JP5181988B2 - 情報処理装置、画像形成システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
ここで、例えば特許文献1には、3次元仮想空間内で任意の画像を抽出するシステムが、特許文献2には、スクリーンに全体画像を投影する際に複数の部分画像に分けて投影する技術が開示されている。
これに対し本発明は、より低コストで部屋の内観を変更する技術を提供する。
この情報処理装置によれば、窓の反射率がしきい値よりも高い状態にある場合、第1の画像が窓に形成される。
この情報処理装置によれば、窓の反射率がしきい値よりも高い状態にある場合、第1の画像と第2の画像を合成した画像が窓に形成される。
この情報処理装置によれば、特定の領域の上に第1の画像が重なるように画像が合成される。
この情報処理装置によれば、窓の外の明度がしきい値を下回った場合、窓の反射率が切り替えられる。
この画像形成システムによれば、窓の反射率がしきい値よりも高い状態にある場合、第1の画像が窓に形成される。
このプログラムによれば、窓の反射率がしきい値よりも高い状態にある場合、第1の画像が窓に形成される。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システム1の構成を示すブロック図である。画像形成システム1は、いわゆるデジタルサイネージシステムである。画像形成システム1は、店舗等の所定の部屋内に画像を形成する。ここで、画像を「形成する」とは、スクリーンに画像を表示する等、人間の視覚で認識できるように画像を作ることをいう。画像形成システム1は、複数の画像形成装置40(画像形成装置40−1、画像形成装置40−2、画像形成装置40−3)と、スクリーンとして機能する複数の窓50(窓50−1、窓50−2、窓50−3)と、情報処理装置10と、サーバ20とを有する。
図2は、情報処理装置10の機能構成を示す図である。情報処理装置10は、複数の画像形成装置40を制御する、画像処理装置の一例である。記憶手段S1は、プログラムやデータを記憶する。対応情報取得手段11は、記憶手段S1から対応情報を取得する。「対応情報」とは、窓50と画像形成装置40とを対応させる情報である。画像取得手段12は、記憶手段S1から付加画像(第1の画像)を示す画像データを取得する。「付加画像」とは、背景となる画像に重ねて(または単独で)前景として表示される画像をいう。制御信号出力手段13は、窓50の反射率を変化させる制御信号を、窓50に出力する。画像出力手段14は、窓50の反射率が所定のしきい値よりも高い状態にある場合、窓50に対応する画像形成装置40に、付加画像を示す画像データを出力する。窓50と画像形成装置40の対応関係は対応情報により特定される。
図4は、サーバ20の機能構成を示す図である。記憶手段S2は、背景画像の画像データおよび付加画像の画像データを記憶している。選択手段22は、あらかじめ決められたアルゴリズムに従って、記憶手段S2に記憶されているデータの中から、情報処理装置10に出力するデータを選択する。このアルゴリズムは、例えば、情報処理装置10のリクエストに応じてデータを選択するものである。あるいは、このアルゴリズムは、情報処理装置10の属性(情報処理装置10が設置されている場所、設置されている部屋の大きさまたは用途、情報処理装置10が設置されている場所の時刻など)に応じてデータを選択するものである。出力手段23は、選択手段22により選択されたデータを情報処理装置10に出力する。情報処理装置10は、必要に応じてサーバ20から画像データを取得する。
画像形成装置40は、窓50に画像を形成する装置である。この例で、画像形成装置40は、窓50に映像を投射するプロジェクタである。画像形成装置40はUSB−IF185を介して情報処理装置10に接続されている。情報処理装置10は、形成する画像を示すデータを、USB−IF185を介して画像形成装置40に供給する。
窓50は、光の反射率(または透過率)が可変に構成されている。この例で窓50は、液晶層を2枚のガラス板で挟んだ構造を有している。液晶層に印加される電圧に応じて液晶層内の液晶分子の配向が変わり、窓50の反射率が変化する。すなわち、窓50は、液晶層に印加される電圧を制御することにより、透明、不透明が切り替わる。窓50が透明な状態にあるときは、部屋の中からは、窓50を通して外の風景が見える。窓50が不透明な状態にあるときは、部屋の中からは外の風景が見えない。この状態で画像形成装置40が窓50に映像を投射すると、窓50に映像が映し出される。
続いて、画像形成システム1の動作を説明する。ここでは、部屋がレストランの店舗内にあり、店舗内の窓に映像を投影する例について説明する。さらにこの例において、部屋は高層ビルの一角にあり、窓を通して東京タワーを含む風景が見える。
図6は、画像形成システム1のうち、特に情報処理装置10の動作を示すフローチャートである。図6のフローは、例えばユーザが情報処理装置10に対し制御プログラムの実行を指示したことを契機として開始される。CPU110が制御プログラムを実行することにより、以下の処理が行われる。
図9は、合成画像の生成処理を示すフローチャートである。合成画像の生成は、図6のステップS130よりも前のタイミングで完了していれば、いつ、いかなるイベントをトリガとして行われてもよい。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、これ以外の態様でも実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下で説明する変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。以下において、上述の実施形態と共通する事項については説明を省略し、また、共通する要素には共通の参照符号を用いて説明する。
窓50の反射率がしきい値よりも高い状態、すなわち窓50が不透明なときに映し出される画像は、合成画像に限定されない。付加画像または背景画像が単独で映し出されてもよい。この場合、情報処理装置10は、画像の合成に用いられる構成を有していなくてもよい。
背景画像と付加画像とを合成する態様は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、付加画像は、背景画像上のある決められた位置に重なるように合成されてもよい。あるいは、付加画像は、背景画像上のランダムな位置に重なるように合成されてもよい。
窓50の構成は、実施形態で説明したものに限定されない。要は、光の反射率(または透過率)が可変のものであれば、窓50はどのような構成を有していてもよい。例えば、窓50は、可動式のスクリーンが、外部からの制御信号により窓ガラスに重なるように降りてくるものであってもよい。
対応情報の取得元は記憶手段S1に限定されない。例えば、CPU110は、ネットワーク30を介してサーバ20から対応情報を取得してもよい。あるいは、CPU110は、ユーザのキーボード・マウス160の操作に応じて対応情報を取得してもよい。
背景画像の画像データおよび付加画像の画像データの取得元は実施形態で説明したものに限定されない。例えば、CPU110は、ネットワーク30を介してサーバ20から画像データを取得してもよい。
窓50の反射率を切り替えさせる制御信号の出力をトリガするイベントは、実施形態で説明したものに限定されない。例えば、ユーザによる指示入力をトリガとして、窓50の反射率が切り替えられてもよい。あるいは、室内の状態(明度、温度、湿度、音量等)を検出するセンサを設け、このセンサにより検出される室内の状態が所定の条件を満たしたことをトリガとして、窓50の反射率が切り替えられてもよい。
背景画像において付加画像を重ねる位置として特定される領域は、輪郭のマッチングにより特定されるものに限定されない。例えば、明度が所定の範囲内にある、所定のしきい値以上の面積を有する領域が、付加画像を重ねる位置として特定されてもよい。
画像形成装置40はプロジェクタに限定されない。窓50に画像を形成できるのであれば、どのような装置であってもよい。
情報処理装置10のハードウェア構成は図3で示されるものに限定されない。必要な機能構成を実現できるものであれば、どのようなハードウェア構成を有する装置が用いられてもよい。また、情報処理装置10の機能構成とハードウェア構成の対応関係は、実施形態で説明したものに限定されない。例えば上述の実施形態では、制御プログラムを実行しているCPU110が、画像取得手段12、対応情報取得手段13、対応情報取得手段13、特定点情報取得手段14、画像抽出手段15、および画像生成手段17としての機能を兼ね備えていたが、これらのうち1つ以上の機能が、CPU110以外のプロセッサにより実装されてもよい。また、各機能構成要素は、汎用プロセッサとプログラムの協働により実装されてもよいし、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)のように特定の機能を有するプロセッサとして実装されてもよい。あるいは、物理的に別体の複数のプロセッサが協働して、これらの要素として機能してもよい。サーバ20についても同様である。
Claims (6)
- 部屋の壁に設けられ、光の反射率が可変に構成された窓と、前記部屋の中から前記窓の枠を通して見える位置に画像を形成する画像形成装置とを対応させる対応情報を取得する対応情報取得手段と、
第1の画像を示す画像データを取得する第1の画像取得手段と、
前記窓の反射率を変化させる制御信号を出力する制御信号出力手段と、
前記窓の反射率が所定のしきい値よりも高い状態にある場合、前記対応情報により特定された、前記窓に対応する画像形成装置に前記第1の画像を示す画像データを出力する画像出力手段と
を有する情報処理装置。 - 前記部屋の中から前記窓の枠を通して見える風景を示す第2の画像を示す画像データを取得する第2の画像取得手段と、
前記第1の画像と前記第2の画像とを合成した画像を示す画像データを生成する合成画像生成手段と
を有し、
前記画像出力手段は、前記窓の反射率が前記しきい値よりも高い状態にある場合、前記合成画像生成手段により生成された画像データを出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第2の画像の中から、所定の条件を満たす領域を特定する領域特定手段を有し、
前記合成画像生成手段は、前記領域特定手段により特定された領域の上に前記第1の画像が重なるように、前記合成した画像を示す画像データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記風景の明度を示す明度情報を取得する明度取得手段を有し、
前記明度取得手段により取得された明度が所定のしきい値を下回った場合、前記制御信号出力手段が、前記窓の反射率を前記所定のしきい値よりも高い状態にするための制御信号を出力する
ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。 - 部屋の壁に設けられ、光の反射率が可変に構成された窓と、
前記部屋の中から前記窓の枠を通して見える位置に画像を形成する画像形成装置と、
情報処理装置と
を有し、
前記情報処理装置は、
前記窓と前記画像形成装置とを対応させる対応情報を取得する対応情報取得手段と、
第1の画像を示す画像データを取得する第1の画像取得手段と、
前記窓の反射率を変化させる制御信号を出力する制御信号出力手段と、
前記窓の反射率が所定のしきい値よりも高い状態にある場合、前記対応情報により特定された、前記窓に対応する画像形成装置に前記第1の画像を示す画像データを出力する画像出力手段と
を有することを特徴とする画像形成システム。 - コンピュータ装置に、
部屋の壁に設けられ、光の反射率が可変に構成された窓と、前記部屋の中から前記窓の枠を通して見える位置に画像を形成する画像形成装置とを対応させる対応情報を取得するステップと、
第1の画像を示す画像データを取得するステップと、
前記窓の反射率を変化させる制御信号を出力するステップと、
前記窓の反射率が所定のしきい値よりも高い状態にある場合、前記対応情報により特定された、前記窓に対応する画像形成装置に前記第1の画像を示す画像データを出力するステップと
を実行させるためのプログラム。
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JP2008258220A JP5181988B2 (ja) | 2008-10-03 | 2008-10-03 | 情報処理装置、画像形成システムおよびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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