JP5422437B2 - 容量検出装置 - Google Patents

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本発明は被検出体の接近又は接触により変化される容量を検出する容量検出装置に関し、例えば液晶ディスプレイ(LCD)に重ねて配置されて使用される静電容量型のタッチセンサ装置に適用して有効な技術に関する。
透明導電膜(ITO)で形成される電極容量の、指等のタッチによる変動を検出する、静電容量型タッチパネルにおいて、容量の変動を検出する方式として、外部電源からタッチパネルの電極容量へチャージし、チャージされた電荷を外部の検出容量に移動する方式が一般的である。
この電荷移動を利用した方法として、外部電源を電圧源とし、検出容量への電荷移動量を電圧として計測することにより電極容量の変動を検出する方式が特許文献1に、外部電源を電流源とし、検出容量への電荷移動の時間を計測することにより電極容量の変動を検出する方式が特許文献2に開示されている。
米国特許第7312616号明細書 米国特許第5730165号明細書
外部電源からタッチパネルの電極容量へチャージし、チャージされた電荷を外部の検出容量に移動する方式では、1回の検出サイクルに上記チャージと電荷移動を複数回繰り返すことによって、検出信号量が大きくなると共に特定回の電荷移動によるノイズの影響が相対的に小さく見えるようになる。
しかしながら、上記特許文献の技術は、電極容量測定のために移動する電荷量が移動回数により減少していくため、測定結果には1回目の移動時の電圧が支配的になる。要するに、チャージされた電荷を電荷再配分によって検出容量に移動する動作を繰り返して検出容量に累積していくから、当然第1回目のチャージシェアで蓄積される電荷量が大きくなる。電極への接触による電極容量の変化は微小で、外部ノイズの影響を受けやすいため、複数回の電荷移動により1回の電荷移動での重畳ノイズを平均化する効果が考えられるが、前述のように特定の電荷移動が最終的に測定する電圧に対し支配的になると、平均化効果が低下し特定回のノイズの影響を受けやすくなることが本発明者によって明らかにされた。
本発明はこれらの問題点に鑑みてなされたものであり、外部ノイズの影響を受けやすい静電容量型のタッチパネル等の容量検出装置において、ノイズの影響を軽減することを目的とする。
本発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、電極部へ充電された電荷を電荷再配分によって複数回キャパシタに取り込んで累積するとき、最初にキャパシタを電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージする。また、複数回累積する動作の途中で、キャパシタの蓄積電荷による電圧をプリチャージの場合とは逆方向にシフトしてから累積する動作を継続する。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、プリチャージしたキャパシタに充電電荷を取り込むことにより各々の電荷移動でキャパシタに生じる電圧のばらつきが小さくなる。途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。それぞれにより、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることが可能になる。
図1は本発明の一実施の形態に係るタッチセンサ装置を適用したLCD表示装置のブロック図である。 図2は図1の静電容量型タッチパネルの内部構成の一例を示すブロック図である。 図3は図1のタッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニットの内部構成を例示するブロック図である。 図4は図3の容量差分検出部の内部構成を例示する論理回路図である。 図5は図2記載の静電容量タッチパネルの各々の菱形電極が持つ容量に対して、指で触ったとき(タッチ)の容量変化を等価的に示した説明図である。 図6は図4記載の第1X電極線第1選択スイッチ51〜第10Y電極線第1選択スイッチ54、および第1X電極線第2選択スイッチ60〜第10Y電極線第2選択スイッチ63、第1電極線非選択スイッチ69〜第10Y電極線非選択スイッチ72の動作の詳細を例示するタイミングチャートである。 図7は図4記載の第1X電極線非選択スイッチ69〜第10Y電極線非選択スイッチ72の動作の詳細を例示するタイミングチャートである。 図8は図4の第1電圧変換回路の内部構成を例示する回路図である。 図9は図8で示した容量検出回路の動作を逐次的に示す第1の動作説明図である。 図10は図8で示した容量検出回路の動作を逐次的に示す第2の動作説明図である。 図11は図8で示した容量検出回路の動作を逐次的に示す第3の動作説明図である。 図12は図8で示した容量検出回路の動作を逐次的に示す第4の動作説明図である。 図13は図8で示した容量検出回路の動作を逐次的に示す第5の動作説明図である。 図14は図8で示した容量検出回路の動作を逐次的に示す第6の動作説明図である。 図15には図8で示した容量検出回路の動作タイミングが例示するタイミングチャートである。 図16は図8の電圧変換部85,87を用いて取り込み容量202のプリチャージ及び電圧シフトを行ったときの電荷の蓄積波形を例示する動作説明図である。 図17はプリチャージ及び電圧シフトの何れも行わなかったときの電荷の蓄積波形を例示する比較動作例の説明図である。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態に係る容量検出装置は、被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部(15,201)と、前記電極部へ充電された電荷を電荷再配分によって所定複数回取り込んで累積するキャパシタ(202)と、前記キャパシタに累積された電荷により生ずる電圧を測定する測定部(89,91)と、を有し、前記キャパシタは、前記電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージされてから前記電荷を取り込んで累積する動作が開始される。
プリチャージしたキャパシタに充電電荷を取り込むことにより各々の電荷移動でキャパシタに生じる電圧のばらつきが小さくなる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔2〕項1の容量検出装置において、前記キャパシタは、前記電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージされてから前記電荷を取り込んで累積する動作が開始された後、途中で、蓄積電荷を維持した状態で前記電荷の累積による電圧の変化方向とは逆方向に電圧シフトされる。
途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔3〕本発明の別の実施の形態に係る容量検出装置は、被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部と、前記電極部へ充電された電荷を電荷再配分によって所定複数回取り込んで累積するキャパシタと、前記キャパシタに累積された電荷により生ずる電圧を測定する測定部と、を有し、前記キャパシタは、前記電荷を取り込んで累積する動作が開始された後、途中で、蓄積電荷を維持した状態で前記電荷の累積による電圧の変化方向とは逆方向に電圧シフトされる。
途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔4〕項3の容量検出装置において、前記キャパシタは、前記電荷を取り込んで累積する動作が開始され前に、前記電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージされる。
プリチャージしたキャパシタに充電電荷を取り込むことにより各々の電荷移動でキャパシタに生じる電圧のばらつきが小さくなる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔5〕本発明の別の実施の形態に係る容量検出装置は、被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部(15,201)と、前記電極部へ充電された電荷を所定複数回取り込んで累積するキャパシタ(202)と、前記電極部に接続される前記キャパシタの第1キャパシタ電極(202a)とは反対側の第2キャパシタ電極(202b)に選択的に接続される複数の電圧ノード(NDa,NDb)と、前記第2キャパシタ電極に接続する前記電圧ノードを切換える切換え回路(301,303,45)と、前記第1キャパシタ電極に得られる電圧を測定する測定部(89,91)と、を有する。
前記第2キャパシタ電極に対する電圧ノードの接続が切換え可能にされることにより、前記キャパシタに対する電荷初期状態や電荷保持状態におけるキャパシタ電極の電圧シフト操作が可能になる。
〔6〕項5の容量検出装置において、前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧(Vss)に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧(−V)に接続して前記初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させる。
キャパシタをプリチャージしてから充電電荷を取り込むことができ、各々の電荷移動でキャパシタに生じる電圧のばらつきが小さくなる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔7〕項5の容量検出装置において、前記切換え回路は、前記第2キャパシタ電極を第1電圧に接続して、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を前記第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に切換えてから、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる。
途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔8〕項5の容量検出装置において、前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に接続して前記初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を第2電圧に切換えてから、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる。
キャパシタをプリチャージしてから充電電荷を取り込むことができ、且つ、途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔9〕本発明の更に別の実施の形態に係る容量検出装置は、被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす複数の容量電極(18,19)によって構成された静電容量型タッチパネル(15)と、前記容量電極へ充電された電荷を所定複数回取り込んで累積するキャパシタ(202)と、前記容量電極に接続される前記キャパシタの第1キャパシタ電極(202a)とは反対側の第2キャパシタ電極(202b)に選択的に接続される複数の電圧ノード(NDa,NDb)と、前記第2キャパシタ電極に接続する前記電圧ノードを切換える切換え回路(301,303,45)と、前記第1キャパシタ電極に得られる電圧を測定する測定部(89,91)と、を有する。
前記第2キャパシタ電極に対する電圧ノードの接続が切換え可能にされることにより、前記キャパシタに対する電荷初期状態や電荷保持状態におけるキャパシタ電極の電圧シフト操作が可能になる。
〔10〕項9の容量検出装置において、前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧(Vss)に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧(−V)に接続して前記初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させる。
キャパシタをプリチャージしてから充電電荷を取り込むことができ、各々の電荷移動でキャパシタに生じる電圧のばらつきが小さくなる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔11〕項9の容量検出装置において、前記切換え回路は、前記第2キャパシタ電極を第1電圧に接続して、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を前記第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に切換えてから、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる。
途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
〔12〕項9の容量検出装置において、前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に接続して前記初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を第2電圧に切換えてから、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる。
キャパシタをプリチャージしてから充電電荷を取り込むことができ、且つ、途中でキャパシタを電圧シフトしてから充電電荷の取り込みを再開することにより、キャパシタに累積できる充電電荷量を全体的に多くすることができる。これは、キャパシタに充電電荷を取り込む特定回のノイズに支配されずに平均化された容量検出結果を得ることを可能にする。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
図1は本発明の一実施の形態に係るタッチセンサ装置を適用したLCD表示装置の例である。図1において、1は水平同期信号、2は垂直同期信号、3はデータイネーブル、4は表示データ、5は同期クロックである。垂直同期信号1は表示一画面周期(1フレーム周期)の信号、水平同期信号2は一水平周期の信号、データイネーブル信号3は表示データ4が有効である期間(表示有効期間)を示す信号で、全ての信号が同期クロック5に同期して入力される。本実施形態では、これら表示データが、一画面分が左上端の画素から順次ラスタスキャン形式で転送され、1画素分の情報は6ビットのディジタルデータからなるものとして以下説明する。6は表示制御ユニット、7はデータ線およびタッチパネル制御信号、8は走査線制御信号であり、表示制御ユニット6は、垂直同期信号1、水平同期信号2、データイネーブル信号3、表示データ4、同期クロック5から、表示制御とタッチパネル制御のためのデータ線およびタッチパネル制御信号7と、表示の走査制御のための走査線制御信号8を生成する。9はLCDパネル、10はタッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニット、11はデータ線駆動信号、12は走査線駆動ユニット、13は走査線選択信号、14は表示画素アレイであり、LCDパネル9は、1枚のガラス基板上にタッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニット10、走査線駆動ユニット12、表示画素アレイ14を設けたものである。本実施形態では、タッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニット10はLSIで、走査線駆動ユニット12と表示画素アレイ14はガラス基板上に低温ポリシリコン(LTPS)で構成されるものとして以下説明する。タッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニット10は、従来と同様にデータ線およびタッチパネル制御信号7のうちの表示制御に関する信号から、表示画素アレイ14に書き込む信号電圧を生成するとともに、タッチパネル制御に関する信号からタッチパネルの座標を示す信号(後述)を生成する。走査線駆動ユニット12は、従来と同様、データ線駆動信号11として出力される書込み信号電圧を書き込む走査線を選択するための走査線選択信号13を出力する。表示画素アレイ14は、従来と同様、走査線選択信号13によって選択したライン上の画素にデータ線駆動信号11として出力される書込み信号電圧を書込み、書込み電圧に応じた階調制御を行う。15は静電容量型タッチパネル、16は検出電極線、17は座標信号であり、静電容量型タッチパネル15は、直交する複数の透明導電膜(ITO)による電極線を備える基板である。各々の電極線は検出電極線16としてタッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニット10に入力され、座標信号17に変換される。
図2は図1記載の静電容量型タッチパネル15の内部構成の一実施形態である。18はX1−1電極、19はY1−2電極であり、各々水平方向に配置されるX電極線と垂直方向に配置されるY電極線の交点以外の領域に設ける。本実施形態は、交点以外の領域を同じ形、面積の菱形で埋める構成として以下説明する。20は第1X電極線、21は第2X電極線、22は第3X電極線、23は第4X電極線、24は第5X電極線、25は第6X電極線、26は第1Y電極線、27は第2Y電極線、28は第3Y電極線、29は第4Y電極線、30は第5Y電極線、31は第6Y電極線、32は第7Y電極線、33は第8Y電極線、34は第9Y電極線、35は第10Y電極線であり、XとYが直交する形で配置され、すべての電極線が検出電極線16として出力される。本実施形態では、X電極線が6本、Y電極線が10本で構成されるものとして、以下説明する。したがって、X1−1電極18、Y1−2電極19と同一の電極が、X電極線上に10個、Y電極線上に6個、設けられることとなる。
図3は図1記載のタッチパネル駆動ユニット内蔵データ線駆動ユニット10の内部構成の一実施形態である。36はデータシフト部、37はデータ開始信号、38はデータシフトクロック、39はシリアル表示データ、40はパラレル表示データであり、データシフト部36は、従来と同様に、データ開始信号37を基準に、データシフトクロック38に従ってシリアル表示データ39を取り込み、パラレル表示データ40として順次出力する。41は1ラインラッチ部、42は水平ラッチクロック、43は1ラインデータであり、1ラインラッチ部41は、従来と同様に、順次出力されるパラレル表示データ40を、1ライン分の出力が終了するタイミングを示す水平ラッチクロック42に従って、1ラインデータ43として出力する。44はD/A変換部であり、従来と同様に、ディジタル値である1ラインデータ43をアナログ値に変換し、画素への書込み信号となるデータ線駆動信号11として出力する。45は検出制御部、46は検出スイッチ駆動信号、47は座標変換タイミング信号、48は容量差分検出部、49は容量差分値、50は座標変換部であり、検出制御部45は、容量差分検出部48における検出動作を制御するための検出スイッチ駆動信号46と、座標変換部50における動作を制御するための座標変換タイミング信号47を生成する。本実施形態では、検出動作、座標変換動作が水平ラッチクロック42に同期して一水平期間を基準として行うものとして、以下説明する。容量差分検出部48は、検出電極線16のなかの2本ずつの容量差分を、容量差分値49として出力する。座標変換部50は、容量差分値49から各々の電極線の容量を計算し、その容量の分布状態から座標を算出、座標信号17として出力する。
図4は図3記載の容量差分検出部48の内部構成の一実施形態である。51は第1X電極線第1選択スイッチ、52は第2X電極線第1選択スイッチ、53は第3X電極線第1選択スイッチ、54は第10Y電極線第1選択スイッチであり、すべては図示していないが、X電極6本、Y電極10本、各々に、差分検出のための第1の対象となる電極を選択する選択スイッチ(計16個)が接続される。55は第1選択スイッチ信号、56は第1X電極線第1選択信号、57は第2X電極線第1選択信号、58は第3X電極線第1選択信号、59は第10Y電極線第1選択信号であり、すべては図示していないが、差分検出のための第1の対象となる電極を選択する信号(計16本)が入力される。前記第1選択スイッチ信号55は前記選択スイッチ信号56乃至59を総称する。
60は第1X電極線第2選択スイッチ、61は第2X電極線第2選択スイッチ、62は第3X電極線第2選択スイッチ、63は第10Y電極線第2選択スイッチであり、すべては図示していないが、X電極6本、Y電極10本、各々に、差分検出のための第2の対象となる電極を選択する選択スイッチ(計16個)が接続される。64は第2選択スイッチ信号、65は第1X電極線第2選択信号、66は第2X電極線第2選択信号、67は第3X電極線第2選択信号、68は第10Y電極線第2選択信号であり、すべては図示していないが、差分検出のための第2の対象となる電極を選択する信号(計16本)が入力される。前記第2選択スイッチ信号64は前記選択スイッチ信号65乃至68を総称する。
69は第1X電極線非選択スイッチ、70は第2X電極線非選択スイッチ、71は第3X電極線非選択スイッチ、72は第10Y電極線非選択スイッチであり、すべては図示していないが、X電極6本、Y電極10本、各々に、差分検出のための第1の対象、第2の対象、どちらにも選択されない電極を選択してGNDに接続するスイッチ(計16個)が接続される。73は非選択スイッチ信号、74は第1X電極線非選択信号、75は第2X電極線非選択信号、76は第3X電極線非選択信号、77は第10Y電極線非選択信号であり、すべては図示していないが、差分検出のための第1の対象、第2の対象、どちらにも選択されない電極を選択する信号(計16本)が入力される。前記非選択スイッチ信号73は前記非選択信号74乃至77を総称する。
78は第1X電極容量、79は第2X電極容量、80は第3X電極容量、81は第10Y電極容量であり、すべては図示していないが、各々の電極(計16本)が容量を持つことを等価的に表すものである。82は第1選択電極線、83は第2選択電極線であり、第1選択電極線82は、第1X電極線第1選択スイッチ51〜第10Y電極線第1選択スイッチ54のなかから1つ選択された電極線が、差分検出の第1の対象として接続される。第2選択電極線83は、第1X電極線第2選択スイッチ60〜第10Y電極線第2選択スイッチ63のなかから1つ選択された電極線が、差分検出の第2の対象として接続される。84は電極線検出タイミング信号、85は第1電圧変換回路、86は第1電極線電圧、87は第2電圧変換回路、88は第2電極線電圧であり、第1電圧変換回路85は第1選択電極線82の容量を電圧に変換し、第1電極線電圧86として出力する。第2電圧変換回路87は第2選択電極線83の容量を電圧に変換し、第2電極線電圧88として出力する。89は差動増幅部,90は容量差分電圧であり、差動増幅部89は、第1電極線電圧86と第2電極線電圧88を差動入力とする差動増幅部であり、増幅後の電圧を容量差分電圧90として出力する。91はA/D変換部であり、アナログ値である容量差分電圧90をディジタル値に変換し、容量差分値49として出力する。
図5は図2記載の静電容量タッチパネル15の各々の菱形電極が持つ容量に対して、指で触ったとき(タッチ)の容量変化を等価的に示した図である。92は検出電源、93はX電極容量、94はY電極容量、95は指、96はX−指容量、97はY−指容量、98は接地容量であり、検出電源92から見た容量は、指95がない場合にはX電極容量93のみであるのに対し、指が接触することにより、X−指容量96を介したY−指容量97、Y電極容量94が合成された容量となる。この容量変化を検出することにより、静電容量タッチパネルの座標検出が行われる。
図6は図4記載の第1X電極線第1選択スイッチ51〜第10Y電極線第1選択スイッチ54、および第1X電極線第2選択スイッチ60〜第10Y電極線第2選択スイッチ63、第1電極線非選択スイッチ69〜第10Y電極線非選択スイッチ72の動作の詳細の一実施形態である。99は第1X電極線第1選択信号波形、100は第2X電極線第1選択信号波形、101は第5X電極線第1選択信号波形、102は第6X電極線第1選択信号波形、103は第1Y電極線第1選択信号波形、104は第2Y電極線第1選択信号波形、105は第3Y電極線第1選択信号波形、106は第9Y電極線第1選択信号波形、107は第10Y電極線第1選択信号波形、108は第1X電極線第2選択信号波形、109は第2X電極線第2選択信号波形、110は第5X電極線第2選択信号波形、111は第6X電極線第2選択信号波形、112は第1Y電極線第2選択信号波形、113は第2Y電極線第2選択信号波形、114は第3Y電極線第2選択信号波形、115は第9Y電極線第2選択信号波形、116は第10Y電極線第2選択信号波形、117は第1選択電極線状態、118は第2選択電極線状態であり、ある期間で選択された電極線は次の期間では第1選択と第2選択を入れ替えて選択される。例えば、第1選択電極線状態117がX1電極、第2選択電極線状態118がX2電極である次の期間では、第1選択電極線状態117がX2電極、第2選択電極線状態118がX1電極となるよう、各選択信号は動作する。本実施形態では、第1選択電極線82、第2選択電極線83は隣接する電極線が選択され、X1とX2、X2とX1(先の入替え)、X2とX3、X3とX2(先の入替え)、・・・、X5とX6、X6とX5(先の入替え)が選択された後、Y1とY2、Y2とY1(先の入替え)、Y2とY3、Y3とY2(先の入替え)、・・・、Y9とY10、Y10とY9(先の入替え)と選択されるものとして、以下説明する。
図7は図4記載の第1X電極線非選択スイッチ69〜第10Y電極線非選択スイッチ72の動作の詳細の一実施形態である。119は第1X電極線非選択信号波形、120は第2X電極線非選択信号波形、121は第5X電極線非選択信号波形、122は第6X電極線非選択信号波形、123は第1Y電極線非選択信号波形、124は第2Y電極線非選択信号波形、125は第3Y電極線非選択信号波形、126は第9Y電極線非選択信号波形、127は第10Y電極線非選択信号波形であり、図6記載の第1選択スイッチ信号55、第2選択スイッチ信号64のいずれの信号も選択していない電極線を非選択とするような波形とする。本実施形態では、非選択スイッチにより、検出に関係のない電極線はGNDに接続するものとして、以下説明する。128はX1電極接続状態、129はX2電極接続状態、130はX6電極接続状態、131はY1電極接続状態、132はY2電極接続状態、133はY10電極接続状態であり、検1、検2とは、各々第1選択電極線82、第2選択電極線83に接続されている状態を示す。X、Y各々の端となるX1電極線接続状態128、X6電極線接続状態130、Y1電極線接続状態131、Y10電極線接続状態133は、差分検出のため第1選択、第2選択が1回ずつでその他の期間はGND接続となり、それ以外のX2電極線接続状態129(X3からX5も同様)、Y2電極線接続状態132(Y3からY9も同様)は第1選択、第2選択が2回ずつでその他の期間はGND接続となる。
図8には図4記載の第1電圧変換回路85の内部構成が例示される。図中201は電極合成容量、202は取込み容量、203は電極充電スイッチ、204は電圧源、305は負電圧源、205は検出電極シェアスイッチ、206は取込み容量正極側セットスイッチ、301は取込み容量負極側接地スイッチ、303は取込み容量負極側負電圧スイッチである。電極合成容量201は図4に代表される電極容量78から81で例示されるような図5記載の等価回路によるタッチ/非タッチに応ずる合成容量成分を意味し、単に検出電極201とも称する。検出電極201は、外部からの接触により容量が変化する電極であり、この容量は後述する電極充電スイッチ203を介して接続される電圧源204により充電され、検出電極シェアスイッチ205により取込み容量202に接続されることで、充電された電荷を取込み容量202に転送するよう動作し、この電荷量の変化によって接触の有無を判定する。
取り込み電極202の一方の第1キャパシタ電極202aを便宜上正極、他方の第2キャパシタ電極202bを便宜上負極とも記す。取込み容量202は、前述の検出電極201から検出電極シェアスイッチ205を介して電荷を受け取り蓄積する。蓄積された電荷量により正極、負極間に電圧が生じ、この電圧を検出することで容量判定を行う。電極充電スイッチ203は検出電極201に電圧源204を接続し、オン時に電圧源204からの一定の電圧を与え、電圧源204と同一の電圧となった後にオフとなるように動作する。検出電極シェアスイッチ205は、検出電極201と取込み容量202を接続する。前述の電極充電スイッチ203をオフにした後、本スイッチ205をオンすることで検出電極201に蓄積された電荷を取込み容量202に転送する。取込み容量正極側セットスイッチ206は、検出動作の初期化時に使用し、初期化時にオンとなり取込み容量202の正極を接地する。後述する取込み容量負極側負電圧スイッチ303も同時にオンとなり、これによって、接地(グランドレベルVss)と負極電圧の差に相当する電荷が取込み容量202に初期値としてセットされる。
取込み容量負極側接地スイッチ301はグランド電圧(Vss)の電極ノードNDbを選択的に第2のキャパシタ電極202bに接続し、容量負極側負電圧スイッチ303は負電圧(―V)の電極ノードNDaを選択的に第2のキャパシタ電極202bに接続する。取込み容量負極側接地スイッチ301と取込み容量負極側負電圧スイッチ303はペアで使用され、双方とも202の取込み容量の負極に接続されており、排他的に制御される。つまり、301がオンのときは常に303はオフであり、逆に303がオンのときは常に301はオフとなっている。これらのスイッチ301,303はオンとオフを切り替える瞬間に双方ともオフとなるデッド期間を有し、双方同時にオンとなり、ショートを防止している。動作は、初期化時には、負極側負電圧スイッチ303がオンとなり、取込み容量の負極に負電圧源305の電圧(−V)を印加し、前述の取込み容量正極側セットスイッチ206により正極に印加される接地電圧(Vss)とにより、取込み容量202に初期電圧をセットする。初期化期間終了後、負極側負電圧スイッチはオフとなり、負極側接地スイッチ301がオンとなり、負極は接地電圧に上昇する。正極側はどこにも接続されていないハイインピーダンス状態のため、負極の電圧上昇に伴い、正極も上昇する。この状態から、電極充電スイッチ203とシェアスイッチ205を交互にオンすることで取込み容量202に電荷を蓄積する。一定回数蓄積後、負極側接地スイッチ301をオフし、負極側負電圧スイッチをオンすることで、負極側の電圧が負電圧源303の電圧に下降し、これに伴い正極側の電圧も負電源の電圧と等しい電圧だけ降下する。この後降下した正極側の電圧から、電極充電スイッチ203とシェアスイッチ205を交互にオンすることによる取込み容量への電荷蓄積を再開し、一定回数蓄積後、検出結果として電圧を出力する。尚、特に図示はしないが、第2電圧変換回路87も上記同様に構成される。
図9乃至図14には、図8で示した容量検出回路の動作が逐次的に示される。
図9では検出電極シェアスイッチ205をオフし、取込み容量正極側セットスイッチ206と取込み容量負極側負電圧スイッチ303をオンすることで取込み容量202に負電圧源305で決定する電圧で充電を行う。また、電極充電スイッチ203をオンし、検出電極201に電圧源204で決定する電圧で充電を行う。
図10では、取込み容量正極側セットスイッチ206と取込み容量負極側負電圧スイッチ303をオフし、同時に取込み容量負極側接地スイッチ301をオンすることで、取り込み容量202の負極側は接地電圧まで上昇し、正極側は充電された電圧分を保持するため、接地電圧から負電圧源305の電圧分上昇する。次に図11では、検出電極シェアスイッチ205をオンし検出電極201に充電した電荷を取り込み容量202へ転送する。次に図12では、検出電極シェアスイッチ205をオフし、電極充電スイッチ203をオンすることで、再度検出電極201を充電する。図11と図12の処理を一定回数繰り返すことで、取込み容量202に検出電極201の容量に比例した電荷を蓄積する。このときの取込み容量202の電圧は、負電圧源305の電圧と図11及び図12の操作で蓄積された電荷分の電圧の和となる。次に図13において、取込み容量負極側接地スイッチ301をオフし取込み容量負極側負電圧スイッチ303をオンすることで、取込み容量202の負極電圧を負電圧源305の負電源電圧に設定する。これによって正極側の電圧は負電源電圧分だけ降下する。また、電極充電スイッチ203をオンすることで、検出電極201に充電を行う。次に図14において、電極充電スイッチ203をオフし検出電極シェアスイッチ205をオンすることで、検出電極201の電荷を取込み容量202に転送する。このとき取込み容量202の正極電圧が負電源電圧分だけ降下しているため、転送される電荷分の電圧が増加する。図13及び図14の処理を一定回数繰り返すことで、取込み容量202に検出電極201の容量に比例した電荷を蓄積する。これらの動作によって、取込み容量202には対接地で図11及び図12の処理の繰り返しによる電圧と図13及び図14の処理の繰り返しによる電圧の和が生じ、その電圧は、特定回の動作での獲得電圧に依存しない。
図15には図8で示した容量検出回路の動作タイミングが示される。図中401はSET信号、402はCGSEL信号、403はCHARGE信号、404はSHARE信号、405は取込み容量の負極側端子VCS1、406は取込み容量202の正極側端子VCS2である。SET信号401は、スイッチ206を操作する信号で、ハイレベル時にスイッチ206がオンとなる。またCGSEL信号402はスイッチ301とスイッチ303を操作する信号で、ローレベル時はスイッチ301がオン、スイッチ302がオフとなり、ハイレベル時はスイッチ301がオフ、スイッチ302がオンとなる。CHARGE信号403はスイッチ205を操作する信号で、ハイレベル時にスイッチ205がオンとなり、検出電極201と取り込み容量202が接続され電荷の転送が行われる。405のVCS1と406のVCS2は上記スイッチ301,303の操作の結果の電圧波形であり、VCS1は202の負極側(スイッチ301,303側)、VCS2は正極側(スイッチ205側)となる。
図15の上方にある数字はタイミングチャート内の時刻を示している。時刻0乃至時刻14は第1選択電極線82及び第2選択電極線83の1変化サイクル(差分検出サイクル)を意味する。
時刻0では、図9に相当する操作が行われている。SET信号401とCGSEL信号402がハイレベルとなることで取込み容量202への電圧設定が行われ、CHARGE信号がハイレベルとなることで、検出電極201に充電が行われる。VCS1は負電圧(−V)に設定され、VCS2は接地レベル(Vss=0V)となる。時刻1、2では、図10に相当する操作が行われている。SET信号401とCGSEL信号402がローレベルとなり、取込み容量202が負電圧源305から切り離され、負電極が接地されることによって、VCS1は接地電圧(Vss)となり、これに伴いVCS2は負電圧の絶対値電圧分(例えば+V)レベル上昇する(407)。
時刻3では、図11に相当する操作が行われ、1回目の電荷転送が行われる。CHARGE信号403がローレベルとなり、SHARE信号404がハイレベルとなる。これにより、検出電極201に充電された電荷が取込み容量202に転送される。これによって、VCS2の電圧が増加する。
時刻4では図12に相当する操作が行われ、2回目の電荷充電が行われる。SHARE信号404がローレベルとなり、CHARGE信号403がハイレベルとなる。これによって、検出電極201と取込み容量202は切り離され、検出電極201への充電が開始される。
時刻4〜7では時刻2と3の操作が繰り返され、VCS2の電圧が漸次に増加していく。
時刻8では図13の操作が行われる。CGSEL信号402がハイレベルとなることで(408)、VCS1の電圧は再び負電圧(−V)となり(409)、これに伴い正極側のVCS2も当該負電圧分だけ降下する(410)。また、CHARGE信号403がオンとなり、検出電極201に充電が行われる。
時刻9では図14の操作が行われる。CHARGE信号403がローレベルとなり、SHARE信号404がハイレベルとなる。このときCGSEL信号402はハイレベルを維持し、低下したVCS2を用いて電荷の転送が行われる。時刻10から時刻13は時刻8と時刻9の操作の繰り返しとなる。この間、VCS2には新たに転送された電荷が蓄積される。時刻14は検出動作の終了点である。このときに変換回路85,87に維持されている電圧VCS2(86,88)が差動増幅部89で差動増幅され、その増幅結果90がA/D変換部91でディジタルデータに変換されて、検出結果が得られる。変換回路85,87からの出力86,88は隣接する検出電極201に関する検出結果であるから、その検出結果には同相ノイズが載り、それを差動増幅するから双方の検出電極201間におけるタッチ及び非タッチの差に応ずる合成容量の差が信号90に現れ、これによって、タッチパネル15に対するタッチ又は非タッチの別を判別可能になる。
図16は図8の電圧変換部85,87を用いて取り込み容量202のプリチャージ及び電圧シフトを行ったときの電荷の蓄積波形を示し、図17にはプリチャージ及び電圧シフトの何れも行わなかったときの電荷の蓄積波形が示される。
図17のように、1回の検出電極に充電した電荷を取込み容量に蓄積する際、蓄積される電圧は、蓄積前の取込み容量に存在する電圧と検出電極に充電する際の電圧Vddとの差に比例する。したがって、例えば1回目と4回目では、蓄積電圧501と502に大きな差が生じている。つまり、1回目の蓄積電圧501が全体の電圧503に占める割合が大きくなってしまう。これは、1回目の蓄積電圧のノイズ誤差に全体の電圧503が影響を受けやすくなっていることを示し、検出電極に対する充電と充電電荷の取り込み容量への移動とを複数回行うことによって得られる平均化によるノイズ成分の除去効果が縮小してしまう。
これに対し、図16の場合には、プリチャージによって取込み容量には初期電圧504が設定されているので、蓄積される電圧は505のように最初から小さく抑えられている。さらに途中で取込み容量202の負極側の電圧を降下させることにより、取り込み容量の充電電圧はグランド電圧Vssを基準とした電圧506に低下され、その後に再会される電荷再配分により取り込み容量に漸次蓄積される電圧は507のように回復し、レベルシフトの前後を合わせた全体として取り込み容量202に得られる蓄積電圧にはノイズの影響が相対的に小さくしか見えなくなり、蓄積電圧のばらつきが低減される。したがって、1差分検出サイクルのどのタイミングでノイズ重畳があっても、検出電極に対する充電と充電電荷の取り込み容量への移動とを複数回行うことによって得られる平均化によるノイズ成分の除去効果として大きな効果を得ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部は検出電極をマトリクス状に配置したタッチパネルに限定されず適宜変更可能である。取り込み容量に接続される電圧ノードは負電圧ノードとグランド電圧ノードに限定されず適宜変更可能である。また、取り込み容量に対するプリチャージと差分検出サイクルの途中で行う電圧シフトの双方を行う場合だけでなく、差分検出サイクルに前記プリチャージだけを行なう場合、或いは差分検出サイクルの途中で電圧シフトだけを行う場合であってもよい。また、取り込み容量に蓄積した電荷によって得られる電圧の検出は図4などで説明した差動検出に限定されず、取り込み容量で形成された電圧を単独で増幅してA/D変換するようにしてもよい。本発明は、携帯電話やDSC、PDAといった情報処理端末の表示装置の駆動ドライバICに、表示装置表面に貼り付ける静電容量型タッチパネルの制御手段を内蔵する装置などに広く利用可能である。
1…水平同期信号
2…垂直同期信号
3…データイネーブル
4…表示データ
5…同期クロック
6…表示制御部
7…データ線およびタッチパネル制御信号
8…走査線制御信号
9…LCDパネル
10…タッチパネル駆動手段内蔵データ線駆動手段
11…データ線駆動信号
12…走査線駆動ユニット
13…走査線選択信号
14…表示画素部
15…静電容量型タッチパネル
16…検出電極線
17…座標信号
18…X1−1電極
19…Y1−2電極
20〜25…第1X電極線、第2X電極線、第3X電極線、第4X電極線、第5X電極線、第6X電極線
26〜35…第1Y電極線、第2Y電極線、第3Y電極線、第4Y電極線、第5Y電極線、第6Y電極線、第7Y電極線、第8Y電極線、第9Y電極線、第10Y電極線
36…データシフト部
37…データ開始信号
38…データシフトクロック
39…シリアル表示データ
40…パラレル表示データ
41…1ラインラッチ部
42…水平ラッチクロック
43…1ラインデータ
44…D/A変換部
45…検出制御部
46…検出スイッチ駆動信号
47…座標変換タイミング信号
48…容量差分検出部
49…容量差分値
50…座標変換部
51〜53…第1X電極線第1選択スイッチ、第2X電極線第1選択スイッチ、第3X電極線第1選択スイッチ
54…第10Y電極線第1選択スイッチ
55…第1選択スイッチ信号
56〜58…第1X電極線第1選択信号、第2X電極線第1選択信号、第3X電極線第1選択信号
59…第10Y電極線第1選択信号
60〜62…第1X電極線第2選択スイッチ、第2X電極線第2選択スイッチ、第3X電極線第2選択スイッチ
63…第10Y電極線第2選択スイッチ
64…第2選択スイッチ信号
65〜67…第1X電極線第2選択信号、第2X電極線第2選択信号、第3X電極線第2選択信号
68…第10Y電極線第2選択信号
69…第1X電極線非選択スイッチ、第2X電極線非選択スイッチ、第3X電極線非選択スイッチ
72…第10Y電極線非選択スイッチ
73…非選択スイッチ信号
74〜76…第1X電極線非選択信号、第2X電極線非選択信号、第3X電極線非選択信号
77…第10Y電極線非選択信号
78〜80…第1X電極容量、第2X電極容量、第3X電極容量
81…第10Y電極容量
82、83…第1選択電極線、第2選択電極線
84…電極線検出タイミング信号
85…第1電圧変換手段
86…第1電極線電圧
87…第2電圧変換手段
88…第2電極線電圧
89…差動増幅手段
90…容量差分電圧
91…A/D変換部
92…検出電源
93…X電極容量
94…Y電極容量
99〜102…第1X電極線第1選択信号波形、第2X電極線第1選択信号波形、第5X電極線第1選択信号波形、、第6X電極線第1選択信号波形
103〜107…第1Y電極線第1選択信号波形、第2Y電極線第1選択信号波形、第3Y電極線第1選択信号波形、第9Y電極線第1選択信号波形、第10Y電極線第1選択信号波形
108〜111…第1X電極線第2選択信号波形、第2X電極線第2選択信号波形、第5X電極線第2選択信号波形、第6X電極線第2選択信号波形
112〜116…第1Y電極線第2選択信号波形、第2Y電極線第2選択信号波形、第3Y電極線第2選択信号波形、第9Y電極線第2選択信号波形、第10Y電極線第2選択信号波形
117、118…第1選択電極線状態、第2選択電極線状態
119〜122…第1X電極線非選択信号波形、第2X電極線非選択信号波形、第5X電極線非選択信号波形、第6X電極線非選択信号波形
123〜127…第1Y電極線非選択信号波形、第2Y電極線非選択信号波形、第3Y電極線非選択信号波形、第9Y電極線非選択信号波形、第10Y電極線非選択信号波形
128〜130…X1電極接続状態、X2電極接続状態、X6電極接続状態
131〜133…Y1電極接続状態、Y2電極接続状態、Y10電極接続状態
201…検出電極
202…取込み容量
203…電極充電スイッチ
204…電圧源
205…検出電極シェアスイッチ
206…取込み容量正極側セットスイッチ
301…取込み容量負極側接地スイッチ
303…取込み容量負極側負電圧スイッチ
305…負電圧源

Claims (10)

  1. 被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部と、
    前記電極部へ充電された電荷を電荷再配分によって所定複数回取り込んで累積するキャパシタと、
    前記キャパシタに累積された電荷により生ずる電圧を測定する測定部と、を有し、
    前記キャパシタは、前記電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージされてから前記電荷を取り込んで累積する動作が開始される容量検出装置。
  2. 前記キャパシタは、前記電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージされてから前記電荷を取り込んで累積する動作が開始された後、途中で、蓄積電荷を維持した状態で前記電荷の累積による電圧の変化方向とは逆方向に電圧シフトされる、請求項1記載の容量検出装置。
  3. 被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部と、
    前記電極部へ充電された電荷を電荷再配分によって所定複数回取り込んで累積するキャパシタと、
    前記キャパシタに累積された電荷により生ずる電圧を測定する測定部と、を有し、
    前記キャパシタは、前記電荷を取り込んで累積する動作が開始された後、途中で、蓄積電荷を維持した状態で前記電荷の累積による電圧の変化方向とは逆方向に電圧シフトされる、容量検出装置。
  4. 前記キャパシタは、前記電荷を取り込んで累積する動作が開始され前に、前記電荷の累積による電圧の変化方向にプリチャージされる、請求項3記載の容量検出装置。
  5. 被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす電極部と、
    前記電極部へ充電された電荷を所定複数回取り込んで累積するキャパシタと、
    前記電極部に接続される前記キャパシタの第1キャパシタ電極とは反対側の第2キャパシタ電極に選択的に接続される複数の電圧ノードと、
    前記第2キャパシタ電極に接続する前記電圧ノードを切換える切換え回路と、
    前記第1キャパシタ電極に得られる電圧を測定する測定部と、を有する容量検出装置であって、
    前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に接続して初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させる、容量検出装置。
  6. 前記切換え回路は、前記第2キャパシタ電極を第1電圧に接続して、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を前記第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に切換えてから、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる、請求項5記載の容量検出装置。
  7. 前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に接続して初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を第2電圧に切換えてから、前記電極部の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる、請求項5記載の容量検出装置。
  8. 被検出体の接近又は接触により容量変化を起こす複数の容量電極によって構成された静電容量型タッチパネルと、
    前記容量電極へ充電された電荷を所定複数回取り込んで累積するキャパシタと、
    前記容量電極に接続される前記キャパシタの第1キャパシタ電極とは反対側の第2キャパシタ電極に選択的に接続される複数の電圧ノードと、
    前記第2キャパシタ電極に接続する前記電圧ノードを切換える切換え回路と、
    前記第1キャパシタ電極に得られる電圧を測定する測定部と、を有する容量検出装置であって、
    前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に接続して初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させる、容量検出装置。
  9. 前記切換え回路は、前記第2キャパシタ電極を第1電圧に接続して、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を前記第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に切換えてから、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる、請求項8記載の容量検出装置。
  10. 前記切換え回路は、前記第1キャパシタ電極を第1電圧に接続すると共に前記第2キャパシタ電極を第1電圧よりもレベルの低い第2電圧に接続して初期化を行い、前記初期化後に前記第1キャパシタ電極への第1電圧の印加を遮断し且つ前記第2キャパシタ電極への接続を第1電圧に切換えて、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を開始させ、当該累積する動作の途中で、前記第2キャパシタ電極への接続を第2電圧に切換えてから、前記容量電極の充電電荷を前記キャパシタに累積する動作を継続させる、請求項8記載の容量検出装置。
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