JP5324334B2 - Scaffolding board - Google Patents
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Description
本発明は、建築現場等で仮設される足場板の側縁部上に起立姿勢に取り付けられる足場板用幅木に関する。 The present invention relates to a baseboard for a scaffold board that is attached in a standing posture on a side edge of a scaffold board that is temporarily installed at a construction site or the like.
建築現場等における足場板上での高所作業では、作業者の手にしたボルト、ナット、金具類等の種々の施工用物品や工具類、足元に置いた各種資材や用具等を誤って落下させ、事故につながるという危険性が常に付きまとう。そこで、足場板の側縁部上に幅木を取り付けるようにしている。 When working at a high place on a scaffolding board at a construction site, etc., various construction items and tools such as bolts, nuts, metal fittings, etc., and various materials and tools placed at the feet of the worker are accidentally dropped. And there is always a danger of accidents. Therefore, baseboards are attached on the side edges of the scaffolding board.
従来の足場板用幅木として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。これは、幅木本体の外面側に、複数のスライドロック金具が、夫々ロックボルトの回動操作によって幅木本体に対し上下にスライドするように取り付けられ、各スライドロック金具は、幅木本体よりも下方に突出する下部に幅木本体の下面と対向するロック片を備え、このロック片と幅木本体の下面との間に足場板の側縁部を嵌め込んだ状態で、スライドロック金具が上方へスライドするようにロックボルトを締め付けることによって、幅木本体が垂直姿勢に固定されるようになっている。
As a conventional scaffold board skirting board, there exists what was described in the following
上記のような従来の足場板用幅木では、足場板への幅木本体の取付け及び取外し操作が面倒で手間がかかるという問題があった。 In the conventional baseboard for a scaffold board as described above, there is a problem that the operation of attaching and removing the baseboard body to the scaffold board is cumbersome and time-consuming.
本発明は、上記の事情に鑑み、足場板への幅木本体の取付け及び取外しが簡単容易に行える足場板用幅木を提供することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a skirting board for a scaffolding board that can easily and easily attach and remove the skirting board body to and from the scaffolding board.
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、対向する足場用建枠2,2の横材3、3間に掛け渡された足場板1の側縁部上に起立姿勢で取り付けられる幅木であって、幅木本体5の両端部には、前記両横材3の互いの対向面側に係止される1対の係止凹部10a,10a、11a,11aを夫々有する端部枠8,9が配設され、一端側の端部枠8は、上端部が幅木本体5に枢着されて、その係止凹部10a,10aが他端側の端部枠9の係止凹部11a,11aとの距離を短縮する後退方向に傾動可能な可動端部枠で、常時はバネ13を介して幅木本体長手方向と直交する垂直姿勢に保持され、他端側の端部枠9は、幅木本体5の端部に固定された固定端部枠であり、可動端部枠8と幅木本体5の間には可動端部枠8を垂直姿勢にロックするロック手段7が介設され、このロック手段7は、可動端部枠8の下端部にその傾動方向に沿って設けた長孔17及びこれの前端部に連通形成した径大の丸孔22と、幅木本体5に軸方向移動可能に貫通支持されていて、長孔17にスライド可能に嵌合する第1軸部18a、丸孔22に嵌合する第2軸部18b及び操作用把手23を有する軸部材18とからなり、軸部材18の第2軸部18bを丸孔22に嵌合させることにより可動端部枠8を垂直姿勢にロックし、第1軸部18aを長孔17に嵌合させることによってロック解除するようにしてなることを特徴とする。
Means for solving the above problems will be described with reference numerals of the embodiments described later. The invention according to
請求項2は、請求項1に記載の足場板用幅木において、ロック手段7の軸部材18を常時は第2軸部18bが丸孔22に嵌合するように付勢するバネ24が軸部材18と幅木本体5との間に介装されていることを特徴とする。
According to a second aspect of the present invention, in the scaffolding skirting board according to the first aspect, the
請求項3は、請求項1又は2に記載の足場板用幅木において、各端部枠8,9の一対の係止凹部10a,10a、11a,11aは、足場用建枠2の横材3に係止された足場板1のフックFを挟んでその両側に係止されるようになっていることを特徴としている。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の足場板用幅木において、可動端部枠8には、傾動操作するために指を挿入する指挿入穴19が設けられていることを特徴とする。
A fourth aspect of the present invention is the scaffold board skirting board according to any one of the first to third aspects, wherein the
請求項5は、請求項1〜4のいずれかに記載の足場板用幅木において、各端部枠8,9は両側板a,aとこれらをつなぐ連結板bとで形成されるコ字枠からなるもので、その連結板bが幅木本体5の端面に対向するように取り付けられ、両側板a,aの夫々下端部に夫々係止凹部10a,10a、11a,11aを有する1対の係止片10,10、11,11が形成されていることを特徴とする。
The fifth aspect of the present invention is the scaffolding skirting board according to any one of the first to fourth aspects, wherein each of the
請求項6は、請求項1〜5のいずれかに記載の足場板用幅木において、各端部枠8,9は内外両側板a,aと両側板a,aをつなぐ連結板bとで形成されるコ字枠からなるもので、各端部枠8,9を形成する内外側板a,aの何れか一方の側板aに位置決め孔20が複数設けられ、他方の側板aには、幅木4を横向きにして可動端部枠8どうし及び固定端部枠9どうしが重なるように複数段に積み重ねた時に前記一方の側板aの位置決め孔20に嵌合する位置決め突起21が複数設けられていることを特徴とする。
The sixth aspect of the present invention is the scaffold board skirting board according to any one of the first to fifth aspects, wherein each of the
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、足場板用幅木4を足場板1に取り付けるのに、固定端部枠9の係止凹部11aを一方の足場用建枠2の横材3に係止した後、反対側の可動端部枠8をバネ13に抗し後退方向に傾動させて可動端部枠8側の係止凹部10aと固定端部枠9側の係止凹部11aとの距離を短縮した状態で、可動端部枠8の係止凹部10aを他方の足場用建枠2の横材3に係止することにより、簡単容易に取り付けることできると共に、各端部枠8,9の一対の係止凹部10a,10a、11a,11aが横材3に係止するから、幅木本体5を安定よく足場板1の側縁部上に固定させることができる。
The effect of the invention by the above-described solution means will be described with reference numerals of embodiments to be described later. According to the invention according to
また上記のように固定端部枠9の係止凹部11aを横材3に係止させた後、可動端部枠8側の係止凹部10aを横材3に係止させる時に、バネ13の付勢力によって固定端部枠9側の係止凹部11aも横材3に弾接係止することになるから、可動端部枠8側の係止凹部10aと固定端部枠9側の係止凹部11aとが互いに反対方向に突っ張りあって、幅木本体5を足場板1の側縁部上に起立姿勢により安定よく固定させることができる。幅木4を足場板1から取り外す時には、取付時とは逆の順序で、可動端部枠8を後退方向に傾動させて、係止凹部10aを横材3から外した後、固定端部枠9を横材3から外すようにすれば、簡単容易に取り外すことができる。
Further, when the locking recess 11a of the fixed
更に請求項1に係る発明によれば、可動端部枠8を垂直姿勢にロックするロック手段7を可動端部枠8側と幅木本体5の間に介設しているため、可動端部枠8側に上向きの大きな力が作用しても、可動端部枠8がバネ13の付勢力に抗し後退方向に傾動して係止凹部10aが横材3から離脱するような危険性がない。
Further, according to the first aspect of the present invention, since the locking means 7 for locking the
また、このロック手段7は、可動端部枠8の下端部に設けた長孔17及びこれの前端部に連通形成した径大の丸孔22と、幅木本体5に軸方向移動可能に貫通支持されていて、長孔17にスライド可能に嵌合する第1軸部18a、丸孔22に嵌合する第2軸部18b及び操作用把手23を有する軸部材18とからなり、軸部材18の第2軸部18bを丸孔22に嵌合させることにより可動端部枠8を垂直姿勢にロックし、第1軸部18aを長孔17に嵌合させることによりロック解除するようにしたもので、部品点数が少なく、構造が簡単であるから、製作コストを安くできる。
The locking means 7 penetrates the
請求項2に係る発明によれば、ロック手段7の軸部材18を常時は第2軸部18bが丸孔22に嵌合するように付勢するバネ24が軸部材18と幅木本体5との間に介装されているため、ロック及び解除操作が簡単となる。
According to the second aspect of the present invention, the
請求項3に係る発明によれば、各端部枠8,9の一対の係止凹部10a,10a、11a,11aは、足場用建枠2の横材3に係止された足場板1のフックFを挟んでその両側に係止させる構成であるから、製作にあたって端部枠8,9の下端部の構造が簡単になると共に、各一対の係止凹部10a,10a、11a,11aを横材3に対し安定よく係止させることができ、また幅木4を隣り合わせに連続して取り付ける際に、足場板1のフックFと係止凹部10a,10a、11a,11aとが干渉するようなことがなく、それらを的確に係止させることができる。
According to the invention which concerns on
請求項4に係る発明によれば、可動端部枠8に指挿入穴19が設けてあるから、手で可動端部枠8を傾動させる時に指を挿入することによって、傾動操作を容易に行うことができる。
According to the fourth aspect of the present invention, since the
請求項5に係る発明によれば、各端部枠8,9が、両側板a,aと連結板bで形成されるコ字枠からなるもので、その連結板bを幅木本体5の端面に対向するように取り付け、両側板a,aの夫々下端部に夫々係止凹部10a,10a、11a,11aを有する1対の係止片10,10、11,11を形成する構成であるため、端部枠8,9の製作が容易で、端部枠8,9への取付けが簡単容易となる。
According to the invention which concerns on
請求項6に係る発明によれば、コ字枠からなる各端部枠8,9を形成する内外側板a,aの何れか一方aに複数の位置決め孔20を設け、他方の側板aには、幅木4を横向きにして可動端部枠8どうし及び固定端部枠9どうしが重なるように複数段に積み重ねた時に前記一方の側板aの位置決め孔20に嵌合する位置決め突起21を複数設けているから、幅木4をトラックなどで運搬したり、工場などに保管するような時に各幅木4を横向きにして複数段積み重ねる場合に、上下に隣り合う下段側端部枠8,9の位置決め突起21を上段側端部枠8,9の位置決め孔20に嵌合させることにより、幅木4を整列状態に積み重ねできると共に、荷崩れを防止することができる。
According to the sixth aspect of the present invention, a plurality of
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、足場板1は、図3の(a) ,(b) に示すように、対向する足場用建枠2,2の横材3,3間に掛け渡され、この足場板1の側縁部上に本発明に係る足場板用幅木4が起立姿勢に取り付けられている。足場板1の両端部には夫々フックFがその左右端側に突設されている。尚、足場板1のフックFは、フック本体faと落下錠fbとからなる(図1の(a) 参照)。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. As shown in FIGS. 3 (a) and 3 (b), the
足場板用幅木4は、図1及び図2に示すように、内側壁5aと、上壁部5bと、下壁部5cと、上下壁部5b,5cから夫々内向きに突出するフランジ5dとにより断面略C字状に形成された幅木本体5を有し、この幅木本体5の両端部に端部枠8,9が取り付けられている。幅木本体5には端部枠9が取り付けられる側の端面に断面コ字状の端面キャップ6が装着されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the scaffolding
図2及び図3から分かるように、各端部枠8,9は、内外両側板a,aと両側板a,aをつなぐ連結板bとにより形成されるコ字枠からなるもので、その連結板bが幅木本体5の端面側に対向するように取り付けられ、そして両側板a,aの夫々下端部には、足場用建枠2の横材3に係止された足場板のフックFを挟んでその両側に係止される夫々略半円形状係止凹部10a,10a、11a,11aを形成した係止片10,10、11,11が設けられている。
As can be seen from FIGS. 2 and 3, each
一端側の端部枠8は、図2の(a) ,(b) の夫々左端及び図3の(a) に示されるように、その上端部側が幅木本体5に対し枢軸12により枢着されて、下端部側の係止凹部10a,10aが他端側の端部枠9の係止凹部11a,11aとの距離を短縮する後退方向に傾動可能な可動端部枠で、常時は板バネ13を介して幅木本体5の長手方向と直交する垂直姿勢に保持されている。そして、この可動端部枠8と幅木本体5との間には、可動端部枠8を垂直姿勢にロックするためのロック手段7が介設されている。
The
他端側の端部枠9は、図2の(a) ,(b) の夫々右端及び図3の(b) に示されるように、幅木本体5の端部に固定された固定端部枠である。この固定端部枠9は、幅木本体5の端部に幅木本体5の長手方向と直交する垂直姿勢に固定されているだけで、端部枠9自体の構造は可動端部枠8と全く同じであり、従って、図面には同一符号を付して説明を省略する。また固定端部枠9は、幅木本体5の端面に装着された断面コ字状の端面キャップ6に背中合わせ状態にリベット31で固定されている。
The
上記可動端部枠8の構造について更に説明すれば、図2及び図4に示すように、コ字枠からなる端部枠8に、これよりも幅の狭いのコ字枠からなる取付枠14を背中合わせ状態にリベット31で固定し、このコ字枠状取付枠14を、幅木本体5の対向端部に対しコ字枠深さ方向の半分程度嵌合した状態で、取付枠14の上端部を枢軸12により幅木本体5の上端部に枢着している。そして、コ字枠状取付枠14内には板バネ13を挿入し、この板バネ13の上端部13aを前記枢軸12の上側を通って幅木本体5の上壁部5b内面部に係止させた状態で、その下端部を取付枠14の連結板bの内面下端部に弾接させている。
The structure of the
コ字枠状取付枠14の下端部には、図2〜図4から分かるように、内外側壁部14a,14bを貫通する夫々一定長さの長孔17を、前記枢軸12を曲率中心とする曲線に沿うように設け、この長孔17には幅木本体5に貫通支持される軸部材18を挿通して、可動端部枠8の傾動範囲を規制すると共に、前記板バネ13の付勢力によって端部枠8を常時は幅木本体5の長手方向と直交する垂直姿勢に保持できるようにし、それにより可動端部枠8を前記垂直姿勢から後退方向に一定角度範囲傾動できるが、前進方向には傾動できないようにしている。
As can be seen from FIGS. 2 to 4, the lower end portion of the U-shaped frame-shaped mounting
また図1の(b) 及び図2の(b) に示すように、幅木本体5の一端側の可動端部枠8と他端側の固定端部枠9とは、幅木本体5の端部に対し互いに前後にずらして取り付けられている。これは、幅木4を足場板1の桁方向に隣り合わせに連続して取り付ける際に、横材3の同じ個所に係止する可動端部枠8の係止片10と固定端部枠9の係止片11とが干渉することを避けるためである。
Further, as shown in FIG. 1B and FIG. 2B, the
また図2の(a) 、図3の(a) ,(b) 及び図4の(a) に示すように、可動端部枠8を形成する内外一対の側板a,aの夫々下部側には、傾動操作する際に例えば人差指と中指の2本の指を挿入する指挿入穴19,19が上下に設けられている。また図3の(a) ,(b) から分かるように、可動端部枠8の内外側板a,aの一方側、例えば内側の側板aには上部側に上下2つの位置決め孔20,20が設けられ、他方側である外側の側板aには上部側に前記2つの位置決め孔20,20に嵌合する上下2つの位置決め突起21,21が設けられ、固定端部枠9の内外側板a,aの上部側には、可動端部枠8とは内外逆の位置に夫々上下2つの位置決め孔20,20と上下2つの位置決め突起21,21が設けられている。
Further, as shown in FIGS. 2 (a), 3 (a), 3 (b) and 4 (a), a pair of inner and outer side plates a, a forming the
尚、この実施形態では、図2及び図3に示すように、固定端部枠9にも指挿入穴19が可動コ端部枠8と左右対称位置に設けられているが、そうすることにより、可動端部枠8と固定端部枠9とが全く同じ形状となって、一種類の端部枠を製作すればよいから、コストを安くできる。
In this embodiment, as shown in FIG. 2 and FIG. 3, the
次に、上記のような構成の可動端部枠8を幅木本体5の長手方向と直交する垂直姿勢にロックするロック手段7について説明すると、このロック手段7は、図4及び図5に示すように、可動端部枠8に取り付けられたコ字枠状取付枠14の内側壁14aの下端部に、この端部枠8の傾動方向に沿って(枢軸12を曲率中心とする曲線に沿うように)設けられた長孔17及びこの長孔17の前端部に連通形成された径大の丸孔22(図5及び図6参照)と、幅木本体5に軸方向移動可能に貫通支持されていて、長孔17にスライド可能に嵌合する径小の第1軸部18a、丸孔22に嵌合する径大の第2軸部18b及び操作用把手23を有する軸部材18と、この軸部材18を常時は図5の(b) に示すように第2軸部18bが丸孔22に嵌合するように付勢するコイルバネ24とによって構成される。
Next, a description will be given of the lock means 7 for locking the
上記コイルバネ24は、図5の(b) 及び図6の(b) に示すように、幅木本体5のフランジ5dと第2軸部18bの後端面との間で軸部材18の径小軸部18cに嵌装され、この軸部材18の先端部はネジ軸部18dを形成し、このネジ軸部18dに螺着されたナット25により、軸部材18は、コイルバネ24を介して、第2軸部18bが長孔17の前端部にある丸孔22に嵌合する位置、即ちロック位置に保持されている。
As shown in FIGS. 5B and 6B, the
図5の(a) 〜(c) は、ロック手段7がロック位置にあって、可動端部枠8が幅木本体5の長手方向と直交する垂直姿勢にロックされた状態を示す。即ち、このロック位置では、軸部材18は、長孔17の孔径より径大の第2軸部18bが長孔17の前端部にある丸孔22に嵌合した位置にコイルバネ24により保持されているから、図5の(c) から分かるように、この状態で可動端部枠8の下端部に可動端部枠8を後退方向に傾動するような力がかかっても、可動端部枠8は傾動を阻止されて垂直姿勢を維持することができ、従って図5の(a) に示すように可動端部枠8の係止凹部10aが足場用建枠2の横材3に係止した状態で、この可動端部枠8側に上向きの大きな力が作用しても、可動端部枠8が板バネ13の付勢力に抗して後退方向に傾動することがないから、横材3から抜けるおそれがなく、安全が確保される。
5A to 5C show a state in which the lock means 7 is in the lock position and the
図6の(a) 〜(c) は、ロック手段7がロック解除位置にある状態を示す。即ち、ロック手段7によるロックを解除するには、軸部材18の操作用把手23を掴んで軸部材18を図5の(a) に示す状態からコイルバネ24の付勢力に抗して軸方向に押し込むと、径大の第2軸部18bが丸孔22から離脱して、径小の第1軸部18aが長孔17に嵌合可能な状態となるから、この状態で可動端部枠8の下端部に可動端部枠8を後退方向に傾動するような力を加えると、図6の(c) に示すように、第1軸部18aはそのまま長孔17に突入嵌合して、可動端部枠8は後退方向に傾動することができる。尚、第1軸部18aが長孔17に嵌合している時は、コイルバネ24の付勢力によって径大の第2軸部18bの端面が取付枠14の内側壁部14aに押し付けられるから、操作用把手23から手を離しても、軸部材18がロック位置に戻ることはない。
FIGS. 6A to 6C show a state in which the lock means 7 is in the unlocked position. That is, in order to release the lock by the locking means 7, the
上記のように構成される足場板用幅木4を足場板1に取り付けるには、幅木本体5を持ち上げた状態から足場板1の側縁部上に下ろし、先に固定端部枠9の一対の係止片11,11を一方の横材3と足場板1の先端部との間に挿入して、その係止凹部11a,11aを、既に横材3に係止されている足場板1のフックFを挟むように係止して、図3の(b) に示すような状態とした後、反対側の可動端部枠8を、ロック手段7によるロックを解除した状態で板バネ13に抗して枢軸12を中心に後退方向に傾動させて、この可動端部枠8の係止凹部10aと固定端部枠9の係止凹部11aとの距離を短縮した状態から、この可動端部枠8の一対の係止片10,10の係止凹部10a,10aを、図3の(a) に示すように、既に横材3に係止されている足場板1のフックFを挟むように係止することにより、可動端部枠8が板バネ13の付勢力で垂直姿勢に復帰して、係止凹部10a,10aを横材3に弾接係止すると共に、固定端部枠9の係止凹部11a,11aも横材3に弾接係止し、それによって幅木本体5を足場板1の側縁部上に起立姿勢に固定することができる。
In order to attach the scaffold
この幅木本体4の取付け時には、先に固定端部枠9の係止凹部11aを横材3に係止させた後、可動端部枠8側の係止凹部10aを横材3に係止させると、板バネ13の付勢力によって固定端部枠9側の係止凹部11aも横材3に弾接係止することになるから、可動端部枠8側の係止凹部10aと固定端部枠9側の係止凹部11aとが互いに反対方向に突っ張りあって、幅木本体5を足場板1の側縁部上に起立姿勢に強固に固定できる。
When the
図7の(a) 〜(c) は、固定端部枠9の係止凹部11aを一方の横材3に係止させた後に可動端部枠8の係止凹部10aを他方の横材3に係止させる際の作業要領を示すもので、ロック手段7によるロックを解除した状態で、(a) に示すように、横材3の上方より幅木4の可動端部枠8側を下ろして、可動端部枠8の係止片10の係止凹部10aを横材3の周面上にその中心部より若干手前側に当接させ、この状態から幅木4の可動端部枠8側を押し下げると、係止片10の下端部が横材3の周面から滑り落ちながら、この係止片10には横材3から後退する方向の力が作用するから、可動端部枠8は、板バネ13の付勢力に抗して、(b) に示すように枢軸12を中心に後退方向に傾動し、最終的に係止片10の係止凹部10aが(c) に示すような状態で横材3に弾接係止し、幅木本体5を足場板1の側縁部上に起立姿勢に固定することができる。
7A to 7C show a state where the
要するに、(a) に示す状態から幅木4の可動端部枠8側を押し下げると、幅木4の自重とその押し下げ力によって、可動端部枠8が板バネ13の付勢力に抗し後退方向に傾動して、係止凹部10aが瞬時に横材3に係止して(c) に示す状態となる。この(c) に示す状態では、ロック手段7を構成する軸部材18の径大の第2軸部18bが長孔17の前端部にある丸孔22に嵌合するから、そのまま可動端部枠8は垂直姿勢にロックされる。
In short, when the
この実施形態では、各端部枠8,9の一対の係止凹部10a,10a、11a,11aは、横材3に係止されている足場板1のフックFを挟んでその両側に係止されるようになっているが、足場板1のフックFを挟むことなく、そのフックFの片側で横材3に係止するようにしてもよい。但し、実施形態のように足場板1のフックFを挟んでその両側に係止させる構成にすれば、端部枠8,9の下端部の構造をコンパクトに形成できると共に、一対の係止凹部10a,10a、11a,11aを横材3に対し安定よく係止でき、また図4の(b) ,(c) に示すように幅木4を隣り合わせに連続して取り付ける際に、足場板1のフックFと係止凹部10a,10a、11a,11aとが干渉するようなことがなく、それらを的確に係止させることができる。
In this embodiment, the pair of locking
また、各端部枠8,9は両側板a,aと連結板bで形成されるコ字枠からなるもので、その連結板bを幅木本体5の端面に対向するように取り付け、両側板a,aの夫々下端部に夫々略半円形状係止凹部10a,10a、11a,11aを有する1対の係止片10,10、11,11を形成している構成であるため、端部枠8,9の製作が容易で、端部枠8,9への取付けが簡単且つ容易となる。
Each of the end frames 8 and 9 is composed of a U-shaped frame formed of both side plates a and a and a connecting plate b, and the connecting plate b is attached so as to face the end surface of the
図8は、足場板用幅木4をトラックなどで運搬したり、工場などに保管するような時に各幅木4を横向きにして複数段積み重ねた状態を示している。この場合、図2及び図3に示されるように、各幅木4の可動端部枠8の内外側板a,aの一方側、例えば外側の側板aには上部側に上下2つの位置決め孔20,20が設けられ、他方側である内側の側板aには上部側に前記2つの位置決め孔20,20に嵌合する上下2つの位置決め突起21,21が設けられ、またここでは図示を省略するが、固定端部枠9の内外側板a,aの上部側には、可動端部枠8とは内外逆の位置に夫々上下2つの位置決め孔20,20と上下2つの位置決め突起21,21が設けてあることから、図8に示すように、上下に隣り合う下段側端部枠8,9の位置決め突起21を上段側端部枠8,9の位置決め孔20に嵌合させることによって、幅木4を整列状態に積み重ねできると共に、荷崩れを防止することができる。
FIG. 8 shows a state in which a plurality of
1 足場板
F 足場板のフック
2 足場用建枠
3 横材
4 足場板用幅木
5 幅木本体
7 ロック手段
8 可動端部枠
9 固定端部枠
10,11 係止片
10a,11a 係止凹部
13 板バネ
18 軸部材
18a 第1軸部
18b 第2軸部
19 指挿入穴
20 位置決め孔
21 位置決め突起
22 丸孔
23 操作用把手
24 コイルバネ
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