JP5264683B2 - ガラス層定着方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス部材同士を溶着してガラス溶着体を製造するためにガラス部材にガラス層を定着させるガラス層定着方法に関する。
従来のガラス溶着方法として、レーザ光吸収性顔料を含むガラス層を、溶着予定領域に沿うように一方のガラス部材に焼き付けた後、そのガラス部材にガラス層を介して他方のガラス部材を重ね合わせ、溶着予定領域に沿ってレーザ光を照射することにより、一方のガラス部材と他方のガラス部材とを溶着する方法が知られている。
ところで、ガラス部材にガラス層を焼き付ける技術としては、ガラスフリット、レーザ光吸性顔料、有機溶剤及びバインダを含むペースト層から有機溶剤及びバインダを除去することにより、ガラス部材にガラス層を固着させた後、ガラス層が固着したガラス部材を焼成炉内で加熱することにより、ガラス層を溶融させて、ガラス部材にガラス層を焼き付ける技術が一般的である(例えば、特許文献1参照)。
これに対し、焼成炉の使用による消費エネルギの増大及び焼付け時間の長時間化を抑制するという観点(すなわち、高効率化という観点)から、ガラス部材に固着したガラス層にレーザ光を照射することにより、ガラス層を溶融させて、ガラス部材にガラス層を焼き付ける技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2006−524419号公報 特開2002−366050号公報
しかしながら、ガラス部材に対するガラス層の焼付けをレーザ光の照射によって行うと、焼付け時や、その後のガラス部材同士の溶着時に、ガラス部材にクラックが生じるなど、ガラス部材が破損することがあった。
そこで、本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ガラス部材の破損を防止して、効率良くガラス部材同士を溶着することを可能にするガラス層定着方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、レーザ光の照射によるガラス層の焼付けがガラス部材の破損に繋がるのは、図7に示されるように、焼付け時にガラス層の温度が融点Tmを超えるとガラス層のレーザ光吸収率が急激に高くなることに起因していることを突き止めた。つまり、ガラス部材に固着したガラス層においては、バインダの除去による空隙やガラスフリットの粒子性によって、レーザ光吸収性顔料の吸収特性を上回る光散乱が起こり、レーザ光吸収率が低い状態となっている(例えば、可視光において白っぽく見える)。そこで、図8に示されるように、ガラス層の温度が融点Tmよりも高く且つ結晶化温度Tcよりも低い温度TpとなるようにレーザパワーPでレーザ光を照射すると、ガラスフリットの溶融によって空隙が埋まると共に粒子性が崩れるため、レーザ光吸収性顔料の吸収特性が顕著に現れ、ガラス層のレーザ光吸収率が急激に高くなる(例えば、可視光において黒っぽく見える)。これにより、ガラス層において想定以上のレーザ光の吸収が起こり、入熱過多によるヒートショックでガラス部材にクラックが生じるのである。また、レーザパワーPでのレーザ光の照射によって、実際には、図8に示されるように、ガラス層の温度が結晶化温度Tcよりも高い温度Taに達する。ガラス層において焼付け対象のガラス部材と反対側に位置する部分(すなわち、ガラス層において溶着対象のガラス部材側に位置する部分)が入熱過多によって結晶化すると、その部分の融点が高くなる。そのため、その後のガラス部材同士の溶着時に、ガラス層において溶着対象のガラス部材側に位置する部分を溶融させるべく、レーザパワーを高くしてレーザ光を照射することが必要となり、焼付け時と同様に入熱過多によるヒートショックでガラス部材にクラックが生じるのである。本発明者は、この知見に基づいて更に検討を重ね、本発明を完成させるに至った。なお、ガラス層の溶融によってガラス層のレーザ光吸収率が高まる場合における可視光下でのガラス層の色変化は、白っぽい状態から黒っぽい状態に変化するものに限定されず、例えば、近赤外レーザ光用のレーザ光吸収性顔料の中には、ガラス層が溶融すると緑色を呈するものも存在する。
すなわち、本発明に係るガラス層定着方法は、第1のガラス部材にガラス層を定着させるガラス層定着方法であって、ガラス粉、レーザ光吸収材、有機溶剤及びバインダを含むペースト層から有機溶剤及びバインダが除去されることにより形成されたガラス層を、溶着予定領域に沿うように第1のガラス部材と熱伝導体との間に配置する工程と、熱伝導体をヒートシンクとして溶着予定領域に沿って第1のレーザ光を照射することにより、第1のガラス部材と熱伝導体との間に配置されたガラス層を溶融させ、第1のガラス部材にガラス層を定着させる工程と、を含むことを特徴とする。
このガラス層定着方法では、溶着予定領域に沿うように第1のガラス部材と熱伝導体との間にガラス層を配置した後、熱伝導体をヒートシンクとして第1のレーザ光を照射することにより、ガラス層を溶融させて、第1のガラス部材にガラス層を定着させる。このガラス層の定着時には、ガラス層のレーザ光吸収率が急激に高くなるが、熱伝導体がヒートシンクとしてガラス層から熱を奪うため、ガラス層が入熱過多の状態となることが抑止される。これにより、第1のレーザ光の照射によって第1のガラス部材にガラス層を定着させても、ガラス層の定着時や、その後のガラス部材同士の溶着時に、ガラス部材にクラックが生じるなど、ガラス部材が破損するのを防止することができる。従って、このガラス層定着方法によれば、ガラス部材の破損を防止して、効率良くガラス部材同士を溶着することが可能となる。
本発明に係るガラス層定着方法においては、熱伝導体の熱伝導率は、ガラス粉の熱伝導率よりも高いことが好ましい。この場合、熱伝導体をヒートシンクとして、効率良くガラス層から熱を奪うことが可能となる。このとき、熱伝導体の熱伝導率は、第1のガラス部材の熱伝導率よりも高いことがより好ましい。この場合、熱伝導体をヒートシンクとして、より一層効率良くガラス層から熱を奪うことが可能となる。
本発明に係るガラス層定着方法においては、ガラス粉と熱伝導体との線膨張係数の差は、ガラス粉と第1のガラス部材との線膨張係数の差よりも大きいことが好ましい。この場合、第1のガラス部材にガラス層を定着させた際に、熱伝導体にガラス層が固着するのを確実に防止することができる。
本発明に係るガラス層定着方法においては、第1のレーザ光は、第1のガラス部材側からガラス層に照射されることが好ましい。この場合、第1のガラス部材とガラス層との界面部分が十分に加熱されるため、第1のガラス部材にガラス層を強固に定着させることができる。
本発明によれば、ガラス部材の破損を防止して、効率良くガラス部材同士を溶着することが可能になる。
本実施形態に係るガラス溶着方法によって製造されたガラス溶着体の斜視図である。 図1のガラス溶着体を製造するためのガラス溶着方法を説明するための斜視図である。 図1のガラス溶着体を製造するためのガラス溶着方法を説明するための断面図である。 図1のガラス溶着体を製造するためのガラス溶着方法を説明するための斜視図である。 図1のガラス溶着体を製造するためのガラス溶着方法を説明するための斜視図である。 図1のガラス溶着体を製造するためのガラス溶着方法を説明するための断面図である。 ガラス層の温度とレーザ光吸収率との関係を示すグラフである。 レーザパワーとガラス層の温度との関係を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係るガラス溶着方法によって製造されたガラス溶着体の斜視図である。図1に示されるように、ガラス溶着体1は、溶着予定領域Rに沿って形成されたガラス層3を介して、ガラス部材(第1のガラス部材)4とガラス部材(第2のガラス部材)5とが溶着されたものである。ガラス部材4,5は、例えば、無アルカリガラスからなる厚さ0.7mmの矩形板状の部材であり、溶着予定領域Rは、ガラス部材4,5の外縁に沿って矩形環状に設定されている。ガラス層3は、例えば、低融点ガラス(バナジウムリン酸系ガラス、鉛ホウ酸ガラス等)からなり、溶着予定領域Rに沿って矩形環状に形成されている。
次に、上述したガラス溶着体1を製造するためのガラス溶着方法について説明する。
まず、図2に示されるように、ディスペンサやスクリーン印刷等によってフリットペーストを塗布することにより、溶着予定領域Rに沿ってガラス部材4の表面4aにペースト層6を形成する。フリットペーストは、例えば、非晶質の低融点ガラス(バナジウムリン酸系ガラス、鉛ホウ酸ガラス等)からなる粉末状のガラスフリット(ガラス粉)2、酸化鉄等の無機顔料であるレーザ光吸収性顔料(レーザ光吸収材)、酢酸アミル等である有機溶剤、及びガラスの軟化温度以下で熱分解する樹脂成分(アクリル等)であるバインダを混練したものである。ペースト層6は、ガラスフリット2、レーザ光吸収性顔料、有機溶剤及びバインダを含んでいる。
続いて、ペースト層6を乾燥させて有機溶剤を除去し、更に、ペースト層6を加熱してバインダを除去することにより、溶着予定領域Rに沿ってガラス部材4の表面4aにガラス層3を固着させる。なお、ガラス部材4の表面4aに固着したガラス層3は、バインダの除去による空隙やガラスフリット2の粒子性によって、レーザ光吸収性顔料の吸収特性を上回る光散乱が起こり、レーザ光吸収率が低い状態となっている(例えば、可視光において白っぽく見える)。
続いて、図3に示されるように、アルミニウムからなる板状の熱伝導体7の表面7a(ここでは、研磨面)に、ガラス層3を介してガラス部材4を載置する。これにより、ペースト層6から有機溶剤及びバインダが除去されることにより形成されたガラス層3が、溶着予定領域Rに沿うようにガラス部材4と熱伝導体7との間に配置される。
続いて、熱伝導体7をヒートシンクとして、ガラス層3に集光スポットを合わせてレーザ光(第1のレーザ光)L1を溶着予定領域Rに沿って照射する。これにより、ガラス部材4と熱伝導体7との間に配置されたガラス層3が溶融・再固化し、ガラス部材4の表面4aにガラス層3が焼き付けられる。なお、ガラス部材4の表面4aに焼き付けられたガラス層3は、ガラスフリット2の溶融によって空隙が埋まると共に粒子性が崩れるため、レーザ光吸収性顔料の吸収特性が顕著に現れ、レーザ光吸収率が高い状態となる(例えば、可視光において黒っぽく見える)。また、ガラス部材4の表面4aに焼き付けられたガラス層3は、ガラス部材4と反対側の表面3aの凹凸が平坦化された状態となる。
このガラス層3の焼付け時には、熱伝導体7がヒートシンクとしてガラス層3から熱を奪うため、ガラス層3が入熱過多の状態となることが抑止される。このとき、熱伝導体7がアルミニウムからなっており、ガラスフリット2の熱伝導率及びガラス部材4の熱伝導率よりも熱伝導体7の熱伝導率が高くなっているため、ガラス層3から熱伝導体7への放熱が極めて効率良く行われる。
また、ガラスフリット2とガラス部材4との線膨張係数の差よりも、ガラスフリット2と熱伝導体7との線膨張係数の差が大きくなっているため、ガラス層3の焼付け時に、熱伝導体7の表面7aにガラス層3が固着することがない。このことから、ガラスフリット2と熱伝導体7との線膨張係数の差は、より大きくなることが好ましいものの、バナジウムリン酸系ガラス(線膨張係数:7.0×10−6/K)や鉛ホウ酸ガラス(線膨張係数:13×10−6/K)からなるガラスフリット2に対しては、アルミニウム(線膨張係数:23×10−6/K)の他に、ステンレス鋼(線膨張係数:17.3×10−6/K)や銅(線膨張係数:16.8×10−6/K)からなる熱伝導体7を用いることができる。
ガラス層3の焼付けに続いて、図4に示されるように、ガラス層3が焼き付けられたガラス部材4に対し、ガラス層3を介してガラス部材5を重ね合わせる。このとき、ガラス層3の表面3aが平坦化されているため、ガラス部材5の表面5aがガラス層3の表面3aに隙間なく接触する。
続いて、図5に示されるように、ガラス層3に集光スポットを合わせてレーザ光(第2のレーザ光)L2を溶着予定領域Rに沿って照射する。これにより、レーザ光吸収率が高い状態となっているガラス層3にレーザ光L2が吸収されて、ガラス層3及びその周辺部分(ガラス部材4,5の表面4a,5a部分)が溶融・再固化し、ガラス部材4とガラス部材5とが溶着される。このとき、ガラス部材5の表面5aがガラス層3の表面3aに隙間なく接触しているため、ガラス部材4とガラス部材5とが溶着予定領域Rに沿って均一に溶着される。
以上説明したように、ガラス溶着体1を製造するためのガラス溶着方法においては、溶着予定領域Rに沿うようにガラス部材4と熱伝導体7との間にガラス層3を配置した後、熱伝導体7をヒートシンクとしてレーザ光L1を照射することにより、ガラス層3を溶融させて、ガラス部材4にガラス層3を焼き付けて定着させる。このガラス層3の焼付け時には、ガラス層3のレーザ光吸収率が急激に高くなるが、熱伝導体7がヒートシンクとしてガラス層3から熱を奪うため、ガラス層3が入熱過多の状態となることが抑止される。これにより、ガラス部材4に対するガラス層3の焼付けをレーザ光L1の照射によって行っても、ガラス層3の焼付け時に、入熱過多によるヒートショックでガラス部材4,5にクラックが生じるのを防止することができる。更に、ガラス層3の焼付け時に、ガラス層3の表面3a部分(すなわち、ガラス層3において溶着対象のガラス部材5側に位置する部分)が入熱過多によって結晶化することがなく、よって、その部分の融点が高くなることもない。そのため、その後のガラス部材4,5同士の溶着時に、ガラス層3の表面3a部分を溶融させるべくレーザパワーを高くしてレーザ光L2を照射することが不要となり、ガラス層3の焼付け時と同様に入熱過多によるヒートショックでガラス部材4,5にクラックが生じるのを防止することができる。従って、上述したガラス溶着方法によれば、ガラス部材4,5の破損を防止して、効率良くガラス部材4,5同士を溶着することが可能となる。
また、上述したガラス溶着方法においては、レーザ光L1がガラス部材4側からガラス層3に照射される。そのため、ガラス部材4とガラス層3との界面部分が十分に加熱される。従って、ガラス部材4にガラス層3を強固に焼き付けて定着させることができる。しかも、ガラス層3において溶着対象のガラス部材5側に位置する部分(ガラス層3の表面3a部分)が入熱過多によって結晶化するのをより確実に防止することができる。
なお、ガラス層3の焼付け時には、レーザ光L1の照射によって、ガラス層3において焼付け対象のガラス部材4側に位置する部分を結晶化させてもよい。また、ガラス部材4,5同士の溶着時には、レーザ光L2の照射によって、ガラス層3において溶着対象のガラス部材5側に位置する部分(ガラス層3の表面3a部分)を結晶化させてもよい。最終的にガラス層3を結晶化させると、ガラス溶着体1においてガラス層3の線膨張係数が小さくなるからである。
ところで、有機ELパッケージ等においては、容器自体が小型であるため、より薄型化されたガラス部材4,5が使用されることから、ガラス部材4,5の材料としては、割れを生じ難くすべく低膨張ガラスが選択されることが多い。このとき、ガラス層3の線膨張係数をガラス部材4,5の線膨張係数と合わせるために(すなわち、ガラス層3の線膨張係数を低くするために)、セラミックス等からなるフィラーをガラス層3に多量に含有させる。ガラス層3にフィラーを多量に含有させると、レーザ光L1の照射の前後でガラス層3のレーザ光吸収率がより一層大きく変化することになる。従って、上述したガラス溶着方法は、ガラス部材4,5の材料として低膨張ガラスを選択する場合に、特に有効である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、図6に示されるように、レーザ光L1に対して透過性を有する材料からなる熱伝導体7を用いて、ガラス部材4と反対側から熱伝導体7を介してガラス層3にレーザ光L1を照射してもよい。
また、溶着予定領域Rに沿って熱伝導体7の表面7aにガラス層3を固着させた後、熱伝導体7の表面7aに、ガラス層3を介してガラス部材4を載置することにより、ペースト層6から有機溶剤及びバインダが除去されることにより形成されたガラス層3を、溶着予定領域Rに沿うようにガラス部材4と熱伝導体7との間に配置してもよい。
1…ガラス溶着体、2…ガラスフリット(ガラス粉)、3…ガラス層、4…ガラス部材(第1のガラス部材)、5…ガラス部材(第2のガラス部材)、6…ペースト層、7…熱伝導体、R…溶着予定領域、L1…レーザ光(第1のレーザ光)、L2…レーザ光(第2のレーザ光)。


Claims (5)

  1. 第1のガラス部材にガラス層を定着させるガラス層定着方法であって、
    ガラス粉、レーザ光吸収材、有機溶剤及びバインダを含むペースト層から前記有機溶剤及び前記バインダが除去されることにより形成された前記ガラス層を、溶着予定領域に沿うように前記第1のガラス部材と熱伝導体との間に配置する工程と、
    前記熱伝導体をヒートシンクとして前記溶着予定領域に沿って第1のレーザ光を照射することにより、前記第1のガラス部材と前記熱伝導体との間に配置された前記ガラス層を溶融させ、前記第1のガラス部材に前記ガラス層を定着させる工程と、を含むことを特徴とするガラス層定着方法。
  2. 前記熱伝導体の熱伝導率は、前記ガラス粉の熱伝導率よりも高いことを特徴とする請求項1記載のガラス層定着方法。
  3. 前記熱伝導体の熱伝導率は、前記第1のガラス部材の熱伝導率よりも高いことを特徴とする請求項2記載のガラス層定着方法。
  4. 前記ガラス粉と前記熱伝導体との線膨張係数の差は、前記ガラス粉と前記第1のガラス部材との線膨張係数の差よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のガラス層定着方法。
  5. 前記第1のレーザ光は、前記第1のガラス部材側から前記ガラス層に照射されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のガラス層定着方法。


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