JP5407868B2 - 微小開口形成装置およびそれを用いる体液収集システム - Google Patents

微小開口形成装置およびそれを用いる体液収集システム Download PDF

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Description

本発明は、生体表面にレーザ光を照射して微小開口を形成して、細胞間質液や血液などの体液を採取するために用いられる微小開口形成装置およびそれを用いる体液収集システムに関する。
生体からの体液採取には、最も一般的なものとして注射針による血液採取があるが、患者の不安や苦痛、さらに注射針に付着した細菌等による感染という問題があった。また、たとえば術後の経過を見るために、グルコース濃度(血糖値)を30分や1時間毎にモニタリングする場合のように、連続採取となると、そのたび毎に体に注射針を刺す必要があり、皮膚が硬くなったりして、患者への負担は過大であった。
そこで、そのような負担を軽減するために、血液ではなく、細胞間質液を採取するという方法が近年注目を集めている。これは、血管が通っている真皮層に届かない深さの微小開口を穿設して、そこから滲み出してくる細胞間質液は、血球等がないことを除けば、血液とほぼ同じ成分を有するので、血液検査の代替になり、しかも穿設時の痛みがない(少ない)ためである。
そこで、特許文献1では、前記細胞間質液を採取し、センサで計量するための装置で、微小開口作成のためにレーザ光を用いている。こうして、微小開口の形成にレーザ光を用いることで、開口自体が小さく、生体に触れないことから、低侵襲に処置でき、また感染防止や、とがったものを体に刺すという患者の不安を和らげるという観点からも、針を用いる従来の方法と比較して、格段の効果が得られている。
しかしながら、上述のとおり、開口は微小であるので、1つの開口では間質液の吸引量が少なく、吸引時間が長いという問題がある。そこで、特許文献2では、図14や図15で示すように、単一のレーザダイオード51からの発散するビーム光52をレンズ53で集光した後、生体表面54との間に介在した光学部材55や56によって、光軸57から曲げるとともに、前記光学部材55や56を光軸57回りに回転させることで複数の微小開口を作成している。
米国特許第6530915号明細書 米国特許第6951411号明細書
上述の従来技術では、照射位置、すなわち生体表面54が光学部材55,56から遠去かる程、曲げられているビーム光52の照射位置は、参照符号W1からW2で示すように、光軸57から遠去かる。したがって、前記光学部材55,56の等回転角度間隔でビーム光2を照射しても、生体表面までの距離によって、微小開口の間隔が変化してしまうという問題がある。このため、前記微小開口の間隔が大きくなると、該微小開口の作成後に生体表面4に被せられて間質液の吸引を行うチャンバ内に該微小開口が収まりきらず、また間隔が小さくなると、滲出してくる細胞間質液が少なくなる。
本発明の目的は、複数形成される微小開口間の間隔を常に一定に保つことができる微小開口形成装置およびそれを用いる体液収集システムを提供することである。
本発明の微小開口形成装置は、生体表面にレーザ光を照射して微小開口を形成するための装置において、前記レーザ光が透過する材料から成り、入射される前記レーザ光の光軸に対して入射面または射出面の少なくとも一方が傾斜して設けられることで、入射された前記レーザ光を、入射される前記レーザ光の光軸と平行であって、所定距離シフトされた光軸上で射出させるシフト手段と、前記シフト手段を、当該シフト手段に入射される前記レーザ光の光軸回りに回転させることで複数の前記微小開口を前記生体表面に作成する回転手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、細胞間質液の採取などのために、生体表面にレーザ光を照射して微小開口を形成するための装置において、単一のレーザ光源からのレーザ光を複数箇所に照射して生体表面に複数の前記微小開口を作成するにあたって、単に光学部材を光路に介在して前記レーザ光のビームを曲げ、その光学部材を回転手段で回転させるのではなく、前記レーザ光が透過する材料から成り、入射面または射出面の少なくとも一方が前記レーザ光の光軸に対して傾斜して設けられることで、入射した前記レーザ光を光軸と平行シフトして射出するシフト手段を設け、そのシフト手段を前記回転手段で光軸回りに回転させる。
したがって、均等な回転角度間隔でレーザ光を照射することで、シフト手段の中心から生体表面までの距離に変化が生じても、複数形成される前記微小開口間の間隔を常に一定に保つことができる。これによって、前記細胞間質液の採取の場合には、微小開口間の間隔を適度に保ち、一定量の採取を行うことができる。
また、本発明の微小開口形成装置は、前記シフト手段の少なくとも一方の面が、曲面であることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記シフト手段の少なくとも一方の面が、シリンドリカル面等の適切に設計された曲面であることで、デフォーカスに対する非点収差を抑制または無くすことができる。
好ましくは、前記シフト手段の少なくとも一方の面が球面であることを特徴とする。
また好ましくは、前記シフト手段の少なくとも一方の面がアナモルフィック面であることを特徴とする。
さらにまた好ましくは、前記シフト手段の少なくとも一方の面がシリンドリカル面であることを特徴とする。
その場合、前記シフト手段の傾きの方向とシリンドリカル面の曲率の方向とは直交していることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記シフト手段の一方の面がシリンドリカル面である場合、かまぼこ状またはその反転形状となるシフト手段が、傾いている面に対して直交方向の軸が前記光軸に対して傾斜して設けられる場合、該シフト手段にその直交方向の軸方向にずれが生じても、屈折に変化は生じない。
したがって、前記シフト手段の少なくとも一方の面をシリンドリカル面で形成し、上記のように配置することで、前記シフト手段の前記方向に対する位置ずれに対して、前記微小開口間の間隔を一定に保持することができる。
またその場合、前記シフト手段の入射面が曲面で射出面が平面であることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記曲面が射出面近くに形成されると、収差の影響が生じ易い。
したがって、前記光軸のシフトを行う曲面を入射面に設けることで、そのような収差の影響を小さくすることができる。
さらにまた、本発明の微小開口形成装置は、前記生体表面に光吸収体を配置し、該光吸収体に前記レーザ光を吸収させて、その熱で生体に開口を形成することを特徴とする。
上記の構成によれば、生体に直接レーザ光を照射するよりも、カーボンブラックシートなどのレーザ光の吸収の良好な光吸収体を用いることで、所望の深さの微小開口を、小さなレーザパワーで形成することができるとともに、小さな径に形成でき、患者の負担を軽減することもできる。また、皮膚に吸収され難い波長のレーザ源も使用可能であるので、高出力で、比較的安価に入手できる光ディスク用の半導体レーザを用いることもできる。
また、本発明の微小開口形成装置では、レーザ光源はレーザダイオードであり、前記シフト手段との間に、集光レンズを有することを特徴とする。
上記の構成によれば、小型で安価であり、電池で駆動可能なので、持ち運び可能な微小開口形成装置を実現するレーザ光源として半導体レーザを用いると、そのレーザダイオードの光は発散するので、集光レンズを設ける。
したがって、小型で安価な微小開口形成装置を実現することができる。
さらにまた、本発明の体液収集システムは、前記の微小開口形成装置と、底面が開放して前記微小開口形成後の生体表面に密着設置され、前記体液の採取空間を形成するチャンバと、前記チャンバ内を減圧するとともに、滲出した体液を吸引する吸引手段とを備える体液収集装置とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、微小開口の形成から、滲出した体液の吸引までを行うことができる体液収集システムを実現することができる。
本発明の微小開口形成装置は、以上のように、細胞間質液の採取などのために、生体表面にレーザ光を照射して微小開口を形成するための装置において、単一のレーザ光源からのレーザ光を複数箇所に照射して生体表面に複数の前記微小開口を作成するにあたって、単に光学部材を光路に介在して前記レーザ光のビームを曲げ、その光学部材を回転手段で回転させるのではなく、前記レーザ光が透過する材料から成り、入射面または射出面の少なくとも一方が前記レーザ光の光軸に対して傾斜して設けられることで、入射した前記レーザ光を光軸と平行にシフトして射出するシフト手段を設け、そのシフト手段を前記回転手段で光軸回りに回転させる。
それゆえ、均等な回転角度間隔でレーザ光を照射することで、シフト手段の中心から生体表面までの距離に変化が生じても、複数形成される前記微小開口間の間隔を常に一定に保つことができる。これによって、前記細胞間質液の採取の場合には、微小開口間の間隔を適度に保ち、一定量の採取を行うことができる。
さらにまた、本発明の体液収集システムは、以上のように、前記の微小開口形成装置を用い、底面が開放して前記微小開口形成後の生体表面に密着設置され、前記体液の採取空間を形成するチャンバと、前記チャンバ内を減圧するとともに、滲出した体液を吸引する吸引手段とを備える体液収集装置をさらに設ける。
それゆえ、微小開口の形成から、滲出した体液の吸引までを行うことができる体液収集システムを実現することができる。
本発明の実施の第1の形態に係る微小開口形成装置の構造を示す断面図である。 前記微小開口形成装置と体液収集システムを構成する体液収集装置の構成を示す図である。 体液収集にあたっての生体表面への微小開口の作成例を説明するための図である。 本発明の実施の第2の形態に係る微小開口形成装置の光学系を詳しく説明するための図である。 図1で示す微小開口形成装置における問題点を説明するためのスポットダイアグラムである。 図4で示す微小開口形成装置のスポットダイアグラムである。 本発明の実施の第3の形態に係る微小開口形成装置の光学系を詳しく説明するための図である。 図7で示す微小開口形成装置のスポットダイアグラムである。 本発明の実施の第4の形態に係る微小開口形成装置の光学系を詳しく説明するための図である。 図9で示す微小開口形成装置のスポットダイアグラムである。 本発明の実施の第5の形態に係る微小開口形成装置の光学系を詳しく説明するための図である。 図11で示す微小開口形成装置のスポットダイアグラムである。 シリンドリカルレンズの配置例を説明するための斜視図である。 典型的な従来技術の微小開口形成装置の光学系を説明するための図である。 他の従来技術の微小開口形成装置の光学系を説明するための図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 微小開口形成装置
2 生体表面
2a 微小開口
3 チャンバ
4 体液収集装置
5 輸液管
6 負圧装置
7 センサ
8 液体採取容器
11 レーザ光
12 レーザダイオード
13,13b,13c 集光レンズ
15,15a,15b,15c,15d シフト板
16 光軸
17 回転機構
18 駆動回路基板
19 筐体
20,21 カバーガラス
23,23c 集光レンズ
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る体液収集システムに用いられる微小開口形成装置1の構造を示す断面図である。この微小開口形成装置1は、レーザ光11を発生するレーザダイオード12と、そのレーザダイオード12からの発散するレーザ光11を集光する集光レンズ13と、後述するシフト板15と、前記シフト板15を光軸16回りに回転させる回転機構17と、前記レーザダイオード12を駆動する駆動回路基板18と、それらを収納して所定の位置で保持する筐体19とを備えて構成される。
前記レーザダイオード12は、たとえばDVD用の660nmのレーザ光を発生する。したがって、高出力のものであっても比較的安価に入手できるので好ましい。また、電池で駆動可能なので、持ち運び可能な微小開口形成装置1を実現することができる。
しかしながら、半導体レーザは一般に発散する特性を有しているので、前記微小開口を形成するために、前記集光レンズ13が介在されている。また、前記の波長は、皮膚には吸収されるが、その吸収率は比較的小さいので、生体表面(たとえば、腕や腰)2には、直接レーザ光を照射するよりも、図示しない光吸収体を配置して、それに照射することが好ましい。前記光吸収体には、カーボンブラックを混ぜた樹脂フィルムなどを用いることができ、その片面には生体表面2への貼付け用の接着剤が塗布され、たとえば大きさは直径1cm程度、厚みは100μm程度である。
そして、前記駆動回路基板18には、前記レーザダイオード12の駆動回路や全体の制御回路および操作部や電源などが実装されており、該駆動回路基板18によって、レーザダイオード12は、たとえば50msecの周期でon/offを繰返すパルスで、10パルス程度駆動され、生体表面2には、直径100μm、深さ100μm程度の微小開口2aが形成される。前記樹脂フィルムの吸収係数等にもよるが、パルスで照射することで、一度に長時間照射する場合に比べて、径を広げずに深さ方向に掘り進むことができる。このようなレーザ光11の吸収の良好な光吸収体を用いることで、所望の深さの微小開口2aを、小さなレーザパワーで形成することができるとともに、小さな径に形成でき、患者の負担を軽減することもできる。
前記微小開口2aの直径および深さは、角質および表皮のみを除去する程度で、たとえば5μl/h程度の細胞間質液を滲み出させることができる。一方、パルス数を増やし、深さが150μmを超えると真皮に到達し、毛細血管から血液を採取することができる。しかしながらその場合、神経があるので、痛みを感じる可能性がある。逆にパルス数を減らし、深さが50μm未満であると、角質のみの除去となり、細胞間質液が滲み出すのに必要な表皮の除去が行えない。したがって、前記細胞間質液の採取には、微小開口2aの深さは、50〜150μmが好ましく、前記100μmが最も好ましい。直径は深さと同程度であれば、充分な滲み出しが期待でき、あまり大きすぎると目視ではっきりと孔が見えてしまうので、患者にとって低侵襲とはいえない。
図2は、前記微小開口2aが形成された後に使用され、前記微小開口形成装置1とともに体液収集システムを構成する体液収集装置4の構成を示す図である。この体液収集装置4は、手術後の患者の血中グルコース濃度(血糖値)を、たとえば30分や1時間という決められた時間間隔で細胞間質液を採取することでモニタリングを行うものである。他にも、アルコール濃度の測定などにも使用することができる。
この体液収集装置4は、大略的に、底面が開放して前記患者の生体表面2にテープ止めなどで密着設置されるチャンバ3と、前記チャンバ3に連なる輸液管5と、前記輸液管5を介して前記チャンバ3内を減圧する負圧装置6と、前記負圧装置6によって吸引された細胞間質液中の前記血中グルコース濃度を測定するセンサ7と、前記センサ7を通過した細胞間質液を貯留する液体採取容器8とを備えて構成される。
前記チャンバ3は、楕円体の殻が長径方向で半分に分割された形状を有する透明樹脂から成り、たとえば直径2cm、高さは1cmで、内部は前記体液の採取空間を形成するために空洞で、底面は前記のように開放して前記生体表面2に臨む。
吸引手段である前記負圧装置6は、吸引を行うポンプに、電源、その制御回路、駆動回路および操作部等を備えて構成されるが、詳細は省略する。この負圧装置6は、採取時に要求される負圧を、前記操作部からの操作に応答して適宜発生してもよく、或いはチャンバ3内や、輸液管5内に設けた圧力センサの検出結果に応答して、適宜要求される負圧を維持するようにしてもよい。
注目すべきは、前記微小開口形成装置1では、前記集光レンズ13と生体表面2との間には、前記レーザ光11が透過する材料から成り、入射面または射出面の少なくとも一方(図1では両面)が前記レーザ光11の光軸16に対して傾斜して設けられることで、たとえば中心(光軸16上)に入射した前記レーザ光11を前記中心から距離W0だけシフトさせ、かつ光軸16と平行に射出するシフト手段である前記シフト板15が介在されるとともに、そのシフト板15が回転手段である前記回転機構17によって光軸16回りに回転されることで、複数の前記微小開口2aを前記生体表面2に作成可能となっていることである。前記回転機構17は、駆動回路基板18によって制御され、均等な回転角度間隔で順次変位駆動され、各回転角度位置で前述のようにしてレーザ光11の照射が行われる。したがって、たとえば120°毎で3箇所、90°毎で4箇所の微小開口の形成が行われる。
たとえば、前記シフト板15は、BK7から成り、前記光軸16の垂直面14からθ=25°傾斜して配置される。そして、たとえば1mm程度の直径の円周上に4つ(正方形)の微小開口を作成する場合、前記BK7による屈折率1.5、厚さ3.5mm程度の平行平板を前記θ=25°傾けると、W0=0.55mm程度のシフトが得られるので、円周上に均等に90°回転毎に作成すると、図3で示すように、800μm程度の正方形の頂点の位置に前記微小開口2aを作成できることになる。表1には、図3で示すように、800μmの正方形の頂点位置に微小開口2aを作成するためのW0=0.56mmのシフト量を得るにあたって、前記屈折率1.5程度の板(BK7)を用いた場合に、板の厚さと必要な傾きθとの関係を示す。
このように細胞間質液の採取などのために、生体表面2にレーザ光11を照射して微小開口を形成するための装置1において、単一のレーザダイオード12からのレーザ光11を複数箇所に照射して生体表面2に複数の前記微小開口2aを作成するにあたって、単に光学部材を光路に介在して前記レーザ光11のビームを曲げ、その光学部材を回転機構17で回転させるのではなく、図1で示すように、たとえば中心(光軸16上)に入射した前記レーザ光11を前記中心からシフトさせ、かつ参照符号16’で示すように光軸16と平行に射出するシフト板15を設け、そのシフト板15を前記回転機構17で光軸16回りに回転させることで、該シフト板15から生体表面2までの距離に変化が生じても、光軸16からその微小開口までの間隔W0を常に一定に保つことができる。これによって、図3で示すように、所定の円周上に均等な間隔で複数形成される前記微小開口間2aの間隔Lを常に一定に保つことができ、前記細胞間質液を採取するにあたって、微小開口2a間の間隔がチャンバ3からはみ出したり、近付き過ぎたりすることなく、常に適度に保ち、一定量の採取を行うことができる。
[実施の形態2]
図4は、本発明の実施の第2の形態に係る微小開口形成装置1aの光学系を詳しく説明するための図である。この微小開口形成装置1aは、前述の微小開口形成装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。この微小開口形成装置1aでの微小開口2aの形成後には、前述の図2で示す体液収集装置4を用いて、間質液の採取を行うことができる。この微小開口形成装置1aでは、光学系が、前述の微小開口形成装置1と異なるだけである。図4において、光軸16方向をZ軸とし、それに垂直かつ紙面内の方向をY軸とし、紙面垂直方向をX軸とする。以下、光学系の図では、同様の座標軸を用いるものとする。
前述の微小開口形成装置1では、シフト板15は平行平板である。この場合、レーザ光11が傾いた平行平板を透過することになり、傾いた方向とそれに直交する方向とで焦点位置が異なると言ういわゆる非点収差が発生してしまい、集光状態を変化させてしまう。具体的には、縦方向の焦点位置では横長の集光状態、横方向では縦長の集光状態になり、その中間では円形に近付くが、スポットの大きさが大きく、全体を通して集光状態はあまり良くない。つまり、デフォーカスによって集光状態が異なるので、前記微小開口2aの間隔は変化しなくても、微小開口2aの形が変化してしまうとともに、そもそも集光点のエネルギー不足によって、必要な大きさの微小開口2aを作成できない可能性が生じる。
図5は、前記BK7から成る3mmの板を、θ=30°傾けたときのスポットダイアグラム(集光状態)をデフォーカス100μm毎に表示したものである。左から順に、−20μm、−100μm、±0μm(ベスト位置)、+100μm、+200μmのデフォーカス位置でのスポット形状を表している。図の右のスケールは、100μmである。以下、スポットダイアグラムの図では、同様のスケールを用いるものとする。ここで、光軸16方向に、レーザ光11の進む方向をデフォーカスのプラス、反対方向をマイナスとしている。図5を参照して、ベスト位置の前寄りでは縦長の、後ろ寄りでは横長になっており、その大きさも100μm弱とかなり大きいことが理解される。さらに、ベスト位置でもかなりの点像の広がりになってしまっているので、良好な集光位置が得られず、前述のように良好な微小開口の作成が困難である可能性のあることが理解される。
そこで注目すべきは、本実施の形態の微小開口形成装置1aでは、シフト板15aが、平板ではなく、少なくとも一方(図4では集光レンズ13側)を、非点収差を補償する曲面にすることで、前記デフォーカスに対する非点収差を抑制または無くし、常に同じような微小開口を作成可能となっていることである。
一般に、前記非点収差を解消するためには、シリンドリカルレンズ等の方向によって焦点位置が異なる特性を有する光学素子を光学系に配置すればよい。しかしながら、たとえば集光レンズ13やその直後にそういった光学素子を配置した場合は、シフト板15の或る方向においては良好な収差補正特性を有するが、他の方向には逆に悪化するような働きを有してしまう。このため、本実施の形態では、前記非点収差を低減する光学素子がシフト板15と一体で回転するように、シフト板15a自体をシリンドリカルレンズとする。これによって、単一のレーザダイオード12からのレーザ光11によって複数の微小開口を形成するシフト手段と、それによる非点収差を低減する光学素子とを1部品で構成することもできる。
下記には、本実施の形態の光学系の詳しいデータを記載する。図4と下記データとでは、対応位置を参照符号Pに添数字を付して示している。以下の実施の形態も共通に、曲率半径や間隔(厚み)などの単位は、mmである。なお、この詳しい光学系には、レーザダイオード12は、カバーガラス21を通してレーザ光11を放射し、また生体表面2上にもカバーガラス20が設けられている。このカバーガラス20を生体表面2に押し当てることで、柔らかい生体表面であっても、レーザ光11が集光するピントのずれを小さくすることができる。したがって、本実施の形態の光学系は、光源(レーザダイオード12)から順に、平板のレーザカバーガラス21、両凸の集光レンズ13、光軸16に対してシリンドリカル面を光源側にして、曲率を紙面垂直方向のX方向に有するシフト板15aおよび平板のカバーガラス20から成る。
位置 部材 Y曲率半径 X曲率半径 間隔 材料 傾き 円錐係数
P1 レーザダイオード Infinity Infinity 0.30 0
P2 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.30 BK7 0
P3 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.42 0
P11 集光レンズ 5.047 5.047 4.00 BK7 0
P12 集光レンズ −1.474 −1.474 3.00 −0.720
P13 シリンダレンズ Infinity −206.7 3.00 BK7 28.5 0
P14 シリンダレンズ Infinity Infinity 0.00 0
P15 ダミー面 Infinity Infinity 6.76 −28.5 0
P16 カバーガラス Infinity Infinity 3.30 BK7 0
P17 カバーガラス Infinity Infinity 0.00 0
P4 焦点 Infinity Infinity 0
このような光学系によるスポットダイアグラム(集光状態)を、前述の図5と同様に示したものを図6に示す。これらの図を比較して、前記縦長および横長の長さが抑制されるとともに、スポットが円に近付き、ベスト位置から多少デフォーカスしても、すなわち生体表面2の高さが多少ばらついても、良好な集光状態が得られ、デフォーカス特性が劇的に改善していることが理解される。こうして、非点収差を補償し、常に同じような微小開口を作成することができる。
また、シフト板15aにおいて、シリンドリカル面を入射面に設け、射出面を平面とすることで、曲面が射出面近くに形成されると、収差の影響が生じ易いのに対して、そのような収差の影響を小さくすることもできる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の第3の形態に係る微小開口形成装置1bの光学系を詳しく説明するための図である。この微小開口形成装置1bは、前述の微小開口形成装置1aに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態の微小開口形成装置1bでは、非球面の集光レンズ13bとシリンドリカルレンズから成るシフト板15bとの間に、平凹レンズから成るもう1つの集光レンズ23が介在されていることである。これによって、レンズバックを長くすることができ、前記回転機構17を挿入し易くなっている。下記には、上述と同様に、本実施の形態の光学系の詳しいデータを記載する。したがって、本実施の形態の光学系は、光源(レーザダイオード12)から順に、平板のレーザカバーガラス21、両凸の集光レンズ13b、平凹の集光レンズ23および光軸16に対してシリンドリカル面を光源側にして、曲率を紙面垂直方向のX方向に有するシフト板15bから成る。図7と下記のデータとでも、対応位置を参照符号Pに添数字を付して示している。
位置 部材 Y曲率半径 X曲率半径 間隔 材料 傾き 円錐係数
P1 レーザダイオード Infinity Infinity 0.30 0
P2 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.30 BK7 0
P3 レーザカバーガラス Infinity Infinity 1.93 0
P21 集光レンズ 22.939 22.939 2.00 BK7 0
P22 集光レンズ −1.475 −1.475 4.82 −0.809
P23 集光レンズ(凹) Infinity Infinity 1.50 SF11 0
P24 集光レンズ(凹) 14.200 14.200 3.00 0
P25 シリンダレンズ Infinity −39.1 3.00 BK7 25 0
P26 シリンダレンズ Infinity Infinity 0.00 0
P27 ダミー面 Infinity Infinity 2.38 −25 0
P4 焦点 Infinity Infinity 0
このような光学系によるスポットダイアグラム(集光状態)を、前述の図6と同様に示したものを図8に示す。これらの図を比較して、前記縦長および横長の長さが抑制されるとともに、スポットが円に近付き、ベスト位置から多少デフォーカスしても、すなわち生体表面2の高さが多少ばらついても、良好な集光状態が得られ、デフォーカス特性が劇的に改善していることが理解される。こうして、非点収差を補償し、常に同じような微小開口を作成することができる。
[実施の形態4]
図9は、本発明の実施の第4の形態に係る微小開口形成装置1cの光学系を詳しく説明するための図である。この微小開口形成装置1cも、前述の微小開口形成装置1a,1bに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態の微小開口形成装置1cでは、シフト板15cに、球面レンズが用いられるとともに、集光レンズ23cに両面凹のレンズが用いられることである。下記には、上述と同様に、本実施の形態の光学系の詳しいデータを記載する。したがって、本実施の形態の光学系は、光源(レーザダイオード12)から順に、平板のレーザカバーガラス21、両凸の集光レンズ13c、両凹の集光レンズ23cおよび光源側に凸の前記球面レンズから成るシフト板15cから成る。図9と下記のデータとでも、対応位置を参照符号Pに添数字を付して示している。
位置 部材 Y曲率半径 X曲率半径 間隔 材料 傾き 円錐係数
P1 レーザダイオード Infinity Infinity 0.30 0
P2 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.30 BK7 0
P3 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.55 0
P31 集光レンズ 6.260 6.260 2.00 BK7 0
P32 集光レンズ −0.916 −0.916 2.00 −0.806
P33 集光レンズ(凹) −9.700 −9.700 1.50 SF11 0
P34 集光レンズ(凹) 9.700 9.700 1.27 0
P35 球面レンズ 25.8 25.8 5.30 BK7 10 0
P36 球面レンズ Infinity Infinity 0.00 0
P37 ダミー面 Infinity Infinity 5.00 −10 0
P4 焦点 Infinity Infinity 0
このような光学系によるスポットダイアグラム(集光状態)を、前述の図6および図8と同様に示したものを図10に示す。球面レンズを用いることで、シリンドリカルレンズよりも製造し易く、安価にできるとともに、残存のコマ収差がないので、スポットがより円に近付いていることが理解される。
[実施の形態5]
図11は、本発明の実施の第5の形態に係る微小開口形成装置1dの光学系を詳しく説明するための図である。この微小開口形成装置1dも、前述の微小開口形成装置1cに類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態の微小開口形成装置1dでは、前述の微小開口形成装置1cにおけるシフト板15cに代えて、アナモルフィックレンズから成るシフト板15dが用いられることである。下記には、上述と同様に、本実施の形態の光学系の詳しいデータを記載する。したがって、本実施の形態の光学系は、光源(レーザダイオード12)から順に、平板のレーザカバーガラス21、両凸の集光レンズ13c、両凹の集光レンズ23cおよび光源側に凸の前記アナモルフィックレンズから成るシフト板15dから成る。図11と下記のデータとでも、対応位置を参照符号Pに添数字を付して示している。
位置 部材 Y曲率半径 X曲率半径 間隔 材料 傾き 円錐係数
P1 レーザダイオード Infinity Infinity 0.30 0
P2 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.30 BK7 0
P3 レーザカバーガラス Infinity Infinity 0.55 0
P41 集光レンズ 6.260 6.260 2.00 BK7 0
P42 集光レンズ −0.916 −0.916 2.00 −0.806
P43 集光レンズ(凹) −9.700 −9.700 1.50 SF11 0
P44 集光レンズ(凹) 9.700 9.700 1.27 0
P45 アナモルフィックレンズ 6.344 5.816 5.30 BK7 25 −12.04(Y)
−9.66(X)
P46 アナモルフィックレンズ Infinity Infinity 0.00 0
P47 ダミー面 Infinity Infinity 5.00 −25 0
P4 焦点 Infinity Infinity 0
このような光学系によるスポットダイアグラム(集光状態)を、前述の図6、図8および図10と同様に示したものを図12に示す。アナモルフィックレンズを用いることで、球面レンズと違って、x方向とy方向との曲率半径を自由に選択できるので、シフト板15dの位置や曲率半径を任意に設定することができ、設計の自由度(レンズ間隔や焦点距離の配置)を高くすることができるとともに、シリンドリカル面で残存していた若干のコマ収差を補正できることで集光特性をさらに向上できるという効果を得ることができる。
上述の実施の形態では、シフト手段として、平行平板以外に、シリンドリカルレンズ、球面レンズおよびアナモルフィックレンズが用いられたけれども、それらに限ったものでもなく、適切に設計された曲面であればよい。他には、非球面や自由曲面等である。適切な設計とは、バック位置と非点収差の量とに応じた非対称パワーを発生させる面を配置することであり、光学設計ツール等で求めることができる。特に、傾き方向にパワーのない面や小さい面が好ましい。その理由は、傾き方向にパワーを有していると、傾き方向の面頂点が主光線に一致している場合はよいが、平行偏心でずれた場合は、その分だけ楔効果が発生し、収差の発生と光線の傾きとが発生するためである。これにより、収差によって集光特性が悪化したり、デフォーカスにより微小開口2aの間隔が幾分変化したりするので、その影響のないようにするためには傾き方向のパワーはその直交方向よりも小さいことが好ましい。
そこで、たとえばシリンドリカルレンズの場合、図13(a)で示すように、傾いている面Rに対して平行方向の軸Hが前記光軸16に対して傾斜して設けられる場合、該シリンドリカルレンズにその平行方向の軸H方向にずれが生じると、前記楔効果によって屈折が変化してしまうのに対して、図13(b)で示すように、傾いている面Rに対して直交方向の軸Vが前記光軸16に対して傾斜して設けられる場合、該シリンドリカルレンズにその直交方向の軸V方向にずれが生じても、屈折に変化は生じず、好適である。

Claims (10)

  1. 生体表面にレーザ光を照射して微小開口を形成するための装置において、
    前記レーザ光が透過する材料から成り、入射される前記レーザ光の光軸に対して入射面または射出面の少なくとも一方が傾斜して設けられることで、入射された前記レーザ光を、入射される前記レーザ光の光軸と平行であって、所定距離シフトされた光軸上で射出させるシフト手段と、
    前記シフト手段を、当該シフト手段に入射される前記レーザ光の光軸回りに回転させることで複数の前記微小開口を前記生体表面に作成する回転手段とを含むことを特徴とする微小開口形成装置。
  2. 前記シフト手段の少なくとも一方の面が、曲面であることを特徴とする請求記載の微小開口形成装置。
  3. 前記シフト手段の少なくとも一方の面が球面であることを特徴とする請求記載の微小開口形成装置。
  4. 前記シフト手段の少なくとも一方の面がアナモルフィック面であることを特徴とする請求記載の微小開口形成装置。
  5. 前記シフト手段の少なくとも一方の面がシリンドリカル面であることを特徴とする請求記載の微小開口形成装置。
  6. 前記シフト手段の傾きの方向とシリンドリカル面の曲率の方向とは直交していることを特徴とする請求記載の微小開口形成装置。
  7. 前記シフト手段の入射面が曲面で射出面が平面であることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の微小開口形成装置。
  8. 前記生体表面に光吸収体を配置し、該光吸収体に前記レーザ光を吸収させて、その熱で前記生体に開口を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の微小開口形成装置。
  9. 前記レーザ光のレーザ光源はレーザダイオードであり、前記シフト手段と前記レーザダイオードとの間に、集光レンズを有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の微小開口形成装置。
  10. 項1〜9のいずれか1項に記載の微小開口形成装置と、
    底面が開放されたチェンバであって、前記微小開口形成された前記生体表面に前記開放された底面が密着設置され、前記生体の体液の採取空間を形成するチャンバと、前記チャンバ内を減圧するとともに、前記微小開口から滲出した体液を吸引する吸引手段とを備える体液収集装置とを含むことを特徴とする体液収集システム。
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