JP5445545B2 - Non-contact charging module, non-contact charger and electronic device - Google Patents
Non-contact charging module, non-contact charger and electronic device Download PDFInfo
- Publication number
- JP5445545B2 JP5445545B2 JP2011206906A JP2011206906A JP5445545B2 JP 5445545 B2 JP5445545 B2 JP 5445545B2 JP 2011206906 A JP2011206906 A JP 2011206906A JP 2011206906 A JP2011206906 A JP 2011206906A JP 5445545 B2 JP5445545 B2 JP 5445545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- magnetic sheet
- charging module
- thickness
- contact charging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Description
本発明は、平面コイル部と磁性シートとを有する非接触充電モジュール及び非接触充電機器と電子機器に関する。 The present invention relates to a non-contact charging module, a non-contact charging device and an electronic device having a planar coil portion and a magnetic sheet.
近年、本体機器を充電器で非接触充電することのできるものが多く利用されている。これは、充電器側に送電用コイル、本体機器側に受電用コイルを配し、両コイル間に電磁誘導を生じさせることにより充電器側から本体機器側に電力を伝送するものである。そして、上記本体機器として携帯端末機器等を適用することも提案されている。 In recent years, many devices that can charge the main device in a non-contact manner with a charger have been used. In this method, a power transmission coil is arranged on the charger side, a power reception coil is arranged on the main device side, and electromagnetic induction is generated between the two coils to transmit power from the charger side to the main device side. It has also been proposed to apply a mobile terminal device or the like as the main device.
この携帯端末機器等の本体機器や充電器は、薄型化や小型化が要望されるものである。この要望に応えるため、(特許文献1)のように、送電用コイルや受電用コイルとしての平面コイル部と、磁性シートとを備えることが考えられる。 The main device such as the portable terminal device and the charger are required to be thin and small. In order to meet this demand, it is conceivable to provide a planar coil portion as a power transmission coil or a power reception coil and a magnetic sheet as in (Patent Document 1).
しかしながら、(特許文献1)のように1本の導線の平面コイル部と全面が平面状の磁性シートとを備えた非接触充電モジュールでは、非接触充電モジュールの薄型化をすることができなくなってしまう。 However, in the non-contact charging module including the planar coil portion of one conductor and the magnetic sheet having a flat surface as in (Patent Document 1), the non- contact charging module cannot be thinned. End up.
そこで、本発明は、上記の問題に鑑み、非接触充電モジュールの電力伝送効率を維持した状態で、薄型化を達成することを目的とする。 In view of the above problems, an object of the present invention is to achieve a reduction in thickness while maintaining the power transmission efficiency of a contactless charging module.
上記課題を解決するために本発明は、導線が巻回された平面コイルと、前記平面コイルを載置する面を有する磁性シートと、前記磁性シートに設けられ、前記面から突出した凸部と、を備え、前記平面コイルの中空部内に前記凸部が配置され、前記磁性シートの厚みは、前記凸部が前記面から突出した高さよりも大きいことを特徴とする非接触充電モジュールとした。 In order to solve the above-described problems, the present invention provides a planar coil around which a conducting wire is wound, a magnetic sheet having a surface on which the planar coil is placed, a convex portion provided on the magnetic sheet and protruding from the surface, The projecting portion is disposed in the hollow portion of the planar coil, and the thickness of the magnetic sheet is larger than the height at which the projecting portion protrudes from the surface .
本発明によれば、非接触充電モジュールの電力伝送効率を維持した状態で、薄型化を達成することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce the thickness while maintaining the power transmission efficiency of the contactless charging module.
本発明は、導線が巻回された平面コイルと、前記平面コイルを載置する面を有する磁性シートと、前記磁性シートに設けられ、前記面から突出した凸部と、を備え、前記平面コイルの中空部内に前記凸部が配置され、前記磁性シートの厚みは、前記凸部が前記面から突出した高さよりも大きいことを特徴とする非接触充電モジュールであって、非接触充電モジュールの電力伝送効率を向上させることができる。 The present invention comprises: a planar coil around which a conductive wire is wound; a magnetic sheet having a surface on which the planar coil is placed; and a convex portion provided on the magnetic sheet and projecting from the surface. The non-contact charging module is characterized in that the convex portion is disposed in the hollow portion of the magnetic sheet, and the thickness of the magnetic sheet is larger than the height at which the convex portion protrudes from the surface. Transmission efficiency can be improved.
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例における非接触充電モジュールの組立図、図2は、本発明の実施例における非接触充電モジュールの概念図であって(a)は上面図、(b)は図2(a)のA方向から見た断面図、(c)及び(d)は図2(a)のB方向から見た断面図である。図3は、本発明の実施例における非接触充電モジュールのコイルの巻き方を示す概念図、図4は、本発明の実施例における非接触充電モジュールの磁性シートの概念図であり、(a)は上面図、(b)は図4(a)のA方向から見た断面図、(c)及び(d)は図4(a)のB方向から見た断面図である。 Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is an assembly diagram of a contactless charging module according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a conceptual diagram of the contactless charging module according to an embodiment of the present invention, (a) is a top view, and (b) is a diagram. 2A are cross-sectional views viewed from the A direction, and FIGS. 2C and 2D are cross-sectional views viewed from the B direction of FIG. FIG. 3 is a conceptual diagram showing how to wind the coil of the non-contact charging module in the embodiment of the present invention, FIG. 4 is a conceptual diagram of the magnetic sheet of the non-contact charging module in the embodiment of the present invention, (a) FIG. 5B is a top view, FIG. 4B is a cross-sectional view seen from the A direction in FIG. 4A, and FIGS. 5C and 5D are cross-sectional views seen from the B direction in FIG.
本願発明の非接触充電モジュール1は、導線が渦巻き状に巻回された平面コイル部2と、コイル21面に対向するように設けられた磁性シート3と、を備え、磁性シート3に、コイル21面の内周円の円周の接線に垂直であって、コイル21面の巻き始めもしくは巻き終わりの点から磁性シート3の端部にまで最短距離で伸びる凹部33またはスリット34を設けたことを特徴とする非接触充電モジュール1である。
The non-contact charging module 1 of the present invention includes a
図1、2に示すとおり、平面コイル部2は、面上で渦を描くように径方向に向けて導電体を巻いたコイル21と、コイル21の両端に設けられた端子22、23を備える。コイ
ル21は2本の導線を平面上で平行に巻きまわしたものである。また、コイルによって形成された渦巻き状の面をコイル面と呼ぶ。また、端子22、23部分において2本の導線が半田などによって電気的に接続されているので、2本の導線が1本の太い導線のようになる。すなわち、2本の導線は平面状で同一の中心を軸に巻きまわされており、半径方向において一方の導線が他方の導線に挟まれるようになる。このように2本の導線を端子22、23部分で電気的に接合して1本の導線のように機能させることによって、同じ断面積であっても厚みを抑えることができる。すなわち、例えば、直径が0.25mmの導線の断面積を、直径が0.18mmの導線を2本準備することによって得ることができる。従って、直径が0.25mmの導線1本であると、コイル21の1ターンの厚みは0.25mm、コイル21の半径方向の幅は0.25mmであるが、直径が0.18mmの導線2本であると、コイル21の1ターンの厚みは0.18mm、半径方向の幅は0.36mmとなる。なお、厚み方向とは、平面コイル部2と磁性シート3との積層方向である。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
また、コイル21は中心側の一部分のみ、厚さ方向に2段に重なっており、残りの外側の部分は1段である。このとき、コイル21の中心側の一部分は図3(a)または図3(b)のように重なるように巻回される。図3(a)のように上段の導線と下段の導線どうしがお互いに空間を空けるように巻回されることによって、上段の導線と下段の導線との間の浮遊容量が小さくなり、コイル21の交流抵抗を小さく抑えることができる。
In addition, the
また、図3(b)のように上段の導線と下段の導線どうしがお互いに空間を詰めるように巻回されることによって、コイル21の厚みを抑えることができる。
Further, as shown in FIG. 3B, the upper conductor and the lower conductor are wound so as to close each other, whereby the thickness of the
また、図3のように本実施例においては、断面積が円形状の導線としているが、方形形状などの導線でも良い。ただし、断面積が方形状の導線と比較して円形状の導線とでは、隣り合う導線どうしの間に隙間が生じるため、導線間の浮遊容量が小さくなり、コイル21の交流抵抗を小さく抑えることができる。
Further, in the present embodiment as shown in FIG. 3, the cross-sectional area is a conducting wire having a circular shape, but a conducting wire having a square shape or the like may be used. However, in the case of a circular conductor compared with a rectangular conductor, a gap is formed between adjacent conductors, so that the stray capacitance between the conductors is reduced, and the AC resistance of the
また、コイル21は厚さ方向に2段で巻回するよりも1段で巻回した方がコイル21の交流抵抗が低くなり、伝送効率を高くすることができる。これは、2段で導線を巻回すると、上段の導線と下段の導線との間に浮遊容量が発生するためである。従って、コイル21は全体を2段で巻回するよりも、なるべく多くの部分を1段によって巻回した方が良い。また、1段で巻回することによって、非接触充電モジュール1として薄型化することができる。なお、コイル21の交流抵抗が低いことでコイル21における損失を防ぎ、L値を向上させることによって、L値に依存する非接触充電モジュール1の電力伝送効率を向上させることができる。
In addition, the
また、本実施例においては、図1に示すコイル21の内側の内径xは10mm〜20mmであり、外径は約30mmである。内径xが小さいほど、同じ大きさの非接触充電モジュール1においてコイル21のターン数を増やすことができ、L値を向上させることができる。
In this embodiment, the inner diameter x inside the
なお、端子22、23はお互いに近接してもよく、離れて配置されてもよいが、離れて配置された方が非接触充電モジュール1を実装しやすい。
In addition, although the
磁性シート3は電磁誘導作用を利用した非接触充電の電力伝送効率を向上させるために設けたものであって、図4に示す通り、平坦部31と、中心の凸部32と、凹部33とを備える。凹部33はスリット34であっても良い。また、本実施例においては、磁性シート3としてNi−Zn系のフェライトシート、Mn−Zn系のフェライトシート、Mg−Zn系のフェライトシートなどを使うことができる。フェライトシートは、アモルファス金属の磁性シートに比較してコイル21の交流抵抗を低下させることができる。なお、中
心の凸部32は必ずしも必要ではない。また、磁性シート3は飽和磁束密度が350mT以上であって、厚みを300μm以上とするとよい。
The
本実施例において磁性シート3は約33mm×33mmである。図4(b)に示すd1は0.2mm、d2は0.2mm、d3は0.4mmとなるように、平坦部31、凸部32、凹部33それぞれの厚みを設定している。磁性シート3が厚いほど非接触充電モジュールとしては電力伝送効率が向上するので、凸部32の高さd1は大きければ大きいほど非接触充電モジュール1の伝送効率を向上させる。しかしながら、凸部32を導線の直径よりも大きくした分だけ非接触充電モジュール1としての厚みが増加してしまうため、コイル21を構成する導線の直径とほぼ同一にしている。また、凸部32の径は、コイル21の内径とほぼ同一である。すなわち、コイル21の軸の中心と凸部32の中心はほぼ一致し、コイル21が凸部32を中心に巻回されているようになる。また、d2もコイル21を構成する導線の直径とほぼ同一とし、最低限の深さでしか凹部33を形成しない。これは、凹部33が深くなるほど磁性シート3が薄くなるため、非接触充電モジュール1の伝送効率を下げてしまうからである。
In this embodiment, the
凹部33は、凸部32の周りを囲むように形成された円形部33aと、円形部33aから磁性シート3の端部までのびる直線部33bとを備える。円形部33aの幅は約1mm〜2mmであり、直線部33bの幅は0.4mm〜1mm程度(導線の径+約0.1mm)である。直線部33bは磁性シート3の端部とほぼ垂直であり、円形部の外周の接線と重なるように形成される。このように直線部33bを形成することによって、導線を折り曲げることなく端子22、23を形成することができる。なお、この場合、直線部33bの長さは約15mm〜20mmである。また、直線部33bは、磁性シート3の端部と円形部33aの外周が最も近づく部分に形成しても良い。これによって、凹部33の形成面積を最低限に抑えることができ、非接触充電モジュール1の伝送効率を向上させることができる。なお、この場合、直線部33bの長さは約5mm〜10mmである。どちらの配置であっても、直線部33bの内側端部は円形部33aに接続している。また、直線部33bは、他の配置にしてもよい。すなわち、コイル21はなるべく1段構造であることが望ましく、その場合、コイル21の半径方向のすべてのターンを1段構造とするか、一部を1段構造として他の部分を2段構造とすることが考えられる。従って、端子22、23のうち一方はコイル21外周から引き出すことができるが、他方は内側から引き出さなくてはならない。従って、コイル21が巻回されている部分と、コイル21の巻き終わりから端子22または23までの部分とが、必ず厚さ方向において重なってしまう。従って、その重なる部分に直線部33bを設ければよい。
The
また、直線部33bは図4(c)に示すように凹部33であっても良いし、図4(d)に示すようにスリット34であっても良い。すなわち、凹部33であれば磁性シート3に貫通孔やスリットを設けないので磁束が漏れることを防ぎ、非接触充電モジュール1の電力伝送効率を向上させることができる。対して、スリット34の場合は、磁性シート3の形成が容易となる。凹部33である場合、図4(c)に示すように断面形状が方形状となるような凹部33に限定されず、円弧状であったり、丸みを帯びてもよい。
Further, the
なお、前述したd1、d2、円形部33aの幅などは、導線の直径に依存するため、上記の値に限定されるものではない。また、d1とd2は必ずしも同一である必要もない。なぜならば、円形部33aの部分ではコイルが3段以上に巻かれることもあるからである。
Note that the above-described d1, d2, the width of the
図5は、本発明の実施例における非接触充電モジュールのフェライトシートの厚みとコイル21のL値との関係を示す図である。ここで言うフェライトシートの厚みとは、図4(b)におけるd2とd3を合わせたものを言い、凸部32は関係ない。従って、本実施
例においてはフェライトシートの厚みは0.6mmである。また、このとき、コイル21の巻き数は30ターン、コイル21の内径は10mmである。図6に示すとおり、約0.6mm程度においてコイル21のL値が34μHを越える。これによって初めて、非接触充電モジュール1の規格であるWPC規格を満足させることができる。また、0.6mm以上厚くすると非接触充電モジュール1の全体の厚みが増してしまうため、本実施例では0.6mmとしている。なお、厚みが0.6mmで最適値であるのは上記のフェライトシートであるからであって、アモルファス金属の磁性シートを使用した場合は別の値となる。
FIG. 5 is a diagram showing the relationship between the thickness of the ferrite sheet of the contactless charging module and the L value of the
次に、コイル21の内径とL値との関係、及びコイル21のターン数とL値との関係について説明する。図6は、本発明の実施例における非接触充電モジュールのコイル21の内径とL値との関係を示す図、図7は、本発明の実施例における非接触充電モジュールのコイル21のターン数とL値との関係を示す図である。なお、図8においてコイル21の巻き数は30ターンであり、図8においてコイル21の内径は10mmである。
Next, the relationship between the inner diameter of the
コイル21のL値が高いほど非接触充電モジュール1の伝送効率は向上し、前述したWPC規格を満足させるためにも、L値は30μH程度必要となる。従って、図7、図8から明らかなとおり、コイル21の巻き数は少なくとも約30ターン、コイル21の内径は少なくとも約10mmが必要である。しかしながら、非接触充電モジュール1の厚み、大きさは非接触充電モジュール1を搭載する例えば携帯電話の電池パックの大きさなどに規制されるため、小型化、薄型化が必要となる。
As the L value of the
従って、本願発明は、2本の導線を端子22、23部分において電気的に接続することで直径の大きな導線1本のようにし、同程度の導線の断面積を確保した上で薄型化を実現する。また、2本の導線とすることで、コイル21の半径方向における幅が1本の導線分よりも大きくなってしまうため、最も内側の部分を一部だけ2段構造とする。これによって、限られた大きさの磁性シート3であっても、コイル21の巻き数を十分に確保することができる。また、2段構造とするのを内側とすることによって、凹部33の面積を最小限に抑えることができるので、非接触充電モジュール1の電力伝送効率を保つことができる。また、2段構造とするのを内側としてコイル21のうちなるべく多くの部分を1段構造とすることで、交流抵抗を低く抑え、L値を高くすることができる。また、磁性シートの、平面コイル部2の複数段に重ねて巻回されている部分に対向する部分に、磁性シート3を薄くするような環状の凹部33を設けたことによって、コイルの複数段に重ねられた部分と一段の部分との厚みの違いを相殺し、より薄型化させることができる。
Accordingly, in the present invention, two conductors are electrically connected at the
また、図5に示すように磁性シート3の四隅であって、平坦部31上のコイル21が配置されていない領域に凸部32aを形成しても良い。すなわち、磁性シート3の四隅であって平坦部31上のコイル21の外周よりも外側は、磁性シート3の上に何も載せられていない。従って、そこに凸部32aを形成することによって磁性シート3の厚みを増加させ、非接触充電モジュールの電力伝送効率を向上させることができる。凸部32aの厚みは厚ければ厚いほうが良いが、薄型化のため、中央の凸部32と同様導線の厚みとほぼ同一とする。
Further, as shown in FIG. 5,
また、コイル21は環状に巻回されることに限定されず、方形状や多角形状に巻回される場合もある。更に、内側を3段構造とし、外側を2段構造とするように、内側を複数段に重ねて巻回し、外側を内側で巻回した段数よりも少ない段数で巻回することでも、本願の効果を得ることができる。
Further, the
次に、円形部33aが設けられない場合の凸部32、凹部33、スリット34について詳細に説明する。図8〜10では、コイル21は1本の導線を巻回して形成されているこ
とを前提としているが、本願発明はそれに限定されるものではない。その他の点においては、図1〜4とほぼ同一である。図8は、本発明の実施例におけるコイルが1段構造の非接触充電モジュールの概念図であり、(a)は上面図、(b)は図8(a)のA方向から見た断面図、(c)及び(d)は図8(a)のB方向から見た断面図である。図9は、本発明の実施例におけるコイルが1段構造の非接触充電モジュールの磁性シートの概念図であり、(a)は上面図、(b)は図9(a)のA方向から見た断面図、(c)及び(d)は図9(a)のB方向から見た断面図である。図10は、本発明の実施例におけるコイルが1段構造の非接触充電モジュールの磁性シートの概念図であって、(a)は上面図、(b)は図10(a)のA方向から見た断面図である。なお、図8から図10には円形部33aを設けておらず、コイル21も単線の銅線によって形成している。
Next, the
前述したとおり、コイル21はなるべく1段構造であることが望ましく、その場合、コイルの半径方向のすべてのターンを1段構造とするか、一部を1段構造として他の部分を2段構造とすることが考えられる。従って、端子22、23のうち一方はコイル21の外周から引き出すことができるが、他方は内側から引き出さなくてはならない。従って、コイル21が巻回されている部分と、コイル21の巻き終わりから端子22または23までの部分とが、必ず厚さ方向において重なってしまう。
As described above, it is desirable that the
従って、本願発明はその重なる部分において直線状に凹部33またはスリット34を設ける。特に、図9は、コイル21面の内周円の円周の接線に平行であって、コイル面の巻き始めもしくは巻き終わりの点から磁性シート3の端部にまで最短距離で伸びる直線状の凹部33またはスリット34である。なお、コイル21面の内周円の円周の接線とは、凹部33またはスリット34はコイル21面の内周円の外周付近から伸びており、凹部33またはスリット34がコイル21面の内周円の外周に近づく場所における内周円の円周の接線である。このように直線部33bを形成することによって、磁性シート3上で導線を折り曲げることなく端子22、23を形成することができる。すなわち、凹部33またはスリット34を設け、凹部33またはスリット34に導線をはめ込むため、平坦部31から凹部33またはスリット34に向かって導線を厚み方向に屈折させなくてはならない。従って、導線が平坦部31から凹部33またはスリット34に向かってはめ込まれる部分において、磁性シート3上で導線を折り曲げることがないため、導線の強度を維持したまま薄型化を達成することができる。なお、この場合、直線部33bの長さは約15mm〜20mmである。
Accordingly, in the present invention, the
また、直線部33bは、図10に示すように磁性シート3に、コイル21面の内周円の円周の接線に垂直であって、コイル面の巻き始めもしくは巻き終わりの点から磁性シート3の端部にまで最短距離で伸びる凹部33またはスリット34である。これによって、凹部33の形成面積を最低限に抑えることができ、非接触充電モジュール1の伝送効率を向上させることができる。すなわち、凹部33またはスリット34を設けることで、磁性シート3の一部分が欠落、または薄くなってしまう。従って、凹部33またはスリット34から磁束が漏れ、非接触充電モジュールの電力伝送効率が多少であるが低下する恐れがある。従って、凹部33の形成面積を最低限に抑えることで磁束の漏れを最小限に抑えて非接触充電装置の電力伝送効率を維持したまま、薄型化を達成することができる。なお、この場合、直線部33bの長さは約5mm〜10mmである。なお、図10においては、凸部32の外周の接線上であって、磁性シート3の端部に最短距離となるように設けるため、磁性シート3の端部3aと平行な形状である。以上から、円形部33aがない場合も同様の直線部33bを形成するが、円形部33aがない分だけ直線部33bを延ばすと良い。また、図8などでは直線部33bは上面から見て長方形形状となっているが、それに限られるものではない。すなわち、導線を入れやすいように内側端部に丸みを持たせたり、多角形にするとなお良い。
Further, as shown in FIG. 10, the
また、図9及び図10どちらも、方形の磁性シート3の一方の一対の対向する端部の辺に平行であり、他方の一対の対向する端部の辺には垂直である。これは、本実施例の磁性シート3が方形であるからである。しかしながら、磁性シート3の形状は方形に限定されず、円形、多角形など様々な形状が考えられる。従って、例えば磁性シート3の形状は多角形であり、凹部33またはスリット34は、凹部33またはスリット34の一端が突き当たる辺に対して垂直であることによって、利用しやすい多角形の磁性シートにおいて凹部33またはスリット34の面積を最小限に抑えることができる。特に、磁性シート3の形状は方形であり、磁性シート3の一方の一対の対向する端部の辺に平行であり、他方の一対の対向する端部の辺には垂直であることによって、最も利用しやすい方形形状の磁性シートにおいて凹部33またはスリット34の面積を最小限に抑えることができる。
9 and 10 are both parallel to one pair of opposing end sides of the rectangular
以上のことから、凹部33またはスリット34は、コイル21とコイル21の巻き終わりから端子22または23までの部分とが重なりあう部分に設け、平坦部31上にはコイル21面が備えられる。なお、凹部33またはスリット34は、多少長くまたは短く設けられても良いが、少なくともコイル21とコイル21の巻き終わりから端子22または23までの部分とが重なりあう部分の80%以上はカバーできるようにしたほうが良い。
From the above, the
また、図10に示すように磁性シート3の四隅であって、平坦部31上のコイル21が配置されていない領域に凸部32aを形成しても良い。すなわち、磁性シート3の四隅であって平坦部31上のコイル21の外周よりも外側は、磁性シート3の上に何も載せられていない。従って、そこに凸部32aを形成することによって磁性シート3の厚みを増加させ、非接触充電モジュールの電力伝送効率を向上させることができる。凸部32aの厚みは厚ければ厚いほうが良いが、薄型化のため、中央の凸部32と同様導線の厚みとほぼ同一とする。
Further, as shown in FIG. 10,
このように、磁性シート3に円形の凸部32を設け、磁性シート3に、凸部32の円周の接線に垂直であって、凸部32の円周から磁性シート3の端部にまで伸びる凹部33またはスリット34を設けたことによって、凹部33またはスリット34の形成により磁束が漏れてしまうことがありえるが、凸部32を形成することによって磁性シート3の一部の厚みを増加させるので、磁束の漏れを抑えることができる。
In this manner, the
また、コイル21は環状に巻回されることに限定されず、方形状や多角形状に巻回される場合もある。更に、内側を3段構造とし、外側を2段構造とするように、内側を複数段に重ねて巻回し、外側を内側で巻回した段数よりも少ない段数で巻回することでも、本願の効果を得ることができる。
Further, the
次に、本発明の非接触充電モジュール1を備えた非接触充電機器について説明する。非接触電力伝送機器は、送電用コイルおよび磁性シートを備える充電器と、受電用コイルおよび磁性シートを備える本体機器とから成るものであり、本体機器が携帯電話などの電子機器となっている。充電器側の回路は、整流平滑回路部と、電圧変換回路部と、発振回路部と、表示回路部と、制御回路部と、上記送電用コイルとで構成されている。また本体機器側の回路は、上記受電用コイルと、整流回路部と、制御回路部と、主として二次電池から成る負荷Lとで構成されている。 Next, the non-contact charging device provided with the non-contact charging module 1 of the present invention will be described. The non-contact power transmission device includes a charger including a power transmission coil and a magnetic sheet, and a main device including a power receiving coil and a magnetic sheet. The main device is an electronic device such as a mobile phone. The circuit on the charger side includes a rectifying / smoothing circuit unit, a voltage conversion circuit unit, an oscillation circuit unit, a display circuit unit, a control circuit unit, and the power transmission coil. The circuit on the main device side includes the power receiving coil, a rectifier circuit unit, a control circuit unit, and a load L mainly composed of a secondary battery.
この充電器から本体機器への電力伝送は、1次側である充電器の送電用コイルと、2次側である本体機器の受電用コイルとの間の電磁誘導作用を利用して行われる。 The power transmission from the charger to the main device is performed using an electromagnetic induction action between the power transmission coil of the charger on the primary side and the power receiving coil of the main device on the secondary side.
本実施例の非接触充電機器は、上記で説明した非接触充電モジュールを備えるため、平面コイル部の断面積を十分に確保して電力伝送効率を向上させた状態で、非接触充電機器を小型化及び薄型化することができる。 Since the non-contact charging device of the present embodiment includes the non-contact charging module described above, the non-contact charging device is reduced in size in a state where the cross-sectional area of the planar coil portion is sufficiently secured to improve the power transmission efficiency. And thinning.
本発明の非接触充電モジュールによれば、平面コイル部の断面積を十分に確保した状態で、非接触モジュールを薄型化することができるため、携帯電話、携帯用のコンピュータなどの携帯端末、ビデオカメラなどの携帯機器などの様々な電子機器の非接触充電モジュールとして有用である。 According to the non-contact charging module of the present invention, the non-contact module can be thinned in a state in which the cross-sectional area of the planar coil portion is sufficiently secured, so that the mobile terminal such as a mobile phone or a portable computer, video It is useful as a non-contact charging module for various electronic devices such as portable devices such as cameras.
1 非接触充電モジュール
2 平面コイル部
21 コイル
22、23 端子
3 磁性シート
31 平坦部
32 凸部
33 凹部
34 スリット
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (6)
前記平面コイルを載置する面を有する磁性シートと、
前記磁性シートに設けられ、前記面から突出した凸部と、を備え、
前記平面コイルの中空部内に前記凸部が配置され、
前記磁性シートの厚みは、前記凸部が前記面から突出した高さよりも大きく、
前記凸部の厚みは、前記平面コイルの厚みよりも大きいことを特徴とする非接触充電モジュール。 A planar coil wound with a conducting wire;
A magnetic sheet having a surface on which the planar coil is placed;
A convex portion provided on the magnetic sheet and projecting from the surface;
The convex portion is disposed in the hollow portion of the planar coil,
The thickness of the magnetic sheet is greater than the height at which the convex portion protrudes from the surface,
The non-contact charging module, wherein the thickness of the convex portion is larger than the thickness of the planar coil.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011206906A JP5445545B2 (en) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | Non-contact charging module, non-contact charger and electronic device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011206906A JP5445545B2 (en) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | Non-contact charging module, non-contact charger and electronic device |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010267986A Division JP4835787B1 (en) | 2010-12-01 | 2010-12-01 | Non-contact charging module and non-contact charging device |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013231870A Division JP2014027880A (en) | 2013-11-08 | 2013-11-08 | Noncontact charging module and noncontact charger |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012119662A JP2012119662A (en) | 2012-06-21 |
JP2012119662A5 JP2012119662A5 (en) | 2013-05-16 |
JP5445545B2 true JP5445545B2 (en) | 2014-03-19 |
Family
ID=46502127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011206906A Expired - Fee Related JP5445545B2 (en) | 2011-09-22 | 2011-09-22 | Non-contact charging module, non-contact charger and electronic device |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5445545B2 (en) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012101729A1 (en) | 2011-01-26 | 2012-08-02 | パナソニック株式会社 | Non-contact charging module and non-contact charging instrument |
EP3425651A3 (en) | 2011-06-14 | 2019-01-16 | Panasonic Corporation | Communication apparatus |
EP2775632A4 (en) | 2011-11-02 | 2015-07-01 | Panasonic Corp | Non-contact wireless communication coil, transmission coil, and portable wireless terminal |
US10204734B2 (en) | 2011-11-02 | 2019-02-12 | Panasonic Corporation | Electronic device including non-contact charging module and near field communication antenna |
JP2013169122A (en) | 2012-02-17 | 2013-08-29 | Panasonic Corp | Non-contact charge module and portable terminal having the same |
JP6112383B2 (en) * | 2012-06-28 | 2017-04-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | Mobile device |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2529436B2 (en) * | 1989-11-28 | 1996-08-28 | 三菱電機株式会社 | Non-contact IC card system |
JPH06105486A (en) * | 1992-08-05 | 1994-04-15 | Toyota Autom Loom Works Ltd | Electromagnetic power supply |
JPH07231586A (en) * | 1993-09-08 | 1995-08-29 | Tokin Corp | Cordless power station |
JP3815626B2 (en) * | 1994-06-29 | 2006-08-30 | 神鋼電機株式会社 | Cold body melting furnace tilting device with non-contact power supply |
JPH1075538A (en) * | 1996-06-27 | 1998-03-17 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | Charging connector |
JPH11265814A (en) * | 1998-03-17 | 1999-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Coil component and electronic equipment using the same |
JP2004047701A (en) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Jfe Steel Kk | Planar magnetic element for noncontact charger |
JP2008294385A (en) * | 2007-04-24 | 2008-12-04 | Panasonic Electric Works Co Ltd | Contactless power transmitting device, and manufacturing method of its coil block for electric power receiving |
JP5118394B2 (en) * | 2007-06-20 | 2013-01-16 | パナソニック株式会社 | Non-contact power transmission equipment |
JP5112439B2 (en) * | 2007-08-21 | 2013-01-09 | 株式会社東芝 | Non-contact type power receiving device, electronic device using the same, and charging system |
JP5363719B2 (en) * | 2007-11-12 | 2013-12-11 | リコーエレメックス株式会社 | Non-contact transmission device and core |
-
2011
- 2011-09-22 JP JP2011206906A patent/JP5445545B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012119662A (en) | 2012-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180175645A1 (en) | Wireless charging module having a wireless charging coil and a magnetic sheet | |
JP4835787B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP4835786B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP5845404B2 (en) | Receiving side non-contact charging module and receiving side non-contact charging device | |
US8729855B2 (en) | Non-contact charging module and non-contact charger | |
JP5845406B2 (en) | Receiving side non-contact charging module and receiving side non-contact charging device | |
JP4835796B1 (en) | Receiving side non-contact charging module and receiving side non-contact charging device | |
JP5445545B2 (en) | Non-contact charging module, non-contact charger and electronic device | |
JP4835800B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP4900525B1 (en) | Non-contact charging module, transmitting-side non-contact charging device and receiving-side non-contact charging device provided with the same | |
JP4962634B1 (en) | Method for manufacturing contactless charging module | |
JP2014027880A (en) | Noncontact charging module and noncontact charger | |
JP4835801B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP5003835B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device using the same | |
JP4900524B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP4835797B1 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP5845407B2 (en) | Receiving side non-contact charging module and receiving side non-contact charging device | |
JP5903568B2 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP5031911B2 (en) | Non-contact charging module and non-contact charging device | |
JP2012209997A (en) | Non-contact charging module and non-contact charger |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130402 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130402 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20130402 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20130417 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130507 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20130514 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130723 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131108 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131126 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131209 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5445545 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |