JP5356175B2 - 蓋付容器固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋付容器固定具に関する。
たとえば、一般に遺骨を保管する骨壺としては、耐久性があり比重の大きな陶器または磁器等の素材が用いられている。このような骨壺は、容器本体と蓋体が分離している蓋付容器であるとともに、重いため、そのままでは取り扱いが極めて不便である。
骨壺の保管場所としては、たとえば、個人のお墓のカロート(納骨棺)に個別に安置して保管する場合、あるいは、永代供養のために、お寺等の納骨堂に集団的に保管する場合が考えられる。
そして、前者のカロートは、一般に狭隘な空間であり、墓石の正面下部に設けられた拝石等で隠蔽された小さな開口部を通じてカロート内部に対する骨壺の出し入れを行う必要があるため、裸の骨壺のままでは、納骨の所作が極めて不便となる。
また、後者の納骨堂の場合、多数の骨壺が密集して収納されるのが一般的であり、やはり、密集した多数の骨壺の収納空間に対する裸の骨壺の出し入れは、極めて不便なものとなる。
このため、不定形の針金で骨壺を縛ることが考えられるが、美観上好ましくなく、かつ粗雑な印象を与え、故人の礼節ある供養にはふさわしくない。
そこで、たとえば、骨壺の容器本体の側面に、上下方向に所定の間隔で金属のベルトを緊密に巻き付け、この二つのベルトの間に戒名等の銘板を挟むとともに、上側のベルトに針金等からなる吊輪の両端を固定した結束構造が考えられる。
そして、吊輪を把持して骨壺を吊り下げ、骨壺をカロートや納骨堂に落とし込むようにして納骨を行うものである。
また、特許文献1には、有底容器本体と蓋からなる骨壺に、有底ケーシングを逆さまに被せ、有底容器本体の底部周辺に設けられた爪に、下向きの有底ケーシングの開口端を噛みあわて固定するとともに、蓋と有底ケーシングの底面との隙間にスプリングを配置して、有底容器本体と蓋を密着させる方向に常時押圧して、有底容器本体と蓋を一体に保持する密閉容器が開示されている。
特開平07−148207号公報
ところが、金属ベルトを用いる前者の従来技術の結束具では、骨壺の大きさに合わせて金属ベルトを加工して装着する必要があるため、構造が大掛かりで高コストとなり、また、金属ベルトの緊縛等のために装着組立作業も煩雑となるという技術的課題がある。
また、後者の密閉容器の場合には、骨壺の容器本体と蓋を一体に結束して取り扱うことはできるものの、有底ケーシングやスプリング等の大掛かりな部品が必要となり、やはり、高コストで煩雑な組立作業が必要になる、という技術的課題がある。
さらに、この両者のいずれの場合も、金属ベルトや有底ケーシング、スプリング等の部材は嵩張るため、保管や流通が不便となる技術的課題もある。
本発明の目的は、安価に製作でき、組立や保管および流通等の取り扱いが簡便な蓋付容器固定具を提供することにある。
本発明の第1の観点は、閉じた枠形状に成形され、各々が係合環部を備えた第1フレーム線材および第2フレーム線材と、
両端部に形成された折り曲げ部を介して前記第1および第2フレーム線材に可動に装着され、当該第1および第2フレーム線材の前記係合環部と反対側を連結可能な複数の第1連結線材と、
両端部にそれぞれ形成された折り曲げ部および螺子結合部を介して前記第1および第2フレーム線材の各々の前記係合環部に分解可能に装着されるとともに中央部に吊輪部を備え、前記係合環部を連結可能な第2連結線材と、
を具備した蓋付容器固定具を提供する。
本発明の第2の観点は、第1の観点に記載の蓋付容器固定具において、
さらに、前記第1および第2フレーム線材の少なくとも一方に支持され、石材からなる銘板を具備した蓋付容器固定具を提供する。
本発明によれば、安価に製作でき、組立や保管および流通等の取り扱いが簡便な蓋付容器固定具を提供することができる。
本発明の一実施の形態であるの蓋付容器固定具の単体の組立状態の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具の折り畳み状態の構成の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具を骨壺に装着した状態の一例を示す上部斜視図である。 本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具を骨壺に装着した状態の一例を示す底部斜視図である。 本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具を骨壺に装着した状態の変形例を示す上部斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態であるの蓋付容器固定具の単体の組立状態の構成の一例を示す斜視図である。
図2は、本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具の折り畳み状態の構成の一例を示す斜視図である。
図3は、本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具を骨壺に装着した状態の一例を示す上部斜視図である。
図4は、本発明の一実施の形態である蓋付容器固定具を骨壺に装着した状態の一例を示す底部斜視図である。
図1および図2に例示されるように、本実施の形態の蓋付容器固定具10は、同一形状の一対の第1フレーム線材11および第2フレーム線材12と、これらを連結する複数の底部連結線材13(第1連結線材)および底部連結線材14(第1連結線材)と、上部連結線材15(第2連結線材)を備えている。
そして、この蓋付容器固定具10は、図3および図4に例示されるように、容器本体21および蓋体22からなる骨壺20の結束に用いられる。
本実施の形態の場合、骨壺20は、上端が開口した有底の円筒形の容器本体21と、この容器本体21の開口に装着される蓋体22で構成されている。蓋体22は、中心部が上に凸の略円弧形状を呈している。
第1フレーム線材11は、容器本体21の底部21aに接する底辺部11a、容器本体21の側面部21bに接する側辺部11bおよび側辺部11c、および蓋体22に接する台形上辺部11dを備えた略多角形の枠形状を呈している。
すなわち、この第1フレーム線材11は、一本の線材を略多角形に成形し、両端を底辺部11aの溶接部11yで接続することによりの枠形状に成形されている。
第1フレーム線材11の台形上辺部11dは、両端の傾斜辺11eおよび傾斜辺11fと、これらに挟まれた水平辺11gで構成され、水平辺11gには、線材をループ形状に折り曲げて成形した係合環部11hが形成されている。
同様に、第2フレーム線材12は、容器本体21の底部21aに接する底辺部12a、容器本体21の側面部21bに接する側辺部12bおよび側辺部12c、および蓋体22に接する台形上辺部12dを備えた略多角形の枠形状を呈している。
すなわち、この第2フレーム線材12は、一本の線材を略多角形に成形し、両端を底辺部12aの溶接部12yで接続することにより枠形状に成形されている。
第2フレーム線材12の台形上辺部12dは、両端の傾斜辺12eおよび傾斜辺12fと、これらに挟まれた水平辺12gで構成され、水平辺12gには、線材をループ形状に成形した係合環部12hが形成されている。
第1フレーム線材11(第2フレーム線材12)の側辺部11b(側辺部12b)と側辺部11c(側辺部12c)の間隔Lは、容器本体21の直径Dよりも小さく設定されている。
これにより、図3に例示されるように、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12は、骨壺20の中心(直径位置)から所定の距離だけ逸れた位置にほぼ平行かつ対称に装着される。
なお、骨壺20の容器本体21において、底部の直径が上端の開口部の直径よりも小さい略逆円錐台形を呈する場合、第1フレーム線材11(第2フレーム線材12)の側辺部11b(側辺部12b)および側辺部11c(側辺部12c)を、側面部21bの傾斜に沿うように、わずかに傾斜させて成形する。
また、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12の台形上辺部11dおよび台形上辺部12dは、図3のように、当該装置位置において、水平辺11gおよび水平辺12gが蓋体22に接する寸法形状に設定されている。
これにより、蓋体22の円弧形状にそって、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12をコンパクトに装着できるとともに、後述の蝶螺子15eによる締結力によって、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12が接近する方向に付勢されるときに、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12の弾性によって、蓋体22を容器本体21に密着させる方向の結束力を効果的に発生させることができる。
第1フレーム線材11および第2フレーム線材12の底辺部11aおよび底辺部12aは、複数の底部連結線材13および底部連結線材14が架け渡されて連結される。
すなわち、底部連結線材13の両端部には、底辺部11aに巻き付く折り曲げ部13aと、底辺部12aに巻き付く折り曲げ部13bが形成されている。
なお、この折り曲げ部13aおよび折り曲げ部13bの内周の径は、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12を構成する線材の直径よりも僅かに大きく設定されている。これにより、底部連結線材13は、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12の線材の長さ方向に沿って自由に移動可能となっている。
同様に、底部連結線材14の両端部には、底辺部11aに巻き付く折り曲げ部14aと、底辺部12aに巻き付く折り曲げ部14bが形成されている。
また、この折り曲げ部14aおよび折り曲げ部14bの内周の径は、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12を構成する線材の直径よりも僅かに大きく設定されている。これにより、底部連結線材14は、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12の線材の長さ方向に沿って自由に移動可能となっている。
一方、上部連結線材15は、一端に折り曲げ部15aが形成され、他端部には螺子結合部15cが設けられている。また、上部連結線材15の中央部には吊輪部15bが設けられている。
折り曲げ部15aは、第1フレーム線材11の係合環部11hに着脱可能で、かつ可動に巻き付く形状となっている。
螺子結合部15cは、係合環部12hに挿通される上部連結線材15の前記他端部に所定の長さ範囲に刻設形成された雄ねじ部15dと、この雄ねじ部15dに着脱可能に螺合する蝶螺子15eで構成されている。
上部連結線材15における雄ねじ部15dの形成範囲は、後述のように蝶螺子15eによって第1フレーム線材11および第2フレーム線材12を接近させる方向に締め付けるために必要な十分な長さに設定されている。
そして、雄ねじ部15dを係合環部12hに挿入した状態で蝶螺子15eを装着することで、上部連結線材15は、第2フレーム線材12の係合環部12hに連結される。
上述の本実施の形態の蓋付容器固定具10の構成部材は、たとえば、耐蝕性の高いステンレス鋼等の線材を用いることができる。また、蝶螺子15eもステンレス鋼製の蝶螺子を用いることができる。
あるいは、ステンレス鋼等の金属の代わりに、金属に匹敵する強度や耐蝕性を有するエンジニアリングプラスチック等の樹脂を用いてもよい。
いずれにしても、蓋付容器固定具10の構成部材は、ほぼ全体が線材であるため、折り曲げ等の成形加工は極めて容易であり、また、蓋付容器固定具10を製作する材料の使用量が少ない。
さらに、第1フレーム線材11と第2フレーム線材12、および底部連結線材13と底部連結線材14は、同一形状であるため、実際には、第1フレーム線材11、底部連結線材13および上部連結線材15の、わずか3種類の部材を準備するだけで蓋付容器固定具10を製作できる。
このため、本実施の形態の蓋付容器固定具10は、極めて低コストで量産可能である。
以下、本実施の形態の蓋付容器固定具10の作用を説明する。
まず、保管や流通に際しては、図2に例示されるように、蓋付容器固定具10は折り畳まれている。
すなわち、上部連結線材15の螺子結合部15cを第2フレーム線材12の係合環部12hからとり外すとともに、底部連結線材13および底部連結線材14の位置を、底辺部11a、底辺部12aから、側辺部11cおよび側辺部12bにずらすことにより、図2のように平面的にコンパクトに折り畳むことができる。
これにより、本実施の形態の蓋付容器固定具10では、保管スペースの削減、さらには梱包サイズの削減を実現でき、保管および流通は、極めて低コストで利便性の高いものとなる。
次に、本実施の形態の蓋付容器固定具10を蓋付容器の一例である骨壺20に装着して結束する方法を説明する。
まず、図2の状態から、底部連結線材13および底部連結線材14を底辺部11aおよび底辺部12aにずらし、底部連結線材13および底部連結線材14を挟んで、底部連結線材13,14の長手方向に対称となるように、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12を水平に開くように配置する。
この状態は、図1の状態から、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12を互いに反対側に水平に倒した状態に相当する。
次に、中央に位置する底部連結線材13および底部連結線材14の上に、骨壺20の容器本体21の底部21aを載置する。
次に、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12を垂直に起立させ、容器本体21の側面部21bおよび蓋体22に当接させる。
これにより、図3に例示されるように、骨壺20の容器本体21および蓋体22を、直径部から逸れた対称な位置で高さ方向に囲繞するように、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12は、骨壺20に装着される。
次に、第1フレーム線材11の係合環部11hに巻き付いている上部連結線材15の折り曲げ部15aを支点として、上部連結線材15を適宜旋回させ、先端の雄ねじ部15dを第2フレーム線材12の係合環部12hに挿入する。
そして、雄ねじ部15dに外側から蝶螺子15eを螺着して、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12が互いに接近する方向に締め付ける。この状態が図3および図4である。
これにより、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12の台形上辺部11dおよび台形上辺部12dは、蓋体22の中央に向かってずり上がるように移動する。そして、第1フレーム線材11および第2フレーム線材12が上に凸の蓋体22の高さ方向に広がるように変形する結果、この変形の反発力によって、蓋体22は容器本体21に密着するように強い力で締め付けられ、骨壺20は、蓋付容器固定具10によって強く、かつ安定に結束される。
このように、本実施の形態の蓋付容器固定具10の骨壺20に対する装着は、極めて簡便かつ短時間に可能であり、煩雑な作業や熟練は全く要しない。
また、本実施の形態の蓋付容器固定具10の場合、図3に例示されるように、直線的な美的意匠形状の第1フレーム線材11、第2フレーム線材12、底部連結線材13、底部連結線材14、上部連結線材15で骨壺20を取り囲むため、不定形の針金等で無造作に結束する場合に比較して、外観は簡素で極めて美観に富むものとなる。
従って、本実施の形態の蓋付容器固定具10を使用した骨壺20にあっては、故人の礼節ある供養に相応しい、好ましい外観となる。
そして、骨壺20を取り扱う際には、上部連結線材15の中央の吊輪部15bに適宜の吊り下げ具を挿通して、吊り下げることにより、たとえば、カロートや納骨堂内の狭い空間に、良好かつ簡便な作業性をもって出し入れすることが可能となる。
また、納骨堂内に複数の骨壺20を配列して収納する場合でも、本実施の形態の蓋付容器固定具10を用いた場合には、骨壺20の外周部には、直径部から逸れた位置に、細い線材からなる第1フレーム線材11,12の、側辺部11b,11cおよび側辺部12b,12cが存在するだけである。
このため、隣接する円筒形の骨壺20の間に形成される糸巻状の隙間に、側辺部11b,11cおよび側辺部12b,12cが位置するように配列することで、蓋付容器固定具10を用いない場合と同等の配列間隔で密に多数の骨壺20を収納することが可能となる。
さらに、たとえば、個人のお墓のカロート(納骨棺)の場合、地面に直に骨壺20を安置する場合、およびカロート内に棚を設けて安置する場合のいずれにおいても、カロート内への水の侵入により、骨壺20が転倒し、中の遺骨が散乱する懸念がある。
ところが、本実施の形態の場合には、蓋付容器固定具10によって骨壺20の容器本体21と蓋体22が長年月に亙って緊密かつ安定に結束されるので、浸水等によって骨壺20が転倒しても、容器本体21から蓋体22が脱落することがなく、骨壺20の内部の遺骨が散乱する等の不都合を確実に防止できる。
また、カロートや納骨堂のいずれの場合でも、安置空間の奥が深い場合には、安置床面上をずらして奥に移動させる際、および奥から手前側に取り出す際に、裸の骨壺20では床面と陶器の骨壺20の底面とが摺動して移動抵抗が大きくなり、移動作業が困難になるとともに、不快な騒音が発生する懸念がある。
これに対して、実施の形態の蓋付容器固定具10を用いる場合には、容器本体21の底面に接する底部連結線材13および底部連結線材14が安置床面との間に介在し、骨壺20が安置床面から浮き上がるため、移動の際の床面と骨壺20の底部との摩擦抵抗が小さくなり、奥の深い安置空間に対する骨壺20の出し入れ作業が容易になるとともに、不快な騒音も発生しない。
また、たとえば、複数の骨壺20を棚上に配列する場合、個々の骨壺20に装着された蓋付容器固定具10の吊輪部15bに、紐や線材、棒状部材等を通して相互に連結することにより、地震等に起因する骨壺20の転倒を効果的に防止できる。
すなわち、本実施の形態の蓋付容器固定具10によれば、安価に製作でき、組立や保管および流通等の取り扱いが簡便な蓋付容器固定具を提供することができる。
なお、本実施の形態の蓋付容器固定具10の場合、骨壺20の直径が変化しても、底部連結線材13および底部連結線材13を対応する長さのものに交換すれば、第1フレーム線材11と第2フレーム線材12は、多様な直径の骨壺20に共通に使用できる利点もある。
また、骨壺20の直径の変化が小さい場合には、底部連結線材13および底部連結線材14を交換することなく、そのまま使用できる利点もある。
図5は、本発明の実施の形態である蓋付容器固定具の変形例を示す斜視図である。この図5は、骨壺20に対する蓋付容器固定具10の装着状態を示している。
この変形例の場合、蓋付容器固定具10における一方の第1フレーム線材11には、側辺部11bおよび側辺部11cに両端部が支持された銘板30が固定されている点が異なり、他は同様である。
この銘板30には、両端部に、側辺部11bおよび側辺部11cが貫通する穴または溝等からなるフレーム嵌合部32が設けられ、当該側辺部11bおよび側辺部11cに左右の両端部が脱落しないように支持されている。
この銘板30は、たとえば、耐蝕性の石材で構成され、中央部には、戒名文字部31が彫り込まれている。この戒名文字部31は、文字に限らず、遺影等の画像を合わせて彫り込むこともできる。
あるいは、銘板30をステンレス鋼等の耐蝕性の高い金属で制作し、戒名文字部31を消えにくい彫り込み加工等によって形成してもよい。
このように、本変形例の場合には、蓋付容器固定具10に、戒名文字部31が刻印された耐蝕性の銘板30を一体に固定することにより、骨壺20が風雨に曝されたり、カロートまたは納骨堂内で水浸しになっても、戒名文字部31の文字等が消えたり、不鮮明になることが防止される。
この結果、当該骨壺20に納められた故人の遺骨を長年月に亙って確実に識別でき、たとえば、永代供養等において、故人を末永く適切に供養することが可能となる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、蓋付容器固定具を構成する線材の断面は丸形に限らず、多角形や非真円形でもよい。
また、上述の実施の形態では、蓋付容器固定具が適用される蓋付容器の一例として骨壺の場合を例示したが、一般の蓋付容器の結束にも広く適用できることは言うまでもない。
10 蓋付容器固定具
11 第1フレーム線材
11a 底辺部
11b 側辺部
11c 側辺部
11d 台形上辺部
11e 傾斜辺
11f 傾斜辺
11g 水平辺
11h 係合環部
11y 溶接部
12 第2フレーム線材
12a 底辺部
12b 側辺部
12c 側辺部
12d 台形上辺部
12e 傾斜辺
12f 傾斜辺
12g 水平辺
12h 係合環部
12y 溶接部
13 底部連結線材
13a 折り曲げ部
13b 折り曲げ部
14 底部連結線材
14a 折り曲げ部
14b 折り曲げ部
15 上部連結線材
15a 折り曲げ部
15b 吊輪部
15c 螺子結合部
15d 雄ねじ部
15e 蝶螺子
20 骨壺
21 容器本体
21a 底部
21b 側面部
22 蓋体
30 銘板
31 戒名文字部
32 フレーム嵌合部

Claims (2)

  1. 閉じた枠形状に成形され、各々が係合環部を備えた第1フレーム線材および第2フレーム線材と、
    両端部に形成された折り曲げ部を介して前記第1および第2フレーム線材に可動に装着され、当該第1および第2フレーム線材の前記係合環部と反対側を連結可能な複数の第1連結線材と、
    両端部にそれぞれ形成された折り曲げ部および螺子結合部を介して前記第1および第2フレーム線材の各々の前記係合環部に分解可能に装着されるとともに中央部に吊輪部を備え、前記係合環部を連結可能な第2連結線材と、
    を具備したことを特徴とする蓋付容器固定具。
  2. 請求項1記載の蓋付容器固定具において、
    さらに、前記第1および第2フレーム線材の少なくとも一方に支持され、石材からなる銘板を具備したことを特徴とする蓋付容器固定具。
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