JP5195785B2 - Continuously variable transmission - Google Patents
Continuously variable transmission Download PDFInfo
- Publication number
- JP5195785B2 JP5195785B2 JP2010037058A JP2010037058A JP5195785B2 JP 5195785 B2 JP5195785 B2 JP 5195785B2 JP 2010037058 A JP2010037058 A JP 2010037058A JP 2010037058 A JP2010037058 A JP 2010037058A JP 5195785 B2 JP5195785 B2 JP 5195785B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- deviation
- calculating
- calculated
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
この発明は、例えば車両(自動車)用自動変速装置として利用する、トロイダル型無段変速機を組み込んだ無段変速装置の改良に関する。 The present invention relates to an improvement of a continuously variable transmission incorporating a toroidal type continuously variable transmission, for example, used as an automatic transmission for a vehicle (automobile).
例えば特許文献1に記載されている様に、自動車用自動変速装置として、図2〜4に示す様なトロイダル型無段変速機を使用する事が研究され、一部で実施されている。このトロイダル型無段変速機は、ダブルキャビティ型と呼ばれるもので、入力軸1の両端部周囲に、特許請求の範囲に記載した第一のディスクである入力側ディスク2、2を、ボールスプライン3、3を介して支持している。従ってこれら両入力側ディスク2、2は、互いに同心に、且つ、同期した回転を自在に支持されている。又、前記入力軸1の中間部周囲に出力歯車4を、この入力軸1に対する相対回転を自在として支持している。そして、この出力歯車4の中心部に設けた円筒部の両端部に、特許請求の範囲に記載した第二のディスクである出力側ディスク5、5を、それぞれスプライン係合させている。従ってこれら両出力側ディスク5、5は、前記出力歯車4と共に、同期して回転する。
For example, as described in Patent Document 1, the use of a toroidal continuously variable transmission as shown in FIGS. 2 to 4 as an automatic transmission for automobiles has been studied and implemented in part. This toroidal-type continuously variable transmission is called a double cavity type. Around the both ends of the input shaft 1,
又、前記各入力側ディスク2、2と前記各出力側ディスク5、5との間には、それぞれ複数個ずつ(通常2〜3個ずつ)のパワーローラ6、6を挟持している。これら各パワーローラ6、6はそれぞれ、特許請求の範囲に記載した支持部材であるトラニオン7、7の内側面に、支持軸8、8及び複数の転がり軸受を介して、回転自在に支持されている。前記各トラニオン7、7は、それぞれの長さ方向(図2、4の上下方向、図3の表裏方向)両端部に、これら各トラニオン7、7毎に互いに同心に設けられた枢軸9、9を中心として揺動変位自在である。これら各トラニオン7、7を傾斜させる動作は、油圧式のアクチュエータ10、10により、これら各トラニオン7、7を前記枢軸9、9の軸方向に変位させる事で行うが、総てのトラニオン7、7の傾斜角度は、油圧式及び機械式に互いに同期させる。
A plurality (usually 2 to 3) of
即ち、前記入力軸1と出力歯車4との間の変速比を変えるべく、前記各トラニオン7、7の傾斜角度を変える場合には、前記各アクチュエータ10、10により前記各トラニオン7、7を、それぞれ逆方向に、例えば、図4の右側のパワーローラ6を同図の下側に、同図の左側のパワーローラ6を同図の上側に、それぞれ変位させる。この結果、これら各パワーローラ6、6の周面と前記各入力側ディスク2、2及び各出力側ディスク5、5の内側面との当接部に作用する、接線方向の力の向きが変化(当接部にサイドスリップが発生)する。そして、この力の向きの変化に伴って前記各トラニオン7、7が、支持板11、11に枢支された枢軸9、9を中心として、互いに逆方向に揺動(傾斜)する。この結果、前記各パワーローラ6、6の周面と前記入力側、出力側各ディスク2、5の内側面との当接位置が変化し、前記入力軸1と出力歯車4との間の回転変速比が変化する。
That is, when changing the inclination angle of each
前記各アクチュエータ10、10への圧油の給排状態は、これら各アクチュエータ10、10の数に関係なく1個の変速比制御弁12により行い、何れか1個のトラニオン7の動きをこの変速比制御弁12にフィードバックする様にしている。この変速比制御弁12は、ステッピングモータ13により軸方向(図4の左右方向、図2の表裏方向)に変位させられるスリーブ14と、このスリーブ14の内径側に軸方向の変位自在に嵌装されたスプール15とを有する。又、前記各トラニオン7、7と前記各アクチュエータ10、10のピストン16、16とを連結するロッド17、17のうち、何れか1個のトラニオン7に付属のロッド17の端部にプリセスカム18を固定しており、このプリセスカム18とリンク腕19とを介して、前記ロッド17の動き、即ち、軸方向の変位量と回転方向との変位量との合成値を前記スプール15に伝達する、フィードバック機構を構成している。又、前記各トラニオン7、7同士の間には同期ケーブル20を掛け渡して、油圧系の故障時にも、これら各トラニオン7、7の傾斜角度を、機械的に同期させられる様にしている。
Regardless of the number of
変速状態を切り換える際には、前記ステッピングモータ13により前記スリーブ14を、得ようとする変速比に見合う所定位置にまで変位させて、前記変速比制御弁12の所定方向の流路を開く。この結果、前記各アクチュエータ10、10に圧油が、所定方向に送り込まれて、これら各アクチュエータ10、10が前記各トラニオン7、7を所定方向に変位させる。即ち、前記圧油の送り込みに伴ってこれら各トラニオン7、7が、前記各枢軸9、9の軸方向に変位しつつ、これら各枢軸9、9を中心に揺動する。そして、前記何れか1個のトラニオン7の動き(軸方向及び揺動変位)が、前記ロッド17の端部に固定したプリセスカム18とリンク腕19とを介して前記スプール15に伝達され、このスプール15を軸方向に変位させる。この結果、前記トラニオン7が所定量変位した状態で、前記変速比制御弁12の流路が閉じられ、前記各アクチュエータ10、10への圧油の給排が停止される。
When switching the speed change state, the
この際の前記トラニオン7及び前記プリセスカム18のカム面21の変位に基づく前記変速比制御弁12の動きは、次の通りである。先ず、前記変速比制御弁12の流路が開かれる事に伴って前記トラニオン7が軸方向に変位すると、前述した様に、パワーローラ6の周面と入力側ディスク2及び出力側ディスク5の内側面との当接部に発生するサイドスリップにより、前記トラニオン7が前記各枢軸9、9を中心とする揺動変位を開始する。又、前記トラニオン7の軸方向変位に伴って前記カム面21の変位が、前記リンク腕19を介して前記スプール15に伝わり、このスプール15が軸方向に変位して、前記変速比制御弁12の切り換え状態を変更する。具体的には、前記アクチュエータ10により前記トラニオン7を中立位置に戻す方向に、前記変速比制御弁12が切り換わる。
The movement of the gear
従って前記トラニオン7は、軸方向に変位した直後から、中立位置に向け、逆方向に変位し始める。但し、このトラニオン7は、中立位置からの変位が存在する限り、前記各枢軸9、9を中心とする揺動を継続する。この結果、前記プリセスカム18のカム面21の円周方向に関する変位が、前記リンク腕19を介して前記スプール15に伝わり、このスプール15が軸方向に変位する。そして、前記トラニオン7の傾斜角度が、得ようとする変速比に見合う所定角度に達した状態で、このトラニオン7が中立位置に復帰すると同時に、前記変速比制御弁12が閉じられて、前記アクチュエータ10への圧油の給排が停止される。この結果前記トラニオン7の傾斜角度が、前記ステッピングモータ13により前記スリーブ14を軸方向に変位させた量に見合う角度になる。
Accordingly, immediately after the
上述の様なトロイダル型無段変速機の運転時には、エンジン等の動力源に繋がる駆動軸22により一方(図2、3の左方)の入力側ディスク2を、図示の様なローディングカム式の、或は油圧式の、押圧装置23を介して回転駆動する。この結果、前記入力軸1の両端部に支持された1対の入力側ディスク2、2が、互いに近づく方向に押圧されつつ同期して回転する。そして、この回転が、前記各パワーローラ6、6を介して前記各出力側ディスク5、5に伝わり、前記出力歯車4から取り出される。
During operation of the toroidal type continuously variable transmission as described above, one input side disk 2 (left side in FIGS. 2 and 3) is connected to a loading cam type as shown by a
この様に前記各入力側ディスク2、2から前記各出力側ディスク5、5に動力を伝達する際に、前記各トラニオン7、7には、それぞれの内側面に支持した前記各パワーローラ6、6の周面と前記各ディスク2、5の内側面との摩擦に伴って、それぞれの両端部に設けた枢軸9、9の軸方向の力が加わる。この力は、所謂2Ftと呼ばれるもので、その大きさは、前記各入力側ディスク2、2から前記各出力側ディスク5、5(或は出力側ディスク5、5から入力側ディスク2、2)に伝達する力(トルク)に比例する。そして、この様な力2Ftは、前記各アクチュエータ10、10により支承する。従って、トロイダル型無段変速機の運転時に、これら各アクチュエータ10、10を構成するピストン16、16の両側に存在する1対の油圧室24a、24b同士の圧力差は、前記力2Ftの大きさに比例する。
In this way, when the power is transmitted from the
前記入力軸1と出力歯車4との回転速度を変える場合、先ず入力軸1と出力歯車4との間で減速を行う場合には、前記各アクチュエータ10、10により前記各トラニオン7、7を前記各枢軸9、9の軸方向に移動させ、これら各トラニオン7、7を図3に示す位置に揺動させる。そして、上記各パワーローラ6、6の周面をこの図3に示す様に、前記各入力側ディスク2、2の内側面の中心寄り部分と前記各出力側ディスク5、5の内側面の外周寄り部分とにそれぞれ当接させる。反対に、増速を行う場合には、前記各トラニオン7、7を図3と反対方向に揺動させ、上記各パワーローラ6、6の周面を、この図3に示した状態とは逆に、前記各入力側ディスク2、2の内側面の外周寄り部分と前記各出力側ディスク5、5の内側面の中心寄り部分とに、それぞれ当接する様に、前記各トラニオン7、7を傾斜させる。これら各トラニオン7、7の傾斜角度を中間にすれば、入力軸1と出力歯車4との間で、中間の変速比(速度比)を得られる。
When changing the rotation speed between the input shaft 1 and the
又、前記特許文献2には、アクチュエータの一対の油圧室同士の間の差圧と、トロイダル型無段変速機の変速比と、トルクコンバータ、及び、遊星歯車式変速機等により構成される動力伝達機構の伝達効率とに基づいて、エンジントルクを算出する技術が記載されている。
同じく、特許文献2には、前述の方法で算出されたエンジントルクと、エンジン制御パラメータ(エンジンの回転速度、アクセル開度、トルクマップ等)に基づいて算出、又は、推定したエンジントルクとの差を算出し、この差の絶対値が、予め設定した閾値を超えた場合(閾値よりも大きい場合)に、異常がある旨の信号を出力する技術が記載されている。
Similarly,
図5は、前記特許文献2に記載された技術を説明する為の図である。
駆動源であるエンジン25から出力される動力を、動力伝達機構26を介して、トロイダル型無段変速機27に伝達している。この動力伝達機構26は、トルクコンバータ28と、遊星歯車式変速機29とを備える。又、前記トロイダル型無段変速機27は、例えば前述の図2〜4に示した従来構造と同様に、第一、第二のディスクである入力側、出力側各ディスク2、5と、複数のパワーローラ6、6と、支持部材であるトラニオン7、7と、アクチュエータ10、10とを備える(図2〜4参照)。
又、このアクチュエータ10に設けた1対の油圧室24a、24b(図4参照)同士の間の差圧を検出する為の差圧検出手段を設けている。この差圧検出手段は、例えば、前記各油圧室24a、24bにそれぞれ設けた図示しない油圧センサと、この油圧センサの出力信号に基づき前記差圧を算出する機能を備えた制御器31とにより構成している。又、前記入力側ディスク2、2と出力側ディスク5、5との間の変速比(トロイダル型無段変速機27の変速比)を、変速比検出手段により検出する。この変速比検出手段は、前記入力側、出力側各ディスク2、5の回転速度を検出する為の、図示しない入力側、出力側両回転センサと、これら各ディスク2、5の回転速度から前記変速比を算出する機能を備えた前記制御器31とにより構成している。
FIG. 5 is a diagram for explaining the technique described in
The power output from the
Further, a differential pressure detecting means for detecting a differential pressure between a pair of
又、前記差圧検出手段と変速比検出手段とにより検出される前記差圧と変速比とに基づいて、前記入力側、出力側両ディスク2、5同士の間を伝達する動力(伝達トルク、前記トロイダル型無段変速機7への入力トルク、このトロイダル型無段変速機7を通過するトルク)を算出する為の動力算出手段32を、前記制御器31に組み込んでいる。
更に、この動力算出手段32が算出する前記動力と、前記動力伝達機構26部分(トルクコンバータ28、遊星歯車式変速機29)の伝達効率とに基づいて、前記エンジン25から出力される動力(エンジントルク)を算出する補助動力算出手段33を、前記制御器31に組み込んでいる。この様な補助動力算出手段33と前記動力算出手段32とが行う、動力(トルク)の算出方法に就いては、前記特許文献2に記載されて従来から知られている為、説明を省略する。
尚、前記図5の構造は、前記エンジン25とトロイダル型無段変速機27との間に、トルクコンバータ28と遊星歯車式変速機29とを設けている。但し、これらトルクコンバータ28や遊星歯車式変速機29を設けない場合には、これらトルクコンバータ28や遊星歯車式変速機29の伝達効率(トルク損失)は考慮しなくて良い(例えば、「エンジントルク=入力トルク」としても良い)。前記図5に示す構造の場合は、前記補助動力算出手段33が、特許請求の範囲に記載した第一の動力算出手段に相当する。又、前記トルクコンバータ28、及び、遊星歯車式変速機29を設けない場合には、前記動力算出手段32が、特許請求の範囲に記載した第一の動力算出手段に相当する。
Further, based on the differential pressure and the gear ratio detected by the differential pressure detecting means and the gear ratio detecting means, the power (transmission torque, transmission) between the input side and
Further, based on the power calculated by the power calculation means 32 and the transmission efficiency of the power transmission mechanism 26 (
In the structure of FIG. 5, a
更に、上述の様なエンジントルク等を算出する為の補助動力算出手段33とは別に、このエンジントルクを、例えば、予め求めたエンジントルクと各種パラメータ(エンジンの回転速度、アクセル開度、トルクマップ等)との相関関係に基づいて推定する動力推定手段34を、前記制御器31に組み込んでいる。この動力推定手段34が、特許請求の範囲に記載した第二の動力算出手段に相当する。
又、これと共に、この様な動力推定手段34が推定したエンジントルクと、前記補助動力算出手段33(トルクコンバータ28や遊星歯車式変速機29を設けない場合には、前記動力算出手段32)が算出した前記エンジントルクとの差を算出する動力差算出手段35も、前記制御器31に組み込んでいる。そして、この様な動力差算出手段35により算出される動力の差の絶対値が、予め設定した閾値を超えた場合(閾値よりも大きい場合)に、異常がある旨の信号を、異常信号発信手段36により出力する。この様な異常信号発信手段36は、運転席のコントロールパネルに表示する警告灯や警告音を発するアラームにより構成できる。
この様な前記特許文献2に記載された構造によれば、前記入力トルクを検出する為の、アクチュエータ10を構成する1対の油圧室24a、24b同士の間の差圧を検出する油圧センサや、前記エンジントルクを推定する為の、アクセル開度センサや回転センサ、エアフローセンサ、更にはエンジン自体等に異常が生じた場合に、その異常を判定できる。そして、この判定に基づく異常信号に基づき、運転者が必要な処置を採る事で(例えば、これらセンサを用いた制御を中止したり、走行を中止して修理等する事で)、走行安定性や安全性の向上を図れる。
但し、前記動力差算出手段35により算出される動力の差は、前記各パワーローラ6、6のうちの何れかのパワーローラ6に関するトラクション部に滑りが発生し、伝達効率が低下した場合にも変動する可能性がある。そして、この場合にも、前記差の絶対値が、前記閾値を超える可能性がある。この様な場合には、前記何れかのパワーローラ6以外の残りのパワーローラ6、6が動力を伝達し、この何れかのパワーローラ6に関するトラクション部では、過大な滑りが発生している可能性がある。この様な状態を放置すると、トロイダル型無段変速機の耐久性が損なわれる為、何らかの対策が望まれる。
Further, in addition to the auxiliary power calculation means 33 for calculating the engine torque and the like as described above, the engine torque is calculated using, for example, the engine torque obtained in advance and various parameters (engine speed, accelerator opening, torque map). Etc.) is incorporated in the
At the same time, the engine torque estimated by the power estimating means 34 and the auxiliary power calculating means 33 (the power calculating means 32 when the
According to such a structure described in
However, the difference in power calculated by the power difference calculating means 35 is also caused when slippage occurs in the traction portion of any one of the
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、トラクション部に滑りが発生した場合に、この滑りの発生を、この滑りが過大になる前の初期段階で検知して、更に、トラクション面に、摩耗等の重大な損傷が生じる前に、適切な処置を施す手段を設ける事により、耐久性の向上を図れる構造を実現すべく発明したものである。 In the present invention, in view of the circumstances as described above, when slip occurs in the traction portion, the occurrence of the slip is detected at an initial stage before the slip becomes excessive, and further, on the traction surface, The invention has been invented to realize a structure capable of improving durability by providing means for taking appropriate measures before serious damage such as wear occurs.
本発明のトロイダル型無段変速機は、第一、第二のディスクと、複数のパワーローラと、押圧装置と、複数個の支持部材と、アクチュエータと、差圧検出手段と、変速比検出手段と、第一の動力算出手段と、第二の動力算出手段と、動力差算出手段とを備える。
このうちの、第一、第二のディスクは、互いに同心に、且つ相対回転自在に配置される。
又、前記各パワーローラは、互いに対向するこれら第一、第二のディスクの内側面同士の間に挟持されて、これら第一、第二のディスク同士の間で動力を伝達する。
又、前記押圧装置は、油圧式で、油圧室内に導入された油圧に比例する大きさの力で、前記両ディスクを互いに近付ける方向に押圧する。
又、前記各支持部材は、これら各パワーローラを回転自在に支持する。
又、前記アクチュエータは、前記各支持部材を、それぞれの両端部に設けた枢軸の軸方向に変位させて、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの間の変速比を変える、油圧式のものである。
又、前記差圧検出手段は、前記アクチュエータに設けた1対の油圧室同士の間の差圧を検出する。
尚、本発明の対象となるトロイダル型無段変速機では、前記各アクチュエータの油圧室への油圧の給排は、単一の変速比制御弁により制御される。従って、これら各アクチュエータの油圧室同士の間の差圧は、これら各アクチュエータ同士の間で、互いに同じになる。
又、前記変速比検出手段は、前記第一のディスクと前記第二のディスクとの間の変速比を検出する。
又、前記第一の動力算出手段は、少なくともこれら変速比検出手段及び差圧検出手段により検出される変速比並びに差圧に基づいて、駆動源から出力される動力を算出する。
又、前記第二の動力算出手段は、前記第一の動力算出手段とは別に設けたものであり、前記駆動源から出力される動力を算出する。
又、前記動力差算出手段は、前記第二の動力算出手段が算出した動力と、前記第一の動力算出手段が算出した動力との偏差を算出する。尚、この偏差とは、前記第二の動力算出手段が算出した動力と前記第一の動力算出手段が算出した動力との差の絶対値、又は、前記第二の動力算出手段が算出した動力と前記第一の動力算出手段が算出した動力との比を言う。
The toroidal type continuously variable transmission of the present invention includes a first and second disk, a plurality of power rollers, a pressing device, a plurality of support members, an actuator, a differential pressure detection means, and a transmission ratio detection means. And a first power calculating means, a second power calculating means, and a power difference calculating means.
Of these, the first and second disks are arranged concentrically and relatively rotatably.
Each of the power rollers is sandwiched between the inner surfaces of the first and second disks facing each other, and transmits power between the first and second disks.
The pressing device is of a hydraulic type and presses the disks in a direction approaching each other with a force proportional to the hydraulic pressure introduced into the hydraulic chamber.
The support members rotatably support the power rollers.
The actuator is a hydraulic type that changes the gear ratio between the first disk and the second disk by displacing the support members in the axial directions of the pivots provided at both ends. belongs to.
The differential pressure detecting means detects a differential pressure between a pair of hydraulic chambers provided in the actuator.
In the toroidal type continuously variable transmission that is the subject of the present invention, the supply and discharge of the hydraulic pressure to and from the hydraulic chamber of each actuator is controlled by a single transmission ratio control valve. Accordingly, the differential pressure between the hydraulic chambers of these actuators is the same between the actuators.
The gear ratio detecting means detects a gear ratio between the first disk and the second disk.
The first power calculation means calculates power output from the drive source based on at least the speed ratio and the differential pressure detected by the speed ratio detection means and the differential pressure detection means.
The second power calculation means is provided separately from the first power calculation means, and calculates the power output from the drive source.
The power difference calculating means calculates a deviation between the power calculated by the second power calculating means and the power calculated by the first power calculating means. The deviation is the absolute value of the difference between the power calculated by the second power calculation means and the power calculated by the first power calculation means, or the power calculated by the second power calculation means. And the power calculated by the first power calculation means.
特に、本発明のトロイダル型無段変速装置に於いては、滑り回避制御手段と、記憶手段と、偏差比較手段と、異常信号発信手段とを有する。
このうちの滑り回避手段は、前記動力差算出手段が算出した偏差が、予め設定した閾値を超えた場合に、前記押圧装置の押圧力を上昇させる処理と前記駆動源から出力される動力を低減させる処理とのうちの少なくとも一方の処理を行う。
又、前記記憶手段は、前記滑り回避制御手段により滑り回避制御を行う前の偏差を記憶する。
又、前記偏差比較手段は、前記記憶装置に記憶した滑り回避制御を行う前の偏差と、滑り回避制御を行った後に改めて算出した偏差とを比較する。
更に、前記異常信号発信手段は、前記偏差比較手段による比較結果が、変化なしだった場合、又は、変化した場合でも、滑り回避制御を行った後に改めて算出した偏差が、前記閾値以内に収まっていない場合に、異常がある旨の信号を出力する。
In particular, the toroidal-type continuously variable transmission of the present invention includes slip avoidance control means, storage means, deviation comparison means, and abnormal signal transmission means.
Of these, the slip avoidance means reduces the power output from the drive source and the process of increasing the pressing force of the pressing device when the deviation calculated by the power difference calculation means exceeds a preset threshold. At least one of the processes to be performed is performed .
The storage means stores a deviation before the slip avoidance control is performed by the slip avoidance control means.
The deviation comparing means compares the deviation stored in the storage device before the slip avoidance control and the deviation newly calculated after the slip avoidance control.
Further, the abnormality signal transmission means has a deviation calculated again after the slip avoidance control is within the threshold even when the comparison result by the deviation comparison means is unchanged or has changed. If not, a signal indicating that there is an abnormality is output.
上述の様に、本発明のトロイダル型無段変速機によれば、トラクション部に有害な滑りが発生した場合に、この滑りの発生を、この滑りが過大になる前の初期段階で検知して、更に、前記押圧装置の押圧力を上昇させるか、又は、前記駆動源から出力される動力を低減させる処置を行う。この為、前記トラクション部の有害な滑りを低減乃至は解消できて、トラクション面に重大な損傷が生じる事を回避してトロイダル型無段変速機の耐久性の確保を図れる。
又、各パワーローラを支持する支持部材に、角度センサ等の検知手段を設ける必要がない為、耐久性向上を図れる構造を、低コストで実現できる。
更に、前記押圧装置の押圧力を上昇させる処理と前記駆動源から出力される動力を低減させる処理とのうちの一方又は双方の処理を行っても、前記偏差が変わらないか、又は変わっても前記閾値以内に収まらない場合には、トラクション部の滑り発生以外の故障が発生していると判断し異常がある旨の信号を出力する事で、運転者が必要な処置を採る事ができ(例えば、走行を中止して修理等する事で)、走行安定性や安全性の向上を図れる。
As described above, according to the toroidal continuously variable transmission of the present invention, when a harmful slip occurs in the traction section, the occurrence of the slip is detected at an initial stage before the slip becomes excessive. Furthermore, the pressing force of the pressing device is increased, or the power output from the driving source is reduced. For this reason, harmful slip of the traction section can be reduced or eliminated, and serious damage to the traction surface can be avoided to ensure the durability of the toroidal continuously variable transmission.
In addition, since it is not necessary to provide detection means such as an angle sensor on the support member that supports each power roller, a structure capable of improving durability can be realized at low cost.
Furthermore, even if one or both of the process of increasing the pressing force of the pressing device and the process of reducing the power output from the drive source is performed, the deviation does not change or changes. If it does not fall within the threshold value , the driver can take necessary measures by determining that a failure other than the occurrence of slippage in the traction unit has occurred and outputting a signal indicating that there is an abnormality ( For example, by stopping driving and repairing, etc., driving stability and safety can be improved.
図1は、本発明の実施の形態の1例を示している。
尚、本発明の特徴は、特許請求の範囲に記載した第一の動力算出手段に相当する、前記特許文献2に記載された補助動力算出手段33(トルクコンバータ28、遊星歯車式変速機29がない構造の場合には、動力算出手段32)により算出された動力と、同じく特許請求の範囲に記載した第二の動力算出手段に相当する、前記特許文献2に記載された動力推定手段34により算出された動力との偏差と、予め設定した閾値とを比較した結果に基づいて、トラクション部の滑りを抑える為の制御を行う、滑り回避制御手段37を設けた事にある。この特徴以外の部分、例えば、トロイダル型無段変速機27の構造、差圧検出手段、変速比検出手段による検出方法、前記動力算出手段32、補助動力算出手段33、動力推定手段34による動力算出方法、及び、前記動力差算出手段35による算出方法等は、前記特許文献2に記載された構造、方法とほぼ同様であるので、同等部分に関する説明は、省略若しくは簡略にし、以下、本例の特徴部分を中心に説明する。
FIG. 1 shows an example of an embodiment of the present invention.
The feature of the present invention is that the auxiliary power calculation means 33 (
本例の場合、前記特許文献2に記載された構造と同様に、差圧検出手段と変速比検出手段とにより検出される差圧と変速比とに基づいて、入力側、出力側両ディスク2、5同士(図3、4参照)の間を伝達する動力(伝達トルク)を算出する為の動力算出手段32を、制御器31に組み込んでいる。
又、この動力算出手段32が算出する前記動力(伝達トルク、入力トルク、通過トルク)と、動力伝達機構26部分(トルクコンバータ28、遊星歯車式変速機29)の伝達効率とに基づいて、エンジン25から出力される動力(エンジントルク)を算出する補助動力算出手段33を、前記制御器31に組み込んでいる。
又、上述の様なエンジントルク等を算出する為の、補助動力算出手段33とは別に、エンジントルクを、例えば、予め求めたエンジントルクと各種パラメータ(エンジンの回転速度、アクセル開度、トルクマップ等)との相関関係に基づいて算出する動力推定手段34を、前記制御器31に組み込んでいる。
In the case of this example, similarly to the structure described in
Further, based on the power (transmission torque, input torque, passing torque) calculated by the power calculation means 32 and the transmission efficiency of the power transmission mechanism 26 (
In addition to the auxiliary power calculation means 33 for calculating the engine torque and the like as described above, the engine torque is calculated by, for example, the engine torque obtained in advance and various parameters (engine speed, accelerator opening, torque map). The power estimation means 34 for calculating based on the correlation with the
又、これと共に、この様な動力推定手段34が推定したエンジントルクと、前記補助動力算出手段33が算出した前記エンジントルクとの偏差を算出する動力差算出手段35も、上記制御器31に組み込んでいる。尚、この偏差とは、前記動力推定手段34が算出した動力と前記補助動力算出手段33が算出した動力との差の絶対値、又は、前記第二の動力算出手段が算出した動力と前記第一の動力算出手段が算出した動力との比である。
Along with this, a power difference calculating means 35 for calculating a deviation between the engine torque estimated by the power estimating means 34 and the engine torque calculated by the auxiliary power calculating means 33 is also incorporated in the
特に本例の場合には、滑り回避制御手段37を、前記制御器31に組み込んでいる。この滑り回避制御手段37は、次の様に作用して、何れかのパワーローラ6に関するトラクション部に生じた、過大な滑りを解消する。先ず、前記動力差算出手段35が算出した偏差が、予め設定した閾値を超えた場合には、トロイダル型無段変速機27を構成する各パワーローラ6、6のうちの何れかのパワーローラ6に関するトラクション部に滑りが発生し、伝達効率が低下している可能性があると判断する。すると、前記滑り回避制御手段37が、(前述の図2〜3に示した、機械式の押圧装置であるローディングカム式の押圧装置23に代えて設けた)油圧式の押圧装置の押圧力を上昇させるか、又は、駆動源であるエンジン25から出力される動力(トルク)を低減させる処置を行う。この結果、前記トラクション部で生じた過大な滑りが、低減乃至は解消される。尚、前記偏差が前記閾値を超えない場合には、異常なしと判断する。
Particularly in the case of this example, the slip avoidance control means 37 is incorporated in the
又、この偏差(滑り回避制御前の偏差)を記憶する為の、記憶装置38を、前記制御器31に組み込んでいる。
又、この記憶装置38に記憶した、前記滑り回避制御手段37による制御前の偏差と、この滑り回避制御手段37による制御後に改めて算出した偏差とを比較する偏差比較手段39を、前記制御器31に組み込んでいる。
更に、この偏差比較手段39による比較結果が変化なしだった場合、更には、変化した場合でも、前記閾値以内に収まらなかった場合に、異常信号を発生する異常信号発信手段36を、前記制御器31に組み込んでいる。
In addition, a
The
Further, when the comparison result by the
上述の様な本例の構造によれば、前記トロイダル型無段変速機27を構成する前記各パワーローラ6、6(図4参照)のうちの何れかのパワーローラ6に関するトラクション部に有害な滑りが発生した場合に、この滑りの発生を、この滑りが過大になる前の初期段階で検知して、更に、前記押圧装置の押圧力を上昇させるか、又は、前記エンジン25から出力される動力を低減させる処置を行う。この為、トラクション面に重大な損傷が生じる事を回避して、トロイダル型無段変速機27の耐久性の確保を図れる。
又、本例のトロイダル型無段変速機27を構成する各アクチュエータ10、10(図4参照)への油圧の給排は、単一の変速比制御弁12により制御される。従って、これら各アクチュエータ10、10の油圧室24a、24b同士の間の差圧は、これら各アクチュエータ10、10同士の間で互いに同じとなる。この為、前記各アクチュエータ10、10のうちの何れか一つのアクチュエータ10の油圧室24a、24b同士の差圧を検出すれば、トラクション部に於ける滑りの発生を検知でき、各パワーローラに角度センサ等の検知手段を設ける必要がなく、耐久性の向上を、低コストで図れる。
更に、前記油圧式の押圧装置の油圧室内に導入する油圧を上昇させて、この押圧装置が発生する押圧力を高くするか、又は、前記エンジン25から出力される動力(エンジントルク)を低減させる処置を行っても、前記偏差が変わらないか、変わっても前記閾値以内に収まらない場合には、トラクション部の滑り発生以外の故障が発生していると判断する。そして、異常がある旨の信号を、前記異常信号発信手段36により出力する事で、運転者が必要な処置を採る事ができ(例えば、走行を中止して修理等する事で)、走行安定性や安全性の向上を図れる。
According to the structure of the present example as described above, it is harmful to the traction section related to any one of the
Further, the supply and discharge of hydraulic pressure to the
Further, the hydraulic pressure introduced into the hydraulic chamber of the hydraulic pressing device is increased to increase the pressing force generated by the pressing device, or to reduce the power (engine torque) output from the
本発明を実施する場合に、トロイダル型無段変速機の構造に関しては、ハーフトロイダル型、フルトロイダル型の何れでも良い。 When carrying out the present invention, the structure of the toroidal type continuously variable transmission may be either a half toroidal type or a full toroidal type.
1 入力軸
2 入力側ディスク
3 ボールスプライン
4 出力歯車
5 出力側ディスク
6 パワーローラ
7 トラニオン
8 支持軸
9 枢軸
10 アクチュエータ
11 支持板
12 変速比制御弁
13 ステッピングモータ
14 スリーブ
15 スプール
16 ピストン
17 ロッド
18 プリセスカム
19 リンク腕
20 同期ケーブル
21 カム面
22 駆動軸
23 押圧装置
24a、24b 油圧室
25 エンジン
26 動力伝達機構
27 トロイダル型無段変速機
28 トルクコンバータ
29 遊星歯車式変速機
30a、30b 油圧室
31 制御器
32 動力算出手段
33 補助動力算出手段
34 動力推定手段
35 動力差算出手段
36 異常信号発信手段
37 滑り回避制御手段
38 記憶装置
39 偏差比較手段
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (1)
トロイダル型無段変速装置に於いて、
前記動力差算出手段が算出した偏差が、予め設定した閾値を超えた場合に、前記押圧装置の押圧力を上昇させる処理と前記駆動源から出力される動力を低減させる処理とのうちの少なくとも一方の処理を行う、滑り回避制御手段と、
この滑り回避制御手段により滑り回避制御を行う前の偏差を記憶する為の記憶装置と、
この記憶装置に記憶した滑り回避制御を行う前の偏差と、滑り回避制御を行った後に改めて算出した偏差とを比較する為の偏差比較手段と、
この偏差比較手段による比較結果が、変化なしだった場合、又は、変化した場合でも、滑り回避制御を行った後に改めて算出した偏差が、前記閾値以内に収まっていない場合に、異常がある旨の信号を出力する為の異常信号発信手段とを備えている事を特徴とするトロイダル型無段変速機。 The first and second discs are sandwiched between the inner and outer surfaces of the first and second discs that are concentrically arranged and relatively rotatable, and the first and second discs facing each other. A plurality of power rollers that transmit power between each other, a hydraulic pressing device that presses these two disks in a direction approaching each other, a plurality of support members that rotatably support each of these power rollers, and each of these A hydraulic actuator that changes the gear ratio between the first disk and the second disk by displacing the support members in the axial direction of the pivots provided at both ends, and the actuator is provided on the actuator. Differential pressure detection means for detecting a differential pressure between a pair of hydraulic chambers, and a transmission ratio detection means for detecting a transmission ratio between the first disk and the second disk; At least this First power calculating means for calculating the power output from the driving source based on the speed ratio and the differential pressure detected by the speed ratio detecting means and the differential pressure detecting means, and the first power calculating means The second power calculation means for calculating the power output from the drive source provided separately from the power, the power calculated by the second power calculation means, and the power calculated by the first power calculation means In the toroidal type continuously variable transmission which is provided with a power difference calculation means for calculating the difference between
When the deviation calculated by the power difference calculation means exceeds a preset threshold, at least one of a process of increasing the pressing force of the pressing device and a process of reducing the power output from the drive source performs processing, and the sliding avoidance control means,
A storage device for storing a deviation before the slip avoidance control is performed by the slip avoidance control means;
Deviation comparison means for comparing the deviation before the slip avoidance control stored in the storage device and the deviation newly calculated after the slip avoidance control is performed;
Even if the comparison result by the deviation comparison means is not changed or has changed, if the deviation newly calculated after the slip avoidance control is not within the threshold value, there is an abnormality. A toroidal continuously variable transmission comprising an abnormal signal transmitting means for outputting a signal .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037058A JP5195785B2 (en) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | Continuously variable transmission |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010037058A JP5195785B2 (en) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | Continuously variable transmission |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011174483A JP2011174483A (en) | 2011-09-08 |
JP5195785B2 true JP5195785B2 (en) | 2013-05-15 |
Family
ID=44687537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010037058A Expired - Fee Related JP5195785B2 (en) | 2010-02-23 | 2010-02-23 | Continuously variable transmission |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5195785B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5794479B2 (en) * | 2012-02-06 | 2015-10-14 | 本田技研工業株式会社 | Abnormality determination device for continuously variable transmission |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08210489A (en) * | 1995-02-07 | 1996-08-20 | Nissan Motor Co Ltd | Trouble diagnosing device for automatic transmission |
JP4719430B2 (en) * | 2004-06-03 | 2011-07-06 | 株式会社豊田中央研究所 | Control device for toroidal CVT |
JP4910375B2 (en) * | 2005-11-22 | 2012-04-04 | 日本精工株式会社 | Continuously variable transmission |
-
2010
- 2010-02-23 JP JP2010037058A patent/JP5195785B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011174483A (en) | 2011-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4370842B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP4910375B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP5195785B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP4010145B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission and continuously variable transmission | |
JP2004340180A (en) | Toroidal type non-stage transmission and testing apparatus therefor | |
JP4285195B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP4496800B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP2012237370A (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP5995101B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP6149694B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP2009275888A (en) | Toroidal type continuously variable transmission and method for synchronizing its power roller | |
JP6413377B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP4222178B2 (en) | Speed change control device for variably limiting roller displacement of disk / roller type continuously variable transmission | |
JP6492627B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP6384249B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP4719430B2 (en) | Control device for toroidal CVT | |
JP4774759B2 (en) | Shift control device for suppressing excessive displacement of rollers in disc / roller type continuously variable transmission | |
JP6167881B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JP6627259B2 (en) | Toroidal type continuously variable transmission | |
JP4379065B2 (en) | Continuously variable transmission | |
JPH10299852A (en) | Toroidal type continuously variable transmission | |
JP6277834B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP6157618B2 (en) | Toroidal continuously variable transmission | |
JP2014139447A (en) | Toroidal type continuously variable transmission, and continuously variable transmission device | |
JP2004347023A (en) | Operation control device of disc/roller type continuously variable transmission |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120913 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120925 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130121 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |