JP5262656B2 - Tool holder - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、電気工事現場、建築工事現場などで腰に吊り下げて使用するのに適した工具ホルダーに関するものである。 The present invention relates to a tool holder that is suitable for hanging on the waist at an electric construction site, a construction site, or the like.
従来、この種の工具ホルダーとしては、図36に示したように、縦長とした収納ポケットを一列のみ設けたものや、図37、38に示したように、縦長とした収納ポケットを二列、または三列に並列させて設けたものが存在する。 Conventionally, as this type of tool holder, as shown in FIG. 36, a vertically long storage pocket is provided, or as shown in FIGS. 37 and 38, two vertical storage pockets are provided. Alternatively, there are those provided in parallel in three rows.
図36に示した工具ホルダーは、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などからなるベース部材11の表側に、同様の合成樹脂地や皮革地からなるカバー部材12の両側端12aを縫着またはリベット止めして、上方と下方を開口したポケット13を一列のみ設けたものとしている。(特許文献1)
The tool holder shown in FIG. 36 is provided on the front side of a
図37に示した工具ホルダーは、前記工具ホルダーと同様の合成樹脂地や皮革地からなるベース部材21の表側に、同様の合成樹脂地や皮革地からなるカバー部材22の両側端22aを縫着またはリベット止めすると共に、中間部の一個所を縦方向に縫着またはリベット止めして、上方と下方を開口した二列のポケット23を並列させて設けたものとしている。(特許文献1)
In the tool holder shown in FIG. 37, both
図38に示した工具ホルダーは、前記工具ホルダーと同様の合成樹脂地や皮革地からなるベース部材31の表側に、同様の合成樹脂地や皮革地からなるカバー部材32の両側端32aを縫着またはリベット止めすると共に、中間部の二個所を縦方向に縫着またはリベット止めして、上方と下方を開口した三列のポケット33を並列させて設けたものとしている。(特許文献2)
しかしながら、上記図36〜38に示した従来の工具ホルダーは、何れもポケット13、23、33をベース部材11、21、31にそれぞれ縫着またはリベット止めした部分が両者の重着部分Jとして、ベース部材11、21、31のそれぞれの表側に現れており、これら重着部分Jの存在によってベース部材11、21、31のそれぞれの表面積が広くなってしまい、作業者が腰に吊り下げる場合、左右方向に嵩張って、必要な他の工具を吊り下げるのに邪魔になる。
However, in the conventional tool holders shown in FIGS. 36 to 38, the
そこで、前記ベース部材11、21、31の表側に重着部分Jを生じさせずに、ベース部材11、21、31にポケット13、23、33をそれぞれ効率良く設け、ベース部材11、21、31の表面積が広くならない工具ホルダーの出現が望まれていた。
Therefore, the
この発明は、上記従来の課題を解決するものであり、ベース部材の表側に従来のようなカバー部材との重着部分を生じさせずに、ベース部材の表面積が広くならないものとして、ベース部材にポケットを設けた工具ホルダーを提供することを目的としてなされたものである。 The present invention solves the above-described conventional problems, and does not cause the base member to have a large surface area without causing a conventional overlapping portion with the cover member on the front side of the base member. It was made for the purpose of providing a tool holder provided with a pocket.
そこで、この発明の工具ホルダーは、ベース部材1の両側端1aからカバー部材2を表側に突出して、その突出したカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて固着することにより、前記ベース部材1の表側にポケット3を設け、前記ポケット3の外部に、前記カバー部材2とは別のカバー部材2を湾曲させて両側端2aどうしを重ね合わせたものを固着して、前記ポケット3の外部に別の少なくとも一つのポケット3を設けたものとしている。
Therefore, in the tool holder of the present invention, the
そして、この発明の工具ホルダーは、ベース部材1の表側に複数枚のカバー部材2を固着し、これらカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて固着することにより、前記ベース部材1の表側に複数のポケット3を設け、前記ポケット3の外部に、前記カバー部材2とは別のカバー部材2を湾曲させて両側端2aどうしを重ね合わせたものを固着して、前記ポケット3の外部に別の少なくとも一つのポケット3を設けたものとしている。
In the tool holder of the present invention, a plurality of
この発明の工具ホルダーは、以上に述べたように構成されているので、ベース部材の表側に従来のようなカバー部材との重着部分を生じさせずに、ベース部材の表面積が広くならないものとして、ベース部材にポケットを設けたので、作業者の腰に吊り下げる場合にも幅が狭くなり、必要な他の工具を吊り下げるのに邪魔にならないものとなる。 Since the tool holder of the present invention is configured as described above, it is assumed that the surface area of the base member does not increase without causing a conventional overlapping portion with the cover member on the front side of the base member. Since the pocket is provided in the base member, the width becomes narrow even when it is hung on the operator's waist, and it does not interfere with hanging other necessary tools.
以下、この発明の工具ホルダーを実施するための最良の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the tool holder of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
この発明の工具ホルダーは、第一実施形態としたものは図1〜6に示したように、一枚のベース部材1と一枚のカバー部材2から構成されており、ベース部材1の裏側にカバー部材2を当て、これらを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。そして、前記カバー部材2の両側部をベース部材1の両側端1aから表側に折り曲げることにより突出して、その突出したカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて固着することにより、前記ベース部材1の表側にポケット3を設けたものとしている。なお、前記カバー部材2は、図示していないが、ベース部材1の表側に当て、これらを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着したものとしてもよい。
As shown in FIGS. 1 to 6, the tool holder according to the present invention is composed of a
ベース部材1は、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などからなり、上端部を折り曲げて、裏側にリベット止めすることにより、ベルト支持部4を設けている。このベルト支持部4は、前記ベース部材1の上端部を折り曲げることなく、前記ベース部材1の上端部に、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などから作成した別部材のベルト支持部(図示せず)を連結したものとしてもよい。また、前記ベルト支持部4は、前記ベース部材1の上部に設けたベルト通し孔(図示せず)としてもよい。前記ベース部材1は、略中央部から上部へ向かうにつれ徐々に幅狭くなるように形成してもよく、このベース部材1を折り曲げて形成する前記ベルト支持部4も幅狭くなるようにし、使用者のベルトなどに吊り下げ易いものとしている。さらに、前記ベース部材1は、略中央部から下部へ向かうにつれ徐々に幅狭くなるように形成し、このベース部材1に設ける前記ポケット3も、上部から下部へ向かうにつれ徐々に容積が狭くなるように形成し、工具を差し込み易くしている。
The
カバー部材2は、前記ベース部材1と同様の合成樹脂地や皮革地からなり、前記したように突出したこのカバー部材2の両側端2aの間に前面押え部材5を介在させ、前記カバー部材2の一側端2aと前面押え部材5の一側端5aを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着すると共に、前記カバー部材2の他側端2aと前面押え部材5の他側端5aを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、上方と下方を四角くして開口すると共に、上方を下方より大きく開口した一列のポケット3を、前記ベース部材1の表側に設けたものとしている。
The
また、前記カバー部材2は、図7、8に示したように、ベース部材1の両側部を延長して、このベース部材1と一体としたものすることができる。そして、このカバー部材2をベース部材1の表側に突出して、その突出したカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて固着することにより、前記ベース部材1の表側にポケット3を設けたものとしてもよい。このようにしたものでは、ベース部材1とカバー部材2とが重なり合うことがなく、これらの部材の生地の使用量が少なくてすむので、材料コストが安くつくという利点がある。
The
さらに、前記前面押え部材5は、カバー部材2と別体としているが、図9、10に示したように、ベース部材1の下端部を延長して、このベース部材1と一体としたものすることができる。このようにしたものでは、ベース部材1、カバー部材2および前面押え部材5を一枚の生地で作成することができるので、部材がばらつかずそれぞれの固着作業が手間のかからないものとなる。
Further, although the
また、前記ポケット3の内部には、図11、12に示したように、仕切り部材Pを固着したものとして、一列のポケット3を二段にしたものとすることができる。このような仕切り部材Pを前記ポケット3の内部に複数、固着すれば、前記ポケット3を二段を超える複数のものとすることもできる。なお、図示した態様では、前記ポケット3の内部に仕切り部材Pを、横方向に固着して複数段にしているが、縦方向に固着して複数列にしてもよい。
Further, as shown in FIGS. 11 and 12, the
さらに、前記二段にしたポケット3の外部には、図13、14に示したように、カバー部材2を湾曲させて両側端2aどうしを重ね合わせたものを、ポケット3の両側外部に縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ポケット3の外部に別の二つのポケット3を設けたものとすることもできる。このようにすれば、多くのポケット3を簡単に設けることができる。
Further, as shown in FIGS. 13 and 14, a
また、前記二段にしたポケット3の外部には、図15、16に示したように、カバー部材2を湾曲させて両側端2aどうしを重ね合わせたものを、ポケット3の前側外部に縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ポケット3の外部に別の一つのポケット3を設けたものとすることもできる。
Further, as shown in FIGS. 15 and 16, a
この発明の工具ホルダーは、他の実施形態としたものは図17〜22に示したように、一枚のベース部材1と二枚のカバー部材2から構成されており、ベース部材1の略下半部の略中央部には一本の縦長の抜き出しスリット6を設けたものとしており、ベース部材1の裏側の略下半部に一枚のカバー部材2を当て、これらを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。そして、前記カバー部材2の一側部を前記抜き出しスリット6から抜き出し、この抜き出した部分を前記ベース部材1の表側に突出すると共に、前記カバー部材2の他側部を前記ベース部材1の一側端1aから表側に折り曲げることにより突出して、前記カバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ベース部材1の表側に先ず一つのポケット3を設けたものとしている。さらに、前記ベース部材1の裏側の略下半部にもう一枚のカバー部材2を当て、これらを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。そして、前記カバー部材2の一側部を前記抜き出しスリット6から抜き出し、この抜き出した部分を前記ベース部材1の表側に突出すると共に、前記カバー部材2の他側部を前記ベース部材1の他側端1aから表側に折り曲げることにより突出して、前記カバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ベース部材1の表側にもう一つのポケット3を設けたものとしている。
As shown in FIGS. 17 to 22, the tool holder according to the present invention is composed of one
ベース部材1は、前記実施形態と同様に、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などからなり、上端部を折り曲げて、裏側にリベット止めすることにより、ベルト支持部4を設けている。このベルト支持部4は、前記ベース部材1の上端部を折り曲げることなく、前記ベース部材1の上端部に、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などから作成した別部材のベルト支持部(図示せず)を連結したものとしてもよい。また、前記ベルト支持部4は、前記ベース部材1の上部に設けたベルト通し孔(図示せず)としてもよい。前記ベース部材1は、略中央部から上部へ向かうにつれ徐々に幅狭くなるように形成してもよく、このベース部材1を折り曲げて形成する前記ベルト支持部4も幅狭くなるようにし、使用者のベルトなどに吊り下げ易いものとしている。さらに、前記ベース部材1は、略中央部から下部へ向かうにつれ徐々に幅狭くなるように形成し、このベース部材1に設ける前記ポケット3も、上部から下部へ向かうにつれ徐々に容積が狭くなるように形成し、工具を差し込み易くしている。また、前記ベース部材1に設けた一本の抜き出しスリット6は、カバー部材2を二枚重ねにした厚さと略等しいスリット幅としており、二枚のカバー部材2との間に隙間が生じないようにしている。
As in the previous embodiment, the
カバー部材2は、前記ベース部材1と同様の合成樹脂地や皮革地からなり、前記したように突出した二枚のカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、上方と下方を四角くして開口すると共に、上方を下方より大きく開口した二列のポケット3を、前記ベース部材1の表側に設けたものとしている。また、二列のポケット3は、これらのポケット3どうしが離れないように、それぞれの側部どうしを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。
The
また、前記カバー部材2は、ベース部材1の両側部を延長して、このベース部材1と一体としたものとし、このカバー部材2をベース部材1の表側に突出したものとすることができる。この場合には、前記抜き出しスリット6を設けたものとしてもよいが、設けていないものとしてもよい。
Further, the
前記抜き出しスリット6を設けていないものとした場合には、図23、24に示したように、抜き出しスリット6を設ける位置に別の二枚の前面押え部材5のそれぞれの一側端5aを固着し、これら別の二枚の前面押え部材5のそれぞれの他側端5aを、前記突出したカバー部材2の両側端2aにそれぞれ固着することにより、前記ベース部材1の表側に二列のポケット3を設けたものとすることができる。
When the extraction slit 6 is not provided, as shown in FIGS. 23 and 24, one
また、前記抜き出しスリット6を設けていないものとした場合には、図25、26に示したように、ベース部材1の表側に二枚のカバー部材2を縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着し、これらカバー部材2のそれぞれの両側端2aどうしを、前面押え部材5をそれぞれに介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着することにより、前記ベース部材1の表側に二列のポケット3を設けたものとすることができる。なお、前記ベース部材1の表側に二枚を超えるカバー部材2を固着し、これらカバー部材2のそれぞれの両側端2aどうしを、前面押え部材5をそれぞれに介在させて固着すれば、前記ベース部材1の表側に二列を超える複数のポケット3を設けたものとすることもできる。
Further, when the extraction slit 6 is not provided, as shown in FIGS. 25 and 26, two
前記抜き出しスリット6を設けたものとした場合には、図示していないが、抜き出しスリット6に別の二枚の前面押え部材5のそれぞれの一側端5aを挿入して、ベース部材1の裏に折り返して、この折り返した部分をベース部材1に固着し、これら二枚の前面押え部材5のそれぞれの他側端5aを、前記突出したカバー部材2の両側端2aにそれぞれ固着することにより、前記ベース部材1の表側に二列のポケット3を設けたものとすることができる。
In the case where the extraction slit 6 is provided, although not shown, one
さらに、前記ポケット3のそれぞれの内部には、図27、28に示したように、仕切り部材Pを固着したものとして、二列のポケット3をそれぞれ二段にしたものとすることができる。このような仕切り部材Pを前記ポケット3の内部に複数、固着すれば、前記ポケット3を二段を超えるものとすることもできる。なお、二列のポケット3は、仕切り部材Pを固着し易くするため、それぞれの側部どうしを固着せず、これらのポケット3どうしが離れるようにしている。
Further, as shown in FIGS. 27 and 28, the partition members P are fixed inside each of the
この発明の工具ホルダーは、さらに他の実施形態としたものとしては図29〜35に示したように、一枚のベース部材1と三枚のカバー部材2から構成されており、ベース部材1には略下半部に適当な間隔をおいて二本の縦長の抜き出しスリット6を設け、ベース部材1の裏側の略下半部に一枚のカバー部材2を当て、これらを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。そして、前記カバー部材2の一側部を前記一本の抜き出しスリット6から抜き出し、この抜き出した部分を前記ベース部材1の表側に突出すると共に、前記カバー部材2の他側部を前記ベース部材1の一側端1aから表側に折り曲げることにより突出して、前記カバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ベース部材1の表側に先ず一つのポケット3を設けたものとしている。さらに、前記ベース部材1の裏側の略下半部にもう一枚のカバー部材2を当て、これらを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。そして、前記カバー部材2の一側部を前記もう一本の抜き出しスリット6から抜き出し、この抜き出した部分を前記ベース部材1の表側に突出すると共に、前記カバー部材2の他側部を前記ベース部材1の他側端1aから表側に折り曲げることにより突出して、前記カバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ベース部材1の表側にもう一つのポケット3を設けたものとしている。さらに、この実施形態では、前記二つのポケット3の間において、前記ベース部材1の表側にさらにもう一枚のカバー部材2を当て、このカバー部材2を前記ベース部材1に縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。そして、前記カバー部材2の両側部をベース部材1の表側に湾曲させることにより突出し、その突出したカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、前記ベース部材1の表側にさらにもう一つのポケット3を設けたものとしている。なお、前記カバー部材2の両側端2aどうしの間には前面押え部材5を介在させたものとしているが、前記カバー部材2の両側端2aどうしを直接、固着したものとしてもよい。
As shown in FIGS. 29 to 35, the tool holder of the present invention is composed of one
ベース部材1は、前記実施形態と同様に、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などからなり、上端部を折り曲げて、裏側にリベット止めすることにより、ベルト支持部4を設けている。このベルト支持部4は、前記ベース部材1の上端部を折り曲げることなく、前記ベース部材1の上端部に、厚手の合成樹脂地や、天然皮革地または合成皮革地などから作成した別部材のベルト支持部(図示せず)を連結したものとしてもよい。また、前記ベルト支持部4は、前記ベース部材1の上部に設けたベルト通し孔(図示せず)としてもよい。前記ベース部材1は、略中央部から上部へ向かうにつれ徐々に幅狭くなるように形成してもよく、このベース部材1を折り曲げて形成する前記ベルト支持部4も幅狭くなるようにし、使用者のベルトなどに吊り下げ易いものとしている。さらに、前記ベース部材1は、略中央部から下部へ向かうにつれ徐々に幅狭くなるように形成し、このベース部材1に設ける前記ポケット3も、上部から下部へ向かうにつれ徐々に容積が狭くなるように形成し、工具を差し込み易くしている。また、前記ベース部材1に設けた二本の抜き出しスリット6は、それぞれカバー部材2の厚さと略等しいスリット幅としており、カバー部材2との間に隙間が生じないようにしている。
As in the previous embodiment, the
カバー部材2は、前記ベース部材1と同様の合成樹脂地や皮革地からなり、前記したように突出した左右二枚のカバー部材2の両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、上方と下方を四角くして開口すると共に、上方を下方より大きく開口した二列のポケット3を、前記ベース部材1の表側に設けたものとしている。さらに、カバー部材2は、前記左右二枚のカバー部材2の間において前記ベース部材1にリベット止めしたりして固着したもう一つのカバー部材2の側部を湾曲させたものとし、このカバー部材2も両側端2aどうしを、前面押え部材5を介在させて、縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着して、上方と下方を四角くして開口すると共に、上方を下方より大きく開口したポケット3を、前記したように二列のポケット3の間に位置するようにして、合計三列のポケット3を、前記ベース部材1の表側に設けたものとしている。また、三列のポケット3は、これらのポケット3どうしが離れないように、それぞれの側部どうしを縫着したり、リベット止めしたり、縫着したうえにリベット止めしたりして固着している。
The
以上のように構成されたこの発明の工具入れは、何れもベース部材1の表側に従来のようなカバー部材2との重着部分を生じさせずに、ベース部材1の表面積が広くならないものとして、ベース部材1に一個または複数個のポケット3を設けたものとなった。
In the tool case of the present invention configured as described above, it is assumed that the surface area of the
1 ベース部材
1a 側端
2 カバー部材
2a 側端
3 ポケット
4 ベルト支持部
5 前面押え部材
6 抜き出しスリット
P 仕切り部材
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