JP5379576B2 - 映像通信システム - Google Patents

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本発明は、映像通信システムおよび映像通信方法に関し、例えばテレビ受像機を用いた動画・音声通信に関するものである。
従来のテレビ電話・映像通信には、電話機にカメラと画面を備えたもの(フレッツフォン)や、テレビ受像機を用いたもの(ギンガネットなど)、あるいはPCを用いたビデオチャットなどが存在する。また、光通信等を用いた高速大容量通信によって高精細かつ高速の動画・音声通信が可能となっている。光ファイバーを用いた高速大容量の通信網を背景とし、2点を臨場感を持って映像音声通信で繋ぐ非特許文献1のようなシステムも提案されている。
また、接続開始の際には接続先を呼び出すことによって接続先の相手を拘束することを避けるために、特許文献1のような技術が提案されている。
NTTグループ、ブロードバンド・ユビキタスタウン、IPELA(HDビジュアルコミュニケーションシステム)、インターネット<URL:http//www.ngn−note.jp/tenji_box/tenji_box_ht/m_03.html>,[平成21年3月12日検索]
特開2002−314707号公報(つながり感を伝える通信端末、通信方法および通信システム)
しかしながら、上記の映像通信装置においては通信の開始時には相手の番号をダイヤルしたり、相手をリストから選択して開始ボタンを押したり、専用のリモコンによって接続操作をおこなったり、あるいはネットワークにログインしたりという手順が存在し、利用者は映像通信を「わざわざ開始する」と言う意識を起こすに十分な程度の操作が必要であった。
他方、そのような開始操作を必要としない常時接続型のシステムでは、利用者が相互監視的な状況に置かれるため、プライバシー上の問題が生じる。すなわち、相手が映されたくない場合、自分が映したくない場合などに利用者が対応するための措置が不十分であり、映像を送らない方法としては、例えばカメラに蓋をする、カメラのスイッチを切るといった、映像通信を「わざわざ切る」という操作が必要になるという問題があった。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、映像通信の開始、終了操作のコストを低下させ、かつ映像通信の双方向性、すなわち自分から見えている時は相手からも見られている、ということを明示することで、プライバシー懸念にもとづく障壁を低下させるような、映像通信システムおよび映像通信方法を提供することにある。
まず、本明細書においては、映像は動画と音声を含む情報とし、動画は画像のみの情報とし、音声は音声のみの情報と定義している。
本発明の映像通信システムは、複数の映像通信システムを通信ネットワークを介して接続したシステムであって、
前記各映像通信システムは、
複数の映像通信システム間で映像通信を行なうための一つないし複数の映像通信チャネルおよび前記テレビジョン放送のチャネルを含む複数のチャネルから、いずれかを選択するチャネル選択手段と、
前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの映像を出力する映像出力手段と、
前記映像出力手段から出力されている映像が映像通信チャネルのものであるか、複数の映像通信チャネルがある場合はいずれの映像通信チャネルのものであるかを検出する映像通信チャネル検出手段と、
前記映像通信チャネル検出手段による前記映像通信チャネルの検出結果に応じて、該映像通信チャネルに対応付けられ、通信ネットワークを介して接続された接続先の映像通信システムとの間の映像通信を制御する第1の映像通信制御手段と、
映像発信元の映像情報を入力する映像入力手段と、
前記第1の映像通信制御手段により制御され、前記映像入力手段に入力された映像の処理および前記接続先の映像通信システムとの間の映像通信を行なう映像処理・通信手段とを備え、
前記映像通信チャネル検出手段、第1の映像通信制御手段、映像入力手段および映像処理・通信手段は映像通信装置内に設けられ、
前記チャネル選択手段および映像出力手段は、前記映像通信装置に接続された映像出力装置内に設けられ、
前記映像出力装置には、前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの情報を前記映像通信装置内の映像通信チャネル検出手段に伝達するチャネル情報伝達手段が設けられ、
前記映像処理・通信手段は、前記映像入力手段から入力される映像に映像通信チャネルを識別するための識別情報を埋め込む識別情報埋込み手段を有し、該埋め込まれた映像を映像通信チャネルの映像として前記映像出力手段に送信し、
前記映像通信チャネル検出手段は、前記チャネル情報伝達手段から伝達される情報内の前記識別情報を検出する識別情報検出手段を有し、該識別情報検出手段により検出された識別情報に基づいて、前記識別情報が検出されていない状態から検出されている状態に遷移したら、前記第1の映像通信制御手段および映像処理・通信手段は映像通信を開始し、前記識別情報が検出されている間は、何らかの理由で映像通信が終了したとしても、再び映像通信を再開し、映像通信を維持し続けるように動作し、前記識別情報が含まれている状態から含まれていない状態に遷移したら、映像通信を終了することを特徴としている(請求項1)。
また、本発明の映像通信システムは、複数の映像通信システムを通信ネットワークを介して接続したシステムであって、前記各映像通信システムは、
テレビジョン放送波を受信し信号再生を行なうテレビジョン放送受信再生手段と、複数の映像通信システム間で映像通信を行なうための一つないし複数の映像通信チャネルおよび前記テレビジョン放送のチャネルを含む複数のチャネルから、いずれかを選択するチャネル選択手段と、前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの映像を出力する映像出力手段と、前記映像出力手段から出力されている映像が映像通信チャネルのものであるか、複数の映像通信チャネルがある場合はいずれの映像通信チャネルのものであるかを検出する映像通信チャネル検出手段と、前記映像通信チャネル検出手段による前記映像通信チャネルの検出結果に応じて、該映像通信チャネルに対応付けられ、通信ネットワークを介して接続された接続先の映像通信システムとの間の映像通信を制御する第1の映像通信制御手段と、映像発信元の映像情報を入力する映像入力手段と、前記第1の映像通信制御手段により制御され、前記映像入力手段に入力された映像の処理および前記接続先の映像通信システムとの間の映像通信を行なう映像処理・通信手段とを備え、
前記映像通信チャネル検出手段、第1の映像通信制御手段、映像入力手段および映像処理・通信手段は映像通信装置内に設けられ、前記テレビジョン放送受信再生手段、チャネル選択手段および映像出力手段は、前記映像通信装置に接続された映像出力装置内に設けられ、前記映像出力装置には、前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの情報を前記映像通信装置内の映像通信チャネル検出手段に伝達するチャネル情報伝達手段が設けられ、
前記映像処理・通信手段は、前記映像入力手段から入力される映像に映像通信チャネルを識別するための識別情報を埋め込む識別情報埋込み手段を有し、該埋め込まれた映像を映像通信チャネルの映像として前記映像出力手段に送信し、
前記映像通信チャネル検出手段は、前記チャネル情報伝達手段から伝達される情報内の前記識別情報を検出する識別情報検出手段を有し、該識別情報検出手段により検出された識別情報に基づいて、前記識別情報が検出されていない状態から検出されている状態に遷移したら、前記第1の映像通信制御手段および映像処理・通信手段は映像通信を開始し、前記識別情報が検出されている間は、何らかの理由で映像通信が終了したとしても、再び映像通信を再開し、映像通信を維持し続けるように動作し、前記識別情報が含まれている状態から含まれていない状態に遷移したら、映像通信を終了することを特徴としている。(請求項2)。
具体的には、前記テレビジョン放送受信再生手段および映像出力手段は例えばテレビジョン受像機により構成され、映像通信チャネル検出手段、第1の映像通信制御手段、映像処理・通信手段および映像入力手段は、例えば映像通信端末により構成される。
上記構成において、チャネル選択手段である例えばリモコン操作によって、複数のチャネルからある映像通信チャネルが選択されると、該映像通信チャネルが映像出力手段に出力されていることは映像通信チャネル検出手段において検出される。これにより第1の映像通信制御手段は接続先の映像通信システム(例えばテレビジョン受像機および映像通信端末)との間の映像通信の制御を開始する。そして映像処理・通信手段は映像入力手段である例えばカメラ、マイクにより入力された発信元の映像を処理し、前記接続先の映像通信端末との間で映像通信を行なう。
上記構成によれば、複数の映像通信システム間の映像通信を、チャネル選択手段、例えばテレビジョン受像機のリモコン操作によって簡単に制御することができる。
(1)請求項1、2に記載の発明によれば、複数の映像通信システム間の映像通信を、チャネル選択手段によって簡単に制御することができる。また、映像出力手段に映像通信チャネルが映し出されている間は映像通信が行なわれており、映像通信チャネルが映し出されていない時は映像通信が行なわれていないことがわかるので、こちらから相手が見えている時は相手からもこちらが見えており、こちらから相手が見えていない時は相手からもこちらが見えていないという、認知の双方向性が成り立つため、プライバシーに関する懸念が軽減される。
(2)請求項2に記載の発明によれば、テレビジョン放送受信再生手段を備えたシステムにおいても前記(1)と同様の効果が得られる。
(3)請求項1、2に記載の発明によれば、チャネル情報伝達手段を、例えば映像出力手段(テレビ画面、スピーカー等)に出力されている、画像を撮影するカメラ、音声を拾うマイクにより構成することにより、現在市販の家庭用テレビを適用して前記(2)と同様の効果が得られる。
(4)請求項1、2に記載の発明によれば、識別情報によって確実に映像通信チャネルの選択の有無を検出することができる。
本発明の映像通信システムにおける請求項1の構成を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項2の構成を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項3の構成の一例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項3の構成の他の例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項4の構成の一例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項4の構成の他の例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項6の構成の一例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項6の構成の他の例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項7の構成の一例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項7の構成の他の例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項8の構成の一例を示すブロック図。 本発明の映像通信システムにおける請求項8の構成の他の例を示すブロック図。 本発明の実施例1における全体構成図。 本発明の実施例1における接続手順の一例を示すフロー図。 本発明の実施例1における接続手順の他の例を示すフロー図。 本発明の実施例2における全体構成図。 本発明の実施例3における全体構成図。 本発明の実施例4における構成図。 本発明の実施例5における構成図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明するが、本発明は下記の実施形態例に限定されるものではない。図1は本発明の映像通信システムにおける請求項1の構成を示しており、映像通信システム100a,100b間はインターネットなどの通信ネットワーク200を介して接続されている。尚通信ネットワーク200には3以上の映像通信システム(100a〜100n)が接続されてもよい。
100は、1つの映像通信システム100a(100b)を構成する一体型の映像通信装置である。映像通信装置100の以下に説明する各手段は映像通信システム100a,100bとも同一に構成されている。
110は、複数の映像通信システム間で映像通信を行なうための一つないし複数の映像通信チャネルを含む複数のチャネルから、いずれかを選択するチャネル選択手段である。
120は、前記チャネル選択手段110により選択されたチャネルの映像を出力する、すなわち動画を表示し音声を出力する映像出力手段である。
130は、前記映像出力手段120から出力されている映像が映像通信チャネルであるか、複数の映像通信チャネルがある場合はいずれの映像通信チャネルであるかを検出する映像通信チャネル検出手段である。
140は、前記映像通信チャネル検出手段130が前記映像通信チャネルを検出したか否かに応じて、該映像通信チャネルに対応付けられ、通信ネットワーク200を介して接続された接続先の映像通信システム100bとの間の映像通信(通信開始、通信終了、動画送信、音声送信、動画受信、音声受信等)を制御する映像通信制御手段(第1の映像通信制御手段)である。
150は、映像発信元、本例では映像通信システム100a側の映像情報(例えばカメラにより動画を撮影した情報、マイクにより音声を取得した情報など)を映像通信用として入力する映像入力手段である。
160は、前記映像通信制御手段140により制御され、前記映像入力手段150に入力された映像の処理および接続先の映像通信システム100bとの間の映像通信を行なう映像処理・通信手段である。
この映像処理・通信手段160が行なう映像の処理とは、映像入力手段150により入力した動画/音声や映像通信システム100bから通信ネットワーク200を介して受信した動画/音声を、映像出力手段120への出力や、映像通信システム100bとの通信に適した形式に変換する処理である。
また映像処理・通信手段160が行なう映像通信とは、通信の開始、終了、動画送信、音声送信、動画受信、音声受信等を指す。
上記構成において、まず、映像出力手段120にはチャネル選択手段110によって選択されたチャネルの映像が出力されているものとする。ここで、チャネル選択手段110によってある映像通信チャネルが選択されると、該映像通信チャネルは映像通信チャネル検出手段130により検出される。
映像通信制御手段140は、映像通信チャネル検出手段130から、映像出力手段120への出力対象が他のチャネルから該映像通信チャネルに切り換わったという情報を受け取ると、該映像通信チャネルに対応付けられた接続先の映像通信システム100bとの映像通信を開始する制御を行う。
またチャネル選択手段110によって、該映像通信チャネルに代えて他のチャネルが選択されると、映像通信制御手段140は、映像通信チャネル検出手段130から、映像出力手段120への出力対象が該映像通信チャネルから他のチャネルに切り換わったという情報を受け取り、該映像通信チャネルに対応付けられた接続先の映像通信システム100bとの映像通信を終了する制御を行う。
図2は本発明の映像通信システムにおける請求項2の構成を示しており、図1と同一部分は同一符号をもって示している。図2において図1と異なる点は、図1の映像通信装置100内に、テレビジョン放送波を受信し信号再生を行なうテレビジョン放送受信再生手段170を設けて映像通信装置300を構成し、前記チャネル選択手段110は、複数の映像通信システム間で映像通信を行なうための映像通信チャネルおよび前記テレビジョン放送のチャネルを含む複数のチャネルから、いずれかを選択することにあり、その他の部分は図1と同一に構成されている。
上記構成において、まず、映像出力手段120にはチャネル選択手段110によって選択されたチャネルの映像、例えばテレビジョン放送受信再生手段170により受信されたチャネルの映像が出力されているものとする。ここで、チャネル選択手段110によって映像通信チャネルが選択されると、該映像通信チャネルは映像通信チャネル検出手段130により検出される。
映像通信制御手段140は、映像通信チャネル検出手段130から、映像出力手段120への出力対象が前記テレビジョン放送受信再生手段170により受信されたチャネルから映像通信チャネルに切り換わったという情報を受け取ると、該映像通信チャネルに対応付けられた接続先の映像通信システム100bとの映像通信を開始する制御を行う。
またチャネル選択手段110によって、映像通信チャネルに代えて他のチャネルが選択されると、映像通信制御手段140は、映像通信チャネル検出手段130から、映像出力手段120への出力対象が映像通信用のチャネルから他のチャネルに切り換わったという情報を受け取ると、該映像通信チャネルに対応付けられた接続先の映像通信システム100bとの映像通信を終了する制御を行う。
図3は本発明の映像通信システムにおける請求項3の構成の一例を示しており、図1と同一部分は同一符号をもって示している。図3において図1と異なる点は、図1の映像通信装置300内の映像出力手段120のみを、他の手段とは分離して接続された映像出力装置500に設け、その他のチャネル選択手段110、映像通信チャネル検出手段130、映像通信制御手段140、映像入力手段150および映像処理・通信手段160により映像通信装置400を構成したことにある。
図3の映像通信システムにおいて、映像出力装置500は映像を出力するモニタ機能として動作し、その他の部分の動作は図1のシステムと同様である。
図3の構成によれば、本発明をホームゲートウェイ装置やセットトップボックス型の装置に適用することができる。
図4は本発明の映像通信システムにおける請求項3の構成の他の例を示しており、図2と同一部分は同一符号をもって示している。図4において図2と異なる点は、図2の映像通信装置300内の映像出力手段120のみを、他の手段とは分離して接続された映像出力装置500に設け、その他のチャネル選択手段110、映像通信チャネル検出手段130、映像通信制御手段140、映像入力手段150、映像処理・通信手段160およびテレビジョン放送受信再生手段170により映像通信装置400を構成したことにある。
図4の映像通信システムにおいて、映像出力装置500は映像を出力するモニタ機能として動作し、その他の部分の動作は図2のシステムと同様である。
図4の構成によれば、本発明をホームゲートウェイ装置やセットトップボックス型の装置に適用することができる。
図5は本発明の映像通信システムにおける請求項4の構成の一例を示しており、図1と同一部分は同一符号をもって示している。図5において図1と異なる点は、図1の映像通信チャネル検出手段130、映像通信制御手段140、映像入力手段150および映像処理・通信手段160を映像通信装置600内に設け、図1のチャネル選択手段110、映像出力手段120と、チャネル情報伝達手段180とを映像出力装置700内に設け、映像通信装置600と映像出力装置700を接続ケーブル250で接続したことにある。
前記チャネル情報伝達手段180は、チャネル選択手段110により選択されたチャネルの情報を接続ケーブル250を介して映像通信装置600の映像通信チャネル検出手段130に伝達する。
映像通信チャネル検出手段130は前記チャネル情報伝達手段180から伝達されるチャネルの情報に基づいて映像通信チャネルを検出する。
前記接続ケーブル250は例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)ケーブルを用いる。
図5の構成においても図1と同様の動作が行われる。
図6は本発明の映像通信システムにおける請求項5の構成例を示しており、図2と同一部分は同一符号をもって示している。図6において図2と異なる点は、図2の映像通信チャネル検出手段130、映像通信制御手段140、映像入力手段150および映像処理・通信手段160を映像通信装置600内に設け、図2のチャネル選択手段110、映像出力手段120、テレビジョン放送受信再生手段170と、チャネル情報伝達手段180とを映像出力装置700内に設け、映像通信装置600と映像出力装置700を接続ケーブル250で接続したことにある。
前記チャネル情報伝達手段180は、チャネル選択手段110により選択されたチャネルの情報を接続ケーブル250を介して映像通信装置600の映像通信チャネル検出手段130に伝達する。
映像通信チャネル検出手段130は前記チャネル情報伝達手段180から伝達されるチャネルの情報に基づいて映像通信チャネルを検出する。
前記接続ケーブル250は、前記図5と同様に例えばHDMIケーブルを用いる。
図6の構成においても図2と同様の動作が行われる。
図6の構成によれば、本発明を家庭用のテレビジョン受像機と映像通信装置の組み合わせに適用することができる。
図7は本発明の映像通信システムにおける請求項7の構成の一例を示しており、図1と同一部分は同一符号をもって示している。図7において図1と異なる点は、接続先の映像通信システムの状態情報を取得する接続先状態取得手段190をさらに備え、前記映像通信制御手段140は、前記接続先状態取得手段190で取得された状態情報に基づいて制御を行うことにあり、その他の部分は図1と同一に構成されている。
前記接続先状態取得手段190は、接続先の映像通信システムの状況、すなわち、電源オン/オフ、対応する映像通信チャネルが選択されているか否か、動画/音声の受送信可否などの情報を取得する。また接続先状態取得手段190には接続先の映像通信システムの情報や前記取得した情報を記憶する記憶手段を備えている(図示省略)。
映像通信制御手段140は、発信元の映像通信システム、例えば100aと接続先の映像通信システム、例えば100bの両方とも映像通信可能状態であるときのみ双方向の映像通信を行なう。
またチャネル選択手段110で、ある映像通信チャネルが選択され、映像通信制御手段140の制御により映像処理・通信手段160が該映像通信チャネルに対応する接続先映像通信システムに映像通信開始要求を送ったとき、接続先の映像通信システムが映像通信可能状態にある場合は映像通信を開始し、そうでなければ映像通信開始要求元の映像通信システムは映像通信待ち受け状態に移行する。
尚、前記映像通信可能状態とは、映像通信システムが起動されていて、且つ映像通信開始要求元に対応する映像通信チャネルが選択されている状態であり、映像通信待ち受け状態とは、映像通信可能状態だが、双方向の映像通信は行なわれていない状態を指す。
図8は本発明の映像通信システムにおける請求項7の構成の他の例を示しており、図2と同一部分は同一符号をもって示している。図8において図2と異なる点は、接続先の映像通信システムの状態情報を取得する接続先状態取得手段190をさらに備え、前記映像通信制御手段140は、前記接続先状態取得手段190で取得された状態情報に基づいて制御を行うことにあり、その他の部分は図2と同一に構成されている。
前記接続先状態取得手段190は、接続先の映像通信システムの状況、すなわち、電源オン/オフ、対応する映像通信チャネルが選択されているか否か、動画/音声の受送信可否などの情報を取得する。また接続先状態取得手段190には接続先の映像通信システムの情報や前記取得した情報を記憶する記憶手段を備えている(図示省略)。
映像通信制御手段140は、発信元の映像通信システム、例えば100aと接続先の映像通信システム、例えば100bの両方とも映像通信可能状態であるときのみ双方向の映像通信を行なう。
またチャネル選択手段110で、ある映像通信チャネルが選択され、映像通信制御手段140の制御により映像処理・通信手段160が該映像通信チャネルに対応する接続先映像通信システムに映像通信開始要求を送ったとき、接続先の映像通信システムが映像通信可能状態にある場合は映像通信を開始し、そうでなければ映像通信開始要求元の映像通信システムは映像通信待ち受け状態に移行する。
尚、前記映像通信可能状態および映像通信待ち受け状態の定義は、前記図7の場合と同一である。
前記接続先状態取得手段190は図1、図2の構成に追加するに限らず、図3〜図6および後述する図9〜図12の映像通信システムにも同様に追加されるものである(図示省略)。
図9は本発明の映像通信システムにおける請求項8の構成の一例を示しており、図1と同一部分は同一符号をもって示している。図9において図1と異なる点は、図1の映像通信システムにおいて、発信元の映像通信システム(例えば映像通信システム100a)と複数の接続先の映像通信システム(映像通信システム100b〜100n)との接続組み合わせに関する情報が格納された接続組合せ記憶手段810と、前記複数の映像通信システムの状態情報を取得する状態取得手段820と、前記接続組み合わせに関する情報および状態情報に基づいて、前記複数の映像通信システム間の映像通信を制御する映像通信制御手段830(第2の映像通信制御手段)とを備えた映像通信制御サーバー800を前記通信ネットワーク200上に設け、前記映像通信システムの映像通信制御手段140に、前記映像通信制御サーバー800の情報を記憶するサーバー記憶手段141を設けたことにあり、その他の部分は図1と同様に構成されている。
前記接続組合せ記憶手段810は、映像通信システム100aの側のチャネル選択手段110が、複数設定した映像通信チャネルのうち例えばチャネル1を選択したら例えば映像通信システム100bを、チャネル2を選択したら映像通信システム100cを各々接続先とするという、各映像通信システムにおけるチャネルと接続先の組み合わせ情報や、各映像通信システム100a〜100nの端末ID、IPアドレス等を記憶しておくものである。
図9においても図1の動作と同様の動作が行われるが、複数の映像通信システム間の映像通信は映像通信制御手段140および映像通信制御サーバー800により行なわれるので、映像通信制御手段140の処理負荷が軽減され、またユーザーの管理負荷を減らすことができる。
図10は本発明の映像通信システムにおける請求項8の構成の他の例を示しており、図2と同一部分は同一符号をもって示している。図10において図2と異なる点は、図2の映像通信システムにおいて、図9で説明した接続組合せ記憶手段810、状態取得手段820および映像通信制御手段830を備えた映像通信制御サーバー800を前記通信ネットワーク200上に設け、前記映像通信システムの映像通信制御手段140に、前記映像通信制御サーバー800の情報を記憶するサーバー記憶手段141を設けたことにあり、その他の部分は図2と同様に構成されている。
前記接続組み合わせ記憶手段810は、映像通信システム100aの側のチャネル選択手段110が、複数設定した映像通信チャネルのうち例えばチャネル1を選択したら例えば映像通信システム100bを、チャネル2を選択したら映像通信システム100cを各々接続先とするという、各映像通信システムにおけるチャネルと接続先の組み合わせ情報や、各映像通信システム100a〜100nの端末ID、IPアドレス等を記憶しておくものである。
図10においても図2の動作と同様の動作が行われるが、複数の映像通信システム間の映像通信は映像通信制御手段140および映像通信制御サーバー800により行なわれるので、映像通信制御手段140の処理負荷が軽減され、またユーザーの管理負荷を減らすことができる。
前記サーバー記憶手段141および映像通信制御サーバー800は、図1、図2の構成に追加するに限らず、図3〜図8および後述する図11、図12の映像通信システムにも同様に追加されるものである(図示省略)。
図11は本発明の映像通信システムにおける請求項9の構成の一例を示しており、図6と同一部分は同一符号をもって示している。図11において図6と異なる点は、前記映像処理・通信手段160に、前記映像入力手段150から入力される映像に映像通信チャネルを識別するための識別情報を埋め込む識別情報埋込み手段161を設け、その識別情報が埋め込まれた映像を映像通信チャネルの映像として前記映像出力手段120に送信し、前記映像通信チャネル検出手段130に、前記チャネル情報伝達手段180から伝達される情報内の前記識別情報を検出する識別情報検出手段131を設け、該識別情報検出手段131により検出された識別情報に基づいて映像通信チャネルを検出することにある。
前記図6の映像通信システムは、映像出力装置700として一般的な家庭用テレビを用い、これと映像通信装置600を組み合わせて構成することができる。
この場合、映像出力手段120における動画表示手段は家庭用テレビの画面、音声出力手段は家庭用テレビのスピーカーとして実現され、またチャネル選択手段は例えば家庭用テレビのリモコンとして実現される。
現在市販されている家庭用テレビはチャネル情報伝達手段180を持たないため、映像通信チャネルの検出を実現するためには、通常、チャネル情報伝達手段180を、例えばHDMIを介してチャネル情報を伝えるソフトウェアなどとして組み込んだ家庭用テレビを新たに用意することが考えられる。
しかし、この場合新たにテレビを購入する必要が生じる。そこで、チャネル情報伝達手段180として、映像通信用のカメラやマイク(映像入力手段150)とは別に、現在家庭用テレビの画面に表示されている画像を撮影するカメラ、かつ/または、家庭用テレビのスピーカーから出力されている音声を拾うマイクを用意し、このカメラ、かつ/または、マイク(以下、これらを表示チャネル伝達用カメラ/マイクと称する)からの信号を映像通信装置600内の映像通信チャネル検出手段130に入力できるようにする。
具体的には、映像通信装置600に、映像通信用のカメラやマイクを接続する端子とは別に、動画、かつ/または、音声の入力端子を持たせ、そこにチャネル情報伝達手段180としてのカメラやマイクを接続する。
一方、映像通信装置600から映像出力装置700である家庭用テレビに出力される映像は、映像通信装置600内の映像処理・通信手段160を介して出力される。そこで該映像処理・通信手段160は、識別情報埋込み手段161において、映像入力手段150から入力される映像データに、該映像通信装置600から送られた映像であることを示す識別情報(映像通信チャネルを識別するための識別情報)を埋め込んでから、これを映像出力装置700に伝送する。
映像出力装置700で、映像通信装置600に対応するチャネル(例えば「外部入力1」)がチャネル選択手段110によって選択されると、該映像通信装置600から送られてきた動画/音声が家庭用テレビの画面/スピーカーに出力される。前記表示チャネル伝達用カメラ/マイクは、この動画/音声を拾って、これを映像通信装置600内の映像通信チャネル検出手段130に送る。該映像通信チャネル検出手段130の識別情報検出手段131は、この動画/音声を解析し、そこに前記識別情報が含まれているかどうかをチェックしつづける。
前記識別情報が検出されていない状態から検出されている状態に遷移したら、映像通信制御手段140および映像処理・通信手段160は、ユーザーが映像通信チャネルを選択したとして映像通信を開始する。前記識別情報が検出されている間は、何らかの理由で映像通信が終了したとしても、再び映像通信を再開し、映像通信を維持し続けるように動作する。前記識別情報が含まれている状態から含まれていない状態に遷移したら、ユーザーが映像通信チャネルから別のチャネルに切り換えたとして映像通信を終了する。
前記識別情報の実現方法としては、動画を用いる方法と音声を用いる方法がある。動画を用いる方法としては、動画に該映像通信装置600からの動画であることを示す情報をon−the−flyで埋め込む。識別情報は、電子透かし技術を用いて目に見えない形で埋め込んでも良いし、画面上の邪魔にならない位置(例えば左上)にロゴマークを表示するなど目に見える形で埋め込んでも良い。
音声を用いる方法としては、動画と同様、音声に該映像通信装置600からの音声であることを示す情報をon−the−flyで埋め込む。識別情報は、動画と同様電子透かし技術を用いて埋め込んだり、音声信号中の邪魔にならない領域(例えば10000Hz以上の高周波領域)にパルス上の信号を数秒に1回程度埋め込むなど、耳障りにならない形で埋め込むことができる。
一般に電子透かしの応用として想定される著作権管理のような応用とは異なり、この識別情報は映像通信装置600と映像出力装置700の間という極めて近接した距離でやりとりされるものであり、すぐその場で消費されるので消費サイクルも短い。従って、著作権管理で必要とされる変換耐性向上や改ざん防止、透かし情報秘匿などのセキュリティは不要であり、検出の確実性や埋め込み/検出のリアルタイム性、コンテンツ品質を低下させないことなどが重要である。
図11で説明した識別情報埋込み手段161および識別情報検出手段131は、テレビジョン放送受信再生手段170を有しない図5のシステムに適用して図12のように構成することもできる。
図12において、図5と異なる点は、前記映像処理・通信手段160に、前記映像入力手段150から入力される映像に映像通信チャネルを識別するための識別情報を埋め込む識別情報埋込み手段161を設け、該埋め込まれた映像を映像通信チャネルの映像として前記映像出力手段120に送信し、前記映像通信チャネル検出手段130に、前記チャネル情報伝達手段180から伝達される情報内の前記識別情報を検出する識別情報検出手段131を設け、該識別情報検出手段131により検出された識別情報に基づいて映像通信チャネルを検出することにある。
前記、チャネル情報伝達手段180として、映像通信用のカメラやマイク(映像入力手段150)とは別に、映像出力手段120の画面に表示されている画像を撮影するカメラ、かつ/または、映像出力手段120のスピーカーから出力されている音声を拾うマイクを用意し、このカメラ、かつ/または、マイク(以下、これらを表示チャネル伝達用カメラ/マイクと称する)からの信号を映像通信装置600内の映像通信チャネル検出手段130に入力できるようにする。
具体的には、映像通信装置600に、映像通信用のカメラやマイクを接続する端子とは別に、動画、かつ/または、音声の入力端子を持たせ、そこにチャネル情報伝達手段180としてのカメラやマイクを接続する。
一方、映像通信装置600から映像出力装置700の映像出力手段120に出力される映像は、映像通信装置600内の映像処理・通信手段160を介して出力される。そこで該映像処理・通信手段160は、識別情報埋込み手段161において、映像入力手段150から入力される映像データに、該映像通信装置600から送られた映像であることを示す識別情報(映像通信チャネルを識別するための識別情報)を埋め込んでから、これを映像出力装置700に伝送する。
映像出力装置700で、映像通信装置600に対応するチャネル(例えば「外部入力1」)がチャネル選択手段110によって選択されると、該映像通信装置600から送られてきた動画/音声が映像出力手段120の画面/スピーカーに出力される。前記表示チャネル伝達用カメラ/マイクは、この動画/音声を拾って、これを映像通信装置600内の映像通信チャネル検出手段130に送る。該映像通信チャネル検出手段130の識別情報検出手段131は、この動画/音声を解析し、そこに前記識別情報が含まれているかどうかをチェックしつづける。
前記識別情報が検出されていない状態から検出されている状態に遷移したら、映像通信制御手段140および映像処理・通信手段160は、ユーザーが映像通信チャネルを選択したとして映像通信を開始する。前記識別情報が検出されている間は、何らかの理由で映像通信が終了したとしても、再び映像通信を再開し、映像通信を維持し続けるように動作する。前記識別情報が含まれている状態から含まれていない状態に遷移したら、ユーザーが映像通信チャネルから別のチャネルに切り換えたとして映像通信を終了する。
前記識別情報の実現方法は、前記図11で説明した方法と同一である。
また図11における説明と同様に、前記識別情報は、映像通信装置600と映像出力装置700の間という極めて近接した距離でやりとりされるものであり、すぐその場で消費されるので消費サイクルも短い。従って、著作権管理で必要とされる変換耐性向上や改ざん防止、透かし情報秘匿などのセキュリティは不要であり、検出の確実性や埋め込み/検出のリアルタイム性、コンテンツ品質を低下させないことなどが重要である。
また、前記図1〜図12におけるチャネル選択手段110はリモコンを備えているものであってもよい(請求項6)。
図2、図4、図6、図8、図10、図11の場合、映像通信チャネルに対して、リモコンの例えば11チャネルや外部入力などテレビジョン放送では使われていないチャネルが割り当てられる。また前記チャネル選択手段110は、テレビジョン受像機本体のチャネル切り替え機構(切り替えボタン、タッチパネル等)であってもよい。
尚図1〜図12では、それぞれの映像通信システムが同じ種類の映像通信システムと接続するように構成されているが、実際は、例えば図1の映像通信システム100aと図2の映像通信システム100bが接続するような構成もあり得る。これを図示すると組み合わせにより図の数が増えすぎるので、図示は省略する。
次に、本発明の請求項2〜9におけるチャネル選択手段110、映像出力手段120、テレビジョン放送受信再生手段170およびチャネル情報伝達手段180をテレビジョン受像機で構成し、映像通信チャネル検出手段130、映像通信制御手段140、映像入力手段150および映像処理・通信手段160を映像通信端末(装置)で構成した実施形態例を説明する。
本実施形態例におけるテレビジョン受像機を用いた映像通信装置は、テレビジョン受像機のリモコンが、映像通信の相手先の選択手段(チャネル選択手段110)として割り当てられており、前記テレビジョン受像機のリモコン操作を契機として、当該リモコン設置側の発信元の映像通信端末および通信相手の映像通信端末の間の映像通信の接続の確立、かつ/または前記接続確立後の映像通信端末間の動画、音声のデータ通信を行い、通信相手の映像通信端末からのデータを前記発信元の映像通信端末に接続されたテレビジョン受像機に再生させるように動作する。
(リモコン)
請求項2、5〜9に対応した実施例1を図13とともに説明する。図13は全体構成を示し、映像通信端末2000は動画出力部2001と音声出力部2002を有しており、それぞれテレビジョン受像機1000(本発明のテレビジョン放送受信再生手段170および映像出力手段120を備える)の動画入力部1001と音声入力部1002に接続されている(図5、図6、図11、図12の接続ケーブル250に相当する)。
映像通信端末2000はインターネット通信インターフェース手段2007を有し、インターネット接続端子2006を介して公衆インターネット網7000(本発明の通信ネットワーク200)に接続されデータを送受信する。映像通信機能は、中央演算・制御部2008で映像通信制御ソフトウェア2009が実行されることにより実現される。
こちら側(発信元)の動画および音声は、それぞれカメラ2004およびマイク2005(本発明の映像入力手段150)によって捉えられ、中央演算・制御部2008で送信用デジタルデータに加工され、公衆インターネット網7000を介して接続相手先(通信相手)の映像通信端末4000へ送られ、テレビジョン受像機3000にて再生される。
したがって前記インターネット通信インターフェース2007、中央演算・制御部2008および映像通信制御ソフトウェア2009によって本発明の映像通信制御手段140および映像処理・通信手段160の各機能が達成される。
また図13においては、リモコン受光部2003、中央演算・制御部2008および映像通信制御ソフトウェア2009によって、本発明の映像通信チャネル検出手段130の機能が達成される。
尚図13において、請求項7の接続先状態取得手段190の状態情報(図13では映像通信端末4000の状態情報)取得機能は、中央演算・制御部2008および映像通信制御ソフトウェア2009、インターネット通信インターフェース2007によって達成される。
また請求項8の、接続組合せ記憶手段810、状態取得手段820および第2の映像通信制御手段830を備えた映像通信制御サーバー800は公衆インターネット網7000上に設けられるが、図13では図示省略している。
また請求項8の、映像通信制御サーバー800の情報を記憶するサーバー記憶手段141は記憶部2010内に設けられる。
また、請求項9の識別情報埋込み手段161、請求項9の識別情報検出手段131は中央演算・制御部2008上で動作する映像通信制御ソフトウェア2009内に設けられるが、図13では図示省略している。
また、請求項9におけるチャネル情報伝達手段180として構成される表示チャネル伝達用カメラ/マイクは、テレビジョン受像機1000の画面、スピーカーに近接して設けられるが、図13では図示省略している。
ここで、発信元の操作者5000がテレビジョン受像機1000にてテレビ放送を視聴している状況から、接続先の操作者6000へ向けて映像通信を開始するケースを説明する。符号1004はテレビジョン受像機1000の操作リモコン(本発明のチャネル選択手段110)を表す。
発信元の操作者5000は映像通信を開始しようとする場合、当該リモコン1004の外部入力ボタン(本発明の映像通信チャネルに相当するボタン)を押下する。この時、テレビジョン受像機1000の赤外線リモコン受光部1003により前記リモコン信号が受信され、該テレビジョン受像機1000の映像(動画と音声)は外部入力に切り替わると同時に、映像通信端末2000は赤外線リモコン受光部2003で同じリモコン信号、すなわち外部入力切り替え信号を受信する。
中央演算・制御部2008上で動作する映像通信制御ソフトウェア2009は、前記受信された信号の内容(リモコンの操作内容)を理解し、中央演算・制御部2008を介して映像通信の制御を行う。
本実施例では、映像通信端末2000は前記外部入力切り替え信号を受信した時、あらかじめ登録された接続先(本実施例では映像通信端末4000)へ映像通信接続するよう設定されているものとする。したがって、操作者5000が前記外部入力ボタンを押下した時、ただちに映像通信端末4000との接続が試行され成功すると、テレビジョン受像機1000に接続先の動画及び音声が再生され、接続先にはカメラ2004およびマイク2005による動画と音声が送られ、接続先にいる人との会話、あるいは接続先の状況のモニタなどを行うことが可能となる。
映像通信の切断はテレビジョン受像機が他のチャネルに切り替えられた時に実行するように設定、すなわち、接続時と同様に、他のチャネルに相当する赤外線リモコン信号を受信した時に実行するように設定しておけばよい。テレビジョン受像機の外部入力が複数系統ある場合、例えば、1番目の外部入力に映像通信端末を接続しておき、1回目の押下で接続、2回目の押下または他チャネル選択で切断とすればよい。
図14は以上説明した動作を示すフロー図である。同図中、接続確立フェーズにおいて、実際に交信されるメッセージは用いる通信プロトコルに依存するものであり、図示した矢印は必ずしも実際のメッセージと1対1には対応しない。例えば、TCP(Transmission Contorol Protovol)の場合であれば、3−wayハンドシェイクと呼ばれるシーケンスが用いられる。また、同図中には、カメラ2004およびマイク2005は図示していない。
図14は通信セッションが未確立である場合のフローであり、発信元のテレビジョン受像機1000が、放送波で搬送されたテレビ番組を再生しているときに、発信元の操作者5000が操作リモコン1004の外部入力ボタンを押下すると、テレビジョン受像機1000の動画と音声は外部入力に切り替わる。
また映像通信端末2000は映像通信端末4000との接続を開始する。すると図示矢印のように接続要求と接続許可が送信されて接続が確立し、その後は動画・音声データの通信が双方向的に繰り返される。
次に発信元の操作者5000が操作リモコン1004の外部入力以外のチャネルボタンを押下すると、テレビジョン受像機1000の映像と音声が該当チャネルに切り替わり、接続先の映像通信端末4000との切断を開始する。すると図示矢印のように切断要求と切断許可が送信され、切断が完了する。
また、図15は予め通信セッションが確立されている場合のフローを示し、双方の映像通信端末2000、4000は、予め、電源投入を契機として接続が確立されているが、動画および音声データは未だ送信されない。テレビジョン受像機1000の操作リモコン1004によって外部入力へ切り替えられた時に、はじめて動画および音声データの接続先への送信を開始する。この手順は接続先においても同様である。すなわち、発信元で外部入力へ切り替えても、接続先でも同様に外部入力への切り替えを行っていないと、接続先からの動画および音声データは受信することは出来ない。
動画・音声データの通信は双方向的に繰り返され、次に発信元又は接続先の操作者が操作リモコンの外部入力以外のチャネルボタンを押下すると、発信元ではテレビジョン受像機1000の映像と音声が該当チャネルに切り替わり、映像通信端末4000とのデータ送信を終了し、接続先では映像通信端末2000とのデータ送信を終了する。
次に映像通信端末2000の電源が切断された場合は、映像通信端末2000との接続が切断される。
本実施例では、テレビジョン受像機1000と映像通信端末2000を、ひとつの赤外線リモコン1004で操作出来ることが求められるため、両者の赤外線リモコン受光部1003および2003は、赤外線リモコン1004から発信される赤外線信号が届く範囲内に置かれていることが必要である。
映像入、出力部1001,2001および音声入、出力部1002,2002は、実際の端子を表したものではなく、その機能を概念的に表している。これらとしては様々な規格が存在し、デジタルまたはアナログ形式のデータを交換するものである。
テレビジョン受像機は通常赤外線リモコンを備えていることから、本実施例においてテレビジョン受像機1000,3000に求められる機能は外部入力を有していることのみである。従って、ユーザーは、本発明のテレビ受像機を用いた映像通信装置を実現するために高価なテレビジョン受像機を買い換えることは不要であり、映像通信端末のみを新規に購入すれば良く、手軽に、かつ低コストでサービスを受けることが出来る。
以上のように、本実施例によると、従来の映像通信のような接続のための煩雑な手順を踏むことなく、あたかもテレビチャネルを切り替えるように映像通信の動画および音声を得ることが出来る。本実施例では接続先があらかじめ設定された1地点に固定される点が制約事項であるが、映像通信を良く使うユーザーは、家族・親族間である場合が多く、したがって通常接続先を頻繁に変更するような使用パターンは少ないため、大きな制約事項ではないと言える。
(HDMI連携)
請求項5、9の他の実施形態である実施例2を図16とともに説明する。図16は全体構成を示し、図13と同一部分は同一符号をもって示している。実施例1と異なる点は、テレビジョン受像機1100と映像通信端末2100の間で、動画および音声データだけでなく、制御コマンド等のデジタル制御信号を、信号線8000(図6、図11の接続ケーブル250に相当する)を通して、端子1101と2101間で、双方向にやりとりできる点であり、その他は図13と同様に構成されている。
信号線8000の規格としては、例えば、HDMI(High Definition Multimedia Interface)と呼ばれる規格を用いることが可能である。
尚、図16において、本発明のチャネル情報伝達手段180の機能はHDMIの信号線8000により達成され、また請求項9の識別情報埋込み手段161、請求項9の識別情報検出手段131は、中央演算・制御部2106上で動作する映像通信制御ソフトウェア2107内に設けられるが、図16では図示省略している。
上記構成により、操作者5000は、操作リモコン1103によってテレビジョン受像機1100のみを操作すれば、信号線8000を通して、映像通信端末2100も連携して動作させることが可能である。したがって図16では、図13で用いていた赤外線リモコン受光部2003は除去している。すなわち、操作者5000が操作リモコン1103(チャネル選択手段)の映像通信チャネルに相当するボタンを押下すると、その信号はテレビジョン受像機1100の赤外線リモコン受光部1102で受光され、その情報が信号線8000を介して、中央演算・制御部2106と映像通信制御ソフトウェア2107の組み合わせで実現されている映像通信チャネル検出手段130によって検出されることにより、映像通信端末2100が相手先の映像通信端末4100との接続を確立して、テレビジョン受像機1100では、受信した映像通信の動画および音声データが再生される。実施例1と同様に、本実施例においても、接続確立のタイミングは、前記図14のように操作者の操作を契機とする場合と、図15のように映像通信端末の電源が入ると自動的に接続確立を試行する場合の2つがある。
尚図16において、2010は記憶部、2102はインターネット接続端子、2103はカメラ、2104はマイク、2105はインターネット通信インターフェース、2106は中央演算・制御部、2107は映像通信制御ソフトウェア、3100は接続先のテレビジョン受像機を示しており、これらは図13と同様のものである。
実施例1では、1つの赤外線リモコンで2つの機器を操作することが必要なため、もし、どちらか一方の機器が受信に失敗すると、両者の連携がとれず、全体として所望の動作が実現できない可能性がある。しかし本実施例によると、そのようなことは起きえないため、より安定した動作が可能である。また、HDMIを備えた最近のデジタル家電では様々な機能をユーザーが登録することが可能であり、複雑な連携制御も可能であることから、例えば、接続要求があった時に、現在視聴中の画面にテロップを入れたりすることも実現できる可能性がある。
(TVチューナ付映像通信端末)
請求項3に対応した実施例3を図17とともに説明する。図17は全体構成を示し、図13と同一部分は同一符号をもって示している。本実施例では、テレビ放送波を受信し、テレビジョン受像機1200(図4の映像出力装置500に相当)で視聴出来るように、テレビジョン放送波を受けて動画および音声信号を再生する、いわゆるテレビチューナ機能を映像通信端末2200(図4の映像通信装置400に相当)が備えている点が実施例2および3と異なる点である。
テレビジョン受像機1200は、単なるモニタとして使用されるのみであり、チューナ機能等は使用されないため、チューナ機能を持っていなくてもよい。すなわち、操作者5000が操作するのは映像通信端末2200だけである。1201、2201は、それぞれ、テレビジョン受像機1200の動画入力端子、映像通信端末2200の動画出力端子、1202、2202は、それぞれ、テレビジョン受像機1200の音声入力端子、映像通信端末2200の音声出力端子であり、これらは実施例1と同等のものでよく、実施例2のように制御コマンドの送受信が出来る必要はない。
図17において2211はアンテナ、2210はテレビジョン放送チューナ(本発明のテレビジョン放送受信再生手段170)である。中央演算・制御部2208は、映像通信制御ソフトウェア2209による映像通信を実現する処理およびテレビジョン放送チューナ2210によるテレビジョン放送を視聴する処理を行う処理手段として機能し、その他の機能は図13と同様である。
また、2203は映像通信端末2200の赤外線リモコン受光部、2204はカメラ、2205はマイク、2206はインターネット接続端子、2207はインターネット通信インターフェース、2212は映像通信端末2200の赤外線リモコン、3200は接続先のテレビジョン受像機、4200は接続先の映像通信端末であり、これらは図13と同様のものである。
尚、本実施例では、前記リモコン2212は、チャンネル選択ボタンの他に映像通信を選択するためのボタンを設定しておくものとする。
本実施例においても、映像通信の接続確立のタイミングは図14と図15の2つの場合がある。
本実施例では、テレビジョン受像機は動画および音声の出力デバイスとしてのみ使用するため、実質的に全ての機能が映像通信端末に集約されていると言ってもよい。従って、テレビジョン放送視聴および映像通信の2つの機能は実施例1〜3の中では最も密接に連携させることが可能である。
(IPTVによる実現形態の実施例)
IPTVサービスを利用した実施例4を図18とともに説明する。図18において図13と同一部分は同一符号をもって示している。
インターネットプロトコルを用いて、テレビ番組を提供するサービスにおいて、テレビ番組提供者は特定のフォーマットのデータを特定のユーザーが再生できる形で提供することにより、映像サービスを提供している、いわゆるIPTVと呼ばれるサービスがある。このIPTVサービスを提供するIPTVのサービスプロバイダは、図18に示すように、公衆インターネット網7000上の通常のIPTVシステム9000を利用して、個別のユーザーA,B,Cから動画および音声データの提供をうけ、それを特定のユーザーに向けてリアルタイムまたは再生配信する。
図18において、1000a〜1000cはユーザーA〜C側のテレビジョン受像機、2000a〜2000cはユーザーA〜C側の映像通信端末、5000a〜5000cはユーザーA〜C側の操作者を各々示している。
映像通信端末2000a〜2000cにおいて、図13の映像通信端末2000と異なる点は、前記映像通信制御ソフトウェア2009の代わりに、該ソフトウェア2009の機能に加え、さらにIPTVサービスに対応した機能を備えたIPTV・映像通信制御ソフトウェア2309を具備したことにあり、その他の部分は図13の映像通信端末2000と同一に構成されている。
また、40、50、60は、IPTVシステム9000のアプリケーション制御手段、サービス制御手段、通信制御手段を各々示している。
図18において、ユーザーA〜C間の映像通信の接続確立は、IPTVシステム9000の通信制御手段60を介して例えば図13〜図17で述べた方法により行われ、動画、音声データの送受信は、アプリケーション制御手段40を介して例えば図13〜図17で述べた方法により行われる。
これらの動画および音声データについては通常のIPTVサービスシステムで利用されているデータ通信におけるセキュリティや著作権管理を受けることが可能である。また、IPTVサービスはマルチキャスト配信であるからこれを利用し、複数のユーザーに映像を送ることができる。以上の映像配信を特定ユーザー間で相互に実現することにより、通常のテレビ番組閲覧時の操作と同等の操作性で映像通信を実現することができる。
尚、図18では、映像通信端末が3台(ユーザーA〜C)接続される構成を示したが、これに限らず4台以上接続される構成でも良い。
(映像通信方法をサポートする機器による実現形態の実施例)
請求項10の映像通信方法を利用した実施例5を図19とともに説明する。
家庭内のオーディオビジュアル機器の多くはテレビ受像機に音声および映像送出可能な端子を有する。本実施例においては、テレビ受像機がヒューマンインターフェースを提供し、テレビ受像機に音声および映像送出可能なオーディオビジュアル機器が双方向の動画および音声通信のセッション制御と動画および音声の送受信を担わせることにより、テレビ受像機がヒューマンインターフェースを通常のテレビ番組を視聴するのと同様に受像することが可能となる。また、それらの機器に請求項10の映像通信方法をサポートする機器をソフトウェアおよび/またはハードウェアを用いて持たせることで、それぞれのユーザーがそれぞれ好みの機種や機器構成で構成したオーディオビジュアルシステムであっても映像通信システムを実現することが可能となる。
例えば図19に示すように、ユーザー1とユーザー2間で、ユーザー1側では上記映像通信方法による通信機能を有するゲーム機70をテレビジョン受像機72に接続し、ユーザー2側では上記映像通信方法による通信機能を有するハードディスクレコーダ80をテレビジョン受像機82に接続し、それぞれをインターネット回線90に接続すれば、リモコン73、83の操作により、簡易なユーザーインターフェースで制御可能な映像通信システムが実現できる。そして、通信開始および終了のリモコン信号をテレビ受像機のチャンネル切り替え信号と同一とすれば、テレビジョン受像機72、82に機器(ゲーム機70、ハードディスクレコーダ80)を隣接させることによりチャンネル切り替え操作のみで、開始終了操作が可能な映像通信システムが実現される。尚、71、81は、ゲーム機70、ハードディスクレコーダ80に各々接続されるマイク付きカメラ(映像入力手段150)である。
(非対称な接続)
非対称な接続を実現する実施例を説明する。まず映像通信における、考えられる具体的なシチュエーションを例示する。
祖父母の家庭と、その子夫婦(以下、夫あるいは妻と表記することもある)・孫の家庭の間の通信を例にとる。この場合、映像通信に最も強く拒否反応を示すのは祖父母と血縁の無い孫の親(夫方の祖父母に対する妻、妻方の祖父母に対する夫)と考えられる。特に、部屋の様子を見られることに拒絶感があることが多い。一方で、祖父母の側の拒絶感は妻あるいは夫ほどには大きくなく、むしろ孫の姿が見られるという喜びのほうが大きいと考えられる。
この場合、子夫婦・孫側が祖父母側から映像通信接続を要求される仕組みをなるべく排除することが重要になる。しかし、子夫婦・孫から祖父母側への映像通信要求を排除する必要は必ずしも無く、むしろできるだけ簡単に接続できるほうが良い。
本実施例は、こうした要求条件に応えるために、本発明の映像通信に携る両端末間の接続・データ伝送を非対称とする例を示すものである。
すなわち、
(1)映像通信の接続要求は、子夫婦・孫側の映像通信端末からのみ可能とし、祖父母側の映像通信端末は子夫婦・孫側からの接続要求があったときにのみ映像通信が可能な応答専用(発信不可)の設定を可能にする。
(2)さらに、祖父母側の映像通信端末は接続待機状態に設定を可能にする。接続待機状態では、子夫婦・孫側の映像通信端末からの接続要求を受け取ると、受話操作なく自動的に映像通信を開始する。すなわち、子夫婦・孫側が映像通信チャネルを選択すると、自動的に子夫婦・孫側の映像出力装置に祖父母側の映像が出力される。
(3)さらに、祖父母側の映像通信端末が接続待機状態であることを、子夫婦・孫側の映像通信端末が接続先状態取得手段(190)を介して検知し、これを例えば子夫婦・孫側の家庭に設置したランプの点灯などで知らせる手段を備えることで、祖父母側が接続を「待っている」ことをやんわりと子夫婦・孫側に伝えることを可能にする。
すなわち、例えば図13の映像通信端末2000、4000にボタン及びランプを設けておき、祖父母側の映像通信端末のボタンによって該映像通信端末が接続待機状態になると、その状態の情報が、子夫婦・孫側の映像通信端末の接続先状態取得機能によって取得され、子夫婦・孫側映像通信端末に付属したランプが点灯するように構成する。
(4)祖父母側で子夫婦・孫側との映像通信チャネルを選択すると、子夫婦・孫側で予め設定した、過去の録画映像が見られるようにしておくことを可能にする。前記(2)、(3)において、ボタンの代わりに、祖父母がそのチャネルを視聴していることを以って、祖父母側を接続待機状態に設定することを可能にし、接続を「待っている」ことを伝達するように構成しても良い。
尚、本発明の映像通信方法は、前記図1〜図19の装置、システムで述べた動作を実行するものである。
前記図13、図16、図17、図18においては、映像通信制御ソフトウェア2009、2107、2209、IPTV・映像通信制御ソフトウェア2309を用いた構成となっているが、一般的にソフトウェアはハードウェアでも実現可能であり、特に本発明のソフトウェアはハードウェアでも実現可能であるため、実際はこれらの構成要素(2009、2107、2209、2309)の一部または全部が、ハードウェアとして実現されることもあり得る。
また、図13、図16、図17、図18において、カメラ2004、2103、2204およびマイク2005、2104、2205(映像入力手段150)を映像通信端末2000、2000a〜2000c、2100、2200から各々分離して構成してもよい。
また前記接続先状態取得手段190は、部屋の明るさ、話し声の大きさ、人間の在・不在、テレビの電源のON/OFF状態、テレビから出力される音声の大きさ、あるいは接続先が接続元との映像通信チャネルを選択しているか否か等の状態を検知した信号を取得るように構成してもよい。
また、発信元の映像通信システムから映像通信の開始要求があったとき、接続先の映像通信システムを強制的に映像通信チャネルに切り替える手段を設けてもよい。
また前記映像通信の開始要求は、インターホンによる単なる呼び出し音により提示してもよい。
100、300、400、600…映像通信装置
100a〜100n…映像通信システム
110…チャネル選択手段
120…映像出力手段
130…映像通信チャネル検出手段
131…識別情報検出手段
140、830…映像通信制御手段
141…サーバー記憶手段
150…映像入力手段
160…映像処理・通信手段
161…識別情報埋め込み手段
170…テレビジョン放送受信再生手段
180…チャネル情報伝達手段
190…接続先状態取得手段
200…通信ネットワーク
250…接続ケーブル
500、700…映像出力装置
800…映像通信制御サーバー
810…接続組み合わせ記憶手段
820…状態取得手段
1000,1000a〜1000c、1100,1200,3000,3100,3200…テレビジョン受像機
1001,1201…テレビジョン受像機の動画入力部
1002,1202…テレビジョン受像機の音声入力部
1003,1102…テレビジョン受像機の赤外線リモコン受光部
1004,1103…テレビジョン受像機の赤外線リモコン
1101…テレビジョン受像機1100の動画入力、音声入力、及び制御信号入出力端子
2000,2000a〜2000c,2100,2200…映像通信端末
2001,2201…映像通信端末の映像出力部
2002,2202…映像通信端末の音声出力部
2003,2203…映像通信端末の赤外線リモコン受光部
2004,2103,2204…映像通信端末のカメラ
2005,2104,2205…映像通信端末のマイク
2006,2102,2206…映像通信端末のインターネット接続端子
2007,2105,2207…映像通信端末のインターネット通信インターフェース
2008,2106,2208…映像通信端末の中央演算・制御部
2009,2107,2209…映像通信端末の映像通信制御ソフトウェア
2101…映像通信端末2100の動画出力、音声出力、及び制御信号入出力端子
2212…映像通信端末の赤外線リモコン
2309…映像通信端末のIPTV・映像通信制御ソフトウェア
3000,3100,3200…接続先のテレビジョン受像機
4000,4100,4200…接続先の映像通信端末
5000…発信元の操作者
6000…接続先の操作者
7000…公衆インターネット網
8000…テレビジョン受像機1100の端子1101とテレビ電話端末2100の端子2101を結ぶ信号線
9000…IPTVシステム

Claims (2)

  1. 複数の映像通信システムを通信ネットワークを介して接続したシステムであって、
    前記各映像通信システムは、
    複数の映像通信システム間で映像通信を行なうための一つないし複数の映像通信チャネルおよび前記テレビジョン放送のチャネルを含む複数のチャネルから、いずれかを選択するチャネル選択手段と、
    前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの映像を出力する映像出力手段と、
    前記映像出力手段から出力されている映像が映像通信チャネルのものであるか、複数の映像通信チャネルがある場合はいずれの映像通信チャネルのものであるかを検出する映像通信チャネル検出手段と、
    前記映像通信チャネル検出手段による前記映像通信チャネルの検出結果に応じて、該映像通信チャネルに対応付けられ、通信ネットワークを介して接続された接続先の映像通信システムとの間の映像通信を制御する第1の映像通信制御手段と、
    映像発信元の映像情報を入力する映像入力手段と、
    前記第1の映像通信制御手段により制御され、前記映像入力手段に入力された映像の処理および前記接続先の映像通信システムとの間の映像通信を行なう映像処理・通信手段とを備え、
    前記映像通信チャネル検出手段、第1の映像通信制御手段、映像入力手段および映像処理・通信手段は映像通信装置内に設けられ、
    前記チャネル選択手段および映像出力手段は、前記映像通信装置に接続された映像出力装置内に設けられ、
    前記映像出力装置には、前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの情報を前記映像通信装置内の映像通信チャネル検出手段に伝達するチャネル情報伝達手段が設けられ、
    前記映像処理・通信手段は、前記映像入力手段から入力される映像に映像通信チャネルを識別するための識別情報を埋め込む識別情報埋込み手段を有し、該埋め込まれた映像を映像通信チャネルの映像として前記映像出力手段に送信し、
    前記映像通信チャネル検出手段は、前記チャネル情報伝達手段から伝達される情報内の前記識別情報を検出する識別情報検出手段を有し、該識別情報検出手段により検出された識別情報に基づいて、前記識別情報が検出されていない状態から検出されている状態に遷移したら、前記第1の映像通信制御手段および映像処理・通信手段は映像通信を開始し、前記識別情報が検出されている間は、何らかの理由で映像通信が終了したとしても、再び映像通信を再開し、映像通信を維持し続けるように動作し、前記識別情報が含まれている状態から含まれていない状態に遷移したら、映像通信を終了することを特徴とする映像通信システム。
  2. 複数の映像通信システムを通信ネットワークを介して接続したシステムであって、
    前記各映像通信システムは、
    テレビジョン放送波を受信し信号再生を行なうテレビジョン放送受信再生手段と、
    複数の映像通信システム間で映像通信を行なうための一つないし複数の映像通信チャネルおよび前記テレビジョン放送のチャネルを含む複数のチャネルから、いずれかを選択するチャネル選択手段と、
    前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの映像を出力する映像出力手段と、
    前記映像出力手段から出力されている映像が映像通信チャネルのものであるか、複数の映像通信チャネルがある場合はいずれの映像通信チャネルのものであるかを検出する映像通信チャネル検出手段と、
    前記映像通信チャネル検出手段による前記映像通信チャネルの検出結果に応じて、該映像通信チャネルに対応付けられ、通信ネットワークを介して接続された接続先の映像通信システムとの間の映像通信を制御する第1の映像通信制御手段と、
    映像発信元の映像情報を入力する映像入力手段と、
    前記第1の映像通信制御手段により制御され、前記映像入力手段に入力された映像の処理および前記接続先の映像通信システムとの間の映像通信を行なう映像処理・通信手段とを備え、
    前記映像通信チャネル検出手段、第1の映像通信制御手段、映像入力手段および映像処理・通信手段は映像通信装置内に設けられ、
    前記テレビジョン放送受信再生手段、チャネル選択手段および映像出力手段は、前記映像通信装置に接続された映像出力装置内に設けられ、
    前記映像出力装置には、前記チャネル選択手段により選択されたチャネルの情報を前記映像通信装置内の映像通信チャネル検出手段に伝達するチャネル情報伝達手段が設けられ、
    前記映像処理・通信手段は、前記映像入力手段から入力される映像に映像通信チャネルを識別するための識別情報を埋め込む識別情報埋込み手段を有し、該埋め込まれた映像を映像通信チャネルの映像として前記映像出力手段に送信し、
    前記映像通信チャネル検出手段は、前記チャネル情報伝達手段から伝達される情報内の前記識別情報を検出する識別情報検出手段を有し、該識別情報検出手段により検出された識別情報に基づいて、前記識別情報が検出されていない状態から検出されている状態に遷移したら、前記第1の映像通信制御手段および映像処理・通信手段は映像通信を開始し、前記識別情報が検出されている間は、何らかの理由で映像通信が終了したとしても、再び映像通信を再開し、映像通信を維持し続けるように動作し、前記識別情報が含まれている状態から含まれていない状態に遷移したら、映像通信を終了することを特徴とする映像通信システム。
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