JP5312372B2 - 機器監視装置および機器監視システム - Google Patents

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Description

本発明は、機器監視装置および機器監視システムに関する。
電力系統の信頼性を確保するためには、発電所、変電所などの電気所や送電線、配電線などの電線路を適宜監視することが重要である。また、電気所は交通が不便な場所にある場合や電気所運転の効率化のため無人のケースが多く、電気所内に設置されている数多くの機器は、一般に、制御所や給電所などから遠隔制御(遠隔操作)されるとともに、それらの施設において遠隔監視されている。
また、電気所内の機器のうち、特に遮断器は、電力系統が正常に機能している場合に電路の開閉を行うだけでなく、短絡事故や地絡事故などの場合に事故電流を短時間で遮断し、事故の重大な影響を防止する目的で設置されている。そのため、遮断器や、遮断器を制御する(保護)継電器に対しては、故障のみならず、故障に至る以前の不具合兆候などの異常動作を適時に把握することが望ましい。
例えば、特許文献1では、変電所に設置された遠隔制御装置(遠制装置)から開閉指令信号を遮断器に入力し、遮断器の開閉動作に応じて作動する補助スイッチの出力信号が変化するまでの動作時間(応動時間)に応じて遮断器の状態を判定する、変電所遮断器の遠方監視システムが開示されている。
このようにして、遮断器に対する指令信号の入力時からの動作時間を測定することによって、当該動作時間に応じて遮断器の状態を判定することができる。
特開2005−168121号公報
しかしながら、特許文献1の遠方監視システムでは、管理が難しい動作時間のみによって遮断器の状態を判定しているため、経年のグリス固化などによる遮断器の不応動の前兆をつかむ事が難しく、状態監視保全(CBM:Condition-Based Maintenance)としては不十分であった。そのため、電気所内に設置されている機器の監視精度の向上を目的として、継電器など、他の機器に対する試験や、最小動作電圧など、動作時間の測定以外の試験を行う場合には、測定器を別途設置して試験を行う必要があった。
前述した課題を解決する主たる本発明は、遠隔制御装置を介して入力される遠隔制御情報に基づいて、電力系統の電線路を開閉するとともに前記電線路の事故電流を遮断する遮断器を含む遮断回路の開閉制御を行うための制御信号を出力する第1の制御部と、前記遠隔制御情報に基づいて、前記遮断回路の動作試験を行うための試験信号を出力する第2の制御部と、前記遮断回路の動作状態を示すイベント信号に基づいて、前記遮断回路が前記試験信号に応じて所定の性能で動作したか否かを判定する判定部と、を有し、前記第2の制御部は、第1のモードにおいては、前記試験信号として所定の定電圧信号を前記遮断器の引き外しコイルまたは投入コイルに供給し、前記判定部は、前記第1のモードにおいては、前記イベント信号に基づいて前記試験信号に応じた前記電線路の各相に対する前記遮断器の動作時間を求め、当該動作時間の差が所定の基準時間差以上である場合に前記所定の性能で動作しなかったと判定することを特徴とする機器監視装置である。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、遠隔制御装置を介して電気所内に設置されている機器の不応動を早期に発見することができる。
本発明の一実施形態における機器監視装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における機器監視装置を備えた機器監視システム全体の構成の概略を示すブロック図である。 試験制御部12の具体的な構成の一例を示す回路ブロック図である。 インタフェース部121に入力される遠隔制御情報とインタフェース部121から出力される各選択信号との関係の一例を示す図である。 遮断器の切動作時間試験(試験モード1)におけるマーカ信号S0M、試験信号TSt1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を示す模式図である。 図5に示したイベント信号EVb1の3相それぞれの変化を時間軸方向に拡大して示す図である。 遮断器の切動作電圧試験(試験モード2)におけるマーカ信号S0M、試験信号TSt1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を示す模式図である。 遮断器の入動作時間試験(試験モード3)におけるマーカ信号S0M、試験信号TSc1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を示す模式図である。 遮断器の入動作電圧試験(試験モード4)におけるマーカ信号S0M、試験信号TSc1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を示す模式図である。 整定電流値の130%の電流に対する継電器の動作時間試験(試験モード5)におけるマーカ信号S0M、試験信号TSr1、およびイベント信号EVr1の関係の一例を示す模式図である。 整定電流値の400%の電流に対する継電器の動作時間試験(試験モード6)におけるマーカ信号S0M、試験信号TSr1、およびイベント信号EVr1の関係の一例を示す模式図である。 判定部18の判定処理を説明するフローチャートである。 遮断器の入動作電圧試験(試験モード4)における試験信号を発生する電圧信号発生部の他の構成例を示す回路ブロック図である。 図13に示した電圧信号発生部を用いて遮断器の入動作電圧試験(試験モード4)を行う場合におけるマーカ信号S0M、試験信号TSc1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を示す模式図である。
本明細書および添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
===機器監視システム全体の構成の概略===
以下、図2を参照して、後述する本発明の一実施形態における機器監視装置を備えた機器監視システム全体の構成の概略について説明する。
図2に示されている機器監視システムは、電気所内に設置された遮断回路21ないし23を監視するためのシステムであり、機器監視装置1以外に、当該電気所内に設置された遠隔制御子局装置8と、例えば制御所内に設置された遠隔制御親局装置9とを含んで構成されている。
監視対象である遮断回路21ないし23は、母線3から分岐した送電線(配電線)31ないし33にそれぞれ設置されている。また、機器監視装置1から遮断回路21ないし23には、後述する通常制御モードまたは試験制御モードに応じて、制御信号CN1ないしCN3、または試験信号TS1ないしTS3がそれぞれ入力されている。一方、遮断回路21ないし23から機器監視装置1には、イベント信号EV1ないしEV3がそれぞれ入力されている。なお、機器監視装置1および各遮断回路の構成についての詳細な説明は後述する。
遠隔制御子局装置8から機器監視装置1には、遠隔制御情報TCが入力され、機器監視装置1から遠隔制御子局装置8には、判定結果情報JDが入力されている。また、遠隔制御子局装置8と遠隔制御親局装置9とは、例えば公衆通信網などを介して接続されている。
===機器監視装置の構成===
以下、図1を参照して、本発明の一実施形態における機器監視装置の構成について説明する。また、図1は、当該機器監視装置の監視対象である各遮断回路の具体的な構成の一例を示している。
なお、図1において、遠隔制御情報TCは、遠隔制御情報TCnおよびTCtで構成されている。また、制御信号CN1は、制御信号CNt1およびCNc1で構成され、試験信号TS1は、試験信号TSt1、TSc1、およびTSr1で構成され、イベント信号EV1は、イベント信号EVr1およびEVb1で構成されている。
図1に示されている機器監視装置1は、通常制御部11、試験制御部12、判定部18、および記録部19を含んで構成されている。また、遮断回路21は、例えば継電器212、遮断器213、および変流器214を含んで構成されている。なお、遮断回路22および23についても、同様の構成となっているものとする。
変流器214からは、送電線31の各相電流I1がそれぞれ出力されている。また、継電器212から出力されるトリガ信号TRは、送電線31に設置された遮断器213に入力されている。
遠隔制御子局装置8から出力される遠隔制御情報TCnは、通常制御部11に入力されている。また、通常制御部11から出力される制御信号CNt1およびCNc1は、遮断器213に入力されている。
一方、遠隔制御情報TCtは、試験制御部12に入力されている。また、試験制御部12から出力される試験信号TSt1およびTSc1は、遮断器213に入力され、試験信号TSr1は、継電器212に入力されている。
判定部18は、記憶部181を備えている。また、判定部18には、遠隔制御情報TCt、制御信号CNt1、CNc1、試験信号TSt1、TSc1、およびTSr1とともに、トリガ信号TRおよび送電線31の各相電流I1が、それぞれイベント信号EVr1およびEVb1として入力されている。さらに、判定部18から出力される判定結果情報JDは、遠隔制御子局装置8に入力されている。そして、記録部19には、判定結果情報JDとともにイベント情報EDが入力されている。
===試験制御部の構成===
以下、図3および図4を参照して、試験制御部12のさらに具体的な構成について説明する。なお、図3において、遠隔制御情報TCtは、回路選択情報CSLおよびモード選択情報MSLで構成されている。
試験制御部12は、例えばインタフェース部121、時計部122、電圧信号発生部123、電流信号発生部124、スイッチ回路131ないし133、141ないし143、および151ないし153を含んで構成されている。
遠隔制御子局装置8から出力される回路選択情報CSLおよびモード選択情報MSLは、インタフェース部121に入力されている。また、インタフェース部121からは、図4に示すように、回路選択信号SL1ないしSL3、機器制御選択信号SLt、SLc、SLr、電圧傾斜選択信号SLP、および電流値選択信号IHLが出力されている。さらに、時計部122からは、マーカ信号S0Mが出力されている。
電圧信号発生部123には、マーカ信号S0Mとともに、機器制御選択信号SLt、SLc、および電圧傾斜選択信号SLPが入力され、電圧信号発生部123からは、電圧信号TSbが出力されている。また、電流信号発生部124には、マーカ信号S0Mとともに、機器制御選択信号SLr、および電流値選択信号IHLが入力され、電流信号発生部124からは、電流信号TSrが出力されている。
スイッチ回路131ないし133は、一端が電圧信号発生部123の出力に並列に接続され、それぞれ回路選択信号SL1ないしSL3が制御信号として入力されている。また、スイッチ回路151および152は、一端がスイッチ回路131の他端に並列に接続され、それぞれ機器制御選択信号SLtおよびSLcが制御信号として入力されている。そして、スイッチ回路151および152の他端は、遮断器213の引き外しコイルおよび投入コイル(不図示)に接続されている。
したがって、電圧信号TSbは、スイッチ回路131および151を介して、遮断器213の引き外しコイルに試験信号TSt1として入力されている。また、電圧信号TSbは、スイッチ回路131および152を介して、遮断器213の投入コイルに試験信号TSc1として入力されている。なお、スイッチ回路132および133の他端は、スイッチ回路131と同様に、さらにスイッチ回路を介して、それぞれ遮断回路22および23の遮断器に接続されているものとする。
スイッチ回路141ないし143は、一端が電流信号発生部124の出力に並列に接続され、それぞれ回路選択信号SL1ないしSL3が制御信号として入力されている。また、スイッチ回路153は、一端がスイッチ回路131の他端に接続され、機器制御選択信号SLrが制御信号として入力されている。そして、スイッチ回路153の他端は、継電器212に接続されている。
したがって、電流信号TSrは、スイッチ回路141および153を介して、継電器212に試験信号TSr1として入力されている。なお、スイッチ回路142および143の他端は、スイッチ回路141と同様に、さらにスイッチ回路を介して、それぞれ遮断回路22および23の継電器に接続されているものとする。
===機器監視システム全体の動作の概略===
以下、図1ないし図4を適宜参照して、機器監視システム全体の動作の概略について説明する。なお、以下においては、遮断回路21の制御に関連する動作についてのみ説明し、遮断回路22および23についても同様に制御されるものとする。
制御所内に設置された遠隔制御親局装置9は、自動制御プログラムや操作者の操作に従って、電気所内に設置された遠隔制御子局装置8に遠隔制御情報TCを送信する。また、遠隔制御子局装置8は、通常制御部11(第1の制御部)に遠隔制御情報TCnを入力、または試験制御部12(第2の制御部)に遠隔制御情報TCtを入力することによって、機器監視装置1の制御モードを切り替えることができる。
遮断回路21の開閉制御を行う通常制御モードにおいて、通常制御部11は、遠隔制御情報TCnに基づいて、制御信号CN1を出力する。この場合、遠隔制御情報TCnは、例えば特許文献1の遠方監視システムと同様に、遮断器213に対する開閉指令信号であり、通常制御部11は、当該公知のシステムと同様の方法によって、遮断回路21を遠隔制御することができる。
なお、短絡事故時や地絡事故時においては、遮断器213は、遠隔制御によらず自動的に遮断する。例えば、継電器212は、変流器によって検出される事故電流に基づいて短絡事故や地絡事故を検出する過電流継電器であり、遮断器213は、継電器212から出力されるトリガ信号TRに応じて開極する切動作(引き外し)を行い、事故電流を遮断する。
一方、遮断回路21の動作試験を行う試験制御モードにおいて、試験制御部12は、遠隔制御情報TCtに基づいて、試験信号TS1を出力する。この場合、図4に示したように、インタフェース部121は、遠隔制御情報TCtのうち回路選択情報CSLに応じて、回路選択信号SL1ないしSL3のうちの何れか1つをハイ・レベルとし、動作試験の対象となる遮断回路を選択する。また、インタフェース部121は、モード選択情報MSLに応じて、機器制御選択信号SLt、SLc、SLr、電圧傾斜選択信号SLP、および電流値選択信号IHLを出力し、動作試験の試験モードを選択する。
ここで、本実施形態の機器監視装置1は、試験モード1ないし6を備えており、以下、各試験モードにおける動作について説明する。なお、以下の説明において、回路選択信号SL1ないしSL3は、それぞれハイ・レベル、ロー・レベル、ロー・レベル(以下、SL1=H、SL2=L、SL3=Lのように表す)となり、試験対象として遮断回路21が選択されているものとする。
===機器監視装置の試験モード1における動作===
まず、図5、図6、および図12を適宜参照して、機器監視装置1の試験モード1における動作について説明する。なお、当該試験モード1および後述する試験モード3は、第のモードに相当する。
試験モード1においては、各機器制御選択信号は、SLt=H、SLc=L、SLr=Lとなっており、試験制御部12は、遮断器213の切動作試験を行う。この場合、試験信号TS1としては、電圧信号TSbである試験信号TSt1が遮断器213の引き外しコイルに供給される。また、電圧傾斜選択信号は、SLP=Lとなっており、電圧信号TSbの電圧は、定電圧となる。この場合、判定部18は、試験信号TSt1に応じた遮断器213の切動作時間Topに基づいて、遮断器213の状態を判定する。
ここで、このような遮断器213の切動作時間試験において、マーカ信号S0M、試験信号TSt1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を図5に示す。また、図6は、イベント信号EVb1(各相電流I1)の3相それぞれの変化を時間軸方向に拡大して示している。
時計部122は、現在時刻を計時し、毎分の0秒のタイミングを示す、マーカ信号S0Mを出力する。なお、時計部122は、現在時刻を正しく計時することができるよう、時刻を修正する機能を備えることが望ましい。例えば、4基のGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)衛星から送信されるGPS信号を受信して現在時刻を修正する方法が一般に知られている。また、各国で送信されている標準電波に含まれる時刻情報を用いることもできる。例えば、日本の標準周波数局から送信されている標準電波には、0秒のタイミングを示す0.2秒のパルスが含まれており、当該パルスを用いてマーカ信号S0Mを生成することができる。
電圧信号発生部123は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで、電圧信号TSbの電圧を所定(例えば100V)の定電圧に立ち上げる(t0時点)。また、当該定電圧の電圧信号TSbは、オンとなったスイッチ回路131および151を介して、遮断器213の引き外しコイルに試験信号TSt1として供給される。そして、遮断器213は、試験信号TSt1に応じて切動作を行う。
遮断器213の切動作が完了すると、送電線31の各相電流I1は遮断される(t0+t1時点)。また、判定部18は、試験信号TSt1の立ち上がり(切動作開始)から各相電流I1の遮断(切動作完了)までの時間t1を、遮断器213の切動作時間Topとして求める。
なお、各相電流I1の3相それぞれの電流は、タイミングに応じて順にゼロ点遮断される。例えば図6に示すように、3相それぞれの電流I1_r、I1_s、I1_tが、当該順序でゼロ点遮断される。この場合、それぞれの切動作時間をTop_r、Top_s、Top_tとすると、判定部18は、例えばこれらの平均値を遮断器213の切動作時間Topとして算出することができる。また、判定部18は、最大値Top_t、中央値Top_s、および最小値Top_rの何れかを切動作時間Topとして求めることもできる。
さらに、判定部18は、それぞれの切動作時間の差を求める。例えば図6に示した順序でゼロ点遮断される場合には、切動作時間差Drs(=Top_s−Top_r)およびDst(=Top_t−Top_s)を算出する。そして、判定部18は、切動作時間Top、および切動作時間差Drs、Dstに基づいて、遮断器213の状態の判定処理を行う。
なお、本実施形態では、遮断器213の切動作開始時は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジ、すなわち、毎分の0秒のタイミングとなっている。したがって、遮断器213の切動作開始時をH時M分0秒とすると、切動作完了時はH時M分t1秒となるため、当該時刻から時分を省略することによって、切動作時間Top(=t1)を直接求めることができる。
また、切動作試験を停電させて行う場合には、遮断器213の動作状態を示すイベント信号EVb1として、例えば特許文献1の遠方監視システムと同様に、遮断器213の開閉動作に応じて作動する補助スイッチの出力信号を用いてもよい。
ここで、図12を参照して、試験モード1における判定部18の判定処理について説明する。
判定部18は、試験信号TSt1に対応するイベント信号EVb1が入力されると、まず、切動作時間Top、および切動作時間差Drs、Dstを求め、判定処理を開始する(S1)。
次に、判定部18は、モード選択情報MSLに応じて、判定対象および判定基準を設定する(S2)。そして、試験モード1の場合(S2:=1)には、判定対象となる測定値MVを切動作時間Topとし、判定基準となる閾値TVを基準切動作時間Tthtとする(S31)。なお、当該基準切動作時間Ttht、および後述する試験モード3における基準入動作時間Tthcは、第1の基準動作時間に相当する。また、図5においては、一例として、基準切動作時間Tthtを50msとしている。
次に、判定部18は、切動作時間差DrsおよびDstを所定の基準時間差Dthと比較する(S4)。ここで、各相電流I1の3相それぞれの切動作時間の不揃いが大きい場合には、切動作時間差DrsおよびDstの少なくとも一方が基準時間差Dth以上となる。そして、この場合(S4:NO)には、遮断器213が所定の性能で切動作をしなかったと判定し、当該不揃い不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを2とし、判定処理を終了する(S8)。一例として、3相それぞれの電流が、通常約5.6msの間隔で順にゼロ点遮断される場合には、基準時間差Dthを7.0msとする。
一方、切動作時間差DrsおよびDstがいずれも基準時間差Dth未満である場合(S4:YES)には、判定部18は、測定値MV(=Top)を閾値TV(=Ttht)と比較する(S5)。そして、切動作時間Topが基準切動作時間Ttht未満である場合(S5:YES)には、遮断器213が所定の性能で切動作をしたと判定し、当該正常動作との判定結果に応じて、判定結果信号JDを0とし、判定処理を終了する(S6)。一方、切動作時間Topが基準切動作時間Ttht以上である場合(S5:NO)には、遮断器213が所定の性能で切動作をしなかったと判定し、当該動作不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを1とし、判定処理を終了する(S7)。
判定部18の判定処理が終了すると、遠隔制御子局装置8は、制御所内に設置された遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信する。また、記録部19は、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録する。なお、記録部19には、判定結果信号JD以外に、例えば、通常制御モードおよび試験制御モードにおけるイベント信号EVr1およびEVb1の変化に応じて、遮断回路21の動作履歴を示すイベント情報EDも記録される。さらに、記録部19は、これらの時系列データとともに、例えば、動作試験ごとに判定対象となった測定値MVを記録してもよい。
===機器監視装置の試験モード2における動作===
次に、図7および図12を適宜参照して、機器監視装置1の試験モード2における動作について説明する。なお、当該試験モード2および後述する試験モード4は、第のモードに相当する。
試験モード2においては、試験モード1と同様に、試験制御部12は、遮断器213の切動作試験を行い、試験信号TS1としては、電圧信号TSbである試験信号TSt1が遮断器213の引き外しコイルに供給される。また、電圧傾斜選択信号は、SLP=Hとなっており、電圧信号TSbの電圧は、後述する傾斜電圧となる。この場合、判定部18は、試験信号TSt1に応じた遮断器213の最小切動作電圧Vmtに基づいて、遮断器213の状態を判定する。
ここで、このような遮断器213の切動作電圧試験において、マーカ信号S0M、試験信号TSt1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を図7に示す。なお、時計部122は、試験モード1と同様のマーカ信号S0Mを出力しており、図7は、時間軸の尺度が図5と異なっている。
電圧信号発生部123は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで、電圧信号TSbの電圧の立ち上げを開始し(t0時点)、電圧信号TSbの電圧は、一定の傾きで徐々に上昇する。なお、図7においては、一例として、電圧信号TSbの電圧は、2秒間で0Vから100Vまで上昇し、傾きaは、a=50V/sとなっている。また、当該傾斜電圧の電圧信号TSbは、オンとなったスイッチ回路131および151を介して、遮断器213の引き外しコイルに試験信号TSt1として供給される。そして、遮断器213は、試験信号TSt1に応じて切動作を行う。
遮断器213の切動作が完了すると、送電線31の各相電流I1は遮断される(t0+t2時点)。また、判定部18は、試験信号TSt1の立ち上がり開始から各相電流I1の遮断(切動作完了)までの時間t2、試験モード1における切動作時間Top、および試験信号TSt1の電圧の傾きaから、遮断器213の最小切動作電圧Vmtを求める。一例として、t2=850ms、Top=50msとすると、t=t2−Top=800msの時点における試験信号TSt1の電圧V=a×(t2−Top)=40Vを、最小切動作電圧Vmtとして算出する。そして、判定部18は、最小切動作電圧Vmtに基づいて、遮断器213の状態の判定処理を行う。
ここで、図12を参照して、試験モード2における判定部18の判定処理について説明する。
判定部18は、試験信号TSt1に対応するイベント信号EVb1が入力されると、まず、最小切動作電圧Vmtを算出し、判定処理を開始する(S1)。
次に、判定部18は、モード選択情報MSLに応じて、判定対象および判定基準を設定する(S2)。そして、試験モード2の場合(S2:=2)には、判定対象となる測定値MVを最小切動作電圧Vmtとし、判定基準となる閾値TVを基準切動作電圧Vthtとする(S32)。なお、当該基準切動作電圧Vtht、および後述する試験モード4における基準入動作電圧Vthcは、所定の基準動作電圧に相当する。また、図7においては、一例として、基準切動作電圧Vthtを55Vとしている。
最後に、判定部18は、測定値MV(=Vmt)を閾値TV(=Vtht)と比較する(S5)。そして、最小切動作電圧Vmtが基準切動作電圧Vtht未満である場合(S5:YES)には、遮断器213が所定の性能で切動作をしたと判定し、当該正常動作との判定結果に応じて、判定結果信号JDを0とし、判定処理を終了する(S6)。一方、最小切動作電圧Vmtが基準切動作電圧Vtht以上である場合(S5:NO)には、遮断器213が所定の性能で切動作をしなかったと判定し、当該動作不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを1とし、判定処理を終了する(S7)。
試験モード1と同様に、判定部18の判定処理が終了すると、遠隔制御子局装置8は、遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信し、記録部19は、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録する。
===機器監視装置の試験モード3における動作===
次に、図8および図12を適宜参照して、機器監視装置1の試験モード3における動作について説明する。
試験モード3においては、各機器制御選択信号は、SLt=L、SLc=H、SLr=Lとなっており、試験制御部12は、遮断器213の入動作試験を行う。この場合、試験信号TS1としては、電圧信号TSbである試験信号TSc1が遮断器213の投入コイルに供給される。また、電圧傾斜選択信号は、SLP=Lとなっており、電圧信号TSbの電圧は、定電圧となる。この場合、判定部18は、試験信号TSc1に応じた遮断器213の入動作時間Tclに基づいて、遮断器213の状態を判定する。
ここで、このような遮断器213の入動作時間試験において、マーカ信号S0M、試験信号TSc1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を図8に示す。なお、時計部122は、試験モード1と同様のマーカ信号S0Mを出力しており、図8は、時間軸の尺度が図5と異なっている。また、当該入動作時間試験は、例えば試験モード1や試験モード2の切動作試験に引き続いて行われ、試験開始時には、送電線31の各相電流I1は遮断されている。
電圧信号発生部123は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで、電圧信号TSbの電圧を所定(例えば100V)の定電圧に立ち上げる(t0時点)。また、当該定電圧の電圧信号TSbは、オンとなったスイッチ回路131および152を介して、遮断器213の投入コイルに試験信号TSc1として供給される。そして、遮断器213は、試験信号TSc1に応じて入動作を行う。
遮断器213の入動作が完了すると、送電線31の各相電流I1は再び投入される(t0+t3時点)。また、判定部18は、試験信号TSc1の立ち上がり(入動作開始)から各相電流I1の投入(入動作完了)までの時間t3を、遮断器213の入動作時間Tclとして求める。そして、判定部18は、入動作時間Tclに基づいて、遮断器213の状態の判定処理を行う。
ここで、図12を参照して、試験モード3における判定部18の判定処理について説明する。
判定部18は、試験信号TSc1に対応するイベント信号EVb1が入力されると、まず、入動作時間Tclを求め、判定処理を開始する(S1)。
次に、判定部18は、モード選択情報MSLに応じて、判定対象および判定基準を設定する(S2)。そして、試験モード3の場合(S2:=3)には、判定対象となる測定値MVを入動作時間Tclとし、判定基準となる閾値TVを基準入動作時間Tthcとする(S33)。なお、図8においては、一例として、基準入動作時間Tthcを200msとしている。
最後に、判定部18は、測定値MV(=Tcl)を閾値TV(=Tthc)と比較する(S5)。そして、入動作時間Tclが基準入動作時間Tthc未満である場合(S5:YES)には、遮断器213が所定の性能で入動作をしたと判定し、当該正常動作との判定結果に応じて、判定結果信号JDを0とし、判定処理を終了する(S6)。一方、入動作時間Tclが基準入動作時間Tthc以上である場合(S5:NO)には、遮断器213が所定の性能で入動作をしなかったと判定し、当該動作不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを1とし、判定処理を終了する(S7)。
試験モード1と同様に、判定部18の判定処理が終了すると、遠隔制御子局装置8は、遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信し、記録部19は、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録する。
===機器監視装置の試験モード4における動作===
次に、図9および図12を適宜参照して、機器監視装置1の試験モード4における動作について説明する。
試験モード4においては、試験モード3と同様に、試験制御部12は、遮断器213の入動作試験を行い、試験信号TS1としては、電圧信号TSbである試験信号TSc1が遮断器213の投入コイルに供給される。また、電圧傾斜選択信号は、SLP=Hとなっており、電圧信号TSbの電圧は、傾斜電圧となる。この場合、判定部18は、試験信号TSc1に応じた遮断器213の最小入動作電圧Vmcに基づいて、遮断器213の状態を判定する。
ここで、このような遮断器213の入動作電圧試験において、マーカ信号S0M、試験信号TSc1、およびイベント信号EVb1の関係の一例を図9に示す。なお、時計部122は、試験モード2と同様のマーカ信号S0Mを出力しており、図9における時間軸の尺度は、図7と同一である。また、当該入動作電圧試験は、例えば試験モード1や試験モード2の切動作試験に引き続いて行われ、試験開始時には、送電線31の各相電流I1は遮断されている。
電圧信号発生部123は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで、電圧信号TSbの電圧の立ち上げを開始し(t0時点)、電圧信号TSbの電圧は、図7と同様に、一定の傾きで徐々に上昇する。また、当該傾斜電圧の電圧信号TSbは、オンとなったスイッチ回路131および152を介して、遮断器213の投入コイルに試験信号TSc1として供給される。そして、遮断器213は、試験信号TSc1に応じて入動作を行う。
遮断器213の入動作が完了すると、送電線31の各相電流I1は再び投入される(t0+t4時点)。また、判定部18は、試験信号TSc1の立ち上がり開始から各相電流I1の投入(入動作完了)までの時間t4、試験モード3における入動作時間Tcl、および試験信号TSc1の電圧の傾きaから、遮断器213の最小入動作電圧Vmcを求める。一例として、t4=1200ms、Tcl=200msとすると、t=t4−Tcl=1000msの時点における試験信号TSc1の電圧V=a×(t4−Tcl)=50Vを、最小入動作電圧Vmcとして算出する。そして、判定部18は、最小入動作電圧Vmcに基づいて、遮断器213の状態の判定処理を行う。
ここで、図12を参照して、試験モード4における判定部18の判定処理について説明する。
判定部18は、試験信号TSc1に対応するイベント信号EVb1が入力されると、まず、最小入動作電圧Vmcを算出し、判定処理を開始する(S1)。
次に、判定部18は、モード選択情報MSLに応じて、判定対象および判定基準を設定する(S2)。そして、試験モード4の場合(S2:=4)には、判定対象となる測定値MVを最小入動作電圧Vmcとし、判定基準となる閾値TVを基準入動作電圧Vthcとする(S34)。なお、図9においては、一例として、基準入動作電圧Vthtを65Vとしている。
最後に、判定部18は、測定値MV(=Vmc)を閾値TV(=Vthc)と比較する(S5)。そして、最小入動作電圧Vmcが基準入動作電圧Vthc未満である場合(S5:YES)には、遮断器213が所定の性能で入動作をしたと判定し、当該正常動作との判定結果に応じて、判定結果信号JDを0とし、判定処理を終了する(S6)。一方、最小入動作電圧Vmcが基準入動作電圧Vthc以上である場合(S5:NO)には、遮断器213が所定の性能で入動作をしなかったと判定し、当該動作不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを1とし、判定処理を終了する(S7)。
試験モード1と同様に、判定部18の判定処理が終了すると、遠隔制御子局装置8は、遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信し、記録部19は、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録する。
===機器監視装置の試験モード5における動作===
次に、図10および図12を適宜参照して、機器監視装置1の試験モード5における動作について説明する。なお、当該試験モード5および後述する試験モード6は、第3のモードに相当する。
試験モード5においては、各機器制御選択信号は、SLt=L、SLc=L、SLr=Hとなっており、試験制御部12は、継電器212の動作試験を行う。この場合、試験信号TS1としては、電流信号TSrである試験信号TSr1が継電器212に供給される。また、電流値選択信号は、IHL=Lとなっており、電流信号TSrの電流値ILは、継電器212の整定電流値Isの130%の定電流となる。この場合、判定部18は、試験信号TSr1に応じた継電器212の動作時間Trlに基づいて、継電器212の状態を判定する。
ここで、このような継電器212の動作時間試験において、マーカ信号S0M、試験信号TSr1、およびイベント信号EVr1の関係の一例を図10に示す。
電流信号発生部124は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで、電流値ILの電流信号TSrを出力する(t0時点)。また、当該定電流の電流信号TSrは、オンとなったスイッチ回路131および153を介して、継電器212に試験信号TSr1として供給される。そして、継電器212は、試験信号TSr1に応じてトリガ信号TRをハイ・レベルとする。
トリガ信号TRがハイ・レベルとなると(t0+t5時点)、判定部18は、試験信号TSr1の立ち上がり(動作開始)からトリガ信号TRの立ち上がり(動作完了)までの時間t5を、継電器212の動作時間Trlとして求める。そして、判定部18は、動作時間Trlに基づいて、継電器212の状態の判定処理を行う。なお、本実施形態では、継電器212の動作状態を示すイベント信号EVr1としてトリガ信号TRが用いられている。
ここで、図12を参照して、試験モード5における判定部18の判定処理について説明する。
判定部18は、試験信号TSr1に対応するイベント信号EVr1が入力されると、まず、動作時間Trlを求め、判定処理を開始する(S1)。
次に、判定部18は、モード選択情報MSLに応じて、判定対象および判定基準を設定する(S2)。そして、試験モード5の場合(S2:=5)には、判定対象となる測定値MVを動作時間Trlとし、判定基準となる閾値TVを基準動作時間Tthlとする(S35)。なお、当該基準動作時間Tthl、および後述する試験モード6における基準動作時間Tthhは、第2の基準動作時間に相当する。また、図10においては、一例として、基準動作時間Tthlを500msとしている。
最後に、判定部18は、測定値MV(=Trl)を閾値TV(=Tthl)と比較する(S5)。そして、動作時間Trlが基準動作時間Tthl未満である場合(S5:YES)には、継電器212が所定の性能で動作をしたと判定し、当該正常動作との判定結果に応じて、判定結果信号JDを0とし、判定処理を終了する(S6)。一方、動作時間Trlが基準動作時間Tthl以上である場合(S5:NO)には、継電器212が所定の性能で動作をしなかったと判定し、当該動作不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを1とし、判定処理を終了する(S7)。
試験モード1と同様に、判定部18の判定処理が終了すると、遠隔制御子局装置8は、遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信し、記録部19は、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録する。
===機器監視装置の試験モード6における動作===
次に、図11および図12を適宜参照して、機器監視装置1の試験モード6における動作について説明する。
試験モード6においては、試験モード5と同様に、試験制御部12は、継電器212の動作試験を行い、試験信号TS1としては、電流信号TSrである試験信号TSr1が継電器212に供給される。また、電流値選択信号は、IHL=Hとなっており、電流信号TSrの電流値IHは、継電器212の整定電流値Isの400%の定電流となる。この場合、判定部18は、試験信号TSr1に応じた継電器212の動作時間Trhに基づいて、継電器212の状態を判定する。
ここで、このような継電器212の動作時間試験において、マーカ信号S0M、試験信号TSr1、およびイベント信号EVr1の関係の一例を図11に示す。なお、時計部122は、試験モード5と同様のマーカ信号S0Mを出力しており、図11は、時間軸の尺度が図10と異なっている。
電流信号発生部124は、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで、電流値IHの電流信号TSrを出力する(t0時点)。また、当該定電流の電流信号TSrは、オンとなったスイッチ回路131および153を介して、継電器212に試験信号TSr1として供給される。そして、継電器212は、試験信号TSr1に応じてトリガ信号TRをハイ・レベルとする。
トリガ信号TRがハイ・レベルとなると(t0+t6時点)、判定部18は、試験信号TSr1の立ち上がり(動作開始)からトリガ信号TRの立ち上がり(動作完了)までの時間t6を、継電器212の動作時間Trhとして求める。そして、判定部18は、動作時間Trhに基づいて、継電器212の状態の判定処理を行う。
ここで、図12を参照して、試験モード6における判定部18の判定処理について説明する。
判定部18は、試験信号TSr1に対応するイベント信号EVr1が入力されると、まず、動作時間Trhを求め、判定処理を開始する(S1)。
次に、判定部18は、モード選択情報MSLに応じて、判定対象および判定基準を設定する(S2)。そして、試験モード6の場合(S2:=6)には、判定対象となる測定値MVを動作時間Trhとし、判定基準となる閾値TVを基準動作時間Tthhとする(S36)。なお、図11においては、一例として、基準動作時間Tthhを200msとしている。
最後に、判定部18は、測定値MV(=Trh)を閾値TV(=Tthh)と比較する(S5)。そして、動作時間Trhが基準動作時間Tthh未満である場合(S5:YES)には、継電器212が所定の性能で動作をしたと判定し、当該正常動作との判定結果に応じて、判定結果信号JDを0とし、判定処理を終了する(S6)。一方、動作時間Trhが基準動作時間Tthh以上である場合(S5:NO)には、継電器212が所定の性能で動作をしなかったと判定し、当該動作不良との判定結果に応じて、判定結果信号JDを1とし、判定処理を終了する(S7)。
試験モード1と同様に、判定部18の判定処理が終了すると、遠隔制御子局装置8は、遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信し、記録部19は、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録する。
以上のように、本実施形態における機器監視装置1は、遮断回路の最小動作試験を行なうことによって、遮断器の不応動の早期発見や、遮断器の各相に対する動作の不揃いの検出などが可能となっている。そのため、当該最小動作試験を遠方で行なうことによって、信頼度の高い状態監視保全システムを構築することができる。なお、並用送電線などにおいては、系統操作に合わせて、いつでも開閉試験を行うことができ、また、配電線においても、配電自動化システムによるループ開閉によって、無停電の開閉点検を行うことができる。
===電圧信号発生部の他の構成例===
本発明の機器監視装置において、電圧信号発生部123は、例えば図13に示すような構成とし、試験モード2および4において、図14に示すような電圧信号TSbを出力してもよい。
図13に示されている電圧信号発生部123は、クロック発生回路1231、カウンタ回路1232、選択回路1233、レベルシフト回路1234、スイッチ回路1235、1236、および抵抗R0ないしR12を含んで構成されている。
クロック発生回路1231には、後述する電圧試験モード信号VMMが入力され、クロック発生回路1231から出力されるクロック信号CKpは、レベルシフト回路1234に入力されている。また、カウンタ回路1232は、13進カウンタとして構成されており、CK入力(クロック入力)には、クロック信号CKpの反転信号が入力され、CL入力(クリア入力)には、電圧試験モード信号VMMの反転信号が入力されている。そして、カウンタ回路1232からは、カウント値CNTが出力されている。
抵抗R0ないしR12は、当該順序で直列に接続され、抵抗R0およびR12の一端が、それぞれ0Vおよび100Vの電位に接続されている。なお、抵抗R0の抵抗値は、40kΩとなっており、抵抗R1ないしR12の抵抗値は、いずれも5kΩとなっているため、各抵抗の接続点の電圧は、5V刻みで40Vないし95Vとなる。
選択回路1233は、13入力1出力のマルチプレクサとして構成されており、選択制御入力には、カウンタ回路1232のカウント値CNTが入力されている。また、CNT=0ないし11に対応するデータ入力は、上記の各抵抗の接続点に接続され、CNT=12に対応するデータ入力は、100Vの電位に接続されている。そして、選択回路1233の出力電圧は、レベルシフト回路1234に電源電圧として供給されている。
スイッチ回路1235および1236は、一端が当該電圧信号発生部123の出力ノードに共通に接続され、他端がそれぞれレベルシフト回路1234の出力および100Vの電位に接続されている。また、スイッチ回路1235および1236は、それぞれ電圧傾斜選択信号SLPおよびその反転信号が制御信号として入力され、相補的にオンまたはオフされる。
ここで、図14を参照して、一例として、当該電圧信号発生部123を用いた試験モード4における機器監視装置1の動作について説明する。なお、図14は、時間軸の尺度が図9と異なっている。
電圧試験モード信号VMMは、試験モード2および4の動作電圧試験の間ハイ・レベルとなる2値信号である。具体的には、試験モード2および4の場合に、マーカ信号S0Mの立ち上がりエッジでハイ・レベルとなり、カウンタ回路1232のカウント値CNTが0となるタイミングでロー・レベルとなる。なお、このような電圧試験モード信号VMMを生成する回路は、論理回路で構成することができる。
クロック発生回路1231は、電圧試験モード信号VMMがハイ・レベルの間、クロック信号CKpを出力する。また、カウンタ回路1232は、電圧試験モード信号VMMがハイ・レベルの間、クロック信号CKpの立ち下がりエッジでカウントアップし、カウント値CNTは、0から12まで順次増加する。さらに、選択回路1233の出力電圧は、カウンタ回路1232のカウント値CNTに応じて、40Vから100Vまで5V刻みで順次上昇する。そして、レベルシフト回路1234は、クロック信号CKpの振幅を選択回路1233の出力電圧でレベルシフトして出力する。
したがって、レベルシフト回路1234の出力信号は、電圧が40Vから100Vまで5V刻みで順次上昇するパルス信号となり、オンとなったスイッチ回路1235を介して、電圧信号TSbとして出力される。また、当該パルス状の電圧信号TSbは、オンとなったスイッチ回路131および152を介して、遮断器213の投入コイルに試験信号TSc1として供給される。そして、遮断器213は、試験信号TSc1に応じて入動作を行う。なお、試験信号TSc1の各パルス幅Tpは、クロック信号CKpの周期の1/2であり、少なくとも試験モード1における基準切動作時間Ttht以上、かつ試験モード3における基準入動作時間Tthc以上となっている。
遮断器213の入動作が完了すると、送電線31の各相電流I1は再び投入される(t0+t4’時点)。また、判定部18は、各相電流I1の投入(入動作完了)時におけるカウンタ回路1232のカウント値CNTから、遮断器213の最小入動作電圧Vmcを求める。一例として、入動作完了時におけるカウント値CNTを2とすると、最小入動作電圧Vmcは50Vとなる。そして、判定部18は、最小入動作電圧Vmcに基づいて、遮断器213の状態の判定処理を行う。
なお、当該電圧信号発生部123は、試験モード2においても同様に動作する。また、試験モード1および3の動作時間試験においては、電圧傾斜選択信号がSLP=Lとなっているため、電圧信号TSbは、100Vの定電圧信号となる。
前述したように、機器監視装置1の試験モード2(4)において、遮断器213の引き外しコイル(投入コイル)に傾斜電圧の電圧信号TSbを試験信号TSt1(TSc1)として供給し、イベント信号EVb1に基づいて最小切動作電圧Vmt(最小入動作電圧Vmc)を求め、基準切動作電圧Vtht(基準入動作電圧Vthc)と比較することによって、遠隔制御装置を介して電気所内に設置されている遮断器213の状態を判定し、不応動を早期に発見することができる。
また、試験モード1(3)において、遮断器213の引き外しコイル(投入コイル)に定電圧の電圧信号TSbを試験信号TSt1(TSc1)として供給し、イベント信号EVb1に基づいて各相電流I1の3相それぞれに対する切動作時間を求め、それらの差を基準時間差と比較することによって、遮断器213の各相に対する動作の不揃いを検出することができる。
さらに、切動作時間Top(入動作時間Tcl)を基準切動作時間Ttht(基準入動作時間Tthc)と比較することによって、遮断器213の状態を判定することができる。
また、試験モード5(6)において、継電器212に定電流の電流信号TSrを試験信号TSr1として供給し、イベント信号EVr1に基づいて動作時間Trl(Trh)を求め、基準動作時間Tthl(Tthh)と比較することによって、継電器212の状態を判定することができる。
また、毎分の0秒のタイミングを示すマーカ信号S0Mの立ち上がりエッジで試験信号TS1を出力することによって、遮断器213または継電器212の動作完了時刻から時分を省略して動作時間を直接求めることができる。
また、動作試験ごとの判定結果信号JDの値を時系列データとして記録することによって、当該時系列データを用いて、各遮断回路の状態を詳細に分析することができる。
また、図2に示した機器監視システムにおいて、遠隔制御子局装置8から遠隔制御親局装置9に判定結果信号JDを送信することによって、電気所内に設置された遮断回路21ないし23を監視し、信頼度の高い状態監視保全システムを構築することができる。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
上記実施形態では、試験モード1のみにおいて、不揃い不良の判定を行っているが、これに限定されるものではない。試験モード3においても、試験モード1と同様に不揃い不良の判定を行うことによって、遮断器の各相に対する入動作の不揃いを検出することができる。
上記実施形態では、機器監視装置1は、試験モード1ないし6を備えているが、これに限定されるものではない。例えば、試験モード1および3の動作時間試験のみを備える場合には、定電圧の電圧信号TSbのみを発生する安価な構成の電圧信号発生部123を用いて、遮断器の各相に対する動作の不揃いを検出することができる。
上記実施形態では、各試験モードは、遮断器213または継電器212のいずれか一方を動作試験の対象としているが、これに限定されるものではない。例えば、継電器212に試験信号TSr1を供給し、試験信号TSr1の立ち上がり(継電器212の動作開始)から各相電流I1の遮断(遮断器213の切動作完了)までの、遮断器213を含む動作時間を基準動作時間と比較する総合動作試験を行うこともできる。
1 機器監視装置
3 母線
8 遠隔制御子局装置
9 遠隔制御親局装置
11 通常制御部
12 試験制御部
18 判定部
19 記録部
21〜23 遮断回路
31〜33 送電線(配電線)
121 インタフェース部
122 時計部
123 電圧信号発生部
124 電流信号発生部
131〜133 スイッチ回路
141〜143 スイッチ回路
151〜153 スイッチ回路
181 記憶部
212 継電器
213 遮断器
214 変流器
1231 クロック発生回路
1232 カウンタ回路
1233 選択回路
1234 レベルシフト回路
1235、1236 スイッチ回路
R0〜R12 抵抗

Claims (7)

  1. 遠隔制御装置を介して入力される遠隔制御情報に基づいて、電力系統の電線路を開閉するとともに前記電線路の事故電流を遮断する遮断器を含む遮断回路の開閉制御を行うための制御信号を出力する第1の制御部と、
    前記遠隔制御情報に基づいて、前記遮断回路の動作試験を行うための試験信号を出力する第2の制御部と、
    前記遮断回路の動作状態を示すイベント信号に基づいて、前記遮断回路が前記試験信号に応じて所定の性能で動作したか否かを判定する判定部と、
    を有し、
    前記第2の制御部は、第1のモードにおいては、前記試験信号として所定の定電圧信号を前記遮断器の引き外しコイルまたは投入コイルに供給し、
    前記判定部は、前記第1のモードにおいては、前記イベント信号に基づいて前記試験信号に応じた前記電線路の各相に対する前記遮断器の動作時間を求め、当該動作時間の差が所定の基準時間差以上である場合に前記所定の性能で動作しなかったと判定することを特徴とする機器監視装置。
  2. 前記第2の制御部は、第2のモードにおいては、前記試験信号として徐々に上昇する電圧信号を前記引き外しコイルまたは前記投入コイルに供給し、
    前記判定部は、前記第2のモードにおいては、前記イベント信号に基づいて前記遮断器が前記試験信号に応じて動作した最小動作電圧を求め、当該最小動作電圧が所定の基準動作電圧未満である場合に前記所定の性能で動作したと判定することを特徴とする請求項1に記載の機器監視装置。
  3. 前記判定部は、前記第のモードにおいては、前記各相に対する前記遮断器の動作時間の差が前記所定の基準時間差未満であり、かつ、当該動作時間が第1の基準動作時間未満である場合に前記所定の性能で動作したと判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の機器監視装置。
  4. 前記遮断回路は、前記事故電流を検出して前記遮断器に当該事故電流を遮断させる継電器をさらに含み、
    前記第2の制御部は、第3のモードにおいては、前記試験信号として所定の定電流信号を前記継電器に供給し、
    前記判定部は、前記第3のモードにおいては、前記イベント信号に基づいて前記継電器の前記試験信号に応じた動作時間を求め、当該動作時間が第2の基準動作時間未満である場合に前記所定の性能で動作したと判定することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の機器監視装置。
  5. 前記第2の制御部は、毎分の0秒のタイミングを示すマーカ信号を出力する時計部を含み、前記マーカ信号のタイミングで前記試験信号を出力することを特徴とする請求項ないし請求項4の何れかに記載の機器監視装置。
  6. 前記動作試験を行った場合に、前記判定部の判定結果を時系列データとして記録する記録部をさらに有することを特徴とする請求項ないし請求項5の何れかに記載の機器監視装置。
  7. 請求項ないし請求項6の何れかに記載の機器監視装置と、
    前記遠隔制御装置と、
    を備え、
    前記遠隔制御装置は、親局および子局からなり、
    前記親局は、前記遠隔制御情報を子局に送信し、
    前記子局は、前記遠隔制御情報を前記機器監視装置に入力するとともに、前記判定部の判定結果を前記親局に送信することを特徴とする機器監視システム。
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