JP5223371B2 - ワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリング - Google Patents

ワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリング Download PDF

Info

Publication number
JP5223371B2
JP5223371B2 JP2008045063A JP2008045063A JP5223371B2 JP 5223371 B2 JP5223371 B2 JP 5223371B2 JP 2008045063 A JP2008045063 A JP 2008045063A JP 2008045063 A JP2008045063 A JP 2008045063A JP 5223371 B2 JP5223371 B2 JP 5223371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
wireless
network
mesh network
bandwidth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008045063A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008228292A (ja
Inventor
チェヌ ウエイ−ポン
スゥ チン−フォン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JP2008228292A publication Critical patent/JP2008228292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5223371B2 publication Critical patent/JP5223371B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/22Traffic simulation tools or models
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/16Central resource management; Negotiation of resources or communication parameters, e.g. negotiating bandwidth or QoS [Quality of Service]
    • H04W28/18Negotiating wireless communication parameters
    • H04W28/20Negotiating bandwidth

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は概してネットワーキングに関し、より具体的にはワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリングに関する。
近年、ワイヤレスメッシュネットワークの利用が増加している。これらのネットワークはメッシュ状に無線で相互接続された複数のノードにより形成される。従来のワイヤレスLAN(local area network)とは異なり、これらのノードは、移動端末(mobile device)との間でデータトラフィックを転送し、かつノード間の通過トラフィック(transit traffic)を中継する役割も有している。結果として、これらのノードはワイヤレスマルチホップネットワークを形成する。かかるネットワークのスループットはネットワークの設計及び計画において重要な問題である。
本発明により、ワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリングの方法を説明する。一部の実施形態では、これらの方法はワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅をインテリジェントに配分する。
一部の実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワークにおける帯域幅分配方法はトポロジ情報を特定する段階を含む。トポロジ情報は、ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示す。本方法は、ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する。トラフィックマトリックスは、各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較して重み付けする相対的トラフィックデマンドを示す。本方法は、トポロジ情報とトラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅配分を計算し、帯域幅配分から各ワイヤレスノードのパラメータを計算する。そのパラメータはワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響を与える。本方法は、各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する。
本発明の実施形態は様々な技術的有利性を提供する。例えば、これらの方法によりワイヤレスネットワークのスループットを大きくできる。ワイヤレス資源をよりインテリジェントに配分することにより、トラフィック量が大きいエリアにおける輻輳問題を補償し低減することができる。ある実施形態では、ワイヤレスネットワークにおける干渉を認めて、帯域幅パラメータを修正して是正することができる。干渉によりノードがチャネルに頻繁にアクセスできなくなるが、これらの方法は、ノードに、アクセス後、より長い時間送信させ有効帯域幅を大きくすることにより、干渉の効果を低減できる。一部の実施形態では、干渉するノードに帯域幅を分配することによりチャネルへの比較的「公平な」アクセスをさせる。一部の実施形態では、ネットワークにおける帯域幅割り当ては、IEEE802.11ワイヤレス通信プロトコル等の既存の標準規格にすでにあるパラメータを修正することにより実現できる。これによりワイヤレスネットワークは既存の標準規格と完全に互換性を保つことができ、既存のインフラストラクチャに最小限の変更を加えるだけでよい。また、一部の実施形態では、これらの方法により、現在のワイヤレスネットワーキング標準及び技術は、ワイヤレスメッシュネットワークに固有の複雑性に適応することができる。
本発明の他の技術的有利性は、以下の図面、詳細な説明、及び特許請求の範囲に基づき、当業者には容易に明らかとなるであろう。さらに、具体的な有利性を上記したが、様々な実施形態は上記の有利性のすべてまたは一部を含んでもよいし、全く含まなくてもよい。
本発明及びその有利性を完全に理解してもらうため、添付した図面を参照しつつ以下に説明する。
図1は、ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅をインテリジェントに配分するシステム(参照符号10で示す)を示す図である。図示したように、システム10はワイヤレスメッシュネットワーク12とネットワーク14とを含み、これらは任意の適切な方法またはプロトコルを用いて相互接続されている。一般的に、ワイヤレスメッシュネットワーク12のエレメントは、ワイヤレスメッシュネットワーク12にインテリジェントに帯域幅を配分するように相互運用する。キャパシティを増加させて輻輳を回避するために、ネットワークアドミニストレータは、ワイヤレスメッシュネットワーク12における干渉を判断して、ネットワークノードの動作を制御する様々なパラメータを調節して、ネットワークトラフィックを管理(regulate)する。
ワイヤレスメッシュネットワーク12はメッシュトポロジ(topology)を有するワイヤレスネットワークを論理的に示したものである。図示した実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワーク12はノード16と、ワイヤレス端末(wireless device)18と、ネットワークアドミニストレータとを含む。図示はしていないが、ワイヤレスメッシュネットワーク12はその他の任意の適切な装置を含み、帯域幅をインテリジェントに配分するワイヤレスマルチホップネットワークを提供してもよい。一部の実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワーク12は許可を受けた者のみがアクセスできる私企業ネットワークであり、他の実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワーク12は誰でもアクセスできる公的ネットワークである。
一般的に、ノード16は相互接続してワイヤレスメッシュネットワーク12を形成する。各ノード16は他のノードや移動端末18に信号(communications)を送信し、各ノード16は他のノード16及び移動端末18から信号を受信する。一部の実施形態では、ノード16はネットワークアドミニストレータ20から管理メッセージ(management messages)を受信する。ノード16は、ネットワークアドミニストレータから受信したメッセージに従うために、これらのメッセージを処理し、送信パラメータ、ルーティングテーブル、及び/またはその他の適切なメモリ及び/または手順を更新する。一部の実施形態では、ノード16は、IEEE802.11やIEEE802.16などの標準規格に則ったプロトコルに従って通信する。一般的に、ノード16は任意の適切なハードウェア、ソフトウェア、制御論理の集合(collection)であり、ワイヤレスメッシュネットワーク12において信号(communications)を送信、受信、及び/または処理する。
図示した実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワーク12はノード16a、16b、16c、16d、及び16eを含む。ワイヤレスリンク(点線で示した)が次のノード間にある:(1)ノード16aと16b、(2)ノード16bと16d、(3)ノード16dと16c、(4)ノード16dと16e、(5)ノード16cと16e、及び(6)ノード16eと16a。一部の実施形態では、ノード16は限られた範囲において、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の他のノード16、移動端末18、またはその他の装置と通信することができる。例えば、ノード16cの範囲には、例示したワイヤレスリンク(点線)で示したようにノード16dと16eが入っているが、その他のノード16は含まれていない。さらに、ノード16は無線で通信するので、1つのノード16が送信した通信は他のノード16巻の通信と干渉することがある。一部の実施形態では、一ノード16の干渉範囲はそのノード16の通信可能範囲よりも広い。例えば、一実施形態では、各ノード16は他のノード16と250メートルまで離れても通信できるが、550メートル離れた他の無線通信と干渉することがある。一方、ワイヤレスメッシュネットワーク12は、5つのノードを有するものとして図示し、説明したが、言うまでもなく、任意の適切な数のノード16を有していてもよい。
例示したように、ワイヤレスメッシュネットワーク12は無線端末18を含み、その無線端末18のユーザは音声、ビデオ、データ、その他の任意の適切な信号を送受信できる。無線端末18は、他の無線端末18、ノード16、その他のワイヤレスメッシュネットワーク12内のエレメントと通信するため、他の1つ以上のノード16を介して接続する。一部の実施形態では、無線端末18は、ネットワーク14またはその他の外部ネットワークや外部装置にアクセスするために、1つ以上のノード16を介して通信する。一部の実施形態では、無線端末(wireless devices)にはパーソナルコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、VoIP電話、携帯電話、またはネットワークにおいて無線通信できる適切なその他の装置が含まれる。ワイヤレスメッシュネットワーク12には2つの無線端末18のみを示したが、言うまでもなく、ワイヤレスメッシュネットワーク12に含まれる無線端末18の数はいくつでもよい。
ネットワーク14は、通信端末を相互接続するハードウェア、ソフトウェア、その他の制御論理の任意の適切な集合を表している。例示した実施形態では、ネットワーク14はワイヤレスメッシュネットワーク12の外部にあるネットワークである。一部の実施形態では、ネットワーク14は、電気通信ネットワーク、衛星ネットワーク、ケーブルネットワーク、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、イーサネット(登録商標)、その他の適切なネットワーク等を含み得る。
一部の実施形態では、ノード16eは有線接続によりネットワーク14と接続されている(両者を結ぶ実線で示した)。その他のノード16は、ノード16eを介してネットワーク14またはそのネットワーク14に接続された装置と通信できる。一部の実施形態では、ノード16eはネットワーク14とワイヤレスメッシュネットワーク12中のエレメント(element)(例えば、その他のノード16や無線端末18)との間でメッセージを中継する。一部の実施形態では、ノード16eは、ゲートウェイその他の適切な装置を介してネットワーク14に接続されてもよく、異質のネットワーク間の相互運用をサポートするゲートウェイ機能を提供してもよい。システム10は、1つのネットワーク14のみがノード16eを介してワイヤレスメッシュネットワーク12に接続されているとして例示したが、言うまでもなく、任意の適切な数のネットワーク14やその他の適切な装置やその組合せを任意の適切な方法でワイヤレスメッシュネットワーク12に接続してもよい。
ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12における帯域幅をインテリジェントに配分するために、ワイヤレスメッシュネットワーク12に関する情報を集め(determine)、その情報を処理し、ノード16に命令を与える。ネットワークアドミニストレータ20は任意の適切な方法でノード16と通信できる。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、その通信範囲内にあるノード16と無線通信し、ワイヤレスメッシュネットワーク12中のその他のノード16と通信するため、その通信範囲内にあるノード16を介してメッセージをルーティングする。他の一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12中の各ノード16と無線通信できる。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、有線接続(図示せず)その他の任意の適切な方法でノード16と通信する。ネットワークアドミニストレータ20は、独立した装置として例示したが、ノード16の1つと一体になっていてもよい。ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12において帯域幅のインテリジェントな配分を指示する任意の適切なハードウェア、ソフトウェア、制御論理の集合(collection)である。
動作中、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12のトポロジ情報(topology information)を特定する。ネットワークアドミニストレータ20は、そのトポロジ情報を用いて、ワイヤレスメッシュネットワーク12における干渉(interference)の存否、程度、場所を判断できる。一部の実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワーク12においては、外部の装置やネットワーク等の影響により、干渉が生じることもある。トポロジ情報には、これらの外部からの影響により生じる干渉の情報が含まれていてもよい。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12のトラフィック情報(traffic information)を調べる(determine)。トラフィック情報はソースノード(source node)16とデスティネーションノード(destination node)16との間で必要とされるトラフィック負荷の情報を含んでいてもよい。トラフィック情報は、一部の実施形態では推定値であってもよく、他の実施形態では実際のトラフィックフローを表す情報であってもよい。一例として、ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12の動作を問い合わせ、または直接調べてトラフィック情報を判断する。ネットワークアドミニストレータ20は、ノード16等の他の装置を使って(rely on)トラフィック情報を監視し、報告させてもよい。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、このトラフィック情報を、各ノード16からその他のすべてのノード16への相対的なトラフィック量を示すトラフィックマトリックスとして表してもよい。トラフィックマトリックス(traffic matrix)は、ソースノード16とデスティネーションノード16の各ペアに対して、そのペアを他のペアと比較した相対的なトラフィックの需要を示す。ワイヤレスメッシュネットワーク12中の各ソースノード16から各デスティネーションノード16への実際のトラフィック負荷を求めるには、トラフィックマトリックスにスカラー値をかければよい。ネットワークアドミニストレータ20は、そのスカラー値を最大化するために帯域幅を配分する。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、トラフィック情報を利用してワイヤレスメッシュネットワーク12を介したパケットのインテリジェントなルーティングを指示する。
ネットワークアドミニストレータ20は、トポロジ情報とトラフィック情報とを用いて、場合によってはワイヤレスメッシュネットワーク12中の各リンクに対し、帯域幅の割り当てを計算する。各帯域幅割り当ては、リンクの望ましい帯域幅を表している。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、リンクのスループットではなくノード16のスループットを用いて計算を簡単にする。そうするために、ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の各ノードの帯域幅割り当てを計算する。帯域幅割り当てを決定してから、ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の各ノード16のパラメータを計算する。これらのパラメータはノード16に送られ、組み入れられる。このパラメータの値によりノード16の動作が制御され、そのノード16の帯域幅利用が決定され、ネットワークアドミニストレータ20により選択された帯域幅配分が実現される。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、対応する帯域幅配分をリンクまたはノード16が使用する帯域幅に近づけるように、各ノード16のパラメータを計算する。
ワイヤレスメッシュネットワーク12内の装置がIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコルに従って通信するとき、ネットワーク中の相異なるリンク及び/またはノード16の実際の帯域幅を決める(affect)ためにいくつかのパラメータを使用する。IEEE802.11を使用するネットワークでは、ネットワークアドミニストレータ20は、ノード16の帯域幅利用を決めるために、TXOP(transmission opportunity)の値を変更する。TXOPは、IEEE802.11標準で規定されたパラメータであり、あるノード16が一度媒体にアクセスした時にパケットを送信できる最大時間を表している。送信されるパケットの長さがTXOPより小さい場合、ノード16はTXOPに達するまで、より多くのパケットを連続的に送信することができる。TXOPパラメータの本来の目的を拡張して、ノード12ごとにTXOPの値を選択して、ワイヤレスメッシュネットワーク12中のノード16に帯域幅を割り当ててもよい。TXOPの値が大きければ大きいほど、対応するノード16が一旦チャネルを獲得した時にパケットを送信できる時間が長くなる。TXOPの値が小さければ、対応するノード16が一旦チャネルを獲得してからパケットを送信できるウィンドウが小さくなる。従って、ネットワークアドミニストレータ20は、所望の帯域幅配分(bandwidth allocation)を実現するために、ノード16のTXOP値を計算する。別の実施形態では、別のIEEE802.11パラメータを使用してノード16の有効帯域幅を決める(affect)ことができる。例えば、IFS(interframe slot)及びコンテンションウィンドウ(contention window)を修正して、ワイヤレスメッシュネットワーク12のノード16及び/またはリンクの実際の帯域幅を変更できる。様々なパラメータを調節することにより、ネットワークアドミニストレータ20はノード16の動作を制御しトラフィックを操作でき、干渉を考慮してキャパシティを増やし輻輳を回避することができる。
IEEE802.11プロトコルを参照してワイヤレスメッシュネットワーク12を説明したが、言うまでもなく他の実施形態では、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の装置は別のプロトコルで通信してもよい。例えば、ワイヤレスメッシュネットワーク12はWiMAX(すなわちIEEE802.16)通信プロトコルにより動作するものであってもよい。それらの実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は実際のノードの帯域幅を修正するために、任意の適切なパラメータを使用できる。
ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅をインテリジェントに配分するシステムの実施形態を説明したが、すべてを含む必要はない。エレメントの一定の設定と構成を含むものとしてワイヤレスメッシュネットワーク12を説明したが、留意すべきこととして、これは論理的表示であって、ワイヤレスメッシュネットワーク12の構成要素や機能は必要に応じて論理的及び物理的に結合されても、分離されても、分散されてもよい。また、コンポーネントの任意の適切な集合と構成によりワイヤレスメッシュネットワーク12の機能を実現してもよい。「パラメータ」として説明したが、言うまでもなく、ここで使用する「パラメータ」には任意の適切なパラメータ、特性、アルゴリズム、機能、テーブル、プロトコル、変数などが含まれる。
図2は、ワイヤレスメッシュネットワーク12において帯域幅の配分を決定するネットワークアドミニストレータ20を示すブロック図である。図示したように、ネットワークアドミニストレータ20はネットワークインターフェイス52と、コントローラ54と、メモリ56とを含む。
ネットワークインターフェイス52はシステム10のその他のエレメントとの通信をサポートする。一部の実施形態では、ネットワークインターフェイス52はワイヤレスメッシュネットワーク12中の各ノード16と通信するためのワイヤレスインターフェイスである。ネットワークインターフェイス52はワイヤレスメッシュネットワーク12中の他の装置と無線で通信してもよい。一部の実施形態では、ネットワークインターフェイス52は、ワイヤレスメッシュネットワーク12を含む複数のネットワークと接続できる。例えば、ネットワークインターフェイス52はイーサネット(登録商標)やインターネット(図示せず)等の有線ネットワークに接続することもできる。ネットワークインターフェイス52は、ネットワークアドミニストレータ20内の単一のコンポーネントとして例示したが、これは言うまでもなく論理的な表現である。ネットワークインターフェイス52は、ネットワークアドミニストレータ20をシステム10の他のエレメントとインターフェイスさせる任意の適切なコンポーネント、ハードウェア、ソフトウェア、及び/または論理よりなる。
一般的に、コントローラ54はネットワークアドミニストレータ20の動作、計算、及び機能を制御する。コントローラ54はネットワークインターフェイス52を介してネットワークアドミニストレータ20が受信した情報を処理する。一部の実施形態では、コントローラ54は、ノード16の帯域幅割り当てとパラメータとを計算するために、メモリから機能、アルゴリズム、データをロードし、ネットワークアドミニストレータ20内の単一エレメントとして示したが、言うまでもなく、コントローラ54の機能は1つ以上のエレメントにより実行されてもよい。コントローラ54は、ネットワークアドミニストレータ20の動作を制御するその他の任意の適切な機能を有する。
メモリ56はネットワークアドミニストレータ20が使用するデータとアルゴリズムを格納する。例示した実施形態では、メモリ56は、動作論理58、ネットワークトポロジ60、トラフィックマトリックス62、帯域幅アルゴリズム64、及び帯域幅データ66を含む。動作論理58は、実行されたとき、ネットワークアドミニストレータ20中の様々なエレメントの動作を制御し、ネットワークアドミニストレータ20が必要とするその他の任意の機能を実行する、任意の適切なプログラム、ソフトウェア、論理、回路を含む。
ネットワークトポロジ60はワイヤレスメッシュネットワーク12のトポロジに関する情報を含む。一部の実施形態では、トポロジ情報はノード16の数、ノード16の設定(configuration)、各ノード16の信号強度、及び/またはその他の任意の適切な情報を含む。ネットワークトポロジ60はワイヤレスメッシュネットワーク12の様々な部分の干渉の大きさを示す。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は所望の帯域幅配分を決定するためにネットワークトポロジ60を使用する。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12を介してパケットをいかにルーティングするか決定するために、ネットワークトポロジ60を使用する。トラフィックマトリックス62はワイヤレスメッシュネットワーク12の様々な部分のトラフィック量に関する情報を含む。トラフィックマトリックス62は、実際の無線トラフィック、(例えば、シミュレーションによる)トラフィック予想、履歴データ、またはトラフィック情報の適切な組合せを反映している。ネットワークアドミニストレータ20は、データのタイプや情報の取得方法に基づき、適切であれば、トラフィックマトリックス62を更新する。一部の実施形態では、トラフィックマトリックス62は各ソースノード16から各デスティネーションノード16への相対的なパケットのフローを示す。このように、トラフィックマトリックス62は、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の各ノード16間のフローを含む2次元配列として表される。
帯域幅アルゴリズム64は、ノード16の帯域幅配分とパラメータを計算するために、ネットワークアドミニストレータ20が利用する式とアルゴリズムを含む。例えば、帯域幅アルゴリズム64は、帯域幅配分を求めるためにネットワークトポロジ60とトラフィックマトリックス62を処理するアルゴリズムと、場合によってはその他のデータとをともに含む。同様に、帯域幅アルゴリズム64は、ノード16のパラメータ値を決定するために帯域幅配分(bandwidth allocation)を入力するアルゴリズムを含む。帯域幅データ66は計算された帯域幅配分とパラメータ値を格納する。一部の実施形態では、帯域幅アルゴリズム64は図5に参照して以下に説明する式と同様の式を含む。一般的に、メモリ56は、記憶要素の任意の適切な組合せ及び構成から形成され、ネットワークアドミニストレータ20が使用するデータとアルゴリズムを格納する。
メモリ56は具体的な構成のモジュールを含む単一のエレメントとして例示して説明したが、これは論理的な表示であって、メモリ56のコンポーネントと機能は1つ以上の物理的な場所にある任意の適切なエレメントを含む。メモリ56はネットワークアドミニストレータ20が使用する情報を格納する。
動作中、ネットワークアドミニストレータ20は、ネットワークトポロジ60に格納された情報にアクセスして、ワイヤレスメッシュネットワーク12のトポロジに関する情報を特定してもよい。ネットワークアドミニストレータ20は、トラフィックマトリックス62にアクセスして、ワイヤレスメッシュネットワーク12のトラフィック情報を取得(determine)してもよい。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の1つ、多数、またはすべてのノード16から状態メッセージを受け取り、処理した後、トラフィック情報を決定してもよい。ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12中のトラフィックフローに関する情報を、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の他の装置に問い合わせてもよい。他の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は別の装置またはエレメントからトラフィック情報を受け取る。ネットワークアドミニストレータ20は、この情報を、定期的に、ネットワークアドミニストレータ20が送信する要求に応答して、またはトラフィック情報に変化があったときに受け取ることもできる。
ネットワークアドミニストレータ20はネットワークトポロジ60、トラフィックマトリックス62、及び帯域幅アルゴリズム64を使用して、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の帯域幅配分を計算する。帯域幅配分はワイヤレスメッシュネットワーク12中の各リンク及び/または各ノード16の帯域幅の望ましい使用を示している。一部の実施形態では、帯域幅配分はワイヤレスメッシュネットワーク12の一部が使用する望ましい帯域幅を示す。例えば、トラフィックマトリックス62が、ワイヤレスメッシュネットワーク12の一部分に大量のトラフィックがあることを示す場合、ネットワークアドミニストレータ20はそのワイヤレスメッシュネットワーク12の一部分のために帯域幅を計算する。ネットワークアドミニストレータ20は帯域幅データ66に帯域幅配分を格納する。
帯域幅配分と帯域幅アルゴリズム64とを用いて、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12の帯域幅に影響を与える1つ以上のパラメータを計算する。ネットワークアドミニストレータ20は1つ以上のノード16に対して相異なるパラメータを選択して、対応するノード16が使用する帯域幅が望ましい帯域幅配分に近づくようにする。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は各ノード16のTXOP値を選択する。あるノード16に割り当てられたTXOP値が大きいと、そのノード16はチャネルを取得したときにデータを送信する時間が長くなり、その結果、そのノード16の帯域幅が大きくなる。TXOP値が小さいと、ノード16がデータを送信する時間が短くなり、その結果、ノード16の帯域幅が小さくなる。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はTXOPの値を計算し、使用帯域幅が望ましい帯域幅配分に近づくようにする。この計算の実施形態は図5を参照して説明する。別の実施形態では、別のIEEE802.11パラメータを使用してノード16の有効帯域幅を決める(affect)ことができる。例えば、IFS(interframe slot)とコンテンションウィンドウ(contention window)を修正して各ノード16の有効帯域幅を変更する。適切であれば、ネットワークアドミニストレータ20は異なるパラメータを使用して、各ノード及び/またはリンクが使用する帯域幅を設定または調節する。帯域幅アルゴリズム64はこれらのパラメータのためのアルゴリズム、式などを格納している。
一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、ワイヤレスメッシュネットワーク12を介したパケットのルーティングを制御してスループットを改善するようにも動作する。例えば、ネットワークアドミニストレータ20はノード16が持っているパケットルーティングテーブルを監視し、エントリーを入れ(populate)、調節し、あるいは制御してもよい。具体的な例として、ネットワークアドミニストレータ20は、トラフィックマトリックス62を調べて(evaluate)、ノード16dからノード16eに、及びノード16bからノード16eに大量のトラフィックが流れていると判断する。その判断後、ネットワークアドミニストレータ20はネットワークトポロジ60を調べて(evaluate)、パケットをノードbからノード16eにどのようにルーティングするか判断する。図1に示したネットワークにおいて、これらのパケットはノード16aまたはノード16dのいずれかを介してルーティングできる。ノード16aのトラフィックがノード16dのトラフィックより少なければ、ネットワークアドミニストレータ20は、ノード16bからノード16eへのトラフィックをノード16dではなくノード16aを介してルーティングするように、ノード16のルーティングテーブルを更新する。簡単な例で説明したが、この考え方は様々なルーティングデザインに適用できる。
ネットワークアドミニストレータ20の具体的な実施形態を説明したが、これらすべてを含む必要はない。一定の設定と構成のエレメントを含むものとしてネットワークアドミニストレータ20を説明したが、留意すべきこととして、これは論理的表示であって、ネットワークアドミニストレータ20の構成要素や機能は必要に応じて論理的及び物理的に結合されても、分離されても、分散されてもよい。また、コンポーネントの任意の適切な集合と構成によりネットワークアドミニストレータ20の機能を実現してもよい。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はノード16の1つと一体になっていてもよい。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20の機能はワイヤレスメッシュネットワーク12中のノード16の一部またはすべてに分散していてもよい。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12の外部にあってもよい。ネットワークアドミニストレータ20は複数のワイヤレスメッシュネットワークに帯域幅をインテリジェントに配分することもできる。また、ネットワークアドミニストレータ20はその他の任意の適切なコンポーネント、エレメント、装置、及び機能を有していてもよい。例えば、ネットワークアドミニストレータ20は、ユーザ(individual)にワイヤレスメッシュネットワーク12中のトラフィックフロー及び帯域幅配分を監視させ、場合によっては制御させるユーザインターフェイスを有していてもよい。要約すると、ネットワークアドミニストレータ20の様々なコンポーネントが実行する機能は、ワイヤレスメッシュネットワーク12において帯域幅をインテリジェントに配分する任意の適切な装置により実現することができる。
図3A乃至図3Cは、ワイヤレスメッシュネットワークの一例のトポロジと、ネットワークノード間の帯域幅の配分のために選択されたパラメータと、帯域幅配分のシミュレーション結果とを示す。図3Aは、10個のノード102a−jを含むワイヤレスメッシュネットワーク100の一例を示す図である。例示した実施形態において、ノード102は、250メートル間隔で配置され、250メートルまで離れた他のノード102と通信することができる。従って、ノード102は、矢印で示したように、隣接したノード102のみと通信できる。例示したように、ノード102aはノード102bのみと通信でき、ノード102bはノード102aまたはノード102cのいずれかと通信できる。また、ノード102は550メートル離れても干渉を起こす。ワイヤレスメッシュネットワーク100はネットワークアドミニストレータ(図示せず)も含む。このネットワークアドミニストレータはネットワークアドミニストレータ20でもよい。
図3Bはノード102に対して選択されたパラメータを示すテーブル104である。例示した実施形態では、ノード102はIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコルに従ってメッセージを送受信する。各ノード102はその隣接するノード102の各々と一定ビットレート(CBR)接続を確立する。テーブル104は各ノード102のTXOPの値を示している。この値は、図5を参照して説明する式と方法により計算できる。
テーブル104では、ノード102aと102jのTXOP値は1であり、ノード102bと102iのTXOP値は3.691であり、ノード102cと102hのTXOP値は5.852であり、ノード102dと102gのTXOP値は7.361であり、ノード102eと102fのTXOP値は8.084である。メッシュの中心のノード102(例えば、ノード102eと102f)が受ける干渉は他のノードよりも大きい。ワイヤレスメッシュネットワーク100中のより多くのノード102からの干渉を受けるからである。しかし、ワイヤレスメッシュネットワークの端のノード102(例えば、ノード102aと102j)は他のノード102からの干渉が少ない。テーブル104は、これらの中心付近のノード102に割り当てられる値が端に近いノード102に割り当てられるノード102より大きいことを示している。従って、テーブル104に示された帯域幅配分により、すべてのノードがより「公平(fair)」に帯域幅を利用できる。
図3Cは、テーブル104に示したTXOP割り当ての例による効果を示すグラフ106である。グラフ106は、これらの割り当てたTXOP値をシミュレーションしたワイヤレスメッシュネットワーク100のノード102に適用してものである。グラフ106の横軸108は、ノード102に対応するノードインデックスを示す。グラフ106の縦軸110は、到達比率(delivery ratio)、すなわちパケット総数に対する到達したパケットの比率を示す。
凡例112にグラフ106に示した4つの線の意味が説明されている。凡例112中の一番上の線114は、すべてのノードのTXOPが等しく、送信データレートが400キロビット毎秒である場合の、ノード102の配信比率を示している。凡例112中の二番目の線116は、すべてのノードのTXOPが等しく、送信データレートが600キロビット毎秒である場合の、ノード102の配信比率を示している。凡例112中のその次の線118は、TXOPがテーブル104にTXOP値に設定され、送信データレートが400キロビット毎秒である場合の、ノード102の配信比率を示している。凡例112中の一番下の線120は、TXOPがテーブル104にTXOP値に設定され、送信データレートが600キロビット毎秒である場合の、ノード102の配信比率を示している。グラフ106から分かるように、最も干渉が大きいノード102の配信比率は、そのノードに他のノード102のTXOP値よりも大きなTXOP値を設定することにより、大幅に高くなる。
ワイヤレスメッシュネットワークの具体的な実施形態を説明したが、これらすべてを含む必要はない。ワイヤレスメッシュネットワーク100はエレメントの一定の設定及び構成を含むものとして説明したが、これは一例に過ぎないことに留意すべきである。同様に、例示したパラメータ(すなわち、TXOP)やそのパラメータの値は、単に例示した具体的な実施形態を説明するために設けたものである。
図4は、ワイヤレスメッシュネットワーク12においてネットワークアドミニストレータ20が帯域幅を割り当てる方法150を示すフローチャートである。方法150はステップ152で始まり、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12のトポロジを特徴付ける情報を特定する。このトポロジ情報はワイヤレスメッシュネットワーク12の構成(configuration)を示す。一部の実施形態では、トポロジ情報はノード16の数、場所、設定を特定する。一部の実施形態では、トポロジ情報を使用して、ワイヤレスメッシュネットワーク12中の相異なる場所における干渉量を決定することができる。この決定は、その干渉がノード16等のワイヤレスメッシュネットワーク12内の装置によるものか、外部の要因によるものかに拘わらずできる。ある実施形態では、トポロジ情報はネットワークトポロジ60としてネットワークアドミニストレータ20に格納される。
ステップ154において、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12のトラフィック情報(traffic information)を調べる(determine)。トラフィック情報はワイヤレスメッシュネットワーク12の相異なる部分を介したトラフィックフローを示す。一部の実施形態では、トラフィック情報は各ソースノード16から各デスティネーションノード16へのパケットの平均数の詳細を示す。トラフィック情報は、ワイヤレスメッシュネットワーク12中のトラフィックの総量または相異なるノード16間の相対的ネットワークトラフィックの表示を含む。ある実施形態では、トラフィック情報はトラフィックマトリックス62としてネットワークアドミニストレータ20に格納される。一部の実施形態では、ステップ154はステップ152の前に実行しても、同時に実行してもよい。次に、ステップ156において、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12中のリンクの帯域幅割り当てを計算する。ネットワークアドミニストレータ20は、帯域幅割り当てを計算するためにトラフィック情報とトポロジ情報とを使用する。一リンクの帯域幅割り当て(bandwidth assignment)は、そのリンクへの所望の帯域幅配分(bandwidth allocation)を示す。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、トラフィックエンジニアリングを要するワイヤレスメッシュネットワーク12の一部に対する帯域幅割り当てを計算する。しかし、他の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12中の各リンクの帯域幅割り当てを計算する。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は帯域幅データ66に帯域幅割り当てを格納する。帯域幅割り当ての計算の実施形態を図5を参照して例示して説明する。
ステップ158において、ネットワークアドミニストレータ20は、帯域幅割り当てを用いて各ノード16のパラメータを計算する。パラメータにより各ノード16が利用できる帯域幅が変化する。一部の実施形態では、パラメータはTXOP値である。各ノード16はそれに割り当てられたTXOP値を用いて、そのノード16が使用する帯域幅を変更する。パラメータ計算の実施形態を図5を参照して例示して説明する。図4のステップ160において、ネットワークアドミニストレータ20はパラメータをそれぞれにノード16に送信する。この送信は任意の適切な方法で実現できる。ステップ162において、ネットワークアドミニストレータ20は、パラメータを更新するかどうか決定する。一部の実施形態では、前のパラメータ割り当ての有効性に関するデータを見てからこの決定を行う。他の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12におけるトラフィックのレベルまたは構成の違いに基づき、パラメータを更新するかどうか判断(evaluate)する。ネットワークアドミニストレータ20は、パラメータを更新するとき、ステップ154に戻り、ワイヤレスメッシュネットワーク12の更新されたトラフィック情報を決定する。しかし、ネットワーク20がパラメータを更新しないと決定すると、方法150は終了する。
図4を参照して説明した方法は単なる例示であり、言うまでもなく動作のしかたやその動作を実行する装置は任意の適切なように修正してもよい。本方法では、具体的なステップを特定の順序で実行するものとして説明したが、言うまでもなく、ワイヤレスメッシュネットワーク12は任意の適切なエレメントの集合及び配置が、任意の動作可能な順序で、これらのステップの一部または全部を実行しても、またはどのステップを実行しなくてもよい。例えば、一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は各ノード16の2つ以上のパラメータを計算する。
図5は、リンク帯域幅割り当ての計算とノード16のパラメータの計算の方法200の一実施形態を示すフローチャートである。方法200は、ステップ202で始まり、ネットワークアドミニストレータ20はトラフィック情報とトポロジ情報とを利用して線形計画問題を定式化する。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、ステップ154で決定したトラフィック情報と、ステップ152で特定したトポロジ情報とを利用する。線形計画問題は次のように定式化できる:
Figure 0005223371
表示を分かりやすくするため、各記号の意味を表1に示した。
Figure 0005223371
ある実施形態では、トポロジ情報はV,E,E及びC(e)を含み、トラフィック情報はレートベクトルrで表される。レートベクトルrはソースノード16とデスティネーションノード16の各ペアのトラフィック負荷を示す。これらの変数は上記の線形計画問題に入力される。式(2)と(3)は、それぞれソースノード16と中間ノード16におけるフローの保存を示す。式(4)はワイヤレスメッシュネットワーク12におけるトラフィックフローの干渉による制約を表す。ここで、
Figure 0005223371
はリンクe′を通るすべてのフロー(flows of all commodities)の合計を表す。互いに干渉範囲内にあるノード16のペアについて、いずれのノード16に関連するリンクのチャネル利用を合計すると1以下になる。各リンクeの望ましいリンクレートf(e)は、ステップ204で示したように、式(1)乃至(4)により表される線形計画問題を解くことにより求められる。一部の実施形態では、この値は帯域幅データ66に格納される。
ステップ206において、ネットワークアドミニストレータ20はノード16の期待スループットを推定する。例示した実施形態では、ノード16は802.11ワイヤレス通信プロトコルで通信し、ネットワークアドミニストレータ20はワイヤレスメッシュネットワーク12において帯域幅を配分するためにTXOPをパラメータとして使用する。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は出て行くすべてのリンクに対して同じTXOPとし、各リンクのスループットを使わずにノード16のスループットを用いて、計算を簡単にすることができる。しかし、他の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20はノードを制約せずに、出て行くすべてのリンクに対して同じパラメータを使用しない。
ノード16の1つvに分配された帯域幅の部分は次式で表される:
Figure 0005223371
ここで、vはノードであり、TX(v)はノードvのTXOP値であり、w(v)はチャネルにアクセスできる頻度である。ノードvはその干渉範囲内の隣接ノードN(v)のすべてのノードとチャネルを共有する必要があるので、ノードvに分配された帯域幅の部分は次に関係する:(1)ノードvがチャネルの獲得に成功する確率w(v)と、(2)ノードvがチャネルの獲得に成功するたびにどれくらい長い間(すなわち、TXOP)データを送信するか。
ステップ208において、ネットワークアドミニストレータ20は、ノードvがチャネルのアクセスに成功する頻度w(v)を決定する。ある実施形態では、ノードvの重みであるw(v)の物理的意味は、ノードvが長い期間に送信の機会を取得する回数である。シングルホップネットワークの場合、干渉近傍(interference neighborhood)がすべてのノードを含み、各ノードはデータを送信する機会が等しくなるので、重みはすべてのノードで同じになる。一部の実施形態では、ノード16がマルチホップネットワークを形成すると、ネットワークアドミニストレータ20はw(v)の推定を簡単化する。ネットワークアドミニストレータ20は、あるノード16の干渉範囲内のすべてのノード16がシングルホップネットワークを形成すると仮定する。シングルホップネットワークについて得られるマルコフ連鎖モデルに基づき、媒体へのアクセスが2回成功する間の平均時間は(フリージングアイドル期間(freezing idle period)を考えないと):
Figure 0005223371
ここで、Wは最初の最大コンテンションウィンドウであり、mは最大バックオフステージであり、pは衝突確率である。TとPは、あるノード16の干渉範囲内にあるノード16の数に関係する。干渉範囲はネットワークトポロジに依存する。言い換えると、他のノード16が多数いるエリアに、あるノード16がいるとき、チャネルへのアクセスが2回成功する間の時間は長くなる。パラメータw(v)は時間T(v)の逆数として推定できる。ある実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、任意の適切な技術、式、アルゴリズム、及び/または方法を利用して、ノードvがチャネルへのアクセスに成功する頻度w(v)を決定する。
ステップ210において、ネットワークアドミニストレータ20は各ノード16のTXOP値を求めるのに不等式を特定する。一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、(式(5)に示した)期待ノードスループットを対応するノード16の負荷と等しいとして、ノード16のTXOPを計算する。すなわち、
Figure 0005223371
ここで、f(e)はステップ204において決定されたものである。シングルホップネットワークにおいては、(式(5)に示した)期待ノードスループットの式の分母はすべてのノードで同じである。分母が等しければ、ノード16のTXOP値は対応するノード16の負荷F(v)に単に比例する。
例えば、マルチホップネットワークを含む一部の実施形態では、不等式を最大化することによりTXOPの計算を簡単化できる。ある実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は、各ノード16に分配された帯域幅を公平に扱う。従って、他のスケーリングファクタs′を導入して、各ノード16に分配される帯域幅が対応するノード16の負荷F(v)を越えないように(at least a portion)する。次の不等式を解いて各ノード16のTXOPパラメータを求める:
Figure 0005223371
一部の実施形態では、ネットワークアドミニストレータ20は帯域幅アルゴリズム64を利用及び/またはロードすることにより、この不等式を特定する。ネットワークアドミニストレータ20は、不等式を特定すると、各ノード16のTXOP値を求める。そして、方法200は終了する。
ネットワークアドミニストレータ20は、これらのステップを用いて、リンクへの帯域幅分配を計算し、ノード16のパラメータを計算し、それによりノード16の動作を制御してワイヤレスメッシュネットワーク12における容量を増加させ輻輳を回避する。しかし、図5を参照して説明した方法は特定の実施形態の単なる例示であり、言うまでもなく動作のしかたやその動作を実行する装置は任意の適切なように修正してもよい。本方法では、具体的なステップを特定の順序で実行するものとして説明したが、言うまでもなく、ワイヤレスメッシュネットワーク12は任意の適切なエレメントの集合及び配置が、任意の動作可能な順序で、これらのステップの一部または全部を実行しても、またはどのステップを実行しなくてもよい。説明したステップや使用した式は任意の適切な方法で修正して、ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅をインテリジェントに配分してもよい。
本発明をいくつかの実施形態により説明したが、当業者は無数の変更や修正を考えられるであろう。添付した請求項に含まれる変更や修正は本発明に含まれる。
いくつかの実施形態は以下のように整理できる。
(付記1) ワイヤレスメッシュネットワークにおける帯域幅分配方法であって、
ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報を特定する段階と、
各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較して重み付けする相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する段階と、
前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算する段階と、
前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する、各ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算する段階と、
各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する段階とを有する方法。
(付記2) 前記帯域幅割り当てを計算する段階は、前記トラフィックマトリックスと前記トポロジ情報とを線形計画問題に入力する段階を有し、
前記線形計画問題は、前記ワイヤレスノードにおけるフローの保存と、干渉範囲内にあるワイヤレスノードに関連するワイヤレスリンクのチャネル利用とを示す制約条件を含む、付記1に記載の方法。
(付記3) 各ワイヤレスノードについて、
負荷は前記ワイヤレスノードからのワイヤレスリンクの帯域幅割り当ての合計に等しく、
前記ワイヤレスノードに対応するパラメータは、前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさを前記負荷に近づける、付記1に記載の方法。
(付記4) 前記ワイヤレスメッシュネットワークはIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコルにより動作し、前記パラメータはTXOP値である、付記1に記載の方法。
(付記5) 前記ワイヤレスメッシュネットワーク中のトラフィックを輻輳が少ないワイヤレスリンクに向けるルーティングテーブルを前記トラフィックマトリックスから計算する段階と、
前記ルーティングテーブルを前記ワイヤレスノードの少なくとも一部に送信する、付記1に記載の方法。
(付記6) 前記トラフィックマトリックスにおける前記相対的トラフィックデマンドは各ソースノード・デスティネーションノード・ペアのトラフィック量の時間的平均を表す、付記1に記載の方法。
(付記7) 前記トポロジ情報は、ノード数と、前記ノードの位置と、各ノードが通信できるエリアを示す各ノードの通信距離と、各ノードが他の通信と干渉するエリアを示す各ノードの干渉距離とを示す、付記1に記載の方法。
(付記8) 前記トポロジ情報は、各ワイヤレスノードについて、前記ワイヤレスノードによる送信と干渉する他のワイヤレスノードと、前記他のワイヤレスノードにより生じる干渉のレベルとを示す、付記1に記載の方法。
(付記9) ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅を分配するネットワークアドミニストレータであって、
ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報と、各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較した相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスとを含むメモリと、
前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算し、各ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する前記ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算するコントローラと、
各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信するネットワークインターフェイスとを有するネットワークアドミニストレータ。
(付記10) 前記帯域幅割り当てを計算する段階は、前記トラフィックマトリックスと前記トポロジ情報とを線形計画問題に入力する段階を有し、
前記線形計画問題は、前記ワイヤレスノードにおけるフローの保存と、干渉範囲内にあるワイヤレスノードに関連するワイヤレスリンクのチャネル利用とを示す制約条件を含む、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記11) 各ワイヤレスノードについて、
負荷は前記ワイヤレスノードからのワイヤレスリンクの帯域幅割り当ての合計に等しく、
前記ワイヤレスノードに対応するパラメータは、前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさを前記負荷に近づける、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記12) 前記ワイヤレスメッシュネットワークはIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコルにより動作し、前記パラメータはTXOP値である、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記13) 前記コントローラは、さらに、前記ワイヤレスメッシュネットワーク中のトラフィックを輻輳が少ないワイヤレスリンクに向けるルーティングテーブルを前記トラフィックマトリックスから計算し、
前記ネットワークインターフェイスは、さらに、前記ルーティングテーブルを前記ワイヤレスノードの少なくとも一部に送信する、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記14) 前記トラフィックマトリックスにおける前記相対的トラフィックデマンドは各ソースノード・デスティネーションノード・ペアのトラフィック量の時間的平均を表す、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記15) 前記トポロジ情報は、ノード数と、前記ノードの位置と、各ノードが通信できるエリアを示す各ノードの通信距離と、各ノードが他の通信と干渉するエリアを示す各ノードの干渉距離とを示す、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記16) 前記トポロジ情報は、各ワイヤレスノードについて、前記ワイヤレスノードによる送信と干渉する他のワイヤレスノードと、前記他のワイヤレスノードにより生じる干渉のレベルとを示す、付記9に記載のネットワークアドミニストレータ。
(付記17) ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅を分配する論理であって、前記論理は媒体にエンコードされ、実行された時、
ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報を特定する段階と、
各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較した相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する段階と、
前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算する段階と、
前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する、各ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算する段階と、
各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する段階とを実行させる論理。
(付記18) 前記帯域幅割り当てを計算する段階は、前記トラフィックマトリックスと前記トポロジ情報とを線形計画問題に入力する段階を有し、
前記線形計画問題は、前記ワイヤレスノードにおけるフローの保存と、干渉範囲内にあるワイヤレスノードに関連するワイヤレスリンクのチャネル利用とを示す制約条件を含む、付記17に記載の論理。
(付記19) 各ワイヤレスノードについて、
負荷は前記ワイヤレスノードからのワイヤレスリンクの帯域幅割り当ての合計に等しく、
前記ワイヤレスノードに対応するパラメータは、前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさを前記負荷に近づける、付記17に記載の論理。
(付記20) 前記ワイヤレスメッシュネットワークはIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコルにより動作し、前記パラメータはTXOP値である、付記17に記載の論理。
(付記21) さらに、
前記ワイヤレスメッシュネットワーク中のトラフィックを輻輳が少ないワイヤレスリンクに向けるルーティングテーブルを前記トラフィックマトリックスから計算する段階と、
前記ルーティングテーブルを前記ワイヤレスノードの少なくとも一部に送信する段階とを実行させる、付記17に記載の論理。
(付記22) 前記トラフィックマトリックスにおける前記相対的トラフィックデマンドは各ソースノード・デスティネーションノード・ペアのトラフィック量の時間的平均を表す、付記17に記載の論理。
(付記23) 前記トポロジ情報は、ノード数と、前記ノードの位置と、各ノードが通信できるエリアを示す各ノードの通信距離と、各ノードが他の通信と干渉するエリアを示す各ノードの干渉距離とを示す、付記17に記載の論理。
(付記24) 前記トポロジ情報は、各ワイヤレスノードについて、前記ワイヤレスノードによる送信と干渉する他のワイヤレスノードと、前記他のワイヤレスノードにより生じる干渉のレベルとを示す、付記17に記載の論理。
(付記25) ワイヤレスメッシュネットワークにおける帯域幅分配システムであって、
ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報を特定する手段と、
各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較した相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する手段と、
前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算する手段と、
前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する、各ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算する手段と、
各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する手段とを有するシステム。
ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅をインテリジェントに配分するシステムを示す概略図である。 ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅の配分を決定するネットワークアドミニストレータを示すブロック図である。 Aは、ワイヤレスメッシュネットワークの一例のトポロジを示す図である。Bは、ネットワークノード間の帯域幅を配分するために選択されたパラメータを示す図である。Cは、帯域幅配分のシミュレーション結果を示すグラフである。 ワイヤレスメッシュネットワークにおいてネットワークアドミニストレータが帯域幅を配分する方法を示すフローチャートである。 リンク帯域幅割り当ての計算とノードのパラメータの計算の方法の一実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
10 システム
12 ワイヤレスメッシュネットワーク
14 ネットワーク
16 ノード
18 無線装置
20 ネットワークアドミニストレータ
52 ネットワークインターフェイス
54 コントローラ
56 メモリ
58 オペレーティングロジック
60 ネットワークトポロジ
62 トラフィックマトリックス
64 帯域幅アルゴリズム
66 帯域幅データ

Claims (10)

  1. ワイヤレスメッシュネットワークにおける帯域幅分配方法であって、
    ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報を特定する段階と、
    各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較して重み付けする相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する段階と、
    前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算する段階と、
    前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する、各ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算する段階と、
    各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する段階と
    を有し、
    前記重み付けは、各ノードがある期間中に送信の機会を取得する回数に基づく、方法。
  2. 前記帯域幅割り当てを計算する段階は、前記トラフィックマトリックスと前記トポロジ情報とを線形計画問題に入力する段階を有し、
    前記線形計画問題は、前記ワイヤレスノードにおけるフローの維持と、干渉範囲内にあるワイヤレスノードに関連するワイヤレスリンクのチャネル利用とを示す制約条件を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 各ワイヤレスノードについて、
    負荷は前記ワイヤレスノードからのワイヤレスリンクの帯域幅割り当ての合計に等しく、
    前記ワイヤレスノードに対応するパラメータは、前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさを前記負荷に近づける、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ワイヤレスメッシュネットワーク中のトラフィックを輻輳が少ないワイヤレスリンクに向けるルーティングテーブルを前記トラフィックマトリックスから計算する段階と、
    前記ルーティングテーブルを前記ワイヤレスノードの少なくとも一部に送信する、請求項1に記載の方法。
  5. 前記トラフィックマトリックスにおける前記相対的トラフィックデマンドは各ソースノード・デスティネーションノード・ペアのトラフィック量の時間的平均を表す、請求項1に記載の方法。
  6. 前記トポロジ情報は、ノード数と、前記ノードの位置と、各ノードが通信できるエリアを示す各ノードの通信距離と、各ノードが他の通信と干渉するエリアを示す各ノードの干渉距離とを示す、請求項1に記載の方法。
  7. 前記トポロジ情報は、各ワイヤレスノードについて、前記ワイヤレスノードによる送信と干渉する他のワイヤレスノードと、前記他のワイヤレスノードにより生じる干渉のレベルとを示す、請求項1に記載の方法。
  8. ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅を分配するネットワークアドミニストレータであって、
    ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報と、各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較して重み付けする相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスとを含むメモリと、
    前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算し、各ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する前記ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算するコントローラと、
    各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信するネットワークインターフェイスとを有し、
    前記重み付けは、各ノードがある期間中に送信の機会を取得する回数に基づく、ネットワークアドミニストレータ。
  9. ワイヤレスメッシュネットワークにおいて帯域幅を分配するプログラムであって、前記プログラムはコンピュータにより実行された時、
    ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報を特定する段階と、
    各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較して重み付けする相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する段階と、
    前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算する段階と、
    前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する、各ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算する段階と、
    各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する段階と
    を実行させ
    前記重み付けは、各ノードがある期間中に送信の機会を取得する回数に基づく、プログラム。
  10. ワイヤレスメッシュネットワークにおける帯域幅分配システムであって、
    ワイヤレスメッシュネットワークを形成する複数のワイヤレスノードと前記ワイヤレスノードを相互接続する複数のワイヤレスリンクの構成を示すトポロジ情報を特定する手段と、
    各ノードから他の各ノードへのソースノード・デスティネーションノード・ペアに対して、そのソースノード・デスティネーションノード・ペアを他の各ソースノード・デスティネーションノード・ペアと比較して重み付けする相対的トラフィックデマンドを示す、前記ワイヤレスメッシュネットワークのトラフィックマトリックスを決定する手段と、
    前記トポロジ情報と前記トラフィックマトリックスとを用いて各ワイヤレスリンクの帯域幅割り当てを計算する手段と、
    前記ワイヤレスノードが使用する帯域幅の大きさに影響する、各ワイヤレスノードのパラメータを前記帯域幅割り当てから計算する手段と、
    各パラメータをそれに対応するワイヤレスノードに送信する手段と
    を有し、
    前記重み付けは、各ノードがある期間中に送信の機会を取得する回数に基づく、システム。
JP2008045063A 2007-03-12 2008-02-26 ワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリング Expired - Fee Related JP5223371B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/684,885 US7773559B2 (en) 2007-03-12 2007-03-12 Traffic engineering on wireless mesh networks
US11/684,885 2007-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008228292A JP2008228292A (ja) 2008-09-25
JP5223371B2 true JP5223371B2 (ja) 2013-06-26

Family

ID=39762537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008045063A Expired - Fee Related JP5223371B2 (ja) 2007-03-12 2008-02-26 ワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリング

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7773559B2 (ja)
JP (1) JP5223371B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050777A1 (ko) * 2020-09-04 2022-03-10 삼성전자 주식회사 외부 장치와 무선 통신 연결을 수행하기 위한 대역폭을 결정하기 위한 전자 장치 및 이의 동작 방법

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5125572B2 (ja) * 2008-02-12 2013-01-23 日本電気株式会社 無線ネットワークのトラヒック性能評価システム及びその方法並びにプログラム
WO2009150506A1 (en) * 2008-06-11 2009-12-17 Marvell World Trade Ltd. Dense mesh network communications
US8134935B2 (en) * 2009-05-22 2012-03-13 International Business Machines Corporation Transaction topology discovery using constraints
EP2337273B1 (en) * 2009-12-15 2012-10-10 Alcatel Lucent Capacity management in mesh networks
EP2432269B1 (en) * 2010-09-17 2014-07-23 Deutsche Telekom AG Method and system for optimum configuration of a mesh network considering traffic characteristics
GB2499237A (en) * 2012-02-10 2013-08-14 Ibm Managing a network connection for use by a plurality of application program processes
CN104662843B (zh) 2012-05-17 2018-06-15 香港科技大学 用于无线网状网络的联合频道及路由分配的系统和方法
WO2014154223A1 (en) * 2013-03-28 2014-10-02 Osama Aziz El-Masry Ali Mohamed Virtual traffic infrastructure system
JP2014216812A (ja) * 2013-04-25 2014-11-17 日本電気通信システム株式会社 スイッチリソース制御システム及びスイッチリソース制御方法
JP5809727B2 (ja) * 2014-03-25 2015-11-11 日本電信電話株式会社 無線ネットワーク構築装置、無線ネットワークシステム、および、無線ネットワーク構築方法
US10129158B2 (en) * 2015-04-17 2018-11-13 Parallel Wireless, Inc. MaxMesh: mesh backhaul routing
US10110494B2 (en) 2016-09-02 2018-10-23 Facebook, Inc. Bandwidth allocation
US10289448B2 (en) * 2016-09-06 2019-05-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Background traffic management
US11778663B1 (en) * 2016-09-20 2023-10-03 Marvell Asia Pte, Ltd. Methods and systems for enabling communications from a station to an access point using a backoff counter and carrier sensing
US11197224B1 (en) * 2018-02-19 2021-12-07 Synapse Wireless, Inc. Systems and methods for routing messages through wireless networks
US11082344B2 (en) 2019-03-08 2021-08-03 GoTenna, Inc. Method for utilization-based traffic throttling in a wireless mesh network
US11252029B1 (en) * 2021-03-24 2022-02-15 Facebook, Inc. Systems and methods for configuring networks

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3864550B2 (ja) * 1998-04-07 2007-01-10 ソニー株式会社 伝送制御方法、伝送装置及び伝送システム
US6493377B2 (en) * 2000-12-06 2002-12-10 Linex Technologies, Inc. Distributed network, spread-spectrum system
US20050208949A1 (en) * 2004-02-12 2005-09-22 Chiueh Tzi-Cker Centralized channel assignment and routing algorithms for multi-channel wireless mesh networks
JP4370931B2 (ja) * 2004-02-19 2009-11-25 沖電気工業株式会社 無線ネットワーク装置、無線ネットワークシステム及び経路選択方法
US7957266B2 (en) * 2004-05-28 2011-06-07 Alcatel-Lucent Usa Inc. Efficient and robust routing independent of traffic pattern variability
US20060230150A1 (en) * 2005-03-11 2006-10-12 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for assigning channels to mesh portals and mesh points of a mesh network
US20060218353A1 (en) * 2005-03-11 2006-09-28 Interdigital Technology Corporation Method and apparatus for implementing path-based traffic stream admission control in a wireless mesh network
US7643469B2 (en) * 2006-01-04 2010-01-05 Alcatel-Lucent Usa Inc. Method for channel assignment and routing for multi-radio wireless mesh networks

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050777A1 (ko) * 2020-09-04 2022-03-10 삼성전자 주식회사 외부 장치와 무선 통신 연결을 수행하기 위한 대역폭을 결정하기 위한 전자 장치 및 이의 동작 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008228292A (ja) 2008-09-25
US20080225717A1 (en) 2008-09-18
US7773559B2 (en) 2010-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5223371B2 (ja) ワイヤレスメッシュネットワークにおけるトラフィックエンジニアリング
Rajesh et al. Congestion control using aodv protocol scheme for wireless ad-hoc network
CN1886942B (zh) 用于在ad hoc网中路由业务的方法和系统
US20040090943A1 (en) High performance wireless networks using distributed control
Jaber et al. A distributed SON-based user-centric backhaul provisioning scheme
KR20150063453A (ko) 간섭 인식 라우팅을 위한 메트릭 계산
EP1499152A1 (en) Method and apparatus for adaptive and online assignment in hierarchical overlay networks
JP2011514117A (ja) 無線マルチホップ・メッシュ・ネットワークにおけるアソシエーション、ルーティング、およびレート割当ての統合
Dvir et al. Wireless controller placement problem
KR20100028059A (ko) 멀티-홉 무선 애드혹 및 센서 네트워크들에서의 릴레이에 대한 다-기준 최적화
Ancillotti et al. Load-aware routing in mesh networks: Models, algorithms and experimentation
Laufer et al. PLASMA: A new routing paradigm for wireless multihop networks
Zhao et al. Admission control with load balancing in IEEE 802.11-based ESS mesh networks
Ong et al. Radio resource management of composite wireless networks: Predictive and reactive approaches
Zhao et al. Delay-aware backpressure routing using graph neural networks
CN106658647A (zh) 一种基于干扰感知的中继选择算法
US20240107364A1 (en) Method for calculating capabilities of wireless bridge, communication system, and wireless bridge
Zhou et al. Joint topology control and channel assignment employing partially overlapping channels in multirate wireless mesh backbone
Hassan et al. Extensions of the access point allocation algorithm for wireless mesh networks
KR102209576B1 (ko) 데이터 처리를 위한 링크 스케쥴링 방법 및 그 장치
Bhadauria et al. Framework and Implimentation of an Agent Based Congestion Control Technique for Mobile Ad-hoc Network
JP2013141270A (ja) 無線マルチホップ・メッシュ・ネットワークにおけるアソシエーション、ルーティング、およびレート割当ての統合
Dionysiou et al. Utility-based channel assignment and topology control in wireless mesh networks
Chakraborty et al. MAC layer channel access and forwarding in a directional multi-interface mesh network
He et al. A feedback control scheme for resource allocation in wireless multi-hop ad hoc networks

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120828

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5223371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees