JP5355081B6 - ガスフィルタハウジングの、プレフィルタとして働くガス流入領域 - Google Patents

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本発明は、請求項1の上位概念部に記載された形式の、フィルタエレメントを交換可能に支承する分割可能なガスフィルタハウジング、特に商用車の吸気フィルタのガスフィルタハウジングの、プレフィルタ(Vorfilter)もしくはプレセパレータ(Vorabscheider)として働くガス流入領域に関する。
このような形式の公知のプレフィルタは、それがプラスチックから製造されている場合には、ベース体と、このベース体において個々のサイクロンの流入領域にそれぞれ挿入された渦流発生器とから成っている。このようなプレセパレータでは、ベース体にそれぞれ複数の分離サイクロンが設けられているので、相応な数の渦流発生器をそれぞれ個々に使用することができる。さらに、このような公知のプレセパレータでは、プレセパレータからの分離された汚れ粒子の除去は、吸引によってしか可能でない。それというのは汚れ粒子捕集室は、フィルタハウジングが閉鎖されている場合にも、フィルタエレメント交換を目的としてハウジングが開放されている場合にも、常に、閉鎖されたプレセパレータハウジングの内部に留まっているからである。従って汚れ捕集室は単に、閉鎖可能なクリーニング開口を介してしか空にすることができない。
ゆえに本発明の課題は、請求項1の上位概念部に記載された形式のプレセパレータを、特に該プレセパレータをプラスチックから形成することが望まれている場合に、合理的に製造できるように構成することである。さらにまた、このようなプレセパレータを簡単にクリーニングできることが望まれている。
この課題を解決するために本発明の構成では、フィルタエレメントを交換可能に支承する分割可能なガスフィルタハウジングの、プレフィルタとして働くガス流入領域が、軸方向において互いに並んで位置していてそれぞれ軸方向で貫流される複数の分離サイクロンを備えており、該分離サイクロンがそれぞれ渦流発生器を有していて、該渦流発生器それぞれの流入領域及び流出側において各渦流発生器の内部に、軸方向において進入するガス流出・進入管が設けられており、該ガス流出・進入管が、各進入管と該進入管にそれぞれ対応配置されたサイクロン外壁との間にそれぞれ存在するリング通路の内部で、個々のサイクロンにおいてそれぞれ遠心力によって半径方向外側に向かって分離される汚れ粒子を予め分離するために働く形式のものにおいて、サイクロン全体が、3つの領域より成るユニットから形成されていて、つまり、第1の渦流発生器部分エレメントを備えていてフィルタハウジングに一体的に成形された第1の領域と、挿入部材として形成された第2の領域と、同様に進入する部材として形成されていて進入管を備えている第3の領域との3つの領域より成るユニットから形成されており、第2の領域が、第1の渦流発生器部分エレメントの流出側に隣接した第2の渦流発生器部分エレメントを備えていて、該第2の渦流発生器部分エレメントが、第1の渦流発生器部分エレメントと一緒に渦流発生器を形成していて、該渦流発生器の下流に位置する中空円筒形の流れ通路が設けられており、第3の領域が、サイクロンのリング通路に接続する汚れ粒子捕集室をフィルタハウジングの内部に形成するために、進入管を取り囲む底部を備えているようにした。
本発明の別の有利な構成は、請求項2以下に記載されている。
本発明は、プレセパレータを、プラスチックから製造可能な別個の3つの領域に分割して、これら領域を挿入によって互いに簡単にまとめることができるようにするという、一般的な考えに基づいている。この場合渦流発生器は、簡単に製造できるようにするために、プラスチック射出成形法によって、互いに結合される2つの領域、つまり第1の領域と第2の領域とに分割される。この第1及び第2の領域は、それぞれ一体的な部材である。これによって、アンダカットを備えた形状に基づいてさもなくば一体的に製造することが不可能である渦流発生器を、このように部分エレメントをまとめることによって射出成形によって形成することが可能になる。
渦流発生器の部分エレメントを有する第2の領域には、さらに中空円筒形のサイクロン区分が一体成形されており、これらのサイクロン区分においては、これらの区分の内部における被濾過媒体の渦流に基づく遠心力によって、汚れ粒子を壁堆積物として集めることができる。
プレセパレータの一部である一体的な第3の領域は、フィルタハウジングのガス流入領域に第2の領域の下流において装着可能な底部を有しており、この底部は、該底部の上流側に突出していて貫通開口を備えている複数の進入管を有している。これらの進入管は、第3の領域がフィルタハウジングのガス流入領域に挿入された状態において、中空円筒形のサイクロン区分に進入係合し、そこでこれらの中空円筒形のサイクロン区分と一緒に、分離された汚れ粒子を汚れ粒子捕集室に排出するためのリング通路を形成する。この汚れ粒子捕集室は、進入管の基部領域と第3の領域の底部とフィルタハウジングのガス流入領域の外壁の領域とによって画成されている。
フィルタハウジングのガス流入領域に対して第3の領域を解離可能に結合することによって、フィルタハウジングから第3の領域を取り外すことによって、その際に開放された汚れ粒子捕集室を簡単にクリーニングすることが可能になる。
プレセパレータに設けられた分離サイクロンの数に相当する複数の渦流発生器を、従来汎用のように使用することは、本発明によれば、次のことによって排除される。すなわち本発明の構成では、渦流発生エレメントが複数の部分領域に分割されており、これらの部分領域は一方では、プレセパレータハウジングの一体的な構成部分であり、かつ他方では、第2の領域において、プレセパレータに挿入される付加的な一体的な挿入部材として設けられている。
プレセパレータにおいて渦流発生器を生ぜしめるための、第2の領域を形成する付加部材は、係止手段を介してプレセパレータハウジングと結合されることができる。同じことは、第2の領域と第3の領域との間における結合に対して言える。
次に図面を参照しながら、本発明の有利な実施例について説明する。
図1は、プレセパレータとして働くフィルタハウジング領域の分解図であり、
図2は、交換可能に挿入されたフィルタエレメントを備えた、図1に示されたプレセパレータの組み立てられた状態を示す断面図である。
プレセパレータとして働くガスフィルタハウジングのガス流入領域は、第1の領域1′であるフィルタハウジングカバー1と、第3の領域2′であって、巻成されたフィルタ材料から成るフィルタコア4を備えた、軸方向において貫流可能なフィルタエレメント3の接続エレメント2と、第2の領域5′である挿入部材5とから成っている。構成エレメント1,2,5は射出成形法によってプラスチックから製造されていて、先行する明細書の記載及び特許請求の範囲の記載における第1の領域1′、第2の領域5′及び第3の領域2′を形成している。図示の実施例では交換可能に挿入可能なフィルエレメント3のアセンブリを成す接続エレメント2である第2の領域5′に関して付言すれば、この第2の領域5′はこのような接続エレメント2としてアセンブリを形成している必要はない。つまり例えば、フィルタエレメント3と堅く結合されていないエレメントであるような構成も可能である。このような構成では第3の領域2′は、複数の進入管(Tauchrohr)9が一体成形されている底部を有しているだけである。この場合底部は、フィルタハウジングカバー1と解離可能に結合されるようになっていることができる。結合エレメントとしては例えば係止閉鎖手段(Rastverschlussmittel)が働くことができる。
図2に示されているようにプレフィルタの組み立てられた状態において、濾過される媒体、例えば商用車エンジンのための吸気が、図2に矢印で示された流れ方向で、フィルタハウジングカバー1における流入開口6を通してプレセパレータに流入する。
流入開口6の内部には渦流発生器7が設けられており、この渦流発生器7は、フィルタハウジングカバー1の第1の領域1′に一体的に成形された第1のエレメントと、該第1のエレメントの下流に配置されていて、第2の領域5′である挿入部材5の構成部分である第2のエレメントとから成っている。渦流発生器7の両エレメントは一緒に、それぞれ1つの渦流発生器7を形成しており、この渦流発生器7はこの形では、一体的なプラスチック製射出成形部材において製造不可能である。挿入部材5とフィルタハウジングカバー1との結合は、係止閉鎖手段を介して行われる。
第1の領域1′及び第2の領域5′の部分エレメントから形成される渦流発生器7の下流には、挿入部材5内に中空円筒形の流れ通路8が接続しており、これらの流れ通路8内には、プレセパレータの組み立てられた状態において、フィルタエレメント3の接続エレメント2の進入管9が係合している。進入管9と中空円筒形の流れ通路8の外壁との間にはそれぞれ、プレセパレータの組み立てられた状態において、リング通路10が形成されており、このリング通路10はそれぞれ、下流側に位置している汚れ粒子捕集室11に開口している。1つの共通の汚れ粒子捕集室11の画成壁は、一方では接続エレメント2によって、かつ他方ではフィルタハウジングカバー1によって形成される。両方の部材、つまり第1の領域と第3の領域との間における分割は、汚れ粒子捕集室11が、例えばフィルタエレメント交換時に必要な、フィルタハウジングカバー1からのフィルタエレメント3の切離し時に、強制的に大面積で開放されるように、構成されている。汚れ粒子捕集室11は、フィルタハウジングカバー1からのフィルタエレメント3の切離し時に大面積に開放されて、捕集室11内における汚れ粒子を簡単にふるい落とすことができるようになっている。
個々の流れ通路8はそれぞれ所属の渦流発生器7及び進入管9並びに1つの共通の汚れ粒子捕集室11と一緒に、それぞれ機能上個別の汚れ分離サイクロンを形成している。
汚れ粒子捕集室11を、フィルタハウジングの閉鎖時にも、つまりプレセパレータの閉鎖状態においても、クリーニングできるようにするために、閉鎖可能なクリーニング管片12が設けられており、このクリーニング管片12を通して汚れ粒子を汎用の形式で吸い出すことができる。
フィルタエレメント3のフィルタコア4は接続エレメント2内に次のように、すなわちフィルタコア4の端面側に位置する流入面と進入管9との間にそれ以外では閉鎖された流過室16が存在するように、支承されている。進入管9を通ってこの流過室16に流入した被濾過媒体は、このようにして、例えば巻成されたフィルタ材料から成るフィルタコア4を、長手方向で図2に示された流れ矢印のように貫流することができる。このような流れ室をシールするために、フィルタコア4を取り囲む接続エレメント2のリング壁とフィルタコア4との間にはリングパッキン13が設けられている。
フィルタハウジングカバー1は、公知の迅速閉鎖手段を用いてフィルタハウジングベース体14と密につまりシール作用を持って結合可能である。
第2の領域5′である挿入部材5と第1の領域1′であるフィルタハウジングカバー1との間における結合は、係止閉鎖手段15を介して簡単に行うことができる。
本発明は図示の実施例に制限されるものではなく、明細書及び特許請求の範囲に記載された事項は、個々に用いることも、任意に互いに組み合わせることも可能である。
プレセパレータとして働くフィルタハウジング領域の分解図である。 交換可能に挿入されたフィルタエレメントを備えた、図1に示されたプレセパレータの組み立てられた状態を示す断面図である。

Claims (5)

  1. フィルタエレメント(3)を交換可能に支承する分割可能なガスフィルタハウジングの、プレフィルタとして働くガス流入領域(1)が、軸方向において互いに並んで位置していてそれぞれ軸方向で貫流される複数の分離サイクロンを備えており、該分離サイクロンがそれぞれ渦流発生器(7)を有していて、該渦流発生器(7)それぞれの流入領域及び流出側において各渦流発生器(7)の内部に、軸方向において進入するガス流出・進入管(9)が設けられており、該ガス流出・進入管(9)が、各進入管(9)と該進入管(9)にそれぞれ対応配置されたサイクロン外壁との間にそれぞれ存在するリング通路(10)の内部で、個々のサイクロンにおいてそれぞれ遠心力によって半径方向外側に向かって分離される汚れ粒子を予め分離するために働く形式のものにおいて、
    サイクロン全体が、3つの領域(1′;5′;2′)より成るユニットから形成されていて、つまり、
    第1の渦流発生器部分エレメントを備えていてフィルタハウジングに一体的に成形された第1の領域(1′)と、挿入部材(5)として形成された第2の領域(5′)と、同様に進入する部材として形成されていて進入管(9)を備えている第3の領域(2′)との3つの領域(1′;5′;2′)より成るユニットから形成されており、
    第2の領域(5′)が、第1の渦流発生器部分エレメントの流出側に隣接した第2の渦流発生器部分エレメントを備えていて、該第2の渦流発生器部分エレメントが、第1の渦流発生器部分エレメントと一緒に渦流発生器(7)を形成していて、該渦流発生器(7)の下流に位置する中空円筒形の流れ通路(8)が設けられており、
    第3の領域(2′)が、サイクロンのリング通路(10)に接続する汚れ粒子捕集室(11)をフィルタハウジング(1)の内部に形成するために、進入管(9)を取り囲む底部を備えており、
    前記3つの領域(1′,2′,5′)は、それぞれ一体のプラスチック射出成形品として形成されていることを特徴とする、ガスフィルタハウジングの、プレフィルタとして働くガス流入領域。
  2. 第3の領域(2′)が、交換可能なフィルタエレメント(3)と堅く結合されている、請求項1記載のプレフィルタ。
  3. フィルタエレメント(3)が、第3の領域(2′)の進入管(9)を介してのみ通流可能でそれ以外は閉鎖された流過室を有している、請求項2記載のプレフィルタ用のフィルタエレメント。
  4. フィルタハウジング(1)からフィルタエレメント(3)が解離された場合に、進入管(9)を取り囲む共通の汚れ粒子捕集室(11)が、その画成壁の分割に基づいて、フィルタエレメント側及びフィルタハウジング側において強制的に大面積で開放される、請求項1から3までのいずれか1項記載のプレフィルタ。
  5. フィルタハウジング(1)から解離可能な、第2の領域(5′)を形成する挿入部材(5)が、該両部材に相補的に設けられた係止閉鎖手段を介して、フィルタハウジング(1)と結合可能である、請求項1から4までのいずれか1項記載のプレフィルタ。
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