JP5196360B2 - 無線ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理する方法 - Google Patents

無線ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5196360B2
JP5196360B2 JP2011544662A JP2011544662A JP5196360B2 JP 5196360 B2 JP5196360 B2 JP 5196360B2 JP 2011544662 A JP2011544662 A JP 2011544662A JP 2011544662 A JP2011544662 A JP 2011544662A JP 5196360 B2 JP5196360 B2 JP 5196360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
load balancing
base
parameter
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011544662A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012514901A (ja
Inventor
キム、ホンソク
ヤン、ジャンイン
ヴェンカタチャラム、ムサイアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Intel Corp
Original Assignee
Intel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Intel Corp filed Critical Intel Corp
Publication of JP2012514901A publication Critical patent/JP2012514901A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5196360B2 publication Critical patent/JP5196360B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/26Reselection being triggered by specific parameters by agreed or negotiated communication parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/08Load balancing or load distribution
    • H04W28/086Load balancing or load distribution among access entities
    • H04W28/0861Load balancing or load distribution among access entities between base stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/22Performing reselection for specific purposes for handling the traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/24Reselection being triggered by specific parameters
    • H04W36/30Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data
    • H04W36/302Reselection being triggered by specific parameters by measured or perceived connection quality data due to low signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

開示する本発明の実施形態は概して、無線ネットワークに関する。特に、無線ネットワーク内でのネットワークトラフィックを管理することに関する。
無線ネットワークによって、音声、データ等の情報を、伝送線を用いることなく、あるポイントから別のポイントまで送信することが可能となる。一般的な種類の無線ネットワークとして、複数の送受信機(本明細書では、「基地局(BS)」と呼ぶ)がそれぞれ、1つのセル、つまり、ネットワークのうち当該基地局の周囲の一部分のネットワークをカバーするセルラー方式ネットワークがある。ネットワークは、複数の互いに隣接または重複するセルで構成される。あるネットワークセル内に(一時的に)位置している無線通信デバイス(本明細書では、「移動局(MS)」と呼ぶ)は、当該セルの基地局との間で通信リンクを構築することによって、当該ネットワークで送信されている音声および/またはその他のデータに対するアクセスを得る。移動局の例としては、スマートフォンまたはその他のセルラー方式の電話ハンドセット、ラップトップおよびネットブック等の携帯可能コンピュータ等のデバイスが含まれる。
移動局がネットワークに入ると、または、移動局がセル境界に近づくと、当該移動局をアソシエーションすべき適切な基地局/ネットワークセルについて決定しなければならない。移動局と基地局/ネットワークセルとの間のアソシエーションは従来、移動局の観点から行われていた。MSは、最初にネットワークに入る場合に、隣接する基地局からの信号強度を走査して、それぞれについて信号対干渉およびノイズ比(SINR)を決定する。そして、シャノンの容量に関する定理から、到達可能なスペクトル効率は、r=log(1+SINR)と算出される。移動局はその後、到達可能なスペクトル効率が最も高い基地局を選択して、選択された基地局との間でアソシエーションが形成される。
開示する実施形態は、以下に記載する詳細な説明および添付図面を参照することによって、より深く理解されるであろう。添付図面は以下の通りである。
本発明の実施形態が適用され得る無線ネットワークを示す概略図である。 本発明の実施形態に係る、無線ネットワーク内でネットワークトラフィックを管理する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る、無線ネットワークにおいて移動局とアソシエーションすべき基地局を選択する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る、無線ネットワークにおいて移動局とアソシエーションすべき基地局、いわゆる選択基地局を選択する方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るロードバランシングパラメータについて選択された値について、無線ネットワークにおける移動局のアソシエーションを決定する際のルールのシミュレーション結果を示すグラフである。
図示の便宜上、図面は一般的な構造を図示しており、公知の特徴および方法の説明および詳細な内容については、本発明の実施形態の説明を不要にあいまいにすることを避けるべく、省略する場合がある。また、図示する構成要素は必ずしも実寸に即しているわけではない。例えば、図示する構成要素の一部は、本発明の実施形態を分かりやすくすることを目的として、他の構成要素に比べて寸法を誇張している場合がある。複数の図面にわたって同じ参照番号を用いている場合、同じ構成要素を指し示すものである。同様の参照番号は、必ずしもそうではないが、同様の構成要素を指し示す場合がある。
「第1」、「第2」、「第3」、「第4」等の用語は、明細書および請求項において用いる場合、複数の同様の構成要素を区別するためであり、特定の逐次的または時系列的な順序を意味しているものでは必ずしもない。このように用いられている用語は適切な状況下では入れ替えが可能であり、本明細書に記載する本発明の実施形態は、例えば、図示または本明細書において記載されているのとは別の順序で動作を行うことが可能であると理解されたい。同様に、本明細書で一連の段階を備えるものとして方法を説明している場合、本明細書に記載する段階を実行する順序は必ずしも、それらの段階を実行する唯一の順序ではなく、記載した段階のうち一部は省略するとしてもよいし、および/または、本明細書に記載していない他の段階を方法に追加するとしてもよい。さらに、「備える」、「有する」、「含む」といった用語は、非排他的な意味を持ち、一連の構成要素を備えるプロセス、方法、物品、または装置は必ずしも、それらの複数の構成要素に限定されるものではなく、明示的に列挙していない他の構成要素、または、当該プロセス、方法、物品、または装置では当然含まれる構成要素を含むとしてもよい。
「左」、「右」、「前方」、「後方」、「上部」、「下部」、「上方」、「下方」等の用語は、明細書および請求項で用いられる場合、説明を目的とするものであり、必ずしも永久的な相対的位置を説明しているものではない。このように用いられている用語は適切な状況下では入れ替えが可能であり、本明細書に記載する本発明の実施形態は、例えば、図示または本明細書において記載されているのとは別の向きで動作を行うことが可能であると理解されたい。「結合」という用語は、本明細書で用いている場合、電気的または非電気的な方法で、直接的または間接的に接続されていることを意味すると定義される。本明細書において互いに「隣接する」と記載されている物体は、互いに物理的に接触しているとしてもよいし、互いに近接しているとしてもよいし、または、互いに概して同じ領域またはエリア内にあるとしてもよいし、文脈に応じて適宜解釈されたい。「一実施形態」という表現は、本明細書で繰り返し用いられるが、必ずしも全てが同じ実施形態を意味しているとは限らない。
本発明の一実施形態によると、無線ネットワーク内でネットワークトラフィックを管理する方法は、無線ネットワークにおいて複数の基地局を特定する段階と、複数の基地局のそれぞれの基地局を、それぞれの基地局の種類に応じて分類する段階と、複数の基地局のそれぞれの基地局について、それぞれの基地局の種類に応じてロードバランシングパラメータを設定する段階と、複数の基地局のうち第1の基地局から、複数の基地局のうち第2の基地局へのハンドオーバーを含むハンドオーバーイベントについて、第1の基地局および第2の基地局の両方のロードバランシングパラメータを考慮に入れるプロセスに応じて第2の基地局を選択する段階とを備える。
本発明の実施形態は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、WiMAX(ワールドワイド・インターオペラビリティ・フォー・マイクロウェーブ・アクセス)ネットワーク等を含む無線メトロポリタンエリアネットワーク(WMAN)、3GPP GSM/EDGEおよびCDMA2000を含むセルラー方式電話ネットワーク、3GPP HSDPA、LTE、および3GPP2 UMBを含むセルラー方式データネットワーク、または、上記の規格の最新版に基づくネットワーク等に適用され得る。
上述したように、セルのアソシエーションは従来、移動局での最大受信SINRに基づいて行なわれている。このようなアソシエーション方式は、ネットワークのセルの負荷が対称である場合には最適であるが、このような状況は実際のネットワークトラフィック条件にはほとんどあてはまることがない。現実のネットワークでは、セルのトラフィック負荷の非対称性に対応するべくロードバランシングが必要となる。ロードバランシングは、セルのスループットを向上させ、ファイル転送においてユーザが感じる遅延を低減するには、重要である。
ロードバランシング処理は幾つか考案されているが、アドホックでヒューリスティックな処理に過ぎない。このような既存のプロトコルは、ロードバランシングの観点から最適なネットワーク処理を保証することはできず、ハンドオーバー(HO)が制御不能となるか/失敗に終わる可能性がある。これは、明確に定義されたフレームワークがなく、移動局のHOの決定が、基地局のHOの決定とは異なる可能性がある(こういうケースが多い)ためである。実際、本発明の実施形態で提案しているような、システム設定ブロードキャストに含まれる少数の重要なパラメータでロードバランシングポリシーを定義、利用、および管理することが十分に可能となるような体系的なフレームワークというものはない。これとは対照的に、本発明の実施形態を標準規格に取り入れることで、少数の重要な設定パラメータを用いて、HOおよびネットワーク進入時のセル選択において予想外の挙動を発生させることなく、ネットワークを所望の最適方式で動作させることができるようになる。本発明の実施形態は、MS制御型またはBS制御型のHOの一方に適用可能であり、どちらでも同様の効果が期待される。どの程度ロードバランシングを行なうかは、後述するように、パラメータ「α」によって制御される。本発明の実施形態はさらに、同様に後述するように、パラメータ「β」で表す移動度およびHOのコストを考慮に入れる。従来の方法では、このようなパラメータを考慮に入れていない。
さらに、具体的にWiMAXネットワークに関して、本発明の実施形態は、現在の解決方法には無いがWiMAXのセルアソシエーションアルゴリズムを大幅に改善するために必要な重要な要素を少なくとも2つ提案している。ロードバランシングのサポートは、IEEE802.16m規格および競合する3GPP規格に含まれることが期待されている。本発明の実施形態によれば、ネットワークは、単純なシステム設定パラメータを用いて、複数の異なる動作モード(最良の接続性、期待スループット、ロードバランシング)で動作することができる。また、本発明の実施形態によれば、IEEE802.16mがサポートする予定であるオーバーレイネットワークでのHO決定を効率化することが可能となる。
本発明の実施形態は、移動局がアソシエーションする適切な基地局に関する決定を行なう際に各セルのトラフィック負荷を考慮に入れることによってネットワークトラフィックの管理を改善する。本発明の実施形態では、セルの負荷およびチャネル品質(SINRを含む)に加えて、セルアソシエーションに関連するので、移動局の移動度も考慮する。チャネル品質が高く、および/または、トラフィック負荷が低いが、セル半径が小さい場合には、HOが頻繁に発生する可能性があり、HOのコストが高チャネル品質および/または低負荷の効果を無効にしてしまう可能性がある。この問題は、無線ネットワークが異種ネットワークである場合、つまり、マクロセル、ミクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または、中継セル等のうち複数のセルで構成されている場合により深刻である。これは、セルの種類が異なると、セル半径およびHO間隔が異なるためである。このため、本発明の実施形態では、セルのスループットを最大化しつつ、期待されるHOコストを十分に低く留めるべく、さらに詳細に後述するように、チャネル品質、セル負荷、および、MS移動度に基づくセルアソシエーションアルゴリズムを利用している。オーバーヘッド/複雑性は最小限に抑えつつ、大きな効果が得られる。
以下では図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施形態を適用し得る無線ネットワーク100を示す概略図である。一例を挙げると、無線ネットワーク100は、WLAN、WiMAXネットワーク等を含むWMAN、セルラー方式電話ネットワーク、または、関連技術分野で公知の他の無線ネットワークであってよい。
図1に示すように、無線ネットワーク100は、セル110、120、および、130を備えるセルラー方式構造を持つ。無線ネットワーク100はこれより多数の同様のセルを備えるが、セル110、120、および、130を代表例として図示している。セル110、120、および、130にはそれぞれ、基地局111、基地局121、および、基地局131が含まれている。各セルにはさらに、任意の数の(0の場合もある)移動局125が含まれている。図示している実施形態では、セル110には5個の移動局125、セル120には2個の移動局125が含まれており、セル130には移動局125はない。実際の動作条件では、移動局が、例えば、セル間を移動して、ネットワークに進入し、ネットワークから退出するので、各セル内の移動局125の数は変化し続ける。各基地局のトラフィック負荷は、アソシエーションされている移動局の数に応じて決まる。本明細書では、各基地局、または、同等に(少なくとも、各セルが含む基地局が1つのみであるような図1に図示するネットワークの場合には)各セルのトラフィック負荷を表すべく、基地局利用係数ρを用いる。基地局利用係数ρは、基地局がビジーである時間、「1−BSアイドル時間」と定義される。
セルアソシエーションには、2つの観点、ユーザー(または、移動局)の観点およびネットワーク(または、基地局)の観点がある。従来は、上述したように、ユーザの観点からセルアソシエーションを行なっていた。移動局は、最初にネットワークに進入する際に、隣接する基地局からの信号強度を走査して、基地局毎にSINRを算出する。そして移動局は、例えば、シャノンの容量の定理に基づいて決まる到達可能なスペクトル効率が最も高くなる基地局を選択する。また同様に上述したように、このように適切なセルアソシエーションを決定する方法は、例えば、システムに含まれる移動局の数が少ない場合等ネットワーク全体にかかる負荷が非常に軽い場合、または、セル負荷が均一である場合には成功する。上述の仮定(セル負荷が均一であること、つまり、進入した移動局の範囲内のセル全てにおいてトラフィック負荷が均一であること)に基づいているこのセル選択ルールは、本明細書では、「基準条件」(または、単に「基準」)と呼ぶ。当該基準では、ネットワークトラフィック状況は考慮していないことに留意されたい。
実際の(均一でない)ネットワークでは、最適なアソシエーションを決定するためには、トラフィック状況を考慮しなければならない。さらに図1を参照しつつ説明すると、移動局140は無線ネットワーク100に進入したばかりであるか、または、現在アソシエーションされているセル(不図示)を退出しようとしているところである。いずれにしても、利用可能なネットワークセルのうちどれと移動局140をアソシエーションすべきかを決定しなければならない。より詳細に後述するが、移動局140は、無線ネットワーク100に進入すると、3つの隣接する基地局、つまり、基地局111、121、および131(これらの基地局は、移動局140の範囲内にある、または、移動局140に利用可能な全ての3以上または3以下の基地局を表している)を走査して、基地局111、121、および131からの到達可能なレートr、r、およびrを算出する。rが最も高いと想定する(移動局140が最も近い基地局が基地局111であるので、合理的な想定である)。基準によると、移動局140は基地局111とアソシエーションすべきである。しかし、基地局111が混雑しており(図示している実施形態のように)、利用率が高い(つまり、1に近い)場合、基準による選択は最適ではない場合がある。これに代えて、移動局140は、ρがρよりも十分に低い場合、基地局121を選択するとしてよい(または、自身で既に選択している)。同じルールは基地局131にも当てはまる。このため、到達可能なレートrおよび基地局利用係数ρの両方を考慮すると、どのセル選択ポリシーが最適か、という質問がなされる。この文脈において「最適」という用語は、複数の意味のうちいずれかの意味を持つとしてよい。例えば、他にもあるが、ファイル転送遅延を最小限に抑えるポリシー、信号品質/接続性が最良となるポリシー、または、ファイル転送信頼性が最も高くなるポリシーのいずれかを意味するとしてよい。
図2は、本発明の実施形態に係る、無線ネットワーク内でネットワークトラフィックを管理する方法200を示すフローチャートである。一例を挙げると、無線ネットワークは、図1に示す無線ネットワーク100と同様のものであってよい。方法200によれば、無線ネットワーク内の基地局はそれぞれ、別々にロードバランシングパラメータを設定することによって、異なるロードバランシング目標値を実現することができる。尚、各ロードバランシングパラメータは、対応付けられているセルの種類、または、トラフィック負荷等の状況の変動に応じて、基地局が動的に変更することができ、移動局毎に異なるロードバランシングパラメータを定義することもできる。
例えば、本発明の実施形態は、柔軟性を取り入れるフレームワークとして捉えることも可能である。以下に一例を挙げる。セルの境界に位置しているために接続性が問題となる可能性がある移動局について、基地局はα=0というルールを用いるとしてよい。ロードバランシングが主な問題であるオーバーレイネットワークでは、基地局はα=2というルールを用いるとしてよい。上級加入契約の一部のユーザについては、基地局はα=1というルールを用いるとしてよい。実際のネットワークでは、ネットワーク運営者が、上記のようなルールを設定ブロードキャストに組み込むか、または、デバイスにハードコードするかを決定するとしてよい。また、組み合わせるとしてもよい。例えば、ネットワークは、セルの負荷に基づいてα=0とα=1との間でのみ切り替わり、α=1は上級加入契約が結ばれているデバイスにハードコードされる。ネットワーク負荷が低い場合にはα=1がα=0よりも優先されて上級加入契約を持つユーザに対するサービス提供を最優先するが、ネットワークがα=2をブロードキャストしてロードバランシングがその時点において重要となる旨を示すとα=1は無効になる。ロードバランシングパラメータは、無線リンクでブロードキャストされると、その時々で変更することが可能であるが、あまり頻繁ではない(おそらく数時間毎)と考えられる。
方法200のステップ210では、無線ネットワーク内の複数の基地局を特定する。複数の基地局は、特定の移動局の範囲内にある一群の基地局、または、特定の移動局との間でアソシエーションの形成が可能な一群の基地局を含む。一例を挙げると、複数の基地局は、図1に示す基地局111、121、および131から成る基地局群と同様であってよい。
方法200のステップ220では、複数の基地局をそれぞれ、基地局の種類に応じて分類する。一般的な無線ネットワークは、複数の異なる種類のセル、つまり、サイズおよび配設の目的が異なるセルで構成されている。一般的な用語で説明すると、セルサイズで分類すると、(大きいものから小さいものの順)マクロセル、ミクロセル、ピコセル、および、フェムトセルと呼ばれるものがあるとしてよい。セルの配設の目的で分類すると、中継セル、非制限加入者グループセル、制限加入者グループセル、準制限加入者グループセル等がある。
方法200のステップ230では、複数の基地局のそれぞれについて、基地局の種類に応じてロードバランシングパラメータを設定する。ロードバランシングパラメータは、本明細書において「α」で表すが、ネットワーク全体の動作を改善するようにアソシエーションに関して判断を下すためのネットワーク全体に一貫して用いられるプロトコルである。当該プロトコルは、以下で説明するロードバランシングアルゴリズムに応じて実現されるとしてよい。
基地局の指標をi、BSについて到達可能なレートをr(r=log(1+ξで算出される)、BSの基地局利用係数をρ、基地局と移動局との間で到達可能なデータレートを示すために用いられるSINRまたは任意のその他の物理層測定メトリック等のチャネル品質パラメータをξ、ロードバランシングの程度を定めるパラメータをαとする。そして、選択されたBSの指標iは、iで表すが、以下の式で定められる。
Figure 0005196360
このアルゴリズムは、パラメータ「α」によって基地局を選択する際に複数の要素が組み合わせられるので、「負荷認識(プラスアルファ)」ルールと名付ける。つまり、ロードバランシング(ネットワークの観点から見たもの)と、最大レートまたは最大SINR(ユーザの観点から見たもの)とを組み合わせる。これについては以下でさらに詳述する。
基準(接続性またはレートを最良にすることのみ)では、α=0の場合、アソシエーションは、ユーザの観点にのみ基づいて決定される。つまり、チャネル品質のみに基づいて決定され、ネットワークトラフィック状況については考慮していない。α=0という設定にすると、基地局アイドル時間の算術平均が最大値となることが分かる。基地局アイドル時間は、BSがアイドル状態である時間の割合と定義される。尚、BSアイドル時間は1−BS利用時間である。
比例遵守方法(レート優先)では、αの値が大きくなるにつれて、基地局の選択は、ネットワークから見た観点、つまり、基地局利用率をより重要視して決定される。α=1となると、基地局アイドル時間の幾何平均が最大値を取ることが分かる。
遅延最適化方法(負荷が優先される)では、α=2の場合、平均ファイル転送の観点から最適な決定が為される。α=2となると、基地局アイドル時間の調和平均が最大値を取ることが分かる。
負荷最小化方法(負荷のみ)では、αの値がさらに大きくなると、トラフィック状況に一層偏った判断が為され、最終的には、αが無限に大きい値となると、負荷のみに基づいて判断が行なわれ、チャネル品質については考慮しない。
数1にしたがって選択されるセルは、数学的に最適であるが、移動局がファイル転送中は移動しないものと仮定して導き出される。しかし、移動局が高速に移動して頻繁にハンドオーバーを行なう必要がある場合、HOのコストも考慮に入れるべきである。このため、本発明の実施形態では、移動局の移動度および発生するHOのコストも考慮に入れる。1回のHOにつき必要なビット数で測定されるHO期待コストをβとする。これには、HOプロセス中のエアリンクメッセージオーバーヘッド、バックボーンのメッセージングコスト、および、サービス中断時間中の日和見的なコストが含まれる。例えば、1回のHOについてのサービス中断時間は100ミリ秒(ms)であり、到達可能なレートが1メガビット毎秒(Mbps)である場合、HOコストは10万ビットとカウントされるはずである。
移動度を決定するためには、対象となるセル内に滞在している時間を推定することが必要不可欠である。滞在時間は、セルサイズおよび移動速度に応じて決まる。i番目のセルに移動局が滞在する期待滞在時間をTとする。このとき、改訂セルアソシエーションアルゴリズムは、以下の式で与えられる。
Figure 0005196360
を正確に推定できるかどうかは、移動速度を把握しているか否かによって決まるが、移動速度は不確定要素である。例えば、移動局がグローバルポジショニングシステム(GPS)機能を備えていれば、移動速度は正確に測定することができる。尚、多くのセルラー方式携帯電話は、GPSを利用したカーナビゲーションシステムを備えており、移動速度の測定のために利用することができる。そうでない場合には、物理(PHY)層のドップラー推定または媒体アクセス制御(MAC)層のHO頻度履歴を利用することができる。例えば、移動局は、対象となるセルでの滞在時間を、セル範囲を推定速度で除算することによって推定するとしてよい。この推定速度は、PHY層のドップラー推定信号、または、MAC層から入手可能なハンドオーバー頻度履歴信号に基づいて決まるとしてもよい。
方法200のステップ240では、第1の基地局(移動局が現在アソシエーションされており、複数の基地局のうち第1の基地局である)から第2の基地局(移動局のハンドオーバー先であり、複数の基地局のうち第2の基地局である)へのハンドオーバーを含むハンドオーバーイベントについて、第1の基地局および第2の基地局の両方のロードバランシングパラメータを考慮に入れるプロセスに応じて第2の基地局を選択する。ステップ240によると、移動局は、基地局の種類によって計算方法を変更する(つまり、αの値が異なる式を用いる)。このため、マクロからマクロへのハンドオーバー、マクロからピコへのハンドオーバー等、ハンドオーバーの状況毎に利用するロードバランシングポリシーを変化させる。一実施形態によると、ステップ240で言うプロセスは、複数の基地局のうち、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、および、ロードバランシングパラメータを含む数式の値が最大値を取るのはどの基地局かを判断することを含む。一実施形態によると、この式は以下で表される。
Figure 0005196360
式中、基地局の指標をi(i∈1,2,3,・・・,N)、基地局利用係数をρ、ロードバランシングパラメータをα、チャネル品質パラメータをξとする。一例を挙げると、チャネル品質パラメータは、信号対干渉およびノイズ比であってよい。(尚、複数の基地局のうち数3の値が最大値となるのはどの基地局かを決定することは、数1を解くことに等しい。)
別の実施形態によると、ステップ240で言うプロセスは、複数の基地局のうち、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、期待滞在時間、期待ハンドオーバーコスト、および、ロードバランシングパラメータを含む数式の値が最大値を取るのはどの基地局かを決定することを含む。一実施形態によると、この式は以下で表される。
Figure 0005196360
式中、基地局の指標をi(i∈1,2,3,・・・,N)、基地局利用係数をρ、ロードバランシングパラメータをα、チャネル品質パラメータをξ、期待ハンドオーバーコストをβ、期待滞在時間をTとする。一例を挙げると、チャネル品質パラメータは、信号対干渉およびノイズ比であってよい。(尚、複数の基地局のうち数4の値が最大値となるのはどの基地局かを決定することは、数2を解くことに等しい。)
従来のアソシエーション方式は数4の一部、つまり、α=0およびβ=0と設定して得られる式を表していることが分かる。言い換えると、上述したように、従来の解決方法では、セルの負荷または移動局の移動度を考慮することなくSINRが最も高い基地局を選択している。これは最も単純な事例であるので、標準規格では、新しいポリシーを利用するフレームワーク、例えば、ロードバランシングまたはHOコストを考慮してセルを選択するフレームワークが定義されていない。
図3は、本発明の実施形態に係る、無線ネットワークにおいて移動局とアソシエーションされる基地局を選択する方法300を示すフローチャートである。一例を挙げると、無線ネットワークは、図1に示す無線ネットワーク100と同様のものであってよい。
方法300のステップ310では、N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定する。一例を挙げると、N個の利用可能な基地局から成る基地局群は、図1に示す基地局111、121、および131と同様であってよい(Nは3)。一実施形態によると、N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定することは、移動局を用いて無線ネットワークを走査することで基地局信号の検出を試みて、基地局信号を検出した各基地局をN個の利用可能な基地局から成る基地局群に含めることを含む。言い換えると、N個の利用可能な基地局から成る基地局群は、移動局が信号を受信することが出来た基地局を全て含む。別の実施形態によると、N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定することは、バックボーンネットワークを介して通信を行って隣接する基地局のシステム情報を取得することを含む。言い換えると、システム情報はバックボーンを介して取得することができる。
方法300のステップ320では、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、基地局利用係数、ロードバランシングパラメータ、および、チャネル品質パラメータを決定する。一例を挙げると、基地局利用係数、ロードバランシングパラメータおよびチャネル品質パラメータはそれぞれ、上述したパラメータρ、αおよびξと同様のパラメータであってよい。以下でより詳細に説明するが、「決定」という用語は、本明細書で特定のパラメータと関連して用いる場合、特定のパラメータを直接算出すること、および、別に算出された特定のパラメータを受信することを意味する。一例を挙げると、チャネル品質パラメータは、信号対干渉およびノイズ比であってよい。
一実施形態によると、ステップ320または別のステップはさらに、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局についてセルの種類を決定することを含む。一例を挙げると、セルの種類を決定することは、移動局において基地局からセルの種類に関する情報を受信することを含むとしてよい。セルの種類としては、例えば、上述したように、セルサイズ、セルの配設の目的等が挙げられるとしてよい。セルの種類を決定することによって、例えば、ロードバランシングパラメータおよび期待滞在時間の決定が容易になるとしてよい。
同様に、一実施形態によると、チャネル品質パラメータ(例えば、信号対干渉およびノイズ比)を決定することは、移動局を用いてネットワークを走査して、チャネル品質パラメータを測定または算出することを含む。別の実施形態によると、チャネル品質パラメータを決定することは、無線ネットワークの別の部分で決定されたチャネル品質パラメータを移動局において受信することを含む。
同様に、一実施形態によると、基地局利用係数の決定は、移動局を用いてネットワークを走査して、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、基地局利用係数を直接測定または算出することを含む。別の実施形態によると、基地局利用係数の決定は、基地局利用係数を移動局において受信することを含む。言い換えると、基地局利用係数は、無線ネットワークの別の部分で算出、選択、特定、または決定された後、移動局に送信されるか、または、移動局による利用が可能な状態となる。
本明細書で説明する方法を利用する簡単な方法を1つ挙げると、記載したパラメータをシステムブロードキャストメッセージに埋め込む方法がある。これには、基地局が自身の情報および隣接する基地局の情報をブロードキャストすることが含まれる。一例を挙げると、移動局において基地局利用係数を受信することは、近隣広告メッセージ(MOB_NBR_ADV)で基地局利用係数の型−長さ−値(Type−Length−Value:TLV)定義を移動局において受信すること、主要ブロードキャストチャネル(例えば、IEEE802.16mのスーパーフレームヘッダ(SFH)またはIEEE802.16eのダウンリンクチャネル記述子(DCD))から基地局利用係数を移動局において収集すること等を含むとしてよい。
αおよびセル負荷の両方のTLV定義が(MOB_NBR_ADV)に含まれている実施形態では、移動局は、特定の基地局を走査する必要があるか否かを推測することができる。例えば、移動局は、αの値が高く(例えば、2以上)、セル負荷が高い場合には、その基地局を省略するとしてよい。(MOB_NBR_ADV)で搬送されるシステム設定情報およびその複製は、時間経過と共にネットワーク動作に応じて変化するとしてよい。αは、例えば、マクロセルの負荷が大きくならない限りは、ゼロに「固定」されるとしてよいが、例えば、セルのトラフィックロードが所与のしきい値を超えると、αを2に切り替えるとセルが決定するとしてもよい。基地局または移動局は、走査中のチャネル品質測定値と、負荷情報およびパラメータαとに基づき、HOについて最良なセルはどのセルかを決断するとしてよい。同様に、負荷情報およびパラメータαが主要ブロードキャストチャネルに実装されている場合、移動局は、ロードバランシングを自動的に実行しつつネットワーク進入の際の目標のセルを適宜選択するとしてよい。ハンドオーバーは、コスト、セルの種類に関する情報、推定された移動度、および、その他の一般的なHOトリガパラメータに基づいて開始される。このため、望ましくないHOを効率良く回避することができる。
一部の実施形態によると、上述したように、セルの種類を定義して、負荷情報およびパラメータαと共にブロードキャストする必要がある。例えば、大から小に並べると、マクロセル、ミクロセル、および、ピコセルという大まかな粒度を得ることができ、それぞれのセルの種類について大まかなカバーする領域が、予め定められているか、または、動的に設定される(これには、別のブロードキャストが必要となる)。
上記の方法には、ロードバランシングおよびセルの選択が適切に一貫して管理されるという大きな利点がある。現状では、ロードバランシングは、基地局において「盲目的に」行われている。基地局は単に、移動局を選択して、特定の隣接するセルに(HOイベントで)移動させている。このような盲目的な手法では、移動局が基地局の決定の基準を認識していないので、HOコマンドを拒絶したり、または、移動局が好むセル、例えば、SINRが最も良いセルに対して勝手にHOを実行するので、混乱が生じてしまう。これとは対照的に、本発明の実施形態によれば、ロードバランシングの全ての筋書きをカバーし、勝手な/失敗に終わるHOを減らす移動局とネットワークとの間で共有が可能な簡単なシステム設定パラメータを利用することができるようになる。
方法300のステップ330では、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストを決定する。ステップ330は、移動局の移動度が無視できる実施形態等の一部の実施形態では省略するとしてもよいが、実行されると、移動局のアソシエーションに関する決定が改善される可能性がある。一例を挙げると、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストはそれぞれ、上述したパラメータTおよびβと同様であってよい。
方法300のステップ340では、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、および、ロードバランシングパラメータのそれぞれを考慮に入れる計算に従って、移動局とアソシエーションする選択基地局を選択する。一例を挙げると、当該計算は、数3の値が最大値を取るiの値を特定することを含むとしてよい。式中、iは、利用可能な基地局の指標となる実数の正の整数である。
方法300の実施形態では、ステップ330を実行して、上述したステップ340に代えて、上記の第1の計算ではなく、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、および、ロードバランシングパラメータのそれぞれに加えて、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストを考慮に入れる第2の計算に応じて選択基地局を選択する別のステップ340を実行する。一例を挙げると、第2の計算は、数4の値が最大値になるiの値を特定することを含む。式中、iは、利用可能な基地局の指標となる実数の正の整数である。
方法300のステップ350では、移動局において、当該移動局と選択基地局とのアソシエーションを実現する動作を開始する。
図4は、本発明の実施形態に係る、移動局がアソシエーションされる基地局、いわゆる選択基地局を無線ネットワークにおいて選択する方法400を示すフローチャートである。一例を挙げると、無線ネットワークは、図1に示す無線ネットワーク100と同様のものであってよい。
方法400のステップ410では、サービス提供中の基地局において、N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定する。一例を挙げると、N個の利用可能な基地局から成る基地局群は、図1に示す基地局111、121、および131と同様であってよい(Nは3)。一実施形態によると、ステップ410は、サービス提供中の基地局を用いて、無線ネットワークを走査することで基地局信号の検出を試みて、基地局信号を検出したサービス提供中の基地局およびその他の各基地局を、N個の利用可能な基地局から成る基地局群に含めることを含む。
方法400のステップ420は、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、サービス提供中の基地局を用いて、基地局利用係数を移動局に送信し、ロードバランシングパラメータを決定して、チャネル品質パラメータを移動局から受信する。一例を挙げると、基地局利用係数、ロードバランシングパラメータおよびチャネル品質パラメータはそれぞれ、上述したパラメータρ、αおよびξと同様のパラメータであってよい。一実施形態によると、サービス提供中の基地局を用いてロードバランシングパラメータを決定することは、移動局とセルの境界との間の距離を決定することと、基地局利用係数がしきい値を越えるか否かを決定することとを含む。これらの値に基づき、サービス提供中の基地局においてロードバランシングパラメータを算出するとしてよく、ロードバランシングパラメータはその後、移動局に送信されるとしてよい。
一実施形態によると、ステップ420は、移動局に基地局利用係数を送信する前に、サービス提供中の基地局を用いてネットワークを走査して、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について基地局利用係数を測定することによって、基地局利用係数を決定することを含む。一例を挙げると、基地局利用係数を送信することは、基地局利用係数の型−長さ−値(Type−Length−Value:TLV)定義を含む近隣広告メッセージをブロードキャストすること、主要ブロードキャストチャネルで基地局利用係数をブロードキャストすること(どちらについても、詳細に上述している)等を含むとしてよい。一実施形態によると、基地局利用係数を決定することは、サービス提供中の基地局において、移動局において測定または算出された基地局利用係数を受信することを含む。
一実施形態によると、ステップ420または別のステップはさらに、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局(または、対応するセル)について、セルの種類を定義してブロードキャストすることを含む。セルの種類としては、上述したように、例えば、セルサイズ、セルの配設の目的等が挙げられるとしてよい。セルの種類を定義することによって、例えば、ロードバランシングパラメータおよび期待滞在時間の決定が容易になるとしてよい。
方法400のステップ430では、N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストを決定する。ステップ430は、移動局の移動度が無視できる実施形態等の一部の実施形態では省略するとしてもよいが、実行されると、移動局のアソシエーションに関する決定が改善される可能性がある。一例を挙げると、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストはそれぞれ、上述したパラメータTおよびβと同様であってよい。
一実施形態によると、期待ハンドオーバーコストを決定することは、エアリンクメッセージオーバーヘッド、バックボーンメッセージングコスト、および、サービス中断時間中の日和見的なコストを決定することを含む。近隣リストに挙げられているセルの種類毎に、サービス提供中の基地局は、MOB NBR ADV内のHOトリガアクションのTLVを定義する。また、必要であれば、サービス提供中の基地局はさらに、例えば、2つのセルの接続がうまくいっていない場合、または、2つのセルのASNゲートウェイが異なる場合に当てはまる状況等、バックボーン信号送信が高コストとなる場合には、βに寄与する追加コストを定義するとしてよい。
方法400のステップ440では、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、および、ロードバランシングパラメータのそれぞれを考慮に入れる計算に従って、選択基地局を選択する。一例を挙げると、当該計算は、数3の値が最大値を取るiの値を特定することを含むとしてよい。式中、iは、利用可能な基地局の指標となる実数の正の整数である。
方法400の実施形態では、ステップ430を実行して、上述したステップ440に代えて、上記の第1の計算ではなく、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、および、ロードバランシングパラメータのそれぞれに加えて、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストを考慮に入れる第2の計算に応じて選択基地局を選択する別のステップ440を実行する。一例を挙げると、第2の計算は、数4の値が最大値を取るiの値を特定することを含む。式中、iは、利用可能な基地局の指標となる実数の正の整数である。
方法400のステップ450では、サービス提供中の基地局において、移動局と選択基地局とのアソシエーションを実現する動作を開始する。
図5は、負荷認識ルールをαの値を選択値に設定してシミュレーションした結果を示すグラフ500である。グラフから分かるように、負荷の非対称性が大きくなるにつれて、従来の方法(α=0)では遅延特性が悪化しているが、α=2の場合には遅延特性が最も良好である。この結果は、上述した理論的説明とも良く一致する。
具体的な実施形態に基づき本発明を説明してきたが、当業者におかれては、本発明の意図または範囲から逸脱することなくさまざまな変更を行なうものと理解されたい。したがって、本発明の実施形態を開示しているのは、本発明の範囲を限定するのではなく、説明することを意図している。本発明の範囲は請求項で要件とされている範囲にのみ限定されるものとする。例えば、当業者には、無線ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理する方法、ならびに、本明細書で説明した関連するアルゴリズムおよびフレームワークが、さまざまな実施形態で実現し得ること、そして、これらの実施形態に関する上記の説明は必ずしも全ての実施可能な実施形態を完全に網羅するものではないことは明らかであろう。
また、具体的な実施形態に関して、その便益、その他の利点、および、問題解決方法を説明した。しかし、便益、利点、問題解決方法、ならびに、便益、利点または問題解決方法の要因となる、または、それらを顕在化させる構成要素は、請求項の一部または全てにおいて、重要必須な、必要な、または、不可欠な特徴または構成要素であると解釈されるべきではない。
また、本明細書で開示した実施形態および特定事項は、(1)請求項で明示的に請求されていない場合、(2)均等論において請求項に明示的に記載した構成要素および/または特定事項の均等物である、または、その可能性がある場合、公有の原則において、公有に属するものではない。

Claims (22)

  1. 無線ネットワーク内でネットワークトラフィックを管理する方法であって、
    前記無線ネットワーク内の複数の基地局のそれぞれの基地局を、前記それぞれの基地局の種類に応じて分類する段階と、
    前記複数の基地局の前記それぞれの基地局について、前記それぞれの基地局の種類に応じてロードバランシングパラメータを設定する段階と、
    前記複数の基地局のうち第1の基地局から、前記複数の基地局のうち第2の基地局へのハンドオーバーを含むハンドオーバーイベントについて、前記第1の基地局および前記第2の基地局の両方の前記ロードバランシングパラメータを考慮に入れるプロセスに応じて前記第2の基地局を選択する段階と
    を備える方法。
  2. 前記プロセスは、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、および、前記ロードバランシングパラメータを含む式の値が最大値となるのは、前記複数の基地局のうちどの基地局かを決定することを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記式は、
    Figure 0005196360
    であり、式中で、iは基地局指標で、i∈{1,2,3,・・・,N}であり、ρは前記基地局利用係数で、αは前記ロードバランシングパラメータで、ξは前記チャネル品質パラメータである請求項2に記載の方法。
  4. 前記チャネル品質パラメータは、信号対干渉およびノイズ比である請求項3に記載の方法。
  5. 前記プロセスは、基地局利用係数、チャネル品質パラメータ、期待滞在時間、期待ハンドオーバーコスト、および、前記ロードバランシングパラメータを含む式の値が最大値となるのは、前記複数の基地局のうちどの基地局かを決定することを含む請求項1に記載の方法。
  6. 前記式は、
    Figure 0005196360
    であり、式中で、iは基地局指標で、i∈{1,2,3,・・・,N}であり、ρは前記基地局利用係数で、αは前記ロードバランシングパラメータで、ξは前記チャネル品質パラメータで、βは前記期待ハンドオーバーコストで、Tは前記期待滞在時間である請求項5に記載の方法。
  7. 無線ネットワークにおいて移動局をアソシエーションする基地局を選択する方法であって、
    N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定する段階と、
    前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、
    基地局利用係数を決定するステップ、
    ロードバランシングパラメータを決定するステップ、及び
    チャネル品質パラメータを決定するステップを有する段階と、
    前記基地局利用係数、前記チャネル品質パラメータ、および、前記ロードバランシングパラメータを考慮に入れる第1の計算にしたがって、前記移動局をアソシエーションする選択基地局を選択する段階と、
    前記移動局において、前記移動局と前記選択基地局とをアソシエーションするための処理を開始する段階と
    を備える方法。
  8. 前記チャネル品質パラメータは、信号対干渉およびノイズ比である請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1の計算は、
    Figure 0005196360
    の値が最大値となるiの値を特定することを含み、式中で、iは基地局指標で、i∈{1,2,3,・・・,N}であり、ρは前記基地局利用係数で、αは前記ロードバランシングパラメータで、ξは前記チャネル品質パラメータである請求項7に記載の方法。
  10. 前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定する段階は、
    前記移動局を用いて前記無線ネットワークを走査することによって基地局信号の検出を試みる段階と、
    前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群に、基地局信号が検出された各基地局を含める段階と
    を有する請求項9に記載の方法。
  11. 前記基地局利用係数を決定するステップは、前記移動局において前記基地局利用係数を受信する段階を含む請求項9に記載の方法。
  12. 前記移動局において前記基地局利用係数を受信する段階は、
    近隣広告メッセージで前記基地局利用係数の型−長さ−値(Type−Length−Value)定義を前記移動局において受信する段階、および、
    主要ブロードキャストチャネルから前記基地局利用係数を前記移動局において収集する段階
    のうち1つを含む請求項11に記載の方法。
  13. 前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストを決定する段階と、
    前記第1の計算に代えて、前記期待滞在時間および前記期待ハンドオーバーコスト、ならびに、前記基地局利用係数、前記チャネル品質パラメータおよび前記ロードバランシングパラメータのそれぞれを考慮に入れる第2の計算にしたがって、前記選択基地局を選択する段階と
    をさらに備える請求項9に記載の方法。
  14. 前記第2の計算は、
    Figure 0005196360
    の値が最大値となるiの値を特定することを含み、式中で、iは基地局指標で、i∈{1,2,3,・・・,N}であり、ρは前記基地局利用係数で、αは前記ロードバランシングパラメータで、ξは前記チャネル品質パラメータで、βは前記期待ハンドオーバーコストで、Tは前記期待滞在時間である請求項13に記載の方法。
  15. 前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、セルの種類を決定する段階をさらに備える請求項14に記載の方法。
  16. 無線ネットワークにおいて移動局とアソシエーションする選択基地局として基地局を選択する方法であって、
    サービス提供中の基地局において、N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定する段階と、
    前記サービス提供中の基地局を用いて、
    前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局についての基地局利用係数を前記移動局に送信するステップ、
    前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局についてのロードバランシングパラメータを決定するステップ、及び
    前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局についてのチャネル品質パラメータを前記移動局から受信するステップを有する段階と、
    前記基地局利用係数、前記チャネル品質パラメータ、および、前記ロードバランシングパラメータを考慮に入れる第1の計算にしたがって、前記選択基地局を選択する段階と、
    前記移動局と前記選択基地局とをアソシエーションさせるための動作を前記サービス提供中の基地局において開始する段階と
    を備える方法。
  17. 前記第1の計算は、
    Figure 0005196360
    の値が最大値となるiの値を特定することを含み、式中で、iは基地局指標で、i∈{1,2,3,・・・,N}であり、ρは前記基地局利用係数で、αは前記ロードバランシングパラメータで、ξは前記チャネル品質パラメータである請求項16に記載の方法。
  18. 前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、期待滞在時間および期待ハンドオーバーコストを決定する段階と、
    前記第1の計算に代えて、前記期待滞在時間および前記期待ハンドオーバーコスト、ならびに、前記基地局利用係数、前記チャネル品質パラメータおよび前記ロードバランシングパラメータのそれぞれを考慮に入れる第2の計算にしたがって、前記選択基地局を選択する段階と
    をさらに備える請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2の計算は、
    Figure 0005196360
    の値が最大値となるiの値を特定することを含み、式中で、βは前記期待ハンドオーバーコストで、Tは前記期待滞在時間である請求項18に記載の方法。
  20. 前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群を特定する段階は、
    前記サービス提供中の基地局を用いて前記無線ネットワークを走査することによって基地局信号の検出を試みる段階と、
    前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群に、前記サービス提供中の基地局および基地局信号が検出されたその他のそれぞれの基地局を含める段階と
    を有する請求項17に記載の方法。
  21. 前記N個の利用可能な基地局から成る基地局群の各基地局について、
    セルの種類を定義する段階と、
    前記セルの種類をブロードキャストする段階と
    をさらに備える請求項16に記載の方法。
  22. 前記サービス提供中の基地局を用いて、前記ロードバランシングパラメータを決定するステップは、
    前記移動局とセルの境界との間の距離を決定する段階と、
    前記基地局利用係数がしきい値を超えるか否かを判断する段階と
    を含む請求項16に記載の方法。
JP2011544662A 2009-01-05 2010-01-05 無線ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理する方法 Expired - Fee Related JP5196360B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US14258209P 2009-01-05 2009-01-05
US61/142,582 2009-01-05
US12/586,084 US8270975B2 (en) 2009-01-05 2009-09-16 Method of managing network traffic within a wireless network
US12/586,084 2009-09-16
PCT/US2010/020147 WO2010078589A2 (en) 2009-01-05 2010-01-05 Method of managing network traffic within a wireless network

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012514901A JP2012514901A (ja) 2012-06-28
JP5196360B2 true JP5196360B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=42310646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011544662A Expired - Fee Related JP5196360B2 (ja) 2009-01-05 2010-01-05 無線ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理する方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8270975B2 (ja)
EP (1) EP2382820A2 (ja)
JP (1) JP5196360B2 (ja)
KR (1) KR101289593B1 (ja)
CN (1) CN102342148B (ja)
WO (1) WO2010078589A2 (ja)

Families Citing this family (62)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20090047964A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-19 Qualcomm Incorporated Handoff in ad-hoc mobile broadband networks
US20090046598A1 (en) * 2007-08-17 2009-02-19 Qualcomm Incorporated System and method for acquiring or distributing information related to one or more alternate ad hoc service providers
US8644206B2 (en) * 2007-08-17 2014-02-04 Qualcomm Incorporated Ad hoc service provider configuration for broadcasting service information
US8270975B2 (en) 2009-01-05 2012-09-18 Intel Corporation Method of managing network traffic within a wireless network
WO2010098975A2 (en) * 2009-02-24 2010-09-02 Elliott Hoole Assigning regional wireless communications handovers utilizing ancillary cell feedback
US8036675B2 (en) * 2009-03-31 2011-10-11 Alvarion Ltd. Load balancing in wireless networks
KR101585428B1 (ko) * 2009-04-02 2016-01-18 삼성전자주식회사 광대역 무선통신 시스템에서 부하 지시자 송신 장치 및 방법
US9179367B2 (en) * 2009-05-26 2015-11-03 Qualcomm Incorporated Maximizing service provider utility in a heterogeneous wireless ad-hoc network
EP2443859B1 (en) * 2009-06-17 2014-08-13 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) A method and an apparatus for adapting network characteristics in a telecommunications system
US8379619B2 (en) * 2009-11-06 2013-02-19 Intel Corporation Subcarrier permutation to achieve high frequency diversity of OFDMA systems
US8331929B2 (en) 2009-11-24 2012-12-11 At&T Mobility Ii Llc Mobility-based reselection scan scheduling
US8942717B2 (en) * 2009-11-30 2015-01-27 Intel Corporation Load balancing techniques in wireless networks
US20120329506A1 (en) * 2010-03-05 2012-12-27 Electronics And Telecommunications Research Institute Method for transmitting information of neighboring base station in wireless communication system
US8554224B2 (en) * 2010-03-24 2013-10-08 Qualcomm Incorporated Cellular network energy saving
US8620322B2 (en) * 2010-04-14 2013-12-31 Clearwire Ip Holdings Llc Method and system of handover based on channel quality and loading
US8594718B2 (en) 2010-06-18 2013-11-26 Intel Corporation Uplink power headroom calculation and reporting for OFDMA carrier aggregation communication system
US8619654B2 (en) 2010-08-13 2013-12-31 Intel Corporation Base station selection method for heterogeneous overlay networks
EP2536213B1 (en) * 2010-09-02 2017-05-10 ZTE Corporation Method for balancing load, and apparatuses therefor
US9560682B2 (en) * 2010-11-05 2017-01-31 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for resource allocations to support peer-to-peer communications in cellular networks
US8385917B2 (en) 2010-11-15 2013-02-26 At&T Mobility Ii Llc Radio selection employing transit data determined from kinetic energy generation
CN102480763B (zh) * 2010-11-26 2014-11-05 国际商业机器公司 向移动设备提供数据的方法和装置
US8913497B2 (en) * 2010-12-02 2014-12-16 At&T Intellectual Property I, L.P. Method and apparatus for planning serving general packet radio service support nodes in a wireless network
WO2012103918A1 (en) * 2011-01-31 2012-08-09 Nokia Siemens Networks Oy Method and apparatus for managing neighbour relations
KR101391838B1 (ko) * 2011-02-17 2014-05-07 주식회사 케이티 펨토셀 간섭을 고려한 핸드오버 제어 방법 및 장치
US20120244869A1 (en) * 2011-03-21 2012-09-27 Qualcomm Incorporated Network scaling for network energy savings
JP2012253473A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Nec Corp 隣接情報管理装置、隣接情報管理システム及びそれらに用いる隣接情報管理方法並びにそのプログラム
US9125113B2 (en) 2011-09-30 2015-09-01 Nokia Technologies Oy Device mobility based scanning period control
US9220041B2 (en) * 2011-09-30 2015-12-22 Nokia Technologies Oy Mobility enhancement for fast moving user equipment in a heterogenous network environment
KR20130074114A (ko) * 2011-12-26 2013-07-04 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 협조 사이트 운용 장치 및 방법
CN102547858B (zh) * 2011-12-29 2014-08-13 北京邮电大学 一种异构无线网络资源管理架构方法及系统
CN102625368A (zh) * 2012-03-13 2012-08-01 中兴通讯股份有限公司 一种异构网络中小区的切换方法与装置
US9344932B2 (en) 2012-03-18 2016-05-17 Lg Electronics Inc. Method for moving in wireless communication system and apparatus supporting same
CN103379548B (zh) * 2012-04-28 2016-03-30 华为技术有限公司 网络分流的方法和基站
US9503973B2 (en) * 2012-05-11 2016-11-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for energy saving
US8988999B2 (en) * 2012-05-30 2015-03-24 Intel Corporation Method, system and apparatus of wireless local area network (WLAN) communication in conjunction with cellular communication
US9544842B2 (en) 2012-12-06 2017-01-10 At&T Intellectual Property I, L.P. Network-based intelligent radio access control
US9374773B2 (en) 2012-12-06 2016-06-21 At&T Intellectual Property I, L.P. Traffic steering across cell-types
US9998983B2 (en) 2012-12-06 2018-06-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Network-assisted device-based intelligent radio access control
US10129822B2 (en) 2012-12-06 2018-11-13 At&T Intellectual Property I, L.P. Device-based idle mode load balancing
US9288611B2 (en) 2012-12-06 2016-03-15 At&T Intellectual Property I, L.P. Collecting and analyzing data in a distributed sensor network
US9008063B2 (en) 2012-12-06 2015-04-14 At&T Intellectual Property I, L.P. Location based WI-FI radio activation and deactivation for mobile devices
US9549343B2 (en) 2012-12-06 2017-01-17 At&T Intellectual Property I, L.P. Traffic steering across radio access technologies and radio frequencies utilizing cell broadcast messages
US9544841B2 (en) 2012-12-06 2017-01-10 At&T Intellectual Property I, L.P. Hybrid network-based and device-based intelligent radio access control
EP2944119B1 (en) * 2013-01-11 2017-05-17 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) A method and a network node for improved resource utilization in a load balanced radio communication system
US9648527B2 (en) 2013-03-14 2017-05-09 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for selecting a cell of a communications network
US9131421B2 (en) * 2013-03-15 2015-09-08 Nokia Solutions And Networks Oy Methods and apparatus for handover management
KR101720061B1 (ko) * 2013-04-16 2017-03-27 한국전자통신연구원 펨토 셀 네트워크 내 핸드오버 정보 제공 장치, 그 방법 및 이를 이용한 단말기
US9838927B2 (en) 2013-06-13 2017-12-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Determination of radio resource usage
US9380646B2 (en) 2013-09-24 2016-06-28 At&T Intellectual Property I, L.P. Network selection architecture
US9591536B2 (en) 2013-10-18 2017-03-07 At&T Mobility Ii Llc Cell user occupancy indicator to enhance intelligent traffic steering
US9226197B2 (en) 2013-10-21 2015-12-29 At&T Intellectual Property I, L.P. Network based speed dependent load balancing
US9241305B2 (en) 2013-10-28 2016-01-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Access network discovery and selection function enhancement with cell-type management object
CN105122874B (zh) * 2014-02-21 2019-06-11 华为技术有限公司 一种指示和确定业务路由的方法及装置
US9635494B2 (en) 2014-10-21 2017-04-25 At&T Mobility Ii Llc User equipment near-field communications gating according to kinetic speed detection and cell visitation history
US9398518B2 (en) 2014-10-21 2016-07-19 At&T Intellectual Property I, L.P. Cell broadcast for signaling resource load from radio access networks
US9900762B2 (en) 2015-05-28 2018-02-20 At&T Mobility Ii Llc User equipment detection of interference-sensitive devices
US9706555B1 (en) * 2015-07-01 2017-07-11 Sprint Spectrum L.P. Optimizing wireless network capacity based on rho value
US10542465B2 (en) 2015-10-02 2020-01-21 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Analytics driven wireless device session context handover in operator cloud
CN105634868B (zh) * 2016-01-21 2019-07-09 中国科学院信息工程研究所 一种网络扫描发包速率探测系统及方法
CN110913401A (zh) * 2019-11-26 2020-03-24 南京华苏科技有限公司 一种基于用户数据的网络同覆盖负荷不均衡优化的方法
CN113133058B (zh) * 2021-04-07 2024-08-02 中国移动通信集团陕西有限公司 负载均衡方法、装置及系统
CN116095753B (zh) * 2023-04-10 2023-06-30 北京东远润兴科技有限公司 协同计算方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002051368A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Mitsubishi Materials Corp 基地局、移動端末、無線データ通信システム、無線データ通信網構築方法およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US7224976B2 (en) * 2000-10-09 2007-05-29 Nokia Corporation Service priorities in a multi-cell network
KR100841300B1 (ko) * 2001-12-20 2008-06-25 엘지전자 주식회사 단말기의 액세스 방법
US7310526B2 (en) * 2004-02-06 2007-12-18 Nec Laboratories America, Inc. Load-aware handoff and site selection scheme
KR101009985B1 (ko) 2004-02-25 2011-01-21 삼성에스디아이 주식회사 전자 방출 표시장치
KR100586235B1 (ko) * 2004-12-06 2006-06-07 한국전자통신연구원 중첩 셀 이동통신 망에서의 멀티미디어 트래픽 제어 시스템및 그 방법
US20060166677A1 (en) * 2005-01-27 2006-07-27 Lucent Technologies, Inc. Balancing load of cells in inter-frequency handover of wireless communications
WO2006128479A1 (en) * 2005-05-30 2006-12-07 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Technique for controlling handovers within a multi-radio wireless communication system
CN101278071B (zh) 2005-10-04 2010-08-11 日矿金属株式会社 溅射靶
US8374122B2 (en) 2005-12-21 2013-02-12 Cisco Technology, Inc. System and method for integrated WiFi/WiMax neighbor AP discovery and AP advertisement
JP4859678B2 (ja) * 2007-01-09 2012-01-25 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ セル選択方法、ユーザ端末及びセル選択装置
US8270975B2 (en) 2009-01-05 2012-09-18 Intel Corporation Method of managing network traffic within a wireless network
GB2480590B (en) 2009-03-20 2015-01-14 Clyde L Witham Apparatus for localized coating of cascade impactor particle collection surfaces

Also Published As

Publication number Publication date
US8270975B2 (en) 2012-09-18
US20100173631A1 (en) 2010-07-08
CN102342148B (zh) 2014-12-24
KR101289593B1 (ko) 2013-07-24
EP2382820A2 (en) 2011-11-02
WO2010078589A3 (en) 2010-08-26
CN102342148A (zh) 2012-02-01
WO2010078589A2 (en) 2010-07-08
KR20110102945A (ko) 2011-09-19
JP2012514901A (ja) 2012-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5196360B2 (ja) 無線ネットワーク内のネットワークトラフィックを管理する方法
US11910308B2 (en) Communications devices and methods for selecting a wireless access interface
JP6406390B2 (ja) 移動通信ネットワークにおける基地局、端末および通信方法
US9474000B2 (en) Handover and reselection searching using predictive mobility
JP6361060B2 (ja) 複数の異種無線ネットワークに対するユーザモビリティ制御
JP5907071B2 (ja) 無線パラメータ制御装置、基地局装置、無線パラメータ制御方法、およびプログラム
US9344943B2 (en) Inter-frequency and inter-RAT small cell detection in heterogeneous networks
EP2117250A1 (en) Method for handovering a terminal to a macrocell, system, terminal, ap and gateway thereof
JP5647258B2 (ja) マルチティア無線通信システムで干渉管理を支援するための方法及び装置
US9883431B2 (en) High speed handovers in a wireless network
US8676215B2 (en) Method and apparatus for interference suppression in heterogenous networks
US20150038140A1 (en) Predictive mobility in cellular networks
JP5928756B2 (ja) 移動通信ネットワークにおけるモビリティ制御方法および装置
JP2011182009A (ja) 基地局、無線通信システム及び干渉基準のハンドオーバ制御方法
WO2015039522A1 (zh) 用于无线网络的切换控制方法以及切换控制装置
WO2013091344A1 (zh) 移动通信系统中的小区优化方法、装置和系统
EP3314946A1 (en) Backhaul aware cell range optimization of small cells in heterogenous networks
Addali et al. Enhanced mobility load balancing algorithm for 5G small cell networks
US10356685B2 (en) Handling undesirable inter-frequency cell changes
Miyim et al. Regressive Prediction Approach to Vertical Handover in Fourth Generation Wireless Networks

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees