JP5387091B2 - 気流吹出し装置およびそれを用いた手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気流吹出し装置およびそれを用いた手乾燥装置に関するものである。
従来、この種の気流吹出し装置は、人体および衣服あるいは製品に吹き付け、塵埃を吹飛ばすことを目的としたもので、コアンダ効果を利用して吹出部の気流方向を変化させる方式が知られている。
以下、その気流吹出し装置の一例について図を参照しながら説明する。
従来の気流吹出し装置の一例を図8に示す。図8に示すように、気流吹出し装置は送風装置101とフィルタ102と流体ノズル103とから構成され、送風装置101から送られた空気をフィルタ102を通して流体ノズル103から吹出す装置である。流体ノズル103から吹出す空気は、コアンダ効果を利用して吹出部の気流方向が変化することを特徴としている。
特許第3971991号公報
このような従来の気流吹出し装置では、送風機からの空気をフィルタを介して流体ノズルまで供給するため、フィルタに目詰まりが起こった場合に、流体ノズルまで供給される風量や風路内の風速分布が変化するため、安定した自励振動が起こらないという課題があった。また、フィルタを介さない場合においても、塵埃が風路内に蓄積し、風路内の空気の風速分布が変化するため、安定した自励振動が起こらないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、風速分布を均一にして、さらに風路内の目詰まりを抑制することで安定した自励振動を起こす気流吹出し装置およびそれを用いた手乾燥装置を提供することを目的としている。
本発明の気流吹出し装置および気流吹出し装置を用いた手乾燥装置は、上記目的を達成するために、送風装置から供給される空気を流入させる流入口と、流入させた空気を外部に向かって吹出す吹出口と、前記流入口から前記吹出口を連通する主流路と、前記主流路から分岐して再度前記主流路に連通する循環風路とを備えて前記吹出口から吹出す気流を発振させる流体ノズルと、前記送風装置の送風口と前記流入口を対向させて接続する流入風路を備えた気流吹出し装置であって、前記送風装置と流入風路の接続部は、テーパ比約1/15のテーパ形状とし、前記流入風路内には、この流入風路の断面積よりも大きい断面積を有するチャンバーと、整流板を備えたことを特徴とする。送風装置から供給される空気を流入させる流入口と、流入させた空気を外部に向かって吹出す吹出口と、前記流入口から前記吹出口を連通する主流路と、前記主流路から分岐して再度前記主流路に連通する循環風路とを備えて前記吹出口から吹出す気流を発振させる流体ノズルと、前記送風装置の送風口と前記流入口を対向させて接続する流入風路を備えた気流吹出し装置であって、前記流入風路に気流を整流化する整流化手段を備えたことを特徴とする。
また、他の手段は、整流化手段が、空気を通過させる貫通孔を備えた整流板であることを特徴とする。
また、他の手段は、整流化手段が、流入風路内の壁面に気流に対して平行に取付けられた整流板であることを特徴とする。
また、他の手段は、流入風路内に、空気中の塵埃を除去するフィルタを備えたことを特徴とする。
また、他の手段は、整流化手段が、送風装置と流入風路の接続部がテーパ形状であることを特徴とする。
また、他の手段は、整流化手段が、流入風路の断面積よりも大きい断面積を有するチャンバーを備えたことを特徴とする。
また、他の手段は、整流化手段が、流入風路の断面を矩形状としたことを特徴とする。
また、他の手段は、壁面に固定された本体に、手を挿入できる空間を有する手乾燥室と、前記手乾燥室に向かって噴流を吹出す気流吹出し装置と、前記気流吹出し装置の流入風路に空気を圧送する送風装置を備えたものである。
また、他の手段は、流入風路と流体ノズルと循環風路を着脱可能に構成したことを特徴とする。
また、他の手段は、流入風路と流体ノズルと循環風路に防汚手段を施したことを特徴とする。
また、他の手段は、防汚手段が、界面活性加工であることを特徴とする。
また、他の手段は、防汚手段が、親水性加工であることを特徴とする。
また、他の手段は、流入風路内に空気を加熱する空気加熱手段を設け、前記空気加熱手段が整流化手段となることを特徴とする。
また、他の手段は、手乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記手検知手段が手を検知した検知信号を受信して前記送風装置の運転を制御する制御手段と、外部に異常を報知する異常報知手段と、流体ノズルから噴出される噴流の発振を検知する発振検知手段を備え、前記発振検知手段により発振の異常を検知した場合に前記異常報知手段により異常を知らせることを特徴とする。
また、他の手段は、発振検知手段は、送風装置の動作が開始して1秒以上経過後検知することを特徴とする。
本発明によれば、安定した自励振動を起こすことができるという効果のある気流吹出し装置および気流吹出し装置を用いた手乾燥装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1の気流吹出し装置を示す平面図 同整流板の形状を示す斜視図 同斜視図 本発明の実施の形態2の手乾燥装置を示す断面図 同装置の流体ノズルと流入風路の形状を示す斜視図 本発明の実施の形態2の熱交換器を示す斜視図 本発明の実施の形態3の手乾燥装置を示す斜視図 従来技術の一例を示す斜視図
本発明の請求項1記載の気流吹出し装置は、送風装置から供給される空気を流入させる流入口と、流入させた空気を外部に向かって吹出す吹出口と、前記流入口から前記吹出口を連通する主流路と、前記主流路から分岐して再度前記主流路に連通する循環風路とを備えて前記吹出口から吹出す気流を発振させる流体ノズルと、前記送風装置の送風口と前記流入口を対向させて接続する流入風路を備えた気流吹出し装置であって、前記送風装置と流入風路の接続部は、テーパ比約1/15のテーパ形状とし、前記流入風路内には、この流入風路の断面積よりも大きい断面積を有するチャンバーと、整流板を備えたものであり、送風装置から供給された空気の流入風路内での風速分布の変化や風量低下を抑え、気流の乱れの少ない流れを流体ノズル入口まで導くことができるという作用を有する。
また、流入風路と流体ノズルと循環風路を着脱可能に構成したことを特徴とするものであり、流入風路と流体ノズルと循環風路を取り外して風速低減の原因となる塵埃を掃除できるため、安定した自励振動を回復できるという作用を有する。
また、流入風路と流体ノズルと循環風路に防汚手段を施したことを特徴とするものであり、塵埃の付着による気流の乱れが起こらないため、風速分布の変化を抑えた流れをノズル入口に導くことができるという作用を有する。
また、防汚手段が、界面活性加工であることを特徴とするものであり、静電気による塵埃の付着を防ぎ塵埃の蓄積を抑制することができるので、気流の乱れが起こらないため風速分布の変化を抑えた流れをノズル入口に導くことができるという作用がある。
また、防汚手段が、親水性加工であることを特徴とするものであり、静電気による塵埃の付着を防ぎ塵埃の蓄積を抑制することができるので、気流の乱れが起こらないため風速分布の変化を抑えた流れをノズル入口に導くことができるという作用がある。
また、流入風路内に空気を加熱する空気加熱手段を設け、前記空気加熱手段が整流化手段となることを特徴とするものであり、空気加熱手段を空気が通過する間に気流の乱れを低減し、風速分布の変化を抑えた流れをノズル入口に導くことができるという作用を有する。
また、手乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記手検知手段が手を検知した検知信号を受信して前記送風装置の運転を制御する制御手段と、外部に異常を報知する異常報知手段と、流体ノズルから噴出される噴流の発振を検知する発振検知手段を備え、前記に発振検知手段により発振の異常を検知した場合に前記異常報知手段により異常を知らせることを特徴とするものであり、発振が正常に起こらない発振異常を検知し、報知することにより、発振異常状態での危険な使用を停止できるという作用を有する。
また、発振検知手段は、送風装置の動作が開始して1秒以上経過後検知することを特徴とするものであり、送風装置の出力が一定値以上に達したときの発振異常を検知することによって、発振異常の誤検知を無くすことができるという作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1の構成を示す。
図1に本発明の実施の形態1の気流吹出し装置を示す平面図を示す。
図1に示すように、気流吹出し装置は、送風装置1と、送風装置1から供給される空気を外部に向かって空気を吹出す吹出口2と、空気を流入する流入口3と、吹出口2と流入口3を連通する主流路4とを設け、送風装置1の送風口と流入口3を対向させて接続する流入風路5を備えている。また、流入風路5内には空気中の塵埃を取り除くフィルタ6を備えている。
また、送風装置1と流入風路5の接続部は、テーパ比約1/15のテーパ形状7とし、流入風路5内には、流入風路5の断面積よりも約2倍程度大きい断面積を有するチャンバー8と、気流に対して垂直方向に整流板9を備える構成となっている。このテーパ形状7、チャンバー8、整流板9が整流化手段である。
図2及び図3に本発明の実施の形態1の整流板9の形状を示す斜視図を示す。
図2に示すように、整流板9は流入風路5内に空気を通過させる貫通孔を備えた構成となっている。
また、整流板9の他の形状として、図3に示すように、流入風路5の壁面に気流に対して平行に備えた構成でもよい。
つぎに、実施の形態1の動作および作用を示す。
図1に示すように、送風装置1から送られる空気は流入風路5を通過し整流化された後に、流体ノズル10の流入口3に送られ、主流路4を通過し、流体ノズル10の吹出口2から自励振動を伴った噴流が吹出す。
本実施の形態1では、送風装置1と流入風路5の接続部をテーパ形状7とすることで、風路接続部の急拡大による形状損失によって風速が低下するのを抑制し、気流の乱れの少ない流れを流入口3に導くことができるため、安定した自励振動を起こすことができる。
また、流入風路5の断面積よりも大きい断面積を有するチャンバー8を備えることで、送風装置1から供給された空気をチャンバー8内で均一化し、気流の乱れの少ない流れを流入口3に導くことができるため、安定した自励振動を起こすことができる。
流入風路5の内部にフィルタ6を設けた場合には、フィルタ6が塵埃によって目詰まりが生じ風速分布の乱れが生じるため、流入口3の気流に乱れが顕著に生じ、安定した自励振動が起こらなくなってしまう。
このような場合に、例えば整流板9によって、流入風路5内で効果的に安定した流れを作り出すことができるため、安定した自励振動を起こすことができる。
本実施の形態1では、図2に示す形状の整流板9を設けることにより、送風装置1から供給された気流が整流板9を通過するとき、流入風路5の主流の鉛直方向に働く速度成分の乱れが抑制され、水平方向に働く速度成分が卓越することで、気流の乱れを抑制し流入口3に導くことができ、流体ノズル10で安定した自励振動を起こすことができる。
このとき、貫通孔は、圧力の損失を少なくするため、断面積の小さい穴を多く設け、上下左右対称に備えられていることが望ましい。
また、整流板9の厚みは、送風装置1から供給された気流が摩擦抵抗とならない厚さが望ましく、図2に示す整流板9の厚みは、流入風路5の直径Dに対して、約2Dとしている。
また、図3に示す形状の整流板9を、流入風路5内の壁面に気流に対して平行に設置することで、送風装置1からの旋回流が整流板9に付着し、流れが流入風路5の長さ方向に進むにつれ、流入風路5の主流の鉛直方向に働く速度成分の乱れが抑制される。そして、水平方向に働く速度成分が卓越することで、気流の乱れを抑制し流入口3に導くことができ、流体ノズル10で安定した自励振動を起こすことができる。
このとき、整流板9は、流入風路5の中心軸に対して放射状に備えられ、上下左右対称に備えられていることが望ましい。流入面を基準とする整流板9の縦横の寸法は、縦寸法が横寸法より大きく、さらに流入風路5の直径Dに対して、約1/20倍〜1/10倍の寸法が望ましい。
また、管路内における流れの一般的な知見として、十分発達した流れになるまでは助走区間が必要であるとされており、乱流の場合では、流入風路5の直径Dに対して、直径Dの約50倍程度の長さが必要となっている。図3に示す形状の整流板9を設けることにより、流入風路5は直径Dの約10倍程度の長さで済む。
なお、整流化手段は2つ以上の手段を組み合わせることが可能であり、テーパ形状7と整流板9の組み合わせは、流入風路5内の気流を効果的に整流化できる。また、チャンバー8と整流板9の組み合わせの場合には、整流板9はなるべく流体ノズル10の流入口3付近に設けることが望ましく、さらにチャンバー8の後段に置くことより、効果的に流入風路5内の気流の整流化が行える。
また、装置の使用用途等により、フィルタ6を設けた場合と設けない場合が存在するが、本発明の実施の形態1の整流化手段を用いることにより、フィルタ6を設けた場合で設けない場合に比べ整流化の効果が高い。さらに、フィルタ6を設けた装置において、整流化はフィルタ6を通過した気流に対して行われるため、整流化手段はフィルタ6よりも後段に設けられる必要がある。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、実施の形態2の構成を示す。
図4に本発明の実施の形態2の手乾燥装置を示す断面図を示す。
図4に示すように、手乾燥装置は、壁面に固定された本体11と、送風装置1から供給される空気を温める空気加熱手段としての熱交換器12と、温めた空気を流体ノズル10まで送風する流入風路5と、手を挿入できる空間を有する手挿入部13とを備えた構成である。ここで流体ノズル10は後述する図7に示すように、5個のノズルで構成している。
濡れた手を手挿入部13に挿入すると、手検知手段14により手の存在を検知して、制御手段15に信号を送り、制御手段15により送風装置1を動作させる構成となっている。
図5に本実施の形態2に使用した気流吹出し装置の流体ノズルと流入風路の形状を示す斜視図を示す。
図5に示すように、流入風路5は流体ノズル10の流入口3と接続しており、流入風路5の断面は整流化手段として流入口3の断面形状に合わせた矩形断面16とした構成となっている。
また、流体ノズル10は、吹出口2と流入口3と主流路4とを備え、主流路4の両側面には主流路4から直角に分岐した制御ポート17が2個備えている。左右それぞれの制御ポート17から接続用の継ぎ手18が連通し、継ぎ手18をチューブ19で接続することによって循環風路20を形成している。
ここで、気流吹出し装置を手乾燥装置に組み込んだ場合、塵埃の付着に対して安定した自励振動を起こすためには、流入風路5と流体ノズル10と循環風路20については定期的に洗浄等による塵埃の除去作業が必要であるため、流入風路5と流体ノズル10と循環風路20とを着脱可能、すなわち夫々取り外し可能な構成としている。
また、同様に安定した自励振動を起こすため、送風装置1と流入風路5と流体ノズル10については、塵埃の付着を防ぐ防汚手段として、例えば界面活性加工や親水性加工を施して塵埃の付着を抑制している。
図6に熱交換器12の斜視図を示す。
図6に示すように、空気加熱手段の内部には熱交換器12が備えてあり、送風装置1からの空気を熱交換器12の熱源(例えば、ボイラー等による温水)によって加熱し、加熱した空気が風路22に沿って平行に流入することによって整流化される構成となっている。
つぎに、実施の形態2の動作および作用を示す。
図4に示すように、手挿入部13に設置された吸込口21から外部空気を吸込み、送風装置1により昇圧された空気が熱交換器12と流入風路5を経由して流体ノズル10より噴出される。このとき、空気が熱交換器12を通過する間に整流化される。
図5に示すように、流入風路5の断面を流体ノズル10の流入口3の断面形状に合わせた矩形断面16とすることで、流入風路5と流体ノズル10の接続部で生じる速度損失を低減し、気流の乱れの少ない流れをノズル入口に導くことができるため、安定した自励振動を起こすことができる。また、塵埃が風路内部に蓄積して自励振動が起きなくなった際には、送風装置1と流入風路5と流体ノズル10を取り外して洗浄等により塵埃を取り除けば、安定した自励振動を回復できる。なお、自励振動については後述の発振検知手段23により検知可能である。
また、塵埃の付着を防ぐ防汚手段として界面活性加工や親水性加工を流入風路5と流体ノズル10と循環風路20に施すことにより、静電気による塵埃の付着を防ぎ塵埃の蓄積を抑制することができるので、気流の乱れが起こさず風速分布の変化を抑えた流れをノズル入口に導くことができるため、安定した自励振動を起こすことができる。
なお、界面活性加工剤にはアニオン系、カチオン系、ノニオン系、両イオン系などの種類があり、プラスチック樹脂への練り込みなど公知の方法を用いることができる。また、親水性加工の方法としてはシリカやリン酸チタニア系化合物など、親水性材料の塗布など公知の方法を用いることができる。なお、ここでの親水化処理とは水との接触角が40度以下になるような処理のことをいう。
また、手乾燥装置の内部で結露により水滴の付着が起こった場合、防汚手段としての界面活性加工や親水性加工をすることにより、水滴の表面張力を低下させることができるため、送風装置1から風路内に空気が送られることにより、風路内をすばやく乾燥することができる。
図6に示すように、熱交換器12内で空気が熱交換器12の風路に沿って平行に流入することによって、主流の鉛直方向に働く速度成分の乱れが抑制され、水平方向に働く速度成分が卓越することで、気流の乱れの少ない流れをノズル入口に導くことができるため、安定した自励振動を起こすことができる。
なお、熱交換器12以外の空気加熱手段としては、ハニカムヒータやセラミックヒータが挙げられるが、加熱された空気が風路に沿って平行に流れることによって整流化される形状であればよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3は、実施の形態1と同一部分については同一番号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、実施の形態3の構成を示す。
図7に本発明の実施の形態3の手乾燥装置を示す斜視図を示す。
図7に示すように、本体11内には手挿入部13の中に挿入された手を検知する手検知手段14と、手を検知した信号に基づき送風装置1の運転を制御する制御手段15を備えている。
また、流体ノズル10から噴出する噴流の発振を検知する発振検知手段23を循環風路20内に設け、噴流が発振する際の圧力変動を検知できる構成としている。発振検知手段23は、発振が正常に起こらない発振異常を検知し、異常報知手段24により報知する構成となっている。また、発振検知手段23は送風装置1の動作が開始して1秒以上経過後発振異常を検知する構成となっている。
つぎに、実施の形態3の動作および作用を示す。
図7に示すように、手検知手段14によって手が挿入されたことが検知され、制御手段15に手を検知した信号が送られると、送風装置1の運転が開始し空気が流入風路5を通って流体ノズル10まで送られる。5個のノズルで構成された流体ノズル10からは、図7に示す発振方向の発振を伴った空気が噴出すことによって手についた水滴が除去される。
発振検知手段23により発振が正常に起こらない発振異常が検知された場合は、異常報知手段24により報知することにより、発振異常状態での危険な使用を停止できるため、使用者に安全な使用を促すことができる。
なお、本発明の実施の形態では、異常を報知する手段として異常ランプが点滅する構成としているが、他の手段としてブザーを鳴らすことにより異常を報知する構成とすることもできる。
また、送風装置1の動作が開始して1秒以上経過後になってから発振異常を検知することにより、送風装置の出力が一定以上に達しない状態での発振の異常を誤って検知する誤検知を無くすことができるため、使用者に安全な使用を促すことができる。
なお、実施の形態2、3では、流体ノズル10のノズル数量は5個で説明したが、ノズル数量は手乾燥装置の大きさとノズル断面積により増減させればよく、手乾燥装置では3から7個程度を設置するのが望ましい。
それに伴って、発振検知手段23の数量は、ノズル数量と同じ数量を設置する必要がある。
手に付着した水滴を吹き飛ばす手乾燥装置に適用でき、また、物体に付着した水滴や埃を噴流によって除去する用途にも適用できる。
1 送風装置
2 吹出口
3 流入口
4 主流路
5 流入風路
6 フィルタ
7 テーパ形状
8 チャンバー
9 整流板
10 流体ノズル
11 本体
12 熱交換器
13 手挿入部
14 手検知手段
15 制御手段
16 矩形断面
17 制御ポート
18 継ぎ手
19 チューブ
20 循環風路
21 吸込口
22 風路
23 発振検知手段
24 異常報知手段
101 送風装置
102 フィルタ
103 流体ノズル

Claims (9)

  1. 送風装置から供給される空気を流入させる流入口と、流入させた空気を外部に向かって吹出す吹出口と、前記流入口から前記吹出口を連通する主流路と、前記主流路から分岐して再度前記主流路に連通する循環風路とを備えて前記吹出口から吹出す気流を発振させる流体ノズルと、前記送風装置の送風口と前記流入口を対向させて接続する流入風路を備えた気流吹出し装置であって、前記送風装置と流入風路の接続部は、テーパ比約1/15のテーパ形状とし、前記流入風路内には、この流入風路の断面積よりも大きい断面積を有するチャンバーと、整流板を備えたことを特徴とする気流吹出し装置。
  2. 壁面に固定された本体に、手を挿入できる空間を有する手乾燥室と、前記手乾燥室に向かって噴流を吹出す請求項1に記載の気流吹出し装置と、前記気流吹出し装置の流入風路に空気を圧送する送風装置を備えた手乾燥装置。
  3. 流入風路と流体ノズルと循環風路を着脱可能に構成したことを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  4. 流入風路と流体ノズルと循環風路に防汚手段を施したことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  5. 防汚手段が、界面活性加工であることを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  6. 防汚手段が、親水性加工であることを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  7. 流入風路内に空気を加熱する空気加熱手段を設け、前記空気加熱手段が整流化手段となることを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
  8. 手乾燥室に手が挿入されたことを検知する手検知手段と、前記手検知手段が手を検知した検知信号を受信して前記送風装置の運転を制御する制御手段と、外部に異常を報知する異常報知手段と、流体ノズルから噴出される噴流の発振を検知する発振検知手段を備え、前記発振検知手段により発振の異常を検知した場合に前記異常報知手段により発振の異常を知らせることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の手乾燥装置。
  9. 発振検知手段は、送風装置の動作が開始して1秒以上経過後検知することを特徴とする請求項に記載の手乾燥装置。
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