JP5415794B2 - 半導体層に存在する転位の種類を特定する方法と装置 - Google Patents
半導体層に存在する転位の種類を特定する方法と装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5415794B2 JP5415794B2 JP2009067215A JP2009067215A JP5415794B2 JP 5415794 B2 JP5415794 B2 JP 5415794B2 JP 2009067215 A JP2009067215 A JP 2009067215A JP 2009067215 A JP2009067215 A JP 2009067215A JP 5415794 B2 JP5415794 B2 JP 5415794B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dislocation
- type
- inclination angle
- semiconductor layer
- specifying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 62
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 27
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 33
- 238000003486 chemical etching Methods 0.000 claims description 7
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 11
- HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N silicon carbide Chemical compound [Si+]#[C-] HBMJWWWQQXIZIP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 229910010271 silicon carbide Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- JBRZTFJDHDCESZ-UHFFFAOYSA-N AsGa Chemical compound [As]#[Ga] JBRZTFJDHDCESZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910002601 GaN Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 2
- JMASRVWKEDWRBT-UHFFFAOYSA-N Gallium nitride Chemical compound [Ga]#N JMASRVWKEDWRBT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010703 silicon Substances 0.000 description 2
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 description 2
- KZBUYRJDOAKODT-UHFFFAOYSA-N Chlorine Chemical compound ClCl KZBUYRJDOAKODT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000001311 chemical methods and process Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
Description
(特徴1)上記の方法は、転位の種類とエッチピットの傾斜角度との関係を用意する工程をさらに備えていてもよい。
(特徴2)所定角度のオフ角を利用して結晶成長させることによって、半導体層を形成してもよい。
(形態3)上記の傾斜角度特定工程は、エッチピットの傾斜角度を特定する際に、オフ角の影響を受けない断面に沿った傾斜角度を特定してもよい。
(特徴4)半導体層の材料は、六方晶系の材料(炭化珪素、珪素、窒化ガリウム、砒化ガリウム等)であってもよい。
図面を参照して、本実施例の半導体層の転位種類特定方法を説明する。図1は、結晶成長によって半導体層を形成する様子を示す。まず、半導体層4を結晶成長させる結晶成長工程を実施する。半導体層4は、基板2の表面に結晶成長される。半導体層4は、炭化珪素で形成されている。基板2には、オフ角θが設けられている。本実施例では、オフ角θは4°である。オフ角θを設けて半導体層4を結晶成長させることで、単結晶の半導体層4を得ることができる。オフ角θは、一般に水平方向に対して0〜8°程度の角度であってもよい。
エッチピット6aの傾斜角度αは、A側がα1であり、B側がα2である。また、エッチピット8aの傾斜角度αは、A側がα3であり、B側がα4である。エッチピット10aの傾斜角度αは、A側がα5であり、B側がα6である。エッチピット12aの傾斜角度αは、A側がα7であり、B側がα8である。結晶成長工程において半導体層4を結晶成長させる際にオフ角θを設けているために、11−20方向におけるエッチピットの傾斜角度αは、A側とB側で相違する。
なお、上記の従来技術では、各種の転位に応じたエッチピットのサイズの差が出る程度まで、大きくエッチピットを形成する必要があり、エッチング時間を比較的に長くする必要がある。これに対し、エッチピットの傾斜角度αは、エッチング時間に依存しない。本実施例の方法では、エッチピットの傾斜角度αが特定できる程度のエッチング時間で足りる。このエッチング時間は、各種の転位に応じたエッチピットのサイズの差が出る程度のエッチング時間よりも短い。本実施例の方法によると、エッチング時間が短くて済むために、転位の種類を短時間で特定することができる。
なお、上記の傾斜角度特定工程では、エッチピット6a,8a,10a,12aの11−20方向の断面における傾斜角度αを特定している。しかしながら、上記の傾斜角度特定工程では、エッチピット6a,8a,10a,12aの1−100方向の断面における傾斜角度βを特定してもよい。即ち、オフ角θの影響を受けない傾斜角度βを特定してもよい。
図5では、1−100方向における各エッチピット6a,8a,10a,12aの表面4bに対する傾斜角度を符号βで示す。なお、1−100方向は、図1の奥行き方向に対応する。傾斜角度特定工程では、傾斜角度αと同様の手法で傾斜角度βが特定される。図5(a)は、図3のC−D断面図を示す。エッチピット6aの傾斜角度βは、C側がβ1であり、D側がβ2である。図5(b)は、図3のE−F断面図を示す。エッチピット8aの傾斜角度βは、E側がβ3であり、F側がβ4である。図5(c)は、図3のG−H断面図を示す。エッチピット10aの傾斜角度βは、G側がβ5であり、H側がβ6である。図5(d)は、図3のI−J断面図を示す。エッチピット12aの傾斜角度βは、I側がβ7であり、J側がβ8である。1−100方向のエッチピット6a,8a,10a,12aの形状は、各転位6,8,10,12を対称軸として対称である。各エッチピット6a,8a,10a,12aにおいて、左右の傾斜角度β(例えばβ1とβ2)は等しい。即ち、各エッチピット6a,8a,10a,12aにおいて、各転位6,8,10,12に対して左側と右側のどちらか一方の傾斜角度βを特定すればよい。
本実施例では、傾斜角度β7=β8が10〜20°であったため、上記の11−20方向の断面における傾斜角度αに基づいて転位の種類が特定された。しかしながら、形成されたエッチピットの傾斜角度βが10〜15°の角度範囲に含まれていると、そのエッチピットに対応する転位の種類は、BPDと特定することができる。
転位の種類がTSDである場合、A側の傾斜角度α=22〜30−θで表現することができ、B側の傾斜角度α=22〜30+θで表現することができ。
転位の種類がMDである場合、A側の傾斜角度α=20〜22−θ°で表現することができ、B側の傾斜角度α=20〜22+θで表現することができる。
転位の種類がTEDである場合、A側の傾斜角度α=14〜20−θで表現することができ、B側の傾斜角度α=14〜20+θで表現することができる。
転位の種類がBPDである場合、A側の傾斜角度α=90°−θで表現することができ、B側の傾斜角度α=θで表現することができる。
図7は、転位種類特定装置14の構成を簡単に示している。本実施例では、第1実施例で成長された半導体層4を用いて説明する。転位種類特定装置14は、記憶部16とエッチピット特定部18と転位種類特定部20と表示部22とを備える。記憶部16は、複数の転位の種類のそれぞれに対応する角度を記憶している。具体的に言うと、記憶部16は、図6の表に示される情報を記憶している。なお、記憶部16は、オフ角θから複数の転位のそれぞれに対応する角度を決定するプログラムを内蔵していてもよい。
エッチピット特定部18は、化学エッチング後の半導体層4の表面4bにおけるエッチピット6a,8a,10a,12aの位置を特定し、その各エッチピット6a,8a,10a,12aの傾斜角度α,βを特定する。即ち、本実施例では、11−20方向での傾斜角度αと、1−100方向での傾斜角度βとの両方が特定される。エッチピット6a,8a,10a,12aを特定する手法の一例として、レーザ顕微鏡、原子間力顕微鏡、段差膜圧計等を挙げることができる。
転位種類特定部20は、エッチピット特定部18で特定されたエッチピット6a,8a,10a,12aの傾斜角度α,βと、記憶部16に予め記憶されているデータとに基づいて、転位6,8,10,12の種類を特定する。すなわち、転位6はTSDと特定され、転位8はMDと特定され、転位10はTEDと特定され、転位12はBPDと特定される。
表示部22は、転位種類特定部20によって特定された転位の種類を表示する。本実施例の表示部22は、エッチピット特定部18によって特定された各エッチピット6a,8a,10a,12aの位置(座標)と、その位置での転位の種類とを表示する。なお、表示部22は、各転位を種類毎に色分けし、その映像を表示してもよい。例えば、転位6,8,10,12(エッチピット6a,8a,10a,12a)が形成されていない領域を黒で表示し、TSD6(エッチピット6a)を赤色で表示し、MD6(エッチピット8a)を黄色で表示し、TED10(エッチピット10a)を青色で表示し、BPD12(エッチピット12a)を緑色で表示してもよい。これによって、ユーザは、転位の位置と種類を容易に特定することができる。
(2)第1実施例及び第2実施例では、11−20方向における断面における左右両方の傾斜角度(例えばα1とα2)を特定している。しかしながら、左右のいずれかの傾斜角度(例えばA側の傾斜角度)のみを特定し、その傾斜角度と図6の表とから転位の種類を特定してもよい。
4 半導体層
4a エッチング前の表面
4b エッチング後の表面
6 転位
6a エッチピット
8 転位
8a エッチピット
10 転位
10a エッチピット
12 転位
12a エッチピット
14 転位種類特定装置
16 記憶部
18 エッチピット特定部
20 転位種類特定部
22 表示部
Claims (2)
- 半導体層に存在する複数種類の転位を種類ごとに区別して特定する方法であり、
前記半導体層を化学エッチングすることによって、化学エッチング後の半導体層の表面から窪んでいるエッチピットを形成する形成工程と、
化学エッチング後の前記表面に対する前記エッチピットの傾斜角度を特定する傾斜角度特定工程と、
傾斜角度特定工程で特定された前記エッチピットの傾斜角度に基づいて、前記転位の種類を特定する転位種類特定工程と
を備える転位種類特定方法。 - 化学エッチングによって表面から窪んでいるエッチピットが形成された半導体層に存在する複数種類の転位を種類ごとに区別して特定する装置であり、
複数の転位の種類のそれぞれについて、当該転位の種類と角度とを対応づけて記憶している記憶手段と、
前記表面に対する前記エッチピットの傾斜角度を特定する傾斜角度特定手段と、
傾斜角度特定手段で特定された前記エッチピットの傾斜角度に対応づけて記憶手段に記憶されている転位の種類を特定する転位種類特定手段と、
転位種類特定手段で特定された転位の種類を出力する出力手段と
を備える転位種類特定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009067215A JP5415794B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 半導体層に存在する転位の種類を特定する方法と装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009067215A JP5415794B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 半導体層に存在する転位の種類を特定する方法と装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010219459A JP2010219459A (ja) | 2010-09-30 |
JP5415794B2 true JP5415794B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=42977943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009067215A Expired - Fee Related JP5415794B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 半導体層に存在する転位の種類を特定する方法と装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5415794B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111238910A (zh) * | 2020-01-15 | 2020-06-05 | 山东天岳先进材料科技有限公司 | 一种碳化硅晶体的位错识别方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60101942A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-06 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 単結晶表面のエツチピツトの測定方法およびそのための装置 |
JP3773477B2 (ja) * | 2002-09-26 | 2006-05-10 | 信越半導体株式会社 | 結晶欠陥の検査方法 |
JP2008028178A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Toyota Motor Corp | 単結晶基板の評価方法 |
-
2009
- 2009-03-19 JP JP2009067215A patent/JP5415794B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010219459A (ja) | 2010-09-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4758492B2 (ja) | 単結晶の欠陥密度測定方法 | |
Geng et al. | An electron microscopy study of dislocation structures in Mg single crystals compressed along [0 0 0 1] at room temperature | |
Hugues et al. | Strain evolution in GaN nanowires: From free-surface objects to coalesced templates | |
JP6197722B2 (ja) | SiC板状体における転位の面内分布評価方法 | |
Coulon et al. | Dual-polarity GaN micropillars grown by metalorganic vapour phase epitaxy: Cross-correlation between structural and optical properties | |
US12040355B2 (en) | Nondestructive characterization for crystalline wafers | |
Chung et al. | Direct observation of basal-plane to threading-edge dislocation conversion in 4H-SiC epitaxy | |
Zhang et al. | Glide and multiplication of basal plane dislocations during 4H‐SiC homoepitaxy | |
Moseley et al. | Electrical current leakage and open-core threading dislocations in AlGaN-based deep ultraviolet light-emitting diodes | |
Dalmau et al. | Characterization of dislocation arrays in AlN single crystals grown by PVT | |
US20210272298A1 (en) | Alignment for wafer images | |
Ichikawa et al. | Dislocations in chemical vapor deposition diamond layer detected by confocal Raman imaging | |
Bickermann et al. | Wet KOH etching of freestanding AlN single crystals | |
Kamata et al. | Investigation of character and spatial distribution of threading edge dislocations in 4H-SiC epilayers by high-resolution topography | |
Piazolo et al. | Sub‐structure characterization of experimentally and naturally deformed ice using cryo‐EBSD | |
JP5415794B2 (ja) | 半導体層に存在する転位の種類を特定する方法と装置 | |
Cui et al. | Threading dislocation classification for 4H-SiC substrates using the KOH etching method | |
Hitzenberger et al. | Electron microscopy of HCP cobalt at various temperatures | |
JP6022972B2 (ja) | SiC結晶の検査方法及びそれを用いたSiC結晶の製造方法 | |
Lu et al. | Defect-related etch pits on crystals and their utilization | |
Krimsky et al. | Nano-indentation used to study pyramidal slip in GaN single crystals | |
JP2008028178A (ja) | 単結晶基板の評価方法 | |
Ohtani et al. | Dislocation processes during SiC bulk crystal growth | |
Storvoll et al. | Sonic velocity and grain contact properties in reservoir sandstones | |
JP2009047443A (ja) | 結晶の構造解析方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130821 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20131022 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131114 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5415794 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |