JP5430362B2 - Unlocking device for seat slide device - Google Patents
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Description
本発明は、シートスライド装置のロック機構に作用してアッパーレールとロアレールのロック状態を解除する解除レバーを備えたロック解除装置に関する。
詳しくは、解除レバーに対して、ロック解除ハンドル側から、本来ロック解除を企図していなかった力が加わったときには、解除レバーがロック機構に作用しないようにする技術に関する。
The present invention relates to a lock release device provided with a release lever that acts on a lock mechanism of a seat slide device to release the locked state of an upper rail and a lower rail.
More specifically, the present invention relates to a technique for preventing a release lever from acting on a lock mechanism when a force that is not originally intended to be unlocked is applied to the release lever from the lock release handle side.
シートスライド装置のロック状態を解除する解除レバーの動作に関連する従来技術としては、例えば、下記を挙げることができる。
(1)特開2004−122799号公報(特許文献1)
ロックプレート(ロック部材)によるロック状態を、操作ハンドルの操作に連動する解除レバーの動作によって解除する系統と、シートバックに連動するリクライニングプレートを連結部材を介して解除レバーに連携させておくことによりシートバックの回動に連動して解除する系統と、を備えた装置に於いて、連結部材に無理な荷重が作用したとき連結が外れるように構成しておくことでロック機構の損傷を防止する技術。
(2)特開2007−050829号公報(特許文献2)
ロックレバー(ロック部材)によるロック状態を該ロックレバーに連結された座席下のループハンドルの操作によって解除する装置に於いて、ループハンドルの位置を、第1の位置と、第1の位置よりも床面に近い第2の位置とで切り換え可能に構成することで、着座者の脚部がループハンドルに触れないようにした技術。
Examples of conventional techniques related to the operation of the release lever that releases the locked state of the seat slide device include the following.
(1) Japanese Patent Application Laid-Open No. 2004-122799 (Patent Document 1)
By associating the system that releases the locked state by the lock plate (lock member) by the operation of the release lever linked to the operation of the operation handle and the reclining plate linked to the seat back to the release lever via the connecting member. In a device equipped with a system that releases in conjunction with the rotation of the seat back, the lock mechanism is prevented from being damaged by being configured so that the connection is released when an excessive load is applied to the connection member. Technology.
(2) Japanese Patent Application Laid-Open No. 2007-050829 (Patent Document 2)
In a device for releasing a locked state by a lock lever (lock member) by operating a loop handle under a seat connected to the lock lever, the position of the loop handle is set to be higher than the first position and the first position. A technology that prevents the seated person's legs from touching the loop handle by switching between the second position close to the floor.
シートスライド装置のロック解除用の操作ハンドルを座席下に設ける装置では、着座者の足が操作ハンドルに触れたとき、解除レバーがロック機構に作用することがある。
本発明は、着座者の足が座席下のロック解除ハンドルに触れる等したときには解除レバーがロック機構に作用しないようにして、解除レバーとロック機構の受け部側との必要のない接触を無くし、もって、部品寿命を延ばすことを目的とする。
なお、前記した特許文献1や2の装置には、着座者の足がロック解除ハンドルに触れる等した場合に解除レバーがロック機構に作用しないようにする機能は無い。
In an apparatus in which an operation handle for unlocking the seat slide device is provided under the seat, the release lever may act on the lock mechanism when a seated person's foot touches the operation handle.
The present invention eliminates unnecessary contact between the release lever and the receiving portion side of the lock mechanism so that the release lever does not act on the lock mechanism when the seated person's foot touches the unlocking handle under the seat, etc. Therefore, it aims at extending the lifetime of parts.
Note that the devices disclosed in
本発明は、下記[1]〜[4]のように構成される。なお、本項(課題を解決するための手段)及び次項(発明の効果)に於いて付した符号は理解を容易にするためであり、本願発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。 The present invention is configured as the following [1] to [4]. In addition, the code | symbol attached | subjected in this term (means for solving a subject) and the following term (effect of invention) is for understanding easily, and is not the meaning which limits this invention to the structure of a code | symbol.
[1]構成1
シートスライド装置のロック機構に作用することによりアッパーレール2とロアレール1のロック状態を解除する解除レバー4を有するロック解除装置であって、
前記解除レバー4は、外部からの操作力が伝達される被伝達部424と、アッパーレール2側から突設された支持軸2012,2022に凹溝4220の部位にて揺動可能に且つ離脱可能に支持される被支持部422とを有し、揺動により前記ロック機構に作用し、
前記被支持部422は、前記凹溝4220の開口縁から前記被伝達部424側へ延びた後に立設された解除レバー縁面が規定する逃げ空間422cを有し、
前記被伝達部424から凹溝4220方向への外力により解除レバー4が変位して前記凹溝4220が前記支持軸2012,2022から離脱したとき当該解除レバー4が前記逃げ空間422cの立設部分で前記支持軸2012,2022に係止される、
ことを特徴とするロック解除装置。
[1]
A lock release device having a release lever 4 for releasing the lock state of the
The
The supported
When the
An unlocking device characterized by that.
逃げ空間は、図1(b)に例示する如く一端部421寄りが開放されたU字もしくはJ字形状の逃げ空間422cでもよく、また、図7(b)に例示する如く一端部421’寄りが閉じた長孔形状の逃げ空間422c’でもよい。また、U字やJ字の下部分(J字の場合の422bの部分)が無い形状、即ち、L字形状(図1(b)と同方向から見た場合は鏡文字のL字形状)でもよい。
The relief space may be a U-shaped or J-
[2]構成2
構成1に於いて、
前記逃げ空間422cは、前記レバー縁面を前記立設部分422ccから前記凹溝4220と対向する位置へ向けて折り返すことにより形成されて成る、
ことを特徴とするロック解除装置。
立設部分422ccを、以下、適宜、折り返し部分422ccともいう。
[2]
In
The
An unlocking device characterized by that.
Hereinafter, the standing portion 422cc is also referred to as a folded portion 422cc as appropriate.
[3]構成3
構成1又は構成2に於いて、
前記支持軸2012,2022を軸芯とする解除レバー4の揺動を妨げない位置で、且つ、前記凹溝4220が前記支持軸2012,2022から離脱している状態での解除レバー4の移動を前記支持軸2012,2022と協働して案内し得る位置に、前記アッパーレール2側に支持された突出部2015/2025を有する、
ことを特徴とするロック解除装置。
[3] Configuration 3
In
Movement of the release lever 4 in a position where the swing of the release lever 4 with the
An unlocking device characterized by that.
突出部2015,2025の位置としては、例えば、図7(a)に示すように、解除レバー4の一端部421からロック機構の作用受部301の方向へ上側片422aの下縁面422aiを距離S1(S1<S0)離れた位置まで延長した位置P1を挙げることができる。ここで、S0は、凹溝4220と折り返し部分422ccの距離である。
For example, as shown in FIG. 7A, the positions of the protruding
また、図7(b)に示すように、解除レバー4’の一端部421’からロック機構の作用受部の方向へ解除レバー4’の下縁面400’を距離S1’(S1’<S0’)離れた位置まで延長した位置P2を挙げることもできる。ここで、S0’は、凹溝4220’と折り返し部分422cc’の距離である。
Further, as shown in FIG. 7 (b), the
[4]構成4
構成1〜構成3の何れかに於いて、
前記アッパーレール2は2枚の平行な立板201,202を有し、
前記解除レバー4は前記2枚の立板201,202の間隙に配されており、
前記支持軸2012,2022は前記立板201/202の板面から対向する立板202/201の方向へ突設された部位である、
ことを特徴とするロック解除装置。
[4]
In any of
The
The
The
An unlocking device characterized by that.
このように、支持軸2012,2022を、立板201の板面201i及び/又は立板202の板面202iから対向する立板202及び/又は立板201の方向へ突出して成る突起により構成すると、部品点数を削減することができる。
なお、前述の突出部2015,2025についても同様であり、立板201の板面201i及び/又は立板202の板面202iから対向する立板202及び/又は立板201の方向へ突出して成る突起により構成すると、部品点数を削減することができる。
As described above, the
The same applies to the
構成1は、シートスライド装置のロック機構に作用することによりアッパーレール2とロアレール1のロック状態を解除する解除レバー4を有するロック解除装置であって、前記解除レバー4は、外部からの操作力が伝達される被伝達部424と、アッパーレール2側から突設された支持軸2012,2022に凹溝4220の部位にて揺動可能に且つ離脱可能に支持される被支持部422とを有し、揺動により前記ロック機構に作用し、前記被支持部422は、前記凹溝4220の開口縁から前記被伝達部424側へ延びた後に立設された解除レバー縁面が規定する逃げ空間422cを有し、前記被伝達部424から凹溝4220方向への外力により解除レバー4が変位して前記凹溝4220が前記支持軸2012,2022から離脱したとき当該解除レバー4が前記逃げ空間422cの立設部分で前記支持軸2012,2022に係止されることを特徴とするロック解除装置であるため、例えば着座者の足が座席下のロック解除ハンドル5を蹴ってしまう等して力が解除レバー4に伝達された場合、解除レバー4は逃げ空間422cの立設部分422ccで支持軸2012,2022に係止されるため、解除レバー4がロック機構に作用することがなく、解除レバー4とロック機構側受け部との必要のない接触を防止できる。
The
構成2は、構成1に於いて、前記逃げ空間422cは、前記レバー縁面を前記立設部分422ccから前記凹溝4220と対向する位置へ向けて折り返すことにより形成されて成ることを特徴とするロック解除装置であるため、構成1の作用効果を、更に確実に奏することができる。
構成3は、構成1又は構成2に於いて、前記支持軸2012,2022を軸芯とする解除レバー4の揺動を妨げない位置で、且つ、前記凹溝4220が前記支持軸2012,2022から離脱している状態での解除レバー4の移動を前記支持軸2012,2022と協働して案内し得る位置に、前記アッパーレール2側に支持された突出部2015/2025を有することを特徴とするロック解除装置であるため、例えば、解除レバーを立板201・202の間隙に組み付ける際に、凹溝4220を支持軸2012,2022に位置決めする作業を、容易に行うことができる。
構成4は、構成1〜構成3の何れかに於いて、前記アッパーレール2は2枚の平行な立板201,202を有し、前記解除レバー4は前記2枚の立板201,202の間隙に配されており、前記支持軸2012,2022は前記立板201/202の板面から対向する立板202/201の方向へ突設された部位であることを特徴とするロック解除装置であるため、部品点数を削減することができる。
In the configuration 3, in the
In the
図示のシートスライド装置は、ロアレール1の底壁部10とその縁から立設された2つの側壁部(側壁部11,第2側壁部16)で囲まれる空間(溝状空間)に、アッパーレール2の下部を収容して、レール方向へ移動可能に支持する装置である。この移動を可能にするために、アッパーレール2とロアレール1の間隙には、図4に示すように、ローラやボールが介在されている。なお、アッパーレール2とロアレール1の間隙に適宜にローラやボールを介在させること自体は周知であるため、説明は省略する。
The illustrated seat slide device has an upper rail in a space (grooved space) surrounded by a
また、図示のシートスライド装置では、アッパーレール2とロアレール1に関連づけてロック機構(後述)が設けられており、これにより、アッパーレール2の移動を所望の位置で停止させて、ロックすることが可能とされている。
In addition, in the illustrated seat slide device, a lock mechanism (described later) is provided in association with the
ロアレール1は、床面に平行に設置されてレール底部を成す底壁部10と、底壁部10の一方の縁から垂直に立設された側壁部11と、側壁部11の上端縁から略90度レール幅方向内側へ曲げて延設された天壁部12と、天壁部12の先端から略90度下方へ曲げて下垂された下垂部13とを有する。
The
また、ロアレール1は、底壁部10の他方の縁から斜め上方へ鈍角で曲げて延設された第2側壁部16と、第2側壁部16の先端から略90度曲げてレール幅方向内側斜め上方へ延設された第2天壁部17と、第2天壁部17の先端から略90度曲げて底壁部10側へ延設された第2下垂部18とを有する。
これらの各部から構成されるロアレール1は、例えば、1枚の金属板を折り曲げ形成することにより製造され得る。
Further, the
The
アッパーレール2は、鉛直に設けられる2枚の平行な立板(第1立板201,第2立板202)を備え上部にてシートを支持する立板部20と、第1立板201の下端から前記ロアレール1の側壁部11側へ略90度曲げて延設された底板部21と、底板部21の先端から略90度曲げて上方へ立設されその先端が前記ロアレール1の側壁部11と天壁部12と下垂部13とで構成される溝内に位置されており且つ先端部が斜め上方へ曲げられている側板部22と、を有する。
The
ここで、立板部20は、第1立板201と、段部2020を有する第2立板202とを段部2020の上部にて重ねて接合して成るものであり、両立板201,202の間隙に、ロック部材30や、ロック解除レバー(解除レバー)4(第1レバー41,第2レバー42)が、後述のように挟持される。
Here, the standing
また、アッパーレール2は、第2立板202の下端から前記ロアレール1の第2側壁部16側へ略90度曲げて底板部21よりも幅狭に延設された第2底板部26と、第2底板部26の先端から斜め上方へ鈍角で曲げて立設されその先端が前記ロアレール1の第2側壁部16と第2天壁部17と第2下垂部18とで構成される溝内に位置される第2側板部27を更に有する。
Further, the
これらの各部から構成されるアッパーレール2の第1立板201及びその下端から連続する部位21,22や、第2立板202及びその下端から連続する部位26,27は、例えば、それぞれ、1枚の金属板を折り曲げ形成することにより製造され得る。なお、これに代えて、例えば、1枚の板材を折り曲げて図5内上方にて断面コの字状に折り曲げて連続させたものであってもよい。
The
このようにアッパーレール2とロアレール1とが構成されているため、アッパーレール2の立板部20を下方へ延長した仮想面(第1立板201と第2立板202の上部での接合面を図5で下方へ延長した面)は、底板部21の下方側の部分の幅が第2底板部26の下方側の部分の幅よりも広くなるように、ロアレール1の底壁部10を分割する。言い換えれば、図5で立板部20の境界より右側の部分は、左側の部分よりも小さく構成されており、軽量である。
Since the
ロック機構は、線状弾性体を屈曲形成して成るロック部材(バネ)30と、アッパーレール2の第1立板201に形成されたロック孔201hと、ロアレール1の下垂部13の下端縁を凹凸状に切り欠いて形成されたロック歯13tと、アッパーレール2の側板部22に貫通形成された係合孔22hとを有する。
The lock mechanism includes a lock member (spring) 30 formed by bending a linear elastic body, a
ここで、ロック部材は、両端の基部302,302と、該両端の基部302,302から突出された2つのロック突出部303,303と、該2つの突出部303,303の間に位置する中央の作用受部301とを有し、該作用受部301が、アッパーレール2の第1立板201と第2立板202の間に挟持されている。
一方、両端の基部302,302は、それぞれ第2立板202の貫通孔を通して第2立板202の反対面側に導出されて、該反対面側の切り起こし部2029,2029に係止されている(図1(a)参照)。
Here, the lock member has
On the other hand, the
また、2つのロック突出部303,303は、第1立板201の対応するロック孔201h,201hを通して、ロアレール1の下垂部13の下端のロック歯13tに係合/離脱可能とされているとともに、さらに、アッパーレール2の側板部22に貫通形成された係合孔22h,22hに挿通されて、該係合孔22h,22hの上壁部内面から垂れ下がるように設けられている舌状部に係合されている。なお、ロック突出部303、ロック孔201h、係合孔22hは、図示の例では2個づつであるが、適宜に個数を変更してよいことは勿論である。
The two
かかる構成のロック部材は、作用受部301を第1立板201と第2立板202の各内壁面(板面)201i,202iに沿って押し下げられることにより、ロック突出部303,303が、係合歯13tから離脱して、ロック解除状態となる。また、作用受部301を押し下げている力が取り去られると、バネ力で元の状態に復帰して、ロック突出部303,303が係合歯13tと係合し、再びロック状態となる。
In the lock member having such a configuration, when the
ロック部材の作用受部301の押し下げは、ロック解除ハンドル5による操作力を伝達されて動作するロック解除レバー(解除レバー)4によって行われる。即ち、ロック解除ハンドル5による操作力を伝達されて回転される第2レバー(解除レバー)42と、該第2レバー42により押されて回転される第1レバー41とによって行われる。なお、第1レバー41と第2レバー42を単一の解除レバーとして構成することもできる。
The
以下、説明する。
第1立板201と第2立板202の間隙内、ロック部材30の作用受部301の上方位置には、長尺状の第1レバー41が、中間部412を第1支持軸2011,2021により回転(揺動)可能に支持されており、該第1レバー41の先端部411が、ロック部材30の作用受部301の上面に当接されている。ここで、一方の第1支持軸2011は第1立板201の該当部位を間隙方向へ突出形成して成る円柱形状の突出部であり、他方の第1支持軸2021は第2立板202の上記一方の第1支持軸2011との対向部位を間隙方向へ突出形成して成る円柱形状の突出部である。このように、本例では第1レバー41の中間部412を回転(揺動)可能に支持する第1支持軸2011,2021を、第1立板201及び第2立板202の突出形成によって構成しているため、第1支持軸用の部品点数を削減できる。
This will be described below.
In the gap between the first
この第1レバー41の両側の板面は、それぞれ、第1立板201と第2立板202の内壁面(板面)201i,202iに接しており、第1支持軸2011,2021を軸芯とする揺動時には、両内壁面201i,202iに規制されて案内される。
The plate surfaces on both sides of the
また、第1立板201と第2立板202の間隙内で、第1レバー41の下方には、長尺状の第2レバー42が、被支持部422の凹溝4220を第2支持軸2012,2022により回転(揺動)可能に支持されている。即ち、ロック機構の作用受部301寄りの一端部421と、ロック解除ハンドル5側から外力を伝達される他端部側の被伝達部424との中間の被支持部422の凹溝4220の部位にて、第2支持軸2012,2022により回転(揺動)可能に支持されている。また、該第2レバー42の被伝達部424寄りの部位423には、第1レバー41の基端部413の下面が当接されている。このため、第2レバー42が図1での反時計回りに揺動すると、第2レバー42の部位423が第1レバー41の基端部413を押し上げる。これにより、第1レバー41が反時計回りに揺動して、その先端部411がロック部材30の作用受部301を押し下げる。これにより、ロック解除が行われる。
Further, in the gap between the first
また、第2レバー42の被伝達部424には、ロック解除ハンドル5の端部が連結されていて、該ロック解除ハンドル5の操作力(第2レバー42を図1での反時計回りに揺動させる操作力)を伝達可能とされている。ここで、一方の第2支持軸2012は第1立板201の該当部位を間隙方向へ突出形成して成る円柱形状の突出部であり、他方の第2支持軸2022は第2立板202の上記一方の第2支持軸2012との対向部位を間隙方向へ突出形成して成る円柱形状の突出部である。このように、本例では第2レバーの先端部421寄りの被支持部422を回転(揺動)可能に支持する第2支持軸2012,2022を、第1立板201及び第2立板202の突出形成によって構成しているため、第2支持軸用の部品点数を削減できる。
Further, the end of the unlocking
この第2レバー42の両側の板面は、それぞれ、第1立板201と第2立板202の内壁面(板面)201i,202iに接しており、第2支持軸2012,2022を軸芯とする揺動時には、両内壁面201i,202iに規制されて案内される。
The plate surfaces on both sides of the
第2レバー42の先端部421から中間の被支持部422付近までは上下二股に分かれており、上側片422aと、該上側片422aより短い下側片422bとにより構成されている。即ち、J字状を成している。このJ字の内部(逃げ空間)422c、即ち、二股部分の内部(逃げ空間)422cは、その上面を上側片422aの下縁面422aiにより構成されているのであるが、該下縁面422aiの中間部位には正面視(図1)で円弧状に切り欠いて形成された凹溝4220が設けられており、この凹溝4220にて、第2支持軸2012,2022により回転(揺動)可能に支持されている。
A portion from the
このように、被支持部422に設けられた凹溝4220の開口部分が上側片422aの下縁面422aiに連続されているため、第2レバー42の被伝達部424が連結されているロック解除ハンドル5(座席前方側)から通常のハンドル操作とは異なる外力(例:着座者が足で操作ハンドル5に触れる等して生じた外力)が伝達されてきて、第2レバー42がロック解除方向(図1で反時計方向)へ強く揺動しようとした場合には、凹溝4220にて第2支持軸2012,2022により支持されていた係止状態が外れて、第2レバー42が座席後方側(ロック機構の作用受部301の方向)へ変位し、且つ、二股部分の内部(逃げ空間)422cのJ字もしくはU字の底部(折り返し部分/立設部分)422ccに於いて第2支持軸2012,2022により係止される。即ち、第2レバーの変位が、その位置で止められる。つまり、凹溝4220の座席前方側開口に平坦に連なっている二股部分の内部(逃げ空間)422cが、ロック解除方向へ回転(揺動)させようとする外力に対する「逃げ」として機能して第2レバー42を所定距離だけ変移させ、その回転(揺動)を防止する。このため、ロック解除ハンドル5側からの本来はロック解除を企図していなかった外力によって、第1レバー41の先端部411がロック部材30の作用受部301の上面に必要なくぶつかる等の不具合を防止できる。
As described above, since the opening portion of the
ここで、突出部2015,2025について説明する。
前述の凹溝4220に於いて第2支持軸2012,2022により回転(揺動)可能に支持される解除レバー4(図1では第2レバー42)の付近に、突出部2015,2025を設けてもよい。即ち、第2支持軸2012,2022を軸芯とする第2レバー42の揺動を妨げない位置で、且つ、凹溝4220が第2支持軸2012,2022から離脱している状態での解除レバー4の移動を第2支持軸2012,2022と協働して案内し得る位置に、一方の立板201(202)の板面201i(202i)から、対向する他方の立板202(201)の方向へ突出するようにして、突出部2015(2025)を設けてもよい。なお、両方の板面からそれぞれ突出させてもよい。
Here, the
Protruding
上記を満たす突出部2015,2025の位置としては、例えば、図7(a)に示すように、解除レバー4の一端部421からロック機構の作用受部301の方向へ上側片422aの下縁面422aiを距離S1(S1<S0)離れた位置まで延長した位置であるP1位置を挙げることができる。ここで、S0は、凹溝4220と折り返し部分(立設部分)422ccの距離である。
As the positions of the projecting
また、図7(b)に示すように、解除レバー4’の一端部421’からロック機構の作用受部の方向へ解除レバー4’の下縁面400’を距離S1’(S1’<S0’)離れた位置まで延長した位置であるP2位置を挙げることもできる。ここで、S0’は、凹溝4220’と折り返し部分422cc’の距離である。
このように突出部を設けると、例えば、解除レバーを立板201・202の間隙に組み付ける際に、凹溝4220を支持軸2012,2022に位置決めする作業を、容易に行うことができる。
Further, as shown in FIG. 7 (b), the
When the protrusions are provided in this way, for example, when the release lever is assembled in the gap between the standing
上記では、ロック解除操作を本来企図していなかった外力により解除レバーが揺動してしまうことを防止するための逃げ空間として、図1(b)に示す空間、即ち、一端部421寄りが開放されたU字もしくはJ字形状の逃げ空間422cを用いているが、これに代えて、例えば、図7(b)に示すような一端部421’寄りが閉じた長孔形状の逃げ空間422c’を用いてもよい。
In the above, as the escape space for preventing the release lever from swinging due to an external force that was not originally intended for the unlocking operation, the space shown in FIG. The U-shaped or J-shaped
また、上記では、パイプ状のロック解除ハンドル5の端部を潰して偏平とし、これを、第1立板201と第2立板202の間隙に挿入して、第2レバー42の被伝達部424に嵌め込んでいるが、これに代えて、例えば、第2レバーの被伝達部を屈曲形成するとともに第2立板202に貫通孔を設け、該貫通孔から第2レバーの屈曲他端部を導出し、この導出部分にロック解除ハンドルの端部を嵌め込むようにしてもよい。また、パイプ状のハンドルの端部を偏平に潰して第2レバーとして用いてもよい。つまり、ロック解除ハンドルの端部に第2レバーを一体成形で設けてもよい。
Further, in the above, the end of the pipe-like unlocking
1 ロアレール
10 底壁部
11 側壁部
12 天壁部
13 下垂部
13t ロック歯
16 第2側壁部
17 第2天壁部
18 第2下垂部
2 アッパーレール
20 立板部
201 第1立板
201h ロック孔
201i 板面(間隙側)
2011 第1支持軸(第1立板側)/円柱形状の突出部
2012 第2支持軸(第1立板側)/円柱形状の突出部
2015 突出部
202 第2立板
202i 板面(間隙側)
2021 第1支持軸(第2立板側)/円柱形状の突出部
2022 第2支持軸(第2立板側)/円柱形状の突出部
2025 突出部
2029 切り起こし部
21 底板部
22 側板部
22h 係合孔
26 第2底板部
27 第2側板部
30 ロック部材
301 作用受部
302 基部
303 ロック突出部
4 ロック解除レバー(解除レバー)
41 第1レバー
410 板面
411 先端部
412 中間部
413 基端部
42 第2レバー
420 板面
421 一端部
422 被支持部
4220 凹溝
422a 上側片
422ai 上側片の下縁面
422b 下側片
422c 二股部分の内部(逃げ空間)
422cc 二股部分の内部の底部(折り返し部分/立設部分)
423 後端部寄り部位
424 被伝達部
5 ロック解除ハンドル
DESCRIPTION OF
2011 first support shaft (first standing plate side) /
2021 First support shaft (second standing plate side) /
41 first lever 410
422cc The bottom of the bifurcated part (folded part / standing part)
423 Rear
Claims (4)
前記解除レバーは、外部からの操作力が伝達される被伝達部と、アッパーレール側から突設された支持軸に凹溝の部位にて揺動可能に且つ離脱可能に支持される被支持部とを有し、揺動により前記ロック機構に作用し、
前記被支持部は、前記凹溝の開口縁から前記被伝達部側へ延びた後に立設された解除レバー縁面が規定する逃げ空間を有し、
前記被伝達部から凹溝方向への外力により解除レバーが変位して前記凹溝が前記支持軸から離脱したとき当該解除レバーが前記逃げ空間の立設部分で前記支持軸に係止される、
ことを特徴とするロック解除装置。 A lock release device having a release lever that releases the locked state of the upper rail and the lower rail by acting on the lock mechanism of the seat slide device,
The release lever includes a transmitted portion to which an operating force from the outside is transmitted, and a supported portion that is swingably supported by a support shaft that protrudes from the upper rail side and is detachably supported at a groove portion. And acting on the locking mechanism by swinging,
The supported portion has a clearance space defined by a release lever edge surface that is erected after extending from the opening edge of the concave groove toward the transmitted portion side,
When the release lever is displaced by an external force in the direction of the groove from the transmitted portion and the groove is detached from the support shaft, the release lever is locked to the support shaft at the standing portion of the clearance space.
An unlocking device characterized by that.
前記逃げ空間は、前記レバー縁面を前記立設部分から前記凹溝と対向する位置へ向けて折り返すことにより形成されて成る、
ことを特徴とするロック解除装置。 In claim 1,
The escape space is formed by folding the lever edge surface from the standing portion toward the position facing the concave groove,
An unlocking device characterized by that.
前記支持軸を軸芯とする解除レバーの揺動を妨げない位置で、且つ、前記凹溝が前記支持軸から離脱している状態での解除レバーの移動を前記支持軸と協働して案内し得る位置に、前記アッパーレール側に支持された突出部を有する、
ことを特徴とするロック解除装置。 In claim 1 or claim 2,
The movement of the release lever is guided in cooperation with the support shaft at a position that does not hinder the swing of the release lever having the support shaft as an axis and the groove is detached from the support shaft. In a possible position, it has a protrusion supported on the upper rail side,
An unlocking device characterized by that.
前記アッパーレールは2枚の平行な立板を有し、
前記解除レバーは前記2枚の立板の間隙に配されており、
前記支持軸は前記立板の板面から対向する立板の方向へ突設された部位である、
ことを特徴とするロック解除装置。 In any one of Claims 1-3,
The upper rail has two parallel standing plates,
The release lever is arranged in the gap between the two standing plates,
The support shaft is a portion protruding from the plate surface of the upright plate in the direction of the upstanding plate,
An unlocking device characterized by that.
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