JP5414054B2 - drape - Google Patents
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Description
本発明は、患者の膣または尿道孔である常在孔内に灌流液を注入しつつ行われる処置において患者を覆うシート状のドレープに関する。 The present invention relates to a sheet-shaped drape that covers a patient in a procedure performed while injecting a perfusate into a resident hole that is a vagina or urethral hole of the patient.
従来より、手術室や病棟等の医療施設内において医療処置が行われる際には、不潔領域と規定される患者の体表を覆うドレープが用いられており、ドレープでは、患者の処置対象部位をドレープから露出させるための開口が設けられている。例えば、産科・婦人科にて用いられる特許文献1の手術用覆い布(ドレープ)では、覆い布本体に手術野(膣)に対応する開口部、および、開口部下方で開放されている受水パウチが設けられる。また、患者と粘着される粘着覆い片が開口部に配置されるとともに、膣内に挿入される手術機器の操作用の孔が粘着覆い片に形成される。これにより、子宮鏡下手術を行う際に、膣内に注入される灌流液が外部に漏出することが防止される。
Conventionally, when medical treatment is performed in a medical facility such as an operating room or a ward, a drape that covers the body surface of a patient defined as an unclean area has been used. An opening is provided for exposure from the drape. For example, in the surgical cover cloth (draping) of
ところが、患者の膣を対象とする手術では、特許文献1のようにドレープに粘着覆い片を設けたとしても、実際には、膣に器具を挿入するための開口の周囲と患者との間にすき間ができてしまう。特に、開口のエッジのうち砕石体位にて下側となる部位(患者の後部側の部位)にて粘着覆い片を患者に密着させることが困難となり、ドレープの開口の周囲と患者との間に灌流液が流れ込んでしまう。
However, in surgery for the patient's vagina, even if an adhesive cover piece is provided on the drape as in
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、ドレープの開口の周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことを抑制することを目的としている。 This invention is made | formed in view of the said subject, and aims at suppressing that a perfusate flows between the circumference | surroundings of the opening of a drape, and a patient.
請求項1に記載の発明は、患者の膣または尿道孔である常在孔内に灌流液を注入しつつ行われる処置において前記患者を覆うシート状のドレープであって、前記常在孔に器具を挿入するための開口が形成されたシート状のドレープ本体と、前記開口のエッジのうち少なくとも下側の部位から膣内に挿入されることにより、前記常在孔から流出する灌流液を前記ドレープ本体上へと導く挿入フィルムとを備える。
The invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のドレープであって、前記挿入フィルムが前記ドレープ本体とは別の部材であり、前記挿入フィルムの端部が、前記エッジの前記下側の部位近傍にて、前記ドレープ本体の前記患者とは反対側の面に固定される。
Invention of
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のドレープであって、使用前の状態において、前記挿入フィルムが前記開口から離れる方向へと折り曲げられている。
The invention described in claim 3 is the drape according to
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載のドレープであって、前記挿入フィルムが、前記エッジの前記下側の部位から前記膣内へと挿入され、前記ドレープが、前記開口のエッジのうち両側方の部位から前記膣内に挿入される他の2つの挿入フィルムをさらに備える。
Invention of Claim 4 is the drape of
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のドレープであって、使用前の状態において、前記挿入フィルムおよび前記他の2つの挿入フィルムのそれぞれが前記開口から離れる方向へと折り曲げられている。 The invention according to claim 5 is the drape according to claim 4, wherein each of the insertion film and the other two insertion films is bent in a direction away from the opening in a state before use. Yes.
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載のドレープであって、前記ドレープ本体上に取り付けられ、前記開口から流出する液体を受けるパウチをさらに備える。 A sixth aspect of the present invention is the drape according to any one of the first to fifth aspects, further comprising a pouch attached on the drape main body and receiving the liquid flowing out from the opening.
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載のドレープであって、前記ドレープ本体の前記患者に対向する面上において前記開口の周囲に取り付けられ、前記開口の周囲と前記患者とを粘着する粘着層をさらに備える。
The invention according to claim 7 is the drape according to any one of
本発明によれば、ドレープの開口の周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことを抑制することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, it can suppress that a perfusate flows between the circumference | surroundings of the opening of a drape, and a patient.
また、請求項2の発明では、ドレープの取り扱いを容易にすることができ、請求項4および7の発明では、灌流液の漏れをさらに抑制することができ、請求項6の発明では、灌流液を効率よく回収することができる。
In the invention of
図1は、本発明の一の実施の形態に係るシート状のドレープ1を示す平面図であり、使用前の状態のドレープ1を示す。ドレープ1は、婦人科の手術(例えば、子宮鏡を用いた切除術(TCR))の際に、膝を屈曲させた開脚姿勢にて仰向けに手術台上に位置する(いわゆる砕石体位を取る)患者を覆うために使用される。
FIG. 1 is a plan view showing a sheet-
図1に示すように、ドレープ1は、患者を覆うシート状のドレープ本体11、および、ドレープ本体11に両面テープ等で固定される医療用のパウチ2を備える。ドレープ本体11は、患者のほぼ全身を覆うドレープシート12を備え、撥水性の材料にて形成されるドレープシート12には、患者の手術対象部位(すなわち、術野)である膣を露出させるための楕円形の開口122が形成された矩形部材(以下、「開口周辺部」という。)121が設けられる。開口周辺部121は親水性の材料(吸水材料と捉えることもできる。)にて形成され、手術中に術野から飛散した血液等が開口周辺部121から外側へと広がることが抑制される。
As shown in FIG. 1, the
開口周辺部121の患者に対向する面(すなわち、ドレープ1の使用時に患者側を向く面であり、以下、「不潔面」という。)上において開口122の周囲には粘着層123が取り付けられる。ドレープ1が使用される際には、粘着層123により、開口周辺部121の開口122の全周囲と患者の術野の全周囲とが粘着される。実際には、開口周辺部121は、ドレープ1の使用時に外側を向くドレープシート12の面(すなわち、使用時に術者側を向く面であり、以下、「清潔面」という。)上に貼着されており、ドレープシート12には開口122および粘着層123との干渉を避けるための開口部(図示省略)が設けられている。開口122の周囲では、ドレープシート12と開口周辺部121とによりシートの二重構造が形成されるため、開口122の周囲におけるドレープ1の強度が向上する。
An
ドレープシート12の清潔面上において、開口周辺部121のパウチ2とは反対側には、2つのコードホルダ14が取り付けられる。コードホルダ14の一端はドレープシート12に固定される。自由端部および固定端部近傍には1対の面ファスナが取り付けられ、手術の際に用いられる各種コードやチューブ(例えば、灌流液の供給管)がコードホルダ14により束ねられる。なお、コードホルダ14の自由端部では、先端から僅かに離れた位置に面ファスナが設けられており、当該先端近傍が、コードホルダ14の脱着の際に作業者が把持するつまみ部となっている。
On the clean surface of the
また、ドレープシート12には、開口周辺部121近傍から一のエッジ(図1における下側のエッジ)に向かって伸びるスリット124が形成されている。ドレープシート12は、例えば不織布(スパンレース、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)等)により形成される。
Further, the
図2は、使用状態のドレープ1を示す図である。ドレープ1を用いる手術の際には、患者の術野に対して生理食塩水等の灌流液が開口122を介して連続的あるいは断続的に注入され、図1および図2に示すパウチ2は開口122から流出する液体(主として、灌流液であり、血液や体液等も含む。)を受ける、いわゆる受水袋となっている。パウチ2は、術野からの液体を受ける受液口201が設けられた部位21(ドレープ1の使用時において上側に配置される部位であり、以下、「上部21」という。)、および、上部21の下端部に取り付けられて受液口201よりも狭い流路を形成する下部22を備える。パウチ2では、受液口201にて受けられた液体は下部22へと導かれ、下部22の下端に設けられた排液口202から排出される。排液口202には外側(すなわち、下方)に突出する略円筒状の導管部23(図2参照)が設けられており、排液口202は導管部23を介して液体を吸引するポンプ等の吸引機構に接続される。
FIG. 2 is a diagram showing the
図1に示すように、ドレープ1では、上部21において受液口201のエッジの一部が、開口周辺部121のスリット124側の端部と、ドレープシート12との間に挟まれて両者に貼着されることにより、パウチ2がドレープ本体11上に取り付けられる。また、上部21の当該エッジにおいて、ドレープ本体11に取り付けられた部位とは反対側の部位には、図1の左右方向に伸びる弾性部材24が設けられる。弾性部材24は、上部21の左右方向の両側端から突出しており、弾性部材24の両端部にはリング状の部位(以下、「リング部」という。)241が設けられる。
As shown in FIG. 1, in the
図3は、開口周辺部121を示す図であり、図3の下側が図2の使用状態のドレープ1の下側に対応している。図3に示すように、開口122周辺において開口周辺部121の清潔面上には、ポリエチレンやウレタン等にて形成された3個のフィルム(後述するように、患者の膣内に挿入されるフィルムであるため、以下、「挿入フィルム」という。)31,32,33が設けられる。詳細には、開口周辺部121上において開口122のエッジの下側の部位近傍(すなわち、図2中の開口122とパウチ2との間)には、第1挿入フィルム31が設けられ、開口122のエッジの両側方の部位(すなわち、使用状態において上下方向におよそ沿う部位)近傍には第2および第3挿入フィルム32,33がそれぞれ設けられる。
FIG. 3 is a view showing the
各挿入フィルム31〜33は略長方形であり、長手方向の一方の端部311,321,331は、両面テープやホットメルト接着剤等により開口周辺部121の清潔面上に固定される。また、挿入フィルム31〜33は、開口122に近接した位置にて短辺に平行に折られており、固定端部311,321,331とは反対側の自由端部312,322,332は、開口周辺部121が平らに伸ばされた使用前の状態にて開口周辺部121に垂直な方向から見た場合に開口122と重ならない位置に配置される。このように、使用前の状態において、挿入フィルム31〜33は、開口周辺部121の清潔面側にて開口122から離れる方向へと折り曲げられている。なお、第1ないし第3挿入フィルム31〜33の自由端部312,322,332の角部は丸められている。
Each
本実施の形態では、図3の縦方向における開口122の長さが80ミリメートル(mm)であり、図3の横方向における開口122の幅が50mmであり、第1挿入フィルム31の縦方向および横方向の長さは120mmおよび60mmであり、第2および第3挿入フィルム32,33の縦方向および横方向の長さは90mmおよび120mmである。また、開口122のエッジの下側の部位と第1挿入フィルム31の折り目との間の距離は5mmであり、開口122のエッジの側方の部位と当該部位に近接する第2または第3挿入フィルム32,33の折り目との間の距離は10mmである。各挿入フィルム31〜33は、開口122と重ねた際に開口122の全体を覆う大きさ、および、配置となっている。
In the present embodiment, the length of the
図1のドレープ1が使用される際には、ドレープ本体11のスリット124が左右に開かれ、ドレープシート12のスリット124の左右両側の部位により、膝を屈曲させた開脚姿勢の患者の両脚が覆われる。このとき、既述のように、ドレープ本体11の不潔面が患者に対向し、清潔面が患者とは反対側を向く。また、患者の膣には開口122が配置され、粘着層123により開口周辺部121の開口122の周囲と患者の膣の周囲とが粘着される。このとき、挿入フィルム31〜33が開口122から離れる方向へと折り曲げられていることにより、開口122を介して患者の体表を観察することができ、患者の膣に対する開口122の配置が容易に行われる。
When the
図2に示すように、パウチ2は、患者の両脚の間において開口122の下方にて受液口201を上方に向けて配置されるとともに、上部21から左右に突出する弾性部材24の両端のリング部241が2つのコードホルダ14にそれぞれかけられる。なお、リング部241が患者の両側の足首よりも先の部位(例えば、土踏まず近傍の部位)にかけられて、受液口201が広げられてもよい。
As shown in FIG. 2, the
また、第1挿入フィルム31が膣内に挿入されて、開口122のエッジの下側の部位と、患者の膣の下側の部位との間のすき間が閉塞される。続いて、第2および第3挿入フィルム32,33が膣内に挿入されて、開口122のエッジの側方の部位と、この部位に対向する患者の膣の側方の部位との間のすき間が閉塞される。そして、図4に示すように、膣にクスコ(膣鏡)等の器具9が挿入され、生理食塩水等の灌流液を連続的あるいは断続的に注入しつつドレープ1の開口122から露出する膣に対して手術が行われる。膣から流出する灌流液等の液体は、器具9と膣壁との間に挿入される第1ないし第3挿入フィルム31〜33によりドレープ本体11の清潔面上へと導かれ(図2参照)、受液口201を介してパウチ2に流入し、導管部23に接続された吸引機構により吸引されて廃棄される。
Moreover, the
以上に説明したように、図1のドレープ1では、患者の膣に器具9を挿入するための開口122の周囲に挿入フィルム31〜33が設けられ、膣内に灌流液を注入しつつ行われる手術の際に、挿入フィルム31〜33が、開口122のエッジの下側の部位および両側方の部位から器具9と膣壁との間に挿入されることにより、膣から流出する灌流液がドレープ本体11の清潔面上へと導かれる。これにより、ドレープ1の開口122の周囲と患者の膣周辺の部位との間(すなわち、ドレープ本体11の不潔面側)に灌流液が流れ込む(漏れる)ことを抑制することができる。
As described above, in the
また、ドレープ本体11の不潔面上において、開口122の周囲と患者の膣周辺の部位とを粘着する粘着層123が設けられることにより、灌流液の漏れをさらに抑制することができ、ドレープ本体11上に開口122から流出する液体を受けるパウチ2が設けられることにより、灌流液を効率よく回収することができる。
Further, on the unclean surface of the drape
なお、ドレープ1の他の例として、第1ないし第3挿入フィルムがドレープ本体11とは独立した部材(ドレープ本体11に固着されていない部材)として設けられてもよい。この場合、ドレープ1により患者を覆って、患者の膣に開口122を配置した後、第1ないし第3挿入フィルムのそれぞれの一部が順に膣内に挿入される。このようにして、第1ないし第3挿入フィルムを開口122のエッジの下側および両側方から器具9と膣壁との間に挿入することにより、ドレープ1の開口122の周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことを抑制することができる。ただし、ドレープ1の取り扱いを容易にするには、図1のドレープ1のように、第1ないし第3挿入フィルム31〜33の端部が、開口122のエッジの下側の部位および両側方の部位近傍にてドレープ本体11の清潔面に固定されることが好ましい。
As another example of the
図5はドレープの他の例を示す斜視図であり、開口122近傍のみを拡大して示している。また、図5では、ドレープの使用時の状態を示している。図5のドレープでは、開口周辺部121が平らに伸ばされた状態にて、開口122のエッジを含む面に平行な断面形状がU字状となるように湾曲された挿入フィルム34が、開口周辺部121に設けられる。挿入フィルム34の開口122側の端部には、開口周辺部121の清潔面上において開口122のエッジの下側の部位および両側方の部位の近傍に固定される固定部341が設けられる。ドレープの使用前の状態では、挿入フィルム34は開口周辺部121の清潔面側に突出しており、使用時において、挿入フィルム34の根元が折り曲げられて、図5に示すように、挿入フィルム34が、開口122のエッジの下側の部位および両側方の部位から不潔面側に突出するようにして膣内に挿入される。図5のドレープにおいても、使用状態にて挿入フィルム34が器具と患者の膣壁との間に挿入されることにより、開口122の周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことを抑制することができる。
FIG. 5 is a perspective view showing another example of the drape, and shows only the vicinity of the
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made.
図2のドレープ1では、開口122のエッジの両側方の部位近傍に設けられる第2および第3挿入フィルム32,33が省略されてもよい。この場合でも、灌流液が流れ込み易い開口122のエッジの下側の部位近傍と患者との間が、当該部位近傍に設けられる第1挿入フィルム31により閉塞され、灌流液の漏れが抑制される。このように、ドレープ1の開口122の周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことを抑制するという観点では、開口122のエッジのうち少なくとも下側の部位から器具9と膣壁との間に挿入フィルムが挿入されることが重要となる。この場合に、挿入フィルムの幅は開口122の幅以上(当該幅の2倍以下)であることが好ましく、挿入フィルムの長さは20mm以上(150mm以下)であることが好ましい。ただし、灌流液の漏れをさらに抑制するには、第1ないし第3挿入フィルム31〜33が器具9と膣壁との間に挿入されることが好ましい。
In the
また、挿入フィルムは、手術を行う直前に両面テープ等によりドレープ本体11の清潔面上に取り付けられてもよく、さらに、挿入フィルムの端部およびドレープ本体11の清潔面に1対の面ファスナ等が設けられ、挿入フィルムとドレープ本体11とが着脱自在とされてもよい。
Further, the insertion film may be attached on the clean surface of the drape
挿入フィルムは、必ずしもドレープ本体11と別の部材である必要はなく、例えば、図6に示すように、開口周辺部121aにおいて開口122aを形成する際に、上下方向に反転した略U字状の切れ目(連続した切れ目)を形成し、当該切れ目により囲まれた部位の付け根が、切れ目の両端を繋げた線にて折り曲げられる。これにより、当該部位が挿入フィルム35となり、切れ目および折り目が開口122aのエッジとなる。このように、挿入フィルム35がドレープ本体11(の開口周辺部121a)と一体的に形成されたドレープにおいても、挿入フィルム35が、器具9と膣壁との間に挿入されることにより、開口122aの周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことを抑制することができる。また、図6の挿入フィルム35は、使用前の状態において清潔面側にて開口122aから離れる方向へと折り曲げられており、使用時に不潔面側に折り曲げられて器具9と膣壁との間に挿入されることにより、挿入フィルム35を膣内に挿入する直前にて、患者の膣に対する開口122aの配置を容易に行うことができる。
The insertion film does not necessarily need to be a separate member from the drape
既述のように、ドレープ1では、挿入フィルムにより、開口122,122aのエッジのうち少なくとも下側の部位と患者との間のすき間が閉塞されるため、手術の際に患者の膣内に注入する灌流液の流量等によっては、粘着層123を省略することも可能である。また、パウチ2を省略し、ドレープ1の開口122,122aの下方に液体回収用の容器等が配置されてもよい。
As described above, in the
開口122,122aの形状は楕円形には限定されず、円形や矩形等、様々な形状とされてよい。また、ドレープ本体11は、必ずしも、不織布により形成される必要はなく、例えば、プラスチックフィルムにより形成されてもよい。
The shape of the
ドレープ1は、尿道孔内に灌流液を注入しつつ行われる処置(例えば、経尿道的切除術(TUR))において用いられてもよい。すなわち、ドレープ1は、女性の患者の膣または尿道孔である常在孔内に灌流液を注入しつつ行われる処置において用いることができる。ドレープ1では、バイポーラ(メス)、内視鏡カメラ、カテーテル等の器具を常在孔に挿入するための開口が設けられ、当該開口のエッジのうち少なくとも下側の部位から挿入フィルムが膣内に挿入されることにより、開口の周囲と患者との間に灌流液が流れ込むことが抑制される。上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせられてよい。
The
1 ドレープ
2 パウチ
9 器具
11 ドレープ本体
31〜35 挿入フィルム
122,122a 開口
123 粘着層
311,321,331 端部
341 固定部
DESCRIPTION OF
Claims (7)
前記常在孔に器具を挿入するための開口が形成されたシート状のドレープ本体と、
前記開口のエッジのうち少なくとも下側の部位から膣内に挿入されることにより、前記常在孔から流出する灌流液を前記ドレープ本体上へと導く挿入フィルムと、
を備えることを特徴とするドレープ。 A sheet-like drape covering the patient in a procedure performed while injecting a perfusate into a resident hole that is a vagina or urethral hole of the patient,
A sheet-shaped drape body in which an opening for inserting an instrument into the permanent hole is formed;
An insertion film that guides the perfusate flowing out of the permanent hole onto the drape body by being inserted into the vagina from at least the lower part of the edge of the opening;
A drape characterized by comprising.
前記挿入フィルムが前記ドレープ本体とは別の部材であり、前記挿入フィルムの端部が、前記エッジの前記下側の部位近傍にて、前記ドレープ本体の前記患者とは反対側の面に固定されることを特徴とするドレープ。 A drape according to claim 1, wherein
The insertion film is a member different from the drape body, and an end of the insertion film is fixed to the surface of the drape body opposite to the patient in the vicinity of the lower portion of the edge. A drape characterized by that.
使用前の状態において、前記挿入フィルムが前記開口から離れる方向へと折り曲げられていることを特徴とするドレープ。 A drape according to claim 1 or 2,
The drape characterized by the said insertion film being bent in the direction away from the said opening in the state before use.
前記挿入フィルムが、前記エッジの前記下側の部位から前記膣内へと挿入され、
前記ドレープが、前記開口のエッジのうち両側方の部位から前記膣内に挿入される他の2つの挿入フィルムをさらに備えることを特徴とするドレープ。 A drape according to claim 1 or 2,
The insertion film is inserted into the vagina from the lower part of the edge;
The drape further comprises two other insertion films that are inserted into the vagina from both sides of the edge of the opening.
使用前の状態において、前記挿入フィルムおよび前記他の2つの挿入フィルムのそれぞれが前記開口から離れる方向へと折り曲げられていることを特徴とするドレープ。 A drape according to claim 4, wherein
A drape, wherein each of the insertion film and the other two insertion films is bent in a direction away from the opening in a state before use.
前記ドレープ本体上に取り付けられ、前記開口から流出する液体を受けるパウチをさらに備えることを特徴とするドレープ。 A drape according to any of claims 1 to 5,
The drape further comprising a pouch attached on the drape body and receiving the liquid flowing out from the opening.
前記ドレープ本体の前記患者に対向する面上において前記開口の周囲に取り付けられ、前記開口の周囲と前記患者とを粘着する粘着層をさらに備えることを特徴とするドレープ。 A drape according to any of claims 1 to 6,
The drape further comprising an adhesive layer attached to the periphery of the opening on a surface of the drape main body facing the patient and sticking the periphery of the opening and the patient.
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