JP5415147B2 - ディスク・ドライブ及びそのクリアランス測定方法 - Google Patents

ディスク・ドライブ及びそのクリアランス測定方法 Download PDF

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Description

本発明はディスク・ドライブ及びそのクリアランス測定方法に関し、特に、複数の要因により変化するクリアランスを測定する方法に関する。
ディスク・ドライブとして、光ディスク、光磁気ディスク、あるいはフレキシブル磁気ディスクなどの様々な態様のディスクを使用する装置が知られているが、その中で、ハードディスク・ドライブ(HDD)は、コンピュータ・システムの他、動画像記録再生装置やカーナビゲーション・システムなど、多くの電子機器において使用されている。
HDDで使用される磁気ディスクは、同心円状に形成された複数のデータ・トラックと複数のサーボ・トラックとを有している。各サーボ・トラックはアドレス情報を有する複数のサーボ・セクタから構成される。また、各データ・トラックには、ユーザ・データを含む複数のデータ・セクタから構成されている。円周方向に離間するサーボ・セクタの間に、データ・セクタが記録されている。揺動するアクチュエータに支持されたヘッド・スライダのヘッド素子部が、サーボ・セクタ内のアドレス情報に従って所望のデータ・セクタにアクセスすることによって、データ・セクタへのデータ書き込み及びデータ・セクタからのデータ読み出しを行うことができる。
磁気ディスクの記録密度を向上するには、磁気ディスク上を浮上するヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランス(間隔)及びその変化を小さくすることが重要である。このため、クリアランスを調整するいくつかの機構が提案されている。そのうちの一つは、ヘッド・スライダにヒータを備え、そのヒータでヘッド素子部を加熱することよってクリアランスを調整する。本明細書において、これをTFC(Thermal Flyheight Control)と呼ぶ。TFCは、ヒータに電流を供給して発熱させ、熱膨張によってヘッド素子部を突出させる。これによって、磁気ディスクとヘッド素子部との間のクリアランスを小さくする。この他、ピエゾ素子やクーロン力を使用してヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランスを調整する手法が知られている。
クリアランスは、温度変化に応じて変化するほか、気圧(高度)の変化に応じて変化する。リード/ライトにおけるクリアランス設定値が5nm以上である場合には、高度変化によるクリアランス変化は、クリアランス・マージンにより対応することができる。しかし、リード/ライトにおいて2あるいは3nm以下のクリアランスしか存在しない場合、温度変化に加えて、気圧の変化に応じてクリアランスを調整することが要求される(例えば、特許文献1を参照)。
TFCは、温度の低下に応じてヒータ・パワーを増加して熱膨張によってヘッド素子部を突出させ、温度低下によるクリアランスの増加を補償する。温度が上昇する場合は逆にヒータ・パワーを減少させ、クリアランスの減少を補償する。また、高度が上昇して気圧が低下すると、スライダの浮上高が低下する。このため、気圧の低下によりヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランスも減少する。従って、温度が一定であれば、TFCは気圧の低下に従って突出量を小さくする。
HDDの動作は温度に大きく依存するため、一般的なHDDは、温度を検出する回路である温度センサを有している。HDDは、クリアランス調整に温度センサの検出温度を使用することができる。同様に、気圧を検出する手段の一つとして、気圧センサ(高度センサ)が知られている。しかし、気圧センサを使用することはHDDの部材点数の増加となり、また、HDDのコストも大きく増加する。上述のように気圧変化に従いクリアランスが変化するため、HDDは、クリアランス変化により気圧変化を測定することができる。
HDDは、温度センサによる検出温度と、クリアランス変化から算出した気圧情報とによってクリアランス調整を行う。HDDは、定期的にクリアランス(の変化)を測定、確認することが好ましい。例えば、HDDは、起動時にクリアランスの測定を行い、それから現在の気圧(高度)を算出する。
クリアランスを測定するためのいくつかの手法が知られている。その中で有効な手法の一つは、ヘッド素子部のリード信号の振幅からクリアランス(クリアランス変化)を特定する。一般に、クリアランスが小さくなるとリード信号の信号強度が大きくなり、クリアランスが大きくなるとリード信号の信号強度が小さくなる。この信号強度変化を参照することで、クリアランス(クリアランス変化)を測定することができる。比較的正確なクリアランス測定方法として、リード信号の周波数成分の分解能(レゾリューション)からクリアランスを特定する方法が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
レゾリューションは、リード信号における特定の低周波信号と高周波信号の比で表すことができ、リード信号の信号強度によるクリアランス測定方法の一つである。クリアランスが小さくなると、リード信号の高周波成分の振幅が低周波成分の振幅と比較して大きくなり、レゾリューションが高くなる。反対に、クリアランスが大きくなると、リード信号の高周波成分の振幅が低周波成分の振幅と比較して小さくなり、レゾリューションが低くなる。特許文献2は、さらに、異なる半径位置におけるクリアランス測定値の比を算出することで、クリアランス専用データを使用することなく、クリアランスの変化を特定する方法を開示している。
特開2008−47241号公報 特開2004−111022号公報
しかし、発明者らは、上述のような気圧の変化による比較的ゆっくりとしたクリアランス変化に加え、ヘッド・スライダをランプから磁気ディスクに移動(ロード)した直後において、時間の経過と共にクリアランスが変化することを見出した。そのクリアランス変化の速さは、気圧によるクリアランス変化と比較して、ずっと速い。具体的には、クリアランスは、ロード後の数分間において時間の経過と共に徐々に減少し、そして、特定の値に収束する。
このクリアランス変化はスライダの付着物によるものであると考えられる。クリアランスは、スライダへの磁気ディスク上の潤滑剤の付着によって変化する。一般に、ヘッド・スライダの磁気ディスクに対向する浮上面に潤滑剤が広く薄く付着すると、付着した潤滑剤の表面が新たな浮上面として作用し、スライダ本体が上昇する。このため、ヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランスが増加する。
しかし、ヘッド・スライダが磁気ディスク上を浮上している間に、浮上面における高い空気圧によって、浮上面上の液体付着物はスライダの側面(主にトレーリング端面)へと徐々に移動し、浮上面上の付着物が減少する。浮上面上の付着物が減少すると、スライダの浮上高が減少し、それと共にヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランスも減少する。浮上面の付着物の減少が終了して付着物量が一定となると、クリアランスも一定値において安定する。
図4は、ヘッド・スライダがランプから磁気ディスク上に移動(ロード)してからの経過時間と、ヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランス変化(スライダの浮上高変化に相当)との関係を示す測定結果である。図4は、3つのヘッド・スライダの測定データを示している。X軸の時間単位は分であり、Y軸はクリアランスの変化(nm)を示している。ロードのタイミングが開始時間(0分)である。クリアランスはロード直後から急激に減少し、その後、一定値に収束している。クリアランアスの減少速度は、ロード直後が大きく、その後徐々に小さくなっている。この0秒から一定値に収束するまでクリアランス変化は、磁気ディスク上を浮上しているヘッド・スライダの付着物の移動によるクリアランス変化と考えられる。
一般に、気圧は、HDDの起動後に大きく変化することはない。起動後にそのような変化が起きる場合も、クリアランスに影響するレベルの変化は、数十分あるいは数時間のタイム・スパンで起きる。これに対して、付着物を起因とするクリアランス変化はロードから数分の範囲で起きるものであり、これらの間には、時間に対する変化率の大きさの差異が存在する。
典型的に、HDDは、起動時(ロード後すぐ)の初期設定処理において、クリアランスの測定を行い、その測定値に応じてその後のクリアランス制御を行う。HDDは起動後にできるだけ早くレディ状態となることが要求されており、初期設定処理に許されている時間は限られている。付着物によるクリアランス変化は数分の間続くため、クリアランスが一定になるまで待つことはできない。すなわちHDDは、付着物によるクリアランス変化が重畳されている期間内にクリアランス測定を終了し、その情報だけで、付着物によるクリアランス変化がなくなった後までのクリアランス制御を行うことが必要となる。
上述のようにクリアランスは、付着物による比較的急激な変化と、気圧による比較的ゆっくりとした変化(起動後は実質無変化)とを示す。しかし従来のクリアランス測定方法では、それら二種類のクリアランス変化の合算分を測定することしかできず、それぞれの寄与度を特定することはできなかった。
より高精度なクリアランス測定を行うためには、クリアランス測定において、上記二種類の寄与度(異なる要因によるそれぞれのクリアランス変化量)を特定する(切り分ける)ことができる技術が望まれる。
本発明の一態様のディスク・ドライブは、データを記憶するディスクと、前記ディスク上を浮上するヘッド・スライダと、前記ヘッド・スライダを前記ディスクで移動する移動機構と、前記ヘッド・スライダと前記ディスクとの間のクリアランスを異なる半径位置において測定し、それらの測定結果と予め設定されている係数とを使用して、前記ヘッド・スライダのクリアランス変化における異なる要因の寄与分を算出する、コントローラとを有する。これにより、クリアランス測定の結果から、異なる要因によるクリアランス変化量をそれぞれ特定することができる。
好ましくは、前記ディスク・ドライブは前記ヘッド・スライダと前記ディスクとの間のクリアランスを調整する機構を有し、前記コントローラは前記算出した寄与分に応じて、前記機構により前記ヘッド・スライダのクリアランスを制御する。これにより、より高精度のクリアランス制御を行うことができる。
好ましい構成において、前記コントローラは起動時における初期設定処理において前記異なる半径位置におけるクリアランス測定と前記算出を行い、前記クリランスは前記異なる要因の内の第1の要因によって前記クリアランス測定時において変化中であり、前記異なる要因の内の第2の要因によって前記クリアランス測定時に変化していない。これにより、性質の異なる二つの要因によるクリアランス変化量を効果的に切り分けることができる。さらに、好ましい構成において、前記第1の要因は前記ヘッド・スライダ上の付着物であり、前記第2の要因は気圧である。これにより、付着物と気圧とによるクリアランス変化量を効果的に切り分けることができる。
好ましい構成において、前記ディスク・ドライブは前記ヘッド・スライダと前記ディスクとの間のクリアランスを調整する機構を有し、前記コントローラは、前記付着物によるクリアランス変化を補償してクリアランス変化における気圧変化の寄与分を算出し、前記初期設定処理後において、前記算出した寄与分に応じて前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する。これにより、気圧変化に応じたクリアランス制御をより高精度に行うことができる。
好ましい構成において、前記コントローラは、前記算出した前記付着物の寄与分と予め設定されている係数とを使用して、前記測定後の前記付着物によるクリアランス変化を推定して前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する。これにより、付着物によるクリアランス変化に応じたクリアランス制御をより高精度に行うことができる。
好ましい構成において、前記コントローラは、前記異なる半径位置における測定データを前記ヘッド・スライダで読み出し、その読み出した信号のレゾリューションを使用して前記クリアランスを測定し、前記異なる半径位置におけるレゾリューションの測定に異なる周波数の信号成分を使用する。これにより、測定データの劣化によるクリアランス寄与分を算出することができる。
本発明の他の態様は、ディスク・ドライブにおけるヘッド・スライダとディスクとの間のクリアランス測定方法である。この方法は、ヘッド・スライダを第1の半径位置に位置決めする。前記第1の半径位置においてクリアランスを測定する。前記ヘッド・スライダを第2の半径位置に位置決めする。前記第2の半径位置においてクリアランスを測定する。前記第1及び第2の半径位置における測定結果と予め設定されている係数とを使用して、前記ヘッド・スライダのクリアランス変化における異なる要因の寄与分を算出する。これにより、クリアランス測定の結果から、異なる要因によるクリアランス変化量をそれぞれ特定することができる。
さらに、前記算出した寄与分に応じて、前記ヘッド・スライダのクリアランスを制御することが好ましい。これにより、より高精度のクリアランス制御を行うことができる。
好ましい構成において、起動時における初期設定処理において前記異なる半径位置におけるクリアランス測定と前記算出を行い、前記クリランスは、前記異なる要因の内の第1の要因によって前記クリアランス測定時において変化中であり、前記異なる要因の内の第2の要因によって前記クリアランス測定時に変化していない。これにより、性質の異なる二つの要因によるクリアランス変化量を効果的に切り分けることができる。
好ましい構成において、前記第1の要因は前記ヘッド・スライダ上の付着物であり、前記第2の要因は気圧である。これにより、付着物と気圧とによるクリアランス変化量を効果的に切り分けることができる。
好ましくは、さらに、前記ヘッド・スライダを第3の半径位置に位置決めし、前記第3の半径位置においてクリアランスを測定し、前記第1、第2及び第3の半径位置における測定結果と予め設定されている係数とを使用して、前記ヘッド・スライダのクリアランス変化における異なる要因の寄与分を算出する。これにより、少なくとも3つの異なる要因によるクリアランス変化量をそれぞれ特定することができる。
好ましい構成において、前記付着物によるクリアランス変化を補償してクリアランス変化における気圧変化の寄与分を算出し、前記初期設定処理後において、前記算出した寄与分に応じて前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する。これにより、気圧変化に応じたクリアランス制御をより高精度に行うことができる。
好ましい構成において、前記算出した前記付着物の寄与分と予め設定されている係数とを使用して、前記測定後の前記付着物によるクリアランス変化を推定して前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する、これにより、付着物によるリアランス変化に応じてクリアランス制御をより高精度に行うことができる。
好ましい構成において、前記異なる半径位置における測定データを前記ヘッド・スライダで読み出し、その読み出した信号のレゾリューションを使用して前記クリアランスを測定し、前記異なる半径位置におけるレゾリューションの測定に異なる周波数の信号成分を使用する。これにより、測定データの劣化によるクリアランス寄与分を算出することができる。
本発明によれば、クリアランス測定の結果から、異なる要因によるクリアランス変化量をそれぞれ特定することができる。
本実施形態において、HDDの全体構成を模式的に示すブロック図である。 本実施形態において、TFCのためのヒータを備えたヘッド・スライダの構成を模式的示す断面図である。 本実施形態において、2変数によるクリアランス変化を測定する処理の流れを示すフローチャートである。 ヘッド・スライダがランプから磁気ディスク上に移動してからの経過時間と、ヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランス変化との関係を示す測定結果である。
以下に、本発明を適用した実施の形態を説明する。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。以下においては、ディスク・ドライブの一例であるハードディスク・ドライブ(HDD)に本発明を適用した実施形態を説明する。
本形態のHDDは、ヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランス測定にその特徴を有している。また、好ましい態様において、HDDは、上記の測定結果に応じてクリアランス制御を行う。本形態のHDDは、クリアランス測定結果から、クリアランス変化における複数の異なる要因の寄与度を算出する。クリアランスの時間に対する変化は、要因によって異なる。クリアランスは、特定の要因によって(相対的に)急速に変化し、他の特定の要因によって(相対的に)ゆっくりと変化する。
例えば、ロード後のスライダ上の付着物によるクリアランス変化は急速である。一方、気圧変化(によるクリアランス変化)はゆっくりであり、一般のHDDの制御において、起動後におけるクリアランス変化(気圧変化)は生じないと見なすことができる。このように、クリアランス変化をもたらす異なる要因によるそれぞれの寄与分を算出(特定)することで、クリアランス変化をもたらした要素(気圧や付着物)の変化を特定することができる。
また、HDDがクリアランスを制御する場合、HDDはクリアランス変化の要因に応じて高精度のクリアランス制御を行うことができる。なお、特定の要因の寄与分の算出は、制御に使用するためにその値を明示的に算出するほか、他の要因の寄与分の算出における演算に一つの要因による寄与分が含まれている場合も含む。例えば、一つの要因によるクリアランス変化(寄与分)を直接的に算出する演算において、他の要因によるクリアランス変化をクリアランス測定価から除去することは、その他の要因によるクリアランス変化を間接的に特定(算出)している。
本形態のHDDは、磁気ディスク上の異なる半径位置(トラック)においてリード素子により磁気ディスク上のデータを読み出し、そのリード信号からそれぞれの半径位置におけるクリアランスを測定する。さらに、HDDは、それらの測定値から、異なる要因によるクリアランス変化量をそれぞれ特定する。本形態のクリアランス測定のより具体的な方法は後述する。
上述のように、好ましい態様において、HDDはクリアランスを調整する仕組みを有している。クリアランスを調整する仕組みの一つは、ヘッド・スライダに形成されたヒータを有している。HDDは、スライダ上のヒータからの発熱を制御することで、ヘッド素子部と磁気ディスクとの間のクリアランスを制御することができる。以下においては、このクリアランス調整機構を有するHDDについて詳細に説明を行う。また、このようなスライダ上のヒータを使用するクリアランス制御をTFC(Thermal Fly height Control)と呼ぶ。本発明は、ピエゾ素子やクーロン力を使用したクリアランス調整の仕組みを有するHDDにも適用することができる。
本形態のクリアランス測定及びその測定結果応じたクリアランス制御について詳細に説明を行う前に、HDDの全体構成を説明する。図1は、HDD1の全体構成を模式的に示すブロック図である。HDD1は、エンクロージャ10内に、データを記憶するディスクである磁気ディスク11を有している。スピンドル・モータ14(SPM)は、磁気ディスク11を所定の角速度で回転する。磁気ディスク11の各記録面に対応して、磁気ディスク11にアクセスするヘッド・スライダ12が設けられている。アクセスは、リード及びライトの上位概念である。各ヘッド・スライダ12は、磁気ディスク11上を浮上するスライダと、スライダ上に形成され磁気信号と電気信号との間の変換を行うヘッド素子部とを備えている。
本形態のヘッド・スライダ12は、熱によってヘッド素子部を膨張・突出させ、磁気ディスク11との間のクリアランスを調整するTFCのためのヒータを備えている。ヘッド・スライダ12の構造については、後に図2を参照して説明する。一つもしくは複数のヘッド・スライダ12はアクチュエータ16の先端部に固定されている。アクチュエータ16はボイス・コイル・モータ(VCM)15に連結され、揺動軸を中心に揺動することによって、ヘッド・スライダ12を回転する磁気ディスク11上においてその半径方向に移動する。アクチュエータ16とVCM15とは、ヘッド・スライダ12の移動機構である。
エンクロージャ10の外側に固定された回路基板20上には、回路素子が実装されている。モータ・ドライバ・ユニット22は、HDC/MPU23からの制御データに従って、SPM14及びVCM15を駆動する。RAM24は、リード・データ及びライト・データを一時的に格納するバッファとして機能する。エンクロージャ10内のアーム電子回路(AE:Arm Electronics)13は、複数のヘッド・スライダ12の中から磁気ディスク11へのアクセスを行うヘッド・スライダ12を選択し、その再生信号を増幅してリード・ライト・チャネル(RWチャネル)21に送る。また、RWチャネル21からの記録信号を選択したヘッド・スライダ12に送る。AE13は、さらに、選択したヘッド・スライダ12のヒータへ電力を供給し、その電力量を調節する調節回路として機能する。
RWチャネル21は、リード処理において、AE13から供給されたリード信号を一定の振幅となるように増幅し、取得したリード信号からデータを抽出し、デコード処理を行う。読み出されるデータは、ユーザ・データとサーボ・データとを含む。デコード処理されたリード・ユーザ・データ及びサーボ・データは、HDC/MPU23に転送される。また、RWチャネル21は、ライト処理において、HDC/MPU23から転送されたライト・データをコード変調し、更にコード変調されたライト・データをライト信号に変換してAE13に与える。
コントローラの一例であるHDC/MPU23は、リード/ライト処理制御、コマンド実行順序の管理、サーボ信号を使用したヘッド・スライダ12のポジショニング制御(サーボ制御)、ホスト51との間のインターフェース制御、ディフェクト管理、エラーが発生した場合のエラー対応処理など、データ処理に関する必要な処理及びHDD1の全体制御を実行する。特に、本形態のHDC/MPU23は、異なる半径位置のデータ・トラックにおいてクリアランスの測定を行い、その測定結果に応じてクリアランス制御(TFC)を行う。クリアランスの測定及び制御において、HDC/MPU23は、温度センサ17の検出温度を利用する。
図2は、ヘッド・スライダ12の空気流出端面(トレーリング側端面)121近傍の構成を示す断面図である。スライダ123はヘッド素子部122を支持する。ヘッド素子部122は、リード素子32とライト素子31とを有している。ライト素子31は、ライト・コイル311を流れる電流で磁極312間に磁界を生成し、磁気データを磁気ディスク11に書き込む。リード素子32は磁気異方性を有する磁気抵抗素子32aを備え、磁気ディスク11からの磁界によって変化する抵抗値によって磁気データを読み出す。
ヘッド素子部122は、スライダ123を構成するAlTiC基板に薄膜形成プロセスにより形成される。磁気抵抗素子32aは磁気シールド33a、33bによって挟まれており、ライト・コイル311は絶縁膜313で囲まれている。ライト素子31とリード素子32の周囲にアルミナなどの保護膜34が形成されている。ライト素子31及びリード素子32の近傍にはヒータ124が存在する。パーマロイなどを使用した薄膜抵抗体を蛇行させてヒータ124を形成することができる。
AE13がヒータ124に電流を流すと、ヒータ124の熱によってヘッド素子部122の近傍が突出変形する。例えば、非加熱時において、ヘッド・スライダ12のABS面35はS1で示される形状であり、ヘッド素子部122と磁気ディスクとの間の距離であるクリアランスはC1で示されている。ヒータ124加熱時における突出形状S2を、破線で示す。ヘッド素子部122が磁気ディスク11に近づき、このときのクリアランスC2はクリアランスC1よりも小さい。なお、図2は概念図であり、寸法関係は正確ではない。ヘッド素子部122の突出量やクリアランスは、ヒータ124に供給するヒータ・パワー値に従って変化する。
好ましい構成において、HDC/MPU23は、温度変化のほか、気圧変化(高度変化ァ)に応じてクリアランスを調整する。好ましい構成において、HDD1は、温度センサ17を有しており、気圧センサを有していない。これにより、部品点数を低減する。HDC/MPU23は、設計に従った規定のタイミングでクリアランス測定を行うことで、気圧(気圧変化)を測定する。
具体的には、HDC/MPU23は、起動時の初期設定処理において、クリアランスを測定する。また、HDC/MPU23は、起動されてから規定時間が経過した後に、クリアランス測定を行ってもよい。HDC/MPU23は、初期設定処理後においては、パフォーマンスが低下しないように、アイドリング期間(コマンド処理から開放されている期間)にクリアランス測定を行うことが好ましい。
上述のように、ヘッド素子部122と磁気ディスク11との間のクリアランスは、スライダ123の付着物の付着状態に応じて変化する。従って、HDC/MPU23は、クリアランス測定において、気圧によるクリアランス変化と付着物の状態によるクリアランス変化とを切り分け、それぞれを特定することが必要となる。このため、HDC/MPU23は、異なる半径位置のトラックにおいて、クリアランスを測定する。クリアランス測定を付着物によるクリアランス変化中に行うことができ、初期設定処理の時間を短縮することができる。
HDC/MPU23は、異なる半径位置におけるクリアランス測定の測定結果から、付着物によるクリアランス変化と気圧によるクリアランス変化(クリアランス変化における寄与分)のそれぞれを直接的あるいは間接的に特定する。この方法は、気圧変化に対するクリアランス変化の感度及び/もしくは、付着物の状態変化によるクリアランス変化の感度が、半径位置によって変化することを利用している。本明細書において、クリアランスの測定は、クリアランスの値の測定に加え、クリアランス変化量の測定を含む。基準値を決めることで、クリアランス変化量からクリアランスの値を決定することができる。
異なる半径位置におけるクリアランス測定により、気圧変化によるクリアランス変化と付着物の状態変化(付着状態と付着量の双方を含む)によるクリアランス変化を特定する方法について、具体的に説明する。気圧変化によるスライダ浮上高の変化量は、半径位置によって変化するとする。また、付着物によるスライダ浮上高の変化量も半径位置によって変化するとする。以下において、基準状態からのクリアランス変化を考える。基準状態は、例えば、1気圧、30℃の環境条件において、付着物が浮上面に存在していない、つまり付着物によるスライダ浮上高への影響がない、状態である。
特定の内周側半径位置において、基準状態からの気圧変化Δpによるスライダ浮上高の変化量ΔFAiは、数式1で表すことができる
ΔFAi=Ai×Δp (数式1)
ここで、Aiは、上記特定の内周側半径位置におけるスライダ浮上高の気圧変化に対する感度を表しており、その符号は、通常、負である。これは、他のデータ・トラックにおいて同様である。この値は、HDD1の設計において測定により予め定められ、HDD1に設定登録されている。具体的には、HDD1内の磁気ディスク11やEEPROMなどの不揮発性記憶媒体に記憶されている。
また、上記特定の内周側半径位置において、基準状態からの付着物の状態変化Δlによるスライダ浮上高の変化量ΔFLiは、数式2で表すことができる。ここで、Δlは浮上面上の付着物の量(厚み)と見なすことができ、以下、Δlを浮上面の付着物の量(厚み)として説明する。
ΔFLi=Li×Δl (数式2)
ここで、Liは、上記特定の内周側半径位置におけるスライダ浮上高の付着物量の変化に対する感度を表しており、その符号は、通常、正である。これは、他のデータ・トラックにおいて同様である。この値は、HDD1の設計において、測定により予め定められ、HDD1内の不揮発性記憶媒体に記憶されている。
次に、特定の外周側半径位置において、基準状態からの気圧変化Δpによるスライダ浮上高の変化量FAoは、数式3で表すことができる
ΔFAo=Ao×Δp (数式3)
ここで、Aoは、上記特定の外周側半径位置におけるスライダ浮上高の気圧変化に対する感度を表している。この値は、HDD1の設計において、測定により予め定められHDD1に設定登録されている。
また、上記特定の外周側半径位置において、基準状態からの浮上面上の付着物量の変化Δlによるスライダ浮上高の変化量ΔFLoは、数式4で表すことができる。
ΔFLo=Lo×Δl (数式4)
ここで、Loは、上記特定の外周側半径位置におけるスライダ浮上高の付着物状態変化に対する感度を表している。この値は、HDD1の設計において、測定により予め定められ、HDD1内の不揮発性記憶媒体に予め記憶されている。
内周側半径位置におけるクリアランス変化量の測定値ΔFiは(ΔFAi+ΔFLi)であり、外周側半径位置におけるクリアランス変化量の測定値ΔFoは(ΔFAo+ΔFLo)である。HDC/MPU23は、これらの値を得ることができる。HDC/MPU23は、測定値と数式1〜数式4から、ΔpとΔlを算出することができる。具体的には、ΔpとΔlとは、以下の数式5、数式6で表される。
Δp=(Li×ΔFo−Lo×ΔFi)/(LiAo−LoAi) (数式5)
Δl=(Ao×ΔFi−Ai×ΔFo)/(AoLi−AiLo) (数式6)
数式1〜数式6を参照した上記説明において、温度によるクリアランス変化は考慮されていない。HDC/MPU23は、温度によるクリアランス変化を補償することが必要である。具体的には、HDC/MPU23は温度検出器17の検出温度を使用して、温度変化によるクリアランス変化を算出し、さらに、その値を測定したクリアランス変化から差し引く補正をすることで、温度によるクリアランス変化を補償することができる。
あるいは、HDC/MPU23は、温度変化によるクリアランス変化を補償するように、TFCによってクリアランスを調整してもよい。HDD1の不揮発性記憶媒体には、温度検出器17の検出温度に対応したヒータ・パワー値を算出するための数式(係数を含む)が予め設定登録さされており、HDC/MPU23は、その数式と温度検出器17の検出温度とからヒータ・パワー値を決定する。
HDC/MPU23は、そのヒータ・パワー値をヒータ124に与えた状態で、クリアランスを測定する。あるいは、HDC/MPU23は、TFCによる補償と補正計算による補償の双方を使用してもよい。より正確なクリアランス測定のためはクリアランスが小さいことが好ましいので、TFCによる(温度によるクリアランス変化の少なくとも一部の)補償を利用することが好ましい。
数式1〜数式6から理解されるように、ΔpとΔlとを算出するためには、Ao/AiとLo/Liとが異なる値であることが必要である。これら4つの係数は。ヘッド・スライダ12のデザインによって決定される。従って、Ao/AiとLo/Liとが異なる値となるように、ヘッド・スライダ12をデザインする。
スライダ浮上高の付着物量の変化に対する感度は、異なる半径位置においてもほぼ同じであることが多く、Lo/Liは実質1に近い。従ってそのような場合には、スライダ浮上高の気圧変化に対する感度が、異なる半径位置において大きく異なるように、ヘッド・スライダ12をデザインすることが好ましい。
クリアランスを測定するいくつかの方法があり、本発明はいずれのクリアランス測定方法を使用することもできる。好ましいクリアランス測定方法は、ヘッド・スライダ12が読み出した信号の振幅を使用する。リード信号振幅を使用するクリアランス測定方法の中で、レゾリューションを使用するものが測定精度の点において好ましい。以下において、レゾリューションを使用してクリアランスを測定する例を説明する。レゾリューションは、リード信号における特定の低周波信号と高周波信号の比で表すことができる。クリアランスが小さくなると、リード信号の高周波成分の振幅が大きくなり、レゾリューションが高くなる。
レゾリューションに適当な線形変換を施すことにより、クリアランスをレゾリューションの一次関数で表すことができる。典型的には、レゾリューションとクリアランスとを結びつける一次関数は、個々のヘッド・スライダ12毎に異なる。各ヘッド・スライダ12のレゾリューションとクリアランスとの間の関係は、HDD1の製造におけるテスト工程において特定し、その関係に応じた制御パラメータをHDD1の不揮発性記憶媒体(磁気ディスク11あるいはEEPROM)に登録する。
次に、起動時の初期設定処理におけるクリアランス測定について、図3のフローチャートを参照してより具体的に説明する。HDC/MPU23は、上記数式1〜数式6の関係を利用して、気圧によるクリアランス変化量と付着物の状態によるクリアランス変化の一方もしくは双方を特定する。HDC/MPU23は、以下の説明する処理と同様の処理を、初期設定処理後の規定のタイミングで行ってもよい。
図3に示すように、電源がONされてHDD1が起動されると、HDC/MPU23は、起動時の初期設定処理を開始する(S11)。その処理の中で、HDC/MPU23は、一つのヘッド・スライダ12を選択し(S12)、アクチュエータ16をモータ・ドライバ・ユニット22を介して制御して、そのヘッド・スライダ12を規定の第1の半径位置(データ・トラック)に移動し、そこで位置決めする(S13)。HDC/MPU23は、その第1の半径位置において、ヘッド素子部122と磁気ディスク11との間のクリアランスを測定する(S14)。具体的には、HDC/MPU23は、ヘッド・スライダ12を使用してデータ・トラック上のレゾリューション測定用のデータを読み出し、そのレゾリューションから第1の半径位置におけるクリアランスを算出する。
全てのヘッド・スライダ12によって、それぞれの第1半径位置におけるクリアランス測定を終了していない場合(S15におけるN)、HDC/MPU23は他のヘッド・スライダ12を選択し(ヘッド・スイッチ)(S12)、そのヘッド・スライダ12の第1の半径位置に位置決めする(S13)。HDC/MPU23は、さらに、その第1の半径位置において、クリアランスを測定する(S14)。
HDC/MPU23は、上述のように、レゾリューション測定値からクリアランスを算出する。第1の半径位置のサーボ・アドレス(半径位置)は、記録面(ヘッド・スライダ12)毎に異なっていてもよく、同じであってもよい。処理効率の点からは、各記録面の第1の半径位置が近いことが好ましく、同一であることがさらに好ましい。
全てのヘッド・スライダ12によって、第1半径位置におけるクリアランス測定を終了している場合(S15におけるY)、HDC/MPU23は、一つのヘッド・スライダ12を選択して(S16)、第1半径位置と異なる第2の半径位置(データ・トラック)にそのヘッド・スライダ12(アクチュエータ16)を移動し、そこに位置決めする(S17)。
HDC/MPU23は、第2の半径位置において、シークに使用したヘッド・スライダ12のヘッド素子部122と磁気ディスク11との間のクリアランスを測定する(S18)。具体的には、HDC/MPU23は、ヘッド・スライダ12を使用してデータ・トラック上のレゾリューション測定用のデータを読み出し、そのレゾリューションから第2の半径位置におけるクリアランスを算出する。
全てのヘッド・スライダ12によって、それぞれの第2半径位置におけるクリアランス測定を終了していない場合(S19におけるN)、HDC/MPU23は他のヘッド・スライダ12を選択し(ヘッド・スイッチ)(S16)、そのヘッド・スライダ12の第2の半径位置に位置決めする(S17)。HDC/MPU23は、さらに、その第2の半径位置において、レゾリューションを使用してクリアランスを測定する(S18)。第2の半径位置のサーボ・アドレス(半径位置)は、記録面(ヘッド・スライダ12)毎に異なっていてもよく、同じであってもよい。処理効率の点からは、各記録面の第2の半径位置が近いことが好ましく、同一であることがさらに好ましい。
全てのヘッド・スライダ12によって、第2半径位置におけるクリアランス測定を終了している場合(S19におけるY)、HDC/MPU23は、測定の結果から、各ヘッド・スライダ12における、気圧変化による基準状態からのクリアランス変化量と付着物による基準状態からのクリアランス変化量とを算出する(S20)。HDC/MPU23は、上記数式5と数式6とからこれらを算出することができる。
HDC/MPU23は、一つのヘッド・スライダ12のみを使用したクリアランス測定から気圧変化を求めることができる。しかし、好ましくは、HDC/MPU23は、複数のヘッド・スライダ12の測定結果から、基準状態からの気圧変化を算出する。具体的には、HDC/MPU23は、全てのヘッド・スライダ12による気圧の測定値の平均値を使用する、あるいは、最大値と最小値を除いた測定値の平均値を使用する。その後、HDC/MPU23は、特定した気圧及び付着物の状態に応じて、クリアランス制御を行う。
HDC/MPU23は、シークのための時間を短縮するため、上述のように第1の半径位置において全てのヘッド・スライダ12のクリアランス測定を行った後、第2の半径位置に移動して全てのヘッド・スライダ12のクリアランス測定を行鵜ことが好ましい。設計によっては、HDC/MPU23は、選択したヘッド・スライダ12の第1半径位置と第2半径位置のクリアランス測定を行った後に、次のヘッド・スライダ12を選択して第1半径位置と第2半径位置のクリアランス測定を行ってもよい。
上述のように、本形態のHDC/MPU23は、温度及び気圧に応じたTFCを行う。一般のHDD1の制御において、起動後における異なるタイミングのクリアランス測定の間には、気圧は変化しない。HDC/MPU23は、クリアランス測定において特定した(基準状態のデフォルト値からの)気圧変化量に応じて、それによるクリアランス変化を補償するようにヒータ・パワーを増減する。
基準状態のデフォルト気圧が1気圧である場合、使用環境における気圧は、その値以下であることが一般的である。スライダ浮上高は、気圧低下により下がるため、HDC/MPU23はヒータ・パワーを減少させて、突出量を小さくする。気圧変化に対するクリアランス変化の感度が半径位置や気温などの値によって変化する場合、補償量はそれらの値によって変化する。
高精度のクリアランス制御のためには、HDC/MPU23は、付着物の状態(浮上面上の付着物量)に応じてクリアランス制御を行うことが好ましい。HDC/MPU23は、付着物によるクリアランスの変化中にクリアランス測定を行っており、付着物によるクリアランス変化はクリアランス測定後にも続く。その変化は、図4に示すように、指数関数で近似することができる。
付着物によるクリアランス変化量、つまり、浮上面上の付着物量Δl(基準状態で0)は、時間に対して指数関数的に減少する。具体的には、クリアランス測定後の付着物量(基準状態からの付着物量の変化)Δlは、その測定値Δl_mを使用して、Δl=Δl_m×exp(−time/T)と表すことができる。timeは測定からの経過時間、Tは減衰の時定数である。HDC/MPU23は、測定値と上記数式から算出したΔlによって、クリアランス測定後の付着物によるクリアランス変化を推定し、推定したクリアランス変化を補償するように、ヒータ・パワーを制御する。時定数Tが温度や半径位置によって変化する場合、補償量もそれらに応じて変化する。
HDC/MPU23は、付着物に応じたクリアランス制御において、上記指数関数に代えて、一次関数や階段関数などの近似式を使用してもよい。また、付着物に応じたクリアランス制御が複雑であり、そのクリアランス変化量が大きくない場合には、HDD1は気圧変化に応じたクリアランス制御のみを行ってもよい。
上述のクリアランス測定は、気圧変化と浮上面の付着物量の変化という二つの変数(二つの変数によるクリアランス変化)を個別に求めるために、二つの異なる半径位置においてクリアランスを測定している。求める変数が3以上存在する場合、3以上の半径位置においてクリアランスを測定することが必要である。ここで、3変数のクリアランス測定の例として、気圧と付着物に加え、クリアランス測定のためのディスク上のデータの劣化の影響を考慮したクリランス測定を説明する。
レゾリューションを測定するために、測定用のデータが磁気ディスク上に記録されている。測定用のデータには、熱減磁の問題がある。磁気ディスク11上の磁化方向は、熱エネルギーによる変化する。そのため、HDD1の動作時間が長くなると、測定用データ列における各データの磁化方向が変化し、読み出した信号振幅も変化してしまう。
レゾリューションは低周波信号振幅と高周波信号振幅の比で表すことができる。低周波信号振幅と高周波信号振幅が熱減磁により同様に減少すれば、レゾリューションの値は不変である。しかし、熱減磁の影響は、データ列の周波数によって異なる。具体的には、一般に、記録磁化が面内方向にある場合は高周波の振幅がより大きく減少し、記録磁化が面に垂直な場合は低周波の振幅がより大きく減少する。そのため、HDC/MPU23によるクリアランス測定値は、熱減磁によって、実際のクリアランスよりも大きくなる。
気圧変化及び付着物状態変化の影響に加え、測定データの熱減磁による影響を(直接的あるいは間接的に)算出するため、HDC/MPU23は、三つの異なる半径位置において、クリアランスの測定を行う。具体的なクリアランス測定方法は、図3を参照して説明した処理フローに対して、さらに、3つ目の半径位置におけるクリアランス測定が追加される。HDC/MPU23は、以下の数式で表される関係を利用する。測定データの熱減磁によるクリアランス測定値の変化量をΔFZとする。HDC/MPU23は、内周側データ・トラック(内周側半径位置)、外周側データ・トラック(外周側半径位置)、そしてそれらの間の中間データ・トラック(中間内周側半径位置)の3つのデータ・トラックにおいてクリアランス測定を行う。
内周側データ・トラックにおいて、基準状態からの気圧変化Δpによるスライダ浮上高の変化量ΔFAiと、基準状態からの付着量の変化Δlによるスライダ浮上高の変化量ΔFLiは、上記の数式1と数式2とで表すことができる。基準状態からの熱減磁の量Δzによるクリアランス測定値の変化量(見かけの増減)ΔFZiは、次の数式7で表される。
ΔFZi=Zi×Δz (数式7)
Ziは、上記内周側データ・トラックにおけるクリアランス測定値の熱減磁に対する感度を表しており、その符号は、通常、負である。これは、他のデータ・トラックにおいて同様である。この値は、HDD1の設計において、測定により予め定められ、HDD1の不揮発性記憶媒体内に設定登録されている。ここで、クリアランス測定値に影響が現れる熱減磁は、高温状態における時間の対数関数で近似できる。従って、熱減磁の量Δzは時間の対数関数で表すことができ、三つのデータ・トラックの全てに共通である。一般に、熱減磁の量Δzは、起動後のクリアランス測定間に期間内では変化しない。
次に、中間データ・トラックにおいて、基準状態からの気圧変化Δp、付着量変化Δl、熱減磁量Δzのそれぞれによるクリアランス測定値の変化は、以下の数式8〜数式10で表わされる。
ΔFAm=Am×Δp (数式8)
ΔFLm=Lm×Δl (数式9)
ΔFZm=Zm×Δz (数式10)
mは中間のデータ・トラックを示すサフィックスである。ここで、Am、Lm、Zmは、上記中間データ・トラックにおけるクリアランス測定値の気圧変化、付着量変化そして熱減磁量に対する感度を表している。この値は、HDD1の設計において、測定により予め定められ、HDD1に設定登録されている。
最後に、外周側データ・トラックにおいて、基準状態からの気圧変化Δp、付着量変化Δlのそれぞれによるクリアランス測定値の変化は、上記数式3及び数式4で表される。基準状態からの熱減磁量Δzによるクリアランス測定値の変化量(見かけの増減)ΔFZoは、次の数式11で表される。
ΔFZo=Zo×Δz (数式11)
ここで、Zoは、上記外周側データ・トラックにおけるクリアランス測定値の熱減磁量に対する感度を表している。この値は、HDD1の設計において、測定により予め定められ、HDD1の不揮発性記憶媒体内に設定登録されている。
数式1〜数式4及び数式7〜数式11から、内周、中間、外周の各データ・トラックにおけるクリアランス変化測定値ΔFi、ΔFm、ΔFoは、それぞれ、以下の数式12〜数式14で表される。
ΔFi=AiΔp+LiΔl+ZiΔz (数式12)
ΔFm=AmΔp+LmΔl+ZmΔz (数式13)
ΔFo=AoΔp+LoΔl+ZoΔz (数式14)
数式12〜数式14は、三つの変数Δp、Δl、Δzを含む三元連立方程式であり、HDC/MPU23は、これら数式から各変数Δp、Δl、Δzを算出することができる。各数式の右辺の係数が、この方程式を解ける関係を有することは、上記二つの変数の例と同様である。測定データの熱減磁(によるレゾリューション測定値への影響)は、典型的には、記録面上の半径位置には依存しないが、その記録周波数(レゾリューション算出の信号周波数)に依存する。つまり、三つの測定データ・トラックにおけるレゾリューション測定の周波数が異なる場合、係数Zi、Zm、Zoが異なる値となる。
HDC/MPU23は、熱減磁によるクリアランス測定値への影響を補償する。HDC/MPU23は、各データ・トラックにおけるクリアランス測定値から、熱減磁による変化分(ZiΔz、ZmΔz、ZoΔz)を除去するように、クリアランス測定値を補正する。これにより、HDC/MPU23は、気圧及び付着物による実際のクリアランス変化を特定することができる。あるいは、熱減磁量Δzが閾値よりも大きい場合に、HDC/MPU23は、新たな測定用データを磁気ディスク11に書き込んでもよい。その後のクリアランス測定は、新たに書き込んだ測定用データを利用する。
以上、本発明を好ましい実施形態を例として説明したが、本発明が上記の実施形態に限定されるものではない。当業者であれば、上記の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。本発明によるクリアランス測定の結果は、HDD内におけるクリアランス制御と異なる処理に利用してもよい。例えば、HDC/MPU23は、クリアランス測定により直接的に特定した気圧変化が閾値を超える場合に、リード/ライト処理を行うことなく、アクチュエータを待機位置に維持してもよい。
上述において、クリアランス変化の要因が2つの例と3つの例とを説明したが、それ以上の要因によるクリアランス変化の寄与度を算出してもよい。しかし、処理精度の点からは、3以下の要因内で寄与度を算出することが好ましく、2要因に限定することが最も好ましい。上述の好ましい例は、気圧、付着物そしてクリアランス測定データの三つの要因を取り扱っている。本発明は、これら以外の要因のよるクリアランス変化の測定に適用することができる。その中で、付着物によるクリアランス変化と気圧によるクリアランス変化のように、クリアランス測定後にダイナミックに変化する要素と実質的に変化しないスタティックな要素とを区別するために、本発明は特に有用である。
上記例は、気圧と付着物の組み合わせ、そしてそれらに測定データの熱減磁を加えた三つの要素の組み合わせを測定の対象としている。HDDの設計によって、これらの内の任意の二つの組み合わせによるクリアランス測定に本発明を適用することができる。例えば、筐体が完全密閉されたHDDにおいてはクリアランスに対する気圧変化による影響は存在しないため、付着物と測定データの熱減磁によるクリアランス測定に、本発明を適用することができる。
本発明は、ピエゾ素子などのTFC以外のクリアランス調整機構を有するディスク・ドライブ装置に適用することができる。上述のように、リード信号、特にレゾリューションを使用して気圧変化を測定することが好ましいが、SPM電流などの他の動作パラメータを使用して気圧変化を測定してもよい。本発明は、リード素子のみを備えるヘッド・スライダを実装するHDDに、あるいは、HDD以外のディスク・ドライブ装置に適用してもよい。
1 ハードディスク・ドライブ、10 エンクロージャ、11 磁気ディスク
12 ヘッド・スライダ、14 スピンドル・モータ、15 ボイス・コイル・モータ
16 アクチュエータ、20 回路基板、21 リード・ライト・チャネル
22 モータ・ドライバ・ユニット、23 ハードディスク・コントローラ/MPU
24 RAM、31 ライト素子、32 リード素子、32a 磁気抵抗素子
33a、b シールド、34 保護膜、51 ホスト、121 トレーリング側端面
122 ヘッド素子部、123 スライダ、124 ヒータ、311 ライト・コイル
312 磁極、313 絶縁膜

Claims (15)

  1. データを記憶するディスクと、
    前記ディスク上を浮上するヘッド・スライダと、
    前記ヘッド・スライダを前記ディスクで移動する移動機構と、
    前記ヘッド・スライダと前記ディスクとの間のクリアランスを異なる半径位置において測定し、それらの測定結果と予め設定されている係数とを使用して、前記ヘッド・スライダのクリアランス変化における異なる要因の寄与分を算出する、コントローラと、
    を有するディスク・ドライブ。
  2. 前記ディスク・ドライブは、前記ヘッド・スライダと前記ディスクとの間のクリアランスを調整する調整機構を有し、
    前記コントローラは、前記算出した寄与分に応じて、前記調整機構により前記ヘッド・スライダのクリアランスを制御する、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ。
  3. 前記コントローラは、起動時における初期設定処理において前記異なる半径位置におけるクリアランス測定と前記算出を行い、
    前記クリアランスは、前記異なる要因の内の第1の要因によって前記クリアランス測定時において変化中であり、前記異なる要因の内の第2の要因によって前記クリアランス測定時に変化していない、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ。
  4. 前記第1の要因は前記ヘッド・スライダ上の付着物であり、前記第2の要因は気圧である、
    請求項3に記載のディスク・ドライブ。
  5. 前記ディスク・ドライブは、前記ヘッド・スライダと前記ディスクとの間のクリアランスを調整する調整機構を有し、
    前記コントローラは、前記ヘッド・スライダ上の付着物によるクリアランス変化を補償してクリアランス変化における気圧変化の寄与分を算出し、前記初期設定処理後において、前記算出した寄与分に応じて前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する、
    請求項3に記載のディスク・ドライブ。
  6. 前記コントローラは、前記算出した前記付着物の寄与分と予め設定されている係数とを使用して、前記測定後の前記付着物によるクリアランス変化を推定して前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する、
    請求項5に記載のディスク・ドライブ。
  7. 前記コントローラは、
    前記異なる半径位置における測定データを前記ヘッド・スライダで読み出し、その読み出した信号のレゾリューションを使用して前記クリアランスを測定し、
    前記異なる半径位置におけるレゾリューションの測定に異なる周波数の信号成分を使用する、
    請求項1に記載のディスク・ドライブ。
  8. ディスク・ドライブにおけるヘッド・スライダとディスクとの間のクリアランス測定方法であって、
    ヘッド・スライダを第1の半径位置に位置決めし、
    前記第1の半径位置においてクリアランスを測定し、
    前記ヘッド・スライダを第2の半径位置に位置決めし、
    前記第2の半径位置においてクリアランスを測定し、
    前記第1及び第2の半径位置における測定結果と予め設定されている係数とを使用して、前記ヘッド・スライダのクリアランス変化における異なる要因の寄与分を算出する、
    方法。
  9. さらに、前記算出した寄与分に応じて、前記ヘッド・スライダのクリアランスを制御する、
    請求項8に記載の方法。
  10. 起動時における初期設定処理において前記異なる半径位置におけるクリアランス測定と前記算出を行い、
    前記クリアランスは、前記異なる要因の内の第1の要因によって前記クリアランス測定時において変化中であり、前記異なる要因の内の第2の要因によって前記クリアランス測定時に変化していない、
    請求項8に記載の方法。
  11. 前記第1の要因は前記ヘッド・スライダ上の付着物であり、前記第2の要因は気圧である、
    請求項10に記載の方法。
  12. さらに、前記ヘッド・スライダを第3の半径位置に位置決めし、
    前記第3の半径位置においてクリアランスを測定し、
    前記第1、第2及び第3の半径位置における測定結果と予め設定されている係数とを使用して、前記ヘッド・スライダのクリアランス変化における異なる要因の寄与分を算出する、
    請求項10に記載の方法。
  13. 前記ヘッド・スライダ上の付着物によるクリアランス変化を補償してクリアランス変化における気圧変化の寄与分を算出し、前記初期設定処理後において、前記算出した寄与分に応じて前記ヘッド・スライダのクリアランスを制御する、
    請求項10に記載の方法。
  14. 前記算出した前記付着物の寄与分と予め設定されている係数とを使用して、前記測定後の前記付着物によるクリアランス変化を推定して前記ヘッド・スライダのクリアランスを前記調整機構により制御する、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記異なる半径位置における測定データを前記ヘッド・スライダで読み出し、その読み出した信号のレゾリューションを使用して前記クリアランスを測定し、
    前記異なる半径位置におけるレゾリューションの測定に異なる周波数の信号成分を使用する、
    請求項8に記載の方法。
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