JP5238573B2 - 学習装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、学習装置、方法及びプログラムに関する。
従来より、例えば、画像に表れる文字や人物の顔などの対象物を識別する識別処理において、識別処理の過程で識別した対象物のパターンを学習しながら、識別を行なう学習装置がある。このような識別処理では、例えば、対象物について複数の特徴量を抽出して、パターンとの特徴量の比較により、対象物を識別する。このような学習装置には、逐次識別器を用いることで識別処理に要する特徴量の数を少なくするものがあった(特許文献1〜2参照)。
特許第3082368号公報 特開2004−252940号公報
しかし、特徴量の抽出順序は、特許文献1の技術では特徴量の出現頻度の高い順序に相当し、特許文献2の技術では逐次識別器に変換する前の識別器の学習によって得られた順序に相当する。このため、特許文献1〜2の技術では、特徴量の抽出順序が、必ずしも逐次識別器に適した抽出順序ではなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、逐次識別器に適した抽出順序で特徴量を抽出可能な学習装置、方法及びプログラムを提供する。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一側面は、入力パターンから抽出可能なN個(Nは2以上の自然数)の特徴量のうちM個(MはN以下の自然数)を用いて識別対象らしさを表す評価値を算出し、前記評価値に基づいて識別を行う逐次識別器における設定を学習する学習装置であって、前記逐次識別器を取得する逐次識別器取得部と、前記逐次識別器における設定の1つである、前記N個の特徴量の抽出順序を、前記N個の特徴量のうちのM個(MはN以下の自然数)を用いて算出された前記評価値と前記N個の特徴量を用いて算出された前記評価値との差の期待値が変更前よりも少なくなるように変更する抽出順序変更部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、逐次識別器に適した抽出順序で特徴量を抽出可能になる。
第1の実施の形態にかかる学習装置の機能的構成を例示する図である。 学習装置の行う学習処理の手順を示すフローチャートである。 学習装置が、逐次識別器を用いて行う識別処理の手順を示すフローチャートである。 評価値の頻度分布を例示する図である。 第2の実施の形態の構成により抽出順序を変更した場合と、抽出順序を変更しない場合とで、識別対象であると識別する範囲、識別処理を継続する範囲及び識別対象でないと識別する範囲とを対比する図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる学習装置、方法及びプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。まず、本実施の形態にかかる学習装置のハードウェア構成について説明する。学習装置は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御部と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disk)ドライブ装置等の外部記憶部と、これらを接続するバスとを備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。また、学習装置には、外部装置の通信を制御する通信I/F(interface)が有線又は無線により各々接続される。
次に、このようなハードウェア構成において、学習装置のCPUが記憶装置や外部記憶部に記憶された各種プログラムを実行することにより実現される各種機能について説明する。図1は、学習装置50の機能的構成を例示する図である。学習装置50は、逐次識別器取得部51と、識別処理部52と、抽出順序変更部53とを有する。これらの各部は、CPUのプログラム実行時にRAMなどの記憶部上に生成されるものである。
逐次識別器取得部51は、識別処理に用いる逐次識別器を外部装置から取得する。逐次識別器とは、N個(Nは2以上の自然数)の特徴量のうちM個(MはN以下の自然数)を用いて識別対象らしさを表す評価値を算出し、当該評価値に基づいて対象物の識別を行うものである。この逐次識別器は、通信I/Fを介して外部装置から取得される例えばモジュールなどであり、CPUが実行することによりRAMなどの記憶部に生成される。識別処理部52は、逐次識別器を用いて対象物の識別を行う。抽出順序変更部53は、逐次識別器が用いるN個の特徴量の抽出順序を、識別処理に要する特徴量の数が変更前より少なくなるように変更する。具体的な変更方法については以下の動作欄で説明する。
次に、本実施の形態にかかる学習装置50の行う学習処理の手順について図2を用いて説明する。学習装置50は、逐次識別器取得部51の機能により、逐次識別器を外部装置から取得する(ステップS1)。ここでの逐次識別器は、入力パターンからN個の特徴量f(1)、…、f(N)のうちM個を用いて識別対象らしさを表す評価値を算出し、当該評価値に基づいて識別を行うものである。ここでいう入力パターンとは、複数の値からなるものであって、一般にベクトルや行列の形で表現される。入力パターンの一例として、画像データや音声データが挙げられるが、これらに限定されない。
ここで、学習装置50が、逐次識別器を用いて行う識別処理の手順について図3を用いて説明する。学習装置50は、識別処理部52の機能により、まず、入力パターンを取得する(ステップS10)。次に、学習装置50は、逐次識別器取得部51の機能により取得した逐次識別器を用いて、入力パターンからN個の特徴量f(1)、…、f(N)を抽出順序に従って順次抽出して識別を行う。ここでは、このときの特徴量の抽出順序をパラメータσ(1)、…、σ(N)で表現する。パラメータσ(1)、…、σ(N)の値はそれぞれ1、…、Nの何れかに対応する。学習装置50は、N個の特徴量f(1)、…、f(N)を抽出順序に従って順に抽出するためのパラメータi(i=1、…、N)を、まず‘i=1’と設定する(ステップS11)。そして、学習装置50は、特徴量f(σ(i))を抽出し(ステップS12)、逐次識別器を用いて、これを含めて既に抽出してあるi個の特徴量f(σ(1))、…、f(σ(i))を用いて、入力パターンの識別対象らしさを表す評価値y(i)を算出する(ステップS13)。y(i)の算出方法は、Support Vector MachineやReal AdaBoostなどのよく知られた機械学習のアルゴリズムによって獲得できるものである。そして、学習装置50は、この評価値y(i)が採択閾値Ta(i)より大きいか否かを判定する(ステップS14)。評価値y(i)が採択閾値Ta(i)より大きい場合(ステップS14:YES)、学習装置50は、入力パターンは識別対象であると識別し(ステップS15)、その識別結果を出力して(ステップS19)、識別処理を終了する。評価値y(i)が採択閾値Ta(i)以下である場合(ステップS14:NO)、学習装置50は、次いで、評価値y(i)が棄却閾値Tr(i)以下であるか否かを判定する(ステップS16)。評価値y(i)が棄却閾値Tr(i)以下である場合(ステップS16:YES)、学習装置50は、入力パターンは識別対象ではないと識別し(ステップS17)、その識別結果を出力して(ステップS19)、識別処理を終了する。評価値y(i)が棄却閾値Tr(i)より大きい場合(ステップS16:NO)、即ち、評価値y(i)が採択閾値Ta(i)と棄却閾値Tr(i)との間にある場合、学習装置50は、パラメータiの値を’i=i+1’に再設定し(ステップS18)、ステップS12で、第‘i+1’番目の特徴量f(σ(i+1))を新たに抽出してステップS13以降の処理を繰り返す。ただし、‘i=N’の場合は必ず識別処理を終了する必要があるため、採択閾値Ta(N)と棄却閾値Tr(N)とは同じ値に設定しておく。
尚、ステップS12〜S19の処理は、全ての‘i=1、…、N’のそれぞれについて行うのではなく、例えば、1、…、Nの一部について、とびとびに行っても良い。更に‘i<N’の場合には、ステップS14,S16で、評価値y(i)を採択閾値Ta(i)と棄却閾値Tr(i)との2つの閾値と比較して識別処理を終了か否かを判定するのではなく、何れか一方の閾値とだけ比較して識別処理を終了か否かを判定するようにしても良い。これは入力パターンに偏りがある場合に効果的である。例えば、入力パターンのほとんどが識別対象ではない場合、採択閾値Ta(i)との比較によって識別処理が終了するものよりも、棄却閾値Tr(i)との比較によって識別処理が終了するものの方が圧倒的に多くなるためである。従って、評価値y(i)を棄却閾値Tr(i)とだけ比較すれば良い。
図2の説明に戻る。学習装置50は、識別対象であるか否かを表すラベルが予め付与されている学習パターンのセットを取得する(ステップS2)。以降、このセットを初期学習パターンセットと呼ぶことにする。次いで、学習装置50は、抽出順序変更部53の機能により、識別処理に用いられる特徴量の数が現在よりも少なくなるように、識別処理で用いるパラメータである抽出順序σ(1)、…、σ(N)と、採択閾値Ta(1)、…、Ta(N)と、棄却閾値Tr(1)、…、Tr(N)とを学習する(ステップS3)。ただし、上述の識別処理の説明においても触れたように、識別処理において必ずしも全ての採択閾値および棄却閾値を用いる必要がない場合には、識別処理に用いないパラメータについては学習する必要はない。もちろん、そのような場合であっても、全てのパラメータを学習してもよいことに注意する。ここでは、抽出順序が前のものから順にパラメータを学習していく方法を説明する。
まず、学習装置50は、ステップS2で取得した初期学習パターンセットを、ステップS1で取得した逐次識別器を用いて識別処理を行い、正しく識別できた学習パターンのみを集めた第1の学習パターンセットを生成する。次いで、学習装置50は、この第1の学習パターンセットを用いて、最初に抽出する特徴量の抽出順序であるパラメータσ(1)と、採択閾値Ta(1)と、棄却閾値Tr(1)とを学習する。このσ(1)、Ta(1)及びTr(1)の学習方法は、σ(i)、Ta(i)及びTr(i)(i=2、…、N)の学習方法と同じであるので、そちらで説明することにする。
次に、学習装置50は、i番目(i=2、…、N)に抽出する特徴量の抽出順序であるパラメータσ(i)と、採択閾値Ta(i)と、棄却閾値Tr(i)とを学習する。まず、学習装置50は、既に学習の済んでいる‘i−1’番目までのパラメータσ(1)、…、σ(i−1)、採択閾値Ta(1)、…、Ta(i−1)及び棄却閾値Tr(1)、…、Tr(i−1)を用いて第‘i−1’の学習パターンセットを識別し、識別処理が終了しなかった学習パターンのみを集めた第i番目の学習パターンセットを生成する。そして、学習装置50は、この第i番目の学習パターンセットを用いて、パラメータσ(i)、採択閾値Ta(i)及び棄却閾値Tr(i)を以下の方法により学習する。
学習装置50は、‘σ(i)∈{1、…、N}\{σ(1)、…、σ(i−1)}’のそれぞれについて、第i番目の学習パターンセットに対する評価値y(i)の頻度分布を算出する。図4は、評価値y(i)の頻度分布を例示する図である。同図に示されるように、学習装置50は、第i番目の学習パターンセットのうち、識別対象である学習パターンの評価値の最小値未満に棄却閾値Tr(i)を設定する。このように設定することで、識別対象でない入力パターンのみを識別対象でないと正しく識別することができる。一方、識別対象でない学習パターンの評価値の最大値以上に採択閾値Ta(i)を学習装置50は設定する。このように設定することで、識別対象である入力パターンのみを識別対象であると正しく識別できる。そして学習装置50は、これら正しく識別できる学習パターンの割合が最も大きいものをパラメータσ(i)、採択閾値Ta(i)及び棄却閾値Tr(i)として設定する。
尚、学習装置50は、Ta(i)を上述のように設定する代わりに、識別対象でない学習パターンの評価値の頻度分布から算出される標準偏差などの統計量を用いて設定しても良い。Tr(i)についても同様に、学習装置50は、識別対象である学習パターンの評価値の頻度分布から算出される標準偏差などの統計量を用いて設定しても良い。この場合、誤識別が生じる可能性があり、必ずしも識別性能を維持できるとは限らないが、更に少ない数の特徴量を用いて識別処理を終了することができると考えられる。このため、識別性能を維持することよりも識別処理に要する特徴量の数を少なくすることが優先される場合に有効である。ただし、‘i=N’のときは必ず識別処理を終了させる必要があるため、‘Ta(i)=Tr(i)’とする。
以上のようにして学習装置50は、抽出順序σ(1)、…、σ(N)と、採択閾値Ta(1)、…、Ta(N)と、棄却閾値Tr(1)、…、Tr(N)とを学習し、これらを設定した逐次識別器を用いることで、より少ない数の特徴量を用いて識別処理を行うことができる。即ち、以上のようにして、逐次識別器が用いる特徴量の抽出順序を変更することで、識別処理に要する特徴量の数を変更前より少なくすることができる。この結果、識別処理にかかる計算量を少なくすることができ、高速な識別処理を実現可能になる。
[第2の実施の形態]
次に、学習装置、方法及びプログラムの第2の実施の形態について説明する。なお、上述の第1の実施の形態と共通する部分については、同一の符号を使用して説明したり、説明を省略したりする。
本実施の形態においては、特徴量の抽出順序の変更方法が上述の第1の実施の形態と異なる。このため、本実施の形態にかかる学習装置50の構成が、第1の実施の形態と異なるのは、抽出順序変更部53の機能である。本実施の形態にかかる抽出順序変更部53は、N個の特徴量を用いて算出される評価値y(N)と前記N個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)との差の期待値が現在よりも小さくなるように、抽出順序を変更する。具体的な変更方法については以下の動作欄で説明する。
次に、本実施の形態にかかる学習装置50が行なう学習処理の手順について説明する。当該学習処理の手順自体は図2に示した通りである。ステップS1〜S2は上述の第1の実施の形態と同様である。尚、ステップS2では、学習装置50は、正しく識別できた学習パターンのみを集めた第1の学習パターンセットを用いて、最初に抽出する特徴量の抽出順序であるパラメータσ(1)を式1によって設定する。
Figure 0005238573
ここでE()は期待値をとることを表し、従って、ここでは第1の学習パターンセットに対する平均をとることを表す。また、式2に示すように、N個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)がM個の特徴量の線形和で表されるならば、式1は式3となる。ここで、a(i)は特徴量f(i)に対する係数である。
Figure 0005238573
式3は、評価値の期待値が最大のものを選ぶことに相当する。また、採択閾値Ta(1)および棄却閾値Tr(1)の設定方法については、Ta(i)、Tr(i)(i=2、…、N)の設定方法と同じであるので後述する。
ステップS3では、学習装置50は、抽出順序変更部53の機能により、N個の特徴量を用いて算出される評価値y(N)とN個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)との差の期待値が現在よりも小さくなるように、特徴量の抽出順序σ(1)、…、σ(N)を変更する。但し、第1の実施形態における識別処理の説明においても触れたように、識別処理において必ずしも全ての採択閾値および棄却閾値を用いる必要がない場合には、識別処理に用いないパラメータについては学習する必要はない。もちろん、そのような場合であっても、全てのパラメータを学習してもよいことに注意する。ここでは、抽出順序が前のものから順にパラメータを学習していく方法を説明する。
ステップS3も上述の第1の実施の形態と同様であるが、第i番目の学習パターンセットを用いてパラメータσ(i)を設定する式が上述の第1の実施の形態と異なる。本実施の形態においては、学習装置50はパラメータσ(i)を式4により設定する。尚、評価値が式2で表される場合、学習装置50はパラメータσ(i)を式5により設定する。
Figure 0005238573
続いて学習装置50は、採択閾値Ta(i)及び棄却閾値Tr(i)を設定する方法も上述の第1の実施の形態と同様である。学習装置50が、既に学習されているパラメータσ(1)、…、σ(i)を用いて第i番目の学習パターンセットに対して算出する評価値y(i)の頻度分布も図4に示した通りである。また、Ta(i)及びTr(i)についてはこの例に限らず、上述の第1の実施の形態で説明した他の例と同様に設定するようにしても良い。
以上の手順によって学習装置50は、パラメータσ(1)、…、σ(N)と、採択閾値Ta(1)、…、Ta(N)と、棄却閾値Tr(1)、…、Tr(N)とを学習して、これらを設定した逐次識別器を用いることで、より少ない数の特徴量を用いて識別処理を行うことができる。即ち、以上のようにして、逐次識別器が用いる特徴量の抽出順序を、N個の特徴量を用いて算出される評価値y(N)とN個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)との差の期待値が小さくなるように順序付けることで、識別処理に要する特徴量の数を少なくすることが可能となる。
図5は、本実施の形態の構成により抽出順序を変更した場合と、抽出順序を変更しない場合とで、識別対象であると識別する範囲、識別処理を継続する範囲及び識別対象でないと識別する範囲とを対比する図である。同図においては、上段が、抽出順序を変更しない場合を示しており、下段が、本実施の形態の構成により抽出順序を変更した場合を示している。同図に示されるように、本実施の形態の構成により抽出順序を変更した場合には、識別処理を継続する範囲が、抽出順序を変更しない場合よりも小さくなっている。従って、本実施の形態によれば、識別処理にかかる計算量を少なくすることができ、高速な識別処理を実現可能になる。
尚、もしN個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)が式2ではなく以下の式6のように与えられたとしても、定数項b(σ(i))は入力パターンに依らず一定であるため無視して良く、式3及び式5を用いることができる。
Figure 0005238573
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
<変形例1>
上述した各実施の形態において、学習装置50で実行される各種プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。上述した第1の実施の形態において、当該各種プログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
<変形例2>
上述の第2の実施形態においては、N個の特徴量を用いて算出される評価値y(N)とN個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)との差の期待値を小さくするように、抽出順序を変更したが、当該評価値の差の期待値の上界を小さくするように、抽出順序を変更しても良い。例えば、評価値y(M)が式2又は式6で表される場合、式5で最小化する項の上界の一つが以下の式7により与えられる。
Figure 0005238573
ここでσ(j)∈{1、…、N}\{σ(1)、…、σ(i)}(j=i+1、…、N)である。従って、σ(i)(i=2、…、N)の設定は以下の式8による。
Figure 0005238573
式1も同様に以下の式9となる。
Figure 0005238573
更に、N個の特徴量の期待値が等しいときは式8、式9はそれぞれ式10、式11のようになる。
Figure 0005238573
式10、式11は、各特徴量f(i)に対する係数a(i)の絶対値が大きい順に特徴量を順序付けることを意味する。
そして、上述の第2の実施の形態と同様の手順によって学習装置50は、パラメータσ(1)、…、σ(N)と、採択閾値Ta(1)、…、Ta(N)と、棄却閾値Tr(1)、…、Tr(N)とを学習して、これらを設定した逐次識別器を用いることで、より少ない数の特徴量を用いて識別処理が行うことができる。即ち、以上のようにして、逐次識別器が用いる特徴量の抽出順序を、N個の特徴量を用いて算出される評価値y(N)とN個の特徴量のうちM個を用いて算出される評価値y(M)との差の期待値の上界が小さくなるように順序付けることで、識別処理に要する特徴量の数を少なくすることが可能となる。
50 学習装置
51 逐次識別器取得部
52 識別処理部
53 抽出順序変更部

Claims (7)

  1. 入力パターンから抽出可能なN個(Nは2以上の自然数)の特徴量のうちM個(MはN以下の自然数)を用いて識別対象らしさを表す評価値を算出し、前記評価値に基づいて識別を行う逐次識別器における設定を学習する学習装置であって、
    前記逐次識別器を取得する逐次識別器取得部と、
    前記逐次識別器における設定の1つである、前記N個の特徴量の抽出順序を、前記N個の特徴量のうちのM個(MはN以下の自然数)を用いて算出された前記評価値と前記N個の特徴量を用いて算出された前記評価値との差の期待値が変更前よりも少なくなるように変更する抽出順序変更部とを備える
    ことを特徴とする学習装置。
  2. 前記抽出順序変更部は、前記N個の特徴量の抽出順序を、前記N個の特徴量のうちのM個(MはN以下の自然数)を用いて算出された前記評価値と前記N個の特徴量を用いて算出された前記評価値との差の期待値の上界が変更前よりも小さくなるように変更する
    ことを特徴とする請求項に記載の学習装置。
  3. 前記N個の特徴量のうちのM個(MはN以下の自然数)を用いて算出される前記評価値は、前記M個の特徴量の線形和である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載の学習装置。
  4. 前記逐次識別器を用いて識別処理を行う識別処理部を更に備え、
    前記抽出順序変更部は、識別対象であるか否かが予めラベル付けされている学習パターンを用いて前記識別処理部が前記逐次識別器を用いて識別を行う際に、前記抽出順序と、識別対象であると識別するための採択閾値及び識別対象でないと識別するための棄却閾値のうち少なくとも一方とを前記抽出順序毎に前記逐次識別器において設定する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の学習装置。
  5. 前記抽出順序変更部は、識別対象でない前記学習パターンの前記評価の最大値以上に前記採択閾値を前記抽出順序毎に設定し、識別対象である前記学習パターンの前記評価の最小値未満に前記棄却閾値を前記抽出順序毎に設定し、正しく識別可能な前記学習パターンの割合が最も大きい前記抽出順序、採択閾値及び前記棄却閾値を前記逐次識別器において設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の学習装置。
  6. 入力パターンから抽出可能なN個(Nは2以上の自然数)の特徴量のうちM個(MはN以下の自然数)を用いて識別対象らしさを表す評価値を算出し、前記評価値に基づいて識別を行う逐次識別器における設定を学習する学習装置で実行される学習方法であって、
    逐次識別器取得部が、前記逐次識別器を取得する逐次識別器取得ステップと、
    抽出順序変更部が、前記逐次識別器における設定の1つである、前記N個の特徴量の抽出順序を、前記N個の特徴量のうちのM個(MはN以下の自然数)を用いて算出された前記評価値と前記N個の特徴量を用いて算出された前記評価値との差の期待値が変更前よりも少なくなるように変更する抽出順序変更ステップとを含む
    ことを特徴とする学習方法。
  7. 入力パターンから抽出可能なN個(Nは2以上の自然数)の特徴量のうちM個(MはN以下の自然数)を用いて識別対象らしさを表す評価値を算出し、前記評価値に基づいて識別を行う逐次識別器における設定を学習する学習装置の有するコンピュータを、
    記逐次識別器を取得する逐次識別器取得手段と、
    記逐次識別器における設定の1つである、前記N個の特徴量の抽出順序を、前記N個の特徴量のうちのM個(MはN以下の自然数)を用いて算出された前記評価値と前記N個の特徴量を用いて算出された前記評価値との差の期待値が変更前よりも少なくなるように変更する抽出順序変更手段として機能させるためのプログラム。
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