JP5313223B2 - 動画像復号装置及び動画像符号化装置 - Google Patents
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Description
以下、添付図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明に係る予測符号化を実現可能な動画像符号化装置(以下、単に「符号化装置100」と記す。)の構成を示す図である。同様に、図2は、本発明に係る予測復号を実現する動画像復号装置(以下、単に「復号装置200」と記す。)の構成を示す図である。これら各装置の有する構成要素は、バスを介して、相互に信号の入出力が可能なように接続されている。また、両図において、同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付す。
(1)小ブロック動き推定部163は、4×4小ブロックの動きベクトル検出処理を実行する。以下、16個の4×4小ブロック112aのうち、特に図9に示す左上端のブロック112a1に着目し、小ブロック予測部152の機能を説明するが、他の15個の4×4小ブロックについても、空間的なブロック位置が異なるだけで、同様の手順によって処理される。図9は、16分割された4×4小ブロックのうち、左上端に位置する4×4小ブロック112a1の動きベクトル115a1の検出手法を説明するための図である。小ブロック動き推定部163は、4×4小ブロック112aが小ブロック動き推定部163に入力されると、過去に復号されたフレーム520(フレームメモリ153に保存)上に探索範囲181a1を設定する。続いて、所与の規則に従って探索範囲内を探索し、4×4小ブロック112a1との差分評価値(小ブロック内における画素の差分絶対値の総和)が最小となる4×4小ブロック116a1の位置を検出し、これを4×4予測小ブロック116a1とする。そして、小ブロック動き推定部163は、4×4小ブロック112a1と空間的に同一位置にある復号フレーム520上の4×4ブロック117a1と、検出された4×4予測小ブロック116a1との間における移動量を、4×4小ブロック112a1の動きベクトル115a1とする。
かかる態様は、小ブロックの動きベクトル検出方法に関する。上記実施形態では、小ブロックの動きベクトル検出の際の探索範囲を、4×4小ブロックで±32、2×2小ブロックで±1としたが、異なる探索範囲でもよい。また、小ブロックの動きベクトル成分の精度についても、整数値だけでなく、実数値とすることも可能である。実数値には、1/2画素、1/4画素などがあり、ベクトル成分が実数値の場合における予測画素の算出方法としては、例えばH.264(“Text of ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding 3rd Edition”,September 2004.)に記載されている方法を適用できる。
かかる態様は、予測方法に関する。予測方法として、時間方向の予測に限定して説明したが、符号化対象ブロックまたは復号ブロックと同一フレーム内の既に復号された復号済み画像を用いた空間方向の予測にも、同様の方法を適用することができる。すなわち、上述した復号低解像ブロックを、イントラ予測を用いて拡大することも可能である。より具体的には、復号装置200が、復号低解像ブロックを再分割した低解像ブロックを分割し、同じフレーム内の隣接する復号済みの画素を用いて、例えばH.264(“Text of ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding 3rd Edition”, September 2004.)の複数のイントラ予測モードから、最適なモードを決定した上で、当該復号低解像ブロックに該当する高解像度信号のブロックを予測する場合なども本発明に含まれる。この場合、各縮小分割ブロックの予測モードを明示的に伝送する必要がないため、少ない補助情報で高精度に対象ブロックを予測できるという優れた効果を奏する。また、上述した時間方向の予測と空間方向の予測とを組み合わせて高精度の予測を行ってもよい。例えば、拡大ブロック生成部154にて、イントラ予測による復号低解像ブロックの拡大処理を実行し、この拡大ブロックを小ブロックに分割して、小ブロック予測部152の処理を実現する方法も有効である。
かかる態様は、誤差ブロックの符号化に関する。予測ブロックと符号化対象ブロックとの間の誤差ブロックを符号化する処理は必須ではない。つまり、誤差ブロック符号化部254(図1)と誤差ブロック復号部156(図1と図2)とは省略することもできる。また、符号化対象ブロックあるいは復号ブロック毎に符号化の有無を決めてもよい。誤差ブロック、及び低解像誤差ブロックの具体的な符号化・復号方法については、上述の方法に限定されるものではない。更に、上記実施の形態では、符号化対象ブロックと予測対象ブロックとを同じブロックサイズとしたが、異なるサイズでも本発明の予測方法は実現可能である。また、誤差信号の符号化は、ブロック単位に限定されるものではなく、画面単位で行ってもよい。但し、この場合には、低解像ブロックの拡大処理に用いるブロック境界の復号画素を用意すべく、低解像ブロックの拡大処理を実行する前に、隣接予測ブロックの生成処理と予測誤差信号の復号処理とを実行する必要がある。
かかる態様は、ブロックサイズに関する。上記実施の形態では、低解像ブロック予測用の動きベクトルは、符号化対象ブロックと復号ブロックとに1本ずつとした。しかし、図19に示すように、符号化対象ブロックを複数のブロックに分割し、分割ブロック単位でブロックマッチングを実施する方法に対しても、本発明に係る予測方法は適用可能である。この場合には、符号化対象ブロック単位で小ブロックのサイズが決定されるとともに、分割ブロックのサイズ情報と複数個の動きベクトル(104a,104b,104c,104d)とが符号化される。
かかる態様は、復号低解像ブロックの拡大方法に関する。上記実施の形態では、拡大ブロック生成部154は、復号低解像ブロックを拡大するために参照する境界復号画素群123を、予測ブロックの上辺と左辺に隣接するブロックの復号画素から取得するものとした。しかし、図21に示すように、境界復号画素群123を、隣接するブロックの復号低解像ブロックの復号画素から取得して、拡大ブロックを生成することもできる。
(i)復号低解像ブロック110を一度フレームメモリ153に保存する点
(ii)隣接ブロックに空間的に対応する復号低解像ブロックの復号画素を境界復号画素として、復号低解像ブロックに統合する点
(iii)境界復号画素を含む低解像ブロック124(図21参照)を単位として、拡大ブロック生成部154に入力する点
このように符号化装置300及び復号装置400を構成することで、境界復号画素を変更することが可能となる。
かかる態様は、縮小化方法に関する。上記実施の形態では、図4に示したように、ブロックの縮小化処理として、縦・横方向に1ライン間隔で間引く方法を採ったが、この方法に限定されない。例えば、低解像ブロックの画素数は、符号化装置100と復号装置200間で予め定めておけばよく、復号ブロック(符号化対象ブロック)よりも画素数の少ない任意の形状とすることができる。例えば、図4に示した低解像予測ブロック106の各画素を縦横方向に1画素ずらしたブロックや、図24の低解像予測ブロック1061のように画素数を半分としたブロックに対しても、本発明は適用可能である。
かかる態様は、低解像ブロック予測に関する。上記実施の形態では、各装置は、低解像予測ブロックを、フレームメモリ153から直接取得したが、低解像予測ブロック106を生成するために必要とするデータ15を、フレームメモリ153に保存されている過去の復号フレーム520から取得してもよい。その後、動き補償部133の内部で、図3に示した16×16画素サイズの予測ブロック105を生成し、予測ブロック105を8×8画素サイズの低解像予測ブロック106に変換してもよい。
かかる態様は、複数予測モードの符号化に関する。上述の実施形態では、符号化対象ブロック(復号ブロック)の予測方法を、本発明に係る予測方法のみとした。しかし、背景技術に記載したような、複数の動きベクトルを符号化する従来のブロック予測方法と、発明に係る予測方法との何れかを、符号化対象ブロック(復号ブロック)単位で、適宜選択するものとしてもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態を説明する。
図28には、本発明の予測復号を実現する動画像復号装置(以下「復号装置」と称する)の構成を示し、図29には、本発明の予測符号化を実現する動画像符号化装置(以下「符号化装置」と称する)の構成を示す。なお、図28及び図29において同じ番号が付された処理部は、同じ機能を有するものとする。
図29の符号化装置は、入力フレーム201を符号化ブロック分割部251にて8×8の符号化対象ブロック202に分割し、分割で得られた複数の符号化対象ブロック202をラスタスキャン順に符号化する装置である。第1実施形態と同様に、本実施形態でも予測対象の予測対象ブロックと符号化対象の符号化対象ブロックのブロックサイズを同じとするため、予測対象ブロックと符号化対象ブロックは一致する。また、予測ブロックとは、過去に復号した画素から予測処理により生成されるブロックである。なお、予測対象ブロックと符号化対象ブロックのブロックサイズが異なっても良い。符号化対象ブロック202はまず、復号低解像ブロック生成部252に入力される。
図28の復号装置は、符号化データ101を復号し、8x8復号ブロック122をラスタスキャン順で再生する装置である。1個の8x8復号ブロックに相当する符号化データ101は、まず、エントロピー復号部150に入力される。エントロピー復号部150は、エントロピー復号によって低解像ブロック情報102と誤差ブロック情報119とを生成する。
図30には、本発明の予測復号を実現する動画像復号処理フローを示し、図33には、本発明の予測符号化を実現する動画像符号化処理フローを示す。なお、図30及び図33において同じ番号が付された処理は、同じ処理結果を導くものとする。
図30にて本発明の予測符号化を実現する動画像復号処理フローを説明する。次の復号ブロックの復号処理が開始されると(処理401)、まず、処理402により、次の復号ブロックの復号に必要とされる1ブロック分の符号化データが図28のエントロピー復号部150に入力される。入力された符号化データは、処理403にて、エントロピー復号部150によってエントロピー復号され、低解像ブロック情報と誤差ブロック情報とが得られる。このうち低解像ブロック情報は処理404にて、低解像ブロック復号部151によって低解像ブロック復号処理が施され、復号低解像ブロックが生成される。
次に、図33を用いて本発明の予測符号化を実現する符号化対象ブロックの符号化処理フローを説明する。最初に、図29の符号化ブロック分割部251が入力フレーム201を分割することにより、符号化対象ブロック202が得られる。符号化対象ブロック202の符号化処理が開始されると(処理441)、まず、処理442では、復号低解像ブロック生成部252が、図34の低解像ブロック符号化・復号処理を実行する。
図16は、上記実施形態の画像符号化処理に関する動画像符号化プログラム、画像復号処理に関する動画像復号プログラムを格納したフレキシブルディスク等の記憶媒体を用いて、コンピュータシステムにより実施する場合を説明するための図である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、次のような変形を行っても良く、いずれの形態も本発明に含まれる。
上述では、予測方法として、時間方向の予測に限定して説明したが、符号化対象ブロック(予測対象ブロック)又は復号ブロックと同一フレーム内の既に復号した復号済み画像を用いた空間方向の予測にも、同様の方法を適用することができる。即ち、上述した復号低解像ブロックを基に、当該復号低解像ブロックを再分割した低解像分割ブロックに対し、同じフレーム内の隣接する復号済みの画素を用いて、例えば、H.264(”Text of ISO/IEC 14496-10 Advanced Video Coding 3rd Edition”, September 2004.)の複数のイントラ予測モードから、最適なモードを決定した上で、当該復号低解像ブロックに該当する高解像度信号のブロックを予測する場合なども本発明に含まれる。この場合、各低解像分割ブロックの予測モードを明示的に伝送する必要がないため、少ない補助情報で高精度に対象ブロックを予測できるという優れた効果がある。また、上述した時間方向の予測と空間方向の予測とを組み合わせて高精度の予測を行ってもよい。
予測ブロックと符号化対象ブロックとの間の誤差ブロックを符号化することは必須ではない。つまり、誤差ブロック符号化部254(図29)と誤差ブロック復号部156(図28と図29)の処理は省略してもよい。また、符号化対象ブロックあるいは復号ブロック毎に符号化の有無を決めても良い。また、誤差ブロックならびに低解像誤差ブロックの具体的な符号化・復号方法については、上述の方法に限定されるものではない。
上述の実施形態では、符号化対象ブロックの符号化処理に適用する予測方法を、本発明の予測方法のみとしているが、符号化対象ブロックを縮小しない従来の符号化方法に対し、本発明の予測方法を適用してもよい。
上述では、符号化対象ブロック(予測対象ブロック)ならびに復号ブロックのサイズを8x8、低解像ブロックのサイズを4x4、低解像分割ブロックを2x2としているが、本発明の予測符号化は、これらのサイズには限定されない。例えば、符号化対象ブロック及び復号ブロックのサイズをH.264と同じ16x16、低解像ブロックを8x8、低解像分割ブロックを2x2とするなど、低解像ブロックをさらに4分割よりも細かく分割する場合にも本発明は有効である。同様に、変換・量子化を実施するブロックサイズも限定されない。例えば、H.264のように、誤差ブロックを4x4ブロックに分割して、4x4ブロック単位で変換・量子化を行ってもよい。
上述では、図36のように、縮小化処理を縦・横に1ライン間引く方法としているが、ブロックの縮小化処理はこの方法には限定されない。例えば、低解像ブロックは、符号化装置と復号装置間で予め定めておけば、復号ブロック(符号化対象ブロック、予測対象ブロック)よりも画素数の少ない任意の形状としてもよく、図36のブロック106の各画素を縦横方向に1画素ずらしたブロック(図36のブロック1060)や、図36のブロック106の画素とブロック1060の画素の両方を持つブロック1062なども含まれる。また、ブロックにローパスフィルタ処理を施した後に縦・横にダウンサンプリングする方法や、4個の隣接画素を平均化して1画素に変換する方法など、画像縮小化に適用される様々な方法を適用することができる。
縮小化処理部は省略してもよい。例えば、縮小化処理部の機能が、動き補償部や拡大動き推定部に含まれている場合や、低解像ブロックに属さない画素を評価に含めずに処理できる場合には、縮小化処理部は必要とされない。また、低解像ブロック復号部による縮小化処理と低解像予測ブロック生成部による縮小化処理とは、復号装置と符号化装置間で予め規定されていれば、異なる方法を用いても良い。
拡大動き推定処理における探索範囲、探索手順及び探索開始点は、上述の方法に限定されない。探索範囲は符号化装置と復号装置間で予め規定されていれば、任意の範囲に設定できる。探索手順についても同様で、例えば、中心からのスパイラルではなく、探索範囲を左上から右下に向かってラスタスキャン順に探索する方法なども適用できる。探索開始点についても、0ベクトルではなく、例えば、予測ベクトルを中心として探索範囲を設定することも可能である。また、動き推定・動き補償方法についても、動きベクトルを検出するブロックマッチングに限定されず、アフィンパラメータや透視投影変換パラメータなどの動きパラメータにてブロック内の画素の予測値を算出する方法でも、本発明は適用可能である。この場合も、小ブロック予測部にて検出された動きパラメータは伝送する必要がない。第1実施例の小ブロック予測も同様にブロックマッチングに限定されない。
図28の分離部131及び図29の統合部216は必ずしも必要とされない。例えば、図28では、動きベクトル予測・復号部132と逆量子化部136が、エントロピー復号部150からデータを直接受け取ってもよい。図29では、動きベクトル予測・符号化部212と量子化部215から直接、エントロピー符号化部255にデータを出力してもよい。
Claims (9)
- 復号対象となる符号化データを所定のブロック単位で復号し予測ブロックを生成する動画像復号装置であって、
復号済み画像が保持される保持手段と、
入力された符号化データをエントロピー復号することで、前記復号ブロックよりも画素数が少なく当該復号ブロックと時間的・空間的に同一位置の低解像ブロックを符号化した低解像ブロック情報を生成するエントロピー復号手段と、
前記エントロピー復号手段により生成された低解像ブロック情報を復号し、前記復号済み画像を参照して、前記低解像ブロックを生成する低解像ブロック復号手段と、
前記低解像ブロック復号手段により生成された低解像ブロックを、所定の分割規則に基づき分割することで、複数の低解像分割ブロックを生成する低解像ブロック分割手段と、
前記保持手段に保持されている復号済み画像と、前記低解像ブロック分割手段により生成された低解像分割ブロックとから、当該低解像分割ブロックよりも画素数が多く当該低解像分割ブロックと時間的・空間的に同一位置の予測小ブロックを生成する予測小ブロック生成手段と、
前記予測小ブロック生成手段により生成された予測小ブロックを、前記分割規則に対応した所定の統合規則に基づき統合することで、予測ブロックを生成するブロック統合手段と、
を備え、
前記予測小ブロック生成手段は、前記低解像分割ブロックと前記復号済み画像との間のブロックマッチングにより検出された前記低解像分割ブロックの動きベクトルに対応する前記復号済み画像内のブロックを前記予測小ブロックとして生成する、
ことを特徴とする動画像復号装置。 - 前記エントロピー復号手段は、前記符号化データをエントロピー復号することで、当該符号化データに含まれ符号化対象ブロックと予測ブロックとの誤差を表す誤差ブロック情報をさらに生成し、
前記動画像復号装置は、
前記エントロピー復号手段により生成された誤差ブロック情報を復号することで、誤差ブロックを生成する誤差ブロック復号手段と、
前記ブロック統合手段により生成された予測ブロックと、前記誤差ブロック復号手段により生成された誤差ブロックとに基づいて、復号ブロックを生成する復号ブロック生成手段と、
をさらに備える請求項1記載の動画像復号装置。 - 符号化対象となる画像を所定のブロック単位で符号化し予測ブロックを生成する動画像符号化装置であって、
復号済み画像が保持される保持手段と、
入力された画像を複数の符号化対象ブロックに分割する符号化ブロック分割手段と、
前記符号化ブロック分割手段により分割された符号化対象ブロックよりも画素数が少なく当該符号化対象ブロックと時間的・空間的に同一位置の低解像ブロックを符号化することで低解像ブロック情報を生成し、当該低解像ブロック情報を復号し、前記復号済み画像を参照して、復号低解像ブロックを生成する復号低解像ブロック生成手段と、
前記復号低解像ブロック生成手段により生成された復号低解像ブロックを、所定の分割規則に基づき分割することで、複数の低解像分割ブロックを生成する低解像ブロック分割手段と、
前記保持手段に保持されている復号済み画像と、前記低解像ブロック分割手段により生成された低解像分割ブロックとから、当該低解像分割ブロックよりも画素数が多く当該低解像分割ブロックと時間的・空間的に同一位置の予測小ブロックを生成する予測小ブロック生成手段と、
前記予測小ブロック生成手段により生成された予測小ブロックを、前記分割規則に対応した所定の統合規則に基づき統合することで、予測ブロックを生成するブロック統合手段と、
を備え、
前記予測小ブロック生成手段は、前記低解像分割ブロックと前記復号済み画像との間のブロックマッチングにより検出された前記低解像分割ブロックの動きベクトルに対応する前記復号済み画像内のブロックを前記予測小ブロックとして生成する、
ことを特徴とする動画像符号化装置。 - 前記符号化ブロック分割手段により分割された符号化ブロックと、前記ブロック統合手段により生成された予測ブロックとの誤差を画素単位で求めることで、当該誤差を表す誤差ブロックを生成する誤差ブロック生成手段と、
前記誤差ブロック生成手段により生成された誤差ブロックを符号化することで誤差ブロック情報を生成する誤差ブロック符号化手段と、
前記誤差ブロック符号化手段により生成された誤差ブロック情報を復号することで、復号誤差ブロックを生成する誤差ブロック復号手段と、
前記ブロック統合手段により生成された予測ブロックと、前記誤差ブロック復号手段により生成された復号誤差ブロックとに基づいて、復号ブロックを生成する復号ブロック生成手段と、
をさらに備える請求項3記載の動画像符号化装置。 - 前記復号低解像ブロック生成手段により生成された低解像ブロック情報および前記誤差ブロック符号化手段により生成された誤差ブロック情報をエントロピー符号化し、符号化データを生成するエントロピー符号化手段をさらに備える請求項4記載の動画像符号化装置。
- 復号済み画像が保持される保持手段を備え、復号対象となる符号化データを所定のブロック単位で復号し予測ブロックを生成する動画像復号装置における動画像復号方法であって、
入力された復号対象の符号化データをエントロピー復号することで、前記復号ブロックよりも画素数が少なく当該復号ブロックと時間的・空間的に同一位置の低解像ブロックを符号化した低解像ブロック情報を生成するエントロピー復号工程と、
前記エントロピー復号工程にて生成された低解像ブロック情報を復号し、前記復号済み画像を参照して、前記低解像ブロックを生成する低解像ブロック復号工程と、
前記低解像ブロック復号工程にて生成された低解像ブロックを、所定の分割規則に基づき分割することで、複数の低解像分割ブロックを生成する低解像ブロック分割工程と、
前記保持手段に保持されている復号済み画像と、前記低解像ブロック分割工程にて生成された低解像分割ブロックとから、当該低解像分割ブロックよりも画素数が多く当該低解像分割ブロックと時間的・空間的に同一位置の予測小ブロックを生成する予測小ブロック生成工程と、
前記予測小ブロック生成工程にて生成された予測小ブロックを、前記分割規則に対応した所定の統合規則に基づき統合することで、予測ブロックを生成するブロック統合工程と、
を有し、
前記予測小ブロック生成工程は、前記低解像分割ブロックと前記復号済み画像との間のブロックマッチングにより検出された前記低解像分割ブロックの動きベクトルに対応する前記復号済み画像内のブロックを前記予測小ブロックとして生成する、
ことを特徴とする動画像復号方法。 - 復号済み画像が保持される保持手段を備え、符号化対象となる画像を所定のブロック単位で符号化し予測ブロックを生成する動画像符号化装置における動画像符号化方法であって、
入力された符号化対象の画像を複数の符号化対象ブロックに分割する符号化ブロック分割工程と、
前記符号化ブロック分割工程にて分割された符号化対象ブロックよりも画素数が少なく当該符号化対象ブロックと時間的・空間的に同一位置の低解像ブロックを符号化することで低解像ブロック情報を生成し、当該低解像ブロック情報を復号し、前記復号済み画像を参照して、復号低解像ブロックを生成する復号低解像ブロック生成工程と、
前記復号低解像ブロック生成工程にて生成された復号低解像ブロックを、所定の分割規則に基づき分割することで、複数の低解像分割ブロックを生成する低解像ブロック分割工程と、
前記保持手段に保持されている復号済み画像と、前記低解像ブロック分割工程にて生成された低解像分割ブロックとから、当該低解像分割ブロックよりも画素数が多く当該低解像分割ブロックと時間的・空間的に同一位置の予測小ブロックを生成する予測小ブロック生成工程と、
前記予測小ブロック生成工程にて生成された予測小ブロックを、前記分割規則に対応した所定の統合規則に基づき統合することで、予測ブロックを生成するブロック統合工程と、
を有し、
前記予測小ブロック生成工程は、前記低解像分割ブロックと前記復号済み画像との間のブロックマッチングにより検出された前記低解像分割ブロックの動きベクトルに対応する前記復号済み画像内のブロックを前記予測小ブロックとして生成する、
ことを特徴とする動画像符号化方法。 - 復号済み画像が保持される保持手段を備え、復号対象となる符号化データを所定のブロック単位で復号し予測ブロックを生成する動画像復号装置、に設けたコンピュータを、
入力された復号対象の符号化データをエントロピー復号することで、前記復号ブロックよりも画素数が少なく当該復号ブロックと時間的・空間的に同一位置の低解像ブロックを符号化した低解像ブロック情報を生成するエントロピー復号手段と、
前記エントロピー復号手段により生成された低解像ブロック情報を復号し、前記復号済み画像を参照して、前記低解像ブロックを生成する低解像ブロック復号手段と、
前記低解像ブロック復号手段により生成された低解像ブロックを、所定の分割規則に基づき分割することで、複数の低解像分割ブロックを生成する低解像ブロック分割手段と、
前記保持手段に保持されている復号済み画像と、前記低解像ブロック分割手段により生成された低解像分割ブロックとから、当該低解像分割ブロックよりも画素数が多く当該低解像分割ブロックと時間的・空間的に同一位置の予測小ブロックを生成する予測小ブロック生成手段と、
前記予測小ブロック生成手段により生成された予測小ブロックを、前記分割規則に対応した所定の統合規則に基づき統合することで、予測ブロックを生成するブロック統合手段、
として機能させ、
前記予測小ブロック生成手段は、前記低解像分割ブロックと前記復号済み画像との間のブロックマッチングにより検出された前記低解像分割ブロックの動きベクトルに対応する前記復号済み画像内のブロックを前記予測小ブロックとして生成する、
ことを特徴とする動画像復号プログラム。 - 復号済み画像が保持される保持手段を備え、符号化対象となる画像を所定のブロック単位で符号化し予測ブロックを生成する動画像符号化装置、に設けたコンピュータを、
入力された符号化対象の画像を複数の符号化対象ブロックに分割する符号化ブロック分割手段と、
前記符号化ブロック分割手段により分割された符号化対象ブロックよりも画素数が少なく当該符号化対象ブロックと時間的・空間的に同一位置の低解像ブロックを符号化することで、低解像ブロック情報を生成し、当該低解像ブロック情報を復号し、前記復号済み画像を参照して、復号低解像ブロックを生成する復号低解像ブロック生成手段と、
前記復号低解像ブロック生成手段により生成された復号低解像ブロックを、所定の分割規則に基づき分割することで、複数の低解像分割ブロックを生成する低解像ブロック分割手段と、
前記保持手段に保持されている復号済み画像と、前記低解像ブロック分割手段により生成された低解像分割ブロックとから、当該低解像分割ブロックよりも画素数が多く当該低解像分割ブロックと時間的・空間的に同一位置の予測小ブロックを生成する予測小ブロック生成手段と、
前記予測小ブロック生成手段により生成された予測小ブロックを、前記分割規則に対応した所定の統合規則に基づき統合することで、予測ブロックを生成するブロック統合手段、
として機能させ、
前記予測小ブロック生成手段は、前記低解像分割ブロックと前記復号済み画像との間のブロックマッチングにより検出された前記低解像分割ブロックの動きベクトルに対応する前記復号済み画像内のブロックを前記予測小ブロックとして生成する、
ことを特徴とする動画像符号化プログラム。
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