JP5245689B2 - 並列処理装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の処理を並列に実行する並列処理に関する。
複数の処理を並列して実行する技術として、特許文献1に開示された並列実行システムがある。この並列実行システムは、パラメータの値毎に内容の異なる解析を多数行う場合、解析の内容を特徴付けるパラメータの値をもとに個々の解析の実行時間を予測し、実行時間の予測値の長い解析から順番に複数の処理装置で解析処理を行い、全体の処理時間が短くなるようにしている。
特許第3792879号明細書
さて、近年、マイクロプロセッサの処理速度の向上やマルチコアなどの技術により、ソフトウェアでシンセサイザの機能を実現させることが可能となり、パーソナルコンピュータでも様々な音源の音を出力することが可能となっている。マルチコアのマイクロプロセッサを搭載したパーソナルコンピュータにおいて、ソフトウェアでシンセサイザの機能を実現する場合、音源の処理やエフェクタの処理などの複数の処理を複数のプロセッサコアに割り当てて実行することとなるが、ここで、特許文献1に開示されている技術を適用し、実行時間の予測値の長い処理からプロセッサコアに処理を割り当てれば、処理時間を短縮させることも可能となる。
ところで、ソフトウェアでシンセサイザの機能を実現する場合、音を出力するまでの間に複数のエフェクタの処理が多段階で行われる場合がある。ここで後段のエフェクタの処理は、前段のエフェクタの処理の結果を使用するため、後段のエフェクタの処理が前段のエフェクタの処理より処理に掛かる時間が長くても前段の処理を先に実行する必要があり、特許文献1に開示された技術を適用できず、処理に掛かる時間を短くできない場合が生じえる。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、前段の処理結果を後段が使用するような多段階の処理があっても複数の処理を並列に実行して処理時間を短縮する技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために本発明は、複数の多段階の処理から割り当てられた処理単位を実行する複数のプロセッサと、前記プロセッサのうち1つのプロセッサで実行される処理単位の処理時間に対応した重みを複数の異なる処理単位毎に記憶した記憶手段と、前記プロセッサで実行される多段階の処理の各処理単位の重みを前記記憶手段から取得し、多段階の処理の後段側から前段側へ各処理単位の重みを累積して処理単位毎に累積重みを求め、多段階の処理の処理順番と前記累積重みに従って前記複数のプロセッサの各々に処理単位を割り当てる割当手段と、を有し、前記多段階の処理において、前後する処理単位の前段に複数の処理単位が存在する場合、後段の処理単位の累積重みを前段の複数の処理単位の数で等分した値を、前段の各処理単位の重みに累積し、前段の各処理単位の累積重みを求めること特徴とする並列処理装置を提供する。
本発明においては、前記処理単位の処理時間を計測する計測手段を有し、前記計測手段で計測された処理時間に対応した重みを前記記憶手段に記憶させるという構成であってもよい。
また、本発明は、複数の多段階の処理から割り当てられた処理単位を実行する複数のプロセッサを有するコンピュータを、前記プロセッサのうち1つのプロセッサで実行される多段階の処理の各処理単位の重みを、前記プロセッサで実行される処理単位の処理時間に対応した重みを複数の異なる処理単位毎に記憶した記憶部から取得し、多段階の処理の後段側から前段側へ各処理単位の重みを累積して処理単位毎に累積重みを求め、多段階の処理の処理順番と前記累積重みに従って前記複数のプロセッサの各々に処理単位を割り当てる割当手段として機能させ、前記多段階の処理において、前後する処理単位の前段に複数の処理単位が存在する場合、後段の処理単位の累積重みを前段の複数の処理単位の数で等分した値を、前段の各処理単位の重みに累積し、前段の各処理単位の累積重みを求めるようにさせるためのプログラムを提供する。
また、本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
本発明によれば、前段の処理結果を後段が使用するような多段階の処理があっても複数の処理を並列に実行して処理時間を短縮することができる。
[実施形態]
(コンピュータ装置1の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るコンピュータ装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。コンピュータ装置1は、オペレーティングシステム上で各種アプリケーションプログラムを実行する装置であり、図1に示した各部はバス101に接続され、このバス101を介して各部間で各種データの授受を行う。
操作部106は、キーボードやマウス等、コンピュータ装置1を操作するための装置を備えている。コンピュータ装置1の操作者がこれらの装置を操作することにより、操作者からコンピュータ装置1に対する各種指示や情報の入力が行われる。なお、キーボードやマウスは操作者に操作される装置の一例であり、操作者に操作される装置はこれらの装置に限定されず、タブレットやタッチパネルなど他の装置であってもよい。
表示部107は、表示装置として液晶ディスプレイを有しており、CPU102の制御の下、コンピュータ装置1を操作するための各種メニュー画面やメッセージ等を表示する。なお、表示装置は液晶ディスプレイに限定されるものではなく、CRT(Cathode Ray Tube)やEL(electro-luminescence)ディスプレイ等、他の表示装置であってもよい。
通信部110は、通信回線(例えば、LAN(Local Area Network)やインターネット)を介して通信を行うための通信インターフェースとして機能し、図示せぬ通信回線に接続されている。
信号入出力部108は、音を表すオーディオ信号を他の装置から受け取る入力端子やコンピュータ装置で生成されたオーディオ信号を出力する出力端子を備えている。信号入出力部108は、入力端子に入力されたオーディオ信号をCPU102の制御のもとでデジタル化して音を表す楽音データを生成する一方、音を表す楽音データがバス101を介して供給されると楽音データの音を表すアナログのオーディオ信号を生成して出力端子から出力する。
記憶部105は記憶装置を具備しており、コンピュータ装置1の各部を制御するためのプログラムであってCPU102により実行されるOS(Operating System)プログラムを記憶し、アプリケーションプログラムとしてシンセサイザの機能を実現するシンセサイザプログラムを記憶している。また、記憶部105は、後述する重みテーブルTBを記憶している。
ROM103は、IPL(Initial Program Loader)を記憶している。コンピュータ装置1の電源が入れられると、複数のプロセッサコア11〜14を有するマルチコアのCPU102はROM103からIPLを読み出して起動する。CPU102によりIPLが起動されると、記憶部105に記憶されているOSプログラムが読み出されて実行され、操作部106からの入力や表示部107への画面出力などの入出力機能、記憶部105やRAM104の制御、通信回線を介して通信を行う通信機能等、コンピュータ装置としての基本的な機能が実現する。
また、CPU102によりシンセサイザプログラムが実行されると、コンピュータ装置1においては、楽音を表す楽音データを生成する音源機能や、音源機能で生成された楽音データを加工し、楽音データの音を変化させるエフェクタ機能、楽音データの音を周波数帯域毎に調整するイコライザ機能、オーディオ信号を受け取るオーディオ信号受取機能、オーディオ信号を出力するオーディオ信号出力機能などが実現する。そして、図2のブロック図に一例として示したように各種機能を複数系統で多段階に組み合わせ、楽音を表すオーディオ信号を出力することが可能となる。
なお、図2は、4つの音源機能により生成された楽音データと、信号入出力部108へ入力されたオーディオ信号から生成した楽音データの各々にエフェクタ機能を用いて各種加工を施した後、各音についてイコライザ機能により周波数帯域毎に調整を行い、信号入出力部108から外部へオーディオ信号を出力する場合に用いられる機能と各機能間の関係を示した図である。
図2において音源機能SS1〜SS4は、楽音を表す楽音データを生成する機能であり、音源機能SS1〜SS4は各々異なる音の楽音データを生成する。
オーディオ信号受取機能Ainは、音を表すオーディオ信号をデジタル化して楽音データを生成する機能であり、信号入出力部108に入力されたオーディオ信号から楽音データを生成する。
エフェクタ機能E11〜E13,E21〜E23,E31〜E33,E41〜E43,E51〜E53は、音源機能SS1〜SS4やオーディオ信号受取機能Ainで生成された楽音データを加工し、楽音データの音を変化させる機能であり、残響音を生成する機能や音を歪ませる機能、ディレイ機能などがある。
マスタエフェクタ機能MEは、楽音データを加工し、楽音データの音を変化させる機能である。マスタエフェクタ機能MEは、複数の楽音データに同じ加工を施し、複数の楽音データの音を同様に変化させるという点で上記エフェクタ機能と異なる。
マスタイコライザ機能MEQは、楽音データの音を周波数帯域毎に調整する機能であり、調整された音の楽音データを生成する。
オーディオ信号出力機能Aoutは、楽音データをアナログ化してオーディオ信号を生成する機能であり、生成したオーディオ信号を信号入出力部108の出力端子から出力する。
そして図2に示したように、音源機能SS1で生成された楽音データは、エフェクタ機能E11とエフェクタ機能E12により加工され、加工後の楽音データはエフェクタ機能E13によりミキシングされた後に加工される。
また、音源機能SS2で生成された楽音データは、エフェクタ機能E21で加工され、加工後の楽音データはエフェクタ機能E22とエフェクタ機能E23により加工された後にミキシングされる。
また、音源機能SS3で生成された楽音データは、エフェクタ機能E31とエフェクタ機能E32により加工され、加工後の楽音データはエフェクタ機能E33によりミキシングされた後に加工される。
また、音源機能SS4で生成された楽音データは、エフェクタ機能E41により加工され、加工後の楽音データはエフェクタ機能E42により加工され、エフェクタ機能E42で加工後の楽音データはエフェクタ機能E43により加工される。
また、オーディオ信号受取機能Ainで生成された楽音データは、エフェクタ機能E51により加工され、加工後の楽音データはエフェクタ機能E52により加工され、エフェクタ機能E52で加工後の楽音データはエフェクタ機能E53により加工される。
そして、各エフェクタ機能で加工後の楽音データは、マスタエフェクタ機能MEにより同じ加工が施され、マスタイコライザ機能MEQにより周波数帯域毎に音の調整が行われ、オーディオ信号出力機能Aoutにより各楽音データの音を合成した音のオーディオ信号が生成されて出力される。
なお、図2の各ブロック内に2段で記載されている値のうち上段に記載されている値は、各機能の処理(処理単位)を実行する時に掛かる処理時間に重み付けをした値(処理単位の重み)であり、処理時間に比例して数は大きいものとなる。そして、これらの値は、図3に示したように機能毎に記憶部105に記憶された重みテーブルTBに格納されている。
(コンピュータ装置1の動作)
次に、シンセサイザプログラムが実行されたコンピュータ装置1において、CPU102が各機能の処理を実行する時の動作について説明する。なお、以下の説明においては、シンセサイザプログラムを実行し、図2のブロック図に示したように各種機能を組み合わせてオーディオ信号を出力する場合の動作について説明する。
図2に示したように各種機能を組み合わせて楽音のオーディオ信号を出力する際、CPU102の複数のプロセッサコアは図2に示した機能の処理を実行するが、ここで、コンピュータ装置1においては、複数の処理系統毎に機能の処理単位の重みが最後段側から前段側へ累積されて機能毎に累積重みが求められ、この累積重みに基づいて各機能の処理順番が決定される。(図5:ステップS1)。
まず、オーディオ信号出力機能Aoutとマスタイコライザ機能MEQとの間では、これらの機能の重みを重みテーブルTBから取得すると、オーディオ信号出力機能Aoutの重みは図3に示したように「0」であり、マスタイコライザ機能MEQの重みは「30」であるため、マスタイコライザ機能MEQの累積重みは、図2においてブロック内の下段に示したように「0」と「30」とを加算した結果の「30」となる。また、マスタイコライザ機能MEQとマスタエフェクタ機能MEとの間では、マスタイコライザ機能MEQの累積重みは前述のように「30」であり、マスタエフェクタ機能MEの重みは図3示したように「70」であるため、マスタエフェクタ機能MEの累積重みは、図2に示したように「70」と「30」とを加算して「100」となる。
次に、マスタエフェクタ機能MEの累積重みがマスタエフェクタ機能MEの前段にある機能の重みに加算される。なお、マスタエフェクタ機能MEでは図2に示したように5系統の楽音データが処理されるため、マスタエフェクタ機能MEの累積重み「100」は五等分されて前段の機能の重みに加算される。
まず、音源機能SS1の系統においては、エフェクタ機能E13の重みが「40」であるため、「40」と「100」を5で割った「20」が加算され、エフェクタ機能E13の重みは「60」となる。そして、この累積重みは二等分されて前段にあるエフェクタ機能E11の重みとエフェクタ機能E12の重みに加算され、エフェクタ機能E11の累積重みは「60」となり、エフェクタ機能E12の累積重みは「50」となる。また、このエフェクタ機能E11の累積重み「60」とエフェクタ機能E12の累積重み「50」は音源機能SS1の重み「50」に加算され、音源機能SS1の累積重みは「160」となる。
また、音源機能SS2の系統においては、マスタエフェクタ機能MEの前段にエフェクタ機能E22とエフェクタ機能E23があるため、エフェクタ機能E22の場合、この機能の重み「30」と、マスタエフェクタ機能MEの累積重みを五等分した「20」をさらに二等分した「10」が加算され、エフェクタ機能E22の累積重みは「40」となる。また、エフェクタ機能E23の場合、この機能の重み「40」とマスタエフェクタ機能MEの累積重みを五等分した「20」をさらに二等分した「10」が加算され、エフェクタ機能E23の累積重みは「50」となる。
そして、このエフェクタ機能E22の累積重み「40」とエフェクタ機能E23の累積重み「50」は前段にあるエフェクタ機能E21の重み「10」に加算され、エフェクタ機能E21の累積重みは「100」となり、このエフェクタ機能E21の累積重み「100」は音源機能SS2の重み「50」に加算され、音源機能SS2の累積重みは「150」となる。
また、音源機能SS3の系統においては、音源SS1の系統と同様に各機能について累積重みが求められ、エフェクタ機能E31の累積重みが「55」、エフェクタ機能E32の累積重みが「65」、エフェクタ機能E33の累積重みが「70」、音源機能SS3の累積重みが「170」となる。
次に、音源機能SS4の系統と、オーディオ信号受取機能Ainの系統についても、後段の機能の重みが前段の機能の重みに加算され、エフェクタ機能E41の累積重みは「70」、エフェクタ機能E42の累積重みは「40」、エフェクタ機能E43の累積重みは「30」、音源機能SS4の累積重みは「120」となり、エフェクタ機能E51の累積重みは「120」、エフェクタ機能E52の累積重みは「110」、エフェクタ機能E53の累積重みは「100」、オーディオ信号受取機能Ainの累積重みは「160」となる。
コンピュータ装置1において各機能の累積重みを算出し終えると、各機能の累積重みと各機能間の関係に基づいて各機能の処理が複数のプロセッサコアのいずれかに割り当てられる(ステップS2)。
具体的には、まず、音源機能SS1〜SS4およびオーディオ信号受取機能Ainの間では、累積重みの大小関係が音源機能SS3(170)>音源機能SS1(160)=オーディオ信号受取機能Ain(160)>音源機能SS2(150)>音源機能SS4(120)となっているため、図4の上段に示したように、まず、プロセッサコア11に音源機能SS3の処理が割り当てられ、プロセッサコア12に音源機能SS1の処理を割り当てられ、プロセッサコア13にオーディオ信号受取機能Ainの処理を割り当てられ、プロセッサコア14に音源機能SS2の処理を割り当てられる。
ここで、各機能について累積重みとは別に優先順位を割り当てておき、累積重みの値が同じとなった時には、この優先順位に従ってプロセッサコアに処理を割り当てるようにしてもよい。具体的には、多段階の処理の一段目の4つの音源機能SS1〜SS4について各機能の符号の数字と同じ優先順位を割り当て、オーディオ信号受取機能Ainについては「5」という順位を割り当てた場合、音源機能SS1とオーディオ信号受取機能Ainとでは累積重みが共に「160」で同じであるが、優先順位については音源機能SS1が「1」でオーディオ信号受取機能Ainが「5」であって音源機能SS1のほうが優先順位が高いため、音源機能SS1の処理を先にプロセッサコアに割り当てる。
なお、図4においては、示されている各機能のブロックの横の長さは機能の処理単位の重みに対応している。なお、重みの値は、前述したとおり機能の処理時間に比例したものとなっているため、ブロックの横の長さは機能の処理に掛かる処理時間に対応していると言える。
そして各プロセッサコアで処理が実行されると、オーディオ信号受取機能Ainの処理時間が他の処理の時間より短いため、各プロセッサコアに割り当てられた処理のうちオーディオ信号受取機能Ainの処理が最初に終了する(ステップS3;YES、ステップS4;NO)。ここで、CPU102は、音源機能SS4の処理をプロセッサコア13に割り当てて処理を実行する(ステップS2)。
この後、プロセッサコア11,12,14では割り当てられた処理(音源機能SS3,音源機能SS1,音源機能SS2)が終了すると(ステップS3;YES、ステップS4;NO)、これらのプロセッサコアへ次の処理が割り当てられる。具体的には、既に終了した処理に続く処理のうち、図2に示したように累積重みが最も大きいのはエフェクタ機能E51(120)であり、次に重みが大きいのはエフェクタ機能E21(100)であり、その次に重みが大きいのはエフェクタ機能E32(65)であるため、この順番でプロセッサコア11にエフェクタ機能E51の処理が割り当てられ、プロセッサコア12にエフェクタ機能E21の処理が割り当てられ、プロセッサコア14にエフェクタ機能E32の処理が割り当てられる(ステップS2)。
そして、各プロセッサコアにおいて処理が終了すると、終了した機能の処理に続く機能の処理のうち累積重みの大きいものからプロセッサコアに処理が割り当てられていき、図4に示した順番で各プロセッサコアに各機能の処理が割り当てられて実行される。そして、全ての機能の処理が終了するとプロセッサコアへの処理の割り当てが終了する(ステップS4;YES)。
なお、図4の下段は重み付けを行わず、処理時間の長いものを優先して各プロセッサコアに各機能の処理を割り当てた場合の処理の順番と処理時間とを表した図である。本実施形態と、前段から処理時間の長いものを優先して各プロセッサコアに各機能の処理を割り当てた場合と比較すると、本実施形態では図4に示した時間T1の分、早く処理を終えて効率良くCPU102が使用されていることが分かる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
上述した実施形態においては、エフェクタ機能E13、エフェクタ機能E33、エフェクタ機能E43およびエフェクタ機能E53の累積重みは、マスタエフェクタ機能MEの累積重みを五等分した値に各機能の重みを加算して求め、エフェクタ機能E22とエフェクタ機能E23の累積重みは、マスタエフェクタ機能MEの累積重みを五等分した値をさらに二等分した値に各機能の重みを加算して求めているが、マスタエフェクタ機能MEの累積重みを等分せずに加算して各機能の累積重みを求めてもよい。
また、エフェクタ機能E11、エフェクタ機能E12の累積重みについても、エフェクタ機能E13の累積重みを二等分せずに各機能の重みに加算して累積重みを求め、エフェクタ機能E31、エフェクタ機能E32の累積重みについても、エフェクタ機能E33の累積重みを二等分せずに各機能の重みに加算して累積重みを求めてもよい。
この構成の場合、累積重みは図6に示した値(ブロック内の下段の値)となり、各プロセッサコアで実行される処理の順番と処理時間は図7に示したようになる。この構成においても、前段から処理時間の長いものを優先して各プロセッサコアに各機能の処理を割り当てた場合と比較すると、本変形例では図7に示した時間T2の分、早く処理を終えて効率良くCPU102が使用されていることが分かる。
上述した実施形態においては、各機能の重みの値は各機能の処理に掛かる時間そのものとしてもよい。また、各機能の重みの値は各機能の処理に掛かる時間に予め定められた係数を乗じた値であってもよい。また、各機能の処理に掛かる時間をCPU102が計測し、この計測した処理時間に重み付けをして得た値を重みテーブルTBに格納するようにしてもよい。
上述した実施形態では、アプリケーションプログラムとしてシンセサイザプログラムを実行しているが、コンピュータ装置1で実行可能なアプリケーションプログラムはシンセサイザプログラムに限定されるものではない。例えば、映像の生成や加工を行うプログラムについても上述した動作と同様にして複数の機能の処理を複数のプロセッサコアに割り当て実行される。
上述した実施形態においては、プロセッサコアの数は4つとなっているが、プロセッサコアの数は4つに限定されるものではなく、2つまたは3つでもよく、5つ以上であってもよい。
また、上述した実施形態においては、コンピュータ装置1は4つのプロセッサコアを備えたCPU102を有しているが、コンピュータ装置1は、プロセッサコアが一つのCPUを複数有し、複数のCPUに対して上述した実施形態と同様に複数の処理を割り当てるようにしてもよい。
上述した実施形態において実行される各種プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなど、コンピュータ装置が読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供してもよい。
また、通信回線を介してプログラムを受け取り、受け取ったプログラムを記憶部105に記憶させて実行するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るコンピュータ装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 コンピュータ装置1で実現される機能のブロック図である。 重みテーブルTB1の形式を示した図である。 プロセッサコア11〜14で実行される処理を示した図である。 CPU102が行う処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の変形例における各機能の累積重みを示した図である。 本発明の変形例においてプロセッサコア11〜14で実行される処理を示した図である。
符号の説明
1・・・コンピュータ装置、11〜14・・・プロセッサコア、101・・・バス、102・・・CPU(Central Processing Unit)、103・・・ROM(Read Only Memory)、104・・・RAM(Random Access Memory)、105・・・記憶部、106・・・操作部、107・・・表示部、108・・・信号入出力部、110・・・通信部

Claims (4)

  1. 複数の多段階の処理から割り当てられた処理単位を実行する複数のプロセッサと、
    前記プロセッサのうち1つのプロセッサで実行される処理単位の処理時間に対応した重みを複数の異なる処理単位毎に記憶した記憶手段と、
    前記プロセッサで実行される多段階の処理の各処理単位の重みを前記記憶手段から取得し、多段階の処理の後段側から前段側へ各処理単位の重みを累積して処理単位毎に累積重みを求め、多段階の処理の処理順番と前記累積重みに従って前記複数のプロセッサの各々に処理単位を割り当てる割当手段と
    を有し、
    前記多段階の処理において、前後する処理単位の前段に複数の処理単位が存在する場合、後段の処理単位の累積重みを前段の複数の処理単位の数で等分した値を、前段の各処理単位の重みに累積し、前段の各処理単位の累積重みを求めること
    特徴とする並列処理装置。
  2. 前記処理単位の処理時間を計測する計測手段を有し、
    前記計測手段で計測された処理時間に対応した重みを前記記憶手段に記憶させること
    を特徴とする請求項1に記載の並列処理装置。
  3. 複数の多段階の処理から割り当てられた処理単位を実行する複数のプロセッサを有するコンピュータを、
    前記プロセッサのうち1つのプロセッサで実行される多段階の処理の各処理単位の重みを、前記プロセッサで実行される処理単位の処理時間に対応した重みを複数の異なる処理単位毎に記憶した記憶部から取得し、多段階の処理の後段側から前段側へ各処理単位の重みを累積して処理単位毎に累積重みを求め、多段階の処理の処理順番と前記累積重みに従って前記複数のプロセッサの各々に処理単位を割り当てる割当手段
    として機能させ
    前記多段階の処理において、前後する処理単位の前段に複数の処理単位が存在する場合、後段の処理単位の累積重みを前段の複数の処理単位の数で等分した値を、前段の各処理単位の重みに累積し、前段の各処理単位の累積重みを求めるようにさせるためのプログラム。
  4. 請求項3に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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