JP5199571B2 - Branch switch and distribution board using the same - Google Patents
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Description
本発明は、分岐開閉器及びそれを用いた分電盤に関するものである。 The present invention relates to a branch switch and a distribution board using the branch switch .
従来より、図14に示すように中蓋26に表示窓26cを設けた分電盤Bがあった(例えば特許文献1参照)。この分電盤Bは、縦長の箱体25を備えており、この箱体25の内部には主幹ブレーカ27及び複数(図14では16個)の分岐ブレーカ28が収納されている。この分岐ブレーカ28は、箱体25の幅方向に沿って2列に配列されており、さらに箱体25の長手方向に沿って複数(図14では8個)並設されている。また、分岐ブレーカ28の列間には、対応する分岐ブレーカ28の負荷名称を表示する負荷名称表示部29が設けられている。これらの主幹ブレーカ27及び分岐ブレーカ28の前面側には、中蓋26が箱体25の幅方向一端側において回動自在に枢支されており、この中蓋26において主幹ブレーカ27及び分岐ブレーカ28と対向する部位には、各ブレーカの操作ハンドル27a、28aを前面側に露出させるための操作孔26a、26bがそれぞれ設けられている。また、中蓋26において負荷名称表示部29と対向する部位には、中蓋26を閉じた状態で前面側から負荷名称が視認できるように表示窓26cが設けられている。
上述の特許文献1に示した分電盤Bでは、負荷名称表示部29と分岐ブレーカ28の接続端子部(図示せず)とが若干離れた位置にあるため、施工業者が配線作業に集中している場合には、負荷名称と分岐ブレーカ28との対応関係を間違う虞れがあった。
In the distribution board B shown in the above-mentioned
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、負荷名称と分岐開閉器との対応関係を間違うことなく、分岐開閉器の配線作業を確実に行うことができる分岐開閉器及びそれを用いた分電盤を提供することにある。 The present invention has been made in view of the above problems, and the object of the present invention is to reliably perform the wiring work of the branch switch without making a mistake in the correspondence between the load name and the branch switch. An object of the present invention is to provide a branch switch and a distribution board using the same .
請求項1の発明は、前面側に複数の分岐開閉器が配設される背面板及び背面板の外縁に沿って背面板に取着される枠体で形成された箱体を備え、負荷名称を記載したプレートを保持し前面側からプレートを視認可能とするプレート保持部を分岐開閉器の前面側に設け、プレート保持部は、分岐開閉器の一端側においてプレートを入れ替える開位置とプレートを保持する閉位置との間で回動自在に軸支されており、プレート保持部の回動を規制し閉位置で保持するための回動規制手段を分岐開閉器及びプレート保持部にそれぞれ設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、回動規制手段は、プレート保持部に設けられた突起と、分岐開閉器に設けられた突出部からなり、プレート保持部は、突起が突出部に係止することで閉位置に保持されることを特徴とする。
The invention of
According to a second aspect of the present invention, the rotation restricting means includes a protrusion provided on the plate holding portion and a protrusion provided on the branch switch, and the plate holding portion is configured such that the protrusion is locked to the protrusion. It is characterized by being held in a closed position.
請求項3の発明は、分岐開閉器の操作部を露出させる操作孔を有し枠体に取着されて背面板の前面側を覆う中蓋を備え、中蓋においてプレート保持部と対向する部位に前面側からプレートを視認可能とする表示窓を設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、負荷名称を個別に記載したプレートと、プレートを個別に保持し前面側からプレートを視認可能とするプレート保持部と、略直方体状に形成された開閉器本体とを備え、プレート保持部は、開閉器本体の一端側においてプレートを入れ替える開位置とプレートを保持する閉位置との間で回動自在に軸支されており、プレート保持部の回動を規制し閉位置で保持するための回動規制手段を開閉器本体及びプレート保持部にそれぞれ設けたことを特徴とする。
According to a third aspect of the present invention, there is provided an inner lid that has an operation hole that exposes the operation portion of the branch switch and is attached to the frame body and covers the front side of the back plate, and the portion that faces the plate holding portion in the inner lid A display window is provided in which a plate can be visually recognized from the front side.
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a plate in which a load name is individually described, a plate holding portion that individually holds the plate and makes the plate visible from the front side , and a switch body formed in a substantially rectangular parallelepiped shape. The plate holding portion is pivotally supported between an open position for replacing the plate on one end side of the switch body and a closed position for holding the plate, and restricts the rotation of the plate holding portion to the closed position. Rotation restricting means for holding at the switch body is provided in the switch body and the plate holding part, respectively .
請求項1の発明によれば、プレートを保持するプレート保持部を分岐開閉器の前面側に直接設けており、配線工事の準備段階でプレート保持部に負荷名称を記載したプレートを取付けることができるので、配線工事を行う際に負荷名称と分岐開閉器の対応関係を間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができるという効果がある。また、プレート保持部が分岐開閉器の一端側において回動自在に軸支されており、中蓋に設けた表示窓を通してプレート保持部を開位置まで回転させることでプレートを入れ替えることができるので、中蓋を取り外す必要がなく簡単にプレートを入れ替えることができるという効果がある。さらに、分岐開閉器及びプレート保持部にそれぞれ設けた回動規制手段により、プレート保持部の回動を規制しプレート保持部を閉位置で保持することができるので、分電盤を施工した後に振動等によってプレート保持部がばたつくことがなく、プレート保持部からプレートが外れて紛失するのを防止することができるという効果がある。特に、軸支した側の近傍に回動規制手段を設けた場合には、軸支した部位と対向する側においてプレート保持部及び分岐開閉器に回動規制手段を設ける必要がないという効果がある。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる。
According to the first aspect of the present invention, the plate holding portion for holding the plate is provided directly on the front side of the branch switch, and the plate with the load name can be attached to the plate holding portion at the preparation stage of the wiring work. Therefore, there is an effect that the wiring work can be surely performed without making a mistake in the correspondence between the load name and the branch switch when performing the wiring work. The plate holder is pivotally supported at one end of the branch switch so that the plate can be replaced by rotating the plate holder to the open position through the display window provided on the inner lid. There is an effect that the plate can be easily replaced without having to remove the inner lid. Furthermore, since the rotation of the plate holding part can be restricted and the plate holding part can be held in the closed position by the rotation restricting means provided on the branch switch and the plate holding part respectively, the vibration after the distribution board is installed. The plate holding portion does not flutter due to the above, etc., and it is possible to prevent the plate from being removed from the plate holding portion and lost. In particular, when the rotation restricting means is provided in the vicinity of the pivotally supported side, there is an effect that it is not necessary to provide the rotation restricting means for the plate holding portion and the branch switch on the side facing the pivotally supported portion. .
According to the invention of
請求項3の発明によれば、中蓋においてプレート保持部と対向する部位に、前面側からプレートを視認可能とする表示窓を設けているので、中蓋を取り外すことなくプレートに記載された負荷名称を確認することができるという効果がある。
請求項4の発明によれば、配線工事の準備段階でプレート保持部に負荷名称を記載したプレートを取り付けることができるので、配線工事を行う際に負荷名称と分岐開閉器の対応関係を間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができるという効果がある。また、開閉器本体及びプレート保持部にそれぞれ設けた回動規制手段により、プレート保持部の回動を規制しプレート保持部を閉位置で保持することができるので、分電盤を施工した後に振動等によってプレート保持部がばたつくことがなく、プレート保持部からプレートが外れて紛失するのを防止することができるという効果もある。特に、軸支した側の近傍に回動規制手段を設けた場合には、軸支した部位と対向する側においてプレート保持部及び分岐開閉器に回動規制手段を設ける必要がないという効果がある。
According to the invention of
According to the invention of
(第1の実施形態)
第1の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。本実施形態に係る分電盤Aは、造営材(例えば、壁面等)に取付けられ、内部に収納した主幹開閉器3又は複数(図1では16個)の分岐開閉器4が必要に応じてそれぞれオン/オフされる。
(First embodiment)
A first embodiment will be described with reference to FIGS. The distribution board A according to this embodiment is attached to a construction material (for example, a wall surface or the like), and a
本実施形態に係る分電盤Aは、図1及び図2に示すように縦長の略矩形板状の背面板1a及び縦長であって背面板1aの外縁に沿って背面板1aに取着される枠体1bで一体に形成された箱体1と、箱体1の内部に収納される主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器4と、主幹開閉器3及び分岐開閉器4の前面側を覆うように箱体1に取着される中蓋2と、箱体1の一端側において開閉自在に枢支され、中蓋2の前面側を覆う外蓋(図示せず)とを備えている。尚、外蓋は中蓋2に取付けてもよい。
As shown in FIGS. 1 and 2, the distribution board A according to the present embodiment is a vertically
まず、枠体1bについて図1及び図2に基づいて説明する。枠体1bは、縦長の略角筒状であって、内側面には内側に向かって突出する内鍔1cが全周に渡って設けられている。枠体1bにおいて幅方向一端側の内鍔1cには、縦長の略矩形板状の中蓋2が取着されており、この中蓋2は幅方向他端側でねじ23を用いて固定されている。
First, the
次に、背面板1aについて図2に基づいて説明する。背面板1aは、縦長の略矩形板状であって、幅方向両端側には縦長板状の取付部材8、8がねじ10を用いてそれぞれ取付けられている。各取付部材8には、長手方向に沿って複数の取付孔8aが一定の間隔で設けられており、両取付部材8、8の上方位置には主幹開閉器3を取付けるための略矩形板状の取付ベース6がねじ13を用いて取付けられている。また、両取付部材8、8の下方位置には、分岐開閉器4を取付けるための略矩形板状の取付ベース7がねじ13を用いて取付けられている。
Next, the
ここで、主幹開閉器3について図2に基づいて説明する。主幹開閉器3は、縦長の略直方体状に形成されており、前面側において長手方向両端側には複数(図2では各3個)の入力端子3b及び出力端子3cがそれぞれ設けられている。また、主幹開閉器3の前面側略中央位置には、内部の接点(図示せず)をオン/オフして各入力端子3bと対応する出力端子3cの間を導通又は開放するための操作摘み3aが設けられている。各入力端子3bには、図示しない一次電源が接続され、各出力端子3cには互いに異なる長さに形成された略L字状の導電部材9a〜9cの一端側がねじ11を用いて接続されている。さらに、各導電部材9a〜9cの他端側は、箱体1の幅方向において同じ位置であって奥行方向に異なる高さに配置された3本の導電バー(図示せず)にねじ12を用いてそれぞれ接続されている。この主幹開閉器3は、取付ベース6に例えばねじ等を用いて固定されている。
Here, the
次に、分岐開閉器4について図2及び図3に基づいて説明する。分岐開閉器4は、略直方体状であって分電盤協約寸法の1個分に形成されており、前面側において長手方向一端側には複数(図3では2個)の出力端子4bが設けられている。また、分岐開閉器4の長手方向他端側において幅方向に沿う側面には、3本の導電バーに対応する高さ位置に溝4mが3箇所設けられており、上側の2箇所には入力部を構成する一対の刃受け4c、4cがそれぞれ配置されている。各導電バーは、それぞれ対応する刃受け4c、4cの間で挟持され、対応する入力部と接続される。さらに、分岐開閉器4の前面側において出力端子4b側には、内部の接点(図示せず)をオン/オフして各入力部と対応する出力端子4bの間を導通又は開放するための操作摘み(操作部)4aが設けられている。また、分岐開閉器4の前面側において入力部側の端縁近傍には、後述するプレート保持部5が回動自在に軸支されている。この分岐開閉器4は、図2に示すように箱体1の幅方向において導電バーの左右両側に2列に配列されており、さらに長手方向において導電バーに沿って複数(図2では8個)並設されている。尚、本実施形態では、導電バーと接続される刃受け4cを開閉器本体に一体に設け、分岐開閉器4を構成している。
Next, the
ここで、プレート保持部5について図3及び図4に基づいて説明する。プレート保持部5は、透光性を有する矩形板状の主片5aを有しており、主片5aの外縁には主片5aと直行する方向に延出する側片5fが全周に渡って形成されている。また、主片5aの幅方向に沿う一端側の側片5fには、プレート保持部5を分岐開閉器4に取付けるための取付部5bが主片5aの幅方向に沿って一体に設けられており、この取付部5bにおいて主片5aの幅方向に沿う両端部には、外側に向かって突出する軸部5c、5cがそれぞれ設けられている。さらに、取付部5bと対向する側片5fにおいて主片5aの幅方向に沿う中央下端位置には、先端側に係止爪5eを有する弾性係止片5dが設けられている。ここに、取付部5bと両軸部5c、5cとで取付手段が構成されている。
Here, the
次に、プレート14について図3に基づいて説明する。プレート14は、略矩形板状に形成されており、プレート14の前面側には対応する分岐開閉器4の負荷名称が記載されている。このプレート14は、例えばプレート保持部5の対向する2つの側片5f、5fに設けた突起(図示せず)と主片5aとの間に差し込まれて保持される。尚、プレート14の保持方法は本実施形態に限定されるものではなく、他の方法であってもよい。
Next, the
一方、分岐開閉器4の前面側において入力部側の端縁近傍には、プレート保持部5の軸部5c、5cと嵌合してプレート保持部5を軸支する一対の軸受け部4d、4dが設けられており、プレート保持部5は図3(c)に示すようにプレート14を保持する閉位置と図3(d)に示すようにプレート14を入れ替える開位置との間で回動自在に軸支されている。また、分岐開閉器4の前面側においてプレート保持部5の弾性係止片5dと対向する部位には、図3(b)に示すように弾性係止片5dを挿通させる挿通孔4eが設けられており、プレート保持部5が閉位置にある状態では弾性係止片5dが挿通孔4e内に挿入され、先端の係止爪5eが挿通孔4eの端縁に係止している。従って、分電盤Aを設置した後に振動等でプレート保持部5がばたつくことがなく、プレート保持部5からプレート14が外れて紛失するのを防止することができる。
On the other hand, on the front side of the
次に、中蓋2について図1に基づいて説明する。中蓋2は、略矩形板状であって、主幹開閉器3と対向する部位には、操作摘み3aを前面側に露出させるための操作孔2aが設けられている。また、中蓋2において分岐開閉器4と対向する部位には、箱体1の長手方向に沿って並設された複数の分岐開閉器4の操作摘み4a及びプレート保持部5を露出させるための表示窓2bが箱体1の幅方向に沿って2個設けられている。
Next, the
本実施形態の分電盤Aでは、プレート14を保持するプレート保持部5を各分岐開閉器4の前面側に直接設けているので、配線工事の準備段階でプレート保持部5に負荷名称を記載したプレート14を取付けることができる。従って、配線工事を行う際に負荷名称と分岐開閉器4の対応関係を間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができる。また、プレート保持部5が分岐開閉器4の前面一端側(入力部側)において回動自在に軸支されており、中蓋2に設けた表示窓2bを通してプレート保持部5を開位置まで回転させることでプレート14を入れ替えることができるので、中蓋2を取り外す必要がなく簡単にプレート14を入れ替えることができる。さらに、中蓋2においてプレート保持部5と対向する部位に、前面側からプレート14を視認可能とする表示窓2bを設けているので、中蓋2を取り外すことなくプレート14に記載された負荷名称を確認することができる。
In the distribution board A of this embodiment, since the
尚、本実施形態では、プレート保持部5を入力部側で軸支しているが、反対側(出力端子4b側)で軸支してもよく、同様の効果が得られる。
In this embodiment, the
また、本実施形態では、導電バーと接続される刃受け4cを開閉器本体に一体に設けて分岐開閉器4を構成しているが、開閉器本体と別体に設けた端子カバーに刃受け4c及び開閉器本体の接続端子と接続される接続端子を設け、開閉器本体に着脱自在とし、この端子カバーにプレート保持部5を設けてもよい。この場合、端子カバーと開閉器本体とで分岐開閉器4が構成される。さらに、開閉器本体に取着されるものであって、施工時において一体として取扱われる部品にプレート保持部5を設けてもよい。この場合、開閉器本体と開閉器本体に取着される部品とで分岐開閉器4が構成される。
ここに本実施形態では、前面側に複数の分岐開閉器が配設される背面板及び前記背面板の外縁に沿って前記背面板に取着される枠体で形成された箱体と、前記分岐開閉器の操作部を露出させる操作孔を有し前記枠体に取着されて前記背面板の前面側を覆う中蓋とを備え、負荷名称を記載したプレートを保持し前面側から前記プレートを視認可能とするプレート保持部を前記分岐開閉器の前面側に設け、前記中蓋において前記プレート保持部と対向する部位に前面側から前記プレートを視認可能とする表示窓を設け、個別に前記プレートが設けられ且つ個別に前記プレート保持部が設けられた前記分岐開閉器を組み込んで構成されることを特徴とする。本構成によれば、配線工事の準備段階でプレート保持部に負荷名称を記載したプレートを取り付けることができるので、配線工事を行う際に負荷名称と分岐開閉器の対応関係を間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができるという効果がある。
Further, in this embodiment, the
Here, in the present embodiment, a box formed of a back plate having a plurality of branch switches disposed on the front side and a frame attached to the back plate along an outer edge of the back plate, An operation cover that exposes the operation portion of the branch switch; and an inner lid that is attached to the frame body and covers the front side of the back plate, holds a plate describing a load name, and holds the plate from the front side Is provided on the front side of the branch switch, and a display window is provided on a portion of the inner lid that faces the plate holding unit from the front side. It is characterized by incorporating the branch switch provided with a plate and individually provided with the plate holding part. According to this configuration, it is possible to attach the plate with the load name to the plate holding part at the preparation stage of wiring work, so there is no mistake in the correspondence between the load name and the branch switch when performing wiring work. There is an effect that the wiring work can be reliably performed.
(第2の実施形態)
第2の実施形態を図5〜図8に基づいて説明する。本実施形態に係る分電盤Aは、箱体1と、主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器4と、中蓋2と、外蓋とを備えており、プレート保持部5の替わりに並設された複数の分岐開閉器4に跨って取着されるプレート保持部15又はプレート保持部17を用いた以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
(Second Embodiment)
A second embodiment will be described with reference to FIGS. The distribution board A according to the present embodiment includes a
まず、プレート保持部15について図5及び図6に基づいて説明する。プレート保持部15は、透光性を有し、並設された5つの分岐開閉器4に跨って取付けられる大きさに形成された略矩形板状の主片15aを有しており、主片15aの外縁には主片15aと直行する方向に延出する側片15fが全周に渡って形成されている。また、主片15aの長手方向に沿う一端側の側片15fには、プレート保持部15を両端に位置する分岐開閉器4、4に取付けるための一対の取付片15b、15bが両端寄りに設けられており、各取付片15bには外側に向かって突出する軸部15cがそれぞれ設けられている。ここに、取付片15bと軸部15cとで取付手段が構成されている。
First, the
一方、分岐開閉器4の前面側において入力部側の端縁近傍には、プレート保持部15の軸部15c、15cと嵌合してプレート保持部15を軸支する一対の軸受け部4d、4dが設けられており、並設された5つの分岐開閉器4のうち、両端に位置する分岐開閉器4、4の軸受け部4d、4dに軸部15c、15cをそれぞれ嵌合させると、図5に示すように分岐開閉器4にプレート保持部15が取付けられる。
On the other hand, on the front side of the
ここで、プレート16について図5に基づいて説明する。プレート16は、図5(a)に示すように略矩形板状であって、並設された5つの分岐開閉器4に跨って取付けられる大きさに形成されている。また、プレート16は、5つに仕切られており、それぞれの部位には対応する負荷名称が記載されている。このプレート16は、例えばプレート保持部15の対向する2つの側片15f、15fに設けた突起(図示せず)と主片15aとの間に差し込まれて保持される。
Here, the
プレート保持部15を用いた分電盤Aでは、プレート16及びプレート保持部15がそれぞれ並設された5つの分岐開閉器4に跨って取付けられる形状に形成されており、プレート保持部15の長手方向一端側には両端に位置する分岐開閉器4、4に取付けるための取付片15b、15bを設けているので、一枚のプレート16で5つの分岐開閉器4の負荷名称を表示することができる。従って、配線工事の準備段階でプレート保持部15にプレート16を取付けて分岐開閉器4の並びを確認することができるので、分岐開閉器4の並びを間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができる。
In the distribution board A using the
次に、プレート保持部17及びプレート18について図7及び図8に基づいて説明する。このプレート保持部17及びプレート18は、並設された2つの分岐開閉器4に取付けられる大きさに形成された以外の構成はプレート保持部15及びプレート16と同様であるので、以下の説明は省略する。
Next, the
プレート保持部17を用いた分電盤Aでは、プレート保持部15を用いた場合と同様に、配線工事の準備段階でプレート保持部17にプレート18を取付けて分岐開閉器4の並びを確認することができるので、分岐開閉器4の並びを間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができる。また、プレート保持部17のように並設される分岐開閉器4の数が少ない場合、分岐開閉器4の刃受け4c、4cの間に導電バーを差し込む際に小さな力を加えるだけで差し込むことができるので、プレート保持部17を取付けた状態で2つの分岐開閉器4を一度の作業で取付けることができる。
In the distribution board A using the
尚、本実施形態では、並設される分岐開閉器4が2つ又は5つの場合について説明したが、並設される分岐開閉器4の数は本実施形態に限定されるものではない。また、プレート保持部についても、並設される分岐開閉器4の数に合わせて適宜設計すればよい。ここに本実施形態では、プレート及びプレート保持部は、並設した複数の分岐開閉器に跨って取付けられる形状に形成されており、並設した複数の分岐開閉器に跨って取付けるための取付手段をプレート保持部に設けたことを特徴とする。そして本構成により、プレート及びプレート保持部は並設した複数の分岐開閉器に跨って取付けられる形状に形成されており、並設した複数の分岐開閉器に跨って取付けるための取付手段をプレート保持部に設けているので、一枚のプレートで複数の分岐開閉器の負荷名称を表示することができる。従って、配線工事の準備段階でプレート保持部にプレートを取付けて分岐開閉器の並びを確認することができるので、分岐開閉器の並びを間違うことがなく、配線工事を確実に行うことができる。
In addition, although this embodiment demonstrated the case where the number of
(第3の実施形態)
第3の実施形態を図9に基づいて説明する。本実施形態に係る分電盤Aは、箱体1と、主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器4と、中蓋2と、外蓋とを備えており、プレート保持部5の替わりにスライドさせて着脱されるプレート保持部19を用いた以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
(Third embodiment)
A third embodiment will be described with reference to FIG. The distribution board A according to the present embodiment includes a
プレート保持部19は、透光性を有する略矩形板状の主片19aを有しており、主片19aの幅方向両端側には図9(b)に示すように主片19aと直交する方向に延出する側片19b、19bがそれぞれ設けられている。また、各側片19bの下端部には内側に向かって突出する突片19cがそれぞれ設けられており、側片19bにおいて突片19cと主片19aの間には、突片19cと同方向に突出する突片19dがそれぞれ設けられている。この突片19dは、突片19cとの間に後述する挿入片4gの厚みと略同じ間隔を空けて形成されており、挿入片4gを突片19cと突片19dの間に挿入することでプレート保持部19が分岐開閉器4に取付けられる。ここに、突片19cと突片19dとで取付手段が構成されている。
The
一方、分岐開閉器4の前面には、前面側に向かって突出する一対の突片4f、4fが設けられており、各突片4fの先端側には互いに離れる方向であって突片4fと直交する方向に延出する挿通片4gがそれぞれ設けられている。
On the other hand, a pair of projecting
ここで、プレート14は、第1の実施形態で説明したプレート14を用いており、例えばプレート保持部19の両側片19b、19bに設けた突起(図示せず)と主片19aとの間に差し込まれて保持される。
Here, the
このプレート保持部19は、図9(d)に示すように入力部側からプレート保持部19をスライドさせて、突片19cと突片19dの間に挿入片4gを挿入すると、図9(c)に示すようにプレート保持部19が分岐開閉器4に取付けられる。
As shown in FIG. 9D, the
本実施形態の分電盤Aでは、プレート保持部19を分岐開閉器4に取付ける際に、プレート保持部19を分岐開閉器4に対してスライドさせるだけでよく、プレート保持部19を分岐開閉器4に容易に取付けることができる。
In the distribution board A of this embodiment, when attaching the
(第4の実施形態)
第4の実施形態を図10に基づいて説明する。本実施形態に係る分電盤Aは、箱体1と、主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器4と、中蓋2と、外蓋とを備えており、プレート保持部5の替わりに前面側から着脱されるプレート保持部20を用いた以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
(Fourth embodiment)
A fourth embodiment will be described with reference to FIG. The distribution board A according to the present embodiment includes a
プレート保持部20は、透光性を有する略矩形板状の主片20aを有しており、主片20aの外縁には主片20aと直交する方向に延出する側片20cが全周に渡って設けられている。また、主片20aの幅方向に沿う両側片20c、20cの先端側には、先端側に係止爪を有する弾性係止片(取付手段)20b、20bがそれぞれ設けられている。
The
一方、分岐開閉器4の前面側においてプレート保持部20の弾性係止片20bに対応する部位には、各弾性係止片20bを挿通させる挿通孔(図示せず)がそれぞれ設けられており、図10(c)に示すように前面側からプレート保持部20を分岐開閉器4に近づけ、各弾性係止片20bを対応する挿通孔内に挿入し係止爪を挿通孔の端縁に係止させると、図10(b)に示すようにプレート保持部20が分岐開閉器4に取付けられる。また、プレート保持部20を分岐開閉器4から取り外す場合には、前面側にプレート保持部20を引っ張るだけでよく、簡単に取り外すことができる。
On the other hand, insertion holes (not shown) through which the respective
ここで、プレート14は、第1の実施形態で説明したプレート14を用いており、例えばプレート保持部20の対向する2つの側片20c、20cに設けた突起(図示せず)と主片20aとの間に差し込まれて保持される。
Here, the
本実施形態の分電盤Aでは、プレート保持部20に前面側から分岐開閉器4に着脱自在に取付けるための弾性係止片20b、20bを設けており、中蓋2に設けた表示窓2bを通して前面側に引っ張るだけでプレート保持部20を取り外すことができるので、中蓋2を取り外す必要がなく簡単にプレート14を入れ替えることができる。ここに本実施形態では、前面側から分岐開閉器に着脱自在に取付ける取付手段をプレート保持部に設けたことを特徴とする。そして本構成により、前面側から分岐開閉器に着脱自在に取付ける取付手段をプレート保持部に設けており、中蓋に設けた表示窓を通してプレート保持部を取り外すことができるので、中蓋を取り外す必要がなく簡単にプレートを入れ替えることができる。
In the distribution board A of the present embodiment,
(第5の実施形態)
第5の実施形態を図11及び図12に基づいて説明する。本実施形態に係る分電盤Aは、箱体1と、主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器4と、中蓋2と、外蓋とを備えており、プレート保持部5の替わりにプレート保持部21を用いた以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
(Fifth embodiment)
A fifth embodiment will be described with reference to FIGS. 11 and 12. The distribution board A according to the present embodiment includes a
プレート保持部21は、透光性を有する略矩形板状の主片21aを有しており、主片21aの外縁には主片21aと直行する方向に延出する側片21fが全周に渡って設けられている。また、主片21aの幅方向に沿う一端側の側片21fには、先端側が直行方向に突出する側面視L字状の取付片21b、21bが両端部に設けられており、各取付片21bにおいて突出する先端部位には内側に向かって突出する軸部21cがそれぞれ設けられている。さらに、取付片21bと対向する側片21fにおいて主片21aの幅方向に沿う中央下端位置には、先端側に係止爪21eを有する弾性係止片21dが設けられている。ここに、取付片21bと軸部21cとで取付手段が構成されている。
The
一方、分岐開閉器4の前面側において入力部側の端縁には、プレート保持部21の軸部21c、21cと嵌合してプレート保持部21を軸支する一対の軸受け凹部4h、4hが設けられており、プレート保持部21は図11(b)に示すようにプレート14を保持する閉位置と図11(c)に示すようにプレート14を入れ替える開位置との間で回動自在に軸支されている。また、分岐開閉器4の前面側においてプレート保持部21の弾性係止片21dと対向する部位には、弾性係止片5dを挿通させる挿通孔(図示せず)が設けられており、プレート保持部21が閉位置にある状態では弾性係止片21dが挿通孔内に挿入され先端の係止爪21eが挿通孔の端縁に係止している。
On the other hand, a pair of bearing
ここで、プレート14は、第1の実施形態で説明したプレート14を用いており、例えばプレート保持部21の対向する2つの側片21f、21fに設けた突起(図示せず)と主片21aとの間に差し込まれて保持される。
Here, the
本実施形態の分電盤Aでは、プレート保持部21に設けた取付片21b、21bの突出する先端部位に軸部21c、21cを、分岐開閉器4側に軸受け凹部4h、4hを設けて軸支しているので、分岐開閉器4の前面側には突出するものがなく、従来例に示すような負荷名称表示部29に取付けられるプレートを分岐開閉器4の前面側に貼り付けて表示させることができる。
In the distribution board A of the present embodiment,
(第6の実施形態)
第6の実施形態を図13に基づいて説明する。本実施形態に係る分電盤Aは、箱体1と、主幹開閉器3及び複数の分岐開閉器4と、中蓋2と、外蓋とを備えており、プレート保持部5の替わりにプレート保持部22を用いた以外の構成は第1の実施形態と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して説明は省略する。
(Sixth embodiment)
A sixth embodiment will be described with reference to FIG. The distribution board A according to the present embodiment includes a
プレート保持部22は、透光性を有する略矩形板状の主片22aを有しており、主片22aの外縁には、主片22aと直行する方向に延出する側片22eが全周に渡って設けられている。また、主片22aの幅方向に沿う一端側の側片22eには、プレート保持部22を分岐開閉器4に取付けるための取付部22bが主片22aの幅方向に沿って一体に設けられており、取付部22bにおいて主片22aの幅方向に沿う両端部には、外側に向かって突出する軸部22c、22cがそれぞれ設けられている。さらに、取付部22bを設けた側片22bには、取付部22bを間にして両端側に突起22dがそれぞれ設けられている。ここに、取付部22bと軸部22cとで取付手段が構成されている。
The
一方、分岐開閉器4の前面側において入力部側の端縁近傍には、プレート保持部22の軸部22c、22cと嵌合してプレート保持部22を軸支する一対の軸受け部4j、4jが設けられており、プレート保持部22は図13(a)に示すようにプレート14を保持する閉位置と図13(b)に示すようにプレート14を入れ替える開位置との間で回動自在に軸支されている。また、図13(c)に示すようにプレート保持部22が閉位置にある状態における各軸受け部4jには、突起22dに対応する部位にプレート保持部22の回動を規制し閉位置で保持するための突出部4kがそれぞれ設けられている。ここに、プレート保持部22の突起22dと分岐開閉器4の突出部4kとで回動規制手段が構成されている。
On the other hand, on the front side of the
ここで、プレート14は、第1の実施形態で説明したプレート14を用いており、例えばプレート保持部22の対向する2つの側片22e、22eに設けた突起(図示せず)と主片22aとの間に差し込まれて保持される。
Here, the
この分電盤Aでは、プレート保持部22に突起22dを、分岐開閉器4に突出部4kを設けることによって、図3(c)に示すように閉位置において突起22dが突出部4kに係止されるので、プレート保持部22の回動を規制しプレート保持部22を閉位置で保持することができる。従って、分電盤Aを施工した後に振動等によってプレート保持部22がばたつくことがなく、プレート保持部22からプレート14が外れて紛失するのを防止することができる。特に、本実施形態で示したように突起22d及び突出部4kを取付部22b側に設けた場合には、取付部22bと対向する側においてプレート保持部22及び分岐開閉器4に第1の実施形態で説明した弾性係止片5dや挿通孔4eを設ける必要がない。また、閉位置を外れた状態においては、図13(d)に示すように突起22dは突出部4kと係止していないので、プレート保持部22を開位置と閉位置との間で移動自在に開閉することができる。
In this distribution board A, by providing a
1 箱体
1a 背面板
1b 枠体
2 中蓋
2b 表示窓
4 分岐開閉器
4a 操作摘み(操作部)
5 プレート保持部
14 プレート
A 分電盤
DESCRIPTION OF
5
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