JP5352164B2 - Jib overhang storage device for crane equipment - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば走行車両に装備されるクレーン装置のジブ張出し格納装置に関する。 The present invention relates to a jib overhanging storage device for a crane device installed in a traveling vehicle, for example.
自走クレーンのクレーン装置はそのブームの長さを補い又は懐を広くする目的でジブが使用される。走行移動時または作業終了後等のジブ不使用時には該ジブをブームに沿わせて格納しておくようにしている。
一方、ジブを使用する場合にはブームに格納してあったジブを張り出す。ジブを張り出す場合、まず、ブームを縮小してブームのトップヘッドに設けたジブ支軸を、ジブの基端部に形成した切欠き溝状の係合孔に入り込ませるとともに、ジブ支軸が係止孔から抜けないようにフート装着ピンを係止孔の入口部分に装着する。この後にブームを起上し、ジブを格納位置から前方へ張り出してジブを使用可能な状態にする。
A crane device of a self-propelled crane uses a jib for the purpose of compensating the length of the boom or widening the pocket. The jib is stored along the boom when the jib is not in use, such as when traveling or after work is completed.
On the other hand, when the jib is used, the jib stored in the boom is extended. When extending the jib, first, the boom is reduced and the jib support shaft provided on the top head of the boom is inserted into the notch groove-shaped engagement hole formed at the base end of the jib, and the jib support shaft is A foot mounting pin is mounted on the entrance portion of the locking hole so as not to come out of the locking hole. Thereafter, the boom is raised, and the jib is projected forward from the retracted position so that the jib can be used.
ところで、格納位置からジブを張り出す場合、ブームを立ち上げるようにするが、このとき、ジブの係合孔にフート装着ピンを装着しないまま、ブームを立ち上げてしまうと、ジブ支軸からジブが外れ、ジブが不安定な状態になり、ジブを所定の状態でスムーズに張り出せないという虞があった。 By the way, when the jib is extended from the storage position, the boom is raised.At this time, if the boom is raised without attaching the foot attachment pin to the jib engagement hole, And the jib becomes unstable, and there is a risk that the jib cannot be smoothly projected in a predetermined state.
そこで、特許文献1(特開2005−154071号公報)ではフート装着ピンを装着しない状態でブームを立ち上げてジブの張り出し作業に移ると、ジブに設けた係止ピンがブームに設けた固定用ブラケットの係止孔にジブの自重で落ち込み係合し、それ以上のジブの落ち込みを阻止するようにしたジブ落下防止機構が提案されている。
しかし、上述した特許文献1の落下防止機構を設けても、ジブの基端部にある係止孔の係合長さ以上にブームを伸長すると、ブーム側のジブ支軸が係止孔から抜けてジブ落下防止機能が十分に機能しない場合があった。
However, even if the above-described fall prevention mechanism of
本発明は上記課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、ジブの基端部にある係止孔にフート装着ピンを装着しない限り、ジブがブーム側に保持され続け、ブームを伸長してもジブがブームから外れないようにしたクレーン装置のジブ張出し格納装置を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to the above problems, and the purpose thereof is to keep the jib held on the boom side unless the foot mounting pin is mounted in the locking hole at the base end of the jib. It is an object of the present invention to provide a jib overhanging storage device for a crane apparatus that prevents the jib from being detached from the boom even when the boom is extended.
請求項1に係る発明は、ブームの長手方向に沿って上記ブームの側面にジブを格納するようにしたクレーン装置のジブ張出し格納装置において、上記ブームに設けられた支持枠に回動可能に支持され、上記ジブを保持して回動することにより、上記ブームの下側部位と上記ブームの側方部位に上記ジブを移し替え可能なジブ格納リンクと、上記ジブ格納リンクから独立して上下方向に回動可能に上記ブームに設けられ、上記ジブ格納リンクが上記ブームの側方部位にジブを格納する位置において上記ジブ格納リンクから下方へ突き出す突出長さを有したジブ保持アームと、上記ジブ保持アームの先端部に設けられ、上記ブームの長手方向に開口したピン保持孔と、上記ジブに設けられ、上記ブームの基端側への向きで付勢され、上記ピン保持孔に係合可能なジブ保持ピンと、を具備したことを特徴とするクレーン装置のジブ張出し格納装置である。
請求項2に係る発明は、上記ジブに設けられ、上記ジブの長手方向に開口した孔を有したジブ支持具と、上記ブームに設けられ、上記ブームの先端側へ上記ジブの略長手方向に突き出す向きに付勢され、上記ジブ支持具の孔に向き合ったときに該孔に入り込んで係合可能な格納ロックピンと、を具備したことを特徴とする請求項1に記載のクレーン装置のジブ張出し格納装置である。
請求項3に係る発明は、上記ブーム側に設けられたストッパと、上記ジブ側に設けられ、上記ジブが上記ブームの側方部位に格納する位置にあるときに上記ストッパに当たり上記ジブの前ずれを阻止する前ずれ防止部と、を有したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクレーン装置のジブ張出し格納装置である。
The invention according to
According to a second aspect of the present invention, there is provided a jib support provided in the jib and having a hole opened in the longitudinal direction of the jib, and provided in the boom, in a substantially longitudinal direction of the jib toward the tip side of the boom. 2. A jib overhang for a crane apparatus according to
According to a third aspect of the present invention, there is provided a stopper provided on the boom side, and a forward displacement of the jib that is provided on the jib side and hits the stopper when the jib is in a position to be stored in a side portion of the boom. 3. The jib overhanging storage device for a crane device according to
本発明によれば、ジブの基端部にある係止孔にフート装着ピンを装着しない限り、ジブがブーム側に保持され続け、ブームを伸長したとしても、ジブがブームから外れず、ジブを保持しておける。 According to the present invention, unless the foot mounting pin is attached to the locking hole at the base end portion of the jib, even if the jib is held on the boom side and the boom is extended, the jib does not come off the boom, I can keep it.
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は移動式クレーンの一種である自走クレーン1の全体を示す。この自走クレーン1は走行用車体2にクレーン装置3を装備したものである。走行用車体2の車体フレーム4上には旋回台(基台)5が設けられている。旋回台5には上記クレーン装置3の他に運転室6が設けられている。運転室6は走行運転室とクレーン操作室を兼ねる。車体フレーム4の前方部位と後方部位にはアウトリガ7,8が設けられている。車体フレーム4の前後にはアウトリガ7,8よりも中央側に位置して車輪11,12が設けられている。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 shows an entire self-propelled
図1及び図2に示すように上記クレーン装置3は伸縮式ブーム21と、この伸縮式ブーム21を起伏させるためのブーム起伏用シリンダ22とを備える。伸縮式ブーム21は複数のブーム部材を積層的に嵌挿して内側のブーム部材をテレスコープ的に繰り出して伸縮する。伸縮式ブーム21の構成は次の通りである。最外側の外筒となるベースブーム25の内部に複数の中間ブーム26と最も内側に位置するトップブーム27とを順次積層して内挿し、中間ブーム26及びトップブーム27は図示しないブーム伸縮用シリンダによって繰り出しまたは引き込まれ、ブーム全長が伸縮される。ベースブーム25の基端部は上記旋回台5に枢着されている。上記ブーム起伏用シリンダ22はそのシリンダ基部を上記旋回台5に枢着し、そのロッドの先端をベースブーム25の下面に連結する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
上記トップブーム27の先端にはトップヘッド(シーブブロック)31が設けられている。トップヘッド31は常にベースブーム25の先端から突き出すように設けられている。トップヘッド31にはワイヤを案内するガイドシーブ32とルースターシーブ33とが設けられている。上記トップヘッド31の左右側面にはそれぞれ側方へ突き出した軸状のジブ支軸(ジブフート部)35が設けられている。左右一対のジブ支軸35には使用しようとするジブ36の基端部が係着して枢着する(図3参照)。ジブ36はその長さが決まった固定長のものでも全長の長さが調節可能な多段式ジブでもよい。
A top head (sheave block) 31 is provided at the tip of the
図4に示すように上記ジブ36の基端部は左右に分岐する左右一対の装着用アーム37を有する。左右一対の装着用アーム37の先端部には図3に示すように二股フォーク状に突き出した上下一対の突起38が形成され、この上下一対の突起38の間でジブ36の長手方向に長い切欠き状の係着孔39を溝状に形成している。係着孔39の基端側はジブ36の基端側に向いて開口している。そしてトップヘッド31にある左右のジブ支軸35を左右一対の装着用アーム37の係着孔39内にそれぞれ嵌り込ませてジブ支軸35にジブ36の基端部を枢着できるようになっている。これによりジブ36を伸縮式ブーム21のトップブーム27における先端に枢着する係着部を構成する。
As shown in FIG. 4, the base end portion of the
図3に示すように、上記係着孔39を形成する一対の突起38の先端にはその係着孔39を横切るようにフート装着ピン41を着脱自在に差込み可能な差込み孔40が形成されている。これらの差込み孔40に対し、フート装着ピン41を装着すると、装着孔39に嵌り込んだジブ支軸35はその装着孔39から外れないジブ連結状態となる(図3参照)。また、フート装着ピン41を引き抜けば、装着孔39の入口が開放されるので、ジブ支軸35からジブ36を取り外し可能な状態になる。
As shown in FIG. 3, an
図2及び図4に示すように、ジブ36の先端部にはジブトップシーブ45が設けられている。ジブ36の先端近傍部位にはテンションロッド(図示せず)の先端を枢着する連結部が設けられている。上記ジブ36の下面には該テンションロッドを保持するロッド支え46が適宜位置に設けられている。
As shown in FIGS. 2 and 4, a jib
上記ジブ36の長手方向の途中部位には上記ジブ36を多段伸縮式ブーム21におけるベースブーム25に沿わせて格納するためにホルダ取付け用ブラケット51と、このホルダ取付け用ブラケット51よりも先端側に位置して配置される後述する取付け板52とが設けられている。
A
一方、図4に示すように上記ベースブーム25側にはジブ36を格納するためのジブホルダ55が設けられている。このジブホルダ55はジブ側に設けるホルダ取付け用ブラケット51を保持する。そしてジブホルダ55は上記ホルダ取付け用ブラケット51に係着するジブ格納リンク56を備えてなり、このジブ格納リンク56によりジブ36を保持する。
On the other hand, as shown in FIG. 4, a
上記ジブ格納リンク56は図4に示すように同じ矩形状の2枚の板材57を前後に離して平行に向き合わせた位置で2枚の板材57を固定的に連結した一体的な枠構造となっている。このジブ格納リンク56はベースブーム25の側面における比較的下部に位置して配設された枢支軸58に対し枢着される。上記枢支軸58は図4(A)(B)(C)に示すようにベースブーム25の側面に設けた支持枠61に支持されている。支持枠61はブームの長手方向の前後に離れて配置される一対の板状の横材62からなる。枢支軸58の両端部分を一対の横材62に支持することにより枢支軸58は横材62に架け渡された状態で支持枠61に取り付けられる。したがって上記ジブ格納リンク56は上記支持枠61の横材62の幅に対応した領域内で前後方向の移動が規制されつつ、上下方向への回動が可能である。
As shown in FIG. 4, the
上記枢支軸58は図5(A)(B)に示すジブ下抱き状態のジブ格納リンク56の上辺におけるブーム側に位置する角部位に貫通して設けた軸孔59に差し込まれ(図5(A)(B)を参照)、ジブ格納リンク56を上下方向へ回動自在に支持している。そしてジブ格納リンク56は枢支軸58に枢着されることにより、上記ジブ36を下抱き格納位置(ブームの下側部位に格納する状態)から横抱き格納位置(ブームの側方部位に格納する状態)へ移動し、またはその逆に移動させる移し替え可能な状態で保持するようになっている。
The
図4(B)に示すように上記支持枠61にはジブホルダ駆動シリンダ65を設ける。ジブホルダ駆動シリンダ65の基端部を支持枠61の上部に枢着し、ロッド66をジブ格納リンク56の回動端側部分に連結ピン67を介して枢着し、ジブホルダ駆動シリンダ65のロッド66を伸縮することにより、ジブ格納リンク56を回動するようになっている。
As shown in FIG. 4B, the
図4(A)(B)(C)に示すジブ下抱き位置において上記ジブ格納リンク56の下辺両端の角部にはブームの長手軸方向に貫通するピン挿通孔71が設けられている(図5(A)(B)を参照)。各ピン挿通孔71には別々の装着ピン41が着脱自在に差し込まれる。この装着ピン41は先に述べたフート装着ピン41を兼用する。もちろん、別々のピンを使用してもよい。
4A, 4B, and 4C, pin insertion holes 71 that penetrate in the longitudinal direction of the boom are provided at the corners of the lower side of the
同じく図4(A)(B)(C)に示すジブ下抱き位置でのジブ格納リンク56の上辺突出し端側の角部には格納ロックピン78を差し込むロック孔76がブーム21の長手軸方向に沿って貫通するように設けられている。このロック孔76はジブ格納リンク56を上側向きに回動させたジブ横抱き状態にあるとき、支持枠61の横材62に形成されたロック孔77に対向し、そのロックピン装着孔76とロック孔77にわたり、格納ロックピン78を差し込んでジブ格納リンク56を上昇した位置にロックする。
4A, 4B, and 4C, a
一方、図4(B)(C)に示すようにホルダ取付け用ブラケット51はジブ36の長手方向の前後に離れて上記ジブ36に取り付けられた一対の板状の横材81からなる保持枠82によって構成される。保持枠82は上記ジブ36の図4(B)(C)に示す格納時で上に位置する面に当て付けた状態で着脱自在に装着されるとともに上記ジブ36の側面に設けたブラケット84に対して着脱自在に結合される。ここでのホルダ取付け用ブラケット51はジブ36に対し着脱可能な形態であるが、ジブ36に対し固定的に設けるようにしてもよい。
On the other hand, as shown in FIGS. 4B and 4C, the
図4(B)(C)に示すように、上記ジブ格納リンク56を下方へ回動して位置させたときに該ジブ格納リンク56の下側部分はホルダ取付け用ブラケット51の枠内に入り込み位置決めされ、上記ピン挿通孔71もブラケット51の枠内に位置するようになる。
As shown in FIGS. 4B and 4C, when the
図4(B)に示すようにホルダ取付け用ブラケット51の横材81にはジブの長手方向に貫通する前後2つのピン差込み孔85が設けられ、この2つのピン差込み孔85にはブラケット51の枠内に入り込んだジブ格納リンク56のピン挿通孔71に対向一致可能な位置に配置されたとき、上記フート装着ピン41を上記ジブ格納リンク56のピン挿通孔71にわたり差込み装着できる。上記ジブ格納リンク56のピン挿通孔71とピン差込み孔85にわたり上記フート装着ピン41を差し込むと、図4(A)(B)(C)に示すようにホルダ取付け用ブラケット51とジブ格納リンク56を連結できる。
As shown in FIG. 4 (B), the
図4(B)(C)及び図5(A)(B)に示すように上記支持枠61には上記ジブ格納リンク56とは別のリンク部材であるジブ保持アーム87が上記ジブホルダ55とは独立して回動可能な状態で設けられている。このジブ保持アーム87は上記枢支軸58を利用してジブ格納リンク56と同軸な関係で上記支持枠61に枢支される。したがってジブ保持アーム87はジブ格納リンク56に枢着したものとみることも可能である。ジブ格納リンク56の枢支軸とは別の枢支軸を用いてジブ格納リンク56に対し枢着するようにしたものでもよい。さらには上記支持枠61を利用せずに別の部材を用いてベースブーム25側に枢着するようにしてもよい。ここでのジブ保持アーム87とジブ格納リンク56は独立して別々に回動可能である。ジブ保持アーム87はジブ格納リンク56よりもブーム軸方向での前側に位置して配置される。また、ジブ格納リンク56およびジブ保持アーム87の基部はいずれもブーム側方から見て一対の横材62間の幅内に対応した領域に配置され、該一対の横材62によりブーム軸方向への移動が規制される。
4B, 5C, and 5B, the
図5(A)(B)に示すように、ジブ格納リンク56には上側へ回動したときのジブ保持アーム87が当たる第1のストッパ91が設けられ、第1のストッパ91により規定以上の上側へのジブ保持アーム87の回動を規制する。上記支持枠61には下方へ回動したジブ保持アーム87が当たる第2のストッパ92が設けられ、この第2のストッパ92には下方へ回動したジブ保持アーム87が当たりそれ以上のジブ保持アーム87の回動を規制するようになっている。つまりジブ保持アーム87が第1のストッパ91に当たる位置がジブ保持アーム87の上方への回動終端であり、ジブ保持アーム87が第2のストッパ92に当たる位置がジブ保持アーム87の下方へ回動したときの下方回動終端となる。また、ジブ保持アーム87はジブ格納リンク56から独立して回動するので上方へ回動する終端位置はジブ格納リンク56の回動位置により異なる。ジブ格納リンク56の上向きの回動終端位置はジブ格納リンク56の回動に追従する第1のストッパ91の位置に応じて変わる。
As shown in FIGS. 5A and 5B, the
この結果、図5(A)に示すようにジブ格納リンク56を上方へ回動させたときには第1のストッパ91と第2のストッパ92の間が広くなり、第1のストッパ91と第2のストッパ92の間で回動可能である。一方、図5(B)に示すようにジブ格納リンク56を下方へ回動させたときにはジブ保持アーム87は第1のストッパ91と第2のストッパ92の間の位置に位置決め固定される。
As a result, as shown in FIG. 5A, when the
上記支持枠61には図4(C)に示すようにジブ格納リンク56の位置を検出する格納状態検出スイッチ93が設けられている。ホルダ取付け用ブラケット51にはジブ格納リンク56の側面に対向してジブ格納リンク56で保持するジブ36の前ずれを阻止する前ずれ防止ストッパ94が設けられている。前ずれ防止ストッパ94はネジにより前ずれ防止の位置調整が可能である。
The
図5(A)(B)に示すようにジブ保持アーム87の回動先端部にはジブ保持ピン96を差し込むための保持孔97がブームの長手軸方向に沿って貫通する状態で設けられている。保持孔97の周辺にはピン受け部98が設けられている。
As shown in FIGS. 5A and 5B, a holding
図4(B)に示すようにホルダ取付け用ブラケット51には上記ジブ保持ピン96を支持するための保持枠99が設けられている。保持枠99は図4(B)(C)に示すように上記ジブの長手軸方向に沿ってジブ保持ピン96を移動可能な状態で挿通するガイド筒101とガイド片102とを備える。ガイド筒101はホルダ取付け用ブラケット51に対して取着され、ガイド筒101とガイド片102は保持片103によって連結支持されている。ジブ保持ピン96は軸周りに回動しないようにストッパ片106が設けられ、ガイド筒101とガイド片102に組み付けられている。ストッパ片106はガイド筒101に対し溶接等で固定されている。
As shown in FIG. 4B, the
図4(C)に示すように上記ジブ保持ピン96には付勢部材としてのコイルばね105を巻装する。コイルばね105はジブ保持アーム87の保持孔97に向けてジブ保持ピン96を突き出すように付勢する。ジブ保持ピン96にはジブ保持ピン96が所定の突き出し状態に保持されており、そのジブ保持ピン96の突出し量はジブ保持ピン96のピン後端部に形成されたネジ部に螺合したナットを回転することにより調整できるようになっている。
As shown in FIG. 4C, a
上記ジブ保持ピン96の突出し先端部には図4(C)に示すように斜めにカーブする斜面108が設けられる。斜面108は該ジブ保持ピン96の突出し先端部がジブ保持アーム87に当たるとき、コイルばね105の付勢力に抗してジブ保持ピン96を退避させるためのガイドとなる。つまりジブ保持アーム87が回動してジブ保持ピン96の先端の斜面108に当たると、ジブ保持ピン96はコイルばね105の付勢力に抗して押し込み退避させられ、ジブ保持ピン96と保持孔97とが一致する位置でジブ保持ピン96はコイルばね105の付勢力によって保持孔97に自動的に入り込み係合するようになっている。
The protruding tip of the
また、図4(C)に示すようにジブ保持ピン96の先端部において上記斜面108の反対側は斜面が形成されない。つまりジブ保持アーム87の保持孔97からジブ保持ピン96が抜ける方向側には斜面が形成されないのでジブ保持ピン96が一旦、保持孔97に入り込むと、ジブ保持アーム87は回動しようとしても保持孔97から外れ難い。
Further, as shown in FIG. 4C, no slope is formed on the opposite side of the slope 108 at the tip of the
一方、図6(A)(B)(C)に示すように、上記ベースブーム25にはジブ36を格納する際に上記ジブ36の取付け板52を支持するためのジブ支持具110が設けられている。このジブ支持具110はベースブーム25の側壁面における下部に固定される固定ブラケット121と、この固定ブラケット121の突出し先端部に設けられたロックピン保持枠122とを備える。ロックピン保持枠122はブームの長手方向へ移動可能にロックピン125を支持する前後2つの板部126,127と、前側の板部126よりも前側に配置されたガイド用板部128とを備える。図6(B)に示すように2つの板部126,127の間におけるロックピン125の中途部分には付勢部材としてのコイルばね129が巻装されている。図6(A)(C)ではコイルばね129を示していない。ロックピン125はコイルばね129による付勢力によって前方へ向けて突き出すように付勢されている。
On the other hand, as shown in FIGS. 6A, 6B and 6C, the
そして前側の板部126にはこれより前側へ突き出したロックピン125の太くなった先端部を挿入するガイド用筒部131が取り付けられている。ロックピン保持枠122の前後2つの板部126,127及びガイド用筒部131によってブームの長手軸方向へロックピン125をガイドするガイド部を構成している。ロックピン125はガイド用筒部131の先端から図6(B)に示す位置まで突き出したところで該ロックピン125の後端に位置するナット132が後側の板部127に当たり停止させられる。
The
図6(B)に示すようにガイド用筒部131の先端部分には斜めにカットされて傾斜する面133が形成されている。この面133に対向するロックピン125の先端部分にも同様に斜めにカットされて傾斜する面135が形成されている。そしてジブ36側の取付け板52がロックピン保持枠122に入り込むときロックピン125の面135に当たるので、ジブ36側の取付け板52はロックピン125を退避させながらガイド用筒部131の前方部位に進入できるようになる。一方、取付け板52の先端にもそれらのガイド機能を補助するガイド面54が形成されている。したがって、取付け板52は所定位置までスムーズに案内され、自動的に入り込めるようになる。
As shown in FIG. 6 (B), an
図6(A)(B)(C)に示すようにジブ支持具110のガイド用板部128にはガイド受け板138が設けられ、このガイド受け板138にはジブ36を下抱き格納状態になるときにそのジブ36側に設けたガイドローラ137が当たり所定位置にガイドするようになっている。
As shown in FIGS. 6A, 6B, and 6C, the
一方、図6(A)(B)(C)に示すようにジブ36側に設けられる取付け板52はジブ36の上面に固定されたブラケット111に対して取り付けられている。取付け板52はブラケット111からジブ36の外面に対して略垂直に上方へ突き出している。取付け板52の突き出し先端部分には上述したブーム側のロックピン125を嵌め込むロック孔140が形成される。
On the other hand, as shown in FIGS. 6A, 6 </ b> B, and 6 </ b> C, the
図6(A)(B)に示すように取付け板52には下抱き格納状態にあるジブ36の上面における略面方向の水平方向へ突き出した板状の第1の前ずれ防止部142が設けられている。第1の前ずれ防止部142は取付け板52と一体に形成したが、取付け板52に別体の部材として取り付けるようにしてもよい。この取付け板52に取り付けられる第1の前ずれ防止部142は下抱き格納状態にあるジブ36の上面に略平行に水平な向きで突き出すように形成される。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the mounting
上記ブラケット111には取付け板52の位置よりもブームの前側(ジブの基端側)に位置して上述したガイドローラ137が設置されている。このガイドローラ137と上記取付け板52のロック孔140を形成した中央突出し部分55aとはジブ36の長手方向において向き合うように対峙して配置される。図6(A)に示すように上記第1の前ずれ防止部142はその向き合う領域から水平な向きでブーム側方へ突き出してずれた状態で配置されている。上述したジブ支持具110にはブームの前側に位置する板部126とガイド用板部128との間の領域に位置した板状の第1の前ずれ規制用ストッパ部材145が設けられている。この第1の前ずれ規制用ストッパ部材145はジブ36を下抱き格納状態で保持する図6(A)に示す姿勢ではジブ36側の取付け板52から避けた干渉しない位置に設けられる。また、図6(C)に示すジブ36の横抱き格納状態の姿勢になると、第1の前ずれ防止部142の部分は取付け板52から立ち上がるのでガイド用筒部131の先端と第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の後端との間の狭い隙間146に入り込む。ジブ36が横抱き格納状態にあるときはロックピン125が取付け板52のロック孔140に入り込んで係合してジブ36の回動を規制すると同時に第1の前ずれ防止部142が第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の後端に向き合って位置してガイド用筒部131の先端と第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の後端との間の狭い隙間146に入り込む。このため、ジブ36の横抱き格納状態ではその第1の前ずれ規制用ストッパ部材145によりジブ36の前ずれを規制するようになる。
The
図9及び図10に示すように上記取付け板52にはジブ36の下抱き格納状態において上記取付け板52から下方に突き出して第2の前ずれ防止部151が設けられている。この第2の前ずれ防止部151は取付け板52に対し一体に形成したが、取付け板52に別体の部材として取り付けるようにしてもよい。図9に示すように第2の前ずれ防止部151の下端には下方に向けて後方斜めに傾斜した前ずれ防止板153が取り付けられている。このように前ずれ防止板153がブームの回動中心側に傾斜する理由は伸縮式ブーム21を水平付近まで倒伏させるとき、該伸縮式ブーム21に取り付けられたジブ36の前ずれ防止板153も円弧状の軌跡を描き回動するので前ずれ防止板153がブーム21の倒伏作動中にストッパ162の先端部と干渉せず、または離れ過ぎないようにするためである。
As shown in FIGS. 9 and 10, the mounting
図7乃至図10に示すように伸縮式ブーム21を支持する車体側の基台ここでは旋回台5の、上記第2の前ずれ防止部151に対応し得る位置には上述した第2の前ずれ防止部151に当たり得る第2の前ずれ規制用ストッパ部材155が設けられている。第2の前ずれ規制用ストッパ部材155は旋回台5の前方側傾斜面部位に設けたブラケット161にねじ込むことにより取り付けられたピン状のストッパ162からなる。このストッパ162のストッパ先端は図9に示すようにブラケット161から旋回台5の後方へ突き出している。ブラケット後方へのストッパ先端の突出し量はブラケット161に対するピン状のストッパ162のねじ込み量を選ぶことによりストッパ先端の位置調整が可能である。
As shown in FIGS. 7 to 10, the base on the vehicle body side that supports the
上記ジブ36側の取付け板52に設けられた第2の前ずれ防止部151の部分は伸縮式ブーム21のベースブーム25と一緒に昇降されるジブ36の昇降に伴って昇降するのでベースブーム25が略倒伏した位置で上記ストッパ162に突き当り得るようになる。具体的には図23(A)で示すようにベースブーム25が最も伏せたブーム最伏位置において第2の前ずれ防止部151が上記ストッパ162の高さ位置に入り込む。この位置でジブ36が前方に移動しようとすると、第2の前ずれ防止部151の部分が上記ストッパ162に当たり、ジブ前方移動を抑止してジブ36の前ずれを防止するようになる。ここでブーム最伏位置とはベースブーム25が略水平またはブーム前端側がブーム基端側よりも低く傾斜する状態であるが、図23(A)(B)(C)で示す本実施形態ではベースブーム25が略水平になる姿勢を想定している。
The portion of the second forward
また、ブーム最伏位置から僅かにブーム前方が持ち上がる図23(B)で示すブーム最伏位置+αの位置では第2の前ずれ防止部151の本体部分がストッパ162に当たらない上昇位置に退避するが、前ずれ防止板153は残っており、該前ずれ防止板153はストッパ162に当たり得る位置にある。このため、ジブ36が前方に移動しようとすると、僅かに移動したところで上記前ずれ防止板153にストッパ162が当たり、ジブ前方移動を抑止してジブの前ずれを防止することができる。このような機能を奏する上記前ずれ防止板153は第2の前ずれ防止部151としての機能を奏する部分とみなすことができるようになる。
Further, the main body portion of the second forward
一方、図23(C)で示すようにベースブーム25が略水平以上に起上してブーム前方が持ち上がるブーム最伏位置+α以上では上記ジブ36側の取付け板52における第2の前ずれ防止部151および前ずれ防止板153のいずれもがストッパ162の上方へ退避し、ジブ36が前方に移動しても、ストッパ162に当たらない。ベースブーム25が起上した時点ではジブ36の前方移動は自由である。
On the other hand, as shown in FIG. 23 (C), when the
ところで、ベースブーム25を最も伏せたブーム最伏位置において伸縮式ブーム21を最縮小にした後にブーム伸長操作レバーを中立位置に設定した状態では伸縮式ブーム21の伸び回路に圧油が回り込み、またはブーム伸縮シリンダ内の作動油の温度変化等の体積変化に自然伸長を起こす場合がある。このため、ジブ36の先端がブームの先端に連結されていると、そのジブ36もつられて伸長してしまう虞がある。しかし、本実施形態では第2の前ずれ防止部151の機能によりジブ36は旋回台5に保持され、ジブの前ずれを防止できるようになっている。
By the way, in a state where the boom extension operation lever is set to the neutral position after the
次に、本実施形態においてのジブ振出し操作の手順について説明する。ジブ36を使用しない場合におけるジブ36は図11(A)で示すようにベースブーム25の側面に横抱き格納状態で格納されている。この横抱き格納状態にあるときは図11(D)に示すように第1の前ずれ防止部142は第1の前ずれ規制用ストッパ部材145により前ずれ移動が抑制される状態にある。図11(B)(C)(D)では見やすくするためにジブ36を示していない。
Next, the procedure of the jib swing operation in the present embodiment will be described. When the
このジブ格納状態からジブ36を振り出す場合、図12(A)で示すようにトップブーム27のみを僅かに伸長させてトップヘッド31を前方に退避させる。この状態でジブホルダ駆動シリンダ65を伸長させ、ジブ格納リンク56を下向きに回動してジブ36をサイドダウンさせ、ジブ36をベースブーム25に対して下抱き格納状態とする。このとき、取付け板52と一緒に回動する第1の前ずれ防止部142は第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の位置から離れ、図12(D)に示すようにジブ36は第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の規制を受けずに前進できる状態になる。
When swinging out the
一方、ベースブーム25は伏せた状態でジブ36は下抱き状態になるのでジブ36側の取付け板52に設けられた第2の前ずれ防止部151の部分は図23(A)で示すように旋回台5側のストッパ162の高さ位置に入り込む。ジブ36が前方に移動しようとしてもその第2の前ずれ防止部151の部分が上記ストッパ162に当たりジブ前方移動を抑止する状態になる。
On the other hand, since the
この下抱きの格納状態でトップブーム27を引き戻す。そしてトップヘッド31にあるジブ支軸35を、ジブ36の係着孔39内に差し込む。そしてジブ格納リンク56のピン挿通孔71からフート装着ピン41を引き抜き、このフート装着ピン41を、ジブ36の係着孔39を形成する一対の突起38の先端間に装着し、トップヘッド31とジブ36とを連結する。(同じフート装着ピン41を使い回すようにしているが、フート装着ピン41を差し替えることなく、別のピンを使用してもよい。)
このとき、作業上の都合で伸縮式ブーム21を作業し易い高さになるように伸縮式ブーム21を伏せた状態にすることがあるので、伸縮式ブーム21は水平または先端が低い傾斜状態にあり、ジブ36も前下がり状態になる。このため、ジブ36が自重により前方へ移動しようとする。しかし、図23(A)で示すベースブーム25が最も伏せたブーム最伏位置において上記ジブ36側の取付け板52に設けられた第2の前ずれ防止部151の部分が図23(A)に示すように旋回台5に設けられたストッパ162の高さ位置に入り込む。したがってジブ36が前方に移動しようとしても第2の前ずれ防止部151の部分が上記ストッパ162に当たりジブ前方移動を阻止してジブ36の前ずれを防止するようになる。
The
At this time, the
次に、図13(A)(B)(C)に示すようにジブホルダ駆動シリンジ65を縮小させて上向きにジブ格納リンク56を回動し、ジブ格納リンク56をサイドアップする。ジブ格納リンク56は上昇した位置に格納される。このとき、ジブ保持アーム87の保持孔97にはジブ保持ピン96が差し込まれたままにあるので、ジブ保持アーム87はそのまま残り、ジブ保持アーム87、ジブ保持ピン96及び保持枠99を介して、ジブ36はジブホルダ55に保持され、かつ下抱きの状態に保持されている。また、ジブ保持アーム87は、ジブ格納リンク56から下方へ突き出す状態にあり、ジブ保持アーム87を残してジブ格納リンク56のみが上方へ退避する。
Next, as shown in FIGS. 13A, 13 </ b> B, and 13 </ b> C, the jib
このようにジブ36を下抱きの図14(A)に示す状態で、補助ロープ170を補巻きフック171とジブ36のジブトップシーブ45に架け渡してジブ36の格納ブラケット173に掛けてジブ36の飛び出しを防止し得る状態とした後にブーム21を起こし、トップブーム27を伸長させる。
In the state shown in FIG. 14A in which the
この結果、図14(B)(C)に示すように、ジブ保持ピン96がジブ保持アーム87の保持孔97から抜ける。このとき、ブーム後方のジブ支持具110におけるロックピン125は取付け板52の孔に嵌り込んでおり、ジブ36を保持した状態を維持する(図14(D)参照)。また、第2の前ずれ防止部151の部分も旋回台5側のストッパ162から退避する。
As a result, the
次に、図15(A)に示すように、トップブーム27を更に伸長させると、ジブ36が引き上げられ、ブーム後方のジブ支持具110におけるロックピン125は取付け板52から抜け出してジブ36を解放する(図15(D)参照)。また、ジブ保持アーム87も解放される(図15(B)(C)参照)。
Next, as shown in FIG. 15A, when the
そして図16(A)(B)(C)で示すように、補助ロープ150のたるみ分、ジブ36が落下する。補助ロープ150を更に弛ませてジブ36を張り出すようにする。ジブ36の張り出し手順は以上の如くである。
Then, as shown in FIGS. 16A, 16 </ b> B, and 16 </ b> C, the
ところで、フート装着ピン41を、ジブ36の係着孔39の先端間に装着し忘れ、トップヘッド31とジブ36とを連結しない状態で張り出し作業を続け、仮にトップブーム27を伸長させたとしても、ジブ36を引き上げることができない。このため、ジブ保持ピン96がジブ保持アーム87の保持孔97から抜けることがないので、ジブ保持アーム87によりジブ36を保持しておくことができる。したがってジブ36が単独で解放されてしまうことがない。また、ジブ支軸35に対してジブ36が連結されない不安定な状態で張り出すという虞がなくなる。更に、ブーム後方のジブ支持具110におけるロックピン125も同様に取付け板52から抜け出てしまうことがない。
Even if the
次に、本実施形態のジブ格納手順について説明する。まず、図17(A)(B)(C)(D)に示すように、ブーム21を起こした状態で、補助ロープ170を補巻きフック171とジブ36のジブトップシーブ45に架け渡し、さらにジブ36の格納ブラケット173に掛けるようにする。そして補巻きロープを巻き上げる。すると、図18(C)に示すように、ブーム後方のジブ支持具110におけるロックピン125がジブ36側の取付け板52の孔に自動的に嵌り込み係合する。また、ガイドローラ137がガイド受け板138に当たり係合する。ここまでのジブ格納リンク56は図17(B)(C)及び図18(A)(B)に示すように上方へ回動された格納位置にある。
Next, the jib storage procedure of this embodiment will be described. First, as shown in FIGS. 17 (A), (B), (C), and (D), with the
次に、図19(A)に示すように、ブームを最伏状態とし、この状態でジブ格納リンク56を張り出す。ジブ格納リンク56を張り出すことにより、ストッパ91がジブ保持アーム87を押し出すようにする。すると、図20(A)(B)に示すように、ジブ保持アーム87の保持孔97に対し、ジブ保持ピン96が自動的に嵌り込む。この段階でジブ36はブームに保持される状態になる。仮に次の作業工程で行うジブ格納リンク56にフート装着ピン41を装着することを看過してもジブ36は外れない。また、このとき、ブームが最伏状態にあるからジブ側の第2の前ずれ防止部151の部分が、旋回台5側のストッパ162に当たりジブ前方移動を抑止するジブの前ずれ防止状態にある。
Next, as shown in FIG. 19 (A), the boom is in its lowest position, and the
次に、ジブ36の基端のフート装着ピン41を引き抜き、このフート装着ピン41をジブ格納リンク56のピン挿通孔71に挿入し、ホルダ取付け用ブラケット51にジブ格納リンク56を連結する。
Next, the
次に、図21に示すようにブームを伸長し、トップヘッド31を退避させた上でジブ36をサイドアップして横抱き状態にする。この横抱き格納状態では上述したように前ずれ防止ストッパ94が前ずれ防止機能を奏するようになり、ジブ36の前ずれを防止する。ジブ側の第2の前ずれ防止部151と旋回台5側のストッパ162によるジブの前ずれ防止機能は解除される状態になる。
Next, as shown in FIG. 21, the boom is extended and the
また、図6(C)に示すジブ36の横抱き格納状態の姿勢になると、第1の前ずれ防止部142の部分は取付け板52から立ち上がるのでガイド用筒部131の先端と第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の後端との間の狭い隙間146に入り込む。ジブ36が横抱き格納状態にあるときはロックピン125が取付け板52のロック孔140に入り込んで係合してジブ36の回動を規制すると同時に第1の前ずれ防止部142が第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の後端に向き合って位置してガイド用筒部131の先端と第1の前ずれ規制用ストッパ部材145の後端との間の狭い隙間146に入り込む。
Further, when the
図22で示すようにトップヘッド31を引き戻す。これにより、ジブ36は図2に示すように格納状態になり、ブームの長手軸方向に沿って僅かに傾いた姿勢でブームに格納され、これにより一連の格納作業を終了する。
The
また、ジブ36がジブホルダ駆動シリンジ65により下抱き位置から横抱き位置に置き替えられ際、回転移動させられるが、このときのジブ回転中心軸がジブ36の重心G付近を通るように設定すると、ジブ36がずれた時のジブ回転を小さくでき、揺れを防ぐことが可能である。
Further, when the
3…クレーン装置、21…伸縮式ブーム、25…ベースブーム、36…ジブ、
41…フート装着ピン、56…ジブ格納リンク、87…ジブ保持アーム、
96…ジブ保持ピン、97…ピン保持孔、142…第1の前ずれ防止部、
145…第1の前ずれ規制用ストッパ部材、151…第2の前ずれ防止部、
155…第2の前ずれ規制用ストッパ部材、162…ストッパ。
3 ... Crane device, 21 ... Telescopic boom, 25 ... Base boom, 36 ... Jib,
41 ... Foot mounting pin, 56 ... Jib storage link, 87 ... Jib holding arm,
96 ... Jib holding pin, 97 ... Pin holding hole, 142 ... First forward slip prevention part,
145... First forward deviation restricting
155... Second forward deviation restricting stopper member, 162.
Claims (3)
上記ブームに設けられた支持枠に回動可能に支持され、上記ジブを保持して回動することにより、上記ブームの下側部位と上記ブームの側方部位に上記ジブを移し替え可能なジブ格納リンクと、
上記ジブ格納リンクから独立して上下方向に回動可能に上記ブームに設けられ、上記ジブ格納リンクが上記ブームの側方部位にジブを格納する位置において上記ジブ格納リンクから下方へ突き出す突出長さを有したジブ保持アームと、
上記ジブ保持アームの先端部に設けられ、上記ブームの長手方向に開口したピン保持孔と、
上記ジブに設けられ、上記ブームの基端側への向きで付勢され、上記ピン保持孔に係合可能なジブ保持ピンと、
を具備したことを特徴とするクレーン装置のジブ張出し格納装置。 In the jib overhanging storage device of the crane apparatus, in which the jib is stored on the side surface of the boom along the longitudinal direction of the boom,
A jib that is rotatably supported by a support frame provided on the boom and that can move the jib to a lower part of the boom and a side part of the boom by holding and turning the jib. A storage link;
Protruding length protruding downward from the jib storage link at the position where the jib storage link is stored in the side part of the boom at a position where the jib is stored in the boom so as to be pivotable in the vertical direction independently of the jib storage link. A jib holding arm having
A pin holding hole provided at the tip of the jib holding arm and opened in the longitudinal direction of the boom;
A jib holding pin provided on the jib, biased in a direction toward the base end side of the boom, and engageable with the pin holding hole;
A jib overhanging storage device for a crane device, comprising:
上記ブームに設けられ、上記ブームの先端側へ上記ジブの略長手方向に突き出す向きに付勢され、上記ジブ支持具の孔に向き合ったときに該孔に入り込んで係合可能な格納ロックピンと、
を具備したことを特徴とする請求項1に記載のクレーン装置のジブ張出し格納装置。 A jib support provided on the jib and having a hole opened in the longitudinal direction of the jib;
A storage lock pin provided on the boom, biased in a direction protruding in a substantially longitudinal direction of the jib toward the tip side of the boom, and capable of entering and engaging the hole when facing the hole of the jib support;
The jib overhanging storage device for a crane device according to claim 1, comprising:
上記ジブ側に設けられ、上記ジブが上記ブームの側方部位に格納する位置にあるときに上記ストッパに当たり上記ジブの前ずれを阻止する前ずれ防止部と、
を有したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクレーン装置のジブ張出し格納装置。 A stopper provided on the boom side;
A forward slip prevention portion that is provided on the jib side and prevents the forward shift of the jib by hitting the stopper when the jib is in a position to be stored in a side portion of the boom;
The jib overhanging storage device for a crane device according to claim 1 or 2, characterized in that
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