JP5344643B2 - 押しボタンスイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に用いられる押しボタンスイッチ装置に関する。
従来、遊技機として、表面に図柄が付された3個の回転リールと、各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、回転リールの回転を停止させるための3個のストップスイッチとを備えたスロットマシンが知られている。
このようなスロットマシンでは、スタートスイッチの押下レバーを操作すると、各回転リールが回転を開始するとともに、役の抽選が行われる。そして、ストップスイッチの押しボタンを操作すると、対応する回転リールの停止制御が行われる。
また、ハウジングに3個のストップスイッチを実装して押しボタンスイッチ装置とし、スロットマシンに取り付けるようになっている。具体的には、押しボタンがケース本体に移動可能に収納されるとともに、このケース本体には押しボタンの移動を検出する検出装置が設けられている。また、ケース本体の正面には、パネル本体が取り付けられており、このパネル本体には、押しボタンを露出させる開口部が形成されている(特許文献1参照)。
特開2005−334359号公報
ところが、押しボタンの形状が異なる場合には、押しボタンの出入する開口部を有するパネル本体はもちろん、押しボタンを収納するケース本体の形状も異なってくる。したがって、押しボタンの形状に応じたパネル本体やケース本体を別途製造しなけらばならず、また、押しボタンスイッチ装置を組み立てる作業も複雑になっていた。そのため、押しボタンスイッチ装置の製造コストが嵩むという問題があった。
そこで、本発明は、製造コストを削減できる押しボタンスイッチ装置を提供することを第1の課題とする。
また、本発明は、上記第1の課題に加え、押しボタンが破損しても正常に作動する押しボタンスイッチ装置を提供することを第2の課題とする。
(1)第1の発明
前記第1の課題を解決するために、本発明のうち第1の発明は、
遊技機に取り付けられるケースユニット(60)と、前記ケースユニット(60)の正面に取り付けられるパネルユニット(80)とを備えた押しボタンスイッチ装置(50)であって、
前記ケースユニット(60)は、常態位置から後方の操作位置まで往復移動する移動部材(70)と、前記移動部材(70)の操作位置への移動を検出する検出装置(77)と、前記移動部材(70)を前方へ付勢する付勢部材(75)と、前記移動部材(70)、前記検出装置(77)及び前記付勢部材(75)を実装されるケース本体(61)とを備え、
前記パネルユニット(80)は、前記ケース本体(61)の正面を覆うパネル本体(81)と、前記パネル本体(81)に形成された開口部(84)から前方を臨む押しボタン(90)とを備え、
前記押しボタン(90)は、前記開口部(84)に挿入される操作部(91)と、前記開口部(84)に前記操作部(91)を挿入させた場合に前記開口部(84)よりも前記ケース本体側に位置する押動部(92)とを備え、
前記押動部(92)には、前記開口部(84)に前記操作部(91)を挿入させた場合に前記パネル本体(81)の裏面に当接する当接部(94)が形成され、
前記操作部(91)が前記ケース本体側に押し込まれると、前記押動部(92)に形成された押圧部(96)が前記移動部材(70)を押圧することにより、前記移動部材(70)が前記付勢部材(75)の付勢に抗して操作位置へ向けて押し込まれ、
前記押動部(92)には、その外周の所定位置から突出したボタン突出部(97)が設けられ、
前記パネル本体(81)における裏面側の所定位置には、前記ボタン突出部(97)が前後方向に遊びをもって嵌め込まれるパネル遊嵌部(87)が形成され、
前記ボタン突出部(97)を前記パネル遊嵌部(87)に嵌め込むことにより、前記押しボタン(90)が前記パネル本体(81)に前後方向へ移動可能に装着されることを特徴とする。
(2)第2の発明
前記第2の課題を解決するために、本発明のうち第2の発明は、前記第1の発明の特徴に加え、
前記パネル遊嵌部(87)に嵌まっている前記ボタン突出部(97)が切断された場合に、前記押しボタン(90)から切り離された前記ボタン突出部(97)の断片が前記パネル遊嵌部(87)に残ることを特徴とする。
(第1の発明)
本発明のうち第1の発明によると、以下に記す効果を相する。
すなわち、押しボタンスイッチ装置は、パネル本体に押しボタンが設けられたパネルユニットと、ケース本体に移動部材、付勢部材及び検出装置が設けられたケースユニットとを備えている。そして、一のケースユニットを異種のパネルユニットに取り付け可能に形成することができる、つまり異種のパネルユニットに対してケースユニットを共通にすることができる。また、予めケースユニット及びパネルユニットをそれぞれ組み立てておき、必要に応じてケースユニットにパネルユニットを取り付けることにより、押しボタンスイッチ装置の製造作業を簡略にすることができる。これにより、押しボタンスイッチ装置の製造コストを削減することができる。
(第2の発明)
本発明のうち第2の発明によると、上記第1の発明の効果に加え、以下に記す効果を奏する。
経時劣化等によりボタン突出部が切断された場合に、押しボタンから切り離されたボタン突出部の断片が押しボタンの移動にともないケース本体の内部を移動することがある。このボタン突出部の断片が押圧部と移動部材との間に入り込むと、押しボタンをケース本体側に押し込んでも移動部材が操作位置へ到達できなくなる不具合、つまり押しボタンを押し込んでも検出装置が検出しなくなる不具合が生じる。
そこで、第2の発明に係る押しボタンスイッチ装置では、ボタン突出部が切断された場合に、押しボタンから切り離されたボタン突出部の断片がパネル遊嵌部に残るようになっている。これにより、押しボタンから切り離されたボタン突出部の断片が、押しボタンの押圧部と移動部材との間に入り込まない。したがって、上述した不具合を防止することができる。
本実施の形態に係るスロットマシンを示す正面図である。 本実施の形態に係るスロットマシンにおいて前扉を開放した状態を示す正面図である。 本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置について(A)正面側を示す斜視図であり、(B)裏面側を示す斜視図である。 本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置の正面側を示す分解斜視図である。 本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置の裏面側を示す分解斜視図である。 本実施の形態に係るケースユニットの正面側を示す斜視図である。 本実施の形態に係るパネルユニットについて(A)裏面側の一部を示す拡大分解斜視図であり、(B)裏面側の一部を示す拡大斜視図である。 図3(A)のX−X線で切断した押しボタンスイッチ装置の断面図であって、(A)移動部材が常態位置に位置する状態の断面図であり、(B)移動部材が操作位置に位置する状態の断面図である。
本発明を実施するための形態を、図面を参照しつつ説明する。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、遊技媒体としてメダルを用いて遊技が行われる。
スロットマシンSは、図2に示すように、正面側に開口する正面開口部11を有する箱形の筐体1を備えている。また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板18からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、筐体1における高さ方向略中央の位置には、中板12が略水平に設けられている。
底板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。また、電源ユニット4の前面には、電源のオン/オフの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のオン/オフの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ、エラーを解除するためのリセットスイッチ等が設けられている。
また、底板15の上面には、メダルを払い出すためのホッパー5が設置されている。ホッパー5は、複数のメダルを貯留可能なタンクと、タンク内のメダルを1枚ずつ送り出す送出装置とを備えている。
背板18の上部には、メイン制御基板ユニット24が設けられている。メイン制御基板ユニット24は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えたメイン制御基板100を、基板ケースに収納したものである。そして、メイン制御基板100は、スロットマシンSの遊技の進行や役の抽選などを制御する。
中板12には、リールユニット22が設けられている。リールユニット22は、回転リール23と、回転リール23を回転駆動するステッピングモータとを、それぞれ3個ずつ備えている。各回転リール23は、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
(前扉3)
前扉3は、筐体1の正面開口部11を開閉可能に閉塞するための扉である。前扉3は、筐体1の左側板16Bに蝶番によって回動自在に取り付けられている。
図1に示すように、前扉3における略中央の位置には、各回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31が備えられている。図柄表示窓31は、各回転リール23の図柄を3個ずつ表示可能となるように形成されている。
前扉3における図柄表示窓31の左側の位置には、ベット数を表示するベット数表示部36が設けられている。また、前扉3における図柄表示窓31の下方の位置には、クレジット数を表示するクレジット数表示部37が設けられている。
前扉3の上部には、液晶ディスプレイやCRT等の画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、各当選役の図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像等を表示する。前扉3における画像表示装置34の周囲には、ランプ33が設けられている。ランプ33は、様々な点滅パターンで点滅することにより、遊技を盛り上げることができる。
前扉3における高さ方向略中央の位置には、クレジットされたメダルを減じてメダルの投入に代えるためのマックスベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、ゲームを開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54、及び、メダルを1枚ずつ投入するためのメダル投入口42が設けられている。
なお、3個のストップスイッチ54は、ハウジングに実装されて押しボタンスイッチ装置50とされ、前扉3に取り付けられている。この押しボタンスイッチ装置50については、後述する。
前扉3の下部には、スロットマシンS内からメダルを排出するためのメダル払出口41と、メダル払出口41から排出されたメダルを溜めておくための受け皿43とが形成されている。
図2に示すように、前扉3の裏面における高さ方向略中央の位置には、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター6が設けられている。また、前扉3の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払出口41に連通するメダル排出部44が設けられている。また、前扉3の裏面上部及び下部には、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が2つずつ設けられている。
前扉3の裏面上部には、サブ制御基板ユニット25が設けられている。サブ制御基板ユニット25は、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えたサブ制御基板200を、基板ケースに収納したものである。サブ制御基板200は、スピーカ35の音声出力やランプ33の点灯などの演出を制御する。そして、前述のメイン制御基板100とサブ制御基板200とは、ワイヤーハーネス(図示せず)によって接続されている。
(押しボタンスイッチ装置50)
図3に示すように、押しボタンスイッチ装置50は、スロットマシンSに取り付けられるケースユニット60と、ケースユニット60の正面に取り付けられるパネルユニット80とを備えている。
図4に示すように、ケースユニット60は、後述の部品が実装されるケース本体61を備えている。このケース本体61には、前後方向に貫通した3個の収納部62が形成されている。各収納部62には、前後に往復移動する移動部材70が設けられている。また、ケース本体61には、その裏面を覆うカバー部材63が取り付けられる。
移動部材70は、正面が略正方形な板状の受け部71と、受け部71の裏面に装着される動作部72と、動作部72の後端より後方に突出した一対の掛止片73とを備えている。動作部72には、受け部71を前方へ付勢する付勢部材75としてコイルバネ76が設けられている。また、移動部材70は、付勢部材75により前方へ付勢されているものの、ケース本体61に挿通された掛止片73の後端部分がケース本体61の裏面に掛止することにより、ケース本体61に止まるようになっている。そして、掛止片73の後端部分がケース本体61に掛止するとともに、受け部71が収納部62の最前面まで押し出された状態(図6参照)が、移動部材70の常態の位置(以下「常態位置」という。)である。
これに対し、移動部材70が付勢部材75の付勢に抗して後方へ移動していくと、動作部72の後端がケース本体61に当接して、これ以上移動部材70が後方へ移動できなくなる。この移動部材70の位置を、以下「操作位置」という。
図5に示すように、収納部62における移動部材70の後方の位置には、移動部材70の操作位置への移動を検出する検出装置77が設けられている。具体的には、検出装置77には、対向配置された発光素子及び受光素子(図示せず)が内蔵されている。移動部材70が常態位置に位置する場合には、受光素子が発光素子から照射された光を受光するようになっている。そして、移動部材70が操作位置に位置する場合には、動作部72の内周に形成された遮光片74が発光素子と受光素子との間に位置し、遮光片74が発光素子の照射する光を遮光するようになっている。
検出装置77における裏面側の位置には、メスコネクタ78が設けられている。このメスコネクタ78は、収納部62から後方へ突出するとともにカバー部材63の挿通口64に挿通されている。また、メスコネクタ78は、スロットマシンSの前扉3に押しボタンスイッチ装置50を取り付ける際に、前扉3に設けられたオスコネクタ(図示せず)と嵌合する。なお、検出装置77には、照明用のLED79が設けられている(図4参照)。
図4に示すように、パネルユニット80は、ケース本体61の正面を覆うパネル本体81と、パネル本体81に前後方向へ移動可能に装着される押しボタン90とを備えている。
パネル本体81は、略台形な平板状のパネル板82と、パネル板82の周縁から後方に向けて突出したパネル枠83とを備えている。パネル板82におけるケース本体61の収納部62に対向する位置には、前後方向に貫通した正面円形の開口部84がそれぞれ形成されている。パネル板82におけるケース本体側の開口部84の周囲には、前方に僅かに窪んだ凹部85が形成されている(図7(A)参照)。
押しボタン90は、開口部84に挿入される操作部91と、開口部84に操作部91を挿入させた場合に開口部84よりもケース本体側に位置する押動部92とを備えている。この押動部92には、開口部84に操作部91を挿入させた場合にパネル本体81の裏面に当接する当接部94が形成されている。
具体的には、押しボタン90の押動部92は、正面が略正方形の板状に形成されている。また、押動部92における略中央の位置は、前方に向けて略円盤状に盛り上がった操作部91が形成されており、この操作部91の最前面は凸面となっている。そして、操作部91を裏面側から開口部84に挿入させて凸面を開口部84から正面側に露出させた場合に、押動部92の正面93がパネル板82の凹部85に当接する当接部94として機能する。
図5に示すように、押動部92は、移動部材70の受け部71に対応した略正方形に形成されている。そして、押動部92の裏面95は、移動部材70の受け部71を押圧する押圧部96として機能する。具体的には、操作部91がケース本体側に押し込まれると、押動部92の裏面95(押圧部96)が移動部材70を押圧することにより、移動部材70が付勢部材75の付勢に抗して操作位置へ向けて押し込まれる。
(押しボタン90のパネル本体81への装着)
図7(A)に示すように、押動部92には、一対の鉤状のボタン突出部97が設けられている。一対のボタン突出部97は、押動部92における左右方向略中央の上端縁または下端縁から後方へ突出する突出片98と、各突出片98の後端から略垂直で互いに離れる方向へ突出する突端99とを備えている。押動部92の上端縁または下端縁から突出した突出片98は、受け部71の上端縁または下端縁に達している。
パネル本体81の裏面における開口部84よりも上方または下方の位置には、ボタン突出部97が前後方向に遊びをもって嵌め込まれるパネル遊嵌部87が形成されている。具体的には、パネル板82には、その裏面における開口部84よりも上方及び下方の位置から後方へ突出する略水平な平板状の水平片86が設けられている。つまり、パネル板82の裏面には、上下一対の水平片86が3組設けられている。パネル板82の裏面から突出した水平片86は、受け部71の上端縁の上方または下端縁の下方に達している。また、水平片86には、上下方向に略矩形に貫通したパネル遊嵌部87が形成されている。
図7(B)に示すように、上下のボタン突出部97をそれぞれ対応するパネル遊嵌部87に嵌め込むことにより、押しボタン90がパネル本体81に前後方向へ移動可能に装着される。
詳述すると、パネル遊嵌部87の左右方向の大きさは、ボタン突出部97の突端99の横幅よりも僅かに大きく形成されている。また、パネル遊嵌部87の前後方向の大きさは、ボタン突出部97の突端99の厚みよりも遥かに大きく形成されている。具体的には、パネル遊嵌部87の前後方向の大きさは、移動部材70の常態位置から操作位置までの移動距離とほぼ等しく形成されている。そして、パネル遊嵌部87に嵌め込まれたボタン突出部97の突端99は、パネル遊嵌部87を前後方向へ移動し得るが、パネル遊嵌部87の周縁(水平片86)に引っ掛かってパネル遊嵌部87から抜け出さないようになっている。
(パネルユニット80のケースユニット60への取り付け)
図5に示すように、パネル本体81の裏面における中央の開口部84の右隣及び左隣の位置には、後方に向けて突出するボス88が設けられている。この2本のボス88には、ネジ穴が形成される。図4に示すように、ケース本体61における中央の収納部62の右隣及び左隣の位置には、ボス88が挿入される円筒状のボス挿入部65が形成されている。また、図5に示すように、カバー部材63におけるボス挿入部65に対向する位置には、前方に向けて突出する円筒状のネジ挿入部66が形成されている。ケース本体61の裏面にカバー部材63を取り付けると、ボス挿入部65の後端とネジ挿入部66の先端とが当接するように形成されている。また、ボス挿入部65の後端側の開口、及びネジ挿入部66の先端側の開口は、ネジの軸は挿通するが、ネジの頭は通過できない大きさに形成されている。
ケース本体61のボス挿入部65にパネル本体81のボス88を挿入して、ケース本体61の正面にパネル板82の裏面を当接させると、ボス88のネジ穴、ボス挿入部65の後端側の開口、及びネジ挿入部66の先端側の開口が一直線上に並ぶ。そして、ネジの軸を裏面側からネジ挿入部66の先端側の開口、及びボス挿入部65の後端側の開口に挿入し、ボス88のネジ穴に螺合させる。これにより、パネルユニット80がケースユニット60に固定される(図3(B)参照)。
(押しボタン90の操作)
図8(A)に示すように、移動部材70が常態位置に位置する場合には、移動部材70の押圧により操作部91が開口部84に緩嵌するとともに、押動部92の正面93(当接部94)がパネル本体81の裏面に当接し、また、ボタン突出部97の突端99がパネル遊嵌部87の前半部分に位置している。このとき、動作部72の遮光片74が受光素子と発光素子との間隙よりも前側に位置し、受光素子が発光素子から照射された光を受光するため、検出装置77はスロットマシンSのメイン制御基板100へオフ信号を送信する。
図8(B)に示すように、操作部91がケース本体側に押し込まれると、操作部91の凸面が開口部84に没入するとともに、ボタン突出部97の突端99がパネル遊嵌部87の後半部分へ移動する。また、押動部92の押圧により、移動部材70が付勢部材75の付勢に抗して操作位置へ移動する。このとき、動作部72の遮光片74が発光素子と受光素子との間に位置し、遮光片74が発光素子の照射する光を遮光するようになり、検出装置77はスロットマシンSのメイン制御基板100へオン信号を送信するようになる。
ここで、ケースユニット60にパネルユニット80を取り付けた状態では、ボタン突出部97の突端99はパネル遊嵌部87に位置するとともに、ボタン突出部97の突出片98は水平片86と受け部71との間隙に位置している。そして、パネル遊嵌部87に嵌まっているボタン突出部97が経時劣化等により切断された場合に、押しボタン90から切り離されたボタン突出部97の断片がパネル遊嵌部87に残るようになっている。また、押動部92の裏面95(押圧部96)と受け部71の正面とは、常に接触または近接している。したがって、仮にこのボタン突出部97の断片がパネル遊嵌部87から抜け出たとしても、押圧部96と受け部71との間に入り込めない。
以上のように、本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置50は、パネル本体81に押しボタン90が設けられたパネルユニット80と、ケース本体61に移動部材70、付勢部材75及び検出装置77が設けられたケースユニット60とを備えている。そして、一のケースユニット60を異種のパネルユニット80に取り付け可能に形成することができる、つまり異種のパネルユニット80に対してケースユニット60を共通にすることができる。また、予めケースユニット60及びパネルユニット80をそれぞれ組み立てておき、必要に応じてケースユニット60にパネルユニット80を取り付けることにより、押しボタンスイッチ装置50の製造作業を簡略にすることができる。これにより、押しボタンスイッチ装置50の製造コストを削減することができる。
また、本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置50では、経時劣化等によりボタン突出部97が切断された場合に、押しボタン90から切り離されたボタン突出部97の断片がパネル遊嵌部87に残るようになっている。したがって、ボタン突出部97の断片が、押動部92の裏面95(押圧部96)と移動部材70との間に入り込まない。これにより、ボタン突出部97の断片が押動部92の裏面95と移動部材70との間に入り込むことで、押しボタン90をケース本体側に押し込んでも移動部材70が操作位置へ到達できなくなる不具合、つまり押しボタン90を押し込んでも検出装置77が検出しなくなる不具合を防止することができる。詳述すると、ボタン突出部97の断片が押動部92の裏面95と移動部材70との間に入り込むことで、押しボタン90をケース本体側に押し込んでも動作部72の遮光片74が検出装置77の発光素子と受光素子との間に到達できず、信号がオフからオンに切り替わらなくなる不具合を、本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置50は防止することができる。
また、本実施の形態に係る押しボタンスイッチ装置50では、経時劣化等によりパネル突出部85が切断された場合に、仮にボタン突出部97の断片がパネル遊嵌部87から抜け出たとしても、押圧部96と受け部71との間に入り込めない。したがって、上述した不具合を防止することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形や改良も含むものである。
60 ケースユニット 61 ケース本体
62 収納部 63 カバー部材
64 挿通口 65 ボス挿入部
66 ネジ挿入部
70 移動部材 71 受け部
72 動作部 73 掛止片
74 遮光片 75 付勢部材
76 コイルバネ 77 検出装置
78 メスコネクタ 79 LED
80 パネルユニット 81 パネル本体
82 パネル板 83 パネル枠
84 開口部 85 凹部
86 水平片 87 パネル遊嵌部
88 ボス
90 押しボタン 91 操作部
92 押動部 93 押動部の正面
94 当接部 95 押動部の裏面
96 押圧部 97 ボタン突出部
98 突出片 99 突端

Claims (2)

  1. 遊技機に取り付けられるケースユニットと、前記ケースユニットの正面に取り付けられるパネルユニットとを備えた押しボタンスイッチ装置であって、
    前記ケースユニットは、常態位置から後方の操作位置まで往復移動する移動部材と、前記移動部材の操作位置への移動を検出する検出装置と、前記移動部材を前方へ付勢する付勢部材と、前記移動部材、前記検出装置及び前記付勢部材を実装されるケース本体とを備え、
    前記パネルユニットは、前記ケース本体の正面を覆うパネル本体と、前記パネル本体に形成された開口部から前方を臨む押しボタンとを備え、
    前記押しボタンは、前記開口部に挿入される操作部と、前記開口部に前記操作部を挿入させた場合に前記開口部よりも前記ケース本体側に位置する押動部とを備え、
    前記押動部には、前記開口部に前記操作部を挿入させた場合に前記パネル本体の裏面に当接する当接部が形成され、
    前記操作部が前記ケース本体側に押し込まれると、前記押動部に形成された押圧部が前記移動部材を押圧することにより、前記移動部材が前記付勢部材の付勢に抗して操作位置へ向けて押し込まれ、
    前記押動部には、その外周の所定位置から突出したボタン突出部が設けられ、
    前記パネル本体における裏面側の所定位置には、前記ボタン突出部が前後方向に遊びをもって嵌め込まれるパネル遊嵌部が形成され、
    前記ボタン突出部を前記パネル遊嵌部に嵌め込むことにより、前記押しボタンが前記パネル本体に前後方向へ移動可能に装着されることを特徴とする押しボタンスイッチ装置。
  2. 前記パネル遊嵌部に嵌まっている前記ボタン突出部が切断された場合に、前記押しボタンから切り離された前記ボタン突出部の断片が前記パネル遊嵌部に残ることを特徴とする請求項1記載の押しボタンスイッチ装置。
JP2011073978A 2011-03-30 2011-03-30 押しボタンスイッチ装置 Expired - Fee Related JP5344643B2 (ja)

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