Approved)’は、この電力節約クラスの活性化又は非活性化を承認するか否かを示す。‘Sleep_Approved’の値が‘1’であり、‘オペレーション(Operation)’の値が‘1'(活性化)である場合に、‘Start_frame_number’が含まれる。‘Sleep_Approved’の値が‘1’であり、‘Definition’の値が‘1'である場合には、‘Power_Saving_Class_Type’、‘Direction’、‘initial−sleep window’、 ‘listening window’、‘final−sleep window base’、‘final−sleep window exponent’、‘MOB_TRF−IND required’、 ‘TTWF’などが含まれる。ここで、‘MOB_TRF−IND required’は、電力節約クラスタイプ1だけが適用され、BSがリスニングウィンドごとに少なくとも1つのMOB_TRF−INDメッセージをMSに送信しなければならないことを示す。
MOB_TRF−INDメッセージは、リスニングウィンドの間にBSからMSに送信され、BSがMSに送信するデータが存在するか否かを示すために使用される。MOB_TRF−INDメッセージは、MOB_SLP−REQメッセージ又はMOB_SLP−RSPメッセージとは異なりブロードキャスティング又はマルチキャスティング方式で送信される。MOB_TRF−INDメッセージのフォーマットの一例は、下記の表3に示す。
Figure 0005450669
表3に示すように、MOB_TRF−INDメッセージは、BSがMSに送信するデータが存在するか否かを示すために使用される。MSは、MOB_TRF−INDメッセージをリスニングウィンドの間に受信し、スリープモードからアウェイクモードに遷移するか、または継続してスリープモードを保持するかを決定する。
MSがアウェイクモードに遷移する場合に、MSは、フレーム同期を確認する。この際に、MSが予想したフレームシーケンス番号が正確でない場合に、MSは、アウェイクモードで損失されたデータの再送信を要請し得る。しかしながら、MSがリスニングウィンドの間にMOB_TRF−INDメッセージの受信に失敗した場合、又はMOB_TRF−INDメッセージを受信したとしても、MSが受信するデータが存在しないことを示す否定指示をMOB_TRF−INDメッセージが有する場合に、MSは、スリープモードを継続して保持する。
MOB_TRF−INDメッセージは、下記のような複数のIEの中の少なくとも1つを含み得る。
‘Management Message Type’は、送信されるメッセージのタイプを示す情報であり、管理メッセージタイプ=52は、MOB_TRF−INDメッセージであることを示す。‘FMT’は、MOB_TRF−INDメッセージがスリープ識別子(SLeeP IDentifier:以下、“SLPID”と称する。)ビットマップフォーマットを使用するか又はSLPIDフォーマットを使用するかを示す。
DLスリープ制御拡張サブヘッダは、電力節約クラスの活性化又は非活性化のためにBSからMSに送信される。DLスリープ制御拡張サブヘッダのフォーマットの一例は、次の表4に示す。
Figure 0005450669
DLスリープ制御拡張サブヘッダに含まれ得るIEについて上述した。したがって、ここでは、その詳細な説明を省略する。
図2乃至図5を参照して、本発明の実施形態によるスリープモード動作制御方法について説明する。
図2は、本発明の実施形態による通信システムにおけるBSがデータを送信するための動作を示す図である。
図2を参照すると、BS及びMSは、スリープモードへのモード遷移のためにMOB_SLP−REQメッセージとMOB_SLP−RSPメッセージとを交換することによりスリープモード進入時点、スリープウィンドの長さ、及びリスニングウィンドの長さを決定し、MSは、この決定された時点でスリープモードに進入する。このスリープモード進入動作は、従来の動作と同一である。したがって、ここでは、その詳細な説明を省略する。
図2において、MSとBS間のMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージの送受信を通してスリープウィンドの長さを8つのフレームとして決定し、リスニングウィンドの長さを2つのフレームとして決定する。BSは、MSが図示しないフレーム#0乃至フレーム#7にわたってスリープモードのスリープウィンドに存在することを認識する。フレーム#8に進入する際に(201)、BSは、リスニングウィンドの開始を認識し、送信するデータが存在することをMSに通知するためにフレーム#8でのMSの識別子を有するMOB_TRF−INDメッセージを送信する(203)。BSは、MOB_TRF−INDメッセージを送信した後にデータをMSに送信する(205)。MSがMOB_TRF−INDメッセージを認識した後に、MSは、BSに送信するデータが存在する場合に、このリスニングウィンドの間にデータをBSに送信する。
MSは、BSと送受信するデータがこれ以上存在しない場合にタイマーT1を駆動する。タイマーT1は、MSがBSから受信するデータが存在せず、BSに送信するデータが存在しないことを認識するために使用され得る。また、タイマーT1は、MSがBSから受信するデータは存在しないが、MSがBSに送信するデータが存在することを認識するために使用され得る。さらに、タイマーT1は、MSがBSから受信するデータはあるが、MSがBSに送信するデータが存在しないことを認識するためにも使用され得る。したがって、タイマーT1は、BS及びMSのデータ送受信がトリガーリングされる際に0で再駆動される。この後に、フレーム#11でBSがMSへのデータ送信を完了するか又はMSからBSへのデータ受信が完了する場合に、フレーム#12では、BSがMSに送信するデータ及びMSからBSに受信されるデータがこれ以上存在しない。したがって、MSは、スリープ状態に進入するためのタイマーT1をフレーム#12からフレームごとに1ずつ増加させる。タイマーT1のしきい値が4つのフレームとして決定される場合に、タイマーT1は、フレーム#12からフレーム#15まで1ずつ増加させる。
タイマーT1がしきい値である4に到達するまで、BSがMSに送信するデータがなく、BSがMSから受信するデータがない場合に、タイマーT1は満了し(207)、MSは、フレーム#16でスリープモードに進入する。すなわち、MSは、タイマーT1の値がしきい値に到達したフレームのすぐ次のフレーム(すなわち、フレーム#16)からスリープモードで動作する。また、BSは、MSで動作する自身のタイマーT1を有し得、その結果、MSがスリープモード又はアウェイクモードで動作するか否かを判定し得る。
次のデータ送受信は、次のリスニングウィンドで実行される。次のリスニングウィンドでの動作は、上述したリスニングウィンドでの動作と同様である。したがって、ここでは、その説明を省略する。図示するように、否定指示を有するTRF−INDメッセージが次のリスニングウィンドであるフレーム#18で受信される場合に(209)、MSは、スリープモードを継続して保持する。
図3は、本発明の実施形態による通信システムにおけるMSがデータを送信するための動作を示す図である。
図3を参照すると、BS及びMSは、スリープモードへのモード遷移のためにMOB_SLP−REQメッセージとMOB_SLP−RSPメッセージとを交換することによりスリープモード進入時点、スリープウィンドの長さ、及びリスニングウィンドの長さを決定し、MSは、この決定された時点でスリープモードに進入する。このスリープモード進入動作は、従来の動作と同一である。したがって、ここでは、その詳細な説明を省略する。
図3において、MSとBS間のMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージの送受信を通してスリープウィンドの長さを8つのフレームとして決定し、リスニングウィンドの長さを2つのフレームとして決定する。MSは、図示しないフレーム#0乃至フレーム#7の期間がスリープモードのスリープウィンドに存在することを認識し、スリープモードに進入する。フレーム#8に進入する際に(301)、MSは、リスニングウィンドの開始を認識してスリープから目覚め、フレーム#8でアップリンク帯域幅割当要求(UL_BW−REQ)メッセージをBSに送信する(303)。
この後に、MSは、データをBSに送信する(305)。また、リスニングウィンドでBSから受信されるべきデータが存在する場合に、このリスニングウィンド内のMSでデータが受信される(305)。MSは、タイマーT1を0にリセットした後に、データの送受信を完了した直後にタイマーT1を駆動する。
タイマーT1は、MSがBSから受信するデータが存在せず、MSがBSに送信するデータが存在しないことを認識するために使用され得る。また、タイマーT1は、MSがBSから受信するデータはあるが、MSがBSに送信するデータが存在しないことを認識するためにも使用され得る。したがって、タイマーT1は、BS及びMSのデータ送受信がトリガーリングされる際に0で再駆動される。
フレーム#11でMSからBSへのデータ送信を完了するか又はBSからMSへのデータ受信が完了する場合に、フレーム#12では、MSがBSに送信するデータ及びBSからMSに受信されるデータがこれ以上存在しない。したがって、MSは、スリープ状態に進入するためのタイマーT1をフレーム#12からフレームごとに1ずつ増加させる。タイマーT1のしきい値が4つのフレームとして決定される場合に、タイマーT1は、フレーム#12からフレーム#15まで1ずつ増加させる。
タイマーT1がしきい値である4に到達するまで、MSがBSに送信するデータがなく、MSがBSから受信するデータがない場合に、タイマーT1は、満了し(307)、MSは、フレーム#16でスリープモードに進入する。次のデータ送受信は、次のリスニングウィンドで実行される。次のリスニングウィンドでの動作は、上述したリスニングウィンドでの動作と同様である。したがって、ここでは、その説明を省略する。図示するように、否定指示を有するTRF−INDメッセージが次のリスニングウィンドであるフレーム#18で受信される場合に(309)、MSは、スリープモードを継続して保持する。
図4は、本発明の実施形態による通信システムにおけるMSのスリープモード関連動作を示す図である。
図4を参照すると、ステップ401で、MSは、スリープモードのスリープウィンドに存在しているMSは、リスニングウィンドに進入し、データがBSから受信されるか否かを監視する。このリスニングウィンドに進入する際に、ステップ403で、MSは、MOB_TRF−INDメッセージをBSから受信しデコーディングする。ステップ405で、MSは、MSの識別子がMOB_TRF−INDメッセージに含まれているか否かを確認する。MSの識別子が含まれている場合に、MSは、ステップ409に進み、MSの識別子が含まれていない場合に、MSは、ステップ407に進む。ステップ409で、MSは、アウェイク状態に進入し、データをBSから受信する。ステップ407で、MSは、アップリンクバッファでBSに送信するデータが存在するか否かを確認する。送信するデータが存在する場合に、MSは、ステップ409に進行する。ステップ409で、MSは、データをBSに送信する。
ステップ411で、MSは、MSとBS間のデータ送受信が完了した直後に、タイマーT1を0にリセットし、タイマーT1を再駆動する。ステップ413で、MSは、次のフレームで送受信するデータがあるか否かを確認する。ステップ415で、MSとBS間のデータ送受信が完了したため、MSがBSに送信するデータを有しておらず、MSがBSから受信するデータも有していないと判定される場合に、MSは、ステップ417で、タイマーT1を1ずつ増加させる。MSは、ステップ419で、タイマーT1が所定のしきい値に到達したか否かを判定する。タイマーT1が所定のしきい値に到達した場合に、MSは、ステップ421で、スリープ状態に遷移し、この動作を終了する。しかしながら、ステップ415で、MSがBSに送信するデータがあるか、またはMSがBSから受信するデータがある場合に、MSは、ステップ409に戻ってデータ送受信を再実行する。一方、ステップ407で、MSがBSに送信するデータがない場合には、MSは、ステップ421でスリープ状態に即座に遷移し、この動作を終了する。
図5は、本発明の実施形態による通信システムにおけるBSのスリープモード関連動作を示す図である。
図5を参照すると、ステップ501で、BSは、MSに送信するデータがあるか否かを確認する。BSがMSに送信するデータがある場合に、BSは、ステップ503に進む。送信するデータがない場合には、BSは、ステップ523に進む。ステップ503で、BSは、MOB_TRF−INDメッセージ内にMSの識別子を含ませる。BSは、ステップ505で、リスニングウィンドを待機し、このリスニングウィンドに到達する場合に、ステップ507で、BSは、MOB_TRF−INDメッセージをMSに送信する。ステップ509で、BSは、アウェイク状態に進入し、MSとデータを送受信する。
ステップ511で、BSは、MSへのデータ送信を完了する際にタイマーT1を再駆動する。ステップ513で、BSは、BSとMS間のデータ送受信のために次のフレームで送受信するデータがあるか否かを確認する。ステップ515で、MSに送信するデータがないと判定される場合に、BSは、ステップ517で、タイマーT1を1ずつ増加させる。BSは、ステップ519で、タイマーT1が所定のしきい値に到達したか否かを判定する。タイマーT1が所定のしきい値に到達した場合に、BSは、ステップ521で、MSがスリープ状態に遷移することを認識し、この動作を終了する。
ステップ501で、BSがMSに送信するデータがないことを認識する場合に、BSは、ステップ523で、リスニングウィンドを待機する。このリスニングウィンドに到達した場合に、BSは、ステップ525で、MSの識別子を有しないMOB_TRF−INDメッセージを送信する。ステップ527で、BSは、このリスニングウィンド及び後続するリスニングウィンドでULトラフィックを待機する。ステップ529で、MSから受信されたデータが存在しないと判定される場合に、BSは、ステップ531で、次のフレームを確認することにより送受信するデータがあるか否かを判定する。ステップ533で、このリスニングウィンドが終了したものと判定される場合に、BSは、ステップ521で、MSがスリープ状態に遷移したことを認識し、この動作を終了する。しかしながら、ステップ533で、このリスニングウィンドが満了しなかった場合に、BSは、ステップ529に戻ってMSから受信されるULトラフィックを待機する。
ステップ529で、MSから受信されたデータがある場合に、BSは、ステップ511に進む。
図示していないが、タイマーT2及びタイマーT3を付加的に使用するスリープモード動作制御方法についても説明する。
まず、データ送受信が発生する際に、BS及びMSは、スリープモードへのモード遷移のために、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージを送受信することにより、スリープモード進入時点、スリープウィンドの長さ、及びリスニングウィンドの長さを決定する。MSは、この決定されたパラメータに従ってスリープモードに進入する。このスリープモード進入動作は、従来の動作と同一である。したがって、ここでは、その説明を省略する。BSがこのスリープモードに進入した後に、リスニングウィンドに到達する場合に、BSは、MOB_TRF−INDメッセージをMSに送信した後に、データをMSに送信する。この際に、タイマーT2及びタイマーT3が動作する。DLのためのタイマーT2は、MSがBSから受信するデータを有していないか又はBSがMSに送信するデータを有していないことを判定するために使用される。ULのためのタイマーT3は、MSがBSに送信するデータを有していないか又はBSがMSから受信するデータを有していないことを判定するために使用される。
タイマーT2及びタイマーT3は、データの送受信が完了すると同時に0にリセットされた後に再駆動される。フレームごとにMSがBSから受信するデータを有していないか又はBSがMSに送信するデータを有していない場合に、タイマーT2は、1ずつ増加し、所定のしきい値に到達するまで動作する。同様に、フレームごとにMSがBSに送信するデータを有していないか、又はBSがMSから受信するデータを有していない場合に、タイマーT3は、1ずつ増加し、所定のしきい値に到達するまで動作する。タイマーT2及びタイマーT3のすべてがしきい値に到達するまでデータ送受信がなされない場合に、MSは、スリープ状態に即座に遷移し、スリープモードに滞在し、BSは、スリープモードへのMSのモード遷移を認識する。また、BSは、MSで動作するタイマーT2及びT3を有することにより、MSがスリープモードで動作するか又はアウェイクモードで動作するかを判定することができる。
本実施形態において、上記の実施形態で説明したスリープモード動作制御を、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージに含まれ、‘0’に設定されるTraffic_Triggered_Wakening_Flag(TTWF)で示されるPower_Saving_Class_Type 1に適用するための方法を説明する。
TTWFは、データがリスニングウィンドで発生しても、MSがスリープ状態を保持しようとする場合に使用される。スリープモードにおいて、MSは、スリープウィンド及びリスニングウィンドを反復しつつ固定されたリスニングウィンドの間にデータ送受信動作を選択的に実行することができる。また、MSは、リスニングウィンドを可変させる動作、すなわち、データ送受信の発生の間にリスニングウィンドを継続して保持する動作を選択的に実行することができる。下記の説明において、上述した2種類の動作を“新たなスリープモード”動作と呼ぶ。
新たなスリープモード動作の制御のために追加のパラメータを定義する。このパラメータは、ネットワークエントリの間にMSがBSと送受信する登録要請(REGistration REQuest :以下、“REG−REQ”と称する。)メッセージ及び登録応答(REGistration ReSPonse:以下、“REG−RSP”と称する。)メッセージ内に付加される。このパラメータは、可変リスニング間隔指示子(Variable Listening Interval Indicator:以下、“VLII”と称する。)と呼ぶ。VLIIの一例を表5で示す。
Figure 0005450669
VLIIは、REG−REQメッセージ及びREGーRSPメッセージで省略される場合に、デフォルト値が‘0’として見なされる。また、VLIIがこのメッセージ内に‘0’に設定されて送信される場合に、新たなスリープモード動作が実行されることができず、基本リスニングウィンドが固定周期を有することを示す。VLII基盤動作は、下記で詳細に説明する。
新たなスリープモード動作をサポートすることができるBSは、MSが新たなスリープモード動作を実行することができるか否かを確認する。MSが新たなスリープモード動作を実行することができない場合に、BSは、VLIIパラメータなしにREGーRSPメッセージを送信するか、又はMOB_SLP−RSPメッセージの送信が必要である際にVLIIパラメータを‘0’に設定し送信する。
MSが新たなスリープモード動作を実行することができる場合に、MSは、BSが新たなスリープモード動作をサポートすることができるか否かを確認する。BSが新たなスリープモード動作をサポートすることができない場合に、MSは、VLIIパラメータなしにRNG−REQメッセージを送信するか、又はMOB_SLP−REQメッセージの送信が必要である際にVLIIパラメータを‘0’に設定し送信する。
VLIIパラメータは、REG−REQメッセージ及びREGーRSPメッセージ以外の他のメッセージ、例えば、加入者端末機基本容量要求(Subscriber Station Basic Capability Request:以下、“SBC−REQ'と称する。)メッセージ及び加入者端末機基本容量応答(Subscriber Station Basic Capability Response:以下、“SBC−RSP”と称する。)メッセージを用いて送受信されることもある。
一方、TTWF=0を有するPower_Saving_Class_Type1の新たなスリープモード動作のためには、下記のような修正されたメッセージが使用される。
MOB_SLP−REQメッセージは、アウェイクモードに滞在しているMSがスリープ状態に遷移しようとする場合にBSに送信される。MOB_SLP−REQメッセージのフォーマットの一例は、下記の表6に示す。
Figure 0005450669
上述した表6に示すように、MOB_SLP−REQメッセージは、表1のIEフィールドに加えてVLIIパラメータがさらに含まれる。VLIIパラメータは、TTWFが‘0'に設定されている場合だけに適用される。すなわち、MSが新たなスリープモードを実行することができない場合に、VLIIパラメータは、‘0'に設定され、MSが新たなスリープモードを実行することができるが、BSが新たなスリープモードをサポートすることができない場合にも、‘0'に設定される。
VLIIパラメータは、下記で説明された2つの異なる意味を有する。
*VLII=0は、MSが基本スリープモードで動作することを意味する。すなわち、リスニングウィンドは、固定された長さを有し、MS及びBSは、この固定されたリスニングウィンドの間にデータ送受信を実行する。リスニングウィンドが満了する場合に、MSは、スリープ状態に遷移しなければならず、次のリスニングウィンドで動作する。
*VLII=1は、MSが図2乃至図5に示す実施形態に従って動作することを示す。すなわち、MS及びBSは、可変リスニングウィンドの間にデータ送受信を実行する。言い換えれば、MS及びBSは、このリスニングウィンドでデータを送受信し、送受信されるデータが継続して存在する場合に、このリスニングウィンドは延長される。データ送受信が完了した後に、他のデータ送受信が所定の時間の間に実行されない場合に、MSは、スリープ状態にさらに遷移し、次のリスニングウィンドで動作する。
MOB_SLP−RSPメッセージは、BSがBS及びMSの状況を考慮してMSのスリープモードへのモード遷移を許諾するか否かを示すためにMSに送信されるか、または、非要求指示を示すためにMSに送信される。MOB_SLP−RSPメッセージにおいて、MSがスリープモードで動作するために必要とされるパラメータは、IE内に含まれ、MOB_SLP−RSPメッセージのフォーマットは、下記の表7に示す。
Figure 0005450669
表7に示すように、MOB_SLP−RSPメッセージは、表2のIEフィールドの以外にVLIIパラメータをさらに含む。VLIIパラメータは、TTWFが‘0'に設定される場合に適用される。すなわち、VLIIパラメータは、BSが新たなスリープモードをサポートすることができるか否かを示すために使用される。BSが新たなスリープモードをサポートすることができない場合に、VLIIパラメータは、‘0'に設定される。また、BSが新たなスリープモードをサポートすることができるが、TTWFが‘1'に設定される場合に、VLIIパラメータは、‘0'に設定される。MSがネットワークエントリーの間に新たなスリープモードを実行することができないと判定する場合に、VLIIパラメータは、‘0'に設定される。MSがネットワークエントリーの間に新たなスリープモードを実行することができないと判定する場合にも、VLIIパラメータは、‘0'に設定され、これにより、MSは、既存のスリープモードで動作し得る。
VLII=1がMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージに設定される場合に、MS及びBSは、MS及びBSが新たなスリープモードで動作し得ることを認識する。
この際に、MS及びBSは、下記のようなタイマーを使用して新たなスリープモード動作で提案した可変的なリスニングウィンドの終了時点及びスリープ状態への遷移時点を認識する。
(1)新たなスリープモードのためのMSのタイマー(Timer_in_MS_for_New_SLM)は、MSが管理するタイマーである。MS内のタイマーは、MSとBSとが送受信したMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージにより取得されたリスニングウィンド、すなわち、スケジュールされたリスニングウィンドが終了されたフレームの次のフレームから開始され、フレームごとに1ずつ増加する。このタイマーは、MSがBSからデータを受信する度に再駆動されることにより、実質的にリスニングウィンドを延長させる。この際に、このリスニングウィンドの間に送受信するデータが存在しない場合に、MSは、このタイマーを再駆動せずスリープ状態に遷移する。例えば、MOB_TRF−INDメッセージを受信し、MSの識別子がMOB_TRF−INDメッセージに含まれていないことを確認する場合に、MSは、スリープ状態に遷移する。このタイマーがしきい値に到達するまで、すなわち、満了するまでMSがBSに送信するデータが存在しない場合に、MSは、このリスニングウィンドでスリープ状態に遷移し、次のリスニングウィンドが開始されるまでスリープ状態を保持する。
(2)新たなスリープモードのためのBSのタイマー(Timer_in_BS_for_New_SLM)は、BSが管理するタイマーである。BS内のタイマーは、MSとBSとが送受信したMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージにより取得されたリスニングウィンド、すなわち、スケジュールされたリスニングウィンドが終了されたフレームの次のフレームから開始され、フレームごとに1ずつ増加する。このタイマーは、BSがMSからデータを受信する度に再駆動されることにより、実質的にリスニングウィンドを延長させる。このタイマーが満了するまでMSに送信されるデータが発生しない場合、BSは、MSがスリープ状態に遷移したことを認識し、データが発生しても、MSが次のリスニングウィンドで目覚めるまでこの発生したデータを送信しない。
ここで、このタイマーのカウント単位は、時間又はフレームであり得る。このタイマーのカウント単位がフレームであり、しきい値が5つのフレームである場合に、データが5つのフレームにわたって対応するノードから受信されない際に、このタイマーは、正常に満了する。
一方、TTWF=0であり、VLII=1である場合に、この電力節約クラスが終了されるために、すなわち、MSがこのスリープモードを外れるためには、MOB_SLP−REQ及びMOB_SLP−RSPメッセージの送受信、帯域幅及びULスリープ制御ヘッダ、及びDLスリープ制御拡張サブヘッダの非活性化が使用される。
また、MSは、タイマーが満了するか、又は送受信するデータが存在しない場合にスリープ状態に遷移する。しかしながら、このタイマーが満了する前にMSがスリープ状態に遷移することを希望する場合、又はBSがMSをスリープ状態に遷移させようとする場合に、MSは、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージを送受信することによりスリープ状態に遷移し得る。
BSもこの管理メッセージを用いてMSがスリープ状態に遷移するようにすることができる。この場合に、BSは、この管理メッセージを非要求指示として設定する。
上述した実施形態での例外状況について説明する。
1.スリープウィンドの間にBSがMSからBW_REQメッセージを受信する
MSがスリープ状態に存在するとしても、例えば、緊急な状況の発生によりデータをBSに送信しなければならない状況が発生したか、MSがリスニングウィンドの開始時点から送信するデータが発生したが、符号分割多重接続(CDMA)コードレンジングを必要とするか、又は、ULバーストグラントをBSから受信するまでのウィンドが、このリスニングウィンドより長い場合が発生した場合に、BW−REQメッセージをBSに送信し得る。
BW−REQメッセージに応じて、BSは、MSのデータ送信を許可するか否かを決定する。BSがMSのデータ送信を許可する場合に、BSは、Timer_in_BS_for_New_SLMタイマーを駆動した後に、MSからのデータ受信を待機する。同様に、BSがMSのデータ送信を許可した場合、すなわち、MSがULバーストグラントをBSから受信した場合に、MSは、ULバーストを通してデータをBSに送信し、Timer_in_MS_for_New_SLMの駆動直後にBSから受信されるデータを待機する。同様に、BSがMSのデータ送信を許可した場合、すなわち、MSがULバーストグラントをBSから受信した場合に、MSは、ULバーストを通してデータをBSに送信し、Timer_in_MS_for_New_SLMの駆動直後にBSから受信されるデータを待機する。
上述したように、MSがスリープ状態に存在する場合に、BW−REQメッセージは、MSの意図又は選択に基づいて、即座に送信されるか又は次のリスニングウィンドで送信され得る。
2.MSは、基本MAP(DL−MAP又は/UL−MAP)を受信することができない。
このリスニングウィンドに到達する際に、MSは、Timer_in_MS_for_New_SLMを駆動した後にBSから受信されるデータを待機する。すなわち、BSは、基本MAP(DL−MAP/UL−MAP)をMSに送信した後にデータを送信する。
一方、このリスニングウィンドが終了される時点でBSとMS間で送受信されるデータが存在すると、MSは、このリスニングウィンドを延長することによりBSとデータを送受信し得る。しかしながら、MSは、この延長されたリスニングウィンド(Extended Listening Window:以下、“ELW”と称する。)の間に基本MAPを受信することができない場合が発生し得る。この場合に、MSは、BSがデータをMSに送信したか否かを判定することができない。従って、MSは、BSが送信するデータを有していないと判定し、このスリープ状態に遷移する。
この場合に、MSは、このスリープ状態に遷移する前に、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーを再駆動するか又は一時的に中止することによりリスニングウィンドを延長する。この際に、MSは、基本マップの中でDL−MAPだけをBSから受信することができない場合のみにTimer_in_MS_for_New_SLMタイマーを再駆動することにより、リスニングウィンドを延長し得る。
3.MSがSUB−DL/UL−MAPを受信することができない
BSは、基本MAPでなく、圧縮されたMAPを使用して最大3個のSUB−DL−UL−MAPをMSに送信する。すなわち、BSは、この最大3個のSUB−DL−UL−MAPに異なる変調及び符号化方式(MCS)レベルを適用し得る。この際に、MSは、チャネル状態に基づいてこの最大3個のSUB−DL−UL−MAPの中のいずれか1つ又はすべてをデコーディングし得る。MSがリスニングウィンドの間に、BSが送信したすべてのSUB−DL−UL−MAPを受信することができないか又はデコーディングすることができない場合に、MSは、Timer_in_MS_for_New_SLMを再駆動することによりこのリスニングウィンドを延長する。
言い換えれば、MSが圧縮されたMAPをデコーディングすることができない場合には、SUB−DL/UL−MAPもデコーディングすることができない。したがって、MSは、BSが送信した圧縮されたMAPをデコーディングすることができない場合にも、タイマーTimer_in_MS_for_New_SLMを再駆動することによりこのリスニングウィンドを延長する。
4.BSが送信したデータに対する応答メッセージがMSから受信されない
BSは、自動反復要求(ARQ)方式を適用した通信システムにおいてデータをMSに送信し、Timer_in_BS_for_New_SLMタイマーを駆動することによりMSからのフィードバックメッセージを待機する。MSは、BSが送信したデータが正常に受信されたか又は異常に受信されたかを判定し、この判定の結果に従って、ACK又はNACKメッセージをBSに送信し得る。しかしながら、MSは、MSの不良なチャネル状態又は電力不足によりACK又はNACKメッセージをBSに送信することができない場合が発生し得る。したがって、BSは、BSからMSに送信したデータの正常又は異常受信を示すACK又はNACKメッセージを受信することができない。この場合に、BSが駆動したTimer_in_BS_for_New_SLMタイマーが満了する。
また、BSがMSに送信するもう1つのデータが発生しても、MSからACK又はNACKメッセージの受信がないので、BSは、MSへのデータ送信を中止し、次のリスニングウィンドでデータ送信を再開する。他の場合に、BSがMSに割り当てたチャネル品質指示チャネル(CQICH)を通したチャネル品質指示(CQI)情報が所定の回数でBSに送信されなくても、BSは、MSへのデータ送信を中止する。また、BSがMSにULバーストのためのULリソースを割り当てたが、MSがこの割り当てたリソースでULバーストデータを送信しない場合に、BSは、MSが異常状態にあると見なし、MSに送信するデータが現在のリスニングウィンドで発生しても、次のリスニングウィンドへのデータ送信を遅延させる。
本発明の他の実施形態において、VLIIパラメータは、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージにIE又はTLVエンコーディングの形態で含まれる。
例えば、VLIIパラメータは、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージ内の‘TLVエンコーディングされた情報’IEに下記の表8に示す形態で含まれる。
Figure 0005450669
表8に示すように、‘TLVエンコーディングされた情報'は、電力節約クラス識別子及び電力節約クラス識別子に対するVLIIを含む。
本発明の他の変形された実施形態において、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーのしきい値は、BSとMS間でシグナリングされ得る。すなわち、MSが新たなスリープモード動作を実行することができる場合に、下記の表9のようなパラメータは、VLIIパラメータとともにREG−REQメッセージに含まれる。例えば、次のTimer_in_MS_for_New_SLMパラメータは、TLVエンコーディング形態を有する。
Figure 0005450669
VLIIがREG−REQメッセージに含まれ、Timer_in_MS_for_New_SLMがREG−REQメッセージに含まれない場合に、BSは、MSがデフォルト値を要請するものと見なされる。
BSは、MSが送信したREG−REQメッセージ内のTimer_in_MS_for_New_SLMのデフォルト値の要請を確認すると、REG−REQメッセージに応じて送信されるREGーRSPメッセージにVLIIパラメータとともに下記の表10に示すパラメータを含ませる。例えば、次のTimer_in_MS_for_New_SLMパラメータは、TLVエンコーディングの形態を有する。
Figure 0005450669
パラメータTimer_in_MS_for_New_SLMは、MSがMOB_SLP−REQメッセージを用いて要請したものと同一の値を含むか、又はBSがサポートする許容可能な範囲内で割り当てた値を含む。この際に、パラメータTimer_in_MS_for_New_SLMの値は、BSが管理しているタイマーTimer_in_MS_for_New_SLMの値より大きい値に設定される。
一方、BSがVLIIだけを含み、パラメータTimer_in_MS_for_New_SLMを含まないREGーRSPメッセージをMSに送信する場合に、MSは、タイマーTimer_in_MS_for_New_SLMを所定の値で駆動するように決定する。
タイマーTimer_in_MS_for_New_SLMは、電力節約クラス別に異なるように設定され得る。すなわち、タイマーTimer_in_MS_for_New_SLMは、各電力節約クラスに属するデータパターン、すなわち、コネクションに従って異なる値に設定され得る。電力節約クラス別に相異なる値を有するTimer_in_MS_for_New_SLMタイマーをサポートするためのパラメータフォーマットは、下記の表11に示す。
Figure 0005450669
MS及びBSが新たなスリープモードを実行するか又はサポートすることができる場合に、表11に示すパラメータは、TTWF=0を有する電力節約クラスのみに対してMOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_SLP−RSPメッセージに含まれる。この際に、MSは、Timer_in_MS_for_New_SLMパラメータをデフォルト値に設定することによりBSが所望の値を要請し得る。
また、本発明のもう1つの実施形態において、VLIIパラメータは、MOB_SLP−REQメッセージ及びMOB_LSP−RSPメッセージ内に、TLVエンコーディング形態とは異なるパラメータ形態で含まれ得る。この際に、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーは、下記の表12に示すTLVエンコーディングの形態で定義されて送信され得る。すなわち、VLIIパラメータがIE形態で送信され、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーがTLVエンコーディング形態で送信されることが可能である。
Figure 0005450669
この際に、TTWFは、‘0’に設定され、VLIIは、‘1’に設定された電力節約クラスに対して上述した表12に示す‘TLVエンコーディングされた情報’を含むことにより、MSが管理するTimer_in_MS_for_New_SLMタイマーの値を通知し得る。
後述する本発明の実施形態は、MS及びBSが同時にスリープモードを要請する場合に発生し得る問題点を解消するために提案される。すなわち、MSがBSの非要求方式で送信されたMOB_SLP−RSPメッセージを識別するために、上述した表2に示したパラメータの他にも、次のようなパラメータは、MOB_SLP−RSPメッセージに付加される。
非要求指示パラメータは、BSがMOB_SLP−RSPメッセージを非要求方式でMSに送信する際に‘1’に設定される。
もう1つの実施形態において、表2で定義した‘Sleep_Approved’の代りに、下記のようなパラメータは、MOB_SLP−RSPメッセージに含まれる。
応答コード(Response_Code)パラメータは、MOB_SLP−RSPメッセージがMSの要請に対するある応答であるか、又は非要求方式で送信されるかを示す。言い換えれば、Response_Code=0は、BSが非要求方式でMOB_SLP−RSPメッセージをMSに送信することを示し、Response_Code=1は、MSが送信したMOB_SLP−REQメッセージに対する承認を示し、Response_Code=2は、MSが送信したMOB_SLP−REQメッセージに対する拒絶を示す。
上述したパラメータの以外の他の非要求指示パラメータは、MOB_SLP−RSPメッセージが非要求方式で送信されることを示すために使用され得る。この非要求指示パラメータによりMS及びBSが同時にスリープモードを要請したことが認識される場合に、システム設定、システム設計者の選択、標準の定義、又は他の基準に従って下記のような2種類の動作の中のいずれか1つが実行可能である。
1番目に、MSの要請を優先する場合に、BSは、BS自身が送信した非要求MOB_SLP−RSPメッセージを無視し、MSのMOB_SLP−REQメッセージに対して応答する。また、MSは、非要求MOB_SLP−RSPメッセージを無視し、自身のMOB_SLP−REQメッセージに応じてBSが適切なMOB_SLP−RSPメッセージの再送信を待機する。
次いで、BSの要請を優先する場合に、BSは、MS自身が送信したMOB_SLP−REQメッセージを放棄し、BSのMOB_SLP−RSPメッセージに基づいてスリープモード動作を実行するものと見なす。MSは、BSが送信した非要求MOB_SLP−RSPメッセージ内のパラメータに基づいて動作する。
後述する変形された実施形態において、可変リスニングウィンドを終了する条件をBS及びMSで独立して定義する。すなわち、リスニングウィンドの延長のためのタイマーの駆動条件は、次のようである。
Timer_in_MS_for_New_SLMの駆動条件において、MSは、リスニングウィンドの間にBSからDLデータを受信するか、又はMOB_TRF−INDメッセージを通して肯定指示を受信する場合に、リスニングウィンドが終了する時点でタイマーを駆動する。しかしながら、MSは、リスニングウィンドの間にDLデータをBSから受信するか、又はDLデータの送信をMSに通知するシグナリング(例えば、各フレームのDLリソース割り当てを示すDL−MAPメッセージに含まれる、DLデータの送信をMSに通知するDL−MAP IE)を受信するか、又はMOB_TRF−INDメッセージを通して肯定指示を受信する場合にこのタイマーを駆動する。
上記の通りに、実際のDLデータを受信する代わりにDLデータの送信を通知するシグナリングを使用する理由は、MSがDLデータの送信を通知するDL−MAPを受信しても、対応するフレームからDLデータを有するDLバーストのデコーディングに失敗する場合に備えるためである。例えば、BSがDL−MAPを通してDLバーストのためのリソースをMSに割り当てた場合に、MSがDLバーストのデコーディングに失敗しても、BSがハイブリッド自動再送要求(HARQ)動作に従ってDLバーストを再送信する場合に、MSは、スリープ状態に進入せずシグナリングに基づいてDLバーストの再送信を待機する。
このタイマーが再駆動される条件は、上述したような条件と同一である。また、このタイマーは、ULトラフィックに答えてARQ ACK又はHARQ ACKを受信した場合にも再駆動される。NACK基盤ARQ方式が使用される場合に、ARQ ACKでないARQ NACKがこのタイマーを駆動させるのに使用され、NACK基盤HARQ方式が使用される場合に、HARQ NACKは、このタイマーを再駆動させるのに使用される。また、MSは、DLデータの送信をMSに通知するシグナリング(例えば、DL−MAPメッセージに含まれる、DLデータの送信をMSに通知するリソース割当情報)を受信すると、このタイマーを再駆動する。したがって、MSは、DL−MAP IEが示すDLバーストのデコーディングに失敗しても、このシグナリングに基づいてスリープ状態に進入しない。
その結果、BSが正常に動作していることをMSが分かる場合にリスニングウィンドが延長する。
Timer_in_MS_for_New_SLMの駆動条件において、BSは、リスニングウィンドの間にMSからULデータを受信する場合に、このリスニングウィンドの終了時点でタイマーを駆動する。しかしながら、後述する実施形態において、BSは、リスニングウィンドの間にULデータをMSから受信する場合に、このタイマーを即座に駆動する。
このタイマーが再駆動される条件は、上述したような条件と同一である。また、このタイマーは、DLトラフィックに答えてARQ ACK又はHARQ ACKを受信した場合にも再駆動される。NACK基盤ARQ方式が使用される場合に、ARQ ACKでないARQ NACKがこのタイマーを再駆動させるために使用され、NACK基盤HARQ方式が使用される場合に、HARQ NACKがこのタイマーを再駆動させるために使用される。その結果、MSが正常に動作していることをBSが分かる場合にこのリスニングウィンドが延長する。
後述する本発明の変形された実施形態において、このリスニングウィンドの延長のためのタイマーについて、スリープ状態への遷移条件を次のように定義する。
Timer_in_MS_for_New_SLMによるスリープ状態への遷移条件において、MSは、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーが満了する際に、BSに送信するデータがない場合にスリープ状態に遷移する。しかしながら、この場合に、ULトラフィックがMSに継続して存在する場合に、MSは、常に目覚めているため、MSのバッテリー消費を増加させる。したがって、後述する実施形態において、このタイマーが満了し、HARQ再送信試み回数又はARQ再送信試み回数が使い尽くされる(exhaust)場合に、MSは、スリープ状態に遷移する。したがって、MSが送信するULトラフィックが存在するか否かは、MSのスリープ状態への遷移に影響を及ぼさない。すなわち、再送信試み回数が使い尽くされる場合に、MSは、スリープ状態に遷移し、ACKをBSから正常に受信することができず、DLトラフィックが存在しないと判定する。ここで、再送信回数が所定の最大制限に到達すると、MSは、再送信試み回数が使い尽くされたものと判定する。
一方、Timer_in_BS_for_New_SLMによるスリープ状態への遷移条件において、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーが満了する際に、BSは、HARQ又はARQ再送信試み回数が使い尽くされるまで待機する。この後に、HARQ再送信試み回数又はARQ再送信試み回数が使い尽くされる場合に、BSは、MSがスリープ状態に遷移したものと見なす。同様に、BSがMSに送信するDLトラフィックが存在するか否かは、MSがスリープ状態に遷移するものと見なされる条件に影響を及ぼさない。
本発明の他の変形された実施形態では、このリスニングウィンドの延長のためのタイマーの駆動条件を次のように定義する。
MSは、リスニングウィンドの間にDLデータをBSから受信するか、又はULデータに対するACK(HARQ ACK又はARQ ACK)を受信する際に、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーを即座に駆動する。BSは、リスニングウィンドの間にULデータをMSから受信するか、又はDLデータに対するACKを受信する場合に、Timer_in_BS_for_New_SLMタイマーを即座に駆動する。
もう1つの変形された実施形態では、リスニングウィンドの延長のためのタイマーの駆動条件を次のように定義する。
MSは、リスニングウィンドの間にDLデータ又はULデータに対するACK(HARQ ACK又はARQ ACK)をBSから受信する場合、又はBW−REQメッセージをBSに送信した後に、これに対する許可(Grant)としてULバーストの割り当てを受けた場合に、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーを即座に駆動する。BSは、リスニングウィンドの間にULデータ又はDLトラフィックに対するACK(HARQ ACK又はARQ ACK)をMSから受信する場合、又はBW−REQメッセージをMSから受信した後に、これに対する許可としてULバーストをMSに割り当てる場合に、Timer_in_BS_for_New_SLMタイマーを即座に駆動する。
もう1つの変形された実施形態として、リスニングウィンドの延長のためのタイマーに対して上述した駆動条件に加えて、MSは、MOB_TRF−INDメッセージを通して肯定指示をBSから受信した場合を考慮する。すなわち、MSは、MOB_TRF−INDメッセージを通して肯定指示をBSから受信した場合に、Timer_in_MS_for_New_SLMタイマーを即座に駆動する。
変形された実施形態において、BSは、リスニングウィンドの間にMOB_TRF−INDメッセージの送信を予想したMSに送信するDLトラフィックがないために、MOB_TRF−INDメッセージを送信しない場合には、これをMSに通知するために次のフィールドをDL−MAPメッセージに含ませる。
Transmission_of_MOB_TRF−INDにおいて、このフィールドが‘0’に設定される場合に、BSがMOB_TRF−INDメッセージを送信しない、すなわち、リスニングウィンドの間に目覚めている間にMOB_TRF−INDメッセージの受信を待機しているMSに対するDLトラフィックがないことを意味する。このフィールドを認識したMSは、状況に基づいて、例えば、ULトラフィックがない場合に、残っているリスニングウィンドの長さに関係なくスリープ状態に即座に遷移し、次のリスニングウィンドでさらに目覚める。このフィールドが‘1’に設定される場合に、MSは、従来の動作と同様にMOB_TRF−INDメッセージの受信を待機する。
このフィールドは、DL−MAP内のTLVエンコーディングの形態で送信されるか、又はスーパーフレームヘッダに挿入される1ビットの指示子の形態で送信され得る。
MSがスリープモードから目覚めた場合に、MSは、正確なフレームで目覚めたか否かを確認するためにフレーム番号を確認する必要がある。このスーパーフレームが使用され、1つのスーパーフレームが複数のフレームを含む場合に、フレーム番号又はスーパーフレーム番号は、スーパーフレームの1番目のフレームに位置したスーパーフレームヘッダのみから確認される。しかしながら、スリープモード動作がフレーム単位でなされる場合に、MSは、スーパーフレームヘッダを即座に受信することができないためにフレーム番号を認識することができない可能性がある。したがって、スーパーフレーム構造が使用される場合に、このスリープモード動作は、スーパーフレーム単位で行われなければならない。すなわち、このリスニングウィンドは、このスーパーフレームの1番目のフレームから位置しなければならない。しかしながら、リスニングウィンドの長さがこのスーパーフレームの倍数に長くなる必要はない。
したがって、MOB_SLP−REQ/RSPメッセージにおいて、スリープウィンドが始まるフレームの位置を示す‘start_frame_number’は、このスーパーフレームの1番目のフレームを示すように設定される。例えば、start_frame_numberには、このスーパーフレームを識別するために提供されるスーパーフレーム番号の6つの最下位ビット(LSB)が設定されるか、又はこのスーパーフレームの1番目のフレームを識別するフレーム番号の6つのLSBビットが設定される。
また、このスリープウィンドの単位サイズ(step size)は、[スーパーフレーム長さ×N]により決定される。ここで、スーパーフレーム長さは、1つのスーパーフレームに含まれているフレームの個数、例えば、4つのフレームを意味する。したがって、このスリープウィンドの長さを示すために、N又は4×Nは、MOB_SLP−REQ/RSPメッセージの“initial−sleep window”フィールド又は他のフィールドに含まれる。
このスリープモードにおける1回のスリープウィンドと1回のリスニングウィンドとの組合せをスリープサイクルと呼ぶ際に、このリスニングウィンドは、毎スリープサイクル内に含まれる。したがって、このスリープサイクルの開始を示すスリープウィンドの開始位置がスーパーフレームの1番目のフレームとして指定され、このスリープウィンドの単位長さがスーパーフレーム長さの倍数として指定される場合に、このスリープウィンドの長さが2倍ずつ増加(doubling)しても、このリスニングウィンドは、あるスーパーフレームの1番目のフレームに常に位置する。その結果、MSは、このリスニングウィンドで目覚めた際に、MS自身が正確な時点で目覚めたか否かを確認するためにフレーム番号を参照し得る。
本発明の新たなスリープモード動作に従うと、このリスニングウィンドは、継続してデータを受信するか又はACKを受信する間にBS及びMSで駆動されるタイマーにより延長される。この場合に、この延長されたリスニングウィンドは、最終的に次にスケジュールされたリスニングウィンドに到達し得る。これは、BS及びMSの両方のタイマーがデータ及び/又はACKにより継続してリセットされることを意味する。MS及びBSは、この延長されたリスニングウィンドが終了されたことを判定し、この次にスケジュールされたリスニングウィンドで新たなスリープモード動作をさらに適用する。この適用結果に従って、この次にスケジュールされたリスニングウィンドは、新たな延長されたリスニングウィンドであり得る。ここで使用された‘スケジュールされたリスニングウィンド’は、MOB_SLP−REQ/RSPメッセージにより示されたパラメータにより元来決定されたリスニングウィンドを意味する。
特に、このスリープモードの初期動作では、このスリープウィンドの長さが相対的に短いために、この延長されたリスニングウィンドが次にスケジュールされたリスニングウィンドに到達する確率が高い。このように延長されたリスニングウィンドが終了され、新たに開始されたリスニングウィンドがさらに延長された状況が継続して反復される場合、すなわち、この延長されたリスニングウィンドが継続して数回発生する場合に、MSが継続してスリープモードを維持することは意味がない。
したがって、後述する本発明の実施形態では、連続的な延長されたリスニングウィンドの個数を確認するためのしきい値を使用する。本発明の新たなスリープモード動作に従って延長されたリスニングウィンドが次にスケジュールされたリスニングウィンドに到達した場合に、MSは、連続的な延長されたリスニングウィンドの個数がこのしきい値に到達したか否かを判定する。この際に、新たな延長されたリスニングウィンドは、連続的な延長されたリスニングウィンドの個数をカウントするのに含まれるか又は省略される。この連続的な延長されたリスニングウィンドの個数がこのしきい値より小さい場合に、MSは、スリープモードを保持する。他方、この連続的な延長されたリスニングウィンドの個数がこのしきい値に到達した場合に、MSは、スリープモードをこれ以上保持する必要がないと判定し、スリープモードから正常モードに遷移する。また、BSは、MSと同一のアルゴリズムを使用してMSがスリープモードを保持するか又は正常モードに遷移するかを認識する。
MSが正常モードに遷移せず次にスケジュールされたリスニングウィンドに到達した場合に、このリスニングウィンドの延長のために使用されるタイマーは、中止された後に再駆動される。例えば、タイマーが満了した状態でデータ交換が行われる場合に、このリスニングタイマーの延長のためのタイマーは、上述した実施形態で説明した条件により再駆動される。
例示的なスリープサイクルは、リスニングウィンド及びスリープウィンドを含む。しかしながら、このリスニングウィンドは、初期スリープサイクルに含まれず、2番目のスリープサイクルからリスニングウィンドとスリープウィンドとの和となる。前のスリープサイクルに含まれたリスニングウィンドの間に、MSとBS間でデータトラフィックが交換されない場合、及び否定指示がTRF−INDメッセージに含まれる場合に、現在のスリープサイクルの長さは、前の長さの2倍に変更される。しかしながら、現在のスリープサイクルの長さは、所定の最大スリープサイクルを超過することができない。この現在のスリープサイクルが2倍に増加するとしても、現在のスリープサイクル内のリスニングウィンドが2倍とはならない。
一方、前のスリープサイクルのリスニングウィンドでデータ交換が行われるか又は肯定指示がTRF−INDメッセージに含まれる場合に、現在のスリープサイクルは、初期スリープサイクルに初期化される。しかしながら、この初期化された現在のスリープサイクルの長さがこのリスニングウィンドより短い場合に、この現在のスリープサイクルは、このリスニングウィンドを含むことができない。したがって、各スリープサイクルがリセットされる際に、下記のような条件が追加で考慮される。
Current Sleep Cycle = Initial Sleep Cycle
If 'Current Sleep Cycle'=< Listening Window
Current Sleep Cycle = 2 x Initial Sleep Cycle
Else
Current Sleep Cycle = Current Sleep Cycle
すなわち、現在のスリープサイクルがこのリスニングウィンドより大きい場合に、このスリープサイクルは、既存の値に保持される。
上述した本発明の実施形態は、BS及びMSに含まれる制御器及び送受信器により実現され得る。すなわち、制御器は、本発明の実施形態の中の少なくとも1つに従ってタイマーを運用することによりMSのリスニングウィンドを延長するか否かを決定し、送受信器は、制御器の制御の下にリスニングウィンド又はスリープウィンドで動作し、上述したメッセージを対応するノードと交換する。
以上、本発明を具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲及び精神を逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかであり、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるべきではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲内で定められるべきである。
100 MS
110 BS

Claims (10)

  1. 通信システムにおける移動局(MS)のスリープモードを制御する方法であって、
    前記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作し、
    前記リスニングウィンドの間に移動局と基地局間でデータの送信がある場合に、所定のタイマーを駆動するステップと、
    前記リスニングウィンドの間に、アップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)及びリソース割り当てを示す制御情報の中の少なくとも1つを受信すると、前記タイマーを再駆動するステップと、
    前記タイマーが満了するまで前記リスニングウィンドを保持するステップと、
    前記タイマーが満了する場合に前記スリープウィンドに遷移するステップと
    前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと、前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ応答(SLP−RSP)メッセージを前記基地局から受信するステップとを有し、
    前記スリープ応答メッセージは、前記スリープ応答メッセージが前記移動局から受信したスリープ要請(SLP−REQ)メッセージに応じて送信されるか否か、又は非要求方式で送信されるか否かを示す第3のパラメータをさらに有することを特徴とするスリープモード制御方法。
  2. 前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと、前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ要請(SLP−REQ)メッセージを前記基地局に送信するステップをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のスリープモード制御方法。
  3. 通信システムにおける基地局(BS)が移動局(MS)のスリープモードを制御する方法であって、前記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作し、
    前記リスニングウィンドの間に前記移動局と前記基地局間でデータの送信がある場合に所定のタイマーを駆動するステップと、
    前記リスニングウィンドの間に、アップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)及びリソース割り当てを示す制御情報の中の少なくとも1つを前記移動局に送信すると、前記タイマーを再駆動するステップと、
    前記タイマーが満了するまで前記移動局が前記リスニングウィンドを保持しているか否かを判定するステップと、
    前記タイマーが満了する場合に、前記移動局が前記スリープウィンドに遷移したか否かを判定するステップと
    前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと、前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ応答(SLP−RSP)メッセージを前記移動局に送信するステップとを有し、
    前記スリープ応答メッセージは、前記スリープ応答メッセージが前記移動局から受信したスリープ要請(SLP−REQ)メッセージに応じて送信されるか否か、又は非要求方式で送信されるか否かを示す第3のパラメータをさらに有することを特徴とするスリープモード制御方法。
  4. 前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと、前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ要請(SLP−REQ)メッセージを前記移動局から受信するステップをさらに有することを特徴とする請求項に記載のスリープモード制御方法。
  5. 前記スリープサイクルの長さは、前のスリープサイクルに含まれる前のリスニングウィンドの間に前記移動局と前記基地局間でデータトラフィックがないか、又は否定指示が前記移動局に送信されるトラフィック指示(TRF−IND)メッセージに含まれる場合に、前記前のスリープサイクルの長さが2倍となるように変更され、前記スリープサイクルに含まれるリスニングウィンドの長さは、前記前のリスニングウィンドと同一に保持されることを特徴とする請求項1又は請求項に記載のスリープモード制御方法。
  6. 通信システムにおけるスリープモードを制御する移動局(MS)内の装置であって、
    前記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作し、
    前記リスニングウィンドの間に前記移動局と基地局(BS)間でデータの送信がある場合に、所定のタイマーを駆動し、前記リスニングウィンドの間にアップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)及びリソース割り当てを示す制御情報の中の少なくとも1つを前記基地局から受信すると、前記タイマーを再駆動する制御器と、
    前記タイマーが満了するまで前記リスニングウィンドを保持し、前記タイマーが満了する場合に前記スリープウィンドに遷移する送受信器と、を有し、
    前記送受信器は、前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ応答(SLP−RSP)メッセージを前記基地局から受信し、
    前記スリープ応答メッセージは、前記スリープ応答メッセージが前記移動局から受信したスリープ要請(SLP−REQ)メッセージに応じて送信されるか否か、又は非要求方式で送信されるか否かを示す第3のパラメータをさらに有することを特徴とする装置。
  7. 前記送受信器は、前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ要請(SLP−REQ)メッセージを前記基地局に送信することを特徴とする請求項に記載の装置。
  8. 通信システムにおける移動局(MS)のスリープモードを制御する基地局(BS)内の装置であって、
    前記スリープモードは、アウェイク状態に対応するリスニングウィンドとスリープ状態に対応するスリープウィンドとを有するスリープサイクルに従って動作し、
    前記リスニングウィンドの間に前記移動局と基地局間でデータの送信がある場合に、所定のタイマーを駆動し、前記リスニングウィンドの間にアップリンク(UL)データに対する肯定応答(ACK)及びリソース割り当てを示す制御情報の中の少なくとも1つを前記移動局に送信すると、前記タイマーを再駆動し、前記タイマーが満了するまで前記移動局が前記リスニングウィンドを保持しているか否かを判定し、前記タイマーが満了する場合に、前記移動局が前記スリープウィンドに遷移したか否かを判定する制御器と、
    前記制御器の制御の下に、前記移動局とデータ及びメッセージを交換する送受信器と、を有し、
    前記送受信器は、前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ応答(SLP−RSP)メッセージを前記移動局に送信し、
    前記スリープ応答メッセージは、前記スリープ応答メッセージが前記移動局から受信したスリープ要請(SLP−REQ)メッセージに応じて送信されるか否か、又は非要求方式で送信されるか否かを示す第3のパラメータをさらに有することを特徴とする装置。
  9. 前記送受信器は、前記リスニングウィンドのデフォルト長さを示す第1のパラメータと前記リスニングウィンドの延長可能性を示す第2のパラメータとを有するスリープ要請(SLP−REQ)メッセージを前記移動局から受信することを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記スリープサイクルの長さは、前のスリープサイクルに含まれる前のリスニングウィンドの間に前記移動局と前記基地局間でデータトラフィックがないか、又は否定指示が前記移動局に送信されるトラフィック指示(TRF−IND)メッセージに含まれる場合に、前記前のスリープサイクルの長さが2倍となるように変更され、前記スリープサイクルに含まれるリスニングウィンドの長さは、前記前のリスニングウィンドと同一に保持されることを特徴とする請求項又は請求項に記載の装置。
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