JP5285402B2 - 傘 - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP5285402B2
JP5285402B2 JP2008299720A JP2008299720A JP5285402B2 JP 5285402 B2 JP5285402 B2 JP 5285402B2 JP 2008299720 A JP2008299720 A JP 2008299720A JP 2008299720 A JP2008299720 A JP 2008299720A JP 5285402 B2 JP5285402 B2 JP 5285402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
sheet
bone
joining
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008299720A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010124883A (ja
JP2010124883A5 (ja
Inventor
宰 須藤
Original Assignee
ホワイトローズ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ホワイトローズ株式会社 filed Critical ホワイトローズ株式会社
Priority to JP2008299720A priority Critical patent/JP5285402B2/ja
Publication of JP2010124883A publication Critical patent/JP2010124883A/ja
Publication of JP2010124883A5 publication Critical patent/JP2010124883A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5285402B2 publication Critical patent/JP5285402B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Description

本発明は、傘に関するものであり、さらに詳しくは、傘シートに作用する風圧を軽減するための風抜け機構を備えた傘に関するものである。
従来、傘は、傘シートと、直線状に延びる軸棒と、該軸棒の先端側に固着された上ろくろと、軸棒に摺動自在に外嵌された下ろくろと、上記傘布が張設され上記上ろくろから放射状に設けられた複数本の親骨と、該親骨に一端が連結されるとともに他端が下ろくろに連結された複数本の受骨とを備えたものが一般的であり、雨傘、日傘、ビーチパラソル等広い用途に用いられている。このような傘は、上記軸棒に沿って下ろくろを上下にスライドさせると、上記受骨に連結された複数の親骨が開閉され、上記傘シートが展開されたり収縮されたりするように構成されている。
ところで、このような従来の傘においては、例えば、強風が吹く状況下での使用中に風が傘内部に入り込むと、傘シートの内面に作用する風圧によって、該傘が吹き飛ばされたり親骨が反転して破損したりする虞があった。
そこで、特許文献1においては、中棒1の先端周囲に複数の骨6を設け、該骨6に上側生地7を張設するとともに、上記骨6より下側の上記中棒1の周囲にさらに骨9を放射状に設け、該骨9には空気孔11を有する生地10が張設された風抜け機構を有する傘Aが提案されている。そして、この傘によれば、上述したような強風下での使用でも、傘A内部に入り込んだ風を、該傘Aの上側に設けられた空気孔11から逃がすことが可能となり、風圧で傘Aが吹き飛んだり破損したりしないようになっている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の傘は、上記空気孔11を覆う上側生地7を張設するための上側の骨6、空気孔11が形成された下側生地10を張設するための下側の骨9、これら骨6,9に連結する受骨12,13、また、これら受骨12,13に連結し上記中棒1に摺動自在に嵌められたろくろ3、さらに、下側生地10を補助的に張設するための副ろくろ14並びに補助受骨15が必要なために、結果として従来の一般的な傘に比べて部品点数が多くなるとともに構造が複雑化し、製造コストが嵩むという問題点がある。
特開2000−197511号公報
そこで本発明の課題は、強風が吹く状況下で使用しても、吹き飛ばされたり破損したりし難く、しかも、それを簡単な構造により低コストにて実現可能な傘を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によれば、略三角形状の複数のシート片から成る傘シートと、該傘シートが張設された傘骨とを有していて、上記傘シートは、互いに隣合うシート片の側縁同士を接合代で互いに接合することにより形成され、上記傘骨は、基端部に柄を有する軸棒と、該軸棒の先端部に連結されて放射状に延びるとともに、上記傘シートの内面に取り付けられた複数本の親骨とを有しており、上記傘シートには、放射方向に延びるスリットが開設されていて、上記スリットが、上記傘シートの外面側に立ち上げて互いに突き合わせた一対の縁片を含んで形成されており、上記傘シートが、互いに隣合うシート片の上記接合代を、共に傘シートの外面側に立ち上げて互いに突き合わせた状態で接合することにより形成されていて、該接合代の一部を非接合部とすることで、該非接合部の接合代により上記スリットの縁片の少なくとも一部が形成されており、上記一対の縁片が上記傘シートの内面側から作用する風圧により互いに離反して、上記スリットが開口し、上記傘シートの外面側への風の通り抜けを許容するように構成されていることを特徴とする傘が提供される。
ここで、本発明に係る傘においては、上記親骨が、上記スリットに沿って配されていることが望ましく、上記シート片が合成樹脂から成っていて、上記傘シートが互いに隣合う該シート片の接合代を相互に熱溶着して接合することにより形成されていることが望ましい。そして、上記スリットが、上記傘シートに対し等角度間隔に開設されており、上記傘骨が、上記親骨の中間部にそれぞれ連結されて該親骨を支持するための複数本の受骨を有していて、上記スリットが、上記傘シートにおける、上記親骨に対する受骨の連結点を相互に結んだ円形の領域内に形成されているとなお望ましい。ただし、上記スリットの各縁片が、上記非接合部における接合代の先端を一体に延長して成る舌片を含んで形成されていても良い。
なお、本発明の好ましい実施形態においては、上記シート片が布素材から成っていて、上記傘シートが互いに隣合う該シート片の接合代を両面側からバイアステープで挟持すると共に、これらシート片及びバイアステープを相互に縫合して接合することにより形成されている。
本発明に係る傘によれば、傘シートの内面側に風圧が作用しても、その風をスリットを通じて当該傘シートの外面側へと逃がして、当該風圧を緩和することができる。そのため、強風が吹く状況下での使用中に、風が傘の内側に吹き込んだとしても、傘が吹き飛ばされたり破損したりするのを防止することができる。しかも、それを、放射方向に延びるスリットを傘シートに開設するという簡単な構造により、部品点数の増加を抑制し低コストにて実現することが可能である。
図1〜図5は、本発明に係る傘1の第1の実施形態を示すものである。
この傘1は、ビニール、ポリオレフィン等の合成樹脂製で柔軟性を有する傘シート2と、該傘シート2が張設された金属製の傘骨4とからなっている。
そして、図1に示すように、上記傘骨4は、基端部に柄6が取り付けられた直線状の軸棒5と、該軸棒5の先端部に固着された上ろくろ7と、上記軸棒5に対し、その軸に沿って摺動自在に外嵌された摺動ろくろ8と、上記上ろくろ7から放射状に延びて上記傘シート2が張設された複数本の親骨9と、一端が該親骨9に連結されるとともに他端が上記摺動ろくろ8に連結されて、該各親骨9を支持するための複数本の受骨10とを有している。
上記軸棒5は、細長い金属製の丸棒であって、上記上ろくろ7は、円盤状に形成され該軸棒5の先端部に貫通固定されている。この上ろくろ7の外周には、上記複数本の親骨9の基端が、それぞれ上記軸棒5の軸に対し回動自在に連結されており、これら親骨9は、上記上ろくろ7の軸を中心として、等角度間隔に放射状に設けられている。なお、本実施形態では上記親骨9の本数は計8本で構成されているが、これに限るものではない。
上記摺動ろくろ8は、上記軸棒5に対し上記上ろくろ7と柄6との間において外嵌されてた第1摺動ろくろ8aと第2摺動ろくろ8bとを有しており、これら2つの摺動ろくろ8a,8b間は、上記上ろくろ7側に付勢された圧縮コイルばね11により連結されている。
上記第1摺動ろくろ8aの外周には、上記親骨9と同じ本数の受骨10の一端が、それぞれ上記軸棒5の軸に対し回動自在に連結されている。そして、該受骨10は、上記親骨の角度位置に対応させて放射状に配されていて、該受骨10の他端は、該親骨9に対しその長さ方向の中間に位置する連結点Aにおいて、回動自在に連結されている。
また、上記第2摺動ろくろ8bの外周には、上記受骨10と同じ本数の支持骨12の一端が、それぞれ上記軸棒5の軸に対し回動自在に連結されている。該支持骨12は、上記各受骨10を支持するためのもので、該受骨10の角度位置に対応させて放射状に配されており、該支持骨12の他端は、上記受骨10に対しその長さ方向の中間位置において、回動自在に連結されている。
そして、上記傘1を開くにあたっては、上記摺動ろくろ8が、上記圧縮コイルばね11の弾発力により上記上ろくろ7側に移動し、それに伴い、支持骨12及び受骨10が展開されるとともに、該受骨10を介して各親骨9も展開されていく。
一方、傘1を閉じるにあたっては、上記圧縮コイルばね11の弾発力に抗して上記摺動ろくろ8を柄6側に移動させると、それに伴って、支持骨12及び受骨10が畳まれるとともに、該受骨10を介して各親骨9も畳まれていく。
また、上記摺動ろくろ8には、上記第2摺動ろくろ8bの下端部に、使用者が把持し該摺動ろくろ8を軸棒5の軸に沿って摺動させるためのスライド部13が一体に設けられている。そして、該スライド部13には、後述するハジキ15に係脱可能で、傘1を窄めた状態において、上記摺動ろくろ8を軸棒5に対し固定するための固定孔13aが形成されている。
上記上ろくろ7と摺動ろくろ8との間には、一端が該上ろくろ7に固定されたコイルばね16を介してストッパ部材17が配されていて、それぞれ上記軸棒5に対し摺動自在に外嵌されている。そうすることにより、傘1を使用時に開いた際に、上記摺動ろくろ8をストッパ部材17に当接させて、軸棒5の先端方向への移動を規制すると同時に、当該当接時における衝撃を緩和することができるようになっている。
一方、上記軸棒5における上記摺動ろくろ8と柄6との間には、図示しないばねの弾発力により該軸棒5内に対し出没可能なハジキ15が突設されていて、このハジキ15を上記スライド部13に開設された固定孔13aに係合させることにより、傘1を不使用時に窄めた状態に保持することができるようになっている。
なお、上記軸棒5はその先端に石突き5aを有しており、該石突き5aと上記上ろくろ7との間に傘シート2の中心が挟持され固定されている。また、上記親骨9の先端には、上記傘シート2の周縁に固定されたキャップ部材2aが被せられ、それにより、傘シート2の周縁が親骨9の先端に固定されている。
上記傘シート2は、略二等辺三角形状で互いに同形同大に形成された複数枚(本実施形態では8枚)の合成樹脂製のシート片3から成っていて、それらシート片3の頂角を中心で合わせ、互いに隣接するシート片3の側縁同士を接合代18でそれぞれ接合することにより形成されている。そして、該傘シート2は、その中心を上記上ろくろ7に配して、その内面に対し上記親骨9を先端を含む数カ所で固定して取り付けることにより、上記傘骨4に張設されている。そうすることで、上記傘骨4を展開させて傘1を開いた状態にあっては、図2に示すように、平面視略正多角形状(本実施形態では正八角形)で全体的に逆椀状に湾曲した形状を成すようになっている。
また、上記傘1の傘シート2には、図3〜図5に示すように、その放射方向に延びる複数のスリット19が開設されている。このスリット19は、傘シート2の外面側に立ち上げて互いに突き合わせた一対の縁片20を含んで形成されている。
そして、図4及び図5に示すように、該スリット19は、通常の使用時には上記縁片20の内面同士が当接して閉じているが、強風下での使用時に該傘1の内側に風が吹き込んで該傘シート2の内面に風圧が作用した際には該縁片20が離反して開口し、その風が傘1の外側すなわち傘シート2の外面側へと通り抜けるのを許容するように構成されている。そのため、たとえ傘シート2の内面に風圧が作用しても、その風圧を緩和することができ、傘1が風で煽られて飛ばされたり壊れたりするのを防止することができる。また、上記一対の縁片20が傘シート2の外面側に突出していて、しかも、寝た状態となり易いため、傘シート2の外面側からの雨風の侵入を阻止することができる。
ここで、上記スリット19は、図2に示すように、傘シート2に対し等角度間隔に開設されていることが望ましい。そうすることで、傘シート2の内面に作用する風圧を、その周方向において局所的に偏らせることなくバランス良く緩和することができる。
また、該スリット9は、同じく図2に示すように、傘シート2における、上記親骨9と受骨10との連結点Aに対応する位置を相互に結んだ円形領域B内で、該連結点A側に偏寄させて配されていると、風圧を効率的に緩和することができて望ましいが、それに限られることなく、傘シート2の大きさ等に応じて、当該領域B外に形成したり、その両方に形成したりしても良い。
なお、上記スリット19における一対の縁片20の高さhは互いに同じで約5mm前後であることが望ましいが、特にそれに限られることなく、互いに高さhを異ならせても良いし、高さhも、傘シート2の材質(例えば、柔軟性)等に応じて適宜に設定することが可能である。
また、上記スリット19の長さすなわち縁片20の長さlは、親骨9の長さの約6〜7%(例えば、親骨9が60cmである場合、約4cm前後)であることが望ましいが、特にそれに限られることなく、傘シート2の大きさや、開設するスリット9の数等に応じて適宜に設定することが可能である。
さらに具体的に説明すると、上記シート片3においては、その頂角を挟む一対の側縁にそれぞれ上記接合代18が形成されている。そして、互いに隣接するシート片3における該接合代18を、共に傘シート2の外面側に立ち上げて互いに突き合わせた状態で、相互に熱溶着で接合することにより、上記傘シート2が形成されている。また、上記親骨9は、該傘シート2の接合された接合代18に沿うように、該傘シート2の内面に固定されている。
ところで、上記接合代18は、図3(a)に示すように、その一部に溶着されていない所定長さの非接合部18aを介在させて、互いに接合されている。また、該非接合部18aにおける一対の接合代18の先端には、それぞれ該接合代18を一体に延長して成る舌片21が設けられている。そして、これら非接合部18aにおける一対の接合代18及び舌片21により、上記スリット19の一対の縁片20が形成されている。なお、上記舌片21は、必ずしも必要ではなく、接合代18の高さが十分に確保されている場合には、図3(b)に示すように、上記非接合部18aにおける一対の接合代18のみにより、上記スリット19の一対の縁片20を形成しても良い。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、複数の上記非接合部18aすなわちスリット19がそれぞれ、傘シート2の上記円形領域Bにおける上記連結点A側に偏寄した同半径位置において、各親骨9に沿って、放射状かつ等角度間隔にそれぞれ開設されている。ただし、それに限定されることなく、各スリット19を設ける半径位置や、各親骨9上の接合代18に設けるスリット19の数は、傘シート2の大きさ等に応じて適宜設定することが可能である。例えば、スリット19を設ける半径位置を各親骨9において異ならせても良い。また、親骨9の長さが80cmを超えるような大型の傘においては、傘シート2における上記円形領域Bよりも親骨9の先端側の位置に追加してスリット19を設けるなど、1本の親骨9に沿って設けるスリットの数を2つ以上にしたりしても良い。さらに、必ずしも全ての親骨9に沿ってスリット19を設ける必要性もなく、1本おきに設ける等しても良いが、その場合、親骨9の本数は、偶数本であることが望ましい。
このように、上記スリット19は、シート片3の接合代18を利用して、親骨9に沿って形成されている。そのため、傘1を開いた傘シート2の拡張状態においては、親骨9によって該傘シート2の放射方向に付与される張力により、上記一対の縁片20の内面同士をより確実に当接させることができると同時に、これら縁片20がさらに寝た状態となり易い。また、傘シート2の外面に風圧が作用した場合には、図4に示すように、傘シート2の内面側から親骨9がスリット19に当接する一方で、内面に風圧が作用した場合には、図5に示すように、親骨9がスリット19から離間する。
したがって、傘シート2の外面側からの雨風については、傘1の内側への侵入をより確実に阻止することができる同時に、傘1の内側に風が吹き込んだ際には、スリット19を通じて風を傘1の外側すなわち傘シート2の外面側へと効率的に逃がして、傘シート2の内面に作用する圧力を緩和することができる。さらに、このような作用効果をスリット19という極めて簡単な構造により実現することができ、しかも、スリット19を傘シート2に形成するにあたり、縁片20を形成するために別途の部材を準備する必要性が無くて、従来から使用されている傘の製造設備を、大きな改造を施すことなく利用することができるため、製造コストを抑制することもできる。
次いで、図6及び図7に基づき本発明に係る第2の実施形態について説明する。ただし、ここでは説明の重複を避けるため、上記第1の実施形態と同じ構成部分及びそれに基づく作用効果については、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る傘30は、例えば、日光を遮る日傘或いは大型のビーチパラソル等に利用されるもので、上記第1の実施形態に係る傘1と同様に、傘シート2と傘骨4とから構成されているが、該傘シート2が柔軟性を有する布素材から成っている。該傘シート2は、略二等辺三角形状で互いに同形同大に形成された複数枚の布製シート片3を、互いに縫合により接合することにより形成されている。具体的には、該傘シート2は、図7に示すように、互いに隣接するシート片3における該接合代18を、共に傘シート2の外面側に立ち上げて互いに突き合わせた状態で、これら一対の接合代18をバイアステープ31で両面側から挟持して被覆し、それらを互いに縫合で接合することにより形成されている。
また、上記接合代18は、図7に示すように、その一部にバイアステープ31による被覆及び縫合が施されていない所定長さの非接合部18aを介在させて、互いに接合されている。そして、該非接合部18aにおける一対の接合代18により、上記スリット19の一対の縁片20が形成されている。なお、上記バイアステープを形成する材料としては、布素材、合成樹脂又は皮革など、縫合に適した適宜の材料を使用することが可能である。
以上、本発明に係る傘の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な設計変更が可能である。
例えば、傘シート2及びシート片3を形成する材料については、上述のようなビニール、ポリオレフィン等の合成樹脂や布素材に限定されず、布素材と合成樹脂フィルムとの積層体等であっても良く、傘の用途に応じて適切な材料を採用することができる。また、傘骨4を構成する軸棒5、親骨9及び受骨10等の各部材についても、金属、合成樹脂を問わず、必要に応じて、FRP、カーボン又は木等の様々な材料により形成することが可能である。さらに、上記各実施形態においては、傘骨4として、圧縮コイルばね11の弾発力を利用して展開される構造を有するものを例示したが、それに限られるものではなく、一般的な手動で開閉される構造を有する傘骨をはじめ各種形態の傘骨を採用することができるのは勿論である。
本発明の第1実施形態に係る傘を開いた状態を示す部分破断正面図である。 第1実施形態に係る傘の平面図である。 第1実施形態に係る傘の風抜け機構を構成するスリットの一態様を示す部分拡大図である。 第1実施形態に係る傘の風抜け機構を構成するスリットの他の態様を示す部分拡大図である。 傘内部に風圧が作用していない状態における図3(a)のX−X断面図である。 傘内部に風圧が作用した状態における図3(a)のX−X断面図である。 本発明の第2実施形態に係る傘を開いた状態を示す部分正断面図である。 第2実施形態に係る傘の風抜け機構を構成するスリットの態様を示す部分拡大図である。
符号の説明
1,30 傘
2 傘シート
3 シート片
4 傘骨
5 軸棒
6 柄
7 上ろくろ
8 摺動ろくろ
9 親骨
10 受骨
18 接合代
18a 非接合部
19 スリット
20 スリットの縁片
21 舌片
A 親骨と受骨との連結点
B 傘シートの円形領域

Claims (6)

  1. 略三角形状の複数のシート片から成る傘シートと、該傘シートが張設された傘骨とを有していて、
    上記傘シートは、互いに隣合うシート片の側縁同士を接合代で互いに接合することにより形成され、
    上記傘骨は、基端部に柄を有する軸棒と、該軸棒の先端部に連結されて放射状に延びるとともに、上記傘シートの内面に取り付けられた複数本の親骨とを有しており、
    上記傘シートには、放射方向に延びるスリットが開設されていて、
    上記スリットが、上記傘シートの外面側に立ち上げて互いに突き合わせた一対の縁片を含んで形成されており、
    上記傘シートが、互いに隣合うシート片の上記接合代を、共に傘シートの外面側に立ち上げて互いに突き合わせた状態で接合することにより形成されていて、該接合代の一部を非接合部とすることで、該非接合部の接合代により上記スリットの縁片の少なくとも一部が形成されており、
    上記一対の縁片が上記傘シートの内面側から作用する風圧により互いに離反して、上記スリットが開口し、上記傘シートの外面側への風の通り抜けを許容するように構成されている、
    ことを特徴とする傘。
  2. 上記親骨が、上記スリットに沿って配されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の傘。
  3. 上記シート片が合成樹脂から成っていて、上記傘シートが互いに隣合う該シート片の接合代を相互に熱溶着して接合することにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の傘。
  4. 上記スリットが、上記傘シートに対し等角度間隔に開設されており、
    上記傘骨が、上記親骨の中間部にそれぞれ連結されて該親骨を支持するための複数本の受骨を有していて、
    上記スリットが、上記傘シートにおける、上記親骨に対する受骨の連結点を相互に結んだ円形の領域内に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の傘。
  5. 上記スリットの各縁片が、上記非接合部における接合代の先端を一体に延長して成る舌片を含んで形成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の傘。
  6. 上記シート片が布素材から成っていて、上記傘シートが互いに隣合う該シート片の接合代を両面側からバイアステープで挟持すると共に、これらシート片及びバイアステープを相互に縫合して接合することにより形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の傘。
JP2008299720A 2008-11-25 2008-11-25 Active JP5285402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299720A JP5285402B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008299720A JP5285402B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010124883A JP2010124883A (ja) 2010-06-10
JP2010124883A5 JP2010124883A5 (ja) 2012-01-19
JP5285402B2 true JP5285402B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=42325687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008299720A Active JP5285402B2 (ja) 2008-11-25 2008-11-25

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5285402B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6360129B2 (ja) * 2016-11-17 2018-07-18 ホワイトローズ株式会社 傘布が合成樹脂製フィルムで形成された傘

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839410Y1 (ja) * 1969-04-12 1973-11-20
US4804008A (en) * 1987-10-28 1989-02-14 Ryder Peter M Windproof umbrella
US4979534A (en) * 1989-02-10 1990-12-25 Leonard Holtz Windproof umbrella
JPH0534913U (ja) * 1991-10-21 1993-05-14 ユニオンブロス産業株式会社 雨傘および傘袋
JPH11332624A (ja) * 1998-05-21 1999-12-07 Norio Akaoka 空気抜けの付いた傘

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010124883A (ja) 2010-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5001266B2 (ja) 傘装置
US5884645A (en) Collapsible sunshade
TWI758277B (zh) 防風傘
US20160021960A1 (en) Reverse split brim
US9340995B2 (en) Eave structure for a foldable tent
US20060174929A1 (en) Tent assembly
US20030168093A1 (en) Collapsible sleeping structures
US20120180835A1 (en) Umbrella, and a tip element for an umbrella frame
US6173724B1 (en) Windproof umbrella (B)
US8051865B1 (en) Canopy for umbrellas
US20170156460A1 (en) Wind-resistant inversely foldable umbrella
JP5285402B2 (ja)
US7448399B2 (en) Umbrella
US10694824B2 (en) Hat umbrella
US8360082B2 (en) Compact folding umbrella with hybrid ribs to resist damage due to inversion
GB2425254A (en) Collapsible umbrella having wind-resisting structure
US8360081B2 (en) Sunshade
US20090025767A1 (en) Collapsible structures
US20160219994A1 (en) Umbrella, umbrella frame and rib therefor
JP3119627U (ja)
US20200000189A1 (en) Umbrella
KR101157184B1 (ko) 파라솔
KR102031498B1 (ko) 안전 우산
US20230255331A1 (en) Wind-Resistance Reducing Canopy Structure for Umbrella
CA2820560C (en) Retractable pole assembly for a foldable tent

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111125

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5285402

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130731

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250