JP5364261B2 - Fan and engine blower - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ファンおよびエンジンブロワに関する。 The present invention relates to a fan and an engine blower.
従来、エンジンブロワに用いられるファンとして、円盤状に形成されてエンジンにより回転駆動されるハブと、ハブの片面側に放射状に立設された複数のブレードとを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなファンは、ブレードの一方側だけがハブに覆われ、他方側が開放されたオープンタイプとなっているので、ブレードのハブからの高さ(ブレード高)を大きくすることができる。しかしながら、各ブレードの一端側だけがハブで連結されるので、大型化させた場合、ファン全体としての剛性が不十分になりやすいという問題がある。 2. Description of the Related Art Conventionally, a fan used in an engine blower is known that has a hub formed in a disk shape and driven to rotate by the engine, and a plurality of blades erected radially on one side of the hub (for example, , See Patent Document 1). Since such a fan is an open type in which only one side of the blade is covered with the hub and the other side is opened, the height of the blade from the hub (blade height) can be increased. However, since only one end side of each blade is connected by a hub, there is a problem that when the size is increased, the rigidity of the entire fan tends to be insufficient.
このようなオープンタイプのファンに対し、クローズタイプのファンも知られている。
図7は、従来のクローズタイプのファン300を示す斜視図である。
このようなファン300では、各ブレード32の両端がハブ31およびシュラウド33で連結されるので、剛性を向上させることができ、大型化にも対応可能となる。しかしながら、各ブレード32の他端側がシュラウド33で連結されるので、シュラウド33の厚みS分、ブレード高Tが小さくなってしまうという問題がある。
In contrast to such an open type fan, a close type fan is also known.
FIG. 7 is a perspective view showing a conventional closed
In such a
本発明の目的は、剛性を確保しつつブレード高を大きくすることができるファンおよびエンジンブロワを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a fan and an engine blower that can increase the blade height while ensuring rigidity.
本発明の請求項1に係るファンは、円盤状に形成されたハブと、前記ハブの片面側において、周方向に沿って所定間隔で立設された複数のブレードと、前記ハブと前記ブレードを挟むように環状に設けられたシュラウドとを備え、前記シュラウドは、径方向外端縁が前記ブレードの風掻き面側のみ前記ブレードに沿って切り欠かれていることを特徴とする。 A fan according to a first aspect of the present invention includes a hub formed in a disk shape, a plurality of blades erected at predetermined intervals along a circumferential direction on one side of the hub, the hub and the blade. And a shroud provided in an annular shape so as to sandwich the shroud, wherein the shroud has a radially outer end edge cut out along the blade only on the side of the blade of the blade .
本発明の請求項2に係るファンは、請求項1に記載のファンと、前記ファンを収容するボリュートケースと、前記ファンを回転駆動するエンジンとを備えていることを特徴とする。 A fan according to a second aspect of the present invention includes the fan according to the first aspect, a volute case that accommodates the fan, and an engine that rotationally drives the fan.
本発明の請求項3に係るエンジンブロワは、請求項2に記載のエンジンブロワにおいて、前記ボリュートケースには、空気取入口を形成する環状のファンネル部が形成されており、前記ファンネル部と、前記ファンの前記シュラウドとが対向していることを特徴とする。 An engine blower according to a third aspect of the present invention is the engine blower according to the second aspect, wherein the volute case is formed with an annular funnel portion that forms an air intake, and the funnel portion, The fan shroud faces the shroud.
以上において、請求項1の発明によれば、各ブレードの両端がシュラウドおよびハブによって連結されているので、十分な剛性を確保することができる。
更に、ブレードの風掻き面の径方向外端側を少なくとも露出させるようにシュラウドが切り欠かれているので、このシュラウドの厚み分、ブレード高を大きくすることができる。
In the above, according to the first aspect of the invention, since both ends of each blade are connected by the shroud and the hub, sufficient rigidity can be ensured.
Further, since the shroud is cut out so as to expose at least the radially outer end side of the blade wind-up surface, the blade height can be increased by the thickness of the shroud.
請求項2の発明によれば、前述と同様のファンを備えているので、前述と同様の効果を奏することができる。
According to the invention of
ここで、ファンネル部をボリュートケースに一体成形した場合、ファンネル部のファンと対向する側の面には、空気取入口を囲む縁部に沿って溝が形成される。オープンタイプのファンでは、空気取入口からの空気がこの溝内に入って渦流となることにより騒音が発生してしまうという問題がある。
この点、請求項3の発明によれば、シュラウドとファンネル部とが対向するように設けられているので、ファンが回転すると、空気取入口からファンの中心部に取り込まれた空気は、シュラウドとハブとブレードとによって形成される圧送通路内を通ってファンの径方向外側に送られることとなる。従って、空気取入口からの空気がファンネル部の溝に送られにくくなるので、溝内に渦流が発生することを抑制でき、渦流による騒音を低減できる。
Here, when the funnel part is integrally formed with the volute case, a groove is formed on the surface of the funnel part facing the fan along the edge surrounding the air intake. In the open type fan, there is a problem that noise is generated when air from the air intake port enters the groove and becomes a vortex.
In this respect, according to the invention of
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジンブロワ1を示す側断面図である。
エンジンブロワ1は背負い式であり、水平な架台部21および鉛直な背当て部22を有したL字形状のフレーム2と、遠心式のファン3を収容する合成樹脂製のボリュートケース41を有してフレーム2上に支持された遠心ブロワ4と、ボリュートケース41に取り付けられてファン3を回転駆動するエンジン5と、ボリュートケース41のエルボー(不図示)に取り付けられてファン3からの圧送空気を吹き出す図示しない風管とを備えている。
[First Embodiment]
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, a first embodiment of the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side sectional view showing an
The
このうち、遠心ブロワ4のボリュートケース41には、空気取入口42を形成する環状のファンネル部43が一体に形成されている。このファンネル部43の表面(ファン3と対向しない側の面)には、空気取入口42に吸い込まれる空気を整流するための整流フィン44が複数設けられている。一方、ファンネル部43の裏面(ファン3と対向する側の面)には、空気取入口42を囲む縁部に沿って、軽量化のための環状の溝45が形成されている。このようなボリュートケース41内には、エンジン5によって回転駆動されるファン3が収容されている。
Among these, the
図2は、ファン3を示す斜視図、図3は、ファン3を示す平面図である。
ファン3は、円盤状に形成されてエンジン5の出力軸に固定されるハブ31と、ハブ31の片面側において周方向に沿って所定間隔で立設された複数のブレード32と、ハブ31とブレード32を挟むようにして設けられた環状かつ板状のシュラウド33とを備えており、ブレード32の両側がハブ31およびシュラウド33に覆われたクローズタイプとなっている。このような本実施形態のファン3は、各ブレード32の両端がハブ31およびシュラウド33によって連結されているので、クローズタイプのファンと比べても遜色のない十分な剛性を得ることができる。
FIG. 2 is a perspective view showing the
The
ところで、オープンタイプのファンの場合、ファンネル部43を通った空気が、その裏面に形成された溝45(図1参照)に入り込んで渦流となることにより騒音が発生してしまうという問題がある。この点、本実施形態のファン3では、シュラウド33が溝45と対向するように設けられており(図1参照)、シュラウド33とハブ31とブレード32とによって囲まれた空間から圧送通路34が形成されているので、ファン3が回転すると、空気取入口42からファン3の中心部に取り込まれた空気は、圧送通路34を通ってファン3の径方向外側に送られることとなる。そのため、本実施形態では、圧送空気がファンネル部43の溝45に送られることがなく、溝45内に渦流が発生することを抑制でき、渦流による騒音を低減できる。
By the way, in the case of an open type fan, there exists a problem that noise will generate | occur | produce when the air which passed the
また、オープンタイプのファンでは、溝45を無くしてその分を充実部または中空部として形成することで渦流の発生を抑制することも可能であるが、本実施形態では、充実部または中空部を形成する必要がないので、ファンネル部43の樹脂成形が容易となる。
Further, in the open type fan, it is possible to suppress the generation of vortex by eliminating the
ところで、このようなファン3では、圧送通路34出口(圧送通路34の径方向外端側)におけるブレード高が大きいほど風力を大きくしやすい。この点、本実施形態のファン3では、シュラウド33の径方向外端側には、ブレード32の風掻き面32Aの径方向外端側を完全に露出させる切欠き35が形成されている(図3参照)。これにより、本実施形態では、従来のクローズタイプのファン300に比べ、シュラウド33の厚みS分、圧送通路34出口におけるブレード高Tを大きくすることができ、風力を増大させることができる。
By the way, in such a
しかも、本実施形態では、従来のオープンタイプのファンに比べ、シュラウド33との摩擦分、圧送通路(オープンタイプのファン300においてはブレード32間に囲まれた通路)34の流路抵抗が増しているが、圧送通路34出口のブレード高Tを大きくしたことにより、オープンタイプのファンと同様の風力を得ることができる。
In addition, in this embodiment, compared with the conventional open type fan, the friction with the
図4は、従来のクローズタイプのファン300(切欠き無)、本実施形態のファン3(切欠き有)、および従来のオープンタイプのファン(オープン)の風力の測定結果を示す図である。これらのファン3,300は、ハブ31からシュラウド33まで(オープンタイプのファンはハブ31からブレード32の先端まで)の厚みが等しくなるように形成されている。
FIG. 4 is a diagram showing measurement results of wind power of the conventional closed type fan 300 (without notches), the
図4に示すように、本実施形態のファン3は、切欠き35が形成されていない従来のクローズタイプのファン300に比べ、風力が大きくなることが確認できる。また、オープンタイプのファンと比べても同様の(若干大きな)風力を得ることができることが確認できる。
As shown in FIG. 4, it can be confirmed that the
〔第2実施形態〕
図5は、本実施形態に係るファン3Aを示す斜視図、図6は、ファン3Aを示す平面図である。
前記第1実施形態では、シュラウド33は、径方向外端側の一部分がブレード32の風掻き面32Aの径方向外端側を露出させるように切り欠かれていたが、本実施形態では、シュラウド33は、径方向外端側が全て切り欠かれて円環状に形成されている。また、圧送通路34は、ブレード32の径方向外端側間に挟まれた空間Vを含んで形成されている。
[Second Embodiment]
FIG. 5 is a perspective view showing the
In the first embodiment, the
このようなファン3Aを備えたエンジンブロワでも、溝45と対向するように設けられたシュラウド33を含んで圧送通路34が形成されているので、ファン3の中心部に取り込まれた空気は、圧送通路34を通ってファン3の径方向外側に送られることとなる。従って、圧送空気がファンネル部43の溝45に送られることがなく、溝45内に渦流が発生することを抑制でき、渦流による騒音を低減できる。
Even in the engine blower provided with such a
また、ブレード32の風掻き面32Aの径方向外端側が露出しているので、シュラウド33の厚みS分、圧送通路34出口におけるブレード高Tを大きくすることができ、十分な風力を得ることができる。
加えて、各ブレード32の両端がハブ31およびシュラウド33によって連結されているので、十分な剛性を確保できる。
Further, since the radially outer end side of the
In addition, since both ends of each
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記第1,第2実施形態では、ファンネル部43に整流フィン44が設けられていたが、ファンネル部43に整流フィン44は設けられていなくともよい。
[Modification of Embodiment]
It should be noted that the present invention is not limited to the above-described embodiments, and modifications, improvements, and the like within the scope that can achieve the object of the present invention are included in the present invention.
For example, pre-Symbol in the first and second embodiments, the rectifying fins 44 to the
本発明は、ファン、およびこのファンを備えたエンジンブロワに利用できる。 The present invention can be used for a fan and an engine blower including the fan.
1…エンジンブロワ、3,3A…ファン、5…エンジン、31…ハブ、32…ブレード、32A…風掻き面、33…シュラウド、41…ボリュートケース、42…空気取入口、43…ファンネル部。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記ハブの片面側において、周方向に沿って所定間隔で立設された複数のブレードと、
前記ハブと前記ブレードを挟むように環状に設けられたシュラウドとを備え、
前記シュラウドは、径方向外端縁が前記ブレードの風掻き面側のみ前記ブレードに沿って切り欠かれている
ことを特徴とするファン。 A hub formed in a disk shape;
On one side of the hub, a plurality of blades standing at predetermined intervals along the circumferential direction;
The hub and a shroud provided in an annular shape so as to sandwich the blade,
The fan, wherein the shroud has a radially outer edge cut out along the blade only on the side of the wind surface of the blade .
前記ファンを収容するボリュートケースと、
前記ファンを回転駆動するエンジンとを備えている
ことを特徴とするエンジンブロワ。 A fan according to claim 1;
A volute case for housing the fan;
An engine blower comprising: an engine that rotationally drives the fan.
前記ボリュートケースには、空気取入口を形成する環状のファンネル部が形成されており、
前記ファンネル部と、前記ファンの前記シュラウドとが対向している
ことを特徴とするエンジンブロワ。 The engine blower according to claim 2,
The volute case is formed with an annular funnel portion that forms an air intake,
The engine blower, wherein the funnel portion and the shroud of the fan face each other.
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