以下、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1はパチンコ機10の正面図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤13の正面図であり、図3はパチンコ機10の背面図である。
パチンコ機10は、図1に示すように、略矩形状に組み合わせた木枠により外殻が形成される外枠11と、その外枠11と略同一の外形形状に形成され外枠11に対して開閉可能に支持された内枠12とを備えている。外枠11には、内枠12を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ18が取り付けられ、そのヒンジ18が設けられた側を開閉の軸として内枠12が正面手前側へ開閉可能に支持されている。
内枠12には、多数の釘や入賞口63,64等を有する遊技盤13(図2参照)が裏面側から着脱可能に装着される。この遊技盤13の前面を球が流下することにより弾球遊技が行われる。なお、内枠12には、球を遊技盤13の前面領域に発射する球発射ユニット112a(図4参照)やその球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13の前面領域まで誘導する発射レール(図示せず)等が取り付けられている。
内枠12の前面側には、その前面上側を覆う前面枠14と、その下側を覆う下皿ユニット15とが設けられている。前面枠14及び下皿ユニット15を支持するために正面視(図1参照)左側の上下2カ所に金属製のヒンジ19が取り付けられ、そのヒンジ19が設けられた側を開閉の軸として前面枠14及び下皿ユニット15が正面手前側へ開閉可能に支持されている。なお、内枠12の施錠と前面枠14の施錠とは、シリンダ錠20の鍵穴21に専用の鍵を差し込んで所定の操作を行うことでそれぞれ解除される。
前面枠14は、装飾用の樹脂部品や電気部品等を組み付けたものであり、その略中央部には略楕円形状に開口形成された窓部14cが設けられている。前面枠14の裏面側には2枚の板ガラスを有するガラスユニット16が配設され、そのガラスユニット16を介して遊技盤13の前面がパチンコ機10の正面側に視認可能となっている。前面枠14には、球を貯留する上皿17が前方へ張り出して上面を開放した略箱状に形成されており、この上皿17に賞球や貸出球などが排出される。上皿17の底面は正面視(図1参照)右側に下降傾斜して形成され、その傾斜により上皿17に投入された球が球発射ユニット112aへと案内される。また、上皿17の上面には、枠ボタン22が設けられている。この枠ボタン22は、例えば、第3図柄表示装置81で表示される変動表示の演出パターンを変更したり、リーチ演出時の演出内容を変更したりする場合などに、遊技者により操作される。
加えて、前面枠14には、その周囲(例えばコーナー部分)に各種ランプ等の発光手段が設けられている。これら発光手段は、大当たり時や所定のリーチ時等における遊技状態の変化に応じて、点灯又は点滅することにより発光態様が変更制御され、遊技中の演出効果を高める役割を果たす。窓部14cの周縁には、LED等の発光手段を内蔵した電飾部29〜33が設けられている。パチンコ機10においては、これら電飾部29〜33が大当たりランプ等の演出ランプとして機能し、大当たり時やリーチ演出時等には内蔵するLEDの点灯や点滅によって各電飾部29〜33が点灯または点滅して、大当たり中である旨、或いは大当たり一歩手前のリーチ中である旨が報知される。
また、前面枠14の正面視(図1参照)左上部には、LED等の発光手段が内蔵され賞球の払い出し中とエラー発生時とを表示可能な表示ランプ34が設けられている。また、右側の電飾部32下側には、前面枠14の裏面側を視認できるように裏面側より透明樹脂を取り付けて小窓35が形成され、遊技盤13前面の貼着スペースK1(図2参照)に貼付される証紙等はパチンコ機10の前面から視認可能とされている。また、パチンコ機10においては、より煌びやかさを醸し出すために、電飾部29〜33の周りの領域にクロムメッキを施したABS樹脂製のメッキ部材36が取り付けられている。
窓部14cの下方には、貸球操作部40が配設されている。貸球操作部40には、度数表示部41と、球貸しボタン42と、返却ボタン43とが設けられている。パチンコ機10の側方に配置されるカードユニット(球貸しユニット)(図示せず)に紙幣やカード等を投入した状態で貸球操作部40が操作されると、その操作に応じて球の貸出が行われる。具体的には、度数表示部41はカード等の残額情報が表示される領域であり、内蔵されたLEDが点灯して残額情報として残額が数字で表示される。球貸しボタン42は、カード等(記録媒体)に記録された情報に基づいて貸出球を得るために操作されるものであり、カード等に残額が存在する限りにおいて貸出球が上皿17に供給される。返却ボタン43は、カードユニットに挿入されたカード等の返却を求める際に操作される。なお、カードユニットを介さずに球貸し装置等から上皿17に球が直接貸し出されるパチンコ機、いわゆる現金機では貸球操作部40が不要となるが、この場合には、貸球操作部40の設置部分に飾りシール等を付加して部品構成は共通のものとしても良い。カードユニットを用いたパチンコ機と現金機との共通化を図ることができる。
上皿17の下側に位置する下皿ユニット15には、その中央部に上皿17に貯留しきれなかった球を貯留するための下皿50が上面を開放した略箱状に形成されている。下皿50の右側には、球を遊技盤13の前面へ打ち込むために遊技者によって操作される操作ハンドル51が配設され、かかる操作ハンドル51の内部には球発射ユニット112aの駆動を許可するためのタッチセンサ51aと、押下操作している期間中には球の発射を停止する押しボタン式の打ち止めスイッチ51bと、操作ハンドル51の回動操作量を電気抵抗の変化により検出する可変抵抗器(図示せず)とが内蔵されている。操作ハンドル51が遊技者によって右回りに回転操作されると、タッチセンサがオンされると共に可変抵抗器の抵抗値が操作量に対応して変化し、操作ハンドル51の回動操作量に応じて変化する可変抵抗器の抵抗値に対応した強さで球が発射され、これにより遊技者の操作に対応した飛び量で遊技盤13の前面へ球が打ち込まれる。また、操作ハンドル51が遊技者により操作されていない状態においては、タッチセンサ51aおよび打ち止めスイッチ51bがオフとなっている。
下皿50の正面下方部には、下皿50に貯留された球を下方へ排出する際に操作するための球抜きレバー52が設けられている。この球抜きレバー52は、常時、右方向に付勢されており、その付勢に抗して左方向へスライドさせることにより、下皿50の底面に形成された底面口が開口して、その底面口から球が自然落下して排出される。かかる球抜きレバー52の操作は、通常、下皿50の下方に下皿50から排出された球を受け取る箱(一般に「千両箱」と称される)を置いた状態で行われる。下皿50の右方には、上述したように操作ハンドル51が配設され、下皿50の左方には灰皿53が取り付けられている。
図2に示すように、遊技盤13は、正面視略正方形状に切削加工した木製のベース板60に、球案内用の多数の釘や風車およびレール61,62、一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80等を組み付けて構成され、その周縁部が内枠12の裏面側に取り付けられる。一般入賞口63、第1入球口64、可変入賞装置65、可変表示装置ユニット80は、ルータ加工によってベース板60に形成された貫通穴に配設され、遊技盤13の前面側から木ネジ等により固定されている。また、遊技盤13の前面中央部分は、前面枠14の窓部14c(図1参照)を通じて内枠13の前面側から視認することができる。以下に、遊技盤13の構成について説明する。
遊技盤13の前面には、帯状の金属板を略円弧状に屈曲加工して形成した外レール62が植立され、その外レール62の内側位置には外レール62と同様に帯状の金属板で形成した円弧状の内レール61が植立される。この内レール61と外レール62とにより遊技盤13の前面外周が囲まれ、遊技盤13とガラスユニット16(図1参照)とにより前後が囲まれることにより、遊技盤13の前面には、球の挙動により遊技が行われる遊技領域が形成される。遊技領域は、遊技盤13の前面であって2本のレール61,62と円弧部材70とにより区画して形成される略円形状の領域(入賞口等が配設され、発射された球が流下する領域)である。
2本のレール61,62は、球発射ユニット112aから発射された球を遊技盤13上部へ案内するために設けられたものである。内レール61の先端部分(図2の左上部)には戻り球防止部材68が取り付けられ、一旦、遊技盤13の上部へ案内された球が再度球案内通路内に戻ってしまうといった事態が防止される。外レール62の先端部(図2の右上部)には、球の最大飛翔部分に対応する位置に返しゴム69が取り付けられ、所定以上の勢いで発射された球は、返しゴム69に当たって、勢いが減衰されつつ中央部側へ跳ね返される。また、内レール61の右下側の先端部と外レール62の右上側の先端部との間には、レール間を繋ぐ円弧を内面側に設けて形成された樹脂製の円弧部材70がベース板60に打ち込んで固定されている。
遊技領域の正面視右側上部(図2の右側上部)には、発光手段である複数のLED37aと7セグメント表示器37bとが設けられた第1図柄表示装置37が配設されている。第1図柄表示装置37は、主制御装置110で行われる各制御に応じた表示がなされるものであり、主にパチンコ機10の遊技状態の表示が行われる。複数のLED37aは、パチンコ機10が確変中か時短中か通常中であるかを点灯状態により示したり、変動中であるか否かを点灯状態により示したり、停止図柄が確変大当たりに対応した図柄か普通大当たりに対応した図柄か外れ図柄であるかを点灯状態により示したり、保留球数を点灯状態により示すものである。7セグメント表示装置37bは、大当たり中のラウンド数やエラー表示を行うものである。なお、LED37aは、それぞれのLEDの発光色(例えば、赤、緑、青)が異なるよう構成され、その発光色の組み合わせにより、少ないLEDでパチンコ機10の各種遊技状態を示唆することができる。
なお、上述したパチンコ機10が確変中とは、大当たり確率がアップして特別遊技状態へ移行し易い遊技の状態である。更に、本実施の形態における確変中は、第2図柄の当たり確率がアップして第1入球口64へ球が入球し易い遊技の状態である。また、パチンコ機10が時短中とは、大当たり確率がそのままで第2図柄の当たり確率のみがアップして第1入球口64へ球が入球し易い遊技の状態である。また、パチンコ機10が通常中とは、確変中でも時短中でもない遊技の状態(大当たり確率も第2図柄の当たり確率もアップしていない状態)である。なお、パチンコ機10の遊技状態に応じて、第1入球口64に付随する電動役物(図示せず)が開放する時間や、1回の当たりで電動役物が開放する回数を変更するものとしても良い。
また、遊技領域には、球が入賞することにより5個から15個の球が賞球として払い出される複数の一般入賞口63が配設されている。また、遊技領域の中央部分には、可変表示装置ユニット80が配設されている。可変表示装置ユニット80には、第1入球口64への入賞をトリガとして第3図柄を変動表示する液晶ディスプレイ(以下単に「表示装置」と略す。)で構成された第3図柄表示装置81と、第2入球口67の球の通過をトリガとして第2図柄を変動表示する発光ダイオード(以下、「LED」と略す。)で構成される第2図柄表示装置82とが設けられている。
第3図柄表示装置81は、後述する表示制御装置114によって表示内容が制御され、例えば左、中及び右の3つの図柄列が表示される。各図柄列は複数の図柄によって構成され、これらの図柄が図柄列毎に縦スクロールして第3図柄表示装置81の表示画面上にて第3図柄が可変表示されるようになっている。また、本実施の形態では、第3図柄表示装置81は8インチサイズの大型の液晶ディスプレイで構成され、可変表示装置ユニット80には、この第3図柄表示装置81の外周を囲むようにして、センターフレーム86が配設されている。本実施の形態の第3図柄表示装置81は、主制御装置110の制御に伴った遊技状態の表示が第1図柄表示装置37で行われるのに対して、その第1図柄表示装置37の表示に応じた装飾的な表示を行うものである。なお、表示装置に代えて、例えば、リール等を用いて第3図柄表示装置81を構成するようにしても良い。
また、第1図柄表示装置37にて停止図柄(確変大当たり図柄、普通大当たり図柄、外れ図柄のいずれか1つ)が表示されるまでの間に球が第1入球口64へ入球した場合、その入球回数は最大4回まで保留され、その保留回数は第1図柄表示装置37により示されると共に保留ランプ85の点灯個数においても示される。保留ランプ85は、最大保留数分の4つ設けられ、第3図柄表示装置81の上方に左右対称に配設されている。なお、本実施の形態においては、第1入球口64への入賞は、最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、保留ランプ85を削除し、第1入球口64への入賞に基づく変動表示の保留回数を第3図柄表示装置81の一部に数字で、或いは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良い。また、第1図柄表示装置37により保留回数が示されるので、保留ランプ85により点灯表示を行わないものとしても良い。
第2図柄表示装置82は、第2図柄の表示部83と保留ランプ84とを有し、球が第2入球口67を通過する毎に、表示部83において表示図柄(第2図柄)としての「○」の図柄と「×」の図柄とが交互に点灯して変動表示が行われ、その変動表示が所定図柄(本実施の形態においては「○」の図柄)で停止した場合に第1入球口64が所定時間だけ作動状態となる(開放される)よう構成されている。球の第2入球口67の通過回数は最大4回まで保留され、その保留回数が上述した第1図柄表示装置37により表示されると共に保留ランプ84においても点灯表示される。なお、第2図柄の変動表示は、本実施の形態のように、表示部83において複数のランプの点灯と非点灯を切り換えることにより行うものの他、第1図柄表示装置37及び第3図柄表示装置81の一部を使用して行うようにしても良い。同様に、保留ランプ84の点灯を第3図柄表示装置81の一部で行うようにしても良い。また、第2入球口67の通過は、第1入球口64と同様に、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1図柄表示装置37により保留回数が示されるので、保留ランプ84により点灯表示を行わないものとしても良い。
可変表示装置ユニット80の下方には、球が入球し得る第1入球口64が配設されている。この第1入球口64へ球が入球すると遊技盤13の裏面側に設けられる第1入球口スイッチ(図示せず)がオンとなり、その第1入球口スイッチのオンに起因して主制御装置110で大当たりの抽選がなされ、その抽選結果に応じた表示が第1図柄表示装置37のLED37aで示される。また、第1入球口64は、球が入球すると5個の球が賞球として払い出される入賞口の1つにもなっている。
第1入球口64の下方には可変入賞装置65が配設されており、その略中央部分に横長矩形状の特定入賞口(大開放口)65aが設けられている。パチンコ機10においては、主制御装置110での抽選が大当たりとなると、所定時間(変動時間)が経過した後に、大当たりの停止図柄となるよう第1図柄表示装置37のLED37aを点灯させると共に、その大当たりに対応した停止図柄を第3図柄表示装置81に表示させて、大当たりの発生が示される。その後、球が入賞し易い特別遊技状態(大当たり)に遊技状態が遷移する。この特別遊技状態として、通常時には閉鎖されている特定入賞口65aが、所定時間(例えば、30秒経過するまで、或いは、球が10個入賞するまで)開放される。
この特定入賞口65aは、所定時間が経過すると閉鎖され、その閉鎖後、再度、その特定入賞口65aが所定時間開放される。この特定入賞口65aの開閉動作は、最高で例えば16回(16ラウンド)繰り返し可能にされている。この開閉動作が行われている状態が、遊技者にとって有利な特別遊技状態の一形態であり、遊技者には、遊技上の価値(遊技価値)の付与として通常時より多量の賞球の払い出しが行われる。
可変入賞装置65は、具体的には、特定入賞口65aを覆う横長矩形状の開閉板と、その開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイド(図示せず)とを備えている。特定入賞口65aは、通常時は、球が入賞できないか又は入賞し難い閉状態になっている。大当たりの際には大開放口ソレノイドを駆動して開閉板を前面下側に傾倒し、球が特定入賞口65aに入賞しやすい開状態を一時的に形成し、その開状態と通常時の閉状態との状態を交互に繰り返すように作動する。
なお、上記した形態に特別遊技状態は限定されるものではない。特定入賞口65aとは別に開閉される大開放口を遊技領域に設け、第1図柄表示装置37において大当たりに対応したLED37aが点灯した場合に、特定入賞口65aが所定時間開放され、その特定入賞口65aの開放中に、球が特定入賞口65a内へ入賞することを契機として特定入賞口65aとは別に設けられた大開放口が所定時間、所定回数開放される遊技状態を特別遊技状態として形成するようにしても良い。
遊技盤13の下側における左右の隅部には、証紙や識別ラベル等を貼着するための貼着スペースK1,K2が設けられ、貼着スペースK1に貼られた証紙等は、前面枠14の小窓35(図1参照)を通じて視認することができる。
更に、遊技盤13には、アウト口66が設けられている。いずれの入賞口63,64,65aにも入球しなかった球はアウト口66を通って図示しない球排出路へと案内される。遊技盤13には、球の落下方向を適宜分散、調整等するために多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材(役物)が配設されている。
図3に示すように、パチンコ機10の背面側には、制御基板ユニット90,91と、裏パックユニット94とが主に備えられている。制御基板ユニット90は、主基板(主制御装置110)と音声ランプ制御基板(音声ランプ制御装置113)と表示制御基板(表示制御装置114)とが搭載されてユニット化されている。制御基板ユニット91は、払出制御基板(払出制御装置111)と発射制御基板(発射制御装置112)と電源基板(電源装置115)とカードユニット接続基板116とが搭載されてユニット化されている。
裏パックユニット94は、保護カバー部を形成する裏パック92と払出ユニット93とがユニット化されている。また、各制御基板には、各制御を司る1チップマイコンとしてのMPU、各種機器との連絡をとるポート、各種抽選の際に用いられる乱数発生器、時間計数や同期を図る場合などに使用されるクロックパルス発生回路等が、必要に応じて搭載されている。
なお、主制御装置110、音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114、払出制御装置111及び発射制御装置112、電源装置115、カードユニット接続基板116は、それぞれ基板ボックス100〜104に収納されている。基板ボックス100〜104は、ボックスベースと該ボックスベースの開口部を覆うボックスカバーとを備えており、そのボックスベースとボックスカバーとが互いに連結されて、各制御装置や各基板が収納される。
また、基板ボックス100(主制御装置110)及び基板ボックス102(払出制御装置111及び発射制御装置112)は、ボックスベースとボックスカバーとを封印ユニット(図示せず)によって開封不能に連結(かしめ構造による連結)している。また、ボックスベースとボックスカバーとの連結部には、ボックスベースとボックスカバーとに亘って封印シール(図示せず)が貼着されている。この封印シールは、脆性な素材で構成されており、基板ボックス100,102を開封するために封印シールを剥がそうとしたり、基板ボックス100,102を無理に開封しようとすると、ボックスベース側とボックスカバー側とに切断される。よって、封印ユニット又は封印シールを確認することで、基板ボックス100,102が開封されたかどうかを知ることができる。
払出ユニット93は、裏パックユニット94の最上部に位置して上方に開口したタンク130と、タンク130の下方に連結され下流側に向けて緩やかに傾斜するタンクレール131と、タンクレール131の下流側に縦向きに連結されるケースレール132と、ケースレール132の最下流部に設けられ、払出モータ216(図4参照)の所定の電気的構成により球の払出を行う払出装置133とを備えている。タンク130には、遊技ホールの島設備から供給される球が逐次補給され、払出装置133により必要個数の球の払い出しが適宜行われる。タンクレール131には、当該タンクレール131に振動を付加するためのバイブレータ134が取り付けられている。
また、払出制御装置111には状態復帰スイッチ120が設けられ、発射制御装置112には可変抵抗器の操作つまみ121が設けられ、電源装置115にはRAM消去スイッチ122が設けられている。状態復帰スイッチ120は、例えば、払出モータ216(図4参照)部の球詰まり等、払出エラーの発生時に球詰まりを解消(正常状態への復帰)するために操作される。操作つまみ121は、発射ソレノイドの発射力を調整するために操作される。RAM消去スイッチ122は、パチンコ機10を初期状態に戻したい場合に電源投入時に操作される。
次に、図4を参照して、本パチンコ機10の電気的構成について説明する。図4は、パチンコ機10の電気的構成を示すブロック図である。
主制御装置110には、演算装置である1チップマイコンとしてのMPU201が搭載されている。MPU201には、該MPU201により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM202と、そのROM202内に記憶される制御プログラムの実行に際して各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであるRAM203と、そのほか、割込回路やタイマ回路、データ送受信回路などの各種回路が内蔵されている。なお、払出制御装置111や音声ランプ制御装置113などのサブ制御装置に対して動作を指示するために、主制御装置110から該サブ制御装置へ各種のコマンドがデータ送受信回路によって送信されるが、かかるコマンドは、主制御装置110からサブ制御装置へ一方向にのみ送信される。
RAM203は、MPU201の内部レジスタの内容やMPU201により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。更にRAM203は、保留球記憶カウンタ203aを有している。なお、RAM203は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM203に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。
停電などの発生により電源が遮断されると、その電源遮断時(停電発生時を含む。以下同様)のスタックポインタや、各レジスタの値がRAM203に記憶される。一方、電源投入時(停電解消による電源投入を含む。以下同様)には、RAM203に記憶される情報に基づいて、パチンコ機10の状態が電源遮断前の状態に復帰される。RAM203への書き込みはメイン処理(図11参照)によって電源遮断時に実行され、RAM203に書き込まれた各値の復帰は電源投入時の立ち上げ処理(図10参照)において実行される。なお、MPU201のNMI端子(ノンマスカブル割込端子)には、停電等の発生による電源遮断時に、停電監視回路252からの停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU201へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図19参照)が即座に実行される。
保留球記憶カウンタ203aは、第1入球口64への球の入賞に基づいて第1図柄表示装置37で行われる変動表示(第3図柄表示装置81で行われる変動表示)の保留回数を最大4回まで計数するカウンタである。この保留球記憶カウンタ203aは、初期値がゼロに設定されており、第1入球口64へ球が入球されて変動表示の保留回数が増加する毎に、最大値4まで1加算される(図18のS603参照)。一方、保留球記憶カウンタ203aは、第1入球口64への球の入賞に基づく変動表示が実行される毎に、1減算される(図12のS304参照)。
なお、この保留球記憶カウンタ203aの値に応じて、第1図柄表示装置37の表示時間が短縮されると共に、第3図柄表示装置81において第3図柄が変動表示を開始してから停止するまでの変動時間が短縮される。具体的には、保留球記憶カウンタ203aの値が最大値の4である場合には、保留球記憶カウンタ203aの値が1または2である場合に対して、7秒間、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間が短縮される。保留球記憶カウンタ203aの値が3である場合には、保留球記憶カウンタ203aの値が1または2である場合に対して、3秒間、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間が短縮される。保留球記憶カウンタ203aの値が1または2である場合には、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間は短縮されない。
主制御装置110のMPU201には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン204を介して入出力ポート205が接続されている。入出力ポート205には、払出制御装置111、音声ランプ制御装置113、第1図柄表示装置37、第2図柄表示装置82や、図示しないスイッチ群やセンサ群などからなる各種スイッチ208や、特定入賞口65aの開閉板の下辺を軸として前方側に開閉駆動するための大開放口ソレノイドや電動役物を駆動するためのソレノイドなどからなるソレノイド209が接続されている。
払出制御装置111は、払出モータ216を駆動させて賞球や貸出球の払出制御を行うものである。演算装置であるMPU211は、そのMPU211により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM212と、ワークメモリ等として使用されるRAM213とを有している。
払出制御装置111のRAM213は、主制御装置110のRAM203と同様に、MPU211の内部レジスタの内容やMPU211により実行される制御プログラムの戻り先番地などが記憶されるスタックエリアと、各種のフラグおよびカウンタ、I/O等の値が記憶される作業エリア(作業領域)とを有している。RAM213は、パチンコ機10の電源の遮断後においても電源装置115からバックアップ電圧が供給されてデータを保持(バックアップ)できる構成となっており、RAM213に記憶されるデータは、すべてバックアップされる。なお、主制御装置110のMPU201と同様、MPU211のNMI端子にも、停電等の発生による電源遮断時に停電監視回路252から停電信号SG1が入力されるように構成されており、その停電信号SG1がMPU211へ入力されると、停電時処理としてのNMI割込処理(図19参照)が即座に実行される。
払出制御装置111のMPU211には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン214を介して入出力ポート215が接続されている。入出力ポート215には、主制御装置110や払出モータ216、発射制御装置112などがそれぞれ接続されている。また、図示はしないが、払出制御装置111には、払い出された賞球を検出するための賞球検出スイッチが接続されている。なお、該賞球検出スイッチは、払出制御装置111に接続されるが、主制御装置110には接続されていない。
発射制御装置112は、主制御装置110により球の発射の指示がなされた場合に、操作ハンドル51の回転操作量に応じた球の打ち出し強さとなるよう球発射ユニット112aを制御するものである。球発射ユニット112aは、図示しない発射ソレノイドおよび電磁石を備えており、その発射ソレノイドおよび電磁石は、所定条件が整っている場合に駆動が許可される。具体的には、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、球の発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bがオフ(操作されていないこと)を条件に、操作ハンドル51の回動量に対応して発射ソレノイドが励磁され、操作ハンドル51の操作量に応じた強さで球が発射される。
音声ランプ制御装置113は、音声出力装置(図示しないスピーカなど)226における音声の出力、ランプ表示装置(電飾部29〜33や表示ランプ34など)における点灯および消灯の出力、表示制御装置114で行われる第3図柄表示装置81の表示態様の設定などを制御するものである。演算装置であるMPU221は、そのMPU221により実行される制御プログラムや固定値データ等を記憶したROM222と、ワークメモリ等として使用されるRAM223とを有している。
音声ランプ制御装置113のMPU221には、アドレスバス及びデータバスで構成されるバスライン224を介して入出力ポート225が接続されている。入出力ポート225には、主制御装置110、表示制御装置114、音声出力装置226やランプ表示装置227などがそれぞれ接続されている。
音声ランプ制御装置113のROM222には、通常変動音データ領域222a、リーチ変動音データ領域222b、リーチ電子音データ領域222cおよび変動時間制御テーブル領域222dが設けられている。
通常変動音データ領域222aは、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始された場合に、音声出力装置226から出力される通常変動音の音データが記憶される領域である。この通常変動音データ領域222aに記憶される通常変動音の音データは、音声出力装置226から楽曲を出力するために使用されるデータである。
リーチ変動音データ領域222bは、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始され、その後、第3図柄により大当たり一歩手前のリーチ表示が現出される場合に、音声出力装置226から出力されるリーチ変動音の音データが記憶される領域である。このリーチ変動音データ領域222bに記憶されるリーチ変動音の音データは、音声出力装置226から通常変動音とは異なる楽曲を出力するために使用されるデータである。
リーチ電子音データ領域222cは、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始され、その後、第3図柄により大当たり一歩手前のリーチ表示が現出される場合に、通常変動音およびリーチ変動音に重畳して音声出力装置226から出力されるリーチ電子音が記憶される領域である。このリーチ電子音データ領域222cに記憶されるリーチ電子音の音データは、音声出力装置226から「リーチ」の電子音声を出力するために使用されるデータである。
変動時間制御テーブル領域222dは、音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ変動音およびリーチ電子音の出力開始や出力終了のタイミングを決定する変動時間制御テーブルが記憶される領域である。
ここで、図5を参照して、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルについて説明する。図5(a)は、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルを模式的に示した図である。変動時間制御テーブルは、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始された場合に音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等をそれぞれ制御するために使用されるテーブルである。
図5(b)は、変動時間制御テーブルの補助的な説明を行う補助図である。なお、図5(b)の補助図は、変動時間制御テーブルを説明するために使用する図であるので、変動時間制御テーブル領域222dには記憶されていない。
図5(a)に示すように、変動時間制御テーブルは、音声ランプ制御装置113が主制御装置110から受信した変動パターンコマンドの上位4ビット、通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および表示変動の全変動時間から構成されている。
図5(a)に示すように、変動時間制御テーブルに記憶される受信した変動パターンコマンドの上位4ビットは、主制御装置110から音声ランプ制御装置113へ送信される8ビットの変動パターンコマンドの内の上位の4ビットの値を示している。8ビットの変動パターンコマンドは、詳細は後述するが、第3図柄表示装置81で実行される第3図柄の変動表示の内容を決定するコマンドである。この変動パターンコマンドの上位4ビットの値には、図5(a)に示すように、「A×h」、「B×h」、「C×h」、「D×h」、「E×h」の5種類があり、この5種類によって、図5(b)に示すように、リーチ変動音の出力時間、リーチ種別、第1図柄表示装置37(第3図柄表示装置81)に現出される遊技状態がそれぞれ決定される。なお、リーチ変動音の出力時間とは、第3図柄表示装置81において第3図柄によりリーチ表示が現出される変動表示の際であり、音声出力装置226からリーチ変動音が出力され、その出力されているリーチ変動音が終了するまでの時間を示している。また、リーチ種別とは、第3図柄表示装置81において第3図柄により現出されるリーチの種別(ノーマルリーチまたはスーパーリーチ或いはリーチなし)を示している。更に、現出される遊技状態とは、変動パターンコマンドによって最終的に設定される状態(大当たり状態または外れ状態)を示している。
例えば、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(b)に示すように、リーチ変動音の出力時間が「15.0秒」、リーチ種別が「ノーマルリーチ」、現出される遊技状態が「大当たり」となる第3図柄の変動表示の内容となる。
変動時間制御テーブルに記憶された通常変動音量減少開始時間は、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始された場合に、音声出力装置226から出力される可聴音量である一定音量の通常変動音の音量を可聴不能な音量である音量ゼロへ減少開始させる時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、通常変動音量減少開始時間は、「9.0秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が9.0秒となると、通常変動音の音量がゼロへ減少開始される。
変動時間制御テーブルに記憶されたリーチ電子音開始時間は、音声出力装置226から出力される可聴音量である一定音量のリーチ電子音を出力開始する時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、リーチ電子音開始時間は、「9.5秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が9.5秒となると、リーチ電子音が出力開始される。
変動時間制御テーブルに記憶されたリーチ変動音量増加開始時間は、音声出力装置226から出力されるリーチ変動音が可聴不能な音量である音量ゼロで出力開始されると共に、その出力開始されたリーチ変動音の音量を可聴音量である一定音量へ増加開始する時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、リーチ変動音量増加開始時間は、「10.0秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が10.0秒となると、リーチ変動音が音量ゼロで出力開始されると共に、その出力開始されたリーチ変動音が一定音量へ増加開始される。
変動時間制御テーブルに記憶された通常変動音量減少終了時間は、減少されている通常変動音の音量がゼロになる時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、通常変動音量減少終了時間は、「11.0秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が11.0秒となると、減少されている通常変動音の音量がゼロとなる。
変動時間制御テーブルに記憶されたリーチ電子音終了時間は、音声出力装置226から出力されているリーチ電子音の音量がゼロとなる時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、リーチ電子音終了時間は、「11.5秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が11.5秒となると、リーチ電子音の音量がゼロとなる。
変動時間制御テーブルに記憶されたリーチ変動音量増加終了時間は、増加されているリーチ変動音の音量が一定音量になる時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、リーチ変動音量増加終了時間は、「12.0秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が12.0秒となると、増加されているリーチ変動音の音量が一定音量となる。
変動時間制御テーブルに記憶された変動表示の全変動時間は、音声出力装置226から通常変動音が出力され、最終的にリーチ変動音が出力終了するまでの時間、言い換えれば、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始され、その開始された変動表示が終了し、第3図柄が全て停止して、停止図柄となるまでに費やされる全時間を示している。例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、図5(a)に示すように、変動表示の全図柄時間は、「25.0秒」となる。よって、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が25.0秒となると、一定音量のリーチ変動音の出力が終了する。
この変動時間制御テーブルによれば、例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始されて音声出力装置226から一定音量の通常変動音が出力開始され、通常変動音の出力開始から「9.0秒」が経過すると、通常変動音が減少開始される。そして、通常変動音の出力開始から「9.5秒」が経過すると、一定音量のリーチ電子音が出力開始され、通常変動音の出力開始から「10.0秒」が経過すると、リーチ変動音が出力開始されると共に、そのリーチ変動音が増加開始される。更に、通常変動音の出力開始から「11.0秒」が経過すると、通常変動音の音量がゼロになり、通常変動音の出力開始から「11.5秒」が経過すると、リーチ電子音の出力が終了する。最後に、通常変動音の出力開始から「12.0秒」が経過すると、リーチ変動音の音量が一定音量となり、通常変動音の出力開始から「25.0秒」が経過すると、一定音量のリーチ変動音の出力が終了して、第3図柄の変動表示が終了し、第3図柄表示装置81に停止図柄が表示される。
なお、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「B×h」、「D×h」および「E×h」である場合は、図5(a)に示すように、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であるときの各時間(通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間)を変えたものであるので、その説明を省略する。
また、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「C×h」であれば、図5(b)に示すように、リーチ変動音の出力時間が「なし」、リーチ種別が「なし」、現出される遊技状態が「外れ」となる第3図柄の変動表示の内容となる。この場合には、リーチ種別が「なし」であるので、第3図柄表示装置81の第3図柄によりリーチ表示が現出された場合に音声出力装置226から出力されるリーチ電子音およびリーチ変動音は、当然に出力されないこととなる。よって、この場合には、図5(a)に示すように、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、リーチ電子音終了時間およびリーチ変動音量増加終了時間が「NULL」となっている。
上述した変動時間制御テーブルに記憶された各時間(通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間)は、いずれも後述する音声ランプ制御装置113のRAM223に記憶される。詳細は、RAM223の説明時に行う。
図4の説明に戻る。音声ランプ制御装置113のRAM223には、リーチあり変動開始フラグ223a、リーチなし変動開始フラグ223b、変動時間計時カウンタ223c、全変動時間メモリ223d、通常変動音量減少メモリ223e、通常変動音量減少終了メモリ223f、リーチ変動音量増加メモリ223g、リーチ変動音量増加終了メモリ223h、リーチ電子音開始メモリ223iおよびリーチ電子音終了メモリ223jが設けられている。
リーチあり変動開始フラグ223aは、第3図柄表示装置81の第3図柄によりリーチ表示を現出させる場合に実行されるリーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)が開始されたか否かを示すフラグである。このリーチあり変動開始フラグ223aは、リーチ変動音ありの音出力処理が実行開始される際にオンとなる一方(図26のS1302参照)、リーチ変動音ありの音出力処理が終了するとオフとなる(図26のS1322参照)。
リーチなし変動開始フラグ223bは、第3図柄表示装置81の第3図柄によりリーチ表示を現出させない場合に実行されるリーチ変動音なしの音出力処理(図27参照)が開始されたか否かを示すフラグである。このリーチなし変動開始フラグ223bは、リーチ変動音なしの音出力処理が実行開始される際にオンとなる一方(図27のS1402参照)、リーチ変動音なしの音出力処理が終了するとオフとなる(図27のS1408参照)。
変動時間計時カウンタ223cは、第3図柄表示装置81により第3図柄の変動表示が実行開始され、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間を計時するカウンタである。この変動時間計時カウンタ223cは、後述する音編集・出力処理(図22参照)で、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)またはリーチ変動音なしの音出力処理(図27参照)が実行される直前にゼロに設定される(図22のS1006参照)。そして、変動時間計時カウンタ223cは、後述するタイマ割込処理(図28参照)で、2m秒経過する毎に1加算される。
全変動時間メモリ223dは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、変動表示の全変動時間を記憶するメモリであり、通常変動音量減少メモリ223eは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、通常変動音量減少開始時間を記憶するメモリである。
通常変動音量減少終了メモリ223fは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、通常変動音量減少終了時間を記憶するメモリであり、リーチ変動音量増加メモリ223gは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、リーチ変動音量増加開始時間を記憶するメモリである。
リーチ変動音量増加終了メモリ223hは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、リーチ変動音量増加終了時間を記憶するメモリであり、リーチ電子音開始メモリ223iは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、リーチ電子音開始時間を記憶するメモリである。そして、リーチ電子音終了メモリ223jは、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの内、リーチ電子音終了時間を記憶するメモリである。
上述した各メモリ223d〜223jに記憶される各値について、図5(a)を用いて説明する。例えば、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」であれば、前述の通り、通常変動音量減少開始時間は「9.0秒」となるが、このとき、通常変動音量減少メモリ223eには、カッコ書きで示したとおり「4500」の値が記憶される。この「4500」の値は実時間で「9.0秒」を示している。これは、変動時間計時カウンタ223cの値が1加算されるのが、前述の通り、2m秒経過毎になるので、「4500」を2m秒で積算すると「9.0秒」となるからである。
同様に、例えば、音声ランプ制御装置113が受信した変動パターンコマンドの上位4ビットの値が「A×h」である場合について説明すると、図5(a)に示すように、リーチ電子音開始時間は「9.5秒」であるので、リーチ電子音開始メモリ223iには、カッコ書きで示したとおり、その時間を示す「4750」が記憶され、リーチ変動音量増加開始時間は「10.0秒」であるので、リーチ変動音量増加メモリ223gには、その時間を示す「5000」が記憶される。また、通常変動音量減少終了時間は「11.0秒」であるので、通常変動音量減少終了メモリ223fには、その時間を示す「5500」が記憶され、リーチ電子音終了時間は「11.5秒」であるので、リーチ電子音終了メモリ223jには、その時間を示す「5750」が記憶される。最後に、リーチ変動音量増加終了時間は「12.0秒」であるので、リーチ変動音量増加終了メモリ223hには、その時間を示す「6000」が記憶され、第3図柄の全変動時間は「25.0秒」であるので、全変動時間メモリ223dには、その時間を示す「12500」が記憶される。
このように、各メモリ223d〜223jには、変動時間制御テーブルに記憶された各時間を示す値が、音声ランプ制御装置113の受信する変動パターンコマンドの上位4ビットに応じて記憶されている。
表示制御装置114は、第3図柄表示装置(LCD)81における第3図柄の変動表示を制御するものである。表示制御装置114は、MPU231と、ROM(プログラムROM)232と、ワークRAM233と、ビデオRAM234と、キャラクタROM235と、画像コントローラ236と、入力ポート237と、出力ポート238と、バスライン239,240とを有している。入力ポート237の入力側には音声ランプ制御装置113の出力側が接続され、入力ポート237の出力側には、MPU231、ROM232、ワークRAM233、画像コントローラ236が接続されている。画像コントローラ236には、ビデオRAM234、キャラクタROM235が接続されると共に、バスライン240を介して出力ポート238が接続されている。出力ポート238の出力側には、第3図柄表示装置81が接続されている。なお、パチンコ機10は、大当たりの抽選確率や1回の大当たりで払い出される賞球数が異なる別機種であっても、第3図柄表示装置81で表示される図柄構成が全く同じ仕様の機種があるので、表示制御装置114は共通部品化されコスト低減が図られている。
表示制御装置114のMPU231は、音声ランプ制御装置113から出力された表示用変動パターンコマンドに基づいて、第3図柄表示装置81の表示内容を制御する。ROM232は、MPU231により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するためのメモリである。ワークRAM233は、MPU231による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するためのメモリである。キャラクタROM235は、第3図柄表示装置81に表示される図柄(背景図柄や第3図柄)などの演出用のデータを記憶したメモリである。ビデオRAM234は、第3図柄表示装置81に表示される演出データを記憶するためのメモリであり、ビデオRAM234の内容を書き替えることにより、第3図柄表示装置81の表示内容が変更される。
画像コントローラ236は、MPU231、ビデオRAM234、出力ポート238のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きを介在すると共に、ビデオRAM234に記憶される表示データを所定のタイミングで読み出して第3図柄表示装置81に表示させるものである。
電源装置115は、パチンコ機10の各部に電源を供給するための電源部251と、停電等による電源遮断を監視する停電監視回路252と、RAM消去スイッチ122(図3参照)が設けられたRAM消去スイッチ回路253とを有している。電源部251は、図示しない電源経路を通じて、各制御装置110〜114等に対して各々に必要な動作電圧を供給する装置である。その概要としては、電源部251は、外部より供給される交流24ボルトの電圧を取り込み、各種スイッチ208などの各種スイッチや、ソレノイド209などのソレノイド、モータ等を駆動するための12ボルトの電圧、ロジック用の5ボルトの電圧、RAMバックアップ用のバックアップ電圧などを生成し、これら12ボルトの電圧、5ボルトの電圧及びバックアップ電圧を各制御装置110〜114等に対して必要な電圧を供給する。
停電監視回路252は、停電等の発生による電源遮断時に、主制御装置110のMPU201及び払出制御装置111のMPU211の各NMI端子へ停電信号SG1を出力するための回路である。停電監視回路252は、電源部251から出力される最大電圧である直流安定24ボルトの電圧を監視し、この電圧が22ボルト未満になった場合に停電(電源断、電源遮断)の発生と判断して、停電信号SG1を主制御装置110及び払出制御装置111へ出力する。停電信号SG1の出力によって、主制御装置110及び払出制御装置111は、停電の発生を認識し、NMI割込処理を実行する。なお、電源部251は、直流安定24ボルトの電圧が22ボルト未満になった後においても、NMI割込処理の実行に充分な時間の間、制御系の駆動電圧である5ボルトの電圧の出力を正常値に維持するように構成されている。よって、主制御装置110及び払出制御装置111は、NMI割込処理(図19参照)を正常に実行し完了することができる。
RAM消去スイッチ回路253は、RAM消去スイッチ122(図3参照)が押下された場合に、主制御装置110へ、バックアップデータをクリアさせるためのRAM消去信号SG2を出力するための回路である。主制御装置110及び払出制御装置111は、パチンコ機10の電源投入時に、RAM消去信号SG2を入力した場合に、それぞれのバックアップデータをクリアすると共に、払出制御装置111においてバックアップデータをクリアさせるための払出初期化コマンドを払出制御装置111に対して送信する。
次に、図6を参照して、第3図柄表示装置81の表示内容について説明する。図6は、第3図柄表示装置81の表示画面を説明するための図面であり、図6(a)は、表示画面の領域区分設定と有効ライン設定とを模式的に示した図であり、図6(b)は、実際の表示画面を例示した図である。
第3図柄は、「0」から「9」の数字を付した10種類の主図柄と、この主図柄より小さく形成された花びら形状の1種類の副図柄とにより構成されている。各主図柄は、木箱よりなる後方図柄の上に「0」から「9」の数字を付して構成され、そのうち奇数番号(1,3,5,7,9)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯に大きな数字が付加されている。これに対し、偶数番号(0,2,4,6,8)を付した主図柄は、木箱の前面ほぼ一杯にお守り、風呂敷、ヘルメット等のキャラクタを模した付属図柄が付加されており、付属図柄の右下側に偶数の数字が緑色で小さく、且つ、付属図柄の前側に表示されるように付加されている。
また、本実施の形態のパチンコ機10においては、主制御装置110による抽選結果が大当たりであった場合に、同一の主図柄が揃う変動表示が行われ、その変動表示が終わった後に大当たりが発生するよう構成されている。大当たり終了後に高確率状態(確変状態)に移行する場合は、奇数番号が付加された主図柄(「高確率図柄」に相当)が揃う変動表示が行われる。一方、大当たり終了後に低確率状態に移行する場合は、偶数番号が付加された主図柄(「低確率図柄」に相当)が揃う変動表示が行われる。ここで、高確率状態とは、大当たり終了後に付加価値としてその後の大当たり確率がアップした状態、いわゆる確率変動(確変)の時をいう。また、通常状態(低確率状態)とは、確変でない時をいい、大当たり確率が通常の状態、即ち、確変の時より大当たり確率が低い状態をいう。
図6(a)に示すように、第3図柄表示装置81の表示画面は、大きくは上下に2分割され、下側の2/3が第3図柄を変動表示する主表示領域Dm、それ以外の上側の1/3が予告演出やキャラクタを表示する副表示領域Dsとなっている。
主表示領域Dmには、左・中・右の3つの図柄列Z1,Z2,Z3が表示される。各図柄列Z1〜Z3には、上述した第3図柄が規定の順序で表示される。即ち、各図柄列Z1〜Z3には、数字の昇順または降順に主図柄が配列されると共に、各主図柄の間に副図柄が1つずつ配列されている。このため、各図柄列には、10個の主図柄と10個の副図柄の計20個の第3図柄が設定され、各図柄列Z1〜Z3毎に周期性をもって上から下へとスクロールして変動表示が行われる。特に、左図柄列Z1においては主図柄の数字が降順に現れるように配列され、中図柄列Z2及び右図柄列Z3においては主図柄の数字が昇順に現れるように配列されている。
また、主表示領域Dmには、各図柄列Z1〜Z3毎に上・中・下の3段に第3図柄が表示される。従って、第3図柄表示装置81には、3段×3列の計9個の第3図柄が表示される。この主表示領域Dmには、5つの有効ライン、即ち上ラインL1、中ラインL2、下ラインL3、右上がりラインL4、左上がりラインL5が設定されている。そして、毎回の遊技に際して、左図柄列Z1→右図柄列Z3→中図柄列Z2の順に変動表示が停止し、その停止時にいずれかの有効ライン上に大当たり図柄の組合せ(本実施の形態では、同一の主図柄の組合せ)で揃えば大当たりとして大当たり動画が表示される。
副表示領域Dsは、主表示領域Dmよりも上方に横長に設けられており、さらに左右方向に3つの予告領域Ds1〜Ds3に等区分されている。ここで、左右の予告領域Ds1,Ds3は、ソレノイド(図示せず)で電気的に開閉される両開き式の不透明な扉で通常覆われており、時としてソレノイドが励磁されて扉が手前側に開放されることにより遊技者に視認可能となる表示領域となっている。中央の予告領域Ds2は、扉で覆い隠されずに常に視認できる表示領域となっている。
図6(b)に示すように、実際の表示画面では、主表示領域Dmに第3図柄の主図柄と副図柄とが合計9個表示される。副表示領域Dsにおいては、左右の扉が閉鎖された状態となっており、左右の予告領域Ds1,Ds3が覆い隠されて表示画面が視認できない状態となっている。変動表示の途中において、左右のいずれか一方、または両方の扉が開放されると、左右の予告領域Ds1,Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることが遊技者に示唆される。中央の予告領域Ds2では、通常は、所定のキャラクタ(本実施の形態ではハチマキを付けた少年)が所定動作をし、時として所定動作とは別の特別な動作をしたり、別のキャラクタが現出する等して予告演出が行われる。なお、第3図柄表示装置81の表示画面は、原則として上下の表示領域Dm,Dsに区分されているが、各表示領域Dm,Dsを跨いでより大きく第3図柄やキャラクタ等を表示して表示演出を行うことができる。
次に、図7を参照して、主制御装置110のRAM203内に設けられるカウンタ等について説明する。これらのカウンタ等は、大当たり抽選や第1図柄表示装置37の表示の設定、第2図柄表示装置82の表示結果の抽選などを行うために、主制御装置110のMPU201で使用される。
大当たり抽選や第1図柄表示装置37の表示の設定には、大当たりの抽選に使用する第1当たり乱数カウンタC1と、大当たり図柄の選択に使用する第1当たり種別図柄カウンタC2と、停止パターン選択カウンタC3と、第1当たり乱数カウンタC1の初期値設定に使用する第1初期値乱数カウンタCINI1と、変動パターン選択に使用する第1変動種別カウンタCS1とが用いられる。また、第2図柄表示装置82の抽選には、第2当たり乱数カウンタC4が用いられ、第2当たり乱数カウンタC4の初期値設定には第2初期値乱数カウンタCINI2が用いられる。これら各カウンタは、更新の都度前回値に1が加算され、最大値に達した後0に戻るループカウンタとなっている。
各カウンタは、主制御装置110のメイン処理(図11参照)の実行間隔である4m秒間隔、または主制御装置110のタイマ割込処理(図17参照)の実行間隔である2m秒間隔で更新され、その更新値がRAM203の所定領域に設定されたカウンタ用バッファに適宜格納される。RAM203には、1つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エリア)とからなる保留球格納エリアが設けられており、これらの各エリアには、第1入球口64への球の入賞タイミングに合わせて、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2及び停止パターン選択カウンタC3の各値がそれぞれ格納される。
各カウンタについて詳しく説明する。第1当たり乱数カウンタC1は、例えば0〜738の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり738)に達した後0に戻る構成となっている。特に、第1当たり乱数カウンタC1が1周した場合、その時点の第1初期値乱数カウンタCINI1の値が当該第1当たり乱数カウンタC1の初期値として読み込まれる。また、第1初期値乱数カウンタCINI1は、第1当たり乱数カウンタC1と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=0〜738)、主制御装置110のタイマ割込処理(図17参照)の実行毎に1回更新されると共に、主制御装置110のメイン処理(図11参照)の残余時間内で繰り返し更新される。第1当たり乱数カウンタC1の値は、例えば定期的に(本実施の形態では主制御装置110のタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングでRAM203の保留球格納エリアに格納される。大当たりとなる乱数の値の数は、低確率時と高確率時とで2種類設定されており、低確率時に大当たりとなる乱数の値の数は2で、その値は「373,727」であり、高確率時に大当たりとなる乱数の値の数は14で、その値は「59,109,163,211,263,317,367,421,479,523,631,683,733」である。
第1当たり種別カウンタC2は、大当たりの際の第1図柄表示装置37の表示態様を決定するものであり、本実施の形態では、0〜4の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり4)に達した後0に戻る構成となっている。第1当たり種別カウンタC2の値は、例えば定期的に(本実施の形態では主制御装置110のタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングでRAM203の保留球格納エリアに格納される。なお、大当たり後に高確率状態となる乱数の値は「1,2,3」であり、大当たり後に低確率状態となる乱数の値は「0,4」であり、2種類の当たり種別が決定される。よって、第1図柄表示装置37に表示される停止図柄に対応した表示態様は、高確率状態と低確率状態との2種類の大当たりに対応した表示態様と、はずれに対応した1種類の表示態様との合計3種類の表示態様のうち、いずれか1つが選択される。
停止パターン選択カウンタC3は、例えば0〜238の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり238)に達した後0に戻る構成となっている。本実施の形態では、停止パターン選択カウンタC3によって、第3図柄表示装置81で表示される演出のパターンが選択され、リーチが発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後に1つだけずれて停止する「前後外れリーチ」(例えば0〜8の範囲)と、同じくリーチ発生した後、最終停止図柄がリーチ図柄の前後以外で停止する「前後外れ以外リーチ」(例えば9〜38の範囲)と、リーチが発生しない「完全外れ」(例えば39〜238の範囲)との3つの停止(演出)パターンが選択される。停止パターン選択カウンタC3の値は、例えば定期的に(本実施の形態では主制御装置110のタイマ割込処理毎に1回)更新され、球が第1入球口64に入賞したタイミングでRAM203の保留球格納エリアに格納される。
また、停止パターン選択カウンタC3には、停止パターンの選択される乱数値の範囲が異なる複数のテーブルが設けられている。これは、現在のパチンコ機10の状態が高確率状態であるか低確率状態であるか、保留球格納エリアのどのエリアに各乱数値が格納されているか(即ち保留個数)等に応じて、停止パターンの選択比率を変更するためである。
例えば、高確率状態では、大当たりが発生し易いため必要以上にリーチ演出が選択されないように、「完全外れ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が10〜238と広いテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され易くなる。このテーブルは、「前後外れリーチ」が0〜5と狭くなると共に「前後外れ以外リーチ」も6〜9と狭くなり、「前後外れリーチ」や「前後外れ以外リーチ」が選択され難くなる。また、低確率状態で保留球格納エリアに各乱数値が格納されていなければ、第1入球口64への球の入球時間を確保するために「完全外れ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が51〜238と狭いテーブルが選択され、「完全外れ」が選択され難くなる。このテーブルは、「前後外れ以外リーチ」の停止パターンに対応した乱数値の範囲が9〜50と広くなり、「前後外れ以外リーチ」が選択され易くなっている。よって、低確率状態では、第1入球口64への球の入球時間を確保できるので、第3図柄表示装置81による変動表示が継続して行われ易くなる。
第1変動種別カウンタCS1は、例えば0〜198の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり198)に達した後0に戻る構成となっている。第1変動種別カウンタCS1によって、いわゆるノーマルリーチやスーパーリーチ等の大まかな表示態様が決定される。第1変動種別カウンタCS1により決定された表示態様に基づいて、主制御装置110は、後述する変動開始処理で(図13参照)、変動パターンコマンドを決定する。この変動パターンコマンドにより第3図柄表示装置81で表示される第3図柄のリーチ種別や細かな図柄変動態様が決定される。なお、第1変動種別カウンタCS1の値は、後述する主制御装置110のメイン処理(図11参照)が1回実行される毎に1回更新され、当該メイン処理内の残余時間内でも繰り返し更新される。
ここで、図8および図9を参照して、第1種変動種別カウンタCS1の値から決定されるリーチ種別(ノーマルリーチまたはスーパーリーチ)について説明する。図8は、第1当たり乱数カウンタC1の値が大当たりを示す場合における、第1種変動種別カウンタCS1の値から決定されるリーチ種別を示した対応表である。
また、図9(a)は、第1当たり乱数カウンタC1の値がはずれを示し、且つ、停止パターン選択カウンタC3の値が「前後外れリーチ」または「前後外れ以外リーチ」のいずれかを示す場合における、第1種変動種別カウンタCS1の値から決定されるリーチ種別を示した対応表であり、図9(b)は、第1当たり乱数カウンタC1の値がはずれを示し、且つ、停止パターン選択カウンタC3の値が「完全外れ」を示す場合における、第1種変動種別カウンタCS1の値から決定されるリーチ種別を示した対応表である。なお、図8および図9に示す対応関係は、主制御装置110のROM202に予め記憶されている。
図8に示すように、第1当たり乱数カウンタC1の値が大当たりを示す場合に、第1変動種別カウンタCS1の値が「0〜139」のいずれかの値であるときには、第3図柄表示装置81で表示されるリーチの種別であるリーチ種別は「ノーマルリーチ」に決定される。
また、図8に示すように、第1当たり乱数カウンタC1の値が大当たりを示す場合に、第1変動種別カウンタCS1の値が「140〜198」のいずれかの値であるときには、リーチ種別は「スーパーリーチ」に決定される。
次に、図9(a)に示すように、第1当たり乱数カウンタC1の値が外れを示し、且つ、停止パターン選択カウンタC3の値が「前後外れリーチ」または「前後外れ以外リーチ」のいずれかを示す場合に、第1変動種別カウンタCS1の値が「0〜169」のいずれかの値であるときには、リーチ種別は「ノーマルリーチ」に決定される。
また、図9(a)に示すように、第1当たり乱数カウンタC1の値がはずれを示し、且つ、停止パターン選択カウンタC3の値が「前後外れリーチ」または「前後外れ以外リーチ」のいずれかを示すときに、第1変動種別カウンタCS1の値が「170〜198」のいずれかの値であるときには、リーチ種別は「スーパーリーチ」に決定される。
なお、図9(b)に示すように、第1当たり乱数カウンタC1の値が外れを示し、且つ、停止パターン選択カウンタC3の値が「完全外れ」を示す場合には、第3図柄表示装置81でリーチ表示が実行されないので、第1変動種別カウンタCS1の値に関係なく(第1変動種別カウンタCS1の値が「0〜198」のいずれの値であっても)、リーチ種別は「なし」に決定される。
このように、第1当たり乱数カウンタC1の値が大当たりを示す場合は、第1変動種別カウンタCS1の値に基づいてリーチ種別が決定され、第1当たり乱数カウンタC1の値が外れを示す場合には、第1変動種別カウンタCS1の値および停止パターン選択カウンタC3の値に基づいてリーチ種別が決定される。
図7の説明に戻る。第2当たり乱数カウンタC4は、例えば0〜250の範囲内で順に1ずつ加算され、最大値(つまり250)に達した後0に戻るループカウンタとして構成されている。第2当たり乱数カウンタC4の値は、本実施の形態では主制御装置110のタイマ割込処理毎に、例えば定期的に更新され、球が左右何れかの第2入球口(スルーゲート)67を通過したことが検知された時に取得される。当選することとなる乱数の値の数は149あり、その範囲は「5〜153」となっている。なお、第2初期値乱数カウンタCINI2は、第2当たり乱数カウンタC4と同一範囲で更新されるループカウンタとして構成され(値=0〜250)、タイマ割込処理(図17参照)毎に1回更新されると共に、主制御装置110のメイン処理(図11参照)の残余時間内で繰り返し更新される。
次に、図10から図19のフローチャートを参照して、主制御装置110内のMPU201により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU201の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施の形態では2m秒周期で)起動されるタイマ割込処理と、NMI端子への停電信号SG1の入力により起動されるNMI割込処理とがあり、説明の便宜上、はじめにタイマ割込処理とNMI割込処理とを説明し、その後立ち上げ処理とメイン処理とを説明する。
図17は、タイマ割込処理を示すフローチャートである。タイマ割込処理は、主制御装置110のMPU201により例えば2m秒毎に実行される。タイマ割込処理では、まず各種入賞スイッチの読み込み処理を実行する(S501)。即ち、主制御装置110に接続されている各種スイッチの状態を読み込むと共に、当該スイッチの状態を判定して検出情報(入賞検知情報)を保存する。
次に、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を実行する(S502)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施の形態では738)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域に格納する。同様に、第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施の形態では250)に達した際、0にクリアし、その第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値をRAM203の該当するバッファ領域に格納する。
更に、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4の更新を実行する(S503)。具体的には、第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2、停止パターン選択カウンタC3及び第2当たり乱数カウンタC4をそれぞれ1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施の形態ではそれぞれ、738,4,238,250)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、各カウンタC1〜C4の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域に格納する。
その後は、第1入球口64への入賞に伴う始動入賞処理(図18参照)を実行し(S504)、発射制御処理を実行して(S505)、タイマ割込処理を終了する。なお、発射制御処理は、遊技者が操作ハンドル51に触れていることをタッチセンサ51aにより検出し、発射を停止させるための打ち止めスイッチ51bが操作されていないことを条件に、球の発射のオン/オフを決定する処理である。主制御装置110は、球の発射がオンである場合に、発射制御装置112に対して球の発射指示をする。
ここで、図18のフローチャートを参照して、S504の処理で実行される始動入賞処理を説明する。図18は、タイマ割込処理(図17参照)の中で実行される始動入賞処理(S504)を示すフローチャートである。
この始動入賞処理が実行されると、まず、球が第1入球口64に入賞(始動入賞)したか否かを判別する(S601)。球が第1入球口64に入賞したと判別されると(S601:Yes)、保留球記憶カウンタ203aの値が上限値(本実施の形態では4)未満であるか否かを判別する(S602)。第1入球口64への入賞があり、且つ保留球記憶カウンタ203aの値が4未満であれば(S602:Yes)、保留球記憶カウンタ203aの値を1加算し(S603)、更に、前記ステップS503で更新した第1当たり乱数カウンタC1、第1当たり種別カウンタC2及び停止パターン選択カウンタC3の各値を、RAM203の保留球格納エリアの空き保留エリアのうち最初のエリアに格納する(S604)。一方、第1入球口64への入賞がないか(S601:No)、或いは、第1入球口64への入賞があっても保留球記憶カウンタ203aの値が4未満でなければ(S602:No)、S603及びS604の各処理をスキップし、始動入賞処理を終了してタイマ割込処理へ戻る。
図19は、NMI割込処理を示すフローチャートである。NMI割込処理は、停電の発生等によるパチンコ機10の電源遮断時に、主制御装置110のMPU201により実行される処理である。このNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM203に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から主制御装置110内のMPU201のNMI端子に出力される。すると、MPU201は、実行中の制御を中断してNMI割込処理を開始し、電源断の発生情報の設定として、電源断の発生情報をRAM203に記憶し(S701)、NMI割込処理を終了する。
なお、上記のNMI割込処理は、払出発射制御装置111でも同様に実行され、かかるNMI割込処理により、電源断の発生情報がRAM213に記憶される。即ち、停電の発生等によりパチンコ機10の電源が遮断されると、停電信号SG1が停電監視回路252から払出発射制御装置111内のMPU211のNMI端子に出力され、MPU211は実行中の制御を中断して、NMI割込処理を開始するのである。
次に、図10を参照して、主制御装置110に電源が投入された場合の立ち上げ処理について説明する。図10は、主制御装置110内のMPU201により実行される立ち上げ処理を示すフローチャートである。この立ち上げ処理は電源投入時のリセットにより起動される。立ち上げ処理では、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S101)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定すると共に、サブ側の制御装置(音声ランプ制御装置113、払出制御装置111等の周辺制御装置)が動作可能な状態になるのを待つために、ウエイト処理(本実施の形態では1秒)を実行する(S102)。次いで、RAM203のアクセスを許可する(S103)。
その後は、電源装置115に設けたRAM消去スイッチ122(図3参照)がオンされているか否かを判別し(S104)、オンされていれば(S104:Yes)、処理をS112へ移行する。一方、RAM消去スイッチ122がオンされていなければ(S104:No)、更にRAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S105)、記憶されていなければ(S105:No)、前回の電源遮断時の処理が正常に終了しなかった可能性があるので、この場合も、処理をS112へ移行する。
RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S105:Yes)、RAM判定値を算出し(S106)、算出したRAM判定値が正常でなければ(S107:No)、即ち、算出したRAM判定値が電源遮断時に保存したRAM判定値と一致しなければ、バックアップされたデータは破壊されているので、かかる場合にも処理をS112へ移行する。なお、図11のS213の処理で後述する通り、RAM判定値は、例えばRAM203の作業領域アドレスにおけるチェックサム値である。このRAM判定値に代えて、RAM203の所定のエリアに書き込まれたキーワードが正しく保存されているか否かによりバックアップの有効性を判断するようにしても良い。
S112の処理では、サブ側の制御装置(周辺制御装置)となる払出制御装置111を初期化するために払出初期化コマンドを送信する(S112)。払出制御装置111は、この払出初期化コマンドを受信すると、RAM213のスタックエリア以外のエリア(作業領域)をクリアし、初期値を設定して、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。主制御装置110は、払出初期化コマンドの送信後は、RAM203の初期化処理(S113,S114)を実行する。
上述したように、本パチンコ機10では、例えばホールの営業開始時など、電源投入時にRAMデータを初期化する場合にはRAM消去スイッチ122を押しながら電源が投入される。従って、立ち上げ処理の実行時にRAM消去スイッチ122が押されていれば、RAMの初期化処理(S113,S114)を実行する。また、電源断の発生情報が設定されていない場合や、RAM判定値(チェックサム値等)によりバックアップの異常が確認された場合も同様に、RAM203の初期化処理(S113,S114)を実行する。RAMの初期化処理(S113,S114)では、RAM203の使用領域を0クリアし(S113)、その後、RAM203の初期値を設定する(S114)。RAM203の初期化処理の実行後は、S110の処理へ移行する。
一方、RAM消去スイッチ122がオンされておらず(S104:No)、電源断の発生情報が記憶されており(S105:Yes)、更にRAM判定値(チェックサム値等)が正常であれば(S107:Yes)、RAM203にバックアップされたデータを保持したまま、電源断の発生情報をクリアする(S108)。次に、サブ側の制御装置(周辺制御装置)を駆動電源遮断時の遊技状態に復帰させるための復電時の払出復帰コマンドを送信し(S109)、S110の処理へ移行する。払出制御装置111は、この払出復帰コマンドを受信すると、RAM213に記憶されたデータを保持したまま、遊技球の払い出し制御を開始可能な状態となる。S110の処理では、割込みを許可して、後述するメイン処理に移行する。
次に、図11を参照して、上記した立ち上げ処理後に実行されるメイン処理について説明する。図11は、主制御装置110内のMPU201により実行されるメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理では遊技の主要な処理が実行される。その概要として、4m秒周期の定期処理としてS201〜S206の各処理が実行され、その残余時間でS209,S210のカウンタ更新処理が実行される構成となっている。
メイン処理においては、まず、前回の処理で更新されたコマンド等の出力データをサブ側の各制御装置(周辺制御装置)に送信する(S201)。具体的には、S501のスイッチ読み込み処理で検出した入賞検知情報の有無を判別し、入賞検知情報があれば払出制御装置111に対して獲得球数に対応する賞球コマンドを送信する。また、この外部出力処理により、第3図柄表示装置81による第3図柄の変動表示に必要な変動パターンコマンド、停止図柄コマンド、停止コマンド等を音声ランプ制御装置113に送信する。さらに、球の発射を行う場合には、発射制御装置112へ球発射信号を送信する。
次に、第1変動種別カウンタCS1の値を更新する(S202)。具体的には、第1変動種別カウンタCS1を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施の形態では198,240,162)に達した際、0にクリアする。そして、第1変動種別カウンタCS1の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域に格納する。
第1変動種別カウンタCS1の更新が終わると、払出制御装置111より受信した賞球計数信号や払出異常信号を読み込み(S203)、第1図柄表示装置37による表示を行うための処理や第3図柄表示装置81による第3図柄の変動パターンなどを設定する変動処理を実行する(S204)。なお、変動処理の詳細は図12を参照して後述する。
変動処理の終了後は、大当たり状態である場合において可変入賞装置65の特定入賞口(大開放口)65aを開放又は閉鎖するための大開放口開閉処理を実行する(S205)。即ち、大当たり状態のラウンド毎に特定入賞口65aを開放し、特定入賞口65aの最大開放時間が経過したか、又は特定入賞口65aに球が規定数入賞したかを判定する。そして、これら何れかの条件が成立すると特定入賞口65aを閉鎖する。この特定入賞口65aの開放と閉鎖とを所定ラウンド数繰り返し実行する。
次に、第2図柄表示装置82による第2図柄(例えば「○」又は「×」の図柄)の表示制御処理を実行する(S206)。簡単に説明すると、球が第2入球口(スルーゲート)67を通過したことを条件に、その通過したタイミングで第2当たり乱数カウンタC4の値が取得されると共に、第2図柄表示装置82の表示部83にて第2図柄の変動表示が実施される。そして、第2当たり乱数カウンタC4の値により第2図柄の抽選が実施され、第2図柄の当たり状態になると、第1入球口64に付随する電動役物が所定時間開放される。
その後は、RAM203に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別し(S207)、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていなければ(S207:No)、停電監視回路252から停電信号SG1は出力されておらず、電源は遮断されていない。よって、かかる場合には、次のメイン処理の実行タイミングに至ったか否か、即ち前回のメイン処理の開始から所定時間(本実施の形態では4m秒)が経過したか否かを判別し(S208)、既に所定時間が経過していれば(S208:Yes)、処理をS201へ移行し、上述したS201以降の各処理を繰り返し実行する。
一方、前回のメイン処理の開始から未だ所定時間が経過していなければ(S208:No)、所定時間に至るまで間、即ち、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間内において、第1初期値乱数カウンタCINI1、第2初期値乱数カウンタCINI2及び第1変動種別カウンタCS1の更新を繰り返し実行する(S209,S210)。
まず、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2との更新を実行する(S209)。具体的には、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2を1加算すると共に、そのカウンタ値が最大値(本実施の形態では738、250)に達した際、0にクリアする。そして、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域にそれぞれ格納する。
次に、第1変動種別カウンタCS1の更新を実行する(S210)。具体的には、第1変動種別カウンタCS1を1加算すると共に、それらのカウンタ値が最大値(本実施の形態では198,240,162)に達した際、それぞれ0にクリアする。そして、第1変動種別カウンタCS1の更新値を、RAM203の該当するバッファ領域にそれぞれ格納する。
ここで、S201〜S206の各処理の実行時間は遊技の状態に応じて変化するため、次のメイン処理の実行タイミングに至るまでの残余時間は一定でなく変動する。故に、かかる残余時間を使用して第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2の更新を繰り返し実行することにより、第1初期値乱数カウンタCINI1と第2初期値乱数カウンタCINI2(即ち、第1当たり乱数カウンタC1の初期値、第2当たり乱数カウンタC4の初期値)をランダムに更新することができ、同様に第1変動種別カウンタCS1についてもランダムに更新することができる。
また、S207の処理において、RAM203に電源断の発生情報が記憶されていれば(S207:Yes)、停電の発生または電源のオフにより電源が遮断され、停電監視回路252から停電信号SG1が出力された結果、図19のNMI割込処理が実行されたということなので、S211以降の電源遮断時の処理が実行される。まず、各割込処理の発生を禁止し(S211)、電源が遮断されたことを示す電源断コマンドを他の制御装置(払出制御装置111や音声ランプ制御装置113等の周辺制御装置)に対して送信する(S212)。そして、RAM判定値を算出して、その値を保存し(S213)、RAM203のアクセスを禁止して(S214)、電源が完全に遮断して処理が実行できなくなるまで無限ループを継続する。ここで、RAM判定値は、例えば、RAM203のバックアップされるスタックエリア及び作業エリアにおけるチェックサム値である。
なお、S207の処理は、S201〜S206で行われる遊技の状態変化に対応した一連の処理の終了時、又は、残余時間内に行われるS209とS210の処理の1サイクルの終了時となるタイミングで実行されている。よって、主制御装置110のメイン処理において、各設定が終わったタイミングで電源断の発生情報を確認しているので、電源遮断の状態から復帰する場合には、立ち上げ処理の終了後、処理をS201の処理から開始することができる。即ち、立ち上げ処理において初期化された場合と同様に、処理をS201の処理から開始することができる。よって、電源遮断時の処理において、MPU201が使用している各レジスタの内容をスタックエリアへ退避したり、スタックポインタの値を保存しなくても、初期設定の処理(S101)において、スタックポインタが所定値(初期値)に設定されることで、S201の処理から開始することができる。従って、主制御装置110の制御負担を軽減することができると共に、主制御装置110が誤動作したり暴走することなく正確な制御を行うことができる。
次に、図12を参照して、変動処理(S204)について説明する。図12は、メイン処理(図11参照)の中で実行される変動処理(S204)を示すフローチャートである。この変動処理では、まず、今現在大当たり中であるか否かを判別する(S301)。大当たり中としては、大当たりの際に第3図柄表示装置81及び第1図柄表示装置37で表示される大当たり遊技の最中と大当たり遊技終了後の所定時間の最中とが含まれる。判別の結果、大当たり中であれば(S301:Yes)、そのまま本処理を終了する。
大当たり中でなければ(S301:No)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であるか否かを判別し(S302)、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中でなければ(S302:No)、保留球記憶カウンタ203aの値が0よりも大きいか否かを判別する(S303)。保留球記憶カウンタ203aの値が0であれば(S303:No)、そのまま本処理を終了する。保留球記憶カウンタ203aの値が0でなければ(S303:Yes)、保留球記憶カウンタ203aの値を1減算し(S304)、保留球格納エリアに格納されたデータをシフト処理する(S305)。このデータシフト処理は、保留球格納エリアの保留第1〜第4エリアに格納されているデータを実行エリア側に順にシフトさせる処理であって、保留第1エリア→実行エリア、保留第2エリア→保留第1エリア、保留第3エリア→保留第2エリア、保留第4エリア→保留第3エリアといった具合に各エリア内のデータがシフトされる。データシフト処理の後は、第1図柄表示装置37の変動開始処理を実行する(S306)。なお、変動開始処理については、図13を参照して後述する。
S302の処理において、第1図柄表示装置37の表示態様が変動中であると判別されると(S302:Yes)、変動時間が経過したか否かを判別する(S307)。第1図柄表示装置37の変動中の表示時間は、第1変動種別カウンタCS1により選択された変動パターンおよび保留球記憶カウンタ203aの値に応じて決められており(変動パターンコマンドに応じて決められており)、この変動時間が経過していなければ(S307:No)、第1図柄表示装置37の表示を更新する(S308)。
本実施形態では、第1図柄表示装置37のLED37aの内、変動が開始されてから変動時間が経過するまでは、例えば、現在点灯しているLEDが赤であれば、その赤のLEDを消灯すると共に緑のLEDを点灯させ、緑のLEDが点灯していれば、その緑のLEDを消灯すると共に青のLEDを点灯させ、青のLEDが点灯していれば、その青のLEDを消灯すると共に赤のLEDを点灯させる表示態様が設定される。
なお、変動処理は4m秒毎に実行されるが、その変動処理の実行毎にLEDの点灯色を変更すると、LEDの点灯色の変化を遊技者が確認することができない。そこで、遊技者がLEDの点灯色の変化を確認することができるように、変動処理が実行される毎にカウンタ(図示せず)を1カウントし、そのカウンタが100に達した場合に、LEDの点灯色の変更を行う。即ち、0.4s毎にLEDの点灯色の変更を行っている。なお、カウンタの値は、LEDの点灯色が変更されたら、0にリセットされる。
一方、第1図柄表示装置37の変動時間が経過していれば(S307:Yes)、第1図柄表示装置37の停止図柄に対応した表示態様が設定される(S309)。停止図柄の設定は、第1当たり乱数カウンタC1の値に応じて大当たりか否かが決定されると共に、大当たりである場合には第1当たり種別カウンタC2の値により大当たり後に高確率状態となる図柄か低確率状態となる図柄かが決定される。本実施形態では、大当たり後に高確率状態になる場合には赤色のLEDを点灯させ、低確率状態になる場合には緑色のLEDを点灯させ、外れである場合には青色のLEDを点灯させる。なお、各LEDの表示は、次の変動表示が開始される場合に点灯が解除されるが、変動の停止後数秒間のみ点灯させるものとしても良い。
S309の処理で停止図柄に対応した第1図柄表示装置37の表示態様が設定されると、第3図柄表示装置81の変動停止を第1図柄表示装置37におけるLEDの点灯と同調させるために停止コマンドが設定される(S310)。音声ランプ制御装置113は、この停止コマンドを受信すると、表示制御装置114に対して停止指示をする。第3図柄表示装置81は、変動時間が経過すると変動が停止し、停止コマンドを受信することで、第3図柄表示装置81における1の変動表示が終了する。
次に、図13を参照して、変動開始処理について説明する。図13は、変動処理(図12参照)の中で実行される変動開始処理(S306)を示したフローチャートである。変動開始処理(S306)では、まず、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり乱数カウンタC1の値に基づいて大当たりか否かを判別する(S401)。大当たりか否かは第1当たり乱数カウンタC1の値とその時々のモードとの関係に基づいて判別される。上述した通り通常の低確率時には第1当たり乱数カウンタC1の数値0〜738のうち「373,727」が当たり値であり、高確率時には「59,109,163,211,263,317,367,421,479,523,631,683,733」が当たり値である。
大当たりであると判別された場合(S401:Yes)、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている第1当たり種別カウンタC2の値を確認して、大当たり時の表示態様が設定される(S402)。S402の処理では、第1当たり種別カウンタC2の値に基づき、大当たり後に高確率状態へ移行するか低確率状態へ移行するかが設定される。大当たり後の移行状態が設定されると、第1図柄表示装置37の表示態様(LED37aの点灯状態)が設定される。また、大当たり後の移行状態に基づいて、第3図柄表示装置81で停止表示される大当たりの停止図柄が音声ランプ制御装置113及び表示制御装置114で設定される。即ち、S402の処理により大当たり後の移行状態を設定することで、第3図柄表示装置81における停止図柄が設定される。なお、第1当たり種別カウンタC2の数値0〜4のうち、「0,4」の場合は、以後、低確率状態に移行し、「1,2,3」の場合は高確率状態に移行する。
次に、大当たり変動パターン決定処理を実行する(S403)。大当たり変動パターン決定処理が実行されると、大当たり時に使用される変動パターンコマンドが設定され、この大当たり時に使用される変動パターンコマンドにより、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止するまでの第3図柄による変動表示の全変動時間が決定される。
ここで、図14を参照して、大当たり変動パターン決定処理(図13のS403参照)について説明する。図14は、大当たり変動パターン決定処理を示したフローチャートである。大当たり変動パターン決定処理は、第1変動種別カウンタCS1の値が大当たりの値を示す場合に、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて8ビットのコマンドである変動パターンコマンドを設定する処理である。
大当たり変動パターン決定処理(S403)では、まず、第1変動種別カウンタCS1の値を読み込み(S410)、読み込んだ第1変動種別カウンタCS1の値が、0〜139の値であるか否かが判定される(S411)。第1変動種別カウンタCS1の値が、0〜139の値であると判定されると(S411:Yes)、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止する前にノーマルリーチが現出することを示しているので(図8参照)、ノーマルリーチが現出した場合の変動パターンコマンドを設定する処理であるS412〜S417の処理に移行する。S412の処理では、保留球記憶カウンタ203aの値を読み込む(S412)。
なお、S412で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値は、最大で3となっている。これは、大当たり変動パターン決定処理が、保留球記憶カウンタ203aの値を1減算した後に実行されるからである(図12のS304参照)。よって、S412で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が3であれば、大当たり変動パターン決定処理が開始される前、更に言えば、変動開始処理が実行される前の保留球記憶カウンタ203aの値は、カウントできる最大値である4を示していることになる。このように、S412で読み込む保留球記憶カウンタ203aの値は、変動開始処理が実行される前の保留球記憶カウンタ203aの値から1減算した値となる。従って、S412で読み込む保留球記憶カウンタ203aの値は、最大で3となっているのである。これは、後述するはずれ変動パターン決定処理(S405、図15参照)でも同様である。
S412で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1であれば(S413:Yes)、変動パターンコマンドに8ビットのコマンドである「AAh」を設定して(S414)、この大当たり変動パターン決定処理を終了する。また、S412で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1でなければ、即ち、保留球記憶カウンタ203aの値が2または3であれば(S413:No)、保留球記憶カウンタ203aの値が2か否かを判定する(S415)。S412で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が2であれば(S415:Yes)、変動パターンコマンドに「ABh」を設定して(S416)、この大当たり変動パターン決定処理を終了し、S412で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が3であれば(S415:No)、変動パターンコマンドに「ACh」を設定して(S417)、この大当たり変動パターン決定処理を終了する。
また、S411の処理で、第1変動種別カウンタCS1の値が、0〜139の値でなければ、即ち、140〜198の値であれば(S411:No)、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止する前にスーパーリーチが現出することを示しているので(図8参照)、スーパーリーチが現出した場合の変動パターンコマンドを設定する処理であるS418〜S423の処理に移行する。S418の処理では、保留球記憶カウンタ203aの値を読み込む(S418)。
S418で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1であれば(S419:Yes)、変動パターンコマンドに「BAh」を設定して(S420)、この大当たり変動パターン決定処理を終了する。また、S418で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1でなければ、即ち、保留球記憶カウンタ203aの値が2または3であれば(S419:No)、保留球記憶カウンタ203aの値が2か否かを判定する(S421)。S418で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が2であれば(S421:Yes)、変動パターンコマンドに「BBh」を設定して(S422)、この大当たり変動パターン決定処理を終了し、S418で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が3であれば(S421:No)、変動パターンコマンドに「BCh」を設定して(S423)、この大当たり変動パターン決定処理を終了する。
このように、大当たり変動パターン決定処理では、第1変動種別カウンタCS1の値によって、第3図柄表示装置81において大当たり図柄で停止する前に現出するリーチをノーマルリーチまたはスーパーリーチのいずれかに分類し、その分類後に保留球記憶カウンタ203aの値に応じて、設定する変動パターンコマンドを異ならせている。これは、設定する変動パターンコマンドに応じて、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示が停止するまでの全変動時間を異ならせるためである。これは、後述するはずれ変動パターン決定処理(S405、図15参照)でも同様である。
図13の説明に戻る。S401の処理で大当たりではないと判別された場合には(S401:No)、外れ時の表示態様が設定される(S404)。S404の処理では、第1図柄表示装置37の表示態様を外れ図柄に対応した表示態様に設定すると共に(外れ図柄に対応した停止図柄に設定すると共に)、保留球格納エリアの実行エリアに格納されている停止パターン選択カウンタC3の値に基づいて、第3図柄表示装置81において表示させる演出を、前後外れリーチであるか、前後外れ以外リーチであるか、完全外れであるかを設定する。本実施形態では、上述したように、高確率状態であるか否かと、低確率状態であるか否かと、保留球記憶カウンタ203aの値とに応じて、停止パターン選択カウンタC3の各停止パターンに対応する値の範囲が異なるようテーブルが設定されている。
S404の処理後、外れ変動パターン決定処理を実行する(S405)。外れ変動パターン決定処理が実行されると、外れ時に使用される変動パターンコマンドが設定され、この外れ時に使用される変動パターンコマンドにより、第1図柄表示装置37の表示時間が設定されると共に、第3図柄表示装置81において外れ図柄で停止するまでの第3図柄による変動表示の全変動時間が決定される。
ここで、図15を参照して、外れ変動パターン決定処理(図13のS405参照)について説明する。図15は、外れ変動パターン決定処理を示したフローチャートである。外れ変動パターン決定処理は、第1変動種別カウンタCS1の値が外れの値を示す場合に、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて8ビットのコマンドである変動パターンコマンドを設定する処理である。
外れ変動パターン決定処理(S405)では、まず、停止パターン選択カウンタC3の値を読み込み(S450)、停止パターン選択カウンタC3の値が「完全外れ」を示しているか否かが判定される(S451)。停止パターン選択カウンタC3の値が「完全外れ」を示していると判定されると(S451:Yes)、第3図柄表示装置81においてリーチ表示が現出しないことを示しているので(図9(b)参照)、リーチ表示が現出しない場合の処理であるS452〜S457の処理に移行する。
S452の処理では、保留球記憶カウンタ203aの値を読み込む(S452)。S452で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1であれば(S453:Yes)、変動パターンコマンドに「CAh」を設定して(S454)、この外れ変動パターン決定処理を終了する。また、S452で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1でなければ、即ち、保留球記憶カウンタ203aの値が2または3であれば(S453:No)、保留球記憶カウンタ203aの値が2か否かを判定する(S455)。S452で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が2であれば(S455:Yes)、変動パターンコマンドに「CBh」を設定して(S456)、この外れ変動パターン決定処理を終了し、S452で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が3であれば(S455:No)、変動パターンコマンドに「CCh」を設定して(S457)、この外れ変動パターン決定処理を終了する。
また、停止パターン選択カウンタC3の値が「完全外れ」を示していなければ、即ち、停止パターン選択カウンタC3の値が「前後外れリーチ」または「前後外れ以外リーチ」を示していれば(S451:No)、第3図柄表示装置81においてリーチ表示が現出することを示しているので(図9(a)参照)、リーチ表示が現出する場合の処理であるS458〜S471の処理に移行する。
S458の処理では、第1変動種別カウンタCS1の値を読み込み(S458)、第1変動種別カウンタCS1の値が0〜169であるか否かが判定される(S459)。第1変動種別カウンタCS1の値が0〜169であれば(S459:Yes)、第3図柄表示装置81において外れ図柄で停止する前にノーマルリーチが現出することになるので(図9(a)参照)、ノーマルリーチが現出する場合の処理であるSS460〜S465の処理に移行する。
S460の処理では、保留球記憶カウンタ203aの値を読み込む(S460)。S460で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1であれば(S461:Yes)、変動パターンコマンドに「DAh」を設定して(S462)、この外れ変動パターン決定処理を終了する。また、S460で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1でなければ、即ち、保留球記憶カウンタ203aの値が2または3であれば(S461:No)、保留球記憶カウンタ203aの値が2か否かを判定する(S463)。S460で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が2であれば(S463:Yes)、変動パターンコマンドに「DBh」を設定して(S464)、外れ変動パターン決定処理を終了し、S460で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が3であれば(S463:No)、変動パターンコマンドに「DCh」を設定して(S465)、外れ変動パターン決定処理を終了する。
また、第1変動種別カウンタCS1の値が0〜169でなければ、即ち、第1変動種別カウンタCS1の値が170〜198であれば(S459:No)、第3図柄表示装置81においてはずれ図柄で停止する前にスーパーリーチが現出することになるので(図9(a)参照)、スーパーリーチが現出する場合の処理であるS466〜S471の処理に移行する。
S466の処理では、保留球記憶カウンタ203aの値を読み込む(S466)。S466で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1であれば(S467:Yes)、変動パターンコマンドに「EAh」を設定して(S468)、この外れ変動パターン決定処理を終了する。また、S466で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値がゼロまたは1でなければ、即ち、保留球記憶カウンタ203aの値が2または3であれば(S467:No)、保留球記憶カウンタ203aの値が2か否かを判定する(S469)。S466で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が2であれば(S469:Yes)、変動パターンコマンドに「EBh」を設定して(S470)、外れ変動パターン決定処理を終了し、S466で読み込まれた保留球記憶カウンタ203aの値が3であれば(S469:No)、変動パターンコマンドに「ECh」を設定して(S471)、外れ変動パターン決定処理を終了する。
このように、外れ変動パターン決定処理では、停止パターン選択カウンタC3の値と第1変動種別カウンタCS1の値とによって、リーチが現出しない場合、ノーマルリーチが現出する場合、またはスーパーリーチが現出する場合のいずれかに分類し、その分類後に保留球記憶カウンタ203aの値に応じて、設定する変動パターンコマンドを異ならせている。
ここで、図16を参照して、大当たり変動パターン決定処理(S403)または外れ変動パターン決定処理(S405)で設定される変動パターンコマンドについて説明する。図16は、大当たり変動パターン決定処理(S403)または外れ変動パターン決定処理(405)で設定される変動パターンコマンドの一覧図である。変動パターンコマンドの一覧図は、変動パターンコマンド、第1当たり乱数カウンタC1の値が示す遊技状態、リーチ種別および保留球記憶カウンタの値から構成されている。
変動パターンコマンドが「AAh」〜「ACh」である場合には、第1当たり乱数カウンタC1の値が示す遊技状態が「大当たり」であり、リーチ種別が「ノーマルリーチ」であることを示している。そして、変動パターンコマンドが「AAh」である場合には、S412の処理(図14参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「0〜1」であることを示しており、変動パターンコマンドが「ABh」である場合には、S412の処理(図14参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「2」であることを示しており、変動パターンコマンドが「ACh」である場合には、S412の処理(図14参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「3」であることを示している。
また、変動パターンコマンドが「BAh」〜「BCh」である場合には、第1当たり乱数カウンタC1の値が示す遊技状態が「大当たり」であり、リーチ種別が「スーパーリーチ」であることを示している。そして、変動パターンコマンドが「BAh」である場合には、S418の処理(図14参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「0〜1」であることを示しており、変動パターンコマンドが「BBh」である場合には、S418の処理(図14参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「2」であることを示しており、変動パターンコマンドが「BCh」である場合には、S418の処理(図14参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「3」であることを示している。
また、変動パターンコマンドが「CAh」〜「CCh」である場合には、第1当たり乱数カウンタC1の値が示す遊技状態が「外れ」であり、リーチ種別が「なし」であることを示している。そして、変動パターンコマンドが「CAh」である場合には、S452の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「0〜1」であることを示しており、変動パターンコマンドが「CBh」である場合には、S452の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「2」であることを示しており、変動パターンコマンドが「CCh」である場合には、S452の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「3」であることを示している。
また、変動パターンコマンドが「DAh」〜「DCh」である場合には、第1当たり乱数カウンタC1の値が示す遊技状態が「外れ」であり、リーチ種別が「ノーマルリーチ」であることを示している。そして、変動パターンコマンドが「DAh」である場合には、S458の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「0〜1」であることを示しており、変動パターンコマンドが「DBh」である場合には、S458の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「2」であることを示しており、変動パターンコマンドが「DCh」である場合には、S458の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「3」であることを示している。
最後に、変動パターンコマンドが「EAh」〜「ECh」である場合には、第1当たり乱数カウンタC1の値が示す遊技状態が「外れ」であり、リーチ種別が「スーパーリーチ」であることを示している。そして、変動パターンコマンドが「EAh」である場合には、S466の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「0〜1」であることを示しており、変動パターンコマンドが「EBh」である場合には、S466の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「2」であることを示しており、変動パターンコマンドが「ECh」である場合には、S466の処理(図15参照)で読み込んだ保留球記憶カウンタ203aの値が「3」であることを示している。
このように、大当たり変動パターン決定処理(S403)または外れ変動パターン決定処理(405)で設定される変動パターンコマンドにより、この変動パターンコマンドを受信する音声ランプ制御装置113は、第1当たり乱数カウンタC1の値が大当たりを示しているか又は外れを示しているかと、リーチ種別と、保留球記憶カウンタ203aの値とをそれぞれ識別することができる。これにより、音声ランプ制御装置113は、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示の全変動時間を決定することができる。
図13の説明に戻る。大当たり変動パターン決定処理(S403)または外れ変動パターン決定処理(405)の実行後、S402の処理またはS404の処理で設定された停止図柄に応じて停止図柄コマンドを設定する(S406)。その後、変動処理へ戻る。この変動開始処理により、音声ランプ制御装置113へ送信する変動パターンコマンドおよび停止図柄コマンドが設定される。
次に、図20から図24および図26から図28を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される各制御処理を説明する。かかるMPU221の処理としては大別して、電源投入に伴い起動される立ち上げ処理と、その立ち上げ処理後に実行されるメイン処理と、定期的に(本実施の形態では2m秒周期で)起動されるタイマ割込処理とがある。
まず、図20を参照して、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を説明する。図20は、音声ランプ制御装置113内のMPU221により実行される立ち上げ処理を示したフローチャートであり、この立ち上げ処理は電源投入時に起動される。
立ち上げ処理が実行されると、まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S801)。具体的には、スタックポインタに予め決められた所定値を設定する。その後、電源断処理中フラグがオンしているか否かによって、今回の立ち上げ処理が瞬間的な電圧降下(瞬間的な停電、所謂「瞬停」)によって、S915の電源断処理(図21参照)の実行途中に開始されたものであるか否かが判断される(S802)。図21を参照して後述する通り、音声ランプ制御装置113は、主制御装置110から電源断コマンドを受信すると(図21のS912参照)、S915の電源断処理を実行する。かかる電源断処理の実行前に、電源断処理中フラグがオンされ、該電源断処理の終了後に、電源断処理中フラグはオフされる。よって、S915の電源断処理が実行途中であるか否かは、電源断処理中フラグの状態によって判断できる。
電源断処理中フラグがオフであれば(S802:No)、今回の立ち上げ処理は、電源が完全に遮断された後に開始されたか、瞬間的な停電が生じた後であってS915の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始されたものである。よって、これらの場合には、RAM223のデータが破壊されているか否かを確認する(S803)。
RAM223のデータ破壊の確認は、次のように行われる。即ち、RAM223の特定の領域には、S806の処理によって「55AAh」のキーワードとしてのデータが書き込まれている。よって、その特定領域に記憶されるデータをチェックし、該データが「55AAh」であればRAM223のデータ破壊は無く、逆に「55AAh」でなければRAM223のデータ破壊を確認することができる。RAM223のデータ破壊が確認されれば(S803:Yes)、S804へ移行して、RAM223の初期化を開始する。一方、RAM223のデータ破壊が確認されなければ(S803:No)、S808へ移行する。
なお、今回の立ち上げ処理が、電源が完全に遮断された後に開始された場合には、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードは記憶されていないので(電源断によってRAM223の記憶は喪失するから)、RAM223のデータ破壊と判断され(S803:Yes)、S804へ移行する。一方、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS915の電源断処理の実行を完了した後に開始されたか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって開始された場合には、RAM223の特定領域には「55AAh」のキーワードが記憶されているので、RAM223のデータは正常と判断されて(S803:No)、S808へ移行する。
電源断処理中フラグがオンであれば(S802:Yes)、今回の立ち上げ処理は、瞬間的な停電が生じた後であって、S915の電源断処理の実行途中に、音声ランプ制御装置113のMPU221にリセットがかかって開始されたものである。かかる場合は電源断処理の実行途中なので、RAM223の記憶状態は必ずしも正しくない。よって、かかる場合には制御を継続することはできないので、処理をS804へ移行して、RAM223の初期化を開始する。
S804の処理では、RAM223の全範囲の記憶領域をチェックする(S804)。チェック方法としては、まず、1バイト毎に「0FFh」を書き込み、それを1バイト毎に読み出して「0FFh」であるか否かを確認し、「0FFh」であれば正常と判別する。かかる1バイト毎の書き込み及び確認を、「0FFh」に次いで、「55h」、「0AAh」、「00h」の順に行う。このRAM223の読み書きチェックにより、RAM223のすべての記憶領域が0クリアされる。
RAM223のすべての記憶領域について、読み書きチェックが正常と判別されれば(S805:Yes)、RAM223の特定領域に「55AAh」のキーワードを書き込んで、RAM破壊チェックデータを設定する(S806)。この特定領域に書き込まれた「55AAh」のキーワードを確認することにより、RAM223にデータ破壊があるか否かがチェックされる。一方、RAM223のいずれかの記憶領域で読み書きチェックの異常が検出されれば(S805:No)、RAM223の異常を報知して(S807)、電源が遮断されるまで無限ループする。RAM223の異常は、表示ランプ34により報知される。なお、音声出力装置226により音声を出力してRAM223の異常報知を行うようにしても良い。
S808の処理では、電源断フラグがオンされているか否かを判別する(S808)。電源断フラグはS915の電源断処理の実行時にオンされるので(図21のS914参照)、図21を参照して後述する通り、電源断フラグは、S914の処理によってオンされる。つまり、電源断フラグは、S915の電源断処理が実行される前にオンされるので、電源断フラグがオンされた状態でS808の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、瞬間的な停電が生じた後であってS915の電源断処理の実行を完了しない状態で開始された場合である。従って、かかる場合には(S808:Yes)、音声ランプ制御装置113の各処理を初期化するためにRAMの作業エリアをクリアし(S809)、RAM223の初期値を設定した後(S810)、割込み許可を設定して(S811)、メイン処理へ移行する。なお、RAM223の作業エリアとしては、主制御装置110から受信したコマンド等を記憶する領域以外の領域をいう。
一方、電源断フラグがオフされた状態でS808の処理に至るのは、今回の立ち上げ処理が、例えば電源が完全に遮断された後に開始されたためにS804からS806の処理を経由してS808の処理へ至ったか、或いは、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって(主制御装置110からの電源断コマンドを受信することなく)開始された場合である。よって、かかる場合には(S808:No)、RAM223の作業領域のクリア処理であるS809をスキップして、処理をS810へ移行し、RAM223の初期値を設定した後(S810)、割込み許可を設定して(S811)、メイン処理へ移行する。
なお、S809のクリア処理をスキップするのは、S804からS806の処理を経由してS808の処理へ至った場合には、S804の処理によって、既にRAM223のすべての記憶領域はクリアされているし、ノイズなどによって音声ランプ制御装置113のMPU221にのみリセットがかかって、立ち上げ処理が開始された場合には、RAM223の作業領域のデータをクリアせず保存しておくことにより、音声ランプ制御装置113の制御を継続できるからである。
次に、図21を参照して、音声ランプ制御装置113の立ち上げ処理後に実行されるメイン処理について説明する。図21は、音声ランプ制御装置113のMPU221により実行されるメイン処理を示したフローチャートである。メイン処理が実行されると、まず、メイン処理が開始されてから1m秒以上が経過したか否かが判別され(S901)、1m秒以上経過していなければ(S901:No)、S902〜S909の処理を行わずにS910の処理へ移行する。S901の処理で、1m秒経過したか否かを判別するのは、S902〜S909が表示(演出)に関する処理であり、短い周期(1m秒以内)で編集する必要がないのに対して、S910の各カウンタの更新処理やS911のコマンドの受信処理を短い周期で実行する方が好ましいからである。これにより、主制御装置110から送信されるコマンドの受信洩れを防止できる。
S901の処理で1m秒以上経過していれば(S901:Yes)、表示ランプ34の点灯態様の設定や後述するS907の処理で編集されるランプの点灯態様となるよう各ランプの出力を設定し(S902)、その後電源投入報知処理を実行する(S903)。電源投入報知処理は、電源が投入された場合に所定の時間(例えば30秒)電源が投入されたことを知らせる報知を行うものであり、その報知は音声出力装置226やランプ表示装置227により行われる。また、第3図柄表示装置81の画面において電源が供給されたことを報知するようコマンドを表示制御装置114に送信するものとしても良い。なお、電源投入時でなければ、電源投入報知処理による報知は行わずにS904の処理へ移行する。
S904の処理では客待ち演出が実行され、その後、保留個数表示更新処理が実行される(S905)。客待ち演出では、パチンコ機10が遊技者により遊技されない時間が所定時間経過した場合に、第3図柄表示装置81の表示をタイトル画面に切り替える設定などが行われ、その設定がコマンドとして表示制御装置114に送信される。保留個数表示更新処理では、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて保留ランプ85を点灯させる処理が行われる。
その後、枠ボタン入力監視・演出処理が実行される(S906)。この枠ボタン入力監視・演出処理では、演出効果を高めるために遊技者に操作される枠ボタン22が押されたか否かの入力を監視し、枠ボタン22の入力が確認された場合に対応した演出を行うよう設定する処理である。例えば、変動表示開始時に予告キャラが出現した場合に枠ボタン22を押すことで今回の変動による大当たりの期待値を表示したり、リーチ演出中に枠ボタン22を押すことで大当たりへの期待感を持てる演出に変更したり、複数のリーチ演出のうち1のリーチ演出を選択するための決定ボタンとしても良い。なお、枠ボタン22が配設されていない場合には、S906の処理は省略される。
枠ボタン入力監視・演出処理が終わると、ランプ編集処理が実行され(S907)、その後音編集・出力処理が実行される(S908)。ランプ編集処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう電飾部29〜33の点灯パターンなどが設定される。音編集・出力処理では、第3図柄表示装置81で行われる表示に対応するよう音声出力装置226の出力パターンなどが設定され、その設定に応じて音声出力装置226から音が出力される。なお、音編集・出力処理については、図21の説明後に、詳細な説明を行う。
S908の処理後、液晶演出実行管理処理が実行され(S909)、S910の処理へ移行する。液晶演出実行管理処理では、主制御装置110から送信される変動パターンコマンドに基づいて第3図柄表示装置81で行われる変動表示に要する時間と同期した時間が設定される。この液晶演出実行監視処理で設定された時間に基づいてS907のランプ編集処理が実行される。なお、S908の音編集・出力処理も第3図柄表示装置81で行われる変動表示に要する時間と同期した時間で実行される。
S910の処理では、第3図柄表示装置81の変動表示処理が実行される。この変動表示処理では、音声ランプ制御装置113に搭載された複数のカウンタ(大当たり時の停止図柄を設定するカウンタ、外れ時の停止図柄を選択するカウンタなど)が更新され、そのカウンタの値と主制御装置110から送信される変動パターンコマンドや停止図柄コマンドに基づき第3図柄表示装置81で停止表示される図柄を設定したり、変動表示のパターン(前後外れリーチ、前後外れ以外リーチ、完全外れ)などが設定される。その設定された停止図柄や変動パターンは、コマンドとして表示制御装置114に送信される。
S910の処理では、例えば、主制御装置110から送信される停止図柄コマンドが「完全外れ」である場合、完全外れに対応した複数のパターンのうち完全外れAパターンが選択され、第3図柄表示装置81で完全外れAパターンの演出が行われるよう表示制御装置114に対してコマンドが送信される。よって、主制御装置110により決定された1の変動パターンに対して、第3図柄表示装置81で表示される詳細な変動パターンが音声ランプ制御装置113で決定されるので、主制御装置110の制御負担を軽減することができる。さらに、主制御装置110において決定される各演出のパターンを少なくできるので、ROM202の記憶容量を少なくすることができ、コスト低減を図ることができる。
そして、主制御装置110からのコマンドを受信する(S911)。主制御装置110からのコマンドを受信すると、そのコマンドに応じて音声ランプ制御装置113で用いるコマンドであればそのコマンドに対応した処理を行い、処理結果をRAM233に記憶し、表示制御装置114で用いるコマンドであればそのコマンドを表示制御装置114に送信する。
S911の処理が終わると、ワークRAM233に電源断の発生情報が記憶されているか否かを判別する(S912)。電源断の発生情報は、主制御装置110から電源断コマンドを受信した場合に記憶される。S912の処理で電源断の発生情報が記憶されていれば(S912:Yes)、電源断フラグ及び電源断処理中フラグを共にオンして(S914)、電源断処理を実行する(S915)。電源断処理の実行後は、電源断処理中フラグをオフし(S916)、その後、処理を、無限ループする。電源断処理では、割込処理の発生を禁止すると共に、各出力ポートをオフして、音声出力装置226およびランプ表示装置227からの出力をオフする。また、電源断の発生情報の記憶も消去する。
一方、S912の処理で電源断の発生情報が記憶されていなければ(S912:No)、RAM223に記憶されるキーワードに基づき、RAM223が破壊されているか否かが判別され(S913)、RAM223が破壊されていなければ(S913:No)、S901の処理へ戻り、繰り返しメイン処理が実行される。一方、RAM223が破壊されていれば(S913:Yes)、以降の処理の実行を停止させるために、処理を無限ループする。ここで、RAM破壊と判別されて無限ループするとメイン処理が実行されないので、その後、第3図柄表示装置81による表示が変化しない。よって、遊技者は、異常が発生したことを知ることができるので、ホールの店員などを呼びパチンコ機10の修復などを頼むことができる。また、RAM223が破壊されていると確認された場合に、音声出力装置226やランプ表示装置227によりRAM破壊の報知を行うものとしても良い。
次に、図22を参照して、音編集・出力処理(S908)について説明する。図22は、音編集・出力処理を示したフローチャートである。音編集・出力処理は、受信した変動パターンコマンドに応じて音を設定し、その設定した音を音声出力装置226から出力させる処理ある。
音編集・出力処理では、まず、S911の処理で(図21参照)、8ビットのコマンドである変動パターンコマンドを受信したか否かが判定される(S1001)。S911の処理で変動パターンコマンドを受信していれば(S1001:Yes)、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットは「A×h」または「B×h」であるかを判定する(S1002)。
受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」または「B×h」であれば(S1002:Yes)、S911で受信した変動パターンコマンドは大当たりを示しているので(図16参照)、大当たり時の音設定処理を実行する(S1003)。
ここで、図23を参照し、大当たり時の音設定処理を説明する。図23は、大当たり時の音設定処理を示したフローチャートである。大当たり時の音設定処理は、S911の処理で受信した変動パターンコマンドに応じて、音声出力装置226から大当たり時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等を設定する処理である。
大当たり時の音設定処理では、まず、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」であるか否かが判定される(S1101)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」であると判定されると(S1101:Yes)、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」である場合の、即ち、S911で受信した変動パターンコマンドがノーマルリーチを示している場合の通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間をそれぞれ読み込む(S1102)。
一方、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「B×h」であると判定されると(S1101:No)、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「B×h」である場合の、即ち、S911で受信した変動パターンコマンドがスーパーリーチを示している場合の通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間をそれぞれ読み込む(S1103)。
その後、読み込んだ通常変動音量減少開始時間を通常変動音量減少メモリ223eに記憶し、読み込んだリーチ電子音開始時間をリーチ電子音開始メモリ223iに記憶し、読み込んだリーチ変動音量増加開始時間をリーチ変動音量増加メモリ223gに記憶し、読み込んだ通常変動音量減少終了時間を通常変動音量減少終了メモリ223fに記憶し、読み込んだリーチ電子音終了時間をリーチ電子音終了メモリ223jに記憶し、読み込んだリーチ変動音量増加終了時間をリーチ変動音量増加終了メモリ223hに記憶し、読み込んだ変動表示の全変動時間を全変動時間メモリ223dに記憶する(S1104)。
S1104の処理後、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」であるか否かを判定する(S1105)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」であると判定された場合には(S1105:Yes)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が0または1であるので(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aに記憶される最大値が3であるのに対して、保留球記憶カウンタ203aの値が少ないので、図16参照)、各メモリ223d〜223jの各値を変更せずに、この大当たり時の音設定処理を終了する。
一方、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」または「×Ch」であると判定された場合には(S1105:No)、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であるか否かを判定する(S1106)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であると判定された場合には(S1106:Yes)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が2であるので(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aに記憶される最大値が3であるのに対して、保留球記憶カウンタ203aの値が多いので、図16参照)、第3図柄による変動表示の全変動時間を3.0秒間短縮するために、S1107の処理を実行する。
S1107の処理では、通常変動音量減少メモリ223e、リーチ電子音開始メモリ223i、リーチ変動音量増加メモリ223g、通常変動音量減少終了メモリ223f、リーチ電子音終了メモリ223j、リーチ変動音量増加終了メモリ223hおよび全変動時間メモリ223dに記憶された値から、3.0秒を示す「1500」を減算し、その減算した各値を上記の各メモリ223e〜223jにそれぞれ記憶する(S1107)。その後、この大当たり時の音設定処理を終了する。上述の減算により、音声出力装置226から大当たり時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等が3.0秒間短縮される。なお、「1500」が3.0秒を示すのは、第3図柄表示装置81により変動表示が実行開始された場合に、その実行開始時からの経過時間を計時する変動時間計時カウンタ223cが1加算されるのが、前述の通り、2m秒経過毎になるので、「1500」を2m秒で積算すると「3.0秒」となるからである。
S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ch」あると判定された場合には(S1106:No)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が最大値の3であるので(図16参照)、第3図柄による変動表示の全変動時間を7.0秒間短縮するために、S1108の処理を実行する。
S1108の処理では、通常変動音量減少メモリ223e、リーチ電子音開始メモリ223i、リーチ変動音量増加メモリ223g、通常変動音量減少終了メモリ223f、リーチ電子音終了メモリ223j、リーチ変動音量増加終了メモリ223hおよび全変動時間メモリ223dに記憶された値から、7.0秒を示す「3500」を減算し、その減算した各値を上記の各メモリ223e〜223jにそれぞれ記憶する(S1108)。その後、この大当たり時の音設定処理を終了する。上述の減算により、音声出力装置226から大当たり時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等が7.0秒間短縮される。
このように、大当たり時の音設定処理では、S911の処理で受信した変動パターンコマンドに応じて、音声出力装置226から大当たり時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等を設定することができる。
また、大当たり時の音設定処理では、まず、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットによりリーチ種別を判定し、その判定したリーチ種別に基づき、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間をそれぞれ読み込む。そして、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットにより変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値を判定し、その判定した保留球記憶カウンタ203aの値に基づき、上記の各時間を短縮して、各メモリ223e〜223jにそれぞれ記憶させる。よって、リーチ種別と保留球記憶カウンタ203aの値との全ての組み合わせに対応する上記の各時間を変動時間制御テーブル領域222dに記憶する必要がない。従って、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの容量を少量化することができる。
図22の説明に戻る。S1002の判定で、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」または「B×h」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」、「D×h」または「E×h」であると判定された場合には、S911で受信した変動パターンコマンドは外れを示しているので(図16参照)、外れ時の音設定処理を実行する(S1004)。
ここで、図24を参照し、外れ時の音設定処理を説明する。図24は、外れ時の音設定処理を示したフローチャートである。外れ時の音設定処理は、S911の処理で受信した変動パターンコマンドに応じて、音声出力装置226から外れ時に出力される通常変動音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等を設定する処理である。
外れ時の音設定処理では、まず、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」であるか否かが判定される(S1201)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」であると判定された場合には(S1201:Yes)、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」である場合の、即ち、S911で受信した変動パターンコマンドがリーチなしを示している場合の通常変動音量減少開始時間および通常変動音量減少終了時間をそれぞれ読み込む(S1202)。
その後、読み込んだ通常変動音量減少開始時間を通常変動音量減少メモリ223eに記憶し、読み込んだ通常変動音量減少終了時間を通常変動音量減少終了メモリ223fに記憶する(S1203)。
S1203の処理後、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」であるか否かを判定する(S1204)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」であると判定された場合には(S1204:Yes)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が0または1であるので(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aに記憶される最大値が3であるのに対して、保留球記憶カウンタ203aの値が少ないので、図16参照)、各メモリ223e,223fの値を変更せずに、この外れ時の音設定処理を終了する。
一方、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」または「×Ch」であると判定された場合には(S1204:No)、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であるか否かを判定する(S1205)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であると判定された場合には(S1205:Yes)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が2であるので(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aに記憶される最大値が3であるのに対して、保留球記憶カウンタ203aの値が多いので、図16参照)、第3図柄による変動表示の全変動時間を3.0秒間短縮するために、S1206の処理を実行する。
S1206の処理では、通常変動音量減少メモリ223eおよび通常変動音量減少終了メモリ223fに記憶された値から、3.0秒を示す「1500」を減算し、その減算した値を上記の各メモリ223e,223fにそれぞれ記憶する(S1206)。その後、この外れ時の音設定処理を終了する。上記の減算により、音声出力装置226から外れ時に出力される通常変動音の出力開始時間等が3.0秒間短縮される。
S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ch」あると判定された場合には(S1205:No)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が最大値の3であるので(図16参照)、第3図柄による変動表示の全変動時間を7.0秒間短縮するために、S1207の処理を実行する。
S1207の処理では、通常変動音量減少メモリ223eおよび通常変動音量減少終了メモリ223fに記憶された値から、7.0秒を示す「3500」を減算し、その減算した値を上記の各メモリ223e,223fにそれぞれ記憶する(S1207)。その後、この外れ時の音設定処理を終了する。上記の減算により、音声出力装置226から外れ時に出力される通常変動音の出力開始時間等が7.0秒間短縮される。
S1201の判定で、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」でないと判定された場合、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「D×h」または「E×h」であると判定された場合には(S1201:No)、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「D×h」であるか否かが判定される(S1208)。
S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「D×h」であると判定された場合には(S1208:Yes)、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「D×h」である場合の、即ち、S911で受信した変動パターンコマンドがノーマルリーチを示している場合の通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間をそれぞれ読み込む(S1209)。
一方、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「E×h」であると判定された場合には(S1208:No)、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「E×h」である場合の、即ち、S911で受信した変動パターンコマンドがスーパーリーチを示している場合の通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間をそれぞれ読み込む(S1210)。
その後、読み込んだ通常変動音量減少開始時間を通常変動音量減少メモリ223eに記憶し、読み込んだリーチ電子音開始時間をリーチ電子音開始メモリ223iに記憶し、読み込んだリーチ変動音量増加開始時間をリーチ変動音量増加メモリ223gに記憶し、読み込んだ通常変動音量減少終了時間を通常変動音量減少終了メモリ223fに記憶し、読み込んだリーチ電子音終了時間をリーチ電子音終了メモリ223jに記憶し、読み込んだリーチ変動音量増加終了時間をリーチ変動音量増加終了メモリ223hに記憶し、読み込んだ変動表示の全変動時間を全変動時間メモリ223dに記憶する(S1211)。
S1211の処理後、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」であるか否かを判定する(S1212)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」であると判定された場合には(S1212:Yes)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が0または1であるので(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aに記憶される最大値が3であるのに対して、保留球記憶カウンタ203aの値が少ないので、図16参照)、各メモリ223d〜223jの値を変更せずに、このはずれ時の音設定処理を終了する。
一方、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ah」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」または「×Ch」であると判定された場合には(S1212:No)、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であるか否かを判定する(S1213)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であると判定された場合には(S1213:Yes)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が2であるので(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aに記憶される最大値が3であるのに対して、保留球記憶カウンタ203aの値が多いので、図16参照)、第3図柄による変動表示の全変動時間を3.0秒間短縮するために、S1214の処理を実行する。
S1214の処理では、通常変動音量減少メモリ223e、リーチ電子音開始メモリ223i、リーチ変動音量増加メモリ223g、通常変動音量減少終了メモリ223f、リーチ電子音終了メモリ223j、リーチ変動音量増加終了メモリ223hおよび全変動時間メモリ223dに記憶された値から、3.0秒を示す「1500」を減算し、その減算した各値を上記の各メモリ223e〜223jにそれぞれ記憶する(S1214)。その後、この外れ時の音設定処理を終了する。上記の減算により、音声出力装置226から外れ時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等が3.0秒間短縮される。
S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」でないと判定された場合には、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Ch」あると判定された場合には(S1213:No)、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が最大値の3であるので(図16参照)、第3図柄による変動表示の全変動時間を7.0秒間短縮するために、S1215の処理を実行する。
S1215の処理では、通常変動音量減少メモリ223e、リーチ電子音開始メモリ223i、リーチ変動音量増加メモリ223g、通常変動音量減少終了メモリ223f、リーチ電子音終了メモリ223j、リーチ変動音量増加終了メモリ223hおよび全変動時間メモリ223dに記憶された値から、7.0秒を示す「3500」を減算し、その減算した各値を上記の各メモリ223e〜223jにそれぞれ記憶する(S1215)。その後、外れ時の音設定処理を終了する。上記の減算により、音声出力装置226から外れ時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等が7.0秒間短縮される。
このように、外れ時の音設定処理では、S911の処理で受信した変動パターンコマンドに応じて、音声出力装置226から外れ時に出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の各音の出力開始時間等を設定することができる。
なお、外れ時の音設定処理では、まず、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットによりリーチ種別を判定し、その判定したリーチ種別に基づき、変動時間制御テーブル領域222dに記憶された変動時間制御テーブルから(図5参照)、通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間をそれぞれ読み込む。そして、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの下位4ビットにより変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値を判定し、その判定した保留球記憶カウンタ203aの値に基づき、上記の各時間を短縮して、各メモリ223e〜223jにそれぞれ記憶させる。よって、リーチ種別と保留球記憶カウンタ203aの値との全ての組み合わせに対応する上記の各時間を変動時間制御テーブル領域222dに記憶する必要がない。従って、変動時間制御テーブル領域222dに記憶される変動時間制御テーブルの容量を少量化することができる。
ここで、図25を参照して、大当たり時の音設定処理(S1003)または外れ時の音設定処理(S1004)で設定される通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間について説明する。図25は、大当たり時の音設定処理(S1003)または外れ時の音設定処理(S1004)で設定される上記の各時間に加えて、リーチ変動音の出力時間、リーチ種別および現出される遊技状態を示した音設定の一覧図である。
この音設定の一覧図は、S911の処理で受信した変動パターンコマンド、大当たり時の音設定処理(S1003)または外れ時の音設定処理(S1004)で設定される通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間、変動表示の全変動時間、リーチ変動の変動時間、リーチ種別および現出される遊技状態から構成されている。
S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合には、通常変動音量減少開始時間が「9.0秒」(通常変動音量減少メモリ223eの値が「4500」)となり、リーチ電子音開始時間が「9.5秒」(リーチ電子音開始メモリ223iの値が「4650」)となる。また、リーチ変動音量増加開始時間が「10.0秒」(リーチ変動音量増加メモリ223gの値が「5000」)となり、通常変動音量減少終了時間が「11.0秒」(通常変動音量減少終了メモリ223fの値が「5500」)となる。更に、リーチ電子音終了時間が「11.5秒」(リーチ電子音終了メモリ223jの値が「5750」となり、リーチ変動音量増加終了時間が「12.0秒」(リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値が「6000」)となり、変動表示の全変動時間が「25.0秒」(全変動時間メモリ223dの値が「12500」)となる。
このように、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合には、各メモリ223d〜223jに上記の値が記憶される。このとき、リーチ変動音の出力時間は「15.0秒」であり、リーチ種別は「ノーマルリーチ」であり、現出される遊技状態は「大当たり」となる。
なお、詳細は図26で後述するが、主制御装置110から送信された変動パターンコマンド「AAh」を音声ランプ制御装置113が受信すると、音声ランプ制御装置113は、音声出力装置226から一定音量の通常変動音を出力開始させる。また、音声ランプ制御装置113は、前述した通り、その受信した変動パターンコマンドに基づき、表示用変動パターンコマンドを表示制御装置114へ送信する(図21のS910の処理参照)。
これにより、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始されて音声出力装置226から可聴音量である一定音量の通常変動音が出力開始される。そして、通常変動音の出力開始から「9.0秒」が経過すると、通常変動音が減少開始される。次に、通常変動音の出力開始から「9.5秒」が経過すると、可聴音量である一定音量のリーチ電子音が音声出力装置226から出力開始され、通常変動音の出力開始から「10.0秒」が経過すると、リーチ変動音が音声出力装置226から出力開始されると共に、そのリーチ変動音が増加開始される。更に、通常変動音の出力開始から「11.0秒」が経過すると、通常変動音の音量がゼロになり、通常変動音の出力開始から「11.5秒」が経過すると、リーチ電子音の出力が終了する。最後に、通常変動音の出力開始から「12.0秒」が経過すると、リーチ変動音の音量が一定音量(可聴音量)となり、通常変動音の出力開始から「25.0秒」が経過すると、リーチ変動音の出力が終了する。このリーチ変動音の出力終了に合わせて、第3図柄表示装置81で行われていた第3図柄の変動表示が終了し、第3図柄表示装置81に大当たりとなる停止図柄が表示される。
次に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ABh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合の各時間から3.0秒が減算された時間が設定されている(S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合に各メモリ223d〜223jに記憶された値から3.0秒を示す「1500」が減算された値が設定されている)。
一方、リーチ変動音の出力時間は「15.0秒」であり、リーチ種別は「ノーマルリーチ」であり、現出される遊技状態は「大当たり」となるので、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ABh」であっても、リーチ変動音の出力時間、リーチ種別および現出される遊技状態は、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合と変わらない。
同様に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ACh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合の各時間から7.0秒が減算された時間が設定されている(S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合に各メモリ223d〜223jに記憶された値から7.0秒を示す「3500」が減算された値が記憶されている)。
一方、リーチ変動音の出力時間は「15.0秒」であり、リーチ種別は「ノーマルリーチ」であり、現出される遊技状態は「大当たり」となるので、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ACh」である場合にも、リーチ変動音の出力時間、リーチ種別および現出される遊技状態は、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「AAh」である場合と変わらない。
上述した通り、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ABh」である場合には、リーチ変動音の出力時間、リーチ種別および現出される遊技状態を変動パターンコマンドが「AAh」である場合と同一にして、つまり、リーチ変動音の出力時間を一定時間の15.0秒とした上で、変動パターンコマンドが「AAh」である場合の各時間から3.0秒を減算することにより、通常変動音量の減少が終了するまでの時間(通常変動音量減少終了時間)を3.0秒短縮している。同様に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ACh」である場合には、リーチ変動音の出力時間、リーチ種別および現出される遊技状態を変動パターンコマンドが「AAh」である場合と同一にして、つまり、リーチ変動音の出力時間を一定時間の15.0秒とした上で、変動パターンコマンドが「AAh」である場合の各時間から7.0秒を減算することにより、通常変動音量の減少が終了するまでの時間(通常変動音量減少終了時間)を7.0秒短縮している。
このように、変動パターンコマンドの上位4ビットを変えずに、下位4ビットを異ならせることで、保留球記憶カウンタ203aの値が増加しても、リーチ変動音の出力時間(リーチ表示が現出される時間)を一定時間としつつ、通常変動音量の減少が終了するまでの時間を短縮して、変動表示の全変動時間を短縮することができる。よって、保留球記憶カウンタ203aの値が増加しても、リーチ変動音が出力される時間中に実行されるリーチ変動により遊技者へ与える興趣を損なうことなく、変動表示の全変動時間を短縮することができる。
なお、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「BAh」〜「BCh」である場合には、音設定の一覧図に示す通り、リーチ変動音の出力時間は「18.0秒」であり、リーチ種別は「スーパーリーチ」であり、現出される遊技状態は「大当たり」となる。そして、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「BBh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「BAh」である場合の各時間から3.0秒が減算された時間が設定されている。また、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「BCh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「BAh」である場合の各時間から7.0秒が減算された時間が設定されている。
同様に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「DAh」〜「DCh」である場合には、音設定の一覧図に示す通り、リーチ変動音の出力時間は「15.0秒」であり、リーチ種別は「ノーマルリーチ」であり、現出される遊技状態は「外れ」となる。そして、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「DBh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「DAh」である場合の各時間から3.0秒が減算された時間が設定されている。また、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「DCh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「DAh」である場合の各時間から7.0秒が減算された時間が設定されている。
更に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「EAh」〜「ECh」である場合には、音設定の一覧図に示す通り、リーチ変動音の出力時間は「18.0秒」であり、リーチ種別は「スーパーリーチ」であり、現出される遊技状態は「外れ」となる。そして、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「EBh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「EAh」である場合の各時間から3.0秒が減算された時間が設定されている。また、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「ECh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「EAh」である場合の各時間から7.0秒が減算された時間が設定されている。
ここで、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「CAh」〜「CCh」である場合には、音設定の一覧図に示す通り、リーチ変動音の出力時間は「なし」であり、リーチ種別は「なし」であり、現出される遊技状態は「外れ」となる。このように、リーチ変動音の出力時間は「なし」であり、リーチ種別は「なし」であるので、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「CAh」〜「CCh」である場合には、音声出力装置226からリーチ電子音およびリーチ変動音が出力されない。よって、リーチ電子音およびリーチ変動音の出力開始時間等を設定する必要がないので、リーチ電子音開始メモリ223i、リーチ変動音量増加メモリ223g、リーチ電子音終了メモリ223jおよびリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値には「NULL」が設定される。
ただし、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「CBh」である場合には、変動パターンコマンドの下位4ビットが「×Bh」であるので、「ABh」や「BBh」の変動パターンコマンドが受信された場合と同様に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「CAh」である場合の各時間から3.0秒が減算された時間が設定されている。同様に、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「CCh」である場合には、S911の処理で受信した変動パターンコマンドが「CAh」である場合の各時間から7.0秒が減算された時間が設定されている。
上述した通り、音声ランプ制御装置113は、S911の処理で受信した変動パターンコマンドに応じて、音設定の一覧図に示す各時間に対応した値を各メモリ223d〜223jに設定する。
図22の説明に戻る。S1003またはS1004のいずれかの処理後、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が開始されることに伴い、音声出力装置226から通常変動音を可聴音量である一定音量で出力開始する(S1005)。その後、変動時間計時カウンタ223cの値をゼロに設定する(S1006)。
ここで、図28を参照して、変動時間計時カウンタ223cを更新する処理であるタイマ割込処理を説明する。図28は、音声ランプ制御装置113内のMPU221で実行されるタイマ割込処理を示すフローチャートである。タイマ割込処理は、音声ランプ制御装置113のMPU221により例えば2m秒毎に実行される。
タイマ割込処理では、まず、リーチあり変動開始フラグ223aがオンであるか否かが判定される(S1501)。リーチあり変動開始フラグ223aがオンであると判定された場合には(S1501:Yes)、図22で後述するリーチ変動音ありの音出力処理(S1008)が実行開始されており、未だ完了していないということであるので、変動時間計時カウンタ223cの値を1加算して(S1502)、タイマ割込処理を終了する。
一方、リーチあり変動開始フラグ223aがオフであると判定された場合には(S1501:No)、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)は実行完了されているので、リーチなし変動開始フラグ223bがオンであるかを判定する(S1503)。リーチなし変動開始フラグ223bがオンであれば(S1503:Yes)、図22で後述するリーチ変動音なしの音出力処理(S1009)が実行開始されており、未だ完了していないということであるので、変動時間計時カウンタ223cの値を1加算して(S1502)、タイマ割込処理を終了する。なお、リーチなし変動開始フラグ223bがオフであれば(S1503:No)、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)およびリーチ変動音なしの音出力処理(S1009)は実行完了されているので、S1502をスキップして、タイマ割込処理を終了する。
上述した通り、リーチあり変動開始フラグ223aまたはリーチなし変動開始フラグ223bのいずれかがオンであれば、変動時間計時カウンタ223cの値が1加算される。よって、図22で後述するリーチ変動音ありの音出力処理内(S1008)またはリーチ変動音なしの音出力処理内(S1009)で使用される通常変動音が出力開始されてからの経過時間を、変動時間計時カウンタ223cにより計時することができる。
図22の説明に戻る。S1006の処理後、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」であるか否かが判定される(S1007)。S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」でないと判定された場合には(S1007:No)、即ち、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」、「B×h」、「D×h」または「E×h」のいずれかであると判定された場合には、現出される遊技状態に拘らず、リーチ種別は「ノーマルリーチ」または「スーパーリーチ」となり、第3図柄表示装置81にいずれかのリーチが現出されることとなる(図25参照)。
よって、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」、「B×h」、「D×h」または「E×h」のいずれかであると判定された場合には(S1007:No)、S911の処理で受信した変動パターンコマンドにより、第3図柄表示装置81ではノーマルリーチまたはスーパーリーチの何れかが現出されることを示しており、その現出の際に、リーチ変動音が出力されることとなる。従って、音声出力装置226による通常変動音の出力後に、リーチ変動音を出力する処理であるリーチ変動音ありの音出力処理(S1008)が実行される。
ここで、図26を参照して、リーチ変動音ありの音出力処理について説明する。図26は、リーチ変動音ありの音出力処理を示したフローチャートである。リーチ変動音ありの音出力処理では、S1005の処理(図22参照)で出力された通常変動音の音量を減少させ、その減少されている通常変動音にリーチ電子音を重畳して出力開始し、そして、減少されている通常変動音およびリーチ電子音に重畳してリーチ変動音を出力し、その出力したリーチ変動音の音量を増加させつつ、リーチ電子音を出力終了すると共に通常変動音の音量をゼロにすることで、通常変動音とリーチ変動音との切り換えによる違和感を低減することができる。
リーチ変動音ありの音出力処理では、まず、リーチあり変動開始フラグ223aがオンであるか否かが判定される(S1301)。リーチあり変動開始フラグ223aがオフである場合には(S1301:No)、リーチあり変動開始フラグ223aを、リーチ変動音ありの音出力処理が実行開始されたことを示すオンにして(S1302)、S1303の処理へ移行する。一方、リーチあり変動開始フラグ223aがオンである場合には(S1301:Yes)、リーチあり変動開始フラグ223aは、既に、リーチ変動音ありの音出力処理が実行開始されたことを示すオンであるので、S1302の処理をスキップして、S1303の処理へ移行する。
S1303の処理では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値未満であるか否かが判定される(S1303)。変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値未満である場合には(S1303:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、通常変動音の音量を減少開始する時間に達していないので、一定音量で出力されている通常変動音の出力を維持する(S1304)。その後、このリーチ変動音ありの音出力処理を終了する。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少メモリ223eの値以上である場合には(S1303:No)、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223gの値未満であるか否かが判定される(S1305)。
変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223gの値未満である場合には(S1305:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、通常変動音の音量を減少開始する時間に達しているので、出力されている通常変動音の音量を所定音量で減少させる(S1306)。なお、この通常変動音を減少する所定音量は、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少終了メモリ223fの値となった時に、即ち、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少終了時間となった時に、通常変動音の音量がゼロになるように予め設定されている。
S1306の処理後、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音開始メモリ223iの値以上であるか否かが判定される(S1307)。変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音開始メモリ223iの値以上であれば(S1307:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、リーチ電子音を出力する時間に達しているので、リーチ電子音を一定音量で出力開始する(S1308)。これにより、音声出力装置226から出力される音は、音量が減少されている通常変動音および一定音量のリーチ電子音の2音となる。一方、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音開始メモリ223iの値未満であれば(S1307:No)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、リーチ電子音を出力する時間に達していないので、S1308の処理をスキップして、このリーチ変動音ありの音出力処理を終了する。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223gの値未満でない場合には(S1305:No)、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加メモリ223gの値以上であり且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満であるか否かが判定される(S1309)。変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223gの値未満である場合には(S1309:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、通常変動音の減少を維持すると共にリーチ電子音の出力を維持した状態で、リーチ変動音を出力開始してそのリーチ変動音の音量を増加する時間に達している。よって、通常変動音の音量を所定音量で減少して(S1310)、リーチ電子音を一定音量で出力し(S1311)、リーチ変動音を音量ゼロで出力すると共に、その出力したリーチ変動音を所定音量で増加する(S1312)。これにより、音声出力装置226から出力される音は、音量が減少されている通常変動音、一定音量のリーチ電子音および音量が増加されているリーチ変動音の3音となる。なお、このリーチ変動音を増加する所定音量は、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値、即ち、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加終了時間となった時に、リーチ変動音の音量が所定の一定音量に達するように予め設定されている。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223gの値未満でない場合には(S1309:No)、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上であり且つリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値未満であるか否かが判定される(S1313)。変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上であり且つリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値未満である場合には(S1313:Yes)、減少されている通常変動音の音量がゼロとなっているので、通常変動音の出力を終了する一方で(S1314)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間は、未だリーチ変動音量増加終了時間に達していないので、リーチ変動音の音量を所定音量で増加して(S1315)、S1316の処理に移行する。これにより、音声出力装置226から出力される音は、一定音量のリーチ電子音および音量が増加されているリーチ変動音の2音となる。
S1316の処理では、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ電子音終了メモリ223jの値以上であるか否かが判定される(S1316)。変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ電子音終了メモリ223jの値以上である場合には(S1316:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、リーチ電子音終了時間に達しているので、一定音量で出力されていたリーチ電子音の出力を終了する(S1317)。これにより、音声出力装置226から出力される音は、音量が増加されているリーチ変動音の1音だけとなる。一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ電子音終了メモリ223jの値未満である場合には(S1316:No)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、未だリーチ電子音終了時間に達していないので、一定音量のリーチ電子音の出力を維持する(S1318)。S1317またはS1318の一方の処理の終了後、このリーチ変動音ありの音出力処理を終了する。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上であり且つリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値未満でない場合には(S1313:No)、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値以上であり且つ全変動時間メモリ223dの値未満であるか否かが判定される(S1319)。変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値以上であり且つ全変動時間メモリ223dの値未満である場合には(S1319:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、リーチ変動音量増加終了時間に達しているので、リーチ変動音の増加を停止し、リーチ変動音を所定の一定音量で出力する(S1320)。その後、このリーチ変動音ありの音出力処理を終了する。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値以上であり且つ全変動時間メモリ223dの値未満でない場合には(S1319:No)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、変動表示の全変動時間に達しているので、リーチ変動音の出力を終了して(S1321)、リーチあり変動開始フラグ223aを、リーチ変動音ありの音出力処理が実行完了したことを示すオフにして(S1322)、このリーチ変動音ありの音出力処理を終了する。なお、S1321の処理でリーチ変動音の出力が終了するタイミングで、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が終了し、第3図柄表示装置81には大当たり又は外れを形成する停止図柄が表示される。
上述した通り、リーチ変動音ありの音出力処理では、S1005の処理(図22参照)で出力された一定音量の通常変動音の音量を減少開始し、次に、その減少開始された通常変動音に一定音量のリーチ電子音を重畳して出力開始し、そして、減少開始された通常変動音およびリーチ電子音に重畳してリーチ変動音を出力開始し、その出力開始したリーチ変動音の音量を増加させつつ、リーチ電子音を出力停止すると共に通常変動音の音量をゼロにすることで、通常変動音とリーチ変動音との切り換えを違和感なく行うことができる。
また、リーチ変動音ありの音出力処理では、S1005の処理(図22参照)で出力された一定音量の通常変動音の音量を減少させ、通常変動音の音量をゼロにする。よって、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が最大値である3または2である場合に、音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間(通常変動音が一定音量で出力されてから、その音量がゼロとなるまでの時間)を短縮して、変動表示の全変動時間を短縮したとしても、音声出力装置226から出力されている通常変動音が途中で不自然に停止されることがない。従って、音声出力装置226から出力されている通常変動音が不自然に停止されることによる違和感を低減することができるのである。
図22の説明に戻る。S1007の処理で、S911の処理で受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「C×h」であると判定された場合には(S1007:Yes)、リーチ種別は「なし」となるので、第3図柄表示装置81にはリーチ表示が現出されない。よって、音声出力装置226により通常変動音のみを出力する処理であるリーチ変動音なしの音出力処理(S1009)が実行される。
ここで、図27を参照して、リーチ変動音なしの音出力処理について説明する。図27は、リーチ変動音なしの音出力処理を示したフローチャートである。リーチ変動音なしの音出力処理では、S1005の処理(図22参照)で出力された一定音量の通常変動音の音量を減少させ、通常変動音の音量をゼロにする処理が行われる。
リーチ変動音なしの音出力処理では、まず、リーチなし変動開始フラグ223bがオンであるか否かが判定される(S1401)。リーチなし変動開始フラグ223bがオフであると判定された場合には(S1401:No)、リーチなし変動開始フラグ223bを、リーチ変動音なしの音出力処理が実行開始されたことを示すオンにして(S1402)、S1403の処理へ移行する。一方、リーチなし変動開始フラグ223bがオンである場合には(S1401:Yes)、リーチなし変動開始フラグ223bは、既に、リーチ変動音なしの音出力処理が実行開始されたことを示すオンであるので、S1402の処理をスキップして、S1403の処理へ移行する。
S1403の処理では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値未満であるか否かが判定される(S1403)。変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値未満であると判定された場合には(S1403:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、通常変動音の音量を減少開始する時間に達していないので、一定音量で出力されている通常変動音の出力を維持する(S1404)。その後、このリーチ変動音なしの音出力処理を終了する。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値未満でないと判定された場合には(S1403:No)、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満であるか否かが判定される(S1405)。
変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満であると判定された場合には(S1405:Yes)、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が、通常変動音の音量を減少開始する時間に達しているので、一定音量で出力されている通常変動音の音量を所定音量で減少させる(S1406)。なお、この通常変動音を減少する所定音量は、前述の通り、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少終了メモリ223fの値となった時に、即ち、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少終了時間となった時に、通常変動音の音量がゼロになるように予め設定されている。
一方、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満でないと判定された場合には(S1405:No)、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上であり、減少されている通常変動音の音量がゼロとなっているので、通常変動音の出力を終了して(S1407)、リーチなし変動開始フラグ223bを、リーチ変動音なしの音出力処理が実行完了したことを示すオフにし(S1408)、このリーチ変動音なしの音出力処理を終了する。なお、S1407の処理で通常変動音の出力が終了するタイミングで、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が終了し、第3図柄表示装置81には外れを形成する停止図柄が表示される。ただし、第3図柄表示装置81で第3図柄の変動表示が終了し、第3図柄表示装置81に外れを形成する停止図柄が表示されるタイミングは、上記に限らず、減少されている通常変動音の音量が予め定められた音量に達した場合としても良い。
上述した通り、リーチ変動音なしの音出力処理では、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されない場合でも、S1005の処理(図22参照)で出力された一定音量の通常変動音の音量を減少させ、通常変動音の音量をゼロにする。よって、変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が最大値である3または2である場合に、音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間(通常変動音が一定音量で出力されてから、その音量がゼロとなるまでの時間)を短縮して、変動表示の全変動時間を短縮したとしても、音声出力装置226から出力されている通常変動音が途中で不自然に停止されることがない。従って、音声出力装置226から出力されている通常変動音が不自然に停止されることによる違和感を低減することができるのである。
図22の説明に戻る。S1008の処理またはS1009の処理の何れかが実行されると、音編集・出力処理を終了する。なお、S1001の処理において、S911の処理で変動パターンコマンドを受信していないと判定された場合には(S1001:No)、リーチあり変動開始フラグ223aがオンであるかを判定する(S1010)。リーチあり変動開始フラグ223aがオンであれば(S1010:Yes)、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)が実行開始されており、未だ完了していないということであるので、S1008の処理に移行し、リーチ変動音ありの音出力処理が繰り返し実行される。
一方、リーチあり変動開始フラグ223aがオフであれば(S1010:No)、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)は実行完了されているので、リーチなし変動開始フラグ223bがオンであるかを判定する(S1011)。リーチなし変動開始フラグ223bがオンであれば(S1011:Yes)、リーチ変動音なしの音出力処理(S1009)が実行開始されており、未だ完了していないということであるので、S1009の処理に移行し、リーチ変動音なしの音出力処理が繰り返し実行される。
一方、リーチなし変動開始フラグ223bがオフであれば(S1011:No)、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)およびリーチ変動音なしの音出力処理(S1009)は実行完了されているので、その他の音編集・出力処理が実行され(S1012)、その後、音編集・出力処理を終了する。なお、その他の音編集・出力処理では、例えば、第3図柄表示装置81に大当たりを形成する停止図柄が表示された場合に、音声出力装置226から大当たり演出音等を出力する処理が実行される。
上述した通り、音編集・出力処理では、受信した変動パターンコマンドに応じて、大当たり時の音設定処理(S1003)または外れ時の音設定処理(S1004)のいずれかの処理を実行して、大当たり時または外れ時に音声出力装置226から出力される通常変動音等の出力開始時間等を設定する。また、音編集・出力処理では、受信した変動パターンコマンドに応じて、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)またはリーチ変動音なしの音出力処理(S1009)のいずれかの処理を実行して、音声主力装置226から出力された通常変動音の音量を減少させ、その音量をゼロにする処理等が行われる。
次に、図29と図30とを参照して、表示制御装置114で行われる処理について説明する。なお、説明の便宜上、図30の外部割込み処理を先に説明し、その後、図29のメイン処理を説明する。
図30は、表示制御装置114内のMPU231により実行される外部割込み処理を示したフローチャートであり、音声ランプ制御装置113からコマンドを受信した場合に実行される。外部割込み処理が実行されると、S1701とS1702との処理により受信したコマンドの判定が行われる。受信したコマンドが演出許可コマンドであれば(S1701:Yes)、ワークRAM233の演出許可フラグをオンして(S1703)、外部割込み処理を終了する。また、受信したコマンドが表示用変動パターンコマンドであれば(S1701:No、S1702:Yes)、ワークRAM233の変動開始フラグをオンして(S1704)、外部割込み処理を終了する。
最後に、受信したコマンドが演出許可コマンドまたは表示用変動パターンコマンドのいずれでもなければ(S1701:No、S1702:No)、その他の受信したコマンドに対応した処理が実行され(S1705)、外部割込み処理を終了する。例えば、受信したコマンドが停止コマンドであれば、第3図柄表示装置81で行われている変動表示を停止する処理が実行される。
次に、図29を参照して、表示制御装置114により実行されるメイン処理について説明する。図29は、表示制御装置114内のMPU231により実行されるメイン処理を示したフローチャートであり、このメイン処理は電源投入時に起動される。まず、電源投入に伴う初期設定処理を実行する(S1601)。具体的には、MPU231を初期設定し、ワークRAM233、ビデオRAM234の記憶をクリアする処理などが行われる。その後、キャラクタROM235に記憶された圧縮形式のキャラクタ情報を読み出し(S1602)、読み出したキャラクタ情報を解凍して、解凍後のキャラクタ情報をビデオRAM234に記憶する(S1603)。更に、初期画面を表示するために、ビデオRAM234に書き込まれたキャラクタ情報から初期画面に対応した情報を抽出し、S1603の処理で解凍したキャラクタ情報を記憶したビデオRAM234内の領域とは異なるビデオRAM234内の領域に、抽出したキャラクタ情報を書き込む(S1604)。
次に、主制御装置110から送信される演出許可コマンドを受信したかを判定するために演出許可フラグがオンされているか否かを判別し(S1605)、演出許可フラグがオンでなければ(S1605:No)、演出許可コマンドが主制御装置110から送信されるまで、即ち、演出許可フラグがオンされるまで、S1606以降の処理を待機する。
S1605の判定の結果、演出許可フラグがオンされていれば(S1605:Yes)、S1604の処理で抽出したキャラクタ情報を第3図柄表示装置81に表示させる。そして、S1606以降の処理に移行する。
S1606の処理では、第3図柄表示装置81で実行されている表示が大当たり中であるか否かが判別され(S1606)、大当たり中でなければ(S1606:No)、第3図柄表示装置81において変動表示の開始を許可するための変動開始フラグがオンされているか否かが判別される(S1607)。その結果、変動開始フラグがオンされていれば(S1607:Yes)、変動開始フラグをオフして(S1608)、第3図柄表示装置81の表示画面に表示用変動パターンコマンドに対応した変動表示を開始させる(S1609)。ここで、S1608の処理において、変動開始フラグがオフされるのは、本実施形態のパチンコ機10においては、変動開始フラグがオンされると第3図柄表示装置81において変動表示が開始される構成となっているので(S1607:Yes〜S1609)、変動開始フラグをオフしないと、変動開始の処理(S1609)が繰り返し実行され、正常な処理が実行されないからである。
一方、S1607の処理で判別した結果、変動開始フラグがオフであった場合(S1607:No)、またはS1609の処理で変動表示が開始されると、変動演出処理が行われる(S1610)。変動演出処理では、変動表示が継続して行われる場合には、キャラクタ情報や演出パターン情報が更新して設定され(ビデオRAM234からのキャラクタ情報の新たな抽出と抽出されたキャラクタ情報のビデオRAM234への書き込み)、変動表示が行われていない場合には特に処理を行わずにS1611の処理へ移行する。ここで、S1611の処理では、第3図柄表示装置81における演出を行う処理(S1606〜S1610)を20m秒毎に実行するために、S1606の処理が開始されてから20m秒以上が経過したか否かを確認し(S1611)、否であれば20m秒以上を経過するまで待機し(S1611:No)、20m秒以上が経過していれば(S1611:Yes)、その処理をS1606の処理へ移行する。
また、S1606の処理の結果、大当たり中であれば(S1606:Yes)、大当たりの演出処理が実行される(S1612)。大当たり演出処理では、ラウンド数を更新したり、賞球数を更新したり、ラウンド毎に異なる背景の画像などの更新(ビデオRAM234からのキャラクタ情報の新たな抽出と抽出されたキャラクタ情報のビデオRAM234への書き込み)を行う。大当たり演出処理(S1612)の終了後は、その処理をS1611の処理に移行する。
次に、図31および図32を参照して、本実施形態のパチンコ機10の音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音と、本実施形態のパチンコ機10の第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示とを具体的に説明する。
図31(a)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合に、音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の音量変化と、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示の変化とを時系列で示したタイミングチャートである。また、図31(b)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「ABh」を受信した場合に、音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の音量変化と、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示の変化とを時系列で示したタイミングチャートである。また、図31(c)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「ACh」を受信した場合に、音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の音量変化と、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示の変化とを時系列で示したタイミングチャートである。
なお、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「BAh」〜「BCh」または「DAh」〜「ECh」を受信した場合における音声出力装置226から出力される通常変動音、リーチ電子音およびリーチ変動音の音量変化と第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示の変化とは、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」〜「ACh」を受信した場合と同様になるので、その説明を省略する。
また、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「CAh」〜「CCh」を受信した場合は、音声出力装置226からリーチ電子音およびリーチ変動音が出力されないことと、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示でリーチ表示および大当たり演出が行われないことを除いては、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」〜「ACh」を受信した場合と同様になるのでその説明を省略する。
また、図32は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合に、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示の変化を時系列で示した図である。図32(a)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合に、第3図柄表示装置81の第3図柄により最初に実行される高速変動の表示状態を示した図であり、図32(b)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信して高速変動が行われた後に、第3図柄表示装置81の第3図柄により実行される低速変動の表示状態を示した図である。また、図32(c)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信して低速変動が行われた後に、第3図柄表示装置81の第3図柄で実行されるリーチ表示の表示状態を示した図であり、図32(d)は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信してリーチ表示が行われた後に、第3図柄表示装置81の第3図柄により実行される大当たり演出の状態を示した図である。
なお、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「ABh」〜「BCh」または「DAh」〜「ECh」を受信した場合における第3図柄表示装置81の第3図柄により実行される変動表示の変化は、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と同様になるので、その説明を省略する。
また、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「CAh」〜「CCh」を受信した場合における第3図柄表示装置81で実行される変動表示の変化は、第3図柄表示装置81の第3図柄による変動表示でリーチ変動および大当たり演出が行われないことを除いては、音声ランプ制御装置113が変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と同様になるのでその説明を省略する。
まず、図31(a)を参照して、音声ランプ制御装置113により変動パターンコマンド「AAh」が受信された場合について説明する。音声ランプ制御装置113により変動パターンコマンド「AAh」が受信された直後は、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間である9.0秒未満であるので(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少メモリ223eの値未満と判定されて(図26のS1303:Yes参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226から通常変動音が可聴音量である一定音量で出力される(図26のS1304参照)。このとき、図32(a)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が高速変動状態となる。この高速変動状態では、主表示領域Dmに表示される各図柄列Z1〜Z3に配列された第3図柄が高速(第1速度)でスクロールして、その第3図柄が遊技者に把握不能となる状態になる。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間である9.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223g未満と判定されるので(図26のS1305:Yes参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226から一定音量で出力されている通常変動音の音量を減少する(T1a時、図26のS1306参照)。このとき、図32(b)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が高速変動状態から低速変動状態となる。この低速変動状態では、主表示領域Dmに表示される図柄列Z1,Z3に配列された第3図柄が停止動作をするために、まず、左図柄列Z1が低速(第1速度より遅い第2速度)となって、その後に停止し、次に、右図柄列Z3が低速となって、その後に停止する一方、中図柄列Z2が高速でスクロールしている状態になる。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ電子音開始時間である9.5秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音開始メモリ223iの値以上と判定されるので(図26のS1307:Yes参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226から可聴音量である一定音量のリーチ電子音を出力する(T2a時、図26のS1308参照)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加開始時間である10.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ変動音量増加メモリ223gの値以上且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満と判定されるので(図26のS1309:Yes参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226からリーチ変動音を音量ゼロで出力して、その音量を増加する(T3a時、図26のS1312参照)。なお、このとき、音声出力装置226から出力されている通常変動音の音量は減少されると共に、音声出力装置226から出力されているリーチ電子音は一定音量となっている(T3a時、図26のS1310,S1311参照)。
そして、図31(a)に示すように、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が10.5秒となると、減少されている通常変動音の音量と増加されているリーチ変動音の音量とが一致する(T4a時)。このとき、図32(c)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が低速変動状態からリーチ変動状態となる(T4a時)。このリーチ変動状態では、左図柄列Z1に停止した第3図柄と右図柄列Z3に停止した第3図柄とに同一の主図柄が表示されており且つその同一の主図柄が少なくとも有効ライン上L1〜L5のいずれかに並んだ上で、中図柄列Z2に配列された第3図柄が低速でスクロールする状態になる。このとき、中図柄列Z2に配列された第3図柄が遊技者に把握可能となる状態になる。なお、リーチ変動状態となるのは、T4a時に限られず、例えば、リーチ電子音が出力開始されるT2a時であっても良い。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少終了時間である11.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上且つリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値未満と判定されるので(図26のS1313:Yes参照)、図31(a)に示すように、減少されていた通常変動音の音量がゼロとなり、音声出力装置226は、通常変動音の出力を終了する(T5a時、図26のS1314参照)。なお、このとき、音声出力装置226から出力されているリーチ変動音の音量は増加されている(T5a時、図26のS1315参照)。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ電子音終了時間である11.5秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音終了メモリ223jの値以上と判定されるので(図26のS1316:Yes参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226から出力されている一定音量のリーチ電子音の出力を終了する(T6a時、図26のS1317参照)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加終了時間である12.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値以上且つ全変動時間メモリ223dの値未満であると判定されるので(図26のS1319:Yes参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226は、増加されていたリーチ変動音を可聴音量である一定音量にして出力する(T7a時、図26のS1320参照)。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が変動表示の全変動時間である25.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、全変動時間メモリ223dの値以上であると判定されるので(図26のS1319:No参照)、図31(a)に示すように、音声出力装置226は、一定音量のリーチ変動音の出力を終了する(T8a時、図26のS1321参照)。このとき、図32(d)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示がリーチ変動状態から大当たり演出状態となる(T8a時)。この大当たり演出状態では、中図柄列Z2に配列された第3図柄が低速スクロールを停止して、左図柄列Z1に停止した第3図柄、中図柄列Z2に停止した第3図柄および右図柄列Z3に停止した第3図柄に同一の主図柄が表示されており且つその同一の主図柄が少なくとも有効ライン上L1〜L5のいずれかに並び、大当たり演出処理(図31のS1612参照)が実行される状態になる。なお、大当たり演出状態となると、音声出力装置226からは大当たり演出に伴う音が大当たりの期間中、出力される。
次に、図31(b)を参照して、音声ランプ制御装置113により変動パターンコマンド「ABh」が受信された場合について説明する。音声ランプ制御装置113により変動パターンコマンド「ABh」が受信された直後は、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間である6.0秒未満であるので(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少メモリ223eの値未満と判定されて(図26のS1303:Yes参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226から通常変動音が可聴音量である一定音量で出力される(図26のS1304参照)。このとき、図32(a)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が高速変動状態となる。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間である6.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223g未満と判定されるので(図26のS1305:Yes参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226から出力されている通常変動音の音量を減少する(T1b時、図26のS1306参照)。このとき、図32(b)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が高速変動状態から低速変動状態となる。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ電子音開始時間である6.5秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音開始メモリ223iの値以上と判定されるので(図26のS1307:Yes参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226から可聴音量である一定音量のリーチ電子音を出力する(T2b時、図26のS1308参照)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加開始時間である7.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ変動音量増加メモリ223gの値以上且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満と判定されるので(図26のS1309:Yes参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226からリーチ変動音を音量ゼロで出力して、その音量を増加する(T3b時、図26のS1312参照)。なお、このとき、音声出力装置226から出力されている通常変動音の音量は減少されると共に、音声出力装置226から出力されているリーチ電子音は一定音量となっている(T3b時、図26のS1310,S1311参照)。
そして、図31(b)に示すように、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が7.5秒となると、減少されている通常変動音の音量と増加されているリーチ変動音の音量とが一致する(T4b時)。このとき、図32(c)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が低速変動状態からリーチ変動状態となる(T4b時)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少終了時間である8.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上且つリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値未満と判定されるので(図26のS1313:Yes参照)、図31(b)に示すように、減少されていた通常変動音の音量がゼロとなり、音声出力装置226は、通常変動音の出力を終了する(T5b時、図26のS1314参照)。なお、このとき、音声出力装置226から出力されているリーチ変動音の音量は増加されている(T5b時、図26のS1315参照)。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ電子音終了時間である8.5秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音終了メモリ223jの値以上と判定されるので(図26のS1316:Yes参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226から出力されている一定音量のリーチ電子音の出力を終了する(T6b時、図26のS1317参照)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加終了時間である9.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値以上且つ全変動時間メモリ223dの値未満であると判定されるので(図26のS1319:Yes参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226は、増加されていたリーチ変動音を可聴音量である一定音量にして出力する(T7b時、図26のS1320参照)。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が変動表示の全変動時間である22.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、全変動時間メモリ223dの値以上であると判定されるので(図26のS1319:No参照)、図31(b)に示すように、音声出力装置226は、一定音量のリーチ変動音の出力を終了する(T8b時、図26のS1321参照)。このとき、図32(d)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示がリーチ変動状態から大当たり演出状態となる(T8b時)。
最後に、図31(c)を参照して、音声ランプ制御装置113により変動パターンコマンド「ACh」が受信された場合について説明する。音声ランプ制御装置113により変動パターンコマンド「ACh」が受信された直後は、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間である2.0秒未満であるので(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が通常変動音量減少メモリ223eの値未満と判定されて(図26のS1303:Yes参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226から通常変動音が可聴音量である一定音量で出力される(図26のS1304参照)。このとき、図32(a)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が高速変動状態となる。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間である2.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少メモリ223eの値以上であり且つリーチ変動音量増加メモリ223g未満と判定されるので(図26のS1305:Yes参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226から出力されている通常変動音の音量を減少する(T1c時、図26のS1306参照)。このとき、図32(b)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が高速変動状態から低速変動状態となる。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ電子音開始時間である2.5秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音開始メモリ223iの値以上と判定されるので(図26のS1307:Yes参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226から可聴音量である一定音量のリーチ電子音を出力する(T2c時、図26のS1308参照)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加開始時間である3.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ変動音量増加メモリ223gの値以上且つ通常変動音量減少終了メモリ223fの値未満と判定されるので(図26のS1309:Yes参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226からリーチ変動音を音量ゼロで出力して、その音量を増加する(T3c時、図26のS1312参照)。なお、このとき、音声出力装置226から出力されている通常変動音の音量は減少されると共に、音声出力装置226から出力されているリーチ電子音は一定音量となっている(T3c時、図26のS1310,S1311参照)。
そして、図31(c)に示すように、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が3.5秒となると、減少されている通常変動音の音量と増加されているリーチ変動音の音量とが一致する(T4c時)。このとき、図32(c)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示が低速変動状態からリーチ変動状態となる(T4c時)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少終了時間である4.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、通常変動音量減少終了メモリ223fの値以上且つリーチ変動音量増加終了メモリ223hの値未満と判定されるので(図26のS1313:Yes参照)、図31(c)に示すように、減少されていた通常変動音の音量がゼロとなり、音声出力装置226は、通常変動音の出力を終了する(T5c時、図26のS1314参照)。なお、このとき、音声出力装置226から出力されているリーチ変動音の音量は増加されている(T5c時、図26のS1315参照)。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ電子音終了時間である4.5秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値がリーチ電子音終了メモリ223jの値以上と判定されるので(図26のS1316:Yes参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226から出力されている一定音量のリーチ電子音の出力を終了する(T6c時、図26のS1317参照)。
次に、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加終了時間である5.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、リーチ変動音量増加終了メモリ223hの値以上且つ全変動時間メモリ223dの値未満であると判定されるので(図26のS1319:Yes参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226は、増加されていたリーチ変動音を可聴音量である一定音量にして出力する(T7c時、図26のS1320参照)。
そして、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が変動表示の全変動時間である18.0秒となると(図25参照)、リーチ変動音ありの音出力処理(図26参照)では、変動時間計時カウンタ223cの値が、全変動時間メモリ223dの値以上であると判定されるので(図26のS1319:No参照)、図31(c)に示すように、音声出力装置226は、一定音量のリーチ変動音の出力を終了する(T8c時、図26のS1321参照)。このとき、図32(d)に示すように、第3図柄表示装置81では、第3図柄による変動表示がリーチ変動状態から大当たり演出状態となる(T8c時)。
上述した通り、音声ランプ制御装置113は、変動パターンコマンド「ABh」を受信した場合には、変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と比較して、音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間(通常変動音が一定音量で出力されてから、その音量がゼロとなるまでの時間)を3秒間短縮して、変動表示の変動時間を3秒間短縮する。この3秒間の短縮に基づき、音声ランプ制御装置113は、リーチ電子音やリーチ変動音の出力開始や出力終了も、変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と比較して、3秒間短縮する。
同様に、音声ランプ制御装置113は、変動パターンコマンド「ACh」を受信した場合には、変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と比較して、音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間(通常変動音が一定音量で出力されてから、その音量がゼロとなるまでの時間)を7秒間短縮して、変動表示の変動時間を7秒間短縮する。この7秒間の短縮に基づき、音声ランプ制御装置113は、リーチ電子音やリーチ変動音の出力開始や出力終了も、変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と比較して、7秒間短縮する。
ここで、変動パターンコマンドの下位4ビットは、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて決定されているので(図14のS414,S416,S417参照)、保留球記憶カウンタ203aの値が増加した場合には(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が2または最大値である3の場合には)、音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間が短縮される。
しかし、音声ランプ制御装置113は、通常変動音の出力時間が短縮された場合でも、通常変動音の出力が短縮されない場合と同様に(変動パターンコマンド「ABh」または「ACh」を受信した場合でも、変動パターンコマンド「AAh」を受信した場合と同様に)、通常変動音の音量を2秒間で一定音量から音量ゼロへ減少させると共に、リーチ変動音の音量を2秒間で音量ゼロから一定音量へ増加させる。
よって、保留球記憶カウンタ203aの値が増加した場合でも(変動パターンコマンド設定時の保留球記憶カウンタ203aの値が2または3である場合でも)、通常変動音の音量減少のパターンおよびリーチ変動音の音量増加のパターンを一定のパターンにすることができる。従って、通常変動音とリーチ変動音との切り換わりによる違和感を抑制することができる。
また、一定音量のリーチ電子音は、一定音量から音量ゼロへ減少されている通常変動音と、音量ゼロから一定音量へ増加されているリーチ変動音とが重畳している期間中、その通常変動音の音量およびリーチ変動音の音量よりも大きい音量で音声出力装置226から出力される。よって、通常変動音およびリーチ変動音をリーチ電子音により遊技者に聞き取り難くすることができる。従って、通常変動音とリーチ変動音との切り換わりによる違和感を更に抑制することができる。
以上、説明したように、本実施形態のパチンコ機10によれば、音声ランプ制御装置113は、第3図柄表示装置81の変動表示に伴い、可聴音量である一定音量の通常変動音を音声出力装置226から出力開始し、通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間となると、通常変動音の音量を減少する。そして、通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少終了時間となると、音声ランプ制御装置113は、通常変動音の音量をゼロにする。その後、音声ランプ制御装置113は、通常変動音の出力を終了する。このように、音声ランプ制御装置113は、通常変動音の音量を可聴音量である一定音量からゼロへ減少させた後で、通常変動音の出力を終了するので、通常変動音の音量が一定音量のまま、突然、通常変動音を出力終了するパチンコ機と比較して、出力終了時における通常変動音の音量変化を少なくすることができる。
ここで、出力終了時における通常変動音の音量変化が少なくなると、それに伴い、通常変動音の出力終了時に発生するノイズの音量も小さくなる。よって、通常変動音を一定音量のまま、突然、出力終了するパチンコ機と比較して、通常変動音の出力終了時に発生するノイズの音量を低減することができる。
同様に、音声ランプ制御装置113は、通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加開始時間となると、音声出力装置226からリーチ変動音を音量ゼロで出力開始する。そして、音声ランプ制御装置113は、通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音量増加終了時間となるまで、リーチ変動音の音量が一定音量となるよう、リーチ変動音の音量を増加させる。このように、音声ランプ制御装置113は、音声出力装置226からリーチ変動音を出力開始させる際には、リーチ変動音の音量をゼロにして出力させるので、リーチ変動音の音量が一定音量であるまま、突然、リーチ変動音を出力開始するパチンコ機と比較して、出力開始時におけるリーチ変動音の音量変化を少なくすることができる。
ここで、出力開始時におけるリーチ変動音の音量変化が少なくなると、それに伴い、リーチ変動音の出力開始時に発生するノイズの音量も小さくなる。よって、リーチ変動音の音量が一定音量であるまま、突然、リーチ変動音を出力開始するパチンコ機と比較して、リーチ変動音の出力開始時に発生するノイズの音量を低減することができる。
このように、パチンコ機10によれば、第3図柄表示装置81の第3図柄によりリーチ表示が現出され、通常変動音とリーチ変動音とが切り換わる場合に、通常変動音の出力終了およびリーチ変動音の出力開始によって発生するノイズの音量を低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することができる。
なお、通常変動音の出力終了およびリーチ変動音の出力開始によって発生するノイズを抑制する方法としては、通常変動音とリーチ変動音との切り換えを行わないように、通常変動音とリーチ変動音とを別々の音として音声ランプ制御装置113のROM222に記憶させず、通常変動音とリーチ変動音とのあらゆる組み合わせを一連の合成音としてROM222に記憶させれば良い。しかし、この場合には、ROM222に記憶される一連の合成音のデータ容量が膨大となってしまう。これに対し、パチンコ機10によれば、通常変動音とリーチ変動音との切り換えの際には、通常変動音の音量を減少させると共にリーチ変動音の音量を増加させることで、通常変動音の出力終了およびリーチ変動音の出力開始によって発生するノイズを抑制している。よって、ROM222に一連の合成音を記憶させる必要がなく、通常変動音とリーチ変動音とを別々の音として音声ランプ制御装置113のROM222に記憶させることができるので、ROM222に記憶されるデータ容量を低減させることができる。
加えて、パチンコ機10では、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出される場合でも、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間を短縮している。
一方で、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出される場合には、保留球記憶カウンタ203aの値に拘らず、音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間を一定とするが、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されない場合には、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間を短縮するパチンコ機がある。このパチンコ機では、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されるのは、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されない場合と比較して低確率であるとの理由から、保留球記憶カウンタ203aの値が多くても、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出される場合には通常変動音の出力時間を一定としているのである。このように、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出される場合に通常変動音の出力時間を一定とする場合には、保留球記憶カウンタ203aの値が多くても、通常変動音の出力時間が短縮されないので、遊技者は、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出される前に、即ち、リーチ変動音が出力開始される前に、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されることを早々に認識することができてしまう。しかし、本パチンコ機10によれば、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出される場合でも、保留球記憶カウンタ203aの値に応じて音声出力装置226から出力される通常変動音の出力時間を短縮するので、遊技者は、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されて初めて、即ち、リーチ変動音(リーチ電子音)が出力されて初めて、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されることを認識することができる。よって、本パチンコ機10によれば、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されるか否かの期待感を、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されるまで継続して遊技者に付与することができる。
なお、音声出力装置226から出力されるリーチ電子音は、一定音量で出力開始されて、所定時間経過後、一定音量のまま出力終了されるので、リーチ電子音の出力開始と出力終了後にノイズが発生する。しかし、パチンコ機10では、ノイズ発生源となる音は、リーチ電子音の1音だけである。一方、通常変動音とリーチ変動音を切り換える際に、一定音量のまま通常変動音を出力終了すると共に、一定音量でリーチ変動音を出力開始するパチンコ機では、通常変動音の出力終了により発生するノイズの出力タイミングと、リーチ変動音の出力開始により発生するノイズの出力タイミングが重なる。よって、このパチンコ機では、ノイズ発生源となる音は、通常変動音とリーチ変動音の2音となり、発生するノイズの音量はパチンコ機10よりも大きくなる。よって、パチンコ機10では、確かに、リーチ電子音によりノイズが発生するが、その発生したノイズの音量は、通常変動音とリーチ変動音を切り換える際に、一定音量のまま通常変動音を出力終了すると共に、一定音量でリーチ変動音を出力開始するパチンコ機と比較して小さいものとなる。従って、パチンコ機10は、遊技者に与える不快感を抑制することができる。
なお、リーチ電子音の出力開始および出力終了により発生するノイズを低減させる場合には、リーチ電子音を可聴不能な音量で出力開始し、その後、第3図柄表示装置81によりリーチ変動が表示されるまでは、リーチ電子音の音量を増加させる。そして、第3図柄表示装置81によりリーチ変動が表示された場合には、リーチ電子音の音量を減少させてゼロにし、その後に、リーチ電子音の出力を終了すれば良い。このようにすれば、リーチ電子音の出力開始時および出力終了時に発生するノイズを低減することができる。
ここで、本実施形態に記載の「変動表示」は、請求項に記載の「動的態様」に対応し、本実施形態に記載の「リーチ変動(リーチ表示)」は、請求項に記載の「期待態様」に対応する。
以上、本実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施形態では、音声出力装置226から出力される通常変動音の音量は、音声ランプ制御装置113により、可聴音量である一定音量から音量ゼロへ減少されたが、これに限られるものではなく、音声ランプ制御装置113により減少される通常変動音の音量の最低値は、音量ゼロではなく、遊技者が聴き取り不能な音量である可聴不能な音量であっても良い。これは、音声出力装置226から出力される通常変動音の音量が可聴不能な音量となった時に、通常変動音の音量を出力終了したとしても、通常変動音の出力終了によって発生するノイズは遊技者が聴き取り難い音量となるからである。
同様に、本実施形態では、音声出力装置226から出力されるリーチ変動音の音量は、音量ゼロで出力開始されたが、これに限られるものではなく、音声出力装置226から出力されるリーチ変動音の音量の最低値は、音量ゼロではなく、遊技者が聴き取り不能な音量である可聴不能な音量であっても良い。これは、リーチ変動音の音量を可聴不能な音量として音声出力装置226から出力開始したとしても、リーチ変動音の出力開始によって発生するノイズは遊技者が聴き取り難い音量となるからである。
また、本実施形態では、通常変動音とリーチ変動音とを切り換える場合に、音声ランプ制御装置113は通常変動音の音量を可聴音量である一定音量から音量ゼロへ2秒間で減少させたが、これに限られるものではない。例えば、音声ランプ制御装置113は通常変動音の音量を可聴音量である一定音量から音量ゼロへする時間を、1秒や3秒にしても良い。
同様に、本実施形態では、通常変動音とリーチ変動音とを切り換える場合に、音声ランプ制御装置113はリーチ変動音の音量を音量ゼロから可聴音量である一定音量へ2秒間で増加させたが、これに限られるものではない。例えば、音声ランプ制御装置113はリーチ変動音の音量を音量ゼロから可聴音量である一定音量へする時間を1秒や3秒にしても良い。
また、本実施形態では、通常変動音とリーチ変動音とを切り換える場合に、音声ランプ制御装置113は通常変動音の音量を可聴音量である一定音量から音量ゼロへ一次関数的に減少させたが、これに限られるものではない。例えば、音声ランプ制御装置113は、通常変動音の音量を可聴音量である一定音量から音量ゼロへ二次関数的に減少させても良いし、通常変動音の音量を階段状に小さくする階段関数的に減少させても良い。
同様に、本実施形態では、通常変動音とリーチ変動音とを切り換える場合に、音声ランプ制御装置113はリーチ変動音の音量を音量ゼロから可聴音量である一定音量へ一次関数的に増加させたが、これに限られるものではない。例えば、音声ランプ制御装置113は、リーチ変動音の音量を音量ゼロから可聴音量である一定音量へ二次関数的に増加させても良いし、リーチ変動音の音量を階段状に大きくする階段関数的に増加させても良い。
また、本実施形態では、通常変動音とリーチ変動音とを切り換える場合に、音声ランプ制御装置113は通常変動音を減少させる一方でリーチ変動音を増加させたが、音声ランプ制御装置113によって減少させる音と増加させる音は、これに限られるものではない。例えば、パチンコ機10での遊技が所定時間実行されず、第3図柄表示装置81にデモ表示が実行されて、そのデモ表示に伴って、音声出力装置226からデモ音が出力されているときに、パチンコ機10での遊技が再開され、第1入球口64への入賞が行われて音声出力装置226から通常変動音が出力される場合に、音声ランプ制御装置113は、音声出力装置226から出力されるデモ音を可聴音量である一定音量から可聴不能な音量へ減少させる一方で、音声出力装置226に可聴不能な音量で通常変動音を出力開始させ、その通常変動音を可聴音量である一定音量へ増加させても良い。
同様に、例えば、第3図柄表示装置81でリーチ変動が表示され、そのリーチ変動終了後に、第3図柄表示装置81で大当たり演出が行われる場合には、音声ランプ制御装置113は、音声出力装置226から出力されるリーチ変動音を可聴音量である一定音量から可聴不能な音量へ減少させる一方で、音声出力装置226に可聴不能な音量で大当たり演出音を出力開始させ、その大当たり演出音を可聴音量である一定音量へ増加させても良い。
更に、第3図柄による変動表示の途中において、副表示領域Dsの左右のいずれか一方の扉、または両方の扉が開放されて、左右の予告領域Ds1,Ds3に動画が表示され、通常より大当たりへ遷移し易い状態であることが遊技者に示唆され、その示唆に伴って、音声出力装置226から示唆音が出力される場合には、次のようにしても良い。例えば、左右の予告領域Ds1,Ds3に動画が表示される場合に、音声出力装置226から出力されている通常変動音を可聴音量である一定音量から可聴不能な音量へ減少させる一方で、音声出力装置226に可聴不能な音量で示唆音を出力開始させ、その示唆音を可聴音量である一定音量へ増加させても良い。
また、本実施形態では、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が通常変動音量減少開始時間になると、通常変動音を減少開始し、その後、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間がリーチ変動音音量増加開始時間になると、リーチ変動音を出力開始したが、これに限られるものではない。例えば、音声出力装置226から出力されている通常変動音が減少開始される時間である通常変動音量減少開始時間と、音声出力装置226からリーチ変動音が出力開始される時間であるリーチ変動音量増加開始時間とを同一時間に設定しても良い。この場合には、通常変動音の減少開始のタイミングとリーチ変動音の出力開始のタイミングとを同一にして、通常変動音の音量の減少をリーチ変動音の音量の増加で補う形態とすることができるので、通常変動音とリーチ変動音との切り換わりによる違和感を抑制することができる。
また、本実施形態では、音声ランプ制御装置113により一定音量から音量ゼロへ減少されている通常変動音と、音声ランプ制御装置113により音量ゼロから一定音量へ増加されているリーチ変動音とが重畳している期間中、その通常変動音の音量およびリーチ変動音の音量よりも大きい音量で音声出力装置226からリーチ電子音を出力した。しかし、これに限られるものでなく、音声出力装置226からリーチ電子音を出力しない構成としても良い。この構成の場合には、第3図柄表示装置81にリーチ表示が現出されるときにだけ、減少されている通常変動音と増加されているリーチ変動音とが重畳された独自の音を遊技者に聴かせることができるので、遊技者に独特の高揚感を与えることができる。
また、本実施形態では、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が変動表示の全変動時間になると、音声ランプ制御装置113は、一定音量のリーチ変動音の出力を終了したが、これに限られるものではない。即ち、リーチ変動音の音量が可聴音量である一定音量から音量ゼロになる時間を記憶するリーチ変動音終了メモリをRAM223内に設け、音声ランプ制御装置113は、音声出力装置226から通常変動音が出力開始されてからの経過時間が変動表示の全変動時間を経過すると、リーチ変動音の音量を減少開始し、リーチ変動音終了メモリの時間となった場合にリーチ変動音の音量を音量ゼロにすれば良い。この構成の場合には、リーチ変動音を一定音量で終了させる場合と比較して、リーチ変動音の出力終了時に発生するノイズを低減することができる。
また、本実施形態では、音声出力装置226から出力される通常変動音を可聴音量である一定音量で出力開始したが、これに限られるものではない。即ち、通常変動音の音量が可聴音量である一定音量になる時間を記憶する通常変動音開始メモリをRAM223内に設け、音声ランプ制御装置113は、音声出力装置226から出力される通常変動音を音量ゼロで出力開始し、通常変動音開始メモリの時間となった場合に通常変動音の音量を可聴音量の一定音量になるように増加すれば良い。この構成の場合には、通常変動音の出力開始時に発生するノイズを低減することができる。
また、本実施形態では、保留球記憶カウンタ203aの値が1または2である場合には、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間を短縮しない構成であったが、これに限られるものではない。即ち、保留球記憶カウンタ203aの値が1である場合には、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間を本実施形態のままとし、保留球記憶カウンタ203aの値が2である場合には、保留球記憶カウンタ203aの値が3である場合の各時間(通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間)から例えば1秒を減算して、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間を短縮しても良い。この場合には、保留球記憶カウンタ203aの全ての値に応じて、第1図柄表示装置37の表示時間および第3図柄表示装置81の変動時間を変えることができる。
また、本実施形態では、変動時間制御テーブル(図5(a)参照)に示すように、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットに応じて各時間(通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間)を異ならせたが、これに限られるものではない。
即ち、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」であるときの各時間と、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「D×h」であるときの各時間とを同一にして、音声ランプ制御装置113は、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「A×h」であるときに、現出される遊技状態を大当たりと判定して大当たり時の音設定処理(S1003)を実行し、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「D×h」であるときに、現出される遊技状態をはずれと判定して外れ時の音設定処理(S1004)を実行しても良い。
同様に、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「B×h」であるときの各時間と、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「E×h」であるときの各時間とを同一にして、音声ランプ制御装置113は、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「B×h」であるときに、現出される遊技状態を大当たりと判定して大当たり時の音設定処理(S1003)を実行し、受信した変動パターンコマンドの上位4ビットが「E×h」であるときに、現出される遊技状態をはずれと判定して外れ時の音設定処理(S1004)を実行しても良い。
また、本実施形態では、変動パターンコマンドを、1バイトのコマンドとして構成したが、これに限られるものではなく、変動パターンコマンドを、上位の1バイトと下位の1バイトとからなる計2バイトのコマンドとして構成しても良い。
また、本実施形態では、低速変動状態においては(図32(b)参照)、まず、左図柄列Z1が低速(第1速度より遅い第2速度)となって停止し、次に、右図柄列Z3が低速となって停止する一方で、中図柄列Z2を高速でスクロールさせる構成としたが、これに限られるものではない。即ち、低速変動状態においては、左図柄列Z1が低速になるタイミングまたは右図柄列Z3が低速になるタイミングで、中図柄列Z2を低速でスクロールさせる構成としても良い。
また、本実施形態では、リーチ変動状態においては(図32(c)参照)、左図柄列Z1の第3図柄および右図柄列Z3の第3図柄が完全停止(完全静止)した状態に構成したが、これに限られるものではない。即ち、リーチ変動状態において、左図柄列Z1の第3図柄および右図柄列Z3の第3図柄が一旦停止した後に、左図柄列Z1の第3図柄および右図柄列Z3の第3図柄を上下左右に揺らす構成としたり、左図柄列Z1の第3図柄(絵柄や数字等)および右図柄列Z3の第3図柄(絵柄や数字等)を伸縮動作させる構成としても良い。つまり、左図柄列Z1の第3図柄および右図柄列Z3の第3図柄が一旦停止した後に、左図柄列Z1の第3図柄および右図柄列Z3の第3図柄を完全停止(完全静止)させず、所定の領域内で動作させても良い。
また、本実施形態では、2m秒毎に実行されるタイマ割込処理(図28参照)で、変動時間計時カウンタ223cの値を1加算したが、これに限られるものではない。即ち、変動時間計時カウンタ223cの値を1加算する処理であるS1501〜S1503の処理をタイマ割込処理ではなく、音声ランプ制御装置113のメイン処理(図21参照)の定期処理内で実行しても良い。具体的には、S1501〜S1503の処理を、S902の処理の直前からS901:Noの分岐処理の直前(S909の処理の直後)の間で実行する処理構成としても良い。なお、この処理構成の場合には、変動時間計時カウンタ223cの値が2m秒毎ではなく1m秒毎に更新されるので、大当たり時の音設定処理(S1003)、外れ時の音設定処理(S1004)、リーチ変動音ありの音出力処理(S1008)およびリーチ変動音なしの音出力処理(S1009)の各処理で使用される各時間(通常変動音量減少開始時間、リーチ電子音開始時間、リーチ変動音量増加開始時間、通常変動音量減少終了時間、リーチ電子音終了時間、リーチ変動音量増加終了時間および変動表示の全変動時間等)を2倍して各メモリ223d〜223jに記憶させ、S1003、S1004、S1008およびS1009の処理を実行させれば良い。
また、本実施形態では、主制御装置110から各コマンドが音声ランプ制御装置113に対して送信され、その音声ランプ制御装置113から表示制御装置114に対して表示の指示がなされるよう構成したが、主制御装置110から表示制御装置114に直接コマンドを送信するものとしても良い。また、表示制御装置に音声ランプ制御装置を接続して、表示制御装置から各音声の出力とランプの点灯を指示するコマンドを音声ランプ制御装置に送信するよう構成しても良い。さらに、音声ランプ制御装置と表示制御装置とを1の制御装置として構成するものとしても良い。
また、本実施形態においては、第1入球口64への入賞および第2入球口67の通過は、それぞれ最大4回まで保留されるように構成したが、最大保留回数は4回に限定されるものでなく、3回以下、又は、5回以上の回数(例えば、8回)に設定しても良い。また、第1入球口64への入賞に基づく変動表示の保留回数を、第3図柄表示装置81の一部においても、数字で、或いは、4つに区画された領域を保留回数分だけ異なる態様(例えば、色や点灯パターン)にして表示するようにしても良く、第1図柄表示装置37とは別体でランプ等の発光部材を設け、該発光部材によって保留回数を通知するように構成しても良い。
また、本実施形態に示すように、動的表示の一種である変動表示は、第3図柄表示装置81の表示画面上で識別情報としての図柄を縦方向にスクロールさせるものに限定されず、横方向あるいはL字形等の所定経路に沿って図柄を移動表示して行うものであっても良い。また、識別情報の動的表示としては、図柄の変動表示に限られるものではなく、例えば、1又は複数のキャラクタを図柄と共に、若しくは、図柄とは別に多種多様に動作表示または変化表示させて行われる演出表示なども含まれるのである。この場合、1又は複数のキャラクタが、第3図柄として用いられる。
本発明を本実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有するいわゆる第2種パチンコ遊技機などに実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球など他の遊技機として実施するようにしても良い。
本発明を本実施形態とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるパチンコ機として実施しても良い。また、Vゾーン等の特別領域を有する入賞装置を有し、その特別領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機に実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、スロットマシン、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する表示装置を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動表示が停止して確定表示され、その停止時の識別情報の組合せが特定のものであることを必要条件として、遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技を発生させるスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する表示装置を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に所定の遊技価値を付与する特別遊技が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
以下に、本発明の遊技機に加えて、上述した各種実施形態に含まれる各種発明の概念を示す。
識別情報を表示する表示装置と、始動条件が成立した場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与するかを抽選する主制御手段と、その主制御手段の抽選結果に応じて前記識別情報の動的態様(変動表示)を前記表示装置に実行させる副制御手段とを備え、前記表示装置に表示される識別情報により前記予め定められた表示結果が現出されると前記所定の遊技価値を付与する遊技機において、前記副制御手段は、第1所定音を可聴音量である第1音量で出力する第1所定音出力手段と、所定の条件が成立した場合に、前記第1所定音出力手段により出力された第1所定音の音量を前記第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ低減させる第1所定音低減手段と、その第1所定音低減手段により低減されている第1所定音が前記第2音量へ達する前に、その第1所定音とは異なる音の第2所定音を前記第1音量よりも小さい音量で前記第1所定音に重畳して出力開始する第2所定音出力手段と、その第2所定音出力手段から出力開始された第2所定音の音量を、前記第1所定音低減手段により前記第2音量へ低減されている第1所定音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように前記第2所定音の音量を増加させる第2所定音増加手段とを備えていることを特徴とする遊技機1。
遊技機1によれば、第1所定音出力手段は、第1所定音を可聴音量である第1音量で出力する。ここで、所定の条件が成立した場合には、第1所定音低減手段は、第1所定音出力手段により出力されている第1所定音の音量を第1音量から第2音量へ低減させる。すると、第2所定音出力手段は、第1所定音低減手段により低減されている第1所定音が第2音量へ達する前に、第1音量よりも小さい音量の第2所定音を第1所定音に重畳して出力開始する。そして、第2所定音増加手段は、第2所定音出力手段により出力開始された第2所定音の音量が、第1所定音低減手段により第2音量へ低減されている第1所定音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように第2所定音の音量を増加させる。このように、第1所定音低減手段は、所定の条件が成立した場合には、可聴音量である第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ第1所定音の音量を低減させるので、第1所定音出力手段により出力されている第1音量の第1所定音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、第1所定音出力手段により出力されている第2音量の第1所定音を瞬時に出力停止したとしても、出力停止時における第1所定音の音量変化を少なくすることができる。ここで、出力停止時における第1所定音の音量変化が少なくなると、それに伴い、ノイズの音量も小さくなる。よって、第1所定音出力手段により出力されている第1音量の変動音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。同様に、第2所定音出力手段は、第1所定音に重畳して出力する第2所定音を第1音量よりも小さい音量で出力開始するので、第2所定音出力手段が瞬時に第1音量の第2所定音を出力開始するパチンコ機と比較して、出力開始時における第2所定音の音量変化を少なくすることができる。よって、第2所定音出力手段が瞬時に第1音量の第2所定音を出力開始するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。従って、所定の条件が成立して、第1所定音と第2所定音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって発生するノイズを低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することが可能である。
また、遊技機1によれば、所定の条件が成立した場合には、まず、第1所定音低減手段が第1所定音を第1音量から第2音量へ低減開始し、第1所定音が第2音量となる前に、第2所定音出力手段がその第1所定音に重畳して第1音量よりも小さい音量の第2所定音を出力開始する。そして、第2所定音増加手段は、第2所定音出力手段により出力開始された第2所定音の音量を増加して、第2所定音の音量を、第1所定音低減手段により第2音量へ低減されている第1所定音よりも大きい音量かつ可聴音量にする。このように、所定の条件が成立した場合には、まず、第1所定音を低減させて、その低減される第1所定音に重畳して第2所定音を出力開始し、その後、第2所定音を増加させる。よって、所定の条件が成立した場合に、第1音量の第1所定音が、突然、第1音量の第2所定音へ切り換わるパチンコ機と比較して、第1所定音と第2所定音とを違和感なく切り換えることが可能となる。従って、所定の条件が成立して、第1所定音と第2所定音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって遊技者に与える違和感を抑制することが可能である。
ここで、所定の条件とは、例えば、表示装置により実行される識別情報の動的態様が一度停止し、その後、再び表示装置により識別情報の動的態様が実行される場合や、予め定められた表示結果が現出されることを示唆する示唆演出が実行され、その後、表示装置により識別情報の動的態様が実行される場合等が例示される。
識別情報を表示する表示装置と、始動条件が成立した場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与するかを抽選する主制御手段と、その主制御手段の抽選結果に応じて前記識別情報の動的態様(変動表示)を前記表示装置に実行させる副制御手段とを備え、前記表示装置で実行される前記識別情報の動的態様(変動表示)の途中でその一部が停留(停止)すると共にその停留(停止)した動的態様(変動表示)の一部が予め定めた表示結果の一部を構成する期待態様(リーチ変動(リーチ表示))を現出させた後に、前記予め定められた表示結果が現出されると前記所定の遊技価値を付与する遊技機において、前記主制御手段は、前記期待態様(リーチ変動(リーチ表示))の現出の有無を含む前記識別情報の動的態様(変動表示)を前記抽選結果に応じて決定する動的態様決定手段と、その動的態様決定手段により決定された前記識別情報の動的態様(変動表示)に応じた制御コマンドを前記副制御手段へ送信する制御コマンド送信手段とを備え、前記副制御手段は、前記制御コマンド送信手段により送信された制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段と、その制御コマンド受信手段により制御コマンドが受信されると前記識別情報の動的態様(変動表示)を前記表示装置に実行させる動的態様実行手段と、その動的態様実行手段により動的態様(変動表示)が実行されることに伴って変動音を可聴音量である第1音量で出力する変動音出力手段と、前記制御コマンド受信手段により受信された制御コマンドから前記期待態様(リーチ変動(リーチ表示))の現出の有無を判定する期待態様判定手段と、その期待態様判定手段により前記期待態様(リーチ変動(リーチ表示))の現出があると判定された場合には、前記変動音出力手段により出力された変動音の音量を前記第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ、前記表示装置に期待態様(リーチ変動(リーチ表示))が現出される前に低減させる変動音低減手段と、その変動音低減手段により低減されている変動音が前記第2音量へ達する前に、その変動音とは異なる音の期待音を前記第1音量よりも小さい音量で前記変動音に重畳して出力開始する期待音出力手段と、その期待音出力手段から出力開始された期待音の音量が、前記表示装置に期待態様(リーチ変動(リーチ表示))が現出される場合には、前記変動音低減手段により前記第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように前記期待音の音量を増加させる期待音増加手段とを備えていることを特徴とする遊技機2。
なお、遊技機2に記載した停留(停止)とは、識別情報の一部が上下左右に揺れている状態または識別情報の一部が伸縮動作している状態等の識別情報の一部が所定の領域内で動作している状態や識別情報の一部が完全に停止した状態が例示される。
遊技機2によれば、動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様に応じた制御コマンドを副制御手段の制御コマンド受信手段が受信すると、動的態様実行手段により識別情報の動的態様が表示装置に実行される。この識別情報の動的態様が実行されることに伴い、変動音出力手段は、変動音を可聴音量である第1音量で出力する。ここで、期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、変動音低減手段は、変動音出力手段により出力されている変動音の音量を、表示装置に期待態様が現出される前に、第1音量から第2音量へ低減させる。すると、期待音出力手段は、変動音低減手段により低減されている変動音が第2音量へ達する前に、第1音量よりも小さい音量の期待音を変動音に重畳して出力開始する。そして、期待音増加手段は、期待音出力手段により出力開始された期待音の音量が、表示装置に期待態様が現出される場合には、変動音低減手段により第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように期待音の音量を増加させる。このように、変動音低減手段は、表示装置に期待態様が現出される前に、可聴音量である第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ変動音の音量を低減させるので、変動音出力手段により出力されている第1音量の変動音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、表示装置に期待態様が現出された場合に、変動音出力手段により出力されている変動音を瞬時に出力停止したとしても、出力停止時における変動音の音量変化を少なくすることができる。ここで、出力停止時における変動音の音量変化が少なくなると、それに伴い、ノイズの音量も小さくなる。よって、表示装置に期待態様が現出された場合に、変動音出力手段により出力されている第1音量の変動音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。同様に、期待音出力手段は、変動音に重畳して出力する期待音を第1音量よりも小さい音量で出力開始するので、期待音出力手段が瞬時に第1音量の期待音を出力開始するパチンコ機と比較して、出力開始時における期待音の音量変化を少なくすることができる。よって、期待音出力手段が瞬時に第1音量の期待音を出力開始するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。従って、表示装置に期待態様が現出され、変動音と期待音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって発生するノイズを低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することが可能である。
また、表示装置に期待態様の現出が行われる場合には、まず、変動音低減手段が変動音を第1音量から第2音量へ低減開始し、変動音が第2音量となる前に、期待音出力手段がその変動音に重畳して第1音量よりも小さい音量の期待音を出力開始する。そして、期待音増加手段は、期待音出力手段により出力開始された期待音の音量を増加して、表示装置に期待態様が現出される場合には、期待音の音量を、変動音低減手段により第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量にする。このように、表示装置に期待態様の現出が行われる場合には、まず、変動音を低減させて、その低減される変動音に重畳して期待音を出力開始し、その後、期待音を増加させる。よって、表示装置に期待態様の現出が行われる場合に、第1音量の変動音が、突然、第1音量の期待音へ切り換わるパチンコ機と比較して、変動音と期待音とを違和感なく切り換えることが可能となる。従って、表示装置に期待態様が現出され、変動音と期待音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって遊技者に与える違和感を抑制することが可能である。
遊技機2において、前記変動音低減手段により低減される変動音の音量である前記第2音量および前記期待音出力手段により出力開始される期待音の音量は、いずれも可聴不能な音量であることを特徴とする遊技機3。
遊技機3によれば、変動音低減手段により低減される変動音の音量である第2音量は可聴不能な音量であるので、変動音出力手段により出力されている変動音を瞬時に出力停止してノイズが発生したとしても、変動音は既に第2音量に、即ち、可聴不能な音量に低減されていることから、その発生したノイズが可聴音量となることを抑制することができる。同様に、期待音出力手段により期待音を瞬時に出力開始してノイズが発生したとしても、出力開始時の期待音は可聴不能な音量であることから、その発生したノイズが可聴音量となることを抑制することができる。従って、表示装置に期待態様が現出される場合に、変動音と期待音とが切り換わることによって発生するノイズを低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することが可能である。
遊技機2または3において、前記期待音出力手段は、前記第1音量よりも小さい音量の期待音を、前記変動音低減手段によって変動音の音量が前記第1音量から第2音量へ低減開始された場合に出力開始するものであることを特徴とする遊技機4。
遊技機4によれば、期待音出力手段は、変動音低減手段により変動音の音量が第1音量から第2音量へ低減開始された場合に、第1音量より小さい音量の期待音を出力開始するので、変動音低減手段による変動音の低減開始のタイミングと、期待音増加手段による期待音の増加開始のタイミングを同一にすることができる。これにより、変動音の音量の減少を期待音の音量の増加で補う形態とすることができる。よって、変動音と期待音とを違和感なく切り換えることが可能となる。従って、表示装置に期待態様が現出され、変動音と期待音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって遊技者に与える違和感を抑制することが可能である。
遊技機2または3において、前記期待音出力手段は、前記変動音低減手段により低減されている変動音の音量が前記第1音量より小さく且つ前記第2音量より大きい第3音量となった場合に、前記第1音量より小さい音量で前記期待音を出力開始するものであることを特徴とする遊技機5。
遊技機2から5のいずれかにおいて、前記主制御手段は、前記始動条件を成立させるために遊技球が入球される始動領域と、その始動領域への遊技球の入球により前記始動条件が成立したことを検出する検出手段と、その検出手段により検出された遊技球の数を保留球数として記憶する保留球数記憶手段と、少なくともその保留球数記憶手段に記憶される保留球数に基づき、前記動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様における変動時間を決定する変動時間決定手段とを備え、前記制御コマンド送信手段は、前記変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドを送信するものであり、前記副制御手段は、前記制御コマンド受信手段により受信された前記変動時間に応じたコマンドに対応して、前記動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間を設定する変動時間設定手段を備え、前記変動音低減手段は、前記期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、前記変動時間設定手段により設定される変動時間に応じて、前記変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させる変動音時間変化手段を備え、その変動音時間変化手段により変化された時間に応じて、前記変動音出力手段により出力された変動音の音量の前記第1音量から第2音量への低減を、前記表示装置に期待態様が現出される前に開始するものであることを特徴とする遊技機6。
遊技機6によれば、主制御手段の変動時間決定手段は、動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様における変動時間を、少なくとも保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づき決定する。そして、主制御手段の制御コマンド送信手段は、変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドを副制御手段へ送信する。次に、副制御手段の変動時間設定手段は、制御コマンド受信手段により受信された変動時間に応じたコマンドに対応して、動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間を設定する。そして、変動音時間変化手段は、期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、変動時間設定手段により設定される時間に応じて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させる(例えば、短縮する)。ここで、変動時間設定手段により設定される時間は、変動時間に応じたコマンドにより設定され、この変動時間に応じたコマンドは、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づき決定される。よって、変動音時間変化手段は、期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させる。そして、変動音低減手段は、変動音時間変化手段により変化された時間に応じて、表示装置に期待態様が現出される前に、変動音出力手段により出力された変動音の音量を第1音量から第2音量へ低減させる。このように、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させたとしても、その変化させた時間に応じて、変動音低減手段は、変動音出力手段により出力された変動音の音量を第1音量から第2音量へ低減させる。よって、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて、変動音が出力される時間を変化させ、その変化させた時間に応じて、出力されている変動音が楽曲の途中であるにも拘らず瞬時に停止されるパチンコ機と比較して、変動音が不自然に停止されることを防止し、遊技者に与える違和感を抑制することが可能である。
遊技機6において、前記変動音低減手段は、前記変動音時間変化手段により変化される時間に拘らず、前記変動音出力手段により出力された変動音の音量を予め定められた第1関係に基づいて、前記第1音量から第2音量へ低減させる構成であり、前記期待音増加手段は、前記期待音出力手段により出力開始された期待音の音量を予め定められた第2関係に基づいて、前記変動音低減手段により第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように前記期待音の音量を増加させる構成であることを特徴とする遊技機7。
遊技機7によれば、変動音低減手段は、保留球記憶手段に記憶される保留球数に基づいて、変動音時間変化手段により変化される時間に拘らず、即ち、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間変化に拘らず、変動音出力手段により出力された変動音の音量を第1音量から第2音量へ予め定められた第1関係に基づいて低減させる。また、期待音増加手段は、期待音出力手段により出力開始された期待音の音量を、変動音低減手段により低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるまで予め定められた第2関係に基づいて増加させる。よって、保留球記憶手段に記憶される保留球数に基づいて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間が変化されたとしても、その時間の変化に拘らず、変動音の音量減少のパターンおよび期待音の音量増加のパターンを一定のパターンにすることができる。従って、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間が変化されたとしても、変動音と期待音との切り換わりによる違和感を抑制することが可能である。なお、ここで、第1関係および第2関係としては、一次関数や二次関数、或いは音量を階段状に変化させる階段関数等が例示される。
遊技機6または7において、前記表示装置に現出される期待態様は、複数の種別から構成されており、前記主制御手段は、前記複数種別の期待態様から前記抽選結果に応じて前記表示装置へ現出させる1種別の期待態様を決定する期待態様決定手段を備え、前記主制御手段の変動時間決定手段は、前記期待態様決定手段により決定された1種別の期待態様と前記保留球数記憶手段に記憶される保留球数とから、前記動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様における変動時間を決定し、前記主制御手段の制御コマンド送信手段は、前記変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドを送信するものであり、前記副制御手段の期待態様判定手段は、前記制御コマンド受信手段により受信された変動時間に応じたコマンドから前記期待態様の現出があると判定した場合に、その変動時間に応じたコマンドから現出される1種別の期待態様を判別する種別判別手段を備え、前記副制御手段は、前記期待態様の種別に対応して、前記変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が前記変動音低減手段により第2音量へ低減開始されるまでの時間を少なくとも含む前記識別情報の動的態様における動作時間が記憶される動作時間記憶手段と、その動作時間記憶手段に記憶された動作時間から前記種別判別手段により判別された1種別の期待態様に対応する前記識別情報の動的態様における動作時間を取得する動作時間取得手段とを備え、前記副制御手段の変動時間設定手段は、前記動作時間取得手段により取得された前記1種別の期待態様に対応する動作時間の内、前記変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が前記変動音低減手段により第2音量へ低減開始されるまでの時間を、前記制御コマンド受信手段により受信された前記変動時間に応じたコマンドに対応して変化させて、その変化させた動作時間を前記動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間として設定するものであることを特徴とする遊技機8。
遊技機8によれば、主制御手段の変動時間決定手段は、期待態様決定手段により決定された1種別の期待態様と保留球数記憶手段に記憶される保留球数とから、動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様における変動時間を決定する。そして、主制御手段の制御コマンド送信手段は、変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドを副制御手段へ送信する。次に、副制御手段の期待態様判定手段は、制御コマンド受信手段が受信した変動時間に応じたコマンドから期待態様の現出があるかを判定する。期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、種別判別手段は、変動時間に応じたコマンドから現出される1種別の期待態様を判別する。そして、動作時間取得手段は、種別判別手段により判別された1種別の期待態様に対応する動的態様における動作時間を、期待態様の種別に対応して識別情報の動的態様における動作時間が記憶された動作時間記憶手段から取得する。最後に、副制御手段の変動時間設定手段は、動作時間取得手段により取得された1種別の期待態様に対応する動的態様における動作時間の内、変動音出力手段から出力される変動音の音量が変動音低減手段により第1音量から第2音量へ低減開始されるまでの時間を、制御コマンド受信手段により受信された変動時間に応じたコマンドに対応して変化させる(例えば、短縮する)。そして、この変化させた動作時間を、動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間に設定する。このように、変動時間設定手段は、動作時間取得手段によって動作時間記憶手段から取得した1種別の期待態様に対応する動的態様の動作時間を、変動時間に応じたコマンドに対応して変化させて、動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間の設定を行う。ここで、変動時間に応じたコマンドは、変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドであり、変動時間決定手段により決定される変動時間は、期待態様決定手段により決定された1種別の期待態様と保留球数記憶手段に記憶される保留球数とから決定される。よって、変動時間設定手段は、動作時間取得手段によって動作時間記憶手段から取得した1種別の期待態様に対応する動的態様の動作時間を、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて変化させて、動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間の設定を行う。これにより、動作時間記憶手段は、期待態様の種別と保留球数記憶手段に記憶される保留球数との全ての組み合わせに対応する識別情報の動的態様における各変動時間を全て記憶する必要がない。従って、動作時間記憶手段の記憶容量を少量化できる。
遊技機2から8において、前記副制御手段は、前記表示装置に前記期待態様が現出される場合に、前記変動音低減手段により第1音量から第2音量へ低減されている変動音と前記期待音増加手段によりその変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように増加されている期待音とが少なくとも重畳して出力される期間中、前記変動音および期待音とは異なる音を更に重畳して出力する出力手段を備えていることを特徴とする遊技機9。
遊技機9によれば、出力手段は、期待態様が表示装置に現出される場合に、変動音低減手段により第1音量から第2音量へ低減されている変動音と、期待音増加手段によりその変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように増加されている期待音とが少なくとも重畳して出力される期間中、変動音および期待音とは異なる音を更に重畳して出力する。即ち、変動音が低減されると共にその変動音に期待音が重畳して増加される期間中、出力手段による音を重畳する。よって、変動音と期待音との切り換えを更に違和感なく行うことができる。
音を出力可能な音出力手段と、始動条件が成立した場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与するかを抽選する主制御手段と、その主制御手段の抽選結果に基づき前記音出力手段から出力される音の出力状態を変化させる副制御手段とを備えた遊技機において、前記副制御手段は、第1所定音を可聴音量である第1音量で出力する第1所定音出力手段と、所定の条件が成立した場合に、前記第1所定音出力手段により出力された第1所定音の音量を前記第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ低減させる第1所定音低減手段と、その第1所定音低減手段により低減されている第1所定音が前記第2音量へ達する前に、その第1所定音とは異なる音の第2所定音を前記第1音量よりも小さい音量で前記第1所定音に重畳して出力開始する第2所定音出力手段と、その第2所定音出力手段から出力開始された第2所定音の音量を、前記第1所定音低減手段により前記第2音量へ低減されている第1所定音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように前記第2所定音の音量を増加させる第2所定音増加手段とを備えていることを特徴とする遊技機10。
遊技機10によれば、第1所定音出力手段は、第1所定音を可聴音量である第1音量で出力する。ここで、所定の条件が成立した場合には、第1所定音低減手段は、第1所定音出力手段により出力されている第1所定音の音量を第1音量から第2音量へ低減させる。すると、第2所定音出力手段は、第1所定音低減手段により低減されている第1所定音が第2音量へ達する前に、第1音量よりも小さい音量の第2所定音を第1所定音に重畳して出力開始する。そして、第2所定音増加手段は、第2所定音出力手段により出力開始された第2所定音の音量が、第1所定音低減手段により第2音量へ低減されている第1所定音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように第2所定音の音量を増加させる。このように、第1所定音低減手段は、所定の条件が成立した場合には、可聴音量である第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ第1所定音の音量を低減させるので、第1所定音出力手段により出力されている第1音量の第1所定音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、第1所定音出力手段により出力されている第2音量の第1所定音を瞬時に出力停止したとしても、出力停止時における第1所定音の音量変化を少なくすることができる。ここで、出力停止時における第1所定音の音量変化が少なくなると、それに伴い、ノイズの音量も小さくなる。よって、第1所定音出力手段により出力されている第1音量の変動音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。同様に、第2所定音出力手段は、第1所定音に重畳して出力する第2所定音を第1音量よりも小さい音量で出力開始するので、第2所定音出力手段が瞬時に第1音量の第2所定音を出力開始するパチンコ機と比較して、出力開始時における第2所定音の音量変化を少なくすることができる。よって、第2所定音出力手段が瞬時に第1音量の第2所定音を出力開始するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。従って、所定の条件が成立して、第1所定音と第2所定音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって発生するノイズを低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することが可能である。
また、遊技機10によれば、所定の条件が成立した場合には、まず、第1所定音低減手段が第1所定音を第1音量から第2音量へ低減開始し、第1所定音が第2音量となる前に、第2所定音出力手段がその第1所定音に重畳して第1音量よりも小さい音量の第2所定音を出力開始する。そして、第2所定音増加手段は、第2所定音出力手段により出力開始された第2所定音の音量を増加して、第2所定音の音量を、第1所定音低減手段により第2音量へ低減されている第1所定音よりも大きい音量かつ可聴音量にする。このように、所定の条件が成立した場合には、まず、第1所定音を低減させて、その低減される第1所定音に重畳して第2所定音を出力開始し、その後、第2所定音を増加させる。よって、所定の条件が成立した場合に、第1音量の第1所定音が、突然、第1音量の第2所定音へ切り換わるパチンコ機と比較して、第1所定音と第2所定音とを違和感なく切り換えることが可能となる。従って、所定の条件が成立して、第1所定音と第2所定音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって遊技者に与える違和感を抑制することが可能である。
ここで、所定の条件とは、例えば、第1所定音出力手段により出力される第1所定音の出力終了が間近となった場合や、第2所定音出力手段により出力される第2所定音の出力開始が間近となった場合等が例示される。
<その他>
パチンコ機では、遊技領域に打ち込まれた遊技球が図柄作動口へ入球すると、その入球のタイミングで抽選が行われ、その後、例えば液晶画面を代表とする表示装置に表示される図柄の変動表示を開始する(例えば、特許文献1:特開2007−117643号公報)。抽選の結果が大当たりである場合には、図柄の変動表示が停止した際に(所定の停止位置において)、停止図柄が予め定められた組み合わせを形成し、大当たりを発生させる。一方、抽選の結果がはずれである場合には、図柄の変動表示が停止した際に、停止図柄が予め定められた組み合わせを形成せず、はずれを発生させる(大当たりを発生させない)。
このようなパチンコ機においては、遊技の興趣を高めるために、抽選の結果が大当たりである場合に加え、抽選の結果がはずれである場合にも、図柄の変動表示が開始された後、予め定められた時間が経過すると、図柄の変動表示の一部を先に停止させ、大当たりに対するリーチを表示するのが一般的である。
このパチンコ機では、具体的には、例えば、表示装置の有効表示領域に3×3の桝目に9個の図柄が表示される場合には、遊技球が図柄作動口へ入球すると、3の図柄(3の列あるいは3の行)を変動表示し、予め定められた時間が経過すると、2の図柄(2の列あるいは2の行)の変動表示を先に停止させて大当たりに対するリーチを表示し、その後、残りの1の図柄(1の列あるいは1の行)の変動表示を停止する。
ここで、表示装置にリーチが表示される場合には、3の図柄の変動表示が開始されると、それに伴って、変動表示が開始されたこと示す通常変動音が出力開始される。その後、予め定められた時間が経過して、表示装置にリーチが表示される際には、リーチが表示されたことを示すリーチ変動音が通常変動音に代えて出力開始される。
具体的には、3の図柄の変動表示が開始されてから表示装置にリーチが表示されるまでは、所定音量の通常変動音が出力され、表示装置にリーチが表示される際には、所定音量の通常変動音を瞬時に出力停止する。そして、通常変動音が瞬時に出力停止するのと略同時にリーチ変動音を所定音量で出力開始する。このようにして、表示装置にリーチが表示される際には、通常変動音とリーチ変動音とを切り換えている。
しかしながら、通常変動音とリーチ変動音とを切り換える場合には、所定音量のまま通常変動音を瞬時に出力停止するので、出力停止時における通常変動音の音量変化が大きくなり、通常変動音の出力停止時にオーバーシュートやアンダーシュートが発生する。同様に、瞬時に所定音量となるようにリーチ変動音を出力開始するので、出力開始時におけるリーチ変動音の音量変化が大きくなり、リーチ変動音の出力開始時にオーバーシュートやアンダーシュートが発生する。このようにして発生したオーバーシュートやアンダーシュートが耳障りなノイズとなり出力されるので、表示装置にリーチが表示され、通常変動音とリーチ変動音とが切り換わる際に、遊技者に不快感を与えてしまうという問題点があった。
本技術的思想は、上記例示した問題点等を解決するためになされたものであり、表示装置にリーチが表示され、通常変動音とリーチ変動音とが切り換わる際に、遊技者に与える不快感を抑制することが可能な遊技機を提供することを目的としている。
<手段>
この目的を達成するために技術的思想1記載の遊技機は、識別情報を表示する表示装置と、始動条件が成立した場合に、遊技者に所定の遊技価値を付与するかを抽選する主制御手段と、その主制御手段の抽選結果に応じて前記識別情報の動的態様を前記表示装置に実行させる副制御手段とを備え、前記表示装置で実行される前記識別情報の動的態様の途中でその一部が停留すると共にその停留した動的態様の一部が予め定めた表示結果の一部を構成する期待態様を現出させた後に、前記予め定められた表示結果が現出されると前記所定の遊技価値を付与するものであり、前記主制御手段は、前記期待態様の現出の有無を含む前記識別情報の動的態様を前記抽選結果に応じて決定する動的態様決定手段と、その動的態様決定手段により決定された前記識別情報の動的態様に応じた制御コマンドを前記副制御手段へ送信する制御コマンド送信手段とを備え、前記副制御手段は、前記制御コマンド送信手段により送信された制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段と、その制御コマンド受信手段により制御コマンドが受信されると前記識別情報の動的態様を前記表示装置に実行させる動的態様実行手段と、その動的態様実行手段により動的態様が実行されることに伴って変動音を可聴音量である第1音量で出力する変動音出力手段と、前記制御コマンド受信手段により受信された制御コマンドから前記期待態様の現出の有無を判定する期待態様判定手段と、その期待態様判定手段により前記期待態様の現出があると判定された場合には、前記変動音出力手段により出力された変動音の音量を前記第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ、前記表示装置に期待態様が現出される前に低減させる変動音低減手段と、その変動音低減手段により低減されている変動音が前記第2音量へ達する前に、その変動音とは異なる音の期待音を前記第1音量よりも小さい音量で前記変動音に重畳して出力開始する期待音出力手段と、その期待音出力手段から出力開始された期待音の音量が、前記表示装置に期待態様が現出される場合には、前記変動音低減手段により前記第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように前記期待音の音量を増加させる期待音増加手段とを備えている。
なお、技術的思想1に記載した停留とは、識別情報の一部が上下左右に揺れている状態または識別情報の一部が伸縮動作している状態等の識別情報の一部が所定の領域内で動作している状態や識別情報の一部が完全に停止した状態が例示される。
技術的思想2記載の遊技機は、技術的思想1記載の遊技機において、前記変動音低減手段により低減される変動音の音量である前記第2音量および前記期待音出力手段により出力開始される期待音の音量は、いずれも可聴不能な音量である。
技術的思想3記載の遊技機は、技術的思想1または2に記載の遊技機において、前記期待音出力手段は、前記第1音量よりも小さい音量の期待音を、前記変動音低減手段によって変動音の音量が前記第1音量から第2音量へ低減開始された場合に出力開始するものである。
技術的思想4記載の遊技機は、技術的思想1から3のいずれかに記載の遊技機において、前記主制御手段は、前記始動条件を成立させるために遊技球が入球される始動領域と、その始動領域への遊技球の入球により前記始動条件が成立したことを検出する検出手段と、その検出手段により検出された遊技球の数を保留球数として記憶する保留球数記憶手段と、少なくともその保留球数記憶手段に記憶される保留球数に基づき、前記動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様における変動時間を決定する変動時間決定手段とを備え、前記制御コマンド送信手段は、前記変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドを送信するものであり、前記副制御手段は、前記制御コマンド受信手段により受信された前記変動時間に応じたコマンドに対応して、前記動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間を設定する変動時間設定手段を備え、前記変動音低減手段は、前記期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、前記変動時間設定手段により設定される変動時間に応じて、前記変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させる変動音時間変化手段を備え、その変動音時間変化手段により変化された時間に応じて、前記変動音出力手段により出力された変動音の音量の前記第1音量から第2音量への低減を、前記表示装置に期待態様が現出される前に開始するものである。
<効果>
技術的思想1記載の遊技機によれば、動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様に応じた制御コマンドを副制御手段の制御コマンド受信手段が受信すると、動的態様実行手段により識別情報の動的態様が表示装置に実行される。この識別情報の動的態様が実行されることに伴い、変動音出力手段は、変動音を可聴音量である第1音量で出力する。ここで、期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、変動音低減手段は、変動音出力手段により出力されている変動音の音量を、表示装置に期待態様が現出される前に、第1音量から第2音量へ低減させる。すると、期待音出力手段は、変動音低減手段により低減されている変動音が第2音量へ達する前に、第1音量よりも小さい音量の期待音を変動音に重畳して出力開始する。そして、期待音増加手段は、期待音出力手段により出力開始された期待音の音量が、表示装置に期待態様が現出される場合には、変動音低減手段により第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量となるように期待音の音量を増加させる。このように、変動音低減手段は、表示装置に期待態様が現出される前に、可聴音量である第1音量からその第1音量よりも小さい第2音量へ変動音の音量を低減させるので、変動音出力手段により出力されている第1音量の変動音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、表示装置に期待態様が現出された場合に、変動音出力手段により出力されている変動音を瞬時に出力停止したとしても、出力停止時における変動音の音量変化を少なくすることができる。ここで、出力停止時における変動音の音量変化が少なくなると、それに伴い、ノイズの音量も小さくなる。よって、表示装置に期待態様が現出された場合に、変動音出力手段により出力されている第1音量の変動音を瞬時に出力停止するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。同様に、期待音出力手段は、変動音に重畳して出力する期待音を第1音量よりも小さい音量で出力開始するので、期待音出力手段が瞬時に第1音量の期待音を出力開始するパチンコ機と比較して、出力開始時における期待音の音量変化を少なくすることができる。よって、期待音出力手段が瞬時に第1音量の期待音を出力開始するパチンコ機と比較して、発生するノイズの音量を小さくすることができる。従って、表示装置に期待態様が現出され、変動音と期待音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって発生するノイズを低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することが可能であるという効果がある。
また、表示装置に期待態様の現出が行われる場合には、まず、変動音低減手段が変動音を第1音量から第2音量へ低減開始し、変動音が第2音量となる前に、期待音出力手段がその変動音に重畳して第1音量よりも小さい音量の期待音を出力開始する。そして、期待音増加手段は、期待音出力手段により出力開始された期待音の音量を増加して、表示装置に期待態様が現出される場合には、期待音の音量を、変動音低減手段により第2音量へ低減されている変動音よりも大きい音量かつ可聴音量にする。このように、表示装置に期待態様の現出が行われる場合には、まず、変動音を低減させて、その低減される変動音に重畳して期待音を出力開始し、その後、期待音を増加させる。よって、表示装置に期待態様の現出が行われる場合に、第1音量の変動音が、突然、第1音量の期待音へ切り換わるパチンコ機と比較して、変動音と期待音とを違和感なく切り換えることが可能となる。従って、表示装置に期待態様が現出され、変動音と期待音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって遊技者に与える違和感を抑制することが可能であるという効果がある。
技術的思想2記載の遊技機によれば、技術的思想1記載の遊技機の奏する効果に加え、変動音低減手段により低減される変動音の音量である第2音量は可聴不能な音量であるので、変動音出力手段により出力されている変動音を瞬時に出力停止してノイズが発生したとしても、変動音は既に第2音量に、即ち、可聴不能な音量に低減されていることから、その発生したノイズが可聴音量となることを抑制することができる。同様に、期待音出力手段により期待音を瞬時に出力開始してノイズが発生したとしても、出力開始時の期待音は可聴不能な音量であることから、その発生したノイズが可聴音量となることを抑制することができる。従って、表示装置に期待態様が現出される場合に、変動音と期待音とが切り換わることによって発生するノイズを低減することで、遊技者に与える不快感を抑制することが可能であるという効果がある。
技術的思想3記載の遊技機によれば、技術的思想1または2に記載の遊技機の奏する効果に加え、期待音出力手段は、変動音低減手段により変動音の音量が第1音量から第2音量へ低減開始された場合に、第1音量より小さい音量の期待音を出力開始するので、変動音低減手段による変動音の低減開始のタイミングと、期待音増加手段による期待音の増加開始のタイミングを同一にすることができる。これにより、変動音の音量の減少を期待音の音量の増加で補う形態とすることができる。よって、変動音と期待音とを違和感なく切り換えることが可能となる。従って、表示装置に期待態様が現出され、変動音と期待音とが切り換わる場合に、その切り換わりによって遊技者に与える違和感を抑制することが可能であるという効果がある。
技術的思想4記載の遊技機によれば、技術的思想1から3のいずれかに記載の遊技機の奏する効果に加え、主制御手段の変動時間決定手段は、動的態様決定手段により決定された識別情報の動的態様における変動時間を、少なくとも保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づき決定する。そして、主制御手段の制御コマンド送信手段は、変動時間決定手段により決定された変動時間に応じたコマンドを副制御手段へ送信する。次に、副制御手段の変動時間設定手段は、制御コマンド受信手段により受信された変動時間に応じたコマンドに対応して、動的態様実行手段により実行される識別情報の動的態様における変動時間を設定する。そして、変動音時間変化手段は、期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、変動時間設定手段により設定される時間に応じて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させる(例えば、短縮する)。ここで、変動時間設定手段により設定される時間は、変動時間に応じたコマンドにより設定され、この変動時間に応じたコマンドは、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づき決定される。よって、変動音時間変化手段は、期待態様判定手段により期待態様の現出があると判定された場合には、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させる。そして、変動音低減手段は、変動音時間変化手段により変化された時間に応じて、表示装置に期待態様が現出される前に、変動音出力手段により出力された変動音の音量を第1音量から第2音量へ低減させる。このように、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて、変動音出力手段から出力される第1音量の変動音が第2音量へ低減開始されるまでの時間を変化させたとしても、その変化させた時間に応じて、変動音低減手段は、変動音出力手段により出力された変動音の音量を第1音量から第2音量へ低減させる。よって、保留球数記憶手段に記憶された保留球数に基づいて、変動音が出力される時間を変化させ、その変化させた時間に応じて、出力されている変動音が楽曲の途中であるにも拘らず瞬時に停止されるパチンコ機と比較して、変動音が不自然に停止されることを防止し、遊技者に与える違和感を抑制することが可能であるという効果がある。