JP5383565B2 - 光ファイバー型電極 - Google Patents

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Description

本発明は、神経細胞の活動(電気的、光学的応答)を計測するために用いる光ファイバー型電極に関する。
中枢/末梢神経系を構成する神経細胞は、電気的刺激や特定の化学物質による化学的刺激を受けると、神経細胞の細胞膜におけるイオン透過性の変化に伴う電位の変化に起因して電気的活動が励起され、活動電位と呼ばれる信号を発する。また、神経細胞の一種である視細胞は、光学的刺激を受けることにより(光のエネルギーを吸収することにより)、電気的活動が励起される。
そして、電気生理学や医療分野などにおいては、各種電気的、化学的、光学的刺激法で神経細胞に刺激を与え、これら電気的、化学的、光学的刺激によって生じる神経細胞近傍の電位(細胞外電位)を、神経細胞の電気的活動として計測することが行われている。
具体的に、電気的刺激法としては、単極通電法と双極通電法が知られており、単極通電法では、2個の電極のうち一方の電極(関電極)を刺激部位近傍に、他方の電極(不関電極)を刺激部位から離れた部位に設置し、双極通電法では、2個の電極を刺激部位近傍に設置する。そして、このように設置した一対の電極で神経細胞に一定の電流あるいは電圧を印加して電気的刺激を与えるようにしている(例えば、非特許文献1参照)。
化学的刺激法では、神経細胞の周囲の溶液を、化学物質を添加した溶液と交換したり、神経細胞近傍に化学物質を滴下したりするなどして、神経細胞に化学的刺激を与えるようにしている。あるいは、正又は負に帯電した化学物質を含有した導電性高分子(導電性高分子層)を備えた電極を神経細胞近傍の溶液中に設置し、負又は正の電圧を印加することにより化学物質を溶液中に放出させて化学的刺激を与える手法も用いられている(例えば、特許文献1参照)。
光学的刺激方法としては、特定の波長および強度の光を照射して光学的刺激を神経細胞に与えるようにしている。
一方、神経細胞の電気的活動の計測法としては、神経細胞近傍に設置された電極や神経細胞に刺入された電極を用いて活動電位を計測する電気的計測法が多用されている。また、イオンの濃度や電位に応じて蛍光強度が変化する色素(膜電位感受性色素)を用い、細胞内に存在するイオンの濃度や細胞膜の内外の電位差(膜電位)を蛍光顕微鏡で計測する光学的計測法が知られている(例えば、非特許文献2参照)。さらに、光学的計測法として、直径3μmの単一ファイバーを束ねた光ファイバーを用い、生体組織の蛍光像を取得する手法が知られている(例えば、非特許文献3参照)。また、電極が予め設置された光ファイバーを用いて電気的計測と光学的計測の同時計測を可能にした手法もある(例えば、非特許文献4)。さらに、光ファイバーとして、先端を研磨するなどしてレンズ加工を施すことにより光を収束させるレンズド光ファイバーが広く用いられている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−205756号公報 特開平08−43647号公報
Daniel A. Wagenaar, Jerome Pine, Steve M. Potter, Effective parameters for stimulation of dissociated cultures using multi-electrode arrays,Journal of Neuroscience Methods, 138(2004),P.27-37 W.N.Ross,B.M.Salzberg,L.B.Cohen,A.Grinvald,H.V.Davila,A.S.Waggoner,C.H.Wang,Changes in Absorpution,Fluorescence,Dichroism,and Briefringence in Stained Giant Axons:Optical Measurement of Membrane Potential, J. Membrane Biol.,33(1977),P.141-183 「世界初!「臓器深部の生きた細胞が見える」次世代内視鏡技術の実用化」[平成22年2月9日検索] インターネットURL<http://www.hamatech.or.jp/opt-cluster/cgi-bin/pressrelease/img/press_44_f.pdf> S.Trolier-McKinstry,G.R.Fox,A.Kholkin,C.A.P.Muller,N.Setter,Optical fibers with patterned ZnO/electrode coatings for flexural actuators,Sensors and Actuators,73(1999),P.267-274
上記のように、生体組織に対し、同一の電極を用いて細胞外から電気的、化学的あるいは光学的刺激のいずれか1つ又は2つを組み合わせて印加し、神経細胞の活動を計測することは広く行われている。しかしながら、電気的、化学的及び光学的刺激を同一の電極で印加したり、電気的、光学的応答を同一の電極で計測することは困難であった。
また、正又は負に帯電した化学物質を含有した導電性高分子層を備えた電極においては、神経細胞に対して電気的刺激と化学的刺激を印加することが可能である反面、電極を生体組織に刺入する際に、生体に損傷を与えたり、導電性高分子層が損傷を受けたりするなどの問題があった。
本発明は、上記事情に鑑み、生体組織に刺入する際に生体及び電極自体に損傷が生じることを軽減でき、神経細胞に電気的、化学的あるいは光学的刺激を印加したり、神経細胞の電気的、光学的応答を計測することを可能にする光ファイバー型電極を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の光ファイバー型電極は、先端にレンズ部を形成した光ファイバーと、前記光ファイバーの前記レンズ部よりも軸線方向後方側の外周面上に積層形成された導電層と、前記導電層上の一部に積層形成された導電性高分子層と、前記導電性高分子層が積層されていない前記導電層上に積層形成された絶縁層とを備えて構成されるとともに、前記導電性高分子層、あるいは前記導電性高分子層及び前記導電層が、前記軸線を中心とする周方向に不連続に積層形成して配設されていることを特徴とする。
さらに、本発明の光ファイバー型電極においては、互いに電気的に絶縁した状態で複数の導電層が前記光ファイバー上に積層形成され、互いに電気的に絶縁した状態で複数の導電性高分子層がそれぞれ、各導電層に積層形成されていることが望ましい。
また、本発明の光ファイバー型電極においては、前記複数の導電層がそれぞれ、光ファイバー型電極の軸線方向に延設されていることがより望ましい。
さらに、本発明の光ファイバー型電極においては、前記複数の導電性高分子層の少なくとも一部が光ファイバー型電極の軸線方向の位置をずらして配設されていてもよい。
また、本発明の光ファイバー型電極においては、前記導電性高分子層内に、正又は負に帯電した化学物質が埋包されていることが望ましい。
本発明の光ファイバー型電極によれば、生体組織に刺入する際の生体組織及び電極自体の損傷を軽減することが可能になるとともに、生体組織に対し、同一の電極を用いて細胞外から電気的、化学的、光学的刺激を印加したり、電気的及び光学的応答を計測することが可能になる。
第1実施形態に係る光ファイバー型電極を示す正面図である。 図1のX1−X1線矢視図である。 図1のX2−X2線矢視図である。 第1実施形態に係る光ファイバー型電極の製作過程において、光ファイバー上に導電層を積層形成した状態を示す図である。 図4のX1−X1線矢視図である。 図4のX2−X2線矢視図である。 第1実施形態に係る光ファイバー型電極の製作過程において、導電層上に絶縁層を積層形成した状態を示す図である。 図7のX1−X1線矢視図である。 図7のX2−X2線矢視図である。 第1実施形態に係る光ファイバー型電極の変形例を示す正面図である。 図10のX1−X1線矢視図である。 図10のX2−X2線矢視図である。 第2実施形態に係る光ファイバー型電極を示す正面図である。 図13のX1−X1線矢視図である。 図13のX2−X2線矢視図である。 第2実施形態に係る光ファイバー型電極の製作過程において、導電層上に絶縁層を積層形成した状態を示す図である。 図16のX1−X1線矢視図である。 図16のX2−X2線矢視図である。 第2実施形態に係る光ファイバー型電極の変形例を示す正面図である。 図19のX1−X1線矢視図である。 図19のX2−X2線矢視図である。 図19のX3−X3線矢視図である。 図19のX4−X4線矢視図である。 図19の光ファイバー型電極の製作過程において、導電層上に絶縁層を積層形成した状態を示す図である。 図24のX1−X1線矢視図である。 図24のX2−X2線矢視図である。 図24のX3−X3線矢視図である。 図24のX4−X4線矢視図である。
以下、図1から図9を参照し、第1実施形態に係る光ファイバー型電極について説明する。
本実施形態の光ファイバー型電極Aは、図1から図3に示すように、光ファイバー1と、光ファイバー1の外周面に成膜して、光ファイバー1上に一体に積層形成された導電層(導電膜)2と、導電層2上に一体に積層形成された導電性高分子層3及び絶縁層4とを備えて構成されている。また、この光ファイバー型電極Aでは、光ファイバー型電極Aの軸線O1方向先端側(光ファイバー1の先端1a側)の導電層2上に導電性高分子層3が積層形成され、この導電性高分子層3よりも軸線O1方向後端側の導電層2上に絶縁層4が積層形成されている。すなわち、この光ファイバー型電極Aは、導電層2上の一部に導電性高分子層3が積層形成され、導電性高分子層3が積層されていない他の部分の導電層2上に絶縁層4が積層形成されている。また、導電性高分子層3と絶縁層4の互いの外周面3a、4aが滑らかに繋がるように、導電性高分子層3と絶縁層4が層厚を同程度にして積層されている。
また、本実施形態において、光ファイバー1には、予め研磨や融着等を施してレンズ(レンズ部)5を先端1aに形成したレンズド光ファイバーが採用されている。なお、光ファイバー1の種類(シングルモード、マルチモード)は、用いる光源の波長に依存するが、特に限定を必要としない。また、光ファイバー1の表面(外周面1b)は、ポリイミドや紫外線硬化型樹脂などで被覆されていないことが望ましいが、導電層2が積層されるため、特に被覆の有無を限定する必要はない。
導電層2は、光ファイバー1の先端1aのレンズ部5を除く外周面1b全体に積層形成されている。また、導電層2は、特に限定を必要とするものではないが、光ファイバー1にポリイミドや紫外線硬化型樹脂などの被覆がない場合、金や白金あるいは酸化イリジウム錫(ITO)等を用い、真空蒸着法や塗布法などの薄膜形成法によって光ファイバー1に一体に積層形成される(成膜して形成される)。さらに、この導電層2は、特に厚さを限定する必要はない。
導電性高分子層3は、光ファイバー1のレンズ部5を除く外周面1b全体に形成された導電層2の先端側に積層形成されている。また、この導電性高分子層3は、例えば、ポリ(エチレンジオキシチオフェン):ポリ(スチレン・スルフォン酸)(以下、PEDOT:PSSとする)を用いて形成されるとともに、多孔質構造で形成されている。そして、本実施形態の導電性高分子層3は、正又は負に帯電した化学物質、例えば伝達物質の一種であるグルタミン酸を混入して(埋包して)形成されている。なお、この導電性高分子層3は、特に限定する必要はないが、光ファイバー型電極Aの軸線O1方向に沿う幅寸法を極力大きくし、軸線O1直交方向の厚さを絶縁層4の厚さと同程度にして形成することが好ましい。
絶縁層4は、導電性高分子層3を積層した部分以外の導電層2に積層して形成されている。また、この絶縁層4は、特に厚さを限定する必要はないが、例えばエポキシ樹脂などの絶縁材料を塗布して数100μm以下の厚さで形成することが好ましい。また、絶縁層4は、電気抵抗が1GΩ以上となるように形成することが理想的である。
そして、このような光ファイバー型電極Aを作製する際には、図4から図6に示すように、光ファイバー1としてレンズド光ファイバーを用意し、真空蒸着法や塗布法などの薄膜形成法により導電層2を光ファイバー1の外周面1bに成膜して一体に積層形成する。また、図7から図9に示すように、導電層2上にエポキシ樹脂などの絶縁材料を塗布して絶縁層4を一体に積層形成する。このとき、光ファイバー1の先端1a側のレンズ部5との軸線O1方向の間(導電層2の先端側)に溝10が形成されるように、導電層2の先端側以外の部分に絶縁材料を塗布して絶縁層4を形成する。
次に、溶液状態のPEDOT:PSSに、導電層2及び絶縁層4を積層した光ファイバー1を浸漬させ、PEDOT:PSSと導電層2に電流を流すと、電気化学的に重合して、光ファイバー1の先端1a側の導電層2上に(溝10に)導電性高分子層3が積層形成される。このとき、導電性高分子層3の厚さは、通電時間や総電荷量を変化させて制御する。そして、このように電気化学的に重合させて導電性高分子層3を形成することで、多孔質構造を有する導電性高分子層3が形成される。
次に、物理吸着などによって導電性高分子層3内に化学物質を埋包させる(混入する/含有させる)。このとき、化学物質は、正又は負に帯電していることが好ましく、本実施形態では、正又は負に帯電した化学物質を物理吸着などによって導電性高分子層3内に埋包させる。これにより、図1から図3に示す本実施形態の光ファイバー型電極Aの作製が完了する。なお、例えば化学物質としてグルタミン酸を用いる場合、このグルタミン酸は、一般的な神経細胞の培養液のpHである7.6程度で負に帯電する。
次に、上記構成からなる本実施形態の光ファイバー型電極Aを用いて神経細胞の電気的活動(電気的、光学的応答)を計測する際には、光ファイバー型電極Aを関電極として生体組織に刺入して設置するとともに、生体に対して不関電極を別途設置する。このとき、本実施形態の光ファイバー型電極Aが、導電性高分子層3と厚さを同程度にし、導電性高分子層3と互いの外周面3a、4aを滑らかに繋ぐように絶縁層4を設けて形成されているため、外周面が滑らかとなり、刺入する際に生体組織と導電性高分子層3、生体組織と絶縁層4の間に引っかかりなど(大きな抵抗)が生じにくい。このため、生体組織や導電性高分子層3が損傷することを軽減して光ファイバー型電極Aの設置(生体組織への刺入)が行える。
そして、関電極の光ファイバー型電極A(導電層2、導電性高分子層3)と不関電極の間に電圧(あるいは電流)を印加すると、導電性高分子層3から化学物質が放出され、神経細胞に化学的刺激が与えられる。このとき、化学物質がグルタミン酸である場合には、一般的な神経細胞の培養液のpHである7.6程度でグルタミン酸が負に帯電するため、導電性高分子層3に対して負の電圧を印加することでこのグルタミン酸が放出され、神経細胞に化学的刺激が与えられる。さらに、このように化学物質を放出させるために印加する電圧の大きさは、印加直後の神経細胞の電気的活動が励起されない程度であることが望ましい。すなわち、印加する電圧は、神経細胞の電気的活動を励起させる閾値より小さいことが望ましい。なお、このときの印加する電圧の大きさは、電極のインピーダンス及び電極と神経細胞の位置関係に依存するため、一定値に定めることはできない。
また、本実施形態の光ファイバー型電極Aでは、化学的刺激を与えるだけでなく、例えば神経細胞の電気的活動を励起させる閾値よりも大きな電圧を印加することにより、神経細胞に電気的刺激を与えることができる。この場合、化学物質を導電性高分子層3に埋包させることは必ずしも必要ではない。
さらに、本実施形態の光ファイバー型電極Aは、電気的刺激や化学的刺激が与えられたときに励起される神経細胞の電気的活動の計測も導電性高分子層3を介して可能になる。
一方、光源から光ファイバー1を通じて光を照射することにより、神経細胞に光学的刺激が与えられる。用いられる対象の試料が網膜の場合、網膜の視細胞(神経細胞)によって光が感受される。このため、光学的刺激に用いられる光源の波長は、可視域の400〜800nm程度が適当である。
また、膜電位感受性色素やイオン感受性色素を用いることにより、蛍光強度の光学的計測が行える。なお、膜電位感受性色素やイオン感受性色素を用いて蛍光強度の光学的計測を行う場合には、これらの色素を励起する必要がある。そして、色素そのものの励起は、光ファイバー型電極Aを介して行ってもよいが、外部から励起光を照射して色素を励起させ、励起して発光した蛍光を光ファイバー型電極Aで計測するようにすると、効率的に視細胞の光学的応答の計測が行える。
また、本実施形態の光ファイバー型電極Aは、光ファイバー1としてレンズド光ファイバーを用いているため、光学的刺激及び光学的計測を行う光信号が光ファイバー1を介してレンズ5で集光される。このため、光学的刺激を精度よく神経細胞に印加したり、精度よく光学的計測が行える。
したがって、本実施形態の光ファイバー型電極Aにおいては、光ファイバー1上に一体に積層形成された導電層(導電膜)2と、導電層2上に一体に積層形成された導電性高分子層3及び絶縁層4とを備えて構成されているため、導電層2及び導電性高分子層3を通じて電気的信号を伝達して、導電性高分子層3から神経細胞に電気的刺激を印加したり、導電性高分子層3で電気的信号を受けて電気的応答(電気的活動)を計測することが可能になる。
また、導電性高分子層3に正又は負に帯電した化学物質が埋包されているため、電圧を印加することにより化学物質を導電性高分子層3から放出させることができる。このため、神経細胞に化学的刺激を与えることが可能になる。また、化学的刺激に対する電気的応答(電気的活動)の計測に使用することも可能になる。
さらに、光源から光ファイバー1を通じて光を照射することにより、神経細胞に光学的刺激を印加することが可能になる。また、膜電位感受性色素やイオン感受性色素を用いることにより、蛍光強度の光学的計測を行うことが可能になる。このとき、色素の励起を光ファイバー型電極Aから光を照射して行ってもよいが、外部から励起光を照射して色素を励起させ、励起して発光した蛍光を光ファイバー型電極Aで計測するようにすることで、効率的に神経細胞(視細胞)の光学的応答の計測を行うことが可能になる。
また、光ファイバー1としてレンズド光ファイバーを用い、先端1aにレンズ5を備えている、光学的刺激及び光学的計測を行う光信号をレンズ5で集光することができ、光学的刺激を精度よく神経細胞に印加したり、精度よく光学的計測を行うことが可能になる。
また、本実施形態の光ファイバー型電極Aにおいては、光ファイバー1上に一体に積層形成された導電層2と、導電層2上に一体に積層形成された導電性高分子層3及び絶縁層4とを備えて構成されているため、外周面を滑らかにすることができ、生体組織に刺入する際の生体組織及び導電性高分子層3(光ファイバー型電極A)の損傷を軽減することが可能になる。
よって、本実施形態の光ファイバー型電極Aによれば、生体組織に刺入する際の生体組織及び電極自体の損傷を軽減することが可能になるとともに、生体組織に対し、同一の電極を用いて細胞外から電気的、化学的、光学的刺激を印加したり、電気的、光学的応答を計測することが可能になる。
以上、光ファイバー型電極の第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
なお、本実施形態では、光ファイバー型電極A(光ファイバー1)の先端1aにレンズ(レンズ部)5が形成されているものとしたが、例えば図10から図12に示すようにレンズ5を備えずに光ファイバー型電極Aが構成した場合においても、従来の電極と比較し、生体組織に刺入する際の生体組織及び電極自体の損傷を軽減することが可能になるとともに、生体組織に対し、同一の電極を用いて細胞外から電気的、化学的、光学的刺激を印加したり、電気的、光学的応答を計測したりすることが可能である。
次に、図13から図15、図16から図18を参照し、本発明に係る第2実施形態の光ファイバー型電極について説明する。本実施形態は、第1実施形態と同様、生体組織に刺入する際の生体組織及び電極自体の損傷を軽減することを可能にするとともに、神経細胞に対し、同一の電極を用いて細胞外から電気的、化学的、光学的刺激を印加したり、電気的、光学的応答を計測したりすることを可能にする光ファイバー型電極に関するものである。よって、第1実施形態と同様の構成に対しては、同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
ここで、図13から図15は、本実施形態の光ファイバー型電極Bを示し、図16から図18は、この光ファイバー型電極Bの製作過程において、光ファイバー上に導電層を一体に積層形成した状態を示している。
本実施形態の光ファイバー型電極Bは、図13から図15、図16から図18に示すように、周方向に互いに分離(電気的に絶縁)した状態で光ファイバー1上に一体に積層形成された複数の導電層6、7と、周方向に互いに分離(電気的に絶縁)した状態で各導電層6、7上に一体に積層形成された複数の導電性高分子層8、9と、導電性高分子層8、9と外周面4a、8a、9aが滑らかに繋がるように、導電層6、7(及び光ファイバー1)上に一体に積層形成された絶縁層4とを備えて構成されている。
すなわち、本実施形態の光ファイバー型電極Bでは、導電性高分子層8、9、あるいは導電性高分子層8、9及び導電層6、7が、軸線O1を中心とする周方向に不連続に積層形成して配設されている。
また、各導電層6、7は、光ファイバー型電極B(光ファイバー1)の軸線O1方向に延びて配設されている。さらに、本実施形態において、複数の導電性高分子層8、9にはそれぞれ、異なる化学物質が埋包されている。
なお、本実施形態では、図13から図15に示すように、2つの導電層6、7を備え、各導電層6、7の先端側に(光ファイバー型電極Bの先端1a側に、光ファイバー型電極Bの軸線O1方向の先端側の同位置に)導電性高分子層8、9を積層して光ファイバー型電極Bが構成されているが、導電層6、7及び導電性高分子層8、9の数(分割数)を限定する必要はない。
そして、このように構成した本実施形態の光ファイバー型電極Bを用いて神経細胞の電気的又は光学的応答を計測する際には、第1実施形態と同様、光ファイバー型電極Bを関電極として生体組織に刺入して設置し、不関電極を別途生体に対して設置する。このとき、本実施形態の光ファイバー型電極Bにおいても、導電性高分子層8、9と絶縁層4の互いの外周面4a、8a、9aが滑らかに繋がるように形成されているため、生体組織や導電性高分子層8、9の損傷が軽減される。
また、関電極の光ファイバー型電極Bの各組の導電層及び導電性高分子層(6と8、7と9)と不関電極の間にそれぞれ電圧(電流)を印加すると、複数の導電性高分子層8、9からそれぞれ異なる化学物質が放出され、神経細胞に化学的刺激が与えられる。このとき、各導電層6、7及び導電性高分子層8、9が分離して形成されているため、例えば負に帯電した化学物質を一方の導電性高分子層8に、正に帯電した化学物質を他方の導電性高分子層9に埋包させておき、一方の導電性高分子層8に対して負の電圧を、他方の導電性高分子層9に正の電圧をそれぞれ印加することで、異なる化学物質が同時に、あるいは個別に放出されて、神経細胞に異なる化学物質による化学的刺激が与えられる。
したがって、本実施形態の光ファイバー型電極Bにおいては、第1実施形態と同様に、生体組織に刺入する際の生体組織及び電極自体の損傷を軽減することができ、生体組織に対し、同一の電極を用いて細胞外から電気的、化学的、光学的刺激を印加したり、電気的、光学的応答を計測することが可能になる。
また、これとともに、本実施形態の光ファイバー型電極Bにおいては、周方向に分離した複数の導電層6、7と、各導電層6、7上に一体に積層形成され、周方向に分離した複数の導電性高分子層8、9とを備えているため、複数の導電性高分子層8、9のそれぞれに、異なる化学物質を埋包させることができる。これにより、異なる化学物質を同時に、あるいは個別に放出させて、神経細胞に異なる化学物質による化学的刺激を印加することが可能になり、異なる化学物質に対する神経細胞の電気的活動(生体の反応)を計測することが可能になる。
以上、本発明に係る光ファイバー型電極の第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、本実施形態では、複数の導電性高分子層8、9が光ファイバー型電極Bの先端側に(軸線O1方向の同位置に)配設されているものとしたが、例えば図19から図23、図24から図28に示すように、複数の導電性高分子層8、9の位置を光ファイバー型電極Bの軸線O1方向にずらして配設してもよい(複数の導電性高分子層の少なくとも一部の位置を光ファイバー型電極Bの軸線O1方向にずらして配設してもよい)。すなわち、複数の導電層6、7が軸線O1方向に延設されているため、このように導電性高分子層8、9の位置をずらすことができる。そして、この場合には、隣り合う導電性高分子層8、9の軸線O1方向の間隔を調整することにより、生体の異なる部位に電気的刺激や化学的刺激を印加することが可能になり、また、生体の異なる部位の電気的活動を計測することが可能になる。
さらに、本実施形態では、複数の導電性高分子層8、9のそれぞれに異なる化学物質が埋包されて、神経細胞に異なる化学物質による化学的刺激を印加したり、異なる化学物質に対する神経細胞の電気的活動を計測するようにしたが、勿論、複数の導電性高分子層8、9に同じ化学物質を埋包させて、神経細胞への化学的刺激の印加、化学物質に対する神経細胞の電気的活動の計測を行うようにしてもよい。なお、この場合には、同一の電極Bで、複数の導電性高分子層8、9から同一の化学物質を個別に放出させることができ、時間をあけて同一の化学物質による化学的刺激を印加することが可能になる。
1 光ファイバー
1a 先端
1b 外周面
2 導電層(導電膜)
3 導電性高分子層
3a 外周面
4 絶縁層
4a 外周面
5 レンズ(レンズ部)
6 導電層
7 導電層
8 導電性高分子層
8a 外周面
9 導電性高分子層
9a 外周面
10 溝
A 光ファイバー型電極
B 光ファイバー型電極
O1 軸線

Claims (5)

  1. 先端にレンズ部を形成した光ファイバーと、
    前記光ファイバーの前記レンズ部よりも軸線方向後方側の外周面上に積層形成された導電層と、
    前記導電層上の一部に積層形成された導電性高分子層と、
    前記導電性高分子層が積層されていない前記導電層上に積層形成された絶縁層とを備えて構成されるとともに、
    前記導電性高分子層、あるいは前記導電性高分子層及び前記導電層が、前記軸線を中心とする周方向に不連続に積層形成して配設されていることを特徴とする光ファイバー型電極。
  2. 請求項1記載の光ファイバー型電極において、
    互いに電気的に絶縁した状態で複数の前記導電層が前記光ファイバー上に積層形成され、互いに電気的に絶縁した状態で複数の前記導電性高分子層がそれぞれ、前記各導電層に積層形成されていることを特徴とする光ファイバー型電極。
  3. 請求項2記載の光ファイバー型電極において、
    前記複数の導電層がそれぞれ、光ファイバー型電極の軸線方向に延設されていることを特徴とする光ファイバー型電極。
  4. 請求項2または請求項3に記載の光ファイバー型電極において、
    前記複数の導電性高分子層の少なくとも一部が光ファイバー型電極の軸線方向の位置をずらして配設されていることを特徴とする光ファイバー型電極。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の光ファイバー型電極において、
    前記導電性高分子層内に、正又は負に帯電した化学物質が埋包されていることを特徴とする光ファイバー型電極。
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