JP5375999B2 - Electric air pot - Google Patents
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Description
本発明は、電動式エアーポットに関するものである。 The present invention relates to an electric air pot.
電動式エアーポットとして、蓋体に内蔵した電動モータにより駆動されるエアーポンプによって空気を液体容器内に送入して、液体容器内の内容液を注出でき、蓋体に液体容器内と大気とを連通する蒸気抜き用の連通路(以下「蒸気路」という)を設け、この蒸気路に開閉弁を設けると共に、この開閉弁を電動モータのスイッチと連動するように設けたものが知られている(例えば特許文献1)。 As an electric air pot, air can be fed into the liquid container by an air pump driven by an electric motor built in the lid, and the liquid in the liquid container can be poured out. There is known a steam venting communication path (hereinafter referred to as “steam path”) that communicates with the motor, and an on-off valve is provided in the steam path, and the on-off valve is provided in conjunction with an electric motor switch. (For example, Patent Document 1).
この種のものとして、より具体的には、電動式のエアーポンプによって空気を容器本体内に送入して、容器内の内容液を注出し、前記容器内と大気とを連通する蒸気路を設け、この蒸気路に開閉弁を設けると共に、この開閉弁を前記エアーポンプのスイッチの操作体と連動するように設けた電動加圧注出式液体容器において、前記容器本体の口部を開閉する蓋体には前記エアーポンプからの空気の蓋体空気送入路と前記容器内からの排気用の蓋体蒸気路を設け、前記容器本体の口部に着脱可能な中栓を設け、該中栓には前記エアーポンプからの空気の中栓空気送入路と容器内からの排気用の中栓排気路を設け、前記蓋体と前記中栓の間にパッキンを設けて、前記蓋体空気送入路と蓋体蒸気路と、前記中栓空気送入路と中栓蒸気路とを連通させたことを特徴とする電動加圧注出式液体容器が知られている(特許文献2)。 More specifically, as this type, air is fed into the container body by an electric air pump, the content liquid in the container is poured out, and a steam path that connects the inside of the container and the atmosphere is provided. A lid for opening and closing the mouth of the container main body in an electric pressurization liquid container provided with an opening / closing valve in the vapor path and interlocking with the air pump switch operating body. The body is provided with a lid air inlet passage for air from the air pump and a lid steam passage for exhausting from the inside of the container, and a detachable inner plug is provided at the mouth of the container body. Is provided with an air inlet passage for air from the air pump and an outlet air passage for exhausting from the inside of the container, and a packing is provided between the lid body and the inner stopper to supply the lid body air. The inlet passage, the lid steam passage, the inner plug air inlet passage and the inner stopper steam passage are communicated with each other. Electric pressure injection Deshiki liquid container, wherein it is known that (Patent Document 2).
しかしながら、従来の蓋体内に蒸気路を設けた電動式エアーポットは、これを倒した際、内容液が蓋体内に入り、蓋体内部が汚れるおそれがあった。 However, in the conventional electric air pot in which the steam passage is provided in the lid body, there is a possibility that the content liquid enters the lid body and the inside of the lid body becomes dirty when it is tilted.
従って、本発明の目的は、電動式エアーポットを倒した場合であっても、内容液が蓋体内に入らず、蓋体内部が汚れることがない電動式エアーポットを見出すことにある。 Accordingly, an object of the present invention is to find an electric air pot in which the content liquid does not enter the lid body and the inside of the lid body is not contaminated even when the electric air pot is tilted down.
本発明の請求項1に係る発明は、電動式のエアーポンプによって空気を容器本体内に送入して、容器内の内容液を注出する電動式エアーポットにおいて、前記容器本体の口部に着脱可能な中栓を設け、該中栓には前記エアーポンプからの空気の中栓空気送入路と容器内からの排気用の中栓蒸気路を備え、前記容器本体の口部を開閉する蓋体には前記エアーポンプからの空気の蓋体空気送入路)と前記容器内からの排気用の蓋体蒸気路を設け、該蓋体蒸気路内に、注出時に容器内圧力を調整する弁とこの弁に当接する弁座が一体となっているユニットを備え、注出操作により、該ユニットが移動して、蓋体蒸気路と中栓蒸気路がパッキンを介して連通すると同時に電動式エアーポンプのスイッチのスイッチ操作部材が作動することを特徴とする電動式エアーポットである。
The invention according to
請求項2の発明は、前記弁座と前記パッキンが一体となっていることを特徴とする請求項1記載の電動式エアーポットである。
The invention according to
請求項3の発明は、前記パッキンが中栓に設けられていることを特徴とする請求項1記載の電動式エアーポットである。 A third aspect of the present invention is the electric air pot according to the first aspect, wherein the packing is provided in an inner plug.
請求項1の発明によれば、注出操作により、該ユニットが移動して、蓋体の蒸気路と中栓蒸気路がパッキンを介して連通するが、抽出時以外の時は、蓋体の蒸気路と中栓蒸気路が連通していないため、ポットを倒した際に、内容液が蓋内に入り難くなる。従って、蓋内部が内容液によって汚れ難くなる。 According to the first aspect of the present invention, the unit is moved by the pouring operation, and the vapor path of the lid and the inner plug vapor path communicate with each other through the packing. Since the steam path and the inner plug steam path are not in communication, it is difficult for the liquid content to enter the lid when the pot is brought down. Therefore, the inside of the lid is hardly soiled by the content liquid.
請求項2の発明によれば、前記弁座と前記パッキンが一体となっていることで、製造コストを削減することができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、前記パッキンが中栓に設けられていても、請求項1の発明と同様な作用、効果が得られる。
According to the invention of
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。 Preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The embodiments described below do not limit the contents of the present invention described in the claims. In addition, all of the configurations described below are not necessarily essential requirements of the present invention.
図1〜図5は実施例1を示しており、電動式エアーポット1は、水等液体を収容する有底な内筒2及びこの内筒2の外側に有底な外筒4とを備えた容器本体5と、外筒4の外周上端側と容器本体5の口部3の間を覆うように結合した略水平で略円板状の肩部材6と、肩部材6の上面に電動式ダイヤフラム(図示せず)を備えたエアーポンプである電動式のポンプ8を内蔵し開閉自在に装着する中空な蓋体9と、内筒2内の液体を排出させるための揚水パイプ10を設けると共に上部に揚水パイプ10に連通する注水パイプ11を備え、肩部材の口部6Aに着脱自在に密閉する中栓12と、肩部材6に両端を回動自在に連結したU字形状の取っ手13から構成されている。
1 to 5 show a first embodiment, and an
容器本体5はステンレス鋼等金属性材料による内筒2と外筒4間を真空部14とした真空二重構造であり、外筒4の下面に合成樹脂製の底部材4Aが嵌着している。また、肩部材6には受け皿部15がほぼ水平に設けられ、その前部に設けた嘴部16は先端に注水パイプ11を挿通する口孔17を設けている。
The
また、受け皿部15の嘴部16側には蓋体9の表面にあらわれたレバー状のロック操作部20に連動するロック爪21が係止するロック爪用係止片22を設けている。ロック操作部20はその前後方向の中間部を支点たるヒンジ軸20Aとし、前側を力点としての摘み部20B、後側を作用点たる作用部20Cとしたもので、その蓋体9への取り付けにあっては、摘み部20Bの下方は裏当て部9Eたる裏当て板が設けられることで落ち込まないようになっており、一方作用部20C側は落とし込みできるようになっており、このロック操作部20は、摘み部20Bの回動が斜め上向きになると停止されるように設けられている。そしてロック操作部20は、常時は摘み部20Bが裏当て部9Eに係止している。これはロック操作部20により連動してロック爪用係止片22に係止可能なロック爪21を常時後方へ付勢するバネ21Aによっ
て、摘み部20Bが伏す方向に付勢されているためである。
Further, a locking
そして、上端がバネ21Aで後方へ付勢されたロック爪21は、蓋下板9Bに形成された貫通孔からなる貫通部9Cに上下方向に貫通して、その下端をロック爪用係止片22に係止できるように前後方向に移動できるようになっている。さらに、ロック爪21に一体的に、常時貫通部9Cの上部開口を閉塞する板状覆いからなるカバー部21Bを設ける。このカバー部21Bの長さは少なくとも貫通部9Cの前後長さにストローク長さを加えた長さと同じか、大きく形成され、また、カバー部21Bの幅は貫通部9Cの幅と同じか、大きく形成されている。このため、ロック爪21が貫通部9Cの前部或いは後部のいずれにあってもカバー部21Bは貫通部9Cの隙間上を摺動して該貫通部9Cの隙間を常時閉塞できるようになっている。
The
ポンプ8を内蔵した蓋体9は、着脱可能なヒンジ部材23にて揺動自在に枢支され、ロック爪21にて肩部材6に開閉自在に固定可能に設けられている。
The
そして、蓋体9のほぼ中央にボタン状の注出操作体25が上下動可能に設けられており、この注出操作体25の操作面25Aは蓋上面9Aにあらわれるようになっている。注出操作体25の下方には弁体42が蓋下板9Bとの間に設けられており、この蓋下板9Bは蓋体9の下面開口部を全面的に閉塞するように設けられている。蒸気孔27は、口部3にほぼ対向するように設けられている。
A button-like
また蓋体9内部にポンプ8が装着されると共に、蓋体9内部の後側に電池30を収納する電池収納部30Aが配置されている。そして、注出操作体25の周辺の下方にポンプ8のスイッチ操作部材31Aが設けられており、注出操作体25を押圧すると、この注出操作体25に連動してスイッチ操作部材31Aを作動できるようになっている(図2)。ポンプ8、電池30、スイッチ31は直列に接続されている。
A
そして、パッキン32,33を備えた蓋体9の蓋下板9Bに蒸気孔27に隣接して空気出口である蓋体空気送入路である排気孔34が設けられ、この排気孔34には、ポンプ8の排気側を、パイプ34Aを介して接続している。排気孔34は口部3に対向するようにヒンジ部材23側に設けられている。
An
前記中栓12は、その前側に注水パイプ11が設けられ、ほぼ中央に内筒2内の蒸気の中栓蒸気路35を設け、後側に空気出口である中栓空気送入路36を設けている。中栓蒸気路35は中栓12の上面と下面とをほぼ一直線状に貫通する貫通孔によって形成されるものであり、その途中に転倒の際に流水を防ぐ逆止弁からなる転倒流水防止弁37を設けており、中栓12の上面における中栓蒸気路35は蒸気孔27に対向している。また、中栓空気送入路36は中栓を貫通しており、その上端は排気孔34に対向している。
The
さらに蒸気孔27の周囲に、該蒸気孔27を囲むように平面が円環状の前記排気漏洩防止用パッキン32が設けられており、抽出時に排気漏洩防止用パッキン32の下端は中栓12の上面に密着して中栓蒸気路35の上端開口の周囲を塞ぐことで蒸気孔27と中栓蒸気路35とを気密に接続できるようにしている(図2)。また、蓋下面における排気孔34の周囲に、該排気孔34を囲むように平面が円環状の前記空気漏洩防止用パッキン33が設けられており、蓋閉時に空気漏洩防止用パッキン33の下端は中栓12の上面に密着して中栓空気送入路36の上端開口の周囲を塞ぐことで、排気孔34と中栓空気送入路36とを気密に接続できるようにしている。
Further, around the
また、前記蒸気孔27の真上には、弁体42の弁箱等とも称する有底円筒状の弁ケース38が設けられる。この弁ケース38の下面に蒸気路39が上下方向に設けられていると共に、この蒸気路39の上端開口縁に弁座40が平面円環状に設けられている。この弁座40は、気密性を向上するためにゴム、エラストマー、弾性合成樹脂などの弾性部材40Aによって形成されている。そして弁座40の上方に、該弁座40を開閉可能な弁体42を設ける。この弁体42は金属製の重錘体であって、蒸気路39よりも径大な球体である。弁体42とこの弁に当接する弁座40は一体となってユニットを形成している。該ユニットは、注出操作体25を押していない常時にあっては、蓋体9の蒸気路39と中栓蒸気路35が離れており、この状態でポットを倒しても、内容液が弁ケース38内に入り難くなる。さらに、注出操作体25と、その下方にある弁ケース38との間に中継部材48が設けられ、その外周にはバネ49の弾性を係止するための部材24を設け、通常時では弾性体であるバネ49により、注出操作体25及び該ユニットは上方に押し上げられる。また、蓋下板9Bには、パッキン53が取り付けられており、中継部材48とパッキン53が接しているため、ポットを倒しても、内容液が蓋内に入らない。従って、蓋内部が内容液によって汚れ難くなる(図1)。
Also, a bottomed
一方、注出操作、すなわち注出操作体25を押すと、該ユニットが下方に移動して、蓋体9の蒸気路39と中栓蒸気路35がパッキン32を介して連通すると同時に電動式エアーポンプ8のスイッチ31のスイッチ操作部材31Aが作動する(図2)。また、該ユニットは弁ケース38内に収納され、注出操作体25と連動して上下動できるようになっている。注出操作が終了すると、バネ49により、注出操作体25及び該ユニットは上方に押し上げられる。
On the other hand, when the pouring operation, that is, when the pouring
また、中継部材48は弁ケース38の外周部を外嵌し、弁ケース38を直接押圧できるようになっている。そして、注出操作体25の下に、バネ49、実施例では上下方向に伸縮するコイルバネを介在している。したがって、注出操作体25を押圧操作すると、この押圧力が中継部材48を介して弁ケース38に伝達できるようになっている。また、部材24にはスイッチ操作部材31Aを押圧操作するための連動部24Aが設けられている。
Further, the
次に前記構成についてその作用を説明する。開蓋するときは、蓋上面9Aとほぼ同一面にあるロック操作部20の摘み部20Bの反対側の作用部20Cを下方に押圧することで、ヒンジ軸20Aを中心として摘み部20Bを斜め前方に起立させた状態で、摘み部20Bを摘んで後方へ引くようにすると、作用部20Cがバネ21Aに抗してロック爪21を前方へ移動せしめて、ロック爪用係止片22との係止状態を離脱させ、さらに摘み部20Bを上方へ持ち上げることで、蓋体9をヒンジ部材23を介して上方へ向けるように起立させることができる。
Next, the operation of the above configuration will be described. When the lid is opened, the
そして、中栓12を肩部材口部6Aから抜き取った後に、ケトル等を用いて湯水を肩部材口部6Aを介して内筒2に収容する。
And after extracting the
次に揚水パイプ10を内筒2に挿入するように中栓12を肩部材口部6Aに挿入し、閉蓋する。この際、ロック爪21はバネ21Aに従ってロック爪用係止片22に係止することができる。また、閉蓋時においては、通常は、排気漏洩防止用パッキン32の下端は中栓12の上面と離れており、転倒しても、内容液が弁ケース38内に入らず、さらに、弁体42と弁座40からなるユニットがパッキン53に接しているため、転倒しても、内容液が蓋内に入らず、蓋内が汚れない(図1)。
Next, the
次にロック・ロック解除ボタン51を操作してロック解除とした注出操作体25を押圧すると、弁体42と弁座40からなるユニットが降下して、排気漏洩防止用パッキン32の下端は中栓12の上面と密着する(図2)。また注出操作体25の押圧によって連動部24Aを介してスイッチ31が閉成して電動式エアーポンプ8が作動して排気孔34から圧縮空気を密閉状態にある内筒2に排気孔34より、空気漏洩防止用パッキン33、中栓空気送入路36を通して内筒2内に圧送し、内筒2の内圧を上昇させる。この圧送により内筒2の内圧が上昇して収容されている水は揚水パイプ10、注水パイプ11を介して排出される。
Next, when the lock /
そして、この際内筒2内の圧力が比較的高い場合には重錘体からなる弁体42の上部にはスペースがあり、これによって弁体42が微動し、内筒2内の圧力を適正圧力に下げることができる。
At this time, if the pressure in the
以上のように、本実施例によれば、蓋内に蒸気路39を設けたポットであっても、容器を倒した場合、内容液が蓋内に入らない。また、中栓12の中栓蒸気路35に、転倒時には塞ぐ転倒流水防止弁37を設けることにより、転倒時の流水を防止することができる。
As described above, according to this embodiment, even if the pot is provided with the
さらに、蓋体9の上面板9Aに設けたロック操作部20に連動するロック爪21を蓋下板9Bに形成した貫通部9Cより下方に突設すると共に、該ロック爪21を容器本体5側に設けたロック爪用係止片22に係止可能に設け、ロック爪21と一体に貫通部9Cに対して摺動して該貫通部9Cを閉塞するカバー部21Bを設けたことにより、ロック爪用係止片22とロック爪21がロック状態、否ロック状態のいずれの状態であっても、貫通部9Cはカバー部21Bに覆われて閉塞されているので、注出時及び中栓12を付け忘れて蓋体9を閉めたときの蒸気が蓋体9内部に入り込みにくくなり、蓋体9内部の電気部品や金属が錆び難くなり、耐久性を向上することができる。
さらに、本実施例では、蓋下板9B側に設けた蒸気抜き1次側孔39を設けた弁座40上に、上方を連通して開口した弁ケース38を設けると共に、弁座40上に対向して昇降可能な弁体42を設けて開弁、閉弁可能に設け、弁ケース38内に弁体42を昇降自在に設ける。
Further, a
Further, in the present embodiment, a
このような構成によって、ポンプ8によって内筒2内を加圧して内容液を注出する電動式エアーポットにおいて、注出操作体25を操作した際にポンプ8が作動すると共に、圧力調整用の弁体42が弁座40を塞ぐことにより、内筒2の圧力を調整した上で上昇させて内容液を注出することができる。このように、注出ボタンである注出操作体25を押圧した時、金属球からなる弁体42が弁座40の上に載置して塞ぐ、このとき弁体42の周囲にはスペースがあり、内筒2内の圧力が高い場合には微動し、内筒2内の圧力を下げる。また注出操作体25を押圧したとき、ユニットが下がるのとほぼ同時に電動ポンプ8に接続されているスイッチ31を押し、ポンプ8を起動させ、内容液を加圧する。したがって、注出操作体25を押圧すると、注出流量を一定範囲に維持して内容液を注出することができる。
With such a configuration, in the electric air pot in which the inside of the
さらに、重錘体から成る弁体42が塞ぐ弁座40に弾性部材40Aを設ける。このようにすることで、弁座40の弾性部材40Aでは、弁座40が樹脂の場合は、樹脂表面のミクロの凹凸により、弁体42が微動しなくても、内筒2内の圧力が大気圧よりも高ければ空気が僅かに逃げて内筒2内の圧力が低下し、注出量が少なくなる。弁座40を弾性部材40Aとしたことで、弁体42と弾性部材40Aが密着して、ミクロの凹凸の影響が少なくなり、内容液が低温時の注出量の減少を抑えることができる。また、湯の注出時は内筒2の圧力が高いので、弁体42が微動し圧力を下げるので、弾性部材40Aを使用しても、注出量が多くなり過ぎることはない。したがって、弾性部材40Aを使用することで、注出流量を一定範囲内に維持することができる。
Further, an elastic member 40A is provided on the
また、注出操作体25を放すと、弁体42と弁座40からなるユニットはバネなど弾性体の反発力により、押し上げられ、中栓12から離れる。そして、バネなど弾性体の反発力(弾性)は該ユニットを持ち上げて保持するだけなので、手動式ベローズポンプを押す力に比して小さいので、注出操作体25を押す力は手動ベローズポンプ式のエアーポットに比べるとはるかに小さくてよい。
Also, releasing the
さらに、ポンプ8、スイッチ31及びその注出操作体25を蓋体9内部の中空部に設けることにより、電気部品がすべて蓋体9内にあることとなる。容器本体5から蓋体9を取り外すことができる構造とすれば、容器本体5を洗う際に蓋体9を取り外せば、電気部品への水の侵入なく、容器本体5を水洗いすることが可能となる。
Furthermore, by providing the
以下に、他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。 Other embodiments will be described below. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the same part as the said Example 1, and the detailed description is abbreviate | omitted.
図1は実施例2をも示しており、実施例1におけるパッキン32と弁座40を一体化したものである。このようにすることにより、製造コストを削減することができる。
FIG. 1 also shows a second embodiment, in which the packing 32 and the
実施例1,2では、蓋パッキン32が蓋体9に設けられているが、本実施例では中栓12に設けられている(図6)。このようにしても、実施例1、2の発明と同様な作用、効果が得られる。
In Examples 1 and 2, lid packing 32 is provided on the
以上のように本発明に係る電動式エアーポットは、各種の用途に適用できる。 As described above, the electric air pot according to the present invention can be applied to various uses.
3 口部
6A 肩部材口部
5 容器本体
9 蓋体
9B 蓋下板
9C 貫通部
12 中栓
20 ロック操作部
21 ロック爪
21B カバー部
25 注出操作体
27 蒸気孔(蓋体蒸気路)
31 スイッチ
32,33 パッキン
34 排気孔(蓋体空気送入路)
35 中栓蒸気路
36 中栓空気送入路
37 転倒流水防止弁
40 弁座
42 弁体(弁)
53 パッキン
3
12 Inside plug
20 Lock operation section
21 Lock claw
21B Cover part
25 Pouring operation body
27 Vapor hole (cover vapor path)
31 switch
32, 33 Packing
34 Exhaust hole (lid air inlet)
35 Inside plug steam passage
36 Inside plug air inlet
37 Overflow prevention valve
40 Valve seat
42 Disc (valve)
53 Packing
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